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BELLATOR o PFL キック ゴイチ・ヤマウチ

Bellator CS4:セミファイナル・ロレンツ・ラーキン vs. レバン・チョケリ

ウェルター級。

Bellator最終戦の時点でランカー(7位)だったラーキン。Bellator7勝3敗1NC。1NCを挟んで6連勝していたが、昨年7月のBellator日本大会で元王者コレシュコフにスプリット判定負け。今年6月にはPFLでワンマッチに出場し1RKO勝ちしている。38歳。

ジョージアのチョケリも元ランカー(9位)。Bellator4勝2敗で、敗れた相手はカイル・クラッチマーとゴイチ・ヤマウチ。27歳。

ラーキンカーフキック。キャッチしてパンチを打ち込んだチョケリがテイクダウン。しかし足を蹴ってチョケリは離れて立たせた。チョケリが左右のパンチを打ち込む。左ミドル。しかしラーキンの右がヒットし効いた!膝を着いてダウン。チョケリ立とうとするが足がもつれる。さらにパンチを打ち込むと、再び膝を着いたチョケリ。追い打ちのパンチ連打。レフェリーストップ!

ベテランのラーキン、序盤は攻められたが盛り返してKO勝ち。

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BELLATOR o PFL ゴイチ・ヤマウチ ドン・マッジ ブレナン・ワード ボクシング

PFL2024#9:セミファイナル・マゴメド・ウマラトフ vs. ネイマン・グレイシー

ウェルター級トーナメント準決勝。

ウマラトフはキャリア16戦全勝のロシア人。PFLは過去3年、予選で2勝して上位4人に入ったが、決勝トーナメントをビザの問題などで欠場しており、今回が初の決勝トーナメントでの試合となる。リーグ初戦は元Bellator王者コレシュコフをテイクダウンでコントロールして勝利。2戦目は初戦1R一本負けのブレナン・ワードにハーフからのパウンド→ギロチンで1Rフィニッシュ。リーグ戦を2位で勝ち上がった。32歳。

本来、6点で3位で勝ち上がったドン・マッジが出場予定だったが、マッジが欠場。ネイマン・グレイシーが代役として出場する。

ネイマンは初戦でBellator時代にも対戦したゴイチ・ヤマウチとのリマッチで判定負け。2戦目の相手がドン・マッジで、ネイマンがテイクダウンを奪いグラウンドで攻めるのをマッジが凌ぐという展開。フィニッシュこそできなかったが、凌ぐのが精一杯だったマッジから判定で勝利を奪った。リーグ戦では3点のみで予選敗退したが、代役として決勝トーナメント進出。35歳。

オッズは圧倒的大差でウマラトフがフェイバリット。

ワンツーを打ち込むウマラトフ。ネイマンタックル。バックに回ろうとしたが、すぐに振りほどいて離れるウマラトフ。カーフを蹴るウマラトフ。ネイマン組むと引き込み。付き合わないウマラトフ。立たせる。ウマラトフカーフ。ネイマンのタックルを切ってパンチを入れる。ジャブを入れるウマラトフ。組ませず殴る。ネイマンもパンチで出るがウマラトフのパンチを貰う。ホーン。

1Rウマラトフ。

2Rもウマラトフが距離を取りパンチを打ち込む展開。ネイマン出ていくが、ボクシングに相当さがありパンチを貰い続ける。組もうとして出るが、組ませてももらえないネイマン。右オーバーハンドから右ハイを出したがブロックするウマラトフ。距離を詰めてタックル。ウマラトフケージでこらえる。引き剥がし離れるウマラトフ。パンチで出るが、飛び膝をパンチで防いだウマラトフ。ホーン。

2Rウマラトフ。

3R。パンチを入れたウマラトフ。ネイマン仰向けにダウン。ウマラトフ鉄槌。ネイマンラバーガードで凌ぐ。密着するウマラトフ。ネイマン下から足を抱えてKガードへ。足関を狙うが、ウマラトフ足を引き抜いて離れて立つ。出ていくネイマンだがウマラトフのパンチを貰う。首相撲からネイマン飛びつき腕十字を狙ったが、スッポ抜けてただの引き込みに。しかし下から足に絡んでまた足関狙い。が、かかとまで抜けている。タックルに入るネイマン。引き込んだ。ウマラトフまたインサイドガードで密着したままディフェンス。オモプラッタを狙ったがスッポ抜ける。またラバー。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でウマラトフ決勝進出。

ネイマンいつもの負けパターン。

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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL2024#09 アダム・ボリッチ アンドレイ・コレシュコフ エリック・アレキン ガブリエル・ブラガ ゴイチ・ヤマウチ シャミル・ムサエフ タイラー・ダイヤモンド チムール・カイズリエフ ドン・マッジ ネイマン・グレイシー バッバ・ジェンキンス ブレナン・ワード ブレンダン・ラウネーン ペドロ・カルバーリョ ムハメド・ベルハモフ ルカ・ポクリ レイ・クーパー3世 ローガン・ストーリー

