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F1 o UFC ジョニー・ウォーカー ヤン・ブラホヴィッチ

UFC on ESPN+61:メインイベント・チアゴ・サントス vs. マゴメド・アンカラエフ

ライトヘビー級5分5R。サントス5位、アンカラエフ6位。

ミドル級から上げて3連続KO勝ちで一気にタイトル挑戦まで行ったサントス。JJ相手に初めてスプリット判定まで持ち込んだ選手となったが、現王者グローバーテイシェイラにはパウンドからのチョークで完敗。さらにアレクサンダル・ラキッチにも敗れ3連敗となった。前回は同じく下り坂の同郷・ジョニー・ウォーカーとの対戦で、両者ともに見せ場のない展開での判定勝ちで、連敗は止めたが評価は下がってしまった。かつては一発で試合を決めるパンチの重さを武器としていたが、3年前にヤン・ブラホヴィッチをKOして以来、KO勝ちから遠ざかっている。38歳。

ロシア・ダゲスタン共和国のマゴメド・アンカラエフはUFCデビュー戦でポール・クレイグをKO寸前まで追い込みながら、最後の最後に三角絞めに捕まり残り1秒でタップ。キャリア唯一の黒星を喫した。この先王者になることがあっても一生言われ続けるやらかしだが、そこからは7連勝。しかしなかなかチャンスが与えられず、ランキング6位まで上げてようやく初メイン。前回はタイトル挑戦経験のあるヴォルカン・オーズデミアに1Rでダウンを奪うと危なげなく判定勝ち。グレコ・コンバットサンボでロシア王者になっている。ライトヘビー級は6月にテイシェイラの王座にプロハースカが挑戦するが、アンカラエフが勝てば、次戦は挑戦者決定戦になってもおかしくない。

両者警戒して間合いに入らない。牽制の蹴り。じわじわ出てきたアンカラエフ。サントスの打ち終わりに右をヒットさせる。またサントスの右ミドルに右ストレートを合わせてヒット。両者手が出ない。サントスがパンチを出したところでアンカラエフが連打を返しヒット。ケージまで詰まるサントス。左ミドル。見合いが続く。アンカラエフは完全にカウンター狙い。それがわかっているのでサントスも容易に手が出せない。ホーン。

1Rアンカラエフ。

2R。また詰めるアンカラエフ。両者牽制の蹴り。ケージを背負うサントス。アンカラエフは飛び込むフェイントを見せるが行かない。ケージ際をサークリングするサントス。ローの蹴り合い。アンカラエフ左ボディ。踏み込めばパンチが入る間合い。サントスの右ミドルにパンチを合わせると左ハイ。残り1分。ジャブの打ち合い。アンカラエフの右がヒット。サントス飛び込んでパンチが入り効いた!すかさず出てパンチを入れるとアンカラエフ押し倒され下に。上になったサントス。しかし時間がない。ホーン。

2Rはサントスが取り返した。

3R。すぐプレスしていくアンカラエフ。ダメージはなさそう。左ハイがかすめた。サントス踏み込んで左フックを放つが空振り。逆にアンカラエフが踏み込んで左フックをヒット。圧を強めるアンカラエフ。左ミドル。蹴り返したサントス。サントスのパンチの打ち終わりにアンカラエフの左がヒットしバランスを崩す。左ボディ。前蹴り。サントスのローをキャッチしてパンチを合わせる。サントスのろーで太ももが赤くなっているアンカラエフ。残り30秒。出たサントスに右を合わせると左ミドル。ホーン。

3Rアンカラエフ。1Rとほぼ同じ展開に。

4R。サントスパンチを振り回して出る。飛び膝。ケージを背負ったアンカラエフに左右のパンチのラッシュ。しかし凌いだアンカラエフが出ていく。右ボディから左。ケージを背負う体勢が続くサントス。序盤は覚悟が決まったかに見えたサントスだが、また圧される展開に。オーバーハンドの左をかわされてカウンターをもらう。サントスのバックスピンは空振り。ボディを打ち込むアンカラエフ。残り1分で組み付いたアンカラエフ。ケージに押し込み膝。テイクダウン。ハーフ。肘を入れていくアンカラエフ。ホーン。

