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【RIZIN LANDMARK10】BK離脱。ヤマニハと対戦、7勝11敗=山本聖悟「以前の僕は感謝が足らなかったです」

【写真】コレを言葉にするのは、勇気がいることだ。それをやってしまうのも、山本聖悟 (C)MMAPLANET

明日17日(日)に名古屋市港区のポートメッセなごやで開催されるRIZIN LANDMARK10に山本聖悟が出場し、アラン・ヒロ・ヤマニハと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2年3カ月振りの国内でのファイト。3年8カ月振りのRIZIN。そして戦績は7勝11敗1分け。最後に日本で戦った時のレコードは4勝10敗1分けだった。つまり、この間は3勝1敗と勝ち越している。その舞台となったBlack Combatではバンタム級ランク2位まで上り詰めた。

それでいて今回のLANDMARK出場。存在感が確実に増していた韓国の新興プロモーションを離れ、日本に戻ってきた真意とBlack Combatでつけた自信について山本に尋ねた。とはいえ、この間の活躍をほぼ知らない日本のファンにとって彼が言っていることは信憑性と根拠に欠けるかもしれない。それだけに絶対的な結果を欲する山本の言葉は、非常に力がこもっていた。

MMAファイター人生の巻き返しが、ここから始まる──のか。山本聖悟の言葉をまずは記憶に留めて欲しい。


Black Combatと決裂。『僕の性格では無理です』

──Black Combatでキャリアを積み、タイトル挑戦も見えてきたというなかでRIZIN LANDMARK出場。正直なところ唐突な感じは否めませんでした。韓国でのキャリアアップという部分はどのようになったのでしょうか。

「頑張って来たんですけどね(苦笑)。12月28日にBlack Combatが大きな大会を開くことが決まっています」

──ハイ、日本から駒杵嵩大選手や大原樹理選手がタイトル戦を戦うという話が入って来るイベントですね。

「ハイ。僕は7月大会で、当時6連勝中でバンタム級2位だったパク・ソンジュンという選手をKOして2位になったんです。そして年末の大会に1位の選手とのオファーが来たので、戦うつもりでした」

──チャンピオンはユ・スヨンですね。

「ハイ。チャンピオンのユ・スヨンがタイトルを持ったままでRoad to UFCに出ているのですが、それも納得はいっていなかったですが……」

──とはいえRoad to UFCやコンテンダーシリーズだと、ベルトを持ったまま出場というが普通かと。UFCと契約すれば返上というのが、プロモーションも望んでいる路線だと思います。

「それはまだ良いんです。納得はできないけど、理解はできるので。ただ年末にはRoad to UFCの決勝が終わっているので、ユ・スヨンがUFCと契約して空位になれば1位と2位の対戦だから王座決定戦になりますよね、普通は」

──ハイ。

「そこを確認したら、『ならない』という返答だったんですよ。ONEからキム・ジェウンとキム・デファンが韓国に戻って来るからと」

──実績では上の選手が2人契約を果たしたわけですね。キム・ジェウンは9月大会でパク・ソンジュンをパウンドアウトし、観客席からキム・デファンが挑発するというBlack Combatらしい寸劇が見られました。

「ハイ。実績は上でもキム・ジェウンはBlack Combatでは1勝で。キム・デファンも次に勝っても1勝です。僕は3勝していて、相手も2勝をしている。団体のなかで勝ってきた数が違うし、それならランキングの意味がなくなるじゃないですか。Black Combatとは、そういう話をしたのですが僕らの試合はタイトル戦にはならないと言われました。僕は『ならランキングの意味がないので、納得いかない。ランキングから外してくれ』と決裂しました」

──えっ、12月に試合をしないだけでなくBlack Combatには出場しなくなるのですか。

「ハイ」

──それは勿体ない……。

「勿体ないですよね。でも、僕の性格では無理です。韓国の記者の人たちも、それはおかしいという風に言ってくれていますし」

──う~ん……。

「だって、ランキングの意味がなくないですか。だったらDEEPみたいにランキングがなくてキム・ジェウンが来たから、キム・ジェウンにやらせるっていうなら分かりますよ。でもランキングがるのに、そんな1位と2位の対決って何だって思いませんか。えっ? 高島さん。これ、どう思います?」

