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UFC307:第10試合・ジョゼ・アルド vs. マリオ・バティスタ

バンタム級。アルド10位、バティスタ11位。

殿堂入りファイターアルド。2022年、後の王者ドバリシビリに敗れて王座挑戦の道が遠のいたところで、まだ余力を残して引退。ボクシングに転向していたが、ボクシングではエキシを含めて2勝0敗1分(1分の相手はジェレミー・スティーブンス)で、本人が望んだビッグネームとの対戦も実現せず。今年5月のブラジル大会で1年9ヶ月ぶりに復帰すると、いきなりランカーのジョナサン・マルチネスに打撃戦で上回っての判定勝ち。その試合は引退前に残っていた試合契約を消化したもので、その後についてはその時点では未定だったが、UFC継続参戦の道を選んだ。38歳。

バティスタはUFC8勝2敗。2022年から前座~中堅で5連勝し、今年1月のリッキー・シモン戦でランカー初挑戦。終始打撃で手を出し続けて判定勝ちしてランキング入りを果たした。バックボーンはレスリング・柔術で、6連勝中に一本勝ちが3回ある。敗れた相手はコーリー・サンドヘイゲンとトレヴィン・ジョーンズ。31歳。

オッズはバティスタがフェイバリット。

プレスするバティスタ。右ハイ。ボディブロー。詰めたバティスタが組んでケージに押し込む。押し込みながらヒザを入れる。シングルレッグを狙ったが放す。なおも押し込んでいるバティスタ。レフェリーはフィニッシュを狙えと指示。入れ替えて離れるアルド。バディスタ下がらずヒザ。また組み付いていったが、押し込ませず離れるアルド。バティスタハイキックからタックルに。またケージ押し込み。押し込み膠着で会場ブーイング。ヒジを入れたバティスタ。アルド離れる。前に出るアルド。ジャブからアッパー。下がりながらジャブを入れるバティスタ。残り1分。バティスタワンツーをヒット。アルドも右を返す。アルドのワンツーがクリーンヒット。バティスタのハイをスウェーでかわした。ホーン。

1R手数でバティスタ

2R。ジャブで出るアルド。下がるバティスタ。左ボディから左フックを入れたアルド。バティスタタックル行くがアルドのヒザがヒット!足にしがみついたバティスタだが放した。バティスタもパンチ連打で出る。アルドちょっと消耗したか?ガードが下がり気味。それでもワンツーを返す。バティスタもパンチを返して出るとタックルへ。ケージに押し込む。会場は打ち合えという意味か、大ブーイング。差し合いから肩パンチを入れるバティスタ。シングルレッグを狙うが放した。アルド入れ替えて離れるが、バティスタ下がらず打ち合っていく。アルドのワンツーがヒット。両者のジャブがヒット。右を入れてからタックルに入るが、またブーイング。残り1分。引き剥がしたアルド。パンチのコンボで出る。バティスタ飛びヒザ。アルドは左右のパンチを入れる。バティスタまたタックル。ケージでこらえたアルド。ホーン。

2Rアルド。

3R。ジャブの刺し合い。ライブオッズはイーブンに。打撃戦でやや下がり気味のアルド。バティスタが入ってくるところにパンチを合わせる。バティスタタックル。会場ブーイング。一瞬膝を着いたアルドだがこらえた。ちょっと口が開き気味のアルド、耐えるのみだがブレイクがかかる。バティスタすぐタックルへ。脇を差して防いだアルドだが、押し込んで膝を入れるバティスタ。離れた。バティスタの飛びヒザにアルドがパンチを返す。距離を取るバティスタ。出てきたアルドにまた組み付いてテイクダウン狙い。離れたが飛びヒザを放つバティスタ。ヒットせず。アルドがパンチを入れるがホーン。

29-28、28-29、29-28のスプリットでバティスタ勝利。

3Rは手数で五分、テイクダウンを仕掛けてケージに押し込むバティスタに、アルドは防ぐだけだった。

会場は大ブーイング。

割れたのは3R。

mmadecisions.com

メディアのジャッジも完全に割れている。

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PFL2024#8:第7試合・ブレント・プリマス vs. クレイ・コラード

ライト級トーナメント準決勝。

元Bellator王者プリマス。2017年に無敗のままチャンドラーの王座に挑戦し、チャンドラーが開始早々に足を負傷してTKO勝ち。しかしダイレクトリマッチでは判定負けで王座から陥落。昨年のライト級GPは落選となったが、シドニーアウトローの欠場により代役で出場を果たすと、一回戦でマンスール・ベルナウイに判定勝ち。準決勝はライト級王者ウスマン・ヌルマゴメドフとの対戦で、ほぼ見せ場なく判定負けとなったが、試合後にウスマンがドラッグテスト失格によりノーコンテストに。PFLに買収された後、GPはそのまま続報がなく自然消滅状態となっているが、本来ならプリマスもまだトーナメントからは敗退していない。リーグ戦は初戦で昨年のベスト4ブルーノ・ミランダにチョークで一本勝ち。準決勝も同じく昨年ベスト4のソロモン・レンフロに3Rチョークで連続フィニッシュ勝利。1位通過を果たしている。39歳。

