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【Bellator264】計量終了 ゲガール・ムサシ、キャリア57戦目へ「ただ良いフィニッシュがしたい」

【写真】ムサシが勝てば、48勝目になる防衛戦!!(C)BELLATOR

13日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator264「Mousasi vs Salter」の計量が、12日(木・同)に同所で行われた。

ファイトウィークになりダニー・サバテーロ✖ジョニー・キャンベルなど2試合がコロナ感染でキャンセルされた今大会だが、計量でジャスティン・モンタルヴォと対戦予定だったが、ケンドリー・セントルイスがライト級リミットから6.5ポンド・オーバーの171.5ポンドで試合が不成立に。

モンタルヴォは155.75ポンドで計量をパスしており、ファイトマネーを受け取り試合がなくなった形だ。


ファイトウィークに入り3試合を失い8試合のコンパクトのイベントとなった今大会のメインは、Bellator世界ミドル級選手権試合=王者ゲガール・ムサシ✖挑戦者ジョン・ソルターだ。

ムサシは昨年10月に当時のウェルター級王者ドゥグラス・リマと、自らが敗れたラファエル・ロバトJrが返上した同王座決定戦を行い、判定ながら完勝してベルトを巻きなおしている。対してソルターは、ムサシと同様に最後に敗れた相手がロバトJrで、以降は3連勝で初の王座挑戦を実現させた。

「タイトル挑戦まで時間はかかった。でも、良いタイミングだ。自分の人生にとって必要なモノが揃う。数カ月後に娘が生まれることも、モチベーションになっている。人生の青写真として完璧で、ベルトを獲る時がやってきた。

勝利の鍵はミスをしないこと。5R、ハードに動く準備をしてきた。それがベルトを手にするために全うすることだ」と挑戦者はインタビューで答えた。

一方、王者ムサシも「前回の試合は判定勝ちだった。フィニッシュされるか、フィニッシュするか。そんなことは関係ない気持ちで、今回は全身全霊をかけて戦い、良い試合をすることを約束する。全てを捧げた試合をする。

僕はまだ終わっていない。今が最高の状態だ。もちろんファイトマネーもモチベーションになっているけど、印象に残る良いフィニッシュをしたいんだ」と、キャリア57戦目に向けて意気込みを語った。

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前8時15分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator264計量結果

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ゲガール・ムサシ: 185ポンド(83.91キロ)
[挑戦者] ジョン・ソルター: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アンドレ・コレシュコフ: 170.75ポンド(77.45キロ)
サバウ・ホアシ: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ: 135.75ポンド(61.57キロ)
ラフェオン・スタッツ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ダヴィオン・フランクリン: 264 ポンド(119.74キロ)
エヴェレット・ガミングス: 257ポンド(116.57キロ)

<ミドル級/5分3R>
タイ・グワーダー: 185ポンド(83.91キロ)
カジムラット・バスタエフ: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
パム・ソーレンソン: 145.75ポンド(66.11キロ)
ホベルタ・サマージ: 146ポンド(66.22キロ)

<142ポンド契約/5分3R>
ジェフリー・グロスナー: 142ポンド(64.41キロ
セバスチャン・ルイ: 141.75ポンド(64.29キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
オーランド・メンドーザ: 194ポンド(87.99キロ)
ジョン・マクニール: 195ポンド(88.45キロ)

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BELLATOR Bellator264 MIKE MMA UFC YouTube   キック ダニー・サバテーロ ベラトール ペドロ・ムニョス ボクシング

【Bellator264】残念、コロナ陽性で欠場。敢えて掲載、堀口恭司の盟友サバテーロは何を語っていたか

【写真】言葉は悪い。しかし、その言葉の端々でファイトIQの高さが滲み出ていたダニー・サバテーロ。残念な欠場だ(C)BELLATOR

13日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナでBellator264「Mousasi vs Salter」が開催される。

LAからコロナ禍における聖地に戻るベラトールのメインは、世界ミドル級王者ゲガール・ムサシの防衛戦だ。そして要注目のマゴメド・マゴメドフ✖ラフィオン・スタッツというバンタム級戦が組まれている。

そのBellatorバンタム級戦線に加わったダニー・サバテーロが、コロナウィルスのチェックで陽性が発覚し、ジョニー・キャンベル戦が流れた。

Titan FCバンタム級王者でコンテンダーシリーズでも勝利しているサバテーロだが、UFCからのコールはなかった。その鬱憤を晴らすかのようにベラトール初戦でUFCで勝ち越していたブレット・ジョンズを完封したサバテーロ。

ATTで堀口恭司のスパーリングパートナーでもあるドミネイターは、ベラトールバンタム級戦線について、どのように語っていたか。

試合は無くなってしまったが、この強豪の言葉を敢えて紹介したい。きっと真のMMAファンなら、そのトラッシュトークに隠れた彼の潜在能力に気付くに違いないはずだから。


──堀口恭司選手から、ダニーはテイクダウン対策で最高のスパーリングパートナーだと伺っています。

「WOW!! キョージがそんな風に言ってくれているなんて最高だね。俺にとってもキョージはストライカー対策をするうえで最高の練習仲間さ」

──堀口選手、そして岡田遼選手からもダニーのことを訊いていて、Titan FCの王座奪取とコンテンダーシリーズの勝利、そしてTitan FCバンタム級の王座防衛と試合をチェックさせてもらってきました。が、これだけ結果の残してきたのにUFCからオファーはありませんでした。そしてダニーはBellatorと契約し、初戦でUFCで勝ち越しているブレット・ジョンズを下しましたね。

「UFCで5勝3敗だったブレット・ジョンズのようなファイターにしっかりと勝てた意味は大きい。彼がUFCで残している実績を俺のキャリアにキャリーオーバーできた。Bellatorのファイターが、UFCファイターより優れていることを示した試合は少ないけど、俺もそこに加わることができたよ。

