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【Road FC71】計量オーバーのシン・ユジンがパク・ソヨンをRNCで下したため、NC&新王者誕生ならず

【写真】試合は行われたものの、ただただ残念な結果に(C)MMAPLANET

<ROAD FC女子アトム級暫定王座決定戦/5分3R/5分3R>
シン・ユジン(韓国)
NC 2R4分45秒
パク・ソヨン(韓国)

シン・ユジンは前日の計量で5キロオーバーのため、パク・ソヨンが勝利した場合のみ新王者が誕生する変則暫定王者決定戦に。クラウチングで構えるパク・ソヨンがプレスをかける。シン・ユジンはケージ中央を取るも、なかなか手が出ない。パク・ソヨンがサウスポーにスイッチした。シン・ユジンの右ストレートがパク・ソヨンの顔面を捉える。回るシン・ユジンは手を出せないのか。

シン・ユジンは右スピニングバックキックを見せた。両者の応援団による応援合戦も行われる。互いに手を出さないため、レフェリーが注意を与えた。再開後、シン・ユジンが左インローを打ち込む。新王者が誕生するというが左ジャブを伸ばすも距離を詰めない。シン・ユジンの左フックがヒットする。さらに左ミドルを当てたシンがプレスをかけ、パク・ソヨンは下がる展開が増えた。シン・ユジンがパク・ソヨンをケージに押し込み、右腕を差し上げた。手数は互いに少ない。

2R、シン・ユジンのパンチにパク・ソヨンが右ローを合わせる。パク・ソヨンは左を突きながらプレスをかける。サウスポーにスイッチして、シングルレッグで飛び込むも切られた。反対に右ストレートを当ててから距離を詰めたシン・ユジンが、組みつき小外刈りでグラウンドに持ち込んだ。パウンドからパク・ソヨンの左腕を取り、キムラを狙う。

さらにサイドに移行してアメリカーナに切り替えるも極めきることはできず。そのままマウント→バックマウントを奪取。仰向けになったパク・ソヨンから再びマウントを奪うと、パウンド&ヒジを落とす。パク・ソヨンの体を伸ばしてバックマウントに移ったシン・ユジンが左腕をパク・ソヨンの首に回す。切り替えて右腕で、パームトゥパームでパク・ソヨンのアゴを絞め上げてタップを奪った。

結果、パク・ソヨンが敗れたため試合はノーコンテストに。新暫定王者の誕生は先送りとなった。


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【Road FC71】T決勝でキム・スーチョルと対戦、ヤン・ジヨン「早い時間でKOできると思います」

【写真】プロモーションとしては、とんでもない状況になっているが……その分、メインが締まりそうだ(C)ROAD FC

本日29日(日・現地時間)に韓国はウォンジュのチアック体育館でRoad FC71が開催され、メインのGlobalバンタム級=63キロ級トーナメント決勝でヤン・ジヨンがキム・スーチョルと対戦する。
Text Manabu Takashima

8月に開幕し、10月に準決勝。今大会で決勝という短期決戦8人トーナメントのファイナルは韓国人対決となった。初戦をシードされ、9月にRIZINバンタム級王座決定戦に出場し井上直樹にKO負けを喫したスーチョルは、準決勝でキム・ヒョンウを判定で下し、2年連続の決勝進出を決めた。

一方、ヤン・ジヨンは初戦でアレクセイ・インデンコを左ハイキックで35秒殺KOするも、準決勝は当初対戦予定だったエルデュカルディ・ドゥイシェフの代役コシェン・アカノフが減量中に急性心不全で倒れ(※後に回復)、不戦勝となっていた。

昨日行われた計量でスーチョルは62.9キロ、ヤン・ジヨンはジャスト63キロでパスしている。

なおバンタム級と並行して実施されていたライト級トーナメントは、カミル・マゴメドフと対戦予定だったディフェンディング・チャンピオンのアルトゥル・ソロヴィエフとの交渉が不発に。Road FC側はソロヴィエフがファイマネーの大幅な増額を要求したと説明し、選手サイドは「来年の契約をしないと決勝は戦わせないと言われた」とSNSで反論している。

ともあれライト級決勝はなくなり、プレリミ出場予定だったヨ・ジェウが、キャッチウェイト72キロでマゴメドフと戦うこととなった。

さらにパク・ジョンウンの負傷欠場を受け、修斗インフィニティ・リーグ女子アトム級で優勝したばかりのパク・ソヨンが代役出場することとなったRoad FC暫定女子アトム級王座決定戦は――タイトルマッチながら51キロの契約体重制が敷かれていた。それにも拘わらず、もともとタイトル戦が決まっていたシン・ユジンが56.9キロと5キロもオーバーしてしまう。

両者は今日、拳を交えることになるがパク・ソヨンが勝った時のみ新王者が誕生するという超変則女子アトム級暫定王座決定戦となる――など、主催者の胃がキリキリとなる音が聞こえてきそうな今大会。そのトリを務め、世代交代を狙うヤン・ジヨンの声をここでお届けしておきたい。


――ヤン・ジヨン選手、ファイトウィークに入ってから取材を受けていただき、ありがとうございます。

「いえ、こちらこそインタビューをしていただきありがとうございます」

――ところでヤン・ジヨン選手はチェジュ島出身ということですが、今もチェジュ在住なのですか。

「ハイ。そうです」

――アジアのハワイ、さぞクリスマスで賑やかだと思われます(※取材は24日に行われた)。

「やはりチェジュは暖かいので、皆が外に出て楽しんでいる様子は伝わってきます」

――そんななか、ヤン・ジヨン選手は減量中なわけですね。

「通常の試合なら、外の様子を見て羨ましいと思っていたかもしれないですが、今回はタイトルがかかった大切な試合なのでクリスマスを楽しんでいる人達以上に自分の方が盛り上がっています」

――おお、力強い言葉です。ところでトーナメント初戦を終えた時にキム・スーチョル選手のRIZINタイトル戦について話を伺った時、韓国勢のほぼ全員がスーチョル勝利を高らかに宣言していたのに対し、ヤン・ジヨン選手だけが井上選手は簡単でないという風に話していました。

