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45 AB Brave CF DEEP MMA o UFC カイ・カラフランス ギャレット・アームフィールド ジャック・ショア チェ・ドゥホ チャド・アンヘリガー デリック・ルイス ハニ・ヤヒーラ ビクター・ヘンリー ペドロ・ムニョス ホドリゴ・ナシメント マイク・マロット 朝倉海 鶴屋怜

UFC on ESPN+104:オッズ/予想と展望

ブランドン・モレノ 1.57
アミル・アルバジ 2.45
エリン・ブランチフィールド 1.77
ローズ・ナマユナス 2.10
デリック・ルイス 2.50
ジョナタ・ディニス 1.56
カイオ・マシャド 1.65
ブレンドソン・ヒベイロ 2.30
マルク・アンドレ・バリオー 1.49
ダスティン・シュトルツフス 2.70
マイク・マロット 1.37
トレヴィン・ジャイルズ 3.20
アイマン・ザハビ 1.85
ペドロ・ムニョス 1.98
アリアネ・ダ・シウバ 2.85
ジャスミン・ジャスダビシアス 1.44
シャルル・ジョーデイン 1.74
ビクター・ヘンリー 2.14
ジャック・ショア 3.35
ユーセフ・ザラル 1.34
アレクサンドル・ロマノフ 1.95
ホドリゴ・ナシメント 1.87
セルヒー・シーディー 1.70
ギャレット・アームフィールド 2.20
チャド・アンヘリガー 2.60
コーディ・ギブソン 1.52
ジェイミー・リン・ホース 1.46
イバナ・ペトロビッチ 2.80

メインは翌月にタイトルマッチが行われるフライ級のトップランカー対決。この試合の勝者と、今月平良に勝ったブランドン・ロイバルのいずれかが、次期挑戦者となる可能性が高い。タイトル戦の勝敗にもよるが、朝倉海のUFC2戦目の相手となる可能性も十分ある。

前王者モレノはタイトルを奪われた昨年7月のパントージャ戦も接戦で、スプリットでの判定負け。今年2月に地元メキシコでアルバジとの対戦が組まれた。当時、王者パントージャは5月の地元ブラジル大会での防衛戦の噂があったが、相手が決まっておらず、この試合の勝者が次期挑戦者となることが濃厚だった。しかし、アルバジは負傷欠場。モレノは代役のロイバルとの対戦が組まれ、またも僅差の試合でスプリット判定負けし、王座挑戦からは遠のいた。ロイバルもその試合で負傷し、結局タイトル挑戦は当時ランキング10位のスティーブ・エルセグになっている。

アルバジはUFCデビューから5連勝中。イラク生まれで、8歳の時に一家で出国し、16歳まではスウェーデンの難民キャンプで生活。そこで柔術を始めたことをきっかけに、後にMMAの転向。中東のBRAVE CFでキャリアを積んでUFCと契約した。キャリアで唯一敗れた相手はBRAVE CF時代に対戦したホセ・トーレス(後にUFCと契約したが、1勝1敗でフライ級ファイターの大量契約解除に遭いリリース)。現在はラスベガスのエクストリーム・クートゥアでトレーニングしているが、出稽古に行きアルバジとスパーをした鶴屋怜が言うには「余裕でボコった」とのこと。

モレノは前回敗れた後に長期休養を宣言していたが、4年間・6試合連続でタイトルマッチをやって、精神的に削れていたのかもしれない。結果として、8ヶ月ちょっとでの復帰となるので、普通よりちょっと長めな程度の試合間隔に。リフレッシュできたので戻ってきたのか。

アルバジは昨年7月の前戦でカイ・カラフランスと対戦したのが唯一のランカーとの対戦もだったが、スプリット判定勝ちしたものの、メディアのジャッジはほぼ全員がカラフランスを支持する内容での勝利。モレノはカラフランスをKOしていることを考えると、ちょっと力の差はあるか。

モレノ判定勝ち。

プレリムでは元DEEP王者ビクター・ヘンリーが登場。前戦は大ベテランのハニ・ヤヒーラをKOして、UFC戦績を3勝1敗1NCとした。今回の相手はランキング未満の中堅で地元カナダのシャルル・ジョーデイン。UFC戦績は負け越しだが、チェ・ドゥホやクロン・グレイシーに勝利している。オッズは地元のジョーデインがフェイバリットだが、ヘンリーは今後ランキング入りを狙っていくなら、このレベルの相手には星を落とせない。

