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【Bloom FC01】九州から世界へ。独立イベント旗揚げ。メインは上田将年がモンゴル人選手を迎え撃つ

【写真】グラジでモンゴル勢の実力は証明されている。パンクラスで2連敗の上田が、地元でどのような戦いを見せるか(C) MMAPLANET

26日(火)、BLOOM FC実行委員会より11月19日(日)に福岡市中央区の西鉄ホールにいてBloom Fighting Championshipの旗揚げと対戦カード第1弾の発表があった。
Text by Manabu Takashima

博多で第1回大会を迎えるBloom FC──Bloomとは開花という意味を持ち、「九州から世界へ」というモットーを掲げ、活動の根幹は首都圏や他の大都市圏と比べて試合機会の少ない九州勢の地元での試合経験を増やし、実力アップを図るというもの。

Bloom FC実行委員会の中心となるのは博多でアマMMAの大会会場にジムを貸し出すなど、選手育成の後押しをしてきたRanger Gymの奥宮ハント代表と地元が福岡の元MMAファイターで現在は東京在住でレフェリー等でも活動をしている鬼木貴典氏の両者だ。

そして記念すべき旗揚げイベントは2部制で、夜の部で上田将年✖ツェルマー・オトゴンバヤルのフライ級3回戦、同じく3回戦でバンタム級の原田惟紘×上田祐起の一戦。第1部でバンタム級3回戦=持田哲平×オトゴンスレン・スフバット、ライト級2回戦で清水洸志✖深見弦汰という4試合が明らかとなっている。


上田は福岡県筑豊地域在住で、かつて彼の地に存在した緒方ジム所属を名乗り続け、現在は北九州志のG-Freeとダブル所属として活動。パンクラスではフライ級戦線の中心的な存在だった。

これまで将竜のリングネームを使用していたが、36歳となった上田は今年の5月に誕生した長男・竜輝君に竜の字を譲り、これからの現役生活は本名に戦うことを決めた。

今大会では上田の所属するG-Freeを主宰する原田が、実に5年振りに実戦復帰を果たす。自らのジムオープンのために試合から離れていた原田は、コロナ禍により試合の機会が逸し続けてきた。

上田、原田は直近の試合はパンクラス、対してRanger Gym所属の持田はパンクラスを経て地元の修斗公式戦=闘裸男で5月に戦っている。同じくRanger Gymの清水はコロナ禍のアマ修斗EX覇者からEX Fightで藤田大、HEATでイゴール・タナベ、修斗では岩﨑大河と対戦経験がある。アマの藤田戦はともかく、彼がイゴールや岩﨑と試合をしていることが九州在住選手の現状を表している。

チャンスが少ないが故、実力差があろうとも得た試合機会を逃せない。負ければチャンスが遠のく。そんな状況を改善するために中国・四国及び九州でMMAイベント=修斗公式戦を行ってきたのが闘裸男だ。今回、清水は5月の闘裸男で彼を破った深見弦汰とのダイレクトリマッチが組まれているが、深見は赤崎道場所属のシューターだ。ここにもBloomの特色がみられる。つまりは闘裸男系──修斗、パンクラス、DEEPと首都圏での活躍の舞台に関係なく、九州在住の選手の強化を目的としている。

また鬼木氏によると「Bloomで力をつけた選手が、将来的にどこの大会で戦うかは個人の自由。とにかく地元で経験を詰むという首都圏や大阪の選手たちが持っている環境を九州にも整えたい」とのこと。いわばBloomはJ-MMA界の独立国家──首都圏陥落を目指さないキングダムを築くことが目標とされている。

そしてゆくゆくは首都圏から九州に選手を招聘し、ホームとして実績を得るファイトを組んでいく、そのために継続活動を掲げ闘裸男と大会開催時期をずらし、年に2回のイベント開催を目指すという。

また同大会の組み技戦に関してはProgress実行委員会が協力し、旗揚げ大会からグラップリング戦も組んでいく意向だ。現状Progressではフォークスタイルグラップリング、コンバット柔術、サブオンリーの3つのルールで実施しているが、九州という土地柄を考慮し道着マッチの導入も検討されている。

さらに今大会で、上田と持田に国際戦が組まれたように福岡という立地──南日本の玄関口としてハブになる土壌──を生かし、戦績のあるファイターが一段階上の経験を積むうえでの国際戦を毎大会組むというプランも進められている。なお旗揚げ戦で上田と対戦するオトゴンバヤルは現Gladiatorバンタム級王者テムーレン・アルギルマーの練習仲間で戦績は7勝4敗のファイターだ。

一方、持田と戦うスブバットはジャダンバ・ナラントンガラグ率いるシャンダスMMA所属の新鋭で戦績は3勝1敗、リリースよると元MGL-1FCフライ級王者の肩書を持っている。

1281年の弘安の役以来、実に750年振りのモンゴル勢の博多襲来──。今も完全に首都圏中心のヒエラルキーが存在するMMA界において、地元で老舗3プロモーションに関係なく経験を積み、それぞれの目標に進んでいく体制創りと、国際戦を戦う環境を整えるという試みは画期的だ。

思えば米国や英国などNYやロンドン在住でなくても、世界を舞台に戦う選手はいくらでも存在している。逆にいえば福岡と北九州、2つの都市の人口を合わせると250万人──プロ野球球団、Jリーグ・チームは複数存在し、大相撲の本場所がある大都市在住で、世界を舞台に戦える選手が存在していないことが、J-MMAの弱点だ。

旗揚げ前でもあり、海の物とも山の物ともつかぬBloom FC。これから生みの苦しみ、継続開催への障壁などいくらでも立ち塞がってくるだろう。ただし、この試みが生まれたこと自体が画期的であり、旗揚げ大会のみならず今後の動向を注視したい。

なおMMAPLANETでは第1回大会に来日するモンゴル勢からコメントを得たのでここで紹介しておきたい。

ツェルマー・オトゴンバヤル
「試合のオファー、本当にありがとうございます。BLOOM関係者の皆様にとても感謝しています。今回の試合、もちろん自分が100パーセント勝つと信じています。対戦相手のことはリスペクトしていますが、当日は火の出るような試合になるので覚悟してきて下さい」

