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【Fight&Life & RIZIN】世界が驚いたKO勝ち──までの1カ月、鈴木千裕「格闘技をやりたいのに逃げちゃって」

【写真】世界に衝撃を与えた一撃(C)BELLATOR

今月 23日(水)発売予定のFight&Life#98で7月30日(日)に、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催された超RIZIN02でパトリシオ・フレイレを相手に衝撃のKO勝ちを収めた鈴木千裕のインタビューが掲載される。

世界を驚愕させた鈴木のKO勝ちから、2日後に行われた取材で鈴木は、「ようやく落ち着いた」と話し、その勝利から2日間は夜も寝られない状態が続いていたという。この世紀の番狂わせを演出した一つの要素は、両者の試合が決定したのがイベントのわずか6日前だったことに他ならない。

ここでは雑誌のスペースの都合上割愛せざるを得なかった──6月24日のクレベル・コイケ戦の敗北を振り返り、その後の無為に過ごした日々。そして一気にエンジンが点火されたパトリシオ・フレイレ戦決定までの1カ月間について鈴木が話したことをお届けしたい。


――歴史的な勝利について話を聞かせていただく前に、どうしても6月24日のクレベル・コイケ選手との変則タイトルマッチに触れないといけないです。

「ハイ」

――計量失敗で変則タイトルマッチになった。計量の時に謝罪モードいっぱいだった相手を目にすると、試合に向けて違和感はなかったですか。

「戦うことは変わらないのですが、やはり見る側や周囲の熱が冷めるのは否定できないですよね。それに体重を落とせなかったという事実が、ついて回りますし。ファンが気持ち良く見ることはできない。ただ、僕自身がやるべきことは戦うことだけなので関係なかったです。無理やり……誰かに強要されて格闘技をやっているわけではないので。

もちろん、2人とも体重を落とせていた方が良かったですよ。でも、そうならなかったことに関して、『あぁだ。こうだ』といってもしょうがない。不必要な悩みはスルーするようにしているんです」

――それは素晴らしいセルフ精神ケアですね。

「自分でコントロールできないことを考えるぐらいなら、「勝って、次に進もう」と考える方が、プロとしてベストを尽くせると思います。

――そのような気持ちで戦い、あの試合内容で負けたことに関しては、どのように思いましたか。

「しっかりやることをやって、挑んだ試合だったので……ダメだった、それだけですね。世界に届かない、通じなかった。あれだけやったのに何も通用しなかった。そういう感じで落ち込んだだけでした。負けたことはしょうがない。それを認めることが強くなるために、一番必要なことなので」

――では、あの時点でキャリアの再構築をどのように考えていたのでしょうか。

「僕はKNOCK OUTの代表としてRIZINで戦っているので、都合よく行き来しているように思われることだけは嫌でした。キックで出来た借りはキックでしか返せないし、MMAの借りはMMAでしか返せない。だから、MMAを戦いという気持ちでした」

――少しでも早く戦って白星を取り戻したいと?

「それが面白いことに、全く意欲がなくなってしまって。試合から2週間ぐらいして、練習に戻ろうとジムへ行きました。でも『俺、何やっているんだろう』って感じで。格闘技をやりたいのに、逃げちゃって遊びに行って……。

また2週間ぐらいして、1度だけ試合前の選手とスパーリングをしました。試合前の先輩と向き合うと楽しかったけど、ミットやサンドバッグはやる気になれなくて、そのまま帰りました。あんなことは初めてでした。しかも練習以外の何をやっても面白くない」

――それでは気持ちの切り替えも難しいですね。

「で、一度福岡に行って――戻ってくると『試合、やるか? ピットブルとオファーが来ている』と言われ、一気にエンジンがかかりました。それがファイトウィークの月曜日のことでした」

――正式発表の2日前! まさに格闘家として、スイッチが入ったのがスクランブル発進のピットブル戦だったのわけですね。

「ハイ、さいたまスーパーアリーナに試合を観に行くつもりもなかったです。先輩の試合があったり、誘ってもらわないと余り試合を見に行くことはないんですよ。そんな時にLINEと携帯に連絡がガンガン入っていて。『俺、何かしでかしたかな?』って心配になりました(笑)。

でも、心のなかでは戦う機会を欲していたんだと思います。だからピットブルとの試合のオファーで、一気に気持ちが燃え上がって、エンジンがかかりました」

※パトリシオ・フレイレ戦では、クレベル・コイケ戦に感じた後悔を繰り返さないために選択した自らのスタイル。さらに自信への評価の対象を、報酬という面に関しての熱い語りと、そのように強く思うようになった原体験を鈴木千裕が語ったインタビューが掲載されるFight&Life#98は8月23日(水)に発売です。