──繰り返し、勿体ないです。せっかく、ここまで積み上げてきたモノがゼロになってしまうのは。「高島さん、どう思いますか」と自分の名前を下に尋ねられると、自分の考えは韓国で上がった知名度を使って韓国の他の大会で戦うのが良いだろうと思います。それなのにRIZINなんだなと。筋を通せといっているなら、DEEPでやり直してからRIZINではないのかと思います(苦笑)。

「確かに……。いやDEEPでも全然、戦いますよ。今回はRIZINから話をもらったので、RIZINで戦わせてもらうことにしたので。オイシイことをやろうとは思っていないですよ。2位までなって、1位とやるのにタイトル戦じゃないのはおかしくないですか」

──それはおかしいですよ。でも、RIZINで戦いたくてしょうがないのにチャンスが巡ってこない選手がいます。事実、同じバンタム級でも竹中大地選手のように実績で山本選手を上回るファイターが出場できていない。つまりは、RIZINもそういう場ではないですか。

「でも僕はタイトル戦線に入っていないですから。いや、ナンボでもDEEPで戦いますよ。痛いところをつかれてしまっていますけど(笑)、でも本当においしい話としてRIZINに出るわけじゃないです。そこは本当です」

生まれ変わったところを見てもらいます。生まれ変わったス。マジで

──とはいえヒロ・ヤマニハ選手は、日本のファンからすれば山本選手が最も苦手とする選手だと思われているはずです。

「そうなんですかね?  別にそんなことないですよ。もちろん軽い相手だなんて思わないです。でも、そんなに厳しい相手だとは全然思っていないです。これまで練習でやってきたことが、なかなか試合では出せなかった。それがBlack Combatでの試合でハマって来たんです」

──つまりは日本のファンが知らない間に、山本選手が成長しているということになります。

「だから、日本では僕が不利だと思われているんですよね。それはメチャクチャ感じています。でも、次の試合で生まれ変わったところを見てもらいます。生まれ変わったス。マジで」

──どう生まれ変わったのでしょうか。

「心のなかです。メンタルが変わりましたね。スーパーポジティブです。周囲に感謝し始めると、メンタルが変わってきました。以前の僕は感謝が足らなかったです」

──感謝するようになると、MMAは強くなれるのですか。

「なれます」

──……。

「これは言葉で表すことができるモノじゃないんですよ。それは、試合をみてもらって『これが感謝か』と」

──……。

「辰年になって運気が変わりました。凄く当たることで有名な占い師さんに見てもらって『2021年から2023年は何をやっても上手くいなかったはず』と言われて、確かに2021年から6連敗が始ったんですよね。おお、当たったって。で、その占い師さんって姉の生まれた年とか、甥っ子の漢字とか全部当てるんですよ。お祖母ちゃんは、僕のことは心配していないとか」

──……。

「伊勢神宮に行ったことも当てて。地元の神社とか知っているし、今の僕には凄く良い神様が付いていると。でも、ヤマニハにも付いているそうです(笑)。だから大激戦になるって」

──……。

「アイツ、ヤバいヤツで終わるかもしれないですけど、僕は信じています。マインドアップしているんですよ」

──何か信じるモノがあれば人は強くなれるのですか。

「それは、なれますね。高島さん、何か信じるモノってありますか」

──また名指しですか。それなら答えますが、あります。

「何を信じていますか」

──嫁さんです。

「そう、嫁さんだったり。信じていると、強くなれますよね」

──まぁ、なるしかないですから。ただ、人様の伴侶を嫁さん呼ばわりですか(笑)。

「あぁ、スミマセンでした(笑)。奥様を信じていると、強くなれますよね」

シェイドゥラエフがバンタム級で来ても、今の僕なら行ける

──強くなれます。でも、結果が目で見えるモノではないかもしれないです。山本選手はMMAを戦うわけですから。記事を書く身として、信じるモノがそういう迷信的なモノだと強くなっているという言葉の根拠にはしづらいです。