ブレット・ジョンズがUFCで負けた相手はペドロ・ムニョスとアルジャメイン・ステーリングの2人だ。それ以外の相手には勝ってきたから、俺はそれ以上の力があることを示せたと思う。Bellatorのバンタム級も相当な面子が揃っているけど、あの1勝で俺もタイトル戦線に割って入ることができると思ったよ」

──この現状でUFCベテランに勝てたことに、とても満足しているのではないですか。

「UFCは時々バカげたことをするんだ。ただ、俺にとってはUFCファイターに勝とうが、Bellatorファイターに勝とうが余り関係ない」

──鬱憤を晴らせたと思っているかと想像していました。

「俺はハッピーな野郎だから、誰に勝っても満足できるんだよ(笑)。もちろんBellatorというビッグプロモーションで、彼のようなファイターに勝てたことは大きいよ。Bellatorでずっと戦っていきたいと思っている」

──ダニーのテイクダウンからコントロール、そしてグライディングするファイトがUFCは気に入らなかったと考えることはなかったですか。なんせ、今も米国ではケージレスリングやグラウンドの局面でファンがブーイングを送ります。

「MMAは幸運にも何をやっても構わないスポーツだ。キックボクシング、ムエタイ、ボクシング、レスリング、柔術、柔道、全てだ。MMAはボクシングじゃない。俺は全ての試合で打撃を使っているし、レスリングをして、柔術をして、グラウンドでも殴っている。

俺たちは一つの限られた局面で優れていてもしょうがない。ボクシングがしたくて、レスリングがしたくない相手にはレスリングを仕掛ける。それがMMAの良さで、俺は常にドミネイトすることができたんだ。その結果として、相手をサブミットしてきた。

ブレット・ジョンズも、フィニッシュするつもりで戦った。ヤツは経験豊かで防御力には長けていた。ただサブミッションで勝とうが、KOだろうが、気にしていない。俺は全局面で戦えるから、試合をコントルールし支配することが重要なんだ。

それでも今回の試合は2Rで終わらせる。ジョニー・キャンベルは俺のレベルにない。弱点をついてビッグウィンを挙げる。全く問題ない相手だ」

──なぜ2Rなのですか? 初回ではなくて。

「1Rで勝つっていうヤツは口だけだ。最初の5分は、俺を殴ってこようとする相手を見極める時間だ。MMAは体を使ったチェスゲームだから、スマートに戦わないとね。ジョニーは俺をKOするしか勝ち目はない。だからパンチを振りまわしてくる。そんな奴が元気な間に、何も勝負を決めに行く必要はないだろう。2Rになったら、全てを使ってヤツを追い込んで倒すよ」

──ダニーはダブルレッグやシングルからバックに回るのが非常に巧いです。テイクダウンだけでなく、バック奪取もスマートに戦う証なのでしょうか。

「だから言っているじゃないか、俺は全ての局面で強いんだって。テイクダウンしてグラウンドへ行くのも、バックに回るのも相手がソレを俺に許している結果なんだ。MMAで大切なのは距離のコントロール、タイミング、そしてコンディショニングだよ。

バンタム級という階級で10勝1敗の結果を残せているのは、そこで上手くいっているからだ。しっかりと自分の距離とタイミングで戦い、相手の攻撃を見極めることができてテイクダウンに持ち込むことが可能になる。

それにはレベルチェンジがまた鍵を握って来るんだ。そこがMMAの醍醐味だ。それを創るのが距離とタイミング、そしてコンディショニングだ。この3つの要素の大切さを理解しているのが、ダイハード・ファンだよ」

──もちろん今回の試合に集中しないといけないですが、この階級にはマゴメド・マゴメドフというドミネイターが存在します。そのマゴメドフが、またレスリングに優れたラフィオン・スタッツと同じ大会で戦います。

「その試合は楽しみだよ。マゴメドフは優れたグラップラーだ。でもアイツのグラップルなんて、俺から言わせれば全くなっていない。俺との試合は最高のマッチアップになるだろう。俺が如何に優れているかを証明できて、アイツにベラトール初黒星をつけることができるからな。

それにMMAファイターとして、アイツは打撃ができない。俺はスクランブルして、立ち技でも削ることができる。アイツはランキングで俺の上にいるから、今回の試合で完全に力の差を見せつけて、次はマゴメドフを狙うよ」

──ところで堀口選手もバンタム級タイトルの返り咲きを狙っています。

「タフな話だ。俺たちはグッドフレンズだし、フロリダで初めて戦った試合でキョージは俺のコーナーに就いてくれた。俺たちは毎日一緒に練習して、強さを追求してきた。でも、俺は誰とでも戦う。俺の人生のゴールは世界のベストファイターになることだ。そのためにはチームメイトとも戦うだけだ。

そりゃあ、本音を言えばチームメイトとは戦いたくない。いつも協力しあっているんだから……でも自分の夢を実現させるには、俺はマイ・グランマとだって戦う。それが俺の人生なんだよ」

──OMG!! 堀口選手も世界タイトル以外ではチームメイトとは戦いたくないと言っていました。

「その通りだ。世界一を目指す。その想いは皆同じだろうからね。その時はチームメイトでも、親友でも戦わなければ夢は実現できない。バンタム級タイトルが掛かるなら、俺はキョージと戦うよ。

どっちにしても、セルジオ・ペティスも大したファイターじゃない。俺にとってはアイツとの試合はベリー・ベリー・イージーだ。アイツは打撃もグラップリングも荒い。だから長い間ベルトを持っていることは無理だ。

とにかく俺はジョニー・キャンベルをぶっ飛ばして、次のステップを持つことにする。俺はブレット・ジョンズに勝った時、3人戦いたい相手を挙げたけど誰も応じなかった。とにかく、次の金曜日にしっかりと勝って、またその時に言いたいことを言わせてもらうつもりだ。アイツらは俺のよりランクは上だけど、ただのフェイク野郎だからな。