「井上選手が強いことは絶対です。加えてスーチョル選手にとって井上選手の打撃とグラップリングは相性的に良くないと思っていました」

――そのスーチョル選手と決勝を戦うことになりましたが、RIZINのチャンピオンになったキム・スーチョルと試合がしたかったという気持ちはありますか。

「ハイ。RIZINのベルトを持つスーチョル選手と戦いたかったです。RIZINは韓国での知名度も高いですし、RIZIN王者と戦えるのは絶好の機会だと捉えていました。RIZIN王者に勝つと次にRIZINで戦う時は、トップ選手と戦えると期待していたのは事実です。

ただスーチョル選手のように実績のある選手に勝つことで、自分の評価も上がる。それは確かなので、またRIZINで戦う機会を得た時にはスーチョル選手に勝った者同士、井上選手と戦いたいです。なによりスーチョル選手はずっと憧れていた選手で、彼を追いかけてやってきました。スーチョル選手に勝って、アジア最強という称号を手に入れます」

――すでにそこまで青写真を描いているわけですね。ところで今回のトーナメントは、準決勝が不戦勝でした。結果、このトーナメントでは35秒しか戦っていないです。

「相手の健康状態なので、致し方ないです。ただし計量とはどの選手もクリアしないといけない、スタート時点です。その計量を終えることができない選手は、自分に負けていると思います。本当に戦いたかったので、残念でした。トーナメント戦であっても、相手が体重オーバーしようが試合がしたかったです。試合のために練習をしていたわけですし、やはり応援してくれる人たちに、勝利を届けるのが一番の恩返しなので」

――スーチョル選手はスタミナ、圧力が最大の武器かと思いますが、フィジカル的にヤン・ジヨン選手も凄く充実していますね。

「こういうことを口にするのは気が早いと思われるかもしれませんが、早い時間でKOできると思います。本当に体調が良くて、それだけでなく精神的にも緊張することなく、とてもリラックスできていて。過去最高の状態なんです。

過去の試合を見ると分かってもらえると思いますが、自分はストライカーです。打撃ではスーチョル選手より上だという自負があります。自分の拳に自信を持っていますし、ファイターならそれぐらいのプライドを持つべきです」

――では逆に気をつけないといけない点は、どういうところでしょうか。

「グラップリングではスーチョル選手にアドバンテージがあるかと思います。だからこそ、グラップリングに重点を置いてきました。それでも警戒しないといけないです」

――チェジュという土地柄、ソウルやプサンと比較して自身の練習環境をどのように捉えていますか。

「確かに練習相手が豊富だとは言えないです。プロファイターも少ない。でも、それを言い訳にはしたくないです。強くなれるかどうかは、環境でなく自分次第です。と同時に次の試合でチャンピオンになって、チェジュ島で大会を開いてほしいとジョン・ムンホン代表に直訴します。

チェジュ島にMMAブームを起こせるよう頑張ります。そして、自分より強い選手を育てたいと思っています」

――そのために日曜日の決勝戦、どのような試合をして勝利を手にしたいと考えていますか。

「もう、ここで言葉にすることはそれほどないですが、見てくれる人たちに楽しんでもらえるよう激しい試合をします」

――では最後に2025年を見据えて、日本のファンにメッセージをお願いします。

「必ずRoad FCのタイトルを取り、そしてRIZINに戻ってもタイトルに挑戦できるように頑張りますので応援よろしくお願いします。アリガトウゴザイマス」

■視聴方法(予定)
12月29日(日・日本時間)
午後2時00分~KAKAO TV、AFREECA TV


■ メイン対戦カード

<Globalバンタム級T決勝/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
ヤン・ジヨン(韓国)

<72キロ契約/5分3R>
カミル・マゴメドフ(バーレーン)
ヨ・ジェウ(韓国)

<ROAD FC暫定ミドル級選手権試合級/5分3R>
イム・ドンフアン(韓国)
ラ・インジェ(韓国)

<フライ級/5分3R>
イ・ジョンヒョン(韓国)
ピョン・イェジュン(韓国)

<ROAD FC女子アトム級暫定王座決定戦/5分3R>
パク・ソヨン(韓国)
シン・ユジン(韓国)

<ヘビー級/5分3R>
シム・ゴンオ(韓国)
関野大成(日本)

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【Colors04】パク・ソヨンが檜山美樹子に腕十字で秒殺勝利。インフィニティリーグ優勝

【写真】パク・ソヨンが全勝優勝。ROAD FCのジョン・ムンホン代表も来場していた(C)MATSUNAO KOKUBO

<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
パク・ソヨン(韓国)
Def.1R0分32秒 by 腕十字
檜山美樹子(日本)

ソヨンが右ストレート、スイッチして左ミドルを蹴る。ここから組みの攻防になるとボディにヒザ蹴り。後方にテイクダウンすると、すぐに体をまたいで腕十字へ。これががっちり極まって秒殺勝利。リーグ戦を3戦3勝=勝ち点8とし、平田×NOELを前にインフィニティリーグ優勝を決めた。


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【Colors04】元RISE王者がMMAデビュー、erika「首相撲も活かして、打撃でボコボコにする」

【写真】すでに自分のストロイングポイントを理解して、MMAのスタイルを確立させつつあるerika。楽しみなMMAデビュー戦だ(C)RYOTA MATSUNE

15日(日)、東京都新宿区の新宿FACEにて開催される女子プロ修斗公式戦「COLORS Produce by SHOOTO Vol.4」にて、元キックボクサーのerikaが吉成はるかと対戦する。
text by Takumi Nakamura

erikaは沖縄出身&在住で、2021年3月にNJKFミネルヴァ日本アトム級王座、2022年6月にRISE QUEENミニフライ級王座を獲得。女子キックの第一線で活躍してきたが、2023年11月に小林愛理奈にKO負けしてRISE王座を明け渡すとMMAへの転向を決意。沖縄のTHE BLACK BELT JAPANに所属し、今年の全日本アマチュア修斗選手権では女子フライ級優勝を果たした。

全日本アマ修優勝から約2カ月、プロMMAデビューを前にerikaは「私はキックボクシングを引退してMMAをやっています。これからはMMAファイターとして結果を残したいし、最初の目標として修斗のベルトは巻きたい」とMMAファイターとしてのリスタートに燃えている。


――元RISE王者のerika選手が全日本アマ修で優勝して、MMAファイターとして修斗でプロデビューするということで非常に驚きました。いつ頃からMMAには興味があったのですか。