4Rアンカラエフ。もう5RはKOを狙うしかないサントスだが、出ていく勇気があるか。

5R。下がらないサントス。アンカラエフが打撃を放つと同じだけ打ち返す。しかし自分から出ていけない。アンカラエフ組んでボディロック。テイクダウンを狙いつつ膝を入れる。サントスは押し込まれながら防ぐのみ。テイクダウン狙いはこらえているが、時間が過ぎていく。膝で削るアンカラエフ。動かないサントス。タイムアップ。

49-46×2、48-47の3-0でアンカラエフ勝利。

このところのサントスは勝負に行けていないし、アンカラエフも無理をするタイプではないので、噛み合うとこうなってしまうか。初メインで上位ランカーを下したアンカラエフだが、この内容ではタイトル挑戦は後回しにされそう。

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F1 o UFC アレックス・カサレス カイラー・フィリップス キック ジョゼ・アルド ジョニー・ウォーカー ジリアン・ロバートソン ブルーノ・シウバ マルロン・モラエス

UFC on ESPN+61:オッズ/予想と展望

アゴ・サントス 5.40
マゴメド・アンカラエフ 1.16
マルロン・モラエス 2.95
ソン・ヤドン 1.42
ソディック・ユサフ 1.43
アレックス・カサレス 2.90
カリル・ラウントリーJr 2.15
カール・ロバーソン 1.74
ドリュー・ドーバー 1.61
テランス・マッキニー 2.45
アレックス・ペレイラ 1.56
ブルーノ・シウバ 2.55
マシュー・セメルスバーガー 1.53
AJ・フレッチャ2.60
JJ・アルドリッチ 2.10
ジリアン・ロバートソン 1.77
トレヴィン・ジョーンズ 2.30
ジャビッド・バシャラート 1.67
デイモン・ジャクソン 1.87
カムエラ・カーク 1.95
サビーナ・マゾ 3.50
ミランダ・マーヴェリック 1.31
ダルチャ・ルンギアムブーラ 1.80
コーディ・ブランデージ 2.05
クリス・モウティーニョ 1.69
ギド・カネッティ 2.25
テフォン・チュクウィ 2.55
アザマト・ムルザカノフ 1.54

メインはライトヘビー級5位サントスと6位アンカラエフの対戦だが、オッズは圧倒的大差でアンカラエフがフェイバリット。3連続KO勝ちでジョン・ジョーンズのタイトルに挑戦し、JJ相手に唯一スプリット判定まで持ち込んだサントスだが、そこから連敗。前戦はジョニー・ウォーカー戦で、両者ともに勝負に行かない退屈な展開で、判定勝ちしたものの評価は上がらず。次戦でジャマール・ヒルがウォーカーを豪快にKOしているだけに、サントスにも不甲斐なさを感じた。38歳ともう下り坂。

対するアンカラエフはロシア・ダゲスタン共和国出身のコンバットサンビスト。UFC初戦でポール・クレイグ相手にリードしていたが、残り1秒で三角絞めで敗れたのがキャリア唯一の敗戦で、そこから7連勝中。一本勝ちがなく、勝った試合はKOか判定。今回が初のメイン。

ストライカー対決だが、勢いの差でアンカラエフKO勝ち。

セミはWSOF王者マルロン・モラエスライジングスターのソン・ヤドンが挑む。モラエスはセフードのタイトルに挑戦しKO負けすると、バンタム級転向初戦のジョゼ・アルドに僅差の判定勝ちをしたが、負けたアルドがタイトルに挑戦し、モラエスはそこから3連続KO負け。最近はダメージの蓄積を感じさせる倒れ方を見せるようになってきた。

UFCデビューから連勝していたヤドンはテイクダウンディフェンスとリカバリーに難があり、カイラー・フィリップスに敗れて初黒星を喫したが、そこから2連勝中。オッズでもヤドンが優勢。