今回はUFCで初めて新ユニファイドルールが適用されるイベントとなる。

変更となるのは「グラウンド定義の変更」と「12-6エルボー(垂直ヒジ)の解禁」。グラウンド定義は「足(足首から先)と手(手首から先)のみがついている場合」は、以前はグラウンドだったが、新ルールではスタンドとみなされる。そもそもこの手のみをマットにつく状態というのが不自然で、このルールを利用して顔面へのヒザを防ぐ場合などにしか発生しないポジションだった。例えば、ケージ際でスタンドバックを取った選手が、テイクダウンを狙いつつ、後方から相手の頭部にヒザを入れる場合などで、蹴られる選手がディフェンスとして手をマットにつくということが多く見られた。当然、新ルールではわざわざそういったディフェンスをすることは選手はいなくなるので、大きな影響はないと思われる(今後は片膝をつくことでグラウンド状態にするという対処が増えるかもしれない)。

第1試合開始は3日朝6時から。速報します。

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AB o UFC UFC303 ジャック・ショア ダン・イゲ

UFC on ESPN+101:第12試合・ウィリアム・ゴミス vs. ジョアンダーソン・ブリート

フェザー級

地元フランスのゴミス。2022年のパリ大会でUFCデビューしてから、ここまで3連勝中。前戦は昨年のパリ大会で、その後2月と5月の試合はいずれも自身の都合によりキャンセルとなっており、1年間のブランク明けとなる。散打・ムエタイがバックボーンのストライカーだが、グラウンドでは一本を取られかける場面もあるなど、やや不安がある。前戦は直前のカードシャッフルで、階級下のヤニス・ゲムーリとの対戦となり、3Rにミドルをボディに入れたところ、ゲムーリがローブローをアピールしたが、ローブローにはヒットしておらず、戦意喪失とみなされKO勝ちになるという珍しい結末だった。27歳。

ブラジルのブリートはUFCデビュー戦で敗れた後、現在5連続フィニッシュ勝利中。4月に元バンタム級ランカーのジャック・ショアと対戦し、ショアの蹴りをスネでカットすると、ショアのスネからの出血が止まらなくなりドクターストップ勝ちという、こちらもなかなか見られない結末での勝利。7月にランカーのダン・イゲ戦が組まれていたが、イゲは6月末のUFC303で試合当日にディエゴ・ロペスと対戦することになったため、ブリートの試合は消滅してしまった。今回もまたノーランカーとの対戦。17勝中、判定勝ちが2回しかないフィニッシャー。29歳。

すぐに詰めてきたブリート。ゴミス下がりながらジャブを入れるが、圧されてケージ際まで下がる。出てきたブリートに四つで組んだゴミス。ブリートケージに押し込む。テイクダウン。背中に乗ろうとするブリートだが、ゴミス反転して上を取った。ブリートのガード。首をケージに押し込みながらハーフに。ガードから腕十字を狙うブリートだが、ゴミス防いだ。ブリート起き上がりながらタックルへ。離れ際にパンチを入れると四つに組んでダブルアンダーフック。テイクダウンを狙うがゴミスこらえた。残り1分。入れ替えて逆にボディロックに捕らえたゴミス。テイクダウンを狙ったがこらえるブリート。離れた。すぐ出てくるブリート。ゴミス冷静に距離を取りながらカウンターを打ち込むが、なおも出るブリート。ゴミスのタックルにギロチン。けっこうタイトだったが、すぐにホーン。

1Rややゴミス?割れそうなラウンド。

2R。またすぐに詰めるブリート。ゴミスもパンチを返すが、四つに組んだブリート。ボディロックから投げて寝かせた。体をまたいでほぼマウントの体勢で肩固め。ややゆるいか。ハーフで肩固めで絞めるが、まだ絞まっていないとアピールするゴミス。解除したブリート。ケージを使って立ちに行くゴミス。立った。離れる。しかしすぐ詰めるブリート。ケージを背負うゴミス。左右のパンチを打ち込む。サークリングするゴミスを追っていく。また四つに組んだ。残り1分。ゴミスヒザを入れて離れた。なおも出るブリートだが、ゴミス距離を取る。左ミドルから左右のパンチ。蹴り合いではゴミスがリード。ホーン。

2Rややブリートか。

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC301 キック ジャック・ショア ジャック・ショアー ジョアンデウソン・ブリト

【UFC301】ブリトがフルスイングのカーフキックを連発。ショアーの左スネを切り裂いて2RTKO勝利

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)
Def.2R3分35秒by TKO
ジャック・ショアー(英国)

ブリトがジャブを伸ばして右カーフを蹴る。ショアーが右ストレートを返すと、ブリトがジャブ&カーフで前に出る。ショアーもジャブ・左フックを返して右につなげるが、ブリトが強烈な右カーフを蹴る。これでバランスを崩したショアーだったが、すぐに組みついてブリトをケージに押し込む。ブリトは態勢を入れかえると両差しでテイクダウンを狙いつつ、離れ際に左右のフック、右カーフを蹴る。

