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【ONE168】階級を上げてのムエタイ王座奪取へ。スーパーレック「自分のムエタイを米国の人に見せたい」

【写真】6月のゴントーラニー戦ではワイクルーを披露したスーパーレック。自身にとってはキックとムエタイの2冠をかけた、全米進出となる一戦だ (C)ONE

6日(金・現地時間)、コロラド州デンバーのボール・アリーナで開催される「ONE 168: Denver」にて、スーパーレック・キアトモー9がジョナサン・ハガティーの持つONEムエタイ世界バンタム王座に挑戦する。
Text by Takumi Nakamura

フライ級でキックボクシング王座を保持し、一階級上のバンタム級にチャレンジして階級をまたいでのキック・ムエタイの2冠達成に挑むスーパーレック。ハガティーとはONE参戦前のい2018年10月にムエタイイベントYOKKAOで対戦し、スーパーレックがカットによるドクターストップで勝利を呼び込んだ。

戦う舞台とお互いの立場を大きく変えての再戦を前に、スーパーレックはKO勝利を予告。前回の試合を踏まえて「判定になると色々と疑問を口にする人たちもいるから、そうさせないためにも明確に倒して勝つ」と完全決着を誓う。


――今回は試合会場がデンバー、いわゆる高地での試合となりますが、コンディションはいかがですか。

「フライトが長かったので、その疲れは多少あるけど基本的にフィジカルもメンタルも問題ない(※取材はデンバー到着後に実施)。デンバーが高地ということで、そのためのトレーニングもやってきたし、準備は万端だよ」

――スーパーレック選手はキックボクシングのタイトルを保持していて、今回はムエタイでのタイトル挑戦になります。6月のONE Friday Fightsで久々にムエタイでの試合を行ってゴントーラニー・ソー・ソンマイに判定勝利していますが、あの試合を振り返っていただけますか。

「久しぶりのムエタイルールだったことは確かだけど、僕はずっとムエタイをやってきたし、何か難しいと思うようなことはなかった。むしろハガティー戦がすでに決まっていたから、この試合に向けてムエタイだけにフォーカスできたことは大きかったと思う」

――キックルール(ヒジ・ヒザがない)をやったことで、ムエタイをやるうえでプラスになったことはありますか。

「すごくフットワークが良くなったと思うし、キックル―ルをやる前の僕はほとんどパンチを使わないファイターだったんだ。でもキックルールをやるためにパンチをかなり練習して、よりパンチを使えるファイトスタイルになったことは大きな変化だと思う」

――今回はキックに続いてムエタイのベルトを狙うことになりました。いずれはONEのムエタイのベルトを巻きたいという気持ちはあったのですか。

「やっぱり僕はずっとムエタイをやってきた人間だから、ムエタイルールのベルトをかけて戦えることはうれしい。僕の一番のゴールはムエタイルールのチャンピオンになることだから、そのチャンスが来たことは本当にうれしいよ」

――今回はバンタム級での試合ですが、階級を上げるわけではなく、今後はフライ級でも試合は続けていく予定ですか。

「もちろん。僕はフライ級のキックボクシングのチャンピオンだから、この試合を終えたらフライ級でも戦っていくつもりだ。この試合に勝てば2階級、違うルールのチャンピオンとして、それぞれの階級とル―ルで戦っていこうと思っている」

――対戦相手のハガティーとは2018年10月にYOKKAOで対戦して、スーパーレック選手がTKO勝利しています。ファイターとしてどんな印象を持っていますか。

「ハガティーは本当にいい選手で素晴らしい選手だと思う。そして以前戦った時よりもかなりレベルが上がっていると思う」

――ハガティーはとてもテクニカルで穴がない選手ですが、ムエタイのトップのスーパーレック選手から見ても、彼はテクニカルで上手い選手ですか。

「おっしゃる通り、僕も同じ意見だね。ただスキルという部分で言えば、彼と同じレベルの選手はタイにはたくさんいるよ」

――オフィシャルの事前インタビューで「今回はKOを狙う」とコメントしていましが、特に今回そう思った理由はなんですか。

「やっぱりKOは分かりやすく自分の勝ちを証明できるものだからね。判定になると色々と疑問を口にする人たちもいるから、そうさせないためにも明確に倒して勝つ。今回はそこを目指しているよ」(※前回の対戦ではカットにTKO決着で、試合後に会場からはブーイングも起きていた)

――スーパーレック選手にとって米国での試合は今回が初めてです。米国のファン、全世界のファンに自分のことを知ってもらいたいですか。

「米国で試合することは前から夢に見ていたことで、ずっと米国で試合をしたいと思っていた。この試合を通して自分のムエタイのスキルを米国の人たちに見せたい。ベストを尽くすよ」

――スーパーレック選手は武尊選手と戦ったことで日本での人気や知名度も上がっています。ぜひ日本のファンにメッセージをいただけますか。

「いつも応援ありがとう!また必ず日本に行くし、次日本に行くときにはムエタイルールで試合をして、僕のムエタイをみなさんにお見せしたいと思います。(日本語で)アリガトウゴザイマス!」

■放送予定
9月7日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF68 キック ゴントーラニー・ソー・ソンマイ ジョナサン・ハガティー スーパーレック・キアトモー9

【ONE FF68】スーパーレックがヒジ・三日月蹴りでゴントーラニーに完勝。ハガティー戦に弾みをつける

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
スーパーレック・キアトモー9(タイ)
Def.3-0
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)

サウスポーのゴントーラニーが左ミドル、スーパーレックは右ミドルを蹴る。スーパーレックが左手で距離を測りながら右アッパー、ゴントラ―ニーも左ストレートを返す。スーパーレックは強烈なインローを蹴って、ジャブを伸ばしながら右ミドルにつなげる。

ゴントーラニーも左のローを蹴り返すが、スーパーレックは距離を詰めて右ヒジ。ゴントーラニーの左ミドルを受けると、すぐに右ストレートを打ち返す。ここからスーパーレックが前に出て右ミドル、ゴントーラニーも左ストレートを打ち返して譲らない。

2R、スーパーレックが左手で距離を取って右のヒザ蹴り、首相撲に持ち込む。距離が離れるとスーパーレックが右ミドルとインロー、このインローがローブローとなってしまう。ゴントーラニーにインターバルが与えられて試合再開。スーパーレックは右の縦ヒジを入れつつ右ミドルとインロー、ゴントーラニーが前に出ていくと前蹴りで止める。