コラードは2021年のPFL初戦はアンソニー・ペティス、2022年はジェレミー・スティーブンス、昨年はシェイン・バーゴスと、元UFCのトップ選手相手に勝利しているが、PFLでは昨年の決勝進出が最高成績で、まだ優勝には届いていない。今年のBellatorとの対抗戦ではAJ・マッキーにギロチン→三角で秒殺一本負けしたが、リーグ初戦では元Bellator王者パトリッキー・フレイレから2RKO勝ちでまたもビッグネーム食いに成功。が、2戦目は元Bellatorフェザー級ランカーのマッズ・バーネルに、地元で入れ込みすぎて攻め疲れで判定負けした。31歳。

ワンツーを打ち込むコラードプリマスのパンチをスウェーでかわすが、プリマスタックルへ。シングルレッグ。ケージでこらえるコラード。ボディロックに切り替えたプリマス。テイクダウン。立とうとするコラードからバックマウント。尻を上げて前に落とそうとするコラードだが、プリマスは落ちずにバックから殴る。バックの体勢のまま残り1分。手打ちのパンチしか打てないプリマスだが、ディフェンスしているだけのコラードはこのままだとラウンドを落とす。残り10秒で膝を着いたコラード。バックから殴るプリマス。ゴング。

1Rプリマス

2R。パンチで出るコラード。右がヒット。プリマスタックルへ。またケージ際でボディロックに。外掛けテイクダウン。ガードを取るコラード。パスしたプリマス。また背中を向けたコラードからバックマウント。背負って立ったコラードだが、プリマスバックマウントをキープし殴る。コラードまた前に落とそうとするが、プリマスしっかりとバックキープ。膝を着いたコラード。パウンドを入れるプリマス。左右のパンチ連打。強いパンチではないが、ちょっと打たれすぎているコラード。腕を掴んで前に落とそうとするコラードだが落ちないプリマス。チョークに入るが時間がない。ゴング。

2Rプリマス。10-8あってもおかしくない。いずれにしてもフィニッシュが必要なコラード。しかし消耗している。

2R。パンチで出るコラードプリマスタックル。切ったコラードコラードがパンチで出て飛び膝。が、キャッチされテイクダウンを許した。スクランブルで逃れようとするコラード。反転して立ったが、プリマスはケージに押し込んでダブルレッグ。コラードのバックに回る。コラード立ってスイッチで正対しようとしたが、プリマスまた背中に乗ってバックマウント。しかしコラード今度は下に落とした。コラードパウンド。ボディ踏みつけ。離れて立たせたコラードプリマスちょっと疲れたか。コラードノーガードで出る。ワンツー。しかしコラードも疲れがある。バックブロー。かわされて組み付かれる。プリマスまたボディロック。脇をくぐってスタンドバックからテイクダウンしたプリマス。四の字バック。残り1分。仰向けで時間が過ぎる。コラード脱出できないまま、苦し紛れに背中のプリマスにパンチを入れる。タイムアップ。

30-27×2、30-26の3-0でプリマス勝利。

プリマス、Bellatorの100万ドルGPはどうなったか分からないままだが、PFLで賞金100万ドルに王手。

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UFC301:オッズ/予想と展望

アレクサンドル・パントーハ 1.52
ティーブ・エルセグ 2.60
ジョナサン・マルチネス 1.62
ジョゼ・アルド 2.36
アンソニー・スミス 4.90
ビトー・ペトリーノ 1.19
ミシェウペレイラ 1.18
イーホル・ポティエリア 5.10
ポール・クレイグ 5.10
カイオ・ボハーリョ 1.18
ジャック・ショア 2.40
ジョアンダーソン・ブリート 1.60
カロリーナ・コバルケビッチ 4.30
ヤスミン・ルシンド 1.24
エルブス・ブレナー 3.15
ムイクティベク・オロルバイ 1.38
ジェアン・シウバ 1.80
ウィリアム・ゴミス 2.05
ジョアキム・シウバ 2.50
ドラッカー・クロース 1.56
マウリシオ・ルフィ 1.52
ジェイミー・ムラーキー 2.60
ディオネ・バルボサ 1.46
エルネスタ・カレツケイテ 2.80
イスマエル・ボンフィム 1.19
ヴィンス・ピシェル 4.90
アレッサンドロ・コスタ 1.70
ケビン・ボルハス 2.20

ブラジル大会のナンバーシリーズ。しかし先月の記念大会で駒を使い切ったせいで、苦しんだ跡が見えるメインとセミのカードに。

メインのタイトルマッチが地元の王者パントーハの防衛戦というのは決まっていたが、挑戦者候補が怪我などで次々にいなくなり、3月に判定勝ちしたランキング7位のモカエフまでが挑戦者枠に入っていたが、どうせ下位ランカーにするならありえないくらいの飛び級にした方が話題になると考えたのか、発表された挑戦者はランキング10位・UFCデビューから11ヶ月のエルセグ。

