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【PFL】2025年のPFLは8階級の8人制トーナメント実施。賞金総額20億ドル以上、事実上の規模縮小??

【写真】いったい、どうなる2025年のPFL (C)PFL

15日(水・現地時間)、PFLが今年は8階級で8人トーナメント=2025 World Tournamentを開催することを発表している。2018年の活動開始以来、6階級でレギュラーシーズン+プレーオフ&ファイナルというフォーマットを敷いてきたが、2020年のコロナパンデミックを除いた6年でMMA界のシーズン制は幕を閉じることになる。
Text Manabu Takashima

2018年と2019年はレギュラーシーズン3戦のポイント制を勝ち抜いた8選手が準々決勝と準決勝のワンデートーナメントを勝ち上がり、100万ドルを賭けた決勝が実施されたもの2021年からはレギュラーシーズン2戦とセミファイナル、そしてファイナルと規模は縮小されてきた。


PFLが再びMMA界を変える──という仰々しいフレーズが、今回の船出を宣言した動画でみられたものの、8階級(女子フライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級、ウェルター級、ミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級)の8人制トーナメントはさらなる規模縮小と捉えられて致し方ない。

1回戦は4月に4イベント、準決勝は6月に3イベント、決勝は8月に3イベントという年間スケジュールが明らかとなっているが一方で、5カ月で3試合を勝ち上がって得られる優勝賞金は50万ドルと半額に制定された。

6階級で10人の選手がレギュラーシーズンに参戦していた2024年と比較しても、8階級の8人トーナメント制の出場枠は64で、実質は4人の増加にとどまっている。そのうえトーナメント出場選手も半分は初戦で姿を消す。2試合の保障があった昨年までとは、ここも違う。

Bellator廃止を発表しているPFLは、2025年の初イベントとなるPFL Road to Dubai Champions Seriesを25日(土・同)にドバイのコカ・コーラ・アリーナで行うが、PFL MENAやPFL Europeのスケジュール等はまだ明らかとなっていない。5カ月のトーナメント期間と年間開催数も未発表のPFL Champion Seriesとの連携はどうなるのか。

実際、Bellator Champion Seriesは秋口から予定通りのイベントを開かれず、パトリシオ・フレイレ、パッチー・ミックスやコーリー・アンダーソンなどのチャンピオンは不満を口にしていた。Bellator世界ライト級王者ウスマン・ヌルマゴメドフは25日に防衛戦を控えている一方で、フレイレのPFL離脱は決まっており、渡辺華奈や菊入正行、ISAOというPFL配下の日本人選手やBellatorファイターの今後も気になるところだ。

2月に出場選手とトーナメント枠が明らかとなるとされているPFLの2025年だが、現段階では不透明といわざるを得ない。

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ACA BELLATOR o PFL RIZIN キック コーリー・アンダーソン ジョシュ・シルヴェイラ ジョニー・エブレン

PFL2024#10:メインカード第4試合・インパ・カサンガネイ vs. ドヴェルジャン・ヤグシムラドフ

ライトヘビー級決勝戦

カサンガネイは昨年のPFLウィナー。2月のBellatorとの対抗戦では、階級をミドルに落として無敗の王者ジョニー・エブレン相手に健闘し、ダウンも奪ってスプリット判定まで持ち込んでいる。今年は予選でBellator6位ポリッツィらに2戦ともフィニッシュ勝利し、準決勝は昨年決勝で対戦したジョシュ・シルヴェイラに判定勝ち。本来はPFLに存在しないミドル級がベストウェイトだが、ここまでPFLライトヘビー級では無敗。30歳。

トルクメニスタンのヤグシムラドフは元ACA王者で、2021年のライトヘビー級GPからBellatorに参戦。GPでは一回戦で現Bellator王者コーリー・アンダーソンにKO負け。さらに元RIZINカール・アルブレックソンにも判定負けしたが、そこから3連勝して最終ランキングでは5位に。PFLでも予選で2連勝。準決勝は2022年のウィナー・ロブ・ウィルキンソンと対戦し、PFLで無敗だったウィルキンソンに判定勝ちして決勝まで上がってきた。35歳。

オッズでは連覇を狙うカサンガネイがフェイバリット。

左右のパンチで出たカサンガネイ。左がヒット。ヤグシムラドフも右を合わせる。カーフキック。飛び込んでワンツー。しかしヤグシムラドフの右をもらい効いた!ヤグシムラドフが右を打ち込み効いている!アッパーの連打がヒットしカサンガネイダウン!KO!

