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BELLATOR o TJ・ディラショー UFC アレン・アメドフスキー カイラー・フィリップス キック グレゴリー・ホドリゲス ジリアン・ロバートソン ダナ・ホワイト トニー・グレーブリー ピョートル・ヤン ホドリゴ・ナシメント マリヤ・アガポワ マルロン・モラエス

UFC on ESPN+68:オッズ/予想と展望

コーリー・サンドヘイゲン 1.53
ソン・ヤドン 2.60
チディ・エンジュクアニ 1.83
グレゴリー・ホドリゲス 2.00
アンドレ・フィリ 1.80
ビル・アルジオ 2.05
ジョー・パイファー 1.23
アレン・アメドフスキー 4.50
タナー・ボーザー 1.61
ホドリゴ・ナシメント 2.40
アンソニー・ヘルナンデス 1.57
マルク・アンドレ・バリオー 2.50
デイモン・ジャクソン 2.50
パット・サバティーニ 1.57
トレヴィン・ジャイルス 1.48
ルイス・コシ 2.80
アスペン・ラッド 1.71
サラ・マクマン 2.20
デニーシ・ゴメス 2.75
ローマ・ルックブンミー 1.49
トレイ・オグデン 3.55
ダニエル・ゼルフーバー 1.33
マリヤ・アガポワ 2.35
ジリアン・ロバートソン 1.65
トニー・グレーブリー 2.35
ジャビッド・バシャラート 1.65
ニコラス・モッタ 1.53
キャメロン・ヴァンキャンプ 2.60

メインはバンタム級ランカー対決。4位サンドヘイゲンに10位のソン・ヤドンが挑む。

元キック王者サンドヘイゲンは、現王者スターリングにはテイクダウンからのチョークで秒殺負けしたが、マルロン・モラエス、フランク・エドガーのトップランカーには連続KO勝ち。昨年7月に、元王者でドーピングによる2年の出場停止明けのTJ・ディラショーと対戦。接戦となったが、ディラショーがブランクを感じさせない動きで、サンドヘイゲンは組まれてスタンドバックを奪われる展開でスプリット判定負け。ディラショーの負傷により暫定王座決定戦のチャンスが巡ってきたが、ピョートル・ヤン相手に前半は打撃でリードしていたものの、後半ギアを上げてくるヤンにダウンを奪われ、そのまま引っくり返されての判定負けで連敗中。

相手の中国No.1プロスペクト・ヤドンはまだ24歳。打撃は強いがテイクダウンされた後の対処に難がある選手。UFCと契約後は相性がいい相手との試合が続き、打撃で圧倒する試合が出来ていたが、相手のレベルが上がるにつれて苦戦するようになり、7戦目のカイラー・フィリップスにはついに判定負け。そこから徐々にテイクダウンディフェンスを向上させてきて、前回は元タイトル挑戦者のマルロン・モラエスに1RKO勝ち。今アジアの男子UFCファイターではもっともタイトル挑戦に近い存在。つまりは、バンタム級アジア最強ファイターということになる。

連敗中のサンドヘイゲンだが、ヤンは別格として、ディラショー相手には内容では負けていなかったし、評価は落ちていない。打撃だけでなく、グラウンドも向上してきている。対するヤドンは、UFCで初めて打撃で上を行くであろう相手との対戦に。得意の打撃で上回れない相手に新たな引き出しを見せるのか、それとも打撃で真っ向勝負するのか。相性はかなり悪い相手だと思うが、オッズはアンダードッグであるものの、そこまでの大差ではない。

期待感は大きいヤドンだが、相性の悪さを考えて、サンドヘイゲンが圧倒しての判定勝ちと予想。

セミはBellatorで8戦していながら、コンテンダーシリーズからUFC契約を決めた遅れてきたルーキー・エンジュクアニが抜擢。今年2月のUFCデビュー戦で16秒KO勝ち、5月の2戦目も1RKO勝ちしているストライカー。相手のホドリゲスはUFC3勝1敗で、柔術ブラジル王者にもなっているグラップラーだが、UFCでは2度のKO勝ちもあり、トータルファイターになりつつある選手。しかし、どちらもまだ前座~中堅クラスの選手。

メインカードでUFCデビューを飾るのは、7月のコンテンダーシリーズで勝利したばかりのジョー・パイファー。今年のコンテンダーシリーズ開幕戦では、アグレッシブな攻めから2RKO勝ち。他の試合がディフェンシブの試合が多かったことから、試合後のダナ・ホワイトが「UFCと契約したければパイファーのような試合をしろ」とまくしたてていた。なお、2年前にもコンテンダーシリーズに出場しているが、優勢に試合を進めていたところで、タックルでテイクダウンを奪われた際に腕をついて肘を脱臼して負傷TKO負けしている。

