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【RIZIN48】サトシに挑戦、日本♡=ルイス・グスタボ「チャンピオンになり、防衛戦でパトリッキーを倒す」

【写真】通訳をしてくれたロイベ・デ・オリベイラ・ネイトと。ロイベは2023年に修斗で2度来日をしている (C)MMAPLANET

29日(日)、さいたま市さいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN48でルイス・グスタボがホベルト・サトシ・ソウザの持つRIZINライト級のベルトに挑む。
Text by Takashima Manabu

古くはVale Tudo Japan時代からブラジルは日本のMMA界が戦いを挑んできた先駆者であり、PRIDEの時代は多くのスーパースターを生み出した。日本との親交が深く、ある意味歴史を共に紡いできたMMA王国だが、現状──UFCとの契約下にある選手が110名を超えるのに対し、RIZINでレギュラーとして活躍しているファイターはグスタボただ一人だ。

2018年の初参戦からRIZIN一筋で戦ってきたグスタボ。日本へのリスペクトは頭抜けているといっても過言でない彼が、タイトル挑戦への想いを──日本への想いの強さと共に熱く語った。


──サトシ選手への挑戦が、3週間後に迫ってきました(※取材は6日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「ずっと1年間、この時を待っていたのでタイトルに挑戦できることが嬉しくてたまらない。早く日本に行って、試合の日を迎えたくてウズウズしているよ」

──正式にタイトル戦のオファーがあったのは、いつ頃だったのでしょうか。

「最初に話があったのは2月のホリエ戦のあとで、それから正式決定まではしばらく時間があったけど……きっとサトシがナカムラとの試合があったからだろう。コロナパンデミックが起こり、僕のMMAファイター人生も大きな影響を受けた。RIZINが活動を再開して4試合を戦い、ようやくタイトル挑戦権を得ることができたんだ。オファーを貰った時には『絶対にこの機会を逃すわけにはいかない』って思ったよ。RIZINライト級王座は、僕のモノになる」

──ブラジルはバーリトゥード時代から、常にMMA大国でした。そして日本のMMA界とも深い繋がりがあります。その一方で現状、ブラジルの若い選手はLFAブラジル大会に代表されるフィーダーショーからUFCを目指すのが本流で、日本で戦う選手は少なくなっています。そのなかでルイスがRIZINに拘り続けてきたのは、なぜでしょうか。

「まず僕にとって日本は第二の故郷だ。僕は日本でキャリアを続け、日本で引退したい。日本で戦った最初の試合から、ファンは僕を受け入れてくれて凄く歓迎してくれた。日本で戦うことは凄くエモーショナルなことで……これは僕に限った話じゃないはずだ」

(通訳をしてくれた)ロイベ・デ・オリベイラ・ネイト 本当にそうだ。例えRIZINでなくても、僕自身は修斗で戦った時も日本で戦えることに凄く感激して、感情的にすらなっていた。あのファンのファイターへの接し方、尊敬をしてくれる姿って、他では本当にないことなんだ。

「だから、僕は日本だけで戦っていきたい。日本でキャリアを終えたいんだ。そして、そのまま日本に住みたいぐらいだ。その一方で今のブラジルの若いファイターはUFCで戦いたいというのが一番で、僕らの上のジェネレーションのように日本で戦いたいという風ではないのが実情なんだ。上の世代の選手は日本でヴァンダレイ・シウバたちが活躍していたのをテレビで見ていたから、日本への想いが強い。

でも、僕が今回RIZINのチャンピオンになることでブラジルの若い世代のファイターも、もっと日本に行って戦いたいと思うようになるはずだ。しっかりと僕の名前をRIZINのリングに刻むことで、この状況も変わり日本で戦いたい選手が増えるようになる」

──UFCや北米で戦うのに比べて、RIZINのイベント数は限りがありますが、ルイスはそこでレギュラーの座を手にできました。

「凄くラッキーなことだと自覚しているよ。RIZINはだいたい年に8イベントが開かれ、2度は僕も試合も組まれている。それは日本のファンが僕の試合を見たいと思ってくれているからで。本当にファンの皆には感謝しているよ。

しかも去年の12月から今年の2月までの3カ月間、カルペディエムで柔術の指導とプロフェッショナル・トレーニングを積むことできた。本当に素晴らしい日々だったよ」

──言葉だけでなく、文化の違いもブラジルと日本は大きいです。日々の生活で戸惑うことはなかったでしょうか。

「日本の人達はとても親切だし、日本食が好きだから何も問題はなかったよ。イソマルスイサン(磯丸水産)は、本当に美味しいフードばかりだった(笑)。

それに僕はアスリートだ。普段から規律正しく……いうとブラジルでは堅苦しいと感じられるほど健康的な生活をしている。夜は早く寝て、朝は早く起きる。しっかりと栄養を考えた食事を摂り、思い切りハードな練習を繰り返す。何も派手な生活をしているわけじゃないし、それは日本でも同じだった。日本にいてブラジルが恋しかったのは、家族や友人と会えなかったことだけだよ」

──なるほどです。ファイターがファイターらしく生きていると、派手に出歩くこともないと。これほど日本好きなルイスですが、試合前に日本に少し長く滞在して時差の調整などを行おうと思うことないですか。ロングフライトがあるだけでも、ディスアドバンテージかと思うのですが。

「ブラジルから日本に向かうことが、ディスアドバンテージだとは思っていないよ。そりゃあ2週間前から日本に滞在できると最高だろう。でも、そんなこと言ってもしょうがない。だから考えもしない。ただ伝えられたスケジュールに従い、計量をパスして戦う。それだけだよ。40時間のフライトがあっても、しっかりと体重を落とす。そしてファイトを楽しむんだ。

それにチーム全員で日本に早く行って準備できれば良いけど、そうでないならブラジルでギリギリまでトレーニングした方が良いと思っている。それはいつの試合もそうだし、タイトル戦だからといって何か違うことをしようとは考えなかったよ」

──サトシはMMAというスポーツにおいて、最高のグラップリング技術を持っています。とはいえ寝技は、MMAでは一つの局面でしかないという考え方もできます。改めてMMAファイターとしてのサトシの印象を教えてもらえますか。

「今回の試合はクラシカルなグラップラー×ストライカーの戦いだ。確かにサトシは優れたグラップラーだけど、MMAファイターとして他の局面は特にコレといって特筆すべきモノではない。それに僕自身、テイクダウンされても柔術を駆使して防げば良いだけだよ。この試合のためじゃなくて、ずっと柔術をやってきたから。

僕はただのストライカーじゃない。でも、さっきも言ったように今回の試合はグラップラー×ストライカーという図式が成り立っている。サトシが僕をテイクダウンしたくて組みついてくるなら、殴ってKOするだけさ」

──サトシは3月の中村K太郎戦のハイキックからのKO勝ちだけでなく、パンチでKO勝ちも過去にしています。それでも彼の打撃は、特に気になるモノではないですか。

「重ねて、サトシの打撃は印象深いモノではないと断言する。僕はコンプリートファイターだから、どの局面でも戦えるけどサトシの打撃に対して特別な準備をする必要はないよ。まぁ打撃戦を挑んでくるというなら、好きにすれば良い。僕はマイク・タイソンと向き合って、殴り合うことだって平気だから(笑)」

──では日本好き、そしてRIZINラブのルイスにとってRIZINライト級王者がBellatorのパトリッキー・フレイレ、AJ・マッキーに敗れていることをどのように思っていましたか。

「だからこそ僕は9月29日にチャンピオンになり、防衛戦でパトリッキー・フレイレを倒すつもりだよ」

──ルイス、今日はインタビューを受けていただきありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「常に言って来たことだけど、本当に心の底から日本のファンに感謝している。皆の存在があるから、日本で戦うことがモチベーションになっている。チケット代に値するような試合をするから、期待してほしい。

