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【Gladiator027 & Gladiator CS02】南友之輔、テムーレン戦決定。Fe級T補欠戦でハンセン×パク&水野×田口

【写真】デビュー10カ月で、国際戦を戦うことが決まった南(C)MMAPLANET

27日(木)、Progress実行委員会より7月12日(金)に会場非公開で開催される無観客&配信大会GLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj 」でバンタム級3回戦=テムーレン・アルギルマー×南友之輔戦が組まれることが発表された。
Text by Manabu Takashima

また26日(水)にはGLADIATORより同7日(日)に豊中市の176BOXで行われるGLADIATOR027でフェザー級挑戦者決定トーナメント・リザーブ戦としてパク・サンヒョン×ハンセン怜雄、水野翔×田口翔太の2試合と全15試合のラインナップが明らかとなっている。

全空連、WKFルールの空手で中学・高校・大学の各世代で日本代表に名を連ねていた南は、パリ五輪に空手が採用されなくなりMMAを目指すように。宮田和幸氏率いるBRAVE GYMの門を叩き昨年9月にMMAデビューを果たした。


小松祐貴を3分19秒でKOして初陣を飾ると、12月の健太エスペランサ戦は3-0の判定勝ち。今年2月のGrachan67 における徳弘拓馬戦では450グラムオーバーで計量失敗。勝っても試合不成立という状況下で、右ストレートでカットに追い込み僅か46秒でレフェリーストップも──規定通りノーコンテストとなっている。

その後、5月のGLADIATOR026で秋田良隆を初回終了間際に鉄槌の連打で破ると、ケージの中からテムーレンをコールアウトしていた。テムーレンもSNSでこれに呼応し、両者の対戦実現への機運が高まっていく。

テムーレンは去年の3月に初来日し、当時のGLADIATORバンタム級王者の神田周一をスラムからパウンドアウトという鮮烈な日本デビューを飾ると、2カ月後には神田を返り討ちしバンタム級のベルトを巻いた。

しかし9月には竹本啓哉に敗れ、12月には竹中大地にRNCで敗れるなど、壁にぶち上がっていた。そんなテムーレンに対戦要求をした南は年内の王座奪取を公言しており、ステップアップするための格好の標的としてテムーレン戦を望んでいた。半面、師匠の宮田氏は南のキャリアアップには慎重な姿勢を持っていたが、本人の意志の強さに折れるような形で、「なら、やってこい」と背中を押すようになったという話も伝わってくる。

対してテムーレンといえば、南の対戦要求に応えた直後にFalcon FCへのスクランブル出場を決める。しかしながら急激な減量でカツカツとなっていたボディは、2R以降を戦うだけのエネルギーを保有しておらず、シネバートル・バットエルデネに逆転で判定負けを喫している。

勢いは完全に南にある。とはいえBRAVEで原口兄弟らレスラーに鍛えられる南ではあるが、そこは宮田氏が危惧するように絶対的に経験値は足りていないのも事実だ。2戦目&4戦目を見る限り、相手が下になる選手だったこともあり寝技の展開を捌くことには成功していたが、トップ系のファイターへの対応力は未知数だ。

つまりテムーレンに組みの展開に持ち込まれると、跳ね返せずにコントロール&パウンドという攻撃を受ける可能性は十分にあるということ。と同時にアグレッシブ、パワフル&スラッピーなテムーレンの打撃に対して、前に出てくる相手だからこそ南の間合いを取る能力と、踏み込みの速さという武器が最大限に生きることも絶対だ。

無敗のファイターだけが持つ真っ新な勢いと、だからこそ見えていない欠点。この両方を併せ持つ南と後がないテムーレンの戦い、初回4分までに南が決めることができるのか。その辺りがこの両者の対決の分水嶺になるやもしれない。

2月スタートのフライ級王座決定トーナメントのようにアジアのフィーダーショーを目指すGLADIATORでは、ステップアップを図る選手のトーナメント離脱に関して、もろ手をあげて歓迎しているという事実がある。

よって今回のフェザー級挑戦者決定トーナメントも、トーナメント戦特有の勝者の負傷欠場だけでなく勝者のステップアップという事態も考慮しリザーブ戦が組まれた。チハヤフル・ズッキーニョスに敗れているハンセン怜雄とパク・サンヒョン、中川晧貴に判定負けを喫した水野翔にとってはトップ戦線に割り込む資格を争うサバイバル戦という見方ができる。

いうと代替出場がなるかは誰にも分からない。とはいえトーナメント出場3選手がグラジのフェザー級戦線の1部リーグファイターとすれば、今回のリザーブ戦で勝てば──トーナメント初戦敗退組と入れ替え戦に挑む資格を得ることができる。それだけにリザーブ戦から白熱の勝負が繰り広げられるだろう。

なおプレスリリースに寄せられた6選手の今回の試合に向けての抱負は以下の通りだ。

テムーレン・アルギルマー
「久々にGladiatorで試合が出来ることになり、とても嬉しくてワクワクしている。相手の南選手は5月大会で私に対戦要求をしていたが、彼はまだ私のレベルには達していない。7月12日の対戦を楽しみにしているので、しっかり練習してきて欲しい。試合当日、彼は悪夢を見ることになるだろう」

南友之輔
「自分のポテンシャルを引き出してくれる相手と試合できるのを楽しみにしています。最高のKOを見せられるよう当日まで準備します」

ハンセン怜雄
「今回の試合はトーナメントの補欠戦なので、勝ってもトーナメントに出られるかはわからないですが、トーナメントに出られれば優勝出来ると思っています会場で観ている人にもそう思ってもらえる試合をします。今大会はフェザー級の試合も多いですが1番面白い試合をして勝ちます!」

パク・サンヒョン
「先ず、グラジエイター26の敗北にも関わらず、7月7日の大会にもお声がけ下さったGLADIATOR関係者の方々、誠にありがとうございます。前回はズッキーニョス選手との試合に自信を持って応じましたが、準備期間が短いせいなのが、体が思う通りに動かず負けでしました。私を信じてチャンスを下さった方々には申し訳が無い結果で本当にすみませんでした。今回の相手、ハンセン選手は打撃が得意なストライカーです。自分も一応、打撃に自信があるストレイカーの端くれなので良い試合になるかと思います。精一杯頑張りますので応援宜しくお願い致します」