カサンガネイ、PFL4連勝で100万ドル獲得。

アグレッシブに攻めたカサンガネイだったが裏目に。

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ACA BELLATOR o PFL UFC コーリー・アンダーソン ジョシュ・シルヴェイラ トム・ブリーズ 修斗

PFL2024#8:セミファイナル・ロブ・ウィルキンソン vs. ドヴェルジャン・ヤクシムラドフ

ライトヘビー級トーナメント準決勝。

オーストラリアのウィルキンソンは2022年のPFLウィナー。連覇を狙って出場した昨年は、初戦で元UFCタイトルチャレンジャーのチアゴ・サントスに完勝したものの、試合後に禁止薬物が検出されノーコンテストでリーグ戦失格処分。今年は初戦で緊急代役のトム・ブリーズ、2戦目で昨年ファイナリストのジョシュ・シルヴェイラに勝利している。ここまでキャリア19勝2敗。2敗はUFCとの契約時に喫したもので、相手は元修斗王者バハドゥルザダと、明日ミドル級王座返り咲きを狙うイスラエル・アデサニヤ。32歳。

ロシアのヤクシムラドフはライトヘビー級唯一のBellatorファイターの勝ち残り。ロシアのACAライトヘビー級王者からBellatorにライトヘビー級GPで初参戦したが、一回戦でコーリー・アンダーソンに3RKO負け。続くアルブレックソン戦でも判定負けして連敗となったが、そこからBellatorで3連勝、PFLでも予選リーグで2連勝していて5連勝中。35歳。

右を打ち込むウィルキンソン。打撃でプレッシャーを掛けていく。左がヒット。ヤクシムラドフも打ち返す。カーフの蹴り合い。ヤクシムラドフ飛び込んで左フックをヒット。プレスするウィルキンソン。ケージ際まで下がったヤクシムラドフだが、ウィルキンソンそれ以上出られない。距離を取りながらジャブ。右で飛び込もうとしたウィルキンソンだがヤクシムラドフが左を返す。ウィルキンソンカーフからジャブ。ヤクシムラドフのワンツーがヒット。ヤクシムラドフシングルレッグ。首を抱えて凌いだウィルキンソン。離れる。残り10秒でまたシングルレッグ。ボディロックからリフトしてテイクダウンを狙ったがホーン。

1Rヤクシムラドフ。

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45 AB ACA BELLATOR o PFL UFC インパ・カサンガネイ キック コーリー・アンダーソン シモン・ビヨン ジョシュ・シルヴェイラ トム・ブリーズ ボクシング

PFL2024#5:第8試合・ドヴェルジャン・ヤクシムラドフ vs. シモン・ビヨン

ライトヘビー級。ヤクシムラドフ6点・3位、ビヨン0点・6位。

元Bellator5位ヤクシムラドフ。BellatorにはACA王者として、2021年のライトヘビー級GPで初参戦したが、初戦でコーリー・アンダーソンに3RKO負け。さらにプレリムに出場したカール・アルブレックソンにも判定負けしているが、その後3連勝したことでヤクシムラドフはランキングに残った。旧ソ連トルクメニスタン出身。ローカル時代にUFC暫定王座決定戦に出場したマゴメド・アンカラエフとも対戦している(判定負け)。リーグ初戦はPFLヨーロッパで優勝し本戦初出場となるヤコブ・ネドーに1RKO勝ち。35歳。

