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BELLATOR Bellator278 MMA o   ジョシュ・ヒル セルジオ・ペティス ベラトール マゴメド・マゴメドフ

Bellatorバンタム級GP、セルジオ・ペティス&ジェームズ・ギャラガーに続いてジョシュ・ヒルも欠場

Bellatorバンタム級GP、セルジオ・ペティス&ジェームズ・ギャラガーの欠場により4.22『Bellator 278』で1回戦進出を懸けた2つのワイルドカードが決定(2022年03月25日)

 こちらの続報。


 ベラトールMMAが4月22日にハワイ州ホノルルで開催する『Bellator 278: Velasquez vs. Carmouche』でバンタム級ワールドグランプリのワイルドカードとしてエンリケ・バルゾーラと対戦予定だったジョシュ・ヒルが欠場することをMMAJunkieが確認したとのこと。欠場理由は不明。

 この試合の勝者が6月24日の『Bellator 282: Mousasi vs. Eblen』でマゴメド・マゴメドフと対戦予定ですが、バルゾーラが他の選手と対戦するのか、ワイルドカード消滅によりそのままマゴメドフと対戦するのかも不明です。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator278 Bellator279 MMA MMAPLANET o PFL UFC エマニュエル・サンチェス エンリケ・バルゾラ クリス・サイボーグ ジェイムス・ギャラガー ジャスティン・ゴンザレス ジュリアナ・ヴェラスケス ジョシュ・ヒル セルジオ・ペティス ダニー・サバテーロ ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ パッチー・ミックス フアン・アルチュレタ ベラトール マコア・クーパー マゴメド・マゴメドフ ラフェオン・スタッツ ランス・ギブソンJr リズ・カモーシェ レアンドロ・イーゴ 堀口恭司

【Bellator278&279】ペティス脱落のハワイ2Daysに公然の謎多きMMA一家から、マコア・クーパー出場

【写真】プロ2戦目──クーパー一家らしく精悍の顔つきの21歳=マコア・クーパーがベラトール初陣に挑む (C)TITAN FC

24日(木・現地時間)、Bellatorより4月22日(金・同)と23日(土・同)にハワイ州ホノルルのニール・S・ブレイズデール・アリーナで開催されるBellator278と279の追加カード及びカードの変更が発表されている。

ハワイ2Daysで開幕するBellatorフェザー級ワールドGPは堀口恭司×パッチー・ミックス、もう1試合は世界バンタム級のベルトが賭けられた王者セルジオ・ペティス×挑戦者ラフェオン・スタッツが組まれていた。

しかし、王者ペティスは負傷で同門対決からドロップアウト。波乱の幕開けどころか、幕開け前の波乱が起きてしまった。


その結果、スタッツは前世界王者のフアン・アルチュレタと暫定王座を争うGP準々決勝をBellator279で戦うことになった。またジェイムス・ギャラガーもトーナメント戦から姿を消し、ペティスとギャラガーが抜けた穴埋めにBellator278でワイルドカード戦が2試合組まれることも今回明らかとなっている。

勝てば準々決勝進出がワイルドカード戦はジョシュ・ヒル×エンリケ・バルゾラ、そしてジョーネル・ルゴ×ダニー・サバテーロとなり、ヒル×バルゾラの勝者はマゴメド・マゴメドフと、ルゴ×サバテーロの勝者はレアンドロ・イーゴとのクオーターファイナルに進出する。

(C)BELLATOR

バルゾラはTUFラテンアメリカ優勝、6勝3敗1分と勝ち越しているUFCから転じた初戦で、ダリオン・コールドウェルを破ったばかり。

(C)BELLATOR

Titan FCバンタム級王者&コンテンダーシリーズで勝利もUFCと契約がならなかったサバテーロはサークルケイジ初陣で、UFC戦績5勝2敗だったブレット・ジョンズを下している。

ペティス脱落、ワイルドカードにニキータ・ミハイロフの名が見られないのは残念だが、それも準々決勝にバルゾラやサバテーロが進出するならGP見所はプラスマイナス・ゼロといっても過言でない。

それだけトーナメントの行方、予想を困難にする実力者がワイルドカード戦に選出されたといえる。

また279大会でベラトール世界女子フェザー級王者クリス・サイボーグ✖アーリーン・ブレンコウのBellator世界女子フェザー級選手権試合が組まれたのに対し、278大会では世界女子フライ級選手権試合=王者ジュリアナ・ヴェラスケス✖リズ・カモーシェ戦が組み込まれている。

その278大会ではプレリミに父にレイ・ブラダ・クーパーJr、兄にレイ・ブラダボーイ・クーパー3世を持つマコア・クーパーがプロ2戦目で、ハワイ・ローカル枠に抜擢されブレイク・ペリーとのマッチアップも決まっている。