オトゴンスレン・スフバット
「日本の皆さん、こんにちは。今回、BLOOMに参戦することになり、非常に嬉しく思っています。このチャンスは絶対にものにします! 対戦する持 田哲平選手、激しく熱い試合をしましょう。 しっかり練習してきて下さい。11月19日に会いましょう!」

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【ONE FN13】ラカイの新エースと対戦、遅れてきた草原のルーキー=エンフオルギル「少し緊張しています」

【写真】34歳のオルギル、既に非常に多くのことを経験してきたように見える(C)ONE

5日(日・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN13「Allazov vs Grigorian」のオープニングマッチでエンフオルギル・バートルフーが、ジャンロ・マーク・サンジャオと戦う。
Text by Manabu Takashima

大量離脱後にチームラカイのエースとしての自覚が芽生えたジャンロと、ジャダンバ・ナラントンガラグ門下のオルギルことエンフオルギル──一回り以上違う、ジャンロとの戦いの前に話を訊くと、やはりそこはモンゴル勢、非常に朴訥とした返答のオンパレードだった。


──土曜日の朝、ジャンロ・マーク・サンジャオとの試合が控えていますが、今、どのような気持ちですか。

「少し緊張はしていますが、もの凄く緊張しているわけではないです」

──オルギルは昨年のRoad to ONE Mongoliaで優勝してONEと契約、ONE FFで2連勝してから本戦デビューとなりました。同じルンピニーでの試合ですが、何か気持ちで違いはありますか。

「FFで2度戦った時は、それほど緊張はしなかったです。今回はONEの大きな大会になるので、皆の期待も大きいです。相手が期待の若手ということもあり、FFの時より少し緊張しています」

──その期待が大きいというジャンロは6勝0敗、全て1Rでフィニッシュしています。彼の実力をどのように評価していますか。

「全ての試合で1Rで勝っている強い相手です。自分にそのような経験がないので、自分にはない何か良いモノを持っているのでしょう。ただし、そういう強い選手と戦うので負けないようにしっかりと準備はしてきたつもりです」

──ではオルギルは、自身のどこがジャンロに勝っていると言えますか。

「そこは実際に肌を合わせたわけではないので、相手の実力がどのようなものが分からないのというのが正直なところです。試合が実際に始まって、初めて分かるモノかと思うので、今の段階では自分のどこが彼より優れているのかは答を持ち合わせていないです」

──ONE FF初戦の相手アドニス・セビジェーノはジャンロと同じチームラカイの選手でした。ラカイではオルギルのことを研究するのも2度目度のはずです。

「アドニスには判定勝ちをしましたが、もうジャンロは自分のことを理解しています。同時にジャンロはアドニスよりも自分の方が強いと思っているだろうし、苦も無く勝てると自信を持っているはずです。私としては負けているところはないと思っているので、頑張ります」

──4月と5月の試合の合間はタイで練習していましたが、今回は?

「今回に関してはモンゴルで準備をしてきました。ナラントンガラグ先生の下、チームメイト……若い選手たちと練習してきました。今、モンゴルは凄く良い季節ですし、しっかりと練習できたと思います」

──シャンダスMMA所属選手には日本のグラジで活躍するダギースレンがいて、ニャムジャルガルがRoad to UFCのワンマッチながら2大会連続で試合をします。彼らとオルギルと海外で戦う選手もいて、ジムには勢いがあるのではないでしょうか。

「チームの雰囲気は凄く良いです。今、海外で試合をしている選手だけでなく、将来は外国で戦いたくて練習をしている若い選手もいます。互いがパートナーとして力を出し、ナラントンガラグ先生も経験に基づいた指導をしてくれるので、チーム全体で強くなっています」

──FFより重要になる一戦かと思います。どのような試合を皆に見せたいですか。

「きっと激しい試合になると覚悟しています。ナラントンガラグ先生の指示をしっかりと訊いて、自分の持っているモノ全てを出して戦います」

──ニャムジャルガル、テムーレン、ダギースレンの活躍でモンゴル人ファイターに注目ししている日本のファンに一言お願いします。

「モンゴルの選手に興味を持ってくれて、感謝しています。良い試合をしたいと思うので、期待してください」

■放送予定
8月5日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN13対戦カード

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者] チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン
[挑戦者] マラット・グリゴリアン(アルメニア)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者]ジャレッド・ブルックス(米国)

<キック・フェザー級/3分3R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ダビット・キリア(ジョージア)

<135.5ポンド契約/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
キム・ジェウン(韓国)

<118ポンド契約/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
ララ・フェルナンデス(スペイン)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
オマル・ログログ・ケニ(セネガル)

<サブミッショングラップリング180ポンド契約/10分1R>
タイ・ルオトロ(米国)
ザイード・フセイン・アサラネリエフ(トルコ)

<ムエタイ174ポンド契約/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ナウゼット・トルヒーリョ()

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)

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Gladiator Gladiator022 IMMAF MGL-1FN06 MMA MMAPLANET o ONE ROAD FC エンフトルガ・ガンボルド ジャダンバ・ナラントンガラグ ダギースレン・チャグナードルジ テムーレン・アルギルマー トゥルバヤル・フレルバートル ナムナンバヤル・トール ナモーンゲレル・アムガランバートル ボクシング ムンフジャルガル・バットスフ 中村倫也 海外

【MGL-1FN06】人材育成大会のメインに、トンガー期待&中村倫也とスパーをしたナムナンバヤルが出場!!

