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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE X ONE163 アレックス・シウバ アンジェラ・リー ウアリ・クルジェフ ウ・ソンフン エコ・ロニ・サプトラ オンラ・ンサン キック キム・ジェウン クリスチャン・リー グスタボ・バラルト ケイド・ルオトロ ザイード・イザガクマエフ ジャレミー・ミアド ジョン・リネケル ダニエル・ウィリアムス チャトリ・シットヨートン チャンネル ハム・ソヒ ファブリシオ・アンドラジ ボクシング ヨッカイカー・フェアテックス リース・マクラーレン 岡見勇信 平田樹 若松佑弥 青木真也

【ONE163】2022年2度目の日本向けPPV大会が決定。青木真也、岡見勇信、若松佑弥、平田樹が出場

【写真】ABEMA TVでPPV中継が行われるONE163、日本人選手の活躍は――(C)MMAPLANET

17日(月)、東京都でONE Championshipが記者会見を行い、11月19日(金)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE163「AKIMOTO VS PETCHTANONG」の追加対戦カードを発表した。

会見にはチャトリ・シットヨートンCEOをはじめ、同大会に出場する日本人選手が出席した。メインイベントとしてONEキックボクシング世界バンタム級タイトルマッチ、秋元皓貴✖ペッタノン・ペットフォーガスが行われるONE163。MMAでは青木真也✖ザイード・イザガクマエフ、岡見勇信✖オンラ・ンサン、若松佑弥✖ウ・ソンフン、そして平田樹✖ハム・ソヒの4カードが発表された。


会見にはチャトリCEO、青木真也、岡見勇信と若松佑弥が出席。外国人選手ならびに米国滞在中の平田樹は、ビデオメッセージでコメントを出している。


チャトリ・シットヨートンCEO
「現在、ONEは20人の日本人選手と契約しています。今年3月のONE Xは、ABEMA TVのPPV放送で少しではありますが成功を収めました。ABEMA TVとは毎年PPV中継を行い、日本人選手の良いカードを組んでいきたいと思います」

ザイード・イザガクマエフ(C)ONE


青木真也
「前回、前々回と負けていて、次はイージーな相手との試合だと思っていたのですが、フタを開ければ厳しい相手で。こういう厳しい試合は今の日本には少ない。(イザガクマエフは)強い相手だと思います。ONEライト級ではクリスチャン・リーを除けば、一番危険な相手です。自分自身の強さと戦いを自分の中で貫いて、戦いというのはこういうものだ、というものを見せられると思います」

青木✖イザガクマエフについてチャトリCEOのコメント
「イザガクマエフはグラウンドに持ち込んでパウンドを打つタイプ。シンヤ・アオキはグラウンドでサブミッションを仕掛ける。最初にグラウンドでトップ・ポジションを奪ったほうが勝つと予想しています」


オンラ・ンサン(C)MMAPLANET


岡見勇信
「自分の試合が3年ぶりなるので、緊張しています。自分の年齢でこの舞台に帰ってくるというのは、すごく怖さもあり、やっと来たかというワクワク、自分の仕事ができるという想いもあります。その相手がずっと対戦したかったオンラ・ンサン選手ということで、この舞台に帰って来られたことを本当に嬉しく思います。ONEではウェルター級で試合をしていましたが、彼と戦いたいと思い、ミドル級に上げました。それがこのONEでやるべきことで思っていました。全てを尽くして戦わなければ勝つことは難しいし、自分の格闘技人生を賭ける試合になると思います。精いっぱい頑張ります」

岡見✖ンサンについてチャトリCEOのコメント
「この試合もKO決着が必至のカードです。ユーシン・オカミがグラウンドに持ち込めばパウンドで、あるいはオンラ・ンサンがスタンドで、どちらにしてもKOで決まると思います」


ウ・ソンフン(C)ONE


若松佑弥
「前回の試合は相手の計量失敗で無くなり、少しガッカリしました。でも、すぐにまた試合を組んでくれたので、そのままの気持ちで次の試合に臨みます。試合は単純にブッ倒して、KOします。相手はKOするパワーがあるけど正直言って、それだけですかね。打ち合いで、1分くらいで倒そうと思っています。MMAなので寝かせてボコボコに削ってやってもいいし、いろいろ考えています。僕は強さを求めて、ONEのベルトを夢見て頑張っています。しっかりKOしますので、楽しみにしておいてください」

若松✖ウ・ソンフンについてチャトリCEOのコメント
「お互いにKOできるストライカーです。ユーヤ・ワカマツはワンパンチでKOするパワーを持っているし、ウ・ソンフンも同じ。非常に期待できる試合です。ワカマツは日本人ナンバーワンのストライカーであり、将来的にチャンピオンになることは間違いありません。現在ONEに出ている日本人選手のなかでも、最もチャンスのある選手だと思っています」


ハム・ソヒ(C)ONE


平田樹
「相手が強いことは分かっています。今ハム・ソヒが強いと言われている時にやりたかった。みんなは私がどうやって負けるのか、と考えているかもしれないけど、自分はチャンスがあると思っています。メチャクチャしんどい練習をしているからこそ、ヤバイ相手とやりたいなっていう気持ちが勝ちました。時代を変えていこう、自分の時代にします」

平田✖ハム・ソヒについてチャトリCEOのコメント
「女子アトム級最高のマッチアップです。レジェンドであるハム・ソヒと、いま勢いのあるイツキ・ヒラタとの試合もKO決着になるのではと予想しています。イツキが勝てば、次はアンジェラ・リーとのタイトルマッチを考えています」

また、チャトリCEOは今後のテレビ中継について「ABEMA TVとは、今後も土曜日のゴールデンタイムにPPV中継を行いたいと話をしています。北米でのテレビ中継は、契約上シンガポールから映像を送ることになっています。日本には日本向けのイベントを、日本のゴールデンタイムに流し、日本人王者の誕生を期待したい」と語っている。


