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45 AB DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep08 MMA MMAPLANET o UFC   アルベルト・モンテス ジャコビー・スミス ジヤル・ヌルゴズヒ ダビッド・マルチネス トーレス・フィニー

『Dana White’s Contender Series 74』試合結果/ハイライト動画




・Diyar Nurgozhay def. Bartosz Szewczyk via knockout (head kick) – Round 2, 3:32
・Alberto Montes def. Carlos Calderon via submission (anaconda choke) – Round 2, 2:38
・David Martinez def. Xavier Franklin via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Torrez Finney def. Abdellah Er-Ramy via TKO (punches) – Round 1, 4:10
・Jacobe Smith def. Christien Savoie via TKO (strikes) – Round 2, 2:55

【DWCS S08 Ep08】独創的イマジネーション・グラップリング=ジャコビー・スミスがヒジでサヴォワをTKO(MMAPLANET)

【DWCS S08 Ep08】3度目の正直へ。トーレス・フィニーがバックマウントからエルラミーをパウンドアウト(MMAPLANET)

【DWCS S08 Ep08】右が当たる位置を創るダビッド・マルチネス、ペースを譲らずフランクリンに競り勝つ(MMAPLANET)

【DWCS S08 Ep08】スクランブル&トランジッションMMA。モンテスがカルデロンをアナコンダ葬(MMAPLANET)

【DWCS S08 Ep08】両者、手が出ないなかでヌルゴズヒが左ハイでKO勝ち。5人のウィナーが揃って契約(MMAPLANET)


 10月1日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催された『Dana White's Contender Series 74』の試合結果。勝利した5人全員(ジャコビー・スミス、トーレス・フィニー、デビッド・マルティネス、アルベルト・モンテス、ジヤル・ヌルゴズヒ)がUFCとの契約を勝ち取っています。以下、ハイライト動画です。続きを読む・・・
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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep08 MMA MMAPLANET o UFC キック ジャコビー・スミス ジヤル・ヌルゴズヒ ゼビアー・フランクリン ダナ・ホワイト ダビッド・マルチネス トーレス・フィニー バルトス・シェフチェク ブラジリアン柔術

【DWCS S08 Ep08】両者、手が出ないなかでヌルゴズヒが左ハイでKO勝ち。5人のウィナーが揃って契約

【写真】UFC行きが決まった直後のヌルゴズヒ(C)Zuffa/UFC

<ライトヘビー級/5分3R>
ジヤル・ヌルゴズヒ(カザフスタン)
Def,2R3分32秒by KO
バルトス・シェフチェク(ポーランド)

サウスポーのヌルゴズヒに、シェフチェクが右の前蹴りを繰り出す。前手を合わせる両者、ヌルゴズヒは左ミドルを蹴る。さらに左ハイを見せたヌルゴズヒは、インローを蹴られる。シェフチェクも右ミドルを蹴り返すと、前蹴りを掴まれる。足を抜き、距離を取り直したシェフチェクが右インロー、ヌルゴズヒはワンツーで左を届かせる。シェフチェクはインローを続け、ヌルゴズヒが左ボディショットを放つ。

近い距離になり、蹴り&パンチを交える両者。ここでヌルゴズヒが右目を気にし始める。両者、息を合わせるようにお見合いタイムが訪れると試合は残り1分に。ヌルゴズヒの左ハイは空振りとなり、シェフチェクも距離を詰め切れない。パンチから右ハイのコンビのシェフチェクが、徐々に圧を高めるが詰め切れないままラウンドが終わった。

2R、ヌルゴズヒが左ストレートを伸ばすが、ここからまた蹴りの距離で間合いを伺う打撃戦に。やはり右目を気にしているヌルゴズヒがインローを蹴られる。ヌルゴズヒの方が近距離でパンチを振り、左フックを当てる。シェフチェクは飛び込み系のパンチは見せるが、間合いは遠いままだ。いよいよ右目を触る回数が増えてきたヌルゴズヒは、シングルレッグでケージに押し込まれる。自ら離れたシェフチェクが、右ストレートを届かせる。両者の踏み込みのタイミングが同じで、互いにヒヤッとした直後──間合いを外したシェフチェクにヌルゴズヒの左ハイが決まり、この一発でKO決着となった。

