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MMA o PANCRASE TSUNE UFC パンクラス 伊藤盛一郎 田嶋椋 鶴屋怜

【パンクラス】初開催 横浜武道館はどうだったのか!?

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30周年のメモリアルイヤーを目前に控えて開催されたPANCRASE 330。サラブレッド鶴屋怜の王座奪取に田嶋椋×TSUNEの激闘、さらに伊藤盛一郎の華々しいパンクラスデビューなど非常に見応えのある大会でした。

その大会が行われたのが横浜武道館。パンクラスはもちろん、MMAイベントとして初進出の会場でしたが、果たして観戦しやすやの面でどうだったのか。

母体になったのは横浜文化体育館。過去にはパンクラスやリングスも節目となる大会を開催してきた老舗のハコでした。それが老朽化による改築が進み、改築のために近くにあった横浜市立横浜総合高等学校旧校舎跡地にサブアリーナとして2020年にオープンしたのが横浜武道館です。
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一階にある入口を入って急勾配の階段を上がると2階~3階がメインアリーナ。これが思った以上に広い。中央にケージを設置して客席も中央に寄せているので、会場の両サイドには椅子が置かれていない空き空間がかなりありました。

このフロアの感じと充実した3階席のスペース。そこからの見晴らしは実に快適。暗転してケージがライトアップされた場面ちょっとUFCぽくてメジャー感がありました。改めて思い出すと大田区文化体育館ぽい。最近の自治体系のハコモノのトレンドなのかもしれませんね。

すごく良い会場ではありますが、パンクラスが大会中に発表した2023年の大会スケジュールには横浜武道館の名前はありませんでした。キャパの大きさ的に節目となるビッグイベントを開催する算段か。この会場をフルハウスにする対戦カードを用意出来るか。これが30周年を迎えるパンクラスの課題でしょう。
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クリアするのは高いハードルですが、ありがたかった話が1つ。本戦は全13試合という大容量でしたが、14時30分開始という事もあってメインは19時半前に終了。イベント後に鶴屋怜の涙の一本勝ちを肴に一杯やれた余裕があったのはこれ以上ない喜びでした。

やっぱり格闘技に関わらずイベントはこうじゃないと。クリスマスに21時終了ダメだよ、20時前じゃなきゃ!往年の名セリフのオマージュが脳裏をかすめました。30周年を迎えるパンクラスに幸運あれ。
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ABEMA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 Road to UFC UFC パンクラス 修斗 海外 猿飛流 鶴屋怜

【Pancrase330】新フライ級KOP、鶴屋怜「またイチから見直して、やっていこうと思います」

【写真】イベント終了後、応援団への挨拶を終えたばかりの鶴屋怜 (C)MMAPLANET

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されたPANCRASE330。同大会のメインで猿飛流を破り、鶴屋怜がフライ級KOPの座に就いた

デビューから1年10カ月、キャリア6戦目で日本の老舗MMAプロモーションの頂点に立った鶴屋は勝ち名乗りを受ける前から涙を流した。若さの象徴、自信しかないように見えた鶴屋の意外な涙。その理由と、こらからについて試合後に話を訊いた。


──20歳のタイトル奪取、涙を見せたのは意外でした。

「ちょっと想定外の展開になってしまって……焦ってしまったのもあるし、小さい頃から修斗やパンクラスと見て育ってきたので……。UFCという目標があって、も国内のベルトも大きな目標でした。なので、ちょっと涙が出てしまいました。それにここで負けていたらUFCなんてないし。格闘技で生活できなくなりるので自分を追い込んでいる部分もあったので」

──本物だという期待感が高まると、アンチの声も出てきます。そういう声は気になっていましたか。

「最終的に勝てれば良い。そう思っていました」

──では想定外の展開というのは?

「組んでバックを取ってからのスロエフ・ストレッチなんですけど、練習なら毎回ほぼ極まります。実際、試合中も極まったと思っていました。結果どこか精神的に『よっしゃ』となって、気を抜いてしまった部分があります。でも猿飛流選手は元器械体操の選手だからか、体が柔軟でした。あれで焦ってしまいましたね」

──焦っていましたね。首投げを強引に仕掛けて、決まらない場面もありました。

「首投げからVクロスで勝ちたいっていうのもあったんです……(苦笑)」

──お父さんの必殺パターンを。それは……。

「欲を持ちすぎてしまったスね。インターバルで、お父さんからも『落ち着け。お前、興奮しているんだよ』って言われて。でも『絶対、勝つから』って伝えて2Rに向かいました。後で見返さないと分からないんですけど、右が当たったのか……ああいう形になれたので。でも打撃も大切だって、身をもって思うことができました。課題も増えたし、まぁ……良い試合、良い経験になりました」

──1R終盤はケージに押し込んだ形で、ヒザをボディに何発が食らっていました。

「食らっちゃいましたけど、ヒザでダウンをすることはないと思っていました。2Rから行くつもりだったので、あそこは攻める気持ちはなかったです」

──ジャッジ1人が9-10と猿飛流選手のラウンドとしました。

「まぁ、猿飛流選手に入ってもしょうがないです。お父さんも『想定外のことが起きるのも1Rだから』と言ってくれて。猿飛流選手もチャンピオンだし、意地があったはずです。正直、舐めてはいないんだけど簡単に勝てると想定していたので……この試合の経験をこれからに生かしたいと思います。

扇久保(博正)さんからも『最初から行き過ぎると疲れるから』って、毎試合注意されていました。それで勝てていたんで、自分では構わないと思っていたのですが、先輩たちに注意されていたことがやっと理解できました」

