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【PFL2024#08】ノンストップMMAレスリング!! サバテーロが組み続けたがダイロンに減点1もドローに……

キューバのレスリング・ナショナルチーム出身のダイロンに、サバテーロがハイスパートMMAレスリングを展開した【写真】(C)PFL

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
Draw.1-0:29-27.28-28.28-28.
ラザロ・ダイロン(米国)

イタリアン・ギャングスターは試合前からブーイングを送る観客に対して中指を立てる。試合開始早々、サバテーロが飛び込んだ。足をキャッチしたダイロンに対し、サバテーロがスクランブルから立ち上がりケージに押し込んでいく。左腕を差し上げたサバテーロが左ヒザを突き上げるも、ダイロンが押し込んで背中を着かせた。しかしサバテーロがボディロックからスクランブルに持ち込みスタンドに戻る。ケージ中央でダイロンが三日月蹴りを見せた。さらにワンツーでサバテーロにケージを背負わせると、右ストレートでアゴを貫きダウンを奪う。パウンドで追撃しようとしたダイロンに対し、ここでもサバテーロはスクランブルからスタンドへ。

ダイロンはバックコントロールから左足を差し込んだ。サバテーロのディフェンスを崩せず、ダイロンが離れる。ケージ中央でダイロンが右を当てたが、サバテーロがニータップでクリーンテイクダウンを奪う。フックガードで守るダイロンがスタンドに戻した。サバテーロは右ハイからシングルレッグで押し込んでいく。右ヒザを着いたダイロンをすくい上げ、尻もちを着かせた。ダイロンも立ち上がり、右ストレートを当てた。サバテーロの右ミドルをキャッチしたダイロンがトップに回って初回を終える。

2R、サバテーロが右ストレートから右ハイに繋げる。さらにパンチからニータップで組みつき、ドライブしてバックに回る。ケージ際で正対しようとするダイロンに対し、ダブルレッグに切り替えた。スプロールしたダイロンがヒザを突き上げると、サバテーロも離れる。打撃戦ではダイロンの右がサバテーロの顔面を捉える。ダイロンのダブルレッグをスプロールしたサバテーロはバックコントロールに入った。ケージに押し込みながらシングルレッグに切り替えたが、ダイロンがスプロールしてスタンドに戻る。

ケージ中央でシングルレッグに失敗したサバテーロは、ダイロンの右スピニングバックフィストをかわして組みつき、グラウンドに持ち込む。バックコントロールでダイロンの頭部をマットに叩きつけるサバテーロ。ダイロンはフックガードで背中をマットに着けている。バックコントロールではヒザで削り、シングルレッグ、アンクルピックと攻め込むサバテーロに対し、ダイロンも素早いスプロールを見せる。ダイロンがシングルレッグをスプロールされてラウンドが終了した。

最終回、サバテーロが左ジャブを突いて右カーフを当てる。ダイロンも右ローを返した。サバテーロが右ハイを見せたあと、シングルレッグで飛び込むも、ダイロンが離れた。なおも組みにいくサバテーロがケージ際ではハイクロッチで組むも、ここはダイロンが離れた。ダイロンの右ストレート、サバテーロの右アッパーが当たる。サバテーロのテイクダウンを切ったダイロンのパンチが顔面を跳ね上げた。サバテーロもしつこく組んでいくも、クリーンテイクダウンには繋がらない。

ケージに押し込まれたダイロンが離れた。ダイロンのシングルレッグを押し返すサバテーロが、さらにシングルレッグからアンクルピックに切り替える。ケージに押し込み続けるサバテーロはバックに回り、ダイロンの背中に飛び乗った。スタンドのまま四の字フックを組み、パンチで削る。ここでレフェリーが試合を止める――なんとダイロンがケージを掴み、1ポイント減点に。試合終盤にこの減点は大きい。逆転を狙いパンチを振って襲い掛かるダイロンに組みついたサバテーロだが、ここは切られてしまい試合終了となった。

裁定はジャッジ2名がダイロンへの減点を含み、28-28をつけてマジョリティドローに。3Rの展開でダイロンに10-9をつけ、減点により9-9になったということか。打撃重視が進むMMAだ。


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【PFL2024#08】計量終了 ライト級&LH級で準決勝。サバテーロ、オリバー、ジーンらプレリミも要注目

【写真】なかなか厳しい試合を組んでくるPFLだ(C)PFL

16 日(金・現地時間)、フロリダ州ハリウッドのハードロックライブでPFL2024#08が開催される。プレーオフの第二幕はライト級とライトヘビー級で実施される。
Text by Manabu Takashima

レギュラーシーズンの1位と4位、2位と3位が戦うセミファイナル。ライトヘビー級ではアントニオ・カーロスJrやサジボウ・シが脱落し、トルクメニスタンのドブレジャン・ヤギュシュムラドフが3位となり、2022年世界王者のロブ・ウィルキンソンと戦う。また昨年優勝のインパ・カサンガネイは、その前シーズンの決勝で破ったジョシュ・シルヴェイラと再び顔を合わせることとなった。