前週は内容は微妙でも、一本勝ちでサインという試合もあったが……ヌルゴズヒはどうなるのか。まずダナ・ホワイトは「楽しい夜、楽しい試合だった。UFCにいなくて、こんなに才能のある選手を前にいつ見たか覚えていない」と笑顔でジャコビー・スミスを迎え入れた。

「マイ・ボーイ」と呼ばれたトーレス・フィニーは、「前の2試合とは違うエネルギーを見せた」とサインへ。ゼビアー・フランクリンと激闘を繰り広げたダビッド・マルチネスについて話す前に「信じられない試合だった。まず、ゼビアーに対して速くて、才能があってタフだ。アゴも強い。辞めるな。練習を続けろ。またの機会に会おう」とダナは敗者を労った。

そしてマルチネスには「君は特別な男だ。KOパワーがあって、テイクダウンディフェンスに優れている。効果的なレッグキック、凄いアゴの強さ、勇敢なハートの持ち主だが、何よりもファイトIQの高さが印象深い。2Rにセビアーの方がスピードがあったが、しっかりと対応してリズムを戻した。凄くエキサイティングで楽しめる試合をした、UFCで試合を見せてくれ」と絶賛された。

アルベルト・モンテスは「クレイジーなブラジリアン柔術バトルだった」と合格を言い渡されると、ヌルゴズヒは「パンチを出すより、目を触る時間の方が多かった。その目を気にしてナーバスにもなっていた。素晴しいヘッドキック、10勝0敗、26歳、6KOと2つの一本勝ち。ライトヘビー級戦線を盛り上げてくれるだろう」とUFC行きが決まった。

結果、コンテンダーシリーズ第8週は5人の勝者全員がUFCとのサインを勝ち取った。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep08 MMA MMAPLANET o UFC アブデラ・エルラミー ショーン・シェルビー トーレス・フィニー

【DWCS S08 Ep08】3度目の正直へ。トーレス・フィニーがバックマウントからエルラミーをパウンドアウト

【写真】去年の10月、今年の8月とコンテンダーシリーズ3連勝は珍記録だ(C)Zuffa/UFC

<ミドル級/5分3R>
トーレス・フィニー(米国)
Def.1R4分10秒by TKO
アブデラ・エルラミー(スペイン)

ジャブを打ち合った両者、左フックのエルラミーを早々にテイクダウンした──コンテンダーシリーズ挑戦3度目となる──フィニーは、足を束ねて立たせずバックに回る。両足をフックされそうになり背中をつけたエルラミーは結果、両足をフックされて背中を伸ばされる。胸を合わせにいったところで、上を向かされマウントを取られたエルラミーは肩固めで絞めあげられるが、暴れて、続いて固まって凌ぐ。それでも、フィニーがハーフで抑えた状態が続く。

フィニーはケージに押し込み、フルマウントを取ると強烈な右のパンチを落とす。エルラミーが暴れるが、背中を伸ばされる。

右の連打、続いて左の連打に動けないエルラミー。フィニーがTKO勝ちを決めるとダワ・ホワイトの前までいって尻振りダンスを披露する。ダナ、ショーン・シェルビー、ミック・メイナードの3者は大爆笑した。


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45 AB Combate Global DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep08 MMA MMAPLANET o UFC YouTube ゼビアー・フランクリン ダビッド・マルチネス トレイシー・コーテズ トーレス・フィニー

【DWCS S08 Ep08】右が当たる距離の創造主マルチネス✖瞬発ステップイン=フランクリン

【写真】Combate GlobalとPit FCの王者対決 (C)Zuffa/UFC

1日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWCS S08 Ep08が開催される。今年のコンテンダーシリーズもラスト3を迎え、今大会にも米国、カザフスタン、ポーランド、メキシコ、スペイン、カナダと6カ国から10選手が出場する。
Text Manabu Takashima

