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45 AB MMA News o UFC   イ・チャンホ シャオ・ロン ジャレッド・ゴードン ニコラス・ダルビー リナット・ファクレトディノフ

『UFC on ABC 6: Whittaker vs. Aliskerov』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点/主要サイトの採点



Nasrat Haqparast defeats Jared Gordon(MMA Decisions)

 ナスラット・ハクパラスト vs. ジャレッド・ゴードンのジャッジの採点。Mark CollettとSal D'Amatoが1,3Rハクパラスト、2Rゴードンで29-28ハクパラスト。Clemens Wernerが1Rハクパラスト、2,3Rゴードンで28-29ゴードン勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28ハクパラスト支持2人、28-29ゴードン支持14人でした。


Rinat Fakhretdinov defeats Nicolas Dalby(MMA Decisions)

 リナット・ファクレトディノフ vs. ニコラス・ダルビーのジャッジの採点。Ben CartlidgeとDavid Lethabyが1,3Rファクレトディノフ、2Rダルビーで29-28ファクレトディノフ勝利。Anders Ohlssonが1Rファクレトディノフ、2,3Rダルビーで28-29ダルビー勝利でした。

 主要サイトの採点は30-27ファクレトディノフ支持2人、29-28ファクレトディノフ支持4人、28-29ダルビー支持7人でした。


Chang-Ho Lee defeats Xiao Long(MMA Decisions)

 イ・チャンホ vs. シャオ・ロンのジャッジの採点。Anders Ohlssonが1,3Rロン、2Rイで28-29ロン勝利。Vito PaolilloとClemens Wernerが1,3Rイ、2Rロンで29-29イ勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28イ勝利7人、28-29ロン勝利4人でした。続きを読む・・・
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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC06 ジャレッド・ゴードン ナスラ・ハクパレス ブログ

【UFC ABC06】執拗に組んだゴードンが打撃でも優勢になるも、ハクパレスにスプリットで下る

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジャレッド・ゴードン(米国)

サウスポーのハクパレス。組んだゴードンがシングルレッグの状態で殴る。足をリリースしても右を打ち込んだゴードンに対し、ハクパレスも左を伸ばす。ゴードンは再びシングルに出て、ケージ際まで運ぶが足を抜かれる。ハクパレスは左オーバーハンドを決め、ゴードンのステップインにも左を合わせる。

蹴りを見せるゴードンは、3度目のシングルレッグ。ドライブしてダブルレッグに切り替え、アンクルピックもテイクダウンを奪えない。前に出るゴードンのパンチをヘッドムーブでかわしたハクパレスが、左に回る。ゴードンはダブルレッグを切られ、右ミドルを入れる。左を決めるハクパレス、ゴードンは懸命に組んでアンクルピックも思い切り鉄槌の連打を受ける。離れたゴードンの腹を殴り、アッパーを決めたハクパレスが左の蹴りを見せ、最後も左フックを決めて初回が終わった。

2R、いきなり左を思い切り打ちこむハクパレスが、左ミドルを2発入れる。ゴードンは打撃で対抗しつつ、シングルレッグでドライブする。互いにダーティボクシング、離れたハクパレスは組みから離れようとして右フックを被弾する。構わず左右のフックを振るうハクパレスに対し、ゴードンも執拗にダーティボクシングを続ける。殴られても前に出るゴードンは、自ら右ハイでスリップする。

すぐに立ち上がったゴードンは、ジャブから左ロングフック。ハクパレスは左を打ち返すが、ゴードンの前進は止まらずパンチを連打し、ダーティボクシング、離れもパンチを打ち込む。回るハクパレスが右を当てたゴードンは、ボディを抉る。ハクパレスもダーティボクシング、離れて右をクリーンヒットさせた。

最終回。2Rに盛り返したゴードン。ハクパレスがショートのコンビを決める。ゴードンもジャブから左を振り、シングルを狙う。切ったハクパレスがジャブを何度も入れ、シングルレッグにも倒れない。ゴードンは殴られても前に出続け、ハクパレスがケージに追い込まれていく。左を当てたハクパレス、ボディを殴りジャブを伸ばすが、左を被弾して下がる。残り2分、左をゴードンが決める。ハクパレスは手数は多いが、ゴードンの左のクリーンヒットを2度、3度と被弾する。

残り30秒、被弾覚悟の打ち合いのなかでゴードンが右を決める。さらに左フックを当てたゴードンは2Rと3Rを取っていてもおかしくない。結果、ジャッジは2-1でハクパレスを支持した。


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45 AB Black Combat Gladiator K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC Road to UFC UFC UFC ABC06   アレキサンダー・ヴォルコフ イクラム・アリスケロフ イ・チャンホ カン・ギョンホ ケルヴィン・ガステラム シャオ・ロン ジャレッド・ゴードン ジョニー・ウォーカー ダニエル・ロドリゲス ナスラ・ハクパレス ニコラス・ダルビー ブレンジソン・ヒベイロ マゴメド・ガジヤスロフ ムイン・ガフロフ ロバート・ウィティカー 食事

