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【UFC274】OSP戦へ、マウリシオ・ショーグン「前に進むこと。最高の形でキャリアを終えられるよう」

【写真】通訳を務めてくれたマネージャー兼コーチのドゥドゥ・アロンソと(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターでUFC274「Oliveira vs Gaethje」が開催される。

シャーウス・オリヴェイラの持つUFC世界ライト級王座にジャスティン・ゲイジーが挑戦する一戦をメインに、コメインにUFC世界女子ストロー級選手権試合=王者ローズ・ナマジュナス×挑戦者カーラ・エスパルザと2つの世界戦が組まれたPPV大会。

ダブルクラウン以外にマイケル・チャンドラー×トニー・ファーガソンと並び、PPVメインカードでマウリシオ・ショーグンがオヴァンス・サンプレーと対戦する。

2020年11月のポール・クレイグ戦以来、1年半ぶりの実戦となるショーグン。40歳となった元PRIDEファイターに戦い続けるモチベーションが何なのかを尋ねた。


――18カ月ぶりの試合でOSPと土曜日に戦います。今の気持ちを教えてください。

「ヒジのケガがあって長い間、試合を戦うことができなかった。でも、ようやくケージに戻ってくることができる。凄く調子は良いし、ワクワクしているよ」

――トレーニングキャンプは首尾よく終了しましたか。

「ヘッドコーチのエドゥアルドの下で、ハードなトレーニングをして準備は整っている。とにかくケガもなく、キャンプを終えることができて絶好調なんだ。今回、キャンプをクリチーバで行ったんだ」

――ハイ。ショーグンといえばクリチーバだろうというのが、我々の印象ですが……。

「あまり知られていないけど、僕はクリチーバを離れて8年になるんだ。今回の試合に向けて、家族からも長期間離れクリチーバでトレーニングを行った。いくつかの武器を取り戻そうと思ってね」

――つまりクリチーバで練習するということは、原点に戻るということなのでしょうか。

「その通りだよ。それがクリチーバで練習する目的なんだ」

――人間、誰しも年を重ねると成熟するという良い面がある一方で、恐れを知らぬ勢いを忘れてしまいますしね。冷静さは欠かせないですが、あの勢いをまた手にしたいとファイターも思うモノなのでしょうか。

「まさにその通りなんだ。クリチーバでは良い練習ができたよ。現在の練習パートナーだけでなく、以前一緒に練習していたメンバーと汗を流すことで、あの頃の関係を取り戻した。友情を再確認でき、今回のキャンプが可能になったんだ。かつての友との練習で素晴らしいキャンプになったよ。だからこそ、今回の試合に心躍らせているんだ」

――シュートボクセ時代、もう17年も昔になりますが23歳の若きショーグンがPRIDE GPファイナルを前に、決勝で同門対決になりかねないヴァンダレイ・シウバと同じ空間で練習をしている。その異様が緊張感が思い出されるのですが、当時と同じような緊張感をもって今回の試合に臨んでいるということでしょうか。

「う~ん、あの時とは気持ちは違うかな。GPファイナル前は自分の力を世界に示し、名前を確立させることでより高いファイトマネーを得られるようにという気持ちが強かった。今はより経験を積み、試合に向けて考え方も変わっている。ただし、試合前の緊張感っていうのは変わらないよ。そこに関しては、キャリアを通して変化することはない。そことの戦いが、僕らファイターにはついて回るよ」

――ではOSPの印象を教えてください。

「背が高く、体が強い大きな選手だよ。運動神経も良く、ファイターとしてリスペクトしている。でも僕の方がスピードで勝っている。そこで勝負をする」

――マウリシオは最後のPRIDE世代の生き残り、現役で戦うファイターです。あの時代と変わらずMMAを戦い続けているのですが。モチベーションをどう保っているのですか。

「世界のトップレベルで最後まで戦っているPRIDEファイターだと自分でも思っているし、それが誇りだ。簡単なことじゃないからね。過去数試合、最大のモチベーションは勝利を手にして、前に進むこと。最高の形でキャリアを終えられるようにね。

今回の試合も最高の形で勝利を手にして、僕が今も大いなる可能性を持っていることを世界に示したい。試合で今言ったことを証明するために、ハードなトレーニングを積んできた」