カメルーンのビヨンも元Bellatorで、ランク外で4戦して2勝2敗と、Bellator勢の中では実績で劣る。ライトヘビー級最長身の198cm。バックボーンはキックボクシング。初戦は2021年のPFLウィナー・カルロスJr.にテイクダウンからバックを取られてのチョークで1R一本負け。33歳。

両者オーソドックス。カーフを蹴るヤクシムラドフ。ビヨン右ハイ。ブロックしたヤクシムラドフ。逆にバックスピンキックを放った。パンチで飛び込みを見せるヤクシムラドフ。またカーフ。飛び込んでジャブ。フィニッシュが必要なビヨンだが、遠い間合いから打撃を入れていく。ヤクシムラドフバックブロー。またバックスピンキック。残り1分。ワンツーを出したビヨン。両者手数が少ない。ヤクシムラドフはそれでもいいが、1Rフィニッシュが必要なビヨンが攻めない。パンチから組んだヤクシムラドフ。離れ際に右をだしたビヨン。ゴング。

1Rヤクシムラドフ。

2Rも両者手数が少ない。ヤクシムラドフはまたカーフを蹴る。右で飛び込んだヤクシムラドフがそのまま組んでクラッチ。ケージに押し込む。クラッチを切ったビヨンが押し込まれながら膝を返す。ヤクシムラドフも膝を蹴ったがローブローに。再開。ビヨンが手を出していくがヤクシムラドフ距離を取る。残り15秒でヤクシムラドフテイクダウン。パウンドを入れる。ゴング。

2Rヤクシムラドフ。

3R。ビヨンがパンチを振って出たが、ヤクシムラドフシングルレッグでテイクダウン。ビヨンのガード。頭を起こさず上をキープ。ケージを使って立とうとするビヨンだが、ヤクシムラドフバックに回る。立って正対したビヨン。残り1分。レフェリーブレイク。ヤクシムラドフすぐにシングルレッグ。テイクダウン。サイドに着いている。もはや流すだけのヤクシムラドフ。ビヨン下で何もできず。タイムアップ。

三者フルマークでヤクシムラドフ勝利。

  1. (B)ドヴェルジャン・ヤクシムラドフ・9点👑
  2. *(P)ロバート・ウィルキンソン・6点
  3. *(P)ジョシュ・シルヴェイラ・6点
  4. *(P)インパ・カサンガネイ・6点
  5. (P)アントニオ・カルロスJr.・6点 E
  6. (B)アレックス・ポリッツィ・3点 E
  7. (B)シモン・ビヨン・0点 E
  8. (P)サディブー・シー・4点 E
  9. *(P)ヤコブ・ネドー・0点
  10. (P)トム・ブリーズ・0点 E
  11. (P)アンドリュー・サンチェス・0点 E

ヤクシムラドフの決勝トーナメント進出が確定。

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45 BELLATOR Bellator CS2024#01 MMA MMAPLANET o カール・ムーア コーリー・アンダーソン

【Bellator CS2024#01】ブレイクされながらも組み続けたアンダーソンがムーアを下して空位の王座獲得

<Bellatorライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
コーリー・アンダーソン(米国)
Def.3-0:50-45.49-46.49-46
カール・ムーア(アイルランド)

サウスポーのムーアに対し、アンダーソンがガードを固めて左ジャブを繰り出す。ワンツーでムーアを下がらせたアンダーソンが、右を軸にしてケージを背負わせた。ムーアも左ストレート、右フックを振るうがアンダーソンの右が当たる。観衆の声援を受けるムーアがボディロックで組みつくも、アンダーソンが突き放した。細かいパンチから組みつくアンダーソン。ムーアは離れたがケージを背負ってしまう。しかしケージ中央に戻ると、ムーアの左が突き刺さりアンダーソンがグラついた。

左ハイからムーアが攻め込むと、アンダーソンが組みつく。ここはムーアが離れるも、再度ケージを背負わせたアンダーソンがダブルレッグで背中を着かせた。ムーアはハーフガードから左腕を差し上げて守る。アンダーソンはパウンドを浴びせながらパスを狙う。ムーアがケージに背中を着けて上半身を起こしたものの、すぐにアンダーソンが背中を着けさせる。残り10秒でムーアが体を起こしたところで、アンダーソンがボディへパンチを連打していった。