【UFC ABC06】ムイン・ガフロフ戦へ、UFC生活11年のカン・ギョンホ「スタミナ重視から効果的な戦い」

【写真】今年で37歳になるボディ!! (C)Zuffa/UFC

22日(土・現地時間)、サウジアラビアはリヤドのキングダム・アリーナでUFC on ABC06「Whittaker vs Aliskerov」が開催されカン・ギョンホが出場し、ムイン・ガフロフと戦う。
Text by Manabu Takashima

ミスター・パーフェクトの異名を取るカン・ギョンホがMMAでビューをしたのは2007年4月と、もう17年のキャリアを誇る。K-MMA界に定期的なイベントを維持できるプロモーションがほぼ存在しなかった時代に戦極、GLADIATOR、GRACHNなど日本でのファイトも経験している。

Road FCが旗揚げ後はバンタム級ファイターとして順調に経験を積み、バンタム級Tで優勝してベルト巻くとUFCと契約を果たした。それからもう干支が一回りしようという今も、カン・ギョンホはUFCで戦い続けている。ムイン・ガフロフ──を前に長いキャリアを続けられる要因と、変化するK-MMAについて尋ねた。


──今週末にムイン・ガフロフと対戦します。今の気持ちを教えてください(※取材は18日に行われた)。

「最高の状態で、ファイトに向かって気持ちがあがっています」

──サウジアラビアでの試合ですが、何かミドルイースト独特の空気感のようなモノはありますか。

「ホテルにいるだけなので、サウジアラビアっぽさっていうのは分からないです(笑)。ただヒジャブをつけた人が多いですね。その辺りに文化の違いは感じます。いずれにせよ、自分にとって初めての国での試合というのは楽しみでならないです」

──私がカン・ギョンホ選手を初めて取材させていただいたのは、まだRoad FCで戦っていた頃で12年も昔になるかと思います。が、容姿がほとんど変わっていないですね。

「そんなことはないです(笑)。すっかり年を重ねました。ただ変わっていないといってもらえると、嬉しいものです。普段から体に良い食事を摂り、しっかりと良い睡眠を心掛けています。もちろん、常に体を動かしていますし。でも、実は白髪が増えて……今回、初めて白毛染をしたんですよ(笑)」

──なるほどぉ!! ところで11年前にUFCとサインをしたとき、11年後もUFCで戦っていることが想像できていましたか。

「ファイトは私の仕事なので、キャリアをスタートさせた時から少しでも長く戦い続けようとは思っていました。そして、今もUFCに在籍しているということは、その目標を果たせているのかなとは思います。

MMAファイターがキャリアを積み重ねていくということは、それだけ厳しい時間を繰り返していることにもなります。練習と試合という日々に疲れを感じたこともあります。でも、試合の度に新しいモチベーションを得ることができたので、ずっと練習を続けることができました。そのモチベーションを見つける努力はしてきましたね。

何より練習をして、試合を戦うことで最高の気持ちになれます。特に勝った時は。それが今でも最高に楽しくて。MMAをエンジョイしていますし、何よりもMMAを続けることで家族と共に人生を歩んでいける。そこは誇りを感じています」

──最高です。と同時にカン・ギョンホ選手はフィジカルが強いレスラーで、アグレッシブなファイターです。とはいえ、今や周囲のファイターはどんどんフィジカルが強くなり、レスリング力の強さもデフォルトになっています。10年以上、UFCで戦ってきてスタイルにも変化が加わったのではないでしょうか。

「しっかりとレスリングに重点を置いたファイトは、今でも欠かせないと思います。ただ自分もキャリアを積み、背中のケガも経験しました。フィジカルを鍛えつつも結果として、戦い方を変えないといけなかったです。

それが打撃重視の戦いです。若い時のようにスタミナ勝負のようなファイトではなく、効果的な戦いを心掛けるようになりましたね」

──つまりムイン・ガフロフともスマートに戦うと。

「そうですね。ムイン・ガフロフはアグレッシブでタフな相手なので、賢く戦う必要があります。でも、彼よりもアグレッシブで爆発力のある試合をお見せますよ」

Black CombatかUFCか。それはファンが判断すること

──ところでK-MMA界も大きく変わったと思います。チームMADが小さなジムで、マットは汗がたまるような時代を知るカン・ギョンホ選手から若い世代に伝えたいことはありますか。

「今、韓国では凄く可能性のある若い選手が多く育ってきています。チームMADもそうです。とにかく必死に戦い、必死に練習をする。自分の限界に挑む姿を見せることで、彼らもやる気を出してくれると思っています」