「娘が3年前ぐらいから松根(良太)さんのもとで柔術とキックをやっていて、私も打撃のスパーリングに参加させてもらってたんですね。どうしても沖縄はキックのスパーリング相手が少ないので。それで打撃の時間が終わると私は練習を抜けて、他の選手たちはそこからMMAスパーなんです。それでみんなのMMAを見ていたら、なんか楽しそうだなと思ったり、みんなが夢や高みを目指して切磋琢磨しているのを見て、自分も一緒に練習してみたいなというのはちょいちょい思っていました」

――最初のきっかけは娘さんだったんですね。

「そうなんです。私の試合を色々と見ていて、自分も格闘技をやりたいと言い始めて。打撃はやらせたくなかったので、最初はキッズ柔術から始めたのですが、キックのクラスもあるからやるとなって。そうなったらもうやってみていいよとなって、今はMMAもやる流れになってます(笑)」

――とはいえ練習だけではなく本格的に試合に出るレベルでやろうと思ったのはなぜですか。

「2022年6月にRISEでタイトルマッチをやった(AKARIに判定勝ち)あとに右肩を手術して、1年くらい試合をしていなかったんです。復帰してからも一生懸命、必死にやったんですけど、自分の思い通りの動きができなくて。このままキックを続けたとしても伸びしろがあるのかな?と思いながら、自分に鞭打って何とか頑張っていました。でもキックは練習仲間も少ないし、一緒に何か目標を目指して切磋琢磨する仲間も少ない。そういう状況が自分としては結構大きくて……。その一方でTHE BLACKBELT JAPANはみんなで切磋琢磨して、それぞれ目標を持って一生懸命練習していて、自分もそういう選手たちと関わりたいと思ってMMAの練習を始めました。で、いざ練習を始めたら松根さんからの勧めもあって、何か目標を作った方がいいと思って、最初は柔術の試合に出たんです。そこで勝つことが出来て、次はMMA=全日本アマ修斗を目指そうと思ってエントリーして、一生懸命練習したら優勝できました。そうしたら、そのままプロ昇格ということだったので、この流れに乗ってプロでもやろうと思いましたね」

――練習環境も含めてキックでは成長や次の目標を見つけることが難しい部分もあったんですね。

「自分はチャンピオンになれましたけど、強いRISEの選手たちと戦うにあたって、いつも自信がないまま試合をしていて。自分自身はぶれずにやってたんですけど、それ以外の周りからの刺激だったり、自分と同じレベルで戦うメンバーがどうしても欲しくて。結局は自分次第だと思うんですけど、今のままだったらちょっと難しいなというのがありました。だったら、もう練習環境もやることも全部変えて、新しいことをゼロから学びたいって。しかも松根先生に出会って、松根先生のもとで新しいことを学びたいと思ったのが大きかったですね」

――全日本アマ修の翌日にRISEオフィスにもご挨拶に行かれていましたよね。

「防衛戦で負けたことがショックすぎて尾を引いて、あまりSNSにキックに関することを投稿できなかったんです。それでキックからMMAに転向することを発表するタイミングを見失ってしまっていて。それで自分の中で全日本アマ修の後にRISEのみなさんに報告しにいこうと思って、ご挨拶に行かせていただきました。みなさんからは頑張ってくださいとい暖かい言葉をもらえて、これで心置きなくMMAにチャレンジできます」

――とはいえキックから柔術、打撃から組み技へのチャレンジは全く新しいチャレンジだったと思います。辛さや難しさを感じるよりも楽しいという気持ちが勝りましたか。

「そうです!まさにゼロからスタートなんで、だんだんちょっとずつできていく自分が楽しくて。もちろん最初はやられましたけど、それをみんなに質問して改善していくみたいな。練習の中で毎日成長できたので、それがすごい良かったです」

――RISE王者という肩書を持っていたらアマチュアを通さずにプロデビューできる可能性もあったと思います。erika選手の場合はそうではなく、アマチュアからちゃんと実績を積みたいという想いがあったのですか。

「はい。MMAの練習を始めたとき、ジムには全日本優勝やプロ昇格を目指して必死に練習しているアマチュアの選手たちがいて、いざ練習するとみんなめちゃくちゃ強いんです。そういう選手たちがいるなかで、キックで実績があるからって、いきなりプロになるのは違うなと思っていました。だから松根さんから全日本優勝という目標を提案されたのは本当にありがたかったし、自分もそれがいいと思っていました。MMAの経験を積むという意味も含めて」

――全日本アマ修の試合も見させてもらいましたが、自分の打撃を活かすスタイルがすでにできつつある印象を受けました。

「絶対優勝してやろうと思って毎日めっちゃ練習しました(笑)。今から寝技をすごくやってもアマ修に出るメンバーには勝てないと思ったので、自分はひたすらもうキックボクシング…というか打撃の展開になるような試合の持っていき方を練習していました」

――特に首相撲や組んだ状態のヒザ蹴りが効果的でしたが、あれはキック時代から得意だったのですか。

「RISEに出る前は首相撲ありでチャンピオンにもなっているし、タイ人の先生に教わっていたんで首相撲そのものはずっと練習していて、自分としては(首相撲も)好きなんですよ。MMAは首相撲を制限なくできるので、それは活かそうと思って戦いました。組み技・寝技も練習を続けていますが、寝かされないように打撃で相手をボコボコにするのが自分のMMAの理想なんじゃないかなとは思っています」

――デビュー戦に向けて今どんなことを一番意識して練習されていますか。

「相手が寝技の選手なので、やっぱり寝かされないように打撃でボコボコにするのが目標です。そこは今後も必要になるところなので、引き続きグラップリングや柔術を強化しつつ、運がいいことにTHE BLACKBELT JAPANはグラップリングが強う選手が多いので、みんなにたくさん組んできてもらって、それをひたすら切って殴るという練習を続けています」

――MMAの練習を続けることで使える打撃も増えていますか。

「こういう場面は打撃もいけるなというのはちょっとずつ分かってきました。ただMMAとキックは距離感も全く違うので、試合で使う・使わない関係なく日頃からちゃんと組み技・寝技を練習して、そこに自信を持てるようにならないと、思い切った打撃はできないなと改めて感じています。そこももっともっとこれから追求して、最強になれるように頑張りたいです」