【PFL2024#09】躍進のカマカ3世がラウネーンに挑むフェザー級。ウェルター級は4人揃って初ベスト4

【写真】カイ・カマカ3世が番狂わせを起こすことは──??(C)PFL

23 日(金・現地時間)、ワシントンDCのジ・アンセムでPFL2024#09が開催される。PFL2024年プレーオフも最終戦を迎え、フェザー級とウェルター級の準決勝が組まれている。
Text by Manabu Takashima

フェザー級準決勝はブレンダン・ラウネーン×カイ・カマカ3世とガブリエル・ブラガ×チムール・カイズリエフ。ウェルター級はハメド・ウマラトフ×ネイマン・グレイシー、シャミル・ムサエフ×ムラッド・ラマザノフという組み合わせだ。

ネイマンはシーズン5位だったが、3位のドン・マッジの負傷欠場により繰り上がりでセミファイナル進出を果たしている。


2022年のフェザー級王者ラウネーンはボーナスだけでも5Pの荒稼ぎで、11Pで堂々のシーズン1位通過。対するカマカ3世はアダム・ボリッチの脱落というのは大きなファクターになっただろうが、バッバ・ジェンキンスとペドロ・カルバーリョから連勝して4位通過というのは、想像できなかった躍進といえる。

カマカ3世はスイッチを織り交ぜ、オーソでも左右のどちらにも緩急をつけてサークリングし、一瞬の左リードフックや右を合わせるタイミングが非常に良くなっている。その左フックをテイクダウンの踏み込みにシャープに振り、相手の姿勢を崩させて好印象とダメージという2つのゲインがある攻撃も得意になってきた。

それでもさすがにジェンキンスにテイクダウンは奪われたものの、背中を譲って立ち上がるというスクランブルに即持ち込んでマイナス評価を与えない動きも徹底されていた。ラウネーンとは近い距離でやり合うことも増えそうだが、一発のKOパンチだけでなく、打撃の神経戦で精神とスタミナを削ることができた者が決勝に近づきそうだ。

昨年準優勝で引退報道から一転、シーズン参加を果たしたブラガは2位で、3位に入ったチムール・カイズリエフとファイナル進出を賭けて戦う。他方ウェルター級ではネイマンはBellatorから、ラマザノフはONEから、ムサエフはRCC経由でKSWからと、ウマラトフ以外はPFL参戦経験がない選手たちがベスト4に残ったことになる。

ウマラトフも昨年はシーズン途中で欠場を強いられ今回が初のプレーオフ進出だ。結果としてはアンドレイ・コレシュコフ、ゴイチ・ヤマウチ、ローガン・ストーリー、ブレナン・ワード、ルカ・ポクリというBellatorベテランが、PFLのニューフェイス&ロシアンの軍門に下った形ともいえる。

そんななかプレリミメインのウェルター級で組まれたレイ・クーパー3世✖ムハメド・ベルハモフのウェルター級戦も見逃せない。

連敗中の2度のウェルター級世界王者ブラダボーイが、15勝1敗という鳴り物入りでBellatorと契約も際立った印象を残せていないベルハモフを相手に、どのようなパフォーマンスを見せることができるのか。下手をすると、結果次第ではブラダボーイは、このままフェードアウトしかねない状況だけに、息の良さが戻っているのか気になるところだ。

■視聴方法(予定)
8月24日(土)
午前6時45分~U-NEXT

■ PFL2024#09対戦カード

<フェザー級準決勝/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
カイ・カマカ3世: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
モハメド・ウマラトフ: 170.6ポンド(77.38キロ)
ネイマン・グレイシー: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
ガブリエル・ブラガ: 146ポンド(66.22キロ)
チムール・カイズリエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
シャミル・ムサエフ: 170.6ポンド(77.38キロ)
ムラッド・ラマザノフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・クーパー3世: 171ポンド(77.56キロ)
ムハメド・ベルハモフ: 170.4ポンド(77.29キロ)

<ウェルター級/5分3R>
エリック・アレキン:──
ルカ・ポクリ: 170.2ポンド(77.2キロ)
※アレキンが計量を行わず、この試合はキャンセルとなった

<フェザー級/5分3R>
タイラー・ダイヤモンド: 145.6ポンド(66.04キロ)
エンリケ・バルゾーラ: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェシー・スターン: 145.6ポンド(66.04キロ)
ホゼ・ペレス: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マックススウェル・ジャントォ・ナナ: 263.8ポンド(119.65キロ)
ケント・マフィーレオ: 248ポンド(112.49キロ)

<ウェルター級/5分3R>
シトー・ボリ・エスペランカ: 170.8ポンド(77.47キロ)
テイラー・ヒル: 171ポンド(77.56キロ)

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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#06 アンドレイ・コレシュコフ キック ゴイチ・ヤマウチ

【PFL2024#06】コレシュコフが右ストレート&パウンドで追い込み、ゴイチのプレーオフ進出を阻む

<ウェルター級/5分3R>
アンドレイ・コレシュコフ(ロシア)
Def.3-0:29-27.29-27.29-28.
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)