ゴントーラニーは左ミドルを蹴って首相撲に持ち込むと左のヒジを当てる。スーパーレックは右のヒザ蹴り、右ミドルから縦ヒジを当てると、ゴントーラニーがバランスを崩すが、レフェリーはダウンと判断せず。再開後、スーパーレックは右ストレートと右のヒザ蹴り、右ヒジで前進。コーナーを背負うゴントーラニーに右ハイキックを飛ばす。

3R、スーパーレックが左手で触って右ミドルを蹴る。ゴントーラニーも左ストレートを返すが、スーパーレックは右のヒザ蹴りと右のヒジ打ち。ゴントーラニーの左ミドルを受けて右ストレートを打ち込むと、右の三日月蹴りをボディに突き刺して、ゴントーラニーの動きを止める。

ゴントーラニーも左ミドルを蹴って強引に前に出るが、スーパーレックは右の前蹴りで距離を取って試合終了。ジョナサン・ハガティー戦を控えるスーパーレックがゴントーラニーから判定勝利を収めた。

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【ONE FF68】豪華版FF、プラジャンチャイとディベラが仕切り直しのキック王座戦&スーパーレックも参戦

【写真】プラジャンチャイとディベラの一戦はキックルールがどう勝敗に左右するかに注目したい(C)ONE

28日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Friday Fights 68。今大会ではONEキックボクシング世界ストロー級王座決定戦=プラジャンチャイ・PK・センチャイ×ジョナサン・ディベラ、ONEキックボクシング世界フライ級王者スーパーレック・キアトモー9のムエタイ戦が組まれている。
Text by Takumi Nakamura

基本的にワンマッチを中心に試合が組まれるONE Friday Fightsシリーズだが、今大会では4月のONE Friday Fights 58「Superbon vs Grigorian II」に続いて、タイトルマッチが1試合、現役王者のワンマッチが1試合と豪華なラインナップとなった。


今大会で組まれたタイトルマッチ=プラジャンチャイ×ディベラのONEキックボクシング世界ストロー級王座決定戦は、当初ONE Friday Fights 58で行われるはずだった一戦。この時は王者ディベラにプラジャンチャイが挑む図式だったが、ディベラがハイドレーションテストの検体未提出で計量が行われず。試合そのものが中止となり、ディベラは王座剥奪という形に終わった。今回は空位になった王座をかけて、仕切り直しの両者の対戦となった。

プラジャンチャイはムエタイで輝かしい実績を残し、現在はONEムエタイ世界ストロー級王座を保持。ムエタイ・キックの2冠を目指してのディベラ戦となるが、ONEでのキックルールは2023年9月のアクラム・ハミディ戦に続いて2度目となる。ハミディ戦では2Rに左フックでダウンを奪って判定勝利したものの、途中でハミディに右ロー・カーフを効かされ、思わぬ苦戦を強いられている。一方のディベラは2022年10月にジョン・ペイメンに判定勝利してONEキックボクシング世界ストロー級王座に就くと、2023年10月の初防衛戦ではダニエル・ウィリアムスを判定で下して王座防衛に成功している。

ディべラはサウスポーから繰り出す左ストレートと左ロー・ミドルを軸に攻撃を組み立てる、キックルールに特化したサウスポースタイルと言える。キックルールでの試合を比較すると、ヒジ&首相撲なしにおけるパンチと蹴りのコンビネーションや出入りスピードはディベラの方が上だ。プラジャンチャイとしては序盤にディベラと打ち合う、もしくはディベラの入りにカウンターを合わせるか。それともディベラのスピードが落ちる後半に勝負をかけるか、ディベラの穴を突く形で勝機を手繰り寄せたい。いずれにせよ1~3Rまでの攻防が勝敗に影響する5R戦=王座決定戦になるだろう。

また今年1月のONE日本大会で武尊と激闘を演じたスーパーレックが、約5カ月ぶりにリングに立つ。日本のファンにとっては武尊戦の印象が強いスーパーレックだが、直近ではムエタイルールで試合を続けており、9月にアメリカで行われるONE168: Denverでは、ジョナサン・ハガティー が保持するムエタイ・バンタム級王座への挑戦も決定している。今回はハガティー戦に向けた前哨戦として、ONE FFで7連勝中のゴントーラニー・ソー・ソンマイを迎え撃つ。キックルール=武尊戦とは異なるムエタイルールでのスーパーレックの強さに注目したい一戦だ。

また日本からはキックルールでシュートボクシングの坂口魁斗(魁斗)とMMAルールで若林耕平が参戦。ムエタイルールで上野優翔(優翔)×橋本亮汰(テレカ∞)の日本人対決も行われる。

■放送予定
6月28日(金・日本時間)
午前9時30分~U-NEXT

■ONE FF68

<ONEキックボクシング世界ストロー級王座決定戦/3分5R>
プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
ジョナサン・ディベラ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
スーパーレック・キアトモー9(タイ)
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
スーブラック・トー・プラン49(タイ)
カムラン・ナバティ(ロシア)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットファーガス (タイ)
アラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
シャドウ・シンハ・マウイン(タイ)
ジミー・ビエノ(フランス)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
パコーン・PK・センチャイ(タイ)
ラフィ・ボーヒック(フランス)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
シブムン・シッチェブンタン (タイ)
タイソン・ハリソン(豪州)

<ムエタイ・140ポンド契約/3分3R>
ヨードレックペット・オー・アトチャリア (タイ)
コムアウット・FAグループ (タイ)

<ムエタイ・132ポンド契約/3分3R>
ポンペット・PK・センチャイ (タイ)
スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)

<キックボクシング・132ポンド契約/3分3R>
ラン・シャンタン(中国)
坂口魁斗(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/3分3R>
サンラン・ガーシー(中国)
若林耕平(日本)

<ムエタイ・143ポンド契約/3分3R>
上野優翔(日本)
橋本亮汰(日本)

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45 DREAM K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FN22 アクバル・アブデュラエフ ウェイ・ルイ キック ジャン・リーポン ジョナサン・ハガティー ジョン・リネケル ハリル・アミール ビアンカ・バシリオ フー・ヤン ボクシング モーリス・アベビ リース・マクラーレン ルンピニー 武尊 澤田千優 秋元皓貴 野杁正明

【ONE FN22】王座奪回への一歩=元K-1王者ウェイ・ルイと対戦、秋元皓貴「相手をだますのが上手い」

【写真】既に髪も編み込まれており、試合モード(?)だった秋元(C)TAKUMI NAKAMURA

3日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN22で、秋元皓貴がウェイ・ルイと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