ライト級では──誰か予想したか、元Bellator世界ライト級王者ブレント・プリマスが首位通過し、4位の人気者クレイ・コラードとの相対する。

安定度抜群のガジ・ラバダノフは、1勝1敗が6人という状況でボーナスポイントがモノをいって3位を獲得した伏兵ミカエル・デュフォーを迎え撃つ。そんなシーズン準決勝以上というと語弊があるが、今大会はプレリミが面白い。


プレリミメインではダニー・サバテーロがPFLデビューを果たす。Bellatorバンタム級戦線の大関クラスのサバテーロは、2週間後のBellator Champions Seriesでなく、ATTのおひざ元フロリダでのPFLが再起の舞台となった。マゴメド・メゴメドフ、ラフェオン・スタッツに連敗中のサバテーロはマイアミ在住のキューバン=ラザロ・ダイロンと戦う。

ダイロンはキャリア8勝0敗でCombateでは5勝0敗、プロアマ通算11勝0敗のファイターだ。レスリングベースで、KOパンチも有すダイロンに対し、サバテーロがレスリング&スクランブル地獄に持ち込むことができるのか。遮断されると、ジャブ&ワンツーで下る可能性もある一番だ。

レスラーといえば第2試合でブレイドン・アケーオとMMA二戦目を戦うジョーダン・オリバーはNCAA D-1を制すること2度、さらにフリースタイルでUSナショナルも制しているキルクリフFC所属のオールドルーキーだ。

というのも昨年8月にMMA初戦を戦ったオリバーは、既に33歳を迎えていた。それでもダブルレッグのスピードは天下一品、そこからのバック奪取と背中突かせる技術も当然のように持っている。フィニッシュの肩固めは、精度は決して高くないがヴァンフルーとの融合のような圧でタップを奪っている。

今回の対戦相手も5勝3敗で、MMAでの可能性を見極めることができる技量の持ち主とは言い難いが、とにかくオリバーの応用力がどこまであるのかを注視したい。

この他、ライト級でシーズン脱落組のエルヴィン・エスピノーザ×マス・ブーネルのサバイバルマッチ。さらにLFAからComateを経て今はなきPFL Challenger SeriesからPFLと契約したウェルター級の新鋭サッド・ジーンが、デビュー以来の連勝を8に伸ばすことができるのかも注目だ。

■視聴方法(予定)
8月17日(土)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#08対戦カード

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 203.8ポンド(92.44キロ)
ジョシュ・シルヴェイラ: 205.2ポンド(93.07キロ)

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 206ポンド(93.44キロ)
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ライト級準決勝/5分3R>
ガジ・ラバダノフ: 155.8ポンド(70.66キロ)
ミカエル・デュフォー: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライト級準決勝/5分3R>
ブレント・プリマス: 155.2ポンド(70.39キロ)
クレイ・コラード: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライト級/5分3R>
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ブライアン・ステイプルトン: 160.6ポンド(72.84キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ: 135.6ポンド(61.5キロ)
ラザロ・ダイロン: 135.8ポンド(61.59キロ)

<ライト級/5分3R>
エルヴィン・エスピノーザ: 156ポンド(70.76キロ)
マス・ブーネル: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サッド・ジーン: 170.8ポンド(77.47キロ)
クリス・ブラウン: 170.4ポンド(77.29キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・オリバー: 145.8ポンド(66.13キロ)
ブレイドン・アケーオ: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ミシェル・モンタギュー: 145ポンド(65.77キロ)
マリリア・モライス: 145.8ポンド(66.13キロ)

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BELLATOR o PFL アダム・ピコロッティ インパ・カサンガネイ ガジ・ラバダノフ クリス・ブラウン ジョシュ・シルヴェイラ ジョーダン・オリヴァー ダニー・サバテーロ ビアッジョ・アリ・ウォルシュ

PFL2024#8:オッズ

(P)インパ・カサンガネイ 1.20
(P)ジョシュ・シルヴェイラ 4.80
(P)ロブ・ウィルキンソン 1.62
(B)ドヴェルジャン・ヤクシムラドフ 2.36
(B)ガジ・ラバダノフ 1.16
(P)マイケル・デュフォー5.55
(B)ブレント・プリマス 1.62
(P)クレイ・コラード 2.36
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ 1.08
ブライアン・ステイプルト8.50
ダニー・サバテーロ 1.10
ラザロ・デイロン 7.50
マッズ・バーネル 2.14
エルヴィン・エスピノーザ 1.74
サド・ジー1.28
クリス・ブラウン 3.80
ジョーダン・オリヴァー 1.11
ブレイドン・アケオ 7.00
ミッシェレ・モンタギュー 1.06
マリラ・モライス 11.00

今週末のPFLはライトヘビー級&ライト級のトーナメント準決勝。

ライトヘビー級はPFL3人、Bellator1人。カサンガネイ vs. シルヴェイラは昨年の決勝戦のカードの再戦。唯一のBellator勢ヤクシムラドフの相手は2022年のウィナーで、昨年は初戦勝ったが禁止薬物使用による失格、今年は予選2試合とも勝利でPFL7戦無敗。

