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45 LFA LFA197 MMA MMAPLANET o UFC ショーン・シェルビー ダナ・ホワイト フィリッピ・オリヴェイラ

【LFA197】16勝、14度目の初回フィニッシュ。マーシオ・バルボーザが左アッパーでオリヴェイラを倒す

<149.6ポンド契約/5分3R>
マーシオ・バルボーザ(ブラジル)
Def.1R2分45秒by TKO
フィリッピ・オリヴェイラ(ブラジル)

オリヴェイラの体重オーバーでキャッチ戦となった一戦。大きく手を広げた構えでスイッチするオリヴェイラが、ジャブを伸ばす。バルボーザは右ロー。オリヴェイラも左インローからパンチのコンビへ。足だけでなく上への蹴りを見せたオリヴェイラに対し、バルボーザが距離を詰めていく。ケージを背負わせたバルボーザは右ハイ。さらに頭を振ってパンチのコンビで左、続いて右ストレートを入れる。

右に回るオリヴェイラもダブルジャブを繰り出すが、バルボーザは前に出続ける。前蹴りからジャブ、そして左アッパーでオリヴェイラの腰が落ちる。立ち上がり際に左フックを効かせたバルボーザは倒れたオリヴェイラにパウンドを纏めてTKO勝ちを決めた。

キャリア16勝2敗、14回目の初回フィニッシュ勝利に「今日は母の誕生日。チーム、家族、娘に感謝している。ダナ・ホワイト、ショーン・シェルビー、UFCもコンテンダーシリーズも声が掛からなかった。ずっと待っている。僕の左腕には祖母の力が宿っている」と話した。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep08 MMA MMAPLANET o UFC アブデラ・エルラミー ショーン・シェルビー トーレス・フィニー

【DWCS S08 Ep08】3度目の正直へ。トーレス・フィニーがバックマウントからエルラミーをパウンドアウト

【写真】去年の10月、今年の8月とコンテンダーシリーズ3連勝は珍記録だ(C)Zuffa/UFC

<ミドル級/5分3R>
トーレス・フィニー(米国)
Def.1R4分10秒by TKO
アブデラ・エルラミー(スペイン)

ジャブを打ち合った両者、左フックのエルラミーを早々にテイクダウンした──コンテンダーシリーズ挑戦3度目となる──フィニーは、足を束ねて立たせずバックに回る。両足をフックされそうになり背中をつけたエルラミーは結果、両足をフックされて背中を伸ばされる。胸を合わせにいったところで、上を向かされマウントを取られたエルラミーは肩固めで絞めあげられるが、暴れて、続いて固まって凌ぐ。それでも、フィニーがハーフで抑えた状態が続く。

フィニーはケージに押し込み、フルマウントを取ると強烈な右のパンチを落とす。エルラミーが暴れるが、背中を伸ばされる。

右の連打、続いて左の連打に動けないエルラミー。フィニーがTKO勝ちを決めるとダワ・ホワイトの前までいって尻振りダンスを披露する。ダナ、ショーン・シェルビー、ミック・メイナードの3者は大爆笑した。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep06 MMA MMAPLANET o UFC アテバ・グーティエ アフマッド・ハッサンザダ アライジャ・スミス アーロン・タウ ショーン・シェルビー タリソン・テイシェイラ ダナ・ホワイト

【DWCS S08 Ep06】仕留めにいってガスアウト、タウの猛攻を耐えたスミスがグーティエら4人とUFCへ

<バンタム級/5分3R>
アライジャ・スミス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アーロン・タウ(ニュージーランド)

スミスのカーフをかわしたタウは、ワンツーをガードして笑顔を浮かべる。オーバーハンドからカーフを続けるスミスも、タウのリードフックに対応する。ワンツーを入れ、タウの反応を見た感もあるスミスが、右ストレートを伸ばす。タウの右にジャブを合わせ、右に繋げるスミスが優位に立つ。ワンツーに組まれても、腰に乗せて投げたスミスがスクランブルでキムラクラッチから後方回転。タウも素早く対応して立ち上がるが、打撃戦では自分の距離で戦えていない。

