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45 BELLATOR o カイオ・ボハーリョ ゲガール・ムサシ ジェイソン・ジャクソン ジョン・ソルター マイケル・ペイジ

Bellator CS4:メインカード第3試合・ドゥグラス・リマ vs. アーロン・ジェフリー

ミドル級。

ウェルター級王者リマ、ミドル級に上げて同時二冠を狙ったがゲガール・ムサシに判定負けすると、そこからヤロスラフ・アモソフ、マイケル・ペイジ、ジェイソン・ジャクソンに敗れ4連敗。体重オーバーもあり、前戦からミドル級に上げている。昨年5月のミドル級初戦でカステロ・ファン・スティーニスに判定勝ちし、ミドル級のランキングに入っている。36歳。

カナダのジェフリーはCage Furyでミドル級王座を獲得し、2021年にコンテンダーシリーズに出場したが、カイオ・ボハーリョに判定負け。その後Bellatorに参戦し、ここまで3勝2敗。負けた相手はいずれも元タイトル挑戦者のジョン・ソルターとファビアン・エドワーズ。31歳。

ジェフリー距離を詰めるとシングルレッグ。軸足を刈ってテイクダウン。リマのガードに。インサイドから体を起こさずパウンドを入れるジェフリー。下からのリマのヒジでカットしたのか出血している。ケージまで移動したリマ。立たせないように脇を差してパンチを入れるジェフリー。バックに回る。スタンドバックに。コントロールしながらパンチを入れるジェフリー。残り45秒。リマの立ち際にヒジを入れるとタックルへ。四つで受け止めたリマ。ゴング。

1Rジェフリー。

2R。圧をかけるジェフリーだが、リマのジャブで腰が落ちた。前に出るリマだが、ジャブを突く。ジェフリーまた前に出てタックル。ケージに押し込む。テイクダウンを狙うジェフリー。一度離れてまたタックルに。ケージでこらえるリマ。離れ際にまたタックルに入るが、リマはこらえながらブラウン肘連打。離れたジェフリー。またタックルに来たジェフリー。受け止めてパンチを入れるリマ。ジェフリー四つに組んでヒザ。ダブルレッグに入るジェフリーだが、リマケージでこらえた。そのままゴング。

2Rはリマか。

3R。パンチで出るジェフリー。リマまたケージを背負う。膝着きタックル。シングルレッグから倒したジェフリー。背中を付けたリマ。ジェフリーインサイドからパウンドを入れていく。ケージで体を起こそうとするリマだがジェフリーが起こさせない。背中を向けて立ったがジェフリーのヒザをもらう。膝を着いたリマをバックコントロール。残り45秒で正対したリマ。離れたが、ジェフリーすぐにまたタックル。ケージでこらえるリマ。またテイクダウンしたジェフリー。パウンドを落とす。タイムアップ。

判定三者29-28でジェフリー勝利。

地味な戦いぶりに会場からブーイングを浴びると中指を立てるジェフリー。

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BELLATOR o PFL UFC ジェイソン・ジャクソン ロレンツ・ラーキン

PFL2024#9:第5試合・レイ・クーパー3世 vs. ムハメド・ベルカモフ

ウェルター級。

かつてのミスターPFL・クーパー。2019・2021年に優勝し100万ドル獲得。が、2022年シーズンは初戦体重オーバーの末に判定負けで、決勝に勝ち進めず。2023年は出場しなかったが、決勝大会でUFCから移籍したばかりのデレク・ブランソンとワンマッチで組まれる。が、階級上のミドルにも関わらず体重オーバーした上に、ぶよぶよの腹で一方的に攻められる展開で判定負け。今年2月のBellatorとの対抗戦では、昨年優勝のマゴメドケリモフの代役としてBellator王者ジェイソン・ジャクソンと対戦したものの、カーフを効かされてダウンし、パウンドを打たれると頭を抱えて背中を向ける、完全な戦意喪失でのTKO負け。200万ドルをゲットしたことが原因かはわからないが、弱くなった頃のボブ・サップのように、心が折れるのが早くなってしまっている。31歳。

ベルカモフは後にレイ・クーパーとも対戦したブレット・クーパーに勝利しACB王座を獲得。コロナ禍のブランクを経て、2021年からBellatorに参戦し、ここまで2勝1敗1NC。敗れた試合は昨年3月のロレンツ・ラーキン戦。30歳。

ベルカモフシングルレッグ。持ち上げて倒したが、倒され際にすぐ立つクーパー。今度はクーパーがボディロックからテイクダウンしハーフ。肩固めをセット。外れたがハーフで押さえるクーパー。下からXガードで潜るベルカモフ。立った。ベルカモフ首相撲に捕らえるとヒザ。ヒットしたクーパー、動きが止めっている。膝を連打するベルカモフ。離れたベルカモフ。また膝。テンカオに組み付いたクーパー。パンチを入れる。足が止まっているクーパー。ベルカモフ左ハイ。残りわずかでタックルで倒したクーパーだがホーン。

1Rベルカモフ。

2R。パンチで出るクーパー。距離を取るベルカモフ。逆にシングルレッグに入ったが、クーパー切った。距離を取りパンチを入れるベルカモフ。テンカオ。関節蹴り。クーパーを近寄らせない。距離を取りながらワンツーを入れるベルカモフ。クーパーのパンチは距離をt取られてヒットせず。ベルカモフシングルレッグ。倒せず離れる。左ボディを入れるベルカモフ。ジャブを入れるベルカモフ。ホーン。