父はハワイMMAのパイオニア、兄はPFLで2度の優勝も自宅にガレージで家族だけ練習するという公然ながら、謎多きMMA一家から、レスリングとフットボールで活躍したマコアのBellator初陣は非常に楽しみだ。

なお279大会のプレリミでジャスティン・ゴンザレス×カイ・カマカ3世、エマニュエル・サンチェス✖ヤンシー・メデイロス戦、さらにランス・ギブソンJrも出場するなど注目カードが並んでいる。

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BELLATOR MMA o RIZIN   ジョシュ・ヒル セルジオ・ペティス フアン・アルチュレタ マゴメド・マゴメドフ 榊原信行

Bellatorバンタム級GP、セルジオ・ペティスに続いてジェームズ・ギャラガーも負傷欠場

4.23『Bellator 279』セルジオ・ペティスがバンタム級GPを負傷欠場、フアン・アルチュレタがラウフェオン・ストッツと1回戦&暫定王座決定戦(2022年03月23日)

 こちらの続報。


James Gallagher(Sherdog)

 Bellatorバンタム級ワールドグランプリに出場予定だったジェームズ・ギャラガーが負傷欠場することをMMAJunkieが確認したとのこと。ケガの詳細は不明ですが手術を伴うもので、ギャラガーは「このトーナメントの傍観者になることにがっかりしている」「今年の下半期には復帰する準備ができているので、誰かが負傷欠場した場合は代わりに出たい」とコメントしています。

 ギャラガーの1回戦のカードは未定でしたが、マゴメド・マゴメドフ戦が有力視されていたとのこと。『Bellator 279』の前日に同じくホノルルで開催する『Bellator 278』でジョシュ・ヒル vs. エンリケ・バルゾーラが行われるので、この勝者がGPに代打出場することになりそうですが、もう1枠空いています。


【Bellator】王者ペティスに続きギャラハーもGP欠場、榊原信行CEOは日本人参戦について「扇久保博正とか“ひょっとしたらひょっとするかも”」(ゴング格闘技)
 榊原信行RIZIN CEOは、23日の『RIZIN.35』(4月17日)の会見後の本誌の取材に、ペティス欠場と日本人選手の参戦について、「それも情報をもらっているので、この後スコット(コーカーBellator代表)と話をして、(日本人選手の参戦も)“ひょっとしたらひょっとするかも”しれない。Bellatorバンタム級GPとしては、ペティスを中心に組み立てるはずだったのが、長期離脱になる怪我ということなので、その先でもGPに出て来ることもないと思いますから、誰か代替選手を決める中で日本人選手──扇久保(博正)とかね、難しいかもしれませんが、スコットと話をしようと思います」と語っている。

 これはジェームズ・ギャラガー欠場が報じられる前のコメントですが、こうなると可能性が出てきた!?続きを読む・・・
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o セルジオ・ペティス

【Bellator】セルジオ・ペティスが怪我でバンタム級GP欠場 ストッツの対戦相手はアーチュレッタに変更

スクリーンショット (859)

50: 実況厳禁@名無しの格闘家 2022/03/22(火) 22:39:41.70 ID:L/T2fT8A0
【悲報】ペティス、GP欠場へ…キヨジのリベンジが不可能にw


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ABEMA BELLATOR MMA MMAPLANET o ONE ONE X ONE130 UFC   アドリアーノ・モライシュ アミール・カーン アリス・アンダーソン アンジェラ・リー アンドレ・ガルバォン エドゥアルド・フォラヤン カイラット・アクメトフ カン・ジウォン キック ジヒン・ラズワン スタンプ・フェアテックス セルジオ・ペティス タン・カイ ダニエラ・ケリー ダニー・キンガド チャンネル デニス・ザンボアンガ デメトリウス・ジョンソン ハニ・ヤヒーラ ハム・ソヒ パッチー・ミックス フー・ヨン ボクシング マイキー・ムスメシ ライニア・デリダー リト・アディワン ロッタン・シットムアンノン 仙三 平田樹 澤田龍人 秋山成勲 若松佑弥 青木真也 高橋遼伍

【ONE130】若松佑弥の挑戦を受ける、アドリアーノ・モライシュ「ユーヤが挑戦者になるのはもっとも」

【写真】左は打撃コーチのカテウ・キビス、右は元UFCファイターでラオス系米国人のアンドレ・スークムタズ。この陣容で王座防衛戦に臨む (C)ONE

26日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE130「ONE X」で、ONE世界フライ級王者アドリアーノ・ミキーニョ・モライシュが若松佑弥の挑戦を受ける。

昨年4月にデメトリウス・ジョンソンを破った直後、ミキーニョは「ユーヤが次期チャレンジャー? カイラット・アクメトフと戦うべきだ」と言っていた。その言葉の真意とは……。さらにミックファイト、グラップリング出場はあるのかを尋ねた。


