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Column MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#07 UFC   インパ・カサンガネイ エルヴィン・エスピノーザ ガブリエル・アウベス・ブラガ クリス・ウェード ジョシュ・シルヴェイラ タイ・フローレス バッバ・ジェンキンス ヘスス・ピネド マルロン・モラエス マールシン・ハムレット モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL2023#07】試合結果 フェザー級はピネド&ブラガ、LHはシルヴェイラ&カサンガネイが勝ち残る

【写真】ピネドは1986年6月生まれの27歳。UFCでは1勝1敗でリリースもペルーのインカFCやブラジルのアレナ・グローバルからPFLと契約を果たした(C)PFL

4日(金・現地時間)にテキサス州サンアントニオのボーイングセンター・アット・テックポートでPFL2023#07が開催された。

PFL2023年シーズンもプレーオフに突入し、フェザー級とライトヘビー級でファイナル進出ファイターが決まった。前者はヘスス・ピネドとガブリエル・アウベス・ブラガのペルー×ブラジルの南米対決に。後者はジョシュ・シルヴェイラとインパ・カサンガネイがシーズン・フィナーレで相対することに。

ピネドとブラガはシーズン初戦で対戦しており、その時はブラガがスプリット判定勝ちを収めている。とはいえピネドは昨年王者のブレンダン・ラグネーンを初回KOし、準決勝でもバッバ・ジェンキンスのテイクダウンを切って打撃で圧倒し世界に衝撃を与えている。

一方、ブラガも元WSOFバンタム級王者のマルロン・モラエスに続き、準決は負傷欠場したモヴィッド・ハイブラエフとの注目の一戦は実現しなかったが、ウェードにスコアこそ2-1だったが内容的には文句なしの快勝だった。ピネドとブラガの決勝戦、PFLが新しい時代に突入した印象を与える顔合わせだ。

PFL2023#07
<フェザー級準決勝/5分3R>
○ヘスス・ピネド(ペルー)2R4分40秒
TKO
詳細はコチラ
×バッバ・ジェンキンス(米国)
<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
○ジョシュ・シルヴェイラ(米国)1R4分46秒
TKO
詳細はコチラ
×タイ・フローレス(米国)
<フェザー級準決勝/5分3R>
○ガブリエル・アウベス・ブラガ(ブラジル)3R
判定
詳細はコチラ
×クリス・ウェード(米国)
<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
○インパ・カサンガネイ(米国)1R2分24秒
KO
詳細はコチラ
×マールシン・ハムレット(ノルウェー)
<ライト級/5分3R>
○エルヴィン・エスピノーザ(ニカラグア)3R
判定
×キオニ・ディッグス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○サッド・ジーン(米国)1R1分54秒
TKO
×アリ・オマー(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○リサ・マールディン(米国)1R3分06秒
RNC
×デザリー・ヤネス(米国)
<<ウェルター級/5分3R>
○アンソニー・アイヴィー(米国)1R2分34秒
RNC
×カーソン・ハードマン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○チェルシー・ハケット(豪州)2R4分22秒
RNC
×カイ・ベネット(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ビリー・エレカナ(米国)3R
判定
×チャック・キャンベル(米国)
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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#07 バッバ・ジェンキンス ヘスス・ピネド

【PFL2023#07】ジェンキンスはTDを奪えず、ピネドが連打でKO勝ちーー決勝でブラガへのリベンジを誓う

<フェザー級準決勝/5分3R>
ヘスス・ピネド(ペルー)
Def.2R4分40秒 by TKO
バッバ・ジェンキンス(米国)

ともにサウスポー。まずはジェンキンスが左ローを入れる。しかし左ハイを放った時に足を滑らせ、苦笑いを浮かべた。そのジェンキンスがシングルレッグで組みつくもテイクダウンは奪えず。一旦離れ、再びシングルレッグでドライブする。ジェンキンスはピネドをケージに押し込みつつ、ダブルレッグに切り替える。さらにシングルレッグでから右足をすくう。耐えるピネドをパンチで削るジェンキンスは、投げを放ったところにピネドのパンチを受けてしまう。

ジェンキンスは離れるも、ピネドが打撃で攻め込む。ケージを背負い、パンチを受けたジェンキンスがダブルレッグで入った。シングルレッグに切り替えたジェンキンスがピネドに尻もちを着かせる。ここで立ち上がるピネドをリフトして、しっかりグラウンドに持ち込むジェンキンスだが、ピネドもすぐに立ち上がった。ジェンキンスのローを受けながらプレスをかけるピネド。右ミドルからワンツー、パンチでジェンキンスの動きを止める。