水野翔
「今回フェザー級トーナメント補欠戦ですが、ここでしっかり勝ってトーナメントにいつでも出られるように準備します。デビュー4連勝から前回、初めての負けを経験しましたがまだまだ勢いは止まっていません!」

田口翔太
「この度はフェザー級トーナメントの補欠戦出場の話を頂きありがとうございます。選ばれたからには必ず勝利し自分がダークホース的存在になれるようしっかりと結果を出します。当日はKO決着にて自分が勝ち取ります」

■Gladiator027視聴方法(予定)
7月7日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Gladiator Challenger Series02視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

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45 AB Gladiator Gladiator Challenger Series02 Gladiator CS02 MMA MMAPLANET o ONE YouTube ソドノムドルジ・プレブドルジ チャンネル テムーレン・アルギルマー バットオチル・バットサイハン 松嶋こよみ

【Gladiator CS02】松嶋こよみと対戦、ソドノムドルジ・プレブドルジ「自信が無かったら試合は受けない」

【写真】日本で戦うことに、希望で目をキラキラと輝かしていたソドノムドルジ (C)MMAPLANET

7月12日(金)に会場非公開、無観客&配信専門大会=GLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj 」が開催され、GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝で、モンゴルのソドノムドルジ・プレブドルジが松嶋こよみと対戦する。
Text by Manabu Takashima

ソドノムドルジは前Gladiatorバンタム級王者テムーレン・アルギルマーと同様にマザーライ・ファイトセンターとシレンベーリ・ファイトセンターという2つのジムで練習をし、初来日に備えていた。

キャリア5勝2敗、モンゴルではMGL-1FCライト級のベルトを巻いていたこともあるソドノムドルジに今回の試合について話を訊いた。


――松嶋こよみ選手と約1カ月後に戦うことが決まりました(※取材は6月7日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「体調に関してはずっと練習を続けているし、凄く良いよ。今回、マツシマのようなONEでタイトルマッチに出場したファイターと戦うことは凄く光栄で。彼と戦うことで今、自分がどれぐらいのレベルにあるのかが分かる。そういう機会を与えてくれたGLADIATORに感謝の気持ちでいっぱいだよ」

──当初は松嶋選手の相手は違う国の選手が予定されていたのが、合意を得ることができずに急遽ソドノムドルジ選手に声が掛ったと聞きました。

「マツシマは経験豊かで、本当に強い選手だと思っている。さっきも言ったけど、そういうファイターと戦って自分のレベルが知りたい。僕がこれまで戦っていた相手は、ワールドクラスのファイターじゃなかった。だから勝っても、自分の力が分からなくて。今回、マツシマと戦うことで世界のなかで、自分の位置がどこにあるのかが分かるから、話が来た瞬間に『戦う』と即答したよ」

──これまでライト級で戦っていましたが、今回はフェザー級のオファーです。

「僕はこれまでライト級で戦ってきたけど、元々外国で戦う機会を得られた時はフェザー級で戦うつもりだった。中国で試合をした時もフェザー級が良かったけど、ライト級のオファーだった。今回フェザー級で戦うというのは僕のなかでは考えていた通りの流れになったと思っている」

──ではソドノムドルジ選手の格闘技歴を教えてもらえないでしょうか。

「僕はアルハンガイ県(元関脇の逸ノ城の出身県)のチェロット村で生まれ育った。凄く田舎だから何かスポーツに打ち込むにはハードルが高い場所だったんだ。選択肢がなくて、子供の頃からモンゴル相撲をやり、いつかはモンゴル相撲で成功したいとは思っていた。

ただ少ししてから柔道の練習ができる場所を見つけて、柔道の試合だけでなくサンボの試合にも出ていた。高校に進学する時に兄から『お前はモンゴル相撲や柔道の才能があるから、スポーツで身を立てろ。ウランバートルの柔道の強豪校に進め』って言われ、柔道を続けるためにウランバートルに出てきたんだよ」

──では、柔道での戦績というのは?

「アルハンガイ県の青年の部で銅メダル、高校ではウランバートル市の大会で銅メダル。最高の結果は全国大会で銀メダルだった」

──全国2位は十分に立派かと。

「柔道で成功をしてオリンピックに出たい。そういう夢を持っていたけど、高校卒業が近づいた時……実は僕はこのシレンベーリ・ファイトセンターの近くに住んでいて、よくMMAの試合をTVで視るようになっていたんだ。その時に柔道を続けるより、このスポーツをやってみたいと思うようになった。

そして高校を卒業して間もない頃、ジムの看板にTVでMMAを視た時に試合に出ていたダムランプレウ(バーサンフー)先生の姿があって。練習を見学させてもらうと、ジムの代表ノフルバット先生が『興味があるなら、やってみたらどうだ?』と言ってもらい、MMAを始めたんだ。その時からMMAへの気持ちが強くなって、柔道を続ける気はしなかったよ」

──試合でもパンチを強振して、強気のファイトを展開していますね。

「僕はグラップラーだよ。一番好きな選手は、カビブ・ヌルマゴメドフで。その影響もあって、組んで倒してコントロールするというのが自分のファイトスタイルだと思っている」

──では、松嶋選手とどのような試合をしたいと考えていますか。

「とにかく自分がどのようなレベルにあるのかを確認したい。それがこの試合に向き合う時、一番の力になる部分で。だからこそ打撃もグラップリングも駆使して戦いたい。ただ、自然と組みの展開になるかと思う」

──チームメイトのテムーレンから、日本で戦うことに関してアドバイスを貰っていますか。

「僕は2018年にここで練習するようになったけど、テムーレンの方が半年ほど前から在籍していて。それ以来、私生活でもずっと仲が良いんだ。今回、僕が日本で戦うことができることをテムーレンは自分のことのように喜んでくれた。テムーレンだけでなく、バットオチル・バットサイハンも日本で戦う機会を得ることができて、正直羨ましいなって眺めていたんだ(笑)。

でも今回、一緒に日本に行けることになって凄く嬉しい。テムーレンからは気候が違うから、最後の体重調整の仕方が変わってくる。そこを調整方法もアドバイスしてもらって、そこは本当に助けてもらっているよ」

──では改めて松嶋選手との試合に向けて、意気込みの方をお願いします。

「自信がなければ、このオファー──試合は受けなかった。100パーセント、僕が勝つつもりで練習をしている。マツシマは経験が豊かでも手が2本、足が2本。同じ人間なので何も恐れることはないからね」

