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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep09 GLORY MMA MMAPLANET o UFC   アルテム・ヴァキトフ アレックス・ポアタン アレックス・ポアタン・ペレイラ イスラム・マサハフ キック コディ・スティール ショーン・ガウシー ダナ・ホワイト

【DWCS S08 Ep09】元GLORY世界王者。ポアタンと1勝1敗のアルテム・ヴァキトフら4人がステップアップ

【写真】この試合を観戦していたアレックス・ポアタンが、ダナ・ホワイトに「ぜひ契約を」という言葉を掛けたという(C)Zuffa/UFC

<ヘビー級/5分3R>
アルテム・ヴァキトフ(ロシア)
Def.1R4分23秒by TKO
イスラム・マサハフ(フランス)

プロで23勝6敗の戦績を残すヴァキトフはアマでもロシア選手権、欧州選手権、世界選手権を制した強豪キックボクサーだ。Gloryで世界ライトヘビー級王座につき、アレックス・ポアタン・ペレイラと1勝1敗の互角の星を残している。そんなヴァキトフはMMA戦績は2勝1敗。対して、3勝0敗のマサハフが思い切り左右のロングフックを振るって前に出るが、クリンチでケージに押し込めれる。ボディロックのヴァキトフは、体を入れ替えられバランスを崩す。下になったヴァキトフは、マサハフのパンチねらいで立ちあがって組んでボディロックへ。マサハフはケージレスリングのなかでエルボーを放つ。押し返して離れたマサハフがシングルレッグからアンクルピック。耐えるヴァキトフは右腕を差してケージに追い込む。

両腕を差したヴァキトフは崩してテイクダウンを奪うと、背中を見せて立ち上がろうとしたマサハフを後方から殴る。さらに組まれてもヒザをボディに入れたヴァキトフは、間合いを取り直すとボディから右フックを決める。と、ガシャっという音が館内に響き、動きを止めたマサハフにパンチをまとめたヴァキトフがTKO負けを決めた。

「今日、アレックスがいたよね。こないだの試合は素晴らしかった。チームと彼にお祝いの言葉を贈りたい。戦いたい? もちろん、次の次の次、すぐだよ」とヴァキトフは話した。

毎週のようにダナ・ホワイトの口からは前口上が聞かれたが、今週はいきなり合否の発表へ。そして、ショーン・ガウシーは将来性は買われても、「今夜じゃない」と落選。イスラム・ドゥラトフ、マリオ・ピント、コディ・スティール、ヴァキトフの4人がUFCへのステップアップを決めた。


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45 Cage Warriors DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep09 MMA MMAPLANET o UFC コディ・スティール コンバット柔術 チェイスン・ブレア ブログ

【DWCS S08 Ep09】コンバット柔術王者&Polarisベテラン=スティールが、ボディでブレアからKO勝ち

【写真】9月20日に英国CAGE WARRIORSで試合をしたばかりだったブレアとの激闘を制したスティール(C)Zuffa/UFC

<ライト級/5分3R>
コディ・スティール(米国)
Def.2R4分07秒by KO
チェイスン・ブレア(米国)

左リードジャブで前に出るブレア。スティールは続く左ハイをバックステップでかわし、ワンツーで前に出る。直後のダブルレッグを切り、立ち際に右ハイを狙ったブレアが右ローを蹴る。ブレアは右前蹴り、スティールのステップインに右をヒットさせる。ブレアの左をガードしたスティールだが、右ハイに左を合わされる。スティールが右ミドルを決め、右を当てる。こうなるとしっかりと組みつけたが、シングルレッグも倒せずリリース。直後のスティールの右に、カウンターの右を入れたブレアは踏込み際のパンチはかわすが、近い距離のパンチを被弾する数が多い。

残り1分、互いに殴って殴られるという展開のなかでブレアが当ててから間合いを外す。それでも左右のフックで前に出るスティールが組んでもテイクダウンは奪えない。スイッチをし、頭を下げてパンチを見せるブレアに対し、スティールは右ハイを繰り出した。