ここでアイポークがあったか、ジェンキンスが目を抑えながら下がる。しかし試合は中断されないため、ピネドが構わずパンチで攻め込んだ。ピネドの右を受けてダウンしたジェンキンスがシングルレッグで組みつくも、ピネドがパンチを浴びせていった。

2R、ピネドが頭を下げるジェンキンスに右ハイを見せる。ピネドはサークリングしながら頭を振り、中に入ろうとするジェンキンスに左を打ち下した。さらに打ち下ろしの左を当てたピネドが、ジェンキンスをケージに詰めてパンチの連打を浴びせる。ジェンキンスはテイクダウンで凌ごうとするも、全てピネドに切られてしまう。ピネドはジェンキンスのダブルレッグをスプロールしながらボディにパンチを打ち込む。それでも食らいついてくるジェンキンスに対し、ピネドはバックを狙うもミス。ジェンキンスがトップを奪った。

ピネドはクローズドガードで守りながら、両手を広げて煽る。観客がブーイングを飛ばすなか、レフェリーがブレイクをかけた。立ち上がったジェンキンスの右目が腫れ、出血も見られる。ドクターチェック後、再開されてジェンキンスが右ジャブを突く。しかしピネドが左ストレートでジェンキンスをグラつかせ、さらに連打を浴びせる。ピネドの右足にしがみつこうとしたジェンキンスだが掴むことはできず。そのまま体を起こすことができないジェンキンスを見て、レフェリーが試合を止めた。

この結果により決勝はピネド×ブラガに。両者は今シーズン初戦で一度激突しており、ブラガがスプリットながら判定勝利を収めている。試合後のインタビューで「金や栄光のためにやっているんじゃない。ブラガにリベンジ、イエス。一度戦い、ファイナルで戦う」と語ったピネドは、セコンド陣と抱き合い涙を流した。


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Gladiator MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#04 チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL2023#04】バッバ・ジェンキンスが、チョ・ソンビンをスープレックス→RNCで85秒殺=ベスト4確定

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
Def.1R1分25秒by RNC
チョ・ソンビン(韓国)

1月のGLADIATORで圧倒的な強さを見せ、フェザー級王座を奪取──そのベルトを返上してPFLに戻ったチョ・ソンビンが、ジェンキンスに挑む。掛け率-520のジェンキンスはサウスポーから左フックで前に出て、一気にダブルレッグでテイクダウンを決める。チョ・ソンビンの右足を左腿の上に置き、右に回りつつ立たせてバックに回ると後方にスープレックス。

そのまま両足をフックしてRNCに入ったジェンキンス、チョ・ソンビンが落ちて圧勝、クイックシックスで合計9Pとしプレーオフ行きを決めた。これで9P獲得が2人、現在5Pのブレンダン・ラウネーン、3Pのモヴィッド・ハイブラエフの試合が残っており、レギュラーシーズンの行方が徐々に見えてきた。


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ABEMA MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#04 PFL2023#06   アビゲイル・モンテス アレハンドロ・フローレス インパ・カサンガネイ クリシュトフ・ヨッコ クリス・ウェード タイラー・ダイヤモンド ダニエル・トーレス ダン・スポーン チアゴ・マヘタ・サントス チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン ヘスス・ピネド マルロン・モラエス マールシン・ハムレット モハマド・ファフレディン モヴィッド・ハイブラエフ ロブ・ウィルキンソン 工藤諒司

【PFL2023#04】計量終了 充実のフェザー級。ライトヘビー級はドラッグテストで半数が出場停止の異常事態

【写真】両者の目力の強さが、最高です (C)PFL

23日(金・現地時間)にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2023#06の計量が、22日(木・同)に行われている。

ライトヘビー級に出場のタイ・フローレスが211.2ポンドとリミットを6ポンド以上オーバーしたが、ファイトマネーの20パーセントを没収され、スタンディングポイントから1P差し引かれてダン・スポーンと戦うこととなった。

勝利しても0Pで、さらにマイナス1Pという昨年までの規則と比較すると、減量失敗に対して大甘になったPFL。それ以上にライトヘビー級は、ドラッグテスト陽性の嵐という異常事態に見舞われている。


フェザー級ではアレハンドロ・フローレスとダニエル・トーレスがドラッグテストで陽性反応が出て出場停止となり、シーズン脱落したのに対し、ライトヘビー級はモハマド・ファフレディン、ロブ・ウィルキンソン、チアゴ・マヘタ・サントス、クリシュトフ・ヨッコ、ウィル・フルーリーとシーズン参加の半数が陽性となる目を覆いたくなる事態に。