この試合を見てくれるファンの皆に初回から、KO勝ちを狙うことを約束する。今回の試合は、1R……5分間あれば十分だ。2Rは訪れない。初回KO勝ち、サトシをボコボコにするよ。会場では僕の名前を叫んで応援してほしい。アリガトゴザイマス」

■RIZIN48視聴方法(予定)
9月29日(日)
午後2時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#05 キック パトリッキー・フレイレ ブルーノ・ミランダ ミカエル・デュフォー

【PFL2024#05】1Rのラッシュ以降は動きが落ちたパトリッキー。ボディを効かされミランダに判定負け

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

開始早々から両者の距離が近い。パトリッキーがワンツーを放つと、ミランダも右を返す。ここから壮絶な打ち合いへ。パトリッキーの左右フックがミランダの顔面を捉えるも、ミランダも左ハイ、右ローを返す。ケージ中央で一旦落ち着いた両者だが、パトリッキーの動きは重い。右カーフを当てたパトリッキーがプレスをかけていく。ミランダは左ミドル、右ローへ。パトリッキーはミランダの右ローに合わせてダブルレッグでテイクダウンを奪う。

パトリッキーが体を起こしたミランダの首を左腕で抱え、ギロチンで絞り上げる。これは極まらずもマウント→バックマウントと移行したパトリッキーは、再び仰向けになったミランダをケージに押し付けパンチを浴びせた。ミランダがケージに背中を着けて立ち上がる。パトリッキーは離れ際に右ヒザを突き上げた。ケージ中央に戻ると、パトリッキーが左右フックを繰り出す。ミランダはボディへの左ジャブ、右ストストレートからさらにボディを狙う。カーフの打ち合いからパトリッキーの右ストレートに、ミランダも右を合わせていく。パトリッキーは右スピニングバックキックをかわしされるも、右カーフを当てていった。

2R、ミランダが左ジャブから左ハイへ。パトリッキーが距離を詰めて左右フックを振るう。ミランダの左ジャブ、左フックもパトリッキーの顔面をかすめる。パトリッキーは右カーフが当たるも、後続打がない。ケージ中央で右跳びヒザを見せたパトリッキーだが、これは当たらず両手をマットに着いてしまう。立ち上がり、プレスをかけていくパトリッキー。ミランダはサークリングから右ローを繰り出す。パトリッキーは蹴りからバランスを崩してしまう。

ミランダの左ジャブに、パトリッキーが右を被せる。ミランダもパトリッキーのローに左右フック、右ストレートを合わせていく。ミランダの左がパトリッキーの顔面を捉える場面も増えてきた。ミランダの左ミドルに左ジャブを合わせたパトリッキーは、尻もちを着いたミランダを追撃することができない。反対に立ち上がったミランダの猛攻を受けてしまう。真っ直ぐ下がるパトリッキーは、ケージを背にしてミランダの連打を食らってグラついたが、ラウンド終了まで耐えた。

最終回、ミランダが左ミドルを繰り出す。パトリッキーの左ローがミランダの下腹部を捉えたか、休憩が与えられた。再開後、ミランダが左ミドルを見せると、打ち終わりにパトリッキーがワンツーを伸ばす。パトリッキーは右スピニングバックフィストを放つも、ミランダの連打を受けてまたもケージまで下がってしまう。互いに蹴りを散らしながら、ミランダが距離を詰めるとパトリッキーが下がった。パトリッキーのパンチを受けたミランダが打ち返すと、やはりパトリッキーが下がる。パンチを食らいながらもパトリッキーがダブルレッグで飛び込み、ミランダに背中を着かせた。

左腕を枕にしてパスしたパトリッキーが、うつ伏せになったミランダのバックに回る。再び仰向けになってハーフガードのミランダを抑え込むパトリッキー。しかし展開がなく、ここでレフェリーがブレイクをかけた。スタンドで再開されると、距離を詰めてくるミランダを、パトリッキーが右アッパーで迎え撃つ。しかしミランダが連打を浴びせ、ボディにパンチが突き刺さるとパトリッキーの動きが落ちる。パトリッキーはシングルレッグで組みつき、ミランダが足を抜いて離れると、パトリッキーが立ち上がれない。このようなシーンが続くなか、ミランダが攻勢で試合を終えた。

裁定はスプリットでミランダへ。しかしパトリッキーはもちろん、ミランダもプレーオフ進出はならず。試合中にはプレーオフが確定して喜ぶミカエル・デュフォーの姿が映し出されていた。ただ、この試合に限ってはプレーオフ進出を巡る動きよりも、パトリッキーの限界が目立つ内容となってしまった。


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45 AB MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#05   アダム・ピコロッティ アレックス・ポリッジ アンソニー・ロメロ アントニオ・カルロス・ジュニオール インパ・カサンガネイ エルヴィン・エスピノーザ カール・アルベクツソン ガジ・ラバダノフ クレイ・コラード サディボウ・シ シモン・ビヨン ジョシュ・シルヴェイラ セルヒオ・コッシオ ソルト ソロモン・レンフロ トム・ブリーズ ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ パトリッキー・フレイレ ブルーノ・ミランダ ブレント・プリマス マス・ブーネル ミカエル・デュフォー ロブ・ウィルキンソン

【PFL2024#05】計量終了 とにかく殴り勝つしかないパトリッキー×ミランダ。非情なLH級1位×2位対決

【写真】これがPFL、100万ドルに向けたの戦いだ(C)PFL

21 日(金・現地時間)にユタ州ソルトレイクシティのハンツマンセンターで開催されるPFL2024#05の計量が、20日(木・同)に行われた。2024年第5戦はライト級とライトヘビー級のレギュラーシーズン最終戦となる。
Text by Manabu Takashima

初戦を終えてライト級の上位4選手=プレイオフ進出圏内はミカエル・デュフォー、クレイ・コラード、そしてエルヴィン・エスピノーザの4名だ。


とはいえデュフォーとコラード、そしてプリマスが5P獲得で、エスピノーザは4P、もう1人勝ち星を手にしているガジ・ラバダノフは3Pで、この両者が今大会で潰し合う。

デュフォーは7位のアダム・ピコロッティと、コラードは10位のマス・ブーネルと戦うわけでは、彼としては何としてもクイックシックスを狙う相手に3Pを手にできれば、プレーオフ進出が見えてくるので、敢えてフィニッシュを狙う必要がないファイト故にさらなるポイントの獲得もなるかもしれない。

ソロモン・レンフロと対戦するピコロッティも同様だが、レンフロが計量失敗で-1Pが確定しており、この時点でプレーオフ進出は他の試合でドローが続くという奇跡が起こらなければ絶望的となっている。

そのなかで注目なのは初戦で2R TKO負けした者同士、パトリッキー・フレイレとブルーノ・ミランダの一戦となる。上位陣の敗北があること前提で、両者揃って必要なのはクイック6だ。そして、それが可能なファイトスタイルの持ち主同士の対戦で、さらにいえば前戦からのインターバルは70日しかない。

特にパトリッキーはダメージの蓄積が心配されるからこそ、ピットブルらしくGo for Brokeファイトを展開するに違いない。しかもライト級全5試合中、後ろから2番目にこのカードは組まれている。つまりそれまでの状況だけでなく、クレイ・コラードが2Rまで敗れる可能性に賭けてパトリッキーとミランダは、KO狙いの殴り合いを展開することになる。