サウスポーのゴイチに対してコレシュコフが左手を伸ばす。ゴイチは左ミドルからスイッチし、右カーフを当ててサウスポーに戻す。ゴイチが右ミドルをキャッチすると、コレシュコフの右ストレートがゴイチの顔面を捉えた。ダウンしたゴイチはすぐに立ち上がる。右ジャブから展開をつくり、ボディロックで組みついたゴイチがバックコントロールへ。右足を差し入れてポジションをキープするゴイチに対し、場内からはブーイングが飛ぶ。

ゴイチは差し入れる足を左足に切り替え、コレシュコフを崩していく。一瞬バックマウントで乗りかけたが、ここはコレシュコフが耐える。するとゴイチは引き倒してグラウンドに持ち込んだ。四の字フックで固めるゴイチの顔面に、コレシュコフがパンチを当てていく。ゴイチはリストコントロールでコレシュコフのパンチを止めつつ、自身もパンチで削りながら腕を首に回す。コレシュコフが体を起こしたところで右腕を回したゴイチは、絞め上げるもアゴの上で極まらず。そのままケージに背中を着けて、パンチで削り続けた。

2R、コレシュコフが右カーフから左ジャブに繋げる。ゴイチも左ジャブを返す。しかし至近距離の打ち合いはコレシュコフに分があるか。右スーパーマンパンチを当てたコレシュコフが、さらに首相撲からヒザを突き上げた。離れたゴイチだが、すぐに至近距離に戻る。

コレシュコフは右アッパーでダウンを奪うと、トップから抑えてパウンドと鉄槌の連打を浴びせる。かなりのパンチを食らったゴイチだが、コレシュコフの連打が収まると下から抱え込む。しかし体を起こしたコレシュコフが、またも右の強打を振り落としていく。ゴイチは潜りからケージキックも使い、スイープを試みるも返せず。ケージに頭を向けたゴイチにパウンドを浴びせていった。

最終回、コレシュコフが距離を詰める。右ストレートから右ヒザに繋げるコレシュコフが、さらに右ストレートを放つ。これをかわしたゴイチがボディロックからグラウンドに持ち込むも、コレシュコフがスクランブルから立ち上がった。スタンドに戻ると、打撃戦ではやはりコレシュコフが攻勢に。左ジャブでゴイチのアゴを跳ね上げると、右スピニングバックキックも見せる。

ここでゴイチが前に出て、コレシュコフにケージを背負わせると、ダブルレッグでテイクダウンに成功した。ハーフガードのコレシュコフを抑え込むゴイチは、パスしてマウントを奪取。しかしコレシュコフのディフェンスも固い。コレシュコフのブリッジに合わせて、ゴイチは右腕に十字を仕掛けたが、腕を抜いたコレシュコフのパウンド連打を浴びて試合終了となった。

裁定はユナニマスでコレシュコフの勝利に。この結果、両者とも計3pで終わりプレーオフ進出には至らなかった。


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AB BELLATOR o PFL UFC ゴイチ・ヤマウチ シャミル・ムサエフ ドン・マッジ ハウシュ・マンフィオ ブレナン・ワード ルカ・ポクリ ローガン・ストーリー

PFL2024#6:第2試合・ドン・マッジ vs. ネイマン・グレイシー

ウェルター級。マッジ6点・1位、ネイマン0点・6位。

初戦1Rフィニッシュで1位となったマッジ。2018年にUFCと契約し、2勝0敗の戦績を残したが、3年近いブランクでFAに。PFLには2022年シーズンに出場したが、優勝したハウシュ・マンフィオに敗れて予選敗退。昨年は試合をしておらず、今年のPFLが約2年ぶりの試合だった。過去実績もそれほどではなく、注目度も低かったが、初戦の相手がカイル・クラッチマーから実力的に中堅クラスのブレナン・ワードに変わったことにより、1Rチョークでフィニッシュし、現時点で100万ドルにもっとも近い男に。33歳。

ネイマンはカーロス・グレイシーのひ孫。ヘンゾ・グレイシー柔術所属。Bellatorで格下相手に経験を積み、一本勝ちの山を築いたが、相手のレベルが上がってからは、得意のグラウンドに持ち込ませてもらえないのが負けパターンという、一昔前の柔術家スタイルに。リーグ戦初戦はBellatorで対戦したゴイチ・ヤマウチとのリマッチだったが、やはりグラウンドに持ち込めずに判定負け。35歳。

初戦の内容から、オッズではマッジが大幅なフェイバリットとなっているが、ネイマンも得意のグラウンドに持ち込めれば一本を取る可能性は十分ある。

ネイマンシングルレッグ。テイクダウン。マッジが下から外ヒールを狙うが、ディフェンスしたネイマンがパスしていく。マッジ下からXガード。そのまま立った。離れる。ネイマンパンチで出る。タックル。スピードがなく切られた。四つに組んだネイマン。そのままケージに押し込む。離れたマッジ。ネイマンまたタックル。ケージ際で倒した。立ち上がるマッジをすぐまたテイクダウンしハーフで固めた。残り1分。パスを狙うが足を利かせて防ぐマッジ。ネイマン膝十字。しかし膝が抜けている。ゴング。