メインカードに出場するテランス・マッキニーは2週間前に1Rチョークで一本勝ちしたばかり。リック・グレンの代役として先週急遽出場が決まった。前回はキック王者のファレス・ジアム相手にアンダードッグだったが、グラウンドに持ち込みチョークで一本勝ち。今回の相手は元ランカーのドリュー・ドーバーで、またもアンダードッグとなっている。下馬評を覆すことはできるか。

メインカード第1試合はGloty王者のアレックス・ペレイラがUFC2戦目を行う。初戦はUFC1勝1敗の相手に組み付かれる展開で苦戦する展開から、2Rに飛び膝で逆転KO勝ち。今回の相手ブルーノ・シウバは昨年6月のUFCデビューから半年で3連続KO勝ちしたストライカーで、22勝中19KOで一本勝ちはないが、柔術は黒帯。ペレイラの初戦を見る限り、オッズほどに楽な試合にはならないか。

第1試合開始は13日朝6時。速報します。

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Column MMA MMAPLANET o UFC UFN201   アブドゥル・ラザク アラン・ボドウ カイル・ダウカウス ガブリエル・ベニテス クリスチャン・ロドリゲス グロリア・ジ・パウラ ジム・ミラー ジャマール・ヒル ジョニー・ウォーカー ステファニー・エッガー チェス・スケリー チャド・アンヘリガー デヴィッド・オナマ ニコラズ・モッタ パーカー・ポーター マーク・ストリーグル

【UFN201】試合結果 ヒル大勝、ストリーグル完敗、エッガー&オナマがパフォーマンス・ボーナス!!

【写真】サウスポーからオーソにし、初弾でジョニー・ウォーカーを沈めたヒル(C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN201:UFN on ESPN+59「Walker vs Hill」が開催された。

メインのライトヘビー級でジャマール・ヒルが、ジョニー・ウォーカーをKOしオクタゴン戦績を4勝1敗とした。

UFC39戦目を迎えたジム・ミラーは右のカウンターでニコラズ・モッタをKOしUFCで23勝目を挙げた。UFC2戦目となったマーク・ストリーグルは、チェス・スケリーに2RでTKO負け。2試合連続のKO負けで、厳しい状況に。また勝者スケリーは試合後のインタビューで引退を発表している。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=ジャマール・ヒル、カイル・ダウカウス、デヴィッド・オナマステファニー・エッガー

UFN201:UFN on ESPN+59「Walker vs Hill」
<ライトヘビー級/5分5R>
○ジャマール・ヒル(米国)1R2分55秒
KO
詳細はコチラ
×ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
<195ポンド契約/5分3R>
○カイル・ダウカウス(米国)1R4分59秒
ダースチョーク
×ジェイミー・ピケット(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○パーカー・ポーター(米国)3R
判定
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×アラン・ボドウ(フランス)
<ライト級/5分3R>
○ジム・ミラー(米国)2R1分59秒
TKO
詳細はコチラ
×ニコラズ・モッタ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
○ジョアキン・バックリー(米国)3R
判定
×アブドゥル・ラザク(米国)
<フェザー級/5分3R>
○デヴィッド・オナマ(ウガンダ)1R4分24秒
KO
詳細はコチラ
×ガブリエル・ベニテス(メキシコ)
<女子バンタム級/5分3R>
○ステファニー・エッガー(スイス)1R3分44秒
腕十字
詳細はコチラ
×ジェシーローズ・クラーク(豪州)
<フェザー級/5分3R>
○チェス・スケリー(米国)2R2分01秒
TKO
詳細はコチラ
×マーク・ストリーグル(フィリピン)
<女子ストロー級/5分3R>
○グロリア・ジ・パウラ(ブラジル)3R
判定
×ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)
<バンタム級/5分3R>
○チャド・アンヘリガー(カナダ)3R3分33秒
TKO
×ジェシー・ストレーダー(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジョナサン・ピアース(米国)3R
判定
×クリスチャン・ロドリゲス(米国)
<バンタム級/5分3R>
○マリオ・バウティスタ(米国)3R
判定
×ジェイ・ペーリン(米国)


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MMA MMAPLANET o UFN201 ジャマール・ヒル ジョニー・ウォーカー

