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DWCS2022#06 MMA MMAPLANET o ダナ・ホワイト マリア・シウバ ヴィクトリア・ダダコワ

【DWCS2022#06】右ヒザ負傷のダダコワが根性のトップ&バック奪取で、シウバを下す

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
マリア・シウバ(ブラジル)

シウバのローにワンツーを合わせていったダダコワは、組まれても右腕を差して投げを打ちトップに。懸命に足を効かせるシウバはフックからハーフバタフライへ。下からの煽りに立ち上がったダダコワが、ボディにパンチを落とす。飛び込み足を一本抜いたダダコワだが、すぐにシウバがフルガードに戻す。勢いのある右エルボーを入れたダダコワは再び立ち上がり、右のパンチを振り下ろす。

残り55秒でレフェリーがブレイクを命じ、試合はスタンドへ。すぐにダダコワがシウバをケージに押し込む。シウバは押し込み返すが、小手を決めたダダコワが腰に乗せた投げトップでラウンド終了を迎えた。

2R、右ミドルにパンチのコンビで距離を詰めたダダコワは、クリンチの攻防で大内刈りを狙うが逆にテイクダウンを奪われる。下からのスイープの仕掛けに対し、シウバは足を巧妙に抜いてマウントを奪う。パンチ&エルボーを落としたシウバは、ブリッジから足を戻される。ガードをめくろうとするダダコワの柔道ムーブを凌いだシウバが、立ち上がって左右のローを蹴っていく。レフェリーが間に入り、試合がスタンドに戻る。すぐに組んだシウバがケージへ。相四つで有利に見えるダダコワが、払い腰で一本級の投げを決める。ハーフバタフライに腰を上げて離れたダダコワが、ボディを殴る。シウバは立ち上がると、ダダコワがバランスを崩して崩れる。

右ヒザを負傷し空足を踏んだような動きだったダダコワが、カニバサミから足関節を狙うがシウバは両ヒザをついて耐え左右のパンチを落として時間に。起き上る仕草が、明らかに負傷を感じさせたダダコワだった。

最終回、開始前にドクターチェックが入る。「イッツOK」というダダコワは、試合が再開されるとパンチを見せるもすぐにヒザが抜けたような動きに。そこから組んでいったダダコワがトップを取り切る。後方への巴のようなスイープにも耐えきったダダコワはパスへ。ついに腰を切ってサイドを取ったダダコワは、シウバのブリッジを潰して全力で抑え込む。

ワキを差されて、エビを使えないシウバは肩パンチを打たれて厳しい展開に。ヒザの負傷が明らかなだけにスタンドに戻りたいシウバは、懸命に腹ばいになってスクランブルを狙う。ここでダダコワはバックに回って両足をフック、仰向けになり後方からパンチを打っていく。逃げ切り勝利でなくフィニッシュを狙うダダコワに対し、シウバは左手首を掴み、RNCは許さない。ダダコワは最後の5秒のRNCを仕掛けたが極めきれず、タイムアップとなった。

と同時にダダコワのコーチがダナ・ホワイトにケガをしたんだ──と必死のアピール。3-0の判定勝ちを収めたダダコワはバックステージでダダコワは試合前から負傷していたことを明かし、「自分の力を見せることができなかった。もっとできる」と話した。


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DWCS2022#05 MMA MMAPLANET o UFC エドゥアルド・ネヴィス ダナ・ホワイト ダリウス・フラワーズ ヘスウ・アギラー マイケル・パーキン

【DWCS2022#05】パーキンがRNCでネヴィスを仕留める。アンダードッグの祭典、勝者5人がUFCへ

<ヘビー級/5分3R>
マイケル・パーキン(英国)
Def.1R1分15秒by RNC
エドゥアルド・ネヴィス(米国)

