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UFC310:第12試合・シリル・ガーン vs. アレクサンドル・ボルコフ

ヘビー級。ガーン2位、ボルコフ3位。

暫定王者ガーン。2022年1月のガヌーとの王座統一戦では、ガヌーにテイクダウンを許す展開で判定負けし、MMA初黒星を喫した。9月に地元で再起すると、昨年3月にガヌーが返上したタイトルを巡ってライトヘビーから階級を変更したJJと王座決定戦で対決。しかしタックルでテイクダウンされるとJJのギロチンでキャリア初の一本負け。昨年9月にまた地元のパリ大会で再起戦を行い、セルゲイ・スピバックにKO勝ち。ボルコフ戦は10月のUFC308で組まれていたが、ボルコフの膝の怪我により、今大会に延期されている。バックボーンはキックだが、UFC2戦目ではレアな足関(ヒールホールド)による勝利もある。34歳。

元Bellator王者ボルコフ。Bellatorには2012年から2015年まで参戦していたが、UFCは2016年からで、もう8年目。12勝4敗とハイアベレージで、現在4連勝中だが、まだUFCではタイトル挑戦経験がない。負けた相手はデリック・ルイス、カーティス・ブレイズ、トム・アスピナル、そして今回対戦するガーン。このうち1勝でもしていたら、タイトルに挑戦していた可能性は高い。極真バックボーンで蹴りが武器のストライカー。36歳。

両者は3年前に対戦。当時はガーンはまだ無敗で、すでにランキング3位だった。試合はリーチに勝るガーンが自分の間合いで打撃をヒットさせていく一方、ボルコフの打撃は届かないという展開。ボルコフは劣勢を自覚しながらも、展開を変える武器がなく、同じ展開のまま判定負けしている。今回は同じ轍は踏まないと思うがどうか。

 

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45 AB Brave CF DEEP MMA o UFC カイ・カラフランス ギャレット・アームフィールド ジャック・ショア チェ・ドゥホ チャド・アンヘリガー デリック・ルイス ハニ・ヤヒーラ ビクター・ヘンリー ペドロ・ムニョス ホドリゴ・ナシメント マイク・マロット 朝倉海 鶴屋怜

UFC on ESPN+104:オッズ/予想と展望

ブランドン・モレノ 1.57
アミル・アルバジ 2.45
エリン・ブランチフィールド 1.77
ローズ・ナマユナス 2.10
デリック・ルイス 2.50
ジョナタ・ディニス 1.56
カイオ・マシャド 1.65
ブレンドソン・ヒベイロ 2.30
マルク・アンドレ・バリオー 1.49
ダスティン・シュトルツフス 2.70
マイク・マロット 1.37
トレヴィン・ジャイルズ 3.20
アイマン・ザハビ 1.85
ペドロ・ムニョス 1.98
アリアネ・ダ・シウバ 2.85
ジャスミン・ジャスダビシアス 1.44
シャルル・ジョーデイン 1.74
ビクター・ヘンリー 2.14
ジャック・ショア 3.35
ユーセフ・ザラル 1.34
アレクサンドル・ロマノフ 1.95
ホドリゴ・ナシメント 1.87
セルヒー・シーディー 1.70
ギャレット・アームフィールド 2.20
チャド・アンヘリガー 2.60
コーディ・ギブソン 1.52
ジェイミー・リン・ホース 1.46
イバナ・ペトロビッチ 2.80

メインは翌月にタイトルマッチが行われるフライ級のトップランカー対決。この試合の勝者と、今月平良に勝ったブランドン・ロイバルのいずれかが、次期挑戦者となる可能性が高い。タイトル戦の勝敗にもよるが、朝倉海のUFC2戦目の相手となる可能性も十分ある。

前王者モレノはタイトルを奪われた昨年7月のパントージャ戦も接戦で、スプリットでの判定負け。今年2月に地元メキシコでアルバジとの対戦が組まれた。当時、王者パントージャは5月の地元ブラジル大会での防衛戦の噂があったが、相手が決まっておらず、この試合の勝者が次期挑戦者となることが濃厚だった。しかし、アルバジは負傷欠場。モレノは代役のロイバルとの対戦が組まれ、またも僅差の試合でスプリット判定負けし、王座挑戦からは遠のいた。ロイバルもその試合で負傷し、結局タイトル挑戦は当時ランキング10位のスティーブ・エルセグになっている。