エルセグは去年の2月には地元オーストラリアのイベントで、日本の平井相手に防衛戦を行っていた。1Rチョークで勝利すると、試合後のバックステージでUFCとの契約が決まる。UFCデビュー戦はマット・シュネルの欠場で回ってきたランキング10位のドボジャーク戦で、僅差ならが判定勝ちしていきなりランクイン。2戦目はランカーと対戦予定が相手が欠場し、ノーランカーの代役との対戦で、またも接戦となり三者29-28の僅差判定勝ち。3月の前戦では、ベテランでランキング9位のマット・シュネルに初のフィニッシュ勝利となるKO勝ち。とはいえ、試合後のマイクでは「トップ5と戦いたい」という主張で、今回のような特殊な事情がなければ、王座挑戦が回ってくることはなかっただろう。

オッズは大差でパントーハ…と思いきや、そこまでの差ではない。それでもタイトル挑戦したモレノ戦、初防衛のロイバル戦よりは評価が高いが。

絞め技での勝利が多いグラップラーと思っていたが、前戦のシュネル戦ではKOパンチを持っているところも見せたエルセグ。が、それは相手のシュネルが打たれ弱くなっているという理由もあったし、1戦目・2戦目の内容を見ると、ランキング相応の実力で、底が見えないという印象ではない。順当にパントーハが防衛か。

パントーハ一本勝ち。

セミでは引退したジョゼ・アルドが復帰。もともと体力的に限界を感じての引退ではなかった。バンタム級でマルロン・ヴェラ、ペドロ・ムニョス、ロブ・フォントに3連勝し、ドバリシビリに判定負けした時点での引退表明。勝てばタイトル再挑戦もある試合だったが、負けたことで実績を積み直すよりも、新たな舞台であるボクシングへ挑戦を行うことを選択しての引退だった。

ボクシングではここまでエキシビションで1勝、プロ公式戦では1勝1分けで、同じ元UFCジェレミー・スティーブンスには引き分けているが、本人が希望するフロイド・メイウェザーなどのビッグネームとの対戦は実現していない。

引退が早かったとはいえ、もう37歳。あくまで地元大会で、目玉カードなく困っていたUFCが出したオファーを受けただけの限定復帰なのか、本格的に復帰するのか。相手はランキング12位でUFC屈指のローキッカー・ジョナサン・マルチネス。現在6連勝中で、ここ3戦はローキックを武器に勝利。特に前戦はエイドリアン・ヤネスからインローで戦闘不能に追い込んでKO勝ちしている。ボクシングに専念していたアルドにとっては危険な相手。

マルチネス判定勝ちと予想。

第1試合開始は5日朝7時から。速報します。

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PFL2023#10:メインイベント・オリヴィエ・オウビン・メルシェ vs. クレイ・コラード

ライト級決勝戦5分5R。

カナダのOAMことオリヴィエ・オウビン・メルシェはUFCではデビューから7勝1敗だったが、相手のレベルが上がるとアレクサンダー・ヘルナンデス、ギルバート・バーンズ、アルマン・ツァルキャンに3連敗し2019年にリリース。PFL初年度は2戦目からの出場で勝ったが決勝トーナメント進出ならず、昨年は2018・19年ウィナーナタン・シュルチ、2021年ウィナーハウシュ・マンフィオに勝利して決勝トーナメントに進出すると、決勝では同じ元UFCのスティーヴィー・レイにKO勝ちで100万ドルゲット。今年の初戦は元UFCフェザー級ランカーのシェイン・バーゴスに判定勝ち、その後は2試合連続KO勝ちで決勝進出。PFLでは9連勝で負けなし。バックボーンは柔道。34歳。

コラードも元UFCで、2015年に1勝3敗でリリースされている。一昨年のPFLでは元UFC王者アンソニー・ペティスに判定勝ちしたが準決勝で優勝したマンフィオに判定負け。昨年は元UFCフェザー級ランカーのジェレミー・スティーブンスに勝ったが2戦目で敗れ予選落ち。今年は修斗ライト級王者西川大和、昨年準優勝のレイ、準決勝では元UFCシェイン・バーゴスに勝って初の決勝進出。30歳。

PFLチャンピオンズ vs. Bellatorチャンピオンズで対戦するBellator王者は現時点ではウスマン・ヌルマゴメドフだが、ドーピング検査に引っかかり、タイトルの行方とライト級GP決勝戦がどうなるかは不明の状況。

プレッシャーを掛けるOAM。コラードはステップを使いつつワンツー、ロー。左ミドルを入れたOAM。左ストレートをヒット。コラードもワンツーを打ち返すがまたミドルをもらったOAMタックル。尻餅を着かせるとバックに回る。すぐに立つコラード。なおもボディロックでコントロールするOAM。四の字バックで引き込んでチョーク。外れたが亀になったコラードにまたチョークを狙う。コラード反転して逃れようとしたがばっくでついていくOAM。しかし足のフックが外れて立った。またテイクダウンするOAMだがコラード足関へ。防いでいるOAM。またバックに回り四の字ロック。残り40秒。背中のOAMにパンチを入れてしのぐコラード。ゴング。