これはファイトビジネスだ。俺と戦いたくないなら、道を譲れ。出ていけ。逃げて、偉そうなことを言っているんじゃない。俺は誰からも逃げないからな」

──刺激的な言葉の数々をありがとうございました。実は以前、マイク・ブラウンが日本のMMA関係者にも凄くダニーのことをプッシュしていて。堀口選手や岡田選手もダニーのことを良いヤツだと断言しています。

「俺はベリー・ナイスガイだよ(笑)。いつも謙虚でいるように心掛けている。でも、ケージのなかは違う。俺の目の前にいるヤツは敵なんだ。

戦って、倒す。そのために意識を変える必要がある。そんなヤツと家族や友人を同列に並べることはできない。それだけだよ」

──では最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「次の金曜日、日本のファンのためにもジョニー・キャンベルをファッ〇ン・チョークアウトするよ。楽しみにしてほしい」

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前8時15分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator264対戦カード

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ゲガール・ムサシ(オランダ)
[挑戦者] ジョン・ソルター(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アンドレ・コレシュコフ(ロシア)
サバウ・ホアシ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
ラフェオン・スタッツ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ダヴィオン・フランクリン(米国)
エヴェレット・ガミングス(米国)

<ミドル級/5分3R>
タイ・グワーダー(米国)
カジムラット・バスタエフ(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
パム・ソーレンソン(米国)
ホベルタ・サマージ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・モンタルヴォ(米国)
ケンドリー・セントルイス(米国)

<142ポンド契約/5分3R>
ジェフリー・グロスナー(米国)
セバスチャン・ルイ(米国)

<195ポンド契約/5分3R>
オーランド・メンドーザ(米国)
ジョン・マクニール(米国)

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BELLATOR Bellator259 Report ダニー・サバテーロ ブレット・ジョンズ ブログ

【Bellator259】ダブルレッグ→バック&ワンフックのサバテーロ地獄にハマったジョンズが0-3で判定負け

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ブレット・ジョンズ(英国)

オーソのジョンズが、左ミドルを蹴られてスイッチし距離を詰める。サバテーロはダブルレッグからバックという得意の動きを見せて、ワンフックで寝技に持ち込む。スクランブルのジョンズ、その背中を乗ったサバテーロは一旦着地し、ワンフックでバックを取り続ける。

足を掛け、襷のサバテーロは下に落とされることなく、ボディロックにスイッチしテイクダウンへ。耐えるジョンズをワンフック、足を戻してリフトからテイクダウン。即スタンドに戻るジョンズのバックを取り続けたサバテーロは、アームロック&内股を潰して前方にテイクダウンを決める。ここまでと同じようにすぐにジョンズが立ち上がるが、バックをキープし続けたサバテーロが初回を取った。

2R、左ストレートを伸ばしたジョンズに対し、ここもダブルレッグからバックに回ったサバテーロ。持ち上げてテイクダウンから、そのまま背中をつけて反転しトップを奪取する。ジョンズはクローズドガードを取り、サバテーロは腰を上げて細かいパンチを打っていく。ガードが開いても足を抜きに行かず、ケージに押し込みパンチをサバテーロは落とす。さらにエルボーに繋いだサバテーロはハイガードをかつぎ、スクランブルでバックへ。ワンフック&シートベルトに対し、足を使ってフックを解いたジョンズだが胸を合わせることはできない。

キムラグリップにも背中を取り続けるサバテーロは、そのまま内股で投げられるがバックをキープし、ジョンズが立ち上がる。2度目のキムラから投げも背中につき続けたサバテーロが2Rもラウンドをモノにした。

ここまでと違い若干、打撃の間合いが続いた最終回序盤。跳びヒザを見せたジョンズは、組んできたサバテーロをギロチンで迎え撃つ。引き込んだジョンズに対し、サバテーロは即パスを仕掛けて頭を抜く。シングルに出たジョンズにエルボーを落とし、ガードを取らせたサバテーロは、ここも三角絞めを担いでスクランブルでバックに回る。自ら背中をマットにつけワンフックで寝技に持ち込んだサバテーロはトラックからバックをキープし、立ち上がったジョンズの内股にも、そのまま背中を取り続ける。

残り2分半、再び寝技に持ち込んだサバテーロはジョンズの背中を伸ばしに掛かる。懸命に腰を起こし、スタンドに戻ったジョンズはリフトアップから前方にテイクダウンを許し、バックを取られたままスタンドへ。残り1分、ついに胸を合わせたジョンズは押し返してサバテーロをケージに押し込む。ダブルレッグに体を抱えるようにして尻もちをつかされたサバテーロは、足をすくいにいって引き込む。

最後に上を取ったジョンズが左エルボーを連続で落とし、パンチを入れたが決定的なシーンまで作れずタイムアップに。大興奮でまくし立てるサバテーロがフルマークの判定勝ちを手にした。


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BELLATOR Bellator259 News  ケイリン・メデイロス アルフィー・デイヴィス アレクサンデル・シャブリー アンソニー・スミス クリス・サイボーグ ダニー・サバテーロ ダリオン・コールドウェル ブレット・ジョンズ ブログ レアンドロ・イーゴ ヴァレリー・ルレーダ

【Bellator259】計量終了 1試合消滅でメインカード昇格はキャリア4戦のルレーダ✖ガイの女子戦!!

