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【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。ペティス✖堀口恭司「質量と間はペティス」

【写真】ペティスの3Rまでの動き、その秘密が明かされるのは2022年のバンタム級ワールドGP後だろう (C)BELLATOR

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見たセルジオ・ペティス✖堀口恭司とは?!


──堀口選手の敗北。武術空手的にはペティス戦をどのように見ることができました。

「まず3Rまで、堀口選手がポイントをリードしていたことは絶対的です。とはいえ、それが堀口選手の試合なのか、ペティスの試合だったのか……」

──そのように感じるというのは?

「まず、あのサークルケイジの広さと堀口選手の距離の取り方が、RIZINのリングで取っている距離のようにフィットしていなかったように見受けられました。距離が近くになっていました」

──それは試合序盤からですか。

「そうですね。遠い距離を取っているようでも、近かったです。そしてイチ・二、イチ・ニというリズムなの、そこからのパンチはイチ・ニのサンになる。対してペティスはイチで、全てを打てる構えでした。そうなると質量はペティスが重く、間もペティスになりますよね。

幾度か堀口選手はカーフを蹴って姿勢を乱すことがありましたが、質量が重いペティスを相手に蹴ろうとすると、間がペティスなのであのようになる。無理に蹴っているので空振ったり、蹴ったほうが跳ね返されるということは、往々に起こります。重心が乱れた蹴りになっているんです。対して打てば当たるという状態ではあったのですが、なぜかペティスは打たなかったです。

4Rまでずっとその調子で。それは打てなかったのか、打てなかったのか。4Rになってからは、別人といいますか……本来は1Rからあの動きができていたと思うので、なぜ最初からああいう風に動かなかったのは疑問です。どれだけ質量だ、間だと言っても手を出さないとMMAでポイントを取ることはできないですしね。

積んできたことが、練度不足だったのか。単発でしか出さないから、堀口選手がそこに合わせやすくなり、ポイントとして打撃でも堀口選手につく。そんな風になっていたのか……。それに堀口選手の右のクロスは、ショートレンジでも効きますしね」

──ペティスの3Rまでの戦い方を考察するのは、難しいということですね。

「体重差があるスパーリングが成り立つのは、重い選手が軽い選手に合わせて動くからです。それでも目に見えない攻防がある。同じ体重で戦っていてペティスが手を出していなくても、目に見えない攻防があり、試合が成立した──そんなことが起こっていたかもしれないです。とにかく質、間とも圧倒していたペティスがあのように動かなかったのは、ペティスにしかその理由は……試合中は分からないですよね」

──5Rで消耗戦、ラウンドを落としても疲れさせるという賭けだったのか。

「しかし、MMAですからね。あれだけテイクダウンを取られると、取られないように策を講じると思うんですよね。画面で見ていると、堀口選手が疲れたという風に見えなかったですし……。この連載は結果が出たところで武の理を解析しようという試みなのですので、あの結果が出ても堀口選手が疲れたようには私には見えなかったです。

ただし4Rの序盤にテイクダウンをして、それまでとは違い拘ることなく立った。そこがターニングポイントになったのかと。グラウンド・コントロールの展開にブーイングが起き、そこで堀口選手は動揺したのか、内面に何が起こったのか。あのまま抑えて、パウンドをちょこちょこと落としていれば勝てた──という仮説は十分に成り立つかと思います」

──私がFigth&Lifeで行った取材では、堀口選手は「あのままで勝てた。でも、面白くない試合で良いのか。立って倒そうと思ったし、倒せると思った」という風に話していました。

「う~ん、勿体ないです。勝利が絶対のなかで、勝利以上を目指す。だから、あれだけの存在になったのかもしれないですが……。次にまたテイクダウンを狙いにいって切られ、従来の質と間で上回る選手の試合にここからなっていました。

