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【RTU ASIA2022】「優勝できる実力を持っていると想定して」。イー・チャアと準々決勝、SASUKE─02─

【写真】一連のインタビューはABEMAと共同取材。動画でRoad to UFC出場選手たちの模様も楽しんでいただきたい(C)MMAPLANET

9日(木・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01でイー・チャアと対戦するSASUKEインタビュー後編。

UFC PPV大会をラスベガスでの出稽古期間中に会場で観戦したことで、SASUKEは日本との違い感じ、今回のトーナメントは決勝で松嶋こよみと戦いたいと思っていたという。SASUKEが目にしたベガスと日本のMMAの違いとは。そしてUFCとの契約を勝ち取るには障害となる初戦の相手イー・チャア、両者が勝ち上がれば準決勝で戦うことになった松嶋について尋ねた。

<SASUKEインタビューPart.01はコチラから>


──RIZINでフェザー級トップになるのではなく?

「そうですね。パンクラス、DEEPが一番分かりやすいと思っていました。RIZINで勝って名前を挙げて、日本で注目される存在になることでUFCも契約するというルートがないわけでないことは理解しています。それよりも自分の責務を全うしながらアピールをする方が、可能性があるのではないかと思っていました」

──UFCで戦える選手でもRIZINで戦い続けるケースと、UFCで戦いたいと思って戦っている選手がいるかと思います。

「行こうと思っている、思っていないは別にしても実力が上の選手はRIZINに集まっています。クレベル選手、斎藤裕選手、今のチャンピオンの牛久選手、それに摩嶋選手とか勝ち星こそないけど海外でベルトを獲ったこともあります。自分の力を測る、海外で戦えるのか試すうえでRIZINのファイターと戦うにもアリだと思いました。

ただ格闘技界で前例のないことといっても……そもそも知ってもらわないと始まらないということは、最近になって分かったというか。そういう意味では注目度の高いRIZINに出るのも一つの選択肢として全然ありだとは思っています」

──そういうなかで7年振りになります。日本人選手が勝てばUFCという戦いに臨むのは。そこが無くて皆が苦労してきた。と同時にコンテンダーシリーズだったら1試合でケリがつくのですが。その辺り、どのように感じていますか。

「そもそもチャンスがなかったので、行くしかないです。それは勿論厳しい道ですけど、ここでやらないといつやるの?って感じじゃないですか。なのでオファーが来た時に、やるって決めました。3つ勝って契約なら、3つ勝てない限り話にならないということ。そういう風に自分のなかで解釈したので」

──ベガスの練習でやっていけるという手応えを掴めたことで、そういう風に割り切れるということはありますか。

「そうですね。向うのファイターと組み合った経験があり、UFCに出ているファイターの実力も知った。そこで自分がどうやっていくのか、策というか……活路が見えている状態なので、やってやると腹を括っています」

──対戦相手は中国のイー・チャアという選手です。

「試合も数試合しかチェックできていないですけど、絶対に弱くないですよね。レコードも良いし」

──未知数で、実力が測りづらい。対戦相手のレベルも分からない。でも、強いヤツは強い。

「その通りです。相手は優勝できる実力を持っている。その可能性があると想定しています。この8人に選ばれるということは絶対に弱くはないですし。自分も似たような立場なので、誰がとってもおかしくないかなと。情報がなくても、優勝する力を持っている選手。油断はしていないです」

──私は韓国勢がやはり一番のライバルだと思っています。と同時に韓国の選手は映像もあって情報も豊富です。対して中国勢は分からない。そのような相手に、ここまで培ってきたことをどのようにぶつけたいと考えていますか。

「結局、勝たないと始まらないので。勝つために必要なことを全うする。5分3Rを戦った時にチャンスがあればフィニッシュしますけど、15分間のなかで如何に自分の時間を創ることができるか。自分が先に仕掛けるだとか、エゴを押し付ける試合をすれば勝ちにつながるので、そういう試合をしようと思います」

──それがトーナメント戦の良さかと。これがコンテンダーシリーズだと、ド派手で勝利至上主義とならない、また別のMMAになるかと思います。しっかりと制圧することが否定されがちな。

「僕はスタイル的に他の人と違う所があると思うので。そこを良い意味で楽しんでもらえるというのがあります。見せなきゃいけないとか、自分のやりたいことが出せればなるようになると思っています。だから、そんなにトーナメントだからとか、コンテンダーシリーズだからとかは考えていないです。自分のパフォーマンスを出し切って、なるようになるだろうと(笑)」

──SNSで松嶋選手とは決勝のつもりだった、本物の格闘技を日本に根付かせたいと書かれていたのは?

「僕、現地時間の3月1日にラスベガスに着いたんですけど、現地の5日にUFC272をTモバイル・アリーナで観たんですよ。ホルヘ・マスヴィダルとコルビー・コビントンがメインのPPV大会を観て……全てが違っていました。ただの格闘技ファンに戻った1日になって。これが世界一のMMAだと思いました。

選手のレベルとかではなくて──スポーツと政治は別物であってほしいですけど、ロシアの選手には大ブーイングで、ウクライナの選手は大声援というぐらい国民性が反映されていました。そこまでMMAに乗っかることができるって、日本にはないじゃないですか。そこまで感情を動かせるんだって。

実際に向うで生活をして、どれだけUFCファイターがリスペクトされているかも見てきました。引退したロクサン(モダフェリ)でさえ、ショッピングしていると店員に声を掛けられていました。ここまでいけばMMAも本物だなって。だからUFCぐらいの盛り上がり、その市場を日本の国民に知ってもらうには僕と松嶋選手で決勝をやるのがベストだと思っていました」

──それだけの志を持っていると互いに認め合っているわけですね。

「そうです。松嶋選手も本気でソコを目指してやっている。彼も実力で生き残ってきている人なので。倒し合わないといけない時が来るんですけど、✖世界で見た時には仲間ではないですけど、そういう気持ちはチョットありました」