ONE Fight Night03「Lineker vs Andrade」

■放送予定
10月1日(土・日本時間)
午前9時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE Fight Night03対戦カード

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ジョン・リネケル(ブラジル)
[挑戦者] ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界ライト級王座決定戦/3分5R>
レギン・アーセル(オランダ)
シンサムット・クリンミー(タイ)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP決勝戦/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
シャミル・ガサノフ(ロシア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ジャレミー・ミアド(フィリピン)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ONEサブミッショングラップリング世界ライト級(※77.1キロ)王座決定戦/12分1R>
ケイド・ルオトロ(米国)
ウアリ・クルジェフ(ロシア)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
内藤大樹(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
エイサー・テン・パウ(米国)
メヂ・ザッツプッツ(アルジェリア)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リー・ビヴィンス(米国)
ノエル・グホンジョン(フランス)

<キックボクシング・ヘビー級ワールドGP補欠戦/3分3R>
ラーデ・オバチッチ(セルビア)
ジヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

ONE162「Zhan vs Di Bella」

■放送予定
10月21日(金・日本時間)
午後8時~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ) 選手権試合/3分5R>
チャン・ペイミエン(中国)
ジョン・ディベラ(カナダ)

<キック・ライト級/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
ウインジソン・ハモス(ブラジル)

<キック・フライ級/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
ムハマド・ブゥタサ(オランダ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ジミー・ビエノ(フランス)
ニクラス・ラーセン(デンマーク)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
レアンドロ・イッサ(ブラジル)
アルテム・ビュラク(ロシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
チョーファー・トー・センティアノーイ(中国)
デニス・ピューリック(ボスニアヘルツェゴビナ)

ONE163「Akimoto vs Petchtanog」

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
ABEMA格闘チャンネル

■ONE163 対戦カード

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] 秋元皓貴(日本)
[挑戦者] ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ザイード・イザガクマエフ(ロシア)
青木真也(日本)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
岡見勇信(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ウ・ソンフン(韓国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
平田樹(日本)

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ABEMA ADCC2022 JT・トレス MMA MMAPLANET o ONE ONE FN03 PJ・パーチ   アレックス・シウバ ウアリ・クルジェフ エコ・ロニ・サプトラ キック キム・ジェウン クレベル・ソウザ グスタボ・バラルト ケイド・ルオトロ ジャレミー・ミアド ジャンカルロ・ボドニ ジョン・リネケル ダニエル・ウィリアムス チャンネル ファブリシオ・アンドラジ ボクシング マイキー・ムスメシ ヨッカイカー・フェアテックス リース・マクラーレン ロベルト・ヒメネス

【ONE FN03】越えろ、Do Sportsの壁。ケイド・ルオトロ「サンビストはTDもレッグロックもできる」

【写真】ケイド・ルオトロがONEを舞台にグラップリングの歴史を変えることができるか(C)SATOSHI NARITA

22日(土・現地時間)、マレーシアはクアラルンプールのアシアタ・アリーナで開催されるONE Fight Night03「Lineker vs Andrade」でONEサブミッショングラップリング世界ライト級王座決定戦が組まれ、ケイド・ルオトロがウアリ・クルジェフと対戦する。

ケイドといえば9月に行われたADCC2022の77キロ級で4試合連続一本勝ちを飾り、19歳9カ月という最年少ADCC世界王者に輝いたばかり。今、最も注目されているグラップラーだ。

ADCCは前半がサブオンリー、後半からポイントという特殊なルールセットとなっているが、ONEはケージ使用のサブオンリーで極めが重視される。とはいえ、先のライト級王座決定戦=マイキー・ムスメシ✖クレベル・ソウザ戦のようにテイクダウンの攻防はスルーできるルールになっている。投げ、抑え、スクランブルというのはグラップリング競技の醍醐味の一つであり、ADCCでも勝負の行方を分けるキー・ファクターであった。

ルールの違いが、試合展開の違いを生むのは当然。それでもケイドの唯一無二のゴールは対戦相手を仕留めること。ルールによってプロセスが変化するが、ケイド自身はサンビストであり柔道家のクルジェフとの対戦を楽しみにしている。その理由こそ、グラップリングを見る側にとっても楽しめる要素となっている。

グラップリング=Do Sportsという壁を破るべき、世界最高のグラップラーの組み技、柔術論に注視してほしい。


──ADCCで世界一に輝いたグラップラーの多くが、暫らくは競技会から離れるかと思いますが(※88キロ級優勝のジャンカルロ・ボドニは10月23日開催のEBI=エディ・ブラボー・インビテーショナルに出場)、ケイドは10月23日にクアランプールで、ONEチャンピオンシップのサークルケージでサブミッショングラップリング世界ライト級王座を賭けてウアリ・クルジェフと対戦します。

「今回の対戦相手はサンボと柔道出身で、上半身への攻めが強力だ。うん、凄く楽しみだよ。サンビストはテイクダウンが強くて、レッグロックに秀でている。興味深いよ。テイクダウンとレッグロックって、ADCCのメイン・スタイルだからね」

──確かにその通りですね。

「ADCCにレスリングは必須だよ。レスリングを避けているようでは、絶対に勝てない。でもADCCに出ているレスラーの弱点はレッグロックなんだよ。サンビストは違うだろう? テイクダウンもレッグロックも強いクルジェフと、僕の戦いがどうなるのか。想像するだけでも、ワクワクしてくるよ」

──ムエタイやキックボクシング、MMAを見に来ているファンの前でのサブオンリーファイト、観客を満足させることを意識するとタップを奪うことが絶対です。そのような戦いを心掛けることで、ケイドはサブミッション・ファイターとして進化するのでしょうか。