そうなると相手の動きをかわすという守りの間合いだった堀口選手は、手を出し始めたペティスに苦しみだした。それが4Rに起こったことかと思います。あの攻撃ができる、ああいう打撃が内在していることをペティスは明らかとしました。質量に回転が加わり、威力があることは一目瞭然となりました。

と同様に打撃に関しては、堀口選手も右のクロスを合わせるという動きに終始していましたね。テイクダウンに帰結するファイトだったからなのか単調でしたし、粗かったです。あのペティス陣営の野杁正明選手を意識したという送り足で前に出るという戦いは、相手の間になって合わされることも多いのですが、堀口選手は下がった。なら、ペティスがパンチを出していれば当たったと思うのですが……と結局、この試合はそこに行きついてしまいますね。

5R戦をマネージメントするという点において、堀口選手が3Rまでは正解だったわけですし。質量も間もペティスでも、MMAの試合では堀口選手。これは私なんかも、試合を勝たせる立場になったときに注意しないといけないことなんです。そういう意味でも勝ったペティス、負けた堀口選手、MMAを戦う選手や指導者、MMAを見ているファン、全てに勉強になる試合だったかと思います」

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ABEMA GLORY K-1 MMA UFC キック セルジオ・ペティス ボクシング 堀口恭司 平本蓮

【Fight&Life】セルジオ・ペティスとの対談後──の平本蓮「今、本当に格闘技が好きなんです」

【写真】帰国後の隔離措置期間も終え、練習を再開している平本蓮(C)MMAPLANET

23日(木)発売のFight&Life#88に堀口恭司を破ったセルジオ・ペティスと平本蓮の対談が掲載されている。

ウィスコンシン州ミルウォーキーのルーファスポーツで合流し、僅か3カ月で絶対的な信頼関係を築いた両者の対談直後、正確に書き記すとセルジオのZOOM退出後に平本のMMAが如何に変化したのかを尋ねた。

近い距離で戦えるキックボクシングでの強さをスポイルすることなく、MMAに生かす道筋をセルジオとの練習で見つけ出した平本は「キックボクサーは打撃じゃ負けないとかっていうプライドを捨てて、MMAを見ないとダメだ」と言い切った。平本のMMA IQの高さがハッキリと見て取れた──未収録、対談後記的なインタビューをお届けしたい。


──セルジオ・ペティスとの強い絆が対談で感じられた平本選手ですが、3カ月のルーファスポーツ滞在中、MMAにおける打撃に関して考え方が変わった部分はありますか。

「そうですね、MMAグローブは小さいのでブロッキングのスタイルは厳しいのかと思っていました。僕はキックの時にガードを続けて、小さく返し相手を疲れさせたうえで殴るという戦いを好んでいて。セルジオはソレと似たような感じのスパーリングをMMAでもしていました。『あっ、テイクダウンがある戦いで、これができるんだ』って素直に感じて。

それができると下がらずに戦える。これは堀口選手だけでなく、試合だろうがスパーリングだろうが下がらない相手とやるのって凄く疲れると思います。だから──なら、堀口選手の動きはこうなるだろうし、だったらこうしようという風にセルジオに伝えることができました。加えて、堀口選手はATTのなかでも、相当に強い選手に分類されると思うんです。そこに付け入る隙を見つけることができるじゃないかとも思っていたんです」

──それはどういうことでしょうか。

「あれだけトップ選手が集まっている中でそういう位置にあるからこそ、自信があり過ぎる。それが弱点になることもある。どこかで、過信することがあると予想していたんです。MMAでトップになっていない僕が、こういうことをいうのもアレなんですけど……堀口選手はその油断が試合で出てしまうタイプなんじゃないかと。

自信があるのは凄く良いことだと思うんです。でも、そこがあり過ぎて徹することができない部分が出てくる。そうすると神経が研ぎ澄まされることが試合中もなくなってくる。そういうことも話してはいました」