アルバジはUFCデビューから5連勝中。イラク生まれで、8歳の時に一家で出国し、16歳まではスウェーデンの難民キャンプで生活。そこで柔術を始めたことをきっかけに、後にMMAの転向。中東のBRAVE CFでキャリアを積んでUFCと契約した。キャリアで唯一敗れた相手はBRAVE CF時代に対戦したホセ・トーレス(後にUFCと契約したが、1勝1敗でフライ級ファイターの大量契約解除に遭いリリース)。現在はラスベガスのエクストリーム・クートゥアでトレーニングしているが、出稽古に行きアルバジとスパーをした鶴屋怜が言うには「余裕でボコった」とのこと。

モレノは前回敗れた後に長期休養を宣言していたが、4年間・6試合連続でタイトルマッチをやって、精神的に削れていたのかもしれない。結果として、8ヶ月ちょっとでの復帰となるので、普通よりちょっと長めな程度の試合間隔に。リフレッシュできたので戻ってきたのか。

アルバジは昨年7月の前戦でカイ・カラフランスと対戦したのが唯一のランカーとの対戦もだったが、スプリット判定勝ちしたものの、メディアのジャッジはほぼ全員がカラフランスを支持する内容での勝利。モレノはカラフランスをKOしていることを考えると、ちょっと力の差はあるか。

モレノ判定勝ち。

プレリムでは元DEEP王者ビクター・ヘンリーが登場。前戦は大ベテランのハニ・ヤヒーラをKOして、UFC戦績を3勝1敗1NCとした。今回の相手はランキング未満の中堅で地元カナダのシャルル・ジョーデイン。UFC戦績は負け越しだが、チェ・ドゥホやクロン・グレイシーに勝利している。オッズは地元のジョーデインがフェイバリットだが、ヘンリーは今後ランキング入りを狙っていくなら、このレベルの相手には星を落とせない。

今回はUFCで初めて新ユニファイドルールが適用されるイベントとなる。

変更となるのは「グラウンド定義の変更」と「12-6エルボー(垂直ヒジ)の解禁」。グラウンド定義は「足(足首から先)と手(手首から先)のみがついている場合」は、以前はグラウンドだったが、新ルールではスタンドとみなされる。そもそもこの手のみをマットにつく状態というのが不自然で、このルールを利用して顔面へのヒザを防ぐ場合などにしか発生しないポジションだった。例えば、ケージ際でスタンドバックを取った選手が、テイクダウンを狙いつつ、後方から相手の頭部にヒザを入れる場合などで、蹴られる選手がディフェンスとして手をマットにつくということが多く見られた。当然、新ルールではわざわざそういったディフェンスをすることは選手はいなくなるので、大きな影響はないと思われる(今後は片膝をつくことでグラウンド状態にするという対処が増えるかもしれない)。

第1試合開始は3日朝6時から。速報します。

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AB BELLATOR MMA o PFL UFC アマンダ・ヌネス クリス・サイボーグ ケイラ・ハリソン ジョニー・エブレン デリック・ルイス ファブリシオ・ヴェウドゥム フランシス・ガヌー ボクシング ポール・ヒューズ ライアン・ベイダー

PFL Super Fights:Battle of the Giants:オッズ/予想と展望

フランシス・ガヌー 1.31
ヘナン・フェレイラ 3.60
クリス・サイボーグ 2.14
ラリッサ・パチェコ 1.74
ジョニー・エブレン 1.25
ファビアン・エドワーズ 4.10
フセイン・カジマゴマエフ 3.00
ザファー・モフセン 7.25
A.J.マッキー 1.60
ポール・ヒューズ 2.40
ラウフェオン・ストッツ 1.15
マルコス・ブレノ 5.90
デドレック・サンダース 3.75
マカシャリプ・ザヌコフ 1.29
イブラギム・イブラギモフ 1.11
ナチョ・カンポス 7.25
モスタファ・ラシャド・ナダ 1.60
アフメッド・サミ 2.40
タリク・イスマイル 2.95
タハ・ベンダウド 1.42

