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45 o UFC   スティーブ・ガルシア ハイダー・アミル ブルーノ・シウバ ヴィルナ・ジャンジローバ

『UFC on ESPN 60: Lemos vs. Jandiroba』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC on ESPN 60: Lemos vs. Jandiroba』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・該当試合なし

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・ヴィルナ・ジャンジローバ、スティーブ・ガルシア、ブルーノ・シウバ、ハイダー・アミル


 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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Report UFC UFC ESPN60 イ・ジョンヨン ハイダー・アミル ブログ

【UFC ESPN60】イ・ジョンヨンのカウンターに、10倍返しのアミルが65秒スタンディングTKO

<フェザー級/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
Def.1R1分05秒by TKO
イ・ジョンヨン(韓国)

すぐに左ミドルハイを蹴ったアミル。イ・ジョンヨンの右に、カウンターの右を合わせる。組みから離れ、拳の届く距離のうち相手で逆にイ・ジョンヨンが右フックをカウンターを入れる。ここで止まらないのが、欧米のファイターだ。勢いを増したようにアミルはフックを振るい、テンプルを打ち抜く。ここから足を止めての打ち合いで、イ・ジョンヨンのフックを勢いを上回るアミルのフックが、顔面を捕え続ける。

殴られながら、下がる──下がらされたイ・ジョンヨンは足が揃った状態でフックの連打を受ける。ケージに詰まり、腰が一旦落ちたイ・ジョンヨンに無酸素で連打を続けるアミルが、必死にk節を放浪右フックを連続で決め、防御態勢が取れないイ・ジョンヨンは立ったまま敗れた。


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45 AB Interview UFC UFC ESPN60 イ・ジョンヨン ハイダー・アミル ブログ

【UFC ESPN60】Road FCフェザー級王者~RTU~UFC、イ・ジョンヨン「自分で言うのもなんですが……」

【写真】この拳が、強くて硬い。キム・スーチョルと1勝1敗のパク・ヘジンを僅か10秒でKOしているイ・ジョンヨンだ(C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN60「Lemos vs Jandiroba」が開催され、イ・ジョンヨンがハイダー・アミルとUFC2戦目を戦う。
Text by Manabu Takashima

右肩上がり時代のRoad FCでデビュー。キャリア7戦目で、当時のK-MMA界で最も完成度が高かったとされるチェ・ムギョムを下しフェザー級王者に。アンチUFCの急先鋒と目されていたジョン・ムンホン代表率いるRoad FCで成功を収めながら、イ・ジョンヨンは常にUFCファイターになることを夢見ていたという。

そんなイ・ジョンヨンに初インタビューすると、自信に満ち溢れた言葉が続いた。


Road FCのチャンピオンになれたことは、今も自分の誇りです

──オクタゴン2戦目が今週末に迫ってきました。今の調子はいかがですか。

「過去最高のコンディションで、今回の試合でも自分がUFCでしっかりと戦っていけることを証明したいと思います」

──イ・ジョンヨン選手の試合は、実はRoad FCのYoung Guns出場時からフォローさせてもらっていたのですが、初めてインタビューする機会を得ることができました。2014年にRoad FCでプロMMAデビューをしましたが、MMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「8年間、テコンドーの練習をしてから柔術を始めました。MMAを戦うようになったのは、世界最強の人間になりたかったからです。それが自分の夢であり、浪漫でした。誰かの影響を受けてそういう人間になったのではなく、もともとそういう想いを持っていました。

そしてUFCファイターになること、それが最強の人間になる道だと思いました。一歩一歩キャリアを進むことができて、UFCファイターになれました。Road FCで戦っていた時から、凄く恵まれたキャリアを送ってきたと思っています」

──Road FCは韓国の巨大独立王国のようなプロモーションです。対して、UFCを目指すのであればTOP FCという選択もあったかと思うのですが、なぜRoad FCだったのでしょうか。

「Road FCしか選択肢がなかったのが、正直なところです。自分はRoad FCのアマ大会でキャリアをスタートさせたので、そのままRoad FCでデビューをしました。当時、TOP FCはアマチュアの大会を開催していなかったので。そしてRoad FCからRoad to UFCを戦い、UFCと契約ができました。Road FCのチャンピオンになれたことは、今も自分の誇りです」