──反省点のある試合。課題を見つかったタイトル戦を終えて、改めてUFCに向けてどのような気持ちでいますか。

「ホント、練習を基準に『俺、強いんじゃないか』って思ってしまっていたんですけど、試合だとそういうわけにはいかないです。これまでの試合は、ほぼ同じパターンで勝つことができたとはいえ、これからは通用しなくなります。UFCなんて言うと、もっと強いヤツらだらけです。なので、しっかりと見つかった課題を克服していかないとダメだなと思います。

打撃も自分のなかでは力を入れてやってきたつもりだったんですけど、もっと見つめ合っていかないとダメですね」

──反省しきりですが、キャリア1年10カ月でパンクラスの頂点に立ちました。2023年への意気込みをお願いします。

「ハイ。6戦0敗、6フィニッシュしているので来年は海外に絡んでいきたいです」

──1カ月ほど前から2023年開催のRoad to UFCに向けて、各階級で出場選手のリクルートが始まっているようですね。

「僕はRoad to UFCではなくて、本戦かコンテンダーシリーズに絡んでいきたいと思っています。でも、そんな上手くはいかないので1試合、1試合勝ち抜いていきます。とにかく今日の試合で見つかった課題が多すぎるので、年が明けたらすぐに練習したいです。またイチから見直して、やっていこうと思います」

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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 キック パンクラス 上田将竜 伊藤盛一郎

【Pancrase330】TDからは圧倒的。元ZST王者の伊藤が初参戦、ランキング2位の上田をRNCで仕留める

【写真】伊藤は1年ぶりの試合で快勝。メインの勝者との絡みが楽しみだ(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
伊藤盛一郎(日本)
Def.2R1分26秒 by RNC
上田将竜(日本)

伊藤が右サイドキック、それをバックステップでかわした上田が左ハイを見せる。身長で劣る伊藤が左を伸ばしながら距離を詰め、組んでケージに押し込んだ。しかし上田が左腕を差し上げて、体勢を入れ替える。四つで組んだ上田は肩パンチとヒザで相手を削っていく。伊藤も右のオーバーフックを効かせて、ヒザとカカト蹴りで削る。ここでレフェリーがブレイクをかけた。

ケージ中央で再開後、伊藤が左右の蹴りを見せる。低い体勢から入る伊藤の顔面に、上田が左ジャブを2発突き刺した。頭を振り、左ストレートを伸ばした伊藤が、さらに右ストレートを見せながら組み付く。ボディロックでテイクダウンを狙う伊藤、しかし上田もすぐに立ち上がる。伊藤は上田をケージに押し込み、グラウンドに持ち込もうとするが倒せず。相手のクラッチを切った上田が離れた。

ケージ中央で上田の右前蹴りをキャッチした伊藤が、左フックを相手の顔面に叩きつける。下がる上田に組みついた伊藤が、右腕を差し入れてケージに押し込み、ヒザを突き上げて初回を終えた。

ジャッジ2名が10-9で上田に、1名が10-9で伊藤につけている。

2R、右サイドキックで飛び込む伊藤。上田の右ミドルハイをキャッチした伊藤は、そのままグラウンドに持ち込む。サイドからマウントを狙った伊藤は、上田のブリッジに合わせて腕十字へ。動く上田をバックマウントで抑え、右のパンチを連打していく。そして左腕を相手の首に巻き付けて仰向けに。上田は伊藤の右手首を取ってクラッチを切るも、伊藤はワンハンドで首を絞め上げてタップを奪った。

パンクラス初参戦でランキング2位の上田を破った伊藤は、「これからパンクラスで試合をやらせていただきたいと思うので、応援よろしくお願いします」とアピールした。


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ABEMA KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RYO TSUNE YouTube シュウジ・ヤマウチ ソルト パンクラス パン・ジェヒョク 上田将竜 井村塁 伊藤盛一郎 山口怜臣 岡野裕城 新居すぐる 村山暁洋 林源平 水戸邉荘大 沙弥子 猿飛流 田嶋椋 田村一聖 粕谷優介 葛西和希 透暉鷹 長岡弘樹 雑賀ヤン坊達也 高木凌 鶴屋怜

【Pancrase330】計量終了(第1試合~第7試合)スクランブル発進の岡野も含めメイン出場選手に問題なし

【写真】さらっと7キロの減量といった岡野 (C)MMAPLANET

24日(土)午後12時45分より、東京都新宿区のサンエービル地下1階会議室で明日25日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase330の第1試合から第7試合に出場するファイター達の計量が行われた。

マッハ道場の同門、葛西和希が15日(金)に負傷し全治6週間という診断結果を受け急遽、代役を買って出て粕谷優介と対戦することになったHEATライト級チャンピオン岡野裕城は70.5キロでクリアしている。

「そんなに厳しくなかったですよ。ちょうど体重も落ちていて、7キロぐらいしか減量していないです」と常人の理解の範疇を越えた発言を涼しい顔で出来る岡野は、パンクラス初陣でどのようなファイトを見せることができるか。