──松嶋選手とはアマチュア修斗で戦っています。

「アハハハ。そうなんです、やっています。松嶋選手のアマ修斗デビュー戦だったかと。で、僕が負けて。松嶋選手は関東選手権で優勝し、そのまま全日本選手権で優勝しました。プロでも修斗新人王になり、負け無しで上がっていきました。僕はアマ修斗で負け越してプロになっていますから。それからケガもしたし、負けも経験した。あの人も順風満帆でやってきたわけじゃないですけど、僕とはキャリアの積み方が違っています。だから当たった時は『実はあの時やっていたんだよ』と引っ張り出してもらうと、見る人にとって一つのストーリーになるかなって(笑)。そんなには気にしていないですけど」

──そういう背景があると、なおさらあのトーナメント枠はほろ苦いです。

「決勝で当たることができていれば、日本国民は……日本のMMAファンはもっともっと注目してくれると思いました。準決勝でも話題になるでしょうけど、やっぱり決勝でやる方がストーリーがあるじゃないですか。まぁ、そういう風に現地でUFCを観て思いました」

──浪漫があるわけですね、MMAに。それでもUFCは2人が勝てば準決勝で当たるトーナメント枠を作成しました。浪漫はあっても、全くセンチメンタリズムはない。あの人達のやっていることは容赦がないです。

「それだけ厳しいところなんだと、通告された感じです」

──ともあれ準決勝の前に1回戦を勝って貰わないといけないです。改めて初戦に向けて意気込みをお願いします。

「やれることはやってきたので、自分のパフォーマンスを出してどんな形でも勝ちます。ここでこけたら終わり。先は見えないと思うので、何をしても勝つ。そういう気持ちです」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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DEEP Gladiator018 MMA MMAPLANET o パンクラス 中川皓貴 竹本啓哉 笹晋久

【Gladiator018】ビンゴッ!! グラジ初参戦=笹晋久✖前バンタム級チャンプ竹本啓哉と対戦!!

【写真】5月のグラジで判定勝ちも御覧の表情だった竹本と、同じく5月にHEATで引退する春日井とドローと悔しい結果に終わった笹のマッチアップ──2回戦では勿体ない顔合わせだ(C)MMAPLANET

6日(月)、GLADIATORより月26日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiattor018の追加カードが発表された。

グラジエイター・フェザー級チャンピオン原口央✖中川皓貴、プログレス提供フォークスタイルグラップリング戦=森戸新士×河名マスト、天草ストロンガー四郎×島村裕などが既に発表になっている今大会で、バンタム級2回戦=笹晋久と竹本啓哉が組まれることとなった。


前Gladiatorバンタム級チャンピオン竹本に、グラジ初参戦となる笹──興味深い対戦が決まった。2017年修斗新人王、その修斗では4勝1敗の戦績を残した笹は、1年半のブランクを経て所属ジムをパラエストラ柏に移すと主戦場もDEEPに変えた。

DEEPでも3勝1敗と勝ち越した状況で、5月にHEATに初参戦。引退試合の春日井たけしの執念の粘りを切り崩せず、痛み分けという悔しい結果に終わった。

そして2カ月とおかず名古屋ベースのHEATから大阪ベースのグラジと、笹は貪欲に戦う機会を求めている。一方の竹本はパンクラスからHEAT、GRANDSLAM、TTFCを経て2017年8月にグラジに初出場を果たすと、NEXUSバンタム級王座決定Tに出場した2018年の3試合と昨年8月のグラチャンの手塚基伸戦以外はグラジで戦ってきた。

2021年にはその手塚戦の敗北から、GLADIATORバンタム級のベルトを体重超過で失い、さらに今年に入っても福島啓太との接戦を落とすなど竹本は厳しい時間を経験。5月大会のエダ塾長戦でトンネルを抜け出したが、過去に出場経験のない修斗とDEEPで確かな結果を残し、春日井と引き分けた笹との対戦は、相当にモチベーションが上がる一戦になることは間違いない。

また出場が決まっていた元DREAMERで現WORDOGチャンプ八木敬志の対戦相手は中園優太に決定したことも合わせて明らかとなっている。

5月と7月のJ-MMAバッティング月間の狭間、昨日の修斗札幌大会とグラジの同大会しかMMA興行がない6月。グラップリングながら河名、そして笹と島村という3選手の初出場組と原口✖中川のメイン、びっしりと身の詰まった大会になりそうだ。


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MMA o ONE RIZIN Shooto UFC ストラッサー起一 パンクラス 修斗 平良達郎 木下憂朔 西川大和

【修斗】北海道大会 西川大和パウンドアウトでTKO勝利!

6月5日にサッポロ・イーワン・スタジアムで開催されたプロフェッショナル修斗公式戦 北海道大会。メインでは今だ無敗を続ける19歳の修斗世界ライト級王者・西川大和(西川道場)が登場。韓国の新鋭チェ・ジウン(ROAD GYM WONJU MMA)と対戦しました。

試合は西川がテイクダウンを奪うと上からパウンドと肘を乱射。動かないジウンを見て1R終了直前にレフェリーが試合を止めました。西川の無敗記録は止まらず。地元北海道での凱旋試合を勝利で飾っています。勝った西川はマイクを握り、RIZINストラッサー起一との対戦をアピールしました。

平良達郎と並んで修斗Z世代代表格の西川。ここで止まるはずもなくしっかり勝利しましたか。もはや修斗内で見合う相手を探すのは難しいだけに、このタイミングでのRIZIN参戦は必然と言ってもいいでしょう。

対戦を要求したストラッサ―との試合は見たいですが、もし今後もウェルター級が視界に入っているのであれば、パンクラスを席巻している令和のワンダーボーイ木下憂朔(パンクラス大阪稲垣組)との試合が個人的にめちゃくちゃ見たい。

