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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE X ONE130 RYO X-1   アドリアーノ・モライシュ アミール・カーン アンジェラ・リー キック ジヒン・ラズワン スタンプ・フェアテックス ダニエラ・ケリー チャンネル デニス・ザンボアンガ デメトリウス・ジョンソン ハム・ソヒ ボクシング リト・アディワン ロッタン・シットムアンノン 仙三 平田樹 澤田龍人 秋山成勲 若松佑弥 青木真也 高橋遼伍

【ONE130】ONE X会見第一部 質疑応答 王者モライシュ「キョージは僕に競争力を与えてくれる」

【写真】フロリダは3月1日の午後11時、シンガポールは2日の正午というタイミングで会見は始まった。対戦相手がリモート出席というのは素晴らしい(C)MMAPLANET

2日(水)、東京渋谷区の渋谷ストリームホールで26日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアセンターで開催されるONE130「ONE X」の記者会見が2部制で行われた。

ここでは第1部の質疑応答からMMAPLANEとの質問とファイターの返答を抜粋してお届けしたい。


アドリアーノ・モライシュ

──チームメイトの堀口選手から、若松選手との試合に向けてアドバイスがあったり、練習することはありますか。

「もちろん、キョージは僕のブラザーだからね。ずっと長い間、一緒に練習しそれぞれのファイトキャンプでも支え合って来た。キョージは僕が米国でやってきてから知り合ったなかでも、最高の人間の1人だ。それに僕は彼の戦い方が大好きなんだ。キョージのスタイルは僕にさらなる競争力を与えてくれるし、凄く習うことが多いよ。彼が日本から持ち込んだサムライ・スタイルが好きだ。彼が僕の陣営にいることを感謝している」

澤田龍人

──パンデミック後、制限の多いシンガポールに残ってEVOLVE MMAで過ごしてきました。このタイミングで組まれた仙三選手との戦いは、EVOLVEでの練習が何であったかが問われる一戦になるかと思います。

「シンガポールは規制があって、練習も規制がかかったり、掛からなかったりします。でも普通に濃い練習はできていると思います。アレックス(シウバ)だったり、(シィォン)ヂィンナンだったり、階級が合う選手がEVOLVEにはいるので、自分にとって良い練習は普通にできているかと思います」

高橋遼伍

──ONEで戦うようになってから正直なところ結果、パフォーマンスとも期待通りのモノを残せていません。この状態でONE Xに出る。ここでどのような試合をしないといけないと思っていますか。

「正直、アミールが試合に出るから自分にオファーが来ていると思います。結果がね……自分も勝ち負け、色々とONEで出せずに来ているので、しっかりチャトリ代表の思惑であったり、そういうものを潰していきたいというのがあるんで。

今回は──毎度、毎度、試合のオファーがちょっと遅かったりとかがあって。調整不足で隔離とかがあって、シンガポールでずっと寝て回復させて試合とか。今回は2カ月前にオファーが来ているんで、良いパフォーマンスができると思うので、しっかりと勝ちたいと思います」

山口V.V芽生

──2月にジヒン・ラズワン選手と戦いましたが、何か平田選手にアドバイスしてもらえないでしょうか、正直に。

「正直に話せば、先月の試合勝ったと思うんですけどね。えぇとお互い色々と試したいことがケージの中であると思いますが、人気のある方が勝つと思うので頑張ってください」

■放送予定
3月26日(土・日本時間)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時00分~ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ONE130 「ONE X」対戦カード

<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者]スタンプ・フェアテックス(タイ)

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] 若松佑弥(日本)

<フリースタイル・フライ級(※61.2キロ)/3分4R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
デメトリウス・ジョンソン(米国)

<キック・フェザー級ワールドGP決勝/5分3R>
チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
秋山成勲(日本)

<ムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】秋元皓貴(日本)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者]マラット・グレゴリアン(アルメニア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
ジヒン・ラズワン(マレーシア)

<キック・ライト級/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレミー・ミアド(フィリピン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
高橋遼伍(日本)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
山口V.V芽生(日本)
ダニエラ・ケリー(米国)

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【ONE130】ONE Xに平田樹の出場決定。高橋遼伍はフェザー級転向アミール・カーンと対戦

【写真】 KRAZYBEEの練習仲間(?)がONE Xで揃い踏み(C)MMAPLANET

11日(金・現地時間)、ONE127「Bad Blood」の中継中にONE Championshipが3月26日(土・同)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアム開催するONE130「ONE X」の追加カードを発表した。

ONEのグローバル中継では高橋遼伍×アミール・カーンのフェザー級戦、リト・アディワン×ジェレミー・ミアドのフィリピン同朋ストロー級対決、秋元皓貴がカピタン・ペッティンディーの持つONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合、国内ではABEMAの中継中と終了後にONE JAPANから平田樹の出場が明らかにされた。


高橋遼伍は昨年2月(中継は3月)のタン・カイ戦で119秒でTKO負けを喫して以来、13カ月ぶりの実戦復帰が10周年記念大会──カーンのフェザー級転向初戦の相手に抜擢された形だ。

平田は昨年9月の女子アトム級ワールドGP初戦を勝ち抜いたものの12月に予定されていた準決勝=リトゥ・フォーガット戦を体調不良で棄権し、トーナメントから脱落し半年ぶりの試合となる。対戦相手は後日アナウンスされるとのことだ、

ONE10周年記念興行=ONE XはONE世界女子アトム級選手権試合=王者アンジェラ・リー×挑戦者スタンプ・フェアテックス、ONE世界フライ級選手権試合=王者アドリアーノ・モライシュ×チャレンジャー若松佑弥、デメトリウス・ジョンソン×ロッタン・ジットムアンノンのミックスルールファイト、ハム・ソヒ×デニス・ザンボアンガの女子アトム級戦、キックボクシング・フェザー級ワールドGP決勝=チンギス・アラゾフ、ムエタイ世界バンタム級選手権試合=ノンオー・ガイヤーンハーダオ×アラバディ・ラマザノフ、ライト級キック=ニキー・ホルツケンが既に発表されており、追加カードを加えると11試合が決定、平田のカードを加える12の枠が決まったことになる。