ここでは計量直後の各選手のコメントをお届けしたい。

田村一聖
「明日はフィニッシュできるように頑張ります」

Ryo
「田村選手とはホントずっとやりたかったです。

明日、気持ちをしっかりと込めて頑張ります」


押忍マン洸太
「明日は思いっきり暴れます」

林源平
「ぶっとばします」

村山暁洋
「ずっとやるかもしれないと思っていた相手なんですけど。

凄いタフなんですけど、明日はフィニッシュで勝ちます」

長岡弘樹
「明日は根性を出して、魂を燃やして。

村山選手と戦いたいと思います」

高木凌
「明日の試合、死んでも勝ちます」

新居すぐる
「試合が決まってからずっと高木選手のことを考えてきたんで、明日は練習してきたことを全部出して勝ちにいきたいと思います」

岡野裕城
「えぇと……パンクラス・デビュー戦なんで、頑張ります」

粕谷優介
「また子供達に恰好良いところを見せます」

井村塁
「横浜のビッグマッチで組んでいただいて、ありがとうございます。

相手、佐久間選手なんですけど、自分らしくフィニッシュして良いクリスマスを迎えます」

佐久間健太
「久しぶりなんですけど、パンチを当てられるよう頑張ります」

沙弥子
「第1試合をやります、沙弥子です。世界で戦ってきた選手とこのタイミングで試合をすることは、一生の経験になると思います。明日は挑戦者という気持ちを忘れずに、攻め続けて勝ちたいと思います」

ジェニー・ファン
「最初に、このケージで戦う機会を与えてくれたパンクラスに感謝しています。私の対戦相手はとても強くて、とても良い選手です。明日の試合に期待しています。ベストと尽くします」

■視聴方法(予定)
2022年12月25日(日)
午後1時30分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
午後2時30分~ U-NEXT

■ Pancrase330計量結果

※赤字選手名をクリックすると関連記事やインタビューに跳びます

<フライ級KOPC/5分5R>
[王者] 猿飛流:56.5キロ
[挑戦者] 鶴屋怜:56.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.25キロ
パン・ジェヒョク:66.15キロ

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也:70.15キロ
シュウジ・ヤマウチ:70.45キロ

<バンタム級暫定王座決定戦/5分5R>
TSUNE:60.95キロ
田嶋椋:61.05キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.85キロ
ソルト:52.45キロ

<フライ級/5分3R>
上田将竜:57.0キロ
伊藤盛一郎:56.95キロ

<フェザー級/5分3R>
田村一聖:65.75キロ
Ryo:65.35キロ

<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太:77.4キロ
林源平:77.45キロ

<ウェルター級/5分3R>
村山暁洋:77.5キロ
長岡弘樹:76.75キロ

<フェザー級/5分3R>
高木凌:66.2キロ
新居すぐる:66.1キロ

<ライト級/5分3R>
岡野裕城:70.5キロ
粕谷優介:70.3キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.4キロ
佐久間健太:61.55キロ

<女子アトム級/5分3R>
沙弥子:47.5キロ
ジェニー・ファン:46.55キロ

<フェザー級/5分3R>
加藤泰貴:65.95キロ
倉本拓也:66.25キロ

<バンタム級/5分3R>
矢澤諒:61.3キロ
木本海人:61.35キロ

<57.7キロ契約/5分3R>
水戸邉荘大:57.7キロ
金澤臣人:56.7キロ

<アマMMAバンタム級/3分3R>
山口怜臣:61.05キロ
岡田嵐士:60.95キロ

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ABEMA KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RYO TSUNE YouTube シュウジ・ヤマウチ ソルト パンクラス パン・ジェヒョク 上田将竜 井村塁 伊藤盛一郎 山口怜臣 岡野裕城 新居すぐる 村山暁洋 林源平 水戸邉荘大 沙弥子 猿飛流 田嶋椋 田村一聖 粕谷優介 透暉鷹 長岡弘樹 雑賀ヤン坊達也 高木凌 鶴屋怜

【Pancrase330】計量終了(第8試合~メイン)上田将竜「明日はクリスマス。家族も子供も置いて──」

【写真】Make weight大賞は猿飛流。これだけ筋肉を残し、9キロ・10キロを60キロ台の体格で落とすのは相当な減量テクニックを有しているはずだ。その猿飛流、パス後の水分補給で「世界で一番美味い水」と連呼していた(C)MMAPLANET

24日(土)正午より、東京都新宿区のサンエービル地下1階会議室で明日25日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase330のメインから第8試合までの計量が行われた。

メインのフライ級KOPCで戦う猿飛流✖鶴屋怜を始め12人の上位カード出場選手は全員が一発で計量をクリアした。

ここでは計量直後の各選手のコメントをお届けしたい。なお透暉鷹は新幹線が遅れたことで、会場への到着が遅れ最後に計量とコメント、パン・ジェヒョクとの撮影を済ませている。


猿飛流
「明日はメインイベンターとして、チャンピオンとしての試合を見せます。見ていてください。絶対に盛り上げます。以上」

鶴屋怜
「2022年ラストのパンクラスの大会のメインイベントで、しっかりKO、一本勝ちして盛り上げるので。チャンピオンになります」

パン・ジェヒョク
「コンバンワ。初めまして。ボクハ、コリアン・スパイシー・パンチ、この名前を覚えてください。オポネント、ドコデスカ。アリガトゴザイマス」

透暉鷹
「初の国際戦なんですけど、普通に勝つだけじゃなくてしっかりと自分の強さを証明して、勝ちたいと思います」

雑賀ヤン坊達也
「まずはシュウジ選手、ブラジルから日本までありがとうございました。明日は最高の試合をして、皆さんにクリスマスプレゼントができれば良いなと。しっかりKOするので、よく見ておいてください」

シュウジ・ヤマウチ
「初めまして、ヤマウチ・シュウジです。パンクラスに出ることはとても嬉しいです。明日は良い試合をするので、皆さん期待してください」

TSUNE
「明日のためにしっかりと仕上げてきました。試合で魅せます。応援よろしくお願いします」

田嶋椋
「明日はしっかりとやりきって、勝ちます。応援よろしくおねがいします」

KAREN
「しっかりKO、一本して。クリスマスに連勝して、2022年を締めくくります。お願いします」

ソルト
「パンクラスに初参戦できて嬉しいです。試合を組んでいただいてありがとうございます。明日はチャンピオンのKAREN選手との試合なので、連勝を止めて行こうと思っています。宜しくお願いします」