PFL今年初のスーパーファイトイベント。アメリカ・カナダでは49.99ドル、イギリスでは19.99ポンドのPPVで放送される。日本ではU-NEXT月額会員で視聴可能。

メインはUFCで王座を防衛したまま、契約切れでFAとなったガヌーと昨年のPFLウィナー・フェレイラの対戦。

ガヌーはUFCデビューから6連続フィニッシュで、2018年にスティーペ・ミオシッチのタイトルに挑戦。しかし2Rに早くもスタミナ切れを起こし、フィニッシュこそ免れたが、一方的な展開でUFC初黒星。続くデリック・ルイス戦も消極的な戦いぶりで判定負けし、評価が大きく下落した。しかしそこから再び連続1RKO勝ち街道に戻すと、前回の対戦から3年後の2021年3月にミオシッチに再挑戦。今度は2RKOで破り王座を獲得した。22年1月にはシリル・ガーン相手に初防衛戦を行ったが、タックルからテイクダウンを奪う展開で判定勝ち。その後はUFCとの関係がこじれ、試合が成立しないまま、昨年1月に契約満了となりFAに。5月にPFLとの契約が発表された。

PFLとの契約はボクシングの試合が可能な内容となっており、昨年10月のボクシングデビュー戦で、無敗のボクシング世界王者タイソン・フューリーと対戦。圧倒的不利を予想されながらも、3Rにダウンを奪い、敗れたがスプリット判定まで持ち込んだ。しかし今年3月の元王者アンソニー・ジョシュアとの2戦目では2RでKO負け。今回は2年9ヶ月ぶりのMMA復帰戦となる。

相手のフェレイラは2021年のPFLデビュー戦でガヌーと同じ元UFC王者のファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦。1Rに三角絞めに捕まったが、レフェリーがタップに見える動きを見逃し、そのままフェレイラが三角に捕らえられたままパウンドを打ち込み1RKO。しかし試合後にはタップ見逃しが認められ、ノーコンテストに変更となっている。2021年・22年とPFLのリーグ戦・トーナメントを勝ち上がることはできなかったが、昨年ついに全試合KO勝ちでトーナメントを制覇。賞金100万ドルをゲットしている。2月のPFL vs. Bellator対抗戦では、Bellatorヘビー級王者ライアン・ベイダーをわずか21秒でKOし、PFL軍として唯一王者対決を制している。

実績では実質世界最強ファイターのガヌーが上。38歳で3年近いブランクの影響がどれだけあるかが唯一の気がかりとなる。

ガヌーKO勝ち。

セミは2月に組まれなかったPFLウィナー vs. Bellator王者の対抗戦となる女子フェザー級のクリス・サイボーグ vs. ラリッサ・パチェコ

サイボーグはUFC女子フェザー級で王座を獲得したが、2018年に当時のバンタム級王者アマンダ・ヌネスとの階級を超えた対戦で1RKO負けし、MMAデビュー戦以来13年ぶりの敗戦。その後Bellatorと契約すると、初戦でタイトルマッチが組まれ、KO勝ちで王座を獲得。4年間で5度の王座防衛に成功している上に、合間にはボクシングの試合にも出場している。

パチェコは2022年にケイラ・ハリソンを破りPFLライト級を制し、昨年はライトからフェザーに階級変更されての実施だったが、2年連続優勝。PFLではケイラ・ハリソンに2度判定負けしたのみで12勝2敗。PFL参戦前にはUFCにも出場しており、後の女子ストロー級王者ジェシカ・アンドラジと女子フェザー級王者ジャーメイン・デ・ランダミーに連敗。2018年にはTUFの女子フェザー級トーナメントにも出場したが、一回戦でメイシー・チアソンに1RKO負けした。

オッズは意外にもパチェコがフェイバリット。まだ30歳のパチェコに対し、39歳のサイボーグは実力的にピークアウトしていると見られているか。

サイボーグ判定勝ち。

第1試合開始は20日午前1時半(19日土曜日の25時半)。メインカード5試合は朝5時開始予定。なお、同日のUFCは5時から第1試合がスタートする。

メインカードから速報します。

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45 AB F1 MMA o UFC UFC Fight Night   カール・ウィリアムス ジャイルトン・アルメイダ デリック・ルイス ホドリゴ・ナシメント

