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【FAW2024#02】格闘代理戦争準決。トミー矢野「柔術を魅せて一本」&イゴール・タナベ「穴がいっぱい」

【写真】イゴールの方がリアリティTVショーにハマっている感もある感じでした(C)MMAPLANET

4年振りに再開したABEMAの格闘家発掘リアリティTVショー=格闘代理戦争-THE MAX-。3月15日に都内某所で実施された一回戦で、トミー矢野は平本蓮に率いられた向坂準之助をマウントパンチで下し、19日(金)に予定されている準決勝で中谷優我と戦うことが決まっている。
Text by Manabu Takashima

イゴール・タナベと監督&選手というよりも、友人タッグを組んだようなトミー。ムンジアル茶帯3位の柔術力は絶対で、もともとパンクラスでプロデビューが決まった状態から代理戦争に参戦した。この実力者にMMAPLANETはイゴールと共に初インタビュー。初戦突破の翌週、イゴールの計量失敗劇の影響”も”尋ねた。


──トミー選手、初めて話を伺わせていただきます。日系ブラジリアンのトミー選手ですが、監督のイゴールと同様に日本語でのコミュニケーションは全く問題ないですね。

トミー 僕は横須賀で生まれ育って小学3年生の時に、ブラジルに行きました。

──柔術を始めたのは?

トミー 4歳の時に日本で始めてブラジルでも続けていましたが、中学2年の時に日本に戻って来てからですね。本格的に練習をするようになったのは。

イゴール 僕はブラジルで生まれて3歳の時に日本にやってきたので、ブラジルの記憶がないんですよ。でもトミーは9歳から5年ぐらいいたから感じることがたくさんあったと思います。

トミー 日本とは文化もだいぶ違いますしね。親の仕事で行き来したことになるのですが、学校も変わって、生活基盤が変わるので戻ってくるのは嫌でした(笑)。

──本格的に練習を始めたのは?

トミー 愛知県のクサノ道場です。

──レアンドロ・クサノさんの?

トミー ハイ。

イゴール ジムは違うのですが、大会で良く会うようになりました。SJJIFの世界大会に出るのに、米国に一緒に行ったりもしていました。2015年、16年ぐらいからよく一緒になっています。

──格闘代理戦争に出る前にアマ・パンクラスにも出ていたように、もともとMMA思考だったのですか。

トミー そうですね。柔術を始める前にMMAを見ていて、MMAがやりたかったです。でも当時はキッズのMMAは余りなくて。柔術ですら少なかったのですが、父が柔術の練習をしていたので僕もやりだした形です。

──アマ・パンで優勝から、格闘代理戦争がなければどのようにキャリアを積もうと考えていましたか。

トミー パンクラスで4月か5月にプロデビューをするつもりでした。

──一般公募から昇格したと伺っています。

イゴール トミーから『一緒にやりたい』って連絡があって(笑)。

トミー 僕自身は、すぐにプロデビューするつもりでいたので。ただプロ5戦以内ということだったので、自分にはまだ早いかなという気持ちもありました。それでも、挑戦すること……自分を試したかったという気持ちが強かったです。

──撮影があって、カメラが回っている中で格闘技の練習をして、試合をするのはどのような感覚でいましたか。

トミー 今まで無かった経験です。でも、ずっと前からファイターになりたいと思っていたので、そういうことが早いタイミングに実現したぐらいだと考えています。

──1回戦当日は4試合目でしたが、待ち時間が長かったことはどのように感じられましたか。

トミー 早く試合がしたくてしょうがなかったです。休憩が長くて……。

イゴール 僕は減量が辛かったです(苦)。ただ撮影開始が試合の2、3週間前だったので……自分の試合が終わってから、まぁ試合をしていないのですが、さまざまなことが起き……。開き直りではないですが、格闘代理戦争があって、逆に良かったかと思いました。やらないといけないことが、目の前にあったので。