──押忍。ところで今や韓国でも若い選手はSNSを駆使し、ケージ外でのエンターテイメント化が進んでいると思います。

「MMAはプロ産業です。私たちはファンの関心を引かなければならないです。それを自分自身でやっていることは、良いのではないでしょうか。トレンドを目指す。それは凄く自然なことで、プロとしても良いことだと自分は捉えています。もちろん、それ以前にしっかりと練習をすることが前提として存在しています。それ以外のことは、二の次です。そこが分かっていれば良いことです」

──Black Combatの取材をすると、試合後のマイクのやり取りが非常に長いです。それを若いファンが凄く楽しんでいる。あのシーンを目の当たりにすると、まさに隔世の感という言葉が思い浮かびます。

「つまりはファンが何を見たいのかっていうことなんですよね。試合時間よりも長いインタビューをファンが楽しんでいるなら、それはそれで正解です。MMAプロモーションはファンの見たいモノを提供するものです。Black Combatが見たいのか。UFCが見たいのか。それはファンの皆が判断することなんです」

──押忍。試合以外のことまで、しっかりと話してくれてありがとうございます。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「自分は日本でも試合をしたことがありますし、日本人選手とはたくさん試合をしてきました。それでも日本の人たちは自分に声援をおくってくれます。また、いつの日か日本で戦いたいと思っています。いつも応援ありがとうございます」

■視聴方法(予定)
6月23日(日)
午前0時45分~ U-NEXT
■放送予定
6月23日(日・日本時間)
午前1時00分~UFC Fight Pass
午前0時45分~U-NEXT

■UFC ABC06対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ロバート・ウィティカー(豪州)
イクラム・アリスケロフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ケルヴィン・ガステラム(米国)
ダニエル・ロドリゲス(米国)

<ミドル級/5分3R>
シャラブジン・マゴメドフ(ロシア)
アントニオ・トロッコリ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
ヴォルカン・オズデミア(スイス)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
ジャレッド・ゴードン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ムハンマジョン・ナミモフ(タジキスタン)
フィリッピ・リマ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
ニコラス・ダルビー(デンマーク)

<バンタム級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
カン・ギョンホ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・ガジヤスロフ(バーレーン)
ブレンジソン・ヒベイロ(ブラジル)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
シャオ・ロン(中国)

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o UFC ジャレッド・ゴードン ボビー・グリーン

UFC on ESPN52:第4試合・ドラッカー・クロース vs. ジョー・ソレッキ

ライト級。

クロースはUFC7勝2敗。負けた相手はデイヴィッド・ティーマーと、メインに登場するベニール・ダリウシュ。ダリウシュ戦はパンチをヒットさせてダリウシュを下がらせたが、追って出たところにカウンターを効かされ、追い打ちのパンチでKO負けした。セミに登場するボビー・グリーンには5年前に判定勝ちしている。バックボーンはレスリング。UFCでの7勝のうち、1試合のみKOで、あとは判定勝ちの手堅いスタイル。膝前十字靭帯の損傷で1年4ヶ月ぶりの試合となる。戦績はハイアベレージだが、35歳と若くないだけに、早くランキングまで駆け上がりたいところ。

ソレッキもUFC5勝1敗の高成績。極めの強いグラップラー。6歳から始めた柔術は黒帯。13勝中8つの一本勝ちがあるグラップラーで、そのうち7つがRNCでの勝利。負けた相手はジャレッド・ゴードンで、1Rはテイクダウンからグラウンドに持ち込み圧倒したが、2R以降スタミナが切れ、テイクダウンも奪えなくなってのスプリット判定負け。

ソレッキいきなりシングルレッグ。テイクダウン。ハーフ。ケージ際に自分の体を入れて立たせないようにしている。起き上がろうとするクロースのバックを雑に取りに行くところで反転され下に。ガードから肘を入れるクロース。腕十字。クロース持ち上げて頭から叩きつけると側頭部を打ち付けてソレッキ失神!KO!

ソレッキは腕十字がけっこう深く入っていたのか、持ち上げられても両手を放さず、受け身が取れずに頭から落ちてしまった。

クロースはフィニッシュはアクシデント的ではあったが、ブランク明けの勝利で3連勝、UFC8勝2敗とした。戦績的にはランカーに挑戦する資格は十分。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC295 ジャレッド・ゴードン ボクシング マーク・マドセン

【UFC295】ジャレッド・ゴードン、グレコ五輪メダリストを掟破りのダーティーボクシングでKO

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(米国)
Def.1R4分42秒by KO
マーク・マドセン(デンマーク)

まず右ローを蹴ったゴードンに対し、距離を詰めたマドセンはクリンチでパンチを打つ。離れてボディをゴードンが打つと、マドセンは再びダーティボクシングとヒザのコンビで優勢に立つ。間合いを取り直したゴードンがロー、マドセンは右を振るって前に出ると首相撲でヒザを突き刺す。さらにボディを殴るマドセンのグレコローマン・ボクシング&ムエタイが炸裂する。