──とはいえ、UFCファイターになることが夢というのは、Road FC時代は口にできなかったのではないですか。ジョン・ムンホン代表はアンチUFC的な発言が多かったですし。

「正直にいえば、本音を隠さないといけなかったです(笑)。指摘されたようにジョン・ムンホン代表は、そのような言動を好んでいなかったので。

と同時にRoad FCは最高のホテルをファイターに用意し、イベントの規模も大きかったです。記者会見やビデオ撮影、公開計量というファイトウィークもあります。UFCで戦う準備となる経験をさせてもらったと思っています。プロファイターの基盤をRoad FCで創ることができました」

──キャリア7戦目で、チェ・ムギョムを破りフェザー級王者になりました。個人的にチェ・ムギョムはイ・ユンジュンと並び韓国でも最もファイトIQが高いファイターだと思っていたので、あの勝利は正直驚かされました。

(C)ROAD FC

「あの試合までの自分は、虎は虎でも子供の虎のようなモノでした。

本当の自信を持ち合わせていなかったです。あの試合の時は、ただRoad FCのチャンピオンになりたくて戦っていました。結果的にあの試合がRoad FCで一番思い出に残るファイトになりましたし、本物の自信を手にすることができたと思います。自分のキャリアのなかで、本当に大きな意味を持つ勝利です」

──そのようにキャリアを振り返ることができることも、素晴らしいですね。

「先ほども言いましたが、Road FCフェザー級王者になったことは自分の誇りです。ただコロナ禍になり、Road FCが活動を休止し2年ほど戦う機会がなかったです。あの時、契約も切れるタイミングだったのでUFCで戦いたいという気持ちに従うことにしました」

──そして土曜日に、ハイダー・アミルとUFC2戦目を戦います。

「どの局面でも、彼が自分を倒すような力はないです。100パーセント、フィニッシュします」

──イ・ジョンヨン選手は真っ向勝負の打ち合いができるなかで、カウンターショットのタイミングが素晴らしいです。それも踏込みに合わせて打つだけでなく、バックステップで呼び込んでカウンターを打ち込むことができます。

「自分で言うのもなんですが、距離をコントロールする能力とタイミングを合わせる素質があるのだと思います。踏み込んでカウンターを合わせるのも、下がって打つのもどちらを好むということはないのですが、まずはプレッシャーをかけて相手が出てくるなら、ステップイン。相手が距離を取るようなら、誘い込むように動いてカウンターを入れます」

──今大会は3人の韓国人先輩UFCファイターが出場しており、母国での注目度も一際高いと思われます。そのなかで、ファンを驚かせる自信はどれだけありますか。

「自分は韓国のライジングスターです。ファンの期待に応える試合をします。皆がエキサイトする戦いを見せる自信は十分にあります。

今、日本のUFCファイターも凄く良い試合をしています。彼の活躍は自分にモチベーションを与えてくれています。いつか日本で練習をしたいですし、もちろん日本で戦いたいです。その時は日本のファンにアジアのファイタ―の強さを示したいと思っています」

■視聴方法(予定)
7月21日(日)
午前6時00分~UFC Fight Pass
午後5時45分~U-

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN236 キック ハイダー・アミル ファーニー・ガルシア

【UFN236】左ストレートが冴えるアミル、ガルシアを棒立ちにさせてレフェリーストップを呼び込む

<フェザー級/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
Def.2R2分14秒by TKO
ファーニー・ガルシア(メキシコ)

アミルが構えをスイッチしながら左ミドルを蹴る。ガルシアもジャブを返すが、アミルは左ミドルとインローを蹴って、ダブルレッグで組みついてバックへ。ガルシアもコントロールされる前に立って離れる。アミルはサウスポーに構えてインロー、ガルシアのジャブに右フックを合わせる。ガルシアは右ストレートから左フック、アミルは左ストレートから左ミドルを蹴る。

アミルは左ストレートでダウンを奪うと、亀になるガルシアに後ろからパンチを連打、立ち際にヒザ蹴りをボディに突き刺す。ガルシアも右を打ち返すが、シングルレッグで組んだアミルがすぐにバックについてパンチとヒザ蹴り。そのままグラウンドでトップを取ると、亀になるガルシアのバックに回ってパームトゥパームへ。