――日本のMMAファンも世代交代しているのですが、5年前に日本大会でOSP戦が決まっていたマウリシオが負傷欠場し、PRIDE世代のファンはとても残念がっていました。

「今の日本のファンの寛大な心を忘れることはないよ。日本という国を。そこに住む皆のことを心から愛し、尊敬している。僕の人生のなかで日本は特別な場所だ。日本ことを忘れることはないよ」

――叶わぬ夢かもしれないですが、マウリシオのサッカーボールキックとストンピングが、また見てみたいです。

「僕もいつの日か使いたいと今でも思っているよ(笑)。実現させたいね」

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ABEMA MMA MMAPLANET ONE Special UFC UFC269 キック シャーウス・オリヴェイラ セルジオ・ペティス ダスティン・ポイエー ピョートル・ヤン 大沢ケンジ

【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:12月:オリヴェイラ✖ポイエー「殴らせて、疲れさせる」

【写真】高度に何でもできないといけなくなっている――それがMMAの現実だろう (C) Zuffa/MMA

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、大沢ケンジ氏が選んだ2021年12月の一番は12月11日に行われたUFC269より、UFC世界ライト級選手権試合=シャーウス・オリヴェイラ×ダスティン・ポイエー戦について語らおう。


──大沢さんが選ぶ12月の一番、どの試合になるでしょうか。

「ベタですけど、UFC世界ライト級タイトルマッチのシャーウス・オリヴェイラ×ダスティン・ポイエーです。最近のMMAの流れということも含めて話したいと思います」

――押忍、よろしくお願いします。

「これはあくまでも僕のなかで感じている最近の傾向なんですけど――これまではMMAの選手って中間距離から長い距離でスイッチしたりだとか、レンジをコントロールする時代が続いていました。

それがピョートル・ヤンとか、今回のオリヴェイラもウチの中田(大貴)もそうですけど、近い距離が流行ってきていますよね。この試合でオリヴェイラはグイグイ前に出ていました。対するポイエーは言ってみると、距離を取ってスイッチしながら、全部を混ぜて相手を混乱させて巧く当てる選手で。

その相手にオリヴェイラは前進を続けますが、最初のうちはパンチを当てやすいので被弾していましたよね。それでも前に出続けるから、手を出して対応していく間に……アイツ、ポイエーはバテましたよ」

――色々なことをできるポイエーが、手が届く距離では左一辺倒になっていました。

「それってUFCだけでなくONEでもそうですが、MMAがフィジカルスポーツになってきている象徴的な部分ですよね。もともとフィジカルなんですけど、本当の意味でフィジカルになってきたというか。

テクニカルにスイッチし、距離を変えて相手を誤魔化す。そして思わぬところで当てるという戦いから、距離を詰めて相手にアタックさせるように変わってきました。距離が近づいてくるから、ポイエーは打っているのはなくて、打たされていたんです。

自分のペースじゃなくて、相手に打たされて『もう来ないくれ』っていう打ち方になっている。この『来るな』の打ち方をすると、めちゃくちゃ疲れます。こういう手を出させて疲れ差す戦いは、最たるモノがピョートル・ヤンで。彼は初回は手を出さないですよね。打たせるだけ打たせようという感じで、相手が疲れてきたところで勝負に出る。

前に出る選手も相手のパンチを貰いたくはないです。でも、多少貰ってもしょうがないということで前に出ていく。そこで倒される場合もあると思います。でも、そこで倒れちゃダメで耐えきらないといけない」

――賭けになってきませんか。

「実はこの戦い方って、技術の差を埋めることになるんです。いや埋めるだけでなく、越えられるんです。相手を疲れさせることが可能になるから。オリヴェイラは打撃で仕留めるんじゃなくて、組み技がめちゃくちゃ強いから、1Rにポイエーを疲れさせて組み技勝負に出ました。ポイエーは攻められて、さらに疲れて気持ちも折られるような状況に追い込まれました。

堀口君とセルジオ・ペティスもそうだったと思います。試合を支配していたのは堀口君だけど、セルジオ・ペティスが前に出て圧を掛けていた。堀口君はテイクダウンが巧いから、あの勝負ができました。

