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【DEEP JEWELS48】前QOP重田ホノカが初参戦。Road to RIZIN第一弾はHIMEと。東よう子は2年4カ月振り

【写真】この試合は得意分野より、不得手分野での成長が問われる一戦か(C)MMAPLANET

20日(月)、DEEPより3月23日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS48の対戦カードが発表された。同日は恒例のDEEP Tokyo Impactとのダブルヘッダーで、JEWLES48は夜開催となる。
Text Manabu Takashima

昨日、修斗後楽園ホール大会で23日には新宿FACE大会が行われることが明らかとなっているが、この日は午後5時スタートでONE172がさいたまスーパーアリーナで開かれる。立ち技中心とはいえ若松佑弥がアドリアーノ・モライシュに挑戦するONE世界フライ級選手権試合や、青木真也×エドゥアルド・フォラヤンIIIIが組まれており、全くもって格闘メディア泣かせの1日になる。

そんな格闘の日のJEWELS48、前フライ級QOP重田ホノカが初参戦しHIMEと戦う一戦などアマを含め11試合が決定している。


プロ4戦目でベルトを巻き、昨年7月の初防衛戦で杉山しずかに敗れた重田はこの試合前から「自分の憧れはRIZINのベルト」と話し、ストロー級やスーパーアトム級で戦っていくことを明言しつつJEWELS参戦の青写真を描いていた。

そしてHIMEとの一戦は50キロキャッチウェイト、スーパーアトム+1キロとなっており、まさに重田にとって願ってもない体重といえよう。とはいってHIMEは厳しい相手になることが予想される。戦績5勝4敗ながら3年間、濃密な時を過ごしてきた。デビュー戦でケイト・ロータス、2戦目で藤田翔子に勝利すると3戦目で本野美樹に初黒星。しかし、4戦目で大島沙緒里に大金星を挙げ、3連敗を経験しているものの相手は万智、パク・シウ、中井りんという顔ぶれだった。

昨年9月には彩綺に殴り勝ち、拳の強さは絶対のHIMEは組みへの対応力も上がっている。これまで組み勝つ戦いをしてきた重田だが、HIMEのようなハードパンチャーは未経験だ。いきなりの猛者との戦い、それが重田にとってRoad to RIZINとなる。

(C)DAVE MANDEL/INVICTA FC

HIME×重田と並び3回戦で組まれたのはバンタム級の東よう子×MANA、青野ひかる×彩綺の49キロ契約マッチだ。

東は過去2年、PFLとInvicta FCで戦ってきたが健闘しつつも3連敗、2年4カ月ぶりのJEWELS登場でキャリアの再構築を図るMANA戦となる。

(C)SHOJIRO KAMEIKE & MATSUNAO KOKUBO

上記にあるようHIMEに殴り負けた彩綺は、桐生祐子を打撃で制し再起戦で勝利して今回の青野戦を迎える。

ねちっこい組みが信条で、昨年9月にはサダエ☆マヌーフとのグラップラー対決で生き残っている青野。いえばクラシカルなストライカー×グラップラー対決、自らの強い部分を相手に押し付ける我儘ファイトができた者が勝つ──そんな一戦になりそうだ。

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Black Combat DEEP DEEP JEWELS o RIZIN イ・イェジ ケイト・ロータス サダエ☆マヌーフ パク・シユン 青野ひかる 須田萌里

【DEEP】DEEP OSAKA IMPACT 2024 3rd ROUND試合結果!

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9月22日に大阪の錦秀会 住吉区民センター大ホールで開催されたDEEP OSAKA IMPACT 2024 3rd ROUND。関西を中心にした地元の選手を中心にした対戦カードが組まれる中、やはり注目はなんと言ってもメインカード。RIZINにも参戦したDEEP JEWELSの常連・須田萌里(SCORPION GYM)が日本で定期的に試合をする韓国人選手イ・イェジ(team aom)と激突しました。

試合が決したのは1R。テイクダウンした須田のパウンドに対してィは正対。上になったものの、それに合わせて須田は下から腕十字!これがガッチリ極まってィはタップ。須田が見事に一本勝ちでメインを締めました。

須田はBLACK COMBATでパク・シユンに判定負けを喫してからの復活劇。これでRIZIN再出撃か、DEEP JEWELSのベルトを取りに行くのか、それともBLACK COMBATへのリベンジか。これからの進路が何とも楽しみです。

そして、同じくDEEP JEWELSを主戦場とする青野ひかる(FIGHT LYNX)はサダエ☆マヌーフ(総合格闘技道場コブラ会)と対戦。得意のテイクダウンで寝技に持ち込むと2Rを通してグラウンドを制圧。パウンド、肩固めでプレッシャーを掛けて試合をコントロールして判定勝ちを収めました。

負けが込んできた青野にとっては復活の足掛かりとなり得る大きな一勝。須田やケイト・ロータスに取った遅れを取り戻す事が出来るか。レスリング力とグラウンドコントロールは安定感抜群だけに再浮上に期待がかかります。
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45 DEEP MMA MMAPLANET o サダエ☆マヌーフ 青野ひかる

【DEEP Osaka2024#03】青野がグラウンドでサダエを圧倒。判定勝利でDEEP大阪大会で連勝

<女子49kg以下契約/5分2R>
青野ひかる(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
サダエ☆マヌーフ(日本)

青野がダブルレッグでテイクダウンを奪ってトップキープする。パスガードを狙いながら首を抱える。サダエも膝を入れてパスガードを阻止する。青野は首を抱えたままサイドポジションに出つつ、背中を見せるサダエのバックにつく。サダエがそれを嫌ってガードに戻ろうとすると、青野は腕十字を狙いつつサイドポジションで抑え込む。