──RIZIN LANDMARK09の計量失敗&欠場で、精神的にも厳しかったところ格闘代理戦争があって助かったということですね。

イゴール そうです。本当に……。代理戦争があって良かったです。

──イゴールが精神的に揺れているのを見て、トミー自身はどのような気持ちでしたか。

トミー イゴールのことは知っているので、そこまで心配はしていなかったです。

イゴール 揺れてはいないです。ドスンと奈落の底に落ちて、そこから持ち直して上向きなので。何回も落ち込んで、持ち直してとかっていうのはなかったです。ただ、自分の計量失敗で撮影とかが無くなると、トミーに申し訳ないというのは考えていました。

──それはないかと。逆にネタに出来る人がいるわけですし。ところで初戦が終わって準決勝の抽選があった時、誰と戦いたいと思っていましたか。

トミー 特に……いなかったです。

イゴール 残った人のなかでは、中谷さんが一番相性が良いかとは思っていました。

──そして中谷選手に決まった時は?

トミー まぁ、安心しました(笑)。

──相手側の監督は青木選手ですが、その辺りは?

イゴール 嫌でした(笑)。中谷選手は良かったけど、青木さんは嫌でした。

──絡まれたくないですよね。

イゴール 絡まれるだけでも嫌なのに、あの後に見事な失態があるので……。計量の時に顔を合わすのが、嫌でしょうがないです。

──監督が、このような気持ちになっていますが。

トミー 僕は大丈夫です(笑)。

──さきほど、「安心した」と言われていましたが、そこはどういう部分から。

トミー 他の選手の方が、リスキーです。中谷選手はお互いにグラップラーなので、どちらが自分の得意なパターンに持ち込めるのかだと思います。

──中村選手だと、打撃が嫌でしたか。

トミー 一発のあるストライカーですし。それと体格的にも、僕は本来バンタム級なので。

──対してギレルメ・ナカガワ選手が相手だと、MMA云々よりもグラップリング能力のぶつかり合いになるのかと。

イゴール MMAでやる必要はないです。グラップリングで戦えば良くて。

──対して中谷選手はテイクダウン&トップ狙いという攻撃が予想されますが、トミーからするとガードを取ってもグラウンドは庭ではないですか。

トミーその通りです。打撃がなくて、組んでくると嬉しいです。ただ時間が短いので、なるべく上を取りたいですけどね。テイクダウンを狙ってきても、切ってバックに回る。もしくは、自分が逆に倒す。下には余りなりたくないです。

イゴール 中谷選手はグラップラーですけど、柔道ベースで極めがない。あのスタイルを究めていくと、後々やり辛い相手にはなると思います。まだ彼は、そこまで完成していない。あのスタイルが出来上がっていないから、穴がいっぱいあります。やってくることは決まっています。

あの戦い方が凄くレベルアップすると、青木さんのようになれると思います。でも現時点は穴があるし、トミーが言ったように上から攻めたいです。下からでも極めることはできますが、試合タイムが短いので。上から攻めて極めたいです。

──では気の早い話になりますが、決勝の相手はどちらに勝ち上がってきて欲しいですか。

イゴール どっちも嫌ですけど京一郎君の方が、穴がハッキリしています。ギレルメは面倒くさい。僕のなかではトミーの方が強いのですが、ギレルメは柔術の選手です。差があっても、極めを防ぐことはできます。対して京一郎君は打撃の恐怖はあるけど、トミーが勝てるところもハッキリしています。

トミー 僕はギレルメに勝ち上がってきて欲しいです。

──おおッ! 監督と意見が違いますね。

トミー 2人とも柔術家なので、2人で決勝を戦えば柔術も盛り上がります。ただ、京一郎選手が勝ち上がってくると思っています。

──では監督、先日の計量失敗と今後に関してですが。これからもウェルター級で戦っていく予定なのでしょうか。

イゴール ウェルター級が適正階級だと思っています。

──計量失敗は良くないですが、誰にでも起こり得る交通事故だと思っています。

イゴール 交通事故……。今回は僕の自爆です。自分がミスをしたから、落とせなかった。なので交通事故に遭ったとは思っていないです。自分のミスで交通事故を起こしたので。偶然起こったわけでなく、ミスがあった。何をミスしたのかも、自分で分かっています。今後、同じミスを犯さないことが大切です。