昨年11月のペッタノン・ペットファーガス戦後、秋元はイヴォルブMMAのファイトチームが事実上解散となり帰国。イヴォルブMMA時代のコーチ=シアー・バハドゥルザダがジムを構えるアメリカに行く計画もあったが、現在は日本のPOWER OF DREAMを拠点に練習を続けている。

今年1月のONE日本大会への出場が計画されるも最終決定には至らず、ペッタノン戦以来、約1年6カ月ぶりの復帰戦となるが、対戦相手は新生K-1で活躍した中国のビッグネーム=ウェイ・ルイに決定。日本の立ち技格闘技ファン注目の一戦を控える秋元に話を訊いた。


――2022年11月のペッタノン・ペットファーガス戦以来、約1年5カ月ぶりの試合が決まりました。しかも対戦相手は新生K-1でライト級(62.5キロ)王者にもなったウェイ・ルイです。試合が決まった時の心境から聞かせてもらえますか。

「長く試合を待つ期間があったので、試合が決まったことは純粋にうれしかったです。それと同時にウェイ・ルイ選手は新生K-1でチャンピオンになって、他団体でも実績を残している負けの少ない選手なので、そこをどうやって攻略しよう?と考えていました。あれからしっかり準備もできたので、あとは試合を待つだけですね」

――1月のONE日本大会ではジョナサン・ハガティーとキックルールでのタイトルマッチが打診されたものの、ハガティーの負傷のため消滅。その後はジョン・リネケルとのミックスルールなどのオファーやキックボクシングルールのオファーもあったそうですが、最終的に試合決定までに至らなかったとお聞きしました。

「キックルールで試合をしたいという気持ちもありましたし、僕は試合が決まってから試合までの期間も大事だと思っているんですね。しっかり練習して準備をして、それでお客さんにいいものを見せる。だからMMAグローブで試合をするのであれば、そのための練習をしなければいけないし、ミックスルールで試合をするのであれば、ミックススルールのための練習をしなければいけない。そうやって“見せられる”ものを創ってからじゃないと試合はしたくないという考えです」

――前回秋元選手に取材した時はイヴォルブMMAのファイトチーム解散に伴い、新たな所属先を探している状況でした。当時はイヴォルブMMA時代の恩師=シアー・バハトゥルザダがいる米国に行くことも検討していましたが、最終的には日本のPOWER OF DREAMを練習の拠点にする選択をしました。

「色々と考えているなかで、日本人で強いなとか魅力があるなと思う選手を誰が育てたかを見ているなかでPODに興味を持ちました。武居(由樹)くんにしても江川(優生)くんにしても子供の頃からPODで作られた選手なので、自分もPODで練習させてもらいました」

――特に交流やつながりがあったわけではないのですか。

「はい。『練習させてもらえませんか?』とコンタクトを取って、練習させてもらうことになりました」

――秋元選手は色んなジムで練習をしてきたかと思いますが、PODの練習はいかがですか。

「キックのジムでは一番練習がハードだと思いますし、そのなかでみんな集中してやっていて、指導も的確なのでここを選んでよかったと思いました」

――PODと言えば脱落者が続出することでも有名な過酷な朝練でも有名ですが、秋元選手も朝練から参加されているのですか。

「もちろんです。シンガポール(イヴォルブMMA)でもジムワークと別にカーディオのトレーニングもやるんですけど、週に数回なんですよ。それを毎日やるわけなので………ハードですね(苦笑)」

――技術面についても聞かせてください。PODはボクシング色の強いジムだと思います。

「スタイル的にはボクシング寄りだなと思います。でも今まで自分が培ったものにPODの技術をミックスして指導してもらっているので、自分としてはすごくやりやすいです」

――新しいエッセンスが入ってくるイメージですか。

「はい。今までの自分にプラスして新しい技術を吸収できていると思います。キックボクサーとして年齢的には上の方かもしれませんが、僕は空手からキックに行って、色んなことを学んでいるので、完全に自分はこうだというスタイルがないんです。だから言われたものはすべて吸収するし、なんでもやる。そういう感じなので、PODの練習がしんどいから場所を変えようとは思わないですし、今ここで学べるものをしっかり学ぼうと思います」

――自分の中でも変化は感じていますか。

「はい。自分でも変わったと思っているので、それを本番で試合で出せれば、見ている方も僕の変化が分かると思います」

――対戦相手のウェイ・ルイ選手にはどのような印象を持っていますか。

「キックボクシングにおける手足の使い方がすごく上手くて、ステップワークも上手いですよ。左ストレートがグーン!と伸びてくるのが特徴的だと思います。その左ストレートに気を付けながら今までやってきた技を見せたいですね」

――秋元選手はONEでチュー・ジェンリャンと対戦していて、ウェイ・ルイは中国ではジェンリャンと並ぶスター選手です。

「そこまでしっかり試合を見ることはなかったですけど、K-1でチャンピオンになったことは知っていましたし、SNSで試合のダイジェストや練習動画を目にすることが多かったので、こういう選手がいるんだなということは知っていました」

――ウェイ・ルイは純粋にスピードが速いわけでもなく、パンチや蹴りもボクシングやキックとは違う独特なものがあるように見えます。秋元選手の見立てはいかがですか。

「僕もそう思いますね。ステップもそうですし、左ストレートを打つまでの動き。そこにつなげる動きや相手をだますのが上手いなと思います」

――今回ウェイ・ルイにもインタビューしたのですが「秋元選手はスピードがあって手数も多い。でもそれが弱点でもある。そこを突いて倒す」と発言していました。それを聞いてどう思いますか。

「確かにそうだと思います。僕はスピード・スタミナがあるから手数を出せて、それで前に前に出るスタイルです。そこで左ストレートをもらう隙もあると思うし、彼が言っていることは間違っていないと思いますよ」

――秋元選手は自分の戦い方も客観的に見えているのですね。

「はい。そのうえでいくつか倒すパターンは用意しているので、そのどれかで倒したいですね」

――今回は日本の立ち技ファンにとっても注目の試合ですが、そういう試合を戦うことをどう捉えていますか。

「注目してもらえることはうれしいですが、いつも通り、僕にとっては負けられない一戦であることは変わらないですし、これに勝って次につなげる=チャンピオンに返り咲くことしか考えていないです」

――この1年間は試合数が少なかった分、今年はどんどん試合をしたいですか。

「この試合ともう1~2試合やって、年内もしくは来年の早いタイミングでベルトに挑戦したいですね。年齢的にバンバン試合ができるわけではないので、タイトルにつながる意味がある相手とやりたいです」