2R、右ジャブから左ハイのブレア。距離を詰めようとするスティールを蹴りで突き放すブレアはワンツーの左をヒットさせ、前に出るシーが増える。スティールは右ボディを決める。ブレアは左ハイを繰り出すが、スティールが右ミドルを決める。ブレアはスタミナが切れてきたか、初回ほどの動きは見られず右を被弾。直後にカウンターで右を入れたブレアは右を打たれ間合いを取り直す。

カウンターで殴られても前に出たスティールが、ボディを殴る。勢いで完全に上回るようになったスティールがパンチを纏める。

ボディから顔面を決めたスティールは、右フックを打たれても前に出て左ボディショットを決める。悶絶したブレアは、ヒザから背中をつくように倒れ──スティールがパウンド連打でKO勝ちを決めた。


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45 AB DEEP DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep09 Eterna MMA MMAPLANET o UFC アンソニー・ドリリッチ コディ・スティール ショーン・ガウシー ブログ

【DWCS S08 Ep09】スティール、仕切り直しの一戦。豪州国内フライ級最強決定戦=ガウシー×ドリリッチ

【写真】ガウシー×ドリリッチの一戦はぜひとも、日本のファンに視て欲しいフライ級の一番だ (C)Zuffa/UFC

8日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWCS S08ラスト2となる第9週が実施され、いつものように5試合が組まれている。
Text Manabu Takashima

コメインではEp05で計量も済ませながら、対戦相手ケムエウ・オットーニの欠場で試合が流れたコディ・スティールが仕切り直しの一戦=チェイスン・ブレアとの対戦が組まれた。


2019年にコンバット柔術ウェルター級GPを制したチェックマット系の柔術家スティールは、トップから掌底で削りOTで勝ち切るという徹底した戦略をやり切る実行力と、何よりも防御能力の高さをコンバット柔術では見せてきた。

その一方で、バック宙パスなど派手な動きをグラップリングでは繰り出していたスティールのMMAは、当然組み技主体だ。そのうえで、組んでからのダーティボクシングや首相撲&ヒザも巧みに活用している。加えてグラップリングで鍛えられたフィジカルを武器に、決してテクニカルではないボクシングでもKO勝ちをした試合もある。

そんなスティールの打撃を見せて組みという絶対の戦いを如何にブレアが凌ぐことができるか。

と同時にUFCとの契約に向けてスティールはアグレッシブな姿勢を持ちつつ、ガスアウトを絶対に避けることが重要になってくる。

これまで米国人、ブラジル人勢の同朋対決はコンテンダーシリーズ見られてきたが、今週はついに第1試合で豪州勢、しかもライバル・フィーダーショーのチャンピオン対決が組まれた。

それが第1試合のショーン・ガウシー×アンソニー・ドリリッチの一戦だ。ガウシーはHEX FSフライ級王者で、ドリリッチはEternal MMAフライ級チャンピオンだ。つまりUFCへのステップアップを掛けてDEEP、修斗、パンクラスのチャンピオンが日本人対決を行うようなもの。

またHEXとEternalは、日本の主要プロモーションのような冷戦、あるいは停戦状態でなくチャンピオンの引き抜きが見られるなど同国フィーダーショーの覇権争いを展開中だ。本人たちはもちろんのこと、両イベント関係者にとっても結果が絶対というマッチアップとなる。

日本関連ではガウシーは中務修良を右クロスでKOし、ドリリッチは猿飛流を倒している。力強い右の持ち主のガウシーと、対戦相手をフィニッシュ・ショットとなる左の間合いに必ず誘い込むドリリッチ。後者の巧みな誘導が、半歩リードという印象もあるが、絶対に当たる位置は何も結界のお札がぶら下がっているわけでもない。誘われた以上に動けば、ガウシーの間合いにもなるだろう。

オーソ✖サウスポー、一般的には外をどう取るのか。つまりは相手の中心を、両者の左右どちらのパンチが軌道を確保するのか。前足のつま先の位置関係から注目したい──そんな豪州最強決定戦 in コンテンダーシリーズだ。

■視聴方法(予定)
10月9日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■ DWCS S08 Ep09対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
アルテム・ヴァキトフ(ロシア)
イスラム・マサハフ(フランス)

<ライト級/5分3R>
コディ・スティール(米国)
チェイスン・ブレア(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マリオ・ピント(ポルトガル)
ルカス・カマショ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
イスラム・ドゥラトフ(ドイツ)
ヴァニウト・アントニス(米国)