――最近はキックからMMAにチャレンジする選手も増えていますが、erika選手のように女子キックの王者クラスがMMAに転向するパターンはまだ少ないです。自分が結果を出して道を創りたいという想いはありますか。

「私はキックボクシングも好きなので、キックはキックで盛り上がってほしいですが、もし何かに行き詰った選手がいたらMMAの練習をやってみるのはいいと思います。私もMMAの選手とスパーリングして勉強になることが多かったし、キックにも活かせるものがたくさんありました。そのうえで今自分はMMAに転向して、キックボクサーがMMAでも通用するぞということは、女子でも見せれたらなとは思います。RIZINでMMAにチャレンジしている元キックの選手を見てもそう思いますし、特に久保優太選手の試合を見て、めっちゃ希望を持ったんですよ。私もあんな存在になれたらなと思ってます」

――では打撃の部分でもMMAの練習をすることで伸びている部分はありますか。

「ありますね。私が松根さんに言われたのは『ちゃんとディフェンスして、相手を見ろ』だったんです。自分は猪突猛進型で、それでRISEの防衛戦でもKOされているので、そこが課題だったんです。あの経験は無駄にしたくないし、MMAでのあの反省点を活かした試合をやりたいですね、特にMMAでは相手の攻撃をもらわないことが必要なので」

――キックだったら多少被弾してもいけるところが、MMAだったら多少の被弾でも試合が終わる可能性がありますからね。

「それはすごく感じました。松根さんが『9当たらなくても1当てろ』みたいなことを言っていて、キック時代はあまりピンと来てなかったんです。でもMMAを始めて、外から自分のファイトスタイルを見つめ直して考えた時に、そういう意味か!というのが分かりました。平良達郎くんもそうですけど、相手の打撃をもらわずに自分だけ当てる距離感をすごく大事にしていて。今私もそこを取り入れて、少しずつファイトスタイルも変えている感じです」

――これからのMMAファイターとしての目標を聞かせてください。

「私はキックボクシングを引退してMMAをやっています。これからはMMAファイターとして結果を残したいし、最初の目標として修斗のベルトは巻きたいと思っています」

■視聴方法(予定)
12月15日(日)
午後6時00分~ABEMA格闘チャンネル

■Colors04 対戦カード
<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
平田彩音(日本)
NOEL(日本)

<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
パク・ソヨン(韓国)
檜山美樹子(日本)

<ストロー級/5分2R>
吉成はるか(日本)
erika(日本)

<ストロー級/5分2R>
高本千代(日本)
杉本恵(日本)

<60キロ契約/5分2R>
愛日(日本)
中尾あづき(日本)

<グラップリングマッチ 54キロ契約/8分1R>
藤野恵実(日本)
前澤智(日本)

<ストロー級/5分2R>
高田暖妃(日本)
チョン・チャヒョン(韓国)

<グラップリングマッチ 58キロ契約/8分1R>
植木くるみ(日本)
植田咲(日本)

<グラップリングマッチ 48キロ契約/4分1R>
小笠原颯希(日本)
遠藤ジュリアン桜(日本)

<グラップリングマッチ 35キロ契約/4分1R>
吉村柚咲(日本)
笠井遥月(日本)

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【Colors04】元RISE王者&2024全日本アマ修王者のerikaがプロデビュー。インフィニティリーグ最終戦も

【写真】キックからMMAに転向したerika。全日本アマ修ではMMAファイターとしての可能性も感じさせる試合を見せていた(C)サステイン

12月15日(日)、東京都新宿区の新宿FACEにて女子プロ修斗公式戦「COLORS Produce by SHOOTO Vol.4」の開催が決定した。
text by Takumi Nakamura

2024年のプロ修斗公式戦、関東地区最終戦は女子大会「COLORS」として開催される。今大会では女子アトム級で行われているインフィニティリーグの最終戦=平田彩音(勝ち点4)×NOEL(勝ち点2)、パク・ソヨン(勝ち点4)×檜山美樹子(勝ち点0)が組まれた。

勝ち点ではソヨンと平田が並んでいるが、直接対決で勝利しているソヨンが首位に立っている。ソヨンが1RでKO・一本勝利した時点でソヨンが優勝。2RでKO・一本勝利した場合は平田に、それ以外の場合は平田とNOELに優勝の可能性が残されており、最後まで優勝の行方が分からない最終戦となった。


そして今大会では第2代RISE QUEENミニフライ級王者erikaのMMAデビュー戦が組まれた。(対戦相手は後日発表)

erikaは沖縄出身・在住のキックボクサーで、2021年3月にNJKFミネルヴァ日本アトム級王座を獲得。2022年6月にAKARIに判定勝利して、第2代RISE QUEENミニフライ級王座に就いた。

2023年11月に小林愛理奈にKO負けしてRISE王座を明け渡すとMMAに転向。沖縄のTHE BLACK BELT JAPANに所属し、今年の全日本アマチュア修斗選手権女子フライ級で優勝を果たした。その後、正式に自身のSNSにてキックボクシングからの引退とMMA転向を明かし、今大会でプロMMAファイターとしての第一歩を歩み出すこととなる。

erikaの全日本選手権での試合を振り返ると、1回戦では田川真帆のシングレッグを切って、ケージに体を預けてのテイクダウンディフェンスを披露。ケージ内をサークリングして左インロー&ミドルと左ストレートを当て、首相撲を使ったボディへのヒザ蹴りを当てて判定勝利を収める。

準決勝のホリー・クワン戦でもerikaはサークリングを使って左の攻撃を当てる、ケージを使ってテイクダウンを阻止、首相撲式のヒザ蹴りを当てるという戦い方を続け、判定勝利で決勝進出。そして決勝のジェアナ・ジアイミ戦では左フックを当て、ヒザ蹴りとパンチでKO勝利を収めた。

サークリングと蹴りを使って組まれない距離をキープしてパンチを当てる。仮に組まれたとしてもケージと首相撲を駆使したテイクダウンディフェンスでグラウンドに持ち込ませない。erikaはMMAファイターとしてキック出身の強みを十分に生かす戦い方を見せており、今後のプロでも活躍も期待されるMMAデビュー戦だ。

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【Shooto2024#07】環太平洋王座決定Tで再起、野瀬翔平「今まで以上に組みを強化しています」

