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【ZFN02】ユン・チャンミンと対戦、パク・チャンス「海外が国内かということで、自分を軽く見ている」

【写真】本計量から3時間以上経過していたモック計量では、そこまでリカバリーできているようには見えなかったが……。ケージインする時には、75キロまで戻っているのか(C)MMAPLANET

既に零時を回っており、本日14日(土・現地時間)に韓国はコヤンのキンテックス7AホールでZFN02が開催され、Double GFCフェザー&ライト級王者のパク・チャンスがユ・チャンミンと戦う。
text by Manabu Takashima

そのパク・チャンス、今年の1月にはBlack Combatで中村大介を破り、6月にはDouble GFCで岩倉優輝を倒してライト級のベルトを巻いている。そして今回はZFN初陣を戦う。いちプロモーションのチャンピオンが、1年で2つも他団体で戦う。プロモーション間の行き来は、なぜ可能なのか。そしてユン・チャンミン戦についてパク・チャンスをインタビューした。


――Double GFC二階級チャンピオンのパク・チャンス選手ですが、Black Combatに続きZFNにも出場となりました。一つの団たいのチャンピオンが複数のプロモーションに出場するというのは珍しい事例かと思います。

「Double GFCもBlack Combatも試合のオファーがなく、この間にZFNと交渉して戦うことを決めました」

――毎回、単発契約でプロモーションを行き来している形なのでしょうか。

「Black Combatとは単発契約で、Double GFCから了承を得て戦っていました。今回のZFNに関しては。Double GFCとZFNの両プロモーションを行き来することができる契約になっています。そういう団体間の取り決めがあるのですが、交渉は団体間の取り決めではなくて自分たちでやっています」

――なるほど、日本とはかなり事情が誓いますね。ところでZFNのどういう点に魅力を感じて出場を決めたのでしょうか。

「ジョン・チャンソンさんという韓国MMA界のレジェンドが取り仕切っているプロモーションであること。そしてユン・チャンミンという戦意を駆り立てられる選手が相手だったからです。ここで勝って、もっと強い選手と試合をしていきたいと思っています」

――その先にUFCを見ているということですか。

「今はユン・チャンミン選手に集中しています」

――日本のリアリティTVショー、格闘代理戦争で優勝してONEとの契約を勝ち取り、海外で戦ってきたユン・チャンミン選手のキャリアをどのような印象を持っていますか。

「そこはまるで興味がないです」

――その素っ気なさには、逆に何かあるのではないかと邪推してしまいます。

「まぁONEで戦っていたといっても、そこで対戦してきた相手は別に強くない。今回の試合では、完膚なきまで叩き潰して勝ちます。自分の力を信じています。それにユン・チャンミン選手はONEで戦ってきたので、66キロの体を創ることができるのか。初めての減量で、調子を落とすかもしれないです」

――ライト級王座も獲得しているパク・チャンス選手ですが、普段の体重は何キロほどなのですか。

「試合がない時は80キロぐらいですね。計量後のリカバリーでは、大体75キロまでは戻っています。ただBlack Combatで中村大介選手と戦った時は、蜂窩織炎で体調が悪くてリカバリーもほとんでなくて。70キロあるかないかでした。

今回は過去になかったほど体調も良く、準備も完全です。自分のキャリアは彼と違って、韓国国内で築いてきたものです。海外が国内かということで、自分のことを軽く見ている人たちもいるようです。だからこそUFC Fight Passを通して、自分の強さを世界に披露したいと思っています」

■視聴方法(予定)
12月14日(土・日本時間)
午後6時30分~UFC Fight Pass

■ メインカード計量結果

<81キロ契約/5分3R>
キム・ハンスル:81.1キロ
ファン・インス:81.5キロ

<フェザー級/5分3R>
パク・チャンス:66.5キロ
ユン・チャンミン:66.0キロ

<フェザー級/5分3R>
ユ・ジュサン:66.25キロ
河名マスト:66.05キロ

<ウェルター級/5分3R>
ジャン・ユンソン:77.2キロ
佐藤天:70.3キロ

<ライト級/5分3R>
ドロブショク・ナホトフ:70.65キロ
マテウス・カミーロ:70.3キロ

<71.5キロ契約/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン:70.0キロ
ホン・ジュンヨン:71.7キロ