【写真】並みいる強豪プレリミ出場ファイターを押しのけ、キャリア4戦目同士のルレーダとガイがメインに昇格。ルレーダの出来上がり方は群を抜いている (C)MMAPLANET

20日(木・現地時間)、21日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナで開催されるBellator259「Cyborg vs Smith 2」の計量が行われた。

ライトヘビー級で対戦予定だったクリスチャン・エドワーズとベン・パリッシュは前者がメディカルをパスせず中止に。

この一戦に代わり、プレリミからメインに昇格したのはヴァレリー・ルレーダ✖ハンナ・ガイ、3勝0敗と2勝1敗の選手が戦う女子フライ級となった。

メインでBellator世界女子フェザー級王座を賭けた戦う王者クリス・サイボーグと挑戦者レスリー・スミスは、それぞれ 144.6ポンドと143.6ポンドと余裕を持った体重でパスしている。

5年前の対戦では81秒で敗れているスミスは「あれからもっと成熟し、技術面でも力をつけ、チャンピオンになる意志力は絶対的になった」と話し、サイボーグは「皆が私のベルトと狙っているけど、ハードなトレーニングをしてきた。誰も私のベルトを獲ることはできない」とコメントした。


メインカードではダリオン・コールドウェルと対戦するレアンドロ・イーゴがバンタム級のリミットを2.5ポンド・オーバーで失敗。

契約体重で対戦することとなったが、フェイスオフでは趣向を凝らしたマスク姿を披露していた。そのマスク越しに両者は罵り合い、最後はコールドウェルがマスクを外してポーズを取るようになっていた。

8試合になったプレリミでは女子フェザー級でジェネイ・ハーディングと相対するリア・マコートが、 149.4ポンドと4.4ポンドの大量オーバーもハーディングが対戦を飲んでいる。

そのプレリミ注目のオープニングマッチ=ライト級のアルフィー・デイヴィス✖アレクサンデル・シャブリーは問題なくパスして、しっかり握手を交わした。

第2試合の要注目バンタム級戦、ブレット・ジョンズ✖ダニー・サバテーロも滞りなく計量を終えている。

そして深々とお辞儀をした──ウェールズ国旗を施したマスク姿のジョンズに対し、サバテーロが何やら挑発を繰り返す。と、最後はそれを嘲るように大声でジョンズが笑い飛ばすという──不穏な空気が見られた。

またアビブ・ゴザリとショーン・フェルトンのライト級戦も体重は問題なかった両者だが、後者の首を掻っ切ってやるポーズに対し、ダビデの新星ゴザリは指を頭の横で回し──くるくるパーのゼスチャーからサムアップという反応をしていた……。

■視聴方法(予定)
5月22日(土・日本時間)
午前6時30分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator259計量結果

<Bellator世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]クリス・サイボーグ: 144.6ポンド(65.58キロ)
[挑戦者]レスリー・スミス: 143.6ポンド(65.13キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル: 135.6ポンド(61.5キロ)
レアンドロ・イーゴ: 137.5ポンド(62.36キロ)

<ミドル級/5分3R>
オースティン・ヴァンダーフォード: 185.3ポンド(84.05キロ)
ファビアン・エドワーズ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェリール・ウィリス: 170.3ポンド(77.24キロ)
マイコン・メンドーサ: 170.9ポンド(77.51キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴァレリー・ルレーダ: 125.8ポンド(57.06キロ)
ハンナ・ガイ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド: 155.1ポンド(70.35キロ)
ネイト・アンドリュース: 155.7ポンド(70.62キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール(米国)
タイリー・フォーチュン(米国)

<ライト級/5分3R>
スミコ・イナバ: 125.5ポンド(56.92キロ)
クリスティーナ・キャッツキーズ: 125.8ポンド(57.06キロ)

<ライト級/5分3R>
アビブ・ゴザリ: 155.7ポンド(70.62キロ)
ショーン・フェルトン: 154.3ポンド(69.98キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デヴィオン・フランクリン: 264.8ポンド(120.11キロ)
タイラー・キング: 246.3ポンド(111.71キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート: 149.4ポンド( 67.76キロ)
ジェネイ・ハーディング: 145.1ポンド(65.81キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブレット・ジョンズ: 135.4ポンド(61.41キロ)
ダニー・サバテーロ: 135.6ポンド(61.5キロ)

<ライト級/5分3R>
アルフィー・デイヴィス: 155.1ポンド(70.35キロ)
アレクサンデル・シャブリー: 154.8ポンド(70.21キロ)

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BELLATOR Bellator259 Preview アルフィー・デイヴィス アレクサンデル・シャブリー クリス・サイボーグ ダニー・サバテーロ ブレット・ジョンズ ブログ

【Bellator259】粒ぞろいのメインに負けず、サバテーロ✖ジョンズ&シャブリー✖デイヴィスに注目!!

【写真】UFCからBellatorに標準を定め直したサバテーロ。元UFCのジョンズに相手にテイクダウン&バック奪取以外の組み立ては? (C)TITAN FC

21日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナでBellator259「Cyborg vs Smith 2」が開催される。

(C)BELLATOR

既報の通り、6月11日のBellator260より限定で会場での観戦が可能になるベラトールで、一応は無観客に終止符を打つ今大会のメインは世界女子フライ級選手権試合=王者クリス・サイボーグ✖レスリー・スミス戦がメインに組まれている。

(C)BELLATOR

この他メインカードではダリオン・コールドウェル✖レアンドロ・イーゴのバンタム級戦、ファビアン・エドワーズ✖オースティン・ヴァンダーフォードのバンタム級戦、そしてウェルター級のジャリール・ウィルス✖マイコン・メンドーサという粒ぞろいの試合が揃っている。

コールドウェルはフェザー級ワールドGP敗退を受けてバンタム級に戻し、いきなりレアンドロ・イーゴとトップ戦線生き残りを賭けて戦うこととなった。

エドワーズもキャリア初黒星からの再起戦となる。

UFCファイター=レオン・エドワーズの実弟は初めて米本土のベラトール出場となり、昨年はケージグラップリングのSUGを主戦場にしていた──MMAでは10勝無敗のヴァンダーフォードとのマッチアップが用意された。