木下も21歳のZ世代。若い才能の潰し合いは見たくないけど、激しく見たい。複雑な心境が入り混じるマッチアップです。互いに無敗。立っても寝ても試合を決める事が出来るフィニッシャー同士。想像しただけで心拍数が上ってきます。せっかくRIZINに出場するのであればヒリつくような刺激を。。。ご検討のほど、よろしくお願いします。
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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC   アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン キム・ギョンピョ キム・ハンソル クルムアリ・マイマイティトゥハティ ググン・グスマン コリー・サンドハーゲン シャオ・ロン トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン パンクラス ホン・ジュンヨン ボクシング 中村倫也 修斗 内田タケル 堀内佑馬 大尊伸光 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 海外 野瀬翔平 風間敏臣 鶴屋怜

【RTU ASIA2022】再起戦がUFCへの一歩。宇佐美正パトリック「一発で仕留めようとし過ぎていた」

【写真】初黒星からの再起戦がRoad to UFC。デビュー9カ月で、この機会を得たパトリック(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03で宇佐美正パトリックが、インドのアンシュル・ジュビリと対戦する。

昨年9月に修斗でプロMMAデビュー、怒涛の3連勝を果たすも4月24日、POUNDSTORMで大尊伸光にプロ初黒星を喫した。それでもUFCへの入り口に近づいたパトリックに、前回の敗北からの変化について尋ねた。


──POUNDSTORMで勝てば、パトリック選手がRoad to UFCに出場できる。そういう話は回ってきていました。

「そうですね」

──では大尊伸光選手に初黒星を喫した時、そこも含めてどのような気持ちになっていましたか。

「もう無くなったと思ったので、皆が創ってくれたせっかくのチャンスを逃してしまって、皆の期待に応えることができなかったことが申し訳なくて。それが一番でしたね。『やってもうた』という気持ちでもありました」

──Road to UFCの話があり、先を見て大尊戦にフォーカスできていなかったということは?

「それは一切ないです。100パーセント、試合に向き合っていたので。そういうことないです」

──では、そこまで集中していた試合で負けた。振り返ってみて、敗因はどこにあったと思いますか。

「正直、最後に行くことがデキなかった。だから気持ちですね。トップ同士で戦っても、最後は気持ちの勝負になるじゃないですか。そこで自分の気持ちが負けてしまったので……でも、負けて色々と学ぶこともありました。考える時間もありましたし、これから強くなったところを見て欲しいという気持ちになっています」

──対戦相手の攻撃に恐怖を感じたということはありましたか。

「恐怖はなかったです。恐怖というよりかは……テイクダウンからね転がされて時間を使われてしまうと、チャンスが無くなってしまう。そういう思考になっていて、行くことができない……行き切れない自分がいました」

──怖さでなく危機察知能力がききすぎたのでしょうか。

「大尊選手は返し、リターンが凄く速くて。自分で思っていた以上にスピードがあったのでビックリした部分はありました。でも、あそこで行けば良かったのに行けなかった。何を言っても、そこに尽きると思います」

──テイクダウンを取ると、寝技で時間を使える。そう大尊選手は思ったかもしれないです。背中をつける時間が多くなってしまっていたので。

「だから作戦ですよね。テイクダウンに来ることも予想していたのですが、一瞬のパワーが予想以上でビックリしてしまいました。でも2Rは小手を巻き、投げてパウンドが打てました。でも1回目にテイクダウンを取られた時に、長い時間を使われて削られたのが痛かったです」

──3Rに入る時に、ポイント計算はしていましたか。

「いえ、とにかく勝とうと……集中していました。インターバル中に岡見さんから『倒さないとダメだぞ』って言われました。でも、もう余裕がなくなってしまっていて。一発当てて、カットさせた。向うも出て来ると思ったけど、足が止まってしまったんです。行こうにも行けなくて。なぜか……」

──その「なぜか」の答は?

「出ていないです。これまでに、そんなことはなかったですし。何かしら、目には見えていないですけど、感じることがあったのかもしれないです」

──そして初黒星を喫してなお、Road to UFCに出ることができました。

「負けたのに出していただけるのは、凄くラッキーです。ありがたいと思いました。勝って波に乗れるのも良かったですけど、負けて気付いたことがあるので……さっきも言いましたけど、色々と考えることができました。デキなかったことの穴埋めをして、長所を伸ばすという練習をあれからずっとやることができたので」

──デビュー前からパトリック選手の取材をさせてもらってきたのですが、常にEXFIGHTという練習環境に感謝している言葉が聞かれました。逆に「こういう練習がしたい」と思うことはないでしょうか。初めて敗北を喫したことで、そういう想いは沸き起こってきたということはないですか。

「あぁ……。テイクダウンを取られて、ああいう風に負けたので……自分はやはりグラップリングの力が全然足りていないです。だからMMAのスパーリングをしている時も、自分から組んでグラップリングの展開を創ろうとはするようになりました。

EX FIGHTには倫也さん、藤波(勇飛)君がいて、GENでは海外でも活躍してきた選手もいます。色々な人がいて……今の環境できることを最大限にやっているので、出稽古をしたいとかはないです。それよりもここで自分の土台を創ってやっていきたいです」

──パトリック選手は既にボクシングに関しては、日本のMMAで抜けていると思います。MMAでそのパンチ力を使えるよう、どのようにMMAを創っていくのか。同等のボクシング能力のある選手がいないので、海外の選手を参考にするなどして相当に自分で考えていかないといけないのかと。

「試合内容でいえば、自分は一発で仕留めようとし過ぎている部分があると思うので、もっと組み立てるということを覚えないといけないです」

──我々のように傍で見ている人間は、デビューからの3試合を見て期待値が高まった。そして初黒星を喫すると、経験不足だったのではないかと不安視する。非常に勝手なのですが、Road to UFCで戦うアンシュル・ジュビリの試合映像を見ても以前ならパトリック選手がボディ効かせて勝てると思っていたはずです。それが今や、テイクダウンされたらどうなるのかという見方になってしまう。

「正直、前に出てきて打撃を使ってくれるので。自分はカウンターが得意だから、タイミングさえあれば絶対に大丈夫です。体の強さは、大尊選手の方が強いと思います。入ってきて組んでくるので、それこそしっかりと組み立てて戦いたいです。誘って、入ってきたところにカウンターを合わせるような感じで」

──ジュビリがこれまで戦ってきた相手のレベルも分からないので、試合映像を見ても実力を見極めるのが困難で。

「ハイ。難しいです。3試合ぐらいの見ても、どれも同じような試合展開で。それでも組むタイミングとパンチの軌道は見ることができるので、そこはしっかりとチェックしました。スパーリングでも相手の動きを想定して、タイミングを考えて動いています」

──自信のほどは?