【写真】3度目のRTU敗戦から4カ月、プロデビューした修斗で出直す野瀬(C)SHOJIRO KAMEIKE

22日(日)、東京都文京区の後楽園ホールでShooto2024#07が開催される。今大会では空位となっている環太平洋バンタム級王座を争う4人制トーナメントが開幕し、野瀬翔平が人見礼王と決勝進出を書けて戦う。
Text by Shojiro Kameike

今年5月に三度目のRoad to UFCに挑んだ野瀬だが、初戦で韓国のユ・スヨンに判定負けを喫した。その野瀬が国内復帰に選んだ場所は修斗、しかも環太平洋王座決定トーナメントだ。RIZIN出場経験もあり、一方でUFCを目指し続けるのであれば海外のフィーダーショーという選択肢もあるなか、野瀬が修斗のベルトを目指すことになった理由とは。RTUのユ・スヨン戦を振り返るとともに、ベルト獲得に向けた現在の練習についても訊いた。


――今回、修斗の環太平洋王座決定トーナメントに出場します。5月に3度目のRTUで敗れたあと、国内のベルトを目指すというのは少し意外でした。

「弘中先生(弘中邦佳マスタージャパン代表)と話をして――RTUへのアタックが3回ダメだったので、もう一度国内で実績を積もうという結論になったんです。『国内のベルトを目指して、そこで負けていてはUFCに行くこともできない。だから国内で立て直そう』と。

じゃあ国内で、どこで試合をしてベルトを目指すのか。僕はアマチュア修斗からプロまでずっと修斗でやってきました。今回、その修斗のベルトを目指すトーナメントを組んでもらえて良かったです」

――「意外」と感じた一つの理由は、これまで野瀬選手が一度もベルトに挑んだことがなかった点です。さらに言えば、ランキングも上位ではなく。

「そうなんですよね(笑)。修斗で戦ってきて『上位ランカーと試合させてほしい』と言っている時に、ちょうどRTUの話が来たんですよ。そこでRTUを選ぶというのが2年続いて。ようやく神田(T800周一)選手に勝ってランキング入りした直後に、また3回目のRTUが決まり……それが修斗でランキングが上がらなかった理由です。

RIZIN、RTUで試合をしてきて、いきなり修斗のベルトというのも虫が良すぎるかもしれないですね(苦笑)。結局、僕は今までMMAをやっていて形になったモノが何もないんです。それもあって、まずは国内で修斗の環太平洋王座、さらに上のベルトを獲りに行こうという話になりました。今回は2回勝てば環太平洋のベルトを巻ける。だからモチベーションは高いです。さらに上のベルトも、その先も見据えた戦いになります」

――ある意味異例ともいえる3回連続RTU出場で、今年は初戦でユ・スヨンに敗れました。あの試合について振り返っていただけますか。

「もう3回目の挑戦だし、絶対に優勝してUFCと契約する。それだけ気持ちが入りすぎて、練習でも早く仕上がりすぎてしまいました。体も早く出来上がって、自分でギアも上げまくり、アドレナリンが出まくって練習でも動きまくってしまい……逆に良くなかったですね。そのために怪我もしてしまいましたし。

早い段階でピークが来るほど、気合いが入りすぎてしまいました。試合当日のパフォーマンスは悪くなかったと思います。もちろんユ・スヨンは凄く強い選手でした。ただ、今思えば自分も気持ちが入りすぎていました」

――確かにユ・スヨン戦もスタートダッシュは悪くないというか、むしろ良かったですよね。

「はい、最初にバックを取りかけたところまでは良かったです。でもそこから落とされて、逆にバックを奪われ、削られてから相手のペースになってしまいました。最初に良い形でバックを取ることができて、こちらが面喰った部分もありましたね。『おぉ、バックを取れちゃったよ!』みたいな(苦笑)」

――野瀬選手に苦手な部分があるとして、そこを突かれて負けたのであれば、また考えることは違ったかもしれません。しかしユ・スヨン戦は、野瀬選手の得意な部分で負けてしまった。試合直後、その点が一番気になりました。

「自分が組み負けてしまいましたからね。最後のラウンドは打撃で行っていれば、もしかしたら――という考えもあったかもしれないです。でも、それは『たら・れば』であって。

自分は組みを練習してきたので、最終ラウンドも組みに行ったことに後悔はないです。だから……帰国してから今まで、打撃を強化しようとは考えませんでした。もちろん普段から打撃は練習していますけど、それ以上に『ユ・スヨンに組み勝てるぐらいになりたい』と思って、今まで以上に組みにフォーカスして強化しています」

――それがファイターとしてのプライドですよね。では組み技の面で新しいことを取り入れるのか、あるいは今まで培ってきたものの精度を上げていくのか。

「一つ一つの技術の精度を上げることですよね。ユ・スヨン戦でも僕がバックを奪った時、前に落とされずに自分がポジションをキープして削っていたら、2Rめでも僕のほうが良いポジションを取れたかもしれません。今までの対戦相手なら、そこで極めることができた。でもユ・スヨンのような体格も技術もある選手なら、ここで攻めるより一度キープしたほうが良い。今はそういうことも意識しながら練習しています」

――いまやUFC本戦だけでなくRTUやDWCSでも、自分がやるべきことは分かっていても、それを判断しなければいけないスピードがどんどん速くなっている。とにかくMMAとしての進化が加速し続けています。

「そうなんです。ユ・スヨン戦も一瞬の判断ミスで、そのまま最後まで持っていかれて……まず練習から、もっともっと集中しないといけないと思っています」

――そのユ・スヨンも準決勝で得意の展開に持ち込み切れず、苦戦の末に決勝へ進みました。UFCを目指す戦いの厳しさを物語っています。

「あの準決勝を見て、『RTUの参加者は全員強いんだな』って思いました。でもあの展開で競り勝てるユ・スヨンは強いですね。戦った人間として、このまま優勝してUFCと契約してほしいです」

――なるほど。そして今回、修斗の試合が決まりSNSでは「役者が違う」と投稿していました。

「アハハハ。正直ここで苦戦しているようでは、今後について考えなきゃいけないと思っています。この2試合では圧倒的な差を見せつけて、ベルトを獲らないといけないですね。『これは野瀬がベルトを巻いて当然だ』と思われるような試合にしたいです。

これも正直に言うと、お互いのキャリアを考えたらベルトが賭けられたトーナメントでなければ、試合を受けていないぐらいの相手です。舐めているわけじゃないんですけど……」