──トラウマにならないことを願っています。心無い批判もあったでしょうし。

イゴール そこは平気です。家族も、友達もいます。ずっと落ち込んでいられないし、そこはもう開き直っています。

──あとストラッサー選手のマイク。あれだけ怒って、最後に「でも許す」。吉本新喜劇かと思ってずっこけそうになりました(笑)。

トミー アハハハハハ。

イゴール 心が救われました。ストラッサー選手が本当にああいう風に思ってくれていると信じています。僕のことを「叩くな」ともいってくれましたし。とにかく計量を失敗したのは、僕なので。他の人が計量をミスした時は、自分もSNSで触れることなくても「ヤバいだろう、それは」とか思っていましたし。だから言われて当然で。それでも「許す」と言ってもらえたことは、ホッとしました。

──ストラッサー選手は「超RIZINで」と榊原CEOに呼びかける図々しさも持っています(笑)。

イゴール それは……僕は言われたところで戦うだけで。自分から何か発言する権利は今の僕にはないです。

──押忍。では最後にトミー、準決勝に向けて意気込みの方を宜しくお願いします。

トミー 今回も必ず勝ちます。柔術を魅せて、一本を取りたいです。その勢いで格闘代理戦争で優勝してRIZINに出たいと思います。

■視聴方法(予定)
2024年4月19日(金)
午後7時00分~ABEMA格闘チャンネル

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【ABEMA】格闘代理戦争 優勝者は超RIZIN.3に出場!

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ABEMAの大ヒット企画「格闘代理戦争」。その最新シーズン『格闘代理戦争-THE MAX-』が絶賛配信中ですが、今回のトーナメント勝者が7月28日にさいたまスーパーアリーナで開催される超RIZIN.3に出場出来る事が発表されました。

放送内でRIZIN榊原信行CEOを直撃。優勝した選手にRIZINに出場する権利をもらえないかと直談判すると、「いいんじゃないですか?この4人の中で勝った選手をRIZINのオープニングファイトとか、フューチャーする形で出すとか」と応じました。さらに踏み込んで超RIZIN.3への出場も明言。選手にとってはこれ以上なくモチベーションが上ったでしょう。

現在準決勝に残っているのは以下4選手。
中村京一郎(岡見勇信&中村倫也推薦)
中谷優我(青木真也推薦)
ギレルメ・ナカガワ(クレベル・コイケ推薦)
トミー矢野(イゴール・タナベ推薦)

当然ながら知名度は低く、どんな選手がまだピンと来ませんが、かねてからRIZINが掲げている若手選手の育成やトライアウトにも通じる趣向。ABEMA的にもRIZINとの関わり合いが出来た事で格闘代理戦争の注目度が増すというメリットがあります。

RIZINも ABEMAも選手も、そして視聴者もプラスに働く企画。現に視聴をサボり気味だった私もちょっと見てみようと思いましたもん。超RIZIN.3をより楽しむためのエッセンス。次回配信は生で見ておこう。
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【FAW2024#02】格闘代理戦争、準決勝の組み合わせ決定!中谷×矢野、中村×ナカガワ

15日(金)に格闘代理戦争 THE MAXの一回戦が行われ、試合後に準決勝の組み合わせ抽選会が行われた。

一回戦を突破した中村京一郎(監督:岡見勇信&中村倫也)、中谷優我(監督:青木真也)、ギレルメ・ナカガワ(監督:クレベル・コイケ)、トミー矢野(監督:イゴール・タナベ)がケージに登場。