──ONEの歴史上、最大のイベントで若松選手の挑戦を受けるミキーニョです。今の気持ちを教えてください。

「今回の試合、過去に戦ってきた全てのファイトと同じで、ベストを尽くして戦う。そして2度目の王座防衛に成功する。僕の技術、新しいMMAの戦い方を披露し皆が喜ぶ試合にしたい。ONEにとって記念すべき大会に相応しいショーを見せるよ」

──DJを破った直後、若松選手に関しては『カイラット・アクメトフと戦うべきだ』とミキーニョは言っていました。

「イエス。ただユーヤは5連勝中のファイターだ。フィニッシュ率も高い。若くて期待の選手、何よりもハングリーだ。ONEは日本との結びつきも強い、アジアのプロモーションだし、ユーヤがチャレンジャーになるのはもっともだよ」

──あの時、カイラットと戦うべきだと言ったのは、もう少し若松選手の実力を確認しておきたかったということはありますか。

「う~ん、決してそうではないよ。僕が彼はカイラットと戦うべきだと言ったのは、両者のランキングが近くて、カイラットは元チャンピオンたからだよ。そういう意味で、2人は戦うべきだと思っていたんだ。ただ、僕は決められた相手と戦う。ユーヤがチャレンジャーになった。大歓迎だよ。あとは戦うだけだからね。アハハハ。誰だろうが、当てられた相手と戦うだけさ」

──前回の試合が1年前、3年で2試合しか戦っていないですが、試合勘が鈍るということないでしょうか。

「ノー。子供の頃から戦ってきた。戦いが僕の血になっている。試合がないからといって、それが問題になるようなことはないよ。戦うために僕は生まれてきたんだから。ファイターとして生まれてきたからには、いつだろうが、誰とでも戦う。その機会を得たから、今ここにいる。あとはベストを尽くすだけだよ」

──では若松選手の長所はどこだと考えていますか。

「パンチだ。これまで多くの対戦相手をKOしてきた。一番の武器はあのパンチだよ」

──12月のフー・ヨン戦は視ましたか。レスリングとグラップリングで判定勝ちを収めまいた。彼は実戦で、自分のグラップリング力を試してみたかったようです。彼の組み技の力をどのように評価していますか。

「そうだね……。う~ん……」

──正直にお願いします(笑)。

「白帯相手に、良いグラップリングを見せていたね(笑)。レスリングを知っている相手に、レスリングで勝負して勝った。良いモノを見せてもらったよ。ユーヤが僕をテイクダウンしてくるなら、楽しみだね。いくらでも組み技に付き合ってあげるから」

──試したかったのは分かりますが、ミキーニョに挑戦するまで隠す手もあったと思います。

「彼はファイターだ。そして僕はチャンピオンだ。僕のベルトを誰もが狙っている。皆の夢だ。ユーヤはユーヤのやるべきことをやれば良い。DJ、ダニー・キンガド、素晴らしいグラップリング能力の持ち主だけど、僕は彼らに勝っている。ユーヤが打撃と同じような組み技の力があっても、なんら問題視しないよ。あの試合を見て、彼はチャレンジャーに相応しいと逆に思ったよ」

──全く心配はしていないようですね。

「ファイターとしてユーヤのことを本当に尊敬している。グラップリングもできて、打撃は遥かに良い。チョークから身を守ることもできるし、戦いが分かっている。彼のことを認めているからこそ、僕は全力で叩き潰しにいく。本当に良い挑戦者だからね」

──若松選手と戦ううえでミキーニョのアドバンテージはどこにあると考えていますか。

「長身であること。ステップ、レスリング、そして柔術。打撃だってDJ戦で、僕の力を見せたつもりだ。どういう試合になるか、個人的にも興味深いよ」

──日本のメディアは常に堀口選手のことを尋ねると思います。私も、そうです。

「アハハハハハ、その通りだ」

──そんななか、この試合に向けて一緒に練習してきたでしょうが、堀口選手は若松選手のことをそれほど知っているとは思えないです。

「僕とキョージは毎日、一緒に練習してきた。互いに協力しあってきた。キョージはユーヤのことは知らないよ。キョージが僕にアドバイスをしてくれるのはユーヤとの試合に勝つためじゃない。僕がケージの中で、より良いファイターになるために助言してくれるんだ。より強い漢、強いサムライになるために──僕が、なりたい人間に近づくためにキョージはアドバイスをしてくれている」

──堀口選手がKO負け直前まで試合を支配していたセルジオ・ペティス戦から、学ことは多かったのではないですか。

「あの瞬間までキョージが試合をドミネイトしていた。だけど、ああいう結果になった。それこそMMAだよ。MMAはMMAなんだ。試合中は、一瞬でも気を抜いてはいけないことをキョージの敗北から改めて学んだよ」

