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MMA ONE ONE Empower アリョーナ・ラソヒーナ スタンプ・フェアテックス

【ONE Empower】組みで受けの強さ、寝技で攻めを見せたスタンプがラソヒーナにリベンジ

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP準々決勝/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
Def.2-1
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)

リベンジを誓うスタンプは、鋭い左前蹴りを見せ、左ローを蹴る。ローを続けるスタンプに対し、ラソヒーナはケージ中央を取ってなかなか動かない。と、左を見せて一気に組んだラソヒーナが、一度は体を預けて耐えたスタンプをシングルで倒す。スクランブルでギロチンに出たラソヒーナだが、スタンプが立ち上がって頭を上げて耐える。直後に首投げを決めたラソヒーナが、袈裟で抑えてパンチを打ちつける。スカーフホールド気味に絞め、必死に頭を抜いたスタンプが立ち上がるとギロチンで、がぶってヒザを顔面に突き上げる。

スタンプはシングルを潰してヒザをボディに入れると、バックに回ってRNCへ。左腕も足でフックされているラソヒーナだが、スタンプはやや頭の位置が高く絞めを極めきれない。それでも腕を入れ替えて絞めを狙い続けたスタンプが、盛り返して初回終了を迎えた。

2R、右ミドルハイを見せたスタンプ。ラソヒーナもミドルを蹴り返す。ローに縦ヒジ、続いて左ジャブを伸ばしたスタンプは、右ミドルハイを蹴る。ローにワンツーを放つラソヒーナが、左ボディ。すると2分20秒も経過して、スタンプがマウスピースを忘れていることに気付く。

リスタート後、ラソヒーナはボディから左フック、ヒザ蹴りにもダブルレッグを決める。足関節狙いから蹴り上げたラソヒーナに対し、立ち上がったスタンプがローを蹴る。レフェリーがラソヒーナを立たせる。ラソヒーナはワンツーフックで前に出て、左ハイを蹴っていく。スタンプは右を当て、エルボーを冷静に入れる。ミドルハイで体を起こされたラソヒーナだが、右ストレートを当てる。左ミドルを蹴られ、組んだラソヒーナだがスタンプが崩して上を取る。エルボーからパンチをスタンプが狙ったところで時間となった。

最数回、テイクダウン狙いを潰したスタンプが上をとり、スクランブルもバックを伺うとラソヒーナが引き込む。背中の後ろで右手を掴んで、パンチを落とすスタンプ。掴まれていた手を振りほどいたラソヒーナだが、ハーフで下の状態が続く。クローズドを取ったラソヒーナは、腰を切ると足をすくって腕十字へ。体を跨いで防いだスタンプがトップへ足関節狙いにも、しっかりと座ったスタンプがパンチを連打する。ヒジを落としたスタンプが立ち上がる。

残り1分、ラソヒーナはレフェリーにスタンドに戻され肩で息をしている。ここから大きな動きはなく、最後にラソヒーナがスピニングバックフィストもクリーンヒットはせず、時間と同時にテイクダウンに。ジャッジの裁定は割れ、スタンプは勝利者コールに涙を見せそうになりつつ、勝利の舞いを見せた。


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【ONE Empower】シンガポールのロックダウンにより、女子アトム級ワールドGP開幕が延期に……

【写真】延期を知らせるオフィシャルのCGにリトゥ・フォーガットでなく、ブラジルのジュリー・メサバルバがモン・ボーの横に確認できる (C)ONE

21日(金・現地時間)、ONE Championshipが5月28日(金・同)にシンガポール開催予定だったONE120「EMPOWER」を延期することをオフィシャルSNSを通して発表した。

ONE世界女子ストロー級選手権試合=王者シィォン・ヂィンナン✖ミッシェル・ニコリニで、日本から平田樹が出場するアトム級女子ワールドGPの開幕戦が準々決勝が予定されていたが、シンガポールのロックダウンにより延期が決まった。