逆にワンツーからダブルレッグとMMAで優勢のスミスはパスから、潜ってきたタウに鉄槌とヒジを落として初回を取った。

2R、ガードを固めたタウだが、ワンツーを被弾する。スミスはジャブを続け、タウのパンチをかわしてカーフを入れる。スイッチも見せるスミスのフェイクに反応が大きくなったタウは、組まれてシングルレッグに頭を抱えるように対応して、バックに回る。胸を合わせたスミスは、ボディロックテイクダウンを耐えて離れ──ジャブを伸ばす。一気のダブルレッグからテイクダウン。そのままサイドを取ったスミスは足を取りつつ、バックを伺うタウの動き、続くディープハーフからのレッスルアップに反応して、アナコンダチョークをセットする。上体を起こしたタウに対し、スミスはギロチンにスイッチする。

ここも起き上って耐えたタウは、ワンツーに左を振るう。スミスはサークリングも、左を打たれる。続くダブルは遠く切られたスミスは、フィニッシュ狙いでスタミナをロスしたか。圧を高め前に出てパンチを振るうタウは、バランスを崩しながら強振を続けた。

最終回、まずジャブを当てたスミス。しかし、シャープさには欠けている。タウは飛び込んでワンツーフック、右ボディショットから左を当てる。さらに左ボディストレートを当て、ハイをかわしてジャブも避ける。ボディを殴られ、やや腕が下がったスミスは左ストレートを被弾する。タウは左リードフックを当て、右ストレートを伸ばす。下がるスミスは右フックから左、続いてボディを打たれ反撃に出られない。

ガードを固めるスミスを殴るタウは、スミスの反撃で殴られても「もっと来い」と挑発する。ダブルを切られ、下になったスミスをスタンドで待ち受けたタウがボディから顔面とコンビネーションを決める。ダブルレッグでテイクダウンに失敗しガスアウト状態のスミスもワンツーで前に出るが、ボディを殴られガードが下がる。そこに左フックを入れるタウも、打ち疲れてきたか。

スミスが最後の頑張りを見せて連打で前へ。それを上回るパンチの勢いを見せたタウは、ダブルレッグも切って足を止めての打ち合いで試合を締めた。立ち上がって拍手を送るダナ・ホワイト──結果はジャッジ3者とも初回と2Rが優勢だったスミスを支持した。

運命の時、アフマッド・ハッサンザダに関しては「ショーン・シェルビーが求めた」とサインを伝えると、満面の笑みを浮かべて「UFCで何ができるか。友よ、明るい未来が待っている」とアテバ・グーティエを迎え入れる。

しかしジョーイ・ハートをスプリットで下したベンジャミン・ベネットは、契約ができず。「ベイビー、こっちに来い」とタリソン・テイシェイラもUFC昇格を伝えると、激闘を制したショートノーティス出場のスミスを称えて契約を宣言した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC イゴール・カバウカンチ オースティン・バシ キック クイラン・サーキルド コ・ソクヒョン ショーン・シェルビー ジジョルデン・サントス ジュネイシ・ドゥベン ダナ・ホワイト

【DECS S08 Ep04】キーワードは番狂わせ。コ・ソクヒョンがサントス、ドゥンベら5人ともにUFCへ

<ウェルター級/5分3R>
コ・ソクヒョン(韓国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
イゴール・カバウカンチ(ブラジル)

サウスポーのコ・ソクヒョンに対し、ジャブを伸ばすカバウカンチ。さらに右から左とロングフックを振るう。コ・ソクヒョンは右オーバーハンドをかわすと、組んでケージへ。ボディロックのカバウカンチが一度は体を入れ替えるが、すぐに戻したコ・ソクヒョンがエルボーを見せて離れる。コ・ソクヒョンは右を当てるが、逆に右を受けて間合いを取り直した。

カバウカンチはコ・ソクヒョンのワンツーをかわし、右を振るう。ならばと右の打ち終わりに右を当てたコ・ソクヒョンだが、直後に右を被弾する。コ・ソクヒョンは下がらずに前に出て左をヒットさせると、組みの攻防のなかでダブルレッグを狙う。切ったカバウカンチは右ミドルを蹴る。コ・ソクヒョンは動じることなく、右ミドルから右インローを蹴られても左で前に出て右を強振する。

これが空振りとなったコ・ソクヒョンはカバウカンチの左を被弾する。とはいえコ・ソクヒョンもパンチは粗く、空を切ることが多い。コ・ソクヒョンは左を入れ、右インローを蹴られると、ワンツーから組まれたところで時間となった。