距離が離れるとブリトがすぐにパンチで前に出て、組みつくショアーをケージに押し込む。ショアーもブリトの体を振ってダブルレッグに入るが、ブリトもすぐに反応して深く組ませない。ケージ際で四つ組みの攻防になると、ブリトがテイクダウンを仕掛けてショアーをケージに押し込む。

2R、ブリトがジャブから右ストレートと右カーフ。ショアーもワンツーを返すが、組んで右腕を差したブリトがショアーをケージに押し込む。ブリトが一度テイクダウンしてバックを取りかけると、ショアーも立ち上がって離れる。ブリトが前進して右カーフ、ショアーもパンチを返すが力がない。組んだブリトがショアーをケージに押し込み、パンチとヒザ蹴りを入れる。ここで左スネから出血しているショアーにドクターチェックが入ると、ショアーが試合続行不可能となり、ブリトがTKO勝利&UFC5連勝となった。


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AB o UFC アレッサンドロ・コスタ ウィリアム・ゴミス エイドリアン・ヤネス カイオ・ボハーリョ キック ジェレミー・スティーブンス ジャック・ショア ジョゼ・アルド ペドロ・ムニョス ボクシング ポール・クレイグ マウリシオ・ルフィ マット・シュネル マルロン・ヴェラ ロブ・フォント

UFC301:オッズ/予想と展望

アレクサンドル・パントーハ 1.52
ティーブ・エルセグ 2.60
ジョナサン・マルチネス 1.62
ジョゼ・アルド 2.36
アンソニー・スミス 4.90
ビトー・ペトリーノ 1.19
ミシェウペレイラ 1.18
イーホル・ポティエリア 5.10
ポール・クレイグ 5.10
カイオ・ボハーリョ 1.18
ジャック・ショア 2.40
ジョアンダーソン・ブリート 1.60
カロリーナ・コバルケビッチ 4.30
ヤスミン・ルシンド 1.24
エルブス・ブレナー 3.15
ムイクティベク・オロルバイ 1.38
ジェアン・シウバ 1.80
ウィリアム・ゴミス 2.05
ジョアキム・シウバ 2.50
ドラッカー・クロース 1.56
マウリシオ・ルフィ 1.52
ジェイミー・ムラーキー 2.60
ディオネ・バルボサ 1.46
エルネスタ・カレツケイテ 2.80
イスマエル・ボンフィム 1.19
ヴィンス・ピシェル 4.90
アレッサンドロ・コスタ 1.70
ケビン・ボルハス 2.20

ブラジル大会のナンバーシリーズ。しかし先月の記念大会で駒を使い切ったせいで、苦しんだ跡が見えるメインとセミのカードに。

メインのタイトルマッチが地元の王者パントーハの防衛戦というのは決まっていたが、挑戦者候補が怪我などで次々にいなくなり、3月に判定勝ちしたランキング7位のモカエフまでが挑戦者枠に入っていたが、どうせ下位ランカーにするならありえないくらいの飛び級にした方が話題になると考えたのか、発表された挑戦者はランキング10位・UFCデビューから11ヶ月のエルセグ。

エルセグは去年の2月には地元オーストラリアのイベントで、日本の平井相手に防衛戦を行っていた。1Rチョークで勝利すると、試合後のバックステージでUFCとの契約が決まる。UFCデビュー戦はマット・シュネルの欠場で回ってきたランキング10位のドボジャーク戦で、僅差ならが判定勝ちしていきなりランクイン。2戦目はランカーと対戦予定が相手が欠場し、ノーランカーの代役との対戦で、またも接戦となり三者29-28の僅差判定勝ち。3月の前戦では、ベテランでランキング9位のマット・シュネルに初のフィニッシュ勝利となるKO勝ち。とはいえ、試合後のマイクでは「トップ5と戦いたい」という主張で、今回のような特殊な事情がなければ、王座挑戦が回ってくることはなかっただろう。

オッズは大差でパントーハ…と思いきや、そこまでの差ではない。それでもタイトル挑戦したモレノ戦、初防衛のロイバル戦よりは評価が高いが。

絞め技での勝利が多いグラップラーと思っていたが、前戦のシュネル戦ではKOパンチを持っているところも見せたエルセグ。が、それは相手のシュネルが打たれ弱くなっているという理由もあったし、1戦目・2戦目の内容を見ると、ランキング相応の実力で、底が見えないという印象ではない。順当にパントーハが防衛か。