【写真】IMMAFのモンゴル大会ではウェルター級を制しているナムナンバヤル。ライト級では相当に大きなフレームになるだろう (C)MMAPLANET

明日24日(土・現地時間)、モンゴルはウランバートルのクロカス・イベントホールでMGL-1 FIGHT NIGHT06が開催される。

今年の1月に同所で行われたMGL-1 FC19ではメインでMGL-1 FCフェザー級王座決定戦をトゥルバヤル・フレルバートルと戦い、新王者となったダギースレン・チャグナードルジがGladiator022に来日し、フェザー級王座決定トーナメント準決勝で勝利しているのは記憶に新しいところだ。

メインはMGL-1 FCライト級挑戦者決定戦=ナモーンゲレル・アムガランバートル✖ナムナンバヤル・トールとなる今大会はFight Night大会。つまり人材育成大会になる。決して層が厚くないなかでトップ選手の海外進出が目立つモンゴルMMA界だけあって、ファイトナイト大会といっても前回大会から引き続き6選手が連続出場を果たしている。


セミに出場するバンタム級のムンフジャルガル・バットスフ(✖ビシグバヤル・ナラー)、第6試合ライト級のエンフトルガ・ガンボルド(✖チョイジャムツ・ホルトソンツェツェグ)、第4試合バンタム級のナンジド・ガンボルド(✖ウスフイレードゥイ・バータルホヤグ)、第2試合フライ級で戦うアルタンスフ・バットジャルガル(✖バルジンニャム・ザグドスレン)が前回大会で勝利し、連勝を狙う。

また第3試合バンタム級のテムージン・オラントゥグス(✖トゥウシントゥグルドゥル・ダシドルジ)、オープニングファイトのフェザー級出場のアンフバヤル・チョローンバートル(✖プレウバートル・バットウルズィー)は共にプロ2戦目、初白星を目指すことになる。

シチュエーションスパーで、体格差は絶対だったが中村倫也を倒すこともあった

メインのライト級挑戦権決定戦。

この試合で戦うナモーンゲレルとナムナンバヤルのプロMMA戦績は、前者が4勝1敗で後者は3勝1敗だ。ナモーンゲレルはガルーダBJJ & MMAの所属で、ナムナンバヤルは同大会を主宰するメンバーの1人ジャダンバ・ナラントンガラグ率いるシャンダスMMAに属しており、5月に中村倫也が同地を訪れた際にはレスリングスパーで肌を合わせている選手だ。

師トンガーがモンゴル期待の新鋭3選手として、ダギースレン、ナムナンバヤル、ガンドグトフ・バートンチョルの名前を挙げており、ナモーンゲレルはガンドグトフとチームメイトだ。

そのガンドクトフは、明日のRoad FCの63キロ級T補欠戦に出場するガルーダのエース的存在で、韓国遠征を前に強度の高い練習をするためにONEファイターのプレウ・オトコンジャガルが所属するイレードゥイMMAで出稽古を行っていたという。

イレードゥイMMAの運営&指導者である荒井順一氏は、ナラントンガラグの盟友であり──モンゴルMMA界の国際力をつけるための挙国一致体制の中で、ナムナンバヤルとナモーンゲレルが鎬を削るマッチアップといえる。

連勝を目指す連続参戦選手のなかで注目はライト級のエンフトルガ・ガンボルドとバンタム級のムンフジャルガル・バットスフのONE Team 勢だ。

ちょっと「大丈夫です。履いています」似のエンフトルガ

エンフトルガは前回大会で15秒KO勝ち。

今回がキャリア4戦目で、0勝1敗の選手と戦うだけにインパクトを残す勝利が求められる。

一方、2大会連続でコメイン出場となるムンフジャルガルはキャリア3勝1敗。前回はマウントパンチで3RTKO勝ちを収めており、明日戦うビシグバヤルはテムーレン・アルギルマーのチームメイトだが、ここまで戦績1勝3敗だけにしっかりと勝利を手にしたいところ。

モンゴル人MMAファイターのトップどころの多くの打撃を指導してきた名匠ガンバートル・シャグダル率いるONE Team勢は、しっかりとしたボクシングとレスリングができる。米国、そして日本や韓国、ONEを目指すためにもまずは国内で結果を残したい。

■MGL-1FN06対戦カード

<MGL-1 FCライト級挑戦者決定戦/5分3R>
ナモーンゲレル・アムガランバートル(モンゴル)
ナムナンバヤル・トール(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ムンフジャルガル・バットスフ(モンゴル)
ヒシグバヤル・ナラー(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)
チョイジャムツ・ホルトソンツェツェグ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
オチルホヤグ・バザルワーニ(モンゴル)
ナランダライ・ツェレンダグワ(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ナンジド・ガンボルド(モンゴル)
ウスフイレードゥイ・バータルホヤグ(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
テムージン・オラントゥグス(モンゴル)
トゥウシントゥグルドゥル・ダシドルジ(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
アルタンスフ・バットジャルガル(モンゴル)
バルジンニャム・ザグドスレン(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
アンフバヤル・チョローンバートル(モンゴル)
プレウバートル・バットウルズィー(モンゴル)

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【Gladiator022】モンゴル最強フェザー級遊牧戦士、ダギースレン「自分の長所を全て出せるよう」

【写真】その素顔は純朴そのもの。同時に来日するテムーレンの方が、よほど都会的で洗練されている──とのこと (C)MMAPLANET

11日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR022でフェザー級王座決定トーナメントが始まり、ダギースレン・チャグナードルジがチハヤフル・ズッキーニョスと対戦する。

頑強な肉体を誇るモンゴル人ファイターだが、現地ではウランバートルや都市部で育って選手と比較して、幼少期から馬に乗り家畜と生活する遊牧民出身選手の肉体と精神の強さは特別視されている。

ダギースレンはまさに遊牧民出身で生まれ故郷のザフハン県オトゴン村は幹線道路も走っていない山間の村だ。モンゴル相撲は当然だが、正式に初めて学んだ格闘技はテコンドーというダギースレン。一見、ファイターとしてニャムジャルガル、テムーレンと比較すると洗練されていないようにも映るが、映像では計り知れない強さを秘めている──そんな空気を纏っているMGL-1FCフェザー級王者、モンゴル最強のファザー級戦士だ。


――まず日本から試合のオファーがあった時、どのような気持ちでしたか。

1月28日にMGL-1 FC19でトゥルバヤル・フレルバートルを2分55秒で下しフェザー級王者に

「参戦が決った時は非常に嬉しく思いました。

今はトーナメントに向けて、練習を頑張っています」

──Road to UFC準決勝大会へのオファーもあったという話を聞きました。それでもグラジエイターで戦うことを選んだのは?