青野はここからマウントに移行し、肩固めを狙う。サダエは青野の右足に絡んでハーフガードに戻すが、青野はそのままトップキープして細かくパンチを落とす。さらに青野は体を起こして強いパンチを落とし、一度立ち上がるとサダエを後転させるようにしてパスガードを狙い、サダエが亀になるとクルスフィックスで動きを固めてパンチを落とす。

2R、ここも開始直後に青野がダブルレッグでテイクダウンを狙う。サダエは青野の左足を取って足関節を狙い、アンクルホールドの形を作る。青野はサダエをグラウンドに寝かせて首を抱えて足を外す。サダエの左足を超える形でハーフガードになった青野は細かいパンチを落とし、サダエが青野の体を蹴り離しても、すぐに距離を詰めてトップキープする。

青野はサダエの右側に出てパスガードし、マウントを取りつつ肩固めを狙う。サダエもハーフガードに戻そうとするが、青野は逆サイドに出て首を抱えてトップキープ。最後は亀になったサダエをコントロールしてパンチを落としたところで試合終了となった。


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45 Black Combat DEEP DEEP Osaka Impact2024#03 MG眞介 MMA MMAPLANET o   イ・イェジ サダエ☆マヌーフ パク・シユン 三村亘 伊澤星花 古根川充 小西澄斗 山﨑鼓大 松原聖也 栗山葵 桑本征希 海外 牧野滉風 藤田健吾 角野晃平 青野ひかる 須田萌里 飴山聖也 鬼山斑猫

【DEEP Osaka2024#03】須田萌里&サダエ☆マヌーフが語る大阪女子練習会「今の女子は気持ちが違います」

【写真】大阪府吹田市の『SCORPIONGYM SENRI』で行われている女子MMA練習会。(C)SHOJIRO KAMEIKE

22日(日)、大阪市の錦秀会 住吉区民センター大ホールでDEEP Osaka Impact2024#03が開催される。メインイベントでは須田萌里が韓国のイ・イェジと迎え撃ち、サダエ☆マヌーフは青野ひかると対戦することとなった。
Text by Shojiro Kameike

年齢もキャリアも違うサダエと須田は現在、須田が所属するスコーピオンジム千里で週1回行われている女子練習会で共に汗を流している。1ジム単位では選手が少ない女子MMA界において、こうした女子選手のみによる練習会は貴重だ。これまで東京を中心に関東では多く見られる女子練習会だが、近畿圏ではまだ珍しい。そんななか、互いに試合を控えた須田とサダエの取材のため女子練習会を訪れると――スパーが始まった瞬間、サダエが須田の顔面に右ストレートを直撃させていた。これぞ練習会だ。


「昔はファッションでMMAをやっている子もいたじゃないですか」(サダエ)
「一緒の大会に出る選手と一緒に練習できて助けられています」(須田)

――先ほど終わった練習会について、須田選手とサダエ選手にお聞きします。この大阪女子練習会は、いつ頃どのようにして始まったのでしょうか。

サダエ いつかな? だいぶ前から「練習会やらへん?」みたいな感じやったよね。

須田 そうですね、そういう話をいつ頃からし始めたかは覚えていないけど、練習会は3~4年前からやっています。

サダエ ちょうど萌里ちゃんがMMAの試合に出て、活躍し始めて――。当時は女子だけでMMAの練習をする環境がなくて。このスコーピオンジム千里は萌里ちゃんのお父さんのジムで、ここなら集まりやすいんじゃないか――と、徐々に集まるようになった感じですね。

――練習会の話が出る前から、お二人は交流があったのですか。いえば須田選手からするとサダエ選手は大先輩で。

須田 会場で会ったらご挨拶させていただいていました。メチャクチャ優しい方で。

サダエ だって萌里ちゃんからすれば、私はお父さんやお母さんの年齢やからね。実際、私は萌里ちゃんのお父さんより年上やし。昔の印象なんて覚えている? 私が最初に現役やった頃、まだ萌里ちゃんは小学生やったもん。

須田 一緒に練習し始めたのは、サダエさんが復帰する頃からですよね。その前の試合は動画で視ました。

サダエ 私は萌里ちゃんを見た時、「今は若くて強い子がいっぱいおるなぁ」と思ったんですよ。

――今日、練習会の参加者は9名でした。サダエ選手が2013年に一度MMAから離れる前、少なくともプロのレベルで練習できる選手が大阪に、これだけの人数はいましたか。

サダエ いない、いない。全然いなかったです。女子とMMAの練習ができる機会は、ほぼ無かったですから。昔は――誤解を恐れずに言うと、ちょっとファッションでMMAをやっている子もいたじゃないですか。

須田 ファッション!?

――アハハハ、言い切りますね。しかしその言葉が合っているかもしれません。

サダエ そうでしょ? 「ちょっと格闘技をやってみたい」と思ってくれるのは全然良いことで。そこまでの気持ちじゃなく「格闘技をやるのがカッコイイ」という気持ちのほうが大きい。憧れや「カッコイイ」で止まっている、という意味でのファッションですね。

でもこの練習会に来ているのは、カッコイイかどうかより強くなりたい子たちやから。「絶対に強くなりたい」という子たちが、人生を賭けて集まっていることが嬉しいです。

――今日の練習会でも若い選手が多い中に、サダエ選手と栗山選手が入ってくると、雰囲気もピリッと引き締まりますね。良い意味で。

サダエ ホンマに良い意味ですか? みんな私じゃなくて、葵ちゃんにビビッているんじゃないかな(笑)。

須田 ウフフフ。でもホンマに二人のおかげなんです。

サダエ ありがとう。私は私で、若い子たちの中に混ぜてもらっている立場やから。

須田 一緒の大会に出る選手と一緒に練習できて「助けられているなぁ」って思います。どんどん集まってくれて、モチベーションにもなっていますよね。最初は3~4人ぐらいだったけど、葵ちゃんがいっぱい誘ってくれて。