「イエス、絶対的にね。ONEでの試合はサブミッションにフォーカスしている。ただし前回のシンヤ・アオキとの試合は、そこを意識する余りにミスが多かった。サブミッションを仕掛けすぎると、対戦相手のディフェンスへの意識は高まる。だから、あの試合は極めそこなってしまったんだ。僕はサブミッションに気持ちがいき過ぎていた。フィニッシュすることが、自分の役目だと思っていたんだ。決して僕自身のためじゃなくて、柔術のために必要だと考え過ぎていた」

──柔術のために? それはどういうことでしょうか。

「柔術は普及にもの凄く時間が掛かるスポーツだ。普通の人が視て楽しむことは、とても難しい。世界最高峰の黒帯の世界大会で、どれだけ退屈な試合が続くか。一般の人が見たら、10分間何も動きがない。ずっと同じことをしていると思われる。それが柔術の最高峰の戦いなんだ。

でもONEで戦う時はムエタイやMMAというエキサイティングなマーシャルアーツと見比べられる状況にあることを忘れてはいけない。だからこそ、次の試合でも必ずフィニッシュを狙うよ」

──観客がエキサイトするのは、サブオンリーかポイント制か、議論の余地があるかと思います。サブミッション決着は、ファンの求めるところでしょう。ただポイントがあれば、どちらが優勢なのか可視化できるという良さもあります。それにサブオンリーでは引き込みにより、テイクダウンの攻防がなくなることも多いです。

「テイクダウンの攻防がなくなるのは、僕の戦い方じゃない。僕はテイクダウンして、パス。そしてサブミットする。誰と対戦しても戦い方は変わらないよ。作戦も同じだ。テイクダウンが強い相手とレスリングで勝負する。そういう風に戦うことが、エキサイティングなんだ。そして素早くサブミッションを仕掛ける。もちろん、上手くいくかどうかは分からない。でも、僕のゴールは常にサブミッションだよ」

──柔術はポイントを取れば守って勝てます。ケイドは優勢でも、フィニッシュを狙うのですね。

「柔術ではサブミッションの前のポジションが重視される。そこがちょっと僕と違うところで。僕はポジションよりも、先にサブミッションを仕掛ける。ポジショニングを重視過ぎると、その先にあるサブミットするという意識が希薄になるからね。そして、守りのファイトになってしまう。

同様にサブミッションを意識し過ぎると、さっきも言ったように、相手が防御一辺倒になってしまって結果的には、エキサイティングな試合にならない」

──やはりグラップリングを観賞用スポーツとするのはハードルが高そうです。

「結果としてサブミットすれば良いんだよ。ただし、一つの技にトライしてタップを奪えないなら、違う技を仕掛けなければならない。ADCCでもノーポイントの時間帯からテイクダウンを取ってフィニッシュを狙った。でも一本を奪えないなら、ガードを取っても構わない。一つの技に拘ると、ポイント制だろうがサブオンリーだろうが、退屈な試合になってしまうんだ。

ミカ(ガルバォン)のガードからのアタックは同じことが繰り返されて退屈な試合になってしまう。僕はそういう戦いはしない。ミカがガードに固執すると、エキサイティングな試合にはならない。ガードが上手く機能しないなら、レッスルアップしてスタンドでレスリングをすれば良い。そういう風に戦い方を変えることで、グラップリングはエキサイティングなスポーツとして普及できるよ」

※ADCCを制した4試合、ステロイド・フリーの大会で「ナチュラルなのは僕とタイ(ルオトロ)、ロベルト・ヒメネスの3人だけ」(※注インタビュー中のケイドの発言)という爆発力とアイソメトリック・ストレングスの違い。2回戦のヒメネス戦、準決勝のPJ・パーチ戦、そして決勝のミカ・ガルバォン戦とJT・トレス論が聞かれたケイド・ルオトロのインタビューは、10月28日発売のFight & Life#93に掲載されます。

■放送予定
10月1日(土・日本時間)
午前9時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE Fight Night03対戦カード

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ジョン・リネケル(ブラジル)
[挑戦者] ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界ライト級王座決定戦/3分5R>
レギン・アーセル(オランダ)
シンサムット・クリンミー(タイ)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP決勝戦/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
シャミル・ガサノフ(ロシア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ジャレミー・ミアド(フィリピン)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ONEサブミッショングラップリング世界ライト級(※77.1キロ)王座決定戦/12分1R>
ケイド・ルオトロ(米国)
ウアリ・クルジェフ(ロシア)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
内藤大樹(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
エイサー・テン・パウ(米国)
メヂ・ザッツプッツ(アルジェリア)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リー・ビヴィンス(米国)
ノエル・グホンジョン(フランス)

<キックボクシング・ヘビー級ワールドGP補欠戦/3分3R>
ラーデ・オバチッチ(セルビア)
ジヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

ONE162「Zhan vs Di Bella」

2022年10月21日(金・現地時間)
マレーシア クアラルンプール
アシアタ・アリーナ
ONE162「Zhan vs Di Bella」

■放送予定
10月21日(金・日本時間)
午後8時~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ) 選手権試合/3分5R>
チャン・ペイミエン(中国)
ジョン・ディベラ(カナダ)

<キック・ライト級/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
ウインジソン・ハモス(ブラジル)

<キック・フライ級/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
ムハマド・ブゥタサ(オランダ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ジミー・ビエノ(フランス)
ニクラス・ラーセン(デンマーク)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
レアンドロ・イッサ(ブラジル)
アルテム・ビュラク(ロシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
チョーファー・トー・センティアノーイ(中国)
デニス・ピューリック(ボスニアヘルツェゴビナ)

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE FN02 PJ・パーチ クレベル・ソウザ ケイド・ルオトロ ジョン・リネケル ファブリシオ・アンドラジ ブラジリアン柔術 マイキー・ムスメシ ライニア・デリダー ロベルト・ヒメネス 青木真也