2Rベルカモフ。

3R。カーフを蹴るベルカモフ。右フック。ジャブで出るクーパーが右を打ち込んだ。ヒットして首がのけぞったベルカモフ。しかしタックルへ。テイクダウンしたベルカモフ。クーパーすぐに立つが、ベルカモフバッククリンチからテイクダウン狙い。倒して膝を着かせた。クーパー亀で止まった。ハーフバックで動けないクーパー。立っても倒されるのを繰り返す。残り30秒でようやく立った。正対して離れる。出るクーパーだが、ベルカモフが下がりながらパンチをヒット。タイムアップ。

29-28ベルカモフ、29-28クーパー、29-28ベルカモフ。スプリットでベルカモフ勝利。

クーパー、2度目の100万ドルを獲得してからに陥った負のトンネルから抜けられず。

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BELLATOR Bellator CS2024#03 MMA MMAPLANET o RENA   カヴァナウ ジェイソン・ジャクソン ラマザン・クラマゴメドフ 太田忍

『Bellator Champions Series 3: Jackson vs. Kuramagomedov』試合結果/太田忍 vs. ロジャー・ブランク他ハイライト動画



Main Card

・Ramazan Kuramagomedov def. Jason Jackson via unanimous decision (48-47, 48-47, 48-47) – to win welterweight title

・Paul Hughes def. Bobby King via TKO (strikes) – Round 2, 4:50

・Arlene Blencowe def. Sinead Kavanagh via submission (standing guillotine choke) – Round 2, 3:02

・Dalton Rosta def. Norbert Novenyi Jr. via majority decision (28-28, 29-28, 29-28)

・Darragh Kelly def. Mathias Poiron via technical submission (guillotine choke) – Round 1, 1:29

・Kasum Kasumov def. Matheus Mattos via unanimous decision (29-28, 30-27, 30-27)

Preliminary Card

・Nathan Kelly def. Jose Sanchez via submission (front naked choke) – Round 1, 3:04

・Khasan Magomedsharipov def. Tyler Mathison via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)

・Sarvadzhon Khamidov def. Marcirley Alves da Silva via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)

・Shinobu Ota def. Roger Blanque via submission (north-south choke) – Round 1, 2:18

・Michelle Montague def. Karolina Sobek via submission (rear-naked choke) – Round 1, 2:41


【Bellator CS2024#03】太田忍、危なげなくノースサウスチョークで一本勝ち「This is Japanese MMA!」(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#03】ハミドフがTD&トップキープでアウベスに判定勝ち、無敗記録を16に伸ばす(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#03】多彩な打撃と組みでも圧倒。マゴメドシャリポフがマティソンに文句なしの判定勝利(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#03】カスモフが強力なトップキープでマトスを制圧&判定勝利(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#03】根性ファイトのロスタ、ノヴェニーJrの猛攻を振り切って判定勝利をもぎとる(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#03】マクレガーがセコンドにつくカヴァナウを、ブレンコウがギロチンで返り討ち(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#03】ヒューズ、注目のBellatorデビュー戦はヒジ&パウンドでキングにTKO勝利(MMAPLANET)

【Bellator CS2024#03】ローを効かせたクラマゴメドフ、ジャクソンのギロチンに耐えて世界王座を奪取(MMAPLANET)

 6月22日にアイルランド・ダブリンの3ARENAで開催された『Bellator Champions Series 3: Jackson vs. Kuramagomedov』の試合結果。メインイベントのウェルター級タイトルマッチはラマザン・クラマゴメドフがジェイソン・ジャクソンに判定勝ちし新チャンピオンに。プレリミナリーカードでは太田忍がロジャー・ブランクに1Rノースサウスチョークで一本勝ちしています。以下、ハイライト動画です。続きを読む・・・
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45 BELLATOR Bellator CS2024#03 MMA MMAPLANET o キック ジェイソン・ジャクソン ラマザン・クラマゴメドフ

【Bellator CS2024#03】ローを効かせたクラマゴメドフ、ジャクソンのギロチンに耐えて世界王座を奪取

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
ラマザン・クラマゴメドフ(ロシア)
Def.3-0:48-27.48-47.48-47.
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

サウスポーのクラマゴメドフが右腕を伸ばす。ジャクソンは左腕を高く構え、距離を詰めていく。クラマゴメドフの右がヒットするも、ジャクソンは構わず組んでいった。クラマゴメドフが右腕を差し上げ、離れ際に左ヒジを放つ。ジャクソンの右ストレートは届かず、クラマゴメドフの左ローが当たる。組んでくるジャクソンを突き放したクラマゴメドフは、ケージを背負わせて左ストレートからダブルレッグで飛び込んだ。

ジャクソンに尻もちを着かせ、その両足を畳むクラマゴメドフ。ジャクソンはケージに背中を着けて立ち上がろうと試みる。しかしクラマゴメドフが頭をおっつけてジャクソンの動きを封じる。パンチで削りながらジワリジワリとパスを狙うクラマゴメドフは、ジャクソンのヒザを超えてニア・マウントへ。ジャクソンは立ち上がるも、バックに回ったクラマゴメドフは、正対した相手をダブルレッグで押し込んでいった。