――キャリアの差を考えたら、そう感じるのも仕方ないと思います。とはいえ、伝統派空手をベースとした鋭い打撃を持っているファイターです。

「未知な部分はありますけど、やはり打撃の踏み込みが速いですね。相手は一発効かせたい、僕は組んで極めたいという分かりやすい構図かなと思います。瀧澤戦と同じで、空手×柔術で先にどちらが自分の良さを出せるか。

国内のベルトを足掛かりにして、一番高いところに行きたいです。油断することなく、しっかりと格の違いを見せます」

■Shooto2024#07 対戦カード

<環太平洋バンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
人見礼王(日本)

<環太平洋バンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
川北晏生(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
西條英成(日本)

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)
西尾真輔(日本)

<ストロー級/5分3R>
黒部和沙(日本)
山上幹臣(日本)

<ストロー級/5分2R>
内藤頌貴(日本)
大城正也(日本)

<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
パク・ソヨン(韓国)
NOEL(日本)

<女子アトム級インフィニティリーグ/5分2R>
平田彩音(日本)
檜山美樹子(日本)

<フライ級インフィニティリーグ/5分2R>
大竹陽(日本)
ヤックル真吾(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
新井拓巳(日本)

<2024新人王決定T フライ級1回戦/5分2R>
手島響(日本)
直島弘昌(日本)

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【Shooto2024#07】国内3冠制覇へ、住村竜市朗が西條秀成と対戦。環太平洋王座決定Tに野瀬がエントリー

【写真】脱・塩漬けを果たした住村が国内3冠を目指して修斗のタイトルを狙う(C)MMAPLANET

9月22日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#07の第一弾カードが決定。現ウェルター級キング・オブ・パンクラシストの住村竜市朗×西條秀成、環太平洋バンタム級王座決定トーナメントを含む9試合が発表された。


2017年7月にDEEP(2022年5月に返上)、2023年12月にパンクラスでベルトを巻いている住村だが、2009年11月のプロデビューから4戦目までは修斗で試合を続けていた。今回は2010年12月の新人王決定トーナメント決勝戦=井上雄策戦以来、約13年9カ月ぶりの修斗凱旋となる。もちろん住村の目指すものはDEEP・パンクラスに続く修斗での王座戴冠で、今回は国内MMA3冠制覇に向けた第一歩となる試合だ。

対戦相手の西條はTHE BLACKBELT JAPAN(旧・Theパラエストラ沖縄那覇)所属で、プロ戦績は4戦4勝と無敗。昨年のウェルター級新人王で、現在は世界ランキング5位に名を連ねている。戦績こそ浅い西條だが今年5月には中国のMMA団体=YFU武林笼中对のジャン・シイジェンからTKO勝利を収め、6月には「UFC on ESPN58」に出場した平良達郎に帯同してエクストリーム・クートゥアでトレーニングするなど、幅広く経験を積んでいる。

直近2試合はいずれもパウンドによるTKO勝利で塩漬け上等から脱却した住村が、力強いテイクダウン&トップキープを武器とする西條に対して、どんな戦略を選んで戦うかが見どころの一戦だ。

また藤井伸樹が返上した環太平洋バンタム級の新王者を決定する4選手参加のトーナメント開催が決定した。出場選手のなかで最も注目されるのは野瀬翔平だろう。

今年2月のRIZIN佐賀大会では瀧澤謙太をグラウンドで圧倒してヒジ打ちによるTKO勝利を収め、3年連続出場となったRoad to UFCでは1回戦でユ・スヨンと対戦。一時はDEEP・Black Combat・NAIZA FCのアジア・バンタム級三冠王だったスヨンに敗れたものの、組み技・スクラングルで真っ向勝負し、ハイレベルな攻防を繰り広げている。

その野瀬はMMA戦績3勝1敗、2連続KO勝利中の人見礼王と対戦。逆ブロックでは4連勝中の川北晏生と直近では修斗&RIZINでキャリアを積むダイキ・ライトイヤーが対戦する。

■ Shooto2024#07対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
西條秀成(日本)

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)
田村ヒビキ(日本)

<環太平洋バンタム級王座決定トーナメント/5分3R>
川北晏生(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)

<環太平洋バンタム級王座決定トーナメント/5分3R>
野瀬翔平(日本)
人見礼王(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
新井拓巳(日本)

<インフィニティリーグ2024フライ級/5分2R>
大竹陽(日本)
ヤックル真吾(日本)

<インフィニティリーグ2024女子アトム級/5分2R>
平田彩音(日本)
檜山美樹子(日本)

<インフィニティリーグ2024女子アトム級/5分2R>
パク・ソヨン(韓国)
NOEL(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント一回戦ライト級/5分2R>
手島 響(日本)
直島弘昌(日本)

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【修斗】COLORS Produce by SHOOTO Vol.2 “FIGHT&MOSH”

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電気グルーヴのアンと匂いの樹と被ったために泣く泣く観戦を断念した修斗。遅ればせながらABEMAで追っかけ視聴したので感想をまとめてみました。まずは前半で開催されたプロフェッショナル修斗公式戦 COLORS Produce by SHOOTO Vol.2 “FIGHT&MOSH”藤井恵がCSOを務める修斗の女子部門の2大会目。今回はメインで女子アトム級のタイトルマッチが用意されました。


【第1試合 グラップリング 85kg契約】
○緒方亜香里(AACC)
(アームロック)
×奥谷晴加(藤田柔術)
ロンドン五輪柔道78kg級日本代表が開始早々にサイドを奪うとアームロック。僅か45秒であっと言う間の一本勝ち。ちょっと格が違った。MMAでの試合もまた見たいけど階級が階級だけになかなか相手がいないのかな。。。


【第2試合 グラップリング 51kg契約】
×前澤智(リバーサルジム東京スタンドアウト)
(三角絞め)
○山田海南江(IGLOO)
山田の極めの強さがとにかく光った一戦。足関節をフックに下からの腕十字を経て三角絞めに移行。そのまま一回転してマウントになると腕も絞め上げると前澤はタップ。2023年の全日本柔術選手権茶帯フェザー級で優勝した実力はダテじゃない。あの前澤を極めてしまう圧巻の試合運びでした。