(C)LFA

ウィルスのベラトール2戦目は、LFAウェルター級王者マイコン・メンドーサと相対する。

メンドーサは、そのウィリスが返上したLFA王座を獲得してベラトールにステップアップを果たしており、サークルケージでLFAチャンピオンの宴が見られることとなった。


最近は充実振りが目立つプレリミでは、コアファンにとっては粒揃いのメインカード以上に注目のカードが見られる。それがブレット・ジョンズ✖ダニー・サバテーロのバンタム級マッチだ。

(C)Zuffa/UFC

UFCでの鮮烈なカーフスライサーでの勝利が今も記憶に新しいジョンズは、そのオクタゴンでのキャリアを5勝2敗と3試合も勝ち越しながら終え、サークルケージに新天地を求めた。

対するサバテーロもUFCを目指し、Titan FCバンタム級王者となり昨年のコンテンダーシリーズでも勝利している実力者だ。10勝1敗と高い勝率を誇りながら、テイクダウン&スクランブルでバックを制してRNCという鉄板の勝利の方程式を持つ。

しかし、コンテンダーシリーズとそれに続くTitan FC王座防衛戦で防御一辺倒の対戦相手を仕留めきれず、UFCからのコールもなかった。結果、目指すところをベラトールへ代えての元UFCファイターとの一戦は、プレリミには勿体ない一戦といえる。

(C)BELLATOR

この他、ベラトール・イスラエル大会でキャリアを積んできたダビデの新星アビブ・ゴザリは、キャリア5戦(※5勝)の全てをベラトールで経験してきた親子鷹MMAグラップラーだ。

米国大会2度目の出場でゴザリが戦うショーン・フェルトンも8試合(※5勝2敗1分)のプロMMAキャリで、KOTCしか経験していない。いわばイスラエルではエリートだったゴザリが、米国の叩き上げと対する一戦ということになる。

(C)BELLATOR

また元USテコンドー代表チームで、モデルでもあった美形テコンドーファイター=ヴァレリー・ロレーダもデビュー以来の連勝を4に伸ばすべき出場となる。

まだ打撃も力が入り、組みへの反応も未知数のロレーダだけに、ハンナ・ガイを相手にMMA選手としてどれだけ成長しているのか査定マッチという見方もできる。

(C)ACA

そんな見所の多いプレリミだが、オープニングマッチでロシアのWFCAからACA、Fight Nightで戦い19勝3敗のレコードを持つアレクサンデル・シャブリーはとてつもない破壊力を持つストライカーだ。

スイッチヒッター、右クロスや右アッパーで一瞬にして失神に追い込むシャブリーは、パンチの圧を嫌がって組んで来る相手に見事なタイミングで左ヒザを打ち抜く。このヒザがカウンターだけでなく、ケージに詰まった相手やパンチの応酬のなかでは至近距離でもアゴを突き刺す。

(C)BELLATOR

とはいえアルフィー・デイヴィスもボクシングに加え、空手的な上段回し蹴り、カカト落としという腹から上の打撃戦では十分に対応できる。

自らのキックジムを持つデイヴィスだが、シャブリーが怖いのは腕十字、三角絞めという下からの仕掛け、バックチョークにスクランブルでのギロチンというサブミッションの使い手という点だ。

外から内というヒールの連係も実戦でも見せており、ヒールフックでの一本勝ちが2つある。19勝のうち17試合でフィニッシュしているシャブリーは、ライト級戦線で台風の目になる可能性すらある。そんな破壊力溢れるウェルラウンダーだが、繰り返すと打撃ではデイヴィスにも勝機がある──第1試合だ。

■視聴方法(予定)
5月22日(土・日本時間)
午前6時30分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator259対戦カード

<Bellator世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]クリス・サイボーグ(ブラジル)
[挑戦者]レスリー・スミス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
オースティン・ヴァンダーフォード(米国)
ファビアン・エドワーズ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェリール・ウィリス(米国)
マイコン・メンドーサ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリスチャン・エドワーズ(米国)
ベン・パリッシュ(米国)

<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド(米国)
ネイト・アンドリュース()

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール(米国)
タイリー・フォーチュン(米国)

<ライト級/5分3R>
スミコ・イナバ(米国)
クリスティーナ・キャッツキーズ(米国)

<ライト級/5分3R>
アビブ・ゴザリ(イスラエル)
ショーン・フェルトン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ヴァレリー・ルレーダ(米国)
ハンナ・ガイ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
デヴィオン・フランクリン(米国)
タイラー・キング(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート(米国)
ジェネイ・ハーディング(米国)

<バンタム級/5分3R>
ブレット・ジョンズ(英国)
ダニー・サバテーロ(米国)

<ライト級/5分3R>
アルフィー・デイヴィス(英国)
アレクサンデル・シャブリー(ロシア)

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【Titan FC67】体重オーバーのブラックシェアーが超守備的ファイト。サバテーロはストレスたまる完勝

<バンタム級/5分5R>
ダニー・サバテーロ(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.49-46
ダモン・ブラックシェアー(米国)

ブラックシェアーが体重を落とせず、一度は発表された変則タイトル戦でなくノンタイトルとなった一戦。サバテーロは右カーフを蹴り、ブラックシェアーの前進をサークリングでかわす。サバテーロはワンツーを見せてダブルレッグを仕掛けると、この一回の試みでテイクダウンに成功する。

ブラックシェアーのバタフライガードを越えていくサバテーロだが、スイープを合わされ一度ステイを選択する。金網に押し込み、立ち際のバックを狙うサバテーロは煽っても動かないブラックシェアーが、シングルになるとスタンドに戻った。

直ぐにシングルレッグに出たサバテーロ、引き込んでガードを取るブラックシェアーが完全に守りを固めるファイトに。サバテーロは右エルボーを落とし、ガードを割ろうとするが、攻めない相手を崩すのは難しい。セミのナミコフ同様にコンテンダーシリーズで与えられた宿題に、正解をもって回答する必要があるサバテーロとなった。