抽選の結果、準決勝の組み合わせは中谷優我×トミー矢野、中村京一郎×ギレルメ・ナカガワとなった。

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【FAW2024#01】矢野がマウントパンチで向坂に圧勝!タナベ監督「僕よりMMAが出来上がっている」

<69キロ契約/3分3R>
トミー矢野(ブラジル)
Def.1R2分33秒 by TKO
向坂準之助(日本)

サウスポーの向坂が左ストレートを顔とボディに散らす。矢野は左の蹴りを取ってグラウンドに引き込むが、向坂は足を抜いて脱出する。スタンドで再開になると矢野がダブルレッグでテイクダウンし、マウントポジションに移行してパンチを連打。何とか耐える向坂だったが、矢野のパンチを浴び続けたため、レフェリーが試合を止めた。

試合後、矢野は周囲への感謝の言葉を述べ、RIZINでの試合を控えるイゴール・タナベに勝利のバトンタッチ。タナベは「僕よりMMAが出来上がってますね。うれしいけど悔しいところもあります。(笑)これからも全試合決着つけるつもりでいきます!」と矢野を祝福した。


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【FAW2024#01】向坂準之助擁した平本蓮「僕のレベルアップと同時に剛毅會も進んで行ければ」

【写真】相当な手術をしたことが、語調からも伝わってきた(C)MMAPLANET

14日(木)、15日(金)に会場非公開で開催される格闘代理戦争 THE MAXの計量及びトーナメント組み合わせ抽選会が行われ──監督となった数々の大物ファイターを会見場に待たせ、最後に会場入りしたのが平本蓮だった。

その平本に組み合わせ抽選会終了後に、格闘技代理戦争参戦について話を訊くと、剛毅會というMMAチームの結束力を高める絶好の機会と捉えている様子だった。


──最近、手術をしたとか。

「ハイ、やっと抜糸しました」

──相当痛みを抱えていたと聞きました。

「ハイ、試合後にリカバリーでデカ食いしてしまって。肛門が波状になっているのが、痔でケツの穴の横に穴が開いてしまって。以前に韓国で痔ろうになってから、膿が溜まるような癖がついちゃったんです」

──痔ろうの人から、痔は本当に痛いと聞きます。

「ヤバいですよ。もうヤバすぎて……怖すぎて。チョットマジでヤバいぐらい痛くて。放置していると癌化するそうで」

──えっ、そうなのですか。

「だから根治手術っていうのか、保険治療だと下半身だけの麻酔になるのですが、もうそれで耐えられない痛さだろうって思って実費で根治手術をして──めっちゃ医療費が掛かりました(笑)。抜糸して、なんとかコンタクトのないぐらいの練習ができるようになった感じです(笑)。でも、やって良かったです」

──平本選手がマジ・モードの練習になるのは、試合の発表があってからだと思っています。そのなかで向坂準之助選手を要してTEAM平本蓮として格闘代理戦争に臨むこととなりました。

「岩﨑(達也)先生と大塚(隆史)さんと僕らが、剛毅會というMMAのチームになって──ドミーネーター戦から1年半近くになります。どんどん岩﨑先生と大塚さんと僕のチームワークが固まって来て、MMAの正解を見つけに行っています。

多分、当初考えていたことよりも大分MMAをやろうということになっています。大塚さんと色々な映像を見て、際とか細かいところに取り組んで。ただ、まだまとまっているとかではなく、今も進化段階です。

ここがMAXの状態でなく、これから成長していくためにチームワークという部分で凄く一体感があります。皆の想像する強さが一緒、頭のなかのイメージが一緒でセコンドのアドバイスもスッと入ってきます。MMAを戦う上で皆の共通項がある。それってチームにとって、凄く大事なことじゃないですか。