【第3試合 2023年度新人王決定トーナメント 女子アトム級 決勝】
○川西茉夕(BURST)
(1R 腕十字)
×天天さくら(BATTLE)
グラウンドに持ち込んだ川西。サイドを奪取すると腕十字を極めてあっさりと一本勝ち。女子アトム級新人王に輝きました。エントリーが2名で1勝して新人王というのは締まりがよくないですが、川西はポテンシャルが高そう。藤井恵の指導でトップ戦線に食い込んでくるか。


【第4試合 女子アトム級】
○平田彩音(BURST)
(1R TKO)
×MIYU(DFC Team LEOS)
ストライカーのMIYUに対して平田がグラウンドに持ち込むとその差は歴然。1Rからポジショニングで圧倒すると2Rになってマウントからパウンドと肘の連打で試合を決めました。川西と同様藤井恵に師事する平田。安定感のある試合運びと堅実なグラウンドは次世代のエース候補の可能性十分。


【第5試合 52kg契約】
○KAREN(パラエストラ柏)
(1R TKO)
×パク・ソヨン(韓国/グンサンROADジム)
パンクラスでチャンピオン経験を持つKAREN。得意のサイドキックで試合を組み立てるスタンド中心の展開を予測していましたが、開始早々にグラウンドに持ち込む。終了間際にバックに周るとパウンドラッシュでTKO勝ち。随分とスタイル変わったなと思ったら、そもそもパラエストラ柏所属になってましたね。今後はオールラウンドでの成長が期待出来そう。


【第6試合 セミファイナル 54kg契約】
○ソルト(マルスジム)
(1R TKO)
×ホ・ジュギョン(TEAM J)
パンクラス女子ストロー級王者のソルトが19歳のジュギョンを圧倒。リーチ差を活かして開始直後からパンチを面白いようにヒット。1R中盤にパンチの連打を被弾して足が止まったジュギョンを見てレフェリーが試合を止めた。とにもかくにも実力差があり過ぎたマッチメイク。


【第7試合 メインイベント 修斗世界女子アトム級チャンピオンシップ】
○澤田千優(AACC)
(2R TKO)
×中村未来(マルスジム)
いやはや澤田の強烈なタックルと固いポジショニングは格が違った。マウンド、バックマウントを奪取して腕十字が極まらないと見るや、パウンドラッシュに切り替えると1R終了間際にレフェリーが試合を止めた。ちょっと修斗という枠には収まりきらない圧倒的な実力。格闘家らしからぬビジュアルも相まってRIZINに出場したらブレイクしそうなのだが2024年の動向が気になる。


終わってみれば7試合全てがフィニッシュ決着。爽快感十分ではありますが、いかんせん実力差があるワンサイドゲームが多かったのは否めません。選手層が決して厚くない女子部門だと厳しいかもしれませんが、COLORSが盛り上がるためには大きな課題になるでしょう。
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Colors Colors02 KAREN MMA MMAPLANET o キック パク・ソヨン パンクラス 修斗

【Colors02】初修斗出場&国際戦のKARENが、パク・ソヨンをバックマウントからパンチ連打でストップ

【写真】ポジショニングの安定感が増したか(C)MATSUONAO KOKUBO

<52キロ契約/5分3R>
KAREN(日本)
Def.1R4分44秒 by TKO
パク・ソヨン(韓国)

KARENが距離を詰め、左ジャブを当てる。KARENの左足をキャッチしたパク・ソヨンだが、足を抜かれてしまう。ケージ中央からKARENが組み、両腕を差し上げてケージまでドライブし、グラウンドに持ち込んだ。パク・ソヨンはハーフガードから左腕を差し上げる。この腕を振り払ったKARENが鉄槌で削ると、パク・ソヨンはニーシールドから深く潜っていく。しかしKARENの抑え込みは解けず、鉄槌を連打していく。

パク・ソヨンがケージキックから回転すると、KARENはバックに回った。左足を差し入れたKARENがパンチを浴びせ、パク・ソヨンが体を起こしたところで右足も差し込んだ。バックマウントを完成させたKARENが、パク・ソヨンの首を狙いながら体を伸ばしていく。体を伸ばされたパク・ソヨンが鉄槌の連打を浴びると、レフェリーが試合をストップした。

初の修斗出場&国際戦となったKARENは、「来年もベルトを狙っていく」と語った。パンクラスのベルトを指していると思われるが、修斗再出場はあるのか。


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【FIGHT&MOSH】これぞ修斗伝承! 安芸柊斗戦へ、猿丸ジュンジ─02─「最後までKOを狙っていく」

【写真】諦めない「Never GiveUp」の精神は受け継がれていく(C)MMAPLANET

2日(土)、東京都江東区にある豊洲PITで開催されるプロ修斗公式戦「FIGHT&MOSH」で、安芸柊斗と対戦する猿丸ジュンジのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

猿丸は2007年7月に修斗でプロデビュー。2021年11月、5度目の挑戦で念願であった修斗のベルトをその腰に巻いた。修斗にこだわってきた男のラストファイト――途中であきらめていたら修斗のベルトを巻くことも、かつて自分が倒した相手の息子と最後の試合で対戦することもなかった。そんな猿丸ジュンジにとって現役選手としては最後となるメッセージを受け取ってほしい。これが修斗伝承だ。

<猿丸ジュンジ インタビューPart.1はコチラ


――その佳孝さんの息子である安芸選手との試合が、しかもラストマッチで実現するとは……。本当にこれが猿丸選手のラストマッチになるのですか。

「はい。これがラスト! 現役最後の試合にします」

――では、これが現役選手としては最後のインタビューとなります。ご自身のキャリアを振り返って、「こうしておけば良かった」あるいは「こうしていたから良かった」と考えることはありますか。

「何度もタイトルマッチで負けたけど、黒澤選手に勝ってチャンピオンになれたこと。諦めなくて良かったと思います。だから安芸選手も諦めないでほしい。安芸選手って今、何歳ですか?」

――22歳ですね。

「22歳だと、まだまだ体は大きくなりますね。フライ級に上げて、チャンピオンは同じ新井選手だけど諦めずに挑み続けてほしいです。自分もストロー級で試合をしているなかで、どんどん体が大きくなっていました。でもストロー級で何度もベルトに挑戦して負けていたからこそ、ストロー級でチャンピオンになろうと続けていましたから」

