カテゴリー
45 AB Breakthrough Breakthrough Combat02 Gladiator Gladiator029 MMA MMAPLANET NavE o ONE Road to UFC UFC YouTube   しゅんすけ イ・スンチョル キック キンコンカンコンケンチャンマン シンバートル・バットエルデネ ダギースレン・チャグナードルジ チェ・スングク チェ・ドンフン チハヤフル・ヅッキーニョス チャンネル パン・ジェヒョク ルキヤ 中村倫也 久保健太 井上啓太 井口翔太 今井健斗 八木敬志 古賀珠楠 吉田開威 和田教良 小森真誉 岩倉優輝 桑本征希 森井翼 水野翔 熊崎夏暉 田中有 田口翔太 秋田良隆 萩原和飛 野口蒼太 長谷川賢 風我

【Gladiator029】令和の元寇、今井健斗とフライ級王座決定戦。オトコンバートル「いつも通り打撃で戦う」

【写真】昨年のクリスマスに22歳になったばかり。可能性は無限大だ(C)MMAPLANET

12日(日)、大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR029が開催され、オトゴンバートル・ホルドバートルがGladiatorフライ級王座決定戦に出場し今井健斗と対戦する。
Text Manabu Takashima

この日はフライ級だけでなくライト級、フェザー級、そして暫定バンタム級と4試合のタイトル戦が組まれ、3階級でモンゴル人ファイターが王座を狙う。まさに令和の元寇というべき、J-MMA侵略に挑む全員が20代、なかでもオトゴンバートルは22歳になったばかりでプロMMAキャリアも2年目を迎えたルーキーといってよい選手だ。

プロデビューは昨年1月、3月にグラジのフライ級王座決定戦トーナメント準々決勝で初来日を果たすと久保健太をスイッチのハイキックからギロチンで切って落とした。

この時点で韓国から出場したチェ・ドンフンとともに優勝候補に挙げられるようになったが、そのドンフンがRoad to UFCに転身。準決進出を決めていたイ・スンチョルも負傷でトーナメントを離脱し、その後にONE転出を決めた。

消去法ながらNavEと早々にタイトルを掛けて戦うことが決まったオトゴンバートルだが、NavEの負傷からの回復待ち状態が続き5月、7月、10月大会とタイトル戦を戦う機会を失していた。この間7月に漢気・和田教良をパウンドアウト、10月にはBreakthrough Combat旗揚げ戦で風我から判定勝ちを収めている。

ベースはレスリングながら、卓越した打撃のセンスを持ちながら経験値は圧倒的に少ない草原のMMAの未来=オトゴンバートルにキャリア5戦目にして、待望のタイトル戦に挑む心境を尋ねた。


――対戦相手はNavE選手でなくなりましたが、ようやくグラジのフライ級王座決定戦を戦うことになりました。

「本当に嬉しいです。5月からずっとベルトが懸かった試合を待っていたので。毎回、オファーのたびにベルトは賭けられないのですかと尋ね続けてきました。なのでNavEが戦えなくても、イマイとタイトル戦を組んでもらえたことは凄く嬉しいです」

──12月25日のBreakthrough Combat02でチェ・スングクとのオファーがあり、受けました。その後グラジの王座決定戦の話が来て、BTC側からタイトル戦を優先させてもらっても構わないという話があってまとまった話だと伺っています。

「チェ・スングクはRoad to UFCで準優勝をしていたり、本当に素晴らしい選手で良い相手だと思っていました。ただグラジのフライ級タイトル戦は、ずっと待っていた試合だったので、チェ・スングク戦よりタイトル戦を選ばせてもらった形です。ハセガワ(長谷川賢)さんからは『どちらでも、戦いたい試合を戦って欲しい』と言って貰えて、凄く感謝しています」

──Road to UFCに出場したいという考えがあるなら、Gladiatorのベルトなのか。準優勝者に勝つこと、どちらが評価されるのかなど悩むことはなかったですか。

「どちらも良い機会だと思えました。ひょっとすればチェ・スングクに勝つ方が評価されるかもしれないです。ただ、グラジのチャンピオンはニャムジャルガルもそうですが、Road to UFCに毎回のように出ているので、グラジのベルトを待つことも可能性を広げるモノだと信じています。

なにより今井選手は米国のサイト(tapologyの日本フライ級で今井が34位で、オトゴンバートルが37位)のランクが、自分よりも上で試合経験も3倍あります。そういう選手に勝ってベルトを巻くことに意味があると思いました」

──その今井選手の印象を教えてもらえますか。

「オールラウンドで、全ての局面で自分の強さを出すことができる選手だと思います」

──前回勝利した風我選手の方が知名度は高いという見方も成り立ちますが、今井選手は地道に戦績を積み重ねてきた強味があるかと。

「自分は誰と戦っても、楽観視することはないです。イマイとフウガを比較することもないですし、相手のことが弱いと思って試合をしたことは1度もないので。それに試合というものは強い選手が勝つということでなく、運も影響するので読めるモノでないです。ただ自分は頑張るだけです」

──なるほど、です。風我戦で3Rを戦ったことをどのように捉えていますか。

「3Rを戦ったことがなかったのでフウガとの戦いは、凄く良い経験になりました。色々な攻撃を仕掛けてきたので、自分の課題も見つかりましたし。あの試合以降は、その課題の克服に努め練習してきました」

──その課題というのは?

「スタミナですね。この試合に向けて、心肺能力を高めるトレーニングを徹底しています」

──あの動きで、スタミナ不足を感じていたのですか!! 何度かリズムを崩すことがありましたが、すぐに自分の間合いを取り戻していました。

「蹴りを使った後、打撃のなかでバランスを崩すこともありました。そこは常に気をつけて、そのまま流れが悪くならないように立て直すことを習慣づけ、練習をしてきました」

──アジャスト振りは本当に見事でした。

「ありがとうございます(笑)」

──それについにテイクダウンの強さも見せてくれました。あの試合を解析してくれた中村倫也選手から、テイクダウンからグラップリングのつなぎが上達すると世界でも敵は少なくなるという言葉が聞かれました。

「自分は打撃戦が好きで、打撃を試合で見せたいと思っています。フウガ戦でも本来はレスリングを見せるつもりはなかったです。試合の流れで、レスリングの技術までは見せたのですが、グラップリングに関しては出す必要がある選手と戦った時に見せます。そんな試合が将来的にやってくることを期待してください(笑)」

──では次のタイトル戦、やはり打撃勝負ですか。

「いつも通り、打撃で戦うつもりです。ただイマイは組んでくると思うので、それを跳ね返して打撃をいれます。組まれても自分のベースはレスリングなので問題ないです。切って殴ります。

とにかく互いに悔いのないように頑張りたいです。12日のGladiatorはモンゴル人3選手がタイトル戦を戦う特別な日になります。皆、本当に頑張っているので会場に来て自分たちの試合を見て欲しいです。絶対に良い試合をします。アリガトウゴザイマス」


■視聴方法(予定)
1月12日(日)
午後3時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル
※メインカードのみ

■Gladiator029対戦カード

<Gladiatorライト級王座決定戦/5分3R> 
田中有(日本)
小森真誉(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定戦/5分3R>
今井健斗(日本)
オトゴンバートル・ホルドバートル(モンゴル)

<Gladiator暫定バンタム級王座決定戦/5分3R>
吉田開威(日本)
シンバートル・バットエルデネ(モンゴル)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R> 
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
岩倉優輝(日本)

<フェザー級/5分3R>
水野翔(日本)
桑本征希(日本)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
井口翔太(日本)

<ウェルター級/5分3R>
森井翼(日本)
井上啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ(日本)
藤原克也(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
花園大輝(日本)

<バンタム級/5分2R>
しゅんすけ(日本)
こう(日本)

<ストロー級/5分2R>
塩川玲斗(日本)
高橋佑太(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
八木祐輔(日本)

<バンタム級/5分2R>
野口蒼太(日本)
萩原和飛(日本)

