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MMA MMAPLANET o ROAD FC UFC UFN206   ケトレン・ヴィエイラ サンチアゴ・ポンジニビョ ジャイルトン・アルメイダ ジョセフ・ホームズ ジョナサン・マルチネス タバタ・ヒッチ チェイス・フーパー チディ・ンジョグアニ パク・ジュンヨン パーカー・ポーター フィリッピ・コラレス ホーリー・ホルム ポリアナ・ヴィアナ ミシェウ・ペレイラ ヴィンス・モラレス

【UFN206】計量終了 なるかランキング入り、四次元MMA封印のペレイラがポンジニビョと対戦

【写真】身長差はごらんの通り。ポンジニビョに懐に跳び込まれた時のペレイラのヒザ、テイクダウンがカギとなるか(C)MMAPLANET

20 日(金・現地時間)、21日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN206:UFN on ESPN+64「Holm vs Vieira」の計量が行われた。

メインは女子バンタム級の1戦でランキング2位のホーリー・ホルムに5位のケトレン・ヴィエイラが挑む。


11試合、22選手中ヘッドライナー以外でランカーはコメインのウェルター級に出場するサンチアゴ・ポンジニビョだけだ。群雄割拠のウェルター級で14位のポンジニビョと対戦するミシェウ・ペレイラはHEATとRoad FCという日韓のプロモーションで活躍してきた四次元MMAファイターだ。

ペレイラはオクタゴン4連勝中、ディエゴ・サンチェス戦では勝利を決定的にしながらグラウンド・ニーで反則負けに──実質5連勝と目を見張る戦績を残している。

さすがにダブルレッグで肩に抱え上げてショータイムスラムやバック宙、前宙、さらにはコークスクリューでパスを狙うという立体的かつスタミナをロスする技は息をひそめているが、スイッチをしつつ伸びのあるストレート、遠近両用のヒザ蹴り、さらにテイクダウンを織り交ぜたウェルラウンダーとして、実力者ぶりを発揮してきた。

対してポンジニビョはテクニカルではないが、パワフルなストライカーで右カーフ、そして右オーバーハンドとストレートはKOパワーを有している。

互いに動きが多く、アグレッシブ。相手の攻撃に対する耐久力はポンジニビョで、スタミナロスに耐える精神力はペレイラに分があるか。打撃の削り合いが予想されるポンジニビョ×ペレイラは、判定までもつれ込めばファイト・オブ・ザ・ナイト級の激闘になることが予想される。

■視聴方法(予定)
5月22日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN206計量結果

<女子級バンタム/5分5R>
ホーリー・ホルム: 135.5ポンド(61.46キロ)
ケトレン・ヴィエイラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サンチアゴ・ポンジニビョ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ミシェウ・ペレイラ: 170ポンド(77.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ: 185ポンド(83.91キロ)
ドゥスコ・トドロビッチ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ポリアナ・ヴィアナ: 116ポンド(52.62キロ)
タバタ・ヒッチ: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダーソン: 186ポンド(84.37キロ)
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・ホームズ: 185ポンド(83.91キロ)
アレン・アメドフスキー: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
パーカー・ポーター: 265 ポンド(120.2キロ)
ジャイルトン・アルメイダ: 224ポンド(101.6キロ)

<ライト級/5分3R>
オマル・モラレス: 155.5ポンド(70.53キロ)
ウロス・メディッチ: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ヴィンス・モラレス: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェイス・フーパー: 145ポンド(65.77キロ)
フィリッピ・コラレス: 145ポンド(65.77キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード: 115ポンド(52.16キロ)
サム・ヒューズ: 115.5ポンド(52.38キロ)

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MMA o UFC YouTube   エリク・アンダース ケトレン・ヴィエイラ パク・ジュンヨン ポリアナ・ヴィアナ ミシェウ・ペレイラ