上田将竜
「伊藤選手、パンクラスに来てくれてありがとうございます。伊藤選手はイケメンで試合が面白くて、いつもジェラシーを感じていました。でも、こっちもパンクラスで10年間戦ってきた意地があるんで。さらに明日はクリスマスなんで、家族も子供も置いて戦いに来ているので、激熱、ポイズンな試合をしましょう」

伊藤盛一郎
「今回、パンクラスのデビュー戦になるんですけど、ZST、Groundslamで育ってきた自分らしく戦い、一本、KOで勝ちたいと思います」

■視聴方法(予定)
2022年12月25日(日)
午後1時30分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
午後2時30分~ U-NEXT

■ Pancrase330計量結果

※赤字選手名をクリックすると関連記事やインタビューに跳びます

<フライ級KOPC/5分5R>
[王者] 猿飛流:56.5キロ
[挑戦者] 鶴屋怜:56.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.25キロ
パン・ジェヒョク:66.15キロ

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也:70.15キロ
シュウジ・ヤマウチ:70.45キロ

<バンタム級暫定王座決定戦/5分5R>
TSUNE:60.95キロ
田嶋椋:61.05キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.85キロ
ソルト:52.45キロ

<フライ級/5分3R>
上田将竜:57.0キロ
伊藤盛一郎:56.95キロ

<フェザー級/5分3R>
田村一聖:65.75キロ
Ryo:65.35キロ

<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太:77.4キロ
林源平:77.45キロ

<ウェルター級/5分3R>
村山暁洋:77.5キロ
長岡弘樹:76.75キロ

<フェザー級/5分3R>
高木凌:66.2キロ
新居すぐる:66.1キロ

<ライト級/5分3R>
岡野裕城:70.5キロ
粕谷優介:70.3キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.4キロ
佐久間健太:61.55キロ

<女子アトム級/5分3R>
沙弥子:47.5キロ
ジェニー・ファン:46.55キロ

<フェザー級/5分3R>
加藤泰貴:65.95キロ
倉本拓也:66.25キロ

<バンタム級/5分3R>
矢澤諒:61.3キロ
木本海人:61.35キロ

<57.7キロ契約/5分3R>
水戸邉荘大:57.7キロ
金澤臣人:56.7キロ

<アマMMAバンタム級/3分3R>
山口怜臣:61.05キロ
岡田嵐士:60.95キロ

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ABEMA BELLATOR MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 UFC   アキラ シュウジ・ヤマウチ パンクラス ベラトール ライカ 村山暁洋 長岡弘樹 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase330】12・25を読む 長岡弘樹&雑賀ヤン坊達也─02─「20年前に文体で……」(長岡)

【写真】勝利の咆哮、揃い踏みとなるか (C)NOBU YASUMURA & SUSUMU NAGAO

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330に出場する長岡弘樹代表&雑賀ヤン坊達也インタビュー後編。

パンクラス・ウェルター級で国内トップの村山暁洋と戦う長岡、シュウジ・ヤマウチと対戦するヤン坊の2人が、この試合での存在証明と2023年について話した。12・25を読む。最終回は長岡弘樹&雑賀ヤン坊達也インタビュー後編をお届けしたい。

<長岡弘樹&雑賀ヤン坊達也インタビューPart.01はコチラから>

──パワーがあって、粗さもあると少し怖いですよね。

ヤン坊 ハイ、ガムシャラなパンチは読めないところもあって危ないのです。それでも打撃はこっちが上だから、彼の粗さを自分のチャンスにしようと思っています。

──ではヤン坊選手から見て村山選手と戦う長岡選手に対して、ここは注意して戦ってほしいところはありますか。

ヤン坊 村山選手は柔道ベースで強い選手なので……ボスは厳しい試合、苦しい試合になります(笑)。

──笑っているじゃないですか(笑)。

ヤン坊 アハハハハ。頑張らないといけない相手だということは、話させてもらいました。ボスの試合は常にそうなので。今回もしんどい試合をしてください(笑)。

長岡 僕はもうしんどくなるしかないです。そりゃあヤン坊みたいに、スカッと勝てれば良いのですが、そういうんじゃないので(苦笑)。腹を括って、戦います。特に村山選手は気持ちが切れないので、きつくなると思います。

──パンクラスのウェルター級はトップ2人がUFCとBellatorにステップアップを果たしました。となると、この試合結果によってはベルトも見えてくるのではないでしょうか。

長岡 う~ん、勿論パンクラスのベルトには憧れはずっと持っていました。だから、そういう機会が巡ってくれば、ベルトを狙いたいと思います。村山選手は今いる日本人のなかでトップランカーだし、このチャンスをくれたパンクラスに感謝しています。だからこそ、このチャンスを生かすために必死にやってきました。できるなら、どんどんパンクラスで戦っていきたいので、ここで勝ってタイトルに絡めるようにしたいです。

──対してヤン坊選手は、この国際戦をどのような位置づけとして考えていますか。

ヤン坊 来年の進路に関わって来る査定試合だと捉えています。パンクラスが最近、ベラトールとパイプができたと公表したので、ここからしっかりと勝って推薦してもらえるようにしていければと思っています。

──パンクラスのタイトルに関しては?