<フライ級/5分3R>
ショーン・ガウシー(豪州)
アンソニー・ドリリッチ(豪州)

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45 AB DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep05 MMA MMAPLANET o UFC オタール・タンジロフ ケムエウ・オットーニ コディ・スティール ジョジアス・ムサザ ブログ ユースリ・ベルガウイ 岩﨑大河

【DWCS S08 Ep05】岩﨑大河以外にもCJJ世界王者スティール & born and raisedアフリカ=ムサザに注目

【写真】結果としてヒザ十字に取られた──ムーンサルトパスは健在か?! (C)Zuffa/UFC

10日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるDWCS S08 Ep05は、日本から岩﨑大河が出場しユースリ・ベルガウイと対戦することで国内でも一際注目度の高いコンテンダーシリーズとなっている。
Text by Manabu Takashima

待望の日本人ファイターが出場する同大会だが、この他のメンバーも当然のように注目すべきファイターが見られる。その筆頭格がケムエウ・オットーニと対戦するコディ・スティールだ。


チェックマット系ブラジリアン・ファイトファクトリーでホドリゴ・カプラルに師事したスティールは、色帯時代から地域オープントーナメントで結果を残し脚光を浴びる柔術家だった。

ノーギワールズでは紫帯と茶帯時代に準優勝を果たしており、2019年にはコンバット柔術ウェルター級GPを制している。極めよりもオーバータイムでの強さが印象深いスティールだが、バック宙をしてパスを狙うムーンサルト・パスガードを仕掛けるなど、爆発力のあるグラップラーだ。

エドウィン・ナジミに勝利するなどグラップリングシーンで実力を見せてきたスティールは、2022年2月にMMAデビューを飾ると2年半の間に6試合、全てFury FCで戦い3つのTKO勝ちと一つの一本勝ちをしている。

打撃は粗いが力強く、何より積極的だ。至近距離でもすぐに組みつかずフックやアッパーとパンチを多用している。テイクダウンもボディロックから後方へのスープレックスなど、豪快な技を使う傾向も強い。それ故にスタミナ面で不安な部分も残るが──スタミナ温存をしていては契約が見えてこないコンテンダーシリーズという舞台は、スティールに合っている。

対するケムエウ・オットーニはJungle Fightのウェルター級王者で、攻めへの意識が防御よりも完全に高い。

ガードの意識は少ないが、真っ向勝負で打撃戦を繰り広げる。肩が柔らかくリーチ以上に伸びるパンチの持ち主オットーニに、スティールが強気の打撃戦からテイクダウンを仕掛けることができるのか。その辺りが見所となろう。

もう1人、興味深いのがコンゴ民主共和国から参戦のジョジアス・ムサザだ。ジョージアのオタール・タンジロフと対戦するムサザはキャリア7勝0敗、その全てがKO勝ちで1Rでの勝利は6試合に及ぶ。

まさにコンテンダーシリーズに出場するためといえる戦績の持ち主は、いくつか確認できる試合映像では当然のようにとにかくパワフルで左右のパンチでKOを奪うことができるファイターだ。

とはいえ、対戦相手が未知数というのも事実。それでもムサザが注目に値するのが、彼はここまでの7試合をコンゴ民主共和国、ナイジェリア、そしてエジプトとアラビック世界にこそ足を踏み入れてはいるが、全ての試合をアフリカ大陸だけで戦ってきたことだ。

しかも、アフリカのMMAをリードする南アフリカで戦ったこともない。粗削りの原石がダイヤモンドなのか、石ころなのかは分からない。

それだけに上段への蹴り、ヒザ、レスリング、そして倒せるボディショットを持つタンジロフという研磨機が、その真実を白日のもとにさらすことになる。

■視聴方法(予定)
9月11日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS


■DWCS S08 Ep05対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
ナバホ・ステーリング(ニュージーランド)
フィリップ・ラトゥ(米国)

<ライト級/5分3R>
コディ・スティール(米国)
ケムエウ・オットーニ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
ユースリ・ベルガウイ(オランダ)

<バンタム級/5分3R>
オタール・タンジロフ(ジョージア)
ジョジアス・ムサザ(コンゴ民主共和国)