デビュー戦でいきなり今大会1番のフェイバリットになっているパイファーだが、相手のアメドフスキーがUFC0勝3敗というのも影響しているか。また、コンテンダーシリーズでパイファーを破ったダスティン・シュトルツフスも、UFCデビュー後は1勝4敗と苦しんでいる。

第1試合開始は18日朝5時。再来週はイベントがないため、今月最後のUFCとなる。速報します。

 

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DWCS2022#08 MMA MMAPLANET o UFC イクラム・アシスケロフ キック ダナ・ホワイト ダニエル・マルコス ファリド・バシャラット ブログ

【DWCS2022#08】ファリド・バシャラットがベゴッソを寄せ付けず、UFCに新たに兄弟選手が誕生

【写真】兄ジャビッドがケージサイドで見守る中、全局面でベゴッソを圧倒したファリドがUFC行きを決めた(C)Zuffa/UFC

<バンタム級/5分3R>
ファリド・バシャラット(アフガニスタン)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
アラン・ベゴッソ(ブラジル)

間合いの測り合いから、バシャラットがハイキックを見せ、左ローを蹴る。左前蹴りのバシャラットに対し、ベゴッソが右オーバーハンド前に出る。バシャラットは右カーフ、ワンツーのベゴッソが飛びヒザに左を合わせる。右ローにも距離を詰めて左フックを振るうベゴッソが、右オーバーハンドを伸ばす。ステップバックでパンチをかわすバシャラットがジャブを続ける。ベゴッソは空振りが目立つ。

とダブルレッグに出たバシャラットを得意のギロチンで捕らえたベゴッソ。頭を抜いたバシャラットは、ヒールフックも尻を蹴ってヒザを抜きトップを取って殴っていく。潜ったベゴッソは再び足関を狙うが、バシャラットがパンチ落として回避する。立ち上がってパンチを落とし、一気にパスを決めたバシャラット。ベゴッソはハーフに戻したが、グラウンド状態で顔面を蹴り上げてしまう。これを流したレフェリー、バシャラットはトップをキープし殴った初回を取った。

2R、右カーフで体が流れたベゴッソが、スイッチしたバシャラットに右ミドル。続いて左ボディフックを決める。バシャラットは跳びヒザで飛び込み、パンチのコンビもクリーンヒットはしない。予想よりも拳の攻撃が多いバシャラットが左ハイはらワンツーを入れる。シングルレッグに引き込むように足関節を狙ったベゴッソは、これをかわされサイドで抑えられる。手首を掴まれ、思うように殴ることができないバシャラットだったが、腰を切ってきたところでパンチを纏めてパスを狙う。

Zハーフガードで耐え、潜っていったバシャラットに対し、スプロールで防いでバシャラットがエルボーを打ち下ろし、勢いのある左のパンチを打ち込む。エルボーから腰を上げた左右のパンチを打っていくバシャラットの攻勢が続く。スクランブル狙いにもバックを伺うバシャラットが、正面からのパウンドに転じパンチ、エルボーでベゴッソを削った。

最終回、ベゴッソの左フックをガードし、左ハイを放ったバシャラット。カーフで体が流れるベゴッソは、ケージを背負って右を被弾する。バシャラットが左ボディを入れ、ヒザのフェイクから左ストレート、構えを変えつつボディから顔面を殴っていく。ベゴッソも勢いのあるパンチを振るうが、バシャラットがしっかりと距離を取る。と、ケージを背負ったベゴッソのボディを連打したバシャラットがシングルレッグでテイクダウンを決める。

ハーフ&枕で固めたバシャラットが、エルボーを落とし、ヒザでワキ腹を蹴っていく。腰を上げてパスからマウント狙いのバシャラットが、Zハーフのベゴッソにエルボーを続ける。ベゴッソはここも足関頼りで、向かれるとエルボーとパンチを打たれる。サバイブ狙いのベゴッソにトップからパンチ、ヒジを続けたバシャラットが残り40秒からパス、マウントを取る。足を戻されて、パンチ&エルボーを続けたバシャラットが、残り10秒でマウントへ。ベゴッソは足を戻すだけで、逆転を引き寄せる動きはなく殴られて終わった。

結果は当然のようにフルマークでバシャラットの判定勝ち。30-26をつけたジャッジが2hといたが、この完勝判定勝ちをダナ・ホワイトはどのように評価を下すか。

ダナはまずダニエル・マルコス、ブルーナ・ブラジウ、トレバヴァー・ピーク、イクラム・アシスケロフと契約を発表し、「UFCはまた兄弟ファイターを得た」とファリド・バシャラットともサイン──勝者5人がUFC行きを決めた。


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DWCS2022#08 LFA MMA MMAPLANET o UFC キック ダナ・ホワイト トニー・グレーブリー トレヴィン・ジョーンズ ファリド・バシャラット マリオ・ソウザ