──今回の試合で勝ち、堀口選手にしっかりとバトンを渡したいですね。

「パッチー・ミックスは背の高いグラップラーだ。だからたくさん、キョージと練習した。キョージの組み技での防御力は大したものだよ。僕らには優秀なチームメイトがたくさんいるから、あらゆるタイプのフトレーニングができる。このATTの環境が僕らを成長させてくれるんだ」

──ATTにまたBellator世界バンタム級のベルトが戻って来るでしょうか。

「キョージはチャンピオンに返り咲くよ。彼が望む決勝でセルジオ・ペティスとのリマッチに勝利してね」

──ところでONEではグラップリングを強化するようです。その一方でDJ×ロッタンのようにミックスファイトも今大会では組まれました。将来的にムエタイのレジェンドとフリースタイル・ルールの試合のオファーがあれば受けますか。

「全てはユーヤとの試合を終えてからだけど、興味深いね。ONEが求めるなら、やるよ。レッツゴー!! 大きな挑戦になる。僕はもうMMAのレジェンドと戦ってきたから、ムエタイのレジェンドと戦うことを恐れはしない」

──ではミキーニョが興味があるのか分からないですが、グラップリングに関して……。

(質問を遮って)「マイキー・ムスメシと戦いたい」

──そこです!! そこが聞きたかったです。

「ぜひとも、ムスメシとグラップリングファイトを戦いたい」

──マイキーは道着だけでなく、ノーギでも凄まじい強さを見せています。

「なら僕はダースチョーク、トライアングルをお見舞いする。彼には予期できない柔術のスキルを披露したいと思う。僕らのハニ・ヤヒーラBJJを、ね!!」

──ハニ・ヤヒーラBJJ!!!! 何ともワクワクする言葉です。

「僕らは一緒にハニ・ヤヒーラBJJを構築してきたんだ」

──いやぁ若松選手との試合後も、ミキーニョの動向から目が離せないですね。そんなミキーニョですが、今回の歴史的な大会でどのような試合をファンに見せたいと思っていますか。

「ドリームカードが揃っている大会だ。そういう大会にあって、ボーナスを獲得するに値する試合がしたい。そのためにハードな練習を課してきた。ベストを尽くし、皆が喜んでくれる試合をする。僕の技術、柔術、ムエタイを駆使してね。試合が待ち切れないよ」

──ミキーニョ、今日はありがとうございました。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「日本の友人たち、ファンの皆には最高の席を確保して僕とユーヤのファイトをABEMA TVで視てほしい。皆が楽しめる試合をして、ベルトを守るよ」

■放送予定
3月26日(土・日本時間)
午後1時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時00分~ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ONE130 「ONE X」対戦カード

<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者]スタンプ・フェアテックス(タイ)

<フリースタイル・フライ級(※61.2キロ)/3分4R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] 若松佑弥(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
秋山成勲(日本)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
ウェイン・パー(豪州)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者]マラット・グレゴリアン(アルメニア)

<ムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】秋元皓貴(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
ジヒン・ラズワン(マレーシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キジュ・ジェウン(韓国)
タン・カイ(中国)

<キック・フェザー級ワールドGP決勝/3分5R>
チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)

<グラップリング・ミドル級 (※93.0キロ)/15分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
アンドレ・ガルバォン(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレミー・ミアド(フィリピン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
高橋遼伍(日本)

<ヘビー級(※70.3キロ)/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
ポール・エリオット(英国)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
山口V.V芽生(日本)
ダニエラ・ケリー(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
澤田龍人(日本)
仙三(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アシャ・ロカ(インド)
アリス・アンダーソン(米国)

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Bellagtor279 BELLATOR MMA MMAPLANET o クリス・サイボーグ セルジオ・ペティス ベラトール ラフェオン・スタッツ 堀口恭司

【Bellagtor279】堀口恭司、4月23日にパッチ―・ミックスと再起戦。えげつないセルジオ×スタッツ

【写真】 一発に警戒が必要、ミックスが堀口の対戦相手に(C)MMAPLANET

9日(水・現地時間)、Bellatorより4月23日(土・同)にハワイ州ホノルルのニール・S・ブレイズデール・アリーナで開催されるBellator279で――バンタム級ワールドGP準々決勝2試合が発表された。

うち1試合は堀口恭司×パッチ―・ミックス、もう1試合は世界バンタム級のベルトも掛けられた王者セルジオ・ペティス×挑戦者ラフェオン・スタッツに。


昨年12月、Bellator契約配下選手としてのスタートで、ペティスに衝撃のスピニングバックフィストでのKO負けを喫した堀口の再生&王座返り咲きロード第一歩は、極め技師ミックスが相手となった。