2R、遠い距離からワンツーを振るったサバテーロは、ブラックシェアーのカーフで姿勢を乱す。サバテーロは直後に右を見せてダブルでテイクダウンを決め、同時にサイドを取る。足を絡ませたブラックシェアーがハーフに戻す。フルガードの中に収まったサバテーロはエルボーを落とし、足を一本抜いていく。ブラックシェアーはここも足を戻すことに専念し、バタフライガードを取る。

すぐに足を抜いてパスガードを決めたサバテーロはブリッジを肩固め&パスを狙う。このプレッシャーに背中を見せたブラックシェアーだが、再び火遺恨でバタフライガードに。サバテーロは、ここでも即足を一本抜くが、ブラックシェアーはとにかく足を戻していく。それでもブラックシェアーが足を振り上げるや、即にバックを伺ったサバテーロだったがタイムアップに。フラストレーションの溜まる試合展開になっている。

3R、ブラックシェアーが右ロー、左ジャブから前蹴りを見せる。サバテーロは左ハイを見せ、前進にダブルレッグを合わせてサイドへ。ブラックシェアーはここも足を絡ませていくが、肩固めの防御に気を取られパスを許す。ブラックシェアーはシッティングガード、背中をつけさせたサバテーロだが、同時にクローズドを取られてしまう。

サバテーロは枕で圧力を掛けてパス、ハーフに戻されてエルボーを落とす。と、ついに肩固めをセットアップしハーフで抑えるサバテーロがパスも決め絞め続ける。しかし、タイトさが足りず、サイドで抑え直したサバテーロが上四方に移動したが、ブラックシェアーが足を戻してラウンドが終わった。

4R、サバテーロのダブルレッグを初めて切ったブラックシェアーが右カーフ。続くシングルもスプロールすると左フックを伸ばして突っ込む。サバテーロはシングルからアンクルピックで尻もちをつかせる。徹底してスクランブルを避けるブラックシェアーに対し、エルボーを落とし力業で背中に回ろうとするサバテーロ。ブラックシェアーは徹底してガードに戻し、サバテーロは片足を束ねてついに立ち際でバックへ。

前転して逃れようとしたブラックシェアーだが、背中をキープしたサバテーロは一旦正対しシングルから再びバックを伺う。動く方向を制限してバックを取ろうとするサバテーロに対し、腰をずらして前を向いたまま立ったブラックシェアーがシングルレッグにエルボーを落として4Rが終了した。

最終回、判定で勝ち目がないブラックシェアーはひたすら防御を続けるのか。それとも一発逆転に賭けるのか。サバテーロは右ミドル、左右に回りダブルレッグへ。切ったブラックシェアーが前に出てアッパー、左ミドルに組みつかれケージに押し込まれる。サイドバックから前方にブラックシェアーを崩していくも、ここも引き込まれてしまう。

サバテーロは肩固めからパス、マウントに戻りワキ腹を殴り絞めを続ける。ついには肩固めをリリースしたサバテーロはパンチ、肩パンチを打ちつける。ブラックシェアーはここも足を戻し、バタフライガードへ。頭を押し付け、背中に回っていきたいサバテーロだが、ブラックシェアーは手首掴みクラッチを許さず、最後も自ら背中をマットにつけてタイムアップに。

フィーダーショーのタイトルマッチで、計量をミスした相手が徹底して守りのファイト。サバテーロは気の毒な勝利となり、なぜかタイトル防衛やニュー王者という単語を用いたインタビュアーが向けたマイクに「次? UFCのコールを待っているけど──どうなるか。これがMMA、気に入らないヤツ、俺を倒してみろよ。お前が想うようにな!!」とフラストレーションを発散するようにまくし立てた。


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other MMA Preview Titan FC67 オリヴィエ・ムラッド ダニー・サバテーロ ブログ ムハンマジョン・ナミモフ

【Titan FC67】計量終了 堀口恭司のレスリング強化パートナー=サバテーロがバンタム級変則王座防衛戦

【写真】鉄板の形に入る前に、どのような成長が見られるか──ダニー・サバテーロ (C)TITAN FC

12日(金・現地時間)、フロリダ州マイアミのインターコンチネンタルホテル&リゾート・ビスケーンベイで開催されるTitan FC67 「Sabatello vs Blackshear」の計量が、11日(木・同)に行われた。

今大会のメインではTitan FCバンタム級王者ダニー・サバテーロが、ダモン・ブラックシェアーを相手に王座防衛戦を行うが、挑戦者が体重オーバーだったためサバテーロが勝利した場合のみタイトル戦と認められ、ブラックシェアーが勝ってもベルトは移動しない変則タイトル戦となった。


テイクダウンからバック奪取→RNCという流れに絶対の強さを見せるサバテーロは、名将マイク・ブラウンの下、堀口恭司のテイクダウン&スクランブルの成長を支えてきたグラップラーだ。今年の6月に同王座を獲得し、11月にコンテンダーシリーズに出場し判定勝ちもUFCとの契約を勝ち取れなかった。

対戦相手が守りを固めたことでフィニッシュできなかったことで、UFC行きを逃したサバテーロがこの間に如何に成長をしてきたか。挑戦者の体重オーバーで参考試合的になってしまうからこそ、テイクダウン前に積んできたモノを見せてほしい。

セミはTitan FCで4連勝中しキャリア5勝0敗だったが、9月のコンテンダーシリーズで敗れたムハマジョン・ナミモフが、再起戦ながらオリヴィエ・ムラッドとのフェザー級王座決定戦を戦う。

顔面パンチ有りのITFテコンドーでジュニアの世界王者になっているナミモフは、その変幻自在のテコンドー系の蹴り技にローキックをレパートリーに加え、立ち技のスペシャリスト的なファイトが特徴だ。