■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

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【Gladiator CS02】Challenger Series02、松嶋こよみのLast Challengeはモンゴルのソドノムドルジから

【写真】もう落とすことはできない。毎試合が、最後の挑戦となる松嶋がライト級から落としてきたモンゴル人と戦う(C)MMAPLANET

24日(月)、Progress実行委員会より7月12日(金)に会場非公開、無観客&配信専門大会=GLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj 」の開催と、イベント名にあるように松嶋こよみが出場し、ソドノムドルジ・プレブドルジと戦うことが発表されている。
Text by Manabu Takashima

同イベントの開催と、松嶋の参戦、そしてGLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメントが実施されることは5月5日のGLADIATOR026大会中の予告動画で既に明らかとなっていた。

そして7月7日(日)のGLADIATOR027で同トーナメント準々決勝の2試合=チハヤフル・ズッキーニョス×中川晧貴、ダギースレン・チャグナードルジ×アドニス・セビジェーノが組まれることがGLADIATORより先週にアナウンスされていた。


GLADIATOR GS02、フェザー級挑戦者決定トーナメント、松嶋こよみと揃っていたピース。ソドノムドルジが対戦相手になったことで、松嶋のGLADIAOTR初参戦に関してパズルが揃ったことになる。

その松嶋のMMAファイター人生は、UFCを目指すことと同意語として進んできた。しかしRoad to UFCでの敗北、さらに今年1月のTOP BRIGHTSでのカルシャガ・ダウトベックに喫した敗北でいよいよ土俵際に追い込まれている。いや、あるいは土俵の下に落とされているかもしれない。

今回、松嶋が同大会とトーナメントに出場を決めたのは、2月のGLADIAOTR CS旗揚げ戦で明らかとなったLFAとの提携があったからだ。ダウトベック戦後、自身のMMAを見つめ直し現役続行を決意した松嶋だが、そこにUFCを狙わないMMAファイター人生という選択は存在しなかった。一発逆転などないかもしれない──それも踏まえて、松嶋はUFCを狙う環境に身を置くことを決めた。

松嶋と対戦するソドノムドルジは、日本では無名のモンゴル人ファイターだ。前Gladiatorバンタム級王者テムーレン・アルギルマーと同様にマザーライ・ファイトセンターで組みとMMA、シレンベーリ・ファイトセンターでボクシングを学ぶ。ベースは柔道ながら、ヒジから捻るように拳の甲の部分を当てるパンチは非常に独特で、草原の民特有の体の強さがあって初めて可能になる打ち方だろう。

中央アジア勢に通じる体の強さと、心の強さを持つのがモンゴル勢の特徴だ。キャリア5勝2敗のソドノムドルジはこれまでライト級で戦ってきたが、国際的な舞台で戦う際にはフェザー級で戦うことを決めていたという。今回の松嶋戦のオファーに対しても、全く躊躇することなく二つ返事で了承したソドノムドルジ。LFA経由でUFCを目指す松嶋としては、カザフに続きモンゴルに遅れを取ることはできない──絶対に負けられないトーナメント初戦となる。

なお、プレスリリースに寄せられた両者の意気込みは以下の通りだ。

松嶋こよみ
「前回の負けを経験し自分の格闘技を見直すことができました。新しい場所でのチャレンジになりますが、チャンスをくれたGLADIATORのケージで最大限のパフォーマンスを見せて勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします。」

ソドノムドルジ・プレブドルジ
「フェザー級王座決定トーナメントに参戦することになり、驚くとともに嬉しくてたまりません。オファーをしてくれたGLADIATORには大変感謝しています。このチャンスを絶対にモノにするつもりです。相手の松嶋選手は経験豊富で、強い選手ですが、試合では若い選手の勢いを見せつけるつもりです」

■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ HE 1 TV YouTubeチャンネル

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【Gladiator027】竹竹決戦of MMA。竹本啓哉に竹中大地が挑戦。漢気=和田教良は、オトゴンバートルと

【写真】これは──燃えているのは、竹本だろう(C)MMAPLANET

11日(火)、GLADIATORより7月7日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator027で、竹中大地が竹本啓哉の持つGladiatorバンタム級王座に挑戦する選手権試合とオトゴンバートル・ボルドバートル×和田教良のフライ級戦が組まれることを発表した。

竹中大地は2018年に修斗からONEに戦いの舞台を移し、アジアを舞台に戦ってきたが、昨年よりRIZINを目指し日本で戦うようになっていた。7月に修斗で藤井伸樹に勝利し、12月にグラジに初参戦し前バンタム級王者テムーレン・アルギルマーと対戦すると、左ミドルを効かせてから組みついて──1R4分27秒にRNCで一本勝ちしている。


試合後にケージのなかで宣言していたようにRIZINとの交渉を続けていたが、3月のLandmark=神戸大会で正式発表こそなかったが、ジャパン・メジャーでの試合が決まっていたものの対戦相手の負傷で幻のRIZIN参戦となっていた。その後、RIZINが東京でビッグショーが続き、試合機会は巡ってこないという判断をした竹中陣営はグラジ再出場を決め、バンタム級王座に挑むこととなった。

チャンピオン竹本は昨年9月にテムーレンとの接戦を制し、自らの減量失敗で手放したベルトを2年振りに奪回。今年の2月にはGladiator Challenger Series01で竹内稔との竹竹対決でProgressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦を戦うもアナコンダチョークで一本負けを喫していた。

前回の5月大会でタイのデッチプールを横三角絞めで仕留めた竹本は、「RIZINや海外大会へのステップアップ」を宣言していた。この言葉こそ、竹本が強い選手との対戦を求めている表れとリリースに記されていたが、関係者に確認を取るとまさに二つ返事で、MMAのベルトを賭けた竹竹決戦を了承したという。

10年以上前のデビューから間もないころにパンクラス出場があったが、その後はGrandslam~HEAT~TTF Challenge~GLADIATOR~NEXUS~GRACHANで戦ってきた竹本にとって、修斗・パンクラス・DEEPでベルトを巻いた選手との対戦こそ、自らの存在を証明するために求めてきた一戦に違いない。また竹中としても、ポスト超RIZINというべき秋からのRIZIN参戦に向け、ベルトを巻く以上に勝ち方でインパクトを残す必要性がある──勝負論と強者論が掛ったタイトル戦となる。