ライト級は2試合ともPFL vs. Bellatorで、Bellator勢がフェイバリット。初戦でパトリッキー・フレイレをKOしたコラードだが、2戦目でマッズ・バーネルに敗退。ラバダノフと対戦するデュフォートは、初戦でバーネルに勝ったが2戦目でアダム・ピコロッティに敗れての勝ち上がり。

バーネル vs. エスピノーザはライト級バックアップファイター同士の対戦。同様に、ライトヘビー級でもバックアップファイターのアントニオ・カルロスJr. vs. カール・アルブレックソンが組まれていたが、アルブレックソン欠場で流れている(カルロスJr.は引き続きトーナメント出場選手が出られなくなった場合のバックアップファイターとして待機する)。

プレリムのワンマッチではバンタム級の試合が組まれており、Bellatorバンタム級GPベスト4のダニー・サバテーロが出場。相手はPFL/Bellator初参戦のデイロン。無敗だがメジャークラスの実績がないため、オッズは大差に。もともとワンマッチではリーグ戦を実施しない階級の試合も組まれているが、来年以降のPFLバンタム級リーグ戦開催につながるか。

第1試合開始は17日朝7時半から。速報します。

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AB BELLATOR o PFL UFC アダム・ボリッチ ガブリエル・ブラガ タイラー・ダイヤモンド ダニー・サバテーロ ブレンダン・ラウネーン

PFL2024#6:第1試合・タイラー・ダイヤモンド vs. ブレット・ジョーンズ

フェザー級。ダイヤモンドは2戦目からの出場、ジョーンズは0点・8位。

ダイヤモンドは当初は補欠戦で出場予定だったが、アダム・ボリッチの欠場に伴い本戦に代役出場。2018年にTUFに出演し、3位決定戦でUFCで試合が組まれたことがあるが、ブライス・ミッチェルに敗れUFCとの本契約はならず。2021年からPFLに出場し、初年度は予選敗退。2022年は出場なし、2023年はやはり欠場選手の代役で2戦目から出場したが、2R一本負けで決勝進出ならず。今年は4月のPFL.3にも補欠戦に出場し判定勝ちしている。33歳。

ジョーンズはUFCで5勝2敗と勝ち越していたが、契約満了で2020年にBellatorと契約。Bellatorではバンタム級で、ダニー・サバテーロに敗れた後2連勝。しかし昨年は試合が組まれず、またFAとなり、12月にフェザー級に上げてPFLヨーロッパに出場している。リーグ初戦はティムール・シズリエフ相手に組みで対抗し善戦したが判定負け。32歳。

ダイヤモンドはフィニッシュ勝利しなければ脱落が確定。ジョーンズは可能性としては判定勝ちでも決勝進出できるが、事実上フィニッシュしないと難しい。

お互いオーソドックス。ジョーンズシングルレッグへ。ダイヤモンドは首をギロチンに抱えて上を取ろうとする。ダイヤモンドが上に。ケージ際で体を起こそうとするジョーンズにパンチを入れるとボディロックして立たせない。アミールで腕をロックしてパンチを入れる。殴りつつパスを狙う。ジョーンズはケージで立とうとするが、ボディロックで腰をコントロールして立たせないダイヤモンド。ようやく立ったが残り1分。ジョーンズが四つからテイクダウン。スクランブルで逃れようとしたダイヤモンド。がぶったジョーンズ。できれば1Rフィニッシュが欲しいジョーンズだが立たれた。ジョーンズ飛びヒザ。ゴング。

1Rダイヤモンド。

2R。ジョーンズタックル。ケージに押し込んだ。脇を差してこらえるダイヤモンドを投げた。すぐに立ったダイヤモンド。ボディロックから投げたジョーンズ。膝を着いたダイヤモンドに両足フックしバックマウント。足のフックを外して立ったダイヤモンド。ジョーンズはバッククリンチからまたテイクダウン。ケージを使って立つが、すぐにまたテイクダウン。押さえ込んでパウンドを入れるジョーンズ。マウントへ。残り30秒でバックマウントに。パウンド。ゴング。

2Rジョーンズ。

3R。すぐ四つに組んだが、ジョーンズがパンチで引き剥がすとタックルへ。潰して上になったダイヤモンド。立ったジョーンズ。パンチを打ち込みタックルに入ろうとしたが、ダイヤモンドのパンチを貰い後退。ケージを背負ったジョーンズのボディを打ち込むダイヤモンド。そのままケージに押し込む。離れたがダイヤモンドのパンチがヒット。さらに首相撲から両者クリンチアッパー。ジョーンズ大外刈り。テイクダウンすると即腕十字を狙ったが、外され下に。上になりパウンドを入れるダイヤモンド。ジョーンズ三角を狙ったが防がれる。パウンドを入れるダイヤモンド。タイムアップ。