対してNYはクイーンズ生まれのハイチ人選手のムラッドはキャリア4勝、アマ時代を含めると11戦負け無し。サウスポーの構えからボクシング&レスリングの王道スタイルで戦う。アマ時代から強烈なパウンドを武器に、削って多用なフィニッシュホールドを持つ。

引き出が多いのはムラッドだが、ナミモフにとってはコンテンダーシリーズで終盤での勝負所をテイクダウンを取られ敗北した経験から、何を積み上げてきたのかが問われる王座決定戦となる。

■視聴方法(予定)
2月13日(土・日本時間)
午前9時~ UFC FIGHT PASS

■ Titan FC67計量結果

<バンタム級/5分3R>
フィリップ・ジョンソン: 183.4ポンド(83.18キロ)
ダニエル・ジャコブッチ: 184ポンド(83.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・オーティズ: 135ポンド(61.24キロ)
ロニー・ハウザー: 134.8ポンド(61.14キロ)

<Titan FCバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ダニー・サバテーロ: 134.4ポンド(60.96キロ)
[挑戦者]ダモン・ブラックシェアー: 138ポンド(62.59キロ)

<Titan FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
ムハマジョン・ナミモフ: 144.2ポンド(65.4キロ)
オリヴィエ・ムラッド: 144.8ポンド(65.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ディラノ・テイラー: 170.4ポンド(77.29キロ)
ルイス・ゴンザレス: 170.4ポンド(77.29キロ)

<バンタム級/5分3R>
アルベルト・モンテス: 135.6ポンド(61.5キロ)
リッチー・サンティアゴ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
イヴェリン・マルチンス: 135.8ポンド(61.59キロ)
メリッサ・クローデン: 136ポンド(61.69キロ)

<フライ級/5分3R>
エイドリアン・ガルシア: 125.6ポンド(56.97キロ)
ルディ・イシドロ: 123.2ポンド(55.88キロ)

<フェザー級/5分3R>
アディ・アリッチ: 145.8ポンド(66.13キロ)
カーロス・エスピノーサ: 143.8ポンド(65.22キロ)

<キャッチウェイト/5分3R>
ロイベルセ・エチェヴェリア: 132.2ポンド(59.96キロ)
アーネスト・ウォールス: 131.6ポンド(59.69キロ)

<バンタム級/5分3R>
サル・グェレーロ: 135.6ポンド(61.5キロ)
マット・クイグリー: 134ポンド(60.78キロ)

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DWTNCS S04 Ep09 Report UFC ダニー・サバテーロ ブログ

【DWTNCS S04 Ep09】サバテーロ、30-24がつく一方的な判定勝ちもムーアの戦い方にフラストレーション

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
Def.3-0:30-24.30-25.30-26
テイラー・ムーア(米国)

サウスポーのムーアに対し、サバテーロが右ハイを見せた直後にダブルレッグでテイクダウンを決める。クローズドガードのムーアをケージ際まで運んだサバテーロは、腕十字を防いでパンチを落とす。ガードの中からエルボー、左のパンチを落としたサバテーロはガードが空くと足を抜きに掛かる。ムーアは懸命にクローズドを続けるが、持ち上げたサバテーロがスラムを2度、3度と仕掛ける。

残り2分、サバテーロは腰を切られると正対し、結果ムーアがクローズドに戻す。足を抜くことができず、ワキ腹にパンチを落とすサバテーロ。互いに相手を挑発する言葉を吐くが、展開は変わらなかった。

2R、ムーアが右ローを蹴り、逆にダブルレッグへ。切ったサバテーロがバックに回る。得意の形に入ったサバテーロは。ボディロックから前方に崩し、素早くケージとムーアの間にある左足をフックしている。向きを変え、外側に足をワンフックされた形のムーアは、RNC狙いに背中をつけてエスケープ。サバテーロはハーフからエルボーを落とすが、ここでムーアがクローズドガードを取る。

この試合展開ではインパクトを残せないため、イライラが募るサバテーロは相手コーナーの指示に反応して言葉を発してしまう。レフェリーが注意を与え試合が続くと、ムーアは初回と同じように腰を切って、十字にならないとクローズドに戻すという戦いを続ける。さらに頭を引き寄せるという状況に、レフェリーが「アクティブな試合を」という指示を与えた。タイムアップ後に罵り合う両者、これは良い印象を残せないだろう。

最終回、ミドルを蹴り合った両者。ダブルレッグを仕掛けたサバテーロがボディロックへ。バックからの崩しを嫌がったムーアはキムラクラッチを狙いつつ引き込むように背中をつける。コンテンダーシリーズとしては一番してはいけない試合を続けるムーア、サバテーロは残り半分を切って左足を抜くことに成功する。

ムーアはスクランブルゲームを望まないなかで、サバテーロはマウント奪取へ動く。結果、ムーアがクローズドガードに戻し蹴り上げからスタンドへ。即、組んだサバテーロがバックに回るが、ムーアはここでもマットに背中をつけハーフ、頭を引き寄せてクローズドを取る。最後の10秒で自らスタンドに戻ったサバテーロは、立ち上がってきたムーアにアッパーを入れ試合終了を迎えた。

結果、ジャッジの1人は30-24という大差をつけサバテーロが勝利も、「ヤツに勝つチャンスは与えず、F○○○な15分にしてやった。どこでも自信はあるけど、グラップリングとMMAレスリングには自信がある。試合中のトラッシュトーク? あいつがやってきたことで、僕じゃない」と笑顔は見せなかった。


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DWTNCS S04 Ep09 Preview UFC ステファニー・フロスト ダニー・サバテーロ ナタン・レヴィ ブログ

【DWTNCS S03 Ep09】UFC行きを賭け、ダビデの極真魂ラヴィ、Titan王者サバテーロ、元最怖シスター出場

【写真】ダビデの星の極真魂が、UFC行きを賭けてサンタナと対戦する (C)LFA

10日(火・現地時間)、Dana White’s Contender Series2020第9週がネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催される。Fight Island月間を終え、先週APEXに戻り再開したコンテンダーシリーズは4人の勝者全員がUFCとの契約を果たした。