──なるほどぉ、そういう心理面も考えていたのですね。と同時にセルジオは貰ってもビビらなかったです。

「そこなんです。バシンと貰っても、ガツンと返す。堀口選手がこれまで国内で戦っていた相手とは、そういう面でも違ったはずです。僕も日本で練習をしていると、まず打ち合いになることはないです。すぐに組まれます。でも、打撃を見せないでテイクダウンを狙ってこられても凄く見やすいです。だから防御もしやすい。それがルーファスポーツではテイクダウンの方が得意で、打撃で上手くない選手を殴っても動じない。

パンチを被弾しても、1発ぐらいじゃビビらないです。そういう点でも自分に必要な練習がルーファスポーツには揃っていました。今からするとですけど、転向と同時に来たかったです。日本で練習してきたことが遠回りだったと感じる一方で、そう思える練習を日本でしていたからこそ、ルーファスポーツがハマった。だから遠回りじゃなかったとも思っています」

──日本での準備期間があり、ルーファスポーツでの気付きの多さがあるという感じでしょうか。ところでセルジオが下がらないで、接近戦でブロッキングを駆使して戦うことで平本選手自身がMMAを戦う上で見えてきたことはありますか。

「MMAで接近戦を戦える人の反応の速さは、もう才能というか生まれつきだと思います。対して遠い距離は練習すれば、多くの人が対応できるようになる。近い距離は本当に怖いですし、反射神経が良くても自信がないとできないです。

ルーファスポーツで気付いたことは、その速さがあればテイクダウンにも反応できる。だからMMAでも接近戦は可能で、K-1時代にあの距離が得意だった僕の技術が活かせることができるんじゃないかと思うようになり……明日が明るいというか(笑)」

──つまりテイクダウンの攻防に自信がつけば、平本選手はその距離でMMAを戦えるようになると?

「パンチで応戦するばかりでなく、殴って差すという動きもできるようになると思いますし。UFCとか見ていると、そういう戦いも多いですよね。ボクシングって本当に綺麗で、パンチの技術は素晴らしいです。でも打撃の最先端はMMAだと勝手に思っています。

EVOLVEでノンオー・ガイヤーンハーダオとかとスパーリングをしても、パンチをほぼほぼ貰わないでいることができたんです。基本、キックのスパーリングだったら行けるっていう感覚なんで。でも、ルーファスポーツではセルジオにカウンターのフックを貰って……『スゲェ(笑)』ってなりました。この近い距離で打てて、テイクダウンもできる。自分の目指すべきスタイルは、ここにあると思いました」

──それは素晴らしい邂逅でしたね。

「MMAは人を倒す術(すべ)……というか、ボクシングやキックボクシングより技術力がある。UFCとGLORYを見比べると、MMAファイターの方が打撃に幅がありますよね。引き出しも多い。それだけやるべきこと、対処すべきことが多くて、幅が狭いと動きが単調になってMMAでは勝てない。

キックボクサーは打撃じゃ負けないとかっていうプライドを捨てて、MMAを見ないとダメだと本気で僕は思っています。素直にセルジオの動きを見て『格好イィ』ってなりましたし、リーチの長さも僕と似ています。セルジオのように近い距離でコントロールできるMMAを戦えるよう仕上げていきたいです」

──いやぁ、その練習の成果を見せる場ですが、以前にデューク・ルーファスにセコンドについてほしいので、外国人が入国できるようになってから試合をしたいという風に話されていました。

「大晦日は無理ですよね。来年にスライドという形になったので、年が明けるとミルウォーキーに戻って、デュークたちと創っていきたいと思います。日本と米国を行き来しながら両方に拠点を持って指導してもらうということも考えたのですが、それだとバランスが崩れそうなのでミルウォーキーにしぼって試合に臨もうと思います。本気で強くなる。そこに拘りたいですし、自分が強くなれる場所で練習して試合をしていきたいです」

──対談でもセルジオが『感情、技術、全て共有して一緒に強くなっていきたい。僕が蓮に教えてもらったように、柔術、レスリング、全てを教える』と言ってくれていましたね。

