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【UFC ABC07】ガジエフがスタンド&TDともに優位に立ってメイスから判定勝利、再起戦を飾る

<ヘビー級/5分3R>
シャミル・ガジエフ(バーレーン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ドンテイル・メイス(米国)

メイスがジャブと左フック、ワンツー、左フックとパンチをまとめる。ガジエフはメイスのインローにワンツーを合わせ、パンチをまとめる。そしてケージを背負ったメイスをダブルレッグでテイクダウンする。メイスの左足を超えてハーフガードでトップキープするガジエフは体を起こして右のパンチを入れ、パスガードを仕掛ける。メイスが左ヒジをついて体を起こそうとすると、ガジエフは右手でメイスを寝かせて細かくパンチを入れる。このままガジエフがトップキープを続け、マウントから肩固めを狙ったところでラウンド終了となった

2R、サウスポーにスイッチしたメイスが左ストレートで前に出る。ガジエフが打ち下ろすような右フックを当て、メイスの足を止める。メイスはオーソドックスに戻して左アッパーを突き上げ、ダブルレッグから組みついてテイクダウンを狙うが、メイスがガジエフのパンツを掴んだとしてレフェリーに注意を受ける。

組みからの離れ際にガジエフが右ヒジを強振。試合がスタンドに戻ると、距離が詰まったところでガジエフがボディへのヒザ蹴り、右ストレートを当てて前に出る。そのままメイスをケージまで押し込むと、テイクダウンを狙いつつ、ボディにヒザ蹴りを入れ、右の縦ヒジを突き刺す。ガジエフは右腕をオーバーフックして、そのままメイスの左手をクラッチ。ヒザ蹴りとヒジ打ちを上手く使って、右腕を差し入れる。メイスは投げも狙うが、ガジエフがメイスをケージに押し込み続けてヒジ・ヒザで削る。

3R、メイスが右の前蹴りと右フック、左アッパーを突き上げる。この左アッパーから右までつなげて前に出る。ガジエフもジャブを当てるが、メイスが左ボディと左フック。これを被弾したガジエフだが両差しで組みつくとテイクダウンを奪って、メイスの右足を超えてハーフガードでトップキープする。ガジエフは細かくパンチを入れ続け、この態勢のまま試合終了。3月のジャイルジーニョ・ホーゼンストライク戦で無敗記録がストップしたガジエフだったが、メイスから判定勝利を収めた。


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【UFC ABC07】トニー・ファーガソンが対戦、マイケル・キエーザ「僕は日本で戦わなければならない」

【写真】さすがはカラーコメンテーター。非常に整理整頓された言葉が続いた(C)MMAPLANET

3日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナでUFC ABC07「Sandhagen vs Nurmagomedov」が開催され、マイケル・キエーアがトニー・ファーガソンと対戦する。
Text by Manabu Takashima

今やファイターだけでなく、UFC中継の解説者としても活躍中のキエーサに解説業とファイター人生を尋ねた。「自由になれれば強くなれる」という彼の言葉はオクタゴンの内外で当てはまる。非常に穏やかでキエーザだが、日本のファンへの一言という紋切り型の締めに対し、それまで以上に声が籠るという一面が見られた。


――トニー・ファーガソン戦が今週末に行われます(※取材は7月30日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

(C)Zuffa/UFC

「凄く良いよ。

2016年にトニー・ファーガソンと試合が組まれたけど実現しなかった。僕はウェルター級に階級を上げたし、もう戦うことはないかと思っていたんだ。たけど、トニーがウェルター級に転向して僕を指名した。あの時は凄く興奮したよ。トニーは素晴しいファイターで、将来は殿堂入りするだろう。そんな彼と彼と戦うことができて本当に嬉しい」

──マイケルは3連敗、トニーは7連敗中です。この状況は勝利を目指すためにモチベーションになるのか、それともプレッシャーになるのでしょうか。

「3連敗もしていたら、本来はプレッシャーを感じるものだろうね。でも、今の僕は人生で一番大切なモノは何かが分かったから、プレッシャーを感じていないんだ。家族、友人たちとの関係は勝ち負けに左右されるものじゃない。勝とうが負けようが、彼らは僕を愛してくれている。

以前は試合に負けてファンがSNSに書き込む悪口や無神経な言葉に影響を受けることがあった。でも年を重ねて、人として成熟するとSNSの声なんて、何も重要でないと思えるようになった。僕には愛する人達、僕を愛してくれる人たちが近くにいてくれる。そんな愛すべき人々の存在が、僕からプレッシャーを取り除いてくれた。