<ウェルター級/5分2R>
後藤丈季(日本)
松生知樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆(日本)
熊崎夏暉(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
キンコンカンコンケンチャンマン(日本)

<ライト級/5分2R>
藤井丈虎(日本)
健椰(日本)

<フライ級/5分2R>
岩崎圭吾(日本)
福島祐貴(日本)

<OPバンタム級/5分1R>
岩田虎之助(日本)
小林龍輝(日本)

<OPライト級/5分1R>
LUCKYBOY慶輔(日本)
内山裕太郎(日本)

The post 【Gladiator029】令和の元寇、今井健斗とフライ級王座決定戦。オトコンバートル「いつも通り打撃で戦う」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Breakthrough Breakthrough Combat02 GFC Gladiator Level-G MMA MMAPLANET o Progress RIZIN Road to UFC Road to UFC2022 UFC YouTube   ソルト チェ・スングク チェ・ドンフン チャンネル 中原由貴 中島太一 今成正和 八隅孝平 北岡悟 原虎徹 古賀優兵 城戸泰介 安楽龍馬 森戸新士 椿飛鳥 石井逸人 長南亮 長谷川賢 須藤拓真 高橋SUBMISSION雄己

【Breakthrough Combat02】Progressで須藤拓真×中島太一。Xで呼びかけTUF準優勝者と古賀優兵決定

【写真】RTUで5試合を戦い、3勝2敗。それでいて通算戦績8勝3敗のチェ・スングク。今年の3月に原虎徹にスプリット判定勝ちでDouble GFCフライ級王者に。ちなみに前王者は今年のRTUを制したチェ・ドンフンだ (C)MMAPLANET

19日(木)、PROGRESS実行委員会より25日(水)に会場非公開&配信大会として開催されるBreakthrough Combat02の追加カード=ProgressとMMA各1試合が発表されている。
Text Manabu Takashima

グラップラー×MMAファイターという対戦軸のProgressルールでは須藤拓真×中島太一という68キロ契約の一戦が発表されている。これで同大会おけるProgressマッチは暫定ウェルター級チャンピオン森戸新士×チャレンジャー北岡悟。安楽龍馬×中原由貴のライト級王座決定戦。そして城戸泰介×椿飛鳥の71キロ契約マッチに続き4試合となった。

須藤はMMAファイターとしても活躍しているが、Level-Gライト級王者として今成正和から一本勝ち、全日本ノーギ茶帯フェザー級&オープンを制し、さらに高橋Submission雄己企画の50/50-1GPまで制しており、ノーギ日本最強といっても良い存在だ。


対する中島はプレスリリースによると、所属するロータス世田谷の八隅孝平代表から参戦要望が届き、今回の対戦が実現した。ところでBreakthrough Combatの前日計量が実施されているが、この両者の一戦は当日計量のキャッチウェイトとなったそうだ。

理由は勤め人の須藤は師走の繁忙期に2日も会社を離れることができないため。水曜開催という珍しさも、選手には色々と影響を与えることが伺える須藤の計量&休日事情だ。

一方のMMAマッチは韓国のチェ・スングク×古賀優兵というある意味ミスマッチが決まった。チェ・スングクはRoad to UFC2022のフライ級準優勝、さらにはRTU2023ではベスト8だった現Double GFCフライ級チャンピオンだ。

対する古賀はキャリア2勝4敗のファイターで、どう考えても実力は大きい。実はチェ・スングクはBreakthrough Combat旗揚げ大会でオトゴンバートル・ホルドバートルとの対戦が決まっていたが、交通事故に遇い正式発表前にこの興味深い一戦は流れていた。

その後、今大会で両者の対戦が組み直されていたが、オトゴンバートルにGladiatorフライ級王座決定戦の話があり、主催者側が発表前ということもありオトゴンバートルの意思を尊重し、チェ・スングクも他の相手と戦うことを了承したということ。

しかしながら、ここからチェ・スングクの対戦相手探しが難航した。結果、Xで長谷川賢が対戦募集を行うのと直ちにTRIBE TOKYO MMAの石井逸人から、古賀の推薦があったという。長谷川はTTMの長南亮代表に確認をいえると、以下のような返答があった(プレスリリースから抜粋)。

「チェ・スンググ選手の対戦相手を募集していると聞き、真っ先に石井逸人に『古賀を推薦しろ』と伝えました。『試合がしたいけど長南さんが組んでくれない』とぼやきながら毎日練習に来るアラサーの負け越しファイターですが、格闘技以外に特に好きな事もなくゾンビのように練習して時間だけが流れていく毎日。代表である自分はちゃんと定職に就いて、人並みの生活を送って欲しく思っているのに、彼の幸せはジムに来ては若い奴らと混ざって汗を流す毎日にあるようです。貧乏に生きる悔しさもなく、試合に負けてもさほど悔しくも無く、同じ毎日を過ごす中で転がり込んできたこのビッグチャンス。俺をはじめ見ている皆を驚かせて欲しい」と。

MMAバカか掴んだ千載一遇の機会。ここに手を挙げたことは今回の勝負だけでなく、今後の古賀のMMAファイター人生において突破口を開くことになれば──これこそBreakthrough Combatという新しい試みの存在意義となろう。

なお、リリースに寄せられた今回出場が発表された4選手の意気込みは以下の通り──やはり古賀が頭抜けて個性的だ。

須藤拓真
「前回のProgressでは引き込みで、ポイントを献上しての敗北。悔しい思いをしました。立ち技が出来ないやつと思われるのも癪なので、レスリングの練習を強化しました。今回はテイクダウンしまくって塩漬けにして逆にポイント勝ちを狙おうと思います! 進化した自分を見せます!レッグハンター改め、ソルト須藤です」

中島太一
「足関節技のスペシャリストと戦える事にドキドキワクワクしています。足ぶっ壊されないように頑張ります!」

チェ・スングク
「Double GFCプライ級チャンピオン、コリアン・ゾンビ所属のチェ・スングクです。ます対戦相手を探すのに大変な苦労をしてくださった関係者の方々に感謝します。そんな時にXで自分との試合で名乗り出てくれた古賀選手、本当にありがとうございます。日本で初めての試合ですが、全ての面で圧倒し一本勝ちします。それが今回、名乗りを挙げてくれた古賀選手への礼儀だと思います。いつかBreakthrough Combatのチャンピオンになって、ゆくゆくはRIZINのような大きな舞台で試合したいと思っていますので、見ていて下さい」

古賀優兵
「2連勝しオファーを待っていても、試合の声はかからず。相変わらずの毎日を過ごす日々。練習仲間は国際戦や大きな舞台で活躍しているけど、自分にはそんな機会は一生ないと思いながら毎日練習している。そんな時に韓国人の強豪選手の相手を探していると聞き、迷う事なく手を挙げた。断ったり躊躇する選手も多いと聞くが失うものの無いものに恐怖などない。私のような者に戦う機会を頂けた事深く感謝します。かつてない強豪と試合するにあたって長南代表には死んでこいと言われています。自分が持っている物を全てぶつけて死ぬ気で勝ちを取りに行きます」

また今回のチェ・スングク×古賀の試合決定の報には、他にも対戦募集に呼応した選手もあり、その選手らの今後の同大会の出場を考慮することも示唆されている。


■視聴方法(予定)
12月25日(水)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

The post 【Breakthrough Combat02】Progressで須藤拓真×中島太一。Xで呼びかけTUF準優勝者と古賀優兵決定 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Breakthrough DEEP Gladiator Gladiator029 MMA MMAPLANET NavE o ONE Road to UFC UFC YouTube イ・スンチョル オトゴンバートル・ボルドバートル ダギースレン・チャグナードルジ チェ・ドンフン チハヤフル・ヅッキーニョス チャンネル パンクラス パン・ジェヒョク 今井健斗 修斗 南友之輔 吉田開威 宮川日向 山上幹臣 岩倉優輝 松原聖也 桑本征希 森井翼 櫻井雄一郎 水野翔 風我