また5月大会から今大会に延期されていたGLADIATORフライ級王座決定トーナメント決勝=フライ級王座決定戦はNavEのヒザの負傷の経過が予定通りでなく、さらに延期されることが決まった。

グラジではオトコンバートルが2大会連続で試合機会を失うことを阻止すべき、ノンタイル戦での対戦相手を探し各方面に打診をしていたところ、和田が参戦を決めたという。和田はオトコンバートルやNavEと共に同トーナメントにエントリーしていたが、2月にチェ・ドンフンに三日月蹴りからパウンドアウトされ初戦敗退していた。その後チェ・ドンフンはRoad to UFCと契約し、1回戦で前回大会の準優勝であるチーニョーシーユエに勝利。オトゴンバートルは3月の準々決勝で久保健太を破った一戦で、そのチェ・ドンフンと共に同トーナメントで本命視されるようになっていた。

和田はチェ・ドンフンに続き、アジアを代表する若き実力者との対戦に向け、一度は「気持ちを創れない」と対戦を断ったという話も実は伝わっている。しかし、翌日には「断ったことを後悔しています。オトコンバートル選手の相手が確定していないようでしたら、対戦させて頂きたいです」と申し入れしたという。

和田の気持ちが揺らぐのは十分に理解できる。そんな自分を恥じるかのような決意こそ、下馬評を覆す要因になるだけでなく、その結果に如何なく彼の人生を構築していく決断となるだろう。そんな「負ける覚悟を持って勝ちに行く」和田の覚悟の言葉を含め、上記2試合に出場する選手がプレスリリースの寄せた言葉は、以下の通りだ。

竹本啓哉
「いつも応援・協力してくださる皆様、試合を組んでくださるGLADIATOR関係者の皆様、そして、竹中選手ありがとうございます。誇張抜きで今までで最高の対戦相手です。自分史上最高の状態で臨めるよう備えていきます」

竹中大地
「今凄く格闘技が楽しくてしょうがないです。心も体も調子が良いので、試合当日は最高のパフォーマンスができると思います。7月7日楽しみにしていてください」

オトゴンバートル・ボルドバートル
「3月大会が終わった直後から次の試合に向けて練習を重ねてきていますが、決勝戦が10月大会まで延期されたことは残念に思っています。しかし、GLADIATORが7月大会でワンマッチを組んでくれたのでとても感謝しています。また和田選手も試合を受けてくれてありがとうございます。7月7日は良い試合になるよう頑張ります」

和田教良
「かなり強い相手。下馬評を覆せるよう負ける覚悟を持って勝ちに行きます!! 応援よろしくお願いします!」

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【Falcons FC01】モンゴル相撲のメッカで新大会。南友之輔にコールアウトされたテムーレンが緊急発進

【写真】また、あの思い切りの良いファイトが見たいテムーレンが母国で半年ぶりの実戦に挑む(C)MMAPLANET

15日(水・現地時間)、モンゴルの首都ウランバートルにあるブヒーンウルゴー(相撲宮殿)でFalcons Fight Nightの旗揚げ戦が開催され、昨年グラジエイターにモンゴル旋風を巻き起こしたテムーレン・アルギルマーが出場する。
Text by Manabu Takashima

Falcon FN01は昨年、モンゴルでMMAリアリティーショーを行ったFlacons Fighting Seriesが主宰する新イベントで、ムエタイとMMAの混合イベントを開き、目玉はモンゴルとロシアの7×7対抗戦だ。


ロシア勢に著名な選手はなく、モンゴル勢にしてもキャリアの浅い選手が多く、日本では名の知れた選手の出場はない。それでもモンゴル国内においてトラッシュトーカー的に名を馳せたファイターが出場しており、現地ではなかなか話題になっているという。

それゆえにモンゴル相撲の国技館というべき、ブヒーンウルゴー(相撲宮殿)が使用され、モンゴル格闘技界では2022年のRoad to ONE Mongolia決勝大会に次ぐ大箱でのイベントとなる。

昨年3月にグラジに来日し、2連連続で神田T800を下してバンタム級王座に就き、9月大会で竹本啓哉に惜敗しベルトを失ったテムーレン。12月大会では竹中大地に完敗を喫して以来、日本での試合は巡っていない。

この間、タイで武者修行も行なったテムーレンは今大会のコメインでシネバートル・バットエルデネと対戦予定だったロシア人ファイターの欠場を受け、急遽出場が決まった。

シネバートルはキャリア3戦3勝、モンゴル国内でシュートボクシングのチャンピオンで、キックボクシングやコンバットサンボの国内大会で優勝した実績を持つ。コメインに登用されたことでも分かるように、将来性を買われている選手だ。

今ではジャダンバ・ナラントンガラグ率いるシャンダスMMA在籍のシネバートルだが、もとはテムーレンと練習仲間だった。

現地の見方ではシネバートルはテクニカルな選手ではないが、荒々しいパワーファイターで、旧友テムーレンに気後れしなければ面白い試合になるとののこと。加えて、テムーレンは2週間を切ってのスクランブル出場だけにまずは減量の行方も気になるところだ。

そのテムーレン、5日のGladiator026 における南友之輔のコールアウトにSNSで「カモン・ベイビー」とすぐに反応したが、まずは15日のシネバートル戦に集中しようと周囲に諫められているそうだ。6月1日にはUFC302でニャムジャルガル・トゥメンデムベレルがアンドレ・リマ戦でUFCデビューを控え、国内で話題となる大会のスタート、さらにテムーレンの再来日はあるのか──チンギスハンの末裔達の動向が楽しみなってきた。

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45 AB Gladiator IMMAF MMA MMAPLANET NEXUS o ONE ONE FF62 ガントグトフ・バートルチョローン ジャンロ・サンジャオ テムーレン・アルギルマー バットオチル・バットサイハン ファビオ・ハラダ ルンピニー 中川皓貴 国内MMA 宮平守太郎 海外

【ONE FF62】ファビオ・ハラダのONE FF初陣。対するは草原のスクランブラー=バットオチル

【写真】日系ブラジリアン×モンゴル、楽しみな顔合わせだ(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights62にファビオ・ハラダが出場し、モンゴルのバットオチル・バットサイハンと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2021年7月のプロデビュー以来、全6試合をNEXUSで戦ってきたハラダは3月27日に自身のSNSでONEとの契約を明らかとしていた。


