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【DWCS S08 Ep10】37秒一本勝ちのクレインら、4人が昇格。マルチネスは「若すぎる」と見送りに

<ミドル級/5分3R>
ニック・クレイン(米国)
Def.1R0分37秒by RNC
ヘラルド・ソウザ(ブラジル)

右前蹴りのクレイン、ソウザは左をフックもダブルレッグでテイクダウンを許す。スクランブルでバックに回ったクレインは、ソウザの前転にポジションを失いそうになりながら、RNCを支点にバックを取り直して両足をフックする。そのままソウザの背中を伸ばしたクレインが、RNCを極めきりタップを奪った。

そして2024年、最後の結果発表。ジョナサン・ミカレフのサインアップに続き、フリエタ・マルチネスは「どれだけ君のことを気に入っているか、表現のしようがない。信じられない才能の持ち主だけど、まだ20歳になったばかりだ。ベイビーだ。この階級ではまだ小さい。君はこのスポーツの未来だ。ドミニク・クルーズのコーチにも期待している。ここで契約して苦労するよりも、PIメキシコで引き続き練習して、試合経験を積んで欲しい。その時が来たら、即サインをする。我々は君の望んでいる。私たちは君を愛している」という最大の賛辞と受け取られる評価にも、表情は固まっていた。

「クソみたいな決定だろ。でも、自分が正しいと信じている」とはいうものの……大絶賛した勝者が若いから契約できないなら、これはもう出場させなければ良かったと指摘したくなる。マルチネスは気の毒でならない。

「試合が始まってから、なぜか分からないけどメチャクチャ気に入った」とヤディエル・デルヴァリエはUFCと契約に。そしてルイス・グールレ、「ニック(ピッチニーニ)のカムバックを尊敬している。勝つために戻って来たけど、不幸にも勝てなかった。ロイヴァルのコーナーでやってきた、1週間で契約した。君はUFCの漢だ」とステップアップが決定。そして「ショートノーティス出場、1分以内で紫帯の君が黒帯の相手を決めた。UFCにやってこい」とクレインも昇格に。そして、「最高のTVショーは、火曜日の夜だ」とダナ・ホワイトは2024年のコンテンダーシリーズを振り返った。


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【DWCS S08 Ep10】ドミニク・メソッド?! テコンドー&レッスルのマルチネスが、ヘルナンデスに競り勝つ

<女子ストロー級/5分3R>
フリエタ・マルチネス(アルゼンチン)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
レスリー・ヘルナンデス(米国)

サイドキックやミドル、テコンドーの蹴り技を繰り出すマルチネス。右ストレートを伸ばしたヘルナンデスが、右カーフを蹴る。マルチネスの蹴り足をキャッチし、捌いてパンチを入れたヘルナンデスが続いてパンチで前に出る。ダブルレッグを合わせたマルチネスは、テイクダウンからスクランブルでバックへ。すぐにヘルナンデスが胸を合わせると、マルチネスは距離を取り直す。

カーフで尻もちをつかされたマルチネスは、すぐに起き上ると走って飛び蹴り。動きの多いなかで、マルチネスが右を当てる。マルチネスは蹴りの踏み込みから組みつくと、ボディロックテイクダウンを狙う。ヘルナンデスはヒザを腹に突き刺し許さない。ヘルナンデスは左ボディショットを入れ、マルチネスもハイから右オーバーハンド、ティットラtyギ&トリョチャギというコンビを見せておいて、一気にダブルレッグでテイクダウンを決める。ヘルナンデスの手をついての蹴りに距離を詰めたマルチネスが、パンチを落として初回が終わった。

2R、右ハイ~右サイドキックとMMAでは、あまり見られない蹴りの連係を駆使したマルチネスが、ここでもダブルレッグへ。ヘルナンデスは切ってロングの右を入れるが、距離を詰めたマルチネスが連打から上段後ろ回し蹴り。蹴りを見せてからのテイクダウンという流れて、ついにバックに回ったマルチネスが両足をフック。ヘルナンデスが胸を合わせた直後に、マルチネスがスイープ狙いからスクランブル──試合はスタンドに戻った。

シングルレッグから背中に回り、ジャンプしてバックグラブとしたマルチネスは、着地して正対するとダブルレッグへ。ヘルナンデスが切って、ヒザ蹴り。ケージ際でのクリンチ合戦から離れたマルチネスが、跳び二段ヒザ蹴りを放つ。マルチネスは動きが多い分、疲れも見えるようになりサイドキックに右を合わされる。それでもフットワークで間合いを維持したマルチネスの左ハイが、ヘルナンデスの顔面をかすめた。