ゴードンも前蹴りを返すが、すぐに組まれてケージを背負ってヒザを受ける。マドセンは力を使い過ぎることなく戦う一方で、離れるとゴードンがボディやワンツーを打っていく。マドセンは右だけでなく左とのコンビで前に出ると、レベルチェンジで低い組みのフェイクを見せる。ゴードンも逆にクリンチでパンチをボディに入れ、ケージにマドセンを押し込む。ゴードンは右フック&アッパー──さらに左エルボーを打ち込む。直後に右フックを決めると、マドセンは腰から崩れ落ち、パウンドの連打でゴードンがパウンドアウトした。

「ここNYで生まれ育った。ハロウィンではペン・ステーションをうろついたんだ。トップ15と戦いたい。彼のクリンチが強力なことは分かっていたから、十分に準備してきたんだ」と笑顔でゴードンは話した。


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AB MMA MMAPLANET o UFC UFC284 UFC295 アレックス・ポアタン アレックス・ポアタン・ペレイラ アレッサンドロ・コスタ イリー・プロハースカ カン・ギョンホ ケヴィン・ボルハス ジェシカ・アンドラーデ ジエゴ・ロピス ジャレッド・ゴードン スティーブ・アーセグ タバタ・ヒッチ ダナ・ホワイト ダヴィッド・ドヴォルザーク デニス・ブズーキア トム・アスピナル ナジム・サディコフ マッケンジー・ダーン マット・シュネル マーク・マドセン ルピタ・ゴディネス ルーズベルト・ロバーツ 平井総一朗 平井総一郎 平良達郎 海外

【UFC295】UFC2戦目でMSG、スティーブ・アーセグ「平井が試合を受けてくれたらUFCとサインできた」

【写真】豪州勢らしく125ポンドでもパワフルなウェルラウンダーのアーセグ(C)MMAPLANET

11日(土・現地時間)、秋のUFCビッグショー in NYC──UFC295「Prochazka vs Pereira」がニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデンで開催される。
Text by Manabu Takashima

イベント名にあるようにイリー・プロハースカ✖アレックス・ポアタン・ペレイラによるUFC世界ライトヘビー級王座決定戦を筆頭に、UFC暫定世界ヘビー級王座決定戦=セルゲイ・パブロヴィッチ✖トム・アスピナルなど選りすぐりのマッチアップが並ぶ同大会で、豪州フライ級のエース=スティーブ・アーセグが、オクタゴン2戦目でアレッサンドロ・コスタと対戦する。

今年の2月にパースで開かれたUFC284の前夜、ある意味ダナ・ホワイト・ルッキン・フォー・ファイト的なPPVショーウィークのローカル大会=Eternal MMAで平井総一朗を破り最高峰に辿り着いたアーセグを初インタビューした。


――今週末、MSGでアレッサンドロ・コスタとオクタゴン2戦目を戦います(※取材は8日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「感謝の気持ちでいっぱいだよ。なんせMSGだからね。1年前のことを想うと、ここにいることが信じられない。Eternal MMAで戦っていてUFCとサインし、MSGで戦う。これ以上のことはないだろう。コスタは強敵だし、凄くチャレンジングな試合になる。最高だよ、真っ向勝負をしたいと思っている」

──スティーブは今年の2月に、UFC284ファイトウィークに行われたEternal MMAで日本の平井総一郎選手を破ったことでUFC入りを果たしました。その過去があって、日本のファンにとっても気になる選手です。

「UFCの前日の試合だったけど、実は対戦相手がなかなか決まらなかった。豪州国内では僕と戦いたがる選手が誰もいなくて。そして英国や海外の選手に当たることになった。結果、ヒライが試合に応じてくれて本当に嬉しかったよ。彼とは試合後、そして日本に戻ってからも何度か連絡を取り合った。

あの大会後、バックステージでUFCとの契約が決まった。僕はあの試合でUFCに良い印象を与えて勝つ必要があったけど、ヒライが試合を受けてくれたからUFCとサインできたんだ。試合がなければそれは不可能だったからね」

──6月のダヴィッド・ドヴォルザーク戦はショートノーティス、ランカーとのUFC初戦となりました。

「いつだって試合ができるように準備していたから、あのチャンスに跳びついた。10日前だろうが、2日前だろうが構わない。オファーがあった時、僕はコーチに『皆が大丈夫なら、俺は戦うよ』って伝えたんだ」

──コーチからの確認でなく、コーチの方を確認したと(笑)。

「そうなんだ(笑)。それにさ、普通にオファーを待っていたらいきなりトップ10ファイターと戦うことはできなかっただろうしね」

──とはいえ、そのランカーを破ったのにスティーブはランク入りしていません。

「どういう仕組みでランキングが決定されているのか、僕には分からないんだけど……そこは気にしていないよ。いずれにせよ、デビュー戦でトップ10の選手に勝てたことで2戦目からもトップランカーと戦えるポジションを手にすることができたんだ。この状況はチャンピオンを狙ううえで、好ましいことは変わりないから」