ガルシアが正対してインサイドガードでトップポジションを取る。アミルが亀になって立とうとすると、今度はガルシアがバックをとってRNCを狙う。ここはアミルも正対してトップを取り返し、亀になるアミルにパンチを連打。立ち上がってボディにサッカーボールキックとヒザ蹴り、鉄槌を連打した。

2R、サウスポーのアミルがジャブとアウトサイドのカーフキック。ガルシアは右ストレートから左フックを返す。アミルは距離を取って左ストレート、左ミドル、飛びヒザ蹴り。ガルシアも左フックを返すが当たらない。アミルはプレッシャーをかけて左ストレートと左ミドル、左ボディも打ち込む。ガルシアも何とか立ち続け、パンチを返すが力がない。逆にアミルはヒザ蹴りから右フック、左ストレートから連打をまとめると、レフェリーが試合をストップ。アミルがTKO勝利を収めた。


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F1 MMA MMAPLANET o ONE RENA UFC   アブドゥルカリーム・アルセルワディ イボ・アスラン エドゥアルダ・モウラ ハイダー・アミル ハララポス・グリゴリユウ パウロ・ヘナトJr

『Dana White’s Contender Series 58』試合結果/ハイライト動画

若手育成の教科書 サイバーエージェント式 人が育つ「抜擢メソッド」



・Abdul-Kareem Al-Selwady def. George Hardwick via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Ibo Aslan def. Paulo Renato Jr. via knockout (punches) – Round 1, 2:22
・Hyder Amil def. Emrah Sonmez via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)
・Eduarda Moura def. Janaina Silva via submission (rear-naked choke) – Round 1, 4:00
・Charalampos Grigoriou def. Cameron Smotherman via TKO (punches) – Round 1, 1:00


【DWCS S07Ep02】UFC史上2人目のキプロス人ファイター誕生へ。グリゴリユが60秒TKO勝ち(MMAPLANET)

【DWCS S07Ep02】テイクダウン、パス、マウント、パンチ、RNCでモウラが4分ジャスト、シウバを下す(MMAPLANET)

【DWCS2023 S07Ep02】独特なリズムのレスリング=メンソス、ガスアウトでアミルに判定負け(MMAPLANET)

【DWCS2023 S07Ep02】「これがトルコ人パワー」。イボ・アスランがヘナトJrを完全KO(MMAPLANET)

【DWCS2023 S07Ep02】動き続けたアルセルワディ、CW王者ハードウィックに勝利。2週連続で5人が契約(MMAPLANET)


 8月15日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催された『Dana White's Contender Series 58』試合結果。先週同様勝利したアブドゥルカリーム・アルセルワディ、イボ・アスラン、ハイダー・アミル、エドゥアルダ・モウラ、ハララポス・グリゴリユウの5人全員がUFCとの契約を勝ち取っています。


 イボ・アスラン vs. パウロ・ヘナトJr. ハイライト動画。


 エドゥアルダ・モウラ vs. ジャナイナ・シウバ ハイライト動画。


 ハララポス・グリゴリユウ vs. キャメロン・スマーザーマン ハイライト動画。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC アブドゥルカリーム・アルセルワディ イボ・アスラン エドゥアルダ・モウラ ジョージ・ハードウィック ダナ・ホワイト ハイダー・アミル ハララポス・グリゴリユウ

【DWCS2023$07Ep01】動き続けたアルセルワディ、CW王者ハードウィックに勝利。2週連続で5人が契約

<ライト級/5分3R>
アブドゥルカリーム・アルセルワディ(ヨルダン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジョージ・ハードウィック(英国)

スイッチしてサークリングのアルセルワディが、ハードウィックのローに右フックを合わせる。ハードウィックもスイッチするが、左インローを蹴られる。右のダブル、その2発目を当てるなどアルセルワディが序盤をリードした。ワンツーにガードを固め、額を突き出してたハードウィックが左を伸ばす。アルセルワディはフットワークを続け、ローからワンツーを打っていく。

アルセルワディも左フックを2発振るい、圧を高める。ハードウィックの左ミドルに、アルセルワディが左ミドル、そして右ミドルを返す。アルセルワディはジャブを当てて回り、その場に踏み止まらない。左右だけでなく、スーパーマンパンチで縦移動を見せたアルセルワディだったが、ハードウィックが右を当て、ボディを抉っていく。的を絞らせないアルセルワディに、ハードウィックがやや前のめりのファイトになりパンチを被弾する。それでもハードウィックも右を当てるも、最後の右ハイは空振りとなった。