ライトヘビー級は初戦が全て初回決着、つまり上位5選手が6Pで、下位5選手が0Pという優劣なハッキリした状況下にある。

それなのに1位ロブ・ウィルキンソンと2位のジョシュ・シルヴェイラが潰し合うという──非情なまでのカードが切られた。この理不尽さこそ、PFLの妙といえる。

■視聴方法(予定)
6月22日(土)
午前5時45分~U-NEXT

■ PFL2024#05計量結果

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード: 155.8ポンド(70.66キロ)
マス・ブーネル: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 204.8ポンド(92.89キロ)
ヤコブ・ネドー: 206ポンド(93.44キロ)

<ライト級/5分3R>
パトリッキー・フレイレ: 155ポンド(70.31キロ)
ブルーノ・ミランダ: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 204.8ポンド(92.89キロ)
ジョシュ・シルヴェイラ: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ: 205ポンド(92.99キロ)
シモン・ビヨン: 203.8ポンド(92.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール: 205.6ポンド(93.25キロ)
アレックス・ポリッジ: 203.4ポンド(92.26キロ)

<ライト級/5分3R>
ブレント・プリマス: 155.8ポンド(70.66キロ)
ソロモン・レンフロ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
サディボウ・シ: 205.2ポンド(93.07キロ)
トム・ブリーズ: 206ポンド(93.44キロ)

<ライト級/5分3R>
ガジ・ラバダノフ: 156ポンド(70.76キロ)
エルヴィン・エスピノーザ: 155.8ポンド(70.66キロ))

<ライト級/5分3R>
ミカエル・デュフォー: 156ポンド(70.76キロ)
アダム・ピコロッティ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ロメロ: 155.8ポンド(70.66キロ)
セルヒオ・コッシオ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンドリュー・サンチェス: 204.8ポンド(92.89キロ)
カール・アルベクツソン: 205.2ポンド(93.07キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ザーカー(メキシコ)
ジュリアン・ルイス(米国)

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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#02 クレイ・コラード パトリッキー・フレイレ

【PFL2024#02】PFL初戦のパトリッキーにボディを効かせ、連打でストップしたコラードがファブ・ファイブ!

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
Def.2R2分32秒 by TKO
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

ガードを下げたコラードが左ジャブを突きながら距離を詰める。しかしドッシリとした構えのパトリッキーがワンツーから、さらに右を浴びせる。さらに下がりながらもコラードに右をクリーンヒットさせる。コラードがパトリッキーにケージを背負わせ、左右ストレートを上下に散らす。パトリッキーは右ストレートから左跳びヒザへ。グラついたコラードから、追撃の右でダウンを奪う。

立ち上がったコラードをダブルレッグで倒すも、コラードがスクランブルから立ち上がる。コラードが距離を詰めて右ボディストレートを突き刺すと、パトリッキーの動きが落ちた。しかしパトリッキーも右ストレート、ヒザ蹴りを返す。パトリッキーの右スピニングバックフィストをブロックしたコラードは、ケージを背負わせて右ボディストレートを当てた。

2R、コラードが下がりながら左ジャブをカウンターで当てた。さらにコラードはパンチを上下に散らす。パトリッキーも右を狙うも、後続打のクリーンヒットがない。コラードが右ストレートから左ボディへ。完全にボディを効かされているパトリッキーに連打を浴びせるコラード。パトリッキーはガードを固めたまま動かず、一方的にパンチを受け続けてレフェリーに試合を止められた。

パトリッキーはPFL初戦でまさかのTKO負け。昨年シーズン準優勝のコラードは2R TKOでファブ・ファイブ=5pを獲得し、「一発貰って、怒りを覚えた。レフェリーのストップは良かった。次に向かって走り続ける。ベルトが欲しい、まだ始ったばかりだ」と語った。


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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#02 YouTube アダム・ピコロッティ アレクサンデル・シャブリー アントニオ・カルロス・ジュニオール インパ・カサンガネイ ウスマン・ヌルマゴメドフ エディ・ブラボー エルヴィン・エスピノーザ ガジ・ラバダノフ クレイ・コラード サディボウ・シ シモン・ビヨン ジェイジェイ・ウィルソン ジョシュ・シルヴェイラ ジョーダン・ヘイダーマン ソロモン・レンフロ ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ パトリッキー・フレイレ ブルーノ・ミランダ ブレント・プリマス マス・ブーネル ロブ・ウィルキンソン

【PFL2024#02】ミランダ戦へ。グレイシー柔術♡ブレント・プリマス「100万ドルTの第2ラウンドだ」

【写真】本計量とセレモニアル。試合の時はさらに大きくなっていることが予想されるプリマスだ (C)PFL

12日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルでPFL2024#02が開催され、ライト級シーズン初戦でブレント・プリマスがブルーノ・ミランダと対戦する。
Text by Manabu Takashima

プリマスはBellatorライト級ワールドGP準決勝で、王者ウスマン・ヌルマゴメドフにフルマークの判定負けも、ウスマンがドラックテストで陽性となり試合結果はノーコンテストに。しかし、再戦の準備は進められず5月に王者はBellator Champion Seriesで、決勝進出を決めていたアレクサンデル・シャブリーと防衛戦を行うこと決まった。ノーコンテストで100万ドルの獲得の機会を失したプリマスは、PFL参戦で100万ドル獲得へ2度目のチャンスを手にした。そんなラバーガードの印象が強いプリマスに初インタビュー。するとラバーガード使いはグレイシー信者だったことが分かった。

なお11日(木・同)に計量が行われ、ライト級シーズンに出場予定だったジェイジェイ・ウィルソンは理由の説明はなく対戦カードから名前がなくなり、補欠戦出場予定だったエルヴィン・エスピノーザが、アダム・ピコロッティと戦うことが決まっている。


──今週末、PFL2024シーズン初戦でブルーノ・ミランダとPFL初陣を戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は9日に行われた)。

「Bellatorでキャリアの殆どを戦ってきたから、PFLのファイターと戦うことがとても楽しみなんだ。そしてタイ在住で、パワフルなムエタイの使い手であるブルーノ・ミランダと戦うことができる。大変な試合になるだろうけど、準備はできているよ」

──PFLはシーズンフォーマットとエルボー禁止のルールについては、どのように思っていますか。

「クレイジーだ。僕はずっとエルボーを使い続けてきた。エルボーを使わずグラウンドで戦った覚えがない。エルボー無しで戦うのは、本当にタフなことだよ。シーズン制については全ファイターが2試合は保障されていて、短期間でポイント争いをする。ここは楽しみだ。戦略から何からこれまでとは変わってくるんだけど、新しいことにチャレンジするのはエキサイティングだよ。

Bellatorの時は勝つか、負けるかだけだった。100万ドルを手にするために、初回でフィニッシュを狙いたいところだけど、だからこそスマートに戦う必要がある。焦って戦い、ガスアウトしてはしょうがないからね。PFLでは本当にスマートに戦わないといけない。6週間後に試合があるのだから、ケガをしないようにしないといけないし。だからエルボーが禁止なわけで。もちろん勝利は絶対だけど、6Pや5Pを手にできると有利になる。そこは戦い自体がBellatorの時とは変わって来るよね」

──ブレントはMMAでも柔術を武器に戦っていますか、ベースとなる格闘技は柔術だったのでしょうか。

「僕は13歳で家を飛び出し、とんでもない生活をしていた。毎週のようにストリートファイトをして、問題だらけだった。そんな生活を送っている時に、知り合いからストリートで戦うならケージのなかで戦って金を稼がないかって持ち掛けられたんだ。そして柔術ジムに向かった。まぁ、柔術なんてやっているヤツは皆、ぶちのめせると思っていたんだ。そうしたら自分より年下のガキだったり、体の小さな連中に首を絞められ、腕を極められ散々な目にあった。あっと言う間にボコボコにされたんだ(笑)。