──当初の予定ではランク9位のマット・シュネルと対戦予定でした。

「ランク9位の選手との試合がなくなって……やはり勝てば返ってくるモノも大きかったし、最初は引っ掛かるものがあったよ。けど、NYのビッグイベントで戦えるし気持ちはすぐに切り替わった。実際コスタはシュネルより、手強いと思う。グラウンドが強くて、テイクダウンディフェンスにも長けている」

──では、そのコスタ戦ではどのようなファイトを見せたいですか。

「僕がどの局面でも、しっかりと戦えることを証明したい。打撃、寝技、レスリング、全ての場面で僕の爆発力がアドバンテージを握るだろう。彼は距離を保つタイプだから、開始直後から詰めて圧力をかける。そして打撃に優位に立つ。彼が持っている僕のイメージとは違う武器を使って戦う。彼のカウンター狙いに対して、あくまでも僕のファイトを貫く。僕が世界のベストだと証明できるファイトを心掛けたい」

──ところで私はUFCフライ級ファイターのインタビュー機会を得ると、常に平良達郎選手のことを尋ねるようにしています。スティーブにとって、平良達郎選手のパフォーマンスはどのように映っていますか。

「UFCで戦っている日本人だよね。あのサブミッションが得意な。いや、彼のサブミッションは良いよ。いつか戦う日がやってくると思うけど、その時は思い切りファイトしたい。凄く良いファイターだ。日本のファンも、その前に僕の試合を見て楽しんで欲しい」

■視聴方法(予定)
11月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

<UFC世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
イリー・プロハースカ(チェコ)
アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)

<UFC暫定世界ヘビー級王座決定戦/5分3R>
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)
トム・アスピナル(英国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
マッケンジー・ダーン(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マットフレヴォラ(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティーニ(米国)
ジエゴ・ロピス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
スティーブ・アーセグ(豪州)
アレッサンドロ・コスタ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<158ポンド契約/5分3R>
マテウス・レンベツキ(ポーランド)
ルーズベルト・ロバーツ(米国)

<ライト級/5分3R>
ナジム・サディコフ(アゼルバイジャン)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(米国)
マーク・マドセン(デンマーク)

<138ポンド契約/5分3R>
カン・ギョンホ(韓国)
ジョン・カスタネダ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)
ケヴィン・ボルハス(ペルー)

<147ポンド契約/5分3R>
デニス・ブズーキア(米国)
ジャマール・エマース(米国)

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AB GLORY MMA o RIZIN UFC アレッサンドロ・コスタ イリー・プロハースカ カン・ギョンホ カーティス・ブレイズ ジャレッド・ゴードン セルゲイ・パブロビッチ トム・アスピナル ナジム・サディコフ ボクシング マッケンジー・ダーン

UFC295:オッズ/予想と展望

イリー・プロハースカ 2.05
アレックス・ペレイラ 1.80
セルゲイ・パブロビッチ 2.02
トム・アスピナル 1.82
ジェシカ・アンドラージ 2.64
マッケンジー・ダーン 1.51
マット・フレボラ 2.90
ブノワ・サン・デニ 1.43
ディエゴ・ロペス 2.00
パット・サバティーニ 1.83
ティーブ・エルセグ 1.60
アレッサンドロ・コスタ 2.40
タバサ・リッチ 2.42
ルーピー・ゴディネス 1.59
マテウシュ・レベツキ 1.15
ルーズベルト・ロバーツ 5.70
ナジム・サディコフ 1.77
ヴィチェスラフ・ボルシェフ 2.10
ジャレッド・ゴードン 1.51
マルク・マドセン 2.64
ジョン・カスタネーダ 1.70
カン・ギョンホ 2.20
ジョシュア・ヴァン 1.44
ケビン・ボルハス 2.85
デニス・ブズカ 3.10
ジャマル・エマース 1.39

メインはライトヘビー級王座決定戦。ライトヘビー級は昨年6月にプロハースカがグローバーテイシェイラを破りベルトを獲得。12月にダイレクトリマッチが予定されていたが、プロハースカが負傷欠場となり、王座を返上。王座決定戦はブラホビッチとアンカラエフの間で行われたがドローで王者は誕生せず。今年1月に今度はテイシェイラとジャマール・ヒルで王座決定戦を行い、ヒルが勝って新王者となった。しかしヒルは今年7月、バスケの試合中にアキレス腱を断裂。またも王座返上となり、前王者プロハースカと、7月にライトヘビー級転向初戦で元王者ブラホビッチに勝利したペレイラとの間で、12ヶ月で3度目の王座決定戦が行われる。