『UFC Fight Night 206: Holm vs. Vieira』前日計量動画

UFC Fight Night 206 official weigh-in results: All 22 fighters hit mark without issue(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Holly Holm (135.5) vs. Ketlen Vieira (136)
・Michel Pereira (170) vs. Santiago Ponzinibbio (170.5)
・Chidi Njokuani (185) vs. Dusko Todorovic (185.5)
・Jailton Almeida (224) vs. Parker Porter (265)
・Tabatha Ricci (115) vs. Polyana Viana (116)
・Eryk Anders (186) vs. Junyong Park (185.5)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Alen Amedovski (186) vs. Joseph Holmes (185)
・Uros Medic (156) vs. Omar Morales (155.5)
・Jonathan Martinez (135.5) vs. Vince Morales (136)
・Felipe Colares (145) vs. Chase Hooper (145)
・Sam Hughes (115.5) vs. Elise Reed (115)

 『UFC Fight Night 206: Holm vs. Vieira』前日計量結果。全員パスしています。






 前日計量&フェイスオフ動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ホーリー・ホルム vs. ケトレン・ヴィエイラはホルム支持9人、ヴィエイラ支持2人。

・サンチアゴ・ポンジニービオ vs. ミシェウ・ペレイラはポンジニービオ支持8人、ペレイラ支持3人。

・ドゥスコ・トドロヴィッチ vs. チディ・エンジョクアーニはトドロヴィッチ支持1人、エンジョクアーニ支持10人。

・エリク・アンダース vs. パク・ジュンヨンはアンダース支持5人、パク支持6人。

・ポリアナ・ヴィアナ vs. タバサ・リッチはヴィアナ支持5人、リッチ支持6人。続きを読む・・・
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LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN206 ケトレン・ヴィエイラ ジャイルトン・アルメイダ ジョセフ・ホームズ ジョナサン・マルチネス タバタ・ヒッチ チェイス・フーパー チディ・ンジョグアニ パク・ジュンヨン パーカー・ポーター フィリッピ・コラレス ポリアナ・ヴィアナ マノン・フィオホ ミシェウ・ペレイラ ヴィンス・モラレス 小見川道大

【UFN206】ポリアナ・ヴィアナと対戦、タバタ・ヒッチ「自分の足で歩いて生きていけると日本で学んだ」

【写真】日本の思い出を本当に懐かしそうに話してくれたタバタ (C)MMAPLANET

21日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN206:UFN on ESPN+64「Holm vs Vieira」が開催される。

今大会ではLFAを経てUFCと契約を果たしたタバタ・ヒッチがポリアナ・ヴィアナと対戦する。日本の道着着用カスタマイズMMA、SEI☆ZAを拠点に活動していたタバタに日本での日々を振り返ってもらった。


――タバタ、UFC3戦目となるポリアナ・ヴィアナ戦が今週末に迫ってきました(※取材は16日(火・同)に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「試合が楽しみでしょうがないわ。ポリアナのようにUFCで4年も戦っている選手と戦う機会を得ることができて嬉しい。しっかりと準備してきたわ」

──LFAでタイトル挑戦目前というところで、フライ級でマノン・フィオホと戦うことに同意しUFCと契約をしました。

「ホントにクレイジーよね。試合の3日前にサインして。マノンは今やタイトル・コンテンダーだし、どれだけの力を持っているのかも理解していたわ。1階級上の彼女の武器に私が苦労することも分かってサインしたの。UFCは私の夢だったし、あそこで断って後悔するようなことをしたくなかった。毎日練習していて、体調に問題はなかったから。

実際、そうなったけど……あの試合で負けても、そこからUFCのストロー級で戦うことができる。このストロー級での戦いが私にとって本当の勝負ね」

──ではヴィアナの印象を教えてください。

「柔術ベースで、ハイレベルのグラップラーよね。打撃も良いところがあるけど、やっぱり寝技が強い選手。下になることもいとわない。でも、私もそういう展開は望むところよ。この試合はMMAだけど、柔術ゲームになるかもね」

──そんなヴィアナ戦、やはり柔術がポイントになると踏んで準備してきたのでしょうか。

「そうね。今はカリフォルニアに住んでいて、色々なところで練習しているけどメインジムはパラゴン柔術ベンチュラよ。それとブラックハウスのムエタイ・セッションで準備してきたわ。

日本を離れてノーギワールドに出場して紫帯ミドル級で優勝した時、フランジーニャ(ヒカルド・ミラー。パラゴン柔術総帥)が私をパラゴンに誘ってくれて、それから彼の家で居候をさせてもって私は米国に拠点を創ることがデキたの。全てはフランジーニャのおかげよ」