三者29-28でダイヤモンド勝利。

  1. *(P)ブレンダン・ラウネーン・6点
  2. *(P)ガブリエル・ブラガ・5点
  3. *(B)ティムール・シズリエフ・3点
  4. (B)アダム・ボリッチ・3点
  5. *(B)カイ・カマカ3世・3点
  6. (B)タイラー・ダイヤモンド・3点 E
  7. *(P)バッバ・ジェンキンス・0点
  8. *(B)エンリケ・バルゾラ・0点
  9. *(B)ジャスティン・ゴンザレス・0点
  10. *(B)ペドロ・カルヴァーリョ・0点
  11. (P)ブレット・ジョーンズ・0点 E

ダイヤモンド勝利も5位以下が確定で、両者脱落。

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BELLATOR o RIZIN ダニー・サバテーロ

Bellator CS2:メインイベント・パッチー・ミックス vs. マドメド・マゴメドフ

バンタム級5分5R。

ミックスは2022年のバンタム級GPで堀口・マゴメドフ・スタッツを下し優勝し、暫定王座を獲得。昨年11月のBellator旧体制最終大会で正王者ペティスとの統一戦を行い、2Rチョークで勝利して正王者となった。30歳。

ACBバンタム級王者マゴメドフはGP前のワンマッチでスタッツに判定負け。GPでは一回戦でエンリケ・バルゾラにギロチンで一本勝ちしたが、準決勝では逆にミックスのギロチンでキャリア初の一本負けを喫している。昨年7月のRIZINとの合同興行では、ともにGPベスト4のダニー・サバテーロと3位決定戦的な試合を行い、そこでも1Rギロチンで勝利した。32歳。

喧嘩四つ、前手で距離を測る両者。スイッチを見せるマゴメドフ。ミックスはインロー、前蹴りを出す。マゴメドフも右を返す。ミックスがパンチからヒザを繰り出す。マゴメドフの左右のパンチはブロック。ミックスプレスしてきた。マゴメドフ飛び込むと腹にヒザを入れて離れる。詰めてジャブを入れたミックス。マゴメドフは右ミドル・インローを返す。ミックスもインロー。マゴメドフの右がヒット!ミックス後退。さらに右がまたヒット。詰めたが組み止めたミックス。離れるマゴメドフ。ミックスがジャブを出したが、マゴメドフ左右のフックからミドル。ゴング。

1Rはマゴメドフが一瞬ぐらつかせた場面があったが、ヒット数ではミックスか?微妙。

2R。圧を強めるミックスだが、マゴメドフが蹴りをキャッチ。ミックスギロチンで飛びついて引き込むが外れて下に。下から脇を差すミックス。差された腕を小手に巻いてディフェンスするマゴメドフ。立った。離れる。マゴメドフが飛び込んでパンチを入れる。ミックスはジャブを打ち込む。飛び膝を見せたところで左フックで止めるマゴメドフ。詰めてきたミックス。マゴメドフはケージに詰められないように出るが、ミックスのボディがヒット。パンチからミドルを入れるマゴメドフ。先にアクションを起こすのはマゴメドフだが、ミックスも飛び込みにパンチを合わせていく。ボディストレートを入れたマゴメドフ。ゴング。

2Rも判断が分かれそうなラウンド。

3R。また先に手を出していくマゴメドフ。ミックスはジャブで弾幕を張る。マゴメドフシングルレッグ。ミックスまたギロチン!ボディロックしてかなりタイトに絞めているが、喉元には入っていないか。下になったマゴメドフだがギロチンが外れた。下からフックスイープで浮かせつつ距離を取り離れて立つマゴメドフ。ミックスは力を使ったか。手数を出していくマゴメドフ。インローを盛んに蹴る。左フックがヒット!効いた!後退するミックスにパンチが当たっている。さらにパンチが入りケージを背負ったミックス。組みに行ったマゴメドフ。しかし脇を差されている。引き剥がしてヒザを入れたマゴメドフ。マゴメドフまた左を打ち込む。ミックスちょっと動きが落ちてきている。マゴメドフ腹に前蹴り。インロー。飛び込んで左フック。また腹。掛け蹴り。ゴング。

3Rは完全にマゴメドフ。2Rまでは微妙だが、この後2Rを取る体力がミックスに残っているか。

3R。ミドルで腹を蹴るマゴメドフ。飛び込んで右。マゴメドフが左で飛び込んだタイミングで組み付いたミックス。脇を差してバックに回ろうとしたが、差し返したマゴメドフが肘を入れて引き剥がした。左をヒットさせるマゴメドフ。詰めてきたミックスに左フック。ミックスの蹴りは間合いが遠く空振り。マゴメドフ踏み込んでワンツー。さらに前蹴り。ミックスはジャブばかりで左のパンチが出ていない。トラブルか?右オーバーハンドを入れたマゴメドフ。サウスポーからの左ストレートがヒット。詰めてきたミックスにヒザを入れるマゴメドフ。首相撲からヒザの打ち合いに。ゴング。