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【Fight&Life & RIZIN44】クレベル・コイケ戦決定、前日譚 。金原正徳 「納得いく人間と最後はやりたい」

【写真】灼熱、8月の東京の空のように熱い言葉が聞かれた (C)MASASHI KIKAWA

今月 23日(水)発売予定のFight&Life#98で9月24日(日)に、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN44でクレベル・コイケと対戦する金原正徳のインタビューが掲載される。

9日に正式発表された、この対戦。同インタビューはその6日に収録された。まだ、正式発表でないからこそクレベル戦のみならず、RIZINフェザー級戦線、そしてJ-MMA界の未来と金原の心の襞が見られた。

まさに金原正徳✖クレベル・コイケ前日譚といえる金原インタビュー、ここではスペースの都合上、誌面に反映できなかった山本空良戦からヴガール・ケラモフ戦アピールと、7月30日の鈴木千裕の歴史的な1勝、ケラモフ✖朝倉未来戦などについて金原が話したことをお届けしたい。


――まず金原選手に伺いたいのは、4月30日に山本空良選手に勝ったあとヴガール・ケラモフとの対戦をアピールしたことです。

「俺のなかで残り時間が少なくなっている……タイムリミットが迫っていることは分かっているし、ぶっちゃけて山本空良戦が組まれたことに納得がいっていなかったです。残り時間が限られているなかで、自分が強いと認めた選手と戦いたい。そういう気持ちでいて、1年近く試合をしていないなかで、去年の夏も今年の冬も準備はしていました。それに試合のオファーもあるにはあったんです。でも、納得がいく相手ではなかったので断らせてもらっていました」

――つまり試合をしていない間も、オファーはあったということですね。

「ハイ。ただ納得がいく相手でなかったので受けなかった。でも、1年も試合間隔を空けたくなかったから空良君とやることにしたんです」

――ただし納得はしていなかったと。

「彼には申し訳ない言い方になるけど、興味はなかったです。ただ空良君は、これからの環境次第で日本のMMAを背負っていく選手になれる。そういう若い選手と戦うのであれば、変に中途半端な相手と戦うよりもストーリーにもなる。そういう風にも思ってはいて。それでも戦ってみて……いや、やる前から分かっていたことだけど、力の差は感じました。だから自分が本当に強いと認めていて、誰もやりたがらないケラモフと戦うことができれば、まぁ納得もいくし。間隔も空けずに、スコっと最後の勝負をしようと思って、名前を挙げさせてもらいました」

――ただし、超RIZN44でケラモフは朝倉未来選手と戦うことになり、結果としてフェザー級のベルトを巻きました。ケラモフ✖朝倉未来戦の発表前に、金原選手にケラモフ戦のオファーはあったのでしょうか。

「ハイ。あのマイクアピールの当日に、『組むから』という風に榊原(信行CEO)さんからも言ってもらって、そういう方向で話をしていました。ただ7月というタイミングに関しては体のこともあり、ジムもあるので難しかったです。なので僕自身は9月か大晦日という風に要望を伝えさせてもらって。当然ケラモフが俺のために、そこまで待てないのも理解できるし、他の人とやることになっても、それはしょうがないと思っていました。自分ができるタイミングで意中の相手と戦えるって、それはもう運命のようなものだから」

――意中の相手と戦うにしても、満足いく練習ができて、万全の体調でないと試合は受けられない?

「納得して辞めたいんですよね。ビクター・ヘンリーは凄く強い選手ですけど、バンタム級に体重を落としたことで全然、体調が良くなかった。そういう意味でやり切れていない部分が多少ありました。今はフェザー級に戻ってきてメチャクチャ元気だし、言い訳ができないぐらい練習もしています。本当に格闘技も楽しいので、最後のチャレンジがしたい。自分は強さを求めてやってきました。今の数字や人気を求めているのとは違う人種の人間だから。自分が納得いく人間と最後はやりたい。それは思っています」

――つまり納得がいけば、ケラモフが絶対ではなかったと。

「こないだ未来が勝っていたら、それはケラモフではなくなりますよね。そうなった場合は朝倉未来になります。でもケラモフが勝ったことで、そこはケラモフ、もしくはクレベルになりますよね」