プロハースカは2020年7月にUFCデビューしてから、相手の欠場等で試合が流れることが多く、ほぼ年1の試合ペースとなったが、2試合連続KO勝ちで王者テイシェイラに挑戦。前半はテイクダウンを奪われる流れから、後半タックルを切るようになったプロハースカが打撃を効かせて形勢逆転。しかし5R開始の時点で判定での勝ちは難しい状況で、5Rは打撃でも押され、マウントも奪われるピンチから、残り28秒でチョークでの大逆転勝利。去年肩を怪我をした際には、UFCのドクターに「これまで見た中で最悪の負傷」とも言われ、復帰も危ぶまれていたが、負傷から1年たたずに復帰を果たす。

RIZIN王者プロハースカに対し、ペレイラは元Glory王者。2020年に4年ぶりにMMAに出場すると、MMAキャリアわずか4戦(3勝1敗)でUFC出場。まだノーランカーの3戦目でいきなり上位ランカーのストリックランドと組まれ1RKO勝ちし、当時の絶対王者アデサニヤのタイトルに挑戦。劣勢の5Rに逆転勝ちしてタイトルを獲得したというのもプロハースカと同じ。しかし、今年4月のダイレクトリマッチではアデサニヤにKO負けし、試合後にライトヘビー級転向を宣言。今年7月に元王者ブラホビッチと対戦。1Rはテイクダウンを奪われ逃れることが出来なかったが、2Rに体力を消耗したブラホビッチに打撃を打ち込み、3Rは打撃の手数で上回ったが、終盤にテイクダウンを奪われる僅差の内容でスプリット判定勝ち。しかしMMAへの対応能力にはまだ穴があることを露呈している。

オッズは意外にも?ペレイラがフェイバリット。プロハースカの打撃のイメージが強いだけに、打撃のスキルで上回るペレイラは相性が悪いと見られたか?ペレイラの下になった時の対処もかなり不安が残るが。

プロハースカパウンドでKO勝ちと予想。

セミは本来メインで予定されていた王者JJ vs. 3位ミオシッチのヘビー級タイトルマッチが、JJの負傷により消滅。急遽、2位パブロビッチと4位アスピナルの間で暫定王座決定戦が組まれた。

パブロビッチは5年前のUFCデビュー戦で、まだ上位ランカーだったアリスターといきなり対戦。テイクダウンされると、パス→サイドからの鉄槌連打でKO負け。しかしUFCでの負けはこれだけで、その後は6試合連続1RKO勝ち。キャリアでも18勝のうち15KO、判定勝ちが3回で一本勝ちはない。前回のブレイズ戦では、序盤にブレイズのパンチが顔面を捕らえるものの、下がらずにパンチを打ち返し、ダウンを奪いパウンド連打でKO勝ち。アリスター戦以降テイクダウンを奪われていないが、そもそも相手がテイクダウンを狙う前に試合が終わっている。重いパンチを持っているということ以外、実力が見えてこない面がある。

アスピナルは先日ガヌーと対戦しスプリット判定勝ちしたタイソン・フューリーのスパーリングパトナーも務めているほどボクシングのトレーニングをしているが、バックボーンは父親から学んだ柔術(父は現在もチームの柔術トレーナーを務める)。キャリア13勝はすべてフィニッシュ勝利で、10KO・3一本勝ち。UFCではアンドレイ・アルロフスキー相手に2Rまで持ち込まれた以外はすべて1R決着。唯一の敗戦はカーティス・ブレイズ戦で、開始直後に放ったローをカットされた際にヒザを負傷し、わずか15秒でTKO負け。しかしこれはアクシデント的な決着だったし、こちらもまだ実力の底が見えない。

パンチだけで勝ってきたパブロビッチに対し、アスピナルはヴォルコフ戦ではテイクダウンからのパウンドやアームロックなど、グラウンドでも勝負できる。打撃の技術でもアスピナルが上に見えるが、ヘビー級では一発入っての逆転KOが十分ありえるので、アスピナルとしても打撃の勝負は避けたいはず。その場合、パブロビッチがどれだけテイクダウンに対応できるかという、今までUFCでは見たことがなかった展開が勝負を分けることになりそう。

パブロビッチKO勝ちと予想。

今回からアメリカはサマータイムが終わり時差14時間。第1試合開始は12日朝8時から。メインカードは12時からとなる。

速報します。

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F1 MMA o ONE UFC   アレッシャンドリ・パントージャ ケビン・ホランド コルビー・コヴィントン ジェフ・ニール ジャレッド・ゴードン スティーブン・トンプソン トニー・ファーガソン ブランドン・ロイヴァル ボビー・グリーン レオン・エドワーズ

12.16『UFC 296: Edwards vs. Covington』でトニー・ファーガソン vs. パディ・ピンブレット、シャフカット・ラフモノフ vs. スティーブン・トンプソン