1Rネイマン。

2R。パンチを入れるマッジ。ジャブ。ネイマンが飛び込むところに右フック。左ボディ。左右のパンチで出ていくマッジ。ネイマンまたシングルレッグでテイクダウン。レッグドラッグハーフ。足が抜けてマウントを取りかけるが、ガードに戻したマッジ。パスを狙うネイマンだが、マッジギリギリパスを許さない。マッジはキス・オブ・ザ・ドラゴンからバックを狙う。距離が離れたところで立ったマッジがタックルに入りテイクダウン。ネイマン下から横三角を仕掛ける。マッジ上にいるが攻められない。ゴング。

2Rネイマン。意外にもマッジが柔術でもけっこう互角に渡り合っている。とはいえ、下になると凌ぐのがメインになってしまい、ラウンドは落とした。

3R。マッジがパンチを打ち込む。組もうとするネイマンを引き剥がす。しかし四つでクラッチしたネイマンがテイクダウン。倒したが、その前にローブローがありレフェリーブレイクをかけ、マッジに回復時間が与えられる。スタンドで再開。ネイマンまたタックル。テイクダウン。マッジうつ伏せになる。ガードに。パウンドを入れるネイマン。ハーフから潜ろうとするマッジ。ネイマンパウンド。マッジシングルレッグへ。ネイマン切ったが立たれた。しかしまたテイクダウン。ハーフ。ネイマン上のままタイムアップ。

判定三者30-27でネイマン勝利。3点獲得。

  1. (P)ドン・マッジ・6点
  2. *(N)ムラッド・ラマザノフ・6点
  3. *(N)シャミル・ムサエフ・5点
  4. (B)ネイマン・グレイシー・3点
  5. *(P)マゴメド・ウマラトフ・3点
  6. *(B)ゴイチ・ヤマウチ・3点
  7. *(B)アンドレイ・コレシュコフ・0点
  8. *(B)ローガン・ストーリー・0点
  9. *(B)ブレナン・ワード・0点
  10. *(B)ルカ・ポクリ・0点
  11. (P)ラウレアノ・スタロポリ・-1点

マッジは6点止まり。ネイマン勝ったが、フィニッシュできなかったので勝ち上がりは微妙な状況

マッジ、意外と柔術が強かったが、それほどテイクダウンが上手くないネイマンにテイクダウンを取られまくってしまい、その後も立ちに行く動きが少なかった。

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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#06 YouTube   その他 アダム・ボリッチ アンドレイ・コレシュコフ エンリケ・バルゾラ ガブリエル・ブラガ キック ゴイチ・ヤマウチ シャミル・ムサエフ ジャスティン・ゴンザレス タイラー・ダイヤモンド チムール・カイズリエフ ドン・マッジ ネイマン・グレイシー バッバ・ジェンキンス ブレナン・ワード ブレンダン・ラウネーン ペドロ・カルバーリョ ラウレアノ・エスタロポリ ルカ・ポクリ ロレンツ・ラーキン ローガン・ストーリー

【PFL2024#06】計量終了 残念過ぎるボリッチの離脱。混戦フェザーと、ウェルター級は消化試合も??

【写真】この身長差があるうえで、大幅に計量失敗(C)PFL

28日(金・現地時間)、サウスダコダ州スーフォールスのサンフォート・ペンタゴンで開催されるPFL2024#06の計量が26日(木・同)に行われた。
Text by Manabu Takashima

レギュラーシーズン最終戦はフェザー級とウェルター級の2階級の2戦目が実施される。しかしフェザー級で2位で、6位のバッバ・ジェンキンスと戦うガブリエル・ブラガが150.6ポンド(68.31キロ)と1Pオーバー規約からも4.6ポンド──2キロもオーバーに。獲得Pから1Pをペナルティで失うが、これだけ体重オーバーでポイント獲得できるのは、如何ともしがたい。

現在ポイントのないジェンキンスは不戦勝の3Pではプレーオフ進出は果たせないので、計量失敗したブラガとの試合に臨むしかない状況下にある。とはいえ少しでも対等な条件で戦うというコンバットスポーツの前提から、大きく逸脱しているといっても良いだろう。


そのフェザー級、プレーオフ出場権圏内の4位(3P)につけていたアダム・ボリッチが負傷欠場で、残念ながらシーズン終幕を迎えた。SNSでボリッチは電動キックボードのような乗り物に台を置き、その上に固められた右足を乗せてヒザ立ち状態で欠場を報告し、再起を誓っていた。