11.2 UFCエドモントン大会でデリック・ルイス vs. ジョナタ・ディニス、アレクサンドル・ロマノフ vs. ホドリゴ・ナシメント

KAMINOGE(152) [ KAMINOGE編集部 ]


11.2 UFCエドモントン大会でエリン・ブランチフィールド vs. ローズ・ナマユナス、デリック・ルイス vs. アレクサンドル・ロマノフ(2024年08月16日)

 こちらの続報。


 UFCがカナダ・アルバータ州エドモントンで開催する『UFC Fight Night 246: Blanchfield vs. Namajunas』で予定されていたデリック・ルイス vs. アレクサンドル・ロマノフが変更。デリック・ルイス vs. ジョナタ・ディニス、アレクサンドル・ロマノフ vs. ホドリゴ・ナシメントとなっています。

 ルイスは5月の『UFC on ESPN 56: Lewis vs. Nascimento』でホドリゴ・ナシメントに3R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング11位。ディニスは8月の『UFC on ESPN 61: Tybura vs. Spivac 2』でカール・ウィリアムスに判定勝ちして以来の試合でプロデビュー以来8連勝中(UFC2連勝中)。

 ロマノフは6月の『UFC 302: Makhachev vs. Poirier』でジャイルトン・アルメイダに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング13位。ナシメントは5月の『UFC on ESPN 56: Lewis vs. Nascimento』でデリック・ルイスに3R TKO負けして以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング15位。続きを読む・・・
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AB o UFC   デリック・ルイス

11.2『UFC Fight Night 246: Blanchfield vs. Namajunas』でチャド・アンヘリガー vs. コディ・ギブソン、マーク・アンドレ・バリオー vs. ダスティン・ストルツフス等複数の試合が判明

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11.2 UFCエドモントン大会でエリン・ブランチフィールド vs. ローズ・ナマユナス、デリック・ルイス vs. アレクサンドル・ロマノフ(2024年08月16日)

 こちらの続報。続きを読む・・・
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45 F1 MMA o UFC   ジャイルトン・アルメイダ デリック・ルイス ホドリゴ・ナシメント

11.2 UFCエドモントン大会でエリン・ブランチフィールド vs. ローズ・ナマユナス、デリック・ルイス vs. アレクサンドル・ロマノフ





 UFCが11月2日にカナダ・アルバータ州エドモントンのロジャース・プレイスでFight Nightシリーズの大会を開催することと、メインイベントにエリン・ブランチフィールド vs. ローズ・ナマユナスの女子フライ級マッチ、セミファイナルにデリック・ルイス vs. アレクサンドル・ロマノフのヘビー級マッチを行うことを発表。

 ブランチフィールドは3月の『UFC on ESPN 54: Blanchfield vs. Fiorot』でマノン・フィオロに判定負けして以来の試合。その前までは9連勝していました(UFC戦績6勝1敗)。現在UFC女子フライ級ランキング3位。

 ナマユナスは7月の『UFC on ESPN 59: Namajunas vs. Cortez』でトレイシー・コルテスに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFC女子フライ級ランキング5位。

 ルイスは5月の『UFC on ESPN 56: Lewis vs. Nascimento』でホドリゴ・ナシメントに3R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング11位。

 ロマノフは6月の『UFC 302: Makhachev vs. Poirier』でジャイルトン・アルメイダに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング13位。続きを読む・・・
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o UFC デリック・ルイス

UFC on ESPN61:メインイベント・マルチン・ティブラ vs. セルゲイ・スピバック

ヘビー級5分5R。ティブラ8位、スピバック9位。ノーランカー時代の4年半に対戦して以来の再戦。

ティブラは2011年にプロデビュー。地元ポーランド最大のプロモーション・KSWからは声がかからず、M-1チャレンジと契約し、ヘビー級王座を獲得し2016年にUFCと契約。一度上位陣の壁に阻まれたが、ここ10戦では8勝2敗で、ランキング入りも果たした。前戦は連敗中のタイ・トゥイバサからUFC19戦目で初となる一本勝ち。今回で3大会連続4回目のメインとなるが、赤コーナーで迎えるのは初めて。上位ランカーとの対戦を望んでいたが、ヘビー級で他に空いている選手がいなかったとのこと。テイクダウンからのパウンドが武器だが、UFC12勝のうち、判定が7回というのはヘビー級にしては多く、UFCヘビー級史上2位(1位はアルロフスキーの12回)。38歳。