シンガポール政府では14日(金・同)に16日(日・同)から6月13日(火・同)まで4週間のロックダウン措置を取ることを発表しており、既にレストランでの外食は禁止、家庭外での人と人が対面することは2人までに制限されている。

近々の7日間での1日の新規感染者が平均32人、それでも増加傾向にあるということでこのような厳格な措置が取れるということは、いかにシンガポールではコロナを制御してきたのか。そのなかで国際大会を完全バブルを創った上でONEが開いてきたのかということに驚かされる。

とはいえロックダウンの発動宣言から、今大会の開催が危ぶまれていたことは明らかで本来では同大会に出場する日本勢は19日(水)に離日予定だったが、日曜日に21日(金)に変更されることが伝えられていた。

またPCR検査も事前でなく空港で受けるよう指示があったことで、大会が行えないことは選手も薄々感じ取っていたに違いない。それでもONE首脳はシンガポール以外で急遽イベント開催できないか協議に入っていたという情報も聞き伝わってきたが、もちろん時間も渡航条件も厳し過ぎることは明白だった。

ONEから今後については言及されていないが、来月16日にロックダウンが解けたとしても隔離措置などを考えると、18日は難しいことが予想され、早くとも仕切り直しは25日を睨むことになるか。

また今回の延期発表でONEが用いたグラフィックでは、モン・ボーの相手が先日のONE Dangalでビー・ニューイェンに敗れたリトゥ・フォーガットでなく、ジュリー・メサバルバが写っていることが確認できる。


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【ONE120】5月28日のシンガポール大会は初のオール女子イベントに。GP初戦で平田はアンダーソンと対戦

【写真】トーナメント出場選手のなかでいえば、アンダーソンは怖くはないが不気味な相手だ (C)INVICTA FC & MMAPLANET

12日(金・現地時間)、ONE Championshipが公式SNS上で5月28日(金・同)にシンガポールでONEにとって初の女子だけのイベントONE120「EMPOWER」を開催することを発表した。

メインはONE世界女子ストロー級選手権試合=王者シィォン・ヂィンナン✖ミッシェル・ニコリニで、またこの日から開幕するアトム級女子GPの準々決勝とトーナメント枠も明らかとなっている。


日本から出場の平田樹の相手は、米国のアリス・アンダーソンに決まった。アンダーソンはキャリア5勝1敗、Invicta FCで2勝1敗と勝ち越している。エクストリーム・クートゥアー所属のアンダーソン──シンガポールから米国に戻ったミーシャ・テイトが同所で練習をしており、みっちりと平田対策をこうじてきそうだ。

なお平田と同じ山でモン・ボー✖リトゥ・フォーガットが組まれ、インドMMA界の勝利のエースにキャリア5戦目の試練が与えられた。

(C)ONE

注目のONEデビューを迎えるハム・ソヒは、一度はアンジェラ・リーへの挑戦権を獲得していたデニス・ザンボアンガに。残る1試合はアリョーナ・ラソヒーナとスタンプ・フェアテックスで1月22日大会からのダイレクトリマッチとなる。

当日は女子のみの出場ということで、メインカード扱いであろう上記の試合以外のリードカード等も男子の出場はないのか、気になるところだ。

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News ONE アリス・アンダーソン アリョーナ・ラソヒーナ スタンプ・フェアテックス チャトリ・シットヨートン デニス・ザンボアンガ ブログ モン・ボー リトゥ・フォーガット 平田樹

【ONE】女子アトム級GPが5月28日に開幕。ハム・ソヒ、スタンプ、サンボアンガ、平田樹ら8名が出場決定

【写真】JEWELS、ROAD FC、RIZINと頂点に立ったハム・ソヒのGP出場がついにチャトリCEOが認めた(C)ROAD FC

24日(水・現地時間)、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO&会長がSNSで女子アトム級GPに関して5月28日(金・同)にスタートすることを発表した。