「確かにオファーはありました。ただしワンマッチで、勝ったとしてもUFCと契約できるかどうかも分からない内容でした。それならグラジエイターで試合をする方を選びました。6月と10月、短期間で試合ができます。それは嬉しいことですし、厳しい練習を続けるモチベーションにもなります。今回は4人のトーナメントで、反対側の山の選手のことを調べることができるのも良い点ですね。

既に決勝で戦う可能性のある選手の試合もチェックしています。とはいえ2度勝てばチャンピオンになれる状況ですが、目の前にある試合に集中しています。対戦相手のチハヤフル選手はとても良い選手です。彼のことを研究しながら、先生と戦略を練っています。とにかく自分の長所を全て出せるよう戦いたいです」

──ズッキーニョス選手のどのような点が良い選手だと思う要因ですか。

「組み技が強い選手で、サウスポーなのが特徴ですね。彼のスタイルに合わせて、戦略を練っています」

──師匠のトンガーことジャダンバ・ナラントンガラグは日本でキャリアを積んだ選手でもあります。そして練習仲間のナムジャルガルも3月に試合をしたばかりです。両者から何かアドバイスはありましたか。

5月中旬には現地を訪れた中村倫也ともレスリングスパーを行った

「ハイ。

ただ2人とも日本で戦うということに限定されておらず、初めての場所で戦う時に関して集中の仕方などを助言してもらっています」

──決勝で戦う可能性のある選手の試合もチェックしているということですが、日本の河名マスト選手、韓国のパン・ジェヒョク選手、どちらがファイナルに挙がって来ると現時点で予想していますか。

「それは当日のコンディションにも左右されるので、分からないです。より良い練習をしてきた選手、当日の状態が良い選手が勝ち上がると思っています。それでも現時点の個人的な意見としては、韓国の選手が勝ち上がると予想しています」

──おお、そうなのですか!!

「韓国の選手の方が総合的に強いと思います。だから、彼が上がってくると現時点で思っています」

──ダギースレン選手は遊牧民出身で、ご両親もウランバートルから相当に遠いところで生活していると伺いました。今回、日本に行って試合をすることに関してお父さんやお母さんの反応はいかがでしたか。

「2人とも凄く喜んでくれています。そして父も母だけでなく、家族全員が応援してくれています。家族が自分のことを応援してくれることが凄く嬉しくて、家族のためにも頑張ります」

──ではズッキーニョス選手、そして日本のファンにメッセージをお願いします。

「ズッキーニョス選手、しっかりと練習してきてください。良い試合をしたいので、2人で熱い試合をしましょう。日本のファンの人達には、ぜひ会場に来て試合を見て欲しいです。良い試合を絶対にします。応援よろしくお願いします。そして最後にグラジエイター関係者の皆さん、日本で試合をする機会を与えてくれて感謝しています」

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator022対戦カード

<バンタム級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
今村豊(日本)

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆(日本)
田中壱季(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
廣瀬裕斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
天草ストロンガー四郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
別所竜弥(日本)

<フェザー級/5分2R>
ハンセン玲雄(日本)
徳野一心一馬(日本)

<Gladiatorバンタム級GP1回戦及びGladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
河名マスト(日本)
パン・ジェヒョク(韓国)

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Gladiatorバンタム級GP1回戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
ジェイソン・マルガリョ(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T準決勝/5分2R>
森戸新士(日本)
網藤雄太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級挑戦者決定T準決勝/5分2R>
世羅智茂(日本)
加賀谷庸一朗(日本)

<バンタム級/5分2R>
江田こうすけ塾長(日本)
溝口司(日本)

<ウェルター級/5分2R>
阿部光太(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<フライ級/5分2R>
江木伸成(日本)
空(日本)

<フェザー級/5分2R>
木村総一郎(日本)
藤岡陸(日本)

<ライト級/5分2R>
後藤丈季(日本)
水野翔(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
直島弘昌(日本)

<バンタム級/5分2R>
安枝匠(日本)
吉田開威(日本)

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
武尊(日本)

<フライ級/5分1R>
MASATERU(日本)
塩谷尚也(日本)

<フェザー級/5分1R>
野口蒼太(日本)
西村剛(日本)

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【Gladiator022】フェザー級王座決定T=河名マスト✖失地回復パン、チハヤフル✖蒙古再襲来ダギースレン

【写真】マスト✖パン、チハヤフル✖ダギースレン。今回こそ、勝負が見たい──グラジエイターのアジア路線 (C)MMAPLANET

15日(月)、6月11日(日)に豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR022の対戦カードが発表され、フェザー級王座決定トーナメント準決勝戦2試合=河名マスト✖パン・ジェヒョク、チハヤフル・ズッキーニョス✖ダギースレン・チャグナードルジが組まれることが分かった。

1月のチョ・ソンビン&キ・ウォンビン、3月のニャムジャルガル・トゥメンデムベレル&テムーレン・アルギルマーに続き、韓国&モンゴル勢の襲来。そのチョ・ソンビンが返上したベルトの新しい持ち主が決まる決勝戦は、10月1日の次回大会に実施されることも明らかとなっている。

加えて、今回はMMAではグラジ初参戦の川名マスト、さらに生え抜きといっても過言でないチハヤフルが1年半振りの参戦──と、外敵に蹂躙されない迎撃手が用意されたといっても良いだろう。


昨年8月にLFAに挑むもアライア・ジョンズに敗れ、11月にネクサスの寿希也戦でもタフファイトを経験した河名。

Road to UFCの選考に漏れ、UAEWやBRAVE CFという中東を視野に入れていたが、その目的は国際戦であったため国内でのベルト獲りに舵を切った。

対するパン・ジェヒョクは昨年12月の横浜大会と4月の立川大会とパンクラス参戦し、フェザー級暫定KOP透暉鷹、続いて亀井晨佑に2試合連続でスプリット判定負けも喫している。どちらも接戦、とはいえ下記にある本人のコメントで話しているような亀井戦の勝利はない。