チャトリ・シットヨートンによれば18試合から24試合が組まれるという今大会、半分以上が埋まってきた。なおMMAマッチ出場が決まった高橋と平田はONE JAPANのリリースで以下のような意気込みを語っている。

高橋遼伍
「オファーを聞いたときは、驚きました。階級を間違えていると思いました(笑)。ONEの記念大会なのでオファーがきたときはすごく嬉しかったです!相手は、ONEで長くファイトしてる選手でONEの顔でもある素晴らしい選手の1人だと思います。この試合に向けての作戦は特にありません、いつも通り真っ向勝負します!そして、勝ちもボーナスも全部奪ってきます!“KAITAISHOW”を楽しんでください!」

平田樹
「ONE X大会はすごい大きい大会だったので、出られたら良いな〜って感じだったんですけど、出られることになってめちゃめちゃ気合入っています。半年ぶりの試合、しっかり元気な姿をみんなに見せられたらなと思っています。トーナメントに出ていない選手やランキングに入っていない選手でも強い選手はたくさんいるので、誰が相手になっても良いようにしっかり準備しておきたいなって思います。皆んなにたくさん心配かけてしまった分、復帰戦はしっかり勝って皆んなに元気を与えられるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします!」

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【ONE X】チャトリが明言。3月26日=ONE Xは2部制イベント。パート2は『アジア向け』PPV大会に

【写真】アンジェラは出産休暇前最後の試合も2部制、第1部のメインだった。果たしてスタンプとの世界戦は、どの位置で組まれるのか(C)MMAPLANET

14日(金・現地時間)、ONEのチャトリ・シットヨートンが自らのSNCで昨日、3月26日(土・同)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムでの開催を公表したONE Xに関して、イベント形式等を追加発表した。

ONE世界女子アトム級選手権試合=王者アンジェラ・リー×挑戦者スタンプ・フェアテックス、ONE世界フライ級選手権試合=王者アドリアーノ・モライシュ×チャレンジャー若松佑弥という2つの世界戦と、デメトリウス・ジョンソン×ロッタン・ジットムアンノンのミックスルールファイトの3試合がアナウンスされているONE10周年記念大会は、2部制になる。


チャトリの投稿によると、ONE Xは2019年10月19日に東京・両国国技館で開かれたONE100「Century」以来、ライブ中継として2度目の二本立てイベントとなる。

Part.01は世界150カ国以上へのライブ中継大会、Part02はアジア向けPPVライブイベントとチャトリは書き込んでいる。パート2をアジア向けと限定している点からも、パート1はアジア時間での土曜日の午前スタート、北米における金曜日の夜に実施されることが濃厚だ。

ここまで発表された世界戦とDJ出場は世界に向けたカードになることが予想されるが、アジア向けマッチアップには昨年10月にマイク合戦がRoad to ONEで視られた”あのカード”が組み込まれることは十分にあるだろう。

いずれにせよ、18試合=36人の出場枠は決して多くない。当然立ち技も組まれるであろう──MMAの残りのカードがどうなるのか引き続き正式発表を待ちたい。

■視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※56.7キロ)/5分3R>
仙三(日本)
エリピツア・シレガー(インドネシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

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ABEMA MMA MMAPLANET ONE ONE Championship ONE Heavy Hitter ONE Heavy Hitters ONE Winter Warriors ONE X アドリアーノ・モライシュ アンジェラ・リー カイラット・アクメトフ キック ゲイリー・トノン ジェイムス・ナカシマ ジョン・リネケル スタンプ・フェアテックス タン・リー チャンネル デメトリウス・ジョンソン トロイ・ウォーセン ビビアーノ・フェルナンデス フー・ヨン モン・ボー 三浦彩佳 上久保周哉 仙三 若松佑弥

【ONE X】仕切り直しのONE X=3月26日、ついに若松佑弥がONE世界フライ級王者モライシュに挑戦!!

【写真】カイラット・アクメトフに挑戦権を奪われることなく、いよいよその時を迎えることとなった若松 (C)MMAPLANET

13日(木・現地時間)、ONE Championshipが公式Twitterで3月26日(土・同)にONE Xの開催、そして3つの対戦カードのグラフィックをアップしている。

ONE Xは元々、昨年12月5日に予定されていた10周年記念のPPV大会だったが、シンガポールの新型コロナ感染の状況悪化により、2022年に延期が決定されていた。


オリジナル日程のONE XではONE世界バンタム級選手権試合=ビビアーノ・フェルナンデス×ジョン・リネケル、ONE世界フェザー級選手権試合=タン・リー×ゲイリー・トノン、デメトリウス・ジョンソン×ロッタン・ジットムアンノンのミックスルールファイト、女子アトム級ワールドGP決勝に加えて2階級の世界戦が組まれる予定だった。

今回発表されたグラフィックには、DJ×ロッタンのミックスルールファイトは残っているが、ビビアーノ×リネケル、タン・リー×トノンは見当たらない。

そして新たに加わった2つのカードはONE世界女子アトム級王者アンジェラ・リーが、同ワールドGP優勝のスタンプ・フェアテックスの挑戦を受ける一戦と、ONE世界フライ級選手権試合=アドリアーノ・モライシュ×若松佑弥の2試合だ。

もともと若松は12月5日のONE Xで挑戦も予定されていたが、イベントが流れる以外にもモライシュ陣営の了承を待っている状態だったという話も伝わってくる。その若松は12月3日のONE Winter Warriorsで中国のフー・ヨンをTD&コントロールで下し、新しい一面を見せていた。

ついに世界挑戦が決まった若松、そしてアンジェラとスタンプの女王争いと、DJ×ロッタンのお祭りファイト──PPVという文字が見当たらない今回の発表だが、他の対戦カードの発表が待たれるONE Xだ。

■ ONE Heavy Hitters 視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

■ ONE Heavy Hitters 対戦カード

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)
<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※56.7キロ)/5分3R>
仙三(日本)
エリピツア・シレガー(インドネシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

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MMA ONE ONE Championship ONE X Special キック スタンプ・フェアテックス ビビアーノ・フェルナンデス 若松佑弥