【ONE FC03】ケイド・ルオトロがワールドクラスのサンビスト&柔道家クルジェフとライト級王座決定戦

【写真】今最も旬のグラップラーが、抜群のタイミングで絶妙な相手と世界戦を戦う (C)SATOSHI NARITA

1日(土・現地時間)、ONE Championshipが10月22日(土・同)にマレーシアはクアラルンプールのアシアタ・アリーナで開催するONE Fight Night03でケイド・ルオトロがウアリ・クルジェフとONEサブミッショングラップリング世界ライト級王座決定戦を戦うことを発表している。

2年11カ月振りとなるマレーシア大会、そして北米向けイベントに関しては既にONE世界ミドル級選手権試合=王者ライニア・デリダー×挑戦者シャミル・アブデュラエフ、ONE世界バンタム級選手権試合=王者ジョン・リネケル×挑戦者ファブリシオ・アンドラジという2つの世界戦が組まれることが明らかとなっていたが、ここに2階級目の組み技世界タイトル戦が加えられた。


5月のONE初戦で青木真也から判定勝ち。9月のADCC世界大会でラクラン・ディアスを腕十字、ロベルト・ヒメネスを内ヒール、PJ・パーチを腕十字、そして柔術の神の子ミカ・ガルバォンを内ヒールで下し77キロ級を制したケイドは、今一番勢いがあり旬のグラップラーといえる。

先週土曜日のONE FN02ではマイキー・ムスメシがクレベル・ソウザを判定で下し、フライ級のベルトを巻くなど──本格的にワンマッチ&サブオンリー&ケージグラップリングをイベントの軸に加えたONEにあっても、極めという部分においてケイドほどMMAファンや立ち技ファンの支持が得られる存在はいないだろう。

対するクルジェフは33歳のロシア人サンビストであり柔道家だ。クルジェフはサンボでは2011年と2012年、そして2019年と74キロで3度世界選手権を制しており、双子の弟のアリ・クルジェフは2013年の世界銅メダリスト、2017年は欧州選手権を制したサンビストでもある。

そのクルジェフは柔道でも、グランドスラムの73キロ級で優勝経験があり、グランプリ大会も同様に金メダルを1つ、銅メダルを3個獲得している。ケイドにとってもONEにとっても、クルジェフがワールドクラスのサンビスト兼柔道家という点において特色のあるマッチアップになる。

先のフライ級王座決定戦はマイキーとクレベル・ソウザともにIBJJF柔術のトップ同士であり、攻めることが前提のコンバットスポーツにおいて唯一といってよいほど守ること(※逃げることではない)が評価されるIBJJF柔術を勝つ抜く術が身についている。関節を狙う、攻めるという部分でも身を守る感覚が浸透しており、関節技を狙うマイキー、パスを狙うソウザと共に──実は相手の領域に踏み込んだ仕掛けは少なかった。柔術を知り抜いているが故に、水と油ように触れても交わらない攻防に終始し──よりルールセットに準じた戦いをしたマイキーが順当に勝者になった一戦だった。

その点、今回のケイドの相手クルジェフはサンボと柔道とトップアスリートであり、ケイドの領域で戦うとなると攻めるなら攻める、守るなら守るという風に掛け逃げ風のファイトにはならないはずだ。

そしてONEがケージのなかで行うサブミッショングラップリングは──最終的にはこのルールを用いる限りブラジリアン柔術を習得している選手が圧倒的に有利になるが──決してノーギ柔術ではなく、あらゆるスタイルの組み技格闘家がしのぎを削る場として世にアピールすることができる。

ずばりケイドが圧倒的に有利な王座決定戦といえるが、柔道家の投げと抑え、相手が立ち上がっても攻防が継続されるルールでサンビストの極めが如何に強力なのか。そんな組み技浪漫が可視化できる一戦だ。

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE FN03 UFC キック クォン・ウォンイル ジェレミー・パカティウ ジョン・リネケル ビビアーノ・フェルナンデス ファブリシオ・アンドラジ ライニア・デリダー リー・カイウェン 佐藤将光

【ONE FN03】遂に東南アジア・サーキット復活。10月KL大会で、リネケル×アンドラジのバンタム級世界戦

【写真】この一番は、申し訳ないけどミドル級世界戦の何倍も楽しみ!! (C)ONE

7日(水・現地時間)、ONE Championshipが10月22日(土・同)にマレーシアはクアラルンプールのアシアタ・アリーナでONE Fight Night03(オフィシャル発表ではONE on Prime Video03)を開催すると発表している。

ONEがマレーシアでイベントを開くのはコロナ前の2019年11月22日以来、実に2年11カ月振りとなる。またコロナ期間に中国のHERO SERIESとタイでタイ勢&国内在住外国人ファイターでイベントを行ったことを除くと、ONEにとってシンガポール以外での大会は2020年2月のインドネシア大会以来となる。


そんなコロナ共生時代、ポスト・コロナのONEの船出となる同大会は開始時間が米国東部標準時10月21日8時と表記されており、現地では22日(土・同)の午前9時となる。

このためにKL大会は前夜=21日(金・同)にナンバーシリーズ=ONE162の開催が見込まれているが、ここは正式発表を待ちたい。何より通常シリーズ以前に、ONE FNのカードが発表されるのはそれだけ米国市場の重要性が高いから。

そしてアナウンスされたカードはMMA世界戦2試合、ONE世界ミドル級選手権試合=王者ライニア・デリダー×挑戦者シャミル・アブデュラエフ、そしてONE世界バンタム級選手権試合=王者ジョン・リネケル×挑戦者ファブリシオ・アンドラジだ。

キャリア16連勝、ミドル級&ライトヘビー級世界王者のデリダーにチャレンジするアブデュラエフは、異例のONE初参戦でタイトル挑戦となる。

日本のファンにとって楽しみなのは、すばりバンタム級タイトル戦の方だろう。王者リネケルは今年の3月にビビアーノ・フェルナンデスを倒し、UFCから転じて4戦目でサークルケージの頂点になった。