あの時、『俺の方が体はデキているし、運動神経もある。このテクニックがあれば……』って思い、それから柔術漬けの人生に変わった。もうバカなことはやめて、パーティーも行かなくなった。毎日、懸命に練習をすると3週間で青帯を貰えた。柔術に出会っていなければBellator世界ライト級チャンピオンになれなかったに違ない。バカをやり続けて、きっと刑務所に行っていただろう。グレイシー一族から始まった柔術の歴史から、何から何まで柔術に夢中になれて良かった。ヒクソン・グレイシーのドキュメンタリー「チョーク」は何度も見返した(笑)。ヒクソン・グレイシーとグレイシー柔術への想いは膨らみ続けたよ。だから今、僕はここにいることができる」

──柔術でのマスターは、誰だったのでしょうか。

「僕はメガトン・ディアスから、黒帯を巻いてもらった」

──メガトンはいわばヒクソン系といっても良いウマイタの出身です。ただアリゾナにジムを持っていて、ブレントはオレゴン州が拠点ですよね。

「オレゴン州ユージーンにあるメガトン系のジムで6年間柔術を続けて、茶帯になったけど通っていた道場には黒帯がいなかった。メガトンがユージーンでセミナーを開き、もっと彼の指導を受けたくなったんだ。そしてアリゾナに行き、メガトンとトレーニングをして1週間後に黒帯を与えられた。メガトンのようなレジェンドから黒帯を貰えたことを本当に光栄に思っている。

ただ僕がいたジムは完全に柔術の道場だったから、MMAを始めていた僕はムエタイやレスリング、MMAのトレーニングができて、柔術も続けられるスクールに移ることに決めた。ファビアーノ・(ペガレヴィ)シャウナーの下でトレーニングを始め、今では黒帯3段になった」

──あれだけ見事なラバーガードを駆使するので、10thPlanet系の柔術を習っていたのかと思っていました。

「とにかく柔術が好きすぎて、あらゆるインストラクション動画をチェックし、YouTubeも四六時中チェックしている。そしてセミナーを受けまくってきた。セミナーに出ると、必ず一つのテクニックを持ち帰って、応用するようにしている。だからラバーガードはエディ・ブラボーのセミナーに出て修得したんだ。ただ10thPlanetの技術に拘っているわけじゃない。グレイシー・ウマイタ、グレイシー・バッハ系列の道場で学んだ全ての柔術技術を駆使して戦う。

そのうえで股関節が柔軟だから、ラバーガードは僕の柔術ゲームを一歩先に進めてくれた。でも10thPlanetファイターではなくて、僕の柔術はグレイシーだ。いかなる柔術の動きも、僕のゲームに組み込まれている。そしてラバーガードは、相手のパンチを余り受けないでコントロールできるポジションだから、MMAでも多用できるのさ」

──ただ下になると、ジャッジの支持を得られないのが通例です。

「それでもガードは大切だ。僕はトップもボトムもどちらでも戦える。MMAではトップにいる方が良いだろう。同時にガードで相手をコントロールしてスイープもできるし、サブミッションで腕や肩を痛める攻撃も持っている。100パーセント、自分のガードワークに自信を持っている。ブルーノを相手に、それを証明するよ。

ただ僕のムエタイもソー・ナイスだ。ずっとムエタイの練習をして来たし、立ち技でKOして皆を驚かせることだってできる。柔術は僕の血だけど、立ち技で皆に喜んでもらえる試合だってやってみせるよ。

僕はMMAファイターだ。ブルーノを傷めつけてノックアウトできるし、RNCで落とすこともできる。ラバーガードでも駆使するし、信じられないぐらい素早いバック奪取も披露したい。KOだろうが、サブミットだろうがフィニッシュする」

──Bellatorライト級ワールドGPは準決勝で敗れ、その後NCになったもののGP自体が未完に終わりそうです。そのなかでPFLで100万ドルをゲットするセカンドチャンスを手にしました。

「その通りだ。ただウスマンとGPで戦い、フラストレーションが溜まっているままだ。ウスマンともう一度戦って、決着をつけるつもりだった。でも、それが有耶無耶になってヤツはベルトを持ったままで、防衛戦をアレクサンデル・シャブリーを相手に戦う。どういう政治力が働いたのか、どうせ従弟の巨大なパワーがモノをいったんだろう。そんななかPFLでまた100万ドルを賭けて戦うことができる。これは僕にとって100万ドル争奪トーナメントの第2ラウンドなんだよ」

■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#02計量結果

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 204.8ポンド(92.89キロ)
アレックス・ポリッジ: 204ポンド(92.53キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205.8ポンド(93.34キロ)
トム・ブリーズ: 205.2ポンド(93.07キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード: 155.6ポンド(70.57キロ)
パトリッキー・フレイレ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ライト級/5分3R>
マス・ブーネル: 156ポンド(70.76キロ)
ミカエル・デュフォー: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サディボウ・シ: 205ポンド(92.99キロ)
ジョシュ・シルヴェイラ: 205.4ポンド(93.16キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール: 205.4ポンド(93.16キロ)
シモン・ビヨン: 205.4ポンド(93.16キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ: 205.8ポンド(93.34キロ)
ヤコブ・ネドー: 206ポンド(93.44キロ))

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ブレント・プリマス: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライト級/5分3R>
ガジ・ラバダノフ: 155.8ポンド(70.66キロ)
ソロモン・レンフロ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライト級/5分3R>
エルヴィン・エスピノーザ: 155.4ポンド(70.48キロ)
アダム・ピコロッティ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルセロ・ヌネス: 241.6ポンド(109.58キロ)
ジョーダン・ヘイダーマン: 246.2ポンド(111.67キロ)

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【PFL2024#02】永遠のBellator戦士ジェイジェイ・ウィルソン「ポイント獲得? 終わらせるのが僕の戦い」

【写真】試合になると、かなり形相が変わってZONEに入るジェイジェイもインタビュー時は凄くににこやかだ (C)MMAPLANET

12日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルでPFL2024#02が開催され、ライト級でジェイジェイ・ウィルソンがアダム・ピコロッティと対戦する。
Text by Manabu Takashima

ニュージーランド出身、マオリ・キッドの異名を取るウィルソンは柔術で世界王者になるためにサンディエゴに移り住んだ。その地でフラヴィオ・ベーリンギの黒帯ジョアォ・ファイアに出会い、バーリトゥードに対応したファンダメタル柔術の指導を受けるようになる。さらにジャスティン・フローレスの下でフリー&フォークスタイルレスリング、ノーギ柔道を身に着けMMA戦績は10勝1敗、フィニッシュ率7割を誇るファイターに。

プロMMAデビュー戦がBellatorで、サークルケージ以外で戦うのは今回で2度目のマオリ・キッドは「今も僕はBellatorのファイターだ」と言い切った。


――金曜日、PFL初戦を戦います。今の気持ちを教えてください。

「良い相手だし、僕にとって良いマッチアップだ。少しでも速く倒して、6Pを獲ってプレーオフ進出に近づけるという意味でもね」

──BellatorがPFLに買収されるという話が広まった昨夏、ジェイジェイはどのような気持ちでこの話を聞いていましたか。

「どうだったのかなぁ。とにかく噂の段階では色々なことが耳に入って来て、その時にどう思っていたのかは覚えていない。ただ、PFLに買収された時に自分の契約はどうなるのか。このまま戦い続けることはできるのかと不安になったのは事実だよ。しかも、9月にBellatorで最後の試合を戦ってから、今後に関して正式発表がなかった。幸運にもPFLシーズンで戦うことができるようになり、心の底から嬉しかったよ」