【DWCS2022#08】兄ジャビッドが週末にUFCで戦う─ファリドがベゴッソ戦で仕切り直しのメイン登場

【写真】身長差分、コンパスに違いもあるだろう。ベゴッソはファリドの懐に踏み込めるか(C)Zuffa/UFC

13日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWCS S06 Ep08の開催される。

第1週の契約選手が1名という波乱のスタート。ダナ・ホワイトの激怒のシメコメがあり、その後は契約選手が多く踏まれている今年のコンテンダーシリーズも残り3イベントとなった。


今回のメインでは、その第1週を対戦相手の計量失敗で出場機会を失ったファリド・バシャラットがアラン・ベコッソとバンタム級で対戦する。

戦禍のアフガニスタンを離れ、英国で育ったバシャラットはUFCファイターのジャビッドを2歳上の兄に持つ。

両者揃って英国のローカルショーから、チェコのOktagonでグローバルステージを経験し、ジャビッドは昨年のコンテンダーシリーズでUFCと契約を果たした。3月の初陣でトレヴィン・ジョーンズを破り、今週末のUFC Fight Night210: UFN ESPN+68でトニー・グレーブリーと対戦する。

兄のオクタゴン2勝目の追い風となるか。ジャビッドが11勝0敗でUFC行きを決めたのに対し、弟は9戦負け無しでコンテンダーシリーズの臨む。キックに長けたファリドは脚、腹、頭部への蹴りを左右から、組みがあるMMAで蹴り分けることができる。ここに伸びるジャブ&KOパワーを有した右もあるが、キック主体の選手といえる。

寝技も平均点はあるが、打撃でダメージを与えた後、あるいは打撃を戦い続けるために使うという感じか。そのジャビッドの前に立ちはだかるのが、チームアルファメールのブラジリアン=ベゴッソだ。

昨年12月にLFAバンタム級王座決定戦で敗れたベゴッソだが、4月に跳び二段ヒザ蹴りで秒殺復活KO勝ちを飾り、UFC行きを視界にとらえたファイトを戦う権利を得た。ヘビーパンチャーのベゴッソは、中間距離より中を得意としているが、組みもギロチンとパンチの圧からフィニッシュに結びつけている。

ベゴッソとしては、大砲が空砲にさせないためにはファリドの蹴りの制空権を打ち破ることが必要だ。そのベゴッソの踏み込みと、ファリドのリアクション──後ろが使えるかが、このマッチアップの鍵となる。

■視聴方法(予定)
9月14日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

<バンタム級/5分3R>
アラン・ベゴッソ(ブラジル)
ファリド・バシャラット(アフガニスタン)

<ミドル級/5分3R>
イクラム・アシスケロフ(ロシア)
マリオ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マリク・ルイス(米国)
トレバヴァー・ピーク(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ブルナ・ブラジウ(ブラジル)
マーニック・マン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ブランドン・ルイス(米国)
ダニエル・マルコス(ペルー)

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LDH martial arts MMA MMAPLANET o PRIDE UFC エンセン井上 ダナ・ホワイト パンクラス 中村倫也 修斗 木下憂朔 海外 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】中村倫也─02─「『UFCチャンピオンになります』と口することは止めました」

【写真】 心機一転=原点回帰(C)MMAPLANET

LDH martial arts及EXFIGHTを離れた中村倫也インタビュー後編。

今、彼が何をし、今後どうしていくつもりか。UFCという世界最高峰での戦いにリーチをかけている中村は、これからに関して原点回帰というべき、本音を口にした。

<中村倫也インタビューPart.01はコチラから>


──準決勝まで45日ほどですが、対戦相手が風間敏臣選手から野瀬翔平選手に代わったことはどのように捉えていますか。

「対戦相手が代わっても、向うが僕にしようとすることは変わらないと思います。風間選手はオーソで、野瀬選手はサウスポー。そこぐらいです。いや……まぁ大丈夫です。特に心配も何もないです。今やるべきことは、同じです。対戦相手が代わっただけで。細かい対策はシミュレーションして変えていくことはあっても、大筋が変わることはないです」

──現状、倫也選手の練習を把握し、各指導者と横の繋がりを持つヘッドコーチのような存在がいないかと思います。米国のMMAでは各コーチとキャプテンシーを持つヘッドコーチがいる。対して倫也選手にはケツを叩く存在がいない。この現状をどのように捉えていますか。

「ケツを叩くのは、ずっと前から自分自身でした。自分で自分を鼓舞する。それでもあがらないときはメンタルコーチに原因を探ってもらってきました。恐怖心から動きが止まってしまうということを結び付けてくれる専門家なので。そこで気付かされて、修正していくという風に今のところはできています」

──では別々の場所でトレーニングする練習環境に関して、満足できていると?