4Rも手数でマゴメドフ。

5R。詰めたミックスにマゴメドフが首相撲。ヒザを打ち合う。離れた。喧嘩四つで蹴りの打ち合いから、ミックスのローがローブローに。タイムストップ。再開。ミックスがジャブを打ち込むが、マゴメドフ飛び込んでパンチを入れる。また組んだ。両脇をさすが、マゴメドフは小手に巻いてこらえると、差し返して引き剥がした。また詰めるミックス。今度は低いタックルへ。マゴメドフは両足を開いてディフェンス。また四つになるが、差し返して押し込むマゴメドフ。ミックスしつこくタックルに行くが引き剥がされた。ミックスが詰めてテンカオを放つがヒットせず。マゴメドフが前蹴りを腹に入れる。詰めてきたミックスにヒザ。ミックスそのままタックルに入るが、また腕を小手に巻いて防ぐマゴメドフ。離れる。残り30秒。マゴメドフワンツー。ミックスもパンチを返した。タイムアップ。

49-46マゴメドフ、48-47ミックス、48-47ミックス!スプリットでミックスが辛くも王座防衛。会場はブーイングも。

納得行かない様子を見せるマゴメドフだが、3Rマゴメドフ以外は僅差だったので、割れるのは仕方ない。

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45 AB BELLATOR F1 Goods MMA o ONE RENA RIZIN   ウスマン・ヌルマゴメドフ セルジオ・ペティス ダニー・サバテーロ ドゥグラス・リマ パッチー・ミックス マゴメド・マゴメドフ 白川陸斗 矢地祐介

5.17『Bellator 303』でウスマン・ヌルマゴメドフ vs. アレクサンドル・シャブリー、パッチー・ミックス vs. マゴメド・マゴメドフ、マンスール・バルナウイ vs. 矢地祐介

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Louie Sutherland(Sherdog)

 Bellator MMAが5月17日にフランス・パリのアコー・アリーナで『Bellator 303』を開催することとウスマン・ヌルマゴメドフ vs. アレクサンドル・シャブリーのライト級タイトルマッチ、パッチー・ミックス vs. マゴメド・マゴメドフのバンタム級タイトルマッチ、グレゴリー・バベン vs. カステロ・ヴァン・スティーニスのミドル級マッチ、スリム・トラベルシ vs. ルイ・サザーランドのヘビー級マッチを行うことを発表。

 ヌルマゴメドフは10月の『Bellator 300: Nurmagomedov vs. Primus』でブレント・プリムスに判定勝ちしたものの、その後禁止薬物の陽性反応が出たことからノーコンテストになって以来の試合。しかし意図的に摂取したものではないと判断され、タイトルは剥奪されていません。シャブリーは11月の『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』でパトリッキー・“ピットブル”・フレイレに判定勝ちして以来の試合で9連勝中(Bellator戦績5勝0敗)。現在Bellatorライト級ランキング1位。

 ミックスは11月の『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』で行われたバンタム級王座統一戦でセルジオ・ペティスに2Rリアネイキッドチョークで勝利し王座統一して以来の試合で6連勝中。マゴメドフは7月の『超RIZIN.2』でダニー・サバテーロに1Rギロチンチョークで勝利して以来の試合。現在Bellatorバンタム級ランキング4位。両者は2022年12月の『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』で対戦しており、この時はミックスが2Rギロチンチョークで勝利しています。

 バベンは9月の『Bellator 299: Eblen vs. Edwards』でチャーリー・ワードに1Rギロチンチョークで勝利して以来の試合で8連勝中(Bellator5連勝中)。スティーニスは5月の『Bellator 296: Mousasi vs. Edwards』でドゥグラス・リマに判定負けして以来の試合。

 トラベルシは10月の『Bellator 300: Nurmagomedov vs. Primus』で行われたBellatorデビュー戦でダヴィオン・フランクリンに1R TKO勝ちして以来の試合でプロデビュー以来6連勝中。サザーランドは現在30歳のイギリス人でMMA戦績6勝2敗。今回がBellatorデビュー戦。


 さらに、プレリミナリーカードでマンスール・バルナウイ vs. 矢地祐介のライト級マッチも行われます。

 バルナウイは9月の『Bellator 299: Eblen vs. Edwards』でジェイ・ジェイ・ウィルソンに判定負けして以来の試合で2連敗中。矢地祐介は2月の『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で白川陸斗に2Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator301 MMA MMAPLANET o ダニー・サバテーロ ラフェオン・スタッツ

【Bellator301】超ノンストップのスクランブル・ファイトは、スタッツがサバテーロにリベンジを許さず

<バンタム級/5分3R>
ラフェオン・スタッツ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ダニー・サバテーロ(米国)

開始早々、サバテーロが右跳びヒザを見せた。それを受け止めたスタッツが、左ストレートでサバテーロをグラつかせる。パンチとローからサバテーロがダブルレッグで飛び込んだ。スタッツに背中を着かせ得たサバテーロが、首を抱えられながらパンチをボディに落とす。スタッツは右腕をサバテーロの首に回しながら、ハーフガードで耐える。スタッツが右腕を外すと、サバテーロがボディロックへ。スタッツが反転し、トップを狙うもスクランブルへ。サバテーロが両腕を差し上げて押し込むとスタッツが離れた。