残念すぎるボリッチの離脱、代役はリザーブ戦で勝利したテイラー・ダイヤモンドが務め、8位のブレット・ジョンズと対戦する。

1位のブレンダン・ラウネーンは9位のジャスティン・ゴンザレスと。3位(3P)のチムール・カイズリエフは無得点=7位のエンリケ・バルゾラと。5位(3P)のカイ・カマカ3世は最下位のペドロ・カルバーリョと戦う。

そして下位のファイターが上の選手を食う力を持っているなか、ブラガは勝利Pから1Pが差し引かれることもあり、プレーオフ進出の行方は最後まで予想がつかないフェザー級だ。

対してウェルター級は1位のドン・マッジと、0点で6位のネイマン・グレイシーとの対戦はウェルター級の初戦で組まれている。

結果マッジは3Rまでにフィニッシュをすれば、早々にプレーオフ進出が決まる。

この他、2位のムラッド・ラマザノフが3位のシャミル・ムサエフ、4位のマゴメド・ウマラトフは9位に甘んじるブレナン・ワードと。

3Pを持ち、5位のゴイチ・ヤマウチは7位のアンドレイ・コレシュコフと相対する。8位のローガン・ストーリーは最下位ラウレアノ・エスタロポリの欠場で、代役ルカ・ポクリとウェルター級最終試合で戦う。

その他の試合結果次第、特に2位と3位の潰し合いがあるなかで、プレーオフ進出のボーラーラインが何ポイントになっているのか。ローガン×ポクリは消化試合になる可能性もある。

なお今大会はレギュラー戦でなく、Bellatorからロレンツ・ラーキンがワンマッチでアラン・ドミンゲスとPFLデビュー戦を戦うことが決まっている。

■視聴方法(予定)
6月29日(土・日本時間)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#06計量結果

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
ジャスティン・ゴンザレス: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー: 170.4ポンド(77.29キロ)
ルカ・ポクリ: 170ポンド(77.11キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ: 170.4ポンド(77.29キロ)
ブレナン・ワード: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ブラガ: 150.6ポンド(68.31キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン: 170.8ポンド(77.47キロ)
アラン・ドミンゲス: 170.6ポンド(77.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ムラッド・ラマザノフ: 170.4ポンド(77.29キロ)
シャミル・ムサエフ: 170.6ポンド(77.38キロ)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ: 146ポンド(66.22キロ)
エンリケ・バルゾラ: 146ポンド(66.22キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ゴイチ・ヤマウチ: 170.6ポンド(77.38キロ)
アンドレイ・コレシュコフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
ペドロ・カルバーリョ: 146ポンド(66.22キロ)
カイ・カマカ2世: 146ポンド(66.22キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドン・マッジ: 169.8ポンド(77.01キロ)
ネイマン・グレイシー: 170.4ポンド(77.29キロ)

<フェザー級/5分3R>
タイラー・ダイヤモンド: 145.4ポンド(65.95キロ)
ブレット・ジョンズ: 145.6ポンド(66.04キロ)

■視聴方法(予定)
6 月28日(金)
午後9時15分~ U-NEXT

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PFL2024#6:オッズ/予想と展望

フェザー級

(P)ブレンダン・ラウネーン 6点・1位 1.19
(B)ジャスティン・ゴンザレス 0点・9位 4.90
(P)ガブリエル・ブラガ 6点・2位 1.59
(P)バッバ・ジェンキンス 0点・6位 2.42
(B)ティムール・シズリエフ 3点・3位 1.24
(B)エンリケ・バルゾラ 0点・7位 4.20
(B)カイ・カマカ3世 3点5位 1.31
(B)ペドロ・カルヴァーリョ 0点・10位 3.60
(B)タイラー・ダイヤモンド 0点・11位 2.35
(P)ブレット・ジョーンズ 0点・8位 1.57
(B)アダム・ボリッチ 3点・4位

フェザー級は2022年のPFLウィナーラウネーンと、昨年準Vのブラガがともに初戦でBellatorランカーを1RでKOして1位・2位。ラウネーンの相手はブラガにKOされたゴンザレスで、組み合わせ的に勝ち上がりの可能性は高いか。

Bellator最終ランキング1位のボリッチは初戦判定勝ちで3点だったが、ファイトウィークに入り欠場。代役でタイラー・ダイヤモンドが出場する。1試合・3点のみでは勝ち上がりは事実上なくなった。フェザー級は判定決着が多かったので、2戦目のみから出場の選手や初戦負けた選手も1Rフィニッシュ勝利すれば勝ち上がれる可能性は十分ある。

ブラガと対戦するジェンキンスは昨年まで3年連続予選通過と安定感を誇るが、初戦でBellator9位のカイ・カマカ3世に判定負け。勝ち上がりにはフィニッシュが必要となるが、レスラーでフィニッシュ率が低いファイトスタイルなので厳しい。

Bellatorではタイトル挑戦までは行かなかったシズリエフだが、ここまで15戦全勝で、フェザー級のダークホース。が、こちらも15勝で4フィニッシュしかしていない。相手はバンタム級からフェザーに戻してきた元Bellator&UFCファイターのバルゾラで、8敗のうち、フィニッシュ負けはBellatorバンタム級GPのマゴメドフ戦のみ。シズリエフは判定勝ちしても、他の試合の内容によっては、得点が足りず予選落ちの可能性がある。