今週は水曜日開催から火曜日に戻り、従来通り5試合が組まれLFAやTitan FCで活躍したファイター10名が一発勝負を戦う。


メインはマリユス・シャケビッチ✖マリオ・ソウザのカナダ✖ブラジル・フィニッシャー対決が組まれた今大会──セミではLFAで注目されていたイスラエル人ファイターのナタン・レヴィがスクランブル発進で、シャヒーン・サンタナと対戦する。

サンタナはもともとTitan FCで3連勝中だったサンフォードMMAのランドン・キニョネスとライト級で対戦予定だったが、彼が欠場となったためレヴィと160キャッチウェイトで相対することとなった。

LFAでプロキャリアをスタートさせたレヴィは、これまでキャリア5連勝で負け知らず。直近の試合は8月のLFA88でベン・ルゴを相手にKO負け直前まで追い込まれる展開から、マジョリティ判定勝ちを手にしている。その際、極真空手をルーツとするレヴィは、マチダ空手と空手対決をしたい」と興味深い発言をしていたが、ねちっこいグラップリングからフィニッシュするサンタナとダナ・ホワイトの前で戦うこととなった。

6勝0敗のサンタナと上にあるように5勝0敗のレヴィ、動き続けるという意味でチャンスもピンチも訪れる手の合う相手とのマッチアップだ。女子戦はBrave CFでキャリアを積んだブラジリアンのルアナ・ピネェイロが、ステファニー・フロストと戦う。

(C)BELLATOR

女子MMA隆盛直前世代を代表するゾイラ・フロストを姉に持ち、キャリアの序盤から注目されてきたステファニーは、既にBellator、Invicta FCでのファイトも経験している。

ここ2戦はCombate Americasで2連勝中と調子を上げており、20歳のデビューから10年──年齢ではなく波のあるキャリアを振り返ると、恐らくはラストチャンスで現在5連勝中(※通算7勝1敗)のピネェイロ戦を迎えるステファニー・フロストだ。

(C)TITAN FC

オープニングファイトではTitan FCバンタム級王者ダニー・サバテーロがテイラー・ムーアとUFC行きを賭けて拳を交わす。

ATT所属のサバテーロは遠い位置から蹴りを交えて打撃を繰り出し、一気にダブルレッグで組みつきテイクダウンを狙う選手だ。組みつくとフォークスタイルと柔術をミックスした戦いで相手を制し、バック奪取から絞めというMMAの鉄板勝利の方程式を持つ。6月にレイモンド・ラモスを破りタイタンのベルトを奪取した試合も、ワン・テイクダウ&ワン・テイクバックで絞めを極めている。

ただし、いってみればこの王道MMAは強度が高くなる相手に貫くのは生易しいことではない。誰もが、この勝ち方ができない故に工夫をし、幅を広げてケージで戦っているのが現実だ。UFCが眼前に迫った場で、10勝4敗というコンテンダーシリーズ出場選手としては、特に目を見張る結果を残していないテイラー・ムーアを相手に、サバテーロはこれまでのスタイルでより完成度を高めた戦い方を見せるのか、それともオプションが増えた戦い方を披露するのか──注目したい。

■視聴方法(予定)
11月11日(水・日本時間)
午前10時~UFC FIGHT PASS

■ DWTNCS S04 Ep09対戦カード

<ミドル級/5分3R>
マリユス・シャケビッチ(カナダ)
マリオ・ソウザ(ブラジル)

<160ポンド契約/5分3R>
シャヒーン・サンタナ(米国)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<ライト級/5分3R>
ジョセフ・ローリー(米国)
ニコラズ・モッタ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピネェイロ(ブラジル)
ステファニー・フロスト(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
テイラー・ムーア(米国)

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Other MMA Result Titan FC61 ダニー・サバテーロ ブログ ランドン

【Titan FC61】試合結果 ダニー・サバテーロ──バンタム級王座戴冠。イナストリラも今後に注目

【写真】ワンテイク→バックテイク→RNCというコールドウェル✖ボリッチ、ステーリング✖サンドハーゲンと同じ勝ち方をしたサバテーロ(C)TITAN FC

26日(金・現地時間)、Titan FCの活動再開第2弾=Titan FC61 「Sabatello vs Ramos」がフロリダ州マイアミのインターコンチネンタルホテル&リゾート・ビスケーンベイで開催された。

メインのTitan FCバンタム級王座決定戦ではダニー・サバテーロが最初のチャンスで、レイモンド・ラモスをRNCで切って落とし2度目の挑戦で同王座を獲得した。

セミ前では130ポンド契約マッチで、対戦相手のフィリップ・ケーラーが137ポンドと大幅体重オーバーをしたにも関わらず、クリスチャン・イナストリラが腕十字から三角絞めの見事なコンビネーションで一本勝ちを収めている。

Titan FC61 「Sabatello vs Ramos」
<Tian FCバンタム級王座決定戦/5分5R>
○ダニー・サバテーロ(米国)1R1分56秒
RNC
詳細はコチラ
×レイモンド・ラモス(米国)
<ライト級/5分3R>
○ランドン・キニョネス(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェラバート・カスティーヨ(キューバ)
<フライ級/5分3R>
○ヴィクトー・ディアズ(ブラジル)3R
判定
×クリーブランド・マクレーン(米国)
<137.8ポンド契約/5分3R>
○クリスチャン・イナストリラ(米国)1R2分04秒
三角絞め
×フィリップ・ケーラー(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジョーイ・イシュア(米国)1R4分49秒
RNC
×ライアン・シュワルツバーグ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○コリン・ラバーツ(米国)3R
判定
×アーヴィン・ジョーンズ(米国)