<フェザー級/5分3R>
ジャン・イクファン:66.2キロ
チェ・ソンヒョク:65.7キロ

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【ZFN03】河名マストと対戦、ユ・ジュサン「試合映像をチェックするたびに安心してしまって」

【写真】こんなに丁寧かつ、穏やかでいて辛辣。K-MMA界の慇懃無礼男だ(C)MMAPLANET

明日14日(土・現地時間)、韓国はコヤンのキンテックス7Aホールで開催されるZFN02で河名マストと対戦するのは、第1回大会でヘッドライナーを務めたユ・ジュサンだ。
text by Manabu Takashima

キャリア7勝0敗、負け知らずだが世界レベルで戦う力を持っているのかは不明だ。それでも河名に対して「楽勝できる」と歯牙にもかけない様子で断言した。

さらにLookin’ for a Fightだからといって特別なことをしないで、いつもように戦う姿勢を貫くユ・ジュサン。その言葉も全く気負いがなく、落ち着いた表情で口にしていた。心の底から自信があるのか。それとも根拠なき自信なのか。HEATフェザー級王座決定戦=倉本拓也戦前のインタビューの時とデジャブのような落ち着きよう。その倉本戦は、言葉の通りとなった。果たして、河名マストに対して同じことができるのか。明日、ハッキリする。


――パブリック計量と会見の終了直後にインタビューを受けていただいてありがとうございます。

「自分の方こそ、インタビューをしていただいて感謝しています」

――計量と会見がドッキングし、明日には対戦する選手と言葉を交換する。選手によってはとてもナーバスになるシチュエーションかと思うのですが、凄くリラックスしていましたね。

「前回大会は普通に計量だけでした。まぁ、これをやるのは嫌な相手の時はあると思います。でも、マスト選手なら問題ないです」

――というのは?

「自分の相手にはならないからです(笑)。楽勝できる相手だからプレッシャーもないので」

――凄い自信ですね。

「マスト選手の武器は、グレコローマンレスリングです。でも、それだけです。ワンツールで。試合映像をチェックするたびに安心してしまって。このままでは油断をしてしまうので、試合を視るのもやめました」

――……。実は2年前の12月30日のAngel’s FCを取材していて、ユ・ジュサン選手は清水俊一選手とフェザー級王座決定戦で戦った時、試合後に立てないほど足にダメージがありました。聞くと試合前に負傷していたということで。でも試合中に足関節を仕掛けられてもまるで痛みを顔に出していなかったです。相当に気合の入った選手だと感じました。

「痛みを顔に出さない。それは上手くできていたと思います(笑)。実はZFNの第1回大会のヘイナウド・エクソン戦前も練習中にカーフキックを蹴られ、骨にがひびが入っていました。まぁ殴り合って、手術しないといけなくなったら手術をすれば良いという気持ちで戦いました。

でも明日の試合は、我慢強さでない自分の強さをお見せしたいと思っています」

――リモートですが、Lookin’ for a Fightということで自ずと求められていることは分かります。そのなかで、ダナ・ホワイトのお眼鏡にかなうためにライバルになりそうな選手は誰だと考えていますか。

「正直、そういうことは気にしていないです。なるようになるだけで。なれば、良いなぐらいの感覚です(笑)。だから明日の試合もこれまで通り、自分ができることを全て出して勝つだけです。

自分はもともと勝ち続けて、直接UFCと契約したいと考えていました。でもRoad to UFCが出来てしまって、そういうステップアップは難しくなりました。ついていなかったです。

だからLookin’ for a Fightで戦う機会が巡ってきたのは、ラッキーといえばラッキーです。でも別に明日の試合で、何かが変わるとかは期待していないです。このまま勝ち続けていれば、いずれはUFCと契約できるので。明日の試合も、そんな未来に近づくための一歩になれば良いです。