フェアトレードミルクチョコレート | Tony's Chocolonely | 牛乳 | 総重量 180 グラム


12.16『UFC 296』でレオン・エドワーズ vs. コルビー・コヴィントン、アレッシャンドリ・パントージャ vs. ブランドン・ロイヴァルの2大タイトルマッチ(2023年09月21日)

 こちらの続報。




 UFCが12月16日にネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催する『UFC 296: Edwards vs. Covington』でトニー・ファーガソン vs. パディ・ピンブレットのライト級マッチとシャフカット・ラフモノフ vs. スティーブン・トンプソンのウェルター級マッチを行うことをデイナ・ホワイトが発表。

 ファーガソンは7月の『UFC 291: Poirier vs. Gaethje 2』でボビー・グリーンに3R肩固めで敗れて以来の試合で6連敗中。かつてのライト級王座挑戦者も4年以上勝利していません。ピンブレットは昨年12月の『UFC 282: Blachowicz vs. Ankalaev』でジャレッド・ゴードンに判定勝ちして以来1年ぶりの試合で6連勝中(UFC戦績4勝0敗)。ゴードン戦が売出し中の選手による“疑惑の判定勝利”であったことからすっかりヒールターンしてしまいました。ノーランカー同士の対戦ですが、右肩下がりの元トップコンテンダー vs. 売出し中のルーキーという注目のカードです。

 ラフモノフは3月の『UFC 285: Jones vs. Gane』でジェフ・ニールに3Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合でMMAデビュー以来17連勝中(UFC戦績5勝0敗)。現在UFCウェルター級ランキング6位。トンプソンは昨年12月の『UFC on ESPN 42: Thompson vs. Holland』でケビン・ホランドに4R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCウェルター級ランキング7位。続きを読む・・・
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UFC on ESPN46:第11試合・ジム・ミラー vs. ジェシー・バトラー

ライト級。

UFC最多42試合目となるミラー。UFC最多24勝の更新を狙う。フィニッシュ勝利16はオリヴェイラに続く2位。アラフォーになってからは腹回りに肉がついてきたが、相変わらずフィニッシュ力は高い。前回敗れるまでは3連続フィニッシュ勝利していた。最近は序盤にフィニッシュするか、凌がれて失速して負けるかというパターンだったが、前回は、元ランカーのアレクサンダー・ヘルナンデスに敗れたものの、終盤盛り返してチャンスを作っていた。39歳。

当初はルドヴィド・クレインと対戦予定だったが、半月前にクレインが欠場、代役のジャレッド・ゴードンも2日前に欠場となり、UFCデビューとなるバトラーとの対戦に。急遽欠場が決まったために、ライト級の選手では減量が間に合わず、バトラーも本来はフェザー級。現在はFury FCを主戦場としていて5連勝中。12勝のうち一本勝ちが8つあるが、31歳で戦績もきれいではないので、緊急出場でなければUFCとの契約は難しかっただろう。クロン・グレイシーの黒帯・ジョナサン・ブラントリーが率いるクロン・グレイシー柔術エストモンローでMMA・キックのトレーナーを勤めており、柔術茶帯

オッズはさすがにミラーがフェイバリット。

パンチで出たミラー。左がヒットしバトラーダウン!倒れたところにさらに左が入りKO!

UFC最多勝を更新したミラーだが、今回はなんとしても試合を組もうとしてくれたUFCに感謝か。

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【Combate Global】キルクリフFC2カ月半の総決算。エフェヴィガ雄志「距離の取り方、攻撃のタイミング」

【写真】ガッと前に出れば圧で優っていた国内での試合から、米国でどのようなファイトを見せるか (C)TSP

13日(土・現地時間)にフロリダ州マイアミのユニビジョン・スタジオで開催されるCombate Global「Mexico vs Japan」にエフェヴィガ雄志がジェラルベルト・カスティーリョと対戦する。

ABEMA海外武者修行プロジェクトでキルクリフFCで2カ月半に渡りトレーニングをしてきたエフェ。今後も継続的に同ジムでの練習していきたいというエフェに、今回の試合についてだけでなく、海外での練習について尋ねた。


──今が現地では木曜日の昼、そして土曜日の夜にジェラルベルト・カスティーリョと対戦するエフェヴィガ雄志選手です。今回の試合前にABEMA海外武者修行としてキルクリフFCで練習をしてきました。

「ハイ、2月の21日からフロリダで練習してきたので、かなりの長く練習してきたことになります。ルームメイトがONEで戦っているミャンマー人のティオル・タンで、彼が凄く良くしてくれて。(佐藤)天さんもいてくれるし、生活面で困ったことはなかったです」

──エフェ選手は英語のほうは?