出場選手はアリス・アンダーソン、平田樹、デニス・ザンボアンガ、アリョーナ・ラソヒーナ、リトゥ・フォーガット、ハム・ソヒ、スタンプ・フェアテックス、モン・ボーの8選手だ。


月曜日に中村未来を2Rでパウンドアウトしながら、自信のパフォーマンスが許せないで涙した平田が日本人唯一の出場となり、8名の出場選手は米国、日本、中国、韓国、タイ、フィリピン、インド、ウクライナと全て国籍が違うこともあり、山口VV芽生、アトム級転向を視野に入れている三浦彩佳は選外となり、また噂に上がっていたストロー級王者シィォン・ヂィンナンの出場もなかった。

スタンプは直近の試合でラソヒーナに敗れながら、共に当確となり、ONEが力を入れて市場を開拓しているインドからは、平田と並びプロキャリア4勝0敗と最も少ないフォーガットの参戦が決まっている。

そして公然の秘密とされていた、ハム・ソヒのエントリーがようやくオフィシャルでリリースされたことになる。

意外な人選は米国のアンダーソンだ。キャリア5勝1敗のアンダーソンはInvicta FCで2勝1敗と勝ち越しているもののパラエストラ八王子に在籍していた紫乃バンフーズにスプリット判定負けを喫している。

優勝者は11月に現アトム級王者アンジェラ・リーに挑戦することも明らかとされており、トーナメントを制するには5カ月強で3試合、タイトル戦を含めると半年で4試合を戦うハードスケジュールとなりそうだ。

ズバリ本命はハム・ソヒ、対抗はモン・ボー、穴はスタンプ・フェアテックス、大穴がデニス・サンボアンガといったところか。また負傷者が出ることも考慮するのであれば補欠戦も行われることも考えられる。仮に補欠戦が組まれるのであれば少ないとも1人は日本選手にチャンスを与えてほしいものだ。

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ONE ONE Unbreakable III ONE116 03 Report アリョーナ・ラソヒーナ スタンプ・フェアテックス ブログ

【ONE Unbreakable03】寝技の成長を見せたスタンプだが、残り7秒でラソヒーナのギロチンに一本負け

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
Def.3R4分53秒by ギロチンチョーク
スタンプ・フェアテックス(タイ)

左フックを伸ばすラソヒーナに対し、スタンプは左右のローを蹴る。さらに左フックに左をカウンターで合わせたスタンプは。ダブルのリードフックをかわして、強烈な右ローを蹴る。シングルレッグにオモプラッタを合わせたスタンプは、腕を抜いたラソヒーナの足関節に反応し、腕狙いにはヒザを顔面に入れマウントへ。

バックに回ったスタンプは、上を向いたラソヒーナにリバーサルを許しマウントを取られる。ラソヒーナはここで腕十字もスタンプは、体を起こしてラソヒーナの腰を高くして腕を抜く。試合がスタンドに戻ると、左に右フックを合わせたスタンプは右ローを入れるが、ダブルレッグでテイクダウダウンを許す。

ラバーにヒザを割ってパスから一気に十字を狙ったラソヒーナだが、スタンプは即座に反応して蹴り上げからスクランブルへ。ここでスタンプはエルボーを2発入れ、ラソヒーナの前進力が落ちる。遠い位置からのダブルレッグにスタンプが反応したところで初回がタイムアップに。

2R、ラソヒーナは左フックを振るって前に出る。この圧力にまるで平気なスタンプは、近い距離で右を返す。ラソヒーナの必死の踏み込みもジャブで遮断するスタンプが、笑顔を浮かべる。さらにローに右を合わせたスタンプが、思い切り右ミドルを蹴っていく。テイクダウン狙いをかわし、ヒザを狙ったスタンプの圧力が高まる。