──フランジーニャはもともとアリアンシの柔術家ですが、タバタもアリアンシ系のアカデミー出身で縁があったのでしょうか。

「いいえ、私はマルコス・バルボーザ柔術系のアカデミー出身だから、フランジーニャはそういうことに関係なく私のサポートをしてくれたの」

──そんなタバタはなぜ、2017年にSEI☆ZAで来日したのですか。

「私がブラジルでムエタイを練習していたジムの指導者ムニ・アドリアーノに、コンタクトがあって。川崎に約1年間住むことになったの」

──日本とブラジル、全く文化も習慣も違います。戸惑うことばかりだったのではないですか。

「そうね、言葉もできないし。本当に大変だった。ネパール人女性2人(ラジーナ・ビスタとラダ・マナンダー)と、リトアニアからやってきたユリア・ストレアレンコと共同生活をして。それでも川崎に住んでいるブラジリアン・ファミリーと知り合ったし、何よりユリアの存在が大きかった。彼女は英語を話せたから、私に英語を教えてくれて。ユリアが米国で試合がある時は、私はいつもコーナーに就いているの。昨日も電話で話したし、ほとんど毎日のようにユリアとは話をしているわ(笑)」

──川崎でリトアニア人の親友ができるって、最高ですね。

「本当にMMAのおかげね。格闘技の本分よ。確かにコミュケーションを取るのは大変だったけど、日本は最高だったわ。本当に美しい国で。サムライの国で積むことがデキた経験は、私の大きな財産になっているわ。なんといっても食事が素晴らしくて。日本の一番好きなところは、ご飯かな(笑)」

──好物は何でしたか。

「ラーメンよ(笑)」

──ラーメン……アスリートがダメじゃないですか。

「分かっているわ(笑)。でも、SEI☆ZAはほとんど無差別級だったし、私はたくさん食べて体を大きくしないといけなかったから。本当にラーメンは美味しかった(笑)」

──ラーメンをすするのって、難しくなかったですか。

「あの食べ方は、私たちの国だと最悪のマナーだけど。日本の人は美味しいモノを食べる時は、音を出すのよね(笑)」

──和食の麺類のみですけど(笑)。

「本当に私の常識からはかけ離れていたわ(笑)。絶対に日本以外では、しちゃだめよ。でも日本ではそうしないといけないって思って、音を出してラーメンを食べていたわ(笑)。それにフィッシュマーケットを訪れるのも大好きだった。SEI☆ZEのチームメイトとは家族のような関係になって、普段の生活から練習まで互いに助け合い、泣いて、笑って本当に濃密な時を過ごせたわ」

──先ごろ引退した小見川道大さんは、現役生活最後の試合前にタバタとユリアがUFCで頑張っていることが凄くモチベーションになると言っていました。

「おお、アイ・ラブ・オミガワさん。オミガワさんは凄く豪快で楽しい人、でも心遣いができる優しい人で。随分と夕食も御馳走になったわ。私とユリアは引退するオミガワさんにビデオレターを送って、感謝の気持ちを伝えたの。オミガワさんと初めて会ったのは巌流島を見に行った時で。彼はジムに招待してくれて柔道だけでなくMMAの指導もしてくれたわ。そしてオミガワさんの助けがあって、私は講道館の黒帯を巻くことができたの。

私の父は柔道をやっていて日本に行くことが夢だった。その父に代わって日本に行き、黒帯になれたことを誇りに思っているわ。父も私を誇りに思ってくれているはず。それまでずっと家族と一緒に生活してきて、1人で日本に行って1年近くを過ごしてことで私は自信を手にすることができたの。

どこに行っても人間は生きていけるんだってことに、ね。誰も知らない国で、自分の足で歩いて生きていけることを日本で学べたわ。結局、理由も聞かされずSEI☆ZAが活動停止になり、もう日本に住むことができなくなって……実は沖縄でMMAを戦うという選択もあったけど、地球の逆側に戻って米国でまずは柔術家として活動しMMAを戦おうって決めたの。

でもSEI☆ZAでの経験は本当に役立っているわ。何よりSEI☆ZAからはユリアと私、2人のUFCファイターが生まれたんだもの、ね。日本の日々があったから、私もユリアも今があると思っているわ」