ONE:延期となっていたONE10周年イベントを3月26日に開催。若松佑弥がアドリアーノ・モライシュのフライ級王座に挑戦。DJ vs. ロッタンのミックスルールマッチ、アンジェラ・リー vs. スタンプ・フェアテックスも発表。

mmajunkie.usatoday.com

昨年12月に予定されていたがコロナ禍で延期となっていたONE10周年イベント・ONE Xが3月26日にシンガポール・インドアスタジアムで開催。デメトリアス・ジョンソン vs. ロッタン・ジットムアンノンのキック&MMAミックスルールマッチの他、女子アトム級タイトルマッチとして王者アンジェラ・リー vs. GP覇者スタンプ・フェアテックスのカードが行われることが発表されている。

また、フライ級王者アドリアーノ・モライシュに若松佑弥が挑むタイトルマッチも発表。若松はONEで初のタイトル挑戦となる。

同時に、2月11日にバンタム級タイトルマッチ・ビビアーノ・フェルナンデス vs. ジョン・リネカーが行われるONE:Bad Bloodの開催も発表されている。

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BELLATOR F1 Fairtex MMA MMAPLANET ONE UFC   キック スタンプ・フェアテックス プレム・フェアテックス ボクシング ルンピニー

【F1】ルンピニーでMMA。プレム・フェアテックスに訊く─02─「2年でタイ人選手をワールドクラスへ」

【写真】タイ人がMMAで強くなれない理由が見つからない。プレムの踏み出した一歩は、すぐにダッシュに変わるのではないだろうか(C)MMAPLANET

16日(日・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムでフェアテックス・ファイト・プロモーション主催興行=F1 Rumpinee Fairtex Fight「New Era」では5試合のムエタイ戦に加え、3試合のMMAが実施される。

そんな格闘技の歴史が変わるイベントを目前に控え、フェアテックス・ファイト・プロモーションのプレム・フェアテックス代表のインタビュー後編をお送りしたい。

ムエタイ400年の歴史、MMA27年の歴史が今、変わろうとしている。

<プレム・フェアテックス・インタビューPart.01はコチラから>


──フェアテックスでは練習だけでなく、試合をそのために組んでいくということですね。

「その通りだよ。ONEでは何人かタイ人のMMAファイターが見られるけど、あのビッグステージで戦う前で経験を積む必要がある。その経験がないから、タイ人選手たちはケージで敗れている。

日本でもローカルショーがあって、そこで選手たちは経験を積んでいるじゃないか。タイ人選手は1勝0敗とかで、5勝0敗や6勝1敗の選手と戦う必要がある。そういうタイの新しい世代に経験を積む場を与えたい。タイ人は環境さえ整えば、どのようなファイトスタイルだって貪欲に学ぶ姿勢を持っている。

そしてMMAと交流することで、ムエタイも新しいビジネスを展開できるはずだ。チェンマイにベストジムがあり、プーケットにもベストジムがある。パタヤにはフェアテックスがある。ムエタイの人間がMMAに扉を開ければ、世界中から多くの選手が集まりキャンプを張り、生活の拠点を置くケースも出てくる。

タイ人ファイターにとっては、他の国と同様にONEという目指す舞台が存在する。他のプロモーションでアジア人ファイターをそこまで登用することはない。だけどONEはアジア人ファイターにとって新しい場を創った。ONEではタイで戦っているのとは別次元の条件で試合ができる。新しい夢をファイターに与えてくれたんだ。

スタンプはタイでは6000バーツ(約2万700円)で戦っていた。彼女は引退しようと考えていたんだ。ムエタイでは生活できなくて、仕事をしないといけなかった。ONEはそんな彼女にとって、ファイトで生きていける機会を与えたんだ。彼女はそのチャンスを生かした。ムエタイ、キックボクシングで成功し、MMAを3試合戦うことで1年間に100万バーツ(約350万円)を稼げるようになったんだよ(※タイの平均年収は140万円程度)。

自分が生きていくだけでなく、ファミリーを支えることができている。人生が変わった。。スタンプは人々が思い描く人生の手本を見せている──皆が「自分だって、デキる」と思うようになったことはとても大きいよ」

──スタンプに続け──と。

「そのためにも私のショーは賭けの対象ではなくて、誰もが楽しめるエンターテインメントにしたい。演出にも力を入れ、何よりもジャッジをフェアにする。試合もアクションを増やし、これまでムエタイを見ていた層とは違う人々が観られるモノにしていくつもりだよ」

──ONEなどグローバルステージにタイ人MMAファイターをステップアップさせるためのショーということですが、リングとケージのどちらを使用するのですか。

「最初はリングを使わないといけない。タイの格闘技はリングとともにある。何よりムエタイ産業を尊重しないといけないからね。1年、2年と順調にショーが発展していけばルンピニーとは違う会場でケージを使うことを考えているよ。

リングとケージは違うという意見は分かっている。ただONEもケージとリングを併用していたように、我々もその2つの舞台を並行して活用していくことは可能だと考えているんだ。

タイ人選手と同じようなキャリアの外国人選手を招聘したい。アジアはMMAの巨大市場だ。コロナパンデミックの動向次第だけど、日本にもフェアテックスはパートナーがいるから、日本人選手もルンピニーに呼びたいんだ」

──おお、素晴らしいです。

「楽天を通して、フェアテックスのファイトギアも日本で購入できるようになった。フィリピンでもフェアテックスの需要は高まっているし、韓国もそうなりつつある」

──日本でも既にフェアテックスの道具は広まっていると思いますが、ファイトショップでなく楽天で購入できるのは大きいですね。

「そうなんだよ。そういう需要があると、日本人選手をタイに呼ぶ追い風になる」

──そのMMAルールはONE方式を踏襲するということでしょうか。ルールやクラスなどは。

「そうだね。ただ体重や計量に関しては、タイ人ファイターはハイドレーションに不慣れだから、これまでの慣例に則してやっていく。半年ぐらい様子を見て、ONEが選手の健康を守るために実施した計量方法を採り入れることができればと思う。

フェアテックスとONEは10年間に及ぶ協力関係がある。チャトリとの関係もあるし、選手をONEにステップアップさせたいのは当然のことだよね。ただし、ONEだけでなく米国でUFCやBellatorで戦えるようにしたい。とはいえ、最初のステップはフェアテックスのショーからONEに選手を送り出すことだよ」