ニータップ気味の動きからシングルに移行したラソヒーナだが、スタンプが思い切りエルボーを入れる。及び腰のテイクダウン狙いに、がぶりからバックを制したスタンプは両足をフックし、マウントに移行する。頭をつけてエルボーのスタンプは、ラソヒーナのケージキックからのスクランブルで逆にテイクダウンを決め、腕十字もしっかりと防御する。

得意技を防がれる展開が続いたラソヒーナは、左ジャブから右を伸ばす。とボディショットでラソヒーナが思わず引き込んでしまう。スタンドで待ち受けたスタンプが、この回を取った。

最終回、ジャブの差し合いからワンツー&ローを蹴ったスタンプは、しっかりとラソヒーナの攻撃が見えている。スタンプは左ミドルをキャッチされそうになると、いち早く右ストレートを打ち込む。右ミドル、左ローのスタンプ。ラソヒーナは左フックを当てたが、次の手がないラソヒーナもローに左フックを合わせ、一歩も引かない。続く左フックには、右をカウンターで入れたスタンプが、下がりながら右を当ててローへ。

ややクラウチングで肩を入れた構えのスタンプが、右から右ミドルを蹴る。直後にダブルレッグでテイクダウンを取ったラソヒーナは、エビのスタンプにパウンドを落とす。ガードを越えてきたところで、立ち上がりシングルを狙ったスタンプ。と、ラソヒーナがギロチンへ。

試合終了まで時間はなく、思い切り絞めるラソヒーナが体を捩じっていく。ここでスタンプは左手で肩の辺りに触れ、レフェリーが試合をストップする。その刹那、両手を挙げて抗議したスタンプだが、腕を押すわけでも、握りに行くわけでもない動きは──タップと見なされても致し方ないだろう。

「寝技で対抗してくることは分かっていたけど、あんなに強いとは思っていなかった。もっと強くなってONEのチャンピオンになりたい」と勝者は話した。


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Interview ONE ONE Unbreakable III ONE116 03 アリョーナ・ラソヒーナ スタンプ・フェアテックス ブログ

【ONE Unbreakable03】ラソヒーナ戦へ、スタンプ・フェアテックス「柔道家。あらゆる角度からヒザを」

【写真】仕切り直しの1年が始まる──スタンプ・フェアテックス (C)MMAPLAET

5日(金・現地時間)に中継されるONE116 03「Unbreakable 03」のメインで、アリョーナ・ラソヒーナと対戦するスタンプ・フェアテックス。

昨年はMMAでは2勝0敗ながらスーパーシリーズにおいてはキック、ムエタイの両世界王座から陥落したスタンプが、仕切り直しの2021年──初戦に臨む。


──ラソヒーナ戦が4日後に迫ってきました(※インタビューは1月18日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「フィジカル的にもメンタル面も100パーセント、絶好調よ」

──クリスマスやニューイヤーも問題なく、練習できましたか。

「2021年最初のONEの大会で戦えることは凄く嬉しいわ。だから12月は31日まで練習し、新年は1月1日からトレーニングをしていたわ(笑)」

──つまり休みなしで練習をしてきたということですね(笑)。

「ホリデーはなしよ。この試合に向けて、フェアテックスではランボーと練習をしてきたの。体格が近いから。ランボーはMMAの試合はしていないけど、トレーニングはしてきたから、ムエタイだけでなく彼とはMMAの練習もやっているわ」

──2020年、スタンプは2つのチャンピオンベルトを失ってしまいました。

「去年は本当に色々なことがあったわ。もちろんCOVID19のパンデミックが起こり、色んな影響が出たわけだし。でもパンデミックは私だけでなく、世界中の人々が関係しているから。そうね……2つもベルトを失くしたことに関しては、全く予想もできなかった。