スタッツがサバテーロにケージを背負わせてパンチの連打を浴びせる。距離を取ったサバテーロは右跳びヒザを防がれるも、ダブルレッグで再びテイクダウンを奪う。起き上がるスタッツのバックに回ったサバテーロは、バックコントロールから太腿にヒザを突き刺す。ボディロックからテイクダウンを狙うサバテーロだったが、逆にすくわれグラウンドで下になってしまう。立ち上がったサバテーロがボディロックから倒すも、スタッツがバックに回った。正対したサバテーロが押し返すも、スタッツが首相撲からヒザを突き上げていった。

2R、スタッツが距離を詰めると、サバテーロが右前蹴りと右ハイを散らす。互いに前手を触りながら距離を測るが、スタッツは左ストレート。サバテーロが右の蹴りからダブルレッグで入るも、スタッツがスプロールした。立ち上がるスタッツに食らいつくサバテーロは、足をすくってバックに回る。スタッツはスクランブルに持ち込みたいが、逆にサバテーロにトップを奪われてしまう。

うつ伏せになったスタッツに対し、サバテーロがバックに戻って四の字フックへ。しかしスタッツが正対してトップに回る。サバテーロはスタッツの左足をすくってスイープを試みたが返せず。シングルバックの体勢からパンチを打ち込むスタッツは、サバテーロが立ち上がるとさらにパンチの連打で追い込む。それでもサバテーロが残り30秒でダブルレッグからテイクダウンを奪う。スタッツも後転でトップに回り、右ヒジを連打していった。

最終回、スタッツが左ストレートを伸ばす。サバテーロが右跳びヒザから足を滑らせてしまう。トップを奪いにきたスタッツに対し、サバテーロはスクランブルからダブルレッグで押し込むも倒せず。右腕を差し上げてきたスタッツの足をすくってヒザを着かせ、バックに回ったサバテーロが四の字フックで固める。しかし、ここも肩固めを狙うサバテーロからスタッツがトップを奪った。

ハーフガードのサバテーロの顔面に左ヒジを連打で浴びせるスタッツ。サバテーロがスクランブルに持ち込むも、両者スタンドへ。打撃戦からスタッツがシングルレッグで組むと、サバテーロがガブりからアナコンダチョークを狙う。だがサバテーロはケージに押し込められた状態で、絞め上げることはできなかった。

超ノンストップのスクランブル・ファイトは判定へ—―結果はジャッジ3者とも29-28でスタッツの勝利に。両者は笑顔でハグを交わしたが、リベンジは成らなかったサバテーロはすぐにケージを去った。


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『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』前日計量動画

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MAIN CARD (Showtime, 9 p.m. ET)

・Champ Yaroslav Amosov (169.6) vs. Jason Jackson (169.6) – for welterweight title
・Champ Sergio Pettis (135) vs. interim champ Patchy Mix (135)* – bantamweight title unification bout
・Danny Sabatello (135.8) vs. Raufeon Stots (135.8)
・A.J. McKee (155.6) vs. Sidney Outlaw (156)
・Patricky Freire (154.4) vs. Alexander Shabliy (155) – lightweight grand prix semifinal

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 5 p.m. ET)

・Tyrell Fortune (245) vs. Marcelo Golm (260.4)
・Sumiko Inaba (125.2) vs. Denise Kielholtz (124)
・Justin Gonzales (145.4) vs. Timur Khizriev (146)
・Pieter Buist (155.6) vs. Archie Colgan (155.4)
・Keri Melendez (126.6)** vs. Sabriye Sengul (125.6)
・Matheus Mattos (135.2) vs. Richard Palencia (136)
・Ramazan Kuramagomedov (171) vs. Randall Wallace (170.4)
・Islam Mamedov (159.4)*** vs. Killys Mota (160) – 160-pound contract weight
・Cody Law (145.4) vs. Jefferson Pontes (145.6)
・Mike Hamel (155.8) vs. Tim Wilde (156)
・Isao Kobayashi (145.2) vs. Yves Landu (145.4)

 『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』前日計量結果。セルジオ・ペティスとバンタム級王座統一戦を行うパッチー・ミックスは2度目の計量でパス。メインカードのその他の選手は1度目の計量でパスしています。プレリミナリーカードではケリ・メレンデスが126.6ポンドと0.6ポンドオーバー。出場給の一部を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ヤロスラフ・アモソフ vs. ジェイソン・ジャクソンは11人全員アモソフ支持。

・セルジオ・ペティス vs. パッチー・ミックスはペティス支持1人、ミックス支持10人。

・ラフェオン・ストッツ vs. ダニー・サバテーロはストッツ支持9人、サバテーロ支持2人。

・A.J.マッキー vs. シドニー・アウトローは11人全員マッキー支持。

・パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ vs. アレクサンドル・シャブリーはピットブル支持4人、シャブリー支持7人。続きを読む・・・
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【Bellator301】第二次サークルケイジ挑戦──ISAO「ここをクリアして、今後のことはそれから」