岩﨑先生の理論であったり、大塚さんの経験値、僕の発想が混ざり合って、剛毅會はチームとして強くなっています。

明日は向坂君の試合で、僕の試合じゃないけど、チームとしてのレベルアップを共にしていけたら良いなと思っています。僕と大塚さんがコーチ、コーナーについてやるのって弟の試合ぐらいで。剛毅會は決して選手が多いわけじゃないので、こういう機会も使ってチーム力をつけていきたいです。

今は選手を募集しようかとも話していますし、明日の試合に勝つことが大事なんですけど、その先、その先へと僕のレベルアップと同時に剛毅會も進んで行ければと。そういう意味では今回の格闘代理戦争で、より結束を強めていきたいです」

■視聴方法(予定)
3月15日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

■ 対戦カード

<69キロ契約/3分3R>
ミスター・ホンデ(韓国)
中村京一郎(日本)

<69キロ契約/3分3R>
中谷優我(日本)
松岡拓(日本)

<69キロ契約/3分3R>
ギレルメ・ナカガワ(ブラジル)
諸石一砂(日本)

<69キロ契約/3分3R>
トミー矢野(ブラジル)
向坂準之助(日本)

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【FAW2024#01】再開、格闘代理戦争─02─。カード決定。ギレルメ&トニーが高評価。平本は秋山に絡む

【写真】明日の顔合わせが決まった──が、トーナメント表の顔写真は監督&コーチ勢だ(C)MMAPLANET

明日15日(金)に会場非公開で開催される格闘代理戦争 THE MAXの計量が終わり、引き続き組み合わせ抽選会が行われた。
Text by Manabu Takashima

その前に監督8人+コーチ1人がトーナメントに向けて、以下のように抱負を話し抽選へ。

田嶋椋
「自分、一般応募なんで有名な監督たちの選手を倒していけるよう頑張ります」

鶴屋怜
「優勝します」

イゴール・タナベ
「1回戦から全試合、一本勝ちします」

クレベル・コイケ
「自分らも1回戦から最後まで一本勝ちします」

岡見勇信
「プロの実績は一番あるので、自信を持って送り出します」

中村倫也
「明日について心配はしていないですけど、最後まで集中してチームで仕事をやり遂げます」

平本蓮
「大会の振興を妨げないように。ハハハハ」

秋山成勲
「前回、私が連れてきた選手がチャンピオンを取ったので、そのプロセスは自分のなかで分かっているので。今回も──まぁ蓮君が『秋山さん、ズルい人間を連れてくるんだじゃないか』と言っていたのを聞いたんですが、ある意味ズルい選手を連れてきたんで期待してください」

青木真也
「あのう競技じゃなくて、番組ですから。そこを忘れずに頑張りましょう」


抽選はまず全員で、枠順のアルファベットが記されたボールを箱の中から取るための順番を決めるクジ引きが行われ、1番くじを引いた平本がH枠へ。

続いて田嶋椋がD。鶴屋怜がFを引き、クレベル・コイケがEのボールを手にしたことが諸石一砂✖ギレルメ・ナカガワが決定。続いて秋山成勲がA、イゴールがGでトミー矢野✖向坂準之助が決まると、岡見の取ったボールはBで中村京一郎×ミスター・ホンデ、自動的に青木はCとなり──中谷優我✖松岡拓と準々決勝の顔合わせが決まった。

ここからは出場チームの監督&コーチは、どの相手を最も警戒しているのか──トーナメントの手引をしてもらおうと、MMAPLANETでは「自陣の試合相手以外で、明日誰に消えて欲しいのか?」を尋ね、以下のような返答が聞かれた。

田嶋椋
「柔術家の2人が強いというのは明らかに分かっているので、イゴール選手のところのトミー矢野選手がいなくなれば良いのにと思っています」

鶴屋怜
「自分もイゴールさんのところのトミー矢野選手です」

イゴール・タナベ
「自分はクレベル選手のところのギが同じ寝技で、一番やりにくいかと思います。別に負けて欲しいわけじゃないですけど、一番やりにくいかなという感じです」