だから、心が折れそうになったわ。チャンピオンとして、ベルトを守るだけの準備もできていなかったし、プレッシャーがあり過ぎてメンタルは試合前からボロボロだったの……。でもベルトを失ったおかげで、今の私は以前のようにハングリーになっているわ。もちろん私のベルトを取り戻さないといけないし……でも、今はアトム級GPで戦うことに集中しているの。プライオリティはMMAよ」

──こうなってくるとMMAと立ち技を同時に戦うのは難しいですね。MMAでも対戦相手も強くなっているし。それでもムエタイとキックボクシングのベルトを取り戻したいと考えているのですね。

「MMAの練習に重点を置いたとしても、そこにはムエタイのトレーニングも含まれているから。今、私は朝起きて5時から7時までジョグ、ミット打ちをしてからMMAの練習をしているの。

ランチの後はムエタイをしっかりとやって、夜は週に3度は柔術をやって。それが私がこなしてきたスケジュールよ」

──3部練が週に3度、それはハードですね。

「試合が近づいてからはMMAの練習を増やしたけどね。基本、練習時間は変わりなかったわ。そうね、ここ2カ月はムエタイよりもMMAに重点をおいてきたわね」

──女子アトム級タイトル戦線ですが、パンデミックでアンジェラへの挑戦が延期された練習パートナーのデニス・ザンボアンガは、結局挑戦する機会がなくなってしまい暫定王座決定戦もありません。この状況をどのように思っていますか。

「私はデニスじゃないから、彼女が世界タイトルに挑戦できなくなったことは言及しようがないかな……だからノーコメントでお願い。ただアンジェラに挑戦できなくなっても、イツキ・ヒラタのようなタフな相手と戦っていくべきね。アンジェラと戦う前に。そうすればデニスの経験値が上がるから」

──なるほど。そういう考えでいるのですね。アトム級GPはなかなか陣容が見えてこないですが、金曜日の試合はGP出場へテストだと考えていますか。

「GPのことは何も詳細が分かっていなくて、ワールドGPを開くっていうこと以外、何も教えてもらっていないわ。そして、この試合が決まったの。だから、この試合に勝ってどうなるのか──今は何も分かっていない状態ね。

でも次の試合がGPへのテストだとしたら……彼女はウクライナの柔道王者だし、テイクダウンディフェンスをしっかりしないといけないわね。もちろん、私の一番の武器はムエタイだから打撃で戦うけど、寝技になっても、これまで見せていないことに挑戦したいと考えているわ。でも、まずは投げられないことね。

彼女は柔道家だし、胸を合わせて組んでくるようだと、ヒザを入れるチャンスになるでしょうね。そして、何も真正面からヒザを使うんじゃなくて、色々な入れ方があるから。組もうとしてきたら、あらゆる角度からヒザを突き刺すわ。それが私のアートだから」

──ところで、2月28日に日本のRISEで寺山日葵選手と戦うアイーダ・ルークサイコンディンがロッタンの彼女だと紹介されたのですが……。日本のファンはスタンプが、ロッタンの彼女だと思っていたみたいで、ちょっとSNSがざわついて。一体、ロッタンとスタンプはどうなっているだろうと。もちろんノーコメントでも構いません。

「別に話しても良いわよ(笑)。ロッタンと私は恋人でも、グッドフレンドでもないわ。でも、格闘技を通しての友人みたいなもので。『元気?』とか電話を掛けてくるけど、新しい彼女もいるのにね。どちらにしても、私はもう男女の仲を公言するのはコリゴリ(笑)。彼は私にとってマーシャルアーツ・フレンド、コールドワーク・フレンドよ(笑)」

──なるほど了解しました(笑)。では2021年、最初の試合が良い試合になることを願っています。

「ありがとう。ほんと、いつになるか分からないけど、日本でONEが開かれる時が来たら、今度は私も日本のファンの前で試合がしたいわ。日本の友人たちの前で、ね(笑)」

■視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable 03対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<ムエタイ(キック)・バンタム級/3分3R>
ハン・ズーハオ(中国)
アダム・ノイ(アルジェリア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>※
ロビン・カタラン(フィリピン)
澤田龍人(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>※
ラウル・ラジュ(インド)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ティオル・タン(米国)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