パントーハ一本勝ち。

セミでは引退したジョゼ・アルドが復帰。もともと体力的に限界を感じての引退ではなかった。バンタム級でマルロン・ヴェラ、ペドロ・ムニョス、ロブ・フォントに3連勝し、ドバリシビリに判定負けした時点での引退表明。勝てばタイトル再挑戦もある試合だったが、負けたことで実績を積み直すよりも、新たな舞台であるボクシングへ挑戦を行うことを選択しての引退だった。

ボクシングではここまでエキシビションで1勝、プロ公式戦では1勝1分けで、同じ元UFCジェレミー・スティーブンスには引き分けているが、本人が希望するフロイド・メイウェザーなどのビッグネームとの対戦は実現していない。

引退が早かったとはいえ、もう37歳。あくまで地元大会で、目玉カードなく困っていたUFCが出したオファーを受けただけの限定復帰なのか、本格的に復帰するのか。相手はランキング12位でUFC屈指のローキッカー・ジョナサン・マルチネス。現在6連勝中で、ここ3戦はローキックを武器に勝利。特に前戦はエイドリアン・ヤネスからインローで戦闘不能に追い込んでKO勝ちしている。ボクシングに専念していたアルドにとっては危険な相手。

マルチネス判定勝ちと予想。

第1試合開始は5日朝7時から。速報します。

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45 AB BELLATOR DEEP MMA MMAPLANET o PFL UFC UFN UFN233 UFN234   アンドレイ・オルロフスキー ウェスティン・ウィルソン ガブリエル・ベニテス ジアン・シウバ ジム・ミラー ジャック・ショア ジョシュア・ヴァン ジョニー・ウォーカー ソン・ヤードン トム・ノーラン ハファエル・アスンソン ファリド・バシャラット フィリッピ・ブニス フィル・ホーズ ブライアン・ケレハー ブルーノ・フェヘイラ ベニト・ロペス マゴメド・アンカラエフ マテウス・ニコラウ マネル・ケイプ マラブ・デヴァリシビリ マリオ・バウティスタ マーカス・マギー リッキー・シモン ワルド・コルテスアコスタ

【UFN234】計量終了 マネル計量失敗。ジム・ミラー=最多勝利更新は? シモン✖バウティスタも注目

【写真】BellatorやPFLでも世界戦クラスの対戦といえるシモン✖バウティスタ(C)Zuffa/UFC

13日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN234:UFN on ESPN+92「Ankalaev vs Walker2」の計量が12日(金・同)に行われマネル・ケイプがクリアできず、マテウス・ニコラウ戦がキャンセルされている。
Text by Manabu Takashima

ファイトウィークに入ってからも、インタビューでリベンジに自信満々だったケイプだったが、129.5ポンドと1ポンド・オーバー規約からも3.5ポンドも超過。

一応、フェイスオフまで済ませたが試合は不成立となり不戦敗、あるいは失格に等しい計量失敗劇となってしまった。


日本のファンからすれば今大会の一番の注目ファイトが消滅したわけだが、残す12試合にはニコラウ✖ケイプに代わるというわけにもいかないが、世界最高峰だけあった楽しみなカードは十分に残っている。

とりわけ注目したいのはリッキー・シモンとマリオ・バウティスタのバンタム級マッチだ。オクタゴン8勝3敗のシモンと同7勝2敗のバウティスタ、シモンがランキング13位でバウティスタはランク外の対決ではあるが、Bellatorなら世界タイトル戦線、PFLではプレーオフというステージで戦っていもおかしくない実力者がぶつかる。

シモンは4月にソン・ヤードンに敗れたものの過去にジャック・ショアに17戦目でキャリア初黒星をつけ、ハファエル・アスンソン、ブライアン・ケレハー──なんといっても、今や同級を代表する実力者マラブ・デヴァリシビリをも破っている。

対してバウティスタはDEEPで強さを見せつけたソン・ジンス、そしてマイルス・ジョンズ、ベニト・ロペスというフィーダーショーのチャンピンクラスを下しており、トップ15と変わりない実力者と断言できる。

シモンの強味は回遊魚ファイトと称してしまいたくなる、止まらないスタイルだ。瞬発力、耐久力、そして無駄を省いた動き、体力のロスを少なくしたエフィシェンシー(効率性)の高さで、対戦相手を追い込んでいく。豪快なスラムも、タイミングの良さで力を使うという風ではない。とにかく動き続け、相手にリアクションさせることで自分を貫くのがシモンのスタイルだ。

バウティスタも打、テイクダウン、寝技&極めのあるファイターで、動きを止めない。ただし、シモンと比べるとフィニッシュへの筋道のあるファイトといえる。バウティスタのアクションは、対戦相手もリアクションを取りやすい。つまり想定内の攻撃が多く、相手が崩れることはそれほど期待できない。よって頼りは自らのアクション。それがバウティスタの突破力となる。