2R、プレスをかけるアンダーソンにムーアが左ハイを見せる。ケージを背負ったムーアにダブルレッグで組みついたアンダーソンはシングルレッグに切り替え、ハイクロッチからテイクダウンした。しかしムーアがスクランブルから立ち上がるも、アンダーソンがシングルレッグ、ダブルレッグを攻め立て、左腕を差し上げてケージに押し込んだ。肩パンチを打ち込むアンダーソンに対し、ムーアは右手首を抑える。するとアンダーソンもシングルレッグに切り替えるも、ムーアもウィザーで倒れない。ここでレフェリーがブレイクをかけた。再開後、ムーアの左が伸びる。アンダーソンも右を返す。アンダーソンはプレスをかけてからシングルレッグで組むも、テイクダウンはできず。そのままムーアをケージに押し込み続けた。

3R、ムーアが右ジャブをボディに突いた。続けて左ハイを繰り出したが、それをキャッチしたアンダーソンがグラウンドに持ち込む。ムーアは下からアンダーソンの右腕に十字を狙うも、これはアンダーソンが防いだ。ケージ際で右腕を差し上げたムーアは、下から十字へ。アンダーソンの右腕が伸びたかに思われたが、ここは回転してアンダーソンがトップに戻る。アンダーソンがトップをキープしていると、レフェリーから注意が入る。「アグレッシブに戦え」ということだが、これが消極的と捉えられるのは、ファイターにとってはどうなのか……。

ともあれ、ムーアが潜りから立ち上がる。アンダーソンが左腕を差し上げてムーアをケージに押し込むと、レフェリーがアクションを促す。残り25秒でレフェリーがブレイクをかけた。再開後、ムーアが左ストレートで攻め立て、右フックを当ててからシングルレッグで組んだが、アンダーソンがスプロールして逆にダブルレッグでケージに押し込んだ。

4R、このラウンドはムーアがプレスをかける。左ストレートを当てたがアンダーソンが押し返す。ケージ中央からアンダーソンがシングルレッグで押し込み、そのままケージ際で背中を着かせた。前腕を押し当て、パンチを落とすアンダーソン。ムーアがケージに背中を着け、さらに左足でスイープして立ち上がり離れた。ここでムーアが左ストレートを軸に攻め込むも、すぐにアンダーソンが組みで凌ぐ。ワンツーからダブルレッグですくい上げたアンダーソンがテイクダウンを奪い、さらにパスしてサイドへ。ムーアはスクランブルに持ち込むも、がぶりからダブルレッグに切り替えたアンダーソンがケージに押し込んでいく。ここで一瞬レフェリーがブレイクをかけるかに見えたが、試合を続行しラウンド終了のゴングが鳴った。

最終回、ムーアが左ストレートから右フックを返す。しかしアンダーソンが右ストレートを突きながらムーアにケージを背負わせ、ダブルレッグでグラウンドに持ち込んだ。ムーアは右目じりから出血している。下から十字を狙われたアンダーソンだが、ここはすぐに上半身を起こした。ムーアは立ち上がる。右腕を差し入れたアンダーソンから離れるムーア。左ストレートを当てるも、アンダーソンの右もムーアの顔面を捉えている。

ムーアの左ハイをブロックしたアンダーソンは、やはりダブルレッグでテイクダウンを奪う。ここでムーアがレフェリーにアピールし、両者が分けられた。どうやらアンダーソンにバッティングがあったようだ。スタンドで再開後、ムーアが左ストレート、右フックを振るう。アンダーソンはパンチをもらいながらも前進し、ムーアをケージに押し込んでいく。残り30秒でムーアが離れたが、跳びヒザをキャッチされてグラウンドへ。背中を見せつつ立ち上がったムーアが正対したところで試合が終了した。