「良い練習が精神的にもできています。専門的な技術を学ぶ。それを融合させるのは自分です。それがマーシャル(※勇ましい)アーチストなので。専門家から色々な技術を指導してもらっているので、それをミックスしたものを久喜とか、パンクラスイズム横浜のスパーリングで試させてもらっています」

──それでも不安が先立ってしまうのは、移動時間の長さです。選手は疲労からのリカバリーも凄く大切なので。

「もちろん、生活が落ち着いたら都内に家を借りるつもりです。でも今は今で、この電車で移動している時間も上手く使えると思っています。家にいるとやはりリラックスしてしまうので、それがだらけにもつながります。だから電車のなかで戦略を練るとか、前の練習の反省、これからする練習の組み立てだとかを考える。そういう風に移動時間を必然的に使うようになっています。移動の間で練習に対するワクワクを創る。だからワクワクして練習ができる。そういう好循環になっていて、移動をポジティブに捉えて、有効活用しています」

──試合に向かうという実務面で、アブダビでコーナーは誰が就く予定でしょうか。

「アーセンです」

──おお、倫也選手の試合で『ナイスゥ』の声が聞かれるわけですね。

「ああ、『ナイスゥ。それ良いよ』って言いますよね(笑)」

──冗談はともかく、アーセン選手は英語が堪能で海外遠征では大きな力になってくれますね。

「ハイ。英語力もありますし、一緒にいて気を使わないので試合までストレスフリーで過ごすことができると思います。野瀬戦に関していうと、アーセンもサウスポーでスピード感のある組みもできるので、直前まで良い調整ができます。僕らが2人でつるむと色々といわれることは僕ら自身が一番理解しています。だからこそ、そういう風に見られないようにしっかりと生活していこうと思います」

──さきほどワクワクという言葉がありましたが、木下憂朔選手がコンテンダーシリーズからUFC行きを決めました。これは刺激になりましたか。

「正直、自分のことで頭がいっぱいで以前のようにUFCをしっかりとチェックすることができていなかったです。そんな状態だったのですが、木下君の勝利は最高でした。やっぱり楽しんでいるヤツが本当に強い。僕自身、MMAをやっていて本当に楽しいです。自分のやっていることが繋がる瞬間が本当に楽しみで。そんななかで若い木下君が、勢いと楽しさで勝った。大切な部分を忘れていない選手ですし、あの試合を見て凄く嬉しかったです」

──先を越されたという想いは?

「ホントに自分に焦点が当たり過ぎているので、そういう風には思わないです。僕は日本のMMAを上げたくて。その日本から活躍してくれる選手が出てきた。木下選手はこれまでにないことをやったので、有りです」

──ダナ・ホワイトの『UFCには長い間、日本人のタレントが欠けていた』という言葉はどのように聞きましたか。

「その状況があることは、残念でした。ただし、日本人を待ってくれている。やっぱり待っていてくれたんだということで嬉しかったです」

──これからどう選手生活を送ろうが、今回の件はついて回ります。それでもMMAを戦い続けるという意気込みのほどを最後にいただけますか。

「あのう……僕の心の底は……僕は修斗の朝日昇×ペケーニョ戦や、PRIDE19のエンセン井上✖ミノタウロ・ノゲイラ戦を見て、本当に死ぬ覚悟でリングに立った人が、死んでしまった姿を見てきました。あの人らにとっては敗北は死を意味します。その死に対して大人が称賛したり、熱狂したり、号泣したりしているの目の当たりにして『こんなに格好良い死に様はない』と思いました。そして、格好良さが垣間見え『なぜ、この人達はこの競技をやっているんだろう?』という好奇心が芽生えました。

『俺はコレを表現したい』と思いました。そして格闘技の道を選んだ。正直、そういう覚悟を創って……『もう死んでも良い。自分の生きてきた全て、叡智や魂をその日、その相手にぶつける』というマインドを創って戦うことができれば、その時点で僕の夢は叶ったことになります。

『UFCチャンピオンに絶対になります』ということが、本当の夢ではないです。そういう戦いをすることで僕の夢は叶います。1人、1人、勝ち進み、全員を相手に同じような気持ちで戦うけど、『UFCチャンピオンになります』と口することは止めました。自分で自分の首を絞めている。本来はそこじゃないです。

でも対戦相手全員に対して、そういう想いで試合をして、そのなかで自分を表現していきたい。本気の準備を……毎回、毎回、自分を追い込んでいけば、伝わるモノもあると思います。何か共鳴していただけるモノがあれば、本当に嬉しいです。なので応援して下さる人たち、支えてくださる人たちに感謝しています。いつも、ありがとうございます。今後とも……良いモノを見せるので、応援のほどよろしくお願いします」

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MMA MMAPLANET o UFC UFC279 アイリーン・アルダナ アラテンヘイリ アントン・トゥルキャリ カムザット・チマエフ クリス・バーネット ケヴィン・ホランド ジャイルトン・アルメイダ ジュリアン・エロサ ジョニー・ウォーカー ダナ・ホワイト ダニエル・ロドリゲス ダリアン・ウィークス チャド・アンヘリガー トニー・ファーガソン ネイト・ディアス ノルマ・ドゥモント マッケンジー・ダーン メイシー・シェエソン ユアン・リネス リー・ジンリャン