――それが最後だと断言できてしまうものなのですか。

「だって僕、引退しようと思ってジムを開いて10年ですよ。辞めようと思ったら、UFCと契約できた。UFCをリリースされて、もうMMAをやってもしょうがないと思ってキックボクシングに出た。でもキックをやったら、MMAが楽しくなっちゃった(笑)。いつも最後だと思っていたけど、もう辞めどころが分からない(笑)。それでも「これが最後」だと思って、いつも試合をやっています」

――だからこそ、本当に意中の選手しか戦いたくないと。

「自分が思い描くプランと皆が求めるモノは違うと思うけど、やっぱり若い子と戦うのは踏み台になるということで。それは、自分の挑戦が終わってからで良いかと」

――踏み台になることも、厭わないのですね。

「最後は踏み台にならないといけないです。自分が認めた次の世代のヤツと戦わないと。『お前に負けたらしょうがない。引退するよ』ってなることで、このスポーツも歴史が受け継がれていくわけですから。山本空良、平本蓮、萩原京平、鈴木千裕のような未来のある若者とやって、負けて終わりたい。もちろん『お前らなんかに、負けねぇよ』という気持ちを持って戦いますけどね」

――なるほど。本来は挑戦されるのではなく、挑戦する立場の強い相手と戦うこと願っているなかで、厳密にいえばフェザー級の試合ではなかったですが、鈴木千裕選手がパトリシオ・フレイレをKOしたことについては、どのように捉えていますか。あの歴史的な勝利で、鈴木選手は発言権を得られたと思いますか。

「ハイ、あって良いと思います。俺、試合にまぐれはない。ラッキーパンチはないと思っています。あのカードを掴んだ時点で、彼には決定権があると捉えています。誰もが掴めるチャンスではないですし、それを掴める人がいる。それが上に行ける人なんです」

――それが鈴木千裕選手だと?

「正直、あの試合に関してはピットブルが舐めていたところはあると思います。でも舐めていたからといって、勝てる相手じゃない。なかなかできることじゃないです。『俺はこの試合は勝てないから、最初から死ぬ気でいく』という選手はよくいますが、いけないヤツの方が絶対的に多いです。ライオンを目の前にしたら、なかなか怖くていけないです。でも、それで行けてしまう強さ。やっぱり、所英男のようなところですよね。こういう競技においては非常に重要なことを持っている人は、凄く少ないです。僕にはできないことだから、凄いなと思います」

――ではケラモフ✖朝倉未来戦をどのように捉えていますか。

「未来が負けるなら、あのパターンですよね。あれしかない。未来はどうしても右フックとカウンターの左ヒザの選手なので、あのハイクロッチで入られると、カウンターを合わせられない。結果、対応が遅れた時にバックを取られてしまう。ケラモフはバックからの攻撃が凄く強いので、流れのなかでRNCを取られることはあると思っていました」

――これは後出しジャンケンなのですが、あのRNCはケージもリングも関係なく、右腕の使い方でミステイクがあったように映りました。

「僕の勝手な感想なんですけど、日本人相手だとあの反応でエスケープができていた。彼の環境で気持ちが良い練習をしちゃうと、アドバイスできる人もいないし、そうなると反応はどうしても遅れる。やっぱり、やられる練習をしないといけない。練習でできてしまうから、その反応で正しいと思ってしまうので。やっぱり自分より強い選手に攻められ、厳しいことをしていると、対処法は身についてきます」

――金原選手が、自分より強い相手に攻め込まれることが練習でどれぐらいあるのでしょうか。

「岩本(健汰)君にしてもそうだし、もちろん青木(真也)君もそう。常にやられている環境にはあります。それにわざと自分がやられている環境を創って、練習をするようにもしています。自分がピンチにならない練習をすることも大事ですが、不利な状況から逃げる練習も大切です。体重は違っていても、上久保(周哉)君にその形でやると、逃げることはできない。彼の強いところで受ける。それが大切になってきます」

――気持ち良い練習と、しんどい練習のバランスは?