――先日野杁正明選手のONE参戦が発表されました。野杁選手とは同世代、同じ愛知県出身でいう共通点もありますが、野杁選手のONE参戦をどう感じていますか。

「年齢的には野杁選手が一つ下で、ジュニア空手時代には何度も試合をしていて。同じトーナメントに出て僕が決勝まで勝ち上がると、逆ブロックから上がってくるのが野杁選手、ということがよくあったんですよ。キックでは団体が違ったので接点はなかったのですが、70キロの世界の強豪がONEに集まっていて、同じ階級で戦っている以上、野杁選手もいずれONEに来るだろうなと思っていました。僕自身、野杁選手がONEで戦うことは楽しみです」

――今年に入って武尊選手や野杁選手がONEに参戦し、ONEの立ち技がさらに注目される舞台となりました。そのONEで戦い続けている秋元選手はどんな試合をファンに見せたいですか。

「いつもそうなんですけど、毎回毎回成長を実感して練習していますし、見ている人たちに『秋元、変わったな』と思ってもらえる試合をしたいです。ずっと見てくれる人にはそういう試合をしたいし、初めて格闘技を見る人には『あの選手、他と違うな』と思わせるような試合をして、楽しんで見てもらいたいです」

■放送予定
5月4日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

■ ONE FC22対戦カード

<ONEムエタイ女子世界ストロー級選手間試合/3分5R>
[王者]スミラ・サンデル(スウェーデン)
[暫定王者] ナタリア・ディアチコワ(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アクバル・アブデュラエフ(キルギス)
ハリル・アミール(トルコ)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シンサムット・クリンミー(タイ)
ドミトリー・メンシコフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
モーリス・アベビ(スイス)
ジャン・リーポン(中国)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ウェイ・ルイ(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
フー・ヤン(中国)

<キック・ライト級/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ボグダン・シュマロフ(ブルガリア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
澤田千優(日本)
ノエル・グランジャン(タイ)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーン・PK・センチャイ(タイ)
ザガリア・ジャマリ(モロッコ)

<サブミッショングラップリング132ポンド契約/10分1R>
市川奈々美(日本)
ビアンカ・バシリオ(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ショーン・クリマコ(米国)
ホシュエ・クルス(メキシコ)

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【ONE FN22】秋元皓貴が約1年6カ月ぶりの復帰戦、対戦相手はONE初参戦のウェイ・ルイ

5月4日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Fight Night 22にて、秋元皓貴×ウェイ・ルイのバンタム級キックボクシングルールの一戦が決まった。
text by Takumi Nakamura


ウェイ・ルイは中国・武林風WLFでの活躍を経て、2017年2月に新生K-1で初来日。初代ライト級(62.5kg)王座決定トーナメントを制して王座に就くと、同年6月にはゴンナパー・ウィラサクレックを下して初防衛に成功した。

翌2018年3月に卜部功也に敗れて王座を明け渡し、それ以降は中国を中心に戦ってきたが、今年3月にONE Championshipとの契約が発表され、ONEデビュー戦で元ONEキックボクシング世界バンタム級王者・秋元との対戦が決定。日本の立ち技格闘技ファンにとっては注目カードの実現となった。

一方の秋元は2022年11月のペッタノン・ペットファーガス戦後、イヴォルブMMAのファイトチームが事実上解散となり帰国。イヴォルブMMA時代のコーチ=シアー・バハドゥルザダがジムを構えるアメリカに行く計画もあったが、現在は日本のPOWER OF DREAMを拠点に練習を続けている。

試合については、今年1月のONE日本大会でジョナサン・ハガティーとのタイトル戦やジョン・リネケルとのミックスルールなども計画されるも最終決定には至らず。試合そのものもペッタノン戦以来、約1年6カ月ぶりとなったが「キックにプライドを持って、キックの競技レベルを上げたい」という秋元の想い通りのカードになったと言えるだろう。今回のカード決定に伴い、ONEからのプレスリリースでは以下のコメントが届いている。

秋元皓貴
「自分がONEで中国人を過去に倒してきて、“中国人キラー”と言われるような選手になっていることが嬉しいです。警戒されるということは実力が認められているということかと思います。ただやることは変わらないので、仕事をやり切るのみです。ウェイ・ルイは蹴りもパンチも上手い選手なので、離れた距離での試合になるのかなと予想しています。そこでの攻防っていうのは見ていて面白いのかなと。

ウェイ・ルイも僕も蹴りが得意なので、そこは見どころの一つかと思います。本当に自分も(試合を)たくさん待ちましたし、ファンの方もすごく自分の試合を待ってくれていたと思います。今まで試合がなかった期間しっかりトレーニングをして成長しているし、その姿をお見せできると思いますので、当日しっかり楽しんでもらえたらと思います」

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FN19 ジョナサン・ハガティー フィリッピ・ロボ ブログ

【ONE FN19】ダウン応酬の大激闘! ハガティーが右クロスでロボを沈め、逆転KO勝ち&王座防衛に成功

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
Def.3R0分45秒 by KO
フィリッピ・ロボ(ブラジル)

互いの右ローが交錯する。ロボの右フックにハガティーが右ローを合わせた。ハガティーの右ハイをロボがスウェーでかわす。ハガティーが左ミドルからスイッチし、オーソドックスに戻してロボをコーナーに詰める。ハガティーの右ストレートにロボが左フックを合わせた。頭を下げて中に入るハガティーに対し、ロボは左に回りながら左フックを突き刺す。

左右フックを上下に散らすロボ。ハガティーは右カーフから左ローに繋げる。右ストレートから首相撲に持ち込もうとしたが、これはロボが下がった。残り1分でロボがハガティーをコーナーに詰めて連打を浴びせる。一度離れたロボだったが、右フックを効かせるロープ際の追撃でダウンを奪った。ボディブローを受けて苦悶の表情を浮かべていたハガティーは立ち上がるも、ダメージを感じさせる状態で初回を終えた。

2R、ハガティーが距離を詰めて右カーフを当てる。体が流れるロボだが、パンチを打ち返す。ハガティーは右ヒジを打ち込み、首相撲でバランスを崩させてから連打でロボを追い込む。ロープ際でグラついたロボだが、一旦距離を取るとパンチを打ち込む。しかしハガティーが左フックでダウンを奪い返した。立ち上がり、下がるロボをパンチで追いかける。右スピニングバックエルボーから、距離が詰まると右アッパーを突き上げるハガティー。ハガティーの左ヒジの打ち終わりに、ロボが右フックを打ち込んだ。ロボが右アッパーからパンチを上下に散らす。ハガティーも打ち返し、右ヒジをロボの顔面に叩き込んでいった。