サダエ そうそう。葵ちゃんが脅して連れてくる感じで。

――先ほどから栗山選手をネタにしすぎですよ(笑)。

大阪女子練習会のキーパーソーン、栗山葵

サダエ アハハハ! どのジムにも女子選手が1人か2人はいるんですよ。そういう人たちの中でも声を掛けてもらって、どんどん増えていきましたね。

――練習会の内容は技術よりもスパーが中心なのですか。

須田 はい。お互いジムで練習してきたことを、この練習会で出し合います。やっぱり男子選手が相手やと、できないこともあるので。それが女子選手同士なら、実戦に近い形で練習してきたことを試し合えますから。

サダエ 女子選手同士のほうが、いらん怪我もせぇへんしね。男子とだけ練習していたら、どうしても怪我が増えていくし。

須田 確かにそうですね。

「サダエさんは際の攻防とかで相手の隙を突くのがすごく巧くて」(須田)
「自分が勝てるところで勝負せんと。勝負は常に油断できない」(サダエ)

――練習会のスタートを仕切るのは須田選手でした。

須田 一番下っ端が、スミマセン(苦笑)。

サダエ ここは萌里ちゃんのホームやしね。それに格闘技は年齢制じゃないから。萌里ちゃんが中心になって、どんどん進めてほしい。

――今日の参加メンバーの中でも、年齢では須田選手が一番下になるのですか。

須田 一番下……ですよね。

サダエ そうね。萌里ちゃんはまだ20歳やから。

須田 一番年齢が近い選手でも23~24歳ぐらいとか。

サダエ ここに来ている子はほとんどが二十代で。それがまた良いんですよ。

――ということは、皆さんにとって妹のような……。

サダエ 私が?

――違います(笑)。

サダエ 私はもうお母さんやなぁ。「みんな、これから色んな人生があって、いろいろ経験していくんやなぁ。頑張って!」という目線で見ていますよ(笑)。

――そのサダエ選手も練習会のスタート直後はウォーミングアップや打ち込みをしていて、須田選手とのスパーが始まると、いきなり右ストレートをブチ込んでいました。

サダエはアップからこの表情——練習とは言え勝負だ。この右ストレートの直撃だけで、練習会の方向性が理解できる

サダエ 萌里ちゃんはオールラウンダーで、かつ寝技で勝負したいタイプじゃないですか。私はその寝技に付き合いたくない。そうなったら、どうしても距離が近くなるとパンチを当てて離れたくなるんですよ。

須田 サダエさんは際の攻防とかで相手の隙を突くのがすごく巧くて。

サダエ あぁ、それは狙うね。そこを取っとかんと、コッチが勝てるところがないから。もう動きもスピードもパワーも、若い子には勝てへん。そこはいつも狙っているし、自分が勝てるところで勝負せんと。勝負は常に油断できないから、そういうタイプと練習することで萌里ちゃんたちが勉強になってくれたら良いかなって。

須田 そうですね。いつも気を抜いているところにパンチをもらって「ウワッ!」ってなります(苦笑)。

サダエ でもそのあとに逆襲されるから(笑)。やっぱりそのあたりは強いですよ。凌いだあとに何をするか。どうやって自分の得意なところに持っていくか。それが何歳になってもMMAの面白いところです。

――一方、須田選手はレスリングのバックコントロールを徹底している場面もありました。組みについては柔術のイメージが強かったので、意外な展開でした。

柔術&レスリングでグラウンドの安定感も増すだろう

サダエ いつも試合では、そんな展開になる前に極めているもんな?

須田 いえいえ、そういうわけじゃないです(笑)。前よりもっとレスリングを勉強するようになりました。

サダエ 今は逆に、極めるのを凌がれた時に次の展開をどうするのか――というところが苦手なのかなって思います。でもまだ若いから、そういうところも勉強して上手くなっていくよ。どんどん強くなっているからね。

須田 ありがとうございます!

――ちなみに、お二人が一緒に練習を始めて以降、試合をすることは考えられなかったのですか。もし今でも対戦オファーが来たら……。

須田 え~っ、分からないです(苦笑)。やっぱり試合はしたくないですね。

サダエ 試合はしたくないよなぁ。親子で戦いたくはないです。

須田 アハハハ!

サダエ 確かにファイターとしてはライバルかもしれないけど、今は同じチームとしてね。昔は、そういう気持ちもありましたよ。一緒に練習していても、対戦する可能性があれば少し手の内を隠したりとか。でもこの年齢になったら「みんな頑張れ!」という気持ちしかなくて。

「大強敵に勝って萌里ちゃんにバトンを繋ぎます」(サダエ)
「こんなに試合が空いたのが初めて。成長したところを見せたいです」(須田)

――なるほど。次の試合に関する話の前に……須田選手は今年1月のBlack Combatでパク・シユンに敗れましたが、相手のグローブ掴みもあり試合後は問題が紛糾していたと思います。その後、Black Combatの件はどうなったのでしょうか。

須田 どうなったんでしょうね? 相手の選手も引退しちゃったみたいですし(※パク・シユンは今年3月の伊澤星花戦を最後に、自身のインスタグラムでMMA引退を発表している)。