一方、アンドラジはコロナ禍のタイ大会でONE出場権を得て以来、NZのマーク・アベラルド日本の佐藤将光中国のリー・カイウェンフィリピンのジェレミー・パカティウ韓国のクォン・ウォンイルとアジア太平洋勢を総なめ、佐藤以外は全てフィニッシュ勝利を挙げている。

MMAにアジャストされてムエタイ、首相撲をポジショニングにも昇華させたアンドラジだが、ここ3試合は組みの展開はなくパンチ、ヒザ蹴り、ミドルキックで初回KOを飾っており、まさにアンタッチャブルな存在となっている。

そのアンドラジが、同朋リネケルに挑戦。リネケルの拳の圧を、アンドラジがスピードと多彩な打撃で如何に攻略していくのか。KO必至の世界戦だ。

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LFA LFA138 MMA MMAPLANET o UFC UNF02 ウェスティン・ウィルソン ジョン・リネケル フランシスコ・リベラ ユライア・フェイバー 水垣偉弥 田中路教 石原夜叉坊

【UNF02】1カ月のインターバルで、石原夜叉坊が剛腕ベテラン=フランシスコ・リベラと対戦!!

【写真】オクラホマ州ショーニーでの夜叉坊。相変わらずだが、その相変わらずも連敗中とは違う、良い感じ相変わらず感があった(C)MMAPLANET

石原夜叉坊が20日(土・現地時間)にカリフォルニア州コマースのザ・コマース・カジノ&リゾートで開催されるUFN(Up Next Fighting)02でフランシスコ・リベラと対戦することを自らのSNSで明らかとしている。

ダウンタウン・ロサンゼルスの東南、コマースで夜叉坊がインターバル1カ月で次戦に挑む。


5日のLFA138で田中路教のサポートに訪れた際、その惜敗に涙が見せていた夜叉坊は7月23日にXMMAでウェスティン・ウィルソンを左でKOし、5月のホセ・ヘルナンデス戦から2連続KO勝ちとようやく……といよりも、待ちに待った復活を成し遂げている。

そんな夜叉坊がSNSで「この年代の人と戦えるなんて、もうないと思います」と綴っている相手リベラは1981年生まれの40歳、Tachi PFからUFCにステップアップを果たすと、バンタム級戦線で2012年から2016年まで活躍した。

2014年5月には水垣偉弥とも対戦しており、現時点で日本人唯一のUFC5連勝目となった白星を献上している。その水垣、ユライア・フェイバー、ジョン・リネケル、エリック・ペレスらトップ勢には跳ね返され、4勝5敗でオクタゴンを去っていたリベラは、UFCリリースは実戦から離れていた。

が、2021年1月に5年ぶりにXMMAでカムバックを果たすと、この1年4カ月の間に同プロモーションとCombateで3勝2敗とハイペースで試合をこなしている。

4月にはジョン・ドッドソンに敗れ、今回は復帰戦以来のフェザー級マッチで夜叉坊の前に立ちふさがるリベラ。剛腕、腕っぷしの強さで戦うベテランを相手に、夜叉坊がしっかりと自分の間合いで拳の交換ができるか――本格的に復調をアピールするのに持ってこいの相手だ。

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【ONE→???】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(11)上久保周哉「もう7月いっぱいは大人しくして」

【写真】飄飄とこれからについて語る。この辺りも上久保の強さ。そして──強さに人は巻き込まれていく (C)MMAPLANET

1月14日にトロイ・ウォーセンとのスクランブル戦を制し、最後は一方通行に動きを制限させたうえでのRNCでの一本勝ち、上久保周哉の2022年に過去最高の期待が募った。

あれから半年、上久保は国内で組み技戦に出場しただけで、MMAでは一切戦っていない。聞こえてきたのはONEとの契約をしないと判断したということ。3年半で6勝0敗、サークルケージを離れる決意をした上久保に、現状とこれからについて尋ねた。

2022年、春(※既に梅雨明けだが)~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第11弾は上久保周哉の言葉をお伝えしたい。


──1月にONEでトロイ・ウォーセンにRNCで一本勝ちをして以来、音無しの状態でした。上久保周哉は何をしているのか、ということでインタビューをお願いしようと思った次第です。

「今は……えぇと、1月の試合後にONEから契約更新の話はありました。次のタームの初戦がタイトル挑戦というモノでしたが、更新しないことを決めました」

──タイトルに挑戦できるという話があって、なおフリーランスを選んだのは?

「その話は1月の試合後から、けっこうすぐのタイミングであって。まだビビアーノ・フェルナンデスとジョン・リネケルの世界戦が行われる前でした。つまり、その2人の世界戦の勝者が了承するまで、僕には試合機会がないということが頭にありました」

──ビビアーノかリネケルに挑戦できるという評価を得たことは関しては、どのように思っていたのでしょうか。

「それはやってみたい試合です。特にリネケルはUFCでトップでやっていたので、その強さを体感したという気持ちは凄くありました」

──ただし、結果的に3月に世界戦が行われたので、下手をすると8カ月や9カ月ぐらいは試合ができないかもしれないという状況を嫌ったと。

「ハイ。そんな風に試合ができないという予測を立てました。そこに加えて、契約試合数と契約年数が今の僕には最適でないと思ったからです」

──プロモーションからすれば、マルチイヤーとマルチファイト期間がプロモーションとしての防衛手段でもありますが、合意できなかったということですね。

「契約期間が長いと感じました」

──つまりは上久保選手がONEを安住の地として捉えていなかったということですね。

「ハイ、そうですね。ONEにも強い人はいます。ただ、これ以上残ると一周してしまうと思いました。新しい選手が多く契約している状況でもないですし。そうなると、契約を更新しても僕の中でもう少し強い選手と戦いたいという気持ちが芽生えてくると感じました」