2R、初回と同様に動きの多いアルセルワディに対し、ハードウィックがガードを固めて前に出る。ジャブを入れ、左ボディを入れたハードウィックの右ミドルハイを蹴る。とアルセルワディが初めて組みを見せるが、すぐに離れる。強烈な右ローを蹴ったアルセルワディは、距離を詰めてくるハードウィックに対して縦ヒジ、右を見舞う。左ローに右を合わせたハードウィックも接近戦上等のファイト、こうなるとケージウォリアーズで見せていたヒザ蹴りが怖い。

アルセルワディは小刻みなステップからパンチと蹴りを繰り出す。ハードウィックの手数、精度も上がってきたが、前蹴りでスリップしてガードを強いられる。逆にこの機会にバタフライガードで寝技に持ち込んだ感もあるハードウィックは下からエルボーを打っていく。しかし右腕を差して立ち上がったハードウィックは左ボディ後に、右フックを被弾する。ハードウィックが三日月、ならばとアルセルワディがパンチを纏める。ジャブを打ちった両者、終了間際の10秒で右を当てたアルセルワディは、ハードウィックの右ハイを2度かわした。

最終回、ローからフックのアルセルワディ。ハードウィックも右フックを返す。ワンツーからボディにコンボのアルセルワディに対し、ハードウィックが首相撲からヒザを繰り出す。さらにミドルを蹴られても右を入れたハードウィックが、接近戦プラスαのレンジでパンチを当てていく。アルセルワディもさらに踏み込んで右をヒットさせると、ハードウィックが右フックを顔面に、続いて左フックをボディに入れる。

アルセルワディは前蹴りをキャッチしてシングルレッグも、これは倒しきれない。残り2分、右を当てたアルセルワディがついに下がったハードウィックにダブルレッグを仕掛ける。ケージに押し込まれたハードウィックが回って首相撲からヒザ、そしてヒジを狙う。離れたアルセルワディが左リードフック、ハードウィックは跳びヒザからボディショットを決める。と、残り1分を切りアルセルワディがダブルレッグでしっかりとポイントメイク。ハードウィックのスイッチを潰して上を取り切る。

フックガードから蹴り上げ、スタンドに戻ったハードウィックはケージに押し込まれて、右ヒザを突き上げるも時間に。アルセルワディがフルマークの判定勝ちを収め、「ギブミー。コントラクト」と声を挙げた。

普通にUFCレベルの試合を見終え、ダナ・ホワイトは笑顔を浮かべてバックステージに消えた。そして「毎年、毎週、火曜日にベストショーを届けたい」と話したダナは、「いつも言っているように31歳のファイターを求めているわけじゃない。ただし、彼は他の団体のチャンピオンで経験豊かだ。UFCで誰とでも戦える。あの試合を見て、何を言えというんだ!」とハララポス・グリゴリユウの合格を伝える。

エドゥアルダ・モウラも「29歳、プライムタイム。9勝0敗、8つのフィニッシュ。明日からでも誰とでも戦える」とUFCへ。続いて「スクランブルの肉弾戦だった。あれだけ疲れて、立ち上がるのも困難だったファイト。最高だった。振り返ると鳥肌が立つ」とまた30歳以上のUFCファイター=ハイダー・アミルが誕生した。

イボ・アスランは「ライトヘビー級のKOパワー。UFCでの試合を見るのが待ち切れない」と最大限の誉め言葉ともに契約を勝ち取った。1人残ったアルセルワディも「アンダードッグ、全てを賭けて戦った。そして過去にないモノを掴んだんだ。ケージウォリアーズのチャンピオンはリアルだ。君はそんな相手と真っ向勝負をして下馬評を覆した。You are in UFC!!」という言葉を受け──先週に続き、5人の勝者全員がUFC入りとなった。


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MMA MMAPLANET o アミール・アルバジ エムラ・ソンメス キック ジャビッド・バシャラット ハイダー・アミル

【DWCS2023S07Ep02】独特なリズムのレスリング=メンソス、ガスアウトでアミルに判定負け

<147ポンド契約/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
エムラ・ソンメス(トルコ)

アミール・アルバジ、ジャビッド・バシャラットと同じGBトップチーム所属のトルコ人ファイター=ソンメスが計量オーバーでキャッチウェイト戦に。対するアミルはギルバート・メレンデスを帯同して、ケージインした。