<女子級/5分3R>
コリンヌ・ラフランボワーズ(豪州)
ニコーリ・カリアーリ(ブラジル)

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45 AB BELLATOR LFA MMA MMAPLANET o ONE UFC UFC FPI06 YouTube クレイグ・ジョーンズ コディ・スティール ジェイ・ロドリゲス ジジ・カヌート ニコラス・メレガリ ニッキー・ロドリゲス ベン・エディ ペドロ・マリーニョ ホナウド・ジュニオール マテウス・ジニス メイソン・ファウラー ラケル・カヌート ラファエル・ロバトJr ロベルト・ヒメネス

【UFC FPI06】まもなくクレイグ×ロバトJr、ニッキー・ロッド✖ヒメネス。ジジにベン・エディらが競演

【写真】UFC昇格とはならず、FIGHT PASS Invitationalで実力発揮といきたいジジ・カヌート(C)LFA

3日(日・現地時間)、これから1時間半後にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC Fight Pass Invitational06が開催される。いわばMMAの最高峰が開催するプロ・グラップリング大会には毎大会強豪グラップラー、MMAファイターらが出場している。
Text by Manabu Takashima

10分間のADCC、15分間のWNO、10分間のIBJJFノーギ、12分のONEとも違い8分1R(※上位カードは10分1R)のUFC FPIは前回大会より延長になるとEBIのタイブレーク方式から、4分ないし5分のオーバータイム制が採用されるようになった。


いわば視覚的にもよりスピーディーさが求められるような空気があるなかで、今回は上位3カードが無差別の戦いでクレイグ・ジョーンズ✖ラファエル・ロバトJr、ニッキー・ロドリゲス✖ロベルト・ヒメネスなど、一言で組み技といっても戦いのフィロソフィーに明確な違いがあるマッチアップが揃った。

新足関節時代からレッスルアップ、トップゲームとウェルラウダーのなかで急激な技術の変遷があり、そこを地で行き、今や特別なステージでしか試合を見ることができなくなったといっても過言でないジョーンズ。対してロバトJrはMMAに通じるオールドスクール柔術で、Bellatorの頂点に立ち様変わりした組み技シーンに戻ってきた。

フォークスタイルレスリング&柔術の融合、現状の最先端──というべきかADCCで一番勝てる戦いができるニッキー・ロッドに対して、ロベルト・ヒメネスも23歳という年齢には不釣り合いなオールドスクール、こちらは下から創りあげる道着のない柔術を実践するグラップラーだ。

昨年6月のFPI04で対戦した時にはEBIタイブレークのファーステスト・エスケープでニッキー・ロッドに軍配が上がっているが、今回はどうなるか。

中盤と下位カードでもメイソン・ファウラー✖ペドロ・マリーニョというSUBを思わせるカード。LFAで暫定女子ストロー級王座獲得に失敗し、UFCではなく日本上陸を目論むアブダビ・プロ優勝のジジことジオヴァナ・カヌート、元祖ヒンドゥーガード&10thPlanetの鬼才ベン・エディと非常に多彩なメンツが揃ったUFC FPI06、90分後に開演となる。

■視聴方法(予定)
3月4日(日・日本時間)
午前11時00分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<アブソリュート級/10分1R>
クレイグ・ジョーンズ(豪州)
ラファエル・ロバトJr(米国)

<アブソリュート級/10分1R>
ニッキー・ロドリゲス(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)

<アブソリュート級/8分1R>
ニコラス・メレガリ(ブラジル)
マテウス・ジニス(ブラジル)

<215ポンド契約/8分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
ペドロ・マリーニョ(ブラジル)

<175ポンド契約/8分1R>
ホナウド・ジュニオール(ブラジル)
コディ・スティール(米国)

<ミドル級/8分1R>
ジェイ・ロドリゲス(米国)
マテオ・カルドナ(米国)

<女子フライ級/8分1R>
ジジ・カヌート(ブラジル)
デニージ・ゴミス(ブラジル)

<165ポンド契約/8分1R>
ベン・エディ(米国)
シェーン・シャピロ(米国)

<女子フェザー級/8分1R>
ラケル・カヌート(米国)
カロル・ホザ(ブラジル)