ただし透暉鷹戦でのテイクダウンを切る能力を河名にとっては非常に嫌な相手。また透暉鷹、亀井と直接比較されることになるRoad to ”Road to UFC”第一関門となる。

もう一方の準決勝戦に出場するチハヤフル・ズッキーニョスはキャリア7勝1敗、福田龍彌擁する京都のMIBURO所属の選手でグラジエイターではグラチャンとの合同興行を含め4連勝中、7つの勝利のうちフィニッシュ勝利が6試合ある。

グラジ参戦は1年半振りとなるが、この間にDEEP大阪大会、グラチャン、Wardogで3勝1敗という結果を残しての凱旋となる。ある意味、新しい時代を迎えたGladiatorにあって生え抜きのファイターだが、そのグラジで育った選手たちが国際戦で惨敗を喫する状態が続いている中で、どのようなファイトを見せることができるか──注目だ。

そして蒙古再襲来、ズッキーニョスと戦うダギースレンはジャダンバ・ナラントンガラグの一番弟子といって良い存在でMMA戦績は5勝0敗、MGL-1FCフェザー級チャンピオンだ。

モンゴル相撲、テコンドー、キック、ノーギグラップリングとMMAで実戦を積んできたダギースレンには、練習仲間ニャムジャルガルと同様に大会こそ準決勝イベントとなるがRoad to UFCのワンマッチでのオファーがあった。ただし、ワンマッチ戦での勝利をどこまでUFCが評価するかは不明で、師ナラントンガラグが自身のキャリアを顧みて日本で経験を積むことを進言したという。実力未知数のダギースレンだが、ニャム&テムと同様の力を持つのであれば王座決定トーナメントの優勝候補に考えられるだろう。

ここに勝てば──来年のRoad to UFC出場に近づく可能性は十分であることは、グラジ過去2大会を見ても明らかだ。そんなステップアップがかかった王座決定トーナメントに挑む4選手がプレスリリースに寄せたコメントは以下の通りだ。

ダギースレン・チャグナードルジ
「トーナメントに呼んでもらえたこと、とても嬉しく思っています。そして、自分が新チャンピオンになると信じています。自分は目指している目標に向かって毎日練習に励んでいます。今回のトーナメントでは練習で培ったものを全て出して、自分がどれほど強い人間かということを見せつけるつもりです。

6月11日に対戦するチハヤフル・ズッキーニョス選手、しっかり練習してきて下さい。そして、火の出るような熱い戦いをしましょう!」

チハヤフル・ズッキーニョス
「Gladiatorでチャンスをもらえたことが僕の格闘家としての始まりです。このところ他団体に参戦していましたが、トーナメント出場という形で戻って来ることができて嬉しく思います。僕が離れている間にも選手層が広がり、急激にレベルが上がっていると感じます。

今回のトーナメントも強者が集うと思いますが、これに勝ち抜いて優勝したときには間違いなく王者に相応しい男になっていると確信しています。正直な話、これまでにGladiator初参戦の選手がいきなりタイトルに挑戦してベルトを持っていくのを見ていて、面白くありませんでした。

その点、今回はトーナメントなのでドロドロの潰し合い、人生の奪い合いになると思います。それでこそのベルト、それでこその格闘技だと思うので、開催してくれたことに感謝です! 目の前の相手を片っ端から倒して、僕が1番グGladiatorのベルトが似合う男だと証明します!」

パン・ジェヒョク
「パンクラスで2連敗中にもかかわらず、今回Gladiatorのフェザー級王座決定トーナメントに参戦できるようになりました。まずタイトルを得られるチャンスを与えてくれたGladiatorの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。

自分が出来る最高の試合で盛り上げることが、恩返しだと思っています。今回のGladiator初陣では必ず相手を仕留めてみせます。実際、パンクラスでの2試合とも自分の勝ちだと思っています。だからこそGradiatorの皆さんも、自分にこの大きなチャンスをくれたと理解しています。

透暉鷹選手には2-1、亀井選手には3-0で勝ったと思っています。透暉鷹選手との再戦が決まったと思っていましたが、亀井選手と試合をすることになりました。あの試合では有効打撃、ダメージともに自分でした。なぜ、あのような結果になったのか未だに理解できないです。Gladiatorのベルト取った後で、透暉鷹選手と亀井選手にはリベンジをしたいと思っています。

今回戦う河名マスト選手は、日本のグレコローマンレスリンクのエリートだと聞いています。試合映像をチェックしましたが、それだけのことはあって力も相当あるし、打たれ強い良い選手だと思います。残念なのは、自分のように派手なファイトで観客を盛り上げられる能力が足りません。なので、彼を相手にしてどうすれば観客の皆さんが盛り上がるのかを教えてあげます。

本来、自分は派手で面白い試合をしようとしてきていましたが、最近は勝ちに拘り良い結果を残せなかったです。なので、河名選手との試合では過去最高レベルで積極的にフィニッシュを狙うつもりです。自分に大きなチャンスをくださった櫻井代表に感謝しています。出来る限り、面白い試合をしてベルト取るので、応援よろしくお願いします」

河名マスト

「自分のためのトーナメントだと思っています。勝ちます」

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MMA o ONE UFC カン・ギョンホ キック ジャダンバ・ナラントンガラグ ファーニー・ガルシア

UFC on ESPN+80:第1試合・ブレイディ・ヒースタンド vs. バットゲレル・ダナー

バンタム級

ヒースタンドは一昨年のTUF29準優勝。決勝でリッキー・トゥルシオスにスプリット判定負けし、1年以上のブランク明けとなった昨年11月にUFC0勝1敗のファーニー・ガルシアと対戦。序盤にフラッシュダウンを奪われるなど、打撃では劣勢だったが、しつこくタックルを仕掛け、ポジションを取っての判定勝ち。まだ23歳。