サダエ えっ、そうなん!? なんか逃げられた感じやな。

――パク・シユンとの再戦の可能性もなくなったなか、復帰戦の相手として海外選手を希望したのですか。

須田 いえ、そういうわけじゃないんです。ただ、国内の選手はもう一通り対戦してしまったので……。

サダエ それはもう女子あるあるよね。萌里ちゃんとしても、次はベルトに絡んでいきたいでしょう。

須田 それはそうですね。

サダエ 伊澤さんは確かに強敵やけど、若い時にどんどん挑戦していったほうが良い。そして若い時にベルトを巻いたほうが良いよ。

――では須田選手、対戦するイ・イェジについて印象を教えてください。

須田 凄く体がゴッツイ印象があります。試合を視たけど、綺麗な打撃とレスリングが武器という感じですよね。MMAの試合は久しぶりで、こんなに試合が空いたのが初めてで緊張していますけど、楽しみです。その間もいっぱい練習していたので、成長したところを見せたいです。

――そしてサダエ選手は青野ひかる選手と対戦します。

サダエ 「なんで!?」って感じですよ。大強敵じゃないですか(苦笑)。でも、そういう強い相手と対戦できるのは感謝しています。勝って萌里ちゃんにバトンを繋ぎます。

――須田選手はメインイベントですからね。

最後はLOVE

須田 男子の試合もあるなかでメインって、ヤバくないですか……。

サダエ ヤバくないよ。3月の大阪大会も女子がメインでしたし、時代は変わりました。みんな強くて、ガツガツ来てくれるし。今の女子選手は気持ちが違いますよ。

■DEEP Osaka Impact2024#03 視聴方法(予定)
9月22日(日)
午後12時30分~ ツイキャスPPV

■DEEP Osaka Impact2024#03 対戦カード

<アマチュアフェザー級/3分2R>
石田拓己(日本)
三浦健人(日本)

<アマチュアバンタム級/3分2R>
原田泰志(日本)
梅本純平(日本)

<フェザー級/5分2R>
宜野座ケビン(ペルー)
小西澄斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
松原聖也(日本)
前原泰輝(日本)

<バンタム級/5分2R>
大空斗(日本)
エダ塾長こうすけ(日本)

<フェザー級/5分2R>
三井俊希(日本)
藤田宇宙(日本)

<バンタム級/5分2R>
山﨑鼓大(日本)
カーレッジユウキ(日本)

<女子フライ級/5分2R>
樹季(日本)
山口恵(日本)

<女子49kg以下契約/5分3R>
須田萌里(日本)
イ・イェジ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
三村亘(日本)
鬼山斑猫(日本)

<フェザー級/5分2R>
古根川充(日本)
牧野滉風(日本)

<ウェルター級/5分2R>
角野晃平(日本)
中門虎鉄(日本)

<女子49kg以下契約/5分2R>
青野ひかる(日本)
サダエ☆マヌーフ(日本)

<バンタム級/5分2R>
MG眞介(日本)
堂園悠(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
延命そら(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田健吾(日本)
飴山聖也(日本)

<メガトン級/5分2R>
KENNY中村・ザ・天才チンパンジー(日本)
竹内龍吾(日本)

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【DEEP OSAKA IMPACT2024#03】8月25日名古屋から5週連続開催。締めの大阪で須田萌里×イ・イェジ

【写真】動くことができる相手だけでに、世さと成長を見せたい須田 (C)MMAPLANET

30日(火)、DEEPが9月22日(日)に大阪市住吉区の錦秀会住吉久美センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2024#03の対戦カードを発表されている。
Text by Manabu Takashima

中心部を挟んで北と南という位置関係にはあるが、須田萌里が1月20日のBlack Combatにおけるパク・シユン戦の敗北から地元・大阪で8カ月振りの再起戦に臨む。

対戦相手は元祖JKファイターのイ・イェジだ。須田としては韓国で受けた雪辱を韓国人ファイターに果たすという心境になるか。


RAOD FCのアイドル=イ・イェジはコロナ前には修斗で戦っていたが、昨年9月に3年10カ月振りの実戦をDEEP JEWELSで行い古瀬美月から判定勝ちを収めている。この間にRoad FCのおひざ元ウォンジュからソウルにベースを移し、元Road FCフェザー級王者イ・ユンジュンン指導を受けたことで、MMAの根幹となる部分が強化された印象がある。

イ・イェジはパク・シユンのようにレスリングの圧に打撃を加えたようなスタイルでないだけに、須田としてはソウルでの経験を活かし打には打、組には組、寝技には寝技という局面ごとで先手争いを制することが必要なファイトとなる。

ウェルラウンダーだが、一つ一つの強度はそこまでもないイ・イェジが、幻のK-MMA最高級ウェルラウンダーによって、どこまで強化されているか。圧と組み力を知るのはケージの中に入ってからだろうが、そこを見越して先手必勝で戦いたい須田だ。

同大会ではこの他に3回戦でフェザー級の三村亘✖鬼山班猫戦、2回戦では青野ひかる×サダエ☆マヌーフの女子49キロ契約マッチ、関西の陰の実力者という評価を維持するにはもう本当にあとが無くなった瀧口修生が、ボンサイ柔術所属で2勝2敗ペレイラ・ユージ・ラファエルとのマッチアップなどが見られる。

そんなOSAKA IMPACTまでDEEPは8月25日のNAGOYA IMPACTを皮切りに31日のお台場サマーフェスティバル大会、9月7日のTOKYO IMPANCT & JEWELS、そして15日のDEEP121と5週間に渡り毎週大会が開かれることになる。

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DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS43 HIME MMA MMAPLANET NØRI o RIZIN RIZIN LANDMARK06   サダエ☆マヌーフ パンクラス ボクシング 万智 修斗 山崎桃子 斎藤 松田亜莉紗 栗山葵 渡辺彩華 青野ひかる 須田萌里