3R、ハガティーが左前蹴りから距離を詰める。右ストレートから左ハイに繋げるハガティーが、さらに打つ下ろしの右クロスでダウンを奪った。ロボは立ち上がるもフラついており、レフェリーが試合をストポップしハガティーの王座防衛となった。


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【ONE FN19】キック&ムエタイ王者ハガティー「MMAグローブでムエタイをやりたくてONEを選んだ」

【写真】キックとムエタイの2冠王でもあるハガティーは「プライオリティを置いているのはムエタイだ」と語った (C)ONE

17日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN19にて、ジョナサン・ハガティーがONEムエタイ世界バンタム級王者として、フィリッピ・ロボの挑戦を受ける。
Text by Takumi Nakamura

タイ人に匹敵する多彩なテクニックとKOする破壊力を併せ持ち、ONEでムエタイとキックボクシングの2冠王に君臨しているハガティー。フライ級時代は減量苦に悩まされたが、バンタム級に階級を上げたことでONEを代表する立ち技ファイターとしての地位を確立させた。MMAPLANET初登場となるインタビューを公開!


――昨年11月のONE FN16ファブリシオ・アンドラジにKO勝利し、ムエタイに続いてキックボクシングルールでも世界王者になりました。あの試合を振り返っていただけますか。

「人間を超えた野獣のような2人の試合になって、そこでしっかり勝つことができた。これからはムエタイだけじゃなくてキックのベルトも防衛していきたい」

――ムエタイ→キックの順でベルトを獲ることになりましたが、どちらのルールを優先してやりたいという考えはあったのですか。

「やっぱり僕がプライオリティを置いているのはムエタイのベルトだ。僕はずっとムエタイをやってキャリアを積んできた。そしてノンオーという子供の頃から見ていた素晴らしいチャンピオンに勝って、ONEムエタイのベルトを巻くことが出来た。僕としてはムエタイのベルトをメインに防衛を続けていきたい」

――MMAPLANET初登場ということで、経歴的な部分も聞かせてください。ハガティー選手は何歳からムエタイを始めたのですか。

「僕の父がMMAファイターで6歳の時に始めて、最初はただ楽しむためにやっていた。13歳から真剣に取り組むようになって、今に至っている」

――ハガティー選手はONE公式サイトの所属の表記が「Keddles Gym/Knowlesy Academy/Team Underground」となっていますが、普段はどこで練習しているのですか。

「最初にKeddles Gymで練習を始めて、Knowlesy Academyに移って、今はTeam Underground MMAで練習している。このジムはMMAという名前がついているけど、ボクシング、キックボクシング、ムエタイとあらゆる格闘技を学ぶことが出来るジムなんだ」

――ハガティー選手は以前からテクニックに優れた選手でしたが、それはコーチの指導によるものなのですか。それとも自分でもテクニックを考えるのが好きなのですか。

「僕には父を含めて3人のコーチがいて、本当に素晴らしいコーチたちだ。それと同時に神様が僕に格闘技の才能というギフトもくれた。そのギフトを活かしてくれる最高のチームのおかげで今の僕があると思っている」

――ちなみにタイ人のコーチに教わったことはないのですか。

「普段はイギリスで練習をしているんだけど、試合前になるとタイのサムイにあるジムでトレーニングキャンプを行う。そこにはクジャックというタイ人コーチもいるけど、イギリスからトレーナーのクリスチャン・ノーズも一緒に来て、そのチームでトレーニングしている」

――イギリス人のトレーナーと練習して、一流のタイ人と渡り合うテクニックを身につけたのですね。それはすごく驚きです。

「そう言ってもらえてうれしいよ」

――ハガティー選手は色んな選択肢があったなかで、2019年にONEで対戦することを選びました。その理由を教えてもらえますか。

「ムエタイで最高峰の選手が揃っている舞台がONEだし、今もそれは変わらないと思う。それと何よりMMAグローブでのムエタイルールは、僕のファイトスタイルに最もフィットしているもので、ONEのムエタイルールで戦いたいと思って、ONEで試合することを選んだ。今こうしてONEで戦い、ベルトを巻けたことは本当にうれしいよ」

――また昨年フライ級からバンタム級に階級を上げましたが、かなり減量が厳しくなっていたのですか。

「その通り。フライ級時代は本当に減量が大変で、何度も試合前に病院に運ばれたことがある。その時にこれは階級を上げろというサインだと思ったし、チーム全員でバンタム級に上げることを決めたんだ」

――ハガティー選手はフライ級でロッタン・ジットムアンノンと2度対戦して、1度目は判定負け、2度目はTKO負けという結果でした。ずばりコンディションはかなり悪かったのですか。

「フライ級時代はどれだけいい状態に仕上げても70パーセントが最大だった。その状態でも最初のロッタン戦は負けていないと思っている。フライ級ではなんとか気持ちを奮い立たたせて戦っていたけど、やはりバンタム級の方がベストの自分で戦うことが出来る。だからぜひロッタンにはバンタム級に階級を上げてもらって、100パーセントの自分と戦ってほしい」

――今大会ではムエタイ王座をかけて、ランキング3位のフィリッピ・ロボと対戦します。ロボにはどんな印象を持っていますか。

「凄くハードワークでタイトルマッチまで上がってきた選手で、それはランキングにも表れていると思う。スタイルマッチアップでも、自分とはすごく合う相手だと思うけど、しっかり倒してベルトを防衛するよ。バチバチの打ち合いでファンが喜ぶエキサイティングな試合をしたい」

――先日、ONEの日本大会が開催されました。ハガティー選手も地元イギリスで試合をしたいという想いはありますか。

「もちろんイギリスに戻って戦いたいし、ONEもヨーロッパで大会を開催することを計画していると思う。イギリスのファンは最高だから、彼らの前で戦いたいね!」

――またONEがムエタイ・キックの試合を組むことで、多くのファイターが世界中で戦うことが出来るようになったと思います。その状況をどう思いますか。

「チャトリCEOとONEのおかげでムエタイがどれだけ素晴らしいスポーツを世界中に見せられていると思う。それはすごくうれしいし、彼らの取り組みには本当に感謝しているよ」

――日本ファンはキックルールでのハガティー選手と秋元皓貴選手の試合を望む声が多いです。彼との試合は意識していますか。

「僕とヒロキの試合は絶対に実現するだろう。ヒロキはすごくパワフルで強いファイターだけど、もし戦うことになったら勝つのは僕だよ」

――今では階級が変わったので簡単ではないことは百も承知なのですが……ハガティ、ロッタン、スーパーレック、武尊の4人が絡むところは見たかったです。一人の格闘技ファンとして。