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JJ Globo News Polaris17 クレイグ・ジョーンズ コディ・スティール ダヴィ・ハモス ブログ

【Polaris17】WNO欠場のクレイグ・ジョーンズが、苦悩のダヴィ・ハモスと対戦。CJJ王者スティールも

【写真】WNO Championships、出れんかったんか~いとどうしても思ってしまうクレイグの今大会出場だ (C)MIKE CALIMBAS/FLOGRAPPLING

9日(土・現地時間)、英国サウサンプトンのサンサウプトン・セントラル・ホールでPolaris17が開催される。ここ3 回、Polaris Squadsというチーム戦が続いたポラリスが昨年7月以来のワンマッチ大会を開く。

その大会もコロナ禍の影響でほぼ国内勢のGP形式、最低参加人数で実施されており、本格的な国際戦はコロナパンデミック以前の2019年11月大会以来、実に1年10カ月振りとなる。


そんな今大会のメインはクレイグ・ジョーンズとダヴィ・ハモスがミドル級ノーギマッチで戦うというもの。WNOミドル級チャンピオンシップTの本命ながら、負傷欠場したクレイグが、2週間後の今大会の大トリを務める。

2018年12月のキーナン・コーネリアス戦(※結果はスプリット判定勝ち)以来のポラリス参戦となるクレイグは、コロナ禍では12戦をこなし、SUGでメイソン・ファウラーに2度OTに敗れただけで、本戦決着の戦いでは10連勝中だ。

対して、ハモスはこのところグラップリングとUFCで悪夢の5連敗中で厳しい状況にある。今回のクレイグ戦もMMAではライト級、グラップリングではウェルター級で戦うハモスにとって、ミドル級はしぼる必要がない体重だけでに、フィジカル面での優位性もない。しかも上になる戦いを身につけつつあるクレイグが相手となると、ハモスには非常に厳しい戦いになることが予想される。

(C)CLAYTON JONES/FLOGRAPPLING

また今大会ではチェックマットからコディ・スティールがポラリス初参戦を果たす。

2019年コンバット柔術ウェルター級GPウィナーのスティールは、アンディ・ムラサキ&タイ・ルオトロという新世代に敗れるも、ここ2戦はエドウィン・ナジミ、フィリップ・ロウを相手に連勝中だ。

80キロキャッチウェイトというやや重めの体重で、ジェッド・ヒューを相手に得意のトップゲームを展開できるか──楽しみだ。

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JJ Globo Report SUG15 コディ・スティール ブログ メイソン・ファウラー

【SUG15】オーバータイム男=スティールが、オーバータイムでファウラーのRNCに敗れる

<10Kトーナメント準決勝/5分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
Def.OT1R
コディ・スティール(米国)

スティールのボディロックにギロチンを合わせたスティール。足を効かせ、防いだスティールはスタンドに戻り体の大きなファウラーと立ちレスで時間を使う。どちらもガードを取ることなく、本戦は残り1分強となりファウラーがスティールをケージに押し込む。離れてスタンドの組み合いからファウラーがスティールを再びケージに押し込みタイムアップとなった。

OT1R、先行のスティールがシートベルト──ファウラーが35秒でエスケープした。後攻のファウラーもバックを選択、体格差を生かして一気にRNCでタップを奪った。ファウラーは2試合連続OTでの一本勝ちとなった。


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JJ Globo Report SUG15 コディ・スティール ブログ

【SUG15】コンバットJJ世界王者オーバータイム男=コディ・スティールが、延長1Rでヴァレアから一本勝ち

<10Kトーナメント1回戦/5分1R>
コディ・スティール(米国)
Def.OT1R
アンディ・ヴァレア(米国)

ケージにスティールを押し込んだヴァレアが、肩に担ぎあげてテイクダウン。スティールのギロチンを抜き、パスを仕掛ける。立ち上がろうとしたスティールにギロチンを仕掛けたヴァレアが、引き込んでアームインで絞めていく。ヴァレアは自らギロチンを解いてトップを選択し、バタフライガードのスティールが浮かしに掛かる。ヒザを着いた状態から立ち上がったヴァレアはパスのプレッシャーを強めるが、スティールは落ち着いて対処し足を抜かせない。