結果、シーズン初戦で敗れたデラン・モンチがランク3位となっており、いわば一発勝負で初参戦選手にもプレーオフ進出の可能性が多いある状態だ。

一方、工藤諒司が逆転を賭けてクリス・ウェードと戦うフェザー級は、実績重視で考えるとブレンダン・ラウネーンとモヴィッド・ハイブラエフが2強としてプレーオフ進出濃厚と見られる。が、ヘスス・ピネドとタイラー・ダイヤモンドが番狂わせを起こせば、他の選手もボーナスで獲得できるポイントが生き残りに大きく影響を及ぼすことになる。

そんなレギュラーシーズンをさらなるカオスに持ち込む可能性を持つダイヤモンドは「ここで得られた機会を絶対に生かす。神が与えてくれたこの試合のために過去8週間、朝の6時からハードトレーニングを続けてきた」と話している。

対してハイブラエフは「彼は良い性格をしているし、面白い人間だ。でも、何も脅威はない。2022年の1年間を失ったけど、2021年とトップの顔触れは変わらない。つまり僕はまだチャンピオンということだよ」とコメントした。

またピネドは「去年のチャンピオンとか関係ない。ただ勝利を目指している。人々がどう言おうが、知ったことじゃない。ベストを尽くして明日は勝つ」と言い、その昨年の世界王者ラウネーンは「何もプレッシャーは感じていない。リーチも足も長く、経験豊かな相手だけど十分に準備はできている」と余裕の表情を浮かべていた。

またシーズン第1戦を現地にいながら、メディカル提出物の不備で欠場となったチョ・ソンビンも今回は問題なく──一発大逆転を賭けてバッバ・ジェンキンスと戦う。そのチョ・ソンビン、フェイスオフで何やら英語でジェンキンスに話しかけ、云々と頷くジェンキンスの対応からもトラッシュトークの類ではないことは明白だった。

工藤とウェードも当然のように、熱い闘志のなかでも相手へのリスペクトを忘れず、フェイスオフ。ウェードはまだ体重が戻る余地が、相当残っているように見えた。

■視聴方法(予定)
6月9日(金・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#04計量結果

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
ヘスス・ピネド: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ: 146ポンド(66.22キロ)
タイラー・ダイヤモンド: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.8ポンド(93.34キロ)
サム・ケイ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)
チョ・ソンビン: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ: 205.6ポンド(93.25キロ)
デラン・モンチ: 205.8ポンド(93.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
マルロン・モラエス: 145.6ポンド(66.04キロ)
ガブリエル・アウベス・ブラガ: 144.4ポンド(65.49キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイ・フローレス: 211.2ポンド(95.79キロ)
ダン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.4ポンド(65.95キロ)
工藤諒司: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 204ポンド(92.53キロ)
ティム・キャロン: 205ポンド(92.99キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
アビゲイル・モンテス: 145.8ポンド(66.13キロ)
ブランディ・ヘスター: 145ポンド(65.77キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレクセイ・パーガンデー: 145.8ポンド
アキーム・バシアー: 146ポンド(66.22キロ)

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ABEMA MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#04 アビゲイル・モンテス インパ・カサンガネイ ガブリエル・ブラガ キック クリス・ウェード ダン・スポーン チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン ヘスス・ピネド マルロン・モラエス マールシン・ハムレット モヴィッド・ハイブラエフ 工藤諒司

【PFL2023#04】プレーオフ進出を賭けたウェード戦へ、工藤諒司─02─「相手も1Rから極めにくる」

【写真】これが工藤が見ている風景だ (C)PFL

8日(木・現地時間)にジョージア州アトランタのオーバータイムエリート・アリーナで開催されるPFL2023#04で、クリス・ウェードと対戦する工藤諒司のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

インタビュー中、工藤は何度も「KOしないと次に繋がらない」という言葉を口にした。1Rでウェードを仕留めることができれば、昨年同様プレーオフに進出することができる。PFL2023年シーズンのフェザー級ランキングは現在、以下のとおりだ。

【フェザー級ランキング】
1位 5p ブレンダン・ラウネーン
2位 3p バッバ・ジェンキンス
3位 3p モヴィッド・ハイブラエフ
4位 3p ガブリエル・ブラガ
──────────────────────────────────
5位 0p ヘスス・ピネド
6位 0p 工藤諒司
7位 0p クリス・ウェード
8位 0p マルロン・モラエス
9位 0p タイラー・ダイヤモンド
10位0p チョ・ソンビン