右ローを蹴ったネヴィスが右を当てて、ボディにショートの連打から組みつく。自ら離れたネヴィスだが、パーキンが右に続き左を当てる。動きが止まったように見えたネヴィスだったが、距離を取り直しワンツーを決める。組んできたパーキンを腰に乗せて投げたネヴィスが、ディープハーフからシングルで立ち上がったパーキンに対し、同じように投げを打ちつつ、耐えられるとパンチを入れる。

ここでネヴィスはスピニングバックエルボーも、背中を取られてテイクダウンを許す。パーキンはケージを背負ったネヴィスをダブルレッグでテイクダウンし、そのままバックを制すと座った状態のネヴィスにRNCを極めた。

第1試合以外、掛け率でアンダードックだった選手が勝利を手にしたコンテンダーシリーズ第5週、ダナ・ホワイトはデニス・ゴミス、キャメロン・サイマン、ヘスウ・アギラー、ダリウス・フラワーズ、そしてパーキンと5人の勝者全員とのサインを宣言した。


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DEEP Grachan56 MMA MMAPLANET o RIZIN UFC キック セルゲイ・ハリトーノフ ダナ・ホワイト パンクラス 原口伸 大宮優 木下憂朔 松場貴志 林RICE陽太 海外

【Grachan56】林RICE陽太と対戦、大宮優―02―「格闘技の怖さと面白さを体現していきたい」

【写真】松葉同様、イラっとさせるモノは持っている?!(C)SHOJIRO KAMEIKE

7日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGrachan56で、林RICE陽太と対戦する大宮優のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

なかなか濃いめのキャラクターを発揮する大宮だが、プロデビュー以降の話は意外と真面目に――かと思えば、結局はかなり濃いめのファイターだった。果たして、原口戦でKO負けを喫してからの再起戦で、真価あるいは進化を見せることができるか。

<大宮優インタビューPart.01はコチラから>


――今、柔術は何帯なのですか。

「柔術は茶帯で、もっと柔術も強くなりたいです。今はMMAをやっていますが、もちろん柔術が好きなので。

あ、全然関係ないんですけど、僕は那須川天心君と同い年なんですよ。僕が高校の時に柔道で勝てなくて悩んでいる時、RIZINで那須川天心君の試合を見て『同い年でこんなに凄い子がいるんだな』って、すごく刺激になりました。こんな凄い選手が同い年で、自分は学校でヘラヘラ話をしていていいのか、と勝手に焦ったりして。

それでALIVEに入会してからアマチュアの試合に誘われて、すぐに出場を決めました。100回練習するより1回したほうが、絶対に良い経験になると思ったので。それで出てみたら、ポンポンポンッと勝ってしまったので、これは来たって勘違いしちゃいましたね(笑)」

――そのアマチュア時代には、木下憂朔選手にキムラで一本勝ちを収めています。しかも木下選手の階級である、ウェルター級の試合でした。

「あれは……柔術しかできない頃で、とにかく殴られても殴られても前に出るしかない、という試合でした。あの時は何とか勝てましたけど、今ならボッコボコにされます(笑)」

――その後、木下選手はパンクラスでランキング1位となり、先日ダナ・ホワイト・コンテンダーズ・シリーズ(DWCS)出場が決まりました。

「単純に凄いな、って思います。木下君が先行しているから自分は……っていう焦りは一切ないですね。むしろモチベーションになっています。だからDWCSでガンガン活躍してもらって、ぜひUFCと契約してもらいたいです。僕も木下君に続いて、UFCのライト級とウェルター級で格闘技を盛り上げていきたいですよね」

――なるほど。大宮選手は昨年11月にDEEP大阪大会でプロデビューし、キムラで勝利しました。2戦目は今年3月のGRACHANで、原口伸選手にKO負けを喫しています。

「実は、試合直後は記憶が飛んでしまっていて、自分がどんな感じで試合をしたのか全く覚えていなかったんです(苦笑)。でも負けたことは分かっていて、試合の翌日には『あぁ自分はもう選手として価値がないのかな』って思いました」