「そう言ってくれてありがとう。どの選手も世界最高のファイターたちだから、僕も彼らとは戦いたい。ただ先ほど話したようにもう僕はフライ級まで体重を落とすことは難しいんだ。もし彼らがバンタム級に上げることになったら僕はいつでも戦うし、お互いに調整してキャッチウエイトでやることもありだと思う」

――ハガティー選手のようにテクニカルでKOを狙う選手は日本でもファンが多いです。最後に日本のファンにメッセージをいただけますか。

「日本からも応援してくれてありがとう。これからもファンのみんながドキドキ・ワクワクするような相手と戦って、エキサイティングな試合をするよ!」

■放送予定
2月17日(土・日本時間)
午前9時45分~U-NEXT

■ONE FN19 計量結果
※日本時間 2月15日 23時50分時点

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ジョナサン・ハガティー:65.31キロ
[挑戦者] フィリッピ・ロボ:65.54キロ

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス:65.77キロ
モハメド・ユネス・ラバー:未計量

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ダニエル・ウィリアムス:56.70キロ
リト・アディワン:56.59キロ

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン:76.54キロ
ナウゼット・トルヒーリョ:76.66キロ

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
手塚裕之:82.78キロ
ヴァウミール・ダ・シウバ(ブラジル)➡アブラォン・アモリン:82.78キロ

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ルーク・リッシ:未計量
エディ・アバソロ:69.74キロ

<ミックスルール女子ストロー級(※56.7キロ)/3分3R>
ワンダーガール・ナット・ジャルンサック:56.70キロ
ダヤニ・カルドゾ:未計量

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
マンスール・マラチェフ:56.59キロ
猿田洋祐:56.59キロ

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーン・PKセンチャイ:56.70キロ
ティムール・チュイコフ:56.59キロ

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45 AB ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN19 RIZIN YUKI   アブラォン・アモリン クリスチャン・リー ジョナサン・ハガティー ジン・テホ ダニエル・ウィリアムス ダヤニ・カルドゾ チャンネル パク・デソン マンスール・マラチェフ リト・アディワン ルンピニー ヴァウミール・ダ・シウバ 中島太一 岡田遼 平良達郎 手塚裕之 海外 猿田洋祐 秋山成勲 鶴屋怜

【ONE FN19】手塚裕之、対戦相手がアモリンに変更も「自分の良いところを出せば相手の光は消える」

【写真】苦難は続く。それでも手塚はケージに入る。勝つために(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN19にて、手塚裕之がブラジルのアブラォン・アモリンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

手塚にとっては、昨年10月にスクランブル出場でジン・テホを下して以来の試合だ。今年1月の日本大会には出場ならずも、その後すぐに今回の試合オファーが届いたという。ただ、当初はヴァウミール・ダ・シウバと対戦予定であったが、計量時点で相手がアブラォン・アモリンとなっている(計量終了後も公式リリースはない)。苦難の戦いが続く手塚だが、勝利に向けて気持ちは清々しいほど明るい。


――日本を発つ直前にも関わらず取材を受けていただき、ありがとうございます(※取材は2月12日に行われた)。

「いえいえ。明日、日本を出発して夕方にはタイに着く予定です」

――昨年10月のジン・テホ戦は9日前の試合オファーだったそうですが、今回は準備期間もあって。

「オファーを頂いたのは試合の1カ月前でした。日本大会に出たいと思っていたけど、結局は試合がなくて。直前まで何があるか分からないから、ギリギリのオファーでも試合ができるように練習して、スタンバイしていたんです。でも日本大会では試合がなく『マジかぁ……』と思った直後に、『次のバンコク大会はどうですか?』という話が来ました」

――手塚選手にとってベストだったのは、日本大会で秋山成勲選手と対戦することだったのですか。ジン・テホ戦直後に秋山戦をアピールしていました。

「日本大会に出場するなら――ですね。僕が日本で試合をするなら、一番盛り上がる相手じゃないですか。秋山選手は名前もあって、レコード上は日本人選手には無敗ですし。そんなカッコいいまま引退してほしくないな、って。日本大会なら秋山選手と対戦したい。それは本心でした」

――その日本大会出場は叶わず。しかしルンピニー大会に出場できるので良かった、ということでしょうか。

「う~ん……日本大会で家族やチームメイト、応援してくれている人たちに試合を見せたかったという気持ちはあります。でもファイターは試合をして勝ち上がっていくことが一番の目的だし、ファイトマネーも特別変わらないのであれば、どこで戦うのも同じだとは思っていますね」

――日本大会か今回のルンピニー大会か。どちらにしても前回の試合から3~4カ月後という試合間隔です。ジン・テホ戦は1年8月振りの試合でした。

「4カ月というのは理想的な試合間隔ですね。何よりも、いつ試合があるか分からない状態が長いよりは、しっかり試合が決まって練習できるようが良いです。試合が決まっていない時期の練習って、『自分は何のために練習しているだろう……』と思う時もあるんですよね。9日前にオファーが来ることもあるから、いつ誰と対戦しても良いように普段から準備はしています。でも、前々から対戦相手も日程も決まっていたほうが、しっかりと自分をつくり上げることができるのも当然で」

――そんななか、セコンドとして岡田遼選手がタイへ帯同するそうですね。所属ジムが異なる岡田選手がセコンドにつくのは、どのような縁があったのでしょうか。

「岡田さんとは一緒に練習しているわけではないのですが、同い年ということを知って、そこからお互いのジムを行き来して意気投合しました。彼は現役選手であると当時に経営者でもあり、かつセコンドとして平良達郎君や鶴屋怜君のセコンドとして海外を飛び回っているじゃないですか。

対して自分の地元というのは、ジムの会長であっても格闘技とは別の仕事を持っているのが普通で。だから急に海外で試合をすることになっても、仕事があるから休みも取れない。前回の試合は9日前だから誰も来てくれる人がいなくて……岡田さんにお願いしたら、快諾してくれたんです。しかもRIZINの中島太一戦が終わってから10日後ぐらいで疲れも残っていたと思うんですけど、快諾してくれて良かったです」

――手塚選手は以前、海外の試合でセコンドを帯同できないこともありました。

「そうなんです。シンガポールで試合をした時は、コロナで現地に連れていくことができなくて――イヴォルブの会員さんを紹介してもらいました。

でも、『戦うのは自分だから』と思っています。もちろん普段から一緒にいる人のほうが良いかもしれないけど、自分の場合は試合直前ってそれほど体も動かさないので。体を休めながら、イメージトレーニングして試合を迎えています」