【UFC279】前代未聞、本計量結果を受けて上位カードが大シャッフル。メインはネイト×ファーガソンに

【写真】世界一のMMA組織が下した判断が、このスポーツの悪しき風習の第一歩にならないことを願いたい(C)MMAPLANET

10日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 279「Chimaev vs Diaz」の公式計量が9日(金・同)に行われ、メインでネイトディアズと戦う予定だったカムザット・チマエフが8.5ポンドの大幅オーバーになったことを受け、メインカードが大幅にシャッフルされるという前代未聞の事態に陥っている。

上位3カードの計量結果は以下の通り。

<ウェルター級/5分5R>
カムザット・チマエフ: 178.5ポンド(80.96キロ)
ネイト・ディアス: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン: 170.5ポンド(77.34キロ)
トニー・ファーガソン: 171ポンド(77.56キロ)

<180ポンド契約/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 179.5ポンド(81.41キロ)
ダニエル・ロドリゲス: 179ポンド(81.19キロ)


つまり体重オーバーはチマエフ1人。2018年5月に女子ストロー級で8ポンドオーバーだったマッケンジー・ダーンが、キャッチウェイトで──計量時に7ポンド差だったアマンダ・クーバーと対戦し、RNCで一本勝ちしたことがあったが、チマエフとネイトの体重差は7.5ポンドで、舞台裏でどのようなやりとりがあったのか分からないが、結論としてUFCが下した判断は上位カードをシャッフルすることだった。

メインはウェルター級5回戦でネイト・ディアス✖トニー・ファーガソン、コメインは180ポンド契約でケヴィン・ホランド×カムザット・チマエフ、そしてファーガソンと対戦予定だったリー・ジンリャンはホランドと戦うはずだったダニエル・ロドリゲスと180ポンド契約3回戦で対戦。

というように上位カードが本計量の結果に伴い、計量オーバーがない形で大改造され、PPVショーは実施されることに。

チマエフはスケールの上で薄ら笑いを浮かべ、ガッツポーズも見せていたが、UFCの発表では体調管理問題を理由にUFC医療チームから減量を中止するよう指導があったとのこと。

UFCではダナ・ホワイトがこの件について現地で取材を受けた模様をUFC公式SNSにアップし、「10年前とは違う。我々はドクターの指示を仰いだ。違う相手と戦うために時間を掛けてきた。そして、そうじゃない相手と戦う。でも我々はそうすることにしたんだ。ネイト・ディアスとトニー・ファーガソンの試合は、(※契約最終試合の)ネイトがUFCを離れるとファンが永遠に見ることができなくなる。チマエフとホランドは記者会見(※対戦カードごとに行われる予定が、5分で中止に)の時にバックステージでやりやった。なら試合で白黒つけさそうと。リー・ジンリャンとロドリゲスも良い試合だ。(※セレモニアル)計量が待ち切れない」という言葉が確認できる。

まさに何でも有り。UFCなら何でも許されるのか──ということだが、結論としてそうなのだろう。結果オーライの大シャッフルをファンは受け入れ、PPVの売り上げへの影響も最小限に止めることもできるに違いない。

とはいえ、階級制の格闘技としては全くもって好ましくない事態だ。今後、目玉カードで計量をオーバーをしても、UFCは大会を続けるために計量結果に伴ったカードの再編成をする──そんな風にファイターが考えるようになると、階級制の意義は崩壊してしまう。体重無差別から階級制に移行していったのは、選手の安全を守るためだ。

それでもUFCがイベントを決行するのは巨大化したビジネスを守るため。たった1つの体重オーバーで、業界の斜陽に向かう可能勢はゼロとはいえない。そしてUFCではオリジナル・ラインナップと見劣りしない対戦カードが揃えることができる。ファイターも試合を欲し、ファイトマネーを手にデキる。大シャッフルを全面的に否定はできない。とはいえ良識の最後のラインとして、5Rの準備をしてこなかった選手が5Rを戦うことだけは避けるべきではないのか。その準備をしてこなかった選手に5Rを戦わせるのは、それこそMMAがNHBと呼ばれていて時代に世間が受けれいなかった最大の要因、安全性という部分を蔑ろにしていることに通じる。せめてメインとコメイン、揃って3R制にしてほしかったところ。選手の安全を守るため、5Rを3Rにしてもファンは不満に思わないはずだ。

■視聴方法(予定)
9月11日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC279対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
トニー・ファーガソン(米国)
ネイト・ディアス(米国)

<180ポンド契約/5分5R>
カムザット・チマエフ(スウェーデン)
ケヴィン・ホランド(米国)

<180ポンド契約/5分3R>
リー・ジンリャン(中国)
ダニエル・ロドリゲス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
メイシー・シェエソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
ジュリアン・エロサ(米国)