【UFN201】オーソに構えを変えた直後の──ヒルの右カウンターでジョー・ウォーカーが大の字に

<ライトヘビー級/5分5R>
ジャマール・ヒル(米国)
Def.1R2分55秒by KO
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)

サウスポーのヒルに対し、ジョニー・ウォーカーもスイッチを一瞬見せる。左ローを蹴ったジョニー・ウォーカー、ヒルは左ミドル。ジョニー・ウォーカーもハイから回転系の動きを繰り出す。慎重な立ち上がりの両者、左を入れたヒルの追撃にジョニー・ウォーカーが右を当てて組みつく。ケージに押し込まれた状態から離れたヒルが間に出て、回るジョニー・ウォーカーに左ストレートを伸ばす。

左を嫌がり、右に回るジョニー・ウォーカーがミドルからハイを繰り出す。ヒルも日ありミドルを蹴ると、こことオーソに構えを変える。そしてジョニー・ウォーカーがワンツーで前に出たところで、ヒルの右がテンプルを直撃する。両足が硬直し、両手を広げたジョニー・ウォーカーはスタンドの状態で文字通り大の字となり、後方に崩れ落ちた。

「サウスポーでは追いつくのが難しかったから、オーソに変えて攻めようと思った。彼はリーチが長くて良い武器を持っている。でもタイミングが来たので、ただ殴った。凄く綺麗に決まった」とヒルは勝利を振り返った。


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【UFN201】キャリア51戦目、39度目のオクタゴンへ。ジム・ミラー「殴られたら、殴り返したくなる」

【写真】今も頂点を目指す戦いの輪に入っている。そこがよりジム・ミラーを格好良くさせる (C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN201:UFN on ESPN+59「Walker vs Hill」にジム・ミラーが出場し、ニコラズ・モッタと対戦する。

ジョニー・ウォーカー×ジャマール・ヒルのミドル級がメインの今大会、プレリミは7試合で女子のストロー級とバンタム級以外の男子の試合はフェザー級とバンタム級に集中している。

キャリア33勝6敗1NC、50戦を越えるキャリアのミラーは、モッタ戦がオクタゴン39戦目で、自ら最多出場記録を更新している。50戦を越えるキャリア、彼と同世代の選手も決して少なくない。ただし、UFCでこれだけ長く、キャリアの4/5を過ごしている。世界最高峰で、今の王座と挑戦としたヒエラルキーのなかで戦い続けるジム・ミラーに、その戦い続けられる理由を尋ねた。


──UFCで39戦目となるニコラズ・モッタ戦が土曜日に控えています。今の調子はいかがですか(※取材は現地時間の火曜日に行われた)。

「調子は良いよ。トレーニングキャンプもしっかりできた。もう、あとは戦うだけだ。本来、彼とは去年の9月に戦う予定だったけど、僕がコロナに感染してキャンセルになった。すっと彼と試合をするために準備をしてきたようものだよ」

──それにしても、ここまでUFCで戦ってきてまだ戦いたいと思えるものなのですか。

「今も楽しいからね。いつまでたっても、ファイトは何が起こるか分からないから楽しいんだ。俺は分かったなんてしたり顔で言うようになったら、もう戦えないよ。体に問題があれば楽しめないだろうし、練習も楽しんでいる。今は子供が4人もいて、ファイトが全てじゃない。やらないといけないことも増えた。でも、モチベーションを維持することは凄く簡単なんだ」

──ジムがモチベーションをキープする方法とは?