この状況のなか、工藤は「初戦を落としているウェードが相手だからチャンスがある」と語った。

<工藤諒司インタビューPart.01はコチラから>


――昨年のフローレス戦は、教科書のような右オーバーハンドによるKO勝ちだったと思います。工藤選手にとっても、フローレス戦のようなイメージを持っているのでしょうか。

「ありがとうございます。これまでのキャリアを考えても、あの右は一番良かったと思いますね。力まず、軽く出したパンチが入りました。そういうパンチが効くんだなって勉強にもなりましたし」

――それはPFLという場でも、テイクダウンされずに自分の右を当てたら勝てるという自信に繋がりましたか。

「そうですね。自分も倒せる打撃を持っているんだということを再確認できました。その打撃を最大の武器として戦っていきたいと考えています。PFLで勝つために、自分のやるべきことが明確になったといいますか」

――先ほど工藤選手も言われたように、今年もプレーオフへ進むためには、次の対戦相手クリス・ウェードをKOしなければなりません。しかも、できるだけ早い段階で。このPFLの仕組み自体は、どのように考えていますか。

「どの試合も勝たなければいけないので、特に考えたことはないですけど――多くの選手は初戦って、ポイントを取るための試合をしているという印象はありますね。あまりリスクは冒さず、しっかりと判定で勝つための試合展開で」

――実際、工藤選手の初戦も相手のハブライエフが、その戦法で来たわけですね。

「僕の場合は、判定ではなく決着をつける試合をしたいと思っています。もちろんハブライエフ戦も倒し切りたいという気持ちを持っていました。その試合を落としてしまい、何がなんでも次の試合は倒さないと次に進めないので、むしろ自分にとっては良い状況なのかもしれません」

――PFLも選手がクイックシックスを求める仕組みを創った。つまり初回からフィニッシュを目指すような試合をさせるためのシステムですよね。一方で工藤選手の場合は無理やりPFLのルールに合わせるのではなく、工藤選手のスタイルとPFLの求めるものが一致しているのでは……という印象があります。

「確かに、そうなんですよね。クイックシックスを狙うために自分のスタイルを崩すわけではないですから。もちろん今回も1RからKOを狙います。ここで6ポイントを獲得するしかプレーオフに繋がる方法はないので」

――率直に、クリス・ウェードはクイックシックスを狙える相手だと思いますか。

「はい、そう思っています。もともと相手も初戦を落としていて、僕としては初戦を落とした者同士の対戦って考えていなかったんですよ。勝っている選手と負けている選手の対戦——それが基本的な流れじゃないですか」

――通常ならば、そういうマッチメイクになるでしょうね。

「負けた者同士だと状況が変わります。初戦を落とした者同士だから、相手もクイックシックスを狙って1Rから極めに来るでしょう。それが打撃で来るのか寝技で来るのかは分からないけど、お互いにフィニッシュしなければいけない。だからこそ自分にもチャンスがあると思っています」

――ではファイターとしてのウェードの印象を教えてください。

「レスリングベースで、打撃とグラップリングもできる選手ですね。ファイターのレーダーチャートがあるとすれば、全ての項目の点数が高いタイプだというイメージです。怖いのは左ストレートとハイキック。そのあたりの打撃はもらわないように攻めていきたいですね。あとは試合が始まってみないと分からないところもありますけど」

――全部できるファイターだからこそ、何で来るかが読めないところがある。反対にウェードのほうは、1Rで仕留めきるタイプではないですよね。

ベスト4が2度、準優勝が1回。嫌な打撃、怖い組みを持つクリス・ウェード

「そう思います。

自分としては相手がどう出て来たら、こうするという戦略も固まっています」

――まだウェード戦を控えている段階でお聞きするべきことではないかもしれませんが、プレーオフに出場してハブライエフに借りを返したいですか。

「バッハ・ジェンキンスもそうですし、負けている選手には借りを返したいです。そのためにも、ウェード戦でキッチリと仕留めたい。判定決着になっても自分としては面白くないし、何よりプレーオフに繋がりません。もちろん勝って嬉しくない試合はないです。でも大事なのはこの試合で判定勝ちすることではなく、プレーオフに進出して優勝することなので」

■視聴方法(予定)
6月9日(金・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#04対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
ヘスス・ピネド(ペルー)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
タイラー・ダイヤモンド(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
サム・ケイ(豪州)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
チョ・ソンビン(韓国)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)
デラン・モンチ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
マルロン・モラエス(ブラジル)
ガブリエル・アウベス・ブラガ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイ・フローレス(米国)
ダン・スポーン(米国)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
工藤諒司(日本)