バウティスタの動きがアクションなのか、リアクションなのか。ここがノンストップファイトの鍵を握るといえるだろう。

またコメインに昇格しガブリエル・ベニテスと相対するジム・ミラーは、UFC歴代1位の勝ち星を26に伸ばすことができるのか。

ここも見逃せない対戦といえよう。オクタゴン実働15年の鉄人は、過去5戦を4勝1敗と大きく勝ち越しており15年もの間、年に2試合もしくは3試合とコンスタントに実戦を経験してきた。

それだけケガがなく、良好なコンディションをキープできているミラーは、23勝のうち9試合でKO、10試合で一本勝ちというフィニッシャー=ベニテスといかに戦かうか。

同じサウスポーでも、より積極的な姿勢のベニテスに対し、ミラーは打と組みのどちらで迎え撃つのか。フィニッシュ力の高さと同様に、フィニッシュされる率も高いベニテスは、攻撃すると自らも攻撃される選手ともいえる。積極的な分、隙を見せるてしまうことが予想されるベニテス。そこを付け入ることができれば、ミラーの最多勝記録更新に欠かせない。

■視聴方法(予定)
1月14日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時30分~U-NEXT

■UFN233対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
マゴメド・アンカラエフ: 204.5ポンド(92.76キロ)
ジョニー・ウォーカー: 205.5ポンド(93.21キロ)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ: 126ポンド(57.15キロ)
マネル・ケイプ: 129.5ポンド(58.74キロ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー: 155.5ポンド(70.53キロ)
ガブリエル・ベニテス: 155ポンド(70.31キロ)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン: 136ポンド(61.69キロ)
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 185ポンド(83.91キロ)
ブルーノ・フェヘイラ: 185ポンド(83.91キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー: 247ポンド(112.03キロ)
ワルド・コルテスアコスタ: 261.5ポンド(118.61キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マシュー・セメルスバーガー: 170.5ポンド(77.34キロ)
プレストン・パーソンズ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーカス・マギー: 135.5ポンド(61.46キロ)
ガストン・ボラノス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
ファリド・バシャラット: 136ポンド(61.69キロ)
テイラー・ラピルース: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ウェスティン・ウィルソン: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジアン・シウバ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
トム・ノーラン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ニコラス・モッタ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
フィリッピ・ブニス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジョシュア・ヴァン: 125.5ポンド(56.92キロ)

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BELLATOR MMA o UFC キック ジャック・ショア

UFC on ESPN44:第2試合・アロン・フィリップス vs. ガストン・ボラニョス

バンタム級

2014年にUFCと契約したが3ヶ月で2連敗してあっという間にリリースされているフィリップス。2020年にコロナで欠場した選手の代役として再契約を果たしたが、初戦はジャック・ショア相手にテイクダウンからチョークを奪われ一本負け。ほぼ防戦一方で、6年間の成長を見せることは出来なかった。テコンドー四段のストライカー。その後、3度の試合キャンセル(負傷や病気による)があり、3年近いブランク明けとなる。33歳。

ラニョスはキックがバックボーンで、ムエタイイベントのライオンファイトでタイトル挑戦したこともある。17年にBellatorでMMAデビューし、前座戦線で6勝3敗の戦績を残したが、上位に絡むことは出来ないままリリース。今回がUFCデビュー戦で、Bellator以外での初のMMA出場となる。30歳。

両者ストライカー。打撃戦。ミドルを入れるボラニョス。右ハイ。カーフキック。手数で押忍。フィリップスもパンチで出たがバックステップでかわされる。ボラニョスの右がヒット。また右。ボラニョスが打撃をヒットさせていく展開が続く。残り1分。単発のミドルを入れていくボラニョス。フィリップス飛び膝を見せた。カーフキックでバランスを崩すフィリップス。ホーン。

1Rボラニョス。フィリップスは武器の打撃で上を行かれているだけに厳しい。

2R。フィリップスタックル。切りかけたが倒して上になったフィリップス。サイドで押さえ込む。返そうとしたボラニョスをハーフにして押さえ込む。しかしボラニョスブリッジから脱出。スタンドへ。しかしフィリップスタックルで倒すと一気にマウント!反転したボラニョスだがバックマウントに。四の字バックからチョーク。顎の上で決まらず。またチョークを狙ったが反転したボラニョス。立った。寝ているフィリップスのガードに入ってパウンドを入れる。サイドに回って鉄槌を入れるがフィリップス立った。ボラニョス打撃で出る。棒立ちで打たれるフィリップス。バック肘。ホーン。