モンゴルのダナーはここまでUFC3勝3敗。元ONEフェザー級王者でモンゴルMMAのパイオニアジャダンバ・ナラントンガラグの弟子。3連勝後にUFCデビューから5勝0敗1分けのクリス・グティエレスにバックブローをもらいKO負け。前戦は昨年6月のシンガポール大会で、韓国のカン・ギョンホ相手に僅差の判定負けで連敗となった。これまではジャクソンウィンクMMAでトレーニングしていたが、今回からヘンリー・セフードらが所属するファイトレディに移籍。レスラーが多い環境でレスリングが強化してきている。ファイトレディに出稽古に来ていた倉本一真ともスパーリングをしてきたとのこと。

打撃でプレスしていくダナー。ケージ際をサークリングするヒースタンド。タックルのフェイントを見せる。ダナーカーフキック。ヒースタンドもカーフを打ち返す。ヒースタンドタックル。ダナー脇を差して受け止めたが、ケージに押し込んだヒースタンド。こらえながらパンチを入れるダナー。投げて倒し鉄槌を入れたダナーだが、ヒースタンド立って離れた。ミドルを一発入れたヒースタンド。ヒースタンドのサークリングが続く。残り1分。ヒースタンドまたタックル。切ってパンチを入れたダナー。さらにタックルに来たところを受け止めると膝を入れる。ジャブを入れるダナー。残り10秒でパンチ連打を入れて出ていくダナーだが、最後にヒースタンドのパンチを貰い膝を着く。ホーン。

ややダナーという展開だったが、最後にフラッシュダウン気味に倒したヒースタンドのラウンドか。

2R。ダナーいきなり左を打ち込みダウン奪取!すぐに立ったヒースタンドにプレッシャーをかけていく。ヒースタンドタックル。ケージに押し込んだ。テイクダウン。両者鼻血を出している。立とうとするダナーのバックに回った。ハーフバック。前に落とそうとするダナーだが、足の指でケージを掴んで耐えるヒースタンド。反則だがレフェリー見えてない。両足フックしバックマウントに。チョークを狙っていく。正対させようとするダナー。正対に成功し上を取った。インサイドから肘・パウンド。ヒースタンドは下からホールドして凌ぐのみ。残り50秒で起き上がりタックルに入って立ったヒースタンド。またプレスするだねー。ヒースタンドまたサークリングするが動きが落ちている。ホーン。

2Rはダナーのラウンド。

3R。今度は下がらなくなったヒースタンド。しかしダナーがプレスしてくるとじわじわケージ際に。下がりながらジャブを入れる。ダナーちょっと手数が減っている。疲れか、1Rも取っていて判定で勝っているという認識か?スタンドの打撃でヒースタンドが手数で上回っている。右がヒット。今度は左を当てたヒースタンド。ヒースタンドタックル。ダナー切れずに下に。やはり疲れがあるのか。ヒースタンドパウンドラッシュ。背中を向けて立とうとするダナーだが、バックをキープしてパウンドを打ち続ける。ダナーが動けず打たれ続けるのを見てレフェリーストップ!

序盤逃げ続けてカウンターを狙う展開はいまいちだったが、3Rにタックルで攻めたヒースタンドがフィニッシュ勝利。

2R猛攻していたダナーだが、スタミナ切れしてしまったのか。これで3勝4敗、3連勝のあと3連敗になり、厳しくなった。

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ABEMA F1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF13 アドニス・セビジェーノ エンフオルギル・バートルフー ジャダンバ・ナラントンガラグ チャンネル ドレックス・ザンボアンガ ルンピニー

【ONE FF13】必見、ラカイ✖トンガー! フィリピン=セビジェーノ✖モンゴル=エンフオルギル

【写真】フィリピン✖モンゴル。こういうマッチアップがルンピニーで見たかった。ムエタイの殿堂から、アジアの殿堂へ (C)MMAPLANET

明日、21日(金・現地時間)にタイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Friday Fight13で非常に興味深いバンタム級マッチが組まれている。

それがフィリピンのアドニス・セビジェーノとモンゴルのエンフオルギル・バートルフーという一戦だ。前者はチーム・ラカイ、後者はチーム・トンガーという先人がサークルケイジで活躍し、それぞれの国のMMAを引っ張ってきたという歴史がある。


セビジェーノとエンフオンギルの顔合わせは、勝てば次がある。そのようなシンプル構造&消化型イベントのONE FFにあって、両者が今後ONE本戦にステップアップできるか否かという論点だけでない、背景を加えてストーリーラインが見える生産型マッチアップといえる。

セビジェーノはONE Warrior Series Philippinesで、エンフオルギルはRoad to ONE MongoliaとONEの人材派遣シリーズからONE本隊と契約を果たしたファイターだ。ONE FNが月一イベントとなり、立ち技とグラップリングの選ばれたファイター達に指定席が用意されるなか、MMAファイターはなかなかFN出場の機会を得ることができない。結果的にFFで戦うことになるのだが、選手としてはハングリー精神に火がつき、イベントは実の有るカードが増えるという利点がある

しかもフィリピンとモンゴルは、アジアにおいてそのポテンシャルの高さは誰もが認めるアジア最強国家候補だ。その一方で、期待通りにMMA産業が発展していないというお国事情にも似通っている。そんな現状を打破する機会こそ、両者が勝ち上がったONE WS PHとRoad to ONE MNであった。

セビジェーノは同シリーズ優勝後にチーム・ラカイに移籍し、昨年12月のマニラ大会で同朋のドレックス・ザンボアンガと対戦。打からテイクダウン&スクランブル、そしてポジションと極めというウェルラウンディットMMAを展開したが、判定負けを喫している。

この試合、勝ったザンボアンガ、敗れたセビジェーノともに全ての局面で戦おうという意欲が感じられた一方で、MMAをしようという意識が強すぎるのか、ストロングポイントを押し付けるのではなく、自分が強くない部分でも攻勢に出ようという無理からMMAを戦っているという風でもあった。

その点。エンフオルギルはフィリピンとモンゴルの格闘事情の違いもあり、組み技と打撃という個々の競技で強さを背景にMMAを組み立てている印象がある。

スイッチヒッター、ロングレンジのパンチで構えを変えて組みにいくような動きもでき、エンフオルギルの攻撃は重量感でセビジェーノを上回る。

その一方で、朴訥に強さを求めるジャダンバ・ナラントンガラグと門下生のエンフオルギルは、待つときは待つだけにルンピニー大会では、イエローを受ける可能性は十分にある。