なかでも注目したいのは3つ目のPIがオープンし、ラテンアメリカ全般が強化を担うメキシコから、5勝0敗のゼビアー・フランクリンと戦うダヴィッド・マルチネスだ。


実妹メリッサが既にUFCストロー級と契約しているマルチネス。姉トレイシー・コーテズに続き、UFCファイターを目指したが2度コンテンダーシリーズに挑み、どちらも敗れたレイエス・コーテズ続き、性別の違う兄妹UFCファイター誕生にチャレンジする。

マルチネスはキャリア10勝1敗。Combate Globalバンタム級チャンピオンで初防衛戦に成功した昨年5月以来の実戦となる。10勝のうちKO勝ちは、実に9試合を誇るマルチネス、その右の拳を当てる間合いを創るのがとにかく上手い。下がって当てる、踏み込みに合わせるカウンターの右は絶品だ。

時にコンテンダーシリーズでは厳禁ともいえる、ケージの前を回って攻めないように感じられる動きも、結果的には焦れた相手が誘いに乗った形で前に出てきたところで、カウンターの右を打ち込んで勝利を手にできる。

対してフランクリンは、レスリングと融合させた鋭い打撃の持ち主だ。まるで往年のケビン・ランデルマンをサイズダウンさせたような爆発力を持つ。とはいえ、その瞬発力もマルチネスの想定を越えないと右を合わされる可能性は低くない。

それ以前にフランクリンはマルチネスのカーフで前足を削られないことが、勝利への第一条件となるだろう。他方、マルチネスは組まれた時の対処のスタミナは、Combate Globalという殴り合い上等のMMAで経験値を積んできた分、未知数ともいえる。

フィニッシュ、攻める姿勢、アンダードッグのアップセットこそ今シーズンの契約の是非を決める要素ではあるが、加えてハイペースの戦いが求められるだけに、スタミナ配分も重量な勝敗の鍵を握るエレメントになるだろう。

■視聴方法(予定)
10月2日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■ DWCS S08 Ep08対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
ジヤル・ヌルゴズヒ(カザフスタン)
バルトス・シェフチェク(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
アルベルト・モンテス(ベネズエラ)
カーロス・カルデロン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダビッド・マルチネス(メキシコ)
ゼビアー・フランクリン(米国)

<ミドル級/5分3R>
アブデラ・エルラミー(スペイン)
トーレス・フィニー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
クリスチャン・サヴォワ(カナダ)
ジェイコブ・スミス(米国)

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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep02 MMA MMAPLANET o UFC アンドリアス・グスタフソン キック コーテヴィアス・ロミアス ダナ・ホワイト トーレス・フィニー

【DWCS S08 Ep02】興味深い!! グレコムエタイのグスタフソン。ハッドン、ロミアス、クニエフらとUFCへ

<ウェルター級/5分3R>
アンドリアス・グスタフソン(スウェーデン)
Def.2R3分20秒by TKO
パット・ピトリック(カナダ)

開始直後にパンチを交換し、ボディロックからテイクダウンを決めたグスタフソンがスクランブルでバックに回る。腿や臀部、ワキ腹にヒザを受けたピトリックが胸を合わせる。力強いグレコローマンレスリングを見せるグスタフソンはピトリックにスペースを与えない。グスタフソンはクリンチから左エルボーを2発入れ前方にピトリックを崩す。立ち上がったピトリックだが、ケージに押し込まれた状態が続く。

ピトリックはようやく体を入れ替えて離れることに成功する。しかし、直後にパンチを振るって前に出たグスタフソンが左腕を差してケージに押し込む。スペースを作ったピトリックは首相撲からヒザをボディに突きさし、左をヒットさせた。直後に組みに出たグスタフソンだが、ラウンドを失った可能性もある。