「キープする方法じゃないよ。殴られたら、殴り返したくなる。そういうことだよ。その気持ちがあれば戦い続けることができる。若かった頃のように戦いだけに集中するのは困難だけど、さっきも言ったように楽しいんだよ。だから、少しでも長い間楽しみ続けたい」

──数カ月に1度の試合のために、長くハードな練習を続けることも楽しめるということですね。それにしても若いファイターがどんどん出てきて、フィジカルモンスターのような選手も多いです。そのなかで年を重ねてなお彼らと戦う。どのようにして、そんな心と体を創っていけるのでしょうか。

「MMAはパズルだ。本当に色々なことを学ぶ必要がある。常に新しい武器を得ようと練習している。ジムで自分を成長させる。時には難しいこともあるよ。常に強くなり続けるなんてできないからね。それでも何かを学ぶ、何かを習う。そういう学生のような、探求心を持ち続けることが必要だと思う。その気持ちがなくて、ただ強くありたいなんて自分のエゴでしかないからね」

──MMAは時代とともに戦い方が変化しています。今やグラウンドの攻防が続くことは珍しく、寝て逆転を狙うよりも立ってイーブンに戻すことが主流です。スタンドでも、距離とタイミングをしっかりと見ていたのが、ガチャガチャと殴り合い、テイクダウン防御への意識が低く、倒されても立てば良い──レスリングに付き合って疲れることは回避する。それが現代MMAの戦い方になっているように感じます。しっかりと倒して、抑えていたジムからすると、このスタイルをどのように思っていますか。

「スポーツって常に変化するものだよ。僕だって変わる。だから新しい技術を身に着ける姿勢が必要なんだ。変化するというのは、そのスポーツにとって悪いことじゃないはずだ。それだけ新しくなっているということだしね。それが成長するということだと思うよ」

──なるほど。昔は良かったなどと言っていたら、38試合もUFCで戦えないですね。

「僕だって、昔は良かったと思うことはあるよ(笑)。2000年代の最初の頃のMMAを懐かしく感じることがね。素晴らしいファイターたちが、どの局面でも……そう、どんな状況でも戦いを回避するために動くんじゃなくて、戦っていた。それでも、戦い方は変わる。どのスポーツを見ても同じだ。皆が勝とうとする努力が、ゲームを変えるのさ。そうやって戦うモノとして、受け入れて戦うだけだよ」

──土曜日はジム・ミラーとして、どのような試合をファンに見せたいですか。

「ジム・ミラーらしい試合をしたい。戦うためにケージに入る。可能な限り圧を掛けて、ペースを握る。相手にミスをさせ、そこをつく。僕はプロMMAを50試合戦ってきた。次の試合が51戦目なんだ。簡単に勝てると思って、試合をしたことはない。そのために厳しい練習をし、自分を追い込んで試合に向かう。勝負を諦めない。そういう自分らしさを見せることができれば、最高だよ。

そうやっていること自体が楽しんだ。それが僕の人生。僕はプロフェッショナルファイターでいたいんだ。そうすることで自由を感じられる。僕は差、ある意味生き返った人間だから。重度の倦怠感を伴う病のおかされた時、そうUFC200でタカノリ・ゴミと戦った時、実は引退する準備をしていたんだ」

──えぇ、そうだったのですね!!

「でも体調が戻り、戦い続けることにした。あれ以来、いつ身を引いても構わないと思って戦っている。もう既に引退することを決めた人間だからね。幸運なことに、今も戦い続けることができている。この道を歩くことが楽しいんだよ。いつ、終わりになってもしょうがない。そう思っているからこそ、思い切り楽しんでいるんだ」

──だからこそ、皆、ジムの試合を見ると『まだ俺もできる。頑張ろう』という気持ちになれるんだと思います。

「ありがとう。そう言ってもらえると凄く嬉しいよ」

──そう思っている日本のファンに、一言お願いします。

「日本のMMAファンの皆が応援してくれることが本当に嬉しい。残念なことに、僕はまだ日本で試合をしたことがない。でも、将来的に日本で試合する可能性は残っている。ホント、日本のMMAがこのスポーツのために尽くしてくれたことに感謝しているんだ。皆、ありがとう」

■視聴方法(予定)
2月20日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFN201計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
ジョニー・ウォーカー: 206ポンド(93.44キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
カイル・ダウカウス: 193.5ポンド(87.77キロ)
ジェイミー・ピケット: 194ポンド(87.99キロ)