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ(米国)
ティム・キャロン(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アビゲイル・モンテス(メキシコ)
ブランディ・ヘスター(米国)

<フェザー級/5分3R>
アレクセイ・パーガンデー(米国)
アキーム・バシアー(米国)

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【PFL2023#04】工藤諒司、2戦目の相手はクリス・ウェード。プレーオフ進出の可能性は、まだまだある

【写真】いやぁ、良いマッチアップ。勝てる可能性はプレーオフ進出より、さらに高い(C)PFL

26日(水・現地時間)、6月8日(木・同)にジョージア州アトランタのオーバータイムエリート・アリーナで開催されるPFL2023#04の対戦カードが発表された。

フェザー級とライトヘビー級の2階級のレギュラーシーズン2戦目にして最終戦。工藤諒司はクリス・ウェードと対戦することが決まった。両者の対決に触れる前に、現状のランキングを確認しておきたい。

【フェザー級ランキング】
1位 5p ブレンダン・ラウネーン
2位 3p バッバ・ジェンキンス
3位 3p モヴィッド・ハイブラエフ
4位 3p アレハンドロ・フローレス
──────────────────────────────────
5位 3p ガブリエル・ブラガ
6位 0p ヘスス・ピネド
7位 0p ダニエル・トーレス
8位 0p 工藤諒司
9位 0p クリス・ウェード
10位 0p マルロン・モラエス


2021年シーズン準優勝&2022年ベスト4のウェードは、PFL活動初年度のライト級参戦時に川名雄生を初回にギロチンチョークで破っている確かな実力者だが、今年は初戦でバッバ・ジェンキンスに判定負けを喫している。その結果、0Pで初戦でブレンダン・ラウネーンに2RでKO負けしたマルロン・モラエスが最下位のランクで現状はブービー賞、下から2番目にランクされている。

工藤もまた、モヴィッド・ハイブラエフに敗れ0Pで8位だ。つまりは8位と9位の下位対決と見られがちだが、ここが僅か2戦のレギュラーシーズン、PFL首脳の──ウェードなのか工藤かのか、果てはそのいずれかにプレーオフ進出の期待が込められているマッチアップといえる。

今回PFLが明らかにしたマッチアップで0P同士の対戦はこの1戦のみ。首位のラウネーンは6位のピネドと。3位のハイブラエフの相手は7位のダニエル・トーレス、さらに4位のアレハンドロ・フローレスが最下位のモラエスと戦う。

さらにいえば5位のガブリエル・ブラガは、シーズン2戦目は用意されておらず、初戦直前にメディカル書類の不備で試合出場ならなかったチョ・ソンビンが大まくりを目指し、2位のバッバ・ジェンキンスと相対する。

勝手な予測だが、PFLサイドは1位から3位はこのままプレーオフ進出に順当な勝利を望んでいる。ラウネーンは最大11P獲得でき、他の2選手は勝てば6Pが約束されている。仮にこの3名がボーナスポイントを献上して敗北するなら、大穴の誕生でプレーオフをさらに興味深くなる。

他方、フローレスにはモラエスを当て、一発逆転ビッグネームのプレーオフ進出への可能性を残した。それは工藤とウェードにも当てはまる。仮に上位の大崩れがなく、順当に勝ち星を重ね、フローレスがモラエスを下すと工藤のプレーオフ進出はなくなる。

その一方でフローレスが敗れた場合、ウェードと工藤の勝者がボーナスを得られると、最後の4枠目を獲得できるというわけだ。また試合順を見れば、工藤✖ウェードはモラエス✖フローレスの一つ後。勝手ながら、非常に打たれ弱くなっているモラエスのひと踏ん張り、そして可能な限り最小得点獲得という流れがあれば、工藤にとって(もちろんウェードにとっても)最高の状況が整う。

そんな捕らぬ狸の皮算用に関係なく、工藤に必要なのは昨年度と同じクイックシックス。ウェードもそこを狙ってくることで、あのねちねちとしたフォークスタイルのコントロールではなく、大きな振りのパンチやバランスの悪い蹴りを多用してくる可能性は高くなる。となれば、工藤の左右どちらも倒せる拳の炸裂の確立も高くなる。

他力本願であるが可能性を秘めたウェード越え──に期待したいセカンド・ラウンドだ。

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【PFL2023#01】PFL2023#01 Gallery 大きくて動けるのは武器──計量Before & After