3Rまでテイクダウン&コントロールでペティスを圧倒し、コンプリートファイターとしての性格が強く出てくるようになった堀口に対し、ミックスはキャリア15勝1敗――12の一本勝ちを誇るグラップラーといえる。

5Rの長丁場、堀口が打撃の圧力を掛け続けられるか。この試合はペティスに決まりまくったテイクダウンは、ギロチンを避けるうえでも容易に仕掛けるべきではないだろう。

ペティス×スタッツに関しては、えげつない世界戦を組んできたという一言に尽きる。ランク1位のフアン・アルチェレタとは対戦済みのペティスだが、2位のミックスを堀口の相手とし、3位のスタッツを世界王者にぶつけてきた。ここはルーファスポーツの同門対決という一面を打ちだしたいから他ならない。

GP出場が決まった時点でペティス、スタッツともども試合が決まれば戦うことを明言していただけに、ここはデューク・ルーファスの舵取りも含め、やや下品ながら両者の環境創りという点でも興味深い。

また同大会ではベラトール世界女子フェザー級王者クリス・サイボーグとアーリーン・ブレンコウの2度目の対戦、さらにハワイといえば前女子フライ級王者イリマレイ・マクファーレンが凱旋、ジャスティン・キッシュを迎え撃つ女子マッチ2試合も明らかとされている。

なお今大会はパンデミック以前のハワイでは恒例だった2日連続イベントが2年4カ月ぶりに復活。初日のBellator278もまた恒例のトルーパー大会で、米国軍人は無料の慰問イベントとして行われる。

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BELLATOR F1 MMA o   クリス・サイボーグ セルジオ・ペティス パッチー・ミックス ベラトール マゴメド・マゴメドフ 堀口恭司

Bellatorが4.22&4.23ハワイ大会を開催/バンタム級GP 1回戦で堀口恭司 vs. パッチー・ミックス、セルジオ・ペティス vs. ラウフェオン・ストッツ



 ベラトールMMAが4月22日と23日にハワイ州ホノルルのニールS・ブライスデル・センターで大会を開催することをMMAJunkieが確認したとのこと。22日が『Bellator 278』、23日が『Bellator 279』になります。ベラトールがハワイ大会を開催するのは2019年12月20&21日の『Bellator 235: Misech vs. Perez』&『Bellator 236: Macfarlane vs. Jackson』以来2年4ヶ月ぶり。

 そして、『Bellator 279』のメインイベントはクリス・サイボーグ vs. アーリーン・ブレンカウの女子フェザー級タイトルマッチになるとのこと。

 サイボーグは昨年11月の『Bellator 271: Cyborg vs. Kavanagh』でシネード・カヴァナに1R KO勝ちして以来の試合で今回が4度目の防衛戦。ブレンカウは同じく『Bellator 271: Cyborg vs. Kavanagh』でパム・ソレンソンに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。Bellatorフェザー級ランキング1位。両者は2020年10月の『Bellator 249: Cyborg vs. Blencowe』で対戦しており、この時はサイボーグが2Rリアネイキッドチョークで勝利しています。

 また、『Bellator 279』ではバンタム級ワールドグランプリ1回戦としてセルジオ・ペティス vs. ラウフェオン・ストッツ、堀口恭司 vs. パッチー・ミックスが行われるとのこと。ペティス vs. ストッツはペティスのバンタム級王座防衛戦も兼ねています。

 ペティスは昨年12月の『Bellator 272: Pettis vs. Horiguchi』で堀口恭司に4R KO勝ちして以来の試合で5連勝中。今回が2度目の防衛戦。ストッツは昨年8月の『Bellator 264: Mousasi vs. Salter』でマゴメド・マゴメドフに判定勝ちして以来の試合で9連勝中(Bellator 5連勝中)。Bellatorバンタム級ランキング3位。

 堀口は昨年12月の『Bellator 272: Pettis vs. Horiguchi』でセルジオ・ペティスのバンタム級王座に挑戦し4R KO負けして以来の試合。Bellatorバンタム級ランキング5位。ミックスは昨年11月の『Bellator 270: Queally vs. Pitbull 2』でジェームズ・ギャラガーに3Rギロチンチョークで勝利して以来の試合で2連勝中。Bellatorバンタム級ランキング2位。続きを読む・・・
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BELLATOR LFA MMA MMAPLANET UFC   アフマッド・ハッサンザダ アレックス・ペレス アレッシャンドリ・パントージャ エド・ソアレス ジョズエ・フォルミーガ セルジオ・ペティス フィリッピ・ブニス ブランドン・モレノ 佐々木憂流迦 修斗 海外