距離を取ってガードを下げるのではなく。セルジオ・ペティスは構えを小さくしてガードをしていました。ああいう構えと戦い方は、以前はなかったです」

――距離が近いと、やはり殴られますからね。

「ハイ。ただ慣れてくると、多少の耐性はできます。びっくりしなくなりますから。そして反応できるようになる。対して、長い距離の選手はポイエーがそうだったように手を出さざるをえなくなります。そして、短い距離を練習していないからバテる。

キックボクサーで長い距離を取る選手が見られないのは、いずれ距離を潰されるからです。ペティスも入ってくるところだけに反応していたから、疲れないですよね。しかも殴られることも平気だし。

接近戦化していくと、MMAは以前のような倒され方はなくなっていくのではないかと思います。見えているし、貰う覚悟ができているので、びっくりして倒されることがなくなる。長い距離がMMAらしさなら、その距離はなくなり、近い距離が増えてくると思います。

スイッチして距離を取って翻弄しようとしても、そんな時間を与えず前に出る。スイッチしたぐらいだと、どっしりと構えの相手を崩すことはできないようになりますよ」

――ただセルジオ・ペティスにしても、それこそ中田選手にしてもテイクダウンを取られ続けていました。

「ペティスは腰が弱いんじゃないですか(笑)。それで腰が強いのがピョートル・ヤンで。近い距離でも軸が乱れない。だから彼が今、最強なんだと思います」

<この項、続く>

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Report UFC UFC269 シャーウス・オリヴェイラ ダスティン・ポイエー ブログ

【UFC269】打撃戦から一転、オリヴェイラがポイエーをRNCで斬って落とし世界王座初防衛に成功

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.3R1分02秒 by RNC
ダスティン・ポイエー(米国)

サウスポーのポイエーに対し、右ヒザを繰り出したオリヴェイラ。そのままケージに詰めていくが、ポイエーは右でオリヴェイラからフラッシュダウンを奪う。至近距離で首相撲に持ち込むオリヴェイラだが、、ポイエーはオリヴェイラを引きはがす。ダーティボクシングから、ヒザを突き刺すオリヴェイラ。さらに左ジャブから左ヒザを当てる。ポイエーの左ストレートをかわしたオリヴェイラは、組み付いてボディロックでポイエーをケージに押し込む。ローリングでグラウンドに持ち込もうとするも、ポイエーも立ち上がる。

ケージ中央で、右ジャブから左ストレートを当てるポイエー。ポイエーの右が当たると、オリヴェイラの動きが一瞬止まる。しかしオリヴェイラも距離が近くなるとヒジを打ち込み、さらに右アッパーを入れていく。ところがポイエーの右フックがヒットして、オリヴェイラがダウン。ポイエーも深追いせず、スタンドに戻る。ポイエーの左ストレートが連続でヒット。オリベイラも左右のパンチを返すなか、オリヴェイラの左フックが当たり、ポイエーもグラつく。しかしパンチのヒット数でいえばポイエーか。左ストレートが幾度もオリベイラの顔面を捉えた。

2R、ガードを固めて距離を詰めるオリヴェイラ。ポイエーは足を使いながら右ジャブを当てる。相手のケージ際に追い込み、組み付いたオリヴェイラは、首相撲からヒジとヒザを入れる。さらにワキを差し上げて投げを打ったが、ポイエーが右のオーバーフックで耐え、反対にオリヴェイラが下になった。しかしオリヴェイラはポイエーの右手を離さずにリバーサル。上になったオリヴェイラがパンチとヒジをポイエーの顔面に落としていく。オリヴェイラの左ヒジが何発もポイエーの顔面に突き刺さる。

フルガードのポイエーに対し、前腕で距離を作ってからヒジを落とし続けるオリヴェイラ。ポイエーは下から抱えるのみで、防戦一方に。会場からは劣勢のポイエーにUSAコールが発せられる。オリヴェイラは立ち上がり、ポイエーの顔面に右のパンチを浴びせていった。

3R、距離を縮めたオリヴェイラが、ボディロックで組み付いてからバックへ。スタンドでバックマウンを奪い、右腕をポイエーの首に回してRNCへ。ケージ際で絞め上げ、ポイエーからタップを奪った。