2R終盤まではフィリップスが制していたが、ラスト30秒のパウンド&その後のスタンドの打撃でジャッジの判断が割れそうな内容。

3R。詰めていくフィリップス。タックル。ケージに押し込むとシングルレッグ。四つから強引にバックを狙ったフィリップス。前に落ちたが三角を狙う。しかしボラニョス首を抜いて脱出。フィリップス下で立たずに寝たまま。そこにパウンド連打を入れるボラニョス。打たれているフィリップス。疲れがあるのか。ようやく立ったがまたパンチを打ち込まれる。距離を取った。ボラニョスバック肘を放つが、そこにタックルを合わせてテイクダウン。バックに回り四の字バック。チョークを狙うが警戒されている。バックキープだけでは打撃での劣勢の印象を覆せないと思われるが。バックから肩固め。浅い。放した。細かい打撃を入れ続けてチョークを狙っていくが入らないままタイムアップ。

29-28、30-27×2の3-0でボラニョス勝利。

初の判定勝ち。テイクダウンされ、ポジションを取られた展開が長かったのは課題。

フィリップスは今まで見せなかったテイクダウンからの攻めという引き出しを開けてきたが、下になった後すぐ立たずにパウンドを打ち込まれてしまった。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC286 ジャック・ショア マクワン・アミルカーニ

【UFC286】フェザー級でも強いです。ジャック・ショアがアルミカーニをRNCで斬って落とす

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ショア(英国)
Def.2R4分27秒by RNC
マクワン・アミルカーニ(フィンランド)

キャリア17戦目で初黒星を喫し、バンタム級からフェザー級に階級を上げたショアがサウスポーのアミルカーニに左ジャブを伸ばす。ワンツーを見せて組みついたショアは、ケージにアミルカーニを押し込むが、体を入れ替えられる。左腕を差したまま耐えるショアーが右も差し返そうとする。そこにヒザを突き上げたアミルカーニ、ショアが両ワキを差してケージに押し込み返しつつ、距離を取り直す。

アミルカーニが右ジャブ、ショアが左ジャブを見せる。アミルカーニはレベルチェンジからダブルレッグでテイクダウンを決め、ハーフで抑える。足を戻してクローズドのショアはフックガードから蹴り上げ、抑えに来たアミルカーニにオモプラッタを狙う。足を抜いたアミルカーニが再びハーフで抑えるも、ここもショアが足を戻す。パス狙いに、一瞬背中を見せて背中をつけ直したショアは下のままで時間が過ぎ、エルボーを打たれる。このままラウンド終了となり、アミルカーニが最初の5分を取った。

2R、右を伸ばし、右ハイを見せたショア。アミルカーニは左ハイで姿勢を乱し、シングルを切られてガードを取る。すぐにスクランブルに持ち込み、試合がスタンドの戻ると、ショアが右ミドルを決める。さらに右を当て、ジャブから組んだショアだが、初回と同様にアミルカーニが逆にケージに押し込みヒザを繰り出す。

ショアが右を差し返すと、離れたアミルカーニだが右ハイを蹴られ動きが落ちる。テイクダウン狙いを切り、スタンドで右ハイ、右ストレート、前蹴りを入れたショアは右フックを当てられるが、圧を高めて右ボディアッパー、左ジャブをヒット。さらにジャブから右ストレートを打ち込んで効かせると、左を決めアミルカーニのテイクダウン狙いを切る。

逆にボディロック&小外掛けでテイクダウンを決めたショアがハーフで抑え、枕で圧を掛けてパス、さらにマウントを奪う。半身のアミルカーニに肩固めのショアは外してヒジを落とし、背中を取るとRNCを極めた。抜群の安定感を見せたショアーが一本勝ちで、フェザー級デビューを飾った。


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【UFC286】計量終了 エドワーズがファンと共に「HSD」チャント。モカエフ&ハードリーも見逃せない

【写真】セレモニアル計量時にモカエフはフィリョよりもしっかりとリカバリーできているようだった(C)Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)に英国ロンドンのO2アリーナで開催されるUFC 286「Edwards vs Usman」の計量が17日(金・同)に行われている。

メインは昨年8月と立場を変えたUFC世界ウェルター級選手権試合=王者レオン・エドワーズ✖カマル・ウスマン戦、コメインでライト級のジャスティン・ゲイジー✖ラファエル・フィジエフが組まれている。

全15試合のPPV大会で米国勢の出場は僅かに4選手、コメインとオープニングマッチのヴェロニカ・マセド✖ジュリアナ・ミラー以外は全て英国もしくは欧州勢が出場している。


フィニッシュしかないという状況で右を見せて反応させ、左ハイでKOというアップセットを起こしたエドワーズとの再戦に向け、ステージに登壇したウスマンは地鳴りのようなブーイングを受ける。