【写真】本計量でもデカいだろうと感じるジェンキンス、このリカバリーで15分間動き続けた(C)PFL

1日(土・現地時間)に開催されたPFL2023#01。フェザー級とライトヘビー級のシーズンが幕を開けたメインで昨年王者のブレンダン・ラフネーンがマルロン・モラエスの前足をカーフで破壊して勝利し、2021年王者で1年半ぶりの実戦復帰となったモヴィッド・ハイブラエフは、テイクダウン&コントロールで工藤諒司に判定勝ちを収めた。

そんなPFLシーズン開幕戦からフェザー級6選手の本計量~セレモニアル計量~ファイトのフレームの違いを比較。ダイエット&リカバリーを武器にできるかできないかは選手次第だ。そして、武器に出来る選手はケージの中でアドバンテージを得ることができる。

ここに挙げた6選手、ラフネーン、ハイブラエフ、バッバ・ジェンキンスの戻り方はやはり目を見張るものがある。一方でかつてはライト級で戦っていたクリス・ウェードはそれほどでもない。また本計量からセレモニアル計量の間に戻っている選手と、試合当日に大きくなっている選手がいる。

六者六様のフレームの変化、計量Before & Afterを見比べてみたい。


モヴィッド・ハイブラエフ

ブレンダン・ラウネーン

クリス・ウェード

工藤諒司

ダニエル・トーレス

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MMA MMAPLANET o PFL キック クリス・ウェード チャンネル バッバ・ジェンキンス

【PFL203#01】完全ドミネイト。バッバ・ジェンキンスがクリス・ウェードをコントロールし続け完勝

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
クリス・ウェード(米国)

ジェンキンスが左ハイを蹴り、右ジャブを当てて組みつく。ウィザーのウェードをダブルレッグで倒したジェンキンスは、足をコントロールしてウェードを立たせない。ついには半身ながら背中をつかされたジェンキンスは、コーナーを背負って座ってバックを狙うが足を取ったウェードがリバーサルへ。コブラでトップを守ったジェンキンスが、がぶってヒザをついたウェードにヒザ蹴り、ここでブレイクが入る。

ヒザは胸に当たっており、明らかに反則ではない。これで痛がったウェードはそれだけダメージがあり、レフェリーのミスでリカバリーの時間を得たことになる。同じポジションで試合は再開されが、明らかにウェードの左腕は深く差し込まれている。ジェンキンスは構わず肩を押し込み、スクランブルでバックへ。立ち上がったウェードを再び前方に崩して右足をフックする。尻をずらしに掛かるウェードを動かせ、トップを取れる状態からバックを制したジェンキンスは両足のフックを続けず、半身から体を起こしてバックを続ける。柔術とは明らかに違うチャンネルのコントロールで、ジェンキンスが初回をリードした。

2R、ウェードが左ハイ。ジェンキンスもハイを返し、ウェードに左から右のフックを見舞ってテイクダウンへ。尻もち、頭を抱えた状態でギロチンに入ったウェードに対し、ジェンキンスが反時計回りで足を抜き無力化させる。頭を抜き、サイドで抑えたジェンキンスが枕で圧をかける。

上四方に移行したジェンキンスは、ケージキックのウェードのバックへ。後方から殴り、正対してくるとリストを取って肩を押し込みつつバックに回ったジェンキンスが左足をフックし、ケージとウェードの間に入り込む。ウェードは半身のハーフで我慢の時間が続く。背中をつかせたジェンキンスはここでもパス。エルボー、鉄槌を落としたジェンキンスが2Rもリードした。

最終回、ローの蹴り合いでジェンキンスにアイポークがあったと、すぐに試合が止まる。ライブオッズが-825となるほど優位に立つジェンキンスは、再開と同時にジャンプして距離を詰め左フックを当てる。左ミドルからシングルレッグでテイクダウンを決めたジェンキンス、抱えて耐えるウェードは背中をつかされそうになりバックを譲る。

ここで腰を振るという最悪のアクションを見せたジェンキンスは、ツーオンワン・リストコントロールでバックを維持し、左足を差し込む。ジェンキンスは敢えて両足をせず、堅実にコントロールを続ける。ついにライブオッズは-2000を越えたジェンキンスが、スクランブルでもしっかりと上を取り切る。

ギロチンをセットできなかったウェードは、畳んでいた左足を伸ばされるとパウンドを打たれてタイムアップに。予想以上、圧倒的にドミネイトしたジェンキンスが、フルマークの判定勝ちで3Pを獲得した。