※2020年12月18日に収録

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News ONE ONE Unbreakable II ONE Unbreakable III ONE116 スタンプ・フェアテックス ファブリシオ・アンドラジ ブログ 佐藤将光

【ONE Unbreakable II & III】2月5日中継ファイトで、佐藤将光が超難敵ファブリシオ・アンドラジと対戦

【写真】ここにきて、この相手かという……厳しい一戦を迎える佐藤(C)MMAPLANET

12日(火・現地時間)、ONE Championshipより22日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE116「Unbreakable」の中継枠=Dark Seriesのカードが発表された。

1月29日(金・同)の中継分ではヘビー級の2試合、マウロ・チリリ✖アブドゥルバシール・ヴァガボフ、そしてアラン・ンガラニ✖ウマウ・ケニ戦の2試合が明らかとなり、前者がメインになるとのこと。

また2月5日(金・同)の放送分では佐藤将光が登場しファブリシオ・アンドラジと相対するバンタム級戦と、スタンプ・フェアテックスが半年振りにMMAを戦うアリョーナ・ラソヒーナ戦が明らかとなった。


タイトル挑戦が見えてきたはずの佐藤にとって、厄介な相手が用意された。アンドラジは昨年の7月に行われたONE No Surrender=タイ・ドメスティックショーで、マーク・アベラルドを相手に圧倒的なムエタイの強さを見せ、最後はテイクダウンを切ってバックを制するとRNCで一本勝ちという衝撃のONEデビューを果たしている。

ムエタイで頂点を目指しブラジルのフォルタレーザからタイはプーケットのタイガームエタイの所属となったアンドラジ。立ち技の戦績は29戦28勝で11KO勝ち、MMAは4勝2敗ながらアベラルドを破った試合を見る限り、相当な猛者であることは間違いない。

オーソ基調のスイッチヒッター、怖いのは下がってパンチを打つことができる点だ。またテンカオだけでなく、首相撲からヒザ蹴りにも長けている。つまりアンドラジは佐藤の前進力、そしてゼロ距離でのMMAらしい打撃と組み技の融合という最大の長所を封じ込める力を持っている可能性がある。

5日放送分のヘッドライナーはスタンプとONE初陣のラソヒーナ戦で、佐藤はコ・メインでの出場となる。

ジョン・リネケルがケビン・ベリンゴンをKOし、ONEでは2戦目の手強いアンドラジを当てられるなど、ビビアーノ・フェルナンデスの持つONE世界バンタム級王座挑戦に関して相当な向かい風が吹くようになった佐藤だが、ここはスキージャンプのようにアゲインストの風を浮力とするしかない。

この正念場を前に佐藤は昨日11日(月)に行われたZOOM公開練習の際の囲み取材で「いくらムエタイが強くて、テイクダウンを切ってRNCには入れても、総合格闘技はそんな簡単なモノじゃない」と力強い言葉を言い放っている。

■ONE Unbreakable視聴方法(予定)
1月22日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable対戦カード

<キックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
[挑戦者] カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)

<キックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] ムスタファ・ハイダ(イタリア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ジェイムス・ナカシマ(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ザキムラッド・アブデュラエフ (ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
モン・ボー(中国)
サマラ・サントス(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
クォン・ウォンイル(韓国)

■ONE Unbreakable II視聴方法(予定)
1月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable II対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アブドゥルバシール・ヴァガボフ(ロシア)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
ウマウ・ケニ(セネガル)

■ONE Unbreakable III視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable III対戦カード

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

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ONE Result ONE110 No Surrender I スタンプ・フェアテックス ファブリシオ・アンドラジ ブログ

