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【Bellator】ライトヘビー級GP開催。5月7日にアルチュレタ✖セペティスのバンタム世界戦。堀口参戦へ交渉

【写真】ヘビー級、ウェルター級、そしてフェザー級に続きライトヘビー級でワールドGPが開催される(C)BELLATOR

9日(火・現地時間)に発表されたShowtime中継Bellatorイベント。4月2日(金・同)、9日(金・同)、16日(金・同)、そして5月7日(金・同)の4大会のメインカードが明らかとなっている。

まずこれらの大会はパンデミック後のBellatorの本拠地であるファイトスピアー=コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催される。

4月2日のBellator255のメインはBellator世界フェザー級選手権試合兼フェザー級ワールドGP準決勝=王者パトリシオ・フレイレ✖エマニュエル・サンチェスが組まれた。Covid19のパンデミックで進行が遅れた100万ドル争奪トーナメントは、この両者の対戦の勝者が6月に決勝でAJ・マッキーと戦うことが決まっている。


9日のBellator256ではライトヘビー級ワールドGPがスタートし、メインでライアン・ベイダー✖リョート・マチダ、コメインでコーリー・アンダーソンとACAライトヘビー級王者のトルクメニスタン人ファイター=ドブレジャン・ヤギュシュムラドフという準々決勝2試合が組まれた。

翌週16日のBellator257は残りの準々決勝で世界ライトヘビー級選手権試合を兼ねた王者ワジム・ネムコフ✖フィル・デイヴィス、さらにUFCより転じたヨエル・ロメロがアンソニー・ジョンソンと戦う。

いってみれば8人中6選手が元UFCファイターでありながら、UFC色が色濃いのはロメロとアンダーソンぐらい。ベラトールの現有勢力とUFC転向組、ロシア圏からの新顔という興味深い顔合わせになっている。

今回のGP出場に向け、バーチャル会見で現ヘビー級&前ライトヘビー級世界王者のベイダーは「2階級制覇に続き、ベラトールで初めてGP2階級制覇を成し遂げる機会になる」とヘビー級ワールドGPに続き頂点に立つことと、王座奪還を口にした。

さらに5月7日のBellator258のメインでは世界バンタム級選手権試合=王者フアン・アルチュレタ✖挑戦者セルジオ・ペティスの一戦が組まれている。試合の2日前は5月5日=シンコ・デ・マヨ(Cinco de Mayo)は──1862年にプエブラの会戦でメキシコ軍がイグナシオ・サラゴサ将軍の指揮の下、絶対的不利な状況で奇跡的にフランス軍を撃退した──メキシコ人にとって特別な祝日だ。

ペティスを迎え撃つアルチュレタは「チップス、サルサ、マルガリータ、セルベッサを用意して2日遅れのシンコ・デ・マヨを楽しんで欲しい。タフなメキシカンが2人、激突する。全てのメキシカン・ファンにとって素晴らしいシンコ・デ・マヨになるはずだ」と話している。

またベラトールのバンタム級戦線といえば、気になるのはRIZINバンタム級チャンピオンに返り咲いた堀口恭司の動向だ。会見終了後のZoomぶら下がり取材でスコット・コーカーは、堀口の再登場に関してRIZIN榊原代表と話し合っていくということを明言している。

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BELLATOR Bellator246 Report パトリック・ミックス フアン・アルチュレタ ブログ

【Bellator246】新世界バンタム級王者はフアン・アルチュレタ。ミックスは極め切れず→失速

<Bellator世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
フアン・アルチュレタ(米国)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
パトリック・ミックス(米国)

まずワンツーを繰り出したアルチュレタ。サウスポーのミックスは左前蹴り、右フックに合わせて組みつくと、ケージにアルチュレタを押し込む。ボディロックからダブルレッグにスイッチしてリフト、スラムでテイクダウンを奪うと、そのまま両足を束ねていく。