【Gladiator029】ついにオトゴンバートルが抜擢=今井健斗とフライ級王座決定戦。ヅッキーニョスはライト級へ

【写真】もちろん、結果は当然として勢いとやる気を買う。そんなタイトル戦こそ、今のJ-MMAに必要なのかもしれない (C)MMAPLANET

3日(火)、GLADIATORより年が明けて1月12日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR029でフライ級王座決定戦が組まれることが発表された。
Text Manabu Takashima

既にフェザー級王座決定戦=パン・ジェヒョク×ダギースレン・チャグナードルジと、バンタム級暫定王座決定戦=南友之輔×吉田開威戦に続き、3階級の王座決定戦が組まれることになる。


グラジのフライ級王座はニャムジャルガル・トゥメンデムベレルが昨年3月にNavEを下して新王者になった直後にRoad to UFCと契約して王座を返上。その後、今年の2月からフライ級王座決定トーナメントを開き、準々決勝が消化した時点で2人の生き残り組=チェ・ドンフンとイ・スンチョルという韓国勢がトーナメントを離れた。

前者はRoad to UFCへステップアップ、後者は負傷欠場からストロー級に階級を下げてONE FFと契約を果たした。この間、グラジでは残りの準決勝進出を決めていたNavEとオトゴンバートルの間で王座決定戦を5月大会と7月大会で組もうと動いていたが、ヒザを負傷したNavEが応じることはできなかった。

オトゴンバートルは10月のBreakthrough Combatで風我を倒した際も、グラジのフライ級王座決定戦で戦うことを強く要望していた。しかしながら、NavEがヒザの手術に踏み切ったことで1月出場はなくなり、オトゴンバートルは将来の目標であるRoad to UFC出場に向け、今月12月25日に行われるBreakthrough Combatで某Road to UFCベテランとの対戦を一度は合意していた。

その後、グラジの櫻井雄一郎代表より今井との王座決定戦という打診があり、Breakthrough Combatがオトゴンバートルの意思を尊重しフライ級王座決定戦に挑むことを了承した。

今井はDEEP名古屋大会でキャリアをスタートさせ、パンクラスを経て今年5月にグラジに初参戦。アンダードッグとして見られていた元修斗世界ストロー級王者の山上幹臣戦でTKO勝ちで番狂わせを起こし、7月にはパンクラス大阪大会で松原聖也、10月のグラジで宮川日向を判定で下し、国際戦をアピールしていた。

櫻井代表は「試合結果は当然として、選手達の勢い、やる気を評価し、その想いをぶつけるに相応しい場に抜擢していく」と明言し、今井とオトゴンバートルの王座決定戦が決まった。

テイクダウンからコントール&スクランブル戦を得意とする今井。オトゴンバートルはグラジの2試合では豪快なフィニッシュ勝利を挙げてきたが、風我戦で初めてベースとなるレスリング力の高さを見せていた。風我戦は今井陣営が戦略を練るうえで相当に参考になることは違いない。

MMAイベントにストーリーの展開は欠かせない。同時にMMAは強さが物語を紡ぐ原点にある。そういう意味でも、注目の王座決定戦といえる。

また今回の発表では3回戦でライト級転向のチハヤフル・ヅッキーニョスがTTFC、HEATと韓国勢を連破した岩倉優輝と。ウェルター級で井上敬太が2年4カ月振りのMMA復帰し、森井翼と。そして水野翔が桑本征希と相対するフェザー級戦が組まれることも明らかとなっている。眠れる大器=井上、フェザー級トーナメント出場組が、新たな戦いに歩み出す試合も注目だ。

なお王座決定戦に出場する両者がプレスリリースに寄せたコメントは以下の通りだ。

オトゴンバートル・ボルドバートル
「タイトル戦が決まり、とても嬉しいです。トレーニングはいつも通り行っていて、コンディションも良いです。試合の準備は万端です。対戦相手が誰であっても、私は試合を受ける準備ができています。素晴らしい試合をさせていただけて、GLADIATORに感謝しています」

今井健斗
「GLADIATOR 3戦目にして早速タイトル戦のオファーを頂きありがとうございます。オトゴンバートルとはいつか当たると意識していましたが、思ったより早く機会を頂けて嬉しいです。過去最強の相手ですが、試合当日ベストの自分をぶつけて必ず勝ちます。下馬評をひっくり返してベルトを岐阜に持ち帰るので楽しみにしていて下さい」

■視聴方法(予定)
1月12日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

The post 【Gladiator029】ついにオトゴンバートルが抜擢=今井健斗とフライ級王座決定戦。ヅッキーニョスはライト級へ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB ACA Black Combat Column Gladiator MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC UFC UFC300 UFN UFN248 イェン・シャオナン キム・ドンヒョン ジャン・ウェイリ ジャン・リーポン ソン・ヤードン チェ・ドンフン デイヴィソン・フィゲイレド ピョートル・ヤン ユ・スヨン リー・ジンリャン 中村倫也 佐々木憂流迦 安西信昌 平良達郎 徳留一樹 手塚基伸 日沖発 朝倉海 木下憂朔 本野美樹 水垣偉弥 河名マスト 漆谷康宏 風間敏臣 魅津希 鶴屋怜

【Column】マカオで11年振りにUFCを取材して……何だかんだと、詮無いことを考えてしまった

【写真】本当にすさまじい盛り上がり方だった (C)MMAPLANET

23日(土・現地時間)にマカオのギャラクシー・アリーナで開催されたUFN248:UFN on ESPN+106「Yan vs Figueiredo」。メインのピョートル・ヤン×デイヴィソン・フィゲイレドの激闘に沸き返る1万2000人超の館内をケージサイドから眺めて、「全然違う」と素直に思わされた。
Text by Manabu Takashima

何が違うのか。過去のマカオ大会とは、明らかに別モノだった。UFCが前回マカオでイベントを行ったのは2014年8月23日、もう10年以上も前になる。

ギャラクシー・マカオとアヴェニーダ・シダージ・ノヴァを隔てたザ・ベネチアン・マカオのコタイ・アリーナに7000人強のファンを集めたUFN48のメインは、奇しくも今大会でカラーコメンテーターを務めたマイケル・ビスピンが、カン・リーと相対した一戦だった。

マカオに初めてUFCが進出したのは、その2年前。2012年11月10日のUFC Macao(UFC Fuel TV06)で五味隆典、水垣偉弥、手塚基伸、漆谷康宏、福田力と日本人5選手も出場した。同大会での中国人ファイターの出場はジャン・ティエチュエンの1選手のみ。それでもコタイ・アリーナに8000人のファンを動員し、日本大会と並びアジアで定期的にイベントが行われるという期待が寄せられた。

この後、今はUFCを去ったマーク・フィッシャーを長とするUFCアジアは、TUF Chinaを軸とした中国人選手の育成という命題を挙げ引き続き2 度に渡りコタイ・アリーナ大会を取り行っている。2014年3月のTUF China Finale大会では、そのTUF Chinaウェルター級決勝戦でジャン・リーポン×ワン・サイが組まれ、ジュマビエク・トルスンと3人の中国人ファイターと共に日沖発と徳留一樹が参戦した。

上記にあるUFN48ではTUF Chinaフェザー級決勝ニン・グォンユ×ヤン・ジェンピン、ジャン・リーポンとワン・サイ&ヤン・ジークイと中国人選手は5人に増え、日本人出場選手は安西信昌と佐々木憂流迦の2人だった。

これら過去のマカオ3大会の集客数は6000人から8000人、コタイ・アリーナの一部を使用するスケールでイベントは実施された。3大会連続出場はキム・ドンヒョン。特に中国がフューチャーされるという風ではなく、アジア大会という空気感だったことが思い出される。

あれから10年、UFCにおける中国の存在感は比較にならないほど、重要になっている。

世界女子ストロー級王者ジャン・ウェイリは当然として、男子でもバンタム級のソン・ヤードンやウェルター級のリー・ジンリャンが北米要員として地位を確立。20人に及ぼうかという契約配下選手の多くは、上海PIで最先端のトレーニング環境が与えられ、現地のローカルショーからRoad to UFCという道を経て最高峰に辿り着いている。