――……。

「そう思っていると、SNSで僕の試合を評価してくださる方が多くて。GRACHANの岩﨑(ヒロユキ)代表もそうですし。試合で一生懸命やったら、勝ち負け以外のところで評価してくれる人がいるんだなって、すごく嬉しかったです。だから負けた自分に、今回のオファーをくれた岩﨑代表には、とても感謝しています。その評価に恥じないよう、次も面白い試合ができたらって思いますね」

――その後、原口戦の映像はご覧になりましたか。

「試合映像は見ていなくて、でも内容は全部思い出しました。まず、あまり言葉はよろしくないでしょうけど――あの試合は、相手を撲殺してやろうと思っていました」

――それだけ気合いが入った状態で試合に挑んでいるのは、表情からも分かります。

「デビュー戦は打撃の展開が一切ないまま勝ってしまいました。そうしたら中学校の柔道の先生から『おめぇ、打撃ヘタだなぁ』と言われたんですよ。いやいや、自分がどんな気持ちでパンチやキックの練習をしているのか分かってんのか、と思いました(笑)。だから原口戦は、絶対にパンチでKOしてやろうと考えていて。負けましたけど、パンチで良いシーンもありましたよね」

――お互いのパンチが当たる、シーソーゲームの大激闘でした。

「今振り返ると、やっぱり自分のMMA人生には可能性しかないなと思っています。良い点もあるし、悪い点もあることは分かったので、今はそれを修正しています。だから前向きな気持ちしかないですよ」

――今回の試合に至るまでに、どのような点を修正してきたのでしょうか。

「前の試合の時点では、まだ打撃とテイクダウンが噛み合っていなかった、というのが一つです。自分が得意としているのはテイクダウンやグラウンドで、そこにつなげやすい打撃のコンビネーションは何だろうか、と考えるところから始めました。それで発さんや久米さん、いろんな方のアドバイスを聞きながら、それを修正して積み重ねているところですね。今ようやく、それが噛み合い始めたと思います。寝技については驕ることなく、ずっと技術を研ぎ続けています」

――体格としては日沖さんよりも久米選手のほうが近いですよね。

「そうです。久米さんのファイトスタイルは、とても参考になります。ただ、それを久米さんに言うと『オレとお前を一緒にするのか』って怒られそうですけど(笑)」

――キャラは松場貴志選手でファイトスタイルは久米選手に。では次の対戦相手、林RICE陽太選手の印象を教えてください。

「デカいし、核弾頭みたいなパンチを打ってきますよね。見た目もセルゲイ・ハリトーノフみたいで」

――……。体格面では林選手のほうが勝っています。しかし海外で戦うとなれば、それだけの体格差も当たり前になってくるでしょう。そこでライト級からフェザー級やバンタム級に落とす考えはないのでしょうか。

「今のところ落とす予定はないですね。もちろんライト級では、自分より体格が大きい選手ばかりです。でも、それが分かっていたらイメージしやすいですから」

――というと?

「前回の原口選手は僕と体格が近くて、それがイレギュラーだったと思うんですよね。でも、この階級で僕より身長が高い選手しかいなければ、その相手を倒す技を追求していけば可能性があると思っています。今回も自分より大きい選手を相手に、殴ったらKO。寝かせたら360度回転させるぐらいの勢いでやります!」

――えーっと、360度回転させるというのは……。

「相手の肩を360度回転させてキムラを極めます。グリン! って」

――人体の構造として……まぁ、いいです(笑)。

「アハハハ。でも僕は、勝つことに必死です。極めきれない、これ以上曲げたら危ないかなっていう優しさが命取りになることもある。それが格闘技だと思うんです」

――もちろん、そうですね。

「エンターテインメント色が濃いめかもしれないけど、そんな僕が格闘技の怖さと面白さを体現していきたいです。よろしくお願いします!」

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DWCS2022#02 MMA MMAPLANET o UFC クリス・ダンカン ダナ・ホワイト チャーリー・キャンベル ヴィニシウス・サルヴァドール