【写真】勝負どころで、上を取り切る力は国内随一のISAO。今回こそBellator初勝利を期待したい(C)MMAPLANET

17日(金・現地時間)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるBellator301でISAOが、イーブ・ランジュと対戦する。
text by Manabu Takashima

契約成立もなかなか試合が組まれないなかで、Bellator売却という話が公然として伝わるようになった。そしてようやく決まった7年5カ月振りのサークルケージへにリベンジの時。第一次ベラトール挑戦はゴイチ・ヤマウチ、ジャスティン・ローレンスに2試合連続フィニッシュ負けに終わったISAOは、MMAファイターとしてより穴が少なく、勝ち筋の見える試合を遂行するファイターに成長した。

ベラトール後の戦績は実に9勝1敗、フェザー級KOPに君臨し国内トップどころを勝ち続けた結果、海外での戦いを最優先とするために国内での活動を控えるように。あくまでも世界で戦うことに拘り、今回の試合が2年半振りの実戦となるISAOに話を訊いた。


――ようやく仕切り直しのサークルケージ挑戦となりましたが、この間にBellatorとRIZINの対抗戦が日本でも行われました。あの時などはどのような気持ちでいましたか。

「もどかしい気持ちはありました。マネージャーもプッシュしてくれていたのですが、ベラトール側も内部組織で色々なことがあってなかなか組まれなかったです」

──内部組織の問題、つまりは売却問題が浮上し消滅だとか色々な話が聞こえるようになってきたかと思います。

「買収問題が表立って出てきたので、『本当に大丈夫かな』という不安はありました。でも、試合を組んでもらって良かったです」

──現状、301大会以降の発表がないままで。PFLへの売却も最終的な金額の面で結論が出ていないという話も伝わってきます。同時にShowtimeがボクシングとMMAの中継を止めるというニュースもあり、契約下にある選手も将来が気になることばかりかと。

「僕自身は……ベラとオールの大元のオーナーが代わるのかは分からないのですが、興行は2年ぐらいあるという風にも言われてはいます。でも、分からないですよね」

──買収した側は、支配下にあった選手の契約を履行しないといけないようです。

「あぁ、でもそうですよね。契約してあるので」

──ともあれ2021年5月の中島太一戦以来、実に2年半振りの実戦となります。この間、ずっと海外を目指して試合機会を待ち続けていたのでしょうか。

「中島選手に勝ってから、Pancraseの体制が変わることになって。福井(幸和)代表がティキ・ゴーセンのアーセナルと繋がっているので、海外を狙うためにマネージメント契約をしました。その契約にも少し時間が掛って、契約してから──やっぱりUFCに出たかったので交渉をしてもらっている間に、網膜剥離になってしまったんです」

──えぇ、そうだったのですか。

「ハイ。去年の5月に見え方に違和感があったので検査をすると、網膜剥離で。手術をして、そこから練習を再開するまで5カ月かかりましたし。そうしているとUFCは年齢的なこともあって難しくて。待っていても時間が過ぎるだけなので一旦、区切りをつけました。ティキの方からは『Bellatorなら話を持って行けるだろう』という流れになり、なら違うところでやろうと方向を変えました。ベラトールと契約をさせてもらってから、なかなか試合が組まれなかった形ですね」

──これだけ試合がない間にRIZINフェザー級戦線が非常に盛り上がってきましたが、傍で眺めていた歯がゆい気持ちはなかったですか。

「そうですね、やっぱり一番の目標がUFCだったので。あのタイミングでは、やはりUFCに行きたかったです。網膜剥離後に練習を再開する時には、ベラトールの話がありました。5カ月ほど練習ができていかったので、体創りからボチボチ始めたような状態だったので。

RIZINに関しては、それほど鑑賞もしていなかったですし……あんまし……自分はチャンスがあるなら海外で戦いたかったので。それでベラトールとも契約できたので、そこで頑張るという想いだけでした」

──海外で戦うという揺るぎない想いは、前回の挑戦で結果を残せなかったことに関係していますか。

「そこが一番の糧になって、これまでやってきたというのはあります」

──それなのにベラトールの今後が不透明になってしまったと……。

「でも、今回は決まっているわけですし。ここをクリアして、今後のことはそれから考えます!」

──勝敗、パフォーマンスともに大切になってきますね。だからこそ、ここでどのような試合を見せたいですか。

「前回の試合から空いてしまったのですが、この間に課題を持って取り組んできたので成長した姿、パフォーマンスを見せられればと思っています」

──課題というのは?