何も縛られることなく戦うよ。そのために練習でベストを尽くしてきた。トニーが今、どのような心境で戦うのかは知る由もないけど、今の僕はそんな感じなんだ」

──自分の大切な人が理解してくれていると、顔も名前もしらない人間の書き込みなんてどうでもよくなりますよね。

「正直、今朝も色々と言われているよ。トニーは、多くのサポーターがいるからね。トニーを崇拝している分、僕に口撃をしてくるんだ(笑)。でも、僕がやるべきことはオクタゴンに上がって、勝利を得るために戦うだけだから。

家族を信じて生きるって、実は生き方を楽にしてくれるんだ。だって、それ以上に大切なモノは存在しないんだから。26歳の頃は、勝敗を生死のように捉えていた。でも、そんな風に考えることがなくなって、ファイターとしても成長していると感じている。自由でいることは競技者を強くする。今、僕は3連敗中だけど、人生においてその差は収入の差でしかない。勝てば、もっと収入が増えていたんだけどね(笑)」

──ハハハハ。そんなマイケルですが、もう6年ほど現役ファイターでありながら、UFC中継で解説者としても活躍しています。解説という仕事をすることが、MMAファイターとして役に立つことはありますか。

「もちろん、あるよ。絶対的にね。中継で解説をすることで、ファイトをするだけの自分とは違うビジョンが見えてくるようになった。ファイターの多くは自分の試合と対戦相手の試合しか、真剣にチェックしないものだ。

でも、少しでも良い解説者になろうとすればあらゆる選手のことを知らないといけない。そのためにチェックする試合の数が劇的に変わった。その結果、MMAについて理解が深まったよ。MMAは99パーセントの精神力と1パーセントの体力で戦うスポーツだ。解説の仕事をして、精神的に良い影響が出るようになった。ほとんどのファイターが、僕のような環境下で過ごしていないからね」

──TV解説は一般層にMMAを理解してもらうのに、とても大切な役割を担っていると思います。ただ殴り合いが見たいという視聴者に、MMAが何たるかを伝えることができる。そんな解説という仕事で、マイケルはどのようにMMAをジェネラル層に届かせ、より理解を深めてもらえるよう話していますか。

「まずファイトのストーリー性を伝え、興味を持たれるように心掛けている。DJは話しが面白いけど、知性を持ち合わせた解説をしている。ドミニク(クルーズ)は、技術の説明が秀でている。カラー・コメンテーターにも、それぞれ特徴がある。UFCの解説者に同じような人間はいない。ローラ(サンコ)は凄くエネルギッシュだけよね。マイケル・ビスピンはリズムよく、視ているファンの気持ちを上げている。そして、分かりやすい話し方だ。

そんななかで系統としては、僕はドミニクのような解説者になりたいと思っている。ドミニクって言葉をただ発するだけでなく、理に適う知識を持って言葉にできるんだ。試合を視ながら、そこで必要な知識をさりげなく話している。結果、ファンのMMAへの理解力が深まっている。そんなドミニク・クルーズの良さを受け継ぐような解説者になりたい」

──解説者は視聴者のことを100パーセント考える仕事で、ファイターは自分が勝つために我儘を通さないといけない。まるで別モノですね。

「どちらもスイッチを入れることが大切だよ。自由になれると、戦いやすくなる。そこが土曜日の試合でも大切になってくるだろう。自分にプレッシャーを与えることなく、戦いたい。そうやって戦うと、新しい自分になっている。きっと土曜日の試合で、ファンの皆が見たことがない戦いができるだろう。その機会を得られたのだから、存分に楽しみたいと思っている」

──マイケル、今日はありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「このスポーツから足を洗う前に、僕は日本で戦わなければならない。以前、UFC日本大会を訪れた時に、『こんなファンの前で戦いたい』と心底思った。僕はPRIDEを見て育ったし、今でもRIZINをチェックしている。日本のファンこそ、世界でベストのファンだ。日本の人達はマーシャルアーツへの造詣が深い。『いつかの日か、さいたまスーパーアリーナで戦いたい』と神に祈っているよ」

──嬉しい限りの言葉です。

「それに日本でUFCが行われる日は、近づいている。タツロー・タイラはフライ級のトップランカーに成長し、カイ・アサクラがUFCにやってくる。僕はウェルター級だから、手の合う日本のスーパースターはいないかもしれないけど、対戦相手は見つかるはずだ。UFCが日本に戻った時、絶対にその場に一緒にいたい」