【ONE110 No Surrender I】試合結果 スタンプは力不足のスニサは完勝。掘り出し物=アンドラジが一本勝ち

【写真】とてもキャリア3勝2敗の動きには見えなかったアンドラジ(C)ONE

7月31日(金)にONE110「No Surrender I」がタイはバンコクのインパクトアリーナで行われた。

ONEグローバル部隊にとって活動再開となる運営がリモートワークだった今大会、ムエタイの2階級の世界戦は王者が防衛に成功。スーパーボン・バンチャメークとシッティチャイ・シッソンピーノンはキックルールで組まれ、前者が判定勝ち。

2試合組まれたMMAではタイガームエタイ所属のファブリシオ・アンドラジがマーク・アベラルドを相手、ムエタイとグラップリングの融合体的な強さを見せRNCでタップを奪っている。

スタンプ・フェアテックスはパウンドアウトしTKO勝ちも、対戦相手との力量さがありすぎた。

ONE110「No Surrender I」
<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
○ロッタン・シットムアンノン(タイ)5R
判定
×ペッダム・ペッティンディー・アカデミー(タイ)
<ONE Super Seriesムエタイ世界フェザー級選手権試合/3分5R>
○ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)5R
判定
×ヨーセングライ・フェアテックス(タイ)
<キックボクシング・フェザー級/3分3R>
○スーパーボン・バンチャメーク(タイ)3R
判定
×シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
○スタンプ・フェアテックス(タイ)1R3分57秒
TKO
詳細はコチラ
×スニサ・スリサン(タイ)
<67キロ契約/5分3R>
○ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)2R1分11秒
RNC
詳細はコチラ
×マーク・アベラルド(ニュージーランド)
<ムエタイ・フライ級/3分3R>
○スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)3R
判定
×パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
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Interview ONE ONE110 No Surrender I スタンプ・フェアテックス ブログ 平田樹

【ONE】スタンプ✖スニサ戦の解説後に──スリムビューティー&ストロング?!=平田樹がZOOM共同会見

【写真】体つきがMMAファイターになってきた平田樹(C)ABEMA

7月31日(金・現地時間)にタイのバンコクでONE110「No Surrender」が開催されライブ中継を行うABEMAで平田樹がゲスト解説を務めた。

かねてから実現を訴えてきたスタンプ・フェアテックスがスニサ・スリサンに勝利した試合を確認した後、共同会見が行われ──オフィシャルの質問に続きGONG格闘技、Bout Review、E-fight、そしてMMAPLANETの4媒体と平田のZOOM会見が始まり──スタンプ戦を中心に質疑応答が行われた。

「コロナの時期でも試合があり、休んではいられない。試合を見ると、自分も早く試合がしたくなる。無観客ができるのは今の時期しかないので、無観客でもやってみたい」と会見の冒頭で話した平田は、スタンプ✖スニサ戦に関しては「寝技をもうちょっと見たかった。相手が弱すぎて、どれだけ強いのか気になる」と、試合内容については注文をつけた。

スタンプと自らの戦いに質問を及ぶと、「打撃の距離感はあの感じなので、組んだらすぐ投げて寝技に持ち込めばいける。早くやろうよという感じです。スタンプはMMAで5戦5勝、自分の方が戦績も下になったので、自分が勝てば大きいです。ファンも見たいと思ってくれている試合、皆が見たい試合を自分も戦いたい」と平田は話し、質疑応答は続いた。

ここではMMAPPLANETの彼女への問いかけと、返答をお届けしたい(※要約)。


──解説中、試合展開にイライラしているようにも感じました。ただムエタイやキックでなく、スタンプのMMAの試合を視ることができました。キックやムエタイでもスタンプのファイトは気になるのでしょうか。

「全然視ないですね。MMA以外はそれほど見ないです。今回は相手がレスラーだと聞いていたので、寝技になるんじゃないかと期待していました。でもスタンプ選手の余裕が見えた試合になってしまって」