──素晴らしいです。ポリアナ・ヴィアナ戦後は、どのようにキャリアアップを狙っていますか。

「ポリアナとの試合でUFCの信頼を勝ち取り、今年中にランキング入りを果たしたい。そのためにポリアナ戦では打撃を見せて、一本勝ちかKO勝ちしないとね」

──タバタ、今日はありがとうございました。では日本のファンにメッセージをお願いします。

「今も日本のファンから応援のメッセージが届いて、とても嬉しくて。少しでも早く日本で試合がしたいと思っているわ。日本で教わった気持ち……リスペクトをもって戦って、皆が喜んでくれるような試合になるようベストを尽くすわ。アリガトウゴザイマス」

■視聴方法(予定)
5月22日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN206対戦カード

<女子級バンタム/5分5R>
ホーリー・ホルム(米国)
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
サンチアゴ・ポンジニビオ(アルゼンチン)
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
ドゥスコ・トドロビッチ(セルビア)

<女子ストロー級/5分3R>
ポリアナ・ヴィアナ(ブラジル)
タバタ・ヒッチ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダーソン(米国)
パク・ジュンヨン(韓国)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・ホームズ(米国)
アレン・アメドフスキー(マケドニア)

<ヘビー級/5分3R>
パーカー・ポーター(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
オマル・モラレス(ベネズエラ)
ウロス・メディッチ(セルビア)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
ヴィンス・モラレス(米国)

<フェザー級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
フィリッピ・コラレス(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード(米国)
サム・ヒューズ(米国)

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MMA UFC   アンソニー・スミス クリス・グティエレス ケトレン・ヴィエイラ チェイス・フーパー ファブリシオ・ヴェウドゥム ベン・ロズウェル

アレクサンダー・グスタフソンが1年10ヶ月ぶりに復帰、5.21『UFC Fight Night』でベン・ロズウェルと対戦

5.21『UFC Fight Night』のメインイベントはホーリー・ホルム vs. ケトレン・ヴィエイラ(2022年02月02日)

 こちらの続報。


 UFCが5月21日に開催するFight Nightシリーズの大会(会場未定)でアレクサンダー・グスタフソン vs. ベン・ロズウェルのヘビー級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 2019年6月の『UFC Fight Night 153: Gustafsson vs. Smith』でアンソニー・スミスに4Rリアネイキッドチョークで敗れたグスタフソンはケージ内でグローブを外して引退を表明。しかしその後ヘビー級で復帰することを発表し、2020年7月の『UFC on ESPN 14: Whittaker vs. Till』でファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦しましたが1Rアームバーで敗れています。ヴェウドゥムに完敗したことを受けて昨年9月の『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』でライトヘビー級に復帰しポール・クレイグと対戦予定でしたが、負傷欠場していました。ケガからの復帰戦も当然ライトヘビー級になると見られていましたが、結局ヘビー級のロズウェルと対戦するようです。

 ロズウェルは11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でマルコス・ホジェリオ・デ・リマに1R TKO負けして以来の試合。


 同じくUFCが5月21日に開催するFight Nightシリーズの大会(会場未定)でチェイス・フーパー vs. フェリペ・コラレスのフェザー級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 フーパーは6月の『UFC 263: Adesanya vs. Vettori 2』でスティーブン・ピーターソンに判定負けして以来の試合。コラレスは10月の『UFC Fight Night 194: Dern vs. Rodriguez』でクリス・グティエレスに判定負けして以来の試合。続きを読む・・・
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MMA UFC   ケトレン・ヴィエイラ ミーシャ・テイト

『UFC Fight Night 198』ケトレン・ヴィエイラ vs. ミーシャ・テイトを見たファイター・関係者の反応


 『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』ケトレン・ヴィエイラ vs. ミーシャ・テイトを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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MMA UFN198 ケトレン・ヴィエイラ ボクシング ミーシャ・テイト

【UFN198】見る者の心を打つミーシャ……の顔を打ち続けたケトレン・ヴィエイラが判定勝ち

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
ミーシャ・テイト(米国)