群馬の名門柔術アカデミー、INFIGHT JAPANの茶帯であると同時に完全なMMA志向でもともとはムエタイから格闘技を始めたハラダは殴って、蹴って、極めることができるファイターだ。

2月に行われた直近の試合=宮平守太郎戦は僅か16秒でKO勝ちしている。ビッグステージを目指していたハラダが、ONE FFという海外の舞台を選び、さらなるステップアップを狙う。そんな彼のONE FF初戦の相手となったバットオチルは、昨年12月にGLADIATORに来日しており、中川皓貴を相手に29-28×3と競り勝っている。

その中川戦がプロ4戦目だったバットオチルは、モンゴルで過去に1度だけ開催されたIMMAFの大会で優勝し、大学在学中にタイガームエタイでの練習も経験、プロデビューを果たした。

実はバットオチルにとって、今回のONE FF参戦はONE本戦との契約を賭けた2度目のチャレンジだ。2022年にモンゴルで実施されたRoad to ONE Mongoliaに参戦した彼はスパーリング形式(シンガードを装着しての非公式戦)でテムーレン・アルギルマー、ガントグトフ・バートルチョローンを下して決勝進出を果たしている。

フェザー級契約で、実質バンタム級のモンゴルMMA界のトップファイターを退けたバットオチルだが、公式戦扱いとなった決勝戦でエンフオルギルバートルフーに敗れ、ONEとの契約を逃した。結果的に勝者もONE FFからの出場となったが、2連勝後にONE本戦に出場してラカイの御曹司=ジャンロ・サンジャオを下すなど、今では本戦で活躍しており、バットオチルとしても「今度こそ」という気持ちが強いに違いない。

バットオチルはモンゴル人ファイター特有のフィジカルの強さを全面に打ち出すスタイルではないが、やはりここ一番のテイクダウン能力は高い。とはいえハラダにとっては、テイクダウンをされてもそこは自分のフィールド。

下からの極め以上に巧みなスイープでトップ奪取を狙えるであろう。

トップになったハラダの到達点はバック奪取と、RNC。対して、中川との試合を見る限り──バットオチルはスタンドバックでの防御能力はままある。

それでも柔道、サンボ、レスリングと比較して発展中ではあるが、まだ競争力という部分で一枚劣るモンゴルの土壌で育ったバットオチルに対し、ハラダは打のある柔術で勝負することで勝利に近づける可能性は高い。

と同時に極めでなくトップ奪取からの攻撃となると、スクランブル&体力勝負でバットオチルが優位という見方もできる。ハラダにとって体力的に、バットオチルにとって技術的に初遭遇となるといっても過言でないマッチアップ。

自分の強さと、そうでない局面での防御力が問われる一戦は、─国内MMA×アジアのMMAという見方をすると、なおさら興味深い戦いとなる。

■放送予定
5月10日(金・日本時間)
午後9時15分~U-NEXT

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【Gladiator026】チーム・ラカイ初襲来、セビジェーノ✖ズッキーニョス。竹本はタイのデッチプールと!!

【写真】楽しみな一戦だ(C)RING CHAMPIONSHIP

8日(月)、GLADIATORより5月5日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026で竹本啓哉✖デッチプール、チハヤフル・ズッキーニョス✖アドニス・セビジェーノというバンタム級とフェザー級で2つの国際戦が組まれることが発表された。
Text by Manabu Takashima

同大会では既にGLADIATORフライ級王座決定戦=NavE✖オトゴンバートル・ボルドバートルが決定しておりモンゴル、フィリピン、タイとの国際戦が実施されることになる。


バンタム級チャンピオン竹本のMMAマッチは昨年10月にテムーレン・アルギルマーから王座を奪って以来7カ月ぶりとなるが、2月のGLADIATOR CHALLENGER SERIESで竹内稔とPROGRESSフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座防衛戦に敗れており、ある意味再起戦となる。

対するデッチプールはプロMMA戦績8勝5敗のタイ人ファイターで、長谷川賢タレントリレーションズ代表が昨年11月にタイのジムを視察した際に発掘した選手とのこと。ONE WSからコロナ期にはONE本戦に昇格したこともあるデッチプールのONEでの戦績は2勝3敗となっている。

ムエタイは30戦27勝3敗のデッチプール、本名はデッチャディン・ソーンシリスパティンで当然ベースはムエタイだ。と同時にプロボクシングでも戦っており、戦績は9戦5勝4敗で3150 Fight Survivalや伝統のダイナミック・グローブにデッチャディン・ソーンシリスッパティンという名で来日している。

ボクシングは5つの勝利全てがKO勝ちで、MMAも5 KO勝ち&一本勝ちが2試合というフィニッシャーだ。と同時にボクシングで2つのKO負けとMMAで3KO負け、2度の一本負けを喫しており”Be Finished”ファイターでもある。

一方、フェザー級タイトル戦線復帰を目指すズッキーニョスと戦うアドニス・セビジェーノは、昨年6月大会以来来日が途絶えていたフィリピン勢──そしてグラジにとって初めてのチーム・ラカイ所属ファイターの参戦となる。

戦績は3勝4敗だがチーム・ラカイのマーク・サンジャオ総帥の強い推薦の下、今回の来日が決まったというセビジェーノは、Road to ONEフィリピンで優勝しONE本戦契約を勝ち取った。その際にラカイに移籍したセブ出身でなかなか荒っぽい選手といえる。

エドゥアルド・ファラヤンやジョシュア・パシオなど大量離脱劇があったチーム・ラカイは、この1年総合力を高める傾向が強く──打撃で前戦を勝利したズッキーニョスとセビジェーノ戦は、その総合力の高さが問われる一戦となるだろう。

なおプレスリリースに寄せられた4選手のコメントは以下の通りだ。

竹本啓哉
「完全決着率の高いストライカー。こういう選手と試合したかったです。ですが、戦績は僕の方が上。必ず極めて勝ちます」

デッチプール
「日本の皆こんにちわ。タイのダッチプールことデッチャディン(本名)です。日本で素晴らしいトップMMAファイターと戦うことが凄く嬉しい。ただし、僕は彼を倒す。倒したいんだ。ありがとう──KRUB!(=タイで最後につけると、ございますというような意味になる)」

