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10.26『UFC 308』でサイド・ヌルマゴメドフ vs. ダニエル・サントス、ファリッド・バシャラット vs. ビクター・ウーゴ



 UFCが10月26日にアラブ首長国連邦アブダビで開催する『UFC 308: Topuria vs. Holloway』でサイド・ヌルマゴメドフ vs. ダニエル・サントスのバンタム級マッチ、ファリッド・バシャラット vs. ビクター・ウーゴのバンタム級マッチを行うことを発表。

 ヌルマゴメドフは昨年10月の『UFC 294: Makhachev vs. Volkanovski 2』でムイン・ガフロフに1Rギロチンチョークで勝利して以来の試合。サントスは昨年6月の『UFC on ESPN 46: Kara-France vs. Albazi』でジョニー・ムニョスJr.に判定勝ちして以来1年4ヶ月ぶりの試合で2連勝中。

 バシャラットは1月の『UFC Fight Night 234: Ankalaev vs. Walker 2』でテイラー・ラピルスに判定勝ちして以来の試合でプロデビュー以来12連勝中(UFC3連勝中)。ウーゴは4月の『UFC Fight Night 240: Allen vs. Curtis 2』で行われたUFCデビュー戦でペドロ・ファルカオンに判定勝ちして以来の試合で14連勝中。続きを読む・・・
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【UFC ESPN46】驚速腕十字は、初回のみ。簡単に下になるムニョスJrがダニエル・サントスに判定負け

<バンタム級/5分3R>
ダニエル・サントス(ブラジル)
Def.3-0:29-27.29-27.29-27
ジョニー・ムニョスJr(米国)

サウスポーのムニョスJrに、サントスが右ハイを狙う。続くローの応酬で、サントスの右ローがムニョスJrの股間を直撃する。スネが入ったムニョスJrは苦悶の表情を浮かべるも、1分が過ぎると立ち上がって回復を図る。再開後、跳びあがって二段蹴りを見せたサントスは距離が近づくと、右オーバーハンドを振るう。直後に組んだムニョスJrがケージへ。

小手&払い腰のサントス、同体のムニョスJrはスクランブルでバックを伺うが、落とされると引き込んでボディトライアングルでガードを取る。腰を切って腕十字のムニョスJrは、蹴り上げから三角へ。立って腕を抜いたサントス、スクートのムニョスJrをレフェリーがスタンドに戻した。ムニョスJrのヒザ蹴りにパンチを入れるサントスだが、続くの右オーバーハンドにムニョスJrのヒザ蹴りが急所に入る。2度目の中断を経てリスタートされた試合は、左ミドルから右オーバーハンドのサントスにムニョスJrがダブルレッグへ。切ったサントスのヒザ蹴りに「急所だ」とアピールしたムニョスJrは、自らの急所に近い位置にヒザを突き刺す。続く組みの展開で引き込んだムニョスJrだが、ここは仕掛けがなく試合はスタンドに戻る。

ムニョスJrはテイクダウン狙いが素早くバックに跳び乗ろうとしたが、落とされここもガードを取る。下からの仕掛けを警戒し、サントスは仕掛けずスタンドに。ここで時間となった。

2R、圧を高めて左を入れたサントス。ムニョスJrは組んで両ワキを差しケージに押し込む。サントスの小手投げに簡単に下になったムニョスJrが、パウンドを被弾する。初回と違い上から殴り、ヒジを入れるようになったサントスは起き上って蹴り上げを防ぎつつ──離れてローを蹴る。サントスは自らガードの中に入ると、胸に頭をつけて腕を取らせず、上体を起こして左右のパウンドを振り下ろす。

シャオリン・スイープのようにワキを潜ろうとしたムニョスJrが、勢いのあるパウンドを連続で殴られ頭が揺れる。サントスは立ち上がり、レフェリーがブレイク。試合がスタンドに戻ると、ムニョスJrはここもダブルレッグから引き込む。付き合わず立ち上がったサントスがローを蹴り、ここもレフェリーが試合をスタンドに戻った。ムニョスJrはここもシングルを切られるとガードを取り、下で守る展開でラウンド終了を迎えた。

最終回、サントスの左ローが股間に入り、即試合が中断。2分半ほどリカバリーを置いたムニョスJr、サントスには減点1が告げられる。再開後、左ハイのサントスは組んで引き込もうとしたムニョスJrをボディロックで豪快にテイクダウンする。下になったムニョスJrは、ここも頭を引き寄せてクローズドガードに。腰を切って来ても正対して対応したサントスが殴って立ち上がる。

アップキックに下がったサントスがバランスを崩す。ムニョスJrは、機敏に立ち上がって飛びヒザを狙う。後ろ回し蹴りで姿勢を乱したサントスは、ムニョスJrのスタンドでのギロチンにスラムするように背中をつかせた。ムニョスJrは下に落ち着くが、これでは逆転の目はない。

ケージを蹴って腕十字→オモプラッタ狙いのムニョスJr、サントスが腕を抜いて離れるとレフェリーがブレイクを命じた。ムニョスJrは蹴り足を取り、足を抜こうと反転したサントスからテイクダウンを奪い──初めてトップに。サントスはアップキックを見せ、抑えにきたムニョスJrを足で送り出すようにスイープを決める。

サントスはガードの中から離れて立ち上ると、ムニョスJrも続く。跳びあがって後ろ回し蹴りを繰り出したサントスは、空振りしタイムアップも迎えた。初回の仕掛け以外、引き込んで守ったムニョスJrに勝ち目はなかった。


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