2R、クラマゴメドフは右関節蹴りを放つ。距離を詰めて来るジャクソンにダブルレッグで入るクラマゴメドフだが、これを切られると離れ際に右ストレートを打ち下す。さらに組んでボディにアッパーを突き上げるクラマゴメドフ。ジャクソンはクラマゴメドフのダブルレッグをスプロールした。ケージ中央でクラマゴメドフがアウト、インとローを散らす。さらにダブルレッグで飛び込んだが、ジャクソンが切り返してケージに押し込んだ。クラマゴメドフが切り返そうとしたところで、ジャクソンが離れた。

ジャクソンの右ストレートをダッキングでかわしたクラマゴメドフが左インローを当てる。さらに左インローを連打すると、ジャクソンのバランスが崩れた。クラマゴメドフはジャクソンの右ミドルに左ストレートを合わせる。さらにクラマゴメドフが左ハイを繰り出すと、ジャクソンの髪の毛を結ぶものが外れて試合が中断される……。ジャクソンが髪をまとめて試合は再開。クラマゴメドフの左インローに合わせてジャクソンがダブルレッグで入るも、これは切られた。スタンドに戻ると、ジャクソンが右を伸ばすも当たらず。クラマゴメドフがサイドキックを上下に散らした。

3R、ジャクソンが右を振るう。クラマゴメドフはローのフェイントを見せるが、ジャクソンも右ストレートを突き続ける。クラマゴメドフは左インローを連打、ジャクソンの左足が流れた。クラマゴメドフはスイッチして右アウトローも当てる。ジャクソンが距離を詰めてくると、クラマゴメドフは左フック、左テンカオを当てて距離をつくる。ジャクソンが組みに来たところで、右腕を差し上げたクラマゴメドフ。ジャクソンが離れると左ヒジを見せた。

さらにダブルレッグで押し込みながら、ジャクソンが離れるとプレスをかけて左インローを叩き込む。ジャクソンの右ストレートから左アッパーは空を切り、クラマゴメドフがオーソドックスから右ストレートを打ち込んだ。サークリングしながらジャクソンを挑発するクラマゴメドフは、残り30秒でケージを背負わせてパンチの連打を浴びせる。ジャクソンも右ストレートを返すが、完全に動きが止まりケージ際から脱出することができなかった。

4R、ジャクソンが距離を詰めていく。しかしクラマゴメドフが左インローで中に入れさせない。ジャクソンは右ストレートをボディに突き刺した。さらにクラマゴメドフの顔面に右を伸ばし、ダブルレッグで飛び込んだ。ケージに押し込まれたクラマゴメドフは左ヒザを着き、右オーバーフックで耐える。ジャクソンも頭をおっつけ、クラマゴメドフの右足を封じている。ジャクソンは腰を上げて、クラマゴメドフの首に左腕を巻き付けた。

ジャクソンがケージに押し込みながら、ギロチンで絞り上げる。これはクラマゴメドフが耐えた。再びジャクソンがギロチンを狙うと、クラマゴメドフは右手のサムアップを見せる。とはいえクラマゴメドフも鼻と口から出血が見られ、苦しい状態か。クラマゴメドフを立ち上がらせないジャクソンは3度目のギロチンへ。これを外して立ち上がろうとしたジャクソンに、クラマゴメドフはダブルレッグで入るも潰され、スクランブルを制した状態でラウンドを終えた。

最終回、クラマゴメドフが右関節蹴りと左インローで攻め立てる。ジャクソンが距離を詰めてくると組みついた。しかしジャクソンが切り返し、ダブルレッグで押し込むと、クラマゴメドフがギロチンで引き込んだ。首を抜いたジャクソンは4Rと同様、クラマゴメドフの右足を制してケージに押し込む。クラマゴメドフがスクランブルに持ち込もうとすると、ジャクソンはダースへ。ガブりながらバックに回るジャクソン。しかしクラマゴメドフが切り返して、シングルレッグで組んだ。

ジャクソンも右足を差し入れる。ジャクソンが体を起こすと、クラマゴメドフもシングルレッグで組む。これをスプロールしたジャクソンは、ガブりの体勢で止まってしまう。クラマゴメドフは反対の足に切り替えた。立ち上がるジャクソンを押し込んでいくクラマゴメドフ。残り10秒でジャクソンがギロチンで引き込むも、試合終了のゴングが鳴り響いた。

裁定はジャッジ3者ともクラマゴメドフへ。クラマゴメドフが13戦無敗でベルトを奪取した。


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45 AB BELLATOR Bellator CS2024#03 Brave CF Cage Warriors MMA MMAPLANET o PFL UFC   アーリーン・ブレンコウ カサン・マゴメドシャリポフ カスム・カスモフ カロリーナ・ソベック カヴァナウ サルバツホン・ハミドフ ジェイソン・ジャクソン ダルトン・ロスタ ピョートル・ヤン フランチェスコ・ヌッツィ ヘンリー・セフード ホセ・サンチェス ボビー・キング ポール・ヒューズ マテウス・マトス マルシルリー・アウベス モーガン・シャリエール ライカ ラマザン・クラマゴメドフ ローゲル・ブランケ 太田忍

【Bellator CS2024#03】計量終了 太田忍の後も─UFCを蹴ったヒューズや15-0のハミドフらに要注目!!!!!