フロリダのキルクリフFC、サクラメントのチーム・アルファメールと中国人選手が米国のジムで練習、所属することは何も珍しくなくなった。

今回のマカオ大会には上に名前を挙げた中軸ファイターの出場はなかったが1カ月に 3度から4度、世界のとこかで見られるUFCの日常的なイベントで、中国のファンたちはお祭り騒ぎ状態だった。

UFC300でジャン・ウェイリに挑戦したイェン・シャオナンを始めとする10人の同朋に、1万2000人越えの大観衆は「加油(チャーヨー」と、力いっぱい叫び続けた。特別でなく、ご当地ファンを応援する。そして世界のトップに声援を送るという──熱狂がギャラクシー・アリーナに渦巻いていた。

メディアの数は昨年、一昨年のシンガポール大会とは比較にならないほど多かった。プレスルームもそれだけ巨大だ。ざっと見まわして、中国メディアの数は80を下らなかっただろう。

それだけ投資をした結果といえばそれまでだが、お祭りでなく日常がビジネスになることは、大きい。何よりマカオ大会の熱狂は中国の人々のUFCを見る目が肥え、UFCを楽しめるようUFCが手を尽くしてきたからこその結果だ。

天文学的な額の投資やその勢いを買うだけの経済基盤が、かの国にある。だから時間を掛けることができた。投資を回収できないのであれば事業の見直すことになることも承知し、それだけ費やしてきた。残念ながら、我が国の経済はそのような余裕はない。プロモーターやファイター、ジム関係者、専門メディア、皆がそうだ。いうと一国全自転車操業状態。だから、目の前の利益を追求する必要がある。

複数の日本人ファイターがUFCのメインカードに名を連ね、サッカーのプレミアリーグで活躍したり、MLBでレギュラーを務める選手のような名声を得るにはどうしたら良いのか。そのような日はやってくるのか。

強さを追求しているだけでは食っていけないという言い訳をやめて、格闘技の本質を曲げないでいられるのか。あるいは強さが絶対の価値観を持つMMA界とするために、投機できるビリオンネアーが現れるのを待つのか。ギャラクシー・マカオを闊歩する大陸からやってきた人達を眺めつつ、そんな現実離れした考えしか思い浮かばなかった。

それでも今、日本のMMA界に奇跡的な神風が吹こうとしている。朝倉海のUFC世界フライ級王座挑戦は、特別なことだ。9年振り9カ月振りの日本人のUFC世界王座挑戦が、デビュー戦。彼の日本における影響力の大きさとフライ級の現状が合致した特別な世界王座挑戦に加えて、このチャレンジに化学反応を示す下地が今は少なからずある。

格闘技・冬の時代と呼ばれた頃に、「UFCで戦いたい」と猫も杓子も口にしていたのとは違う──本気で強さを追求することで、選択肢がUFC一択となったファイター達が存在している。平良達郎、中村倫也、鶴屋怜、木下憂朔、風間敏臣、井上魅津希──そんな面子に、Road to UFCと同時開催なんてことがあるなら強さを追求する純度と強度が高まるイベントの実現も可能になるに違ない。

この動きを一過性でなく、恒常性とするには……強さが軸となるマッチメイクをプロモーターが組める仕組みを構築すること。それにはファイターとプロモーターが対等の立場になる環境創りが欠かせない。過去の慣例に縛られない。過去の成功例でなく、今の成功例に目をやること。

近い例でいえば、それこそ朝倉海の大抜擢だ。なぜ、デビュー戦&世界挑戦が現実のモノとなったのか。彼はRIZINが求めることをやり抜き、UFCが求めるモノを追求してきた。その姿勢を学ばずに「RIZINで戦いたい」、「UFCと契約する」と口にしても、正直どうしようもない。

Road to UFCも然りだ。入口に立つことが大切なのは、UFC本大会であってRoad to UFCではないはず。出場を目指してレコードを綺麗にするために、強い相手との対戦を避けるような姿勢では、豪州が加われることが予想される次回大会を勝ち抜くことができるだろうか。

今やコンテンダーシリーズもそうだが、Road to UFCという「勝てば官軍」的なトーナメントで生き残るのは綺麗なレコードは当たり前。それも強い相手を食って、綺麗なレコードである必要がある。

韓国人ファイターだが、ユ・スヨンは昨年12月のNAIZA FCの敗北後に1月にBlack Combatでキム・ミウ戦と戦った。結果はNCだった。この2試合を経てRoad to UFCに出場できなかったかもしれない。

と同時に、この2戦を経験していないと今の強さがなかったかもしれない。要はユ・スヨンはRoad to UFCで戦う権利を得るために、チャレンジをした。

チェ・ドンフンは強いが試合が面白くないという韓国内での評判を、Gladiatorの2戦で払拭した。日本での試合は、現状を変えるために必要だった。

倒せる武器があることを自認し、準決勝まで勝利を最優先とした。そしてファイナルは見事なKO勝ちを飾った。彼もまた昨年12月と今年の2月と日本で戦って、Road to UFC出場権を得ている。

レコードが汚れるリスクを冒して、戦績を積んだうえでRoad to UFCに出場しても勝てないこともある。実際に河名マストや本野美樹はそうだったと言える。だからこ、その姿勢を評価する業界になることが、日本が強くなる第一歩ではないだろうか。

頂きを目指すには、登山口がどこにあるのか。そのルートをしっかりと確認、精査しないと登山はできない。その挑戦が成功例も失敗談も将来に活かすことはできないままで終わる。

根本として、日本を強くするのはプロモーターではない。ジム、そしてファイターだ。それを評価するのがプロモーターの役割で、さらに商売にする才覚が求められる。中継パートナーも同様だろう。ではメディアの役割とは何か……正直、専門メディアの役割など、もうとうになくなったのではないかと思っている。

フォロワーが多いインフルエンサーに、しっかりと格闘技を伝えてもらう方がよほど、Yahooへの転載でPV数を増やしてGoogle広告で生き永らえようとする専門メディアより影響力があるはず。影響力のある有名人や中継局、大手メディアに対して、情報提供でなく知識の共有を目指した記事を書く。それが、実はネット時代になる以前と変わらぬ専門メディアが果たすべき役割だ。


The post 【Column】マカオで11年振りにUFCを取材して……何だかんだと、詮無いことを考えてしまった first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN248 キル・シン・サホタ チェ・ドンフン ボクシング

【UFN248】決勝で強烈なKO勝ち。RTU2024フライ級ウィナーは、サホタを右で沈めたチェ・ドンフン

【写真】チェ・ドンフンが完璧な一撃でUFC本戦契約をゲット!(C)MMAPLANET

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
Def.1R2分36秒 by KO
キル・シン・サホタ(英国)

チェ・ドンフンが右に回る。サホタが左ジャブを突きながら、プレスをかける。右スピニングバックを見せたサホタに対し、チェ・ドンフンが右カーフを蹴った。前後に大きくステップするチェ・ドンフン。ともにクリーンヒットはなく、場内からブーイングが飛ぶ。チェ・ドンフンがサホタの右ローをキャッチに行くも捕まえられず。しかし至近距離でチェ・ドンフンが右ショート、首相撲からダーティボクシングを見せる。

離れたチェ・ドンフンは、距離を詰めてくるサホタに右クロスを見舞う。左縦ヒジを見せるサホタ。しかしチェ・ドンフンが一度距離を取り、至近距離で右から返しの左フックを当てると、サホタの動きが止まる。そのサホタのアゴに頭を下げながら右を叩き込み、チェ・ドンフンがKO勝ちを収めた。