3度タッチグローブを繰り返し、思わず笑みをもらしたミーシャ。MMA復帰2戦目で、バンタム級最前線にあるヴィエイラと相対する。右フックから左を見せるヴィエイラに対し、ミーシャは踏み込んでワンツーを狙う。すかさず右を合わせていくヴィエイラは、距離を測りながら素早い右を伸ばす。左ジャブを当てたヴィエイラ、ハンドスピードは明白に違う。

距離を取るミーシャは前蹴りも、左リードをフックを受ける。ヴィエイラのジャブが伸び、果敢にミーシャが踏み込むがカウンターが待ち受けている。ミーシャは右ボディフックを入れ、ワンツーからスリー・フォーと続けて組みつく。ヴィエイラは苦労することなく離れ、左から右アッパー、ボディを殴る。ミーシャはここで組みつくが、自ら離れジャブに逆にジャブを2つ被弾してしまう。ヴィエイラのシングルレッグに、バックを伺ったミーシャは打撃より、組みに力強さを見せた。

インターバル中にデデ・ペデネイラスに「なんでテイクダウンなんて狙うんだ。ボクシングで行けと言ったじゃないか。右を続けろ」という叱責を受けたヴィエイラは、ミーシャの左ハイを払って組まずに、右を振るう。離れたミーシャは初回より近い距離に立ち左ジャブを伸ばす。ヴィエイラは左ジャブを当て打撃でアドバンテージがあるように見える──が、ミーシャも右をヒットさせる。ローで体が一回転したミーシャは、そのローにワンツーを合わせていく。自らのローにワンツーを被弾し、パンチにもカウンターを打たれるミーシャだが、左フックを振るい前蹴りをアゴに入れるとワンツーのコンビで前に出る。

気持ちの強さが変わらないミーシャがワンツーを再び入れるが、その打ち終わりにヴィエイラが左フックを打ち込む。ミーシャはダブルレッグを切られ、ローに跳び込むがテイクダウンを奪えない。それでもワンツーで前に出たミーシャは鼻血を流しながら、ジャブを伸ばす。そのジャブから右をに繋ごうとするミーシャに、右アッパー&左フックを入れたヴィエイラがジャブを当ててラウンド終了となった。

3R、ワンツーで前に出るミーシャ。テイクダウンのフェイクから左を繰り出す。ヴィエイラはしっかりと距離を取るが、ミーシャが左右のローを入れる。距離を詰めるミーシャに対し、ヴィエイラは左フックで迎え撃つ。と、アイポークがあったとヴィエイラがアピールし、試合が中断する。再開後、ジャブから前に出てくるミーシャに対し、ヴィエイラは右オーバーハンドはかわす。カウンター狙いに徹している感のるヴィエイラが、右を当てるがミーシャは殴られても前に出る。

とはいえ後ろ足重心のパンチが多く、パンチに力は伝わり辛く、何よりも組みへの移行にタメが必要な構えになっている。それでもミーシャはダブルレッグで押し込み、スナップダウン。ヴィエイラが前方にバランスを崩したところで離れる。最後の15秒に連打で前に出たミーシャがクリンチからヒザを入れて時間となった。

4R、ミーシャは左ジャブで前に出て右を振るう。完全にリアクションファイトになっているヴィエイラが、右オーバーハンドを被弾する。ミーシャのジャブに右クロスを入れ、ジャブを当てるヴィエイラは、ついにダブルレッグで姿勢を乱し、スクランブルでミーシャがバックに回る。

スタンドのバックキープは、ヴィエイラが胸を合わせるとミーシャがボディと顔面にパンチを入れる。ダーティボクシングで攻めるミーシャは、振りかぶったパンチを打っていく。離れた両者、ミーシャがワンツーを入れ、同時にヴィエイラの左フックを当てる。首相撲に取りながら、ボディを連打されたミーシャが離れる。ここでも飛び込むのはミーシャで、ヴィエイラはローに右を当てようとする。ここでワンツーで前に出たヴィエイラが、組んできたミーシャのボディを殴り、エルボーを顔面に入れる。ミーシャは腰を引いた首相撲からヒザ蹴りも、ポイント的には追い込まれた。

ハグからスタートした最終回、ヴィエイラの回転数が上がる。ミーシャも果敢にダブルレッグからクリンチ、ヒザを突き上げて離れる。直ぐに組んでパンチを入れたミーシャは、離れてジャブを伸ばす。右アッパー&左フックという一番の動きを繰り返したヴィエイラは、やはり待ちの姿勢か。足を止めてパンチを打ち合った両者、優勢なのはヴィエイラだが、頭を振ってミーシャが前に出る。