<ヘビー級/5分3R>
パーカー・ポーター: 263ポンド(119.29キロ)
アラン・ボドウ: 256ポンド(116.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー: 156ポンド(70.76キロ)
ニコラズ・モッタ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 183ポンド(83.00キロ)
アブドゥル・ラザク: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ベニテス: 148ポンド( 67.13キロ)
デヴィッド・オナマ: 144.5ポンド(65.54キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
ステファニー・エッガー: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
チャス・スケリー: 146ポンド(66.22キロ)
マーク・ストリーグル: 145ポンド(65.77キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ディアナ・ベルビシャ: 116ポンド(52.62キロ)
グロリア・ジ・パウラ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジェシー・ストレーダー: 135ポンド(61.24キロ)
チャド・アンヘリガー: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース: 145.5ポンド(66.0キロ)
クリスチャン・ロドリゲス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジェイ・ペーリン: 136ポンド(61.69キロ)

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MMA MMAPLANET o ONE PFL UAEW UFC UFN201   アブドゥル・ラザク アラン・ボドウ イ・ドギョム カイル・ダウカウス カイ・カラフランス クリスチャン・ロドリゲス グロリア・ジ・パウラ サイド・ヌルマゴメドフ ジム・ミラー ジャマール・ヒル ジョニー・ウォーカー ステファニー・エッガー チェス・スケリー チャド・アンヘリガー マーク・ストリーグル

【UFN201】計量終了 世田谷生まれ、慧舟會育ちのストリーグル。捲土重来&背水の陣のオクタゴン2戦目へ

【写真】レスリングのクラウチングでフェイスオフを行ったスケリーとストリーグル(C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN201:UFN on ESPN+59「Walker vs Hill」の計量が、18日(金・同)に行われた。

ジョニー・ウォーカー×ジャマール・ヒルのミドル級がメインの今大会、プレリミは7試合で女子のストロー級とバンタム級以外の男子の試合はフェザー級とバンタム級に集中している。


バンタム級が2試合、フェザー級が3試合も組まれたがプレリミメインでライト級から階級を落としてきたデヴィッド・オナマと対戦するガブリエル・ベニテスが 148ポンドと計量失敗し、ファイトマネーの30パーセントをカットされキャッチウェイトで戦うことになっている。

第2試合で顔を合わせるジョナサン・ピアースとクリスチャン・ロドリゲスは共に 145.5ポンドでクリアした。また第5試合ではマーク・ストリーグルが、オクタゴン2戦目をチェス・スケリーと戦う。

父親が世田谷のインタースクールの教師だった関係で、世田谷で生まれ育ち、高校生のときに慧舟會GODSでMMAを始めたストリーグル。サンディエゴへの大学へ進学するも、途中でプロMMAファイターに転身した。

Legend FC、ONE、URCCと日本で戦っていないのは不思議だが、アジア全域で戦ってきたストリーグルは過去にカイ・カラフランスやUAEWから今年のPFL CSに挑戦するイ・ドギョムらに一本勝ちを収めている。それでいて世界最高峰の水は全く甘くなく──UFCでは一昨年10月の初陣でサイド・ヌルマゴメドフに51秒TKO負け。今回は捲土重来もしくは背水の陣でのスケリー戦となる。

■視聴方法(予定)
2月20日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
ジョニー・ウォーカー: 206ポンド(93.44キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
カイル・ダウカウス: 193.5ポンド(87.77キロ)
ジェイミー・ピケット: 194ポンド(87.99キロ)

<ヘビー級/5分3R>
パーカー・ポーター: 263ポンド(119.29キロ)
アラン・ボドウ: 256ポンド(116.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー: 156ポンド(70.76キロ)
ニコラス・モッタ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 183ポンド(83.00キロ)
アブドゥル・ラザク: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ベニテス: 148ポンド( 67.13キロ)
デヴィッド・オナマ: 144.5ポンド(65.54キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
ステファニー・エッガー: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェス・スケリー: 146ポンド(66.22キロ)
マーク・ストリーグル: 145ポンド(65.77キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ディアナ・ベルビシャ: 116ポンド(52.62キロ)
グロリア・ジ・パウラ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジェシー・ストレーダー: 135ポンド(61.24キロ)
チャド・アンヘリガー: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース: 145.5ポンド(66.0キロ)
クリスチャン・ロドリゲス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジェイ・ペーリン: 136ポンド(61.69キロ)