【LFA124】計量終了 注目の初出場=フォルミーガが大幅体重オーバー。アフガンからハッサンザダも

【写真】フォルミーガ、頬をふっくらしていないか?! (C)LFA

11日(金・現地時間)、アリゾナ州フィニックスのアリゾナ・フェデラルシアターでLFA124「Formiga vs Bunes」が開催される。

メインはジョズエ・フォルミーガ×フィリッピ・ブニスというRFAを思わせるマッチアップが実現した。


LFAは2017年1月にテキサス・ベースのLegacy Fighting Championshipとカリフォルニア・ベースのResurrection Fighting Allianceが合体し、Legacy Fighting Allianceとして活動を開始したプロモーションだ。

LFCとRFAが全米五指に入るフィーダーショーで、その2つのプロモーションが一つになったことでLFAは揺らぐことのない北米#01のフィーダーショーとなった。LFC代表のミック・メイナードはUFCに転じて、タレントリレーションの二大巨頭に収まり、RFAのトップだったエド・ソアレスがLFAの舵取りをしている。

そのソアレスが率いていたRFA──RはResurrectionの頭文字でレズレクションには復活という意味がある。今やLFAは世界各地からUFCやBellatorへステップアップする若い選手のサバイバルの場となっているが、RFA時代はメジャーをリリースされたファイターの再起を図る再生工場の役割を持っていた。

そういう背景があり、1985年4月生まれの36歳、UFCには2012年10月からパンデミック発生直後の2020年6月まで7年9カ月に渡り在籍していたフォルミーガの出場はRFAを思い起こさせる。

最後の3戦はジョセフ・ベナビデス、ブランドン・モレノ。アレックス・ペレスというタイトルコンテンダー(※モレノは王座奪取)に連続で星を落としているフォルミーガだが、それ以前には現王者デイヴィソン・フィゲレイド、現Bellator世界バンタム級王者のセルジオ・ペティス、日本の佐々木憂流迦、UFC入り前はTachi PFでマモル、修斗ブラジルでアレッシャンドリ・パントージャ、日本でBJを破っている。

フォルミーガはシングル及びダブルレッグからバックに回り、両足をフックしRNCを狙いつつ、コントロールという勝利の方程式を持っている。

今回、フォルミーガは元々フライ級で同朋の柔術黒帯フィリッピ・ブニスと対戦予定あったが、ファイトウィークにバンタム級に変更──も、10日(木・同)の計量で139ポンドと大きくバンタム級のリミットを上回り、キャッチウェイト戦で両者は戦うことになった。

フライ級から比較すると、14ポンドと6.35キロも重く、復活への意志がどれだけ強いのか、期待が大きかっただけに残念すぎるフォルミーガだ。

また今大会ではコ・メインでアフガニスタン人ファイターのアフマッド・ハッサンザダが、ジェイムス・ウィルソンと対戦する。

日本では全く無名のハッサンザダは、2016年4月のMMAデビューから今年3月まで7勝1敗の戦績を残し、黒星を喫した一戦のみが海外=ベラルーシでの試合で7試合は母国の大会で戦ってきた。

ご存知のようにアフガニスタンはタリバンが昨年8月に全土を大統領府を占領し、大統領は国外に亡命した。4月に決定したように8月中に駐留米軍が、続いて多国籍軍が国外に撤退し、各国の大使館関係など親米政権関係者の国外脱出が図られていた。

計量にアフガニスタン・イスラム国時代の国旗カラーをペイントし現れたハッサンザダ。アフガニスタンで育ったファイターが、情勢の変化ともに母国を離れ、LFAでどのようなファイトを見せるか──。

■視聴方法(予定)
2月12日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA124対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ジョズエ・フォルミーガ(ブラジル)
フィリッピ・ブニス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アフマッド・ハッサンザダ(アフガニスタン)
ジェイムス・ウィルソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルドー・コーテズアコスタ(米国)
デリック・ウィーバー(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
オースティン・ワーム(米国)
ジャコビー・ジョーンズ(米国)

<フライ級/5分3R>
アン・ホー(米国)
ギルヘルミ・クロッシ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・ターナー(米国)
トリスタン・リンディ(米国)

<フライ級/5分3R>
フェデリコ・フローレス(フィリピン)
ブレデン・パガオア(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ベン・グッドウィン(米国)
オヴィディオ・ボヨルケス(メキシコ)

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【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:12月:オリヴェイラ✖ポイエー「殴らせて、疲れさせる」

【写真】高度に何でもできないといけなくなっている――それがMMAの現実だろう (C) Zuffa/MMA

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、大沢ケンジ氏が選んだ2021年12月の一番は12月11日に行われたUFC269より、UFC世界ライト級選手権試合=シャーウス・オリヴェイラ×ダスティン・ポイエー戦について語らおう。