1ROAM。

2R。OAMのタックルに反応したコラード。OAM左ハイをヒット。コラードはパンチで出る。左ボディ。OAMのタックルを切った。右をヒット。さらに右ボディ。OAM組み付いてケージに押し込む。離れたところにまたコラードがボディを入れた。OAMまた押し込んで大内テイクダウン。倒せず離れる。OAMダブルレッグ。両足を束ねてテイクダウン成功。コラードケージを使って立とうとするが、体をまたいだOAMがマウント。背中を向けて立とうとするコラードからまた四の字バック。亀のコラードにまたチョークを狙うがディフェンスされている。しかし四の字バックから逃れられないコラード。OAMがバックをキープしたままゴング。

2RもOAM。

3R。OAMのタックルを切ったコラード。またタックル。ボディにパンチを入れて引きはがすコラードだが、OAM胴タックルで組み付くとテイクダウン成功。マウント。しかし回転して逃れて立ち上がるコラード。すぐに組み付いたOAMが小手投げでテイクダウン。足でコラードの左腕をロックしてバックから押さえるOAM。ケージに押し込みながら立ち上がったコラード。押し込んだコラードが膝を入れる。残り1分。ずっと押し込まれていたOAMだが、残り30秒で入れ替えてカーフキック。インロー。コラードが詰めてワンツーボディ。ゴング。

3Rは僅差。

4R。コラードパンチで出る。OAM後退。左がヒット。組みに来たOAMにボディブロー。圧さmタックル。シングルレッグ。切るコラードをケージに押し込もうとしたが、コラード引きはがす。またタックル。受け止めて入れ替えたコラードがボディ・顔面にパンチを入れていく。左右のボディ。離れた。コラードパンチで出る。ローで足を払ったOAMだがコラードすぐに詰める。OAMタックル。ケージに押し込んだ。またボディを入れて引き剥がそうとするコラード。こらえて殴る。倒せずに押し込んでいるだけのOAM。ブレイクがかかる。詰めていくコラード。OAMサークリング。ゴング。

4Rはコラード

5Rいきなり詰めたOAM。タックル。テイクダウンして四の字バック。腰を浮かせて前に落とそうとするコラード。しかしOAM落ちない。バックマウントから足を掴んでスロエフストレッチ狙い。チョークへ。防いでいるコラードだがバックの時間が続く。仰向けに倒した。チョーク。喉元に入ったが、腕を掴んで耐えているコラード。パームトゥパーム。決まらないがなおもバックマウントをキープしているコラード。残り1分。バックキープに徹するOAM。コラード逃げられないまま時間がすぎる。タイムアップ。

三者49-46でOAMが2年連続100万ドル獲得。

もともとUFCの見切りが早すぎた感のあるOAMだが、地味でフィニッシュ少なめのファイトスタイルが影響した可能性は高い。UFCではランキング下位クラスの実力はあると思うが、ダゲスタン勢ほどの強烈なテイクダウンはなく、ウスマン・ヌルマゴメドフ戦は厳しい戦いになりそう。

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PFL2023:#3:第6試合・ナタン・シュルチ vs. スティービー・レイ

ライト級リーグ戦。

2018・19ウィナーのダブルミリオネア・シュルチ。しかし21年は初戦でマーチン・ヘルドに判定負けし、2戦目判定勝ちも5位で予選落ち。昨年はまたも初戦でオリバー・オウビン・メルシェに判定負け、2戦目でマーチン・ヘルドにリベンジ勝利するも、6位で予選落ち。決勝大会ではワンマッチで元UFCトップファイターのジェレミー・スティーブンスと対戦し判定勝ちした。31歳で23勝5敗。

昨年の準優勝レイ。UFCで7勝4敗の戦績を残していたが、リリースされ引退表明。表向きは膝の負傷ということだったが、ビザの問題で試合が組めずにリリースされたのが原因だったとのこと。昨年PFLで復帰。初戦アレクサンダー・マルチネスに判定負けしたが、2戦目で元UFCライト級王者アンソニー・ペティスに四の字バックでの胴締めでタップを奪い勝利。準決勝はペティスとのダイレクトリマッチとなり判定勝ちで連勝したが、決勝ではメルシェにKO負けした。

間合いを詰めるシュルチ。ケージを背負わせる。カーフキック。レイシングルレッグ。切られた。またカーフ。詰めてケージに押し込む。首相撲で凌いだレイ。しかしカーフからワンツーでまたケージ際に。シュルチの右がヒット。カーフ。ぐらついたレイ。カーフから右。出たシュルチがシングルレッグでテイクダウン。ハーフにしたシュルチはパウンドを打ち込む。下で逃れられないレイ。ゴング。

1Rシュルチ。

2R。シュルチすぐにシングルレッグに入るとテイクダウン。バックに回った。片足フックしてハーフバック。正対したレイだがまたハーフで固めるシュルチ。亀になったレイ。正対してクローズドガード。が、またハーフにするシュルチ。下から全く逃れられないレイ。オッズはライブレイの勝利に20倍と大差がついた。ガードに戻す→ハーフにされるの繰り返しで逃れられないレイ。ゴング。