【DWCS2022#02】巨大逆転勝ち、クリス・ダンカンを始め5人の勝者が全員UFCへ。ダナ・ホワイト、ご満悦

<ライト級/5分3R>
クリス・ダンカン(英国)
Def.1R1分43秒by KO
チャーリー・キャンベル(米国)

右ローを2発蹴ったダンカンの前進に、キャンベルが右を入れてダウンを奪う。一旦離れ、左フック→右スピニングバックフィスト→左ハイを蹴ったキャンベルは右カーフを入れる。ジャブで態勢を整えようとするダンカンは、右ミドルを2つ見せる。続く右カーフで姿勢を乱したキャンベルが、左アッパーを決める。さらに右ローの蹴り足を前に着地させ、スイッチしたキャンベルの右でダンカンが再び崩れる。

すぐに立ち上がったダンカンに対し、右の追撃をキャンベルが決める。ダンカンはテイクダウン狙いに切り替えるが、キャンベルが離れて打撃の展開が続く。と、思い切り踏み込んで右アッパーを決めたキャンベルは、ここも組んできたダンカンのシングルに足を抜く。と、続く右アッパーが空振りに。

すると右を打とうとして、がら空きになったキャンベルのアゴをダンカンの右が打ち抜き、ダウンを奪う。キャンベルは続く右のパウンドで失神。大逆転勝ちという言葉の範疇には収まらない――巨大逆転勝ち――僅か103秒の試合時間で、信じられないほどのドラマが生まれたメインを終え、ダナ・ホワイトは満面の笑みを浮かべた。

「コンテンダーシリーズが帰ってきた」と開口一番に話したダナはビリー・ゴフ、ワルド・コルテスアコスタ、フランシス・マーシャル、ヴィニシウス・サルヴァドール、ダンカンという5人の勝者とサイン。全員を絶賛し、コンテンダーシリーズ史上最高のイベントと評した。


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DWCS2022#02 MMA MMAPLANET o   キック シャノン・ロス ダナ・ホワイト ヴィニシウス・サルヴァドール

【DWCS2022#02】サルヴァドールがロスをTKO――歓喜のダナ・ホワイトがケージに入って祝福

<フライ級/5分3R>
ヴィニシウス・サルヴァドール(ブラジル)
Def.2R4分22秒by TKO
シャノン・ロス(豪州)

サウスポーのサルヴァドールに対し、ロスが左ローを蹴る。リーチで勝るサルヴァドールはロスの踏み込みにパンチを合わせていくが、ロスが右をステップインから当てる。さらにローをキャッチしつつ右を当てたロスだが、跳びヒザから着地したサルヴァドールの左ロングフックを被弾してダウンする。

殴られながら立ち上がったロスは、パンチを纏められながら右を返して組んでいく。切ったサルヴァドールが手をついてカポエイラ・キックを繰り出す。ロスも右を当てて間を取り直すと、右オーバーハンドを再び決める。ガードが低いサルヴァドールは、スウェイでパンチをかわして首相撲&ヒザを顔面に突き上げる。パンチの打ち合いのなかで左フックを当て、跳びヒザは距離が合わなかったサルヴァドールは、前に出てきたロスの右に右を合わせて2度目のダウンを奪う。

ここも殴られながら立ち上がったロスは、ボディを抉られながら手を出し続ける。頭を取りに行ったロスは、ケージに押し込まれても右を振るって前に出てタイムアップ。ダナはこの時点でスタンディングオベーションを送った。

2R、ロスの左ジャブに対し、右ストレートをヒットさせたサルヴァドールは、息を整えているのか慎重な立ち上がりに。よりアグレッシブなロスだが、ローがサルヴァドールに急所に入り試合が中断する。再開後、右ミドルを決めたロスが、飛び込むような右を伸ばす。サルヴァドールは右ミドルをブロックして。荒いフックから首相撲へ。離れて回るロスに対し、サルヴァドールはケージを背負ってアンデウソン・シウバのように手を広げて挑発する。