対して、ラカイに移って2戦目のセビジェーノがルールと裁定基準をより研究し、スコアリングに長けたラカイ流儀に従って戦うことができれば、攻め過ぎてピンチに陥る展開は減るはずだ。

肉体的ポテンシャルの高さは絶対のアジア最強候補国の2人が、ゲームと精神力をいかに融合させるか。その辺りが勝負の鍵を握る一戦になる。


■放送予定
4月21日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE FF13MMA対戦カード

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
アドニス・セビジェーノ(フィリピン)
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
カルロス・アルバレス(フィリピン)
レザー・アバシ(イラン)

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Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET o ONE Special ジャダンバ・ナラントンガラグ ダギースレン・チャグナードルジ トゥルバヤル・フレルバートル 海外

【Special】アジアの今:モンゴル(01)ダギースレン・チャグナードルジ「子供の頃、家畜と格闘していた」

【写真】ニャムジャルガルはMGL-1FCフライ級王者。テムーレンはバンタム級挑戦者決定戦で勝利。そしてダギースレンはフェザー級王者……(C)MMAPLANET

2023年に入り、J-MMA界で顕著になりつつある現象がある。韓国、モンゴル、フィリピン、そしてキルギスとアジア諸国からフィジカルに優れ、打撃に強く、組み技の技術も習得している選手が来日し、日本人ファイターにとって郷里になりつつある。

そんなアジアの今──とはいっても昨年12月から今年の1月にかけて取材した──を、フィリピン、韓国、モンゴルからインタビュー形式で紹介していく。

第1回は26日(日)のGladiator021に来日した2選手が、衝撃的な勝利を収めたモンゴルからMGL-1FCフェザー級王者ダギースレン・チャグナードルジの登場だ。

1月28日(土・現地時間)にウランバートルのクロカス・イベントホールで開催されたMGL-1 FC19のメインで、トゥルバヤル・フレルバートルをパウンドアウトしベルトを巻いた直後に訊いたダギースレンの言葉をお届けしたい。


──おめでとうございます。チャンピオンになった気持ちを教えてください。

「ありがとうございます。長い時間、この試合に向けて練習してきたので本当に嬉しいです」

──前王者で同門のエンフオンギル・バートルフー選手がRoad to ONE Mongoliaに出場して優勝。同じ階級でジムメイトの活躍を眺めていないといけなかった時はどのような気持ちでしたか。

「チームメイトなので、もちろん頑張ってほしいという気持ちはありました。エンフオンギル選手がRoad to ONEで優勝してベルトを返上したことで、自分はタイトルマッチを戦えました。まず順序としてモンゴルでチャンピオンになることです。ですから、このような形でチャンピオンになれたことを凄く嬉しく思っています」

──シャンダスMMAを訪れた時、師匠のジャダンバ・ナラントンガラグが「今後モンゴルで一番期待できるのは、ダギースレンだ」と言っていました。

「素晴らしい先生から、そのように言ってもらえたことは今後の励みになります。ただ、その言葉は自分が必死に練習していることを踏まえてのことだと思うので、これからも今まで以上に頑張って練習していきたいです」

──初めてモンゴルでMMAジムを回らせてもらったのですが、自分たちからすればモンゴル人選手のフィジカルは頭抜けていて、気持ちも強いと感じます。ただ、関係者の多く人が「ウランバートルの人間は弱い。力があり、バランス感覚に優れた遊牧民の選手たちこそ、モンゴルの未来になる」と言われていました。そしてダギースレン選手の家族は遊牧民だと聞きています。

「ハイ。自分の家は山岳地帯にある遊牧民の家庭です。今日も父親は家畜の世話があるので会場に来ることができず、母だけが応援しにきてくれました。遊牧民の子供は小さい頃から、当然のように家畜と触れっているので、体は強いと言われています。自分の場合は標高の高いところで生まれ育ったので、ウランバートルと違い空気が綺麗でした。そこで家畜と一緒で育ってきたので、肺活量が高いと思います。スタミナがあって、疲れない体質です。そういうことを自分の利点として理解した上で、MMAの技術を習得していけばMMAファイターとして大きな成功を収めることは可能でないかと思っています」

──遊牧民として、強さの源は空気なのですね。

「空気も重要です。それと自分は遺伝も関係しているのではないかと思っています。父親がモンゴル相撲の力士で、凄く強かった。その血を自分は受け継いでいます」

──ダギースレン選手自身もモンゴル相撲をやっていたのですか。

「実はそんなにやっていないです(笑)。子供のころは家畜と格闘していました」

──素晴らしい話です。実は師匠のトンガー(ナラントンガラグ)にモンゴル人の強さの秘密を尋ねると、岩塩と馬のアキレス腱を食べることだと言っていたので……この質問をしたのですが、モンゴルの食生活も変わったのかもしれないですね。

「……。そうですね、先生とは時代の違いがあるかもしれないです(苦笑)」

──アハハハハ。さきほど名前の出たエンフオンギル選手はONEと契約し、トンガーのレガシーを継ぎます。ダギースレン選手は今後のキャリアをどのように考えていますか。

「今日、MGL-1FCというモンゴルのチャンピオンになることができましたが、世界的に見れば小さな団体のチャンピオンです。今後は大きな大会で試合をしたいので、その前には海外の大会で経験を積みたいと思っています」

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【MGL-1FC19】試合結果 トンガ―の愛弟子、草原の化身ダギースレンが新フェザー級王者に

【写真】師ジャダンバ・ナラントンガラグと同じ遊牧民で祖父、父はモンゴル相撲で活躍したという草原の化身ダギースレン・チャグナードルジが新フェザー級チャンピオンに (C)MMAPLANET