「セルジオの教え方が凄く好きなんです。力の使い方を知っている人で、寝技を力任せてでやっている時とかに、絶妙のタイミングでアドバイスをくれます。力を出すタイミングを教えてくれて。これをやっているとパワーもつくと思っていたら、寝技の力がついてきたというか……。セルジオは余白を残した力の使い方ができます。

でも、それって打撃も同じなんです。当てるところ、掴むところ、そういう意識でなくて体の軸を意識する。そうすると打撃でも組み技でも、しっかりと力を無駄なく使うことができる。そういう感覚をセルジオとの練習で掴むことができました。そして僕もセルジオには、『寝技で教えてくれた力の使い方と、僕が打撃で言っている力の使い方は同じなんだ』って説明することがありました」

──まさに「感情、技術の共有」ではないですか!!

「ハイ。だから練習がはかどり、この短期間で強くなることができたと思っています。僕、キックボクシングの頃と比較しても、今の方がずっと努力できているんです。胸を張って自分はファイターだと言いきれる自信もあります。

セルジオがインタビューで『家にいる以外、ジムにいる』って言っていましたけど、僕も隔離期間を終えて練習に行く日が楽しみでならなくて。今、本当に格闘技が好きなんです」

※セルジオ✖堀口戦を実際に戦った本人とコーナーマンを務めた平本が振り返り、日々の練習で築かれた信頼関係の強さがハッキリと感じられた対談が掲載されたFight&Life#88は12月23日(木)より発売中です。


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MMA キック セルジオ・ペティス 堀口恭司

【Fight&Life】セルジオ・ペティス戦後の堀口恭司が語った──「接近戦」の事実

【写真】ペティス戦から12日後、堀口恭司が敗北を振り返り、今後を語った(C)MMAPLANET

23日(木)発売されたFight&Life#88に12月3日にセルジオ・ペティスに衝撃のKO負けを喫した堀口恭司インタビューが掲載されている。

ハイキックからのスピニングバックフィスト、あの一撃が決まるまで試合をリードしていた堀口が自ら敗戦を振り返り、今後を語ったインタビューでは『近い距離』で戦うことについて言及もされた。

同記事よりなぜ4Rに距離が近くなったのか、技術面及びプロフェッショナリズムの両面から話した堀口の言葉を抜粋してお届けしたい。


──結果論ですが、テイクダウン後にパウンドなどでもう少し削りたかったというのは?

「相手が防御一辺倒になっていたので。あそこから強いパンチを打ったところで、ガードの上からじゃ余り効かないと判断しました。と同時にメインイベントなのに、こんなショッパイ試合で良いのという想いでもいたんです」

──あぁ……、そういう風に考えていたのですか。つまりスタンドの打撃戦で終わらせようとか?

「まぁ、それはありましたよね。ただ固めていたら、全然勝てたと思うし。それはもう結果論ですけどね。そこで自分が派手な勝ち方をしないといけないという欲を出してしまったかということですね」

──4R、セコンドに就いたお兄さんの健太さんが「距離が近い」と盛んに叫んでいました。距離が近くなると言ってくれという風に伝えていたのでしょうか。

「ハイ。そう言っていました。ただアニキは声がデカいので、マイク・ブラウンの指示が聞こえなくなってしまったんですよ」

──……。なんと、そんなことが起こっていたのですね。

「今後への課題ですね」

──距離が近い。4Rは開始直後にニータップを決めましたが、比較的簡単に蹴り上げに対してスタンドに戻り、続くテイクダウンは切られました。さきほどの立ちの展開で派手な勝ち方を狙ったという話を聞き、その意識が作用してテイクダウンとコントロールに対して淡泊になっていたのかと邪推してしまいます。

「まぁ、そうッスね。打撃の方が盛り上がるというのはあるので。それに打撃でも行けると思っていました。あの距離でも行けると」

──では距離が近くなったのは、ミスではなかったということですか。

「自分は悪くないと思っています。色々と練習してきた技術もあって、距離的には問題はなかったです。あれはセルジオ・ペティスも前に出づらい距離だったので。カウンターも狙える位置だし、ペティスはスピードもそんなに速くないので。もちろん昔の自分からすると近い距離で、見ている人も近すぎると感じたかもしれないですけど、狙える距離を取っていました」

──踏み込んで、あの距離にいるのではなくて、あそこにステイし続けて打ち勝てる。その感覚を身につけていたのですか!!