裁定は1人がフルマークを付ける判定でアンダーソンが王座決定戦を制し、ベルトを巻いた。


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【Bellator CS2024#01】That’s MMA fighter=ジェレミー・ケネディ―02―「3つの要素のうち、2つは」

【写真】大会自体は90分後にスタート (C)PFL

1時間20分後に開始するBellator Champions Series2024#01「Belfast」でBellator世界フェザー級王者パトリシオ・フレイレに挑戦するジェレミー・ケネディ・インタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

ミックスというよりも、メルト。全てが融合したスタイルの持ち主は、打・倒・極の回転でストロング・ベースを持つファイターに勝つには、打撃、レスリング、柔術の3つの局面のうち2つで相手を上回る必要があると言い切った。

<ジェレミー・ケネディ・インタビューPart.01はコチラから>


――練習をしてきた中で、このスタイルを構築するうえで影響を受けた選手はいますか。

「そうだね……。誰か一人、練習仲間で影響を受けたファイターがいるとすれば、それはビビアーノ・フェルナンデスだよ。僕とビビアーノと同じジム、彼の近くで練習をすることで成長できた。試合数はそれほど多くないかもしれないけど、トーナメントで勝ち、本当に長い間ONEの世界チャンピオンに君臨し続けていた。そんなビビアーノの背中をずっと見ていたんだ。

ビビアーノって、本当に大変な幼少期を送っていて。ファイトのことだけでなく、そこで学んだ人生哲学を色々と教えてくれた。人生の先生的な存在でもあったんだ」

――なるほど。技術的にはジェレミーのMMAは、打撃・テイクダウン・寝技に切れ目がないです。

「僕が心がけているのは、全てを使うのではなくてミックスすること。打撃とレスリング、グラップリングがつながっている。一度としてベスト・ストライカーになったことはないし、ベスト・レスラーにもベスト・グラップラーにもなったことはない。でも、この3つを融合させることなら、僕の右に出る者はいないと思っている」

――その3つを回転させ、打撃が使えるレスラーに勝てると踏んで、跳ね返されることが日本の選手には多いです。

「それは組み合わせ……チョイスの問題だと思う。対戦相手の仕掛けに、自分が何を使って対抗するのか。強いストロングベースを持つ相手に対し、上回ることをどうぶつけるのか。強豪レスラーに対し、僕は打撃と柔術で上回ることができる。柔術ファイターには打撃とレスリングで上回っている。ストライカーにはレスリングと柔術だ。3つの要素のうち、2つは相手を上回るだけの技量が必要で。3つの要素をミックスできても、劣る部分を1つというレベルにしないといけない」

――う~ん、言うは易く行うは難し――を地で行っているのがジェレミーなんですよね。

「それは僕が凄く若い頃から、マーシャルアーツの練習をしてきたからだと思う。積み上げてきたモノが違う。13歳の時に柔術を始め、カナダ、米国、タイとたくさんのジムを巡り、小さなピースを一つずつ組み合わせてきた。得意なモノだけでなく、苦手なモノもね。好き嫌いに関わらず、必要なモノを集めてきたんだ」

――なるほど。大局的なMMAではなく、ディティールにこだわって積み上げたきというわけですね。では、そんなジェレミーにとってパトリシオとはどのようなファイターでしょうか。

「この階級では少し小さいけど、凄く優秀なファイターだよ。距離の取り方が上手い、カウンターパンチャーで一発一発に力がある。なにより、これだけトップにいるから5Rの戦い方を知り抜いている。その経験が最大の強みだろう。

でもね、僕の方が全てにおいて上だ。打撃でも、レスリングでも。背中をつけさせると、戻させない。もう、僕の時代がやってきたと思っている」

――今のパトリシオはディフェンシブ・アタッカーと呼ぶべき、慎重な試合運びをすることが多いです。

「それこそRIZINでのクレベル・コイケとの試合が、最適な例だよね。今は少し安全に戦うようになった。と同時に、効果的な攻めができる。ただし僕を相手にした場合、爆発力のある試合はできないと思う。間合いを重視して、カウンター狙いという試合をしてくるだろう。テイクダウンされることを嫌がるだろうから。そこを考えて、しっかりと準備してきたよ」