チハヤフル・ズッキーニョス
「勢いのあるフィリピンの選手と戦えることを楽しみにしています。フィリピンMMAというと打撃のイメージでしたが、アドニス選手は積極的に組みも混ぜる、ウェルランディットな選手という印象です。アジアの強い相手と戦ってきている選手なので、どんな勝ち方ができるかで自分の実力が測れる良い機会だと思います。僕は昨年のトーナメントからの連戦で、全ての要素が確実に成長しているので、自信を持って戦います。次期王者候補筆頭と呼ばれる試合をします!」

アドニス・セビジェーノ
「僕はセブ州バンタヤン島出身で、セブ州から国際ステージで戦う唯一のマーシャルアーチストであり、フィリピンで最も成功を収めたMMAチーム=チーム・ラカイの一員であることを誇りに思っている。そして自分の道を追求し、母国フィリピンと家族の誇りと共にある。僕は2人の愛すべき娘の父であり、美しい妻の夫だ。家族の存在が、僕に力とやる気、努力の源になっている。MMAでベルトを巻けるよう全ての局面で技術を磨いている。レッツゴー!」

■放送予定
5月5日(日)
午後12時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

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【Gladiator CS01】組み技=竹内~MMA=元UFC~組み技=竹内。竹本啓哉─01─「ずっとドキドキワクワク」

【写真】尊い。格闘家として、その言葉が一番今回の竹本に合っていると思う(C)SHOJIRO KAMEIKE

16日(金)、配信に特化して開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana Ⅱ」で、竹本啓哉が竹内稔とPROGRESSフェザー級王座を賭けて戦う。
Text by Shojiro Kameike

昨年9月、竹本はテムーレン・アルギルマーを下し、GLADIATORバンタム級のベルトを奪還した。2024年初戦はMMAではなくPROGRESSフォークスタイルグラップリングの試合となることが1月25日に発表されている。しかし発表直後、竹本の試合については二転三転した経緯があった。

事の顛末はこうだ。同大会ではチケット発売がない関係で対戦カードの発表に時間をおくという形が用いられていたが、実は元UFCファイターで今回LFAから派遣されるガブリエル・シウバと、上久保周哉がバンタム級で対戦することが決まっていた。

ところが発表前に上久保が負傷し、シウバと戦えない状況に。そこでPROGRESS実行委員会が竹本にシウバとの対戦を打診したところ、竹本は『バンタム級契約ではなくキャッチウェイトなら』と、即快諾。64キロ契約マッチが組まれることが決まったものの──これも発表直前に、今度はなんとシウバが練習中の負傷により来日が不可能となってしまった。その結果、当初の予定どおり竹本×竹内というマッチアップで確定した。グラップリング~MMA~グラップリングという試合変更にも関わらず、竹本は全て合意したのだ。

MMAPLANETでは最初に竹内戦決定の情報を得たあと、1月中旬に名古屋で竹本のインタビューを行っていた。その後、試合が二転三転しながら竹内戦に落ち着いた2月上旬、竹本に再インタビューを依頼。このジェットコースターのような数時間を過ごした竹本からは、まさに誰とでも戦うという格闘技観が見えた。


――対戦カードは当初の発表どおり、竹内稔選手とのPROGRESS王座決定戦に落ちつきました。ただ、そこまでには紆余曲折がありました。まずガブリエル・シウバとの試合について聞いたのが、いつ頃だったのでしょうか(※取材は3日に行われた)。

「今から1週間前——最初の竹内戦の発表直後ですね。ずっとドキドキワクワクしていた1週間でした(笑)」

――対戦相手どころか試合のルール、競技そのものが変わる。にも関わらず「ドキドキワクワクしていた」と笑顔で語ることができるのですか。

「確かに、全部が変わってしまいましたからね(苦笑)。でも僕は今33歳で、どれだけ現役生活を続けられるか分かりません。そのなかで、『今後も元UFCファイターと対戦できる機会があるんだろうか?』と思って。だから契約体重など条件が多少厳しくても、僕は対戦したかったです。MMAを戦う者にとって日本国内で元UFCファイターと対戦できるというのは、それだけの価値がありますから」

――とはいえ、シウバとの対戦に至るまでは、ずっとPROGRESS用の練習をしていたわけですよね。つまり、打撃の練習をしていない。

「はい。逆にグラップリングの練習はしていましたから、急きょ鈴木社長とワタナベ(関羽マサノリ)と打撃の練習について話を詰めたんですよ」

――ちなみにグラップリングの試合前は、一切打撃の練習はしないのでしょうか。

「全く練習しないわけではないですが、考える比重は変わってきますよね。練習するとしても自分が指導しているクラスだったり、練習仲間が参加しているクラスには一緒に参加したりとか。でも自分のための打撃練習はしなくなります。選手練習でも、グラップリング重視の時しか参加していなくて。……だから試合用の打撃練習はゼロ、ということですね」

――そこで急きょ試合用の打撃練習について話を詰めたあと、今度はシウバが欠場という話を聞いた時は……。

「ひっくり返りました。気持ちだけではなく、物理的にひっくり返ったんですよ。そこから1~2分は立ち上がれませんでした」

――……。

「でも、ひとつ安心したことがあるんです。僕がシウバと対戦することになったら、竹内選手の試合はどうなるんだろうかと思っていました。『代わりに誰かとの試合が組まれるのかな?』とか」

――えっ、竹内選手の試合がなくなることを心配していたのですか。

「はい。シウバとの試合に切り替えたのは、僕が直談判したわけではないです。だから竹内選手の試合がなくなっても、僕のせいではないけど――心の中で引っかかっていて。竹内選手は試合がなくなることに対してOKだったのかなぁ、と考えていました」

――優しいのですね。

「いやいや、そういうことじゃないです(苦笑)」

――照れなくてもいいではないですか。

「というより、昔から『相手がどう考えているのだろうか』と気になるタイプでした。『グラップラー刃牙』に天内悠という、人の気持ちを読むことに長けている登場人物がいるんですよ。たとえば相手が薬を欲しいと思ったタイミングで、その薬を出してあげたりとか。

その天内悠のセリフに『格闘技も相手の心を読むことが重要だ』というニュアンスの言葉があって。僕の中で、そのセリフが心に残っていました。だから僕は試合中も相手の表情を読んで、相手が嫌がることをやるようにしています。逆にプライベートでも、『こう言ったほうが相手は喜ぶだろうな』と考えたり。それが完璧にできているわけではないですけど」