スピバックはUFC7勝4敗。こちらもテイクダウンからのパウンドが武器だが、ティブラに比べフィニッシュ率が高い(3KO・2一本勝ち)。こちらも3大会連続のメインとなるが、すべて青コーナー側。デリック・ルイスにはテイクダウンで消耗させてからの肩固めで一本勝ちしたが、前戦は元暫定王者シリル・ガーンに打撃を打ち込まれ続けてほぼ何もさせてもらえず2RKO負け。王者クラスとの間に大きな実力差があることを露呈してしまった。29歳で、ヘビー級ランカー唯一の20代。

前回の対戦ではティブラがテイクダウンを奪ってコントロールしての判定勝ちだったが、今回はオッズでスピバックがフェイバリットとなっている。

スピバックのインローにワンツーを返すティブラ。スピバックタックルへ。スタンドバックから投げて膝を着かせた。足をフックしてバックマウントを狙ったスピバックだが、ティブラがフックを許さず上を取った。スピバックのガード。ガードから腕十字!タップアウト!

スピバック、UFCでは肩固めでの勝利はあるが、腕十字は初。鮮やかだった。リベンジ達成。

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AB o UFC キック デリック・ルイス 中村倫也 風間敏臣

UFC on ESPN61:オッズ/予想と展望

マルチン・ ティブラ 2.36
セルゲイ・ スピバック 1.62
デイモン・ ジャクソン 2.90
チェペ・マリスカ1.43
ダニー・ バーロウ 1.26
ニコライ・ ヴェレテンニコフ 4.00
クリス・ グティエレス 1.29
クアン・レー 3.80
ヤナ・ サントス 1.70
チェルシー・ チャンドラー 2.20
風間敏臣 2.85
ハラランボス・ グリゴリオウ 1.44
カロル・ ロサ 1.49
パニー・ キアンザド 2.70
ジョナタ・ ディニス 2.80
カール・ ウィリアムズ 1.46
ユーセフ・ ザラル 1.23
ヤルノ・ エレンス 4.40
ステファニー・ルシアーノ 1.60
タリタ・ アレンカー 2.40

直前になって欠場選手が相次ぎ、全10試合に。

メインはヘビー級8位ティブラ vs. 9位スピバックの対戦。一桁ランカー同士ではあるが、層が薄いヘビー級では、5位以上とそれ以下では大きな差があり、この2人もタイトル戦線まで勝ち上がっていけるようになるかは、現在の所微妙。

ティブラは直近10戦で8勝2敗とハイアベレージだが、ランク外~下位ランカーでの勝利がほとんど。2敗の相手は現暫定王者アスピナルと3位ボルコフ。テイクダウンからのパウンドが武器で、判定勝ち7回はヘビー級2位。他、トータル試合時間やコントロールタイム、グラウンドでのトップポジション時間などがいずれもUFCヘビー級歴代上位に入っているのもパウンダーらしい。それだけに、テイクダウンが奪えないと苦戦になりがち。

スピバックもUFC7勝4敗とまあまあハイアベレージ。ただし、現ランカー相手の勝利はトゥイバサとのデリック・ルイスのみ。前戦は昨年のパリ大会で、2位のシリル・ガーンとの対戦が組まれ、勝てばタイトル戦線に入っていけるところだったが、序盤から打撃で押される展開で、ほぼ何もさせてもらえないまま2RKO負け。こちらも武器はテイクダウンからのパウンドで、テイクダウン成功率64.3%はヘビー級史上最高。ただ、直近の2勝でデリック・ルイスとアウグスト・サカイから6回ずつテイクダウンを取ったことで荒稼ぎした部分はあるが。