サウスポーの構えから、アミルが即左を振るって距離を詰める。右を当てたアミルは、ボディロックをウィザーで切って投げを打つ。アミルのヒザが急所に入り、試合が中断される。再開後、右を当てたソンメスだが直後にパンチを受けたか、後方にバランスを崩す。トップを取りに行ったアミルに対し、ソンメスはスクランブルからシングルレッグでケージに押し込む。がぶるソンメスの両足を束ね、逆足のシングルに出たソンメスがアンクルピックを仕掛ける。これも切ったアミルはキムラを狙うと、股間の下に頭を入れられてリフトされバックを許す。

引き込んで足を狙う仕草を見せたアミルを、後方から殴るソンメスは立ち上がられるとヒザを突き上げる。アミルは正対しキムラへ。腕を抜いたソンメスのヒザが急所に入ったかファールカップの位置を直す。直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたソンメスが、ハーフで抑え強烈な左エルボーを3発落とす。スクランブルでバックを制したソンメスは、立ち上がったアミルにフックを見せてダブルレッグでしりもちをつかせた。背中を譲って立ち上がるとしたアミルに対し、後方からヒザ蹴りを見せたソンメスは肩で息をしているか。

続いて左エルボーを入れてからのダブルレッグを潰され、ガードを強いられたソンメスが、スクランブルでバックを与える。アミルは足のフックの前にRNCを仕掛けて前方に落とされる。トップを取ったソンメスがエルボーを連打して初回を取った。

2R、ポイントをリードしたソンメスはスタミナが問題か。メレンデスも「疲れている。腹を殴れ」と指示をアミルに与えた。左の蹴りを見せたアミルにシングルレッグで仕掛けたソンメスが、ここでも股間に頭を入れてリフトからダブルレッグへ移行する。パワーギロチンを仕掛けた離れたアミルは、下になったソンメスの背中に回る。フックなしのアミルに、またもソンメスが股の下に頭を入れてヒザ立ちからリフト、立ち上がってダブルでリバーサルを決める。横へのロールで上を取りなおしたアミルはスタンドに。

完全に動きが落ちたソンメスは、それでも他のファイターとは違うリズムでダブルを仕掛ける。切られて、スピニングバックフィストからのテイクダウンダウンを切られたソンメスは立ち上がるのに時間が掛る。こうなるとアミルは元気百倍だ、右腕を差して上を取るや亀のソンメスの状態を起こしてヒザを入れる。さらにギロチンを狙うと、ファイヤーキャリーの要領でソンメスが上を取る。しかし、抑えるだけの力はなく試合がスタンドに戻るとアミルも打撃でなくクリンチを選択する。小手投げから、ヒザをついてしまったソンメスは完全にスタミナを切らしている。シングルを仕掛けて止まったソンメス、アミルも力のないパンチをワキ腹に入れていった。

最終回、コーナーのブラッド・ピケットが「レスリングを楽しめ」と懸命にインターバル中に話しかけたが、魔法のような効果があるか。直ぐに右を当て、ボディを殴ったアミルが圧を掛けるとソンメスはダブルレッグからバックに回る。正対したソンメスががぶりにかギロチン、ヒザを頭部に突き刺す。しかし、アミルも疲れており口を開いて手数も少ない。こうなるとソンメスもシングルを仕掛け、キムラにもリストアップを繰り出す。倒されたアミルはバックに回ってRNCも引き込むように下になったソンメスが、またも股間の下に入ってリフトからトップを取る。

ソンメスはややパワーが戻ったパウンドを落とし、スクランブル&キムラのアミルを倒すも即試合はスタンドに戻る。楽しんでいるか分からないが、ソンメスがテイクダウンを仕掛ける。アミルが離れても、立ち上がることができずガードを取りながらキックのソンメス。両者、最後の力と精神力を振り絞しラスト30秒に。シングルを切られて殴られても、リフトを続けるソンメスは正座状態でパンチを被弾する。それでもソンメスは立ち上がって後ろ回し蹴りを繰り出す。かわしたアミルは、左フックからのテイクダウン狙いを切ってタイムアップを迎えた。

結果はアミルが3-0の判定勝ち。計量失敗の時点で何か問題があったのだろうが、万全のメンソスもいつかどこかで見てみたいものだ。


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