右足を抜いたアルチュレタが立ち上がるも、ボディロックを許したままだ。キムラで耐えたアルチュレタ、シングルレッグを崩されたミックスは立ち上がって離れる。右を当てたアルチュレタの右ミドルは急所に。試合は流され、続く踏み込みに左をアルチュレタが合わせる。さらに左を強振したアルチュレタだが、ここで組んだミックスは背中に回りグラウンドに盛り込み四の字フックに。

アゴの上からの絞めを防ぎ、手首を掴んで胸を合わせに行ったアルチュレタに対し、バックをキープしたミックスがエルボーを肩と頭部に入れる。アゴの上からRNC、肩固めからマウントに移行したミックスがパンチを顔面に落とし初回をリードした。

2R、アルチュレタが右ボディストレートを入れ、ミックスは左前蹴り、直後に組んでボディロックテイクダウン。アルチュレタのリバーサルを潰し、さかさまのボディトライアングルに取ったミックスの顔に座るような形を取ったアルチュレタだが、両足をさばき切れずミックスはリバースボディロック・バックマウントと呼ぶべき形から鉄槌を打ち、足を解いてバックにアッという間に回り込む。

四の字ロックからRNCの機会を伺うミックスが、足を組み替える。左で殴り、体を起こしたアルチュレタの背中についたままのミックスだったが、ついにアルチュレタが胸を合わせてトップへ。座った状態のミックスのボディにヒザを入れたアルチュレタが、立ち上がったミックスをケージにつめる。

アルチュレタのダブルにギロチンスイープ、バックを取ったミックスだが前方に落とされバックを譲る。亀で殴られ、前転からガードを取ったミックスは殴られ、再び亀になってラウンド終了を迎えた。

3R、重心が高くなり動きが少なくなったミックスのボディにアルチュレタがパンチを入れる。アルチュレタは首相撲にもボディを連打し、離れてローを蹴る。右フックを当てたミックスだが、アルチュレタのキレとスピードにボディを殴られ続ける。息を整えているのか、このままじり貧となるのか──ミックスはボディを打たれ、組みに行かなくなっている。

アルチュレタはジャブ、右フック、飛び込んで右アッパーをヒットさせる。テイクダウンのフェイクから右フックを当てたアルチュレタも、肩で息をするようになった。それでも左からボディを連打したアルチュレタに対し、ミックスがヒザを突き上げる。残り30秒、アルチュレタが右フックをヒット。ミックスは組みを見せずラウンドを落とした。

4R、まず左ストレートを当てたミックスは、クリンチアッパーを受けてもテイクダウンは狙わない。飛び込んだアルチュレタ、ミックスは胸があった状態で右エルボーを打ち込む。アルチュレタもヒジを返し、離れると左ジャブ、右ボディを打ち込む。と、残り3分を切って逆にアルチュレタがダブルレッグを決める。ギロチンを仕掛け切れないミックスが、座った状態から立ち上がろうとすると、アルチュレタが胸を蹴っていく。

なぜかレフェリーがブレイクを命じ再開後、ミックスが左ミドル、アルチュレタは右ボディフックを打っていく。前に出てきて空振りしたアルチュレタに左を当てたミックスだが、打撃の圧力はない。アルチュレタは前蹴りの着地にフックを合わせ、一転距離を取ってサークリングでミックスを誘う。追ってくるミックスのボディに右を入れたアルチュレタが、この回を取った。

2Rずつ取り合っている両者、最終回にミックスはテイクダウンを仕掛けることができるのか。細かいフックのアルチュレタに対し、ミックスは前蹴り。アルチュレタは変わらずボディフックを続ける。そこにアッパーを織り交せるアルチュレタのボディをまとめ、ミックスの組みを切る。

ボディを続けられ、テイクダウン狙いに勢いがないミックスは厳しい局面を迎えた。顔面にパンチを見せながら、ターゲットは腹のアルチュレタ。腹を貰ったミックスがそこを気にすると顔面にフックを伸ばす。ミックスは右ハイ、続く組み合いでアルチュレタがケージにミックスを押し込む。両ワキを差したアルチュレタのこめかみのあたりにテレフォンパンチを繰り出したミックスは、小外掛けにケージを掴んで耐える。