<220ポンド契約/5分3R>
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<ミドル級/5分3R>
ジェイミー・ピケット(米国)
デニス・チュルリン(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー(米国)
クリス・バーネット(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ノルマ・ドゥモント(ブラジル)
ダニエル・ウォルフ(米国)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
アラテンヘイリ(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード(米国)
メリッサ・マルチネス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ダリアン・ウィークス(米国)
ユアン・リネス(カナダ)

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DWCS2022#07 MMA MMAPLANET o UFC   イズマエル・ボンフィム カール・ウィリアムス ガブリエル・ボンフィム ダナ・ホワイト テレザ・ブレダー ヴィトー・ペトリーノ

【DWCS2022#07】ペトリーノ左フックKOでUFCへ。ボンフィム兄弟、ウィリアムスも契約なる

【写真】文句なし、UFCと契約を決めたペトリーノ(C)Zuffa/UFC

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィトー・ペトリーノ(ブラジル)
Def.2R3分36秒by KO
ホドウフォ・ベラート(ブラジル)

ベラートの前進に左を合わせたペトリーノが、右アッパーで前に出る。ペトリーノは引き続きワンツーから左ボディフックを決め、コンビネーションを顔面に入れる。シングルを切られたベラートは引き込み、ハーフガードもペトリーノは潜らせない。ベラートはハイガードから三角絞め、足を組み替えて絞めていくがペトリーノは立ち上がってスラムで解除する。

それでもクローズドを取り直したベラートだが、パンチの連打で腰を切って腕十字へ。苦も無く腕を抜いたペトリーノは、スタンドで待ち受け左右のフックをベラートに打ち込む。息を整えているか、間合いを測るペトリーノは右ハイ後に右ストレートを被弾してダウンする。バックを制したベラートは後方への投げからスクランブルでは、スタンドで背中に飛び乗る。両足をフックし、寝技に持ち込んだベラートが肩固めに移行しようした刹那、反転して上を取ったペトリーノが強烈な勢いで左を打ち下ろす。左腕を差して、密着してきたベラートを殴ったペトリーノ、ローラーコースターのような上下のあるラウンドが終わった。

2R、ワンツーから蹴りを交えて前に出るペトリーノに、ベラートがボディを打って組みつく。ダブルレッグをネルソンで耐えるペトリーノは、ワキを潜られバックを許す。キムラから向き合うペトリーノ、ベラートが離れるとワンツーからスリーをヒットさせる。頭を振ってかわすベラートだがアッパーから左フックのコンビを被弾。ペトリーノは攻めを集中できないが、右ハイを放ちエルボーを見せる。スタミナ配分をしながらも優勢のペトリーノがヒザを入れ、スピニングバックエルボーを空振りしたベラートの顔面を左フックで完全に打ち抜く。

大の字で崩れたベラートにパウンドを打ち込んだペトリーノが、衝撃的なKO勝ちを決めた。

ダナ・ホワイトはテレザ・ブレダーとは「もっと経験を積む必要がある」と契約せず。そしてイズマエル・ボンフィムが契約を果たすと、ダナはカール・ウィリアムスに関して「この試合は好きじゃない。32歳のファイターと毎週契約をすることはないが、カールは10日前に試合を飲んだ。しかも1階級上の試合に。彼にスペジュタクラーなKO勝ちや一本勝ちをしろというのか? カール、フルキャンプをしてUFCで大きな仕事をしよう」と話した。

続いてガブリエル・ボンフィムは兄弟揃ってUFCにファイターに。そしてペトリーノと4選手がUFC行きを決めた。


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DWCS2022#07 MMA MMAPLANET o イズマエル・ボンフィム ダナ・ホワイト ナリマン・アバソフ

【DWCS2022#07】ボンフィム兄=イズマエル、初回スリリング→終盤は安全策でアバソフに判定勝ち

<ライト級/5分3R>
イズマエル・ボンフィム(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ナリマン・アバソフ(アゼルバイジャン)

右ローを蹴ったボンフィム兄に対し、アバソフが力のはる右オーバーハンドを放つ。跳びあがってミドルを見えたボンフィムが、左リードフックには右で迎え打つ。さらに左ボディフックから顔面を狙うボンフィムはアッパーをしっかりと打っていく。ボンフィムはアバソフの前進にヒザ蹴りを繰り出すし、右オーバーハンドから左ボディを受けた直後に右フックを入れる。

腰が一瞬落ちたアバソフは、ここでケージ際にまで下がり追撃に姿勢を乱したところで左を打たれダウンを喫する。組みついたアバソフに小手投げを仕掛けたボンフィムだが、同体から立ち上がれケージに押し込まれる。アバソフはボディロックテイクダウンを決めるが、すぐにスタンドに戻ったボンフィムが左を当てる。ケージを背負ったアバソフは右を伸ばし、スピニングバックフィストもボンフィムがかわしてジャブを届かせる。左ボディから右フックを決めたボンフィムは、ボディへのヒザを効かせる。動きが止まったアバソフが再びヒザを腹に受けるが、必死にパンチを振るって前に出てタイムに。