2R、開始直後にダブルレッグでテイクダウンを狙ったコ・ソクヒョン。逆にカバウカンチがボディロックテイクダウンを決める。スクランブルからケージ際のクリンチ合戦のなかで、カバウカンチがワイルドな右を打ち込む。コ・ソクヒョンは頭を抱えつつ、スピングバックフィストも空振りに。ここで離れたカバウカンチは左フックを打たれ、ケージを背負う。

口が空いているカバウカンチの右がコ・ソクヒョンの顔面を捕える。コ・ソクヒョンは右&左フックを決めてクリンチ。左右のパンチを振るって離れたコ・ソクヒョン、カバウカンチの右ローが急所に入ったとしてブレイクが命じられる。ハグで再会した両者、直後にコ・ソクヒョンが左ボディを効かせる。一瞬動きを止めたカバウカンチは、すぐに右を振り打撃の打ち合いに応じる。コ・ソクヒョンは組みになると、内股を決めてテイクダウン。トップからパンチを続けるコ・ソクヒョンは離れて、スタンドで待ち受ける。コ・ソクヒョンは前蹴りを放つが、カバウカンチが右ストレートを当てる。最後にカーフを蹴られたコ・ソクヒョンだが、ラウンドを取った。

最終回、コ・ソクヒョンが左を見えて前に出る。と、右を見せてダブルレッグでテイクダウン。クルスフィクスを逃れたカバウカンチだが、ハーフを取り下の展開が続く。コ・ソクヒョンは時折り状態を起こして右を落とすも、手首を掴まれ思うようには殴ることができない。それでもトップをキープしているコ・ソクヒョンは、下からのエルボーにも右を振るっていく。コ・ソクヒョンは左足を抜き、続いてマウントへ。後方回転からスクランブルのコ・ソクヒョンは、立ち上がることができずに再びガードを強いられる。

枕で抑えるコ・ソクヒョンは、足を戻される。コ・ソクヒョンは再びパスを決め、シングルを切ってバックへ。カバウカンチは立ち上がるも、コ・ソクヒョンのバックコントロールが続く。残り20秒、離れたコ・ソクヒョンは右から右エルボーを被弾。それでも右を返すが、クリーンヒットはなくタイムアップを迎えた。

結果3-0の判定勝ちを手にしたコ・ソクヒョンは「ビッグアンダードッグは居心地が良かった。相手は良いレコードの持ち主だったけど、相手は大したことが無かった。3Rにはなると疲れていたので、寝技に持ち込んだ。今夜、契約できると人生最高の日になる」とバックステージで話し。ダナ・ホワイト、ショーン・シェルビー、ミック・メイナードはどのような判断をするか。

運命の時──なんと、第2試合でKO勝ちをしたジュネイシ・ドゥベンを伴って合否の発表を行ったダナは「彼女は-1350が相手についたアンダードッグだった。ここで、その事実に落ち込むのか。なにくそと思って戦うのか。そういう試合が今夜は見られた。彼女がグラップリングができるのか分からない。キックができるのか、見当もつかない。テイクダウンもだ。でも、これだけのアンダードッグが秒殺でKO勝ち。こんな劇的なKO勝ちは見たことがない」と笑顔を見せ、握手まで交わした。

異例の第2試合からのサイン発表に続き、「スタンド、グラウンド、キック、ボディショットを打ち合った」とクイラン・サーキルド、そしてオースティン・バシには「時間をかけてしっかりと仕留めた。完全に支配して。どれだけ強くなれるのか、可能性を見せた」と2人のUFC契約を発表した。

続いて、下馬評を覆したジジョルデン・サントス、同様にアンダードッグだったコ・ソクヒョンは手を合わせてダナの言葉を聞いていたコ・ソクヒョンにもUFC行きが伝えられる。「今日、何があったか皆、忘れないことだ」とダナは断言し、ドゥンベと抱き合った。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep02 MMA MMAPLANET o   ショーン・シェルビー ビリー・ブランド

【DWCS S08 Ep02】コディ・ハッドン、左フックでブランドからダウンを奪うとRNCで一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
コディ・ハッドン(豪州)
Def.1R3分09秒by RNC
ビリー・ブランド(米国)