ロスは距離を詰めず、「お前が来い」とばかりに引き込んでサルヴァドールをケージから離れさせた。動きが落ちたサルヴァドールはヘッドムーブでパンチをかわせなくなっており、ロスが圧を掛ける。果敢に前に出るロスが右を当て、左から右フックを振るう。アイポークがあったとアピールするロスは、流されると前に出てケージを背負ったサルヴァドールにパンチを纏めていく。

ここで攻めに逸ったロスは、 右を受けて足が泳ぐ。左フック、ボディとパンチを纏めたサルヴァドールが、最後は右を打ち抜いてダウンを奪いKO勝ちを決めた。と、ダナ・ホワイトはケージの中に入りサルヴァドールを祝福するという過去に見せたことのない行動に出た。


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DWCS2022#02 MMA MMAPLANET o シモン・サムトリツキー ダナ・ホワイト ビリー・ゴフ

【DWCS2022#02】左ハイでダウンを喫したゴフが、動きが落ちたサムトリツキーを連打で仕留める

<ウェルター級/5分3R>
ビリー・ゴフ(米国)
Def.1R3分37秒by TKO
シモン・サムトリツキー(イスラエル)

右ローから右オーバーハンドを見せたゴフだが、牽制の打撃戦のなかでサムトリツキーの左ハイを食らってダウンする。ガードの中からパンチを落とすサムトリツキーに対し、ゴフは足関節を仕掛ける。防いでバックを取りに行ったサムトリツキーは、背中を預けて立ち上がったゴフをリリースして左ハイを蹴っていく。ここで蹴り足をキャッチしたゴフは、パンチを狙いつつ離れるが、右フックを被弾する。

サムトリツキーは左ミドルを決め、組まれ際に右アッパーを入れる。それでもシングルレッグに出たゴフは、ケージにサムトリツキーを押し込む。押し込み返したサムトリツキーは、オーソで左ハイを狙い、サウスポーにスイッチ。組まれると、オーソで離れる。ここでサムトリツキーの動きが落ちるや、ゴフはアッパーから前に出て、ミドルをキャッチしてリリース後にパンチをまとめる。完全にガスアウトか、動けなくなったサムトリツキーから、ゴフがパンチの連打で逆転KO勝ち――ダナ・ホワイトは立ち上がって拍手を送った。


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LFA MMA o RIZIN Road to UFC UFC YouTube   ジョゼ・エンヒッキ ダナ・ホワイト パンクラス 住村竜市朗 木下憂朔

木下憂朔が8.30『Dana White’s Contender Series 52』に出場



 2022年8月30日(日本時間31日)に米国ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催される「ダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ2022 第6週(DWCS 2022:Week6)」に、木下憂朔(パンクラス大阪稲垣組)が出場することを、自身のSNSで発表した。

「コンテンダーシリーズ」は、UFCのダナ・ホワイト代表が新たな選手をスカウトすることを目的とした大会で、ESPN+で放送されている。このシーズン6の第6週のウェルター級戦に木下は出場。ブラジルのジョゼ・エンヒッキと対戦する。

Yusaku Kinoshita(Sherdog)

木下憂朔(RIZIN)

 木下憂朔は大阪府出身で現在21歳(試合時は22歳)。ウェルター級でMMA戦績5勝1敗。



 唯一の敗戦は昨年11月の『RIZIN TRIGGER 1st』で行われた住村竜市朗戦ですが、内容では圧倒したにも関わらず最後にケージを掴んで踏みつけたことによる反則負けでした。『ROAD TO UFC』で当初予定されていたウェルター級トーナメントが消滅したこともあり、今回のDWCS出場となります。

Jose Henrique Souza(Sherdog)

Jose Henrique(Tapology)