2Rシュルチ。

3R。ミドルを蹴ったレイだが、キャッチされ即テイクダウンを許す。ラバーガードを狙ったレイだが、外れて結局ただのガードに。即ハーフにするシュルチ。パスしてマウントになるが、ガードに戻したレイ。しかしポジション争いのみで時間がすぎていき、そのままタイムアップ。

三者フルマークでシュルチ3点獲得。

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MMA o PFL UFC キック ジェレミー・スティーブンス ハウシュ・マンフィオ ボクシング マックス・ホロウェイ 修斗 海外 西川大和

PFL2023:#3:第4試合・クレイ・コラード vs. 西川大和

ライト級リーグ戦。今回は前半がESPNのケーブルテレビでの放送、後半がESPN+でのネット配信で、これがセミという扱い。

ストライカーのコラード。9年前にUFCを1勝3敗でリリースされたが、初戦の相手は明日のUFCでメインを張るマックス・ホロウェイだった(3RKO負け)。PFLでは2021年はアンソニー・ペティスを破り予選2勝で2位も、決勝トーナメント初戦で優勝したハウシュ・マンフィオに判定負け。昨年は初戦でUFCベテランのジェレミー・スティーブンスに殴り勝って判定勝ちしたが、2戦目はアレックス・マルチネスに判定負けで予選落ち。ボクシングでも8回戦ボーイではあるが9勝6敗3分けのキャリアがある。30歳で21勝10敗1NC。

修斗王者西川大和はまだ20歳ながら30戦のキャリア(21勝3敗6分け)を持つ上に、キックの試合にも出場している。MMAでは4年間負けなしで14連勝中。21年にPFLにも出場した川名に下からの打撃で痛めつけた上でドクターストップ勝ちし、修斗ライト級王座を獲得。その後は海外で戦うことを見越してウェルター級で体の大きな相手と戦ってきた。昨年、緊急の代役としてUFC参戦が決まるも、契約がクリアになっておらずリリース。その後はタイのプーケットにあるAKAタイランドでトレーニングしてきた。デビュー以来、半年以上のブランクが開くのは初めて。

アップライトに構えローを蹴った西川。コラードカーフキック。ワンツー。西川のインローでスリップしたコラードだがすぐ立て直す。ワンツーがヒットし後方によろけた西川だが、再び出て打ち合う。コラード左ボディ。ワンツー。ワンツーから膝。しかしコラードのローがローブローとなりタイムストップ。大きなダメージはなく再開。コラード鋭いパンチを打ち込む。ケージ際まで下がった西川だが、またインローでスリップダウンを奪う。すぐ立ったコラードがパンチで出る。ケージを背負う西川。コラードボディ連打。西川首相撲から膝。引き剥がしたコラード。ケージを背負う西川に左右のボディ。西川前に出たがまたボディをもらう。西川カーフキック。ケージを背負って左右のボディをもらう。コラード前蹴り。ボディをかなりもらっている西川。前蹴りをかyっちシたコラードだが放して殴る。またケージを背負った西川にコラード連打。カーフキックでスリップダウンした西川だがすぐ立った。しかしまたケージを背負う。コラード蹴りをキャッチしたがテイクダウンせず殴る。ゴング。

1Rコラード。西川は頭部へのクリーンヒットは防いでいるが、ボディをかなり打たれている。

2R。じわじわ出るコラード。西川すぐにケージまで下がる。右から左ボディを入れるコラードだが、西川またインローでぐらつかせる。コラードカーフキック。スリップダウンした西川にパウンド。リーチが長く顔面まで届くが、深追いせず立った。スタンド。ケージに詰めてボディを打ち込むコラード。飛び膝。西川前に出た。カーフキック。西川の蹴りをキャッチして倒したコラードだが立たせた。またケージを背負う西川。またインローで膝を着いたコラード。ライブオッズは大差がついている。コラードの左がヒット。ケージに詰めてラッシュ。しのいだ西川。コラードさすがに攻め疲れか。コラード首相撲に足をかけてテイクダウンを狙った西川だが、倒したものの押さえ込まれる前に立たれた。またケージを背負う西川。肩で息をしている。首相撲に捕らえるも、コラードがパンチを入れる。が、西川のカーフキックで膝を着いたコラード。効いてる!しかし出ていけない西川。またカーフ。コラードもカーフを返す。残り30秒。インローで膝を着いたコラードだが、またパンチで出る。パンチを打ち込むコラードだが西川またインロー。ゴング。

2Rコラード。しかし終盤コラードの右足が完全に効いていた。西川に余力があるか。

3R。西川のカーフ。パンチで出たコラードにまたカーフを入れるが、コラードケージ際で間合いを詰めてパンチを入れ、カーフを蹴らせない。ライブオッズはかなり競ってきている。西川組んでテイクダウン狙い。しかしコラードはオーバーフックして投げを放ち凌いだ。ケージに押し込みパンチを入れるコラード。西川また蹴りを入れる。西川タックル。切られたが引き込むと三角。しかし首を抜かれた。パウンドを入れるコラード。またガードに戻した西川。コラードインサイドからパウンド。また三角を狙うが防いでいるコラード。また三角。が、首を抜かれた。またパウンドを入れるコラード。西川下から足を引っ掛けてこかそうとする。倒せないが立った。コラード首を抱えてギロチン。引き込んで絞めるが決まらないと見て自ら放した。また西川のガード。残り時間がなくなってきて、またライブオッズが開いてきた。西川また三角。防がれた。また下から草刈りで倒そうとして、コラードがバランスを崩したところで立った西川。カーフキック。コラード四つに組んでケージに押し込むと膝。しかしローブロー。残り27秒でタイムストップ。しゃがんで休む西川。再開。カーフ、インローを蹴る西川だがコラードがパンチで出る。タイムアップ。