両者は4年前の3月に、両者ノーランカー時代に対戦。この時はティブラがテイクダウンを奪って上から攻める展開で判定となったが完勝した。

オッズは前回敗れたスピバックがフェイバリット。スピバックは前回の対戦以降8試合で1度しかテイクダウンを取られておらず、テイクダウンディフェンスが向上している。5Rマッチだとティブラの方がスタミナ的にも厳しいか。

スピバック判定勝ち。

8時からのメインカード第1試合で風間敏臣がUFC2戦目を行う。UFC本戦内で行われた中村倫也とのRoad To UFC勝戦を含め、現在2連続1RKO負け中。怪我もあり1年ぶりの試合となる。相手のグリゴリオウは昨年のコンテンダーシリーズで1RKO勝ちしてUFCと契約したが、今年3月のUFCデビュー戦はUFC1勝2敗のチャド・アンへリガー相手にカーフキックを早々に効かされ、それ以降は一方的な内容で判定負け。バックボーンは空手・ムエタイのストライカー。

この相手にも完敗するようだと、たとえリリースされなくても、今後UFCで戦っていく上での期待感がほぼなくなる。まずは得意のグラウンドに持ち込みたいところ。

第1試合開始は11日朝6時から。速報します。

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AB F1 MMA o ONE UFC   デリック・ルイス ホドリゴ・ナシメント ボクシング

『UFC on ESPN 56』デリック・ルイス vs. ホドリゴ・ナシメントを見たファイター・関係者の反応

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 『UFC on ESPN 56: Lewis vs. Nascimento』デリック・ルイス vs. ホドリゴ・ナシメントを見たファイター・関係者のSNSでの反応。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 デリック・ルイス ホドリゴ・ナシメント ボクシング

【UFC ESPN56】グラウンドの苦しい展開をひっくり返す右クロス&パウンドでルイスがナシメントをKO

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
Def.3R0分49秒 by TKO
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

いきなりルイスが距離を詰めた。左ハイからダーティボクシングへ。右腕を差し上げてナシメントをケージに押し込む。切り返してきたナシメントを投げて尻もちを着かせたルイスだったが、ナシメントもすぐに立ち上がる。ケージ際の差し合いはルイスが胸を合わせ、右腕を差し上げて押し込んでいる。ヒザ蹴りの交換からルイスが離れた。左ハイを見せたあとに右ストレートを打ち込む。回り込んだナシメントがルイスをケージに押し込み、ボディロックからグラウンドに持ち込む。ハーフガードのルイスにパウンドとヒジを打ち込むナシメント。左ヒジをがクリーンヒットすると、ルイスの動きが一瞬止まった。さらにパウンドを落としながらパスに成功したナシメントだったが、すぐにブリッジしたルイスにトップを奪われてしまった。

2R、前に出て来たナシメントに対し、ルイスが左フックから右に繋げる。インサイドからのパンチを当て、ナシメントを下がらせたルイスが、そのままケージに押し込んでいく。首相撲から右ヒザを突き上げたルイスは、シングルレッグに切り替えるもナシメントに切り返されてしまう。ルイスも差し返してナシメントをケージに押し込む。ここはナシメントが離れた。

ケージ中央からナシメントがパンチを振るいながら飛び込むと、受け止めたルイスが右アッパーを突き上げる。ケージ際の差し合いからルイスがパンチのラッシュをかけた。被弾しながら組み付いたナシメントをケージに押し込んだルイスは、右フックを叩き込む。距離ができるとルイスが連打を浴びせるも、テイクダウンに失敗してバックを奪われてしまう。仰向けになり、ハーフガードを取るルイスを抑え込むナシメント。ラウンド終了までトップをキープし、右ヒジを落としていった。

3R、ルイスがワンツーを伸ばすも、疲労かスピードは落ちている。ルイスの二段蹴りをバックステップでかわすナシメント。さらにルイスは左跳びヒザを見せるが、ナシメントがブロックする。ルイスはナシメントに左フックから右クロスをテンプルに当てた。この一撃でナシメントはダウンし、ルイスの右足にしがみつく。ルイスはそのままパウンドを浴びせ続け、レフェリーストップを呼び込んだ。

TKO勝利を収めたルイスはショーツを脱いでアンダーショーツ姿になったうえ、観客にお尻を見せ、さらにファールカップも観客席へ投げ込むプレゼントを贈った。


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