まず右カーフを蹴ったハッドン。ブランドが左ハイを返すも、ハッドンがガードする。パンチの交錯で右で当てたハッドンが、ワンツーで距離を詰める。カーフを続けるハッドンは、左ボディフック、組むとケージにブランドを押し込む。いなして間合いを取り直したブランドのステップインにテイクダウンを合わせようとしたが、上手くフィットしなかったハッドンは右を被弾する。レベルチェンジから飛び込んだハッドンをかわしたブランドが、バックに回る。すぐに胸を合わせて、ワンツーからダブルレッグのハッドン。

切ったブランドだが、直後に左フックでダウンを奪われるとバックを許し、後方から殴られる。両足をフックして殴るハッドンは、一旦ワンフックにして 足をつく。ここの支点に体を捻って両足をフックし直すと立ち上がろうとしたブランドに対し、自ら背中をつけてRNCを極めた。

「20年前、6歳の時にここで戦いたいと思ったんだ。この機会を与えてくれたショーン・シェルビーに感謝している。OZのファイターは皆、良い試合をしている。これから豪州のタレントが、もっと暴れることになる。ここにいることができて嬉しい」とハッドンは話した。


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45 AB DWCS DWCS S08 F1 LFA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase345 Road to UFC UAEW UFC YouTube   アリ・カラダギィ アンソニー・ドリリッチ アン・トゥアン・ホー アーセグ カイ・カラフランス クァン・リー コ・ソクヒョン ショーン・オマリー ショーン・ガウシー ショーン・シェルビー ジャマール・ヒル スティーブ・アーセグ ダナ・ホワイト チャンネル パンクラス ペイトン・タルボット モンテル・ジャクソン 中務修良 内藤由良 木下憂朔 猿飛流

【DWCS S08】Must Watch!! パンクラスがミドル級KOP内藤由良のコンテンダーシリーズ出場を公表

【写真】人生を賭けた一発勝負、痺れる展開になってきた(C)MMAPLANET

18日(水)、パンクラスが公式YouTubeチャンネルで「内藤由良選手がUFCに挑戦! 内藤選手は、ダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ2024に出場することが決まりました。詳細は追って発表されますが、一足先にパンクラスでの軌跡をご覧ください!」と公表した。
Text by Manabu Takashima

6月30日(日)のPancrase345のメインで、2年3カ月振りの実戦を戦ったミドル級KOP内藤。キルクリフFC所属のディラン・オサリバンの代役アリ・カラダギィを相手に、1R1分52秒でマウントからのエルボーでTKO勝ちを収め、改めてUFCを目指すことを宣言していた。


LFA、UAEW、TUF出演など実現しそうで流れたUFCへの道が、結果的に内藤にとって最上の形で歩を進めることになった。Dana White’s Contender Series=DWCSは、その名の通りダナ・ホワイト、ショーン・シェルビー、ミック・メイナードというUFC首脳の前の行われる御前試合で、1年に10大会が火曜日の夜にUFC APEXで実施される。

1大会=5試合というフォーマットで、UFCとの契約が審査される真剣勝負の場だ。2017年からスタートしたコンテンダーシリーズからは既にショーン・オマリーとジャマール・ヒルがUFCの頂点に立っている。そんなUFCに直結する今年の登竜門は8月13日にスタートし、10月15日まで10週に渡って鎬が削られる。

既にEp01とEp02&Ep04は5試合が決定しており、第3週と第5週は3試合が埋まっている状況だ。あとは第9週と第6週で1試合が決まっているがEp07 、08&10は5試合全て10人のスポットが空いたままなので、これらの週に内藤の雄姿が見られることになるだろう。

アジア勢にとってUFCとの契約を賭けた戦いはRoad to UFCが並行して開催しされているが、従来はフライ級からライト級、今年はフェザー級までの3階級しか実施されず、事実上ミドル級の内藤には、アジア勢で競い合ってUFCへ進むというルートは存在していなかった。

事実今年のシーズン8では既にEp01のウェルター級戦で中国のJCKウェルター級王者ティン・ワン、Ep4では韓国Angel’s FCウェルター級王者のコ・ソクヒョンと、中量級のアジアン・ファイターの出場が決まっている。