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MMA UFC ジョニー・ウォーカー

UFC on ESPN31:第11試合・ジム・クルート vs. ジャマール・ヒル

ライトヘビー級。クルート13位、ヒル14位。

サム・グレコの弟子のクルートはUFC4勝2敗。コンテンダーシリーズから3試合連続フィニッシュ勝利でランカーのミーシャ・サークノフに挑戦したが、1Rペルヴィアンネクタイで一本負け。しかしその後また連続1Rフィニッシュ勝利でランキング入り。4月の前戦はタイトル挑戦経験もあるアンソニー・スミスに挑戦したが、ロー一発で足を破壊され、タックルからのテイクダウンで粘りを見せたものの、1R終了後にドクターストップ負け。

大学時代にバスケやアメフトでも活躍したエリートアスリートタイプのヒル。30歳だが、MMAを始めたのはまだ5年前。4年前にプロデビューし、わずか2年でコンテンダーシリーズに出場・勝利してUFCとの契約を決めた。デビューから3戦無敗(1戦は勝ったがマリファナ検出によるノーコンテスト)でタイトル挑戦経験もあるOSPを2RKOしているが、前回は今どきUFCで下攻めを武器とする変わり種のポール・クレイグと対戦。引き込まれて腕十字で肘が脱臼しMMA初黒星を喫した。身体能力の高さが武器だが、柔術は青帯で、前回はキャリアの浅さを露呈。今回も極めがあるクルートが相手なので、オッズはアンダードッグ。

ハイを蹴るクルートだが、ヒルの右がヒットしダウン!すぐ飛び込むヒルだがクルートギロチンに抱えて凌ぐ。離れた。距離を詰めたヒルの右がヒットしクルート大の字にダウン!パウンド!KO!

ヒル復活勝利。試合後のインタビューではジョニー・ウォーカーとの対戦をアピール。

一方のクルートは連敗で明暗くっきり。

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3.12『UFC Fight Night』のメインイベントはチアゴ・サントス vs. マゴメド・アンカラエフ


 UFCが3月12日に開催するFight Nightシリーズ(会場未定)のメインイベントがチアゴ・サントス vs. マゴメド・アンカラエフのライトヘビー級マッチになることをMMAJunkieが確認したとのこと。まだ契約にサインしてないものの口頭で同意しているそうです。

 サントスは10月の『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でジョニー・ウォーカーに判定勝ちして以来の試合。

 アンカラエフは10月の『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』でヴォルカン・オズデミアに判定勝ちして以来の試合で現在7連勝中。続きを読む・・・
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【UFN193】計量終了 22年前、VTJ1999で五味隆典と戦ったジョニー・エドゥアルドが第1試合に登場!!

【写真】来日時はアカデミア・ボクセタイの所属だったエドゥアルド。今は同じ1999年のVJTに出場したアンドレ・ペデネイラス率いるノヴァウニオンの一員だ(C)Zuffa/UFC

2日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN193:UFN on ESPN+51「Santos vs Walker」の計量が3日(金・同)に行われた。

メインはブラジリアン同朋対決のライトヘビー級戦=チアゴ・マヘタ・サントス✖ジョニー・ウォーカーの一戦だ。現在3連敗中と崖っぷちのマヘタと、オクタゴン4勝2敗でさらなる高みを目指したいジョニー・ウォーカー。

フェイスオフではジョニー・ウォーカーが目を見開き、頬をプルプル震わせると、マヘタが掌をヒラヒラとさせて「怖い、怖い」ポーズを取る。直後に2人は笑顔を浮かべハグをして別れた。


ライト級でアレキサンダー・ヘルナンデスと対戦するマイク・ブリーデンが3.5オーバー、女子バンタム級でも──これもブラジル勢対戦となったベチ・コヘイア✖カロル・ロサ戦で、前者が同じく3.5ポンドオーバーとなりファイトマネーの20パーセントが対戦相手に回りキャッチウェイト戦が組まれることになった。