「ペラペラってほどではないですけど、コミュニケーションは普通に取れます」

──なるほど、では困ることはないですね。では肝心の練習の方は? 想像通りだったのか、想像以上だったのか。

「想像していた以上ですね。メンタル的なモノもあると思いますが、最初の頃は激しさが違っていました。スパーリングでも相当に振って来るので、激しくて圧を感じました。それとテイクダウンの面では、レスリング大国でもあってレベルが高いです。寝技になってからは、そこまで差はないと思ったのですが、倒すところは凄くレベルが高いです」

──キルクリフFCで練習している面々は、世界のトップやそこを目指す選手が多いかと思います。キャリア3戦というエフェ選手とは経験値が違うということはなかったですか。

「あまりいないのですが、プロを目指しているという段階の選手もちょこちょこいます。ウェルター級以上はいないですけど。重い選手は年を重ねた選手が多く、軽い階級の方が若い選手が多いです」

──そのなかで、エフェ選手はどのようなファイターたちと練習をしてきたのでしょうか。

「MMAスパーリングはウェルター級以上、ライト級以下に分かれてやっているのですが、ほぼレスリングのような柔術、そしてレスリングは2人1組で階級に関係なく参加して練習してきました」

──誰か練習したいと思っていた選手はいましたか。

「(若松)祐弥さんが前に練習にきたときに、ニック・レンツが凄く強いと言っていたのですが、今はコーチになっていて。最初のスパーで彼とできて、嬉しかったです。自分はライト級なのでライト級の選手と練習することが多くて、ジャレッド・ゴードンやマイケル・ジョンソン、クリストフ・ギアゴスというUFCファイターの3人からは凄く刺激をもらいました」

──圧力という話が先ほどありましたが、これまでの試合ではエフェ選手が圧を掛ける立場だったかと思います。

「ここ3戦は基本的に自分がプレッシャーを掛けてきました。ただ、これだけ圧力を受けると……ヘンリー(フーフト)にも言われたことですが、もっと足を使わないといけないと思うようになりました。広いというのもありますが、そこで足を止めていると皆がプレッシャーが強いので、どんどん攻撃を当てられます。

そのなかでしっかりと足を使って、距離を使いながらガードも上げて。フットワークはここに来て一番成長したところだと思います」

──ところで木下憂朔選手とも一緒だったのでしょうか。

「木下君はルームメイトで、僕が来てから1カ月後ぐらいに木下君が戻ってきたので、1カ月半ぐらい一緒にいました」

──佐藤選手、木下選手という2人のUFCファイターに囲まれていて得られるモノはありましたか。

「天さんは自分がTRIBEに入った時から指導をしてもらってきた人なので。こっちでも色々と教えてもらって、刺激を受けています。木下君はスパーを見ていて、勉強になります」

──では今回キルクリフFCで練習し、今後の練習環境に関してはどのように考えていますか。

「キルクリフFCで継続して練習したいです。日本では同じ階級の練習相手が少ないので、ここでの練習は凄く経験値になります」

──同時に日本で出来ることもあるという風に思うこともありますか。

「ハイ。それはそう思います。米国と日本の違いではなくて、キルクリフとTRIBEの違いになるのですが、柔術とかでは細かいところを突き詰めて打ち込みをするとかはなくて。そういうことは日本の方ができます。だから試合前に、強度の高い相手と実戦に近い練習をこっちに来てできればなと考えています。

そこで気付いた課題を日本に持ち帰り、TRIBEのチームメイトと練習して克服する。そうやって基礎を創っていく。そんなサイクルでできれば良いですね」

──その第一次キルクリフFCの練習の総決算の試合ですが、対戦相手のカスティーリョの印象を教えてください。

「そうっスね。戦績を見ると32歳で1年に1試合するみたいで。専門のファイターというより、たまに試合をしている人。それで勝ったり負けたり。結構、隙のある選手だと思います。圧倒したいです。距離の取り方、攻撃のタイミング。こっちでプレッシャーをたくさん掛けられて、僕も掛け方を学ばせてもたったので。組みの攻防のなかで、自分からもテイクダウンにいけるようになりました。そういうところを見せたいです」

──では最後に日曜日の午後、日本で試合を視聴してくれるファンに一言お願いします。

「ABEMAのプロジェクトのなかで、こうやって米国で初めて試合をさせてもらえます。自分も興奮しているなかで戦うことができるので、面白い試合をお見せすることができると思います」

■視聴方法(予定)
5月14日(日・日本時間)、
午後1時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ Combate Global対戦カード

<女子アトム級/5分3R>
アナ・パラシコス(メキシコ)
澤田千優(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィクトル・ヴァレンズエラ(チリ)
安西信昌(日本)

<女子アトム級/5分3R>
ケイティ・ペレス(米国)
エステファニー・イロルソ(メキシコ)

<160ポンド契約/5分3R>
ジェラルベルト・カスティーリョ(米国)
エフェヴィガ雄志(日本)

<フェザー級/5分3R>
ラミロ・ヒメネス(メキシコ)
ニコラス・バルナ(ウルグアイ)

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