──とはいえONEのなかでもスティーブン・ローマンやファブリシオ・アンドラジのような顔を合わせていない強い選手も在籍しています。

「ハイ。ただし、それほど食指が動くことはないです。昔から第1希望はUFCではあったので。ONEと契約したのはUFCにステップアップを図るうえで最適だと思ったからです。6勝1敗1分だった僕と契約してくれて、3年半の間に東南アジアの選手から韓国人選手、ノーギワールドの優勝者(※ブルーノ・プッチ)やNCAAの強豪であるウォーセンと戦わせてくれたONEには感謝しています。

日本では戦えない相手との試合で、キャリアを創らせてもらったと思っています。対戦相手のクオリティがあって、そこに向けての準備で自分が強くなれるのでONEにいる間に強くなれたと思っています。日本で6試合やっているのと、ONEでの6試合では得られる経験は全然違っていたはずだし。でも、ここからはUFCに繋がる道を進んでいきたいと思っています」

──では契約を更新しないと決めてからUFCを目指し、どのように動いてきたのですか。

「今はマッチング期間で、他との契約に関して交渉は実際には行っていないです」

──松嶋こよみ選手もそうでしたが、契約が切れて半年間は他のプロモーションで戦うのにONEの了解がいるという理解で良いでしょうか。

「そういうものです。だから試合のオファーがあっても、具体的な話はONEを通す必要がある。なら、まぁ交渉も進まないだろうし、僕の方から積極的に動くことはなかったです」

──試合の話というのは具体的には?

「話があったのはBRAVE CFですけど、ONEとのマッチング期間だと伝えると簡単に引き下がっていました。ショーン・シェルビーからも『ONEとの契約はクリアになっているのか』とは、やはり聞かれました」

──ショーン・シェルビー!! それはUFCからも話があったということですか。

「そこは売り込んでもらったからです。その時に『すぐにオファーを出すとすればRoad to UFCか、コンテンダーシリーズだけど』という話でした」

──それでONEに話を通した?

「いえ。マッチング期間はもう大人しくしていようと。特に辞めていく選手にリアクションが良いわけじゃないですし。なら7月いっぱいは、このまま音無しの構えで大人しくしていこうかなという風でやってきました」

──まぁ、そうなると他人事というのは冷たいようで世の常というか。とにかくフリーになるのを待っている状況だということですね。この間、Road to UFCがあっても出ることができなかった。それは忸怩たる想いだったのでは?

「アジア・トーナメントの話はしてもらっていましたし、面倒くさいことを避けたから出られなかったと捉えています。対戦相手のことは聞かされていなかったですけど、直前に代役を探している時もまた話は来ましたし(笑)」

──ズバリ、マッチング期間でなければRoad to UFCに出ていましたか。

「出ていたと思います」

──では実際に出場しているメンバーを見て、仮に出場していたとして優勝できる自信はどれだけありますか。

「まぁ世の中100パーセントはないですけど、100パーセントの自信はあります」

──中村倫也選手の勢いを見てなお、そう断言できるのですね。

「大事なのは勢いじゃないから。だからキム・ミンウとやりたいなっていう気持ちが大きいです。トーナメントは優勝云々ではなくて、キム・ミンウと戦ってみたい。あのトーナメントを見ていると、そう思います。正直、日本人選手と戦ったキム・ミンウ以外の外国人選手は正直、雑魚だったじゃないですか。UFCレベルじゃない。ああいうのを見ていたら、キム・ミンウが一番興味あります」

<この項、続く>

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MMA MMAPLANET o ONE ONE158 キック クォン・ウォンイル ジョン・リネケル ファブリシオ・アンドラジ

【ONE158】ヒザでなく、三日月でクォン・ウォンイルを62秒で沈めたアンドラジ「リネケル。次はお前だ」

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)
Def.1R1分02秒by KO
クォン・ウォンイル(韓国)

体の厚みに明確な差が見られる両者。細いクォン・ウォンイルに対し、サウスポーのアンドラジが左ミドルを蹴る。ジャブから右ストレートを伸ばすクォン・ウォンイル、アンドラジは左フックを返す。右ミドルをチェックし、左ハイを蹴ったアンドラジが左ヒザから右ストレート、続く左の三日月蹴りでクォン・ウォンイルはうめき声を上げてキャンバスに沈んだ。

「キックの練習をずっとしてきた。彼とはスピードが違う。この機会があると思っていた。次はジョン・リネケルだ。逃げるな、次はお前だ」と話し、5万ドルのボーナスを手にした。


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F1 MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE129 YouTube   アレックス・シウバ エコ・ロニ・サプトラ キック キリル・ゴロベッツ ゲイリー・トノン ジョン・リネケル タン・リー ビビアーノ・フェルナンデス マーチン・ウェン リン・ホーチン

『ONE: Lights Out』試合結果/ハイライト動画


▼ONE世界フェザー級(※70.3kg)選手権試合 5分5R
〇タン・リー(米国)王者 69.35kg, 1.0053
[1R 0分56秒 KO] ※パウンド
×ゲイリー・トノン(米国)挑戦者 70.30kg, 1.0095
※タン・リーが王座防衛

▼ONE世界バンタム級(※65.8kg)選手権試合 5分5R
×ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)王者 65.60kg, 1.0144
[2R KO] ※左フック
〇ジョン・リネカー(ブラジル)挑戦者 65.0kg, 1.0087
※リネカーが新王者に

▼第8試合 フェザー級(※70.3kg)5分3R
〇マーチン・ニューイェン(豪州)70.25kg, 1.0152
[3R 2分18秒 TKO]
×キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)70.10kg, 1.0018