──大沢さんが選ぶ12月の一番、どの試合になるでしょうか。

「ベタですけど、UFC世界ライト級タイトルマッチのシャーウス・オリヴェイラ×ダスティン・ポイエーです。最近のMMAの流れということも含めて話したいと思います」

――押忍、よろしくお願いします。

「これはあくまでも僕のなかで感じている最近の傾向なんですけど――これまではMMAの選手って中間距離から長い距離でスイッチしたりだとか、レンジをコントロールする時代が続いていました。

それがピョートル・ヤンとか、今回のオリヴェイラもウチの中田(大貴)もそうですけど、近い距離が流行ってきていますよね。この試合でオリヴェイラはグイグイ前に出ていました。対するポイエーは言ってみると、距離を取ってスイッチしながら、全部を混ぜて相手を混乱させて巧く当てる選手で。

その相手にオリヴェイラは前進を続けますが、最初のうちはパンチを当てやすいので被弾していましたよね。それでも前に出続けるから、手を出して対応していく間に……アイツ、ポイエーはバテましたよ」

――色々なことをできるポイエーが、手が届く距離では左一辺倒になっていました。

「それってUFCだけでなくONEでもそうですが、MMAがフィジカルスポーツになってきている象徴的な部分ですよね。もともとフィジカルなんですけど、本当の意味でフィジカルになってきたというか。

テクニカルにスイッチし、距離を変えて相手を誤魔化す。そして思わぬところで当てるという戦いから、距離を詰めて相手にアタックさせるように変わってきました。距離が近づいてくるから、ポイエーは打っているのはなくて、打たされていたんです。

自分のペースじゃなくて、相手に打たされて『もう来ないくれ』っていう打ち方になっている。この『来るな』の打ち方をすると、めちゃくちゃ疲れます。こういう手を出させて疲れ差す戦いは、最たるモノがピョートル・ヤンで。彼は初回は手を出さないですよね。打たせるだけ打たせようという感じで、相手が疲れてきたところで勝負に出る。

前に出る選手も相手のパンチを貰いたくはないです。でも、多少貰ってもしょうがないということで前に出ていく。そこで倒される場合もあると思います。でも、そこで倒れちゃダメで耐えきらないといけない」

――賭けになってきませんか。

「実はこの戦い方って、技術の差を埋めることになるんです。いや埋めるだけでなく、越えられるんです。相手を疲れさせることが可能になるから。オリヴェイラは打撃で仕留めるんじゃなくて、組み技がめちゃくちゃ強いから、1Rにポイエーを疲れさせて組み技勝負に出ました。ポイエーは攻められて、さらに疲れて気持ちも折られるような状況に追い込まれました。

堀口君とセルジオ・ペティスもそうだったと思います。試合を支配していたのは堀口君だけど、セルジオ・ペティスが前に出て圧を掛けていた。堀口君はテイクダウンが巧いから、あの勝負ができました。

距離を取ってガードを下げるのではなく。セルジオ・ペティスは構えを小さくしてガードをしていました。ああいう構えと戦い方は、以前はなかったです」

――距離が近いと、やはり殴られますからね。

「ハイ。ただ慣れてくると、多少の耐性はできます。びっくりしなくなりますから。そして反応できるようになる。対して、長い距離の選手はポイエーがそうだったように手を出さざるをえなくなります。そして、短い距離を練習していないからバテる。

キックボクサーで長い距離を取る選手が見られないのは、いずれ距離を潰されるからです。ペティスも入ってくるところだけに反応していたから、疲れないですよね。しかも殴られることも平気だし。

接近戦化していくと、MMAは以前のような倒され方はなくなっていくのではないかと思います。見えているし、貰う覚悟ができているので、びっくりして倒されることがなくなる。長い距離がMMAらしさなら、その距離はなくなり、近い距離が増えてくると思います。

スイッチして距離を取って翻弄しようとしても、そんな時間を与えず前に出る。スイッチしたぐらいだと、どっしりと構えの相手を崩すことはできないようになりますよ」

――ただセルジオ・ペティスにしても、それこそ中田選手にしてもテイクダウンを取られ続けていました。

「ペティスは腰が弱いんじゃないですか(笑)。それで腰が強いのがピョートル・ヤンで。近い距離でも軸が乱れない。だから彼が今、最強なんだと思います」

<この項、続く>

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【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:12月:ケネディ✖サンチェス「日本フェザー級勢に厳しすぎる指標」

【写真】「エア・タイト」と柏木さんが評したケネディ×サンチェス。エア・タイト――いただきました。今後、MMAPLANETでゼロ距離MMAはエア・タイトと記させていただきます (C) BELLATOR

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、柏木信吾氏が選んだ2021年11月の一番。12月3日に行われたBellator272より、ジェレミー・ケネディ✖エマニュエル・サンチェス戦について語らおう。


──柏木さんが選ぶ2021年12月の一番をお願いします。

「Bellatorのジェレミー・ケネディ✖エマニュエル・サンチェス戦です」

――おお!!