【写真】上段左がヒューズ、右がカスモフ。下はハミドフとカサン(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、アイルランドはダブリンの3アリーナで開催されるBellator CS2024#03の計量が、21日(金・同)に行われた。
Text by Manabu Takashima

日本から参戦する太田忍は135.6ポンドで問題なくクリアしており、対戦相手のローゲル・ブランケは132.9ポンド=60.28キロとバンタム級リミットを2ポンド以上も下回っていた。

日本との時差は9時間のダブリン、当然のように太田の試合は深夜になるが──その彼の試合をチャックするために夜更かしをするファンには、裏でUFCの中継も行なわれていることもあり、All Night LongでMMAを楽しんでほしい。そんなディープなファンに眠い目をこすりながらでも、チェックしてほしいファイターを4選手を同大会からピックアップしたい。


1人目は日本でも既に認知されているカサン・マゴメドシャリポフだ。カサンは早々にMMAから身を引いた天才=ザビットを兄に持ち、デビュー以来9連勝中。生涯成績が18勝1敗だったザビットが、5戦目で唯一の黒星を喫したことを考えると一つは兄の記録を越えたことになる。

まだBellatorフェザー級戦線でトップクラスとは当たっておらず、今回の対戦相手テイラー・マティソンも6勝3敗で育成枠的なカードともいえる。地道に強くなる道もあるが、プロとして上との試合が見たいと思わせるところに至ってないという現実が、カサンにはあるかもしれない。とはいってもカサンも23歳、そろそろプレリミから抜け出したいところだ。

今大会はそのプレリミであと2人、注目選手が戦う。太田のBellator初陣直後にマルシルリー・アウベスと戦うサルバツホン・ハミドフは、15勝0敗のタジキスタン人ファイターだ。今回がBellator3戦目で、過去2戦がフランス&イタリア大会だったことで、ヨーロッパ戦線要員という印象はある。

その半面、ケージの中のハミドフのパフォーマンスは凄まじい。前足を自由に使いこなす、組みに対応したMMAストライカーはハイだけでなく、前蹴り、左ミドルの威力も凄まじく、右オーバーハンドのキレからもポテンシャルの高さを感じさせる。ピョートル・ヤン、そしてヘンリー・セフードのトレーニングパートナーでもあるハミドフは、とにかく圧が強く殴っても蹴っても勝てて、テイクダウンからサブミッションでも勝てる。何よりコントロール&ドミネイトにも長けたウェルラウンダーだ。

続いてもう一人のバンタム級選手はプレリミメインで14勝2敗1分のブラジリアン=マテウス・マトスと相対するするカスム・カスモフだ。 戦績15勝1敗、BRAVE CF ~ Eagle FCを経てBellatorに辿り着いたロシアンは、テイクダウンを武器に削って首を刈り取るサブミッション・レスラーといえる。

自らも消耗するであろうレスリング勝負で上を取るや、足を抜きつつ強烈パウンドを打ち下ろす。ここから相手が起き上って来るならダース、背中を向けようならRNC、上を向いて耐えているとパウンドアウトか、足を抜いての肩固めというフィニッシュ・ラインナップを揃え持つ。メイン出場にならなかったのが不思議に思われるカスモフ、先に挙げたハミドフとともに──フランチェスコ・ヌッツィが負傷欠場となった太田忍の相手を務めてほしかったぐらいだ。

最後の1人はメイン、しかもコメインでBellatorデビューを迎えるポール・ヒューズだ。いや、正確にいえばヒューズの今回の試合はPFLと契約し、Bellator CSの地元興行の核としてボビー・キングを迎え撃つ形だ。

11勝1敗、Cage Warriors暫定フェザー級チャンピオンは非常に完成度の高いMMAを戦う、ジ・アイリッシュらしいMMAファイターといえる。テイクダウンやスクランブルでも粘り腰、しっかりと相手の攻撃を見切ることができる打撃戦と防御能力が高い。加えて下がって、打ち抜くことができるカウンター……特に被せて打っていく左フックのタイミングの良さは、目を見張るものがある。

2021年10月に現UFCファイターのモーガン・シャリエールを下したCage Warriors暫定フェザー級王座決定戦は、この年のUFC FIGHT PASSのベスト・ファイト・オブ・ジ・イヤーに選ばれている。ここまでの完成度の高さを誇り、Fight Passで知られたヒューズは、なぜUFCと契約したなかったのか。

もちろんUFCはオファーを掛けていた。しかし、27歳のヒューズはUFCの契約内容に──自分は決して若くない。キャリアを積むために銀行にお金を貯められないファイトを繰り返す年齢ではない──と首を縦に振らなかった。その結果、より良い条件と上の舞台を用意したBellator、いやPFLとの契約をヒューズは望んだわけだ。

ライト級でBellator戦績3勝3敗のベテランとのプロモーショナル・デビュー戦は、絶対的にヒューズのお披露目マッチの意味合いを持つ。そんな時に見られる好事魔多し、という現象が見られるのか。そこはキングの意地次第となるコメインだ。

■視聴方法(予定)
6月23日(日)
午前0時45分~ U-NEXT

■ Bellator CS2024#03計量結果

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] ジェイソン・ジャクソン: 169.9ポンド(77.06キロ)
[挑戦者] ラマザン・クラマゴメドフ: 169.8ポンド(77.01キロ)

<ライト級/5分3R>
ポール・ヒューズ: 155.7ポンド(70.62キロ)
ボビー・キング: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
シネード・カヴァナウ: 146ポンド(66.22キロ)
アーリーン・ブレンコウ: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ミドル級/5分3R>
ノルベルト・ノヴェニーJr: 185.8ポンド(84.27キロ)
ダルトン・ロスタ: 185.1ポンド(83.95キロ)

<ライト級/5分3R>
デラー・ケリー: 155.7ポンド(70.62キロ)
マチアス・ポアホン: 155.1ポンド(70.35キロ)