【DEEP JEWELS43】万智✖松田亜莉紗でストロー級暫定王座決定戦!!  これぞ、今のGirls J-MMA

【写真】上を取った時の頭の位置が、明白に違う両者。殴ることができる隙間、スぺースの有無。寝技、上下に関わらず組みの展開は、そこに注目したい(C)MMAPLANET

6日(金)、DEEPより11月23日(木・祝)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS43の対戦カード第一弾が発表されている。
Text by Manabu Takashima

10周年記念大会を終え、次の10年に向かう第一歩となる今大会のメインは、万智と松田亜莉紗の間で争われるDEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦に決まった。


万智は1日のRIZIN LANDMARK06で修斗スーパーアトム級王者の渡辺彩華をスプリット判定で下したばかり。その万智にとってタイトル戦が行われる11月23日は、1年前のデビュー戦と同じ日時になる。その日は松田もプロ2戦目を戦っており、今回の暫定王座決定戦はキャリア4戦目の松田と5戦目の万智がプロ2年目でベルトを争う一戦──日本の女子MMAの急成長が顕著になった戦いとなる。

この両者、2021年12月にアマチュアルール55キロ契約で対戦しており、バックを取る場面が目立った松田が判定勝ちをしている。とはいえパウンド有りとなると、試合は別モノ。加えていえば、松田のパウンドの強さは日本女子ファイターのなかで群を抜いている。

元女子プロ野球トップ選手、身体能力と運動神経の高さとMMAの知識がなかったことで、ピュアMMAファイターとして急激に力をつけている松田。いってみるとアマで対戦した時は、柔道というストロングベースがMMAにとっては障害になっていた万智を、松田がMMA力で下した一戦だった。

対して今の万智は組みの強さを最大限に生かすMMAスタイルを構築中で、背中を簡単に許すことはまず考えられない。とはいえ、松田が持つパウンド、ダーティボクシングの強さは未体験、ここは練習で経験値を上げることができないパートだ。

一方で渡辺戦だけでなく、HIMEや韓国勢との国際戦を経ている万智はフィッシュを目指すスタイルで、ケージ・ジェネラルシップも考慮したファイトができている。絶対的な怖さがある松田と、徹底した組みの圧力を上げてきた万智。1年11カ月前と別人になった2人のタイトル戦は、世界のある階級としても要注目だ。

なお同大会では2回戦で49キロ契約=須田萌里✖彩綺、フライ級で栗山葵✖斎藤ももこ、49.5キロ契約で青野ひかる✖サダエ☆マヌーフ、ミクロ級の山崎桃子✖こゆきが組まれている。9月のデビュー戦でパンクラスではタイトル挑戦までいったNØRIにスプリットで惜敗した斎藤が、キャリア4年の栗山と2戦目で戦いマッチアップも、今の女子J-MMAを象徴する一戦といえる。

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DEEP DEEP Osaka Impact2023#01 MMA MMAPLANET o キック サダエ☆マヌーフ 村上彩

【DEEP OSAKA IMPACT2023#01】攻める村上、耐えて反撃のサダエ☆マヌーフ。天晴の10分間は村上に凱歌

【写真】見応えのある寝技&パウンドが見られた激闘(C)SHOJIRO KAMEIKE

<女子アトム級/5分2R>
村上彩(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
サダエ☆マヌーフ(日本)

サウスポーのサダエ☆マヌーフに、右ローの村上。体ごと持っていくようなパンチを振るって組みつくと、前方に崩してバックへ。両足をフックし絞めを狙いつつ、パンチを入れる。サダエ☆マヌーフは懸命に耐えるが、背中を伸ばされる。ケージキックで半身のサダエ☆マヌーフに村上が勢いのある右のパウンドを連打。手首を持って防御のサダエ☆マヌーフに対し、腕十字に切り替えた村上が左手を取りつつ鉄槌を連打。オモプラッタに移行した村上、腕を抜いたサダエ☆マヌーフがトップを取り、右の鉄槌を落とす。

村上はシングルも、切ったサダエ☆マヌーフがバックに回り右腕を喉下に通す。ワンアームで肩を掴んで絞めるサダエ☆マヌーフだが、胸を合わせた村上は殴って、バックへ。しかし、前方に落とされノンストップの5分間が終わった。

2R、右を当てたサダエ☆マヌーフ。村上は左ローを見せ、右を当てる。左の蹴りを入れたサダエ☆マヌーフがワンツー。村上は一気に距離を詰め、テイクダウンしバックへ回る。ワンフック、足を差し入れサダエ☆マヌーフのヒザ裏を崩してグラウンドに持ち込んだ村上が、バックに回り込む。

頭をかかえて落とそうとするサダエ☆マヌーフだが、村上は左右のパンチを顔面に連打する。落とされデラヒーバから潜って50/50の村上が内ヒールへ。体を起こして足を抜いたサダエ☆マヌーフはロー、立ったままパウンドを落とす。

シングルからすぐに引き込んだ村上は、ガードの中にサダエ☆マヌーフを入れるが、左足を抜かれる。ここで足関節から、レッスルアップの村上は、サダエ☆マヌーフのヒザ十字狙いにパンチを落とす。サダエ☆マヌーフも懸命に足を延ばしに掛かったが、時間となった。

両者攻めまくった10分間、結果はフルマークで村上に凱歌が挙がった。


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DEEP DEEP Osaka Impact2023#01 DEEPフライ級GP MMA MMAPLANET o ONE   サダエ☆マヌーフ ハンセン玲雄 パンクラス 中本龍平 山﨑鼓大 岩本達彦 平松翔 村上彩 松場貴志 松田亜莉紗 牧野滉風 谷岡祐樹

【DEEP OSAKA IMPACT2023#01】計量終了 ケツバット・パウンド=松田。再起の岩本& 松場も注目!!