――そんななかで、岡田選手がセコンドを務めくれた時は……。

「やっぱり同い年だから自分も気を遣わずに、いろんなことをお願いできるんですよ。何より彼は頭が良い人で、指示も的確なおかげで前回は勝つことができたと思います」

――手塚選手がONEで戦うなかで、これまでも様々な困難がありました。それでもONEで戦い続ける理由は何でしょうか。

「まずは海外で、強豪外国人選手と対戦できるという点ですよね。そこでメインストリームにいることができる――かどうかは、自分次第ですけどね。あとはやっぱりファイトマネーの部分は大きいです。プロのファイターである以上、自分のことを高く評価してくれるところで戦いたいので」

――試合間隔は空きながらも、現在は3試合連続フィニッシュしています。その結果、ご自身がONEウェルター級のメインストリームにいると思いますか。

「どうなんでしょうね……。ONEは今、ライト級以上の階級はランキングがないから分かりづらいところはありますね。どうしても軽量級に目が行きがちで。自分の中ではトップ戦線の中にいるとは思っていますけど」

――ライト級&ウェルター級2冠王者のクリスチャン・リーが1年以上試合をしていないのも、階級の現状を考えづらい要因になっているとは思います。もしクリスチャン・リーが復帰し、手塚選手が挑戦者に選ばれた場合――自信はいかがですか。

「クリスチャン・リーかぁ……。もちろん対戦が決まれば、『絶対に勝つ!』という気持ちで試合に臨みます。でも自信があるかどうかは、やってみないと分からないですよね。やっぱり強いチャンピオンだし――何なんでしょうね、あの強さは(苦笑)。でも『対戦したい。ベルトに挑戦したい』という気持ちは、今もずっと持って試合をしています。そのためにも次の試合もバッと倒して、自分が一皮むけたところを見せたいですね」

このインタビューはダ・シウバ戦を前提としたものだったが、15日(木・現地時間)の計量後に手塚の対戦相手がアブラォン・アモリンに変更されたことが正式に発表された。アモリンのMMA戦績は9勝4敗で、昨年からONEに出場し1勝1敗だ。初参戦となったパク・デソンには1R KO勝利を収めたものの、昨年11月にはパキスタンのアフメド・ウジダバに三角絞めを極められている。ここまでライト級(※77.1キロ)で戦ってきたが、今回はスクランブル出場で、ウェルター級(※83.9キロ)契約で手塚と戦う。対戦相手の変更後、手塚がMMAPLANETに送ってくれたメッセージは次のとおりだ。

「前回は9日前のオファーで、前々回が1週間前に対戦相手が代わり――そして今回も現地に着いてから相手が変更となりました。それが僕らしいといいますか(笑)。ハードな状況でも勝つことができる。それが自分の成長を証明する手段だと思っています。

アモリンは喧嘩ができて、柔術が巧い選手という印象です。特に、きちんとフィニッシュに対する嗅覚を備えて、ここぞという時に攻め込むのが巧いというファイターですね。

でも僕が自分の良いところを出せば相手の光は消えます。いつもどおり極めて、4試合連続フィニッシュを狙います!」

■放送予定
2月17日(土・日本時間)
午前9時45分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN19 計量結果
※日本時間 2月15日 23時50分時点

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ジョナサン・ハガティー:65.31キロ
[挑戦者] フィリッピ・ロボ:65.54キロ

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス:65.77キロ
モハメド・ユネス・ラバー:未計量

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ダニエル・ウィリアムス:56.70キロ
リト・アディワン:56.59キロ

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン:76.54キロ
ナウゼット・トルヒーリョ:76.66キロ

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
手塚裕之:82.78キロ
ヴァウミール・ダ・シウバ(ブラジル)➡アブラォン・アモリン:82.78キロ

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ルーク・リッシ:未計量
エディ・アバソロ:69.74キロ

<ミックスルール女子ストロー級(※56.7キロ)/3分3R>
ワンダーガール・ナット・ジャルンサック:56.70キロ
ダヤニ・カルドゾ:未計量

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
マンスール・マラチェフ:56.59キロ
猿田洋祐:56.59キロ

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーン・PKセンチャイ:56.70キロ
ティムール・チュイコフ:56.59キロ

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45 AB MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE FN15 ONE FN19 グスタボ・バラルト ジョシュア・パシオ ジョナサン・ハガティー ジン・テホ ダニエル・ウィリアムス ダヤニ・カルドゾ マンスール・マラチェフ リト・アディワン ルンピニー ヴァウミール・ダ・シウバ 手塚裕之 猿田洋祐

【ONE FN19】猿田洋祐、1年10カ月振りの実戦で難敵マラチェフと。手塚はダ・シウバ撃破でタイトル接近?

【写真】猿田、手塚、それぞれのONEへの想いがある(C)MMAPLANET

6日(火・現地時間)、ONE Championshipが17日(土・同)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN19の全対戦カードを発表している。
Text by Manabu Takashima

これまでメインのONEムエタイ世界バンタム級選手権試合=王者ジョナサン・ハガティー✖挑戦者フィリッピ・ロボ、女子ストロー級でワンダーガール・ナット・ジャルンサック✖ダヤニ・カルドゾのミックスルール、ストロー級MMA戦のダニエル・ウィリアムス✖リト・アディワンなどが明らかとなっていたが、今回のアナウンスで全9試合が出揃い手塚裕之と猿田洋祐の参戦がオフィシャルなモノとなった。


昨年10月のONE FN15で10日前のオファーを受け、ジン・テホを腕十字で下したものの熱望していた日本大会の出場が叶わなかった手塚は、今後の進路を真剣に考えるようになっていた。しかし、バジェッドの関係で出場を逃したことで直後のFN大会への出場が決まり、心も晴れてヴァウミール・ダ・シウバ戦に臨むこととなった。

一方の猿田は2022年4月以来、1年10カ月振りの実戦復帰となる。グスタボ・バラルトに判定負けを喫した後、自らのジム「Fight Beat Workout」と開き現役生活に区切りをつけるという想いもあった。そんな猿田だが、ONEとの契約が残っていることで再び戦いの舞台に戻ってくることを決めており、今回マンスール・マラチェフを相手に再びグラブをつけることに。