──いやぁ、本当に歴史が変わりますね。仮にルンピニー・スタジアムMMAチャンピオンなんて誕生すると、鳥肌モノです。

「もちろんベルトは創るし、ランキングも作成していくことになるよ。ルンピニーにおけるMMAの歴史を創っていくんだ」

──WOW!! 月に2回、ルンピニーでMMAが組まれるなら、その日が訪れるのも遠くないですね。

「若い世代はMMAで戦うことにより興味を持っているからね。MMAには世界的なステージが存在している。収入面でも、人生を変えることができるチャンスがMMAにはある。そしてルンピニーとフェアテックスの協力関係は、この想いを後押しできる」

──スタンプ・フェアテックス、ローマ・ルックンブミー、アム・ザ・ロケットは世界を舞台に戦える選手たちです。一方でムエタイがこれだけ強いタイから、そのような選手は誕生していません。デイダムロン・ソーアミュアイシルチョークに続く選手は現れていないです。

(C)ONE

「2年だ。2年間、時間を与えてほしい。

立ち技の基礎のあるファイターが、MMAの練習をして、試合をしていけば世界で戦えるようになる。ヨッカイカーを見てほしい。彼は4年間、柔術の練習をしてきた。日本のファンは色々と思うところもあるだろうけど、タツミツ・ワダと互角の試合をした。とにかくタイ人選手のグラウンドのスキルをあげること。それが最も大切なことだよ。2年後、もっと多くのタイ人ファイターが国際的な舞台で戦っているだろう──それが私の願いだよ。

80キロや90キロは難しいけど、タイの軽量級MMAファイターや女子選手は世界のトップになるポテンシャルを持っている。それは絶対だ」

──いやぁ非常に楽しみですが、韓国、フィリピン、中国に次ぎタイ人選手まで強くなると本当に日本人MMAファイターにはアジアで勝つこと自体が、非常に困難になってきますね……。

「私からすれば、そうなることを楽しみにしている。そのためのルンピニーでのMMAマッチだし、ここで試合があることで選手たちがシリアスに組み技を学び、ディフェンスの大切さを知ることになるに違いない。

(C)ONE

スタンプがレスリング、テイクダウンディフェンスの重要性を既に見せ、そこが成長したことでどれだけMMAが戦えるようになったかを示している。

寝技に対応でき、立ち上がることができるようになれば、タイ人ファイターは無敵だ。そして1月16日に──日本だけでなく、他の国に追いつくための第一歩が踏み出されようとしているんだよ」

■視聴方法(予定)
1月16日(日)
午後8時00分~Fairtex Facebook
             
■対戦カード

<50キロ契約/5分3R>
ジェイダ・キャトリー(豪州)
アピデー・フェアテックス(タイ)

<バンタム級/5分3R>
ピーター・ダニソー(タイ)
ザンニャル・ハッサニ(イラン)

<ライト級/5分3R>
クイティン・トーマス(米国)
エリス・コップ(ドイツ)

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MMA ONE ONE Winter Warriors Report スタンプ・フェアテックス ブログ リトゥ・フォーガット

【ONE Winter Warriors】スタンプ、シングルで倒されても三角から腕十字でリトゥを下しアトム級GP優勝

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP決勝/5分5R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
Def.2R2分14秒by 腕十字
リトゥ・フォーガット(インド)

右を振って距離を詰めたリトゥだが、スタンプの首相撲狙いに離れる。距離をとるリトゥに対し、スタンプも待ちの姿勢から組んできたところでヒザをボディに入れる。組むにしても距離が遠すぎるリトゥはシングルレッグへ。左足を取り、ケージに押し込むと逆の足にハイクロッチに転じる。スタンプはウィザーで耐え、ヒザ、ヒジを入れる。リフトし、小外掛けでテイクダウンを決めたリトゥだが、スタンプがすぐに立ち上がる。

ケージに押し込まれながらエルボー、さらにヒザを入れたスタンプに対し、リトゥはダブルレッグでリフトする。スタンプは笑顔を浮かべてギロチンを仕掛けると、リトゥはスラムせずに着地させてケージに押し込んで、右のパンチをボディに打っていく。エルボーを顔面に、ヒザをボディに突き刺すスタンプは時間になると余裕の表情を浮かべた。

2R、リトゥのテイクダウン狙いを切り、右を当ててからヒザを繰り出すスタンプ。ジャブに頭を下げたリトゥだが、ジャブを受ける距離は組める距離──シングルレッグでテイクダウンを奪う。下になったスタンプは三角絞めへ。リトゥは胸を張って担ごうとするが、スタンプは組み変えて腕を送ろうとする。下からエルボーを入れたスタンプに対し、リトゥは頭をいれてスタックパスを仕掛ける。スタンプは腕十字に切り替えると、肩抜き後転でリトゥの右腕を伸ばしタップを奪った。

GPウィナー、そしてアンジェラ・リーへの挑戦権を手にしたスタンプは特大のベルトを抱え上げ「凄く嬉しい。腕十字で勝てるなんて、自分でも驚いているわ。ベストを尽くし、アンジェラからベルトを奪うわ」と勝利者インタビューで話した。


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【ONE Winter Warriors】若松佑弥と対戦、フー・ヨン「現場仕事より過酷なトレーニングはない」

【写真】1996年2月7日生まれ、若松より1歳下のフー・ヨン。MMAキャリアはこれまで7勝2敗──若松の14勝4敗の半分で、勝率は同じだ (C)MMAPLANET

3日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Winter Warriorsで、ONE本戦2戦目のフー・ヨンと若松佑弥と対戦する。

ONEフライ級トップの若松に対し、フー・ヨンはほぼ無名に等しい中国の新鋭だ。若松と戦うことを「光栄です」と言い切るフー・ヨンとは、どのようなMMAファイターなのか。