▼第7試合 キック・ヘビー級 3分3R
イスマエル・ロント(オランダ)123.80kg, 1.0040
イラジ・アジズプール(イラン)119.50kg, 1.0214

▼第6試合 ストロー級(※56.7kg)5分3R
×アレックス・シウバ(ブラジル)56.60kg, 1.0044
[2R 0分05秒 TKO] ※右ストレート→パウンド
〇エイドリアン・マティス(インドネシア)56.60kg, 1.0044

▼第5試合 キック・ストロー級 3分3R
×ジョシュ・トナー(豪州)56.70kg, 1.0248
[2R 2分11秒 KO] ※左フック
〇ジャン・ペイメン(中国)56.20kg, 1.0036

▼第4試合 フライ級(※61.2kg)5分3R
〇エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)61.20kg, 1.0183
[1R 1分34秒 リアネイキドチョーク]
×チャン・ロタナ(カンボジア)61.05kg, 1.0027

▼第3試合 ムエタイ女子ストロー級 3分3R
〇イマン・バーロウ(英国)56.70kg, 1.0009
[1R 1分39秒 TKO] ※右ヒジ
×ダニエラ・ロペス(アルゼンチン)56.25kg, 1.0195

▼第2試合 ムエタイ 79kg級契約 3分3R
〇リアム・ノーラン(英国)78.85kg, 1.0005
[1R 1分02秒 TKO] ※左ヒザ
×キム・キョンロック(韓国)79.55kg, 1.0160

▼第1試合 キック女子ストロー級 3分3R
〇リン・ホーチン(中国)56.25kg, 1.0124
[判定3-0]
×ミラグロス・ロペス(アルゼンチン)55.45kg, 1.0061


【ONE129】離れ際の打撃が冴えるマーチン・ウェンが、左ボディでゴロベッツの心を折ってTKO勝ち(MMAPLANET)

【ONE129】ビビアーノ陥落――ジョン・リネケルが打ち合いから左フックでKO、世界バンタム級王者に(MMAPLANET)

【ONE129】トノンのヒールフックに右一閃、タン・リーが秒殺KOで世界フェザー級王座を初防衛(MMAPLANET)

 ONE Championshipが3月11日にシンガポール・インドアスタジアムで開催した『ONE: Lights Out』の試合結果。メインイベントのフェザー級タイトルマッチはタン・リーがゲイリー・トノンに1R KO勝ちし王座防衛。セミファイナルのバンタム級タイトルマッチはジョン・リネカーがビビアーノ・フェルナンデスに2R KO勝ちし新チャンピオンとなっています。


 タン・リー vs. ゲイリー・トノン ハイライト動画。


 ビビアーノ・フェルナンデス vs. ジョン・リネカー ハイライト動画。


 マーチン・ニューイェン vs. キリル・ゴロベッツ ハイライト動画。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o ONE ONE129 キック ケビン・ベリンゴン ジョン・リネケル ビビアーノ・フェルナンデス

【ONE129】ビビアーノ陥落――ジョン・リネケルが打ち合いから左フックでKO、世界バンタム級王者に

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
Def.2R3分40秒 by KO
ジョン・リネケル(ブラジル)

距離を詰めるのはリネケル、ビビアーノはケージを背負いながら右ローを放つ。互いにフェイントを見せながら、ビビアーノは右ローを繰り出すも届かない。しかし、一瞬置いてシングルレッグで組み付き、そのまま押し込んでリネケルからテイクダウンを奪った。相手の足をまとめてケージに押し込むビビアーノ。リネケルはフックガードに戻し、ビビアーノの首を抱えてディフェンスする。リネケルは展開がないとレフェリーにアピールし、レフェリーもアクションを要求する。リネケルは立ち上がって離れて右ローを当てた。

ケージを背負ったビビアーノが距離を詰めると、インサイドから左フックを当てたリネケル。打ち合いではリネケルのパンチが当たり、ビビアーノがグラつく。。ビビアーノの顔面から出血が見られる。さらにテイクダウンも読まれているビビアーノ。しかしリネケルの左フックにカウンターの左フックを決め、リネケルからダウンを奪う。組み付きグラウンドに持ち込もうとするビビアーノだったが、リネケルが下からビビアーノの左足を掴み、リバーサルしてトップを奪う。下からビビアーノの三角絞めを防いだリネケルが、トップからパンチを落としていく。リネケルはビビアーノの脇を抑えながらパンチを振るう。

下からヒジを突き刺すビビアーノ。リネケルは上下にパンチを打ち分け、ビビアーノも下から打ち返すなど、グラウンド状態での打ち合いでファーストラウンドを終えた。

2R、リネケルの右カーフキックがヒット。ビビアーノの右ストレートは届かず、リネケルの右カーフが当たる。左ジャブをボディに伸ばすリネケル。ビビアーノが首相撲を狙うと、リネケルはボディに左右フックをたたきつける。しかしビビアーノも右ストレートを当てる。リネケルは左フックを当てるが、打ち合いで右をヒットさせたビビアーノがシングルレッグでテイクダウンに成功した。下からビビアーノを抱え込むリネケル。ビビアーノはしっかりと抑え込み、パンチを落とす。

お互いに細かくパンチを出すなか、ビビアーノがパスを狙ったところでリネケルが立ち上がった。ビビアーノのテイクダウンに対し、右アッパーを狙ったリネケルだが、これは空を切る。ケージ際で打ち合う両者、リネケルの左フックがビビアーノの顔面をとらえる。ビビアーノもリネケルの左をかわして組み付くが、グラウンドに持ち込むことはできない。リネケルが右ボディから、ビビアーノの左フックに対して左を合わせた。これがクリーンヒット、ビビアーノがダウンしたところでレフェリーが試合をストップした。