「足を壊したりして、インファイトも少し覚えてきましたからね。余り遠くにいるメリットがないって、思うようになってきているんです」

──つまりは近距離でも打ち勝てる堀口恭司になっていると。

「そうですね。まぁ、負けましたけどね。アハハハハ」

──アハハハ。一人ボケ、突っ込みじゃないですか。

「期待してもらっていたのに、KO負けしてスミマセンという気持ちはありますけど、『どこでも俺、イケんだな』って自分の中で確信しました。もちろん試合に負けて悔しいですけど、どこでも勝負できることが分かりました」

※試合後のダメージ、テイクダウンを織り交ぜたMMAとして完成度。今回の敗北を経てのバンタム級ワールドGPに向けた抱負などを堀口恭司が語ったインタビューが掲載されたFight&Life#88は12月23日(木)より発売中です。

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BELLATOR MMA   キック セルジオ・ペティス 堀口恭司

セルジオ・ペティス「堀口恭司に試合を完全に支配されてたし、もっと頑張らきゃいけないと思った」


 『Bellator 272: Pettis vs. Horiguchi』で堀口恭司に4R KO勝ちしバンタム級王座を防衛したセルジオ・ペティスが以下のコメント。

「ボコボコにされたよ。第1ラウンドから第4ラウンドまで、やられっぱなしだった。イライラさせられた。彼は面白い動きをしたり、出入りの激しいプレーをしてきたので、フィニッシュを決めるまでに多くの逆境に立ち向かわないといけなかった。そしてフィニッシュは完璧だった。素晴らしかった。ノックアウトで勝てたのはキャリアの中でも4度目か5度目かな(※実際は今回で4度目)。27戦目にしてようやくこういう結果が得られたのは、とても素晴らしいことだと思う」

「彼がダウンした後にもう一発殴ろうと思っていたが、ああ、失神してるなと思った。コーチのスコット・クッシュマンが、ジャブだ、ジャブだと言ってたので、彼はそのたびにリアクションしていた。そして第4ラウンドまでの間で、彼はディフェンスしなくても大丈夫だと思ってしまったのだと思う。だから僕はハイキックをかわされた後も離れ際にスピニングバックフィストが打てたんだ」

「僕に欠けていたのは自分に対する信念だった。今回もそうだったら、終盤にこの大仕事を達成できなかったと思う。精神的にはフラストレーションが溜まっていたが、それでポジティブな気持ちが失われることは無かった。何か素晴らしいことができると思ってたし、それを達成するために1、2ラウンドを耐え抜いた」

「彼が担架で運ばれるのは本意ではなかった。 相手が意識を失ったり、引退後までダメージが残るほど酷く傷つけたくはない。残念ながらそういうことは間違いなくこの仕事の一部だから仕方ないけどね。結局のところ僕が言うのも何だけど、彼の方が強いので、僕がここにいる時はそうしないといけない。僕はナイスガイだし親切な人間だと思うけど、彼は僕にも同じことをしようとしたわけだしね」

「正直なところ、もっと頑張らきゃいけないと思った。 第4ラウンドまで支配されてしまった。課題がいくつか残った一方で、間違いなく素晴らしいノックアウトが出来た。だけどキャリアを長く続けるために必要なことがいくつかあるし、できればあと8年から10年は現役を続けたい」

「僕は対戦相手を選ぶためにここにいるわけじゃない。対戦相手は彼らに選んでもらう。僕はボスじゃない。彼らが対戦相手を教えてくれるだろうし、僕はノーとは言わない」
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【RIZIN大晦日】那須川天心vs吉成名高が濃厚!魔裟斗と武蔵が“吉成名高”を絶賛!天心のベスト体重の55kgで王者に!実現するか

#那須川天心 #吉成名高 #大晦日
天心のベスト体重の55kgで王者に成る!最後はRISEだったがラストマッチは武尊戦で残り3試合か【BOM】“ムエタイ天才”名高、“那須川天心の階級”で王座獲得!