■視聴方法(予定)
8月4日(日・日本時間)
午前1時00分~UFC FIGHT PASS
午前0時45分~U-NEXT

■ UFC ABC07対戦カード

<バンタム級/5分5R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
シャラブジン・マゴメドフ(ロシア)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
トニー・ファーガソン(米国)
マイケル・キエーザ(米国)

<女子ストロー級/5分3R
マッケンジー・ダーン(ブラジル)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
ヨエル・アルバレス(スペイン)
エルビス・ブレネウ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
アザマット・ムルザハノフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
モハメド・ヤヒア(UAE)
カウエ・フェルナンジス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
シャミル・ガジエフ(バーレーン)
ドンテイル・メイス(米国)

<ライト級/5分3R>
グラム・クタテラデス(ジョージア)
ジョーダン・ブシニック(英国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)
サム・ヒューズ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート(英国)
ロランド・ベドヤ(ペルー)

<ミドル級/5分3R>
セドリクス・デュマ(米国)
デニス・チュルリン(ロシア)

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【UFC ESPN50】ハニ・ヤヒーラと対戦、ビクター・ヘンリー「こっちからサブミッションを仕掛ける」

【写真】ビクターは135.5ポンド、ハニは136ポンドで計量をパスしている (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN55「Nicolau vs Perez」が開催され、ビクター・ヘンリーがハニ・ヤヒーラと戦う。
Text by Manabu Takashima

柔術家として、柔術の技術でUFCを戦い続けるハニのスタイルに最大の経緯を払うビクターは、そんなハニに勝つには掟破りのサブミッションを仕掛けることを明言した。


──ビクター、うっすら汗が見えますね。

「そうなんだ、体重を落としている。もう痩せっぽっちだ(笑)。ドライアウトはそれほどしなくて、水をメチャクチャ飲んでいるんだよ」

──ウォーターローディングですね。

「大体1日に2ガロンほど、飲んでいるよ」

──7.5リットルも!!

「食事は本当に少ない量しか摂っていなくて、あと13ポンド落とすんだ」

──そんな時にインタビューを受けてくれてありがとうございます。ところで前回のジャビット・バシャラットとの試合は、急所蹴りでノーコンテストという残念な結果に終わりました。

「1R、彼は足なのかミドルなのか。それほど低くない蹴りを使ってきて、それがかすったんだよ。ファールカップがずれて、位置を戻した。そしたら2Rになって、今度はモロにカップを蹴られ耐えがたい痛みに襲われた。もう、アレで全てが終わったよ。凄く残念な結果に終わったけど、これもファイトだ。それにジャビットも狙って蹴ったわけじゃないしね。

4日間、腫れて歩くこともできなかった。それでも動けるようになったら、すぐにトレーニングに戻ったけどね。そういうことだよ。今は全く問題ない」

──ああいうアクシデントで試合が終わった時、仕切り直しのリマッチを戦いたくなかったですか。

「それはUFC次第だから。僕の方から誰かと戦いたいと言ったことはない。誰とでも戦うし、もちろんちゃんとした額のファイトマネーが支払われるならということだけどね。でも、僕の方から誰かにチャレンジするとかっていう気持ちはないんだ」

(C)Zuffa/UFC

──ビクターとハニ、日本のファンが思い入れのある選手同士の対戦となりました。

「僕もハニも日本で戦ってきた歴史がある。ただ、それよりもハニという自分が何をすべきかを理解しているファイターと戦えることが楽しみでならない。彼はPRIDEの時代のオールドスタイルを知っている。そういう経験をしてきた選手と戦えることもワクワクするんだ」

──ホイス・グレイシーの時代と違い、誰もが柔術を知っている中で柔術だけでUFCを戦い抜いているハニをどのように思っていますか。

「ハニは本当に尊敬に値するファイターさ。ただ今のファイターが皆、柔術を知っているとは思ってない。皆、半柔術なんだよ。サブミッションファイティングはテイクダウン、ポジショニング、サブミッションという流れでもない。テイクダウン、ポジション、パウンド、そしてサブミッションだ。

みなキックボクシングを続け、パンチを当てるとRNCを狙う。そういう試合ばかりで、彼らが柔術を知っているというわけじゃない。そんななかでハニ・ヤヒーラは数少ない、本当の柔術の使い手だ。デミアン・マイアに並ぶ、MMAで柔術を使いこなすファイターで。本当に凄いと思っている。彼のような拘りを持った選手は凄く重要だ。ハニが何をやってくるのか、相手は分かっているのに止めることができない。凄いことだよ。