クレベル・コイケ
「私も……矢野選手が一番良い選手だから……」

岡見勇信
「1回戦が一番大事なので、秋山さんに消えてもらいます」

中村倫也
「個人的にクレベル選手のところのギレルメ選手が、極める顔をしているし、極める雰囲気を持っているので楽しみです。消えてくれとは思わないですけど(笑)」

平本蓮
「僕も明日の1回戦に集中なんですけど、やっぱり秋山さんが連れてきたチートなのか、少し怖いところがありますね(笑)」

秋山成勲
「自分も岡見選手と同じで、決勝に行くまでにはまず1回戦を勝たないといけないので。ここは冷徹に岡見君に消えてもらいたいです」

青木真也
「ハイ。ノーコメント」

参加チーム監督からの支持が高いのはトミー矢野とギレルメ・ナカガワの柔術勢に。初戦で潰し合う中村京一郎×ミスター・ホンデの勝者、矢野とナカガワが中心の格闘代理戦争MAXとなりそうだ。なお準決勝の顔合わせは明日の準々決勝後に再度抽選で決定する。

■視聴方法(予定)
3月15日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

■ 対戦カード

<69キロ契約/3分3R>
ミスター・ホンデ(韓国)
中村京一郎(日本)

<69キロ契約/3分3R>
中谷優我(日本)
松岡拓(日本)

<69キロ契約/3分3R>
ギレルメ・ナカガワ(ブラジル)
諸石一砂(日本)

<69キロ契約/3分3R>
トミー矢野(ブラジル)
向坂準之助(日本)

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【FAW2024#01】再開、格闘代理戦争─01─。経験の中村。打のホンデ、超絶組み技力=ナカガワ&トミー矢野

【写真】4年振りの格闘代理戦争。後列がコーチ勢、前列が出場選手たち(C)MMAPLANET

14日(木)、明日15日(金)に会場非公開で開催される格闘代理戦争 THE MAXの計量及びトーナメント組み合わせ抽選会が行われた。

格闘技界の人材発掘を目的とし、2017年にABEMAが開始したリアリティTVショー=格闘代理戦争。キックとMMAの両部門で計5シーズンが実施され、MMAでは平田樹、韓国のユン・チャンミンが優勝し、前田浩平、椿飛鳥、古瀬美月らを輩出してきた。

そんな格闘代理戦争が、現役ファイターをコーチにプロキャリア5戦目までの選手に参加資格があるという形で4年振りに行われることとなった。

準々決勝は69キロ契約で3分✖3R(裁定は10Pラウンドマスト)、ドローの場合はマスト判定で決着がつけられる。明日の準々決勝後は4月に準決勝、5月に決勝が実施されるという短期決戦かつハードなトーナメントとなるという話も伝わってくる。

既に番組内で青木真也&中谷優我、秋山成勲&ミスター・ホンデ、平本蓮&向坂準之助、岡見勇信+中村倫也&中村京一郎、クレベル・コイケ&ギレルメ・ナカガワ、イゴール・タナベ&トミー矢野というコーチ陣&出場選手が発表されていた。


そして本日実施午後2時に実施された計量時に鶴屋怜&諸石一砂、田嶋椋&松岡拓という残り2枠のコーチ&出場選手が発表された。

「名前のない選手が優勝すれば、名前が売れて優勝賞金がもらえるので今後に生かせるので凄く良い企画」と格闘代理戦争の印象を語った鶴屋は、21歳で最年少コーチ就任となる。今回の出場選手と比較しても、8人中5人が彼より年上で、秋山との年齢差は実に27歳だ。

また約2週間後にパンクラスで井村塁戦が控える田嶋は、一般公募から出演が決まり、「格闘技は実力だけでなく知名度も必要になってくる。ここで知名度を上げて大きな舞台で戦う」という明確な参戦理由を話した。

ここでからは出場選手の計量結果と戦績を比較し戦力分析を行ってみたい。

中谷優我:68.85キロ(TEAM青木真也)
プロMMA戦績1勝1敗(※DEEP)
巌流島ルール1勝
打〇
倒〇〇
寝〇〇〇

ミスター・ホンデ:68.35キロ(TEAM秋山也勲)
プロ&アマキック36戦24勝
WBKF世界スーパーフェザー級王者
Breakingdown 2戦2勝
打〇〇〇〇〇
倒???
寝???