インパクトを残すためにわざわざ危険を冒す必要は、まだないです。このタイミングじゃない。安定した強さを見せる自信はあるので、よろしくお願いします」

――ユ・ジュサン選手の言葉を聞いていると、UFCと契約することでなく、UFCと契約したあとを見据えているように思えます。

「その通りです(笑)。自信はあります」

■視聴方法(予定)
12月14日(土・日本時間)
午後6時30分~UFC Fight Pass

■ メインカード計量結果

<81キロ契約/5分3R>
キム・ハンスル:81.1キロ
ファン・インス:81.5キロ

<フェザー級/5分3R>
パク・チャンス:66.5キロ
ユン・チャンミン:66.0キロ

<フェザー級/5分3R>
ユ・ジュサン:66.25キロ
河名マスト:66.05キロ

<ウェルター級/5分3R>
ジャン・ユンソン:77.2キロ
佐藤天:70.3キロ

<ライト級/5分3R>
ドロブショク・ナホトフ:70.65キロ
マテウス・カミーロ:70.3キロ

<71.5キロ契約/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン:70.0キロ
ホン・ジュンヨン:71.7キロ

<フェザー級/5分3R>
ジャン・イクファン:66.2キロ
チェ・ソンヒョク:65.7キロ

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【ZFN02】計量&記者会見の融合。佐藤天&河名マスト、計量パス――そして堂々の英語で会見を乗り切る

【写真】赤コーナーも青コーナーもUFCへの道が閉ざされないように勝つのみ (C)MMAPLANET

明日14日(土・現地時間)に韓国はコヤンのキンテックス7Aホールで開催されるZFN02のパブリック計量&記者会見が、13日(金・同)にキンポ市のホテル・マリナベイ・ソウル・アラで行われた。
Text Manabu Takashima

午前11時20分から始まった計量では、アンダーカード出場選手が一通りスケールに乗り、フェイオフを終える、そしてアンダーカード最後の試合に出場するチェ・ジェフンとヤン・ジェグンの両者が席につき、司会者の代表質問に答える形で会見が実施された。

メインカード出場選手はスケール、代表質問、記者の質疑応答、フェイスオフという流れをカード単位で続ける(しかも休憩が途中で入る)という珍しいスタイルの公開計量&会見が見られた。


メインカード第3試合のライト級戦に出場するタジキスタンのドロブショク・ナホトフはUFC308の公開会見のファンの質問時間に、ダナ・ホワイトにUFC出場をアピールし今大会の試合出場とLookin’ for a Fightを実現させた張本人だ。

ブラジルのマテウス・カミーロとのマッチアップは、他のカードとは明らかに色合いが違い、興味深いものとなった。

続いて赤コーナーから佐藤天が登場、英語で「UFCの最後の方は良い試合を見せることはできなかったので、ここで良いパフォーマンスをダナ・ホワイトに見てもらって、UFCに戻りたいと思っている。フィニッシュを狙っているけど、彼は良いファイター。でも自分を信じている。韓国人選手は日本人選手よりUFCで成功している。ここにいるコリアンゾンビのように。でも日本人選手も負けていない。と同時に日本のMMA界は韓国のMMAのことをしっかりと認識しないといけないと思っている」とコメントした。

河名マストは青コーナー・ファイターとして、今大会に挑む。ユ・ジュサン戦を前にして、彼もまた英語で「ダナが試合を見ているのは、凄く嬉しい。RTUの決勝のつもりで戦う。これまで韓国の選手と何度も試合をしてきたけど、タフでパワフル、常に難しい試合だった。韓国での試合は初めてでもケンチャナヨ。ノープロブレム。自分のスタイル、レスリングを貫きたい。これまで対得した韓国人選手で印象深いのはパン・ジェヒョク選手。距離の取り方などが巧みで5分間、常に前に出る練習を繰り返すことで成長できた」と司会者の質問に答える。

さらに質疑応答では青コーナーで戦うこと、UFCと契約することに挑戦し続けることを問われ、「この試合はユ・ジュサン選手をステップアップさせるためのものだと理解しています。でもケージのなかでコーナーは関係ないです。僕だけの特別なステップアップの場にします。レスリングをやってきて、目標は五輪でした。MMAで世界のベストファイターが揃っているのはUFCです。だからUFCで戦いたい」と話した。