そこにヒザを入れ、右を決めたヴィエイラはジャブも続けて当て、ミーシャの鼻血が多くなる。と、ミーシャが右オーバーハンドをヒット。ヴィエイラはジャブで前進を止めに掛かり、堅実にパンチを入れる。それでもミーシャは前に出ることを止めず、左フックを届かせる。ヴィエイラは回ってジャブ、左目が潰れたミーシャが追いかけて左ミドル。ヴィエイラがここも距離を取って、勝利とともにデデが肩車し勝利をアピールした。

3R以外はヴィエイラ、49-46がスコアとして妥当だが──果たして結果は48-47が2人、49-46が1人でヴィエイラが判定勝ちで歓喜の雄叫びを挙げた。MMAとしては勝ったのはヴィエイラ、ミーシャの顔面を打ち続けた勝利は注文をつけるべきではないだろう。ただし、人々の心を打ったのはミーシャだったことも間違いない。

「楽しかった。それが私の一番のプライオリティ。接戦だったけど、彼女が勝つ可能性は十分にあると思っていた。私はベストを尽くしたし、彼女は勇敢で素晴らしかった。人生を生きるうえで、この旅を楽しんでいる。この瞬間を生き、この瞬間に成長している。本当に良い時間を過ごしたわ。素晴らしい選手と戦えた。2人の子宝に恵まれて、良い人生を送っている。本当に素晴らしい人生なの。皆、応援してくれてありがとう」とミーシャは話した。


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MMA UFC UFN198   エイドリアン・ヤネス カン・ギョンホ キック ケトレン・ヴィエイラ タッカー・ルッツ パット・サバティニ ブログ ミーシャ・テイト

【UFN198】計量終了 ミーシャ問題なし。コンバットサンボW杯2位サバティニ×CSで判定勝ち2度ルッツ

【写真】眼鏡を掛けて圧力を掛けるルッツ、ちょっと怖い (C)Zuffa/UFC

19日(金・現地時間)、 20日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN198:UFN on ESPN+56「Vieira vs Tate」の計量が行われた。

メインはUFC復帰2戦目のミーシャ・テイトが、ケトレン・ヴィエイラと戦い女子バンタム級の一戦だ。両者は本来10月16日に対戦予定だったが、ミーシャがコロナ陽性となり対決は今大会に持ち越された。

マスク姿でスケールに乗ったミーシャは、135.5ポンドでパスと同時にマクスを外してガッツポーズ&前腕二頭筋にキスする仕草を見せる。

フェイスオフではグータッチを行った両者、かなり近い距離で視線をぶつけ合いステージを下りた。


メイン5試合、プレリミ7試合の今大会。プレリミメインのパット・サバティニ×タッカー・ルッツは興味深いノンランカー対決だ。

レスリングベースでボクシングとキックを取り入れたルッツは、昨年のコンテンダーシリーズで2勝。2試合とも判定勝ちだったが、負傷をおしての魂のテイクダウン&コントロールを見せ、RNCでフィニッシュも狙ったことが評価され、UFCと契約を果たした。

今年5月のUFC初陣でもケビン・アギラーをコントロールして判定勝ちを収めたルッツは、キャリア12勝1敗としている。対してサバティニはRNCとヒールフックを得意としたフィニッシャーだ。

サバティニもレスリングベースだが、ダニエル・グレイシーの黒帯でもあり、さらにはコンバットサンボのワールドカップで準優勝、2016年にスコットランドのエジンバラで開催されたプレジデンツ・カップで優勝を飾るなど、ブレイク有りという状況でのサブミッションにも長けている。

UFCは今回で3戦目で2勝0敗、前回のジャマル・エマースではエマースの仕掛けたトーホールドを&内ヒールで切り返し、タップを奪っている。

打撃の圧からテイクダウンをして削るファイトのルッツと、一瞬のサブミッションで勝利を手にするサバティニ。スタンドの打撃ではルッツに分があり、サバティニとしては体力負けしない序盤で一本が欲しい。いずれのよせ、この試合の勝者は今後フェザー級戦線でトップ15、トップ10に絡んでくることは間違いない。