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MMA UFC UFC269   アマンダ・ヌネス アレックス・ペレス カイ・カラフランス サンチアゴ・ポンジニビョ シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ジュリアナ・ペニャ ジリアン・ロバートソン タイ・ツイバサ ダスティン・ポイエー ダン・イゲ デリック・ミナー ドミニク・クルーズ パウリアン・パイヴァ ペドロ・ムニョス ミランダ・マーヴェリック ライアン・ホール ランディ・コスタ

【UFC269】計量終了 王者オリヴェイラ「神は僕とある」×ポイエー「大勝負だ」。ペレスは4戦連続中止

【写真】どちらかといえば王者がクールで、エキサイトしているのは挑戦者だった(C)Zuffa/UFC

11日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC269「Oliveira vs Poirier」の計量が、10日(金・同)に行われた。

2021年最後のPPV大会のメインはUFC世界ライト級選手権試合=王者シャーウス・オリヴェイラ×挑戦者ダスティン・ポイエーだ。

先に登場したポイエーはスケールの上でベルトを巻くというポーズ。続いてサングラス姿で体重計に乗った王者オリヴェイラはシャウトし、思わずダナ・ホワイトが割って入るほどの勢いでポイエーに詰め寄る。

それでも冷静な表情だったオリヴェイラに対し、かなり興奮し鼻息も荒くなっていたポイエーは「大勝負だ。もう一度、皆の前に頂点に立つためにやってきた。もうミスはしない。レッツゴー」と叫び、両手を高々と掲げた。

対照的に落ち着いたままのオリヴェイラは「何千という見方が彼にいても、神は僕とある。やってやるよ」と話した。


コメインはアマンダ・ヌネスとジュリアナ・ペニャがUFC世界女子バンタム級王座を賭けて戦う。

まず「素晴らしい機会をえることができ、ここにいる皆に感謝している。すごくワクワクしているし、準備は十分。明日はファイアーワークスになる」という言葉を噛んだペニャは笑顔を見せた。

対して養女を抱いてインタビューを受けたヌネスは「皆と今夜会えて、すごくハッピーよ。彼女はライオンハートをまだ正面切って体感したことがないの。ベルトはどこにも行かないわ。皆ぁ、明日ね」といつも通りの意気揚々ぶりだった。

フライ級初戦でカイ・カラフランスと相対するコディ・ガーブラントはセレモニアル計量ということもあり、しっかりとリカバリーの後も見え、問題なく本来のパフォーマンスを期待できそうだ。そのカーブラント、カラフランスの首を掻っ切ってやるポーズに、思わず浮かべた笑みが非常に頼もしく見えた。

胸のタトゥーと同じカラーに髪の毛を染めたショーン・オマリーは、パウリアン・パイヴァとのフェイスオフでヌッと顔を前に出し、威圧感十分。パイヴァも笑顔で流す余裕の表情だった。

髭を蓄えたドミニク・クルーズは、笑顔で登壇したペドロ・ムニョスを相手に非常に厳しい表情を浮かべ、しっかりと握手して別れた。またアレックス・ペレスと対戦予定だったマット・シュネルが体調不良でドクターストップに。残念ながら両者の対戦は3度目も実現せず、ペレスは4試合連続でファイトの機会を失うことになってしまった。

■視聴方法(予定)
12月12日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC269計量結果

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者] シャーウス・オリヴェイラ: 155ポンド(70.31キロ)
[挑戦者]ダスティン・ポイエー: 154.5ポンド(70.08キロ)

<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] アマンダ・ヌネス: 134.5ポンド(61.0キロ)
[挑戦者] ジュリアナ・ペニャ: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ジェフ・ニール: 170.5ポンド(77.34キロ)
サンチアゴ・ポンジニビョ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
コディ・ガーブラント(米国)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー: 135.5ポンド(61.46キロ)
パウリアン・パイヴァ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・エメット: 145.5ポンド(66.0キロ)
ダン・イゲ: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ドミニク・クルーズ: 135ポンド(61.24キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アウグスト・サカイ: 263.5ポンド(119.52キロ)
タイ・ツイバサ: 264 ポンド(119.74キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ: 186ポンド(84.37キロ)
ジョーダン・ライト: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ムニス: 185.5ポンド(84.14キロ)
エリク・アンダース: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド: 125.5ポンド(56.92キロ)
ミランダ・マーヴェリック: 125ポンド(56.7キロ)