そのMMA歴を聞くだけで、決して侮ることはできない──人生を賭けている怖さが感じられた。


──フー・ヨン選手、初めてインタビューをさせていただきます。まずお時間を作って頂きありがとうございます。

「こちらこそ、ありがとうございます。日本で僕のことが記事になるなんて、凄く嬉しいです。感謝しています」

──12月3日、若松佑弥選手と戦います。今の気持ちを教えてください(※インタビューは11月23日に行われた)。

「若松選手のような名前のある選手と戦うことができて、凄く嬉しいです。本当にパワフルなファイターですし、フライ級で3位の彼と戦えて光栄です」

──ONEと契約して2度目の試合出場で、トップ3の選手と戦うことについてはどのように思っていますか。

「僕の心情を包み隠さず話すと、若松選手とのオファーが来た時は本当に驚きました。まさか2戦目で彼のような選手と試合ができるなんて思っていなかったです。僕にとっては憧れの選手でしたし。若松選手の試合はずっと視てきました。僕は若松選手と同じで、打撃で勝つファイターです。自分がどこまで彼に通じるか、ワクワクしています」

──我々はフー・ヨン選手についてヨッカイカー・フェアテックスに勝った──それぐらいしか知識がありません。まずMMAを始めたきっかけを教えていただけますか。

「そんなことも尋ねてもらえて、嬉しいです(笑)。僕は16歳の時に学校に行くことを止めました。そして、中国全土でビルの建築現場を転々とする生活をしていました。19歳まで4年程、そういう生活を送っていたのですが、僕にはカンフー・ドリームがありました。そして北京に行き、ファイティング・ブラス・ジムに入門しました。そこでヤオ・ホンガン師匠に出会うことができたんです」

──ヤオ・ホンガン!! Legend FCでバンタム級王者になった摔跤出身の中国MMAのパイオニア世代だった、あのヤオ・ホンガンですか!!!

「そうです。師匠のことを知っているのですね。師匠はずっと中国のMMAを牽引してきた選手です。師匠に出会えて僕は本当に幸運でした。師匠はMMAに必要なスキルをイチから僕に指導してくれました。19歳から6年間、強靭な体と師匠に教わったMMAテクニックを武器に戦い、中国のローカル大会からONE HERO SERIESを経てONEという世界的なステージで戦うことができて……あの建築現場で働いていた時のことを思えば、夢のようです。金銭的にも比較にならない大金を手にし、比べものにならない遣り甲斐のある仕事をしています。今もあの仕事を続けていたら、誰も僕のことなど知らなかったはずですし、今日のインタビューもなかったです。これが、僕のMMA物語です」

ヤオ・ホンガン(Yao Honggang)
1981年9月10日生まれ。中国式レスリング=摔跤からMMAに転向し、2009年6月のデビューから、40歳になった今も中国を中心に活躍している。香港ベースのレジェンドFCでは韓国のチョ・ナムジンを破りバンタム級王座に就いたこともある。China Top Teamでは現在UFCで活躍中のリー・ジンリャンらとチームメイトだった。

──ヤオ・ホンガンの下でMMAを学ぶまで、格闘技の経験は?

「全くなかったです。知識もゼロでした。よくバックグラウンドがあると思われますが、それは長い間の現場仕事で体が強くなったことが関係しているのではないでしょうか。とにかく力仕事の日々だったので。この体の力……筋力、体力、持久力は現場仕事で手にすることができました。格闘技経験はなかったですが、この体があったので順応するのは早かったです」

──強い肉体があったとしても、ファイターにはファイティング・スピリットが必要です。

「人生を変えたかった。その想いが、僕の戦う心の源になっています。運命を変えたかった。建築現場では社会の底辺にいる人達を数多く見てきました。彼らは現場から逃れることができない人生を送っていました。3年、4年とあの環境に身を置いて心の底から『僕はここいたいわけじゃない』という想いがあふれ出てきました。

この体があれば、あの仕事も問題なく続けることはできましたが、僕はもっとお金が欲しかったし、自分に価値を見出したかったです。有名にもなりたかった。子供の頃からカンフー・ドリームを夢見ていたし、MMAで自分の運命を変えようという強い気持ちを──あの社会の底辺にいる生活を送り、抱くようになりました。MMAを戦うことで人生と運命を変えて、より良い生活を送ろうと決意したんです。

MMAを始めてから、とても学ぶことが多くて迷うこともありました。でも、現場仕事よりも過酷なトレーニングはなかったです。ホント、身をもって体験したことがある人間にしか、あの辛さは分からないでしょう。MMAは現場仕事より、簡単です」

──そこまでなのですね。MMAを始め中国にはWLFやKunlun Fightなどドメスティック・メジャーがあるなかで、なぜONE HERO SERIESを選択したのでしょうか。

「確かにその2つの団体では試合をしていないですが、Art of WarとGlory of Heroes、Chin Woo Men(精武門)などで戦っています。その時に拳をケガをして試合から遠ざかり、指導と練習だけしていました。そうやって生活の糧にしていたのですが、1年程経過した時にONEが中国でHERO SERIESを開くことになり、師匠から『拳に問題がないなら、試合に出よう』と持ち掛けてもらいました。

MMAを戦うならビッグネームと戦いたいと思っていました。でも中国のイベントに出場していては、それは叶わないです。HERO SERIESからONEにステップアップできれば名前があって強い選手と戦うことができる。そう思い、ONE HEROES SERIESで戦うことにしたんです」

──そして4連勝を達成してONEと契約。初戦でヨッカイカーに判定勝ちを収めました。

「あの試合では僕がアンダードッグだったことは分かっていました。確かに僕にとってあのヨッカイカー戦はONE本戦のデビュー戦でしたが、自分ではヨッカイカーに経験で劣るとは思っていなかったです。

ヨッカイカーはムエタイの選手です。打撃は使えますが、立ち技なら僕の方が上です。そして寝技では圧倒的に僕の技量が彼を上回っています。最初は打撃戦で戦おうと思っていましたが、すぐに作戦を変えました。寝技で行けると確信したからです。そして、あの大舞台で見てもらった通り、彼に勝てました。そこから時間が空いてしまいましたが、若松選手と戦えることは本当に嬉しいです」

──若松選手は『タイトルに挑戦する資格はあると思うけど、今回の試合もアドリアーノ・モライシュと戦うつもり』で創っていくと言っていました。

「本当に尊敬すべき選手です。彼は経験もあり、本当に強い選手です。僕は世界のベストになりたい。なら、誰と戦っても勝たないといけないです。若松選手との試合は、そういう遣り甲斐のある戦いで、とてもチャレンジングです。