メインカードの女子バンタム級ではメイシー・チアソンと対戦予定だったアスペン・ラッドが137ポンドと2ポンド(※1ポンドオーバー規定だと1ポンド)の超過に。ラッドは複数回スケールに乗り、最終的にはプライバシーボックスを使用。彼女は生理中であったことをSNSで明らかにしており、プライバシーボックス底辺と地面の隙をバスタオルで覆って体重を測っていた。

それでもクリアできず、チアソンが試合に合意せず2人の試合はキャンセルとなった。

結果として体重オーバーが目立った今大会、オープニングファイトでアレハンドロ・ペレスと対戦するジョニー・エドゥアルドに注目したい。41歳となったエドゥアルドは11月5に開催されるVTJの初期バージョン=Vale Tudo Japan1999に出場しているベテランだ。同大会では五味隆典、翌2000年3月に桑原卓也と修斗公式戦で対戦しているエドゥアルド、VTJ出場時点でキャリアは11勝3敗、デビューから3年を経ていた。

エドゥアルドのプロ初戦は1996年11月。宇野薫のプロデビューが同年10月ということを考えても、軽量級のファイターが2021年に世界最高峰で戦っていること自体が一つの奇跡だ。とはいえ、最後の勝利が2016年11月で今回が3年4カ月振りのファイトで、現状2連敗中のエドゥアウド。どのような結果になろうが、古くからのMMAファンなら万感の思いでエドゥアウドの試合を見守りたいことだろう。

■視聴方法(予定)
10月3日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN193計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)
ジョニー・ウォーカー: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケビン・ホランド: 183.5ポンド(83.23キロ)
カイル・ダウカウス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス: 170.5ポンド(77.34キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
アスペン・ラッド: 137ポンド(62.14キロ)
メイシー・チアソン: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
アレキサンダー・ヘルナンデス: 154.5ポンド(70.08キロ)
マイク・ブリーデン: 158.5ポンド(71.89キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョー・ソレツキ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジャレッド・ゴードン: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ケイシー・オニール: 125ポンド(56.7キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
カロル・ロサ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ベイ・コヘイア: 138.5ポンド(62.82キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)
デヴォンテ・スミス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<バンタム級/5分3R>
ドゥグラス・アンドレージ: 135ポンド(61.24キロ)
ゲェータノ・ピヘロ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
シェイナ・ヤング: 134.5ポンド(61.0キロ)
ステファニー・エッガー: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
アレハンドロ・ペレス: 136ポンド(61.69キロ)
ジョニー・エドゥアウド: 135.5ポンド(61.46キロ)

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【UFN178】殴られ、殴り。微妙な鉄槌から、ヒジでテンプルを打ち抜いたジョーニー・ウォーカーがKO勝ち

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
Def.1R2分43秒by KO
ライアン・スパン(米国)

右ローから右を放ったジョニー・ウォーカーに対し、スパンが組んでケージに押し込む。右を差したスパンに対し、相四つからジョニー・ウォーカーが体を入れ替える。もう一度、押し込み返したスパンは離れると、ジョニー・ウォーカーを前蹴りに左フックを合わせてダウンを奪う。マウントで殴られるジョニー・ウォーカーは、ブリッジで上を取り返す。

直後のスパンの三角絞めから逃れ、立ち上がったジョニー・ウォーカーは右に左を合わされバランスを崩す。同じく右を被弾し姿勢を乱したスパンが、ダブルレッグでケージにジョニー・ウォーカーを押し込む。ジョニー・ウォーカーは後頭部気味の鉄槌を連打し、エルボーに転じるとこめかみを打ち抜く。スパンが動きを止め、ジョニー・ウォーカーは鉄槌を連打し試合は決した。

スパンは最後の打撃に納得がいかず、ウィナーコールを前にケージを離れる。ジョニー・ウォーカーは「どんなパンチか分からなかったけど、当てられた。冷静に対応したよ。ナチュラルの体重で戦う。全てを改善してきた。誰とでも戦う。誰との試合が良い? 俺は準備できている」と話した。