「あります。本当にこれまでにないぐらい、考える時間……自分と向き合える時間があったので。今までやってきた試合も全て見直しましたし、変わった姿を見せることができると思っています」

──ではトーナメント全体になると、どのように考えていますか。韓国のキム・ギョンピョが一歩、二歩とリードしているかというのが正直なところです。

「中国人選手のことはあまり分からないので、韓国人選手が強敵になるのは絶対だと思っています。まず1回戦を勝ち、次まで期間が空くのでレベルアップをして勝ち取りたいです」

──UFCチャンピオンになるという目標は?

「全く変わりないです。今もそう思っています」

──パトリック選手がということではなく、上の世代にはUFCと気楽に口にするなというムードもあります。そこに関しては、どのように思いますか。

「何を言われても、変わる気はないです。自分のやることも変わらないですし。自分の目標はUFCのチャンピオンになることなんで。全く目標を変えるつもりもないです。前の試合で見せられなかった分、次で見せます」

──これまでパトリック選手な試合前に、〇〇で勝つということを取材で口にしていて。記事では伏字にしているのですが、3試合目まで実践してきました。それが大尊戦で崩れた。あのとき、出せなかったです。

「いやぁ、この前は右ストレートでKOって言っていましたよね……。左フックから右ストレートを打っていたら、多分当たっていたんです。それが左フックを打った時に、大尊選手の上から打って来る左オーバーハンドが気になってしまって……」

──また、大尊戦に戻ってしまいますが、それも危機察知能力だと思うんです。同時に大尊選手は左の後に追撃を被弾していたら、試合が終わるという気持ちになっていたという話が伝わってきていました。目が五重に見えたと。

「ちょっとその話は僕の耳にも入って来てはいたんですが……、僕は打たなかった。それに大尊選手は目が死んでいなかったです。脳みそは死んでいても、目は死んでいなかった……。でも五重に見えるって凄いですよね」

──行けると思って出たところで、当てられることはMMAでは往々にありますし。行った、行かないは結果論で。いや、落ち込まないでください。すぐに試合が控えているんですから。

「……(苦笑)」

──次回こそ右ストレート、期待しています。

「ハイ!! あっ、でも次は〇〇〇〇ですね。相手の入ってくるのが、〇なので」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

──まだ出稽古を行う状況ではないということでしょうか。

「ロータスには行かせてもらっていないですけど、パンクラスイズム横浜ではフィジカルや追い込み練習をさせてもらっています」

──正直なところ1回戦がキム・ミンウでなくて、ググン・グスマンで良かった思うことはありますか。

「1回戦で終わらせてしまうという考えもありましたけどね。アハハハハ。でもレスリング時代ですけど、意外とワンデートーナメントの初戦とかでチャンピオン同士の試合とかで勝つと、気が抜けてしまうのか──その後に決勝でコロッと負けたりするってあるんですよね。

それと同じで6月にキム・ミンウに勝ったら、7月とかも余裕で過ごしてしまうかもしれないですし。そういう意味では最後まで気を引き締める必要がある……めちゃくちゃ良いトーナメントだと思います」

──強くなれるトーナメントだと。

「ハイ。もちろん準決勝が風間選手でなかったり、決勝がキム・ミンウでないかもしれない。中国人選手は凄くタフですし、まだMMAでは未知の国ですからね」

──中村倫也が強くなるには準決勝は風間選手、それともクルムアリ・マイマイティトゥハティ、どちらの相手を望みますか。

「全くやったことがないタイプの方が良いと思うので、風間君ですかね。彼は僕が相手でも躊躇なく組んでくると思うので。そこから引き込むかもしれないですし、足関節もある。そういう選手とは、まだ戦ったことがないですからね。一つコレっていうゴールを持って、走って来るヤツって強いです。そういう意味での怖さが、風間選手にはあります。

でもまぁ、やるなら自信はありますよ(笑)」

──なるほど(笑)。ではグスマン戦ですが、デビューから2戦目まで如何に一方的でフィニッシュが衝撃的でも倫也選手は未知数な部分が多かったです。3戦目がRoad to UFCで、初の国際戦を迎えるとなると、かなり不安要素は残っていたと思います。ただし、4月のカエタノ戦で5分3R、修斗ブラジル王者にあの戦い方と勝ち方ができたことで、正直に言えば、この相手に負けたらアカンだろうと。

「確かに最初の2試合はただ暴れていただけですもんね(笑)。カエタノ戦では序盤でああいう打撃を貰って、そこからカエタノも傷口を狙って当ててくるというシンプルな戦いをしてきました。そこで凄く落ち着いて距離感とか見ながら、テイクダウンも取れたし。MMAがデキてきたと思っています。だから、今回の試合は全く心配ないです」

──MMAファイターとして説得力のある戦い方と勝利でした。ただしカットをした一発、アレはカットで終わって良かったですが、当たり所が悪ければ相当に危ないパンチだったかと思います。

「眼窩底とかいっていたかもしれないですね。なかなか難しいですね」

──ここからトーナメント3試合で勝ってUFCと契約をする。そこからUFCで戦うことに対して、どれだけ自信を持っていますか。

「自信……自信はもちろんあります。どれだけ……どれぐらいあるのかってことは……ちゃんと創ることができれば100パーセントあります。だから本当にケガに気を付けないといけないです」