RTU優勝でUFCとの契約を勝ち取ったチェ・ドンフンは歓喜の雄たけび、腰振りダンス、そして側転を見せた。


The post 【UFN248】決勝で強烈なKO勝ち。RTU2024フライ級ウィナーは、サホタを右で沈めたチェ・ドンフン first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Black Combat DEEP MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN248 YouTube イェン・シャオナン オジー・ディアス カーロス・アルバーグ カーロス・ヘルナンデス ガブリエラ・フェルナンジス キル・シン・サホタ クァン・リー シャオ・ロン シー・ミン ソン・ケナン タバタ・ヒッチ チィルイイースー・バールガン チェ・ドンフン チャン・ミンヤン デイヴィソン・フィゲイレド ピョートル・ヤン フン・シャオカン マァフゥシャトゥ マラブ・デヴァリシビリ ムスリム・サリコフ ユ・スヨン ロナー・カヴァナ ワン・ソン 原口伸 透暉鷹 野瀬翔平

【UFN248】打高組低=Road to UFCバンタム級決勝へ。ユン・スヨン「グラップリングで攻め続ける」

【写真】それでも自分を貫く。それが、勝利を手にする最善の策なのだろう(C)MMAPLANET

明日23日(土・現地時間)、マカオはコタイにあるギャラクシー・アリーナで開催されるUFN248:UFN on ESPN+106「Yan vs Figueiredo」に組み込まれたRoad to UFC決勝戦。
Text by Manabu Takashima

そのバンタム級ファイナルで、ユ・スヨンがチィルイイースー・バールガンと戦う。Black Combatで3階級制覇。カザフスタンでもNIZAでバンタム級王者となり(昨年12月に王座陥落)、日本ではご存じのようにDEEPバンタム級のベルトを巻いた(Road to UFCに出場するために返上)ユ・スヨンは、初戦で野瀬翔平に組み勝った。

組み伏せることへの評価が減少したMMAにあって、ユ・スヨンは組み続けて勝つという――自分のスタイルを貫くことを決めていた。


――1週間後にRoad to UFCの決勝が迫ってきました(※取材は16日に行われた)。今の気持ちを話していただけますか。

「コンディションは凄く良いです。減量も順調ですし、作戦も出来上がりつつあります。このままいけば、大会当日は良い試合を見せることができると思います」

――米国では調整に苦労したと伺いました。今回はマカオですが、その辺りに関して気持ち的には楽ですか。

「長時間の飛行機の旅は、コンディションにも少なからず影響を与えると思います。でもマカオまでは4時間ほど、映画を2本でも視れば到着します。なにより時差が少なく、調整のために早く現地入りする必要もないので、気持ちは楽です。最後まで韓国で調整できますし。ただ減量に関しては、毎回違ってくるのでそこは慎重になっています」

――チィルイイースーを相手に完全アウェイとなることも考えられます。

「上海のPIで、チェ・ドンフン選手が中国人選手と戦った試合を見ていてアウェイだとは感じました。チェ・ドンフン選手も『良くない意味で特別でした』と話していました。実際にオクタゴンに立ってみて、どのように思うのか。それは分からないですが、今のところは気にしていないです。とにかく自分のやるべきことをやる。そこに集中したいと思います」

――Road to UFCでなく、UFCのイベントです。UFCファイターの中で戦うことになります。

「まだ決勝で勝ったわけでも、契約できたわけでもないです。なので、しっかりと気を引き締めて戦うだけで。Road to UFCだとか、UFCで試合が組まれたとかは関係ありません。ただマカオで中国人選手と戦うことで、注目度が高くなるはずです。そういう場で、中国の選手に勝つことで注目度が上がる。それはチャンスだと捉えています」

――ではチィルイイースーとの対戦に向けて、特別な対策練習などしてきましたか。

「相手云々よりも、自分の良さが出せるように仕上げてきました。Road to UFCの初戦、準決勝を経験して自分のグラップリングの強さを出して戦いたいと思うようになったので」

――それは過去2試合のデキには、満足できなかったということでしょうか。

「う~ん……。1回戦は打撃が足らなくて、準決勝は打撃だけでなく、もっとトップコントロールできたはずだと考えています。そこに悔いが残っているので、しっかりと修正し強くなったユ・スヨンを見てもらえると思います」

――ではチィルイイースーの印象を教えてください。

「気持ちが強く、技術的には右ストレートには気をつけないといけないです。ただ、そこを上手く戦うことができれば問題ない相手です」

――透暉鷹選手にも右を当てて、テイクダウンに入っていました。

「あれは透暉鷹選手が相手だから、できただけだと思います。自分は透暉鷹選手とは違い後ろ足重心になって、パンチからテイクダウンされても即スイープを仕掛けることができます」

――準決勝で原口伸選手が敗れた試合に代表されるようにテイクダウンとコントロールへの評価が下がっているなかで、試合の組み立て方をアジャストする必要を感じることは?

「何が正解かは分からないですが、殴って来れば組んでテイクダウンへ。距離を取ってくるなら、自分の方が詰めて殴る。そんな風に戦おうと思います。スタイル的にマラブ・デヴァリシビリのように力強いグラップリングで先手を取る。何度も、ぶつけることが必要だと思います。15分間、自分がグラップリングで攻め続けます。その自信はあります」

――日本人選手が決勝に残らなかった決勝戦。日本のファンはDEEPチャンピオンだったユ・スヨン選手を応援するかと思います。そんなファンに一言お願いできますか。

「Road to UFCの決勝まで進めたことで、ある程度はDEEPのチャンピオンとして強さを見せることができたのは嬉しいことです。日本人選手と戦ってグラップリングのレベルの高さは分かっています。そういう戦いを経験して、自分も強さを身につけることができました。毎試合、成長しているユ・スヨンを見せるつもりですので、楽しみにしてください」

■視聴方法(予定)
11月23日(土・日本時間)
午後5 時00分~UFC FIGHT PASS
午後4時45分~U-NEXT

■UFN248計量結果

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン: 135.5ポンド(61.46キロ)
デイヴィソン・フィゲイレド: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)
タバタ・ヒッチ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ソン・ケナン: 171ポンド(77.56キロ)
ムスリム・サリコフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ワン・ソン: 126ポンド(57.15キロ)
ガブリエラ・フェルナンジス: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア: 206ポンド(93.44キロ)
カーロス・アルバーグ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
オジー・ディアス: 205ポンド(92.99キロ)
チャン・ミンヤン: 205ポンド(92.99キロ)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
ユ・スヨン: 135.5ポンド(61.46キロ)
チィルイイースー・バールガン: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
キル・シン・サホタ: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFC女子ストロー級決勝/5分3R>
シー・ミン: 115.5ポンド(52.38キロ)
フン・シャオカン: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
カーロス・ヘルナンデス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ニャムジャルガル・トゥメンデムベレエル: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
ロナー・カヴァナ: 126ポンド(57.15キロ)
ホセ・オチョア: 125ポンド(56.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
シャオ・ロン: 135ポンド(61.24キロ)
クァン・リー: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ニコラス・モッタ: 155ポンド(70.31キロ)

The post 【UFN248】打高組低=Road to UFCバンタム級決勝へ。ユン・スヨン「グラップリングで攻め続ける」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Black Combat DEEP Grachan MMA MMAPLANET NEXUS o Road to UFC UFC UFN UFN248 YouTube   イェン・シャオナン オジー・ディアス カーロス・アルバーグ カーロス・ヘルナンデス ガブリエラ・フェルナンジス キル・シン・サホタ クァン・リー シャオ・ロン シー・ミン ソン・ケナン ソン・ヤードン タバタ・ヒッチ チィルイイースー・バールガン チェ・ドンフン チャン・ミンヤン デイヴィソン・フィゲイレド パンクラス ピョートル・ヤン フン・シャオカン ブラック マァフゥシャトゥ ムスリム・サリコフ ユライア・フェイバー ユ・スヨン ロナー・カヴァナ ワン・ソン

【UFN248】計量終了 続報女子握手問題&グータッチ禁止?! ジョーカーorオバQ、ブラックさん現れる

【写真】このメイクは正直、微妙。でも、そのやる気は買いたい(C)MMAPLANET

22日(金・現地時間)、明日23日(土・同)にマカオはコタイのギャラクシー・アリーナで開催されるUFN248:UFN on ESPN+106「Yan vs Figueiredo」の計量が同地アンダース・ホテルのボールルーム16で行われた。
Text by Manabu Takashima