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【PFL2023#01】フローレスと対戦、大穴ダニエル・トーレス「全く見るべきモノがない相手だよ」

【写真】トラッシュ口調でなく、静かにフローレスをこき下ろした(C)PFL

1日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開幕するPFLフェザー級の2023年シーズンには、マルロン・モラエスを筆頭に4人のニューカマーが参戦する。

その中の1人、ダニエル・トーレスは今もKSWで戦い続ける欧州MMA界最後の大物といっても過言でないサラディーヌ・パルナスと1勝1敗、前KSWフェザー級王者だ。ブラジル生まれ、生粋のブラジル人ながらオーストリア国旗の下、アレハンドロ・フローレスと戦うトーレスにインタビューを試みた。


──ダニエルはブラジル生まれですが、PFLや以前活躍したKSEでは国籍がオーストリアになっていますね。これはどういうことなのでしょうか。

「僕はブラジル人だよ。仕事のためにオーストリアに移り住んだんだ」

──仕事ですか……。

「ファイトだよ。MMAを戦うことは、僕の仕事だから。今はMMAファイトアカデミーに所属しているけど、あの時は別のジムから誘われて、プロファイターとして戦うためにオーストリアに移り住んだんだ。そしてオーストリア人女性と結婚して、オーストラリアに住むようになった。プロモーションは僕の旗をブラジルでなくオーストリアにしたがるんだ。それで構わないよ。何も問題ない」

──前のジムの時でしょうか──流浪のMMAコーチ、アンドレ・ベンケイからダニエルに関して「若くて将来性バッチリの選手がいる」と聞いたことがあります。

「アンドレ・ベンケイ!! もう5年も前に少しの期間だけど、一緒に練習していた時期があるよ」

──長らくKSWを始め、欧州を舞台に戦ってきたダニエルが北米=PFLに戦場を移すことになった決め手は何だったのでしょうか。

「PFLからオファーがあり、条件に納得いったからだよ。PFLは大きな会社で、良い大会を開いてきた。そして年々成長している、プロフェッショナルなプロモーションだ。シーズン・フォーマットを米国だけでなく欧州でも実施しようとしているし、大したものだと思う」

──ところでここ2試合はライト級で戦ってきましたが、フェザー級に戻したのは?

「ライト級で戦ったのは、ライト級の契約書が送られてきたからだよ(笑)」

──アハハハ。

「本当にそれだけが理由なんだ(笑)。ライト級……5キロほど重い体重で戦っても問題なかった。もちろん、フェザー級でも同じように調子が良いよ」

──適正体重としては、フェザー級なのでしょうか。

「僕の適正体重は、しっかりとトレーニングをして創った体重だよ(笑)。そして、今回の試合は間違いなく僕の適正体重だ。6カ月に渡り、PFLデビューに向けてトレーニングをしてきたからね。この試合がライト級だったとしても、ちゃんと練習をして70キロの体を創っていたに違いない。ライト級だろうがフェザー級だろうが、調整に問題がなければベストシェイプであり、適正体重さ」

──なるほどぉ。ではアレハンドロ・フローレスの印象を教えてください。

「アレハンドロ・フローレス──彼の試合をチェックしたけど、何も気になるところがなくて……。全く見るべきモノがない。間違いなく、勝てる相手だ」

──そんな強気のダニエルですが、ベースは柔術かムエタイなのですか。

「空手だよ。極真を6年間やり、同時にカポエイラもやっていた。でも、空手やカポエイラでは稼ぐことはできない。生活できないから、MMAに転向したんだ。お金が欲しかったからね。グラップリングを教えてくれる人間を探して、MMAを始めたんだよ」

──極真やカポエイラの経験は、MMAに生きていますか。

「う~ん、そんなことはないかな。僕のMMAファイターとしてのアドバンテージは、トレーニングによって得ることができている。練習が、僕を強くした一番の要因だよ」

──では、自身のストロングポイントをアピールしてください。

「頭。僕は頭が良くて、ファイトIQが高い。そこが一番の長所だ」

──頭の良さを武器に、土曜日はどのような試合を見せたいと思っていますか。

「僕が11年間積み上げてきたことを見せたい。そして、この半年間の成長を実感したいと思っている。本当に今回の機会に賭けて、準備してきたから。今、自分ができることを全て出し切りたい」

──シーズン突破に向けて、2戦目に戦いたい意中の相手はいますか。

「次の試合のことは、全く考えていない。この試合に全てを賭けている。次のことを考えるのは、土曜日の試合に勝ってからだよ。でも、相手のことは気にしないな。対戦相手は関係ない。しっかりと自分の戦いができるように準備するだけだよ」