2R、すぐに組んでヒザを繰り出すグスタフソン。それでも初回よりルーズになっており、ピトリックもヒザを返す。グスタフソンはヒジを打ち、ピトリックが首相撲からヒザ、アッパーを打ち返す。マウスピースを吐きだしたグスタフソンは、ブレイク後にアッパーを被弾する。必死でクリンチに持ち込むグスタフソンがクリンチアッパーへ。離れたピトリックはサークリングを駆使し、右ストレートをカウンターでヒットさせる。

グスタフソンは直後にクリンチに持ち込むが、相当に疲れている。それでも一瞬にして、ピトリックの姿勢を崩してヒザを顔面に突き上げる。ここから2発、3発とヒザを続け、ピトリックが腰から崩れ落ちるを見て急ぎレフェリーが試合を止めた。グレコ&ムエタイ、非常に興味深いスタイルで勝ったグスタフソンは「レスリングでテイクダウンを奪って、グラウンドでフィニッシュしようと思っていたけど思った以上にタフだった」と語った。

そして、合否の発表へ。「個人的には、望んだ夜はならなかった」とダナ・ホワイトは、まずコディ・ハッドンに合格を言い渡すが、トーレス・フィニーは「去年もここにいて、私は経験をもっと積むことを勧めた。君は才能に溢れ、9勝0敗のレコードを持つ。ただし、この1年間で1試合しかしていない。UFCの求めることを軽く見ているのだろうか。去年のほうが今夜よりも良いパフォーマンスだった。25歳で素晴らしい才能の持ち主だ。今年は3、4試合戦ってから戻ってきて欲しい。3Rにガスアウトした……経験を積むということは1試合じゃないんだ」と2年連続の勝利も、契約に至らなかった。

コーテヴィアス・ロミアスには「この機会を与えたことは、本当に正しい判断だった。打撃、テイクダウン能力、全てを見せてもらった。素晴しい才能を天から与えてもらっている。だから、ファイトIQについて問いたい。何度も試合を終えることができていた。ボディキックで試合が終わったと思った。もう1、2発ボディを殴っていれば。なのに、ラウンド中全くボディを攻撃しなかった。でも才能に満ちたファイターなんだ。何ができれるのか、見たい。だからチャンスを与える。おめでとう」と話す。ダナの言葉にローラーコースターの乗っているような心境だったに違いないロミアスは、満面の笑みを浮かべた。

リズワン・クニエフも「カビブのプロモーションのチャンピオンだ。我々はいつもヘビー級のファイターを欲している」とUFC行きが決定。最後にグスタフソンに向けて、ダナは「いつも言っているように我々は30歳以上の競技者を求めていない。パットの方に期待をしていたんだ。それに今日の君の作戦は少し奇妙だった。エキサイティングではなかった。でも、最後の攻撃で君はキラーで、サベージであることを示した。UFCでの試合を与えたい」と話し──先週に続き、今週も4人のファイターがUFC行きを決めた


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep02 MMA MMAPLANET o キャム・ロウストン トーレス・フィニー

【DWCS S08 Ep02】ロウストンをダブルレッグ&リフトで倒しまくったフィニー、2年連続の判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
トーレス・フィニー(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
キャム・ロウストン(豪州)

ロウストンが前蹴り、続く右ローにフィニーがダブルレッグを合わせてテイクダウンを決める。すぐに立ち上がったロウストンはケージを背負った状態から体を入れ替えて、ヒザををボディ&顔面に放って離れる。頭一つ大きなロウストンに対し、フィニーは再びローを払ってテイクダウン。ボディロックにも、立ち上がったロウストンをリフトアップし、ケージ中央でスラムしたフィニーがトップを取る。ウィザーから立ち上がろうとしたロウストンは、背中を譲って立ち上がりつつ胸を合わせる。

フィニーはここもスラムを決めて、右のパウンドを落とす。ロウストンはバタフライガードからクローズドを取ると、腰を切って腕十字狙い&三角絞めへ。肩を押し込んで防いだフィニーは、2度目の腕十字狙いも防いで立ち上がる。ロウストンが蹴り上げを狙い、時間となった。