<バンタム級/5分3R>
カスム・カスモフ: 135.9ポンド(61.64キロ)
マテウス・マトス: 136ポンド(61.69キロ)

<148ポンド契約/5分3R>
ネイサン・ケリー: 145ポンド(65.77キロ)
ホセ・サンチェス: 148.8ポンド(67.49キロ)

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ: 145.8ポンド(66.13キロ)
テイラー・マティソン: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
サルバツホン・ハミドフ: 135.9ポンド(61.64キロ)
マルシルリー・アウベス: 136ポンド(61.69キロ)

<バンタム級/5分3R>
太田忍: 135.6ポンド(61.5キロ)
ローゲル・ブランケ: 132.9ポンド(60.28キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ミッシェル・モンテギュー: 143.7ポンド(65.18キロ)
カロリーナ・ソベック: 145.9ポンド(66.17キロ)

<アマMMAフライ級/5分3R>
ネイト・ケリー: 126ポンド(57.15キロ)
ポール・ノーラン: 125ポンド(56.7キロ)

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45 AJ・マッキー BELLATOR o PFL RIZIN インパ・カサンガネイ キック クレイ・コラード ジェイソン・ジャクソン ジョニー・エブレン チアゴ・サントス ブルーノ・カッペローザ ヨエル・ロメロ ライアン・ベイダー ライカ レイ・クーパー3世 ワジム・ネムコフ

【PFL】速報中!PFL vs. Bellator: CHAMPS

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昨日はRIZINで大いに盛り上がりましたが、一夜明ける前にリヤド キングダム・アリーナではPFL vs. Bellator: CHAMPSが開催されます。PFLがBellatorを買収した事をきっかけに実現した両大会のチャンピオン対決。いきなりクライマックスな好カードが揃いました。しかもU-NEXTが完全生中継。見放題プランの中で視聴できるというからU-NEXTさまさま。眠い目をこすりながら電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【ライト級】
×クレイ・コラード(米国)
(1R 三角十字)
○AJ・マッキー(米国)
1R、開始直後に打撃の交差からマッキーがタックルでテイクダウン。いきなりギロチンチョークを狙う。抜けるや否や三角絞めに移行。さらに腕十字も重ねるとガッチリ極まるとコラードはタップ。マッキーが鮮やかに極めた!


【ライトヘビー級】
×チアゴ・サントス(ブラジル)
(判定0-3)
○ヨエル・ロメロ(キューバ)
1R、プレッシャーを掛けるのはロメロ。派手な攻撃はないものの、関節蹴りやローで手数を出しなら様子を見る。なかなか手が出ないサントスは終盤に大きめのフックを打ち返す。だが、ロメロは素早い動きで回避して攻撃をもらわずラウンドを終えた。
2R、じわじわと前に出るロメロ。いきなり距離を詰めてタックルに行くがこれはサントスがかわす。スタンドに戻るとサントスがミドルを連打して攻撃を出し始める。しかしすぐに落ち着くと逆にロメロはインロー、カーフを蓄積。サントスの身体が流れる。徐々に効いてきたか。このままラウンド終了。
3R、ロメロはプレッシャーを掛ける。サントスのパンチをかわすとロー、関節蹴りを蓄積。サントスは効いて動きが鈍る。ロメロは間合いを詰めて組み付くとテイクダウンを狙う。だがサントスの腰は重い。身体が離れると再びロメとのロー地獄。インロー、関節蹴りを多用。サントスは立っているのも辛そう。このまま試合終了。判定は的確にヒットさせたロメロに軍配。べラトール2連勝。


【ヘビー級】
×ブルーノ・カッペローザ(ブラジル)
(2R 肩固め)
○ワジム・ネムコフ(ロシア)
1R、ヘビー級に階級を上げても見劣りしないネムコフ。前に出て積極的にパンチを出す。打撃を見せつけてからタックルに行くがカッペローザの腰は重い。スタンドに戻るとネムコフは終始スタンド勝負を挑む。ストライカーのカッペローザに対して左ジャブを的確に蓄積。カッペローザは鼻から出血し始めてラウンドを終えた。
2R、やはり前に出るのはネムコフ。着々とパンチを出していく。しかし打撃の交差からカッペローザの右フックがヒット。後退するネムコフ。しかしすぐにタックルで組み付くテイクダウンに成功。すかさず肩固めに捕らえるとカッペローザは失神。ネムコフが衝撃的な一本勝ちです!


【182ポンド契約 Champion vs. Champion】
×レイ・クーパー3世(米国)
(2R TKO)
○ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)
1R、リーチで勝るジャクソンがカーフキックを蓄積。ガードしないクーパーは徐々に効かされていく。時折大きなフックを返していくがいずれも空砲。スタンドの攻防から距離が近づくとジャクソンはタックルでテイクダウン。上を固めて終了間際には肘を乱射。止められてもおかしくない場面だったが何とかラウンドを終えた。
2R、開始直後にジャクソンのカーフキック。これでクーパーはダウン。なす術ないクーパーに対してジャクソンはパウンドを連打。レフェリーが試合を止めた!ジャクソンが圧倒。これでべラトールが4連勝。