──ダニエル、今日はありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「本当に真剣に、ファイトに向き合ってきた。全てを賭けてきたから、この試合に負けると人生を失う。つまり、絶対に僕はこの試合に勝つということ。真剣にファイトに賭けている姿勢を日本の皆に見てほしい」

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01計量結果

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン: 146ポンド(66.22キロ)
マルロン・モラエス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205.4ポンド(93.16キロ)
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ: 205.4ポンド(93.16キロ)
ウィル・フルーリー: 205.6ポンド(93.25キロ)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.6ポンド(93.25キロ)
モハマド・ファフレディン: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ: 202.8ポンド(91.98キロ)
サム・ケイ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.4ポンド(65.95キロ)
ダニエル・トーレス: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン: 146ポンド(66.22キロ)
ヘスス・ピネド: 144.6ポンド(65.58キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
デラン・モンチ: 205.4ポンド(93.16キロ)
タイ・フローレス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス: 205ポンド(92.99キロ)
インパ・カサンガネイ: 205.4ポンド(93.16キロ)

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Gladiator MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#01   アルジャメイン・ステーリング アレハンドロ・フローレス インパ・カサンガネイ ガブリエル・ブラガ クリシュトフ・ヨッコ クリス・ウェード ジョゼ・アルド ダニエル・トーレス チアゴ・マヘタ・サントス チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン ヘスス・ピネド マルロン・モラエス マールシン・ハムレット モハマド・ファフレディン モヴィッド・ハイブラエフ ロブ・ウィルキンソン 工藤諒司

【PFL2023#01】計量終了 チョ・ソンビン、メディカルにパスせず欠場。モラエス「今もベストの1人」

【写真】映像では、もっと身長差があったように見えたラウネーンとモラエスだった(C)PFL

1日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルで開催されるPFL2023#01の計量が、3月31日(金・同)に終了している。

1月にGladiatorで衝撃的な強さを見せたチョ・ソンビンは、2年振りのPFL参戦に向け本計量を146ポンドでパスしたが、何とメディカルをパスせず欠場に。

セレモニアル計量開始15分前にガブリエル・ブラガの代替出場が決まった。

3月のPFLチャレンジャーシリーズで勝利しているブラガは、144.5ポンドで計量をパス。

セレモニアル計量で体重計の上で「レッツゴー」と叫び声を挙げ、終始笑顔だった。


メインで対戦する昨年のフェザー級王者ブレンダン・ラウネーンと、マルロン・モラエスは明らかな身長差があり、フェイスオフでは上と下から視線をぶつけあった。

2014年3月にハードロックホテル&カジノ内ザ・ジョイントと呼ばれた同会場でWSOF世界バンタム級王座を獲得しているモラエスは「素晴らしい雰囲気だよ。会場は最高だ。PFLは最高の大会を開き、僕はここでベルトを巻く。戦い続ける理由? コレが好きだから戦い続けているんだ。そして、この試合で勝って、僕は今も世界のベストの1人だと証明してみせる」と話した。

一方ラウネーンは「チャンピオンになって、シーズンオフは少し休んだ。家族や友人と楽しい時を過ごしてね。けど、1月からタイに渡ってトレーニングをし、この日のためにほとんどを過ごしてきた。モラエスはジョゼ・アルド、アルジャメイン・ステーリングに勝っている。明日はベストバージョンのマルロン・モラエスと戦いたい」と意気込みを語っている。

なお日本から出場の工藤諒は+500というオッズがつき、対するは2021年度の世界王者モヴィッド・ハイブラエフは実に-675と掛け率では圧倒的な差がついている。

そんな両者はフェイスオフを終え、穏やかな表情で握手を交わした。

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01計量結果

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン: 146ポンド(66.22キロ)
マルロン・モラエス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205.4ポンド(93.16キロ)
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ: 205.4ポンド(93.16キロ)
ウィル・フルーリー: 205.6ポンド(93.25キロ)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.6ポンド(93.25キロ)
モハマド・ファフレディン: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ: 202.8ポンド(91.98キロ)
サム・ケイ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.4ポンド(65.95キロ)
ダニエル・トーレス: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン: 146ポンド(66.22キロ)
ヘスス・ピネド: 144.6ポンド(65.58キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
デラン・モンチ: 205.4ポンド(93.16キロ)
タイ・フローレス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス: 205ポンド(92.99キロ)
インパ・カサンガネイ: 205.4ポンド(93.16キロ)

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