【RIZIN】那須川天心が”接近戦対策”ミット打ち動画を公開、大みそか相手は”吉成名高か”魔裟斗と武蔵が“吉成名高”を絶賛「最後に那須川天心とやったら面白い」「世界がほっとくわけがない」

K-1 WORLD MAX世界王者・魔裟斗とK-1ヘビー級で活躍した武蔵の共同YouTubeチャンネル『ムサマサ』で、RIZINとBOMで活躍中の吉成名高(ムエタイの試合では名高・エイワスポーツ/エイワスポーツジム)を2人が絶賛した

『正直すぎるムサマサ格闘技ニュース』と題された企画で武尊vs那須川天心について話し「良い方向に進めばいいね」と両者の対戦実現を願い、続けて武尊のロッキー式腹筋を紹介した

天心のミット打ちに武尊の圧力を意識したものとも思われたが、動画の序盤に首相撲からの膝蹴りや、動画の最後に肘打ちを打っていることから、視聴者からは、天心の大みそかの相手は元ルンピニー&ラジャダムナン王者の吉成名高との肘ありルールなのではと話題に!

吉成はRIZINで連続KO勝利中で天心の対戦も意識していることから大きな注目を浴びているが、天心は明らかにムエタイ対策と見る向きが強く、大みそかの武尊戦は可能性が低くなったと推測される

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極真空手全日本王者・キックボクシング3階級制覇4冠チャンピオン
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BELLATOR MMA RIZIN YouTube セルジオ・ペティス ベラトール

堀口恭司 ベラトール王座奪還ならず!『Bellator 272 vsセルジオ・ペティス 2021年12月4日』RIZIN王者の挑戦 / 総合格闘技 MMA

2021年12月4日 Bellator 272
ベラトール バンタム級タイトルマッチ
セルジオ・ペティス vs 堀口恭司

【堀口恭司】
32戦29勝3敗(※2021年9月9日現在)
2013年 第9代 修斗 世界バンタム級 王座
2017年 RIZINワールドGP バンタム級 優勝
2018年 初代 RIZIN バンタム級 王座
2019年 第7代 ベラトール バンタム級 王座
2020年 第4代 RIZIN バンタム級 王座

■堀口恭司紹介動画
① https://youtu.be/9OJUcBQu05U
② https://youtu.be/9IdsV8IWnA4

■twitter https://twitter.com/MMA_JAPAN1

#堀口恭司 #RIZIN #総合格闘技

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『Bellator 272: Pettis vs. Horiguchi』セルジオ・ペティス vs. 堀口恭司を見たファイター・関係者の反応



 『Bellator 272: Pettis vs. Horiguchi』セルジオ・ペティス vs. 堀口恭司を見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA UFC UFC ESPN31   ウィリアム・ナイト キック クレイ・グイダ ザルガス・ズマグロフ ジェレマイア・ウェルス ジョゼ・アルド セルジオ・ペティス ペドロ・ムニョス ボクシング マネル・ケイプ マルロン・ヴェラ マーク・マドセン ラファエル・フィジエフ ロブ・フォント ヴィンス・モラレス 堀口恭司

【UFC ESPN31】計量終了 もはや怖いモノ見たさのフォント✖アルド。目に焼き付けたいグイダ✖レオ

【写真】この計量台での表情……ジョゼ・アルドは大丈夫なのか(C)Zuffa/UFC

3日(金・現地時間)、4日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN31「Font vs Aldo」の計量が行われた。