――ではどのような試合を世界に発信したいと思っていますか。

「立ち技から寝技まで、フルスペックの試合を見せたい。パトリシオの打撃に応じるし、レスリングに応じて、グラップリングにも応じる。試合が5Rになるなら、それだけのガソリンが入っていることを証明する。僕の全てを見せたい」

――日本のコアファンにとって、ジェレミーのスタイルは大好物です。そんな日本のファンにメッセージをお願いします。

「Xで日本のファンとも、意見の交換をたくさんさせてもらっているんだ。僕のキャリアのゴールは日本で戦うこと。PFL傘下になってもBellatorとRIZINの関係が続いてほしい。そして、日本で戦いたい」

■視聴方法(予定)
11月23日(土)
午前1時30分~ U-NEXT

■ Bellator CS2024#01対戦カード

<Bellator世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
コーリー・アンダーソン(米国)
カール・ムーア(アイルランド)

<Bellator世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] パトリシオ・フレイレ(米国)
[挑戦者]ジェレミー・ケネディ(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ファビアン・エドワーズ(英国)
アーロン・ジェフリー(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ティム・ワイルド(英国)
マノエル・ソウザ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
キアラン・クラーク(アイルランド)
ダリウス・マフィ(英国)

<フェザー級/5分3R>
ネイサン・ケリー(オランダ)
ヴィカス・シン・ルフル(インド)

<ヘビー級/5分3R>
アブラハム・バッドリー(英国)
アイザイア・ピンソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ルーク・トレイナー(英国)
グラント・ニール(米国)

<ライト級/5分3R>
アルフィー・デイヴィス(英国)
オスカー・オウンズワース(英国)

<130ポンド契約/5分3R>
ネイト・ケリー(アイルランド)
ジョーダン・エリオット(英国)

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45 AB ACA BELLATOR JAM LFA MMA o ONE YouTube   カール・ムーア コーリー・アンダーソン ジェレミー・ケネディ ティム・ワイルド ファビアン・エドワーズ ブラック レアンドロ・イーゴ 体組成

『Bellator 302: Anderson vs. Moore』前日計量動画

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MAIN CARD (Max 3 p.m. ET)

・Corey Anderson (204.6) vs. Karl Moore (204.6) – for vacant light heavyweight title
・Champ Patricio Freire (145) vs. Jeremy Kennedy (145) – for featherweight title
・Fabian Edwards (185.6) vs. Aaron Jeffery (185.2)
・James Gallagher (145.4) vs. Leandro Higo (145.1)
・Manoel Sousa (155.6) vs. Tim Wilde (155)

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 12 p.m. ET)

・Ciaran Clarke (135.5) vs. Darius Mafi (135.3)
・Nathan Kelly (146) vs. Vikas Singh Ruhil (147)*
・Abraham Bably (257.4) vs. Isaiah Pinson (242)
・Grant Neal (205.4) vs. Luke Trainer (203.8)
・Alfie Davis (155.6) vs. Oscar Ownsworth (155)
・Jordan Elliott (129.5) vs. Nate Kelly (129.1) – 130-pound contract weight

 『Bellator 302: Anderson vs. Moore』前日計量結果。メインカードは全員パス。プレリミナリーカードでヴィカス・シン・ルヒルが147ポンドと1ポンドオーバー。出場給の一部を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・コーリー・アンダーソン vs. カール・ムーアはアンダーソン支持10人、ムーア支持1人。

・パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ vs. ジェレミー・ケネディはピットブル支持8人、ケネディ支持3人。

・ファビアン・エドワーズ vs. アーロン・ジェフェリーは11人全員エドワーズ支持。

・ジェームズ・ギャラガー vs. レアンドロ・イーゴはギャラガー支持3人、イーゴ支持8人。

・ティム・ワイルド vs. マノウエル・ソウザは11人全員ソウザ支持。続きを読む・・・
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o カール・ムーア グラント・ニール コーリー・アンダーソン ティム・ワイルド トフィック・ムサエフ