ケージを蹴り、さらに側転でパスガードを仕掛けたヴァレアだったが、パスはできずスティールが得意とするオーバータイムへ。OT1R、ヴァレアがシートベルトを選択しスティールが15秒でエスケープ。後攻のスティールもシートベルトをチョイスしゲイブル・グリップのチョークへ。胸を合わせにいったヴァレアの背中についたままのスティールが1分17秒でタップを奪い、準決勝進出を決めた。


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JJ Globo Preview SUG15 アマンダ・ローウェン クレイグ・ジョーンズ コディ・スティール ジェシカ・アイ ネイト・オーチャード ブログ

【SUG15】4大会連続のクレイグ・ジョーンズ。ジェシカ・アイはUFCの翌週で出場。$1万TはCJJWの再戦か?

【写真】UFCから1週間でSUGに出場するジェシカ・アイ。タフだが、連敗恐れは十分にある (C)Zuffa/UFC

21日(日・現地時間)にチェール・ソネンがホストのSubmission Underground15が開催され、UFC Fight Passでライブ中継させる。

前回に続きSUGアイランドと名付けられたスタジオで収録される大会は、1万ドル争奪の8人トーナメント、そしてクレイグ・ジョーンズが4大会連続出場、さらに1週間前にUFCで戦ったジェシカ・アイが出場と見所が多い。


トーナメント出場選手は1回戦で書き記すと、コディ・スティール✖アンディ・ヴァレラ、メイソン・フォウラー✖ウォーレン・ブロックス、ロベルト・ヒメネス✖ネイサン・オーチャード、アダム・ブラッドリー✖ハンター・コルヴィンの8名だ。

なかでも注目はスティールと、オーチャードか。スティールは昨年のコンバット柔術ウェルター級世界王者で、全試合オーバータイムで勝利している。つまり5分✖1R+OT制のSUGでは、コンバット柔術よりもさらに強みを発揮できるだろう。

スティールはテキサス州オースチンを拠点としたチェックマット系ホドリゴ・カブラルの黒帯で、2018年には日本の柔術界にも馴染みのマリアナスオープンの茶帯を制し、アメリカン・ナショナルで3位に入っている。とはいっても、ノーギ&サブオンリーでは極めさせない強さとエスケープの能力の高さこそが彼の武器となろう。

そのスティールにコンバット柔術ウェルター級GP決勝で敗れたオーチャードも優勝候補の1人といえる。ミッションコントロールから両腕の入った三角クラッチを組み、アームバーやキムラに取る──デッドオーチャードの使い手は、決勝まで勝ち上がりスティールとのリベンジ戦を実現させることができるか、興味深い。

SUG12でケヴィン・ケイシー、SUG13でヴィニー・マガリャエス、SUG14でヴァグネウ・ホシャを破り、4カ月連続でSUG出場となるクレイグ・ジョーンズはガブリエル・チェッコと対戦する。

MMAファイターでもあるチェッコのSUG出場は3カ月連続となり、過去2大会でジェイク・エレンバーガーとオースティン・ヴァンダーフォードという同じくMMA選手に勝ってきた。この試合の見所は、チェッコがどこまでジョーンズの足関節コンビネーションに対応できるのか──という一点に絞られるか。

2016年12月、FLO Grapplingで配信されていた時代のSUG第2回大会のミーシャ・テイト戦以来、3年7カ月ぶりのSUG登場となるアイは、先週のUFCにシンシア・カルヴィーロに敗れたばかりで驚きのサブオンリー・グラップリング参戦となる。試合タイム8分時代のSUGで、ミーシャにOT負けだったアイは──試合中も肩抜き後転腕十字で右腕を伸ばされ、レフェリーがタップをしていないのにストップをかけ無効になるなど、攻められるシーンが多かった。

そんなアイと戦うアマンダ・ローウェンは2018年ノーギワールド女子ミディアムヘビー級3位、強烈なマルセロチンで相手を持ち上げたタップを奪ったシーンは特に印象深い。色帯時代には2014年にムンジアルの茶帯ライト級で2位なっており、MMAではアマファイターのローウェンだが、グラップリングにおいてはアイに対して分があることは確かだ。