向坂準之助:65.45キロ(TEAM平本蓮)
極真空手4年
打???
倒???
寝???

中村京一郎:68.6キロ(TEAM岡見勇信+中村倫也)
MMA戦績4勝1敗(※Poundstorm、EXFIGHT、GRACHAN)
打〇〇〇〇
倒〇〇〇
寝〇〇〇

ギレルメ・ナカガワ:68.9キロ(TEAMクレベル・コイケ)
2023年IBJJFアジア茶帯ライトフェザー級3位
アマMMA10戦10勝(※DEEP SPルール等)
打〇〇
倒〇〇〇〇〇
寝〇〇〇〇〇

トミー矢野:68.8キロ(TEAMイゴール・タナベ)
2023年IBJJFムンジアル茶帯フェザー級3位
2023年IBJJFアジア茶帯フェザー級3位
2023年マリアナス・オープン茶帯オープン優勝
2023年JBJJF全日本ノーギ茶帯フェザー級優勝
アマパンクラスSクラストーナメント・ライト級優勝
打???
倒???
寝〇〇〇〇〇
※紫帯時代に南日本柔術選手権フェザー級で野瀬翔平に4-2で勝利

諸石一砂:68.95キロ(TEAM鶴屋怜)
プロMMA 2戦2勝
打〇〇〇〇
倒〇〇
寝〇〇

松岡拓:68.5キロ(TEAM田嶋椋)
アマMMA 15戦10勝5敗
2023年アマ修斗全日本ライト級3位
打???
倒???
寝???

MMAとして一番経験があるは中村、プロで4勝1敗の戦績を残しPOUNDSTORMで両国国技館という大舞台で戦っている。中谷と諸石もDEEP、修斗でプロとして戦っている。後者は長崎総合科学大学附属高等学校時代にサッカー部で、あの国見高校を長年率いていた名称・小嶺忠敏監督の指導を受けており、パンチだけでなく蹴りの強さも定評がある。

ミスター・ホンデの打撃の強さ、ナカガワと矢野の組みの強さは絶対的だ。MMA、トータルで見れば未知数だが、ナカガワはDEEPのアマMMAでも勝利しており、ケージで戦った経験もある。対してBreakingdownで2勝を挙げているポンデと、アマパンクラス優勝経験がある矢野は得意分野以外の部分で、どれだけの修練度があるか。

3分✖3Rという試合タイムを考えると──ブレイクのタイミング等は不明だが、組み技に秀でたファイターは極めだけでなく、ゲームコントロールができるという優位性を持つ。

とはいえ矢野がテイクダウンゲームを仕掛ける姿が想像でないのも事実。近づく、下になるという柔術では苦もない距離設定をどのように克服しているのか──幼少期からMMA思考だったとも聞くトミー矢野は要注目だ。

同様に突き抜けた打撃力を誇り、見るからにフィジカルが強そうなホンデは最もデンジャラスなファイターといえるだろう。

対して未知なのは松岡拓と向坂準之助の両者だ。前者のアマ修斗全日本3位という実績は誰もが残せるものではないが、プロ5戦目まで参加可能なことを考えると心もとない。向坂に関しては、一般募集から一度は合格も負傷欠場となった山本歩夢、溝口司という両者と比較すると格闘家としての実績不足は明白だ。同時にトーナメント戦は、組み合わせという要素が大きく作用する。その抽選の模様は後編で。

<この項、続く>

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