■視聴方法(予定)
12月14日(土・日本時間)
午後6時30分~UFC Fight Pass

■ メインカード計量結果

<81キロ契約/5分3R>
キム・ハンスル:81.1キロ
ファン・インス:81.5キロ

<フェザー級/5分3R>
パク・チャンス:66.5キロ
ユン・チャンミン:66.0キロ

<フェザー級/5分3R>
ユ・ジュサン:66.25キロ
河名マスト:66.05キロ

<ウェルター級/5分3R>
ジャン・ユンソン:77.2キロ
佐藤天:70.3キロ

<ライト級/5分3R>
ドロブショク・ナホトフ:70.65キロ
マテウス・カミーロ:70.3キロ

<71.5キロ契約/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン:70.0キロ
ホン・ジュンヨン:71.7キロ

<フェザー級/5分3R>
ジャン・イクファン:66.2キロ
チェ・ソンヒョク:65.7キロ

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【ZFN02】代理戦争→ONEでキャリアを積んだユ・チャンミン「完勝できる。河名マスト? 眼中にない」

【写真】カンナムにあるTeam HAVAS。チーム・スタンガン解散後、チームメイトがイ・ジョンウォンが創ったジムに合流した(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、韓国はコヤンのキンテックス7Aホールで開催されるZFN02に佐藤天が出場し、ジャン・ユンソンと戦う。
text by Manabu Takashima

UFCをリリースされ1年7カ月振りのファイトは、韓国となった。現在4連敗中、16勝3敗だったレコードは16勝7敗になっている。対戦相手は5勝1敗のコリアン・ヤングプロスペクト。自身のキャリアを上書きしようとする対戦相手、その師匠が開くイベントでのファイトだ。それが現実だと受け入れつつ、佐藤天は今も変わらぬ目標に向かい歩を進めている。


――計量前日にインタビューというのは御法度ともいえるのですが、ありがとうございます。

「いえ、自分も日本のメディアの方には話を訊いてほしかったですし。減量も凄く順調で、もう2キロほどでリミットなので大丈夫です」

――それにしても、これまでONEフェザー級で戦っていたので、これほど頬がこけたチャンミン選手を見るのは初めてです。

「格闘代理戦争以来ですね(笑)。しっかりと食事面も管理し3週間でここまで落とせました。ONEの一階級上のフェザー級よりも、このリミットで戦うことがベストだと感じています」

――2日後にはパク・チャンスと対戦します。ONE FFのキリル・ゴロベタス戦以来、1年9カ月振りのファイトです。このブランク、戦っていたプロモーションがONEということで日本ファンも概ね事情が想像がつくかと思います。

「この間は本当に厳しかったです。試合ができなくてストレスがたまり、2度も帯状疱疹ができて。体重も81キロまで増えてしまいました。正直、熱量が下がった時期もありました。でもMMMAが大好きで辞めようと思ったことはないです。そしてチームHAVASの皆のサポートで、ここまで戻ってくることができました」

――他のプロモーションと交渉ができるようになってから、今回の試合までどれぐらい時間があったのでしょうか。

「2カ月です」

――海外、韓国国内でもRoad FC、Black Combatなど他に選択肢もあったかと思いますが、ZFNと契約したのは?

「UFCで戦いたいからです。そうなると一番近いのはZFNです。コンテンダーシリーズからチームメイトのコ・ソクヒョン選手もUFCとサインしましたし、チームの皆がUFCを目指しています」

――UFCには30歳の壁があると言われています。そこは気にならなかったですか、

「それこそコ・ソクヒョン選手は自分よりも1歳年上で、31歳でUFCと契約をしました。力があれば、UFCへの道は開くと思っています。次の試合もリモートになったとはいえ、Lookin’ for a Fightですし。格闘代理戦争のように、特別な機会を生かすことには慣れているので」

――プロデビュー以来、初めて韓国での試合になります。

「本当に楽です。飛行機に乗る必要もないし、パッキングもしなくて良い。サウナの温度を心配しなくて済むし、食事も好きなモノを選ぶことができます。夜は家で寝て、全く違うファイトウィークを過ごせています。

母国で戦うことは、素直に嬉しいです。対戦相手のパク・チャンス選手はDouble GFCのライト級とフェザー級のチャンピオンですが、自分も海外で戦ってきたキャリアに自信を持っています。韓国国内でベルトを獲った者か、海外で戦ってきた者か。自分たちのキャリアが問われる対戦なので、燃えています」

――日本のリアリティTVショーで優勝し、ONEとは好条件でデビュー。韓国のファンから意地悪な見方をすると、お手並み拝見という感じで見られることもあるのでは?