それにケージの中に入ってしまえばランキングも格も関係ないです。ただ2人で殴り、蹴り合うだけで。そして若松選手の打撃が、僕より上だとは思っていないです。互角の勝負ができるし、彼を倒す自信もあります」

──まさに運命を変えることができる、一戦ですね。

「僕らは2人ともパワフルなストライカーです。距離を取り合うことはないでしょう。僕が彼をKOするか、彼が僕をKOするか。もちろん、KO勝ちするつもりでいます。ただ、その前に本当にこの試合を戦うことができて嬉しいです。若松選手と戦うことで、僕の知名度も上がるでしょう。彼が僕との試合を受けてくれて本当に感謝しています。現にこうやって日本の記者の方からインタビューをしてもらっていますし。

12月3日は最高にエキサイティングで、素晴らしい試合を皆に見せたいと思っています」

■ONE「Winter Warriors」視聴方法(予定)
12月3日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors」対戦カード

<キック世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者]イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP決勝/5分5R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
リトゥ・フォーガット(インド)

<キック・フェザー級/3分3R>
チョウ・チェンリャン(中国)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)

<ヘビー級/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フー・ヨン(中国)
若松佑弥(日本)

■ONE「Winter Warriors 02」視聴方法(予定)
12月17日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors 02」対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)

<バンタム級 (※65.8キロ)/3分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
クォン・ウォンイル(韓国)

<95キロ契約/5分3R>
ヴィタリー・ビグダシュ(ロシア)
ファン・ロン(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R 5分3R>
ジャンロ・サンジャオ(フィリピン)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

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ABEMA GLORY MMA ONE ONE Winter Warriors シアー・バハドゥルサダ スタンプ・フェアテックス ブログ リトゥ・フォーガット

【ONE Winter Warriors】スタンプ戦を控えた師弟。リトゥ「ベストになる」&シアー「リトゥであれば良い」

【写真】シアーがいることで、リトゥのリラックス度合いがいつもと違っていた(C)MMAPLANET

12月3日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Winter Warriorsで組まれた女子アトム級ワールドGP決勝で、リトゥ・フォーガットがスタンプ・フェアテックスと戦う。

インドを代表するレスリング一家から、MMAに挑むリトゥは毎試合ごと、MMAファイターとして成長の跡を見せている。その彼女に欠かせないのが、EVOLVE MMAのヘッドコーチ=シアー・バハドゥルサダだ。

アフガニスタンから政治亡命でオランダへ一家で移住し、難民キャンプのなかで母国に戻って死の決意を持って戦うこと以外、将来の展望などなかった彼はオランダでMMAに出会い、違う人生を歩むことができた。

アマ修斗からプロ修斗、GLORY MMAを戦いUFCに辿り着いたシアーは2019年からシンガポールを拠点にEVOVLE MMAで指導するようになった。その期間は、ほぼリトゥのMMAファイター人生に当てはまる。リトゥとシアー、シンガポールで生まれた師弟関係を──スタンプとの決勝戦を前に、両者に振り返ってもらった。


──リトゥ、アトム級ワールドGP決勝進出が決まりました。準決勝のジェネリン・オルシム戦は直前で平田樹選手が欠場となってしまいましたが、その時はどのような気持ちになりましたか。

リトゥ・フォーガット イツキ・ヒラタと試合がしたかったし、とにかく彼女がリカバリーして体調が良くなることを願ったわ。そして、また彼女と戦う機会が巡ってくれば良いなって。本当にイツキと戦いたかったから。

──突然、対戦相手が代わることに焦りはなかったですか。

リトゥ 少し動揺したことは確かね。でも準備は万全だったし、誰とでもサークルケージのなかで戦える状態にあったから大きな問題ではなかったわ。

──シアーはその時、どのようなアドバイスを?

シアー・バハドゥルサダ ヒラタとオルシムはタイプが違うファイターだ。でも、リトゥに伝えたことは、自分の戦いをすることに集中しようということだった。僕自身、対戦相手が何をやってくるのではなく、リトゥにフォーカスすることが大切だと思った。そして、リトゥはケージの中で自分がやりたいことをやりきる力があることを確信していた。

対戦相手がヒラタからオルシムに代わったことで、少しだけ戦い方にアジャストを加えた。でも、大して変えていない。試合直前だったし、大きく戦い方を変えることはリトゥを混乱させてしまう。最低限、必要なことだけアジャストし、大部分はヒラタ戦を想定して準備した戦いを通した。そしてリトゥは見事にやり切った。彼女を誇りに思うよ。

──ところでリトゥはデビュー戦から試合を重ねるごとに、レスリングの力をケージの中で発揮できるようになっていますね。

シアー リトゥのレスリング能力の高さは疑いようがない。ただし、MMAレスリングはまた違う側面がある。マットとケージの違いで、レスリングも変化が必要だ。マットとケージに押しつけて殴る戦いと、マットに相手を倒す戦いは別物だからね。少しの違いのようで、大きく違う。でも、レスリングはレスリングなんだ。リトゥは瞬く間にMMAレスリングを理解し、吸収していったよ。彼女はレスリングが根付いたインドで、高名なレスリング一家で育った。彼女にはレスリングという血が流れている。だからMMAレスリングの指導をすることは、凄く簡単だった。そしてリトゥは毎試合、しっかりと成長の跡を見せている。

忘れてならないのは、リトゥのMMAキャリアはまだ2年少しということ。その大半がコロナウィルスの影響で、皆で練習ができていない。シンガポールは厳格なロックダウンを続けていたからね。それなのにリトゥは急激な成長を見せている。前回の試合、リトゥがその能力を全て使って戦う必要があったなら、きっと皆は驚いたはずだよ。『リトゥは変わった』ってね。それはスタンプ戦で発揮できるかな。僕のコーチとしての役割はそこにあるわけだからね。

リトゥ MMAファイターとしての私は、シアーの存在なくてはあり得ないわ。シアーの指示を守って、私のレスリングをMMAに生かしてきたから。私がケージの中で見せることができる技術、戦いは全てシアーに授けてもらったものよ。

シアー それができるのが、彼女の才能なんだよ。ホント、僕が何か手本を見せても、リトゥはすぐに僕より上手く動けるようになる(笑)。

リトゥ ノー、そんなことないわ。シアーはそうやって私をその気にさせるのが上手いの(笑)。彼がいつも導いてくれるから、私は高いモチベーションを保って練習することが可能になるのよ。