2R、アバソフのグローブをレフェリーがチェックしリスタートが切られると、ボンフィムが右オーバーハンドを決める。さらに左ボディフックを打ち込み、右アッパーで顔面を狙う。続いて腹を左で抉られたアバソフが、ジャブも被弾。それでも前に出ると、カウンターを打たれるアバソフは、ボディを打たれても粘りを見せ、諦めない。ボンフィムはシングルレッグを切り、防御態勢が取れていないアバソフに左を蹴っていく。アバソフも懸命に距離を詰めてダーティボクシングも効果的な攻撃とはならず、ようやくダブルジャブから右が届いたが劣勢を跳ね返すには至らなかった。

最終回、ワンツーで前に出るアバソフが左ミドルを繰り出す。ボンフィムが左ジャブ、右オーバーハンドを繰り出すが、大事をとったファイトに変わりつつある。アバソフのオーバーハンドをバックステップでかわすボンフィム、手数は圧倒的に減っている。当然といえば当然だが、初回にスタンディングオベーションを送ったダナ・ホワイトは、この終盤戦をどのように評価するか。左右に足を使い、アバソフの攻撃をかわし、時折り跳びヒザなどを繰り出したボンフィムは、アバソフの前進をサークリング&ジャブで対応、最後にダブルレッグからバックに回り後方への大きな投げを見せて、試合を終えた。

ダナは立ち上がって拍手も初回とは表情は違っていたが、ボンフィムは問題なく判定勝ちを手にした。


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DWCS 2022#6:木下憂朔が3RKO勝ちでUFCとの契約を決める。

メインに登場した木下はミドルから落としてきた長身のジョゼ・エンリケと3Rまで互角の打撃戦。3Rにエンリケのアイポークによるタイムストップの直後、詰めてきたエンリケに左フックでダウン奪取。パウンドラッシュでレフェリーのTKOを呼び込んだ。2Rにローをカットされた際に左足首を痛めた模様で、試合後にはセコンドの方を借りて退場。

イベント終了後の契約者発表で、ダナ・ホワイトが契約者発表で木下の名前を挙げ、UFCとの契約が決まった。

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DWCS2022#06 MMA MMAPLANET o PRIDE RIZIN UFC   ジョゼ・エンヒッキ セドリクス・デュマス ダナ・ホワイト ブレイク・ビルダー ローラ・サンコ ヴィクトリア・ダダコワ 木下憂朔

【DWCS2022#06】木下憂朔、KO勝ち。「日本のスターがいなかった。そして彼を得た」とダナ・ホワイト

【写真】見事なKO勝ち、左足首の負傷もKO勝ちした木下がダナ・ホワイトと握手(C)Zuffa/UFC

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔(日本)
Def.3R0分43秒by KO
ジョゼ・エンヒッキ(ブラジル)

木下の入場中にRIZIN TRIGGERでの敗北が、ケージを掴んで顔面を蹴ったことで失格になったとローラ・サンコが中継で触れ、タッチグローブ。木下が右ロー、前に出るとエンヒッキが回る。さらに左ローから前に出る木下に対し、エンヒッキが右回りを続ける。前蹴りを見せた木下、エンヒッキがアッパーを打つ。木下の左ローが急所に当たり、試合が一時中断。再開後、木下は右ボディを伸ばし右ローへ。

エンヒッキは間合いを測りつつ、アッパー狙いも木下が右フックを打ち込む。ケージに詰まりながら左フックを返すエンヒッキが、右エルボーを狙う。さらに右ストレートをエンヒッキが伸ばすが、木下は前に出て右ストレート、フック、ハイからのスピニングバックフィストをかわす。

エンヒッキの右エルボーで左の側頭部をカットした木下は、右ローから左フックでステップイン。そこにエンヒッキがカウンターを狙う。左ジャブを被弾した木下は、右前蹴りにもローを蹴っていく。残り90秒を切り、右回りでカウンター狙いのエンヒッキに対して木下が左ボディも、右フックを打たれる。下がらず左を伸ばして前に出る木下が、左ローから左ミドル。エンヒッキが伸びあがるようにヒザを狙う。右も見せるようになったエンヒッキは、左フックのカウンターを最後に繰り出した。待ちのエンヒッキ、木下は初回を落としたか。

2R、木下が前蹴りを見せ、エンヒッキが右で前に出てくる。右ハイをかわした木下は、右から左を受けるが右ローを返す。左フックをかわされ、その際に指を伸ばすエンヒッキを木下が咎める。右フックをかわした木下は、ワンツーで前へ。木下はケージを背負ったエンヒッキに思い切り左右のフックを振るい、左を当てる。エンヒッキはここでフックを返し、両者が間合いを取り直す。