「だから戦いって、肉体の戦いではなくなるんです。これはリアルな話です。あと、瞑想をするようになってからマインドが変わりました。冷静さ、落ち着きが備わってきました」

──う~ん……。

「本当に僕は変わったんですよ。白川(裕規)さんとの練習、大塚(隆史)さんにレスリングを教わるようになって本当に技術的にも上がっていますし。白川さんと大塚さんのことを信じて、感謝しているから凄く体に入って来ます」

白川トレーナー 去年何回かミットを持ったことがあったんですけど、1月のBlack Combatの試合(イ・ソンウォン戦)のあとに「ミットを持ってもらえますか」ってお願いされて、本格的に一緒に練習するようになったんです。作戦を考えて、セコンドも就くようになって。聖悟君は性格がまっすぐで、言ったことを全部実行するんですよ。一緒に組み立てていったことを、まんま試合で使う。長い間セコンドに就いていますけど、まんま動く人ってあまりいないです。それって、さっき聖悟君が言った信じる力やと。それは僕に対してもあるだろうし。そこの入り方がちょっと違うかと思います。

「このインタビュー中に、そういう風に言ってくれる人が僕にできた。本当にマインドだと思います。これまで試合中に焦って博打を仕掛けていたのが、前回の試合でインローを効かされても『我慢をしていれば、チャンスがくる』と言い聞かせて賭けのような仕掛けはしなかったです。そして、KOできた。そこがメンタルの成長できた部分で、強くなれたところだと思います」

白川 あの時は試合の1カ月前に、足を折って。動けない状態だったんですよ。

「これまでだと1人で悩んで、一か八かで戦っていたはずです。でも白川さんと話をして、相手のヒザをすかしてスピニングバックフィストという動きを創って。それが試合に出て、ストレートで倒すことができました」

──打撃は元から良いモノがあった。寝技はもう、伸びしろだけ。そしてフライ級でなく、バンタム級で戦うことでコンディションも良い。そこに心が加わった。

白川トレーナーとのミット打ちは、瞬時にして吉野との組みのスパーリングに。以前とは違う動きは、絶対的に見られている

「だからこそ、結果を残したいです。

ヤマニハのように振って、組んでくる。その選手は今の僕には本当に戦いやすいです。以前は、そこで強引に殴りにいっていたので殴られたし、倒されました。今の僕には、その動きが見えます。冷静になると、あのパンチは見える。かわすか、カウンタ―を入れる。1月の試合では焦って、力んでいたけど。今はリラックスして、力を使わずに戦うので15分動くことも問題ないです」

──言葉通りの戦いができ、結果を残した後のキャリアアップはどのように考えていますか。

「それはRIZINでチャンスがもらえれば、もちろん参戦し続けます。そうすると応援してくれる人も喜んでくれますし。シェイドゥラエフがバンタム級で来ても、今の僕なら行けると思います。それに海外から話があれば、海外でもやっていきたいですし。(吉野)光に勝ったシンバートルなら、もう絶対です。セコンドの時の声、聞いてもらっていないですか? テイクダウン狙いに完璧なタイミングで指示ができています。絶対にヒザを合わせることができますよ」

──相当に自信を深めていることは理解できます。なので、しっかりと17日には試合を見させていただきます。

吉野、白川トレーナーと。信じられるメンバーと、勝負論しかない勝負に挑む

「メッチャクチャ自信があるので、楽しみにしていてください。

このインタビューを読んでもらっても『何を言っているんだ』って思われるのは仕方ないです。それは僕がこれまで、日本で結果を残せていないからで。でも、その評価がこの試合でひっくり返ることに、ワクワクしています。

それにマルキーニョスが欠場になって、サトシもクレベルも皆がヤマニハのサポートに回るわけですよね。その状況も嬉しいです。秋元(強真)戦は調子が悪かったとか聞くので、ボンサイ柔術の力が結集したような絶好調の状態で17日を迎えて欲しいですね。ベストのヤマニハに絶対に勝ちます」

■視聴方法(予定)
11月17日(日)
午後1時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
摩嶋一整(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
シン・ユリ(韓国)

<バンタム級/5分3R>
昇侍(日本)
芦澤竜誠(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
加藤久輝(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭(日本)
秋元強真(日本)