――試合を通じて、その想いも安芸選手に伝わってほしいですね。これまでのキャリアの中で一番思い出深い試合も教えてください。

「タイトルマッチ以外だと最初の黒澤戦(2015年5月、猿丸がKO勝ち)ですね。あの時もモブスタイル興行で――実は怪我していたんですよ。周りの人たちが『試合に出るな』って言うような状態でした。でも自分は『右手一本、残っているから大丈夫ですよ』と訳分からないことを言って(笑)。お世話になっているモブスタイルの興行だから、どうしても出たかったし。それで試合をして、KOで勝てた。やっぱり諦めないことが大事ですよ」

――なるほど。試合の話に戻すと、対戦相手が安芸選手に決まり、試合用の練習はいつ頃から行ってきたのでしょうか。

「モブスタイル興行の話を聞いてから練習はやめていないし、追い込みの練習もコンスタントに続けていました」

――コンスタントに! 確かに顔つき、体つきがすでに試合に向けて仕上がっているように見えます。

「そうですね。ずっと体もコンディションもキープしています。もともとストロー級の時から、減量がキツいから日頃からキープするようにはしていて」

――今回の試合はストロー級ではなくフライ級契約なのですね。

「もうストロー級に落とす意味がないですしね。タイトルマッチでもランキングに絡む試合ではないから、対戦相手が決まる前から『フライ級で試合したい』と伝えていました」

――それもまさに「運命」だと思いました。安芸選手もインタビューで「ストロー級は新井戦が最後だと決めていた」と以前からフライ級転向を考えていたようです。どちらかがストロー級を希望していたら、もしかしたらこの試合は実現しなかったかもしれない。

「アハハハ、ちょうど良かったですね。だからフライ級で戦うためのコンディションをキープし続けていました」

――『がんばれ元気』的な要素が強い試合ではありますが、実際のところ現在ストロー級3位の安芸選手と、同級4位の猿丸選手によるランカー対決でもあります。ラストファイトの相手としては、ランキング上位陣を希望していたのですか。

「相手は誰でも良かったです。モブスタイルの興行で、自分がラストファイトを戦うということのほうが重要で。ただ、その中でも一番良い相手に決まりましたね。ドラマもあるし、修斗伝承で」

――!!

「安芸選手も修斗で試合し続けてきて、俺もブレずに修斗だけで戦ってきた。そんな自分のラストファイトの相手が安芸選手になる――これが修斗ですよ」

――今回の出場メンバーに元シューティングジム横浜勢が多いことも、修斗伝承の意味合いを深めているのではないですか。

「揃いましたよね。マモルさんの引退エキシビジョンがあって、リオン武さんと田中半蔵さんが試合をする。半蔵さんのタイトル挑戦が後楽園ホール大会ではなく、このモブスタイル興行になったのは偶然かもしれないけど、それでも何か運命を感じられるようなマッチメイクになって。そういえばマモルさんのエキシの相手が、ウルシさん(漆谷康宏)になったじゃないですか(マモル引退エキシビジョンの相手は漆谷、清水清隆、そしてXとなっている)。ここ何年もウルシさんに打撃を教えてもらっているんですよ」

――おぉっ! あのウルシスタイル=MMAアウトボクシングを学んでいるのですか。

「そう思うでしょ? アウトボクシングはもちろんだけど、ウルシさんってインファイトもメチャクチャ強いんですよ。今でもスパーしたら、すごく強くて」

――その漆谷さんや清水清隆さんなど、かつて日本フライ級を盛り上げた人たちが集まるのも感慨深いです。

「でもね、それだけじゃダメなんですよ。もっと若いファイターが修斗を盛り上げてほしい。この試合で安芸選手にはガンガン来てもらいたいです。それも含めて修斗伝承だから」

――では対戦相手である安芸選手の印象を教えてください。

「強い選手ですよ。これから修斗でチャンピオンになったり、もっと上に行くファイターですよ。安芸選手と新井選手の試合も、メチャクチャ良い試合だったじゃないですか。新井選手がKO勝ちしたけど、安芸選手も効かせていて――どちらが勝ってもおかしくない試合で」

――安芸選手は「引退試合だからといって相手に花を持たせる気はない」と仰っています。

「こちらも同じ気持ちですね。ラストマッチといっても、これは試合だから。倒しにいくっていう気持ちは最後の試合まで変わらないです」

――猿丸選手としては打撃戦になると思いますか。

「最後はそうなっちゃうでしょうね。せっかくオールラウンドで戦えるようになったのに(笑)。安芸選手は腰が強くて、テイクダウしても立ち上がるのが巧いじゃないですか。だから自分も考えたけど……、最後は打撃戦になると思います。最後まで自分はKOを狙っていきます。ぜひ試合を楽しみにしていてください」

■プロフェッショナル修斗公式戦 FIGHT&MOSH 視聴方法
12月2日(土)
午後5時30分~ABEMA TV

<世界フェザー級選手権試合/5分5R>
SASUKE(日本)
田中半蔵(日本)

<ミドル級/5分3R>
岡見勇信(日本)
キム・ジェヨン(韓国)

<マモル引退エキシビジョンマッチ/5分2R>
マモル(日本)
漆谷康宏 & 清水清隆 & X(後日発表)

<68キロ契約/5分3R>
リオン武(日本)
内藤太尊(日本)

<フライ級/5分3R>
猿丸ジュンジ(日本)
安芸柊斗(日本)

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴(日本)
石井逸人(日本)

<フェザー級新人王決定T準決勝/5分2R>
青井太一(日本)
ネイン・デイネッシュ(インド)

■プロフェッショナル修斗公式戦 COLORS02 視聴方法
12月2日(土)
午後0時30分~ABEMA TV

<世界女子アトム級選手権試合/5分5R>
澤田千優(日本)
中村未来(日本)

<54キロ契約/5分2R>
ソルト(日本)
ホ・ジュギョン(韓国)

<52キロ契約/5分3R>
KAREN(日本)
パク・ソヨン(韓国)

<女子アトム級/5分2R>
平田彩音(日本)
MIYU(日本)

<女子アトム級新人王決定トーナメント決勝/5分2R 延長1R>
川西茉夕(日本)
天天さくら(日本)

<グラップリングマッチ 51キロ契約/8分1R>
前澤智(日本)
山田海南江(日本)

<グラップリングマッチ 85キロ契約/8分1R>
緒方亜香里(日本)
奥谷晴加(日本)

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