――とても大切なことだと思います。すると、もう一度自分が竹内選手と戦うことになった……つまり竹内選手の試合があると分かってホッとしたのではないでしょうか。

「ホッとした――のかなぁ。先日、3月3日にLevel-Gで峯岸零也選手と対戦することが発表されたじゃないですか。『もし2月16日の試合がなくなっても、3月3日に試合ができていたんだろうな。それは良かった』とは思いました」

――一方で竹本選手にとっては、このタイミングであればシウバとの対戦を断ることもあると思います。どれだけ自分自身が調整できるのか。たとえ憧れの試合であったとしても、負けては意味がないと躊躇して当然です。

「そこに躊躇はなかったです。何て言うのかな——最初に言ったように、あとどれくらい現役を続けられるか分からないです。引退する時は必ず来る。自分は引退する時に後悔したくないんですよ。

もし今後、勝ち続けて引退するとしますよね。でも、それでは自分がどれだけ強いのか分からない。なるべく負ける可能性がある相手と対戦して、自分の強さがどんなものか分かって辞めたいです。だから、できるだけ強い選手と、できる時に試合をしておきたい。今回のシウバとの試合を受けたのも、自分の強さを知りたいという理由からでした」

――それは竹中大地選手と上久保周哉選手がグラジに出場した時と同じ気持ちですか。

「そうですね。強い選手が出て来るのは楽しみですし、不安も心配もありません。そこは勝ち負けじゃないから。自分の強さを確認するために――強い人と試合するために、僕はグラジのベルトを取り戻したので。不安があるとすれば、体重のことぐらいですね。引退するまで計量オーバーしないかどうか心配し続けると思います」

――実は、その心配がありました。竹本選手は一度、タイトルマッチで計量オーバーからベルトを剥奪されています。そのベルトを奪還した時に、計量オーバーとベルト剥奪に対する負い目は晴れたとの発言をしていました。しかしこれだけ急な試合変更を受けたのは、竹本選手の中にまだ負い目が残っているのか、と。

「それはないです。単に自分の中で、もう二度と同じ目には遭いたくないと思っているだけで。計量オーバーって、オーバーしたほうも結構シンドイんですよ。試合前から、試合中も、試合が終わった後も……。

僕が試合変更を受け入れたのは、強い選手と対戦したいからです。チャンピオンとして、せっかくグラジが新しいことをやる、その第一弾大会で穴を空けるわけにもいかないですしね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01対戦カード

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク(韓国)
[挑戦者]河名マスト(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
竹内稔(日本)

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智(日本)
アン・ジェヨン(韓国)

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(日本)
大嶋聡承(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

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【Gladiator025】フライ級T準々決勝。藤沢彰博が日本初戦。イ・スンチョル再来日、草原のモカエフも

【写真】左から久保、スンチョル、NavE、藤沢、オトコンバヤル、オトコンバートル (C)ONE, MGL-1FC & MMAPLANET

2日(金)、GLADIATORより3月3日(日)に豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR025でフライ級王座決定トーナメント準々決勝3試合が組まれることが発表された。
Text by Manabu Takashima

16日(金)に行われるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana II」で和田教良とチェ・ドンフンの間で戦いの幕が切って落とされる同トーナメント。新たにNavE ✖藤沢彰博、イ・スンチョル✖ツェルマー・オトコンバヤル、久保健太✖オトコンバートル・ボルドバートルという3試合が決まった。

昨年3月にニャムジャルガル・トゥメンデムベレルに衝撃の7秒KO負けを喫し、ベルトを失った元フライ級王者NavE。9月大会ではProgressフォークスタイルグラップリングで前田吉朗を下し、再起の一歩を示した。そんなNavEにとって、約11カ月振りのMMAマッチがトーナメント準々決勝となる。

(C)ONE

対戦相手の藤沢はタイ・バンコク在住でフルメタル・ドージョーからONE Warrior Seriesのトライアウトに合格し、同シリーズからスクランブル発進でONE本戦と契約した異色のファイターだ。

2017年のプロデビュー以来、日本で戦うのは今回が初めてとなる藤沢、ONEでの通算成績は4勝4敗──アジア最大のプロモーションで戦ってきた藤沢と、関西が基盤のNavEのクロスオーバーは意地のぶつかり合いとなろう。

チェ・ドンフンと共にK-MMAフライ級新鋭コンビとして、昨年12月大会に初来日し、イ・スンチョルは澤田政輝を右ストレート一発でKOし大きなインパクトを残した。聞くところによるとONE FFのオファーを固辞し、GLADIATORを選択したという。その結果、モンゴル人オトコンバヤルとGLADIATOR内ONE FFといえる──アジア勢対決が決定した。

オトコンバヤルは前GLADIATORバンタム級王者テムーレン・アルギルマーの従弟で、テムレーンをMMAも誘かった張本人だ。MMA戦績は7勝5敗ながらアマチュアのモンゴル選手権でムエタイは3位、シュートボクシング準優勝、散打でも準優勝という実績を残す。

昨年11月のBLOOM FC旗揚げ戦で上田将年に判定負けを喫しているオトコンバヤルだが、その上田戦では序盤に三角絞めにつかまり意地で耐え抜くも、相当に体力を削られた状態で打撃は大振りとなっていた。あの大振りではイ・スンチョルの当て勘の餌食になりそうだ。

他方、オトコンバヤルのフィジカルを前にイ・スンチョルがこれまで通りの圧を掛けることができるのか。イ・スンチョルとしても、真価が問われるファイトとなる。

オトコンバヤルと同様に、モンゴルから参戦となるオトコンバートル・ボルドバートルは2022年のIMMAFアジア大会ジュニアの部フライ級で銀メダルを獲得しており、草原のムハマド・モカエフの異名を持つ。そのオトコンバートルは2023年にはGAMMAアジアMMA選手権優勝、ベースとなるレスリングではモンゴルのジュニア選手権優勝3度、アジア・ジュニアで3位に輝いている。

プロとしては1月にMGL-1FCでデビューしたばかりだが、師匠のジャダンバ・ナラントンガラグの「既にモンゴルでは相手がいない」という太鼓判を押しているモンゴルの超新星だ。