(C)LFA

広義でアジア系でいえばLFAで戦うベトナム人ファイター(アリゾナ州在住)のアン・トゥアン・ホーが第1週のフライ級に、同じくLFAからチャンスを掴んだクァン・リーも米国に住むベトナム人選手だ。

また、ここでこのカードを組むのか──と豪州のMMAファンが歯ぎしりをしつつ、注目せざるを得ないのがEp09で決まったショーン・ガウシーとアンソニー・ドリリッチのダウンアンダー対決だ。

ガウシーはHEX FSフライ級王者で、今年の5月に中務修良を右クロスで一蹴している。対してEternal MMAフライ級王者ドリリッチは3月に猿飛流を2Rに、6月には1Rでマックス・リアリをKOしている。しかも今、豪州MMA界ではHEX FSとEternal MMAがドメスティック大会#01の称号を得るために、チャンピオンの引き抜き合戦を繰り広げるなど、骨肉の争いを展開している。

とはいえ破壊力十分の右を持つガウシー、必ず当たる左の持ち主ドリリッチが、わざわざコンテンダーシリーズで戦う必要があるのか。なんせガウシーは戦績9勝1敗で5KO勝ち、ドリリッチは8勝1敗で4つのKOと2つの一本勝ちを誇っており、揃ってUFCが求めるフィニッシャーだ。

恐らく両者は8月18日にパースで行われるUFC305出場に標準を合わせていたはず。加えていえば、2人ともカイ・カラフランスとスティーブ・アーセグの両者のうち、どちらかが欠場となればショートノーティスで母国でオクタゴンに足を踏み入れる気持ちでいることも間違いない。

UFC側として、両者ともその力があるからこそ、8月でなく10月にガウシー×ドリリッチの試合を組んだとしか考えられない。

日本からは2年前の木下憂朔に続き、内藤が挑戦することで注目度も上がるに違いないDWCS S08だが、内藤以外の出場ファイターも状況としては、ガウシー×ドリリッチ戦ほどお膳立て揃っていなくても、世界中から人生を賭けて集まって来る。それらの戦いが熱い激闘にならないはずがない。

それらの戦いから明日のショーン・オマリー、ペイトン・タルボット、モンテル・ジャクソンが生まれる可能性が高い。日本のMMAファンにとって、2時間のコンパクトな大会ということも含めて、DWCSはマストウォッチと断言できる。

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45 AB MMA MMAPLANET o ONE RIZIN UFC アンソニー・ドォ ショーン・シェルビー ダナ・ホワイト ユライア・フェイバー 川原波輝

【A1 Combat19】UFCストロー級を──川原波輝が話していたこと。「ONEを馘になったから辿り着けた」

【写真】勝ち名乗りを受ける際に、川原は感極まった表情を浮かべていた (C)A1 COMBAT

3月29日にカリフォルニア州ウィートランドのハードロック・ライブで開催されたUrijah Faber’s A1 Combat19で川原波輝がアンソニー・ドォに判定勝ちを収め、A1 Combatストロー級王座に就いた
Text by Manabu Takashima

1年11カ月振りの実戦で、北米発の男子ストロー級のベルトを巻いた川原は「UFCにストロー級王座を創る」ことを堂々と宣言した。この夢物語と捉えられがちな考えに至ったのは、絶望を経験したから。そしてユライア・フェイバーという心の支えがあったから。

同タイトル戦前にインタビューを申し込むと「試合前に色々と語って記事にしてもらって凄く有難いんですけど、勝たないと何の意味もないんで。僕、勝ってないので……話して記事にしてもらいたくないっていうのが本心なんです」と話した川原は、「結果を残した時だけ記事にしてください」と言葉を続け、その心境を話し始めた。


「ずっとONE世界ストロー級王者になることを目標し、そこをモチベーションにやってきました。そのためにも1月の日本大会出場を目指していて、去年の9月ぐらいに『出られるだろう』という話だったのでお金を集めて、アルファメールで練習を続けていました。

それ以前からビザを取って、米国で生活するために車を買ったのもONEの世界ストロー級チャンピオンになるためでした。でも結局、日本大会には出られなかったばかりか、契約が切れていたことが分かって……。その時は、全てに絶望をしてしまいました。なんで、契約が切れていることを出場の交渉をしてもらう時に言ってくれないのか。どんな扱いやねんって。