AIのジャッジ・クートゥア・ケンフロ・ファン投票すべてコラードを支持。

判定三者フルマークでコラードが判定勝ち。3点獲得。

スタンドで終始パンチを打ち込んでいったコラード。最後までダウンを奪えなかったものの、ボディを打ちこみ西川をケージまで下がらせて終始攻勢。

西川はあれだけボディを打たれても最後まで効いた素振りは見せなかった。とはいえ、カーフを効かせたチャンスに出られなかったので、ダメージはあったか。ガードからの攻めはおそらくコラードに研究されていて、コラードインサイドガードからは深追いしてこなかった。

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【PFL2023#03】西川大和を迎え撃つ、クレイ・コラード「ベイビー。俺の狙いはいつだって初回KO、6Pだ」

【写真】コラードはロッキングチェアーで、前後に揺れながらリモート取材に応じてくれた(笑)。MMA戦績は21勝10敗、ボクシングは9勝6敗2分け。上半身を揺らすのは日常となっている(C)MMAPLANET

14日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルでPFL2023#03が開催され、西川大和が北米メジャー初陣を戦う。

その前に立ち塞がるのが、クレイ・コラードだ。ボクシングとMMAを並行して戦うストライカーは、2021年シーズンでアンソニー・ペティス、昨年はジェレミー・スティーブンスという元UFCファイターを破っている。

常にファンが喜ぶ試合をする一方で、100万ドルには届かないコラードに初インタビューを試みた。


──8日後に、西川大和選手と対戦します(※取材は米国時間の6日に行われた)。今の調子を教えてください。

「最高の状態だ。これ以上ないぐらい、準備はできている」

──2021年のシーズン開幕戦ではアンソニー・ペティスを相手にジャイアントキリングをやってのけ、昨年も元UFCファイターのジェレミー・スティーブンスを破りました。今回はビッグネーム相手でなく、米国では無名の日本人ファイターが相手です。試合に向け、気持ちを創るうえでこの違いは何か関係してきますか。

「正直、大物と戦う時は時々ナーバスになる。それが良いことか悪いことかは分からないけどね。ただニシカワは20歳で、10連勝中だ(※正確にはMMAでは14連勝中)。凄くハングリーに違いない。誰だって名前を上げたいからね。良いファイターだけど、俺と戦うんだからそうはならない。

彼との立ち位置では、俺の方がビッグネームだ。この格……上下関係がひっくり返ることは許さない。さっきもいったけどペティスやスティーブンスと戦った時の方が神経質になっていた。でも、最善の準備をするという点では変わりない」

──西川選手の試合に関しては、映像などチェックできましたか。

「なんか、ちょっと前の試合映像だけど視ることはできたよ。対戦相手の研究は必要だし、コーチと一緒にチェックした。サブミッション・スペシャリストで、俺と殴り合うことはしないだろう。俺としては立って戦い続けるつもりだ」

──西川選手が打撃もできることは、日本では知れ渡っています。ただ、その最大の特徴はガードを取り、下から相手をコントロールしてエルボーやパンチを使う点にあると思います。

「ヤツはゲーマーだよ。ファイトをしたがらない。映像で引き込むのは見た。そうさせないように戦うし、仮に引き込んでガードの中に入れられてもPFLではエルボーは反則だ。どうぞ、ヒジを出してくれって(笑)。それで俺は反則勝ちになるから。アハハハハ。楽してポイントを得ることができる。

でも日本からチャレンジしてくるファイターとの戦いは、楽しみでならない。日本の皆も、俺の勝利を見てもそんなに落ち込まないでほしい。できる限り、試合を楽しんでほしいと思っている。

俺自身PFLで戦うのは3年目で、ポイント制の大変さは身に染みている。だからこそ、PFLで戦っていると成長できるんだ。少しでも早く倒す、そのために皆が必死にペダルをこぎ続けているからね。レギュラーシーズンで終わらず、少しでも多く試合をするために皆が懸命になっている」

──PFLはシーズン制を敷いていますが、クレイはシーズンオフにはボクシングの試合に出て、オフになっていないですね。

「ただ、戦うのか好きで戦っていたいからだよ。もちろん、そうやって金を稼ぐ必要もあるしね。何より戦い続けることで、技を磨いておきたい。PFLはボクシングを戦うことは許可してくれるし、PFLがOKなことにチャレンジし、NOなことはしない。それがファイターとプロモーションの関係だし、彼らを尊重している。