ウェルター

(B)ローガン・ストーリー 0点・8位 1.33
(B)ルカ・ポクリ 0点・10位 3.40
(P)マゴメド・ウマラトフ 3点・4位 1.07
(B)ブレナン・ワード 0点・9位 9.00
(N)ムラッド・ラマザノフ 6点・2位 1.74
(N)シャミル・ムサエフ 5点・3位 2.14
(B)ゴイチ・ヤマウチ 3点・5位 2.00
(B)アンドレイ・コレシュコフ 0点・7位 1.83
(P)ドン・マッジ 6点・1位 1.33
(B)ネイマン・グレイシー 0点・6位 3.45
(P)ラウレアノ・スタロポリ -1点・11位

ウェルター級はBellator勢が元王者・暫定王者含め5人出場したが、直接対決のゴイチ vs. ネイマンで勝ったゴイチ以外全敗。この階級だけ唯一、非北米メジャー(UFC・Bellator・PFL以外)出身の未知の強豪であるラマザノフとムサエフというニューフェイスが上位に付けているが、その両者を直接対決させてしまうもったいないマッチメイク。まあ、ニューフェイス知名度・人気に劣ると考えると潰しておきたいのかもしれないが…。

1位につけているマッジは、初戦の相手が代役の人気先行ファイター・ワードだったこともあり1Rフィニッシュ勝利。初戦判定負けのネイマン相手に大幅なフェイバリットとなっているが、マッジにとってはイージーな試合ではない。ネイマンは打撃とテイクダウンのレベルが劣り、MMAファイターとしての完成度は高くないが、得意のグラウンドに持ち込むことができればフィニッシュできる力はあるので、1R一本勝ちの6点で決勝に残る可能性は十分ある。

元Bellator暫定王者で初戦ムサエフにKO負けして0ポイントのローガン・ストーリーと、PFL6戦全勝ながら、2年続けてビザの問題で決勝トーナメントを欠場したウマラトフは、相手がワンランク落ちるので、決勝進出へのポイントを稼ぐチャンス。

ワンマッチ

ロレンツ・ラーキン 1.29
アラン・ドミンゲス 3.75

唯一のワンマッチだが、プレリムのメインに組まれている。元Bellatorトップランカーでタイトル挑戦経験もあるラーキンは、リザーバーではなく、あくまでワンマッチ要員で、ラウレアノ・スタロポリが欠場しても代役出場することはなかった。

第1試合開始は29日朝7時半。速報します。

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 キック ゴイチ・ヤマウチ ネイマン・グレイシー

【PFL2024#03】ヤマウチがネイマンのTDを切り続けて打撃で優位に。判定勝利で3P獲得

<ウェルター級/5分3R>
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ネイマン・グレイシー(ブラジル)

ネイマンがジャブを見せて前に出て、ヤマウチが右ストレートと右カーフを蹴る。ネイマンが右カーフを蹴ると、ヤマウチはサウスポーにスイッチして左のヒザ蹴り。四つの攻防になるとヤマウチは離れる。試合がスタンドに戻るとヤマウチが左ストレートを見せて、そこから右フックにつなげる。

ネイマンが右のヒザ蹴りを出すと、ヤマウチはそれを取ってテイクダウンする。ここはヤマウチが深追いせずに立たせる。試合がスタンドに戻るとヤマウチはワンツーと右フック。ネイマンも打撃を返してダブルレッグに入るが組みつけない。距離が近づくとヤマウチは深く組まずにアッパーとヒザ蹴り。ネイマンは飛びつき腕十字も狙うがヤマウチは極めさせない。

ヤマウチが左ハイ、左ストレートを当てるとネイマンが引き込む。ネイマンを立たせたヤマウチは左ストレートと左フック。ネイマンもワンツーと右アッパーを見せるが、ヤマウチはしっかりブロックする。

2R、ヤマウチがサウスポーに構え、ネイマンは右ミドルとインローを蹴る。打撃でプレッシャーをかけるヤマウチが左ミドルと左ストレート、ネイマンも右ミドルを蹴る。ヤマウチは右手を伸ばして単発の左ストレートを当てる。ネイマンがスピニングバックキックを蹴ると、ヤマウチもスピニングバックキックを蹴り返す。

その蹴り足をとったネイマンがテイクダウンを仕掛け、グラウンドに持ち込もうとするがヤマウチは立ち上がる。構えをオーソドックスにスイッチしたヤマウチは右カーフ。ネイマンも右カーフを蹴り、ヤマウチの首を取ってパンチを突き上げる。ヤマウチがサウスポーにスイッチすると、ネイマンはケージ内をサークリングして右ミドル。オーソドックスに戻したヤマウチが右ストレートと左フックを打つ。