──MMAではルーキーですが、年齢的には27歳。実は19歳の鶴屋怜選手がPOUNDSTORMでの出稽古に関して話を訊いた際に、『中村倫也選手は真剣度、向き合い方が違います。もうすぐ30歳で時間がないから』と言っていました(笑)。

「アハハハハ。俺、そんな必死だったのかな。まぁ若者からすれば、そういうことですね(笑)。でも、このタイミングでRoad to UFCがあるんだから、『アレ、引き寄せちゃった?』みたいな感じですね、ホントに(笑)」

──確かにここ数年、日本人選手はどうすればUFCと契約できるか。暗中模索という状況が続いてきました。そういうなかで倫也選手はデビュー1年に満たない状態で、Road to UFCが開催されて、出場権を得ることができたわけすしね。

「僕のなかでは、LDHのFighter Battle Auditionがずっと終わっていないんです。受かったけど、ずっと続いているような。一つクリアすると、次の課題がまた与えられる。ずっとオーディションが続いているような感覚なんです。一つを終わらせると、『また来たぁ!!』みたいな感じで(笑)」

──オクタゴンの頂点に立つまで続くということではないでしょうか。

「そうかもしれないです」

──では今、倫也選手がコリー・サンドハーゲンやチート・ヴェラと戦うと、どうなると考えていますか。

「まだちょっと想像できないです。サンドハーゲンとかに関しては、そのレベルに触ったことがないので。一番やりたくないですけどね。アッハハハハハ」

──上久保選手は触れることができれば五分と去年の4月の段階で言っていました。

「アッハハハハ。そうですね、その通りです。触ることができるか、どうかです。でも、本当にこのタイミングでRoad to UFCが開かれて良かったです。MMA転向が4年遡っていても、当時これはなかった。ステップアップに関して、もっと苦労をしていたはずです。

東京五輪に行っていても、コロナで練習ができない時間が長かったはずです。それからMMAに転向していたら、ちょうど今ぐらいがMMAキャリアをスタートさせるところで、Road to UFCには全然間に合っていなかった。気が付けば、自然と行きたい場所に連れてきてもらっている。凄く有難いです。

だからこそ、モノにしないといけないです」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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DEEP MMA o PRIDE RIZIN Road to UFC UFC キック パンクラス 上迫博仁 北岡悟 宇佐美正パトリック 泉武志 石塚雄馬 野村駿太

【DEEP】7.10 泉武志×野村駿太 ライト級新鋭対決決定!

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7月10日にTOKYO DOME CITY HALLで開催されるDEEP 108 IMPACT。既に大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)×石塚雄馬(AACC)のライト級タイトルマッチ、北岡悟(パンクラスイズム横浜)×上迫博仁(NICE BAD GYM)など注目のカードが発表されていますが、新たにマニアが喜びそうな対戦カードが追加されました。

イチオシは泉武志(FIGHTER’S FLOW)×野村駿太(BRAVE)のライト級ワンマッチ。泉はレスリング全日本選手権グレコローマンで2度の優勝したレスリングエリート。2017年にアジア選手権で優勝して世界選手権にも出場した輝かしい経歴を持っています。

その実績を引っ提げてRIZINでMMAデビューしましたが、柔術黒帯のグラント・ボグダノフの寝技の前に敢えなく3RでTKO負け。それでもボグダノフのしつこい仕掛けを凌いで粘りを見せた試合運びはデビュー戦としては上出来かなと。

しかもキレの良いパンチとカーフキックをヒットさせるなど見せ場も作ってきれました。MMA2戦目で上積みもあるはず。レスリングエリートがポテンシャルの高さを一気に開花させる可能性は十分にあり得ます。

そして対戦相手の野村もまたポテンシャル高し。伝統派空手をバックボーンに持ち、MMA戦績2勝1敗。敗れた試合も後にROAD TO UFCに出場する事になる宇佐美正パトリックと一歩も引かない打撃戦を見せているから悲観する必要はないでしょう。

テイクダウンを狙う泉とスタンドの時間を増やして打撃勝負を仕掛けたい野村。ストロングポイントが明確になっている者同士だけに、メリハリの効いた見応えのある試合になると見ました。RIZINの先行きが不透明な今、PRIDEの時と同じくDEEPの果たす役割はますます大きくなりそうです。
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ABEMA BELLATOR DEEP ISAO MMA MMAPLANET o ONE PANCRASE Pancrase328 PFL RIZIN RYO UFC アナトリ―・マリキン シリル・ガンヌ パンクラス ピョートル・ヤン ラフェオン・スタッツ ローガン・ストーリー 中田大貴 亀井晨佑 北方大地 山北渓人 岩本達彦 海外 清水清隆 神龍誠 藤波勇飛 藤田大和 透暉鷹 遠藤来生

【Pancrase328】陣容固まる山の手大会。透暉鷹✖亀井で暫定王座戦。令和のコールマンはネオブラ2回戦へ

【写真】引き出しを全て出して、全力で勝負にいかないといけない暫定王座決定戦に透暉鷹と亀井が挑む(C)MMAPLANET

1日(木)にRyo✖遠藤来生、5月31日(水)にフェザー級暫定王座決定戦=透暉鷹✖亀井晨佑が発表されるなどPancrase328の陣容がほぼ固まりつつある。

3月大会に続き、7月18日(月・祝)に東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催される同大会はストロー級KOP北方大地に山北渓人が挑むタイトル戦、第2代スーパーフライ級KOPで7年振りのパンクラス登場が、最後の参戦となる清水清隆の出場も決定している。


挑戦者トーナメントを補欠戦からの出場で、準決勝を勝利したが体調不良で決勝戦を棄権した亀井に代わってファイナル進出を果たした透暉鷹は、4月大会で岩本達彦をパウンドアウトし挑戦権を獲得した。