(C)ONE

手塚と戦うダ・シウバはONEでは1勝2敗、通算9勝3敗のブラジル人ファイターだ。

元王者ゼバスチャン・カデスラムに86秒で敗れているダ・シウバを相手に4試合連続のフィッシュ勝利を挙げられれば、タイトル挑戦に繋がる舞台に進める──手塚にとって、終わらせることが大切になる試合だ。

(C)ONE

猿田と対戦するマラチェフは10月7日にジョシュア・パシオと対戦し判定負け、プロ12戦目で初黒星を喫している。

とはいえテイクダウン&コントロールで試合を支配しており、極め切れなかったギロチンのキャッチで星を落とした感はある。

MMAではパシオを上回っていたといっても間違いでないマラチェフに対して、猿田は組み勝つことを狙う選択をするのか。今やONEで判定勝ちを手にするには、MMAで総合的に支配するよりも、一発狙いの大砲で印象点を稼ぐ必要がある──と割り切ることも必要なほど、偏った裁定を考慮しなければならない。

とはいえ、ファイターは一発狙いの練習を日々課しているわけではない。そこには勝利を得るための組み立てが存在する。その組み立ての部分で、猿田が如何にマラチェフを攻略するのか。要注目のファイトとなる。

なお今週金曜日に開催されるONE Friday FightはU-NEXTでライブ中継されることが明らかとなっているが、このFight Night大会に関しては中継及び配信の発表はなされていない。果たして、どのアプリをクリックすればONE中継が視聴できるようになるのか、正式発表を待ちたい。

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MMA MMAPLANET o ONE Special キック ジョナサン・ハガティー ボクシング ルンピニー 秋元皓貴

【Special】秋元皓貴が語る現在と今後―02―「キックにプライドを持って、競技レベルを上げたい」

【写真】秋元は同じ立ち技でもキックへの強いこだわりを持つ(C)ONE

シンガポールから一時帰国している、元ONEキックボクシング世界バンタム級王者・秋元皓貴のインタビュー後編。
text by Takumi Nakamura

前編ではEvolve MMAのファイトチームの事実上の解散、今後の練習環境について話した秋元だが、後編ではムエタイではなくキックルールで戦うことへのこだわり、そして日本大会への想いを語ってくれた。

<秋元皓貴インタビューPart.1はコチラ


――秋元選手がONEに参戦した当初と比べると、ONEの立ち技を取り巻く環境が大きく変わったと思います。今のONEの立ち技の状況をどう見ていますか。

「以前のONEは全体的にレベルが高かったというよりは、数名強い選手がいて他の選手はそこまでだったと思うんです。でもその強い選手を目指して試合をするので、他の選手のレベルの上がるスピードが速いですよね。初めて見たときは『そうでもないな』と思っていた選手が一気に強くなってタイトルに挑戦していたり、そこがすごく印象的ですね」

――毎週ルンピニースタジアムでONE Friday Fightsが開催され、試合もアグレッシブになり、ポイントゲームのムエタイは減ってきたと思います。

「僕も同じムエタイではあるけどONEのムエタイは別物だと思って見ています。みんなアグレッシブに打ち合って、すごいペースで試合を続けているので心配になるレベルです(苦笑)」

――そのなかで秋元選手は立ち技という括りではなく、キックボクシングルールに強くこだわっていますが、それはなぜですか。

「ONEで試合をすることが決まった当初はキックでもムエタイでもどちらでもいいと思っていたのですが、今となってはキックでチャンピオンになりたいし、ムエタイでチャンピオンになろうとは思わないですね。確かにONE FFのムエタイではアグレッシブに戦う傾向がありますが、やっぱりキックとムエタイでは距離も技術も違うし、僕は別競技だと思うんです。だからプライドを持ってキックボクシングをやっていきたいと思うようになりました」

――キックとムエタイをどちらもやる選手もいますが、秋元選手は完全な別競技として「キックボクシング」をもっと確立・完成したものにしたいですか。

「はい。例えば僕が空手で本来より上の階級に出てみようと思ったとき、それは自分が強いからというよりも、相手のレベル的に階級を上げても勝てると思ったからなんです。だからキックとムエタイを両方できるというのは、その選手がすごいと言うよりも、キックとムエタイにそこまで強い選手がいないという風に見えちゃうんです。だから僕はキックボクシングという競技にプライドを持ってやって、競技としてのレベルを上げたいし、ムエタイと兼用している選手には負けちゃいけないと思っています」

――それだけキックにこだわっている秋元選手はムエタイ王者のジョナサン・ハガティーとMMA王者のファブリシオ・アンドラージがキック王座を争ったことを率直にどう思いましたか?

「素直な意見としては、意味がないチャンピオンが生まれただけだなと思いした。早く僕がベルトを獲って自分が真のチャンピオンになりたい思います」

――秋元選手自身、次の試合はいつ頃を予定していますか。

「今のところ具体的な話はないですが、来年中にはベルトを獲り戻したいと思っています。1~2試合やってタイトルマッチでも構わないですし、焦らず急がず今できることをやっていれば必ずチャンスが来ると思っています」

――ONEのチャトリCEOは来年の日本大会開催を明言しています。それについてはいかがでしょうか。

「日本で試合をしたいという想いが強いかと言われたら、そこまではないのかもしれないです。今は生観戦できなくても、世界中どこで試合をやって試合を見ることができますからね。ただ日本で大会が開催されるのであれば、確実に出ていきたいですし、そこで最高のパフォーマンスを見せたいと思います」

――ONEの王座奪還はもちろん、今後のファイターとしての目標はなんですか。

「これはずっと変わらないんですけど、ONEキックボクシングのバンタム級では相手がいないと言われるくらい強いチャンピオンでいたいと思います。ずっと防衛を続けて『誰が秋元を倒せるんだろう?』とか『階級を変えても秋元と戦いたい』と思われるような選手になりたいです」

――秋元選手は長年ONEで試合をしてきて、自分がONEの立ち技を切り開いてきたという想いはありますか。

「僕はONEという団体に強くしてもらったと思っているんですよ。すごく強い選手と試合を組んでもらって、その選手に勝つために色んな練習をして強くなることができたので。それをONEに返していきたいというか。いい試合をしてONEに恩返ししたいです」

――秋元選手の復活、そして日本大会出場を期待しているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「僕が日本でキックをやっていた頃から見ている人もいますし、ONEに行ってから知ってくれた方もたくさんいると思います。前回は不甲斐ない試合をしてしまいましたが、これからアメリカに行ってさらにレベルを上げてこようと思います。日本大会が正式に決まれば、自分も日本大会に名乗りを上げたいと思っているので、その時はぜひ応援よろしくお願いいたします」

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