Bellator302:オッズ/トフィック・ムサエフ欠場

コーリー・アンダーソン 1.22
カール・ムーア 4.20
パトリシオ・ピットブル・フレイレ 2.05
ジェレミーケネディ1.80
ファビアン・エドワーズ 1.68
アーロン・ジェフリー 2.24
ジェームズ・ギャラガ2.05
レアンドロ・イーゴ 1.77
ティム・ワイルド 1.83
マノエル・ソウザ 2.00
キアラン・クラーク 1.08
ダリウス・マフィ 8.50
オスカー・オウンズワース -
アルフィー・デイヴィス -
ルーク・トレイナー 2.40
グラント・ニール 1.61
ネイサン・ケリー 1.10
ヴィカス・シン・ルフィル 7.75
エイブラハム・バッドリー 1.52
アイザイア・ピンソン 2.60
ネイト・ケリー 1.18
ジョーダン・エリオット 4.50

プレリムでアルフィー・デイヴィスと対戦予定だったトフィック・ムサエフだが欠場(理由は非公開)。デイヴィスは代役のオスカー・オウンズワースと対戦する。

セミフェザー級タイトルマッチでは、最終P4Pランキングで4位だったパトリシオ・ピットブルがアンダードッグになっている。

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45 AB BELLATOR Bellator CS2024#01 LFA MMA MMAPLANET o PFL YouTube カヴァナウ カール・ムーア ガブリエル・ブラガ キック コーリー・アンダーソン ジェイムス・ギャラガー ジェレミー・ケネディ トフィック・ムサエフ パトリシオ・フレイレ ヘスス・ピネド リア・マコート レアンドロ・イーゴ

【Bellator CS2024#01】パトリシオ・フレイレがジェレミー・ケネディ相手にBellatorフェザー級王者防衛戦

【写真】これは楽しみ、そして超タフな防衛戦だ(C)BELLATOR

2月29日(木・現地時間)、PFLが3月22日(金・同)に英国は北アイルランドのベルファーストにあるSSEアリーナで開催されるBellator Champion Series2024#01「Belfast」でBellator世界フェザー級選手権試合=王者パトリシオ・フレイレ×挑戦者ジェレミー・ケネディーが組まれることを発表した。
Text by Manabu Takashima

2月24日(土・同)にサウジアラビアはリヤドで行われたPFL Champ vs Bellator Champで、パトリシオはPFL世界フェザー級王者ヘスス・ピネドと王者対決が実現する予定だったが、ピネドの負傷欠場によりファイトウィークになったガブリエル・ブラガとの対戦が発表されていた。

しかし計量の日になってブラガは父の死を引きずっているという理由で試合をキャンセル──パトリシオは戦わずして中東を去ることになった。


しかし、計両当夜には既にPFL側ではパトリシオ陣営に今回の試合をオファーし、パトリシオも納得の北アイルランドでの防衛戦に挑むことは内々で決まっていた。

同大会ではもともとケネディはジェイムス・ギャラガーと戦うはずだったが、棚ぼたでタイトル挑戦権を獲得。ケネディ戦がバラされたギャラガーは、フレイレの同門レアンドロ・イーゴとのマッチアップが五月雨式に決まっている。

パトリシオ×ケネディの世界フェザー級選手権試合は、コーリー・アンダーソン✖カール・ムーアのBellator暫定世界王座決定戦の1試合前=コメインで組まれている。なおオリジナルカードでコメインだった女子ファザー級戦=リア・マコート✖シネード・カヴァナウの一戦は前者のワキ腹の負傷でキャンセルされていた。

また同大会ではトフィック・ムサエフが、英国の進化系キックMMAファイターのアルフィー・デイビスと戦う一戦など12試合が決まっている。

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【Bellator302】PFL傘下Bellatorが北アイルランドでテイクオフ!! メインは世界LH戦=アンダーソン✖ムーア