28日(土・現地時間)、明日28日(土・同)にモンゴルはウランバートルのクロカス・イベントホールでMGL-1 FC19が開催された。

ジャダンバ・ナラントンガラグがメンバーのMongolian Best Fighter’s Association主催の同大会は、マーキー・ナイトクラブから急遽会場が変更され、5時スタートながら10時より同会場が通常のクラブとして営業が始まるために、試合の合間のアトラクション的な催しは一切省かれコンパクトな進行で進んだ。

メインのMGL-1 FCフェザー級王座決定戦では、タフファイトが予想されるなかダギースレン・チャグナードルジがトゥルバヤル・フレルバートルを右ストレートでダウンを奪い、初回でパウンドアウトしベルトを腰に巻いた。

今大会の詳細レポートは後日アップとし、ここでは試合結果をお伝えしたい。

第7試合で組まれていたフライ級戦でジャンチウニャムボー・バットチョローンと対戦予定だったダワースレン・オーガンビレグは計量会場に姿を見せず行方知れずとなっていたが、前夜に連絡が取れ計量もパス。この一戦は無事、実施されることになっていたが、結局ダワースレンは試合会場に現れずキャンセルに。イベント開始直前まで、ケージのなかで調整を行っていたジャンチウニャムボーはダワースレンに振り回され気の毒なばかりだった。


<MGL-1 FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
Def.1R2分55秒by TKO
トゥルバヤル・フレルバートル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ムンフジャルガル・バットスフ(モンゴル)
Def.3R2分13秒by TKO
テムージン・オラントゥグス(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)
Def.1R0分15秒by TKO
トルガバット・ウルズィージャルガル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ウスフイレードゥイ・バータルホヤグ(モンゴル)
Def.1R1分30秒by RNC
ムンフジャルガル・ガンホヤグ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
ナランダライ・ツェレンダグワ(モンゴル)
Def.2R1分04秒by RNC
チョイジャムツ・ホルトソンツェツェグ(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
アルタンスフ・バットジャルガル(モンゴル)
Def.1R3分08秒by RNC
スフエルデネ・エルデネツォグト(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
マルガドエルデネ・バットジャルガル(モンゴル)
1R3分34秒by RNC
アンフバヤル・チョローンバートル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ナンジド・ガンボルド(モンゴル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
バットジャルガル・バルガン(モンゴル)

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MGL-1FC19 MMA MMAPLANET o ONE   ジャダンバ・ナラントンガラグ ダギースレン・チャグナードルジ トゥルバヤル・フレルバートル 朴光哲

【MGL-1FC19】計量終了 電気代滞納で電気が止められ会場変更。1選手が連絡が取れない状態に?!!!!!

【写真】トゥルバヤル・フレルバートル(左)とモンゴルの朴光哲(??)ことダギースレン・チャグナードルジは揃って大会前日MMAスパーを行っていたが、無事計量を終えた(C)MMAPLANET

27日(金・現地時間)、明日28日(土・同)にモンゴルはウランバートルのマーキーナイトクラブ・ウランバートルで開催予定だったMGL-1FC19の計量が、同地のシャンダスMMAジムで行われた。

開催予定だった――というも、大会2日前になってイベント会場がクロカス・イベントホールに変更されたからだ。その変更理由というのが、マーキー・ナイトクラブが電気料金を滞納し続け、ついにはウランバートル当局から送電を止められてしまい使用不可能になってしまったという日本では信じられないモノだ。

計量も同会場からジャダンバ・ナラントンガラグが指導するシャンダスMMAに変更されて実施された。


スタートは午前9時ということだったが、その前からジムに着いていた選手たちは主催者立ち合いの下でスケールへ。予備計量と思いきや、体重を測った選手たちはすぐにおかゆやスープなど食事をとり始めた。

9時開始というのはセレモニアル計量で、本計量はそれ以前に対戦相手陣営の確認なしに執り行われていたことになる。

そして全9試合、18人の出場選手中17人が問題なくパスし、第7試合のフライ級戦でジャンチウニャムボー・バットチョローンと対戦予定だったダワースレン・オーガンビレグが計量会場に姿を見せず、連絡も取れない状態のままセレモニアル計量&ファイスオフは終わった。

計量前日、ウランバートルにある3つのMMAジム=シャンダスMMA、ONEチーム、ガルーダMMAを取材したが、3つのジム全てで翌日に計量を控えた選手がサウナスーツを着込み、ミット打ちだけでなくスパーリングで顔面を当て合うような練習が確認された。

水抜きで体重を落とし、計量前日は基本休息。マス以上のスパーリングをすることなど、ほぼ見られないのがMMAの現実と思われていたが、そうでない世界がモンゴルMMA界には存在した。計量会場に現れた選手たちの計量失敗はなかったのもの水抜き等でギリギリまで落とすのではなく、リミットにはやや余裕の感じられる選手たちが多い――そんなMGL-1FCの計量風景だった。

■ MGL-1FC計量結果

<MGL-1 FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ:65.7キロ
トゥルバヤル・フレルバートル:66.0キロ

<バンタム級/5分3R>
ムンフジャルガル・バットスフ:60.5キロ
テムージン・オラントゥグス:61.2キロ

<フライ級/5分3R>
ジャンチウニャムボー・バットチョローン:56.5キロ
ダワースレン・オーガンビレグ:――キロ

<ライト級/5分3R>
エンフトルガ・ガンボルド:69.6キロ
トルガバット・ウルズィージャルガル:68.5キロ

<バンタム級/5分3R>
ウスフイレードゥイ・バータルホヤグ:69.6キロ
ムンフジャルガル・ガンホヤグ:68.5キロ

<ライト級/5分3R>
チョイジャムツ・ホルトソンツェツェグ:70.0キロ
ナランダライ・ツェレンダグワ:68.8キロ

<フライ級/5分3R>
アルタンスフ・バットジャルガル:56.7キロ
スフエルデネ・エルデネツォグト:57.0キロ

<フェザー級/5分3R>
アンフバヤル・チョローンバートル:65.5キロ
マルガドエルデネ・バットジャルガル:65.7キロ

<バンタム級/5分3R>
バットジャルガル・バルガン:60.5キロ
ナンジド・ガンボルド:60.2キロ

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