反対にこの日、一番のサポートを受けたエドワーズは、フェイスオフで興奮気味に言葉をウスマンとぶつけ合う。「今も話してきたけど、明日の夜オクタゴンで話そう」とウスマン。エドワーズは「ヘッドショット・デッド」と観客を煽り、「明日の夜には、またヘッドショットを決めて王座防衛できることにワクワクしている」とコメントした。

上記にあるように欧州勢が目立つイベントのなかで、11人に及ぶジョンブル魂(?)の持ち主たち。ここではフライ級の2選手に注目したい。オクタゴン3連勝、プロMMA戦績は8勝0敗──アマからの通算戦績は30連勝というモカエフは、IMMAFからBRAVE CFでプロデビューし、6戦目にUFCデビューを果たしたダゲスタンから移住ファイターだ。

対戦相手のジェフェフ・フィリョは昨年のコンテンダーシリーズでロイベルテ・エチェベリアと対戦し、左フックでダウンを奪いパウンドアウトしている。レスリング的というよりもMMAとしてテイクダウン&スクランブルを身につけ、KOパンチもあるフィリョを相手に、英国レスリング界で活躍しバーレーンのKHK MMAのエルダル・エルダノフにケージレスリングを学んだモカエフが、組み勝てるのか。

順調すぎるキャリアアップで、ピンチや土壇場での粘りに課題があるとモカエフは見られていたが、前回のマルコム・ゴードン戦で腕十字による逆転勝ちをし、勝負強さも見せている。とはいっても、このままトップ10&トップ5と進むには経験値を挙げる必要があると思われるモカエフだが、果たして──。

もう1人のフライ級英国ファイター=ジェイク・ハードリーは、モカエフに逆転負けを喫したゴードンとの対戦だ。EFC WorldwideとCage Warriorsでフライ級のベルトを巻いたハードリー、話題性ではモカエフに遅れをとるが、経験値の高さと実力的には上と見られていた。

ハードリー自身がモカエフと比較してくれるなという空気を醸し出していたが、UFCでは2戦目で敗北を喫し立場は逆転した。それでも──計算できる部分でモカエフより安定した力があるという見方は成り立つハードリーだけに、母国でのゴードン戦は逆転ではないフィニッシュ勝利が求められる。

またライト級ではクリス・ダンカンとサム・パターソンはという2人のコンテンダーシリーズ出身英国人選手がオクタゴン・デビューを飾る試合も注目したい。

ダンカンはBellator欧州大会で3連勝しながらオクタゴンを目指し、コンテンダーシリーズへ。2021年には敗北を喫したが、諦めずに昨年も参戦し契約を勝ち取っている。

一方のパターソンはBRAVE CFで6勝1敗のレコードを残し、タイトル戦線で浮上しながら、砂漠からコンテンダーシリーズというオアシスも求めた。

ダンカンは9勝1敗、パターソンは10勝1敗1分。それぞれがオマル・モラレス、そしてヤナル・エシュモズを相手に10勝目と11勝目を狙う試合は──英国の今&これからを知るうえで、フライ級の2試合とともに見逃せない。

■視聴方法(予定)
3月19日(日・日本時間)
午前2時~UFC FIGHT PASS
午前6時~PPV
午前6時~WOWOWライブ

■UFC286 計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]レオン・エドワーズ: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]カマル・ウスマン: 170ポンド(77.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー: 156ポンド(70.76キロ)
ラファエル・フィジエフ: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン: 170ポンド(77.11キロ)
ブライアン・バルベレナ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
ケイシー・オニール(英国)

<ミドル級/5分3R>
マーヴィン・ヴェットーリ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ロマン・デリツ: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ショアー: 146ポンド(66.22キロ)
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
クリス・ダンカン: 156ポンド(70.76キロ)
オマル・モラレス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
サム・パターソン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ヤナル・エシュモズ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
ジェフェウ・フィリョ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
レローン・マーフィー: 145.5ポンド(66.0キロ)
ガブリエル・サントス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリスチャン・リロイ・ダンカン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ドゥスコ・トドロビッチ: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 126ポンド(57.15キロ)
マルコム・ゴードン: 129.5ポンド(58.74キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド: 126ポンド(57.15キロ)
ルアナ・カロリーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート: 156ポンド(70.76キロ)
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェロニカ・マセド: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジュリアナ・ミラー: 125.5ポンド(56.92キロ)