【ミドル級 Champion vs. Champion】
×インパ・カサンガネイ(米国)
(判定1-2)
○ジョニー・エブレン(米国)
1R、パンチの交差からエブレンが片足タックルでテイクダウン。しかしカサンガネイは背中をつけさせず動くと立ち上がって正対。差し合いが続くが身体が離れる。スタンドに戻ると前に出るエブレンに対してカサンガネイの攻撃がフィットし始める。パンチの交差からの返しのフックにアッパー、空砲に終わったが飛び膝を放ってラウンドを終えた。
2R、開始直後にカサンガネイがパンチのラッシュ。左右のフックにアッパーが相次いでヒットしてエブレンはグラついてダウン。一気に仕留めるに行くがエブレンはタックル。カサンガネイはギロチンを狙うがエブレンは脱出。しつこく組み付いてダメージを回復させる。さらにスタンドでバックに周るとグラウンドに引きずり込む。インサイドガードになるとじわじわとパウンド。だがカサンガネイもガードを固めてラウンド終了。
3R、前に出るエブレンに対してカサンガネイはサークリング。お互いスタミナを消耗したのか2Rまでの動きの良さはない。手数を出すのは若干エブレン。だが試合は膠着。終盤に入るとエブレンがタックルでテイクダウン。すかさずバックに周ると側頭部にパウンドを当てながらバックチョークを狙う。カサンガネイも後ろ手に肘を当てて反撃し試合終了。判定はスプリットでエブレンに軍配!


【ヘビー級 Champion vs. Champion】
○ヘナン・フェレイラ(ブラジル)
(1R KO)
×ライアン・ベイダー(米国)
1R、開始直後のパンチの交差。フェレイラの右フックがクリーンヒット。ダウンしたベイダーにパウンド連打。背中を向けたベイダーを見てレフェリーが試合を止めた!PFLが連敗を止めて一矢報いた。
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45 AB AJ・マッキー BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL vs Bellator UFC インパ・カサンガネイ キック クラレッサ・シールズ クリス・サイボーグ クレイ・コラード ジェイソン・ジャクソン ジョニー・エブレン チアゴ・マヘタ・サントス パトリシオ・フレイレ ヒーナン・フェヘイラ ブルーノ・カッペローザ ヘスス・ピネド マゴメド・マゴメドケリモフ ヨエル・ロメロ ライアン・ベイダー ラリッサ・パチェコ レイ・クーパー3世 ワジム・ネムコフ

【PFL vs Bellator】PFLは4月、Bellatorは3月スタート。王者対決はワンオフでなくPPVイベントとして毎年開催

【写真】UFCとは全く違った形で、MMAコングロマリットが形成されようとしている(C)PFL

25日(水・現地時間)、フロリダ州セミノールのハードロック・ライブで2月24日(土・同)にサウジアラビア・リヤドのザ・ステート・オブ・アート・キングダム・アリーナで開催されるPFL Champions vs Bellator Championsのプレスカンファレンスが行われた。
Text by Manabu Takashima

ヒーナン・フェヘイラ、ライアン・ベイダー、インパ・カサンガネイ、ジョニー・エブレン、ジェイソン・ジャクソン、ヘスス・ピネド、パトリシオ・フレイレ、ブルーノ・カッペローザ、ワジム・ネムコフ、クレイ・コラード、AJ・マッキー、チアゴ・マヘタ・サントス、ヨエル・ロメロ、クラレッサ・シールズ、ケルシー・ディサンティスが出席した会見は、チェール・ソネンとショーン・オコネルという両プロモーションTV中継のカラーコメンターテーが司会を務めた。

16日の発表ではウェルター級の王者対決=マゴメド・マゴメドケリモフ✖ジェイソン・ジャクソンがアナウンスされていたが、マゴメドケリモフが負傷欠場に。PFLからは2度のウェルター級世界王者で3度の決勝進出者であるレイ・クーパー3世が代役出場となり、ジャクソンと183ポンドとほぼミドル級に近い契約体重マッチが組まれることとなった。

またヘビー級のノンタイトルファイトでカッペローザと対戦するネムコフは、17日にBellatorライトヘビー級世界王座を返上しヘビー級に転向し、この一戦に挑む。

以上のようなことがアナウンスされた同会見と終了後の個別会見でピーター・マリーCEOが語ったPFLのこれからをピックアップしたい。


■今後のPFLは従来のPFL レギュラーシーズン=Global League Seasonに加え、PPV Super Fights、PFL International League、Bellator International Champions Seriesという4つの軸を持つことになる。PFL Challenger Seriesに関しては、言及されることはなかった。

■PFL International Leagueは既報の通り、昨年に続き欧州リーグが3月7日にパリでスタートを切るのに続き、今年はサウジのリヤドをベースにPFL MENAが活動を始める。MENAとは中東と北アフリカを差す略称で、つまりはムスリム圏──サウジアラビア、UAE、クウェート、オマーン、カタール、バーレーン、トルコ、イスラエル、ヨルダン、エジプト、モロッコの選手の発掘&人生育成が始まることとなる。

■Bellator International Champions Seriesはアイルランド、英国、フランス、中東、アジア、米国西海岸&東海岸で行われる。3月の北アイルランド=ベルファースト大会でキックオフを迎える。

■Global League Seasonは4月開幕で、女子フェザー級でなく女子フライ級が実施される。PFL世界女子フェザー級王者のラリッサ・パチェコとBellator世界女子フェザー級王者クリス・サイボーグはBellator International Champions SeriesもしくはPPV Super Fightsで戦っていく。

■PFL Champions vs Bellator ChampionsはPV Super Fightsの一環として、今大会限りでなく毎年PFLとBellatorのシーズン開幕前に開催される。