【写真】この2回戦、2試合も要注目(C)DEEP

本日2日(日)、大阪市住吉区の住吉区民センターで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2023#01の計量が、1日(土)に大阪市浪速区のパンクラス大阪で行われている。

メインで対戦する平松翔✖谷岡祐樹を始め、14試合=28選手が計量に臨み──多湖力翔が遅れて&木村総一郎が再計量となったが、全員が無事パスしている。


2022年はパンクラス・フェザー級挑戦者決定トーナメント決勝戦で敗れ、新天地DEEPでも一本負けと試練の1年だった岩本達彦。再起をかけて戦う相手は、活動停止したZSTから3年3カ月振りの実戦復帰の古根川充だ。

増田拓真✖牧野滉風が、後者の体調不良で中止となり、両者の一戦はコメインに昇格した。

DEEPフライ級GP準々決勝敗退、今や地元と言っても良い関西で再起戦を迎える松場貴志は、2回戦で早坂優瑠と対戦する。

同じく2回戦ではサダエ☆マヌーフ✖村上彩と共に組まれた女子マッチ=松田亜莉紗✖純玲──決して層が厚くないストロー級で、プロ3戦目ながら国内トップ級のパウンドを持つ松田とデビュー戦の純玲も要注目だ。

そんなDEEP大阪、春の陣は2時間後にスタートする。

■視聴方法(予定)
4月1日(日)
午後2時00分~ツイキャス

■ DEEP Osaka Impact2023#01計量結果

<バンタム級/5分3R>
平松翔:61.65キロ
谷岡祐樹:61.5キロ

<フェザー級/5分3R>
岩本達彦:66.2キロ
古根川充:66.05キロ

<バンタム級/5分3R>
中本龍平:61.4キロ
上荷大夢:61.4キロ

<フライ級/5分2R>
松場貴志:57.2キロ
早坂優瑠:56.8キロ

<バンタム級/5分2R>
MG 眞介:61.0キロ
山本哲也:61.7キロ

<女子アトム級/5分2R>
サダエ☆マヌーフ:48.1キロ
村上彩:47.9キロ

<女子ストロー級/5分2R>
松田亜莉紗:52.4キロ
純玲:51.6キロ

<バンタム級/5分2R>
瀧口脩生:66.2キロ
ハンセン玲雄:66.2キロ

<フェザー級/5分3R>
前薗渓:66.0キロ
佐藤勇駿:65.0キロ

<バンタム級/5分2R>
山﨑鼓大:61.5キロ
田中壱季:60.85キロ

<ストロー級/5分2R>
多湖力翔:52.55キロ
亮馬:52.55キロ

<バンタム級/5分2R>
キャプテン禎:61.25キロ
木村総一郎:62.25キロ→61.7キロ

<バンタム級/5分2R>
関本龍翔:61.15キロ
千種純平:60.9キロ

<フェザー級/5分2R>
森田敢流:65.5キロ
入江一輝:66.0キロ

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【DEEP OSAKA IMPACT2023#01】平松翔と対戦、谷岡祐樹─02─「僕にできることは倒すことだけ」

【写真】やることが明確は選手は、迷いがないと思います(C)SHOJIRO KAMEIKE

2日(日)、大阪市の住吉区民センター大ホールで行われるDEEP Osaka Impact2023#01で、平松翔と対戦する谷岡祐樹のインタビュー後編。

MMAデビューから2戦目で初黒星を喫したものの、それ以降は3連勝で今回のメインイベントを務めることとなった。そんな平岡がMMAで勝ち星を重ねている裏には、あの男の存在があった――。

<谷岡祐樹インタビューPart.01はコチラから>


――谷岡選手のプロMMAデビューは2021年4月、宇都宮伍選手に判定勝ちを収めています。この時点でMMAのために必要な要素は、どれだけ準備できていましたか。

「レスリングと寝技も練習していましたけど、まだ4割ぐらいの状態だったと思います。だから見切り発車のデビューだったかもしれないです(苦笑)。周りからは『大丈夫やから』とは言われていました。でも、寝かされたらヤバイなっていう気持ちはあって。実際やってみたら、やっぱり練習と試合は違いましたね。あまり良い内容じゃなかったんですけど、勝てて良かったです」

――続く2戦目、MG眞介戦ではKO負けを喫しました。特にスタンドの打撃という自分自身のフィールドで、左フックをもらって失神KO負けというのは。

「キックボクシングの試合も含めて、失神KO負けは初めてでした。ずっと打撃をやってきましたけど、ボクシンググローブとMMAグローブの違いは大きかったですね。2戦目の時は、まだその違いがよく分かっておらず『同じやろ』って感覚でやっていて。あの試合で負けて悔しかったんですけど、負けて良かったかなと思っています。ここからMMAグローブに慣れるよう、しっかり練習することはできました。おかげで周りからも『MMAの殴り方になってきたなぁ』と言ってもらえています」

――もう一つ、リングとケージの違いはどうでしょうか。

「僕はケージのほうが好きです。僕たちのジムはリングもケージもなく、壁を使って練習していて。それだけ広い空間で練習することに慣れているんです。リングだと圧迫感がありますよね。もちろんキックボクシングをやっていたので、リングでも問題はないです。でも自分が練習でやっていることを生かすなら、もっと広い空間で試合をしてみたいと思っていました。いざケージで戦ってみると、メチャクチャやりやすかったです。

だから……ですかね。DEEP☆KICKに出ていた頃から、みんなに『キックボクシングらしくない』って言われていました(笑)。相手選手からも『(谷岡は)やりづらい』という声があったりとか。それは、キックボクシングの先生がそう指導してくださっていたわけじゃなく、練習環境にあったのかなと思います」