──スニサが頭を抱えてきたときにスタンプはバックに回るのではなく、正対していきました。それだけ首相撲に拘りを持っている裏返しかと思えます。あの首相撲への拘りに対して、何か想うところはありますか。

「ああいうところはまだ下手くそなんだなって。まだ穴があると思いました。自分が相手なら、あの場面で投げ切れるし、レスリングもいけるのでチャンスもあると思います。寝技はまだできないのかとは思います」

──あの1試合前にファブリシオ・アンドラジというムエタイとグラップリングを融合させた選手がいました。スタンプがあのようにムエタイをMMAで使えるとすれば?

「あの髪の毛がカラフルな人ですよね。あの人はヤバイですね。両方できて……。でも、大丈夫。私は試合には強いので(笑)」

──ところでZOOMの画面で顔を拝見させてもらうと、凄く顔が締まっていませんか。小顔ローラーとかやっているのですか。

「違いますよ!!(笑)。違います!! 痩せたんです……ちょっとやめてくださいよぉ(笑)」

──ケガもあったようですが、トレーニングでしぼれているということでしょうか。

「これまでは好きな時に好きなものを食べていてのが、『これを食べたら太る』、『これだけ練習したのに、こんなの食べたらいけない』っていう考えになってきたんです。自分の体のこと、練習のことを第一に考えるとどんどんと痩せてきました」

──胃腸の状態が良いと、体にも凄く良い影響が出るかと思います。

「今までよりも体重も軽いし、食べているものも全然違うので体つきも変わったと言われ、パンチの威力も変わってきました。それは自分でも分かります」

──本当に顔が引き締まっていますね。ただ痩せるだけでなく、肌つやの良さが画面を通して伝わってきます。

「本当に体調が良いんです。だから余計に試合がしたいです」

──これは平田選手だけの問題でも、日本だけの問題でなく、世界的規模の問題で国境を以前のように行き交うことができません。そうなると日本での試合というのも視野に入ってきますか。

「国内で戦うことも考えています。本当に全然あることなので。今は調子も良いし、試合をして色々なことを試してみたいんです……レスリングだったり。凄く練習しているのに、その成果を発揮する場所がないので悔しくて」

──とはいえ日本に外国人選手が入国するのも厳しい状況です。そうなると日本人選手が相手になりますが。

「逆に日本人と戦ってみたいです。私は日本人選手との試合経験があまりないので」

──誰かと戦いたいという個人名を挙げることはできますか。

「う~ん、それは結構聞かれるんですけど、分からないんです。自分の階級ってあまりいなくて……でも、誰でも大丈夫です(笑)」

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ONE ONE110 No Surrender I Report スタンプ・フェアテックス スニサ・スリサン ブログ

【ONE110 No Surrender I】スタンプ・フェアテックスが、首相撲&ヒザ蹴り→TDを決めパウンドアウトで完勝

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
Def.1R3分57秒by TKO
スニサ・スリサン(タイ)

小刻みにステップを踏むスニサが右ロー、チェックしたスタンプがその足で左ミドルを入れる。強烈な右ローから右ミドルハイを蹴ったスタンプは、続いて左ローを入れる。パンチから首相撲のスタンプがヒザボディに連続蹴っていく。左右のヒザを文字通り突き刺されたスニサが左腕を差して押し込んでいく。ここで頭を抱えたスニサに対し、スタンプは押し返して正対する。

スタンプをロープに詰めたスニサだが、ブレイクが掛かり離れてからのリスタートは不運だ。スニサはフックで前に出ると、スタンプは再び首相撲に捕え、ヒザ。ここからボディロックに切り替えてテイクダウンを決めると、サイドからスタンプがパンチを入れる。ニーインからマウントへ移行したスタンプに対し、スニサは頭を抱えたまま背中を向けてしまう。形としてバックマウントの状態のスタンプが、そのままの状態で左で殴り続けTKO勝ちを決めた。