ただシーズンを通してフェザー級で戦うのは、俺には厳しいけどシーズンオフにスーパーファイト的なショーがあって、そこでブレンダン・ラフネーンと戦ってみたいね。アイツとなら、最高の殴り合いができそうだから。1試合だけなら、フェザー級に落とせそうだしね」

──シーズンオフにスーパーファイト大会。グッドアイデアです。ぜひとも、レイ・セフォーに進言してください。

「そうだね。そうしよう(笑)。その前に、しっかりとヤマトを倒さないとな。ベイビー。俺の狙いはいつだって初回KO、6Pを取ることだから。ファイヤーワークス、魂が削られる殴り合いも望むところだけど、レギュラーシーズンはケガすることなくアッサリ倒して6P取るのが一番だからね」

──初戦で6Pを獲得すれば、プレイオフ進出に向け非常に有利な立場になります。ところで今シーズンでは、誰が最もタフな相手になると考えていますか。

「う~ん、どうだろうな。アレックス・マルチネスじゃないかな。アイツは良いファイターだ。去年、アイツと戦って……あの試合内容でスプリット判定負けっていうのは、俺も納得しているわけじゃない。けど、アイツは強いよ。

俺の試合はいつだってファンが喜ぶ。それが俺の戦いなんだ。だから、PFLもボーナス制度をスタートさせてほしい(笑)。ただし、俺のゴールはファイナルで勝つことだ。今年はチームを移り、新しいコーチや練習仲間の下で準備してきた。ハードかつスマートに調整してきたんだ。100万ドルを手にするために。それが俺のミッションだから」

■視聴方法(予定)
4月15日(土・日本時間)
午前8時00分~DAZN

■ PFL2023#03対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
ベン・エグリー(米国)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
スティービー・レイ(英国)

<ライト級/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

<ウェルター級/5分3R>
ショーン・ミッチェル(豪州)
ナイブ・ロペス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
アハメッド・アミール(エジプト)

<ウェルター級/5分3R>
ザック・ユソラ(米国)
ブランドン・ジェンキンス(米国)

<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
ショーン・バーゴス(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
西川大和(日本)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
パトリック・ブレイディ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カルロス・ヘアル(ブラジル)
ダービッド・ザワダ(ドイツ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
ディラノ・テイラー(米国)

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【PFL2023#03】オクタゴンからデカゴンへ。西川大和、20歳の挑戦はクレイ・コラード戦から

【写真】 凄まじいメンツのなかで戦う西川。まずはコラードを破り、次により格上とされる選手との戦いを実現させてほしい(C)Zuffa/UFC

4月14日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開催されるPFL2023年レギュラーシーズン第3週に西川大和が出場し、クレイ・コラードと対戦することが発表されている。

1日のPFL2023#01の工藤諒司(vsモヴリッド・ハイブラエフ)、7日のPFL2023#02の東陽子(vsマリーナ・モフナトキナ)に続き、3人目の日本人の正式出場が決まった。

修斗世界ライト級王者はご存知のように一度はUFCとの契約が発表され、昨年10月22日にマゴメド・ムスタファエフと対戦がアナウンスされたが、サステインとの契約問題が発生し、結果的にムスタファエフにも契約問題が存在したことで、19歳でのオクタゴン・デビューは一旦棚上げとなった。


その後は2023年の仕切り直しという話も伝わってきていたが、年が明けて1月になると西川サイドはPFLと交渉に切り替え、ビザを取る段取りを進めていた。オクタゴンからスマートケージ=デカゴンに戦う場所は変わっても、国内にいては対戦できない相手と確実に2試合、勝ち進めば4試合&1億3500万が先に見えてくる1年間の過ごし方は、キャリアアップを考えても決して後ろ向きな選択ではない。ばかりか、最終的にUFCの頂点を目指すうえでより良いチョイスともいえる。

(C)PFL

初戦の相手となるカシアス・クレイ・コラードは昨年、1昨年とPFLライト級シーズンに出場し2021年は準決勝、2022年はレギュラーシーズン敗退もアンソニー・ペティス、ジェレミー・スティーブンス相手にジャイアントキリングを起こし、現在はBRAVE CFで印象的な活躍をするジョイルトン・ラターバックにも競り勝っている。

オリヴィエ・オバメルシェ、シェーン・バーゴス、ナタン・シュルチ、スティーヴィー・レイ、ハウシュ・マンフィオ、アレックス・マルチネスというPFLベテラン。さらにはBRAVE CFライト級王者アフメッド・アミールの新規参戦もある。。

(C)ACA

さらにさらにACB & ACAライト級チャンピオンだったアブドゥルアジズ・アブドウルアクヘヴァが北米デビューを果たす、PFL2023年ライト級シーズン。

凄まじい対戦相手との戦いが、西川には待ち受けている。このメンツのなかで西川が4試合、いや3試合を戦うことになれば、彼の力がUFCで戦うに相応しいと御墨付が得られるといっても過言でない──20歳のチャレンジだ。

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o UFC カルヴィン・ケイター キック ジェレミー・スティーブンス ジョン・チャンソン