──あの時期、契約が履行されるのか自身の将来に不安を感じるファイターも少なくなかったと思います。ところで1月にBellatorがBellator Champion Seriesとして活動が続くというアナウンスがあった時、ジェイジェイはBellator CSかPFL、どちらで戦いたいと思っていましたか。

「正直をいえばBellator CSで戦っていきたいと思っていた。エルボーの有無は大きかったからね。エルボーは僕のグラップリングで大きな役割を果たしていて、つまりは僕のゲームで重要な要素になっている。エルボーがないと、僕のグラップリングゲームは色々なモノを失う。でも、もう決まったことだ。そのなかで最大の力を発揮するのが、ファイターの仕事で。今でもBellatorでエルボーを使って戦っていたい。でも、100万ドルを獲得できる機会をみすみす逃すことはない。この機会を生かすよ」

──BellatorとPFLでは年間を通して、戦うテンポが違ってきます。その辺りはどのように捉えていますか。

「個人的にはアクティブに活動できるシーズン・フォーマットは大歓迎だ。ファイターにとって一番の敵は試合が決まらず、集中力が欠けてしまうこと。選手全員がそう思っているなんてことはないだろうけど、僕自身は8、9週間ごとに戦っていたい。その方が精神的にも、肉体的にも試合に向けて良い状態を保っていられる。

試合が決まっていなくても練習はするよ。でもコークを飲んで、ハンバーガーを食べる。そしてパーティーに出かけてしまうんだ(笑)。でもPFLのシーズン・フォーマットなら、試合後1週間だけジャンクフードを食べて、また試合に集中できる。ファイトが決まっていると、より規律正しい生活を送ることができるようになるからね」

──どうしてもジャンクフードは欠かせないのですね(笑)。

「ハハハハハ。できれば毎日のように食べていたいよ。でも1週間、我慢する。それを4度繰り返せば、100万ドルを獲得して腹いっぱいになるまでジャンクフードを食べまくるよ(笑)」

──そうやって考えると、フェザー級からライト級への階級アップは自然のことだったのかと。フェザー級で戦い続けていれば、5週間ごとに試合をするのは難しかったかもしれないですね。

「金曜日に試合があって、今は168ポンドだ(※取材は8日に行われた)。これから12ポンド(約5.44)を落とすのは、全くもってイージー。完全に管理できている。フェザー級時代よりも大きくなっているし、145ポンドに落とすのはもう無理だ。適正なクラスで戦えば、より良い試合を見てもらえる。そして、30ポンドや40ポンドも落とファイターは、このフォーマットで戦えないのも事実だろう。そういう選手は年に1度か2度しか、試合ができない。僕からすると、過度な減量はボディに与える心境は深刻だというしかないよ」

──今回の対戦相手であるピコロッティもBellatorからPFLで転じる選手です。MMAは個人競技ですが、PFLファイターと戦いたかったという気持ちはありますか。

「僕の前に立ち塞がる相手を倒す。それが誰かは気にしない。今年のシーズンにはBellatorで戦っていた選手も多く出場している。そのなかで名前を挙げて戦いたい相手は、ガジ・ラバダノフだけだよ。彼へのリベンジは果たしたい。スコアをイーブンに戻したいんだ。彼以外だと、当てられた相手と戦って勝つだけさ。

僕的には今でもBellatorファイターだと思っている。プロデビュー戦自体、Bellatorだった。5、6年も在籍していたんだ。今も僕の心はBellatorにある。戦うプロモーションはPFLになったけど、今もBellatorの選手だ。今年、PFLライト級を制したらBellatorの世界王座を獲りに行く。2024年PFLライト級ウィナーとして、Bellator世界ライト級チャンピオンになるんだ」

──プレーオフ進出にはQuick6の獲得が一番。そしてファンもフィニッシュを望んでいる。そのなかで金曜日の夜にはどのようなファイトを見せたいと思っていますか。

「もちろん初回フィニッシュだ。KOだろうが一本だろうが、1Rで終わらせる。相手の良さを消して、少しでも早く勝負を決める。それが僕の戦い方だ。何もポイント・システムを考慮してのことじゃない。ポイント獲得? 終わらせるのが僕の戦い。常にフィニッシュを目指して戦ってきた。ポイントはその結果、得られるモノ。ポイント獲得ではなく、終わらせること。それが僕のスタイルだから。

これまで削って判定で勝って来た選手は、ポイントを意識することになるだろう。そういう退屈な試合をやってきた者が、慌てて戦略を練るようになっている。でも僕にとっては、フィニッシュすることが戦う目的で。実際に最初の7試合は全て1Rで勝って来た。だからPFLで戦うことで、自分の戦い方を変える必要は一切ない。押忍!!」

■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#02対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ(米国)
アレックス・ポリッジ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
トム・ブリーズ(英国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マス・ブーネル(デンマーク)
ミカエル・デュフォー(カナダ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)
ヤコブ・ネドー(スロヴェニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)
シモン・ビヨン(カメルーン)

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
ブレント・プリマス(米国)

<ライト級/5分3R>
ガジ・ラバダノフ(ロシア)
ソロモン・レンフロ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
アダム・ピコロッティ(米国)

<ライト級シーズン補欠戦/5分3R>
エルヴィン・エスピノーザ(ニカラグア)
アンソニー・ロメロ(カナダ)

<ヘビー級/5分3R>
マルセロ・ヌネス(ブラジル)
ジョーダン・ヘイダーマン(米国)

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【PFL2024#02】ライト級シーズン開幕。パトリッキー・フレイレ「得点状況は戦い方に影響を与える」

【写真】パトリシオと比較すると、普段の顔つきは非常にマイルドなパトリッキーだ (C)MMAPLANET

12日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルでPFL2024#02が開催される。ヘビー級と女子フライ級に続き、シーズン開幕を迎えるのはライトヘビー級とライト級の2階級だ。
Text by Takumi Nakamura

そのライト級で、元Bellatorライト級王者パトリッキー・フレイレが、クレイ・コラードと対戦する。2011年3月から、12年以上をサークルケージで戦ってきたパトリッキーは、PFLを新しい家と呼び、シーズン制覇に並々ならぬ自信を伺わせていた。


――パトリッキー、PFL初戦に向け今の気持ちを教えてください。

「マイ・フレンド、パンツを履くところだから少し待ってくれ(笑)。(※一旦ZOOMのが画面から消え、戻ってくる)PFLという新しい家で戦うことが楽しみでならない。やるべきことは変わらない。でも、ニューホームで戦うということで少し違った感じもする。とにかく、ここにいることが嬉しい。レッツゴー、いつでも戦う準備はできている。PFLのファンにパトリッキー・フレイレが何者かを披露するつもりだ」

──少し違った感じがするというのは?