2R、フィニーが右オーバーハンドを当て、左を見せて組みつく。ボディロックでリフトしようとしたフィニーは、対応したロウストンにアンクルピック、シングルと仕掛け、結果的にアンクルピックでヒザをつかせる。立ち上がって離れたロウストンはヒザから右を当てる。フィニーは右オーバーハンドをかわされるが、力技のようなダブルレッグでテイクダウンを決めてバックを伺う。ロウストンが胸を合わせるが、片足を束ねたフィニーが背中腰にリストコントロールへ。

立ち上がったロウストンは、ヒザ蹴りからワンツーを入れる。フィニーのオーバーハンドにもアッパーを入れたロウストンだったが、ここもダブルレッグで倒される。ロウストンは巧みに胸を合わせて立ち上がるも、ショートのワンツーを入れたフィニーが、またもテイクダウンへ。倒されても立ち上がるロウストンがアッパー、前蹴り、左を伸ばす。フィニーも荒いパンチの打ち合いに応じる。クリーンヒットはなく、試合は最終回へ。

最終回、ロウストンが腹に右前蹴りを入れる。タイミングは測るフィニーのダブルレッグに、ヒザを合わせる。それでもクラッチしたフィニーがテイクダウン、ロウストンは立ち上がってヒザ蹴り、そしてエルボーを入れる。徹底して組んでいくフィニー……昨年もTD&コントロールで勝利も契約を逃しているが、今回は簡単なファイトになっていないなかで、リフトからテイクダウンを幾度となく決める。

ここから抑えるフィニーに、効果的なパウンドは見られない。ロウストンはハイガードからパンチ、腕十字→三角絞めを狙う。防いだフィニーは右の鉄槌を落とすと、半身のロウストンに右のパウンドを落とす。残り30秒、パンチでなく抑えを選んだフィニー──。立ち上がったロウストンは、ヒザ蹴りとスピングバックフィストを繰り出し、タイムアップに。

結果は29-28を3票獲得したフィニーは「去年は無敗のロシアンに勝った。今年は世界最高のジムに所属してる選手に勝ったんだ。ダナ、チャンスをくれたら俺は110パーセントで戦う。俺はパニッシャーだ」とバックステージインタビューで話した。


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45 AB DWCS DWCS S08 MMA MMAPLANET o UFC YouTube アーセグ スティーブ・アーセグ トーレス・フィニー ビリー・ブランド ペイトン・タルボット ボクシング

【DWCS S08 Ep02】骨の髄まで殴り屋=ブランド✖脅威のバック奪取&背骨クラッシャー=ハッドン

【写真】PPV大会のプレリミで組まれても、おかしくないマッチアップだ(C)Zuffa UFC

20日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスでDana White’s Contender Series第2週が開催され米国、カナダ、スウェーデン、ロシア、ブラジル、豪州という6カ国から10選手がUFCとの契約を目指してケージは上がる。
Text by Manabu Takashima

第1週で4人のファイターがUFC行きを決めたように、今週もフィニッシュ勝利がデフォルトのDWCSだけに、激しい戦いが繰り広げられることは間違いない。そんなDWCS S08 Ep02は、オープニングマッチのバンタム級の一戦=ビリー・ブランド✖コディ・ハッドンから要注目だ。


ハッドンは第2試合のウェルター級戦でトーレス・フィニーと対戦するキャム・ロウストンと同様に、豪州からのチャレンジとなる。国別のUFC契約選手数は米国が200人、ブラジルが100人越えと群を抜いており、豪州はこの両国に続きロシア、メキシコ、英国、中国らと同じ15人~20人+αの選手がUFCに在籍している。

今や南太平洋のMMAパワーハウスに成長している同国だけに、Eternal MMAやHEX FSというフィーダーショーからDWCSへの出場選手も当然のように多い。

HEX FS暫定バンタム級王者のハットンの戦績は6勝1敗、唯一の黒星はUFC世界フライ級タイトルコンテンダーのスティーブ・アーセグに28-29✖3で敗れたもの。とはいえ、この試合でハッドンはジャブをアーセグに何発も入れ、テイクダウンからバックという展開も創っている。

