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【DWCS S08 Ep02】興味深い!! グレコムエタイのグスタフソン。ハッドン、ロミアス、クニエフらとUFCへ

<ウェルター級/5分3R>
アンドリアス・グスタフソン(スウェーデン)
Def.2R3分20秒by TKO
パット・ピトリック(カナダ)

開始直後にパンチを交換し、ボディロックからテイクダウンを決めたグスタフソンがスクランブルでバックに回る。腿や臀部、ワキ腹にヒザを受けたピトリックが胸を合わせる。力強いグレコローマンレスリングを見せるグスタフソンはピトリックにスペースを与えない。グスタフソンはクリンチから左エルボーを2発入れ前方にピトリックを崩す。立ち上がったピトリックだが、ケージに押し込まれた状態が続く。

ピトリックはようやく体を入れ替えて離れることに成功する。しかし、直後にパンチを振るって前に出たグスタフソンが左腕を差してケージに押し込む。スペースを作ったピトリックは首相撲からヒザをボディに突きさし、左をヒットさせた。直後に組みに出たグスタフソンだが、ラウンドを失った可能性もある。

2R、すぐに組んでヒザを繰り出すグスタフソン。それでも初回よりルーズになっており、ピトリックもヒザを返す。グスタフソンはヒジを打ち、ピトリックが首相撲からヒザ、アッパーを打ち返す。マウスピースを吐きだしたグスタフソンは、ブレイク後にアッパーを被弾する。必死でクリンチに持ち込むグスタフソンがクリンチアッパーへ。離れたピトリックはサークリングを駆使し、右ストレートをカウンターでヒットさせる。

グスタフソンは直後にクリンチに持ち込むが、相当に疲れている。それでも一瞬にして、ピトリックの姿勢を崩してヒザを顔面に突き上げる。ここから2発、3発とヒザを続け、ピトリックが腰から崩れ落ちるを見て急ぎレフェリーが試合を止めた。グレコ&ムエタイ、非常に興味深いスタイルで勝ったグスタフソンは「レスリングでテイクダウンを奪って、グラウンドでフィニッシュしようと思っていたけど思った以上にタフだった」と語った。

そして、合否の発表へ。「個人的には、望んだ夜はならなかった」とダナ・ホワイトは、まずコディ・ハッドンに合格を言い渡すが、トーレス・フィニーは「去年もここにいて、私は経験をもっと積むことを勧めた。君は才能に溢れ、9勝0敗のレコードを持つ。ただし、この1年間で1試合しかしていない。UFCの求めることを軽く見ているのだろうか。去年のほうが今夜よりも良いパフォーマンスだった。25歳で素晴らしい才能の持ち主だ。今年は3、4試合戦ってから戻ってきて欲しい。3Rにガスアウトした……経験を積むということは1試合じゃないんだ」と2年連続の勝利も、契約に至らなかった。

コーテヴィアス・ロミアスには「この機会を与えたことは、本当に正しい判断だった。打撃、テイクダウン能力、全てを見せてもらった。素晴しい才能を天から与えてもらっている。だから、ファイトIQについて問いたい。何度も試合を終えることができていた。ボディキックで試合が終わったと思った。もう1、2発ボディを殴っていれば。なのに、ラウンド中全くボディを攻撃しなかった。でも才能に満ちたファイターなんだ。何ができれるのか、見たい。だからチャンスを与える。おめでとう」と話す。ダナの言葉にローラーコースターの乗っているような心境だったに違いないロミアスは、満面の笑みを浮かべた。

リズワン・クニエフも「カビブのプロモーションのチャンピオンだ。我々はいつもヘビー級のファイターを欲している」とUFC行きが決定。最後にグスタフソンに向けて、ダナは「いつも言っているように我々は30歳以上の競技者を求めていない。パットの方に期待をしていたんだ。それに今日の君の作戦は少し奇妙だった。エキサイティングではなかった。でも、最後の攻撃で君はキラーで、サベージであることを示した。UFCでの試合を与えたい」と話し──先週に続き、今週も4人のファイターがUFC行きを決めた


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep02 MMA MMAPLANET o コーテヴィアス・ロミアス マイケル・インプラト

【DWCS S08 Ep02】左ミドルでダウンを奪ったロミアス。組んで引き込むインプラトから判定勝利

<バンタム級/5分3R>
コーテヴィアス・ロミアス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マイケル・インプラト(カナダ)

昨年はラモン・タヴァレスとの打ち合いに散ったロミアス、インプラトは34歳の最初で最後のチャンスか。サウスポーのロミアスが、右を振って左の蹴りを繰り出す。インプラトも左ローを変えすが、左ミドルは受けそうになる。シングルレッグを切ったインプラトは、もう一度組んで引き込む。スイープ狙いを防いだロミアスは、スタンドに戻ると左ミドルを決める。これで倒れたインプラトは、クローズドガードを取る。

腕十字狙いのタイミングで立ち上がったロミアスだが、インプラトが右を2度届かせる。ローからボディを入れたインプラトは、パンチの交換から組んで引き込む。ここもスイープを潰したロミアスは、自ら立ち上がった。残り1分、ロミアスは左インロー、間合いを測るもインプラトが右を当てる。左ミドルを決めたロミアスは、右で前に出て左フックをヒットさせた。

2R、インロー、左ハイのロミアス。インプラトは踏み込んでからの右を空振りする。ここでも組みから引き込んだインプラトは、スイープ狙いを一度は反応したロミアスの腰を取ってついにリバーサルを決める。インプラトはガードの中でパンチを落とすタイミングを測っていると、ロミアスが三角絞めから腕十字と積極的な攻めを見せる。立ち上がって上を抜いたインプラトは、ガードの中に留まる。スクランブルでインプラトは狙いすましたギロチンから引き込むが、頭を抜いたロミアスが左足を抜いてハーフで抑える。Zハーフのインプラトだが、上体を起こしたロミアスが勢いのあるパウンドを連打する。残り10秒でもう一度立ち上がって殴りにいったロミアスは、インプラトに足関をセットさせなかった。

最終回、左を当てたロミアスが、去年のような打ち合いに行き──間合いを取り直す。解説のポール・フェルダーは「フィニッシュは必要だけど、ワイルドな打ち合いにいく必要はない」と適格だが、容赦のないコメントをする。インプラトが右ボディストレートを決めると、ロミアスの左ローが急所に入る。再開後、インプラトが目には目を急所蹴りには急所蹴りを──とばかりに、右で急所を蹴る。ブレイクから仕切り直しで、ロミアスの蹴りも急所付近へ。

不穏な空気のなかでインプラトが右オーバーハンドをヒットさせる。スリップしたインプラトは、すぐに立ち上がってダブルレッグも、またも引き込みへ。勝負どころで下になったのだから、何かを見せる必要がる。ロミアスはすぐにハーフを取り、試合は最後の90秒を切る。オーバーハンドでまくるインプラトが、足関節を狙う。足を抜いて立ち上がったロミアスも、もう一つインパクトのある攻撃が欲しい。

インプラトは足を取りながら、下になるとロミアスは腕を果敢に狙う。トップを取ったインプラトだが、ロミアスは最後まで腕十字を仕掛けてタイムアップに──。ジャッジはフルマークで、ロミアスを支持した。


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