<ライト級/3分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
倉本大悟(日本)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
ヒロヤ(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
トニー・ララミー(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
白川ダーク陸斗(日本)
マゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン)

<バンタム/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
山本聖悟(日本)

<フライ級/5分3R>
北方大地(日本)
アリベク・ガジャマトフ(ロシア)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<ヘビー級/5分2R>
稲田将(日本)
佐々木克義(日本)

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
平松翔(日本)

<キックボクシング55キロ契約/3分3R>
としぞう(日本)
JIN(日本)

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45 Black Combat Black Combat12 MMA MMAPLANET o イ・ソンハ キム・ジェウン パク・ソンジュン ブラック 大原樹理

【Black Combat12】開始40秒で大ピンチも、ギロチンで大逆転。大原樹理がBlack Combatライト級王者に

【写真】リベンジとか借りを返すという言葉が陳腐に感じられる大逆転一本勝ちだった(C)LEE GYO DOK

<Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理(日本)
Def.2R4分17秒 by ギロチンチョーク
イ・ソンハ(韓国)

サウスポーに構えたイ・ソンハ。大原はジャブを見せ、イ・ソンハはワンツーで距離を詰めると組んで一気にテイクダウンを決める。背中を預けた大原は、殴られ亀に足を入れられると一気にボディトライアングルを取られる。仰向けで背中を伸ばされた大原は、RNCをセットされ危ない展開に持ち込まれる。それでも2度窮地を脱した大原は、胸を合わせにいくとイ・ソンハが足のフックを一度外す。しかし起き上ることができず即、同じ状態に持ち込まれる。

暴れる大原を後方から殴るイ・ソンハが、腰をあげた大原の前転にもついていきバックグラブを続ける。イ・ソンハが右足を抜き、バックコントロールに戻る。大原の動きに合わせてバックを続けようとしたイ・ソンハは、嫌がって背中をマットにつけた大原からパスを奪うとニーインベリー、さらに頭をステップオーバーする。ここで抑えがルーズになり、大原は立ち上がる。背中を取られたまま、もう一度崩された大原だが立ち上がって時間となった。

2R、右ハイの大原、イ・ソンハの最初の組みでボディロックテイクダウンを許しサイドで抑え込まれる。スクランブルもバックを許した大原は、バックスナップに体を翻しシングルレッグへ。キムラからバックに回ったイ・ソンハがここもボディロックで崩す。すぐに立ち上がった大原は、足のフックをここでは許さない。左右に回り、テイクダウンの機会を伺うイ・ソンハ。大原は胸を合わせるも、小外刈りでテイクダウンを取られる。

イ・ソンハはまたもサイドで抑え、反転した大原のバックを取る。腰をずらして足を入れさせず立ち上がった大原の蹴りが急所に。試合が一時中断する。再開後、大原は圧を高め、イ・ソンハがサークリングから左を当てる。構わず前に出て右ハイの大原は、右ヒザから右ストレート。イ・ソンハもパンチを打ち返す。打撃戦に持ち込んだ大原は、ヒザをシングルレッグに合わせる。

イ・ソンハはそのまま右足を取ってドライブするが、大原がニンジャチョークへ。頭を右ワキの下に入れていたために大原の腕が深く回っており、イ・ソンハは反転して自ら背中をマットにつける。それでも大原のRNグリップがしっかりとハマり、ネックロック気味に首がねじ曲がったイ・ソンハがタップ。大原は信じられないという表情を浮かべ、ケージによじ登ると勝利の雄叫びをあげ、セコンドと抱き合う。