「そんな違いはないんだよ。ただPFLはファイトウィークが忙しい。メディア対応の時間と数、それと写真撮影なんかがBellatorとは違う」

──ところでBellatorはラスベガスでショーをしてこなかったので、パトリッキーにとってMMAのメッカで初試合になります。どのような気持ちですか。

「この街は正直、好きでなかった。初めて来たのは、もう随分と前だ。ヘンリー・セフードがミニーマウス、いやミッキーマウスと戦った時だよ」

──パトリッキー、それをいうならマイティマウスかと(苦笑)。

「あっ、本当だ。アッハハハハハ。とにかくセフードがマイティマウスとラスベガスで戦った時(2016年4月)にこの街に来て、パーティー三昧、街中が浮かれているような感じがして嫌だった。でも、その頃は英語が話せなかったからストリートを歩いている人が何を話しているかも分かっていなかったんだ。英語が分かるようになると、イメージも変わった。新しい建物も増え、街もどんどん拡張していてエキサイティングだ。

自分が戦うためにベガスにやってきたからか、なんだか新しい気持ちになって凄く気に入っている。きっと俺はファイターで、コーナーマンだとこの街を楽しむことができなかったんだよ(笑)。あと今ではホテルやストリートでも、俺のことを知っている人達がいて。そこも大きく違うね」

──違うといえばPFLとBellatorではルールやファイトフォーマットが違います。Bellatorから移ってきた選手たちは、最大で4試合を半年で戦うことに調整の難しさを訴えています。ただしパトリッキーが初参戦した2011年から4年ほどはBellatorもシーズン・フォーマットが敷かれており、2011年には3カ月連続で試合をしたこともあります。

「確かに3、4回とトーナメントを戦った経験があるから、PFLのスケジュールに戸惑うことはないよ。色々な相手と戦って来たし、PFL2024年シーズンで優勝する自信は十分にある。しかもRIZINも含め、実際のところトーナメントで優勝したことがない。今年こそ、PFLで頂点に立つ。今も夢を追い続けているし、自分を信じ続けているからね。俺は年老いていないし、別に疲れを感じることもない。いや、それは言い過ぎだな(笑)。疲れるよ、でも疲れるのは普通のことだろ(笑)。PFLで戦うことになって、また目新しい相手と戦うことができる。そこが楽しみでならない。

ただし、シーズンやプレーオフのことを考えて、この週末に戦うわけじゃない。今はクレイ・コラードに勝つことだけを考えている。6Pを取るか、3Pになるか。分からないけど、やるだけだ」

──ではエルボーが反則というルールはどのように思っていますか。

「別に構わない。もともとエルボーを多用するタイプじゃないから。時々、集中して使っていた程度で。ヒジが禁止でも俺の殺傷能力は落ちない。二つの拳があってキックもヒザ蹴りも使えるからね。エルボーが使えなくても、それほど変わりはない。変わらずライオン……ピッチブゥのように戦うことができる」

──ポイント制はどうでしょうか。今大会、ライト級のシーズン戦のなかで最後に試合が組まれています。そうなると他の4試合の勝者が何点を獲得しているかで、精神的に影響が出ないでしょうか。先週のリズ・カモーシェは6Pを獲得した選手が3人も出たことで明らかに力みが感じ、試合展開がラフに見えました。

「そうだね……今も言ったようにエルボーが使えないことは、全く問題ない。その一方でポイント制は、従来のBellatorの試合よりもフィニッシュ率を高めるだろう。俺の試合までの勝者がどれだけボーナスを獲得しているのか。得点状況は間違いなく戦い方に影響を与える要素になる。でも、それは決してネガティブなことではない。

若い頃なら、他の試合結果からプレッシャーを感じていただろう。でも、ここまで十分な経験を積んできた。試合中でもゲームプランを変更できる。それまでの結果次第で戦い方を変える必要が出てきても、難しいことではない。自分のやるべきことを完遂できる。いかなる状況に対して、対応できる自信があるんだ。この先のことを考えるわけでなく、如何にこの試合に勝つか。必要な勝ち方をするために何が必要なのかは、分かっている。チームを信じ、自分を信じてるからね。

自分の拳を信頼している。自分への信頼を失った時、ファイターは勝てなくなる。今でも十分に自分を信じることができてる。拳、パワーを信じて、クレイ・コラードに勝てると信じている」

──ではそのクレイ・コラードの印象を教えてもらえますか。2月のサウジアラビアでのPFL ✖BellatorではAJに秒殺されました。

「ヤツはレスリングも柔術もできないことを露呈した。俺には都合が良いだけだ(笑)。去年の準優勝者で、ボクシングが巧い。本来はあの試合で見せた姿とは違うファイターだと思っている。タフな相手になるとも覚悟はしている。でも、ファンには俺がコラードを倒すところだけを楽しみにしてほしい。皆に俺の実力を証明する。そして皆が楽しめる試合をする」

──パトリッキー、今日はありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「今も日本の皆、日本という国が大好きだ。シーズン中はPFLに集中しないといけない。でもRIZINとBellatorのクロスプロモーションが続くなら、日本で戦いたいと伝える。PFLもBellatorもボスは同じだから、了承してくれるだろう。ぜひとも大晦日に日本の皆に会いたいと思っている。アリガト!!」


■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#02対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ(米国)
アレックス・ポリッジ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
トム・ブリーズ(英国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マス・ブーネル(デンマーク)
ミカエル・デュフォー(カナダ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)
ヤコブ・ネドー(スロヴェニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)
シモン・ビヨン(カメルーン)

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
ブレント・プリマス(米国)

<ライト級/5分3R>
ガジ・ラバダノフ(ロシア)
ソロモン・レンフロ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
アダム・ピコロッティ(米国)

<ライト級シーズン補欠戦/5分3R>
エルヴィン・エスピノーザ(ニカラグア)
アンソニー・ロメロ(カナダ)

<ヘビー級/5分3R>
マルセロ・ヌネス(ブラジル)
ジョーダン・ヘイダーマン(米国)

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【RIZIN LANDMARK09】中村K太郎戦、ホベルト・サトシ「MMAでも下になることは厭わない」

【写真】対戦が発表された直後、表情は穏やかなサトシだった(C)MMAPLANET

23日(土)、神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN LANDMARK09で、ホベルト・サトシ・ソウザが中村K太郎と対戦する。
Text by Manabu Takashima

昨年7月にスクランブル発進でパトリッキー・フレイレに敗れて以来、8カ月ぶりの復帰戦となるサトシは、そのパトリッキー戦で拳を負傷したもののメンタルが落ちることが無かったという。

勝っても負けても、人として中身が変わらないことを信条としているが、それでもAJ・マッキー~パトリッキーに喫した敗北の連鎖を絶対に止めなければいけない。選手間、コア層の評価&指示を受けるK太郎との再起戦に向かうサトシが、1月31日の会見で話していたこととは――。


――中村K太郎選手との試合が発表された会見が、ほんの少し前に終わりました。今の気落ちは?

「最初はナーバスだったよ。皆が注目して、試合について尋ねるからね。フェイスオフや計量の時と比べると、記者会見は神経質になりがちで」

──えっ、そうなのですか。

「まだ試合まで2カ月もあって──それまで契約書……紙の上で見たり、話して耳で聞いていた相手が目の前に現れるのが記者会見だから。こうなると、『あぁ、本当に試合があるんだ』っていう気持ちになって。なんだか、面白いね。同時に試合に向けて集中力が増す。ファイトがある、それはホームに帰ってきたようなものだから。やる気が増すよね」

──会見でK太郎選手は、いつもユーモアたっぷりな返答が多いです。そのことについて、どう思いましたか。

「シリアスになったり、面白くなったり、変わっているよ(笑)。でも何も私に影響を与えることはない。彼の態度で私が変わることはないから。ただ試合に集中する。試合で勝つことに集中しているよ。彼が何をしようが、何もしないでいようが……何を話そうが一切関係ない」

──ではもう去年の7月の話になりますが、パトリッキー・フレイレとの試合にショートノーティスで応じた。あのハイリスク&ハイリターンの試合に敗れたことをどのように考えていますか。成功例が鈴木千裕選手で、サトシ選手の場合は黒星が一つつきました。