【写真】チャンピオン対決後だけに、ちょっと地味なリスタートに(C)Bellator

5 日(月・現地時間)、PFLより3月22日(金・同)に英国は北アイルランドのベルファーストにあるSSEアリーナでBellator302「Anderson vs Moore」を開催することを発表した。
Text by Manabu Takashima

Bellator Champion Seriesの第一弾となる同大会、先月24日に行われたPFL vs Bellatorの会見でピーター・マリーCEOが明言していたように新しいBellatorはベルファーストからスタートを切ることとなった。

メインはワジム・ネムコフが返上したBellator世界ライトヘビー級王座を賭けてコーリー・アンダーソンとカール・ムーアが対戦する。またコメインでリア・マコート✖シネード・カヴァナウの女子フェザー級マッチが組まれることも合わせて明らかとされている。


Bellatorは欧州中心、アジアと米国2大会という当初のプラン通り北アイルランドから戦いが再開される。また、Bellatorを買収を発表した際に毎大会2つのチャンピオンシップを組むという話もあったが、コメインが世界戦でないことから、この辺りは軌道修正が加えられたか。

アンダーソンはBellatorライトヘビー級ワールドGPファイナルで前王者ネムコフとNC、仕切り直しの王座挑戦では有利と見られるなかで判定負けを喫した。その後、昨年6月にフィル・デイヴィスをスプリット判定で下し、今大会で3度目の正直を誓う。

対するカール・ムーアはお隣アイルランドのファイターで、Cage Warriorsライトヘビー級王者からBellatorにステップアップし、ここまで4連勝中で初めて世界のベルトに挑む。

EU離脱後、英国では欧州との貿易に関税が掛かるようになっていたが、アイルランドと地続きの北アイルランドでは従来通り物流がキープされ、逆に英国本土との間で通関検査が必要となっていた。

もととも日本でイギリスと呼ばれる国はグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国という正式名称を持ち、北アイルランド、ウェールズ、スコットランド、そしてイングランドの4つの国から成り立っている単一主権国家だ。

対してアイルランドは英国とは別の独立国家だが、同じ島であり両者の結びつきは強い。スポーツにおいてもサッカーはアイルランドと北アイルランドが別々のリーグを持つが、ラグビーは統一リーグとなっている。

加えてご存知のように宗教上もプロテスタント……なかでもイギリス国教会信者が多数を占める北アイルランドと、カトリックのアイルランドの宗教上の争いを絶えなかった。

特に北アイルランド国内ではユニオニスト、過激派のロイヤリストというプロテスタントと、ナショナリストと過激派のリパブリカンというカトリック信者の間で対立形式が存在していた時期もあり、IRA闘争など血生臭い時代も長く続いた。

EU発足後、欧州内の国境の意味合いが薄まることで両国の関係も急速に和平に向かい現在に至るが、日本からすると政治&経済と共に宗教、さらにスポーツとイメージし辛い状況にある。

ような北アイルランドのファンは、アイルランド人のムーアの世界王座奪取を後押しするのか。その空気がどうなるのかが気になるのは、コメインの女子ファザー級戦が北アイルランド✖アイルランドの対抗戦となっているからだ。

マコートはベルファーストから15キロ南下したセイントフィールド出身のご当地ファイターながら、アイルランドのチャールズタウンにあるSBGチャールズタウンで練習していた時期がある。

対してカヴァナウはアイルランド人で、SBGの本部に籍を持つファイターだ。

Bellator在籍が8年目を迎えたカヴァナウは、38歳。マコートは5年目の31歳で、前者がサークルケージで6勝6敗なのに対し、後者は7勝2敗と勢いがある。とはいえ、2年前の2月に両者は対戦しており、カヴァナウが判定勝ちを収めている。

このようにアイルランド及び北アイルランド色の強い上位カードを採用したPLF版Bellatorだが、米国在住ファイターの出場はどれだけあるのか。世界を転戦するスタイルを採用し、これまでのように米国の比重が高くないBellator Champion Seriesだけに、どのようなラインナップが揃うのか。どれだけ半年前までのBellatorを連想させるイベントになるのかは、非常に気になるところだ。

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