最終回、テイクダウン狙いを切ったヘルナンデスが、右ストレートをヒット。続いてワンツーから左フックを振るう。構えを変えて、足を使うマルチネスは組みから蹴り、ヒザとここまでの逆のパターンで攻める。結果、組んでバックに回りグラウンドに持ち込んだマルチネスがバックグラブ。胸を合わされそうになり立ち上がるも、ヘルナンデスががヒールへ。外、内とヒールを続けるヘルナンデスはロールして防御のマルチネスに足関を続ける。

やがて足を抜いたマルチネスはスクランブルで、ヘルナンデスのバックへ。ここもテイクダウンから徹底してバックを取り続ける。残り75秒で胸を合わせたヘルナンデスがエルボーを打って離れる。ヘルナンデスはマルチネスのスピニングバックキックにバックを取るが、逆にワキを潜られ背中を取られる。直ぐに正対した離れた両者、最後までアグレッシブに攻撃を続けタイムアップを迎えた。

テコンドー流の蹴りとテイクダウンのコンビから、徹底したテイクダウン&バックコントロールに転じたマルチネスがスプリット判定勝ちを決め、バック宙。PIメキシコシティで指導を受けるドミニク・クルーズのアイデンティティが感じられる興味深いMMAを見せたマルチネス──UFCでそのファイトを見てみたいものだ。


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【DWCS S08 Ep10】コンテンダーシリーズ最終週。ピッチニーニが2度目の正直目指し、グールレ戦へ

【写真】ある意味、よりタフな相手と戦うこととなったピッチニーニ (C)Zuffa/UFC

15日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで今年のコンテンダーシリーズ最終戦が行われる。8月13日のシーズン開幕から9週で39人の契約が実現し最後の5試合を迎えることとなった。
Text Manabu Takashima

米国、ブラジル、キューバ、アルゼンチン、カナダ、そして豪州から計10選手、計66勝8敗1分とファイター達のラストバトルにはFURY FCフライ級王者ルイス・グールレ、修斗ブラジル・フェザー王者=アントニオ・モンテイロという北・南米のトップフィーダーショーの王者が参戦。

サムライファイトハウス王者!!!!

そしてアルゼンチン&ウルグアイのSamurai Fight House女子ストロー級王者フリエタ・マルチネス。

ブラジルのStandout Fighting Tournamentウェルター級王者エラルド・ソウザというローカル王者が出場する。


そんななかFury FC王者グーロォと対戦するニック・ピッチニーニは第3週以来、2度目──そしてラストチャンスに賭ける。オクラホマ州立大時代にD1レスリングでオールアメリカン3度なっているピッチニーニは、アルファメール所属のダック・ダフィーにカーフを効かされながら、組み勝負となりスプリット判定勝ちを収めた

ピッチニーニは10日前のショートノーティス出場でアップセットを起こし、契約できる材料は揃ったと思われた。しかし、ダナ・ホワイトは「ニックが勝ったと思った。両者が合意するなら第10週に再戦を組みたい」と非情な判断を伝える。この日はボグダン・グラッドにスプリット判定で敗れたマイケル・アズウェルがサインを果たしており、本当に神様の気まぐれ、匙加減に翻弄されたピッチニーニだ。

ダナの宣言通り、ダフィーとの再戦が組まれたが、ダフィーが欠場となりピッチニーニはグールレと戦うことに。キャリア9勝0敗のグールレもレスリングベースのファイターだ。そのレスリングだけならピッチニーニの方が、上をいくだろう。ただし、テイクダウンの圧にパンチを加え、テイクダウン後のパウンドの強さなどMMAファイターとしてはグールレの方が武器が多いのも事実。

組み勝負で勝利を手にしながら、契約に至らなかったピッチニーニがグールレを相手にどのようなファイトを挑むのか。コンテンダーシリーズという戦いの舞台を考えるとスタイルチェンジを考慮する必要があるピッチニーニは、アジャストしたファイトか、自分の強さを全面に押し出すファイトか、どちらを選択するのか興味深い。

■視聴方法(予定)
10月16日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■ DWCS S08 Ep10対戦カード

<ミドル級/5分3R>
ニック・クレイン(米国)
エラルド・ソウザ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ニック・ピッチニーニ(米国)
ルイス・グールレ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヤディエル・デルヴァリエ(キューバ)
アントニオ・モンテイロ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
レスリー・ヘルナンデス(米国)
フリエタ・マルチネス(アルゼンチン)

<ウェルター級/5分3R>
ムアメド・アドゥ(カナダ)
ジョナサン・ミカレフ(豪州)

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