ケージを下りて、アリーナ席からスタンドへ駆け上がり日本からの応援団と喜びと分かち合った大原は、ケージに戻りウイナーコール後ベルトをブラック代表から腰に巻かれた。

大原はイ・ソンハに腕を挙げられ、健闘を讃え合うと「ヘンボケヨ(幸せです)。強かった。厳しかった。でも諦めないで自分がやってきたことやれば絶対に勝てると思って、一生懸命練習してきました。だから今回、こうやって勝てたのも一生懸命練習したからだと思っています。僕は試合がしたいし、できる限り防衛をしたいと思います。すぐにとは言えないけど、いっぱい防衛したい。もっとBlack Combatのファンになってもらいたい。全員蹴散らしてやります。ちょっと休みますけど。7月に僕のおばあちゃんが亡くなって、ベルトを獲るから見ていてくれと約束したので、きっとおばあちゃんも天国から見てくれていると思います。いつもはいの一番に奥さんに勝利を報告しているのですが、今回ばかりは一番におばあちゃんに伝えたかったです。ピエロのファンもいたし、僕のファンもいました。もっともっとファンを増やせるよう頑張るので。あと、ブラック代表、日本から10人、応援団がきているのでピエロのインタビューの後、記念撮影を撮らせてください。カムサハムニダ」とマイクで話した。


<64キロ契約/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
Def.3R1分41秒 by TKO
パク・ソンジュン(韓国)

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45 Black Combat Black Combat12 MMA MMAPLANET o ONE キック キム・ジェウン キム・ジェフン パク・ソンジュン 山本聖悟

【Black Combat12】元ONE戦士キム・ジェウンが、徹底ドミネイトからパク・ソンジュンをパウンドアウト

【写真】組み力の差は明らかだった(C)LEE GYO DOK

<64キロ契約/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
Def.3R1分41秒 by TKO
パク・ソンジュン(韓国)

ONEで活躍したキム・ジェウンのBlack Combat初陣。同じくONEベテランのキム・デファンと対戦予定だったが──負傷欠場となり、7月に山本聖悟にKO負けしたキャリア6勝2敗のパク・ソンジュンと相対する。

キャッチウェイとなったが、北米バンタム級の体を創っていたキム・ジェウンは、明らかにONE時代と輪郭や体の線が違う。試合開始直後に、キム・ジェウンが前に出るとすぐにパク・ソンジュンの指が目に入りブレイクが入る。それでもうっすらと笑みを浮かべるパク・ソンジュンは、再開後にワンツーに左を合わせていく。右ボディアッパーを入れて組みついたキム・ジェウンが細かいヒザからシングルレッグへ。持ち上げてテイクダウンを奪うと、バックに回りこもうとする。ケージを利して、全ては譲らないパク・ソンジュンだったが、背中をつけたキム・ジェウンがワンフックでしっかりと制する。

キム・ジェウンはワキ腹、テンプルを殴るとアゴの上から腕を回す。背中をつけたパク・ソンジュンの潜りにエルボーを打ちつけたキム・ジェウンが再びワンフックでバックを取りに行く。パク・ソンジュンは左のパンチを打たれ、チョークが来ると引き込む。勢いのあるエルボーを落としたキム・ジェウンはマウントを奪うとパンチから鉄槌を落とす。ケージキックにもマウントをキープしてエルボーを打ちつけると、パク・ソンジュンの下からのパンチを気にせずヒジの連打へ。パク・ソンジュンが腹ばいになったところで、時間となった。

2R、サウスポーのパク・ソンジュンがジャブを伸ばす。キム・ジェウンは圧を掛けるが、右は相打ちに。と、右の蹴りに右を合わされ姿勢を乱す場面も。パク・ソンジュンの左に組んだキム・ジェウンはが、初回と同様にバックを伺いつつ左を連打する。勢いがついたパンチからフェイスロックはパク・ソンジュンが、反応する。それでもバックを許し、削られるパク・ソンジュン。左の連打に防御一辺倒に。マウントでエルボー、背中を向けてくるとRNCのキム・ジェウンは、引き込んでくるとエルボーを落とす。

キム・ジェウンは半身のワンフック、固い防御のパク・ソンジュンを仕留めきれなかったが完全ドミネイトした。

最終回、すぐに組んだキム・ジェフンがケージに押し込んで、ボディロックで崩し背中へ。フェイスロックで腹ばいにさせ、エルボーを後方から落とす。パク・ソンジュンは半身から背中をマットにつけてマウントを取られる。殴られ、腹ばいになったパク・ソンジュンを右の連打で倒したキム・ジェウンは、会場で試合を観戦していたキム・デファンとマイクと舌戦を繰り広げ──母国で新たな一歩に踏み出した。


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