しかし、王者ISAOの負傷で挑むベルトは暫定王座、対戦相手は亀井に変更された。世界のMMA界の趨勢は王者のタイトル戦回避と暫定王座決定戦という流れになっている。

Bellatorではウェルター級のローガン・ストーリー、バンタム級のラフェオン・スタッツ、ONEでもヘビー級のアナトリ―・マリキンが暫定世界王者で、UFCでは今年になってバンタム級のピョートル・ヤンやヘビー級のシリル・ガンヌが、正規王者との統一戦に出場し敗れている。

国内に目をやると、DEEPでフライ級正規王者の神龍誠が暫定王者の藤田大和を破り王座統一をしたが、王者がUFCやONEなど海外のプロモーションとエクスクルーシブ契約を結び、国内ではRIZINを活動拠点にしてケースでは、返上→王座決定戦という状況も少なくない。

UFCは絶対としてBellator、あるいはPFL、ONEやRIZINというキャリアの上がりとなるプロモーション以外では、返上→新王者決定でなく、暫定王者が増えているのが現状だ。

そんな暫定王座決定戦に臨む亀井は勢い上等、今大会で再起戦を戦う中田大貴を挑戦者決定T初戦で下している。亀井は長いリーチを生かした打撃と組み、下からも攻めることができるファイターだ。

そんなフィジカル的な側面と同様に注目されるのが、メンタル面だ。中田戦で見せたドロドロのファイトでのスプリット判定を勝ち取った意志力を、亀井は組みの圧が強い透暉鷹に持ち続けることができるか。

昨年5月に勝利まで1秒という時点で、RYOにギロチンで逆転を許した敗北以来、透暉鷹は勝負所を見極めと終わらせるという意識が増したように感じられる。同時に、その見極めを難しくさせるのが亀井のスタイルだ。両者にとって全てを曝け出して勝つ必要がある──結果的にISAOが優位に立つ暫定王座決定戦、それだけの激闘必至なマッチアップといえる。

また今大会はネオブラTも5月の品川インターシティホール大会から引き続き、2回戦実施される。

フェザー級では令和のマーク・コールマン=藤波勇飛が糸川義人と戦う。バンタム級で打撃が上達した田嶋涼が、キャリアの仕切り直しをはかる鬼神光司と、初戦をクリアした4名中、3人がパラエストラCNWというフライ級では大野友哉✖伊藤まこと戦というパラ千葉✖パラ柏対決が実現──要注目だ。

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Gladiator018 MMA MMAPLANET o Progress UNRIVALED   コンバット柔術 ジェイク・ウィルキンス パンクラス 中川皓貴 修斗 原口央 天草ストロンガー四郎 山本健斗デリカット 島村裕 森戸新士 河名マスト 濱村健 狩野優 長田拓也

【Gladiator018】来たぁ!! グラジで森戸新士×河名マストのフォースタイルグラップリング戦決定!!

【写真】一体どのような攻防が見られるのか!!(C)MMAPLANET

1日(木)、PROGRESS事務局より6月26日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiattor018で、フォークスタイルグラップリング72キロ契約5分2Rで、森戸新士×河名マストが組まれることを発表した。

今年の1月からグラジエイター、そしてHEATでスクランブルを考慮したポイント制のフォークスタイルグラップリング戦、掌底有りのコンバット柔術戦、サブオンリーグラップリング戦を行ってきたプログレスが、大注目の組み技戦をグラジに提供した。


昨年のIBJJF全日本黒帯ライト級優勝、自ら主宰する岩国のレオス柔術アカデミーではMMAファイターとの技術交流も盛んな森戸は、これまでフォークスタイルグラップリングマッチでは1月にグラジエイター016で組まれた濱村健戦、4月のグラジ017では長田拓也と対戦し、それぞれ三角絞めと腕十字で一本勝ちを手にしている。

下になると2Pを献上するルールのなかでも、森戸はケージ際でオーバーハンドから跳びつくという動きを見出し、柔術家らしくガードからMMAファイターをフィニッシュしてきた。

対して同ルールに初めて挑む河名はU23世界を制したグレコローマンレスラーで、昨年7月にMMA初戦を戦った。ジェイク・ウィルキンスのハイでTKO負けを喫したが、その後はハイペースで試合を続け5連勝中、2月のEX FIGHTでは狩野優、4月のPOUNDSTROMでは山本健斗デリカットとパンクラスと修斗のランカーを連破している。

とはいえ今回の森戸と河名のマッチアップでは、河名はMMAファイターというよりもグレコローマンレスラーとして注目したい。柔術後グレコ、両競技とも密着が前提で如何に自分の形で組めるかが試合の優勢を決定づける。

河名は昨年11月にこれもポイント有りのグラップリング大会=Unrivaledに出場し、最強のアマMMAファイターで柔術でも活躍してきた村山大介を相手に、強烈なオーバーフックの強さを見せている。

ワキの差し合が圧倒的に強いグレコレスラーの河名が、オーバーフックでの頑強さも見せて下になることがなかった。

が、プログレスのフォークスタイルグラップリングは、米国カレッジレスリングと同様に、グラウンド状態では腕を組んでのクラッチは絞め技を仕掛ける際は認められない。

果たして河名は胸や大腿部を駆使し、リストコントロールやアンダーフックで得意のバックコントロールができるのか。この状態になると、森戸は引き込み上等──背中を見せるのではなく、背中をつけて勝負をかけてくるに違いない。

そうなるとハーフやディープハーフから仕掛けに対し、河名にどれだけの耐久性があるのか。MMAでは見られない局面も出てきそうだ。

グレコのボディコントロールは、体の幹を支配すること。対して柔術のコントロールとは、先端を利用して相手をひっくり返す、もしくはサブミッションに入る術だ。幹と枝の制圧合戦、森戸×河名がどのようなコントロールを見せるのか。そこにケージというファクターが影響を与えることがあるのか。楽しみでならない広島✖広島の組み技マッチだ。

なお同大会では、メインでグラジエイター・フェザー級チャンピオン原口央✖中川皓貴、コメインで天草ストロンガー四郎×島村裕というパンチがあるなかで組み比重の高い、MMAマッチが組まれている。


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MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC60 イ・ジュンヒョン パク・シウ パク・シウォン パク・ジョンウン パク・ソクモ パンクラス ホン・ユンハ 山本聖悟 秋葉太樹 鶴屋怜

【ROAD FC61】日本来るんと違うんか~い──イ・ジュンヒョンの次戦はRoadで秋葉太樹戦に!!