でもチャンスを貰って、結果を残せなかったのは事実で。同時に僕もこれ以上、試合がない状況が続くのは避けたかった。だからONEとは更新という話もあったけど、せずにA1 Combatで戦うことを決めたんです。

そもそも僕がONEで戦いたかったのは、ストロー級の世界一の王座があるから。世界で一番になること。それが目標なのは今も変わっていないです。だからRIZINで戦おうとも思っていないです。とにかく、これまでやってきたことを諦めたくない。諦めないといけない瞬間を食らったからこそ、そこを諦めたくない。そんな僕が辿り着いた結論は、UFCにストロー級ができるよう頑張ることだったんです。

ユライアってフェザー級とバンタム級のパイオニアじゃないですか。僕はユライアの率いるチーム・アルファメールの一員で、ユライアに相談をしたら『UFCにストロー級を創ろうぜ』と言ってくれて。で、A1 Combatでストロー級王座が創設された。これは北米で最初の男子ストロー級王座なんです。115ポンドの王座ってないんです。ONEのストロー級だって、実際には水抜き無しを条件にした125ポンドなので。

ここが新たな一歩です。UFCにストロー級を創るのは、僕にしかできないことで。だからこそ、今回の試合は勝たないといけない。僕のパフォーマンス次第です。A1 Combatはダナ・ホワイトも視るやろうし、ユライアはショーン・シェルビーとも話すと言ってくれています。ただ、3年はかかるでしょうね。その3年、全てを格闘技に賭けて生きていきます。この7ケ月間がそうであったように。

僕はONEで負けて、クビになった。だから、ここに辿り着くことができました。そうですね……ONEに対する想いっていうのは、これからの自分次第。自分が結果を残すことで、もっと感謝の気持ちを持てることになるはずです。ONEに限らず、心の底からこれまでサポートしてくれた人に『ありがとうございました』と言えるようになるためにも、頑張るしかない。そして、ここにはユライアがいてくれる。

フライアがパイオニアとしてやってきたことを見てきて、傍にいてくれて話ができる。そして『お前ならできる』と本気で言ってくれた。アルファメールの人間は『本当に凄いアイデアを思い付いたな』って言ってくれるんです。日本だと『無理やろ』っていう空気にしからないUFCストロー級の設立に関して、皆が『やろうぜ』って言ってくれます。今回のA1Combatストロー級王座決定戦が、歴史を創る一歩になります。ストロー級は明るい未来しかない。

でも、そんな言葉を試合前に記事にしてもらっても何もならない。パフォーマンスを魅せ、結果を残すこと。結果を残した時だけ記事にしてください」

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45 LFA LFA179 MMA MMAPLANET o アラン・ヴィリャルバ ショーン・シェルビー ジョゼ・デラーノ

【LFA179】右を打ち抜きダウンを奪ったデラーノが、残り5秒でRNCを極めきり完勝

<フェザー級/5分3R>
ジョゼ・デラーノ(ブラジル)
Def.1R4分55秒by RNC
アラン・ヴィリャルバ(アルゼンチン)

ルフィのコスプレ――といっても麦わら帽子を被っているだけだが――で入場のデラーノはLFA6戦目で、これまでに4勝1敗という結果を残している。南米版=日韓戦ともいえるブラジル×アルゼンチン対決に、リオはデラーノにとって完全ホームだ。

左右にステップを踏みつつ、ジャブからワンツーで様子見のデラーノ。ジャブで前に出たヴィリャルバに対し、出入りを繰り返すデラーノがショートのコンビを見せる。遠い距離と、近距離でパンチの質を変えるデラーノはヴィリャルバのロングフックをかわして、ステップインにヒザを狙う。

笑みを浮かべたヴィリャルバが、ジャブから右を伸ばすが当たらない。デラーノはスイッチして左を当てると、ヴィリャルバのステップインからのパンチを頭を振ってかわす。それでもヴィリャルバの手数が増えると、近い距離ではパンチを被弾するシーンも。と思いきやデラーノはヴィリャルバのステップインに右から左のワンツーを合わせてクリーンノックダウンを奪う。鉄槌、パウンドの追撃から背中を見せたヴィリャルバに両足をフックし、残り5秒でRNCを極めた。