UFC284:セミファイナル・ヤイール・ロドリゲス vs. ジョシュ・エメット

フェザー級暫定王座決定戦5分5R。ロドリゲス2位、エメット5位。

王者ヴォルカノフスキーがメインでライト級王座に挑戦するために組まれた王座決定戦。ヴォルカノフスキーがタイトルを獲得した場合は、ライト級での防衛戦(おそらくダイレクトリマッチ)が組まれる可能性が高いため、フェザー級のタイトルが停滞しないようにということだと思うが、王者が欠場しているわけでもないのに暫定王座が制定されるのには違和感。

両者ともにタイトル初挑戦。ロドリゲスはTUFラテンアメリカ1の決勝でUFCデビューしてから9年目、エメットは2016年にUFCデビューしてから7年目での挑戦。

回転系の打撃を多用するトリッキーストライカーのロドリゲス。ジョン・チャンソンを残り1秒でのノールックエルボーでKOし、ジェレミー・スティーブンスにも完勝し、タイトル挑戦まであと一歩のところまでたどり着いたが、最強のランキング1位・ホロウェイの壁に阻まれ判定負け。昨年7月にブライアン・オルテガとのフェザー級No.3決定戦とも言える試合でで対戦。ロドリゲスがガードからの腕十字を仕掛け、腕を引き抜いたオルテガが肩を脱臼してのアクシデント的な勝利ではあったが、次期挑戦権を確実なものとしていた。

エメットはUFCデビューはライト級で、4戦目からフェザー級に。フェザー級2戦目で急遽代役としてランキング3位のリカルド・ラマスと対戦。ノーランカーがランキング3位と対戦するという普通ならありえないビッグチャンスで1RKO勝ちしていきなりトップランカーとなった。しかしその試合で体重オーバーしていたこともあり、以降は下位ランカーとの対戦ばかりが組まれる。ジェレミー・スティーブンスにはKO負けしたが、その後は連勝。昨年6月にランキング4位のカルヴィン・ケイターに僅差の展開(メディアのジャッジはややケイター寄り)でのスプリット判定勝ちで5連勝とし、今回のチャンスを掴んだ。

打撃戦。リーチに勝るエメットが遠距離から打撃を入れる。エメット詰めていく。ロドリゲスハイからミドル。カーフキック。エメットが詰めると左右にステップ。またミドル。距離を詰めたエメット。パンチを打ち込む。パンチを打ち込むエメット。ロドリゲスバックスピンキックを放つ。詰めてきたエメットにカーフキック。しかしエメットのパンチを貰い後退。下がるロドリゲス。足がもつれて下に。エメット上になりパウンド。足で阻むロドリゲスだが、鉄槌を入れながらパスしたエメット。サイドに付きかけているが、なんとか膝を入れてガードに戻すエメット。インサイドからパウンド。ロドリゲス下から肘。ホーン。

1Rエメット。

2R。エメットが詰めてパンチを入れるとロドリゲスはミドル。キャッチしたエメット。そのままシングルレッグ。切ったロドリゲスはまたミドル。腹が効いてる。またミドル。またキャッチしてシングルレッグに。ケージでこらえたロドリゲス。離れる。ロドリゲスミドル・左ハイ。エメット後退。右の肘を打ち込んだロドリゲス。さらに首相撲から膝。右ハイ。このラウンドは一方的に。ロドリゲスが出ていく。飛び膝!しかしキャッチしてテイクダウンしたエメット。残り1分45秒。またガードから肘を打っていくロドリゲス。下から殴る。三角・腕十字へ。外れてまた三角。深く入ってエメットタップ!

ロドリゲスが暫定王者に。

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ジョゼ・アルド、プロボクシングデビュー戦は大差判定勝ち/アルド「フロイド・メイウェザー戦の交渉をしている」

MMAを引退したジョゼ・アルドが2月10日にプロボクシングデビュー戦(2023年01月12日)

4.1ホルヘ・マスヴィダル主催ボクシング大会『Gamebred Boxing 4』でアンソニー・ペティス vs. ロイ・ジョーンズJr.、ビクトー・ベウフォート vs. ホナウド・ジャカレイ、ジョゼ・アルド vs. ジェレミー・スティーブンス(2023年02月07日)

 こちらの続報。



 2月10日にブラジル・リオデジャネイロでジョゼ・アルドがエマニュエル・ザンブラノと140ポンド契約でプロボクシングデビュー戦を行い、6ラウンド終了判定3-0(60-54、59-55、60-54)で勝利したとのこと。対戦相手のザンブラノの戦績は0勝3敗で、アルドは4月1日にジェレミー・スティーブンス戦を控えているので勝って当然と言える試合でした。






 ハイライト動画。


 ジョゼ・アルドが今年下半期にフロイド・メイウェザーとエキシビションマッチを行う交渉をしていることを明かし以下のコメント。

「彼の方は合意しているし、俺の方も合意している。今はプロモーターが契約を完了するのを待ってるところだ」

「彼の方はエキシビションのつもりかもしれないが、俺の方はそうじゃない。いつものように顔面にパンチを入れる。彼はそれを知っている」
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