「ケネディ×サンチェス戦……この試合を語ることができて凄く嬉しいです。現地で実際に試合を見て、また帰国してから試合映像をチェックしなおして、ウキウキしてしまいました(笑)。

実はメインのショッキングなKOを目の当たりにして、全てが吹っ飛んでしまったこともあったのですが、セルジオ・ペティス×堀口恭司戦があったことで、この両者の試合を日本のファンが数多く目にしたこともうれしいです。

僕がライブ観戦だったこともあるのですが、映像で見直して視るとさらに面白さが伝わる試合でしたね。本当にMMAをやっているなっていうファイトで。

正直、ケネディってアダム・ボリッチに勿体ない負けをしたという印象が一番強くて、ネチネチとした試合をする選手だなっていうぐらいの感覚でいたんです。でも今回の試合は全く膠着することのないグラウンド戦で、良い意味で見ている者が疲れる。それほど目まぐるしい動きをしていました」

――とはいえモヒガンサンのファンはブーイングを送っていましたね(苦笑)。

「この試合に限らず、組むと『もっと、やれぇっ!!』という感じでしたね。エア・タイトというのか、あれだけ空間を殺して戦う良さが残念ながらあの会場にいたファンには伝わっていなかったです。

ただし、ケネディがあのタイトな試合をグラウンドでもスタンドでもやり続けた。あれは凄いことなんですよね。『もっと打撃と織り交ぜて戦う必要があるのは分かっているけど、今回は絶対に落とせなかった。勝ちに徹した。どうしても勝たないといけなかった』と本人も試合後のインタビューで言っていましたけどね」

――打撃を使うことが勝利に結びつくのであれば、そうすべきでしょうし。そうではなく、ファン受けするために打撃が必要というのであれば、そんな必要なくてエア・タイトなファイトで正解だったかと思います。

「あれをやりきるのは凄まじいです。サンチェスも巧くて、隙間がないのに不利なポジションから抜け出すよう動いて、言ってみればミリ単位で動いていました。でも、その先をさらにケネディがいく。結果的に逆転狙いの寝技から、仕留められない防御という風にサンチェスの戦い方も変わりましたね。サンチェスとしては、本当にしんどかったでしょうね。もう表情にも出ていたと思います」

――SUGでエドウィン・ナジミにOTで敗れたのですが、本戦は5分といえども柔術のトップ選手と普通に攻防を繰り広げられることができる腕前の持ち主です。

「普通ならぶっちぎられて終わりますし、それが汚点にもならないです。そんなグラップリングマッチをショートノーティス出場で堂々とやりあえるのですからね。それと……この試合を見てケネディの戦績を改めて見直すと、何気にMMAPLANETが推している感があるのが理解できました」

――と言いますと(笑)。

「いや、単にそのキャリアの築き方と戦績が……印象以上に凄い実績を残していて。UFCで3勝1敗、唯一の敗北を喫した相手はアレックス・ヴォルカノフスキーです。そこからバーレーン拠点のBRAVE CFを経てPFLではベスト4、パンデミックの活動停止期間にBellatorに戦場を移しています」

――その2戦目にボリッチに敗れたことで、今回は絶対に負けられないと背水の陣を敷いていたのかもしれないですね。

「いやぁ、GSPやロリマクを生んだカナダ――僕のような仕事をしていても未だに軽視されがちなんですけど、見落としてしまっていましたね。それをサンチェスとの試合で痛感しました」

――同インタビューは元旦にアップする予定なのですが(※取材は2021年12月29日に行われた)、大晦日を終えてRIZINフェザー級戦線もまた新たに動き出しますでしょうし、ケネディに限らずBellatorフェザー級ロースターとの交わりが気になるところです。

「ジェレミー・ケネディがRIZINのフェザー級戦線に加われば、即脅威です。即……むしろ『いきなりクレベルどうなの?』って。斎藤裕選手はタイプは違いますが、組んで倒すという部分でマイク・グランディに修斗時代に敗れていますし、ケネディは完全に苦手な選手でしょうね」

――修斗サステイン興行の招聘係でもあった柏木さんが、英国からグランディを呼んで……。

「あの時はやっちまったなって思いました(笑)。『これ、早かった』と。う~ん、大晦日がどうなるかにもよりますが、ケネディと戦うとどうなるのか。それこそ斎藤選手がいかに成長したかを証明する戦いになるのではないかとも思います。

今の日本人のフェザー級選手にとって、良い指標になる……厳しすぎる指標になるかもしれないのがケネディですね」

――ぜひともケージもあるかもしれないLANDMARKか、ケージ使用のTRIGGERに呼んでいただき取材させてください(笑)。

「いやぁ今回の勝利でケネディはTRIGGER予算からナンバーシリーズ予算に変わったと思いますよ(笑)」

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