 対戦相手のジョゼ・エンヒッキはMMA戦績5勝0敗。5月の『LFA 132: Gomes vs. Costa』で行われたペドロ・オリヴェイラ戦は判定決着でしたが、その前までは全て2R以内にTKO勝ちしています。身長195cmと183cmの木下より12cmも高く、ここまでミドル級で試合をしてきたもののUFCとの契約が懸かった今回階級を落としてきたのも脅威です。続きを読む・・・
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BELLATOR DEEP DWCS2022#02 MMA MMAPLANET o UFC キック クリス・ダンカン シャノン・ロス ダナ・ホワイト チャーリー・キャンベル ビチェスラブ・ボルシェフ ベラトール ヴィニシウス・サルヴァドール 仙三 山本聖悟 獅庵 金原正徳

【DWCS2022#02】UFCへ!! メインはBellator3勝のダンカン×Bellatorで2KO勝ちのキャンベル!!!

【写真】目指すは世界最高峰、ダンカン×キャンベル (C)Zuffa/UFC & BELLATOR

2日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ2022年の第2週が開催される。

フィニッシュを狙う姿勢が見えない試合が続き、シメコメでダナ・ホワイトが激怒するという波乱の幕開けとなった今年のコンテンダーシリーズ。今大会の出場選手は、オクタゴンのなかで何をすべきか身に染みているはずだ。


そんな今大会の注目はずばりメインのチャーリー・キャンベル×クリス・ダンカン=ライト級の一戦だ。

ダンカンは昨年もコンテンダーシリーズに挑み、ビチェスラブ・ボルシェフの左フックでKOされており、捲土重来のファイトとなる。アイルランドとイタリア、Bellatorの欧州サーキットで3勝を挙げながらUFCを目標に掲げるダンカンに対して、キャンベルもコロナ禍のベラトール・モヒガンサン大会で2KO勝ちを収めている。

ダンカンは組んで倒して――削ってから極めを狙うスタイルで、いわゆる働きアリ系の気持ちが入ったファイターだ。テイクダウンもレスリングだけでなく柔道系の投げも持ち、寝技は果敢にポジションを奪取して殴る。前向きになりすぎリバーサルを許すことも少なくないが、アグレッシブなMMA&柔術のグラウンドワークこそ彼の真骨頂といえるだろう。

対してキャンベルは右オーバーハンド、ヒザ蹴りが光るウェルラウンダー型のストライカーだ。ベラトールの2試合は強烈なローキックが勝因となっている。組みたいダンカンの前足を潰し、上下に散らした打撃でKO狙いのファイトを展開するか。とはいっても、そこはセラ・ロンゴMMA期待の新鋭は組み技の耐久力と攻撃力も兼ね備えている。

アグレッシブな両者がフィニッシュを狙う――コンテンダーシリーズに欠かせないファイトがもともと期待できる両者だが、ダナの発破が悪い方向に影響すれば、ドタバタで不確定要素が増えるファイトになるかもしれない。

またコメインのフライ級でヴィニシウス・サルヴァドールと対戦するシャノン・ロスも気になる選手だ。注目すべきはACBの豪州大会に出場して、しっかりと2勝を挙げている点だ。世界の最高峰を目指すために、母国大会とはいえAACBで戦う選択をするには気持ちの強さは欠かせない。そのACB豪州大会でロスは、TUF27ファイターで――HEXで仙三や獅庵、PXCで山本聖悟に勝利し、DEEPで金原正徳に敗れたチャーリー・アラニツを破っている。

アジアの人種のるつぼ=豪州は最軽量級からヘビー級まで国際的な舞台で結果を残す選手を輩出している。そういう面でもフライ級のロスのパフォーマンスは気になるところだ。

■視聴方法(予定)
8月3日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■DWCS2022#02対戦カード
<ライト級/5分3R>
チャーリー・キャンベル(米国)
クリス・ダンカン(英国)