<フライ級/5分3R>
アレックス・ペレス: 125.25ポンド(56.81キロ)
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
ライアン・ホール: 145.5ポンド(66.0キロ)
デリック・ミナー: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 136ポンド(61.69キロ)
トニー・ケリー: 134.5ポンド(61.0キロ)

<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ: 129ポンド(58.51キロ)
ジリアン・ロバートソン: 125ポンド(56.7キロ)

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Interview MMA Special UFC シャーウス・オリヴェイラ ボクシング マイケル・チャンドラー 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:5月─その弐─オリヴェイラ✖チャンドラー「遠回りをして最後に」

【写真】UFC在籍11年目、ライト級で世界の頂点に立ったシャーウス・オリヴェイラ (C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

2021年5月の一番、第ニ弾は15日に行われたUFC世界ライト級選手権試合=シャーウス・オリヴェイラ✖マイケル・チャンドラー戦について語らおう。


──青木真也が選ぶ2021年5月の一番、2試合目をお願いします。

「オリヴェイラ✖チャンドラーです。この試合、オリヴェイラがパンチでチャンドラーに勝ったことは当然のように注目されますが、そのオリヴェイラの強味は下……ガードで守れることにあったと思います。初回のピンチをガードで凌げたことが大きかった」

──初回に右を効かされ、最初は亀になって足に組もうとしたところでパウンドを受けて、ガードを取ったところですね。

「ハイ。オリヴェイラがガードを取ると、上に居てもサブミッションを警戒してチャンドラーも勢いを持続することができなかったです。あそこをガードで凌げたことが、勝負の分かれ目でした。

ただし、ガードを取ることが誰しもに有効ではなくて。それはオリヴェイラの技量があるからで。チャンドラーと5分✖5Rと戦う。25分の試合ですけど、チャンドラーは割と短距離走の選手です。その試合で最初のピンチをガードで凌げたのはさすがです」

(C)Zuffa/UFC

──その序盤、思った以上に身長差があってチャンドラーはボディ打ちしか見せていなかった。これは近寄れないのかという風にも見えました。

「相打ちになりそうな感じで。だから、結果的にああいうフィニッシュはあると思っていました」

──オリヴェイラが効かされてガードを取ったのとは対照的には、チャンドラーは効かされたあと組みにいかなかったです。

「MMAに於いて打撃の人、一点突破型になっていますね」

──青木選手はチャンドラーのUFC初戦後、まだオリヴェイラ戦が決まる前にチャンドラーはオリヴェイラに分が悪いと言っていましたしね。

「オリヴェイラ推しでしたよね。それはウィル・ブルックスなんです」

──ウィル・ブルックス?

「ハイ。もともと2人ともウィル・ブルックスと戦ってます。で、チャンドラーはブルックスにやられていて、オリヴェイラは完勝しています。そこを見て、両者の間に力の差はあるんじゃないかと僕は見ていましたけど、やはりUFCなんだということを再認識させられますね。それもウィル・ブルックスが勝てなかったわけで……そこは、ちょっと感じましたね」

──UFCが抜けていると。

「でも、皆が分かっていると思いますよ。だってねぇ、レベルが違うじゃないですか。そんな場所で11年、オリヴェイラは興味深いキャリアを積んでいます。結果的に全部を埋めてきた」

(C)DAVE MANDERL

──実はオリヴェイラのUFC初戦が、たまたま五味選手、岡見選手が出場した大会で(※UFC on Verus02。五味がタイソン・グリフィンにKO勝ち岡見がマーク・ムニョスに判定勝ち)、全く知らない選手だったのですが、見事に腰を切った腕十字をダレン・エルキンスに極めて、その当時からUFCで下から極める選手がいるんだって驚いたことが思い出されます。

「でも最初は言えば、下だけの選手だった。なんか派手なサブミッションはあるけど、穴もある。そうだったのが次に打撃ができるようになった。でもスクランブルで逆に取られもした……、そうするとレスリングに関しても穴を埋めた。それもウィル・ブルックス戦なのですが、テイクダウンをしましたからね。