――現在は3連勝中で2戦はKO勝ち、そして今回はMMAで初めてメインイベントを務めることとなりました。

「良い形で来ることができていると思います。やっぱり年齢のこともあるし、今が勝負時ですね。MMAでは未熟者ですけど、そうそうメインに立てる機会もないと思うので、良い流れだと考えています。同じ階級で僕より格上の選手もいるし、ジムの先輩方を差し置いてのメインイベントなので、ちょっと緊張しますけど……」

――今大会には同じジムから、松場貴志選手も出場します。松場選手は谷岡選手のメイン出場について何か言っていますか。

「松場さんから何か言われることはないです(笑)。むしろ僕のほうが『なんで僕のほうがメインなんですかね……』と言ったら、『いやいや、自分は前回の試合で負けているから』と。松場さんはMMAのベルトを持っていて、試合経験も豊富で、ウチのジムに来てくださって本当に良かったです。メチャメチャ刺激をもらっていますし、いろんなことを教えてもらって、自分も強くなったという実感があります。

松場さんとスパーしているとスクランブルが巧いし、展開も速いから、自分が松場さんのスピードに付いていけないです。打撃も強いですけど、あのMMAレスリング力は、一緒に練習していて本当に心強い存在ですね」

――なるほど。では次の対戦相手、平松翔選手の印象を教えてください。

「僕がKO負けしているMG眞介選手にKOで勝った試合は会場で見ていて、強い選手やなと思いました。圧のかけ方も良いし、当て勘も良くて。昔から『いつか対戦するんやろうな』と見ていましたけど、こんなに早く試合することになるとは考えていなかったです」

――平松選手は前回のRYUKI戦こそKO負けを喫しましたが、その前はボディへの蹴りから顔面へのパンチに繋げて連続KO勝ちを収めています。平岡選手は真っ直ぐの打撃が強いのに対して、谷岡選手は距離を詰めてフックを当てるなどスタイルは対照的ですね。

「僕としては、やりやすい相手だと思っています。相手のほうが身長は高いですけど、僕も今まで身長が高い選手とばかり対戦してきたので」

――確かに谷岡選手はキックボクシング時代の60キロ級もそうですし、現在のMMAでもバンタム級の中では身長が高いとは言えません。将来的にフライ級へ転向する可能性はありますか。

「いえ、おそらくフライ級までは落とせないと思います。キックボクシング時代も、57~58キロで試合をしていたこともあったんですけど、60キロ級に転向して確実にパンチ力も上がりました。ジムでも『フライ級よりバンタム級のほうが、自分の力を生かせる』と言われているので、バンタム級が適正階級なんだろうと考えています」

――「メインイベントだから、こういう試合をしないといけない」と、普段の試合スタイルと違う試合を見せる選手もいます。谷岡選手のなかで、そのような意識はありますか。

「それはないです。というより、僕にできることは倒すことだけなので(笑)。メインであろうと、メイン以外でも、いつもどおり倒しに行きます。MMAのメインは初めてだし、3Rの試合も今回が初なんですけど、自分のスタイルは変わらないですね。ここでしっかりと自分の強さをアピールして、早くDEEPのベルトを獲りに行きたいです。

正直ベルトを獲るためには、もっともっと練習せなアカンと思います。トップ選手の試合を視ていても、『この選手とどう戦えばいいんやろう?』というのが明確に見えていなくて。まだ難しいです。でも、このまま勝って行けば辿りつけると思っています」

――では最後に、次の試合への意気込みをお願いします。

「相手が何をしてこようと、全て力でねじ伏せます。いつもどおり自分の試合をして、KOして気持ち良く帰ります!」

■視聴方法(予定)
4月1日(日)
午後2時00分~ツイキャス

■DEEP Osaka Impact2023#01対戦カード

<バンタム級/5分3R>
平松翔(日本)
谷岡祐樹(日本)

<バンタム級/5分3R>
増田拓真(日本)
牧野滉風(日本)

<フェザー級/5分3R>
岩本達彦(日本)
古根川充(日本)

<バンタム級/5分3R>
中本龍平(日本)
上荷大夢(日本)

<フライ級/5分2R>
松場貴志(日本)
早坂優瑠(日本)

<バンタム級/5分2R>
MG 眞介(日本)
山本哲也(日本)

<女子アトム級/5分2R>
サダエ☆マヌーフ(日本)
村上彩(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
松田亜莉紗(日本)
純玲(日本)

<バンタム級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<フェザー級/5分3R>
前薗渓(日本)
佐藤勇駿(日本)

<バンタム級/5分2R>
山﨑鼓大(日本)
田中壱季(日本)

<ストロー級/5分2R>
多湖力翔(日本)
亮馬(日本)

<バンタム級/5分2R>
キャプテン禎(日本)
木村総一郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
関本龍翔(日本)
千種純平(日本)

<フェザー級/5分2R>
森田敢流(日本)
入江一輝(日本)

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DEEP DEEP Osaka Impact2023#01 MMA MMAPLANET o ONE RIZIN にっせー サダエ☆マヌーフ ライカ 大島沙緒里 村上彩 海外

【DEEP OSAKA IMPACT2023#01】サダエ☆マヌーフ戦へ、村上彩─02─「最後は気持ちの勝負」

【写真】キャリア2度目の判定勝ちも、フィニッシュへの拘りを最後まで見せていた。その拘りに殉ずるのではなく、課題としている(C)MMAPLANET

4月2日(日)、大阪市の住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP Osaka Impact2023#01でサダエ☆マヌーフと対戦する村上彩のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