終盤に攻め疲れと、力技でテイクダウンを狙ってトップ&マウントを許したことでポイントを譲り惜敗したハッドンだが、キャリア3戦目のアーセグ戦と比較すると、今では落ち着いて戦局を見極めることができるようになっている。

特に打撃戦のなかでのテイクダウン防御の精度が増しており、攻めの方のレスリングではダブル、そこからボディロック、そして大内刈りなど、ケースバイケースでテイクダウン方法をアジャストできる、特筆すべきはテイクダウンに紐づけることができるバック奪取能力と、それだけでタップを奪えそうな──相手の背中を反らしてしまう──バックグラブの力強さだ。

絞めの一本勝ちは直近=3月の試合だけだが、バックやクリンチの状態でのダーティーボクシングとパウンドの強さが、5つのTKO勝ちのファンダメンタルとなっている。

対するブランドのレコードは5勝1敗で、黒星をつけられた相手はペイトン・タルボットだ。そのタルボット戦では、やや劣勢であったがガンガン殴り合いを演じると、反撃のパンチを入れている最中に──米国では非常に珍しいが──流血レフェリーストップとなってしまった。

アマMMAは8勝1敗で5つのTKO勝ち、プロでもKO率は60パーセントを誇るブランド。インファイトでのボディの連打など、MMAでそれを見せるかという距離で容赦なく連打を駆使することができる。ブランドが自身の強さを発揮するには、ハッドンの組みを突き放す必要がある。組みに付き合うとバック奪取&ダーティボクシングでハッドン優位は明白だ。ブランドとしては拳の強さを見せ、ハッドンが組む前に打撃に応じるように仕向けたい。

■視聴方法(予定)
8月21日(水・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS

■DWCS S08 Ep02対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
パット・ピトリック(カナダ)
アンドリアス・グスタフソン(スウェーデン)

<ヘビー級/5分3R>
リズワン・クニエフ(ロシア)
ウゴ・クーニャ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
コーテヴィアス・ロミアス(米国)
マイケル・インプラト(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
トーレス・フィニー(米国)
キャム・ロウストン(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ビリー・ブランド(米国)
コディ・ハッドン(豪州)

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DWCS MMA MMAPLANET o UFC アンドレ・リマ コナー・マシューズ トーレス・フィニー マルケル・メデロス ラモン・タヴェラス ルカス・ホシャ ローラ・サンコ

【DWCS S07Ep10】再挑戦タヴェラスが29秒KO勝ち。2023年シーズンは46人のファイターがUFCへ

【写真】再挑戦で最高の勝ち方をしたタヴェラスが、今シーズン46人目の契約者に(C)Zuffa/UFC

<バンタム級/5分3R>
ラモン・タヴェラス(米国)
Def.1R0分29秒by TKO
コーテヴィアス・ロミアス(米国)

2023年コンテンダーシリーズ最後の一戦は、シーズン2度目の出場となったタヴェラスがキャリア7勝1敗のロミアスと対戦。サウスポー同士、両者がすぐに距離を詰めるとのタヴェラスがすぐに距離を詰め、ワンツーを打ち合う。タヴェラスがワンツーを続け、ロミアスは左ミドルを合わせていく。直後に左ハイから左を放ったロミアスだが、タヴェラスも左を伸ばしている。

打って離れると、すぐにステップインという両者はワンツーを打ち合い、ここからパンチを続けたロミアスに対し、タヴェラスがヘッドムーブでかわす。ロミアスは前に出たまま左ハイを蹴ったところで、タヴェラスが右を狙う。そして──4度目、同時のステップインでタヴェラスの左がロミアスを捕えダウンを奪う。すぐに立ち上がったロミアスは、このダウンを挽回しようと連打を放ち、左がタヴェラスに当たる。タヴェラスは構わず左を返して、右フックでテンプルを打ちつけるとロミアスは前方に姿勢を乱して、両手をマットにつける。