「組んで倒した後ですね。どうしても、なかなかフィニッシュに辿り着けていなかった。まずは勝つこと、判定でも勝つことが大切なんですけどフィニッシュまでの流れを強化できればというのがあったので、今年の春からカルペディエム青山に通わせていただいて。世羅(智茂)先生や、スタッフの先生とハイレベルなグラップリングの練習ができました」

──つまり成長してきた部分というのは、カルペディエム青山で学んだグラップリングになると。

「極め技に関しては、出していければと思っています(笑)」

──対戦相手のイーブ・ランジュの印象を教えてください。

「身体能力の高い動きと、ダンサーをやっていたようなリズミカルな予想の難しい動きの持ち主ですね。バネがあって、勢いのある攻撃をしています」

──独特な構えとリズム、スイッチも綺麗ではないです。

「一見、荒々しいイメージですが、実際に向かい合うとどうなのか。当てる時は思い切り当てるというスタイルですしね。散打やグラップリングの大会にも出ていますね」

──ISAO選手の言われた予想が難しい動き、跳び系の技などに特徴があるように感じました。

「そうですね、跳びヒザ、跳び蹴り。回転系の動きは少なかったのですが、それもやってくるかもしれないですね。一番はそういう攻撃だと思いますが、割と組み技や寝技もできます。寝かせても油断せず、組んでみてどれだけの力量なのか……ですね。そういう相手ですけど、彼の攻撃につき合わず、後手後手にならないように自分の攻撃、打倒極をやりきたいです。力で負けるなら、違う動きで勝負する。全部を混ぜて攻撃するのは、いつも通り変わらないです」

──では改めて、今回の試合への意気込みをお願いします。

「久しぶりの試合ですが、その間培ってきたこと、やってきたこと、成長した姿を全部ぶつけて勝ってきます」

■視聴方法(予定)
11月18日(土)
午前5時30分~ U-NEXT

■Bellator301対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)
[挑戦者]ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] セルジオ・ペティス(米国)
[挑戦者]パッチー・ミックス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ラフェオン・スタッツ(米国)
ダニー・サバテーロ(米国)

<ライト級/5分3R>
AJ・マッキーJr(米国)
シドニー・アウトロー(米国)

<ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
アレクサンデル・シャブリ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
マルセロ・ゴルム(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ(オランダ)
スミコ・イナバ(米国)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ(ロシア)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
アーチー・コーガン(米国)
ピーター・バウシュト(オランダ)

<女子フライ級/5分3R>
ケリー・テイラー・メレンデスべ(米国)
サブリエ・セングル(トルコ)

<バンタム級/5分3R>
マテウス・マトス(ブラジル)
リチャード・パレンシア(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
ティム・ワイルド(英国)

<160ポンド契約/5分3R>
イスラム・マメドフ(ロシア)
キリス・モタ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロー(米国)
ジェフェウソン・ポンチス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ラマザン・クラマゴメドフ(ロシア)
ランデル・ウォレス(米国)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ(フランス)
ISAO(日本)

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【Bellator301】ISAOの再チャレンジ初戦が決定! オールスター戦でイーブ・ランジュと激突

【写真】ようやく決定!(C)MMAPLANET

19日(水・現地時間)、11月17日(金・同)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるBellator301にて、元フェザー級KOPのISAOがイーブ・ランジュと対戦することが発表された。
Text by Shojiro Kameike


既報どおりBellator301ではヤーソラフ・アモソフ×ジェイソン・ジャクソンの世界ウェルター級選手権試合、セルジオ・ペティス×パッチー・ミックスによる世界バンタム級王座統一戦、さらにライト級GHP出場中のパトリッキー・フレイレがアレクサンデル・シャブリーと戦い、ダニー・サバテーロ×ラフェオン・スタッツも行われるなど、Bellatorオールスター戦ともいえるラインナップに日本からISAOが加わった。

ISAOがBellatorとの契約――2度目の参戦を発表したのは今年2月のこと。8カ月の時を経てようやく決まった初戦の相手は、RIZINにも参戦経験のあるランジュだ。イーブ・ランジュのMMA戦績は19勝9敗で、2019年8月にRIZINで上迫博仁に判定負けを喫した後、Bellatorに連続参戦している。現在は3連勝中で、直近では今年5月にピオトル・ニジェルスキーを判定で下した。

ランジュはスイッチしながらサークリングし、相手と距離を取りながらジャブとローを繰り出す、典型的なMMAストライカーだ。その一方で自身の打撃が当たると一気に距離を詰め、テイクダウンやトップキープからグラウンドの展開になることも厭わない。しかし、グラウンドの精度については、ISAOとは大きな開きがあるように感じられる。


中島戦は大激闘となったが、内容的にはISAOの完勝だった

ISAOにとっては2021年5月、中島太一を判定で破りフェザー級KOPの防衛に成功して以来の実戦となる。中島戦は5Rに渡り激しいテイクダウン&スクランブルの攻防を繰り広げた末、ISAOが勝利した。単純比較はできないものの、それでもISAOがランジュを下がらせ続けるか、あるいはランジュが距離を詰めてきたところでISAOがテイクダウンに成功する可能性は十分高い。

気になるのはISAOのブランクと――Bellatorの経営状態だ。かねてから売却の噂が絶えないBellatorだが、現体制下のイベントは今大会が最後という話も伝わってくる。もし売却された場合、現在の契約は引き継がれるのか。それとも一旦白紙となって新たな契約が求められるのか……。いずれにせよ今後も北米に挑み続けたいISAOにとっては、明確な勝利が求められるランジュ戦だ。

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