アルチュレタは右エルボーを入れて離れると、最後の10秒の打撃もリードしたまま──最後は間合いを外して時間を迎え、勝利を確信したような表情を見せた。結果、3-0の判定勝ちでアルチュレタがBellator世界バンタム級王座に就いた。


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BELLATOR Bellator246 News ジョン・フィッチ ネイマン・グレイシー パトリック・ミックス フアン・アルチュレタ ブログ リズ・カモーシェ

【Bellator246】計量終了 メインは堀口恭司の2ndターゲット? 王座決定戦アルチュレタ✖ミックス

【写真】ミックスの極めの強さが、ここでも見られるようだと堀口にとっても怖い相手になりそうなミックスだ (C)BELLATOR

ベラトール、2日連続大会の2日目が12日(土・現地時間)、今やホームと化したコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催され、11日(金・同)に計量が行われた。

ベラトールデビュー戦となるリズ・カモーシェと戦うディアナ・ベネットは6.7ポンドと3キロ以上もオーバー。

同様にデレック・カンポスと対戦するキオーニ・ディッグスも1ポンド・オーバー規約から1ポンド重く、メインカード4試合中2試合がキャッチウェイト戦に変更されることとなった。


そんな今大会のメインは堀口恭司が返上したBellator世界バンタム級王座決定戦=フアン・アルチュレタ✖パトリック・ミックス戦が組まれた。当初は8月にリッキー・バンテハスを破ったセルジオ・ペティスと、この試合の勝者が戦うという話もあったが、今大会で新王者が決まる。アルチュレタは現在休止しているフェザー級ワールドGPに出場も、初戦でパトリシオ・フレイレに敗れた。今年の1月にはそのままフェザー級でヘンリー・コラレスを下し再起を果たすと、4戦ぶりのバンタム級戦が今回の王座決定戦となった。

対するパトリック・ミックスは2016年5月のプロデビューから13連勝中で10試合でフィニッシュ、うち8勝が初回で勝利を手にしている。主にKOTCで挙げた勝利が多いが、現UFCファイターのアンドレ・イーウェル、ベラトールではリッキー・バンデハス、そしてRIZINでの元谷友貴が含まれているのだから、その極め力は本物──というだけでなく、どこまでの能力の高さを持っているのかと幻想すら持てる存在だ。

何より負傷も癒えて今年中の復帰を明言する堀口は、RIZIN後にベラトールで戦うことも視野に入れているという話もあり、明日ベルトを巻くのがアルチュレタとなるのか、ミックスなのか非常に気になるところだ。

またセミではジョン・フィッチとネイマン・グレイシーという──粘っこいMMAが好きなファンには見逃すことができない一戦が組まれた。

フォークスタイルMMA✖グレイシー柔術MMA、どのようなグラップリング戦が見られるのか、非常に楽しみだ。

■視聴方法(予定)
9月12日(土・日本時間)
午前9時45分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時00分~DAZN

■Bellator246計量結果

<Bellator世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
フアン・アルチュレタ: 134.6ポンド(61.05キロ)
パトリック・ミックス: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・フィッチ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ネイマン・グレイシー: 170.8ポンド(77.47キロ)

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ディアナ・ベネット: 131.7ポンド(59.73キロ)

<ライト級/5分3R>
デレック・カンポス: 154ポンド(69.85キロ)
キオーニ・ディッグス: 157ポンド(71.21キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダニエル・マドリッド: 184.4ポンド(83.64キロ)
パット・ケイシー: 185.6ポンド(84.18キロ)

<ミドル級/5分3R>
タイ・グワーダー: 184.2ポンド(83.55キロ)
ジョージ・トコス: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デヴィオン・フランクリン: 264.7ポンド(120.06キロ)
ラス・ヒルトン: 245.5ポンド(111.35キロ)