メインはピョートル・ヤンとデイヴィソン・フィゲイレドの元バンタム級&フライ級の世界王者対決。昨日の会見で「チーム・アルファメールで練習しているらしいけど、あのチームのファイターと俺はこれまで3度戦って3勝0敗だ。それが4勝0敗になるだけ」とフィゲイレドだけでなく、壁際で会見の様子を眺めていたユライア・フェイバーまで挑発したヤンだったが、計量後のフェイスオフでは互いに目立った挑発行為は見られなかった。

そのヤンは中国メディアのソン・ヤードンと再戦はないのかという問いに「俺はあいつを買っている。だから、もうあんな酷い目に合わせたくないんだ」と英語で返答。その英語が相当にスローモーだったため、逆に強烈な嫌味を発しているようにも見え――元ポルトガル領のマカオですっかりヴィランの役割を果たしていた。

ランク2位ながら10位との対戦を受けた理由を会見で「このオファーを受けたのは、ただ一つ母国のファンの前で戦いたかったから」と話していたコメイン出場のイェン・シャオナンも、タバタ・ヒッチと共に問題なく計量をクリアしていた。

2時間設けられた本計量、残り15分でワン・ソンと相対するガブリエラ・フェルナンジスがパスし全13試合、計26選手全員が計量失敗することなく終了した。

フェルナンジスが計量を終えた15分後に始まったフェイスオフ。その彼女と戦うワン・ソンはジョーカーの異名通りのメイクで登壇し、中国語でフェルナンジスを挑発する。しかし、笑顔を浮かべて若干オバQのようなワン・ソンに対し、「何を言っているのか分からない」とフェルナンジスは苦笑いを浮かべるのみだった。


それでもワン・ソンとフェルナンジスはしっかりと握手をして別れた。MMAPLANETが追い続けるファイスオフで女子選手は握手をしない問題――。今回は13試合中2試合で、フェイスオフ前後ともに握手がなかった。一つはRoad to UFC女子ストロー級決勝で同胞対決となるシー・ミン×フン・シャオカン。もう1試合はライトヘビー級=ヴォルカン・オズデミア×カーロス・アルバーグだ。

とはいえオズデミアとアルバーグの両者は向かい合うとグータッチをしようとし、拳を握っていたからか立会人のミック・メナードがスッと手を差し伸ばして両者の接触を避けた。つまり、事実上握手をしなかったのはシー・ミンとフン・シャオカンのみ。UFCマカオ大会でも女子は握手をしない説はまかり通ったことになる。

そんな計量でワン・ソンに次ぎ、気合が入っていたのがニャムジャルガル・トゥメンデムベレエルだ。モンゴルの民族坊を被り、胸の大きな虎のタトゥーの迫力が際立つニャムジャルガルに、UFCスタッフから「スーパークール」という声も聞かれた。

また計量会場にはBlack Combatのブラック代表の姿も確認されている。自らのプロモーションのバンタム級王者ユ・スヨンの戦いを見届けにきていたブラックさんに12月28日のコリョ大学でのイベントについて尋ねると、「日本から4選手が出場する」と明言。パンクラスのクリスマス決戦こそなくなった2024年だが、日韓MMAワールドは大晦日前の最後の1週間で未発表のイベントも合わせると4大会が実施される模様だ。それ以前に国内では上記にあるパンクラス、DEEP、NEXUS、GRACHAN、韓国ではZFNも行われ――まさにJ&K MMA界は僧侶こそ走り回ることはないが、大忙しの1カ月になりそうだ。

■視聴方法(予定)
11月23日(土・日本時間)
午後5 時00分~UFC FIGHT PASS
午後4時45分~U-NEXT

■UFN248計量結果

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン: 135.5ポンド(61.46キロ)
デイヴィソン・フィゲイレド: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)
タバタ・ヒッチ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ソン・ケナン: 171ポンド(77.56キロ)
ムスリム・サリコフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ワン・ソン: 126ポンド(57.15キロ)
ガブリエラ・フェルナンジス: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア: 206ポンド(93.44キロ)
カーロス・アルバーグ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
オジー・ディアス: 205ポンド(92.99キロ)
チャン・ミンヤン: 205ポンド(92.99キロ)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
ユ・スヨン: 135.5ポンド(61.46キロ)
チィルイイースー・バールガン: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
キル・シン・サホタ: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFC女子ストロー級準決勝/5分3R>
シー・ミン: 115.5ポンド(52.38キロ)
フン・シャオカン: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
カーロス・ヘルナンデス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ニャムジャルガル・トゥメンデムベレエル: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
ロナー・カヴァナ: 126ポンド(57.15キロ)
ホセ・オチョア: 125ポンド(56.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
シャオ・ロン: 135ポンド(61.24キロ)
クァン・リー: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ニコラス・モッタ: 155ポンド(70.31キロ)

The post 【UFN248】計量終了 続報女子握手問題&グータッチ禁止?! ジョーカーorオバQ、ブラックさん現れる first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN248 YouTube   イェン・シャオナン オジー・ディアス カーロス・アルバーグ カーロス・ヘルナンデス ガブリエラ・フェルナンジス キル・シン・サホタ クァン・リー シャオ・ロン シー・ミン ジャスティン・ゲイジー ソン・ケナン タバタ・ヒッチ チィルイイースー・バールガン チェ・ドンフン チャン・ミンヤン ディエゴ・ロピス デイヴィソン・フィゲイレド ピョートル・ヤン フン・シャオカン マァフゥシャトゥ マックス・ホロウェイ ムスリム・サリコフ ユ・スヨン ロナー・カヴァナ

【UFN248】「BMFタイトル戦には敗者はいない?」。マカオを訪れたジャスティン・ゲイジーに訊く

【写真】ショートインタビューだったが、早口で多くを話してくれたゲイジー。しゃべりも勢いがあります (C)MMAPLANET

23日(土・現地時間)、マカオはコタイにあるギャラクシー・アリーナで開催されるUFN248:UFN on ESPN+106「Yan vs Figueiredo」にジャスティン・ゲイジーが、ディエゴ・ロピスと共にゲストファイターとして訪れている。
Text by Manabu Takashima

もはや東洋のラスベガスといっても過言でないマカオ・コタイ地区のナイトライフを楽しんでいると公言するゲイジーに、そのファイトスタイルとBMF王座、そしてUFC世界ライト級タイトルの関係性について尋ねた。


――ジャスティン、実はWSOF時代に日本のGONGマガジンのインタビューをラスベガスでさせていただいたことがありました。もう10年も昔の話になりますが……。

「10年っていうことはないだろう。15年は昔だよ(※ゲイジーのMMAデビューは2012年)」

――とにかく大昔ですね。お父さんやおじいさんが銅の採掘をしていたという話をしてくれました。

「あぁ、アリゾナのモレンシー銅山で穴を掘っていたんだ」

――あの時、D-1オールアメリカン・レスラーのジャスティンに「なぜ、テイクダウンを使わないのか」を尋ねました。そうすると「レスリングじゃない。プロのファイトはファンをエキサイトさせないといけない」という風にジャスティンが返答してくれた記憶があります。

「それが俺のファイトだからね。レスリングをやるためにMMAファイターになったわけじゃない。ファイトをして稼ぐためにMMAを戦ってきたんだ」

――ハイ。そのスタイルをWSOFで3年間続けてUFCに転じた時は、正直なところジャスティン・ゲイジーもいよいよ戦い方を変える時がきたと思っていました。世界最高峰であの戦いを続けることはできないだろうと。それが……。

「ノー。俺は変わらない。これまでも、これからも。心配しなくて良いよ。俺はずっと、このままだ(笑)」

――いや、体のことは心配しますよ(笑)。

「アハハハハ。そこも心配しなくて構わない。なぜなら、俺が選んだことだから。レスリングは疲れる。レスリングをやると、バテて試合も勝てない。だから、殴り合っているんだ。それが俺の勝ち方で。レスリングをやっても、俺は勝てない」