即起き上ったロミアスの左に、逆にタヴェラスは左ストレートを打ち抜き3度目のダウンを奪うと鉄槌の追撃でTKO勝ち。この間、僅か29秒。勝者はキャンバスに顔を突っ伏し咽び泣いた。

「僕はファイターだ。アゴを殴ってくる相手の真っ向勝負に応える」と話したタヴェラスは、今は亡き兄弟のゲイブリエルさんについて触れられると「僕らは一緒に夢を見ていた。今日、僕は彼が夢見たことを実現した。僕とゲイブリエルが信じてきたことを実行した。彼はこの日が来ることを信じて」と涙ぐんで話すと、インタビュアーのローラ・サンコも言葉を詰まらせぎみになっていた。

そして、2023年コンテンダーシリーズ最後の審判の時──。ルカス・ホシャの合格を伝えると、熱が困った口調で「ダゲスタン人ファイターのテイクダウンを切り、蹴りを交えた打撃を見せた。UFC出ないを見せるのか、凄く楽しみだ」とマルケル・メデロスもUFCへ。続いてトーレス・フィニー「たくさん穴がある。もっと経験を積み、その体力を生かせるようになってくれ」と落選。

31歳のコナー・マシューズも契約し、アンドレ・リマも「相手がああで残念だった。コンテンダーシリーズは、足を使って逃げる場所じゃない。リマ、UFCへ」と昇格決定。そしてタヴェラスも

「ここで戦うファイターは、何が求められているが分かっている。そういう選手が増えて、ただ削るだけの試合ではなくなった。また来年を楽しみにしている」とダナは締めコメ。今年は計46人と契約し、内訳はブラジル人が20人、米国人ファイターは13人、そしてペルーから3名のUFCファイターが誕生している。ロシアは2選手で以下、豪州、リトアニア、ベルギー、ウクライナ、フィリピン、トルコ、英国、ボリビア、キプロスと世界の13カ国の新鋭がオクタゴンで戦う権利を有することに。ここで契約を勝ち取るにはどう戦うべきかが明白となった、シーズン07だ。


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DWCS S07 Ep10 Report UFC トーレス・フィニー ブログ ユーリ・パンフェロフ

【DWCS S07Ep10】徹底したスラム攻撃のフィニーが、パンフェロフのバックを制しRNCでタップを奪う

<ミドル級/5分3R>
トーレス・フィニー(米国)
Def.2R2分43秒by RNC
ユーリ・パンフェロフ(ロシア)

米国在住10年のロシア人ファイター=パンフェロフは、IBJJFノーギ柔術やボクシングのゴールデングローブで活躍してきた。そのパンフェロフがワンツーの右を当てると、フィニーはダブルレッグから肩口に持ち上げてスラムも、背中をつかせることはできない。それでもフィニーはケージにパンフェロフを押し込んで、エルボーを落とされながらアンクルピックで尻もちをつかせる。

スクランブルで背中を取ったフィニーは、正対したパンフェロフにハイクロッチも腕を取ったパンフェロフがスペースを創りヒザ、右フック、ヒジ打ちを決める。負けじとフィニーはハイクロッチからリフトして、スラム。ここもすぐに立ったパンフェロフの足首を取って座らせる。ハーフのパンフェロフのキムラ狙いは未遂に終わるが、試合がスタンドに戻ると左右のフックをヒットさせる。即、組んでテイクダウンを決めたフィニーが左のパウンドを落とし、トップをキープして初回が終わった。

2R、すぐに組みついたフィニーを押し返しフックを当てるパンフェロフ。フィニーも豪快な右を振るって、ダブルレッグに。ケージにパンフェロフを押し込み、左を連打したフィニーはダブルレッグ&スラムからバックへ。両足をフックしたフィニーのRNCを防いだパンフェロフがケージキックも、フィニーはバックを取り続けアゴの上からRNC──も極め切れない。

パンフェロフは腹ばいにされ、パウンドを受けると、背中を伸ばされながらのRNCについにキャンバスを叩いた。


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