■PFL International Leagueは今後6リーグに拡大予定で、2025年はアフリカ、豪州リーグが活動を始める。

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45 AB AJ・マッキー BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL UFC アレックス・ペレス アーロン・ピコ インパ・カサンガネイ ガブリエル・ブラガ クラレッサ・シールズ クレイ・コラード ジェイソン・ジャクソン ジョニー・エブレン チアゴ・サントス パトリシオ・フレイレ ヒーナン・フェヘイラ ビアッジョ・アリ・ウォルシュ ブルーノ・カッペローザ ヘスス・ピネド マゴメド・マゴメドケリモフ ムハマド・モカエフ ヨエル・ロメロ ライアン・ベイダー ワジム・ネムコフ

【PFLvsBellator】PFL初のPPV大会=PFL世界王者✖Bellator世界王者がUFCの引き上げたサウジで開催決定

【写真】4階級のチャンプ・チャンプ対決。フェザー級はパトリシオ・フレイレとヘスス・ピネドのブラジル✖ペルー──南米対決だ(C)PFL & BELLATOR

16日(火・現地時間)、PFLが2月24日(土・同)にサウジアラビアはリヤドのザ・ステート・オブ・アート・キングダム・アリーナで初のPFL PPV SUPER FIGHTとして、PFL Champion vs Bellator Championを開催することを発表した。
Text by Manabu Takashima

PFLは6階級、Bellatorでは9階級のチャンピオンが君臨するなか同大会ではヘビー級、ミドル級、ウェルター級、そしてフェザー級の4階級でSuper Fight Championshipのベルトが賭けたチャンプ対決が実施される。

なおミドル級はPFLでは世界王座が認定されていないが、ライトヘビー級王者インパ・カサンガネイがBellator世界ミドル級王者ジョニー・エブレンと相対することとなっている。


PFL王者→Bellator王者という順で書き記すと、ヘビー級はヒーナン・フェヘイラ✖ライアン・ベイダー、ミドル級が上にあるようにカサンガネイ✖エブレン、ウェルター級がマゴメド・マゴメドケリモフ✖ジェイソン・ジャクソン、フェザー級はヘスス・ピネド✖パトリシオ・フレイレという顔合わせだ。

またPPVカードで組まれた3回戦はヘビー級のブルーノ・カッペローザ✖Bellator世界ライトヘビー級王者ワジム・ネムコフ。ライトヘビー級はチアゴ・サントス✖ヨエル・ロメロ、そしてPFL2023年シーズンウィナーのオリヴィエ・オバメルシェが引退したため王座が空位のライト級でクレイ・コラード✖AJ・マッキーJrのマッチアップが決まった。

またプレリミではビアッジョ・アリ・ウォルシュがデビュー戦で、同じくプロ初陣のクリス・モーリスと。フェザー級では15日(月・同)に父ディエゴ・ブラガが、ファベイラに盗まれたバイクを探しにいった際に民兵隊員と勘違いしたギャング=コマンド・ヴェルメーリョに殺害されたガブリエル・ブラガがアーロン・ピコと戦うこともアナウンスされている。

果たしてブラガは、試合ができる精神状態にあるのか。本来ではれば非常に興味深い一戦だが、このタイミングで行うことは絶対ではないはずだ。また五輪金メダル獲得2度、世界8冠というオールタイムベスト女子ボクサーのクラレッサ・シールズが2年4カ月振りのMMA再起戦に臨むなど、計5試合のプレリミマッチが組まれている。

本来、同会場ではUFCが初のサウジアラビア大会を3月2日に開催予定だったが、サウジ筋からより良いカードを求められ延期、他ロケーションに移されるという事件があったばかりだ。ムハマド・モカエフ✖アレックス・ペレスのフライ級戦など十分に興味深いカードが用意されていたが、現地ではPPVクラスの試合が求められていたのだろう。

結果として、ホームスチールを決めたような奇襲でPFLがUFCに先んじて、初のPPVイベントをサウジで実施することに。今後、MMA界のパワーバランスに、何かしらの変化が起こっても不思議でないように感じられるPFL初のサウジ大会だ。

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#10 サディボウ・シ ジェイソン・ジャクソン ベラトール マゴメド・マゴメドケリモフ

【PFL2023#10】シの距離感に苦戦も、マゴメドケリモフがギロチンで仕留めてウェルター級優勝

【写真】シはボディを効かされて焦ったか。マゴメドケリモフがカウンターのギロチンを極めた(C) PFL

<ウェルター級決勝/5分5R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
Def.3R1分17秒 by ギロチン
サディボウ・シ(スウェーデン)

サウスポーのシに対し、マゴメドケリモフがサークリングしながらシの蹴り足をキャッチした。すぐに足を抜いて下がるシを追いかけ、マゴメドケリモフがパンチを浴びせていく。差し合いからケージ中央に戻ったシとマゴメドケリモフが、ヒザを付き合うが動きはない。するとマゴメドケリモフがボディロックからシをグラウンドに引きずりこんだ。

強烈なパウンドを浴びせるマゴメドケリモフ、シは立ち上がりマゴメドケリモフをケージに押し込む。ここから再び差し合いでケージ中央へ。マゴメドケリモフが払い腰からダブルレッグに切り替えて尻もちを着かせるも、シが立ち上がり打撃戦に戻る。シは左右の蹴りを見せて中に入れさせない。残り30秒でマゴメドケリモフが飛び込み、右ストレートでシのアゴを跳ね上げた。すぐにシが組みつき、差し合いで初回を終えた。