――D-1オールアメリカン・レスラーが、本当にそうなのでしょうか。

「ファンだって、こっちの方が良いだろう? 俺もこっちが好きなんだ。レスリングじゃない、ファイトが」

――もちろんファンも、プロモーターもその方が良いです。では家族はどうでしょうか。

「おお、そっちか……。でもさ、マムが双子の俺たちにレスリングをやらせたんだ。4歳の時にゴルフキャップを持ってきて、ゴルファーになるか、レスリングをやるのかって尋ねられた。俺たちはゴルフを選ぶ気は一切なかった。でも、こうやって自分のスタイルを続け、いつだって求められた試合をしてきたことで今の俺がある。ファイトしてきたから、皆が俺を認めてくれたんだ」

――確かに普通のUFCファンは、世界王者を全て知っているわけではないですしね。

「でも、俺のことは忘れないだろ。それは俺があの戦いを続けてきたからだ」

――そこでジャスティンに尋ねたいことがありました。BMFのタイトル戦を戦う時と、UFC世界ライト級選手権を戦うときは気持ちの面など違いはあったのでしょうか。

「う~ん、リアルベルトが掛かっている時はプレッシャーがより大きかった。だって、勝つしかないだろ? チャレンジャーは。1試合、1試合がそれぞれしっかりと経験になるのは絶対だ。ただし勝って手にしてきてモノは、負けると全て奪われる。だからこそ、全ての試合で新しい経験ができる。そして、試合が終わると自分が何者が再確認できるんだ。全てが経験値を高めてくれる。それでも、世界タイトル戦のプレッシャーは群を抜いている」

――その点でいえば、BMFタイトル戦は戦う意思を見せ続ければ試合に負けても、敗者はいない。そんな印象を与えることができる戦いになります。

「うん、その意見は正しいな。ファイトはファンが喜ぶためにあるからね。そうだな……逃げずに、真っ向から戦う姿を見せることができればファンは文句を言わない。そして俺は自分がやりたいように戦っている。俺のファイトを、俺のことを皆がいつまでも覚えてくれるような戦いを続けたい。それには、インパクトのあるフィニッシュが欠かせない。

俺はマックス・ホロウェイでKOされた。ただし、そこには勝敗を超越した何かがあって……その何かを皆に見てもらうことはできたはずだ。それでも勝者と敗者は違う。負け喜んでいるヤツはない。ただし、ファンに認められているなら敗者はいないという意見は正しいと思う」

――ではジャスティンはUFC世界王座挑戦と、BMFタイトル挑戦を二者択一ということが起こった時には、どちらにチャレンジしたいと思うのでしょうか。

「もちろんライト級のワールドタイトルだ」

――それでも戦い方は変えない?

「MMAってクレイジーなんだ。俺が(シャーウス)オリヴェイラにレスリングを仕掛けてどうなる? ヤツの庭に自分から飛び込んでいくようなモノだろ?  一発、アイツの頭にパンチをぶち込んだら勝てる。殴り倒してからも、寝技をさせないためにパウンドにもいかなった。オリヴェイラが背中をつけていたから。それでも、俺は負けた。クレイジーだよ」

――オリヴェイラがスタンドで待つジャスティンに右を当ててダウンを奪ってから後ろ三角、そしてRNCで逆転勝ちでした。となると、さきほどレスリングをすると疲れると言っていましたが、例えばダゲスタンのレスラーとレスリングを使って戦うのも手ではないでしょうか。

「そりゃあ、使うだろう。ただしテイクダウンを奪うことだけがレスリングじゃない。テイクダウンを切るのもレスリングだ。レスリングはオフェンスとディフェンスがある。俺はレスリングを立って戦い続けるために使う。KOするために。足を蹴って頭を殴って倒すために、ね」

――そんなジャスティンの試合を次に見られるのは、いつ頃だと期待して良いですか。

「3月だ。俺は3月に戦いたい。相手は分からないけど、UFCが決めることだ」

――またビッグファイトになりそうですね。

「そりゃあ、そうだ。俺はいつだってビッグファイトをやってきたから」

■視聴方法(予定)
11月23日(土・日本時間)
午後5 時00分~UFC FIGHT PASS
午後4時45分~U-NEXT

■UFN248対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン(中国)
タバタ・ヒッチ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ソン・ケナン(中国)
ムスリム・サリコフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ワン・ソン(中国)
ガブリエラ・フェルナンジス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア(スイス)
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
オジー・ディアス(米国)
チャン・ミンヤン(中国)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
ユ・スヨン(韓国))
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
キル・シン・サホタ(英国)

<Road to UFC女子ストロー級準決勝/5分3R>
シー・ミン(中国)
フン・シャオカン(中国)

<フライ級/5分3R>
カーロス・ヘルナンデス(米国)
ニャムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
ロナー・カヴァナ(英国)
ホセ・オチョア(ペルー)

<バンタム級/5分3R>
シャオ・ロン(米国)
クァン・リー(ベトナム)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ(中国)
ニコラス・モッタ(ブラジル)

The post 【UFN248】「BMFタイトル戦には敗者はいない?」。マカオを訪れたジャスティン・ゲイジーに訊く first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 Black Combat Gladiator MMA MMAPLANET o UFC UFN ESPN+106 UFN248 キル・シン・サホタ チェ・ドンフン ブログ

【UFN248】Road to UFCフライ級決勝へ、チェ・ドンフン「鶴屋怜選手や平良達郎選手と練習をしたい」

【写真】インタビューのたびに鶴屋怜の名前を出す印象があるチェ・ドンフンです(C)MMAPLANET

23日(土・現地時間)、マカオはコタイにあるギャラクシー・アリーナで開催されるUFN248:UFN on ESPN+106「Yan vs Figueiredo」。2024年のUFC唯一のアジアでイベントには中国勢がズラリと並んでおり、日本人選手の出場もない。
Text by Takumi Nakamura

お隣韓国からはUFC本戦ではなくRoad to UFC決勝を2選手が戦う。そのうちの1人がフライ級決勝でキル・シン・サホタと対戦するチェ・ドンフンだ。昨年12月と今年の2月にGladiatorで印象に残るファイトをしたチェ・ドンフンは、5月の1回戦で前回準優勝者との対戦=チーニョーシーユエ戦、準決勝のアンガト・ビシュト戦を共にスプリットで乗り切った。

手堅く接戦を落とさない勝負強さを見せたチェ・ドンフンだが、その手堅い戦いには若干納得できていないようで大切なファイナルでは倒す戦いをしたいと断言した。


――UFCとの契約まであと一歩。Road to UFCフライ級決勝が控えているチェ・ドンフン選手です。今の気持ちを教えてください。

「初戦、準決勝に勝利して決勝を控えていることは、まず嬉しいです。とはいえ、その2試合はトーナメント戦ということもあり格好良く勝つよりも手堅い試合運びをしてしまいました。負けない試合をやってきたので、そこはちょっと不満を感じているところです。ファイターとしてフィニッシュをしたいという気持ちと、UFCと契約するためにとにかく勝てば良いと相反する気持ちが自分のなかにあります」

──いや、勝てば官軍のトーナメント戦です。格好良い勝ち方はUFCと契約してからで良いではないですか。

「そうですよね(笑)。これがコンテンダーシリーズだと、もっと派手な試合をして目立つ必要があるので戦い方自体が変わって来ると思います」

──その決勝に向けて、キル・シン・サホタという長身でリーチの長い相手と戦うために何か対策練習のようなモノはしてきたのでしょうか。

「今回はチームMADポハンにBlack CombatのランカーやAngel’s FCで試合する他のジムに所属しているフライ級の選手たちという出稽古に来ていた選手たちと多く練習をしてきました。ただ、彼ら自身も試合があるということで自分のために対策練習の相手をしてくれたということではなくて、試合を控えた者が集まって強度の高いスパーリングをして、技術交流をしてきたという感じです。

対戦相手はRoad to UFCの2試合しか見ていないのですが、特別に良い選手というイメージはないです。ただ言われたように長身でリーチであることは確かなので、どう切り崩すか。自分として、そういう相手と戦ううえでイリャ・トプリアをイメージしています」

──UFCフェザー級王者を参考に?