──オルシム戦は満足のいくパフォーマンスでしたか。

リトゥ ジェネリンのような寝技が強い選手に対し、自分の戦いができたことは嬉しかったわ。あの試合はファイナルに進出するための戦いだったし、そういう部分でやるべきことはできたと思っている。

──そして決勝進出をしっかりと決めました。

リトゥ GPで私が優勝することは、インドにおけるMMAの地位向上に結び付く。そのために戦ってきたの。これまでもインドの皆がMMAに興味を持ってほしいから、厳しいトレーニングを自らに課して戦ってきたわけだし。インドの皆が、MMAを見て刺激を受けてほしいの。そしてMMAをインドのメインストリームに引き上げたい。

──スタンプは間違いなく、キャリア最強の相手になります。

リトゥ 私にとって全ての試合がチャレンジだった。スタンプとの試合もそう。そして挑戦する準備はできているわ。

──ほぼ3カ月で3試合、タイプの違う相手の試合を戦う。これ以上ないタフな経験をしてきたと思います。

シアー GPを戦うことは、リトゥにとって素晴らしい経験になった。リトゥは本当にMMAでは新人だったんだ。特徴のある8人のファイターが集まり、1人の優勝者を決める戦いでリトゥのレスリング力は勝ち上がるのに十分な能力だと自信があったけどね。

そして彼女は試合毎に確かな成長を見せている。トーナメント戦だけど、一つ一つの試合を別物と捉え、1試合に集中して準備をしてきた。そして短期集中、その先にタイトル挑戦が確実視されている状況は、タフではあるけど集中力を維持するうえではこれ以上ないフォーマットだよ。本来なら1試合、1試合勝っていって挑戦権を手にするのにはどれぐらいの期間を要するだろうか。

そこを踏まえて考えると、このGP参戦はリトゥをこれ以上ないぐらい成長させた。タイプの違うファイターと、短期間で集中力とモチベーションを維持した状態で戦うことができているから。

リトゥ その通りだと思う。GPに出場できたことで1試合ごと、集中してたくさんの経験を積むことができたわ。技術的にも、絶対的に成長できたし。身に着けた技術を試合で試し、その成果も感じているから。

──その経験をスタンプもしてきたと思います。GPでスタンプはムエタイファイターから、よりウェルランディットなMMAファイターに進化を遂げたと思います。

リトゥ そこは私も異論はないわ。試合で魅せるパフォーマンスも素晴らしいし。でも、12月3日には私がベストだと世界に証明してみせるから。

シアー リトゥはリトゥであれば良い。そこが一番大切になるよ。

──リトゥの一番の武器は、気持ちの強さだといつも思っています。

シアー 彼女は虎だよ。タイグレス(雌の虎)として、ケージに上がるんだ。

──まるでシアーじゃないですか。シアーも技術や体力ではなく、気持ちが一番の武器のファイターでした。

シアー 確かに僕はアスリートとして、肉体的な才能に恵まれていたわけじゃない。ただしファイトIQはあったつもりだ。そして、言ってくれたようにハートで戦ってきた。でもリトゥを始め、僕が指導している選手はフィジカルも十分だ。

ファイトIQも伝授している。僕が現役時代に欲した練習完勝を、彼らには与えているつもりだ。そして、リトゥを始めEVOLVEのファイターは僕がなりたかったファイターに成長している。フィジカルがあり、技術力があり、ファイトIQを持った根性ファイターだ(笑)。

──リトゥ、シアーはそんな風に皆を指導していますが、まだ38歳です。一緒にサークルに入って戦ってほしくないですか。

リトゥ アハハハハ。

シアー リトゥ、正直に思っていることを話せば良いよ(笑)。

リトゥ 私が言えることは……シアーの試合が見たいとは思うけど、ずっと私のコーナーに居てほしいし、彼の指導が私には必要だから。しっかりと私のそばについていてほしいわ(苦笑)。

シアー つまり、試合はするなってことだよ(笑)。

──アハハハハ。

シアー 実は僕自身、もう現役で戦うことに何も未練はなかった。ただ2週間前に息子が生まれ、もう1度、もう1試合だけ現役に戻り父親の姿を見せたいという気持ちが芽生えている。でも1試合だけだし、それがいつになるのかは分からない。とにかく今は12月3日にリトゥをGPウィナーになり、ヒロキ(秋元皓貴)が勝ち名乗りを受けること。そこに集中している。それ以外のことは考えられない。リトゥとヒロキがチャンピオンになってから、自分のことは考えるよ。

──リトゥ、そしてシアー、今日はありがとうございました。では最後にリトゥ、いつものように日本のファンに一言お願いします。

リトゥ 日本のMMAファンの皆の応援に感謝しているわ。皆のためにも良い試合を見せたい。サンキュー、サンキュー、サンキュー、サンキュー・ソーマッチ!!

■ONE「Winter Warriors」視聴方法(予定)
12月3日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors」対戦カード

<キック世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者]イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP決勝/5分5R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
リトゥ・フォーガット(インド)

<キック・フェザー級/3分3R>
チョウ・チェンリャン(中国)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)

<ヘビー級/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フー・ヨン(中国)
若松佑弥(日本)

■ONE「Winter Warriors 02」視聴方法(予定)
12月17日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors 02」対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)

<バンタム級 (※65.8キロ)/3分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
クォン・ウォンイル(韓国)

<95キロ契約/5分3R>
ヴィタリー・ビグダシュ(ロシア)
ファン・ロン(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R 5分3R>
ジャンロ・サンジャオ(フィリピン)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

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【ONE Winter Warriors】26カ月振りの実戦、ダギ・アサラナリエフ「どう試合を終わらせることができるか」

【写真】とにかく明るい表情をしていたダギ。自信しかない──そんな面持ちだった(C)MMAPLANET

12月3日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Winter Warriorsで、ダギことザイード・フセイン・アサラナリエフがティモフィ・ナシューヒンと一昨年10月の日本大会以来の試合出場を果たす。

トルコ国籍を持つダゲスタン人の強豪は、なぜ2年2カ月も実戦から離れていたのか。そしてコロナ禍以前、現時点で最後の試合となってくるクリスチャン・リー戦で彼の身に何が起こっていたのかが、明らかとなった。