ヤン坊 チャンスがあれば獲りたいです。ただアキラ選手と久米選手の統一戦が、順序として先になるだろうし。そうなると僕も決して若くないので、待ってはいられない。どんどん上を目指して、経験を積んで前に進みたいです。タイミングもありますし、とにかく今回の試合を勝ってからですね。来年がどうなるのか──は」

──ところで東京で試合をするのと横浜で試合のするのは何が違いはあるのですか。

ヤン坊 近くて良いなって(笑)。それぐらいですかね。東京に行くのより、半分の移動で済むので。特に地元意識っていうのは……ちょっとあるかなってぐらいです。

──長岡選手は横浜文体が生まれ変わった横浜武道館で戦うことには想いがありそうですが。

長岡 ハイ、そうですね。ただ文体での試合結果という部分では、あまり良い思い出がなくて(苦笑)。それでも2002年にタイトルマッチをやらせてもらっていますし(※9月29日、国奥麒樹真戦)。あの時に負けても、格闘技が好きで諦めきれなくて。まさか、こんなに長くやるとは思っていなかったですけど、20年前にタイトルマッチで関わらせたもらった会場が新しくなった。その場に立てることは嬉しいです。パンクラスにとっても大切な場所での大会に呼んでもらえたので、凄く有難い。頑張ることで恩返ししたいです。

──20年の想いが詰まっているのですね。多くの選手が出る2022年最後のパンクラス。どのようにして存在感を示し、2023年に繋げたいですか。

ヤン坊 パンクラスのライト級といえば、やはりヤン坊だと思われるような試合をします。寝技が穴だと思われているので、そこも対応して『アレッ? コイツ、強くなったな』と言ってもらえる姿を見せたいです。あのう……ちょっとデカいこと言って良いですか?

──もちろんです。

ヤン坊 日本一のライト級のストライカーはパンクラスにいるって……いやぁ、やっぱり恥ずかしいです。これを言うのは(照笑)。そういうことを自信を持って言えるようになっていきたいです。いや、でも恥ずかしいです。

長岡 自分は華やかな試合はできないので、諦めない気持ち、気迫という部分を全面に出して、同世代の方の活力、希望になれるような試合をしたいです。

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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ABEMA AJ・マッキー BELLATOR F1 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RIZIN RIZIN40 キック ゴイチ・ヤマウチ サイモン・オリベイラ シュウジ・ヤマウチ パトリシオ・フレイレ パンクラス ベラトール ボクシング ヤーソラフ・アモソフ ルサンド・ビコ ローガン・ストーリー 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase330&RIZIN40】ゴイチ・ヤマウチ「シュウジの打撃は僕より上。サトシがAJを極める可能性は」

【写真】サイモン・オリベイラ、ビクトル・ウーゴ、そしてルサンド・ビコが参加した2019年12月5日以来、3年振りに行われたパンクラスの公開練習。現在の体重は91キロというゴイチとシュウジ。彼らの名前は発音からポルトガル語読みのアルファベットが当てられゴイチはGoiti、シュウジはShyudiと日本語からアルファベットの場合のGoichiとShujiとか相当に違う (C)MMAPLANET

22日(木)、東京都渋谷区の和術慧舟會HEARTSで25日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330で雑賀ヤン坊達也と対戦するシュウジ・ヤマウチの公開練習が行われた。

Bellatorウェルター級ファイターで従弟のゴイチ・ヤマウチとミット打ちを披露。

蹴りも交えた綺麗なフォームを取材陣に見せたシュウジは、5歳まで愛知県の碧南市で生活しており、26年振りの来日となる。そのシュウジ、「ホームに戻ってきた気分、凄く楽しい。クリチバはブラジルの南部で、とても寒い。それに夏でも急に寒くなったりするし、今の日本の気候は全く問題ないよ」と今の心境をぶら下がり会見で話した。

ゴイチと同様に魔裟斗が今もヒーローだというシュウジは、自身のスタイルを「寝技も立ち技、50/50。柔術からキャリアをスタートさせたけど、ボクシングもキックボクシングも多くやってきた」と言い、「試合は立ちから始まるけど、僕はコンプリートファイター。どの局面で戦う。狙いはKO。寝技で一本勝ちもできるけど、KOできたら良いよね」とヤン坊戦に向けての意気込みを語った。

またゴイチはシュウジの長所を「パワーがあること」と挙げ、「RIZIN✖Bellatorに参戦したかったけど、相手が見つからなかった。今回はシュウジの試合を終えて、直ぐに帰国しまだ決まっていないけど次の試合に備えるつもりだ」と大晦日にも言及した。

そんなゴイチに公開練習直後に単独インタビューを試み、シュウジのストロングポイントと大晦日決戦、そして2023年についてさらに尋ねた。


──シュウジ選手とはどれぐらいの期間、練習をしてきたのでしょうか。

「もう20年かな。子供の頃から柔術、打撃、MMAとずっと一緒にやってきたんだ」

──改めてシュウジ選手の長所を教えていただけますか。

「パワーだよ。ホントにパワフルだ。テイクダウンも力強く、ジャブもストレートも威力がある。左フックとボディショットも注目してほしい。一番の武器はパワーだよ」

──そのパワーというのは持って生まれたモノなのでしょうか。それとも練習に身に付けたものですか。

「両方だよ。僕らは実際、パワーよりもテクニックを重視しているんだけど、当然のようにウェイトやフィジカルも鍛えている。シュウジはもともと力があったけど、そうやって身につけたパワーもあるよ」

──シュウジ選手のことはまだ余り分からないので、短絡的にゴイチ選手とスタイルが似ているのかと想像してしまうのですが。その辺りはいかがですか。

「そうだね、打撃は僕よりテクニカルだよ。キックやボクシングを合わせて40戦以上経験し、多くで勝利している。打撃の経験値は僕より上で、その辺りはファイティングスタイルに違いに通じているよ」