「コーチとも、そういう話をしてきました。圧を掛けて戦うのと同時に、相手のステップインに合わせてカウンターを狙う。その両方を駆使して戦おうと思います。相手の出方次第ですが、ここまで手堅い試合をしてきた分、皆が楽しめる試合をして最後は倒したいという気持ちが大きいです」

──Road to UFC決勝。残念ながら日本人選手は残ることができなかったですが、来日経験のあるチェ・ドンフン選手とユ・スヨン選手を応援する日本のファンも多いかと思います。

「GLADIATORの2試合だけで、自分のことを応援してくれる日本の人がいてくれて本当に感謝しています。自分は鶴屋怜選手の試合を見て、彼のようなUFCでしっかりと戦える選手になりたいと思っています。

自分がUFCと契約した暁には、日本に行って鶴屋怜選手や平良達郎選手と一緒に練習をしたいと考えています。日本の皆さん、Road to UFC決勝も自分のことを応援してくれると嬉しいです。とにかくケガをしようが、この試合は絶対に勝ってUFCと契約します」

■視聴方法(予定)
11月23日(土・日本時間)
午後5 時00分~UFC FIGHT PASS
午後4時45分~U-NEXT

■UFN248対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン(中国)
タバタ・ヒッチ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ソン・ケナン(中国)
ムスリム・サリコフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ワン・ソン(中国)
ガブリエラ・フェルナンジス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア(スイス)
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
オジー・ディアス(米国)
チャン・ミンヤン(中国)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
ユ・スヨン(韓国))
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
キル・シン・サホタ(英国)

<Road to UFC女子ストロー級準決勝/5分3R>
シー・ミン(中国)
フン・シャオカン(中国)

<フライ級/5分3R>
カーロス・ヘルナンデス(米国)
ニャムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
ロナー・カヴァナ(英国)
ホセ・オチョア(ペルー)

<バンタム級/5分3R>
シャオ・ロン(米国)
クァン・リー(ベトナム)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ(中国)
ニコラス・モッタ(ブラジル)

The post 【UFN248】Road to UFCフライ級決勝へ、チェ・ドンフン「鶴屋怜選手や平良達郎選手と練習をしたい」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o Ring Championship05 YouTube キック キム・ウンソン シン・ユミン ソン・ミンソォ チェ・ドンフン チャンネル 吉田開威 和田教良 國頭武 海外 瀧澤謙太 福田龍彌

【RING C05】韓国でソン・ミンソォと対戦、和田教良「吉田君に教えてもらった距離感でーー」

【写真】チェ・ドンフン戦とオドゴンバートル戦を経て、リラックスかつ落ち着いているようにも見える(C)SHOJIRO KAMEIKE

20日(日・現地時間)、韓国はインチョンのサンサンプラットフォーム・ウェーブホールで開催されるRing Championship05で、和田教良がソン・ミンソォと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

「あの時、逃げなければよかったと後悔しながら生きるのは嫌で」――和田は今年7月、一度は断ったオトゴンバートル・ボルドバードル戦に挑み、KO負けを喫している。2月のチェ・ドンフン戦に続き2連敗となった和田が、再起戦の場所に選んだのは韓国のケージだった。漢・和田は言う。「やるしかない。結構、自信があるんです」。


――和田選手が韓国で試合に臨むと聞いて驚きました。今回のRING C出場は、どのような経緯で決まったのでしょうか。

「寒天(たけし)さんに『韓国でフライ級の試合に出る選手を探している』という話が来て、『僕がやりたい』と思いました。これで外国人選手との試合は4戦連続になりますが、とにかく楽しみです」

――今回は和田選手にとって初の海外試合で、しかも敵地で戦います。オトゴンバートル戦を一度断った時は「前回(チェ・ドンフン戦)は負けていて、今回は落としたくないと思った」とのことでした。その後、改めてオトゴンバートル戦のオファーを受けたわけですが、状況は同じというよりも現在2連敗中です。

「確かに今回の相手は2戦しかしていなくても、強いかもしれないですからね。そこは、やってみないと分からないです。ただ、やるしかない。今回は結構、自信があるんです」

――というと?

「オトゴン戦の前から、吉田開威君に距離の取り方を教えてもらい、だんだん分かりつつあるんですよ。でもオトゴン戦では、それを出すことができなくて。負けて少し休憩してから練習を再開し、距離の取り方が良くなってきています」

――そうだったのですね。試合前のインタビューではオトゴンバートル対策があると仰っていました。オトゴンバートルが距離を詰めて来ると右クロスやスピニングバックフィストを合わせていましたが、対策とはその距離の取り方だったのですか。

「そうなんです。負けちゃいましたけど。スピニングバックフィストは当たって、相手も耳から出血していましたね。僕も致命傷を与えた感覚はありました。でも吉田君みたいに上手くはいかんかったです」

――一昨日(※取材は10月8日に行われた)、吉田選手が右スピニングバックエルボーでKO勝ちしました。和田選手があのスピニングバックエルボーやスピニングバックキックの練習相手になっていたとか。

「アハハハ、そうなんですよ。吉田君、素晴らしかったですね。本当に良かったです。自分もその吉田君に教えてもらっている距離の取り方が身についてきて、自信になっています。2度も負けておいて言うのも何ですけど(苦笑)。オトゴン戦の試合映像を視返すと、通じていた部分もありました」

――なるほど。

「今までの試合は距離が設定できていなかったので、練習してきた技が生きないことが多すぎました。結局、組んだ時しか練習したことを生かせないという……。でもやっと練習してきた距離の合わせ方ができてきて。この間、福田龍彌の試合(瀧澤謙太戦)を視ながら『龍彌、足の使い方が巧いな』って理解できるようになったんです。だから、今は凄く格闘技が楽しいですね。細かいことは表に出せないけど、吉田君に試合と同じ距離感を教えてもらっています。彼は教え方も上手で」

――試合と同じ距離感、というのは……。

「以前の自分は、もっと距離が近かったんですよ。やっぱり練習と試合では、殴られる強度が違うじゃないですか。練習だと相手は100パーセントの力で殴ってこない。だから自分も打撃を出せていたし、組むことができていて。でも試合になると違う。その乖離を理解できてきたので、今は練習でもより楽に組めるようになりました」

――次の対戦相手、ソン・ミンソォはその距離をつくりやすいファイターでしょうか。

「相手どうこうより、今回は自分次第ですね。これは自分が勝たないといけない試合やと思っています。相手はレスリングも強いけど、組んできてくれたら僕が持っていける。いつもは、僕のほうが不用意な距離で突っ込んで行っていました。それがなくなり、しっかりと練習してきた動きができたら――あとは自分との戦いです。この試合で勝って、次は空手の試合に臨みたいです」

――……空手の試合!?

「実は硬式空手の試合に出る予定です。寝技のために柔術の試合に出るような感覚で、打撃を磨くために空手の試合に出てようと。硬式空手はMMAに近い距離ですし。今教わっている空手の距離感を掴めているかどうか確認したいので出場します。その前に次の試合は、しっかりフィニッシュしてきます。これからは塩漬けファイターを卒業して、フィニッシュを増やします!」

■RING C05 視聴方法(予定)
10月20日(日)
午後7時00分~ RING Championship YouTubeチャンネル

■RING C05対戦カード

<Rringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
キム・ウンソン(韓国)
國頭武(日本)

<Rringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
シン・ユミン(韓国)
ボォレット・ザマンベコフ(カザフスタン)

<ミドル級/5分3R>
ユン・ジェウン(韓国)
マクシム・ミクティプ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ソン・ミンソォ(韓国)
和田教良(日本)

<ライト級/5分3R>
ムン・ジュンヒ(韓国)
パク・ジフワン(韓国)

The post 【RING C05】韓国でソン・ミンソォと対戦、和田教良「吉田君に教えてもらった距離感でーー」 first appeared on MMAPLANET.