3R、ヤマウチはネイマンの頭を落としてがぶるが距離を取る。ヤマウチはインロー、ケージを背負うネイマンに左ストレートから右フックを当てる。ヤマウチは徹底的にネイマンに組みつかせず、スタンドの攻防を選ぶ。

ヤマウチはネイマンの右の蹴りを捌いて右フック。ネイマンもクリーンヒットこそないものの、細かくパンチと右の蹴りを見せてダブルレッグへ。自らハーフガードで引き込む。ヤマウチが両脇を差してトップキープすると場内からはブーイングも起こる。この態勢のまま試合終了となり、29-28×3でゴイチが判定勝利&3P獲得となった。

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PFL2024#3:第7試合・バッバ・ジェンキンス vs. カイ・カマカ3世

フェザー級リーグ戦。

ジェンキンスは2021年からPFLに参戦し、ベスト4→準優勝→ベスト4と、予選リーグでは6戦全勝で毎年決勝トーナメントに進んでいるものの、100万ドルは獲得出来ていない。エリートレスラーで、もともとBellatorの育成マッチでキャリアを積んでいた。Bellatorでは8勝3敗で、ジョージ・カラカニヤンには2度対戦しどちらも1Rフィニッシュ負け。フェザー級時代のゴイチ・ヤマウチに勝ったこともある。36歳。

ハワイのカマカはBellator最終ランキング9位。PFLウェルター級で2度優勝しているレイ・クーパー3世のいとこ。レスリングがバックボーン。Bellatorハワイ大会の前座で2勝した後UFCと契約したが、初戦KO勝ちの後2連敗し、契約最終戦となる4戦目はドロー。再契約せずFAとなり、2021年から再びBellatorに出場している。再契約後のBellatorではジャスティン・ゴンザレスに敗れたのみで4勝1敗。29歳。

ジェンキンス左ミドル。パンチからタックル。シングルレッグを狙ったが切ったカマカ。また左ミドルを入れるジェンキンス。またタックルに入るが切ったカマカ。また左ミドルを入れるジェンキンス。ジャブから左を入れたジェンキンス。左ハイ。左ボディ。ギリギリの距離でプレッシャーをかけ、カマカのパンチの打ち終わりに打ち返していくジェンキンス。左がヒット。カマカも打ち返す。ジェンキンスタックル。切ったカマカ。ワンツーを入れたジェンキンス。釜かもミドルを返す。残り1分。飛び込んだジェンキンスだがスリップ?バランスを崩した。ゴング。

1R打撃のヒット数は互角。ややジェンキンスのラウンドか。リプレイで見ると終盤ジェンキンスがバランスを崩した際にカマカのパンチがヒットしており、ダウンと見ればカマカのラウンドになるかもしれない。

2R。圧を強めるジェンキンス。カマカも打撃を入れていく。ジェンキンスのジャブにワンツーを返す。ジェンキンスタックル。初めてテイクダウン成功。すぐ立つカマカのバックに回る。クラッチを切って離れたカマカ。ジャブから組み付いたカマカ。ヒザの打ち合い。ジェンキンスのパンチの打ち終わりに右をヒット。さらにボディを入れたカマカ。打撃でややカマカが圧し気味に。右。ヒザがヒット。ジェンキンス被弾が増えてきた。しかし詰めるジェンキンス。アンクルピックで倒したバックに回る。残り1分半。ハーフバック。背負って立つカマカ。反転して落としたカマカ。パウンド。離れてスタンドに戻した。ジェンキンス打撃で出る。四つに組んだカマカ。ヒザを入れるジェンキンス。ゴング。

2R打撃でやや押したカマカのラウンド。

3R。ボディを打つカマカ。ジェンキンスタックルで飛び込みテイクダウン。しかしカマカ立って放した。ジェンキンス強打で出るが、カマカもパンチを返す。カマカの右がヒット。さらに左が入りジェンキンス膝を着いた。タックルにつなげてごまかしたジェンキンス。カマカ切って離れた。右を上げるカマカ。ジェンキンス効いた。カマカ飛び膝。しかしキャッチして組み付いたジェンキンス。カマカ右を差して防ぐとアッパーを入れて離れた。ジェンキンスふらつき気味だがパンチで出る。タックルに入るが切られた。消耗しているジェンキンス。カマカのパンチがヒット。ジェンキンスも打ち合うがちょっと力がない。ジェンキンスタックル。シングルレッグ。足首にしがみついてテイクダウンを狙う。そのままバックに回る。レッグマウントでホールドするが、しがみついているだけ。カマカ殴っていく。時間がない。残りわずかでコツコツパウンドを入れるジェンキンス。タイムアップ。

AIスコアは1Rジェンキンス、2R・3Rカマカ。

判定29-28×3でカマカ勝利!3点獲得。

フェザー級は3戦連続の3ポイント。

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【PFL2024#03】カルバーリョと対戦、ブレンダン・ラウネーン「エルボーの有無でゲームは別モノになる」