カウンター基調のエンヒッキは、右フックをヒットさせる。木下は前に出てエルボーを受けそうになっても、手を出す。バックエルボーに笑顔見せた木下は、左ローに右を合わされる。リーチを生かしたファイトから、踏み込んで右ヒジを繰り出したエンヒッキが中盤をリードする。木下は拳を顔面に入れたい──なかで、左フックに左を合わされる。さらに右ジャブを伸ばしたエンヒッキのリーチが生きる。さらに右アッパーから左フックを見せたエンヒッキだが、木下の左がどれだけ評価されるか。

最終回、フィニッシュを狙うファイトを木下は貫けるか。すぐに前に出て左ボディフックを入れた木下は、ジャブをかわして前へ。

ここでエンヒッキの指が右目に入ったと木下が、インターバルを要求する。

初回と2Rのインターバルで指をマットと並行に前に出す行為を注意されていたエンヒッキが再開後に前へ。

木下は右ストレートをかわして左を打ち込み、ダウンを奪う。このままパウンドを連打すると、レフェリーが試合をストップした。

木下は勝利を決めると、座り込んで「動かへん」と一言。左足首が大きく腫れていたが、ウィナーコールを受けるとエンヒッキに「また会おう」と声を掛け、勝利のポーズ後セコンドの肩を借りてケージを下りた。

バックステージでローラ・サンコのインタビューを受けた木下は「自分はUFCを目指して格闘技を始めて、この機会を得ました。ノックアウトして他の選手より、インパクトのある試合をしようと思っていたので良かったです。2R目にインローを蹴った時に、ヒザに当たってちょっと痛めちゃって。結構、動きにくかったですけど最後は足を止めてカウンターを狙いました。もともとローを蹴ってパンチを倒すって狙っていたんだすけど、最後は右ストレートが来るのが分かっていたので、しっかり抜いてカウンターを合わせましたと話した。ダナの反応? 最高ですね(笑)。やっぱり日本人初ってことだったので、日本人がこれまで歩んでなかった道を僕が創れるって考えると、人生を賭けてMMAをやって良かったなって思いますね」と話した。

そして運命の時、ブレイク・ビルダー、ヴィクトリア・ダダコワ、マテウシュ・レンベツキ、セドリクス・デュマスに続き、ダナ・ホワイトが木下について言及する。

「彼はまだメディカル中でいないね。メインイベントは凄かった。試合の途中まで、どちらが勝とうが2人とも何かやると分かっていた。彼は5勝1敗で、その1つは完全に試合を支配していてのDQだ。このキッドは事実上無敗のようなもの。一つ、UFCは長い間失ったいたものがある。それが日本のスターだ。このキッドは日本出身で、絶対的に才能に溢れている。そして我々は彼を得ることになった」と、ダナは笑顔で契約を交わすことを明言した。

そして「日本のスターがどれだけ大切か? 否、このスポーツが好きな人間は日本にあのPRIDEがあったことを知っている。その日本からビックスターが現れるのを長い間待ち望んでいた。このキッドがきっと、そうなるだろう。世界的に見て、我々が一つピースが欠けていた。才能あふれた日本人選手がスターが我々はいなかったけど今夜、発掘できた」とダナは言葉を続けた。


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F1 o UFC ジョゼ・エンヒッキ ダナ・ホワイト パンクラス 木下憂朔

【UFC】速報中!DWCS 2022:Week6 木下憂朔× ジョゼ・エンヒッキ

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日本はド平日の真っ只中ですが、ラスベガスではダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ2022 第6週が開催されています。注目は日本から参戦する木下憂朔(パンクラス大阪稲垣組)。中量級で規格外の活躍を続けるZ世代がUFCの扉を開く事が出来るか。対戦するはジョゼ・エンヒッキ。190cmの身長から繰り出される打撃は脅威。今回はUFCファイトパスで観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【ウェルター級】
◯木下憂朔(パンクラス大阪稲垣組)
(3R TKO)
×ジョゼ・エンヒッキ
1R、徐々にプレッシャーをかける木下。後退するエンヒッキにフックを当てて仰け反らせる場面も。中盤には左右のフックを振るって前に出るがエンヒッキはかわす。以降は互いにクリーンヒットがないじわじわとした神経戦を経てラウンドを終えた。
2R、エンヒッキは目が慣れてきたのか、ハイ、前蹴りなど手数を出し始める。しかし時間が経つにつれてペースは木下。ローでリズムを作って左右のフックを振り回して攻勢。決定的な場面こそなかったが主導権を握ってラウンド終了。
3R、アイボークで試合は中断。再開直後に前に出るエンヒッキ。右フックを強振するが、木下の左フックがカウンターでクリーンヒット!ダウンしたエンヒッキに対してパウンド連打!レフェリーが試合を止めた!