2R、シが距離を詰めていくとマゴメドケリモフがサークリングする。マゴメドケリモフが左関節蹴りでシに尻もちを着かせたが、シは立ち上がって差し合いへ。支え釣り込み足でシの体勢を崩したマゴメドケリモフだが、テイクダウンを奪うまでには至らない。再びマゴメドケリモフがシの足を払うと、シが離れた。シの蹴り足をキャッチしたマゴメドケリモフだが、バックを狙うもシが切り返してケージに押し込んでいく。両者が離れると、シが蹴りをチラシながら距離を取り続けた。

3R、シが距離を保ちつつ左ハイを当てる。マゴメドケリモフのパンチを受けて尻もちを着くも、すぐに立ち上がって逆方向に逃げるという身体能力の強さを見せる。しかしマゴメドケリモフの右ボディストレートを効かされたシは、マゴメドケリモフの右足にシングルレッグで組みついたがカウンターでギロチンに捕えられる。マゴメドケリモフが左腕で絞り上げると、シがタップした。

(C)PFL

2023年シーズンのウェルター級を制したマゴメドケリモフは100万ドルを獲得し、ケージインしたベラトール同級王者ジェイソン・ジャクソンとのフェイスオフを行った。


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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#10 インパ・カサンガネイ キック ジェイソン・ジャクソン ジョシュ・シルヴェイラ

【PFL2023#10】カサンガネイ、打撃の正確性&ヒット数でシルヴェイラに判定勝利。ライトヘビー級Tを制す

<ライトヘビー級決勝/5分5R>
インパ・カサンガネイ(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)

サウスポーのシルヴェイラに対し、カサンガネイは右ミドルと右ストレート、左フックから右ストレートで前に出る。シルヴェイラが組んでケージに押し込み、足をかけてテイクダウンを狙う。カサンガネイはそれを潰して一瞬マウントを取るが、シルヴェイラがスクランブルから立ち上がる。

右ストレートからパンチをまとめるカサンガネイ。シルヴェイラも左ミドルを蹴るが、カサンガネイがパンチのプレッシャーをかけ、右をボディと顔に打ち分ける。シルヴェイラもジャブから左ミドル、カサンガネイの右を空振りさせてシングルでテイクダウンする。カサンガネイが立つところにバックを狙うシルヴェイラだが、カサンガネイが正対。今度はカサンガネイがバックを狙い、シルヴェイラが正対し、カサンガネイがケージを背にして立つ。

距離が離れるとカサンガネイが右ミドルを蹴って、右ボディから左フック、右のヒザ蹴り、左右のフックと手数を増やす。シルヴェイラのクリンチを切って右ストレートから前進。シルヴェイラも左ミドルを蹴るが、前に出るのはカサンガネイだ。

2R、カサンガネイはシルヴェイラの前蹴りをさばいて左フック、右アッパーから左フック、シルヴェイラのダブルレッグを切る。シルヴェイラもワンツーと左を当てて応戦する。カサンガネイが右ストレートとヒザ蹴り、シルヴェイラもシングルレッグに入り、カサンガネイをケージに押し込んでダブルレッグでテイクダウンを狙う。これを切ったカサンガネイだが、ヒザ蹴りを放った際にバランスを崩す。

シルヴェイラがグラウンドで上のポジションを取るが、カサンガネイがシルヴェイラの身体を蹴って立ち上がる。カサンガネイが右ストレートを二発と右アッパー。右ミドルを蹴って、左フックから右ストレートを当て、この右でシルヴェイラを下がらせた。

3R、カサンガネイが右ストレートを当てて返しの左フック。細かくパンチを当ててシルヴェイラを消耗させる。さらにカサンガネイはシルヴェイラのダブルレッグを切ってケージに押し込み、後ろに回ると足を払っててテイクダウンする。そのままバックキープするカサンガネイだったが、無理にキープせずにシルヴェイラを立たせる。

スタンドではカサンガネイが右ストレートから左フック、バックステップして右ストレートから左フックを当てる。シルヴェイラもダブルレッグに入るが、テイクダウンできずに亀になる。カサンガネイは殴るチャンスをうかがい、ダースチョークも狙う。カサンガネイがハーフガードでトップキープしてラウンドを終えた。

4R、カサンガネイが右ストレートを当てるが単発。シルヴェイラも左ストレートと左ミドルを見せ、シングルレッグで組みつくがテイクダウンできない。カサンガネイはワンツーと右ボディストレート、シルヴェイラは左のヒザ蹴りと前蹴りを返す。ガードを上げてステップしながらジャブを突くカサンガネイ。シルヴェイラは前に出て左ストレートを狙う。後半はシルヴェイラの前進が目立った。

5R、カサンガネイはジャブと右ボディで前に出る。シルヴェイラは左ミドル・前蹴りを蹴って、左ストレートを狙う。カサンガネイはサイドステップしながら右ストレートを返し、シルヴェイラのシングルレッグを切る。スタンドの攻防になるとシルヴェイラが左ストレート、左右のフック、前蹴り、ハイキックと手数を増やす。テイクダウンも混ぜつつ攻めるシルヴェイラ。

カサンガネイもインサイドを狙った右ストレートを当て、ボディロックで組み付く。最後はカサンガネイがシルヴェイラをケージに押し込んで試合終了となった。判定はフルマークでカサンガネイの勝利。試合後はキルクリフFCの同門、現Bellatorウェルター級王者ジェイソン・ジャクソンと共に記念撮影に収まった。


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