【写真】打撃の良さは分かった。では、組み技の能力は?(C)ROAD FC &MMAPLANET

30日(月・現地時間)、ROAD FCが7月23日(土・同)に韓国ウォンジュのウォンジュ体育館で開催するRoad FC61でイ・ジュンヒョンが秋葉太樹と対戦することを発表している。

今月14日のRoad FC60で山本聖悟を初回でKOし、MMAPLANETのインタビューで日本襲来を宣言していたイ・ジュンヒョンの次戦が早くも決まった。


このタイミングで那須川天心との対戦をアピールするなど天真爛漫さを爆裂させていたイ・ジュンヒョンの次の相手は、4月のパンクラスで鶴屋怜の右腕を十字で伸ばしたもののRNCで一本負けを喫した秋葉に。

KOパンチを持ち、敗れてなお鶴屋戦で組み技の成長を見せつけた秋葉とはいえ、現状は2連敗中でパンクラス・フライ級王座を狙うには、もう一巡戦う必要がある。そんななか、Road FCからのオファーは新たなモチベーションになるに違いない。

日本の19歳に続き、韓国の19歳との戦うことになった秋葉、絶対に遅れをとることはできない──不退転の決意で対馬海峡を越える。一方、ここまでキャリア7連勝中のイ・ジュンヒョンは山本戦に限らず、打撃の印象が強いが本人は中学1年の時からMMAを続けており、レスリングもグラップリングも得意にしていると豪語する。

とはいえ秋葉の強味は、打撃に臆することなく強度が増した組み技に持ち込めること。イ・ジュンヒョン側から見ると、攻めではなく組み技での防御能力がどこまであるのかは、まさに未知数だ。

日本のフライ級に喧嘩を打った──自らは天才と呼ばれていると断言する一方で、도라에몽=ドラえもんという愛称を持つイ・ジュンヒョンが、秋葉を相手にどのような引き出しの多さを見せる……四次元ポケットから秘密兵器を取り出すことができるのか。

まだ──お手並み拝見という見方をしてみたいモノだ。また同大会ではパク・シウォン×パク・ソクモの間でRoad FCライト級王座決定戦、ちびウルフことパク・ジョンウンがホン・ユンハと対戦する女子アトム級マッチも組まれている。

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ABEMA LFA MMA MMAPLANET o PFL Road to UFC SASUKE UFC イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン オーデ・オズボーン キム・ギョンピョ キム・ハンソル シャオ・ロン ジョーダン・ラヴィット トップノイ・キウラム ドナルド・セラーニ ナタン・レヴィ パク・ヒョンソン パンクラス ホン・ジュンヨン ボクシング マラブ・デヴァリシビリ ヴィンス・モラレス 中村倫也 修斗 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 海外 猿飛流 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】SASUKEのUFCへの道─01─before Road to UFC「前例のないことをやっていこうかと」

【写真】ラスベガスから戻ってきて、マスタージャパンで以前のように練習を続けているSASUKE(C)MMAPLANET

6月10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01でイー・チャアと対戦するSASUKE。

修斗世界フェザー級王者のRoad to UFC出場が決まったのは、彼がラスベガスのシンジケートMMAで出稽古を行っている終盤だった。UFCで戦う目標を持ち続けていたSASUKEはRoad to UFC出場決定以前に何を考えていたのか──をまず、訊いた。


──まずラスベガスのシンジケートMMAで3月、4月と2カ月間、出稽古をされていましたが、あの時はRoad to UFCと出場ということは頭にあったのでしょうか。

「全くなかったです。開かれることも知らなかったですし」

──では、このタイミングでベガスで練習をしようと思ったのは?

「ルートはどうであれ、米国で戦いたいということは最初から思って来たことです。修斗でベルトを獲って、そこに行けるかもしれないという可能性が見えてきたときに──実際に海外の試合のオファーもいただきました。ただ色々な事情があって……行けなくて」

──ぶっちゃけ自分が掴んでいた話では昨年10月のPFLフィナーレ大会、そこで勝てば2022年シーズン出場ということだったかと。

「ハイ……。結果、あそこで行かなくて良かったと思います。PFLで戦う話がなくなり、暫らく試合がないという状況はケガもしてないのに初めてでした。その時間をどうしようかと考えた時に、海外に練習に行けるなと思いました。マネージャーから『昔、弘中(邦佳)がUFCと契約した時、そのまま試合をさせたけど、1度海外で練習を経験させていれば結果は違っていたかもしれない(※グラップリングや柔術、ハワイのプロ修斗など試合は経験していた)』という話を聞くことがデキました。『右も左も分からないままUFCへ行った』と。

『そういう先人達の経験からしっかりと学ばないとダメだ』とも言って貰えました。弘中さんも色々と助言をしてくれて、ルートを示してくれました。サステインの坂本さんと会って話した時に『君はコーチがいなく、1人で考えてやってきた。だから君のような選手こそ準備が必要だ』ということを言っていただき、腑に落ちるモノがありました。確かに何も知らないで、飛び込むことは……PFLのオファーは1カ月後だったので。

それでも悩みましたし、もちろん戦いたかったです。いつ試合が組まれるのか分からない状態で、気持ちは若いですけど実年齢は27歳と行ってしまっているので(笑)。残されている時間は少ないと思って、僕自身は戦うつもりでワクチンも接種しました(苦笑)。