──ところでゴイチ選手は、さきほど大晦日に戦えないことが残念だと言っていました。

「僕は日本で凄く戦いたい。でも今は我慢の時。もっと大きな機会が訪れることを待ちたいと思う。試合でなくても、日本で従弟の試合を見てクリスマスを過ごせるんだから、それでも十分にハッピーだよ」

──ではBellatorファイターとして、大晦日で戦う選手達に何を期待しますか。

「そうだね、世界的に言えば多くの人がRIZINの選手たちを軽視している。アウェイで戦うことが分かっていない。米国のケージで戦うのと、日本のリングで戦うのは全く違うことだよ。この対抗戦が米国で行われRIZINの選手がアウェイで戦うと、5-0でベラトールが勝つ。

でもベラトールの選手たちは日本で違うルールで戦うのだから、そんな風にはならない。僕が戦うなら問題ないんだけどね。僕は柔術家だから」

──そうなるとこのルールを経験していて、目からの情報も若い頃に十分にあったパトリシオ・フレイレも柔術がベースですね。

「その通りだ。僕が思うに今回の対抗戦はRIZINが番狂わせを起こすよ。特にホベルト・サトシとAJ・マッキーの試合では、大波乱が起こりそうだ。サトシがAJを極める可能性は相当に高い。サトシは確かな柔術の強さがあり、このルールで、リングで、日本で戦い続けてきた。誰がアップセットを演出するか……僕はサトシが起こす可能性は十分にあると思っている」

──なるほどぉ。ではウェルター級に転向したゴイチ選手ですが、2023年はライト級ワールドGPが開かれるという話もあります。ベラトールの軸となるトーナメントで戦いたいという気持ちは起こらないですか。

「実は……そういう話を持ち掛けられたこともあったよ。でも自分の体、健康のことを考えるともう酷い減量はしない方が良いって決めたんだ。例え100万ドルの人参を顔の前にぶら下げられてもね(笑)。僕は自分の道を歩みたい。ウェルター級でのパフォーマンスに満足しているし、ここからさらに7キロも落とす気にはなれない。僕はライト級ワールドGPではなく、ウェルター級で世界王者を目指すよ」

──では2月25日に行われるヤーソラフ・アモソフ✖ローガン・ストーリーの王座統一戦、どちらが勝つと予想していますか。

「ストーリーだ」

──そうなのですねっ!!

「前回の両者の戦いは凄く接戦だった。今回の再戦はストーリーの方がより気持ちが入るだろうし、彼が勝つと思う」


■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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【Pancrase330】12・25を読む 長岡弘樹&雑賀ヤン坊達也─01─「自分の面倒は自分で」(ヤン坊)

【写真】 あとは体重を落とすのみ。写真からも伝わるように、リラックスと緊張の狭間に両者入る感じだ(C)MMAPLANET

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330ではDOBUITAから長岡弘樹代表と雑賀ヤン坊達也のツートップが揃い踏み。それぞれが村山暁洋、シュウジ・ヤマウチと対戦する。

2人が同じ大会に出場するのは初めて。ヤン坊を指導してきた長岡も、自らの試合を控えており、当然のように自分の練習が必要になる。「互いが自分が勝つために100パーセント、取り組んできた」と長岡もヤン坊、この間の練習について話す。12・25を読む。第13弾は両者の信頼関係が伝わってくる長岡弘樹&雑賀ヤン坊達也対談をお届けしたい。


──パンクラス横浜大会まで1週間を切りました(※取材は12月20日に行われた)。過去にヤン坊選手と長岡選手が同じ大会に出たことはあったのでしょうか。

ヤン坊 初めてですね。

長岡 2人で出られることが決まった時は、凄く嬉しかったです。うちのジムとしても2人が負けるわけが行かないし、勝って景気を良くしていきたいです。

──順序としては、どちらが先に横浜大会出場が決まっていたのでしょうか。

ヤン坊 ボスですね。僕の方は2つぐらい相手が代わって、ヤマウチ・ジュウジさんになった感じです。

長岡 ヤン坊と一緒に出ることになるかもという話があったのは、彼が9月の試合で勝った後でした。

──ということは長岡選手は、その前にもう試合が決まっていたと!

長岡 内々の話では5月のグラチャンの試合後から、それほど時間が過ぎていない時でした。

──6年1カ月振りのパンクラスでの試合です。決まった時はどのような気持ちでしたか。

長岡 ヤン坊が試合に出ているので、会場は常に訪れていました。やはり華やかな雰囲気があって、良いですよね。もともとデビューもパンクラスですし、再び戦うことができるということに関してモチベーションは高いです。加えて相手が村山選手ということが、自分にとってはさらにモチベーションになっています。

自分が6年前にパンクラスに出ている時、階級は違いますけど村山選手はチャンピオンでした。同い年なのに当時の自分は村山選手と試合ができる位置にいなかった。その選手と6年を経て、戦うことができることは凄くやる気にさせてもらえます。

──同じ日に試合をすると試合当日だけでなく、試合までの準備期間もこれまでと比較すると、長岡選手も自身の試合があるために変化したのではないですか。

ヤン坊 ボス以外にもサポートしてくれる仲間がいますし、そういう支えがあるので頑張ることができています。

長岡 ヤン坊にアドバイスはしますけど、練習の組み立ても自分で出来るので。今回に関しては、自分は自分に集中してやってきました。試合への向き合い方に関して、ヤン坊に何も不安はないです。客観的に見ても、しっかりとやってきて仕上がっています。全然、心配していないです。

──ヤン坊選手とスパーをしても、村山選手対策にはならないでしょうし(笑)。

ヤン坊 アハハハハ。身長ぐらいですよね。同じなのは。

──今回もソニックスクワットで練習をしてきたのですか。

ヤン坊 ハイ。前と変わらず、ソニックとドブイタでやるのを繰り返しています。

──長岡選手はドブイタ一本ですか。

長岡 そうです。小谷(直之)選手もずっと来てくれていますし。彼のグラップリングの技術は凄いですから。色々とアドバイスを受けています。

ヤン坊 もちろん相手の映像を見てもらってアドバイスもしてもらっていますが、練習に関してはそれぞれが自分のことをやってきた形です。

──減量のタイミングは同じだと、共感が持てて励みになるということは?