メインで対戦するロブ・フォントとジョゼ・アルドは前者が134ポンド、後者が136ポンドでパスしている。とはいってもフォントがラッシュガードを着て余裕で計量を終えたのに対し、アルドは頬がこけ、目が窪んでおり厳しい減量だったことを伺える。

ここからリカバリーするのがアルド流とはいえ、元UFC世界フェザー級王者も既に35歳。このダイエット&リカバリーがアドバンテージなのか疑問に思われる──ほどのギリギリに見える体躯だった。


それでなくとも今回のフォント戦は、アルドにとって分が悪い一戦として見られている。

マルロン・ヴェラ、ペドロ・ムニョスという群雄割拠のバンタム級戦線における曲者クラスを連破しているアルドだが、フォントは今回の計量当日に堀口恭司をKOしBellator世界バンタム級王座の防衛に成功したセルジオ・ペティスを敵地ミルウォーキーで破って以来、リッキー・シモン、マルロン・モラレス、コディ・ガーブラントと4連勝中で、試合内容も完勝といって良い。

フォントの強さはズバリ、ボクシングに尽きる。しかもMMAグローブに合った──振り抜くより、止める系のパンチで対戦相手に確実にダメージを蓄積させ、精神的にも削ってきた。

オーソ同士でジャブを叩くことなく、右ストレートをパーリングしてジャブを次々と打ち込む。この真っ直ぐと、外から入る右フックの打ち出しが同じで、対戦相手がストレートを予測していると横からグローブごと持っていかれそうな拳が飛んでくることになる。

削った相手の心を折るのが、右アッパーだ。プレッシャーを掛けておいて、追い込まれた相手の踏み込みを待ち受けるように放たれる右アッパーがクリーンに決まれば、KO云々以上に試合をフォントが支配している証だ。

そんなフォントに対し、アルドの勝機はやはりローキックか。ジャブや右ストレートにしても、左足はしっかりと前方に置くフォントだけに、ここを蹴られると持ち味である体重移動に影響が出ることは間違いないだろう。

とはいえ、アルドのローの距離はフォントのジャブの距離でもあり、両者にとって命綱の攻撃も下がって打てる分フォントに分がありそうだ。

前述したペティスが、過去最強の相手のいの一番名前を挙げたフォントですら、ランク4位──恐るべきUFCバンタム級の頂きを目指し、アルドを相手にどのような戦いを見せるのか。堀口のKO負けを引きづったままでは、怖いモノ見たさと表現してもおかしくない一戦だ。

コメインのライト級のラファエル・フィジエフとブラッド・リデルも見逃せないマッチアップだ。

共に戦績は10勝1敗、トップ15入りという第一の壁を崩した彼らが、第二の壁トップ10越えを果たすための試金石となる潰し合いといえる。

同じライト級でも、もはや望郷の念を持って試合を眺めたくなるのがクレイ・グイダとレオ・サントスという大人の顔合わせだ。フェイスオフを終えて、何とも言えない笑みを浮かべた2人。

グイダは前回マーク・マドセンに、レオはグラント・ドーソンに敗れている。デビューから18年、39歳のグイダとMMAキャリアが20年を越え、41歳となったレオ──人生の半分でMMAを戦ってきた両者が拳を合わせる。目にその雄姿を焼き付けたい、そんな対戦だ。

飛躍のためのステッピングボード=ザルガス・ズマグロフ戦に向け、余裕の笑みを浮かべたマネル・ケイプは額をぶつける勢いでフェイスオフを行った。

■視聴方法(予定)
12月4日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFC EPSN31計量結果