【写真】エルボーのない試合の経験差が、ラウネーンの言う通りに出るのか(C)MMAPLANET

19日(金・現地時間)、イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナでPFL2024#03が開催される。フェザー級2024年シーズンの開幕戦でBellatorから転身のペドロ・カルバーリョと対戦するブレンダン・ラフネーン。
Text by Manabu Takashima

2022年シーズン・ウィナーは、PFLの日程とルールセットに対面するBellator勢の苦戦を断言。彼自身にはマッシブ・アドバンテージがあると話した。


──PFL2024シーズがスタートし、ペドロ・カルバーリョと対戦します。今の気持ちを教えてください。

「アメージングだ。また戦いの時が来た。やってやるよ」

──ところでPFLがBellatorを買収した時、ブレンダンはどのような想いでしたか。

「最高じゃないか。新しいコンペティターが参入してくることは、皆にとって素晴らしいことだからね」

──日本でもUFCに次ぐ世界第2位のプロモーション=Bellatorと第3のプロモーション=PFLが一つになることは大きな話題になりました。

「ノー、ノーノーノ―。PFLがナンバースリーなんて、勘弁してくれ(笑)。そして、いつの日かPFLがナンバーワンになることを願って僕らは戦っているんだ。Bellatorも素晴らしいプロモーションだったし、そこのファイターがPFLに合流することで目新しいマッチメイクが増える。

バッバ、ブレットと共にフェザー級のロースターとして今シーズンをPFL出身として戦えることが凄くハッピーだ。何しろ僕とバッバ以外は皆が新顔で、本当にどんな試合が実現していくのか。心の底から楽しみでならない」

──知名度のBellator、実力のPFLというイメージも実は持たれていたのですが、リヤドの大会ではPFLは大敗を喫してしまいました。

「PFLからはチャンピンが出場できない試合がいくつかあった。だからPFLが負けたという言われ方は心外だ。ピネドもマゴメドケリモフもあのショーでは戦っていないからね。ベストメンバーが揃えば、PFLが勝っていたはずだよ。

Bellator勢がシーズンに参戦してくるけど、僕らが如何にハードな戦いをやってきたのか身をもって知ることになるだろう。7カ月で4試合、この大変さは経験しないと理解できない。試合のたびに、色々と別の個所をケガする。その状態で試合は続く。目が腫れていようが、すぐに練習に戻らないといけない。これから実力がハッキリすることになる。そして、次のチャンプ・チャンプ決戦ではPFLが勝ち続けるよ」

──ではカルバーリョ戦に向けて、どのような試合になるとイメージしていますか。

「ペドロは凄く堅実なファイターだ。ただしレスリングでも、柔術でも僕の方が優れている。もちろん、打撃に関してはことさら強調する必要もない。僕の方がオールラウンダーだと証明するよ」

──ところでPFLで戦うようになったBellatorファイターは、エルボーが使えないことを危惧している選手が多かったです。ブレンダンは既にエルボーなしを4シーズンで11試合戦ってきました。エルボー無しで、勝ちパターンを構築したかと思います。

「エルボーの有無でゲームは別モノになる。寝技のポジション、スタンドでのクリンチは全く違う。それに何か無いところから増えるのはアジャストしやすいんだ。でも、有ったモノが無くなるのは調整が凄く難しい。つまりBellator勢は、この事実にすぐに直面することになる。

特にグラウンド&パウンドでエルボーがないことで、PFLではレスラーが上手く相手をコントロールして、殴ることができている。ぴったりと頭をつけていると、パンチのスペースがなくなるからね。さっきもいたけど、ずっとやってきた武器がなくなる。新顔にはタフな状況だよ」

──ではカルバーリョ戦でも、その点は有利になると?

「エルボーが使えないことだけでなく、僕にはアドバンテージだらけだよ。とにかくPFLで4年間戦ってきた僕にはマッシブ・アドバンテージがある」

──ところでBellatorはRIZINとクロスプロモーションというMMA界で稀なショーを開いてきました。11月にファイナルが終わった後、ニューイヤーイブ・ショーに出場する機会があれば実現させたいですか。

「とにかくファイトスケジュールによるよ。ただし、引退前に必ず日本で戦いたいと思っている。日本か中国、僕の知らない世界を目にしたいんだ」

■視聴方法(予定)
4月20日(土・日本時間)
午前7時45分~U-NEXT

■ PFL2024#03対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
アンドレイ・コレシュコフ(ロシア)
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
シャミル・ムサエフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)
ジャスティン・ゲイジー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)
ネイマン・グレイシー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
カイ・カマカ2世(米国)

<フェザー級/5分3R>
アダム・ボリッチ(ハンガリー)
エンリケ・バルボーザ(ペルー)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ(ロシア)
ブレット・ジョンズ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ラウレアノ・エスタロポリ(アルゼンチン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ドン・マッジ(南アフリカ)
ブレナン・ワード(米国)

<フェザー級/5分3R>
タイラー・ダイヤモンド(米国)
オットー・ホドリゲス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ホマン・ドゥビエンヌ(フランス)
サッド・ジーン(米国)

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