BTTの師匠ムリーロ・ブスタマンチと抱き合ったデラーノは、麦わら帽子を被って勝ち名乗りを受けた。「距離が鍵だとインタビューで言っていた通りになった。ブラジルとアルゼンチンというライバル対決は凄くプレッシャーになったけど、ゲームプラン通り戦えた。そして最後はサブミッションできた。ママ、誕生日おめでとう」と話したデラーノは、「もう前から準備はできているけど、より状況は整った。僕は最高のチームで、マスター・ムリーロ・ブスタマンチ、マスター・ヴィトー・ピメンタの指導を受けている。ダナ、ショーン・シェルビー、連絡を待っている」と言葉を続けた。


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45 LFA LFA175 MMA MMAPLANET o ショーン・シェルビー ダナ・ホワイト ハファエル・ペレイラ フェルナンド フェルナンド・ラウレンソ

【LFA175】7年越しのアベンジは、51秒で。ペレイラが右クロス、RNCでラウレンソを一蹴

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・ペレイラ(ブラジル)
Def.1R0分51秒by RNC
フェルナンド・ラウレンソ(ブラジル)

2016年11月以来の再戦、前回はラウレンソがペレイラを破っている。左ミドルを蹴り、次を空振りすると尻を振って挑発したペレイラが、ラウレンソのステップイン&左に右クロスを入れていきなりダウンを奪う。スタンドで余裕の表情でラウレンソが立ち上がるのを待っていたペレイラが、勢いよく距離を詰める。ラウレンソはここでシングルを仕掛けるも、切ってバックに回ったペレイラが一気にRNCを決めて7年越しのリベンジに成功した。

LFA初陣のフィニッシュ勝利で連勝を6としたペレイラはショーン・シェルビーとダナ・ホワイトに「この階級のトップに勝った。観客を沸かせる準備はできている」と呼びかけた。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN234 ガストン・ボラノス キック ショーン・シェルビー マーカス・マギー

【UFN234】前に出るボラノスを的確に打ち抜いたマーカス・マギーが、最後は左ストレートで仕留める

<バンタム級/5分3R>
マーカス・マギー(米国)
Def.2R3分29秒by TKO
ガストン・ボラノス(ペルー)

スイッチするボラノスが、蹴り足を掴んでマギーを崩す。ボラノスはスタンドで待ち受け、様子見の打撃を両者が遠い距離で続ける。マギーの左に右を被せて行ったボラノスはスイッチを繰り返す。ボラノスの右にワンツーを返したマギーが、同じコンビからダブルレッグへ。ケージに押し込まれたボラノスは、テイクダウンを許さず打撃の間合いに戻った。

飛びヒザ見せたマギーが、近い距離のパンチのコンビで左を当てる。続いてボラノスが前に出てきたところに左を合わせたマギーは、ワンツーからフックの連打で優勢に。笑顔を見せたボラノスは左右のフックを被弾して姿勢を乱しながら組んでいったが、崩されてトップを取られる。立ち上がって足を捌きつつパウンドを落とすマギーは、立ち上がろうとしたボラノスに右を打ち込む。そのままバックを取り、左のパンチをワキの下か連続で打ちこむ。足を止めての打ち合いに応じたボラノスがサバイブした。

2R、ボラノスの前進に左右のフックを放ち、右をヒットさせたマギー。ガードを固めるボラノスだが、足が止まっておりパンチの打ち終わりに姿勢が乱れるようになっている。果敢に前に出るが、被弾する数も増えたボラノスは左目尻をカットし、流血も目立つ。ショートフックのコンビから、一旦間合いを取り直したマギーが、左からスピンングバックキックをボディに決める。

ボラノスも右を当て、積極的に前に出る。しかし、マギーの左ハイのあとで右を伸ばすと、前のめりでノーガードとなり右フックを打ち抜かれ前方にダウン。立ち上がったボラノスはハイをガードするが、近距離でパンチの餌食に。間合いを測ろうと右に回ったボラノスは後ろ回し蹴りから左ストレートで腰が落ち、レフェリーが試合を止めた。

「次の相手、僕は誰も使命しない。ショーン・シェルビーの決めてくれる。彼の仕事を信じている」と攻撃だけでなく、コメントも見事にまとめた。


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