<フェザー級/5分5R>
ロブ・フォント: 134ポンド(60.78キロ)
ジョセ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ラファエル・フィジエフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ブラッド・リデル: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グィダ: 155ポンド(70.31キロ)
レオナルド・サントス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート: 205.5ポンド(93.21キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 185.5ポンド(84.14キロ)
クリス・カーティス: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バルベレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ダリアン・ウィークス: 170ポンド(77.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
マキ・ピトロ: 184.5ポンド(83.68キロ)
ドゥスコ・トドロビッチ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170ポンド(77.11キロ)
ジェレマイア・ウェルス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マネル・ケイプ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マロリー・マーチン: 115ポンド(52.16キロ)
シャイアン・ヴリスマス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド: 205.5ポンド(93.21キロ)
ウィリアム・ナイト: 206ポンド(93.44キロ)

<ライト級/5分3R>
クラウジオ・プエレス: 155ポンド(70.31キロ)
クリス・グラッツマーカー: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ミッキー・ガル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ヴィンス・モラレス: 135.5ポンド(61.46キロ)

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【Bellator】堀口に再戦&ベルト奪回の再チャンス。日本で開幕戦もあった……2022年にバンタム級GP開催

【写真】GPの開催により、勝ち進めば多くても3試合後には堀口にタイトル挑戦の再チャンスが巡って来ることとなった (C)BELLATOR

3日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されたBellator272「Pettis vs Horiguchi」内で、バンタム級ワールドGPが2022年に行われることが発表された。

同大会のメインカード第1試合でジョニー・エブレンがコリン・ハックボディをTKOで下すと、中継内でヘビー級ワールドGP決勝のライアン・ベイダー✖モルドフスキー、世界ミドル級選手権試合=王者ゲガール・ムサシ✖挑戦者オースティン・ヴァンダーフォード、世界ライトヘビー級選手権試合=王者ワジム・ネムコフ✖コーリー・アンダーソンという世界戦が2022年に行われることが言及された。

引き続き中継だけでなく、会場のファンにも「2022年の前半に初めてBellatorバンタム級ワールドGPが開催される」ことがケージ内よりリングアナによって発表され──その出場選手がステージに順次姿を見せた。


マゴメド・マゴメドフ、ジェイムス・ギャラガー、レアンドロ・イーゴ、パッチー・ミックス、ラフェオン・スタッツ、そして前世界王者フアン・アルチュレタが登壇し、残り2人はこの後に世界戦を戦った堀口恭司とセルジオ・ペティスの8人が100万ドルを賭けた8人制トーナメントに参加することが明らかに。

大会終了後の会見でスコット・コーカーは、今回のGPに関して「16人でも8人でも簡単に組むことができた。我々にとってベストの階級だから。4試合のベストマッチアップを実現させるため」8人制としたことを説明した。

まだ2022年のスケジュールが発表されていないベラトールにあって、コーカーは来週にも1月からの大会がアナウンスされるとし、最初の3カ月に上記の3試合、続く3カ月にヤーソラフ・アモソフ✖マイケル・ペイジ(※ウェルター級選手権試合)が組まれ、GPは3月に開始される予定とのこと。

また、今大会のメインでKO負けした堀口に関しては「少し休んでもらって。3月には戦えるようになっているだろう。こういう敗北もあるけど、彼がどういうレベルにあるファイターかは見てもらえたはずだ。試合の全てをコントロールしていた。ホリグチはアメージングでブリリアントなファイターだ」とコーカーは話した。

また開催地に関しては、「新型コロナウィルス感染問題がなかれば日本……RIZINと一緒にさいたまスーパーアリーナ、東京ドームで開きたかった。ただし、COVIDの影響で日本は再びシャットダウン状態だから、ベイエリアかLA、あるいはここモヒガンサン、米国でやることになるだろう」と──日本大会も視野に入れていたことをコーカーは明言した。

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  セルジオ・ペティス 平本蓮

【Bellator272】堀口恭司をKOしたセルジオ・ペティス、セコンドを務めた平本蓮に感謝する

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445: 実況厳禁@名無しの格闘家 2021/12/04(土) 15:17:08.04 ID:DDXiDrIs0

よくわからんけど平本ちゃんとセコンドしてたんだな

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