「最初は軽く見られていましたが、ONE FFで最後に勝ったキリル・ゴロベタスがウクライナ人ファイターで12勝2敗の強豪だったことで、評価もひっくり返りました。ゴロベタス戦前の予想では、自分の勝率は8パーセントだけだったんです(笑)。

それにパク・チャンス選手のように韓国だけで戦って来たら、自分のように大きな会場で大観衆の前で試合をした経験はないはずです。なんせ自分のプロデビュー戦は両国国技館で、デメトリウス・ジョンソンの前座だったんですよ。そういう大舞台で戦った経験値は自分の方が上です。

だから母国のファンの前で、全局面で圧倒することができるはずです。ブラフでなく、本音です。パク・チャンス選手に完勝できる自信があります。この1年9カ月の苦労があった上で、成長した姿を見てもらう絶好の機会だと捉えています」

――では同じフェザー級の一戦、Angel’s FC & HEATフェザー級王者ユ・ジュサンとRoad to UFC出場の河名マスト選手の試合はLookin’ for a Fightというオーディション的な側面があるなかで気にならないですか。

「ユ・ジュサン選手はチーム・スタンガン時代のチームメイトですが、特に気にならないです。あと河名マスト選手は……これはLookin’ for a Fightですよ。彼が自分のスタイルで戦うなら、その時点で眼中にないです」

■視聴方法(予定)
12月14日(土・日本時間)
午後6時30分~UFC Fight Pass

■ZFN02メイン対戦カード

<81キロ契約/5分3R>
キム・ハンスル(韓国)
ファン・インス(韓国)

<フェザー級/5分3R>
パク・チャンス(韓国)
ユン・チャンミン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
ユ・ジュサン(韓国)
河名マスト(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ジャン・ユンソン(韓国)
佐藤天(日本)

<ライト級/5分3R>
ドロブショク・ナホトフ(タジキスタン)
マテウス・カミーロ(ブラジル)

<71.5キロ契約/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン(韓国)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
ジャン・イクファン(韓国)
チェ・ソンヒョク(韓国)

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【ZFN02】KZ大会に河名マスト、佐藤天が出場。「目の前の戦いに勝っていって必ず居るべき場所に」(佐藤)

【写真】とにかく、何がなんでも結果が必要 (C)Zuffa/LLC

12月14日(土・現地時間)、韓国はコヤンのキンテックス7Aホールで開催されるZFN02のカードが先週末から発表され始め、4日前に河名マスト、そして2日前に佐藤天という日本のトップファイターが出場することが明らかとなっている。
text by Manabu Takashima

Koream Zombieことジョン・チャンソンが主宰するZFNは今年の6月に旗揚げし、日本からは佐々木信治が出場しキム・サンウクと現役生活最後の試合を戦っている。

UFC Fight Passで中継され、世界のファイターを送り出すことを目指すK-MMA界の新興勢力は、プレリミ=Z ROYAL&メインカード=ZFNという二部構成となっている。今回、ZFNは6試合が組まれる予定で、既に4試合がアナウンスされている。実は今回発表された河名、佐藤以外にも複数の日本人ファイターに声を掛かっており、今後は新たなK-MMAとJ-MMAの交流という名の凌ぎ合いの場となっていきそうだ。


河名は8月のRoad to UFC準決勝でシェ・ビンに敗れ、師・八隅孝平は当初の予定ではしっかりとダメージを抜くことと、MMAを確立しなおすために半年ほど試合から離れるというプランを持っていた。その予定を2カ月ほど早めての実戦復帰の場で、河名が戦うのは現AFC & HEATフェザー級王者のユ・ジュサンだ。

第1回大会ではヘッドライナーを務め、ヘイナルド・エクソンからフルマークの判定勝ちを収めているユ・ジュサン。7勝0敗の戦績の持ち主を相手に、シェ・ビンに打撃は当てたが組む間合いを創ることができなかった河名が、如何に被弾せずに組めるようになっているか。今後のキャリアを考えても非常に大切な一戦となる。