「あのショートノーティスの試合に関しては、プレッシャーを感じないようにしていた。ただ楽しむということは、試合前にも言っていたしね。もちろん、勝つために戦ったよ。確かに試合まで1週間しか時間はなかった。でも、普段からずっと練習はしているわけだし。それはいつだって試合があるようなもので。勿論、試合が決まると、より明確に自分のやるべきことが分かって、そこに従って練習をするようになるけどね。あの試合に関しては負けたよ。色んな人もそこを指摘するけど、私自身はそれほど気持ちが落ちたりはしなかった。今もネガティブな感情は持っていない。

そりゃあ、AJ(マッキー)に負けたことは関してはガッカリしたよ。あの時は2カ月間、AJに勝つことだけに集中していたから。100パーセント掛けていた。パトリッキーと戦った時は、あの時の100パーセントで戦った。でも、それは私の100パーセントではないし。

体力的なことよりも、ここまで上位の試合をするときに一番問題はなのは、気持ちだ。精神面が万全でないと自分がどう戦うのか、自分自身を掌握できない。そこが一番ハードなところなんだよ、ショートノーティスで試合を受けるということは」

──つまりパトリッキーと戦った時は、精神的に万全だったわけじゃないということですね。しかし、敗北は敗北で戦績に傷がついてしまいました。プロフェッショナル・ファイターとして、その辺りはどのように考えていますか。

「そこは本当に気にしていないよ。勝負には勝ち負けはつきものだから。ジョニー・ケースと戦って初めて敗北を経験した時に、その辺りの感情の持っていきかたは学んだよ。勝っても、負けても中身が変わらないことが大切だって。それはクレベルにも言えることで。クレベルが金原に負けた時、私もショックだし彼もショックを受けていた。パトリッキーに負けた時も、同じだよ。ただ試合には負けても、私は私でいること。何も変わらない。勝っても負けても、そして誰に何を言われようとも私という人間は何も変わらない。

逆にRIZINに大切な大会で、AJが来日できなくなって代役をお願いされた。それで戦いを受けないようなことをした方が、漢として何かを失っていたはずだと思っている」

──押忍。そしてあれから半年、試合の時は約8カ月後になりますが、この時期に再起戦を行うのはプラン通りだったのでしょうか。

「大晦日には試合をしたかった。でも、拳の状態が100パーセントではなかったから見送ることにしたんだ」

──その負傷とは……。

「そう、パトリッキーとの試合の初回で折れた。試合後、1カ月全く練習をしなかった。ジムにも行かなかった。1カ月もジムに行かないなんて、私の人生で初めてのことだったよ。でも、そのおかげでリフレッシュできた。より熱心に練習するようになった。ただ12月になってクレベルとスパーをした時、拳に痛みを感じた。私が殴った時だけでなく、ヒザやヒジをブロックした時にも。

大晦日に試合をしていたら、万全の状態で戦えなかったはずだよ。それは拳が痛いからではなくて、私の精神状態がそこを気にしてしまうから。正直、年が明けてもまだ100パーセントじゃない。でも、3月には何も問題ではなくなっているよ」

──ところでK太郎選手との試合は、MMAとはいえ両者のグラップラーという側面も注目されています。K太郎選手はプロのグラップリングの試合は長い間出てしませんが、2009年にはADCC世界大会77キロ級で4位になっています。彼のピュア・グラップリングにおける実力をどのように捉えていますか。

「グラップリング・ファイトで、彼は間違いなく強い。優れたグラップラーだ。素早いバック奪取と、精度の高いRNCを持っている。以前から言って来たことだけど、彼はウェルター級では日本一のグラップラーだと思っている」

──もしグラップリングでK太郎選手と戦うとしたら?

「楽しいだろうね。将来、彼がグラップリングに集中し、私が柔術にフォーカスするようになった時、RIZINがグラップリングマッチを組んでくれると凄く面白い試合になるだろうね(笑)」

──技術的にサトシ選手と比較して、どのように評価していますか。

「私と彼のスタイルは、少し違う。彼はトップゲームを得意として、バックチョークが最大の武器だ。私は三角絞め、腕十字と下からの攻撃を得意としている。グラップリングはグラップリングだけど、ストロングポイントが違うよね。私の方が動きが多くて、爆発力もある。彼はコントロール重視のドミネイト型だ」

──だからこそ、興味深いです。削ってミスをさせるK太郎と選手と、動いてミスを誘うサトシ選手。この構図はMMAにも当てはまるでしょうか。

「そこに関しては、教え子にもよく話している事なんだ。グラップリングとMMAグラップリングは違う。まずグローブの存在がある。良いポジションを奪われた時、グローブがあるとエスケープが難しくなる。グラップリングなら容易い。グラップリングはもっと動くことができるからね。

そして下になってハーフガードを取ったとしよう。グラップリングだと、リラックスしていられるポジションだ。でもMMAでは、全く気を緩めることなんてできない。エルボーとパンチを打たれる。グラップリングと、MMAグラップリングは全く違う。ただ、どうなんだろうね。私と彼がMMAで戦うと……。

私はMMAでも、下になることは厭わない。トップでも、ボトムでも。トップで居心地が良ければトップで戦う。引き込んだ方が良いなら、引き込む。私はどっちの局面になっても平気だから」

──ではK太郎選手のサイズに関しては?

「少し、私より大きいね。でも、それが問題になることもない。体格差は心配材料にならない」

──今サトシ選手は2連敗中ですが、3連敗はさすがにまずいと捉える選手が多いです。

「そうだね。と同時に、RIZINで戦う試合はいつだってプレッシャーを感じている。私はチャンピオンで、ベルトが家にある。ただ勝つために集中して、試合当日を迎えたい。そして、この試合は日本語でいえば、ゼッタイニ・マケハユルサレナイ(笑)。そういう試合だと心得ているよ」

──サトシ選手、会見後の慌ただしいなかインタビューを受けていただきありがとうございました。ところで全くこの試合に関係ないのですが、ルオトロ兄弟など新しい世代のグラップラーについて、サトシ選手はどのような印象を持っていますか。

「凄いよ。信じられない動きをしている。全く止まらない。足関節、腕十字、RNCと常にフィニッシュを狙っている。それを可能にしているのが、防御力の高さだね」

──いの日か……。

「アハハハハハ。そうだね」

■視聴方法(予定)
3月23日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZN LANDMARK09対戦カード

<ライト級/5分3R>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
中村K太郎(日本)

<フェザー級/5分3R>
武田光司(日本)
萩原京平(日本)

<バンタム級/5分3R>
井上直樹(日本)
佐藤将光(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
RENA(日本)
シン・ユリ(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ストラッサー起一(日本)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
山本アーセン(日本)

<バンタム級/5分3R>
金太郎(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
コーディー・ジェラベック(米国)

<フェザー級/5分3R>
久保優太(日本)
高橋遼伍(日本)

<キック74キロ契約/3分3R>
ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル)

<キック70キロ契約/3分3R>
憂也(日本)
蛇鬼将矢(日本)

<フライ級/3分3R>
中村優作(日本)
アルマン・アシモフ(カザフスタン)

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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL アンテ・デリア アンドレイ・コレシュコフ インパ・カサンガネイ クレイ・コラード ダコタ・ディチェバ チムール・カイズリエフ パトリッキー・フレイレ フィル・デイヴィス ヘスス・ピネド ヴァレンティン・モルドフスキー 渡辺華奈

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PFL Champions vs Bellator Championsにわき、その世界観を拡大させたPFLが、2024年の活動に関してPFL EURO及びMENA、PPV Super SeriesとBellator International Champions Seriesに続き20日(火・現地時間)に本丸PFL レギュラーシーズンの開幕について公式発表を行っているので、ここでまとめておきたい。
Text by Manabu Takashima