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UFC286:オッズ/予想と展望

レオン・エドワーズ 3.05
カマル・ウスマン 1.41
ジャスティン・ゲイジー 2.95
ラファエル・フィジエフ 1.43
グンナー・ネルソン 1.29
ブライアン・バーバリー3.90
ジェニファー・マイア 2.45
ケイシー・オニール 1.59
マービン・ヴェットーリ 1.38
ロマン・ドリーゼ 3.25
ジャック・ショア 1.20
マクワン・アミルカーニ 5.00
クリス・ダンカン 1.87
オマール・モラレス 1.95
サム・パターソン 1.36
ヤナル・アシュモズ 3.30
ムハンマドモカエフ 1.13
ジャフェル・フィーリョ 6.75
リローン・マーフィー 1.56
ガブリエル・サント2.55
クリスチャン・リロイ・ダンカン 1.48
ドゥスコ・トドロビッチ 2.80
ジェイク・ハドリー 1.26
マルコム・ゴードン 4.10
ジョアン・ウッド 1.57
ルアナ・カロリーナ 2.50
ジャイ・ハーバート 2.65
ルドビト・クライン 1.51
ジュリアナ・ミラー 1.23
ヴェロニカ・マセド 4.50

メインはウェルター級タイトル戦。昨年8月に対戦した際には、1R終盤にウスマンがUFCで初めてテイクダウンを奪われ、そのままバックマウントを取られてラウンドを落としたものの、2R以降は打撃でプレスし、ケージを背負わせた所にタックルに入り、テイクダウンまたは押し込む展開となり、そのまま49-46でウスマンが王座防衛するかと思われた最終盤にエドワーズのハイキックがヒットして王座奪取。今度はエドワーズの地元イギリスでのダイレクトリマッチとなる。

わずか5ヶ月ぶりなら技術的に大きく変わることはない。両者の対戦はすでに3度目、8R戦ってきているので、お互いの手の内も十分にわかっているはず。心理的な面での影響について言えば、ホーム・アウェイや王者・挑戦者が入れ替わっての対戦であることについては両者ともにそこまで意識はしていないかもしれない。それより、前回KO負けしたウスマンが、その一発を警戒することによってスタンドの圧が弱まることがあれば、形勢は大きく変わってくる。

オッズは前回ウスマン1.26倍・エドワーズ4.10の大差があったが、今回は差が縮まったとは言え、未だにウスマンがフェイバリット。

ウスマン判定勝ちと予想。

プレリムにはプロ・アマ通算38連勝の22歳・モカエフがUFC4戦目を行う。平良と同じ2000年生まれで無敗ということで比較されることも多いモカエフだが、今回の相手はコンテンダーシリーズ上がりでUFCデビュー戦のフィーリョ。UFCフライ級は3連勝でもうランカーに届いてもおかしくないが、平良の前戦もコンテンダーシリーズ上がりでUFCデビュー戦だったように、UFCは慎重に育てていくつもりなのかもしれない。なお、フィーリョは修斗ブラジルのフライ級王者だったこともある。

第1試合開始は19日朝2時(18日深夜26時)。前日には21時から吉野光が出場するUAEWもファイトパスで中継される。速報します。

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【UFC ABC03】レスリングで勝ったシモンが、右でダウンを奪い16連勝=ジャック・ショアから一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
Def.2R3分28秒by 肩固め
ジャック・ショア(英国)

まず右ローを蹴ったシモン。ショアは左ジャブを伸ばす。ワンツーを一挙動で打ったシモンは、ワンツーに組みつきスラムへ。ケージ際ですぐに立ち上がったショアは、ケージに押し込まれ状態から離れる。続くシングルレッグを切ったショアは、前足でハイを蹴ると逆にシングルレッグへ。切ったシモンは、左ボディフックから組んでケージにショアを押し込む。シモンは両ワキを差した状態からヒザを太腿に入れるとエルボーを振るう。

このタイミングで離れたショアが左に右を合わせる。ワンツーに組んだシモンが、ケージに再びショアを押し込む。ショアのヒザが急所に入り、試合が中断もすぐに再開。体を入れ替えられ離れたシモンは、左ミドルを蹴られ左ジャブで姿勢を乱した。

2R、ショアがジャブを伸ばし、ローに右フックを合わせていく。ショアのダブルレッグを切り返し、ボディロックのシモンがエルボーを打ちこむ。ショアが組もうとしても、シモンは切って左ボディを打っていく。パンチのコンビネーションからショアが組むが、すぐに体を入れ替えたシモンが、前方に崩してバックを伺う。

ショアもこれを許さず、正対。シモンは左エルボーの直後にレベルチェンジしてダブルレッグ、肩にショアを抱えて反対側に走ってスラムを決める。立ち上がって離れたショアはジャブに右を合わされて、足が泳いでダウン。殴ってマウントを取ったシモンはバックグラブからRNCを狙いつつ、上を向いたところで肩固めへ。

試合前の言葉通り、ジャック・ショアに初めて黒星をつけた男となったシモンは、次と聞かれ「ショーン・オマリー」の名を大声で発した。


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