これは異常な進化……です」

──異常ですか。

「もともと寝技の人間が、遠回りをして最後にカチっと合わせることができた。ここまでの進化は、ほぼほぼ例がないですよね」

──現代MMAでいえばボクシング&レスリングでいくと、ここまでのガードワークを身につける時間はないかもしれないですね。

「背中をつける練習をしている人間は、米国でも少ないかもしれないですけど……だからといってオリヴェイラが柔術やグラップリング競技で結果を残せるのかといえば、また違う話で。でも、本当にスペシャルな存在です」

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Report UFC UFC262 シャーウス・オリヴェイラ ブログ マイケル・チャンドラー

【UFC262】オクタゴン11年目の初戴冠、オリヴェイラがチャンドラーをKOして新世界ライト級王者に

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.2R0分19秒 by TKO
マイケル・チャンドラー(米国)

開始早々、飛び出した両者。オリヴェイラが右ローをもらったチャンドラーがマットに手を着く。すぐに立ち上がったチャンドラーは左右フックで攻め立てるが、オリヴェイラがダブルレッグ。これをギロチンで迎え撃ったチャンドラーだが、オリヴェイラは頭を抜いてトップへ。そしてチャンドラーのバックに回る。バックマウントを奪ったオリヴェイラを、マットにたたきつけるチャンドラーだが、オリヴェイラは離れない。

右目上から大量の出血が見られるオリヴェイラ。4の字フックでバックをキープし、パンチを上下に打ち合分ける。チャンドラーが体勢を入れ替えようとしたところに、相手の左腕を取り十字を狙ったオリヴェイラだが、これを抜いたチャンドラーがトップへ。オリヴェイラは立ち上がるも、チャンドラーのプレッシャーにケージ際まで下がってしまう。

ケージ際でパンチを連打しするチャンドラー、効かされたオリヴェイラはその場に倒れこんでしまう。すぐさまパウンドを落としていくチャンドラーは、オリヴェイラのダブルをカットし、トップへ。オリヴェイラは下のポジションを強いられたまま、1Rが終了した。

2R、前に出たのはオリヴェイラ。パンチを繰り出すチャンドラーから左フックでダウンを奪う。立ち上がるチャンドラーを追い立てるオリヴェイラが右ヒジからの右クロスで再び倒したあと、亀になるチャンドラーへ左の拳を落とし続け、レフェリーが試合をストップした。

試合終了後、喜びを爆発させるオリヴェイラ。解説席のジョー・ローガン、そしてケージサイドにいるダナ・ホワイトの下へ走り、さらにケージサイトを回る。
ケージに戻り、勝ち名乗りを受けたオリヴェイラ。UFC初参戦から11年、9連勝の末、初めてUFCのベルトをその腰に巻いた。


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Report UFC UFC256 シャーウス・オリヴェイラ トニー・ファーガソン ブログ

【UFC256】シャーウス・オリヴェイラがグラウンドでファーガソンを完封し4ポイント差の圧倒的判定勝利

<ライト級/5分3R>
シャーウス・オリヴェイラ(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
トニー・ファーガソン(米国)

サウスポーのファーガソンに対し、オリヴェイラが右の前蹴り。ファーガソンはオーソドックスに戻して左ジャブを放つ。ガードを高く上げたオリヴェイラは右ローからフック。そのうち一発がアゴをとらえ、ファーガソンが下がる。ファーガソンはケージに詰まりながら、左のバックエルボー。オリヴェイラはディフェンスして、さらにパンチをヒットさせる。

ややバランスが崩れ始めたファーガソンに組み付いたオリヴェイラは、リフトアップからテイクダウンに成功した。パウンドからパスを仕掛けるオリヴェイラ。ファーガソンは反転したが、バックを奪われかけて体勢を戻す。オリヴェイラはすかさずマウントへ。しっかりと相手を抑え込んだオリヴェイラは、上からパンチとエルボーを落とす。残り10秒で、オリヴェイラがファーガソンの左腕を取って十字を仕掛けるも、ここはファーガソンがラウンド終了まで耐えた。

2R、ファーガソンはスイッチしながら距離を詰め、いきなりの右ショートとオリヴェイラのアゴにヒット。オリヴェイラはスタンスを広く取り、右ローでけん制しながら、ファーガソンの右の蹴り足をキャッチしてグラウンドに持ち込んだ。ここでレフェリーが試合を中断。オリヴェイラの左目じりから大量の出血が見られるが、それよりもグラウンド状態でファーガソンがオリヴェイラの顔面にカカト蹴りを入れていた。