前王者ニャムジャガルが練習パートナーであるオトコンバートルは、モンゴルに3本目のベルトをプロキャリア4戦目で持ちかえり世界へ羽ばたこうとしている。オトコンバートルと戦う久保は、昨年12月大会でチェ・ドンフンを相手に壮絶なKO負けを喫しているが、3Rに見せた反撃はまるでベテランファイターの生き様を見せるような意地が感じられた。

韓国の新鋭に敗れた久保が、モンゴルとの新鋭を相手に勝利という結果が伴う意地を見せることができるか。16日の和田✖チェ・ドンフンに通じる──ファイトだ・

ここからはリリースに寄せられた各選手のコメントを紹介したい。

NavE
「今回フライ級王者を決めるトーナメントへの参戦ですが、王座を陥落した自分が言うこの発言が良いか悪いかも分かりませんが、今の自分の気持ちとして『チャンピオンになりたい』という思いより、自分が好きになったMMAの試合で『ただ試合がしたい!』、『ただ勝ちたい!』という思いがが、一番強くあります。昔の自分のように一つ一つ目の前の試合…目の前の相手に全力で勝つ事だけに集中して挑んでいく! その結果で自然とベルトが巻けるの」

藤沢彰博
「この度は試合を組んで頂きありがとうございます。強い選手と組んでもらえてとても楽しみです。しっかり倒して勝って海外在住ファイターの存在感をアピールしたいと思います。よろしくお願いします」

イ・スンチョル
「GLADIATORのトーナメントに参加させて頂き、光栄です。今回のトーナメントの全試合、全てフィニッシュ出来るようにしっかり準備して、必ず優勝するようにします。モンゴルの選手達は、力が強いと思います。対してスピードとスタミナで押し切るつもりで、3ラウンドをフルに活用して相手をイジメます。応援よろしくお願いします」

ツェルマー・オトコンバヤル
「今回、素晴らしいオファーを受けたことをとても嬉しく思っているとともに、GLADIATORの関係者の皆様に感謝を申し上げます。試合に関しては100パーセント勝つ自信があります。対戦相手のイ・スンチョル選手にとって、過去のどの試合よりも激しい試合になるので、しっかり練習してきて欲しいです。3月3日は大会ベストバウトを狙っています。試合が待ち遠しく仕方がありません」

久保健太
「まずGLADIATORフライ級王座決定トーナメントの出場権を頂けた事を心から嬉しく思います。前回の024大会で不甲斐なくもチェ・ドンフン選手に負けてしまい、トーナメントの道は閉ざされてしまったと思いました。ドンフン選手との試合では、戦う前から体調を崩してしまい、試合前日はもちろん当日も熱を抱えての試合となり、とても苦しい中での戦いとなりました。そんな状況の中でも試合をやり切った自分に胸を張りたい所ではありますが、それ以上に万全の身体で戦い、勝ち取りたい試合でした。言い訳のように聞こえてしまいますが、前回の試合では不調な中で自分のできる事は気持ちの面も含め出し切っていたと思います。ただ、万全だったらもっと最高の試合が絶対にできました。そのなかで戦う姿勢を評価され、フライ級トーナメント出場権を与えて下さったのだと自分は思っています。今回のトーナメントは僕にとって最大のチャンスです。トーナメントを出場させて頂くにあたり、次の対戦相手がモンゴル国の強豪選手であることを知りました。レスリングベースでかなりの強い選手だと思います。レスリングだけでなくアマMMAの各大会でも優勝、準優勝を飾る程の実績あるサラブレッドを感じさせるような強い選手だと思います。まずは対戦するオトゴンバートル選手に勝利し、勝ち上がることだけを考えて2回戦を目指します。その為にまずは自分自身のコンディション、万全な身体でリングに上がる事が勝利と最高の試合をすることだと思っています。最後にこれだけ言わせて下さい。自身が万全でリングに上がる時は、前回の試合とは比べられない程の強さと最高の試合、GLADIATORを盛り上げられる自分、そこに自分の実力の立ち位置と結果がついてくると思います。試合当日、万全な姿で僕が試合をできることを楽しみにしていて下さい」

オトコンバートル・ボルドバートル
「今回、GLADIATORフライ級トーナメントに出場できることになり、とても嬉しいです。これまでアマチュアの舞台で試合をしてきましたが、プロに転向して間もないにも関わらず、GLADIATORという大きな舞台で試合が出来ることに感激しています。相手の久保選手は経験豊富なベテランですが、お互いに持っているものを出し合って良い試合をしましょう」

■視聴方法(予定)
3月3日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR025対戦決定カード

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
NavE(日本)
藤沢彰博(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
イ・スンチョル(韓国)
ツェルマー・オトコンバヤル(モンゴル)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
久保健太(日本)
オトコンバートル・ボルドバートル(モンゴル)

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45 Gladiator MGL-1FC20 MMA MMAPLANET o エンフアムガラン・エルデネトール キック スフバット・オトゴンスレン テムーレン・アルギルマー

【MGL-1FC20】前フライ級王者スフバットが、エンフアムガランのシングルをギロチンで斬って落とす

<バンタム級/5分3R>
スフバット・オトゴンスレン(モンゴル)
Def.1R3分43 by ギロチンチョーク
エンフアムガラン・エルデネトール(モンゴル)

昨年11月のBLOOM FC旗揚げ戦で来日予定も、諸事情でビザが取得できなかったスフバットは、元MGL-1FCフライ級王者だ。エンフアムガランには前Gladiatorバンタム級王者テムーレン・アルギルマーがコーナーマンを務める。

そのエンフアムガランはレスリングベース、兵役に就いていた関係で1年振りの試合となる。サウスポーのエンフアムガランに対し、スフバットが右ハイキックも空を切る。直後にエンフアムガランはダブルレッグでテイクダウン、スクランブルでバックに回り後方に倒していく。スフバットも立ち上がり、胸を合わせてウィザーもケージに押し込まれた状態が続く。エンフアムガランはレベルチェンジからシングルレッグ、レッグリフトへ。

テイクダウン後に再びスクランブルでバックを制したエンフアムガランは、後方への投げからバックコントロールに取り、自ら後方へ倒れ込む。これがすっぽ抜け、逆にスフバットが背中を取って両足をフック。スフバットは勢いよくパウンドを入れるが、乗り過ぎて四の字フックも頭を抜かれて下にされる。

立ち上がろうとするスフバットに対し、エンフアムガランがシングルレッグへ。スプロールしたスフバットがギロチンをセットアップして引き込み──タップを奪った。


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