フェイスオフでは眼鏡をかけたルッツが、握手後に半歩ずつ近寄り、右の拳が小刻みに揺れるサバティニともう一度しっかりと拳を握り合う。静かなる闘志が両者から感じられた。

■視聴方法(予定)
11月20日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN198計量結果

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ: 136ポンド(61.69キロ)
ミーシャ・テイト: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ショーン・ブレイディ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ: 135.5ポンド(61.46キロ)
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョジョ・カルダーウッド: 126ポンド(57.15キロ)
タリア・サントス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス: 135ポンド(61.24キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティニ: 145ポンド(65.77キロ)
タッカー・ルッツ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア: 155ポンド(70.31キロ)
ナタン・レヴィ: 154ポンド(69.85キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブーミー: 115.5ポンド(52.38キロ)
ルピタ・ゴディネス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 155.5ポンド(70.53キロ)
フェレス・ジアム: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)
アオリーチーラン: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
シャ・イラン: 145ポンド(65.77キロ)
ショーン・ソリアーノ: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピニェーロ: 116ポンド(52.62キロ)
サム・ヒューズ: 115.5ポンド(52.38キロ)

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Report UFC UFC253 ケトレン・ヴィエイラ シジャラ―・ユーバンクス ブログ

【UFC253】ケトレン・ヴィエイラ、打撃とテイクダウンでシジャラー・ユーバンクスに判定勝ち

<女子バンタム級/5分3R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.20-28.29-28
シジャラー・ユーバンクス(米国)

試合開始して間もなく、ヴィエイラがユーバンクスをケージに押し込む。体を入れ替えたユーバンクスが離れて右フックから左ジャブ、ヴィエイラも左ジャブを伸ばす。ユーバンクスは右ローを蹴り、右ストレートをヒットさせる。真っすぐ組みに来たヴィエイラを受け止めたユーバンクスは、続くシングルを切りアッパーを突き上げる。

右ストレートをダックでかわしたユーバンクスだが、右ロングフックを被弾する。ユーバンクスは右ストレートを打ち返し、ボディストレートを入れる。さらにヴィエイラの前進に左フックを合わせたユーバンクスだが、右フックは受けてしまう。続いて右オーバーハンドを届かせたヴィエイラのテイクダウンは距離が合わない。ユーバンクスの右オーバーハンドからフックの打ち合いは互いに空振りとなったが、直後に左右のフックを当てたヴィエイラがラウンドの最後にテイクダウンを決めた。

2R、ユーバンクスが右ミドルハイ、初回終了時に続きヴィエイラが小外掛けでテイクダウンを決める。コツコツとパンチを落とすヴィエイラに対し、ユーバンクスがキムラを狙うが腕を抜かれて金網に頭を押しつけられる。残り2分30秒で、レフェリーブレイクを命じ試合はスタンドへ。これだと下の選手は何もしないことが有効になってしまうが、ヴィエイラは素直に受け入れジャブを伸ばしていく。ユーバンクスが右をヒットし、ローもヴィエイラが右をカウンターで合わせる。最後にサークリングで間合を外し、追ってきたユーバンクスに左を当てた。

最終回、左ジャブから右を伸ばすユーバンクスに対して、ヴィエイラはジャブ&右フックから組みつく。クリンチを突き放したユーバンクスは左フックをヒット。ガードの上から左ハイを蹴っていく。直後にパンチの回転数が上がったヴィエイラの左右のフックを上半身を振ってかわしたユーバンクスは左ローを蹴る。激しく左右のパンチを交換させた両者、残り2分を切りヴィエイラがニータップを狙い、踏み止まる。

左のボディショットを入れたユーバンクスが、腹打ちから顔面に右を当てテイクダウン狙いを切る。ユーバンクスは左ミドル、ヴィエイラが組んで小手投げを繰り出すとバックに回る。ヴィエイラはビクトル投げ、ヒザ十字に足を畳んで防いだユーバンクスがパウンドを落としたところでタイムアップとなった。

結果、3-0で勝利したヴィエイラは「マスター・デデ、この勝利はあなたのモノ。12月にチャンピオンになる」と話した。


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