4月4日(木・同)にテキサス州サンアントニオのボーイング・センターで開幕し、12日(金・同)はネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテル大会、19日(金・同)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナとレギュラーシーズン序盤戦の日程が確定した。


サンアントニオ大会はヘビー級と女子フライ級、ベガス大会はライトヘビー級とライト級、シカゴ大会はウェルター級とフェザー級が実施される2024年のPFL。そのスローガンはザ・タフエスト・テスト・イン・MMAとなっている。

つまりは買収したBellatorのファイターがPFLレギュラーシーズンに参加するということだ。現状、各階級の出場確定が発表されたファイターは以下の通りとなっている。

女子フライ級

ダコタ・ディチェバ(C)PFL


ダコタ・ディチェバ(英国※2023年欧州リーグ王者)
リズ・カモーショ(米国※現Bellator世界王者)

フェザー級

ヘスス・ピネド(C)PFL


ヘスス・ピネド(ペルー※2023年シーズン世界王者)
チムール・カイズリエフ(ロシア)

ライト級

クレイ・コラード(C)PFL


クレイ・コラード(米国)
パトリッキー・フレイレ(ブラジル※元Bellator世界王者)

ウェルター級

マゴメド・ウマラトフ(C)PFL


マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
アンドレイ・コレシュコフ(ロシア※元Bellator世界王者)

ライトヘビー級

ヤコブ・ネドー(C)PFL


インパ・カサンガネイ(2023年シーズン世界王者)

ヤコブ・ネドー(2023年欧州リーグ王者)

フィル・デイヴィス(米国※元Bellator世界王者)

ヘビー級
アンテ・デリア(クロアチア)
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア※元Bellator暫定世界王者)

まだロースターの半分も明らかになっていないが、ウェルター級、ライトヘビー級、ヘビー級にBellator世界王者経験ファイターが出場しており、特筆すべきは女子フライ級は現役王者のカモーシャがラインナップに加わっている点だ。

新階級だからこそPFLには世界王者が存在しておらず、Bellatorの現役チャンピオンの参戦となったのであれば、気になるのは渡辺華奈の動向だ。Bellator王座奪取を目標に掲げていた渡辺だが、王座不在のBellator International Champions SeriesよりもPFL参戦の可能性がグンと高まったのではないだろうか。

さらに彼女以外に日本人選手のPFLレギュラーシーズン投入は見られるのか、引き続きオフィシャル発表を待ちたい。

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【Bellator301】シャブリがパトリッキーを血まみれにしてフルマーク判定勝ちも――GP決勝はどうなる?

<ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
アレクサンデル・シャブリ(ロシア)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

開始早々ケージ中央でガードを固めて見合いながら、互いに距離を詰めていく。シャブリの細かいパンチをガードしたパトリッキーだが、右ローは相打ちに。手数は少なくブーイングも飛ぶが、緊張感が漂う。パトリッキーの左右フックをブロックしたシャブリが下がるも、伸ばした左手の指がアイポークになったとして試合が中断される。再開後、シャブリがケージ中央へ。回るパトリッキーに左インローを当てると、パトリッキーが一瞬オーソからサウスポーにスイッチした。ここでパトリッキーの左目から流血が見られる。アイポークの影響か――。

シャブリがローと前蹴りを散らす。手数が少ないパトリッキーだが、シャブリの右ローにワンツーを合わせた。それでもシャブリが距離を詰めてくると、パトリッキーがサークリングする。シャブリの右前蹴りがパトリッキーのボディに突き刺さり、さらに右カーフキックをクリーンヒットさせた。パトリッキーは左フックを空振り。サウスポーに構えるパトリッキーに、シャブリが左ミドルを浴びせた。

2R、近い距離でスタートしたが、シャブリがプレスをかけるとパトリッキーが下がる。パトリッキーのローにシャブリ右ストレートを合わせる。左ボディストレート、右三日月蹴り、さらに右スピニングバックキックを見せたシャブリに対し、パトリッキーも右スピニングバックキックを返した。シャブリが右を当て、バックステップでパトリッキーのワンツーをかわす。圧力とディフェンスで優位に進めるシャブリが、またもパトリッキーの右ローに右ストレートを合わせた。

パトリッキーは距離を詰めるも払われてしまう。左フックの相打ちもブロックしているシャブリが、パトリッキーにケージを背負わせ続ける。パトリッキーが前に出るとワンツーで前進を防ぐシャブリ。パトリッキーが完全にケージを背負うと、右ミドルハイを繰り出す。互いに右バックスピニングフィストを繰り出したあと、パトリッキーの右ローに右ストレートを合わせてダウンを奪ったシャブリが、そのままパトリッキーにケージを背負わせて2Rを終えた。

3R、パトリッキーが左ジャブを上下に散らす。しかしシャブリがバックステップでかわした。シャブリはパトリッキーの右ローに右ストレートを合わせ続ける。パトリッキーのガードをの間を、シャブリの右ストレートが貫く。シャブリが右を伸ばすとパトリッキーも下がってしまう。シャブリは左ボディストレートを突き刺した。ケージに詰められたパトリッキーの顔面を、シャブリの左フックが捕らえる。しかしパトリッキーも左フックを返すと、シャブリの顔面にヒット。ややバランスを崩したシャブリが下がる。パトリッキーも追いかけるが、シャブリを捕まえることができない。

シャブリがケージ中央に戻り、ワンツーを当てる。パトリッキーのワンツーはブロックされ、さらに右スピニングバックフィストに右ストレートを合わされてしまう。パトリッキーは左耳からも大流血が見られる。右三日月蹴りを突き続けるシャブリが、最後はパトリッキーの蹴り足を掴むと、パトリッキーが足を抜いて下がった。

4Rもパトリッキーの右ローにシャブリが右ストレートを合わせていく。シャブリの右三日月蹴りの打ち終わりに、パトリッキーが左右フックを入れていくも、今度はその打ち終わりにシャブリが右ストレートを当てた。さらにシャブリの左ジャブが連続でヒットする。ここでサウスポーにスイッチしたシャブリだが、手は出さない。オーソドックスに戻し、右ストレートと右の三日月蹴りで押していく。

疲れが見られるパトリッキーに対し、シャブリが右ストレートから連打、さらに右ヒザと攻め立てる。下がるパトリッキーが防戦一方に。シャブリの連打がパトリッキーの顔面を捉える。パトリッキーの流血も激しくなってきた。しかしパトリッキーも左右フックを振るいながら前に出ていく。シャブリは下がってディフェンスし、右ストレートから返しの左フックでパトリッキーのアゴを跳ね上げた。

最終回、シャブリの左ジャブがクリーンヒットする。パトリッキーが一気に距離を詰めると、またも右ストレートを合わせた。シャブリは流しに入ったか。サークリングしながらワンツーを伸ばしていく。両者のパンチの交錯は、シャブリの左ボディがヒット。シャブリはパトリッキーのパンチをブロックしている。パトリッキーの左目付近が腫れ上がり、顔面が大量の血で染まる。シャブリは右ストレートからの返しの左フックが当たるようになっている。ガードを下げたシャブリがパトリッキーの顔面に左ジャブを突き刺す。残り10秒でシャブリが右スピニングバックキックをパトリッキーの顔面に当てた。

裁定は文句なくシャブリのフルマーク判定勝ち。ライト級ワールドGPは今年10月に世界王者ウスマン・ヌルマゴメドフがブレント・プリムスに判定勝ちを収めて決勝に進出していた。しかしその後ウスマンがドラッグテストで引っかかり、試合結果がノーコンテストに変更され、ウスマンには6カ月の出場停止という処分が下された。ベラトールの今後の興行スケジュールとともに、ライト級ワールドGPの行方が気になるところだ。


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