今、多くのファイターはただ勝利を目指している。内容は関係ないんだ。ただ勝とうとしている。対してハニは自分が効果的だと信じた技術、柔術を使って勝利を手にしている」

──その意見を持てるビクターは反柔術でなく、柔術が分かっているファイターだと理解して良いですか。

「イエス、ハニ・ヤヒーラほどではないけど、僕は柔術を知っている。僕はレスラーで、キャッチレスリングを通してMMAにおける柔術を理解している。凄くピュアな柔術スタイルをね」

──ビクターもハニも、フィニッシュを目指すというファイト・アイデンティティは同じかもしれないですね。

「もちろん、フィニッシュをするために戦う。しかも、時間はかけたくない。効率く良く稼ぐんだ(笑)。同じ額を手にするなら、短い時間で貰う方が良いだろう(笑)。15分とか25分戦っても、2分でフィニッシュしてもファイトマネーは同額だ。なんで、そんな長い時間戦わないといけない? 当然、少しでも早くフィニッシュする方がエンターテイメントとしても上質だ。

前に日本でRIZIN×Bellatorのショーを観たけど、いくつかの試合は退屈だった。あの時、日本のファンですら携帯に目をやっていたよ。あくびをしながらね。ああいう対抗戦だから、負けらないという気持ちになるんだろうけど、あのファンの反応をみていたら再び対抗戦を組もうとはならないよ」

──ではビクターはどのようにハニとエキサイティングなファイトを披露しようと考えていますか。ハニに勝利するには彼のゲームに付き合わないことが一番です。テイクダウンを切る。突き放す打撃で深追いはしない。寝技には付き合わない。タイロン・ウッドリー×デミアン・マイアのような展開ですね。凄く退屈な試合になってしまいました。

「もちろん、彼の思うように戦わせては勝てない。ハニは低い姿勢で足を取って倒し、抑え込もうとするだろう。でも、そこから逃れる手段はある。それにはハニ・ヤヒーラが何をやってくるのかを理解する必要がある。ただ、逃げようとしてもコントロールされるだけだ。

僕は彼が何を仕掛けてくるから分かっている。対処方法もある。そのなかの一つが、こっちからサブミッションを仕掛けることだ。その機会が訪れれば、サブミッションを仕掛けるのは当然だからね」

──そんなシーンが見られることを楽しみにしています。では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「6月22日、ジョシュ(バーネット)がBloodsportを日本で開催するけど、僕も日本に行く予定だ。すぐに皆と会えるね。その前に僕とハニ・ヤヒーラの試合を楽しみにしてほしい。僕らはオールドスクールのMMA、日本で見られた戦いをするから」

■視聴方法(予定)
4月28日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFC ESPN55対戦カード

<フライ級/5分5R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
アレックス・ペレス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン(ブラジル)
バグジン・ガスコフ(ウズベキスタン)

<女子フライ級/5分3R>
カリーネ・シウバ(ブラジル)
アリアネ・リプスキ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョナタ・ジニス(ブラジル)
オースティン・レーン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース(米国)
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
ウロス・メディッチ(セルビア)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ライト級/5分3R>
オースティン・ホバート(米国)
ミハウ・フィグラック(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス(米国)
カイオ・マシャード(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ケトレン・ソウサ(ブラジル)
マルニック・マン(米国)

<ライト級/5分3R>
ハメ・ジョントップ(ペルー)
クリス・パディーリャ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
イワナ・ペトロビッチ(クロアチア)
リャン・ナ(中国)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ(中国)
ガブリエル・ベニテス(メキシコ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN46 アンドレイ・オルロフスキー ドンテイル・メイス

【UFC ESPN46】序盤好調だったオルロフスキー、右オーバーハンドを受けてドンテイル・メイスに下る

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス(米国)
Def.2R3分17秒by TKO
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)

ダブルジャブから素早い踏み込みでアッパーを振るうメイス。オルロフスキーはしっかりと距離を取り、ステップインにカウンターを当てる。さらに左フックでメイスを止めたオルロフスキーは右ボディストレートを入れる。間合いを測る展開で、自ら前に出るオルロフスキーに対し、メイスは手数が減っている。