そして去年の5月以来のファイトなる佐藤天。アジアでの試合は実に6年5カ月振りとなる。UFCで4連敗を喫し、リリースとなった佐藤は欧州での再起戦などの話があったが、実現することなくここまでロングレイオフとなってしまっていた。

対するジャン・ユンソンはキャリア5勝1敗、彼もまた旗揚げ大会からの連続出場で、前回は倉岡寿美津を85秒右のカウンターからパウンドアウトしている。

今回の試合に向けて、佐藤は「相手はコリアンゾンビのジム所属の若手でフューチャーしたい選手なんだろうなと言う印象です。自分は試合までに、自分のやれることを積み重ねるだけです。全身全霊をかけて勝ちます。目の前の戦いに勝っていって必ず居るべき場所に戻ります」とMMAPLANETに意気込みのほどを寄せてくれた。

この現在発表されている他の2試合は韓国人選手同士の対戦だが、やはりコリアンゾンビの存在感か非常に興味深い顔合わせとなっている。81キロ契約戦ではコリアンゾンビMMAの重量級のエースながら、Road to UFC~ZFNと結果が残せてない元Double GFC & Angel’s FCウェルター級同時制覇のキム・ハンスルが、なんとRoad FCミドル級王者のファン・インスと戦う。

ファン・インスは2021年7月に同ベルトを奪取して以来、Road FCでは昨年2月にキック戦を戦っただけで禁断の現役王者の移籍劇となった。

この一戦よりも純粋にマッチアップとして楽しみなのが、フェザー級のパク・チャンス✖ユン・チャンミン戦だ。パク・チャンスもまた現Double GFCフェザー級チャンピンで、この2年間はDouble GFCとBlack Combatを行き来してきた。

(C)ONE

対するユン・チャンミンは格闘技代理戦争出身の元ONEファイターだ。

昨年5月のONE FF以来、試合から遠ざかっていたユン・チャンミン。K-MMA界でも特異なキャリアを積んできた彼も、もう30歳を迎えた。この辺りで、母国でしっかりと実力者を相手に能力を示す必要がある。そういう意味でユン・チャンミンにとって真価が問われる──母国での初プロファイトといえよう。

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MMA ROAD FC Road FC58 オ・イルハク ファン・インス

【Road FC58】カーフを効かせ、右フックからパウンドアウト。ファン・インスが新ミドル級王者に

【写真】新Road FCミドル級王者ファン・インス(C)ROAD FC

<Road FCミドル級王座決定戦/5分3R>
ファン・インス(韓国)
Def.2R0分34秒by TKO
オ・イルハク(韓国)

まずローを蹴ったオだが、逆にファンの右カーフで姿勢を乱す。直後に組みにいったオは、倒せず距離を取り直すもファンが断続的に右カーフを蹴り前足を削っていく。スピニングバックフィストをよけて組みついたオに対し、頭が当たったか鼻を気にしたファンが背中を見せて離れる。

これを追いかけたオがパンチを後方から狙い、前を向きなおしたファンが逆に右フックを振るう。ここでオはテレホン気味だが、左と右のフックを入れ、ファンの動きが落ちる。すかさずオはテイクダウンからスクランブルでバックへ。

オは正面を向いてファンを金網に押し込むも、レフェリーが早々にブレイクを命じる。直後にオはカーフを蹴られ右フックを被弾、飛び込んだファンに左右のフックを返してケージ中央へ。引き続きファンは右カーフを蹴り、ケージに詰まったオは前足をかなり効かされ、スイッチ気味に構える。オは右を2発当てて前に出ると、組んで支えつり込み足へ。テイクダウンは奪えず、左足のダメージが心配な初回となった。

2R、ファンが思い切り右カーフを蹴ると、オがヒザをつく。立ち上がっても足が揃い気味のオに対し、ファンが右フック一閃。崩れたオに詰め寄ったファンは、レフェリーが止めないとみるとパウンドの追撃を落とす。これを見てレフェリーが試合をストップしファン・インスが新ROAD FCミドル級王座に就いた。


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K-MMA MMA ROAD FC Road FC58 YouTube オ・イルハク ファン・インス