ビビアーノは2019年にケビン・ベリンゴンから奪還した世界バンタム級王座から陥落。リネケルはONE4戦目でのベルト奪取、5万ドルのボーナスも手にした。


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【ONE129】タン・リーに挑戦、ゲイリー・トノン―02―「ONEでグラップリング戦? 楽しみだ」

【写真】 この攻防で東南アジアのファンがわくようになればグラップリングだけでなく、ONEも大きな武器を手にすることができる(C)ONE

11日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE129「Lights Out」で、ONE世界フェザー級王者タン・リーに挑戦するゲイリー・トノン・インタビュー後編。

ここでは第2部として、タイトル挑戦への意気込み以外にONEが食指を伸ばし始めたグラップリングに関して、話を訊いた。

<ゲイリー・トノン・インタビューPart.01はコチラから>


――金曜日の世界戦、どのような試合を世界に披露したいと考えていますか。

「自分自身がチャンピオンシップで戦う技量があることを見せたい。僕は世界のベストだということを証明したいんだ。MMAには大したことないレベルの戦いでも、世界という冠がついたベルトがたくさん存在しているけど、僕は世界王者を名乗るに相応しいMMAでベストの1人だと今回の試合を通して認知されることを楽しみにしている。

ここでチャンピオンになれば、4年間7試合目でベルトを巻くことになる。過去6戦で色々なことを急激に学んだ。ただチャンピオンシップというだけでなく、僕がこれまでにしっかりと白黒をつけて勝ってきたことを含め、さっきから言っているように世界のベストの1人だと証明したい。そして、ここで勝ってからさらに大きなことをやっていきたいと考えている」

――そんなMMAのワールドタイトル・ショットを控えているゲイリーに、このタイミングでする質問ではないかもしれないですが、今年はADCCイヤーです。グラップリングでは新しい才能の台頭が目覚ましく、ONEもマイキー・ムスメシと契約するなど、軽量級でMMAと関係のなさそうなグラップラーも確保し始めました。今後、組み技での活動については、何か考えていますか。

「とても興味深く、この状況を眺めているよ。今はMMAを優先しているし、世界チャンピオンになれば防衛する必要がある。でも、ADCCにチャレンジできるならしたい。そこでも世界チャンピオンになれば、これほどのビッグイヤーは僕にとってないだろうからね。

それにONEでもこれだけグラップラーとサインしているのだから、彼らとグラップリングで戦ってみたいとも思っている。とにかく、ONEでグラップリングが盛んになることは楽しみだよ。実は昨日、マット・ヒュームから電話を貰ってね――今後もグラップリングマッチを定期的にショーに組み込みたいということで、ルールの部分で改善すべきことはないかって意見を求められたんだ」

――おおっ!! 世界タイトルに挑戦する選手に(笑)。

「アハハハ。シンヤ・アオキと戦ったように、ONEでまたグラップリングを戦えることになれば、それは楽しいだろうね」

――とはいえ一般のファンはグラップリングに対して、それほどポジティブな印象を持っていないと思います。ONEではムエタイやキックボクシングなど立ち技もありますし、もちろんMMAもある。そのなかで、ゲイリーはグラップリングでキックやMMAに負けないファンの支持を得る自信はありますか。

「鋭い指摘だよ。グラップリングが常に抱える現状が、どうやってボクシング、ムエタイが好きなファンの理解を得られるのか――だからね。殴ってダメージを与えるという分かりやすさとは対極にあるのがグラップリングだ。拳で殴るって、実は誰もがもっとも身近に感じる攻撃で。アジアでは、それがキックなのかもしれないけど……。

僕が柔術を始めたとき、誰もグラップリングを戦って生活をできる環境なんてなかった。ただし、ここ数年新しいテクノロジーの発展と足並みを揃えるように、従来のルールとは違うグラップリング大会が始まり、フィニッシュという皆がより分かりやすい戦いが増えてきた。ただし、試合内容はグラップリングを戦う個々の意思によって決まる。

サブオンリーでも戦わない選手はいる。そういう選手がファンの喜ぶ試合ができるわけがない。いかなるルールだろうが、ね。エキサイトな試合ができる……ファンに喜んでもらいたいというグラップラーをどれだけ投入できるのか。そういう正しい人材がONEに集まってくれば、世界的に見てムエタイやキックより、グラップリングが注目を浴びる可能性はあると、僕は思っている」

――ゲイリーがハニーホールに入った刹那、1万人の大歓声が起こる――そんな夢のような場面がONEで見られるようになることを夢見ます(笑)。

「Sure。任せてくれ!!」

――では、最後に日本のファンに一言お願いします。

「日本のファンのサポートに感謝している。また近いうちに日本に行きたい。シンガポールに来る際にトランジットで滞在する日本の空港は世界一番キレーなエアポートだ。日本の空港ではロイス・チョコを買い込むんだ。ホテルの部屋にある冷蔵庫にロイス・チョコがある。試合が終わって、ロイス・チョコを食べるのが楽しみでならない(笑)。COVID19騒ぎが集結し、また日本で戦えることを心から願っている。皆、応援ありがとう」

■放送予定
3月11日(金・日本時間)
午後8時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時00分~ONE Super App

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・リー(米国)
[挑戦者]ゲイリー・トノン(米国)

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者]ジョン・リネケル(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マーチン・ウェン(豪州)
キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)

<キック・ヘビー級/3分3R>
イスマエル・ロント(オランダ)
イラジ・アジズプール(イラン)

<キック・ストロー級/3分3R>
ジョシュ・トナー(豪州)
ジャン・ペイメン(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
チャン・ロタナ(カンボジア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
イマン・バーロウ(英国)
ダニエラ・ロペス(アルゼンチン)

<ムエタイ79キロ級契約/3分3R>
リアム・ノーラン(英国)
キム・キョンロック(韓国)

<キック女子ストロー級/3分3R>
リン・ホーチン(中国)
ミラグロス・ロペス(アルゼンチン)

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