再開後、パスを仕掛けながら右のパンチを落とすオリヴェイラ。ケージ際で回転しながら足を利かせるファーガソンだが、ガラ空きとなった顔面にオリヴェイラの強い右がヒットする。さらにオリヴェイラもボディへ右ヒザを突き刺す。ファーガソンは下から右ヒジを打ち込むが、オリヴェイラのプレッシャーは止まらない。ファーガソンは、下から腕と足を組んでオリヴェイラを固めにかかるが、そのため互いに展開を作れなくなったところで、2Rが終了した。

最終R、オリヴェイラが蹴りを繰り出す。それをカットしたファーガソンが距離を詰めていくのに対し、オリヴェイラは足を使って、右ロー。ファーガソンはボディへ蹴りをヒットさせるが、またもオリヴェイラが蹴り足をキャッチ。ファーガソンは後転して離れるが、すぐにオリヴェイラが組み付き、テイクダウンする。すぐさまサイドを奪ったオリヴェイラは、さらにマウントへ移行した。

ケージを蹴って回転するファーガソンだったが、そんな相手を三角絞めで捉え、リバーサルに成功したオリヴェイラ。再びサイドに移ったオリヴェイラは、ケージ際で暴れるファーガソンをコントロールする。さらにリフトアップから、ケージ際を離れたオリヴェイラは、そのままサイド→ノースサウス→サイドと、しっかりファーガソンを抑え込み、最後はサイドから右ヒジを落として試合終了を迎えた。

試合終了後、肩を組んでケージの中を回る両者。
裁定は、3人のジャッジが4ポイント差をつけるユナニマス・デシジョンでオリヴェイラへ。
勝利したオリヴェイラはケージの中で、マゴメドフの王座返上で空位となる、世界ライト級のベルト奪取をアピールした。

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News UFC UFC256 シャーウス・オリヴェイラ デイヴィソン・フィゲイレド トニー・ファーガソン ブランドン・モレノ ブログ ヘナト・モイカノ ホナウド・ジャカレ マッケンジー・ダーン ラファエル・フィジエフ ヴィルナ・ジャンジローバ

【UFC256】対戦カード メインはPPV2大会カ月連続出場のフライ級王者フィゲイレド→✖ブランドン・モレノ

【写真】3週間前にアレックス・ペレスを破り、王座防衛戦を果たしたばかりのフィゲイレド。挑戦者のモレノも同大会で勝利している(C)Zuffa/UFC

2020年12月12日(土・現地時間)
UFC256「Figueiredo vs Moreno」
ネヴァダ州ラスベガス
UFC APEX

■視聴方法(予定)
12月13日(日・日本時間)
午前9時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■対戦カード

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)
[挑戦者]ブランドン・モレノ(米国)

<ライト級/5分3R>
トニー・ファーガソン(米国)
シャーウス・オリヴェイラ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
マッケンジー・ダーン(ブラジル)
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ケビン・ホランド(米国)
ホナルド・ジャカレ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・ドスサントス(ブラジル)
シリル・ガンヌ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国)
ダニエル・ピネダ(米国)

<ライト級/5分3R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
ラファエル・フィジエフ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
ビリー・クゥアンティロ(米国)
ギャヴィン・タッカー(カナダ)

<女子ストロー級/5分3R>
テシア・トーレス(米国)
サム・ヒューズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
ピーター・バレット(米国)

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Interview Special ケビン・リー シャーウス・オリヴェイラ ブログ 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:3月─その弐─オリヴェイラ✖リー「ドミネイトの価値を崩す価値観」

Oliveira【写真】削るMMAという軸から外れたフィニッシャーだと青木はシャーウス・オリヴェイラを称した (C) Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。そんな青木が選んだ2020年3月の一番、第2 弾は14日に開催されたUFN170からシャーウス・オリヴェイラ✖ケビン・リーの一戦を語らおう。


──3月の青木真也が選ぶ、この一番。2試合目は?

「シャーウス・オリヴェイラ✖ケビン・リーです」

──UFC初の無観客大会のメイン、世界的に見てMMAワールド活動休止前最後の1試合となります。

「シャーウス・オリヴェイラは……もう何ですかね……僕、昨日1日中ジョルジュ・サンピエールの試合を視ていたんです」

──おぉっ、1日中GSPを!!