オク・レユン時代を迎えたONEライト級戦線にあって、獰猛な強さでいえば頭一つ抜けている強豪が満を持して世界の頂点に向かった再び歩み始めた。


──ダギ、2019年10月にクリスチャン・リーとライト級ワールドGP決勝で敗れてから2年2カ月振りの再起戦となります。この間、コロナ禍ということもありますが、これだけ試合をしなかったのは何か理由があったのでしょうか。

「まずクリスチャン・リーと戦っている時に、体に変調を覚えた。眩暈がしていつも通りに戦えなかったんだ。だから、あんな戦いしかできなかった。試合が終わって、帰国してもこの症状は続いた。それがずっと戦っていなかった理由だよ」

──コロナパンデミック以前の問題だったのですね。

「もちろん、COVID19の影響もあるけど、まず戦えなくなったのは体調不良のせいだ。実は頭がクラクラするという状況は試合前にも始まっていたんだ。それでも戦うことを選んだ。でも試合後に病院に運ばれた時は、この判断をした自分自身の判断が正しかったから自問自答していたよ」

──眩暈が続いて、頭に問題があるというのは……それは引退も考えたのではないですか。

「いや打撲や血流、脳梗塞系の問題ではなかったからね」

──そうだったのですが、てっきり脳の方かと……。

「いやウィルスが問題だったのか、酷い副鼻腔炎が原因だった。鼻水や膿が出るという症状ではなく、頭が重くフラフラと眩暈がする感じで」

──対戦だったとは思いますが、副鼻腔炎と聞いてホッとしました。

「もう全く問題ないということをケージのなかで、動きで証明するよ(笑)」

──トルコではコロナ禍でもトレーニングを積むことはできたのでしょうか。

「この2年間、ずっとモスクワにいたんだ。トルコにはビジネスの時だけ訪れて、ほとんどモスクワにいた。練習はユーサップ・サーデュラエフ達としてきた。今回のトレーニング・キャンプもそうだよ」

──モスクワは再び感染状況が悪化していると聞きますが、キャンプは問題なかったですか。

「2020年はロシアもロックダウンが続き、隔離措置だらけだった。ジムも閉鎖され、トレーニングパートナーと練習する機会は本当になかった。そんな状態が1年近く続き、ようやくロックダウンが解かれた。今はまた感染者は増えているけど、トレーニングパートナーとの練習は問題なく行えるようになっているし、状況は良くなっているよ」

──では今回の再起戦で3年前に117秒でKO勝ちしたナシューヒンと対戦することをどのように捉えていますか。

「トップ5と戦えるなら、相手は選ばない。確かにティモフィ・ナシューヒンとは2度目の対戦だけど、ずっと試合から遠ざかっていたし何も想うところはないよ」

──9月にクリスチャン・リーが、オク・レユンに敗れチャンピオンが交代しました。判定結果が問題にもなりましたが、ダギはどのように見ていますか。

「オク・レユンに対して、誰もが尊敬心を持たなければいけない。彼は良いファイターだ。ただしクリスチャンが、僕と戦った時ほどの強さがなかった。クリスチャンはしっかりと準備ができていなかったんだろう。ただし、あの夜に関してオク・レユンはクリスチャンより強かった」

──次の試合でナシューヒンに勝てば、タイトル挑戦権を獲得できると考えていますか。

「もちろん、そうなることを望んでいる。ただ、全ては僕のパフォーマンス次第だろう。どうやって試合を終わらせることができるか。まぁ、どうなるのか楽しみにしてほしい」

──ライト級には青木真也選手がいます。2021年もジェイムス・ナカシマ、エドゥアルド・フォラヤンという選手を初回でサブミットしています。

「日本を代表するファイターと言えば、彼のことだ。非の打ち所がない良いファイターだよ。ONEが組んでくれるなら、グラップリングのスーパーファイトだろうが彼とケージをシェアできたら嬉しいよ。ファンもそうだけど、ファン以上にこの顔合わせを僕自身が楽しみにしている」

──グラップリング? MMAではなくて?

「グラップリングだ(笑)。彼は日本のレジェンドだからね。グラップリングマッチで、自分の能力を試してみたい」

──まるでMMAにおいて、競合相手ではないような言い方ではないですか。

「フフフフ。シンヤ・アオキはMMAではベストファイターだとは思っていない。僕はタイトルに近づくファイトを戦いたいんだ。だからトップ5以外は戦いたくない(※青木はONEライト級でランク2位)。下の選手とは戦いたくないんだよ」

──……。

「いくら過去に良い試合をしてきても、今の彼はそうじゃない。僕はランキングトップのファイターとしか戦いたくない。だから彼が再び、そのレベルに戻ってきたらいつでも戦うよ」

──……。では12月3日、どのような試合をファンに見せたいと思っていますか。

「ティモフィ・ナシューヒンは強い選手だ。強い蹴りも持っている。ただ、僕の方が上だ。僕のセンスの方が優っていることを試合で見せたい。日本のファンをガッカリさせることはない。アリガトゴザイマス」

■ONE「NEXTGEN03」視聴方法(予定)
11月26日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「NEXTGEN03」対戦カード

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
ポンシリP.K.センチャイムエタイジム(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ピーター・バウシュト(オランダ)
ラスラン・エミルベク(キルギス

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
フィリッピ・ロボ(ブラジル)
ロドレックP.K.センチャイムエタイジム(タイ)

■ONE「Winter Warriors」視聴方法(予定)
12月3日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors」対戦カード

<キック世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者]イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP決勝/5分5R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
リトゥ・フォーガット(インド)

<キック・フェザー級/3分3R>
チョウ・チェンリャン(中国)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)

<ヘビー級/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フー・ヨン(中国)
若松佑弥(日本)

■ONE「Winter Warriors 02」視聴方法(予定)
12月17日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors 02」対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)

<バンタム級 (※65.8キロ)/3分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
クォン・ウォンイル(韓国)

<95キロ契約/5分3R>
ヴィタリー・ビグダシュ(ロシア)
ファン・ロン(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R 5分3R>
ジャンロ・サンジャオ(フィリピン)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

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