前進を回ってかわされたメイスが、後ろ回し蹴りも空振りに。オルロフスキーはジャブを額で受け、サークリングを駆使して右を伸ばす。メイスは分かりやすく前に出て、オルロフスキーに反応される。オルロフスキーのスピニングバックフィストは空振りも、ステップインに左を合わせる。効かされたメイスのテイクダウン狙いに姿勢を乱したオルロフスキーは、クリンチで左エルボーを受けて離れる。ここで左ストレートをメイスが当てて、最後にまくった。

2R、メイスが右ローを蹴り、スイッチして左の蹴りを繰り出す。オーソに戻したメイスの圧が高まるが、続くステップインで頭が当たる。ここは互いに注意を与えられるだけで、試合が再開される。右カーフを効かされたか構えを変えたメイスに対し、オルロフスキーもスイッチする、互いにオーソに戻してメイスが左を伸ばす。飛び込みながら左を当てたメイス。オルロフスキーは近い距離で右を入れ、譲らない。メイスは右カーフ、オルロフスキーは右から左というコンビをショート&連続で入れる。

離れて間合いを測る両者、オルロフスキーのジャブの打ち終わりにメイスが右オーバーハンドを当ててダウンを奪うと、追撃の鉄槌で試合が決まった。


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Report UFC UFN ESPN+41 UFN183 ドンテイル・メイス ブログ ロッキー・マルチネス

【UFN183】最終回、組みでなく打撃勝負に行きたかったマルチネス。メイスに敗れ、オクタゴン2連敗

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ロッキー・マルチネス(グアム)

ローを蹴り合った両者、メイスが前蹴りから圧を高める。マルチネスのローに左フックを合わせたメイス。マルチネスも右オーバーハンドを狙う。ローをかわし、右ローを蹴ったマルチネスに対し、メイスがスイッチし左を伸ばす。右フックに左のカウンター、続いて右ローを入れたメイスの左フック、マルチネスは飛び込んでワンツーを打っていく。メイスはロー&縦ヒジのコンビを繰り出し、右フックを当てる。

マルチネスの後ろ回し蹴りを距離が合わず、残り1分に。ケージ際に下がっていたマルチネスに組みついたメイスが、一気にテイクダウンを決める。ハーフから左のパンチを顔面に、右をワキ腹に落としたメイスが、最後はエルボーを入れて初回を取った。

2R、左フックを振って前に出るようになったマルチネスだが、左ボディフックを受ける。ブレイクが掛かり、指を伸ばすなと注意が入る。再開後、ヒザを入れたメイスは左フックを打ってきたマルチネスの腹にワンツーを打ち込む。メイスは左ヒザを再びボディに突き刺し、左フックに右をカウンターで狙う。飛び込んで左エルボーを放ったメイス、マルチネスはボディを返す。

メイスはここでスイッチ&左ストレートを入れ、右フックへ。蹴りからオーソに戻したメイスがボディにアッパーを打ち込み、組んでケージ際へ。ショートのパンチから跳びヒザを見せたメイスがパンチを纏めるが、こういう展開にマルチネスは強い。逆にワンツーを振るって組みつき、メイスをケージに押し込む。右腕を差してきたメイスにシングルを続けたマルチネスだが、自ら腹ばいになり失敗。立ちあがったマルチネスは、アッパーから左フックを振るうも、メイスが左ハイから左右のパンチを振るいこの回も取った。

最終回、インファイトで逆転KOを狙うしか勝利の目が少ないマルチネスに対し、メイスがワンツーで先手を取り左右にサークリングを見せる。飛び込んで左エルボーを放ったメイスが、右フックを振るう。マルチネスは前に出て、右フックから左を打ちヒザ蹴りへ。メイスのシングルレッグは中途半端で、マルチネスのギロチンにヒザをつく。

立ち上がり逆にメイスがマルチネスをケージに押し込み、右を放って離れる。マルチネスは右アッパーを入れ、形勢逆転もここで組んでしまう。ここで1分以上を使ってしまったマルチネスは細かいボディ、鉄槌を太腿に打ち付けるが、ここは離れて勝負に出たい。メイスが離れたことで、ラッシュでパンチを纏めに行ったマルチネスだが、スピニングバックフィストでメイスが印象点を残す。組みから離れたマルチネスは跳びヒザを受けながら、フックを繰り出すが、時間に。両手を挙げたマルチネス、最終回は押し込みより打撃戦を続けるべきだったと思われたが──結果、メイスが3-0の判定勝ちを収めた。


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