(C)DAVE MANDEL

(C)DAVE MANDEL

「で、やっぱり今見ても凄いんですよ。

テイクダウンして、襷でなく基本ボディロックでバックを取って、レスリングが上手で。凄く洗練されていて色褪せない。ハーフでワキ差しパスが綺麗で」

──枕でプレッシャーをかける印象が凄く残っています。

「ハイ、ハーフで僕なんかは腰を畳むんですが、GSPは畳まずグイグイ押してクラシックなパスガードをしています。GSPが2010年ぐらいにMMAに削るという概念を持ち込んだと思います」

──青木選手はそう見ますか。グラインダーはジョン・フィッチだと思っていました。

「あぁ、フィッチもそうですね。フィッチとかGSPを見て、日本人選手も戦略的に削るという戦いを取り入れるようになりました。そのグライディングやドミネイトするという価値観がUFCの戦い方だったと思うんです。僕もその価値観は今も好きですけど、そこを覆す価値観をオリヴェイラは持っています。綺麗な打撃と下からのサブミッションという。

(C)Zuffa/UFC

(C)Zuffa/UFC

彼自身、ドミネイトするスタイルに苦戦して勝ちが続かない時期があったんですけど、打撃の成長があって綺麗なストライキング&サブミッションというスタイルが確立してきたと思います」

──もともと極め力は非常に強かったです。そこで打撃の精度や威力が上がり、極めという部分がさらに際立つようになったかと。

「めっちゃ凄いと思います。UFCで7試合連続フィニッシュって、本当に凄いです。どれだけのフィニッシャーなんだって(笑)」

──ダメージを与えてから、極めるというファイトになってからそこが際立っていますね。

「以前はヒールとか、三角とか瞬間、瞬間で極める感じでしたよね。それだと防がれて殴られていた。しかも、取り合いでジム・ミラーにヒザ十字とか極めらたり。

Oliveira guillotineでも、今はダメージを与えてフィニッシュに誘い込んでいる。この試合でケビン・リーに極めたギロチンもそうですし、2015年にニック・レンツに勝った時からそういう兆しもあったんですけど、最近は際立っていますね。

ブライアン・オルテガもそういうタイプです。打撃で削って、嫌がって組ませたところでギロチンとか三角で仕留める。オルテガもオリヴェイラもギロチンを途中で、作り直すんですよね。一旦、抱えておいてから組み直す」

──確かにアジャストして、極めています。

「アレは器量が相当ある証拠です。無理から絞めても凌がれるなと思ったら、作り直すことができる。アレは相当です。実は僕、試合ではギロチンで勝ったことないんです」

──青木選手はそれこそ凌がれると、下になる仕掛けは試合でないですね。組み伏せてのフィニッシュが特に最近は多いです。

「そうですね、バックチョークとか肩固め。昔はやっていたから腕十字、三角、足関節はあるんです。でもギロチンはない。練習では作って極めなおすことはできるけど、試合でそれができるかといえば、自分に疑問を持っています。

打撃でいえば仕留めに掛っている時でも、相手の動きを見て完全に外して殴ることができる。そういう極めをオリヴェイラは持っているんです。それぐらい綺麗な技量があって、抜け出ていますね。

それでいて足関節もするんですよね。アウトサイドのヒールを取って。カーフスライサーみたいなのも仕掛けるし。サブミッションはほぼ網羅している」

──ライト級王座を考えると、王者カビブ・ヌルマゴドフの対戦相手として、UFCのビッグファイト路線にオリヴェイラが介入することができるのか。

「グッドファイターで僕は大好きだけど、UFCは組まないような気がしますね。でもUFCのブラジル大会ってMMAが好きな人には面白い大会になっていましたよね」

──TUF BRの頃は北米MMAにかなり近づいていたのが、また柔術を見直した原点回帰的な部分も見られて、個性的な選手が増えてきました。

「そうですね、アルドとかはブラジルっぽくなかったですしね。ブラジル大会はUFCクオリティで、片方の選手は全てブラジルで固めることができる。その層の厚さ、アジアでは韓国と中国はやりかけているけど、ブラジルほどではないですからね。ヤヒーラ、デミアン・マイア、そしてオリヴェイラとか、ブラジル大会──好きですね」