「美女柔術家」、「コスプレファイター」といったキャッチフレーズを聞くと、どのようなファイターを思い浮かべるだろうか。そのイメージと村上彩の実像は異なっていた。「面白いことが言えない」と彼女は反省する。キャッチフレーズの向こう側にある、本当の村上彩とは――。

<村上彩インタビューPart.01はコチラから>


――足から攻めていくパターンは、カルペディエムで学んだものだったのですね。

「あの形はスイープもできるというのが一番大きいです。もちろんMMAではトップを取れたほうが安心します。でも下になった時にそのまま攻めきれないと、判定になったらどうしよう……と考えてしまいますよね。だから足関節を取りに行きつつスイープを狙う、という形が良いと思いました」

――確かにトップの奪い合いで勝てれば、それに越したことはありません。しかしテイクダウンやケージレスリングに注目が集まる一方で、下になった時のリスクを想定して練習できているのか。

「そういう練習をやっている人は、多くないと思います。特にストライカーは主に立つための練習をしていると思います。立てたら良いですが、立てなかった時にキツイですよね。単に立とうとすうだけじゃなく、MMAだから下から攻めたりして、いろんな要素を混ぜたほうが立ちやすいと思うんです。自分が立とうとすればするほど、相手はもっと抑え込もうとするので。

私も下になったら立つことを考えていた時期もありました。でも私は寝技が得意で、下からも攻めることができます。なのに、無理に立ち上がろうとしたところでパスされたりするよりは、慌てずに下から攻めたりスイープしたほうが良いと考えています。自分が攻めた時に相手が動いたら、そこでカウンターを取ってスイープや立ちやすくなりますし」

――一方、須田戦に続く昨年12月のにっせー戦では、これまでになくテイクダウンとトップからの攻撃を狙い続けていました。

「下になるのは最終手段ですね。まずはテイクダウンを取りに行くし、倒せなかったら引き込んでもいいと思っています。ただ、テイクダウンが取れたので、自分の有利なポジションで安全に進めていました」

――結果、2R制でありながら最大4P差がつく判定勝利を収めました。それだけ試合内容は手応えがありましたか。

「手応えはありました。2Rになっても、それほど打撃を出してこなかったですし。もう少し私のほうが攻めれば良かったなと思っています。一本を取ることに固執しちゃって、もっとパウンドを打てば良かったなぁって。試合を有利に進められていたこともあって、冷静に戦うことができました」

――プロデビュー以降5勝1敗で次のサダエ戦を迎えます。現在、MMAファイターとしての目標は何ですか。

「RIZINに出たいです。海外の大会に出てみたいとも思いますけど、やっぱり階級が……。私はアトム級でも小さいと思うし、ONEはアトム級といっても名称が同じなだけで、実質的にはストロー級ですよね。となるとRIZINは49キロで試合があって、なおかつ日本でやっているので。

大島沙緒里さんがRIZINに出て、49キロ契約で試合をしているじゃないですか。私と大島さんって身長が同じくらいなんです(公式プロフィールは大島が149センチで、村上は150センチ)。でもあれだけ勝っていて――レベルは違うかもしれないけど、私も頑張れば戦えるんじゃないかと思っています」

――RIZINに出場するとしても、何かベルトを巻いていたほうが主催者の興味も引くとは思います。プロデビューから4連勝して須田選手との再戦が決まった時、ここはタイトルマッチじゃないのか……とは思いませんでしたか。

「うーん、そこまでベルトにこだわっているわけじゃないんですよ。もちろんチャンピオンになったほうが良いでしょうけど、ベルトを持っているからってメチャクチャ強いわけじゃなくて。それよりは一つひとつの試合で確実に勝つことのほうが大事だと思います。たとえば、メッチャ強い人がベルトを返上して、その強い人に負けている選手に勝って私がベルトを巻いても、自分自身に対して『本当に強いのかな?』と考えてしまいますよね」

――……ストイックですね。

「私もチャンスがあれば、タイトルマッチはやりたいです。だからといって『ここでタイトルマッチじゃないんだ……』とは思わなかったですよ(笑)」

――「自分より須田選手のほうが推されているんじゃないか」と……。

「アハハハ、それは推されているんじゃないですか。若いし、将来有望ですしね。最近はもう若い選手のほうが強いですよ。彼女が推されるのも当たり前だと思います。そこに私が嫉妬することはないです(笑)。私は自分がやりたいようにやるので」

――なるほど。では次の対戦相手、サダエ選手の印象を教えてください。

「印象ですか? うーん……、……、……」

――言葉がスッと出てこないですか(苦笑)。

「試合前に『煽る言葉を……』と言われることがありますよね。私、そういうの苦手なんです。相手がどうこうではなく、自分がどうするかが大事で。でも見た目と喋り方で、キツイ人間のように思われることはあります。実際に喋ってみると『見た目よりマシだね』って言われますけど(笑)」

――アハハハ。では、ご自身がこの試合に向けて何をやってきたかを教えてください。

「私は気持ちの面で弱いと思うところがあります。技術はもちろん大事ですけど、最後は気持ちの勝負じゃないですか。それは今年に入ってから考えるようにしていて。自分が圧されている時でも迷わないとか。そんな気持ちの勝負でも負けません。サダエさんはオールラウンダーなので、私もいろんなことを試したいです。はい……、……」

――え、どうしましたか。

「いえ……、面白いことを言えなくて、すみません」

――プロとしてのセールスポイントと、MMAに対する考え方にはギャップがあるかもしれないですね。それも人間であり、ファイターとしての面白さの一つだと思います。

「私はファイターなので、喋りじゃなくて試合の内容と結果で評価してもらいたいです。口で何を言っても、結局は試合で全てが出ると思うんですよ。練習したことが全て――技術もそうだし、気持ちの面でもそうですね。だから、試合を視てください。よろしくお願いします!」

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