ヤン坊 そこも結局、自分の体のことなんで。最後は自分との戦いになると思っています(笑)。

長岡 減量方法も僕らは違いますし。体格、年齢、体調が違うので、落とし方が同じではなくて。ヤン坊も工夫をして、色々と変えてやってきているので、そこも心配していないです。

ヤン坊 2人で勝ちたいのは当然ですけど、自分のことは自分で面倒みないといけないですからね。

長岡 チームとして一緒に戦う気持ちは勿論です。でも、自分のことに100パーセント集中しないと勝てない。試合は甘くないですから。互いに自分が勝てるようにやる。そうやって高めてきました。そこに信頼感があるし、チームとして活動できています。ジムの皆も僕がヤン坊と普段をやっていることを、代わりにやってくれています。ヤン坊がさっき言ったように、チーム全体でサポートしてもらっていますからね。チーム全体で2人が勝つためにやってきました。いちいち心配する必要がない。それが僕らの信頼関係です。

──そして、迎えるシュウジ・ヤマウチ戦。どのような印象を相手に持っていますか。ゴイチ・ヤマウチの従弟という見られた方がされていますが。

ヤン坊 ゴイチ選手の従弟だろうが、兄弟だろうが気にしないです。実績もあんまり分かっていないし、柔術が黒帯で寝技が強い。ただウマル・マゴメドフと試合をしていて、それほどコントロールされずに頑張っていました。弱い選手じゃない……強い選手だと思っています。

パンクラスって結構強い外国人選手を呼んでくるイメージなので、彼と戦うために必死でもがいてきました。

長岡 気が強くて打撃で勝負する感じがあるので、そこでヤン坊が当てることができると思います。レスリングはしつこくないけど、形に入った時は強いので一瞬でも気を抜くと取られてしまう。そんな危険性のある相手ですね。でもヤン坊がやるべきことを徹底すれば、勝てます。

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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【DEEP112】DEEPの年始は2月11日。フライ級GP準決勝大会で阿部✖鈴木、神田✖五明と2階級のタイトル戦

【写真】日本が強くなるために力があるモノ同士が潰し合い、勝者が全てを手にして次に進むことが不可欠。そういう意味でも楽しみな神田✖五明の暫定王座決定戦だ (C)MMAPLANET

20日(火)、DEEPより2023年の初戦となるDEEP112 IMPACTの対戦カードが発表された。2月11日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催される同大会では既報の通り福田龍彌、伊藤裕樹、本田良介、宇田悠斗が勝ち残っているDEEPフライ級GP準決勝が行われる。

この他、今回の発表ではウェルター級選手権試合=チャンピオン阿部大治✖チャレンジャー鈴木慎吾、フェザー級暫定王座決定戦=神田コウヤ✖五明宏人という2つのタイトル戦が明らかとなっている。


阿部は暫定王者から住村竜市朗のタイトル返上を受けて正規王者となり、その住村を仕切り直しの一戦でKOした鈴木の挑戦を受けて初防衛戦を戦うこととなった。

一方チャンピオン牛久絢太郎のDEEP不在を受けて暫定王座が争われるフェザー級は、タイトル挑戦歴のある神田と昨年5月のプロデビューから3連勝の五明がキャリア4戦目のマッチアップとなった。

全国高校総体35年連続出場、昨年8月の高校総体で女子が団体組手や個人戦を制し、総合成績優勝に輝くなど名門中の名門、御殿場西高校空手部出身の五明は、その高校時代から全国に名が響く空手家だった。

その後は帝京大学に大学し、2年後輩には同じくDEEPで活躍する野村駿太がいる。国内に留まらず日本代表としてアジア、世界を舞台に戦い──ALSOK時代には2019年の全日本空手道選手権男子組手で優勝、KARATEプレミアリーグ東京大会でも67キロ級を制したが、五輪は統合階級となるなり、WKF五輪ランキングで61キロ級の佐合尚人に遅れを取り出場を逃した後、MMAへ。

トライフォース赤坂に所属となり、昨年の全日本アマ修斗のライト級に出場。現在プロ修斗で2戦2勝2KOを宇藤彰貴に準決勝で敗れたが、プロライセンス取得推薦枠獲得者となった。その後、DEEPヒューチャーキング・トーナメントのフェザー級で優勝しプロに。上記にあるように4戦目でベルトに手を掛けることに。

野村によると空手時代の五明は卓越した距離感と防御能力に長けていたという。MMAでは積極的にケージに追い込み、連続の顔面直接殴打でインパクトの残る勝ち方をしてきた。とはいっても、神田と比較すると組み技歴、そしてMMA歴の差が歴然としている。

長いリーチで距離を取れるだけでなく、テイクダウンやボディロックに生かせる神田に対して、五明がここまで考慮する必要がなかった間合いの妙を見せることになるのか。あるいは神田が意地でMMAの奥深さを見せつけることになるのか。非常に興味深い、暫定王座決定戦だ。