<フライ級/5分3R>
シャノン・ロス(豪州)
ヴィニシウス・サルヴァドール(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
ダニーロ・スザーチ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ビリー・ゴフ(米国)
シモン・サムトリツキー(イスラエル)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC277 アレックス・ペレス アレッシャンドリ・パントージャ ダナ・ホワイト

【UFC277】フルスロットルのパントージャがペレスをRNCで仕留め、暫定王座戦の勝者へ挑戦アピール

<フライ級/5分3R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
Def.1R1分31秒 by RNC
アレックス・ペレス(米国)

パントージャがいきなりワンツーからパンチを連打。打ち返してくいるペレスに対し、パンチで攻め込みケージを背負わせる。ペレスも右ローからシングルレッグで組みついたが、パントージャがスプロール。打撃戦に戻るとパントージャが首相撲から右ヒザを突き上げた。ペレスが逆に左ヒザを繰り出すと、パントージャがボディロックに切り替え、相手の左側に回る。離れようと試みるペレスに対し、パントージャは小外で尻もちを着かせた。すぐに立ち上がるペレス。追いかけるパントージャがバックマウントを奪った。立ち上がったペレスに対し、スタンドのまま背中に乗ったパントージャが右腕をペレスの首に回す。腕のクラッチを切られたパントージャは左腕を回し、アゴからペレスの顔をねじ曲げてタップを奪った。

勝者のパントージャは、このあと行われる暫定フライ級王座決定戦について訊かれると、ダナ・ホワイトに向けてタイトル挑戦をアピールした。


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ABEMA LFA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC ジョゼ・エンヒッキ ダナ・ホワイト ニュース パンクラス 木下憂朔

【DWCS2022#06】木下憂朔、コンテンダーシリーズ出場決定。ノヴァ所属195センチのエンヒッキと対戦

【写真】コンテンダーシリーズ挑戦、4月29日が現時点での国内最終戦となることを願いたい(C)MMAPLANET

30日(土)、木下憂朔が自らのSNSで8月30日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ2022第6週に出場し、ブラジルのジョゼ・エンヒッキと対戦することを発表している。

このビッグニュースを公式発表を前に木下が自ら発したのは、対戦相手サイドが早々にSNSで木下の名前を出してコンテンダーシリーズで戦うことを明らかとしたからだ。


Road to UFCではウェルター級級自体が実施されなかったため、木下が目標とするUFCへの道は不透明になった――と思いきや、本人が公言したパンクラスのタイトル挑戦を前に世界最高峰への扉が開かれた。

本来、木下はUFCを目指すためにABEMAの海外修行プロジェクトで8月には旧サンフォードMMA、現キルクリフMMAに合流する予定だったが、同時進行でコンテンダーシリーズ出場が相成り、まずは今週末にラスベガスで佐藤天らキルクリフ勢と合流後、今回は日本での調整を選んだ。

キャリア7戦目で事実上のUFCトライアウトに挑む木下の対戦相手エンヒッキはキャリア5勝0敗、5月のLFAブラジル大会でのスプリット勝利から、コンテンダーシリーズ出場権を得た。

エンヒッキは名門ノヴァウニオン所属、マナウス出身で柔術&ムエタイがベースだ。公称195センチの長身、ソップ型のオーソドックス、ニックネームであるカネラは脛を意味するが由来は不明だ。

リーチの長さも武器のエンヒッキは、ジャブで距離を測り右ストレート、間を取ってくると後ろ回し蹴り、接近戦では振り下ろすようなエルボー、そしてヒザという武器がある。

長身を利したベアハッグと呼ぶべきテイクダウンも持っている一方で距離を詰められて、パンチの交換をすると防御が甘くなる一面もある。ただ、エンヒッキはそこから殴られても殴るにいく気持ちの強さがあり、木下としては――信条の攻め抜くファイトをするには―まずは制空権にいかに侵攻するか。その辺りから勝負が始める人生最大のファイトとなるだろう。

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