ただし実際にUFCを経験した弘中さんの言葉は、絶対に確かなことで。凄く葛藤があったけど、自分で行かないと決めました。今となっては、それが良かったです。経験のあるなしという部分でラスベガスにいた2カ月間で、凄く色々な経験ができました。『これならやっていける』という自信もつきました。それがあったからRoad to UFCで強い選手と戦うことが決まっても変に舞い上がったり、緊張することがないです。だから、あのタイミングでPFLで戦わなかったことは、結果としてプラスになって戻ってきています。

向うで特にUFCで戦っている選手と殴り合い、蹴り合い、倒し合う経験をしました。それで外国人選手のパワー、技術、練習を経験値として貯めることができました。

悩んでどっちかを選択した時、どっちが正解かということではなくて、自分で正解にしないといけないじゃないですか。だからPFLに行かなかった決断、ラスベガスで練習したこともRoad to UFCで優勝して契約をすることで正解にします」

──う~ん、深いです。そしてベガスでの練習ですが、どのようなメンバーと主に練習してきたのでしょうか。

「ジョーダン・ラヴィット、ナタン・レヴィ、ブランドン・ジェンキンス、ヴィンス・モラレス、オーデ・オズボーンとかほとんどのUFCファイターとスパーリングをしてきました。カイル・ラウントリーのようなライトヘビー級の選手とはやっていないですけど(笑)。

あとラスベガスにあるので、色々なUFCファイターが集まるのでドナルド・セラーニとグラップリングのスパーをやりましたし、デロン・ウィンっていうミドル級で一番背の低い選手とも手を合わせました。マラブ・デヴァリシビリともスパーをしましたね」

──ラヴィットやレヴィ、LFAやコンテンダーシリーズから王道のステップアップを果たした選手と肌を合わせた感覚が非常に気になります。

「彼らは凄く考えながら練習していました。もちろん強いです。そのなかで柔軟に考えて……特にジョーダンはそのスタイルを見ても分かるかと思いますが。柔の強さというのか、ケガをしなくて丁寧にできて、抑えるところを抑える。僕がプレスを掛けるスタイルで、クリーンヒットとか貰わないですけど、5分のスパーリングをやったあとに精神的に削られています。ジョーダンとのスパーがそういう意味で、一番しんどかったですね。

ナタンは空手ベースで蹴りが重いです。中間距離の打ち合いとかでの一発とか、凄く重かったです。個性はあれど、柔軟に強かったです」

──ボクシング&レスリングの軸があるなかで、特色を持つ選手も多い。

「その通りですね。個性があります。人数が多いから色々なタイプの選手と練習できるのは当然ですけど、ジムの広さを存分に使った練習、ヘッドコーチのジョン・ウッドがいて、レスリングコーチのフランク・ヒックマンが最初の1カ月ほどいて。他のコーチも実際にスパーに参加して、体を動かしているんですよね。

自分の得意じゃないところで選手に極められたりもします。でも、あの一緒にやる姿勢があるからこそ信頼関係が生まれるというのか。また選手達も、自分で良く考えている。自分で考えてやっている姿を見て、環境は違いますが自分がやってきたことは間違っていなかったと思えました」

──その経験をすると、ずっと向うで練習したくならないですか。

「心の中ではそうです。ただ、今できることを……向うで学んだ技術は全てメモしてきているので、マスタージャパンの上のメンバーに指導しています。向うと同じではないですけど、そうやって指導できるようになることで彼らのレベルも上がり、自分のレベルも上がると思います」

──では帰国後も練習環境などは以前と同じで。

「ハイ、マスタージャパンを中心にあとはパンクラスのフライ級チャンピオンの猿飛流さんと、技術交流をして打ち込みをやったりで。帰国したら、これまでと変わりなく日本でやれるベストのことをやっています」

──ところで実際にはRoad to UFC出場が決まったのは、いつ頃だったのでしょうか。

「最初に話を貰ったのは……ハッキリ覚えていないですけど、4月の頭ですね。Road to UFCがあるから行きたいかと聞かれて、『行きたいです』と即答しました。試合映像とかも送って、暫らく音沙汰がなかったです。でも毎日、練習を繰り返すという日々だったので、そんなに気にすることはなかったです。もうダメかな、多分ないなぐらいに思っていた時に、帰国する1週間前に決まりました。

それでも『じゃあやるか』というぐらいの感じで。嬉しかったですけど、久しぶりの試合だなっていう感じになったぐらいでしたね」

──ではRoad to UFCがこのタイミングでなければ、どのようなステップアップ方法を考えていたのでしょうか。

「修斗で戦うことですね。修斗で防衛をしながら……前チャンピオンがやらなかったことで、道を切り開こうという考えはありました。難しい話ですけど、ベルトを持ったまま他団体のチャンピオンを倒して、団体統一チャンピオンではないですけど、フェザー級の強いのを倒そうと。修斗のベルトを持って、他の団体のチャンピオンに挑戦しようかとか。前例のないことをやっていこうかと薄々考えていました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
Episode01
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
6月9日(木・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS
Episode03
6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
6月10日(金・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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【院長プロフィール】
光田昌平(みつだしょうへい)
昭和57年12月26日生まれ
★経歴★
大阪府大阪市生まれ ー柔道4段(6歳~21歳) ー 総合格闘技PANCRASE(パンクラス)大阪稲垣組プロフェッショナルファイター歴(5年)
★学歴・職歴★
大商学園高等学校 ー 北信越柔整専門学校 ー 山本第一病院リハビリ科 ー 医療法人一裕会 辻クリニック ー 神崎整骨鍼灸マッサージ院 院長 ー カラダコンディショニングミツ(2015~運営) ー 株式会社MITSU 設立
★資格★
・柔道整復師国家資格
・グラストンテクニックジャパン認定プロバイダー
・プロスポーツトレーナー
・ボディメイクデザイナー
・総合格闘技「パンクラス大阪」リングドクター
・総合格闘技「RIZIN」オフィシャルスポンサー
・その他、数多くの「RIZIN」ファイターの専属トレーナーとして大会に備動
★家族構成★
妻・息子3人・娘1人(6人家族)

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