なお今大会では、しなしさとこの3年2カ月振りのMMA復帰戦=古林礼名戦。パンクラス移籍が確実視されていた住村の意外なDEEP参戦=島田伊吹戦。DEEPバンタム級王座獲得を目指す渡部修斗✖力也戦などが決定しているが、他にもベテランビッグネームの参戦の話も伝わってくるなど──最近のDEEPらしい質と量が圧倒的な後楽園ホール大会になりそうだ。

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【Pancrase330】12・25を読む ベルト&UFC行きを賭けて、鶴屋怜─02─父・浩「納得のいく契約を」

【写真】平常心が過ぎる──鶴屋怜。試合では一気にギアを上げる (C)MMAPLANET

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330。同大会のメインで猿飛流の持つフライ級王座に挑戦する鶴屋怜インタビュー後編。

話を訊く側が、ハラハラする神龍誠とのやりとりから、西川大和とサステインの間のトラブル、同門・藤田大について鶴屋に尋ねた。パンクラス2022年フィナーレ=横浜武道館大会Pancrase330――12・25を読む。第10弾は鶴屋怜インタビュー後編をお届けしたい。

<鶴屋怜インタビューPart.01はコチラから>


──でも神龍選手と話す関係なんですね、タメ口とはいえ。

「スーパー銭湯で会った時も喋りましたよ。海外で勝ったばっかりだったからか、なんか『俺、もう先に行っているから』という感じで言っていましたね(笑)。凄い、意識してなって。ライバル心があり過ぎるというか」

──……。

「でも俺はデビューして1年半少しだし、自分の状況に関して焦っていない。それなのに後輩にあんな風に言ってきて……意識してんな。そんなに俺にライバル心を持っているのかって思いました」

──いや怜選手もデビュー戦の直後に、神龍選手に対して対戦をアピールしていたじゃないですか。

「いえ、自分は別に何とも思っていないです。だから普通に会話したみたいな感じです。エへへへ」

──お友達ということではないのですね……。

「でも、この間もアマチュアの大会であって普通に『おぉ!』っていう風で」

──当人にしか分からない感覚なのでしょうね。ところでもう一点、西川大和選手が一度はUFCで戦うことが公表されましたが、サステインとの契約があるということで問題視され、結果的には相手も欠場でUFCでの試合がなくなりました。そのことについて、同世代としてどのように思いましたか。

「う~ん……。階級も違うし、あんまり気にしていなかったです。UFCに行けなかったのは……自分だったら、嫌ですね。UFCに出るために準備してきて、なんか大人の事情でなくなったりしたら。でも、また次の機会を狙ってUFCで戦えるように続けるしかない。自分ならそう思っているかと」

──色々と考えさせられる問題でした。

鶴屋浩 僕は普段から契約書にはしっかりと目を通していますが、今回の試合に関してはあのようなことがないように、しっかりとパンクラスさんとは意見を出し合って契約書を作成してもらいました。互いが納得のいく契約書を交わさせてもらっています。

──事実として西川選手が、発表されたUFCの試合に出られなかった。それが全てだと私などは受け取ってしまいます。そして、意見を出し合ってパンクラスと契約を交わしたということは、この先のUFCを考えてという段階になっていると捉えて構いませんね。

「ハイ。だからこそ、今回の試合を終えた時に6戦6勝全試合でフィニッシュ勝利というレコードにします。フィニッシュして勝ちます。自分がチャンピオンに相応しいという力を見せつけて、アピールしていきたいです。

UFCに関しては、そうですね……今回チャンピオンになってUFC本戦に出られるなら、出たいです。それが無理ならコンテンダーシリーズに出て、しっかりと勝って契約するのでも良いと考えています」

──押忍、初志貫徹。デビュー前と同じ言葉が聞けました。ところで、また怜選手自身の話でないのですが、一つ追加で質問良いでしょうか。

「あっ、ハイ、大丈夫です」

──昨年9月のGladiatorでパラエストラ千葉の藤田大選手がプロデビューし、10月のEXFIGHTでも一本勝ちしました。どちらの試合もケージサイドで見させてもらったのですが、独特の空気がある選手に感じました。藤田選手は怜選手と同世代ですよね。

「ハイ。あの子自体は小学校の時に柔道の団体戦で全国優勝をしているんですよ。それで寝技が強くなるためにウチのジムに来て、柔術の練習をしていました。自分とは……小学校の低学年の頃から、喧嘩みたいにバチバチにやっていてきました(笑)」

鶴屋浩 藤田は強いから、怜と当てて。ガンガンやってもらっていたんですよ。

「アッチの方が体重が10キロぐらい重くて。でも、本当にバッチバッチにやっていましたね。今も寝技の才能は凄いです。パワーがあって、ウェルター級で身長は低いですけど、寝技は本当に強いです」

鶴屋浩 高校までずっと柔術をやっていたんです。それを僕が「MMAをやれ」って引っ張って。最初は「嫌だ」って言っていました(笑)。それがMMAをやるようになって、まずはどんなもんかってことでグラジエイターとEXFIGHTに出しました。

──計量の時から、なんか眼力があって。太々しいというか。

「ちょっと変わっていて、いや大分変っています(笑)。千葉所属なんですけど、柏にも時々来ていますよ。僕とはもう、う全然体重が違ってしまいましたけど」

鶴屋浩 まだまだですけど、西川大和とやらせても面白い。ホント、藤田はこれから面白くなりますよ。

■視聴方法(予定)
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