【Road FC58】計量終了 Road FC再開は本日4時より、K-MMAが本格的にリスタート切る

【写真】リングガール、ファイターはステージ上のみマスクを外していたそうだ (C)ROAD FC

本日3日(土・現地時間)に韓国はキョンサンナムドのチャンウォン、チャンウォン運動場で開催されるRoad FC58の計量が行われた。

2019年12月以来、1年8カ月振りに活動を再開するRoad FC。キョンサンナムドのチャンウォンでソーシャルディスタンスを守った有観客大会として、収容人員6000人のチャンウォン運動場に3000人を集めて今大会は実施される。


メインはヤン・ヘジュンが引退し俳優に転業し返上したRoad FCミドル級王座決定戦を戦う賭けてファン・インスとオ・イルハクが一戦だ。

Young Guns的なプレリミでは4試合、8人の出場選手中6人が負け越し、1人がイーブン、勝ち越しは1人だけ。本戦もレコードがきれいな試合経験が5、6戦という選手が多く──まずは試運転の活動再開感もあるもののRoad FCが動いてこそ、本格的にK-MMAが動き始めるのは間違いない。

■視聴方法(予定)
7月3日(土・日本時間)
午後4時00分~Official YouTube

■ Road FC58計量結果

<Road FCアトム級ミドル級王座決定戦/5分3R>
ファン・インス:83.6キロ
オ・イルハク:84.5キロ

<無差別級/5分3R>
キム・ジェフン:147.7キロ
オ・イルハク:102.0キロ

<ミドル/5分3R>
チェ・ウォンジュン:84.5キロ
イム・ドンフアン:84.5キロ

<フェザー級/5分3R>
バク・へジン:65.9キロ
オ・ドウソク:65.9キロ

<ライト級/5分3R>
バク・ジオン:70.4キロ
キム・テソン:70.4キロ

<バンタム級/5分2R>
ヤン・ジヨン:61.8キロ
イ・ジョンヒョン:61.9キロ

<フェザー級/5分2R>
イ・ソンス:65.9キロ
バク・ジン:65.5キロ

<60キロ契約/5分2R>
キム・ヨンハン:60.4キロ
チェ・セルゲイ:59.9キロ

<フライ級/5分2R>
ソォ・ドンス:57.4キロ
キム・ウジェ:57.3キロ

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News Road FC48 オ・イルハク ファン・インス ブログ

【Road FC58】ついにROAD FCが活動再開。ミドル級王座決定戦&元極道✖映画俳優の対戦が決定!!!

【写真】活動再開Road FC、まずはファン・インスとオ・イルハク の間でミドル級王座決定戦が行われる(C)ROAD FC

ついにK-MMA界の雄が、イベント再開する。2019年12月14日のRoad FC57 XX以降、2020年は4月、5月、7月大会が中止となったROAD FCが、ついに7月3日(土・現地時間)にキョンサンナムドのチャンウォンでRoad FC58の開催を発表した。

コロナ・パンデミック以降はafeecaTVとタッグを組み、3分✖3R、グラウンド30秒というモディファイドMMA大会=ARCを4度に渡り開いてきたRoad FCがついにナンバーシリーズを再開させる。


とはいえ1年8カ月ぶりの大会がソウルでも、ジョン・ムンホン代表の地元ウォンジュでもないことからも、通常時とは違う困難がイベント再開に存在していたことは容易に想像できる。

実際、現状では公共の施設を使用は認められておらず、今回の発表でも会場には触れられておらず、また無観客か有観客も明らかになっていない。

そんなRoad FC58だが現時点で、既に2試合が決定している。まずはファン・インスとオ・イルハクが、ヤン・ヘジュンが引退し俳優に転業し返上したRoad FCミドル級王座決定戦を戦う。

ファンはキャリア5勝1敗、対するオは2019年Road FCルーキー・オブ・ジ・イヤーを獲得後、コロナ禍でもARCで2試合を経験しており──現在4勝0敗という新鋭ファイター同士のタイトル戦となる。

もう1試合は韓国裏社会出身ファイターで、現状は0勝4敗ながら抜群の知名度を誇るキム・ジェフンが、映画俳優のクム・ガンサンと戦うというもの。芸能人の登用は、Road FCらしい試合ともいえるだろう。

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