「その2つではなくて、3つ意識しています。1つは自分と同じ体格と同じ実力の選手とガチンコで競い合う練習。2番目が、やっつける練習。打ち込み感覚で攻めることができる練習ですね。3番目がやられる練習です。この3つは常に意識しています」

――比重はどうなっていますか。

「やられる練習はどうしても少なくなりますね(笑)。少なくなるというか、そういう相手が少ないので……。10本やって、岩本君と青木君と2本ずつやっても、6本はやっつけられる練習にはならないので」

――打撃もそうですか。

「打撃は違いますね。ただ昔は佐山(聡)先生の所へ行って、掣圏道ですね。桜木(裕司)さんや瓜田(幸造)さんとやることで、一生懸命しがみつくとかして、生み出される技もありました。さすがにパンチは手加減してもらっていましたけど、圧力という部分で凄く学ぶことがありました」

――その結果のMMAファイター人生を送り、今や実力でRIZINという場で評価を受けています。

「それは嬉しいですよ。実力で評価されるって。20年遅れで来たぁ、みたいな(笑)」

※クレベル戦決定までに挙がった平本蓮戦、クレベル戦に対する想いとこれからのフェザー級J-MMAファイター、今後に期待する選手達。そして、計量問題と計量失敗ペナルティに関して金原正徳が語ったインタビューが掲載されるFight&Life#98は8月23日(木)に発売です。

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RIZIN.44:クレベル vs. 金原など、追加7カード発表。

RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
クレベル・コイケ vs. 金原正徳

4月に山本空良に勝利した際に、ケラモフとの対戦をアピールしていた金原。が、ケラモフ戦は後から指名した朝倉未来に取られてしまっていた。その埋め合わせで、同様に対戦したい相手として名前を挙げていた前王者のクレベル戦が組まれた。年齢的にもキャリア最後の大勝負になる。

クレベルは体重オーバーで王座剥奪されたが、ノーコンテストになった鈴木千裕戦も1Rでタップを奪っており、ここで勝てば次の試合でタイトル挑戦の可能性は高い。

RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
スパイク・カーライル vs. 堀江圭功

昨年4月に武田から一本勝ちし、今年5月にはサトシ相手にフィニッシュを許さなかったカーライル。Bellatorからのレンタルなのか、今後の継続参戦があるのかは微妙なポジションだが、今回から階級を上げる堀江にとっては、勝てば一気にタイトル挑戦者候補になれる試合。

RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
中原由貴 vs. 白川陸斗

ケラモフ戦がケラモフの怪我で流れた中原 vs. ケラモフ戦を怪我で流した白川。中原はRIZINでは直前の対戦相手変更で2連勝した後、大晦日には有利と見られていた鈴木千裕戦でまさかのKO負け。白川はRIZINで3連勝していたが、ケラモフ戦前の負傷で長期欠場となったため、約2年のブランク。中原としては格が違うと思っているのでは。圧勝して勝ちたいところ。

RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
摩嶋一整 vs. 横山武司

摩嶋は実力者と言われていて、序盤は強さを見せるも、失速して敗れる展開が続いていたが、5月の芦田戦で4戦目にしてRIZIN初勝利。NEXUS王者横山は体重オーバーの山本琢也に引き込んでの腕十字で秒殺勝利。しかしお互いもっと別の相手とやるところが見たかった気も。中原・白川をばらしてこの2人と対戦するカードの方が見たかった。

RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
中島太一 vs. 岡田遼

昨年4月、階級上のフェザーでケラモフと対戦し、マウント三角で完敗した中島。今年4月にはパンクラスで正王者となったバンタム級タイトルの防衛戦を行ったが、挑戦者の田島がまったく攻めてこないままの判定勝ち。今回は適正階級でRIZIN初勝利を目指す。UFC出場を目指していた元修斗王者岡田だが、果たせずRIZINバンタム級GPに参戦したものの、元谷に判定負け。その時点で「2022年で引退」を公言していた。その後に組まれた修斗での安藤達也で敗れ王座から陥落。自らのジムも開き、明言はしないもののリタイアしたかに思われたが、ここに来て復活。

RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
シビサイ頌真 vs. ヤノス・チューカス

昨年10月にスダリオに敗れているチューカスが再登場。もともと対戦相手が微妙な試合しかしておらず、スダリオ戦もパッとしなかったのでもういいかと思ったが。シビサイはきっちり勝たなければいけない試合。

RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
スダリオ剛 vs. トッド・ダフィー

ダフィーはUFCで肩・両膝を負傷し、4年のブランク明けの試合で1Rアイポークによるノーコンテストになり、そのままリリース。そこからさらに3年半のブランク明けとなる今年2月にKSWに参戦し、かつてUFCで破っているヘビー級王者フィリップ・デ・フライの王座に挑戦したが、1RKO負け。37歳とそこまでの年齢ではないが、30代ではこの2Rしかしていないので、現在の実力は不明。

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【RIZIN44】9月24日にクレベル・コイケ×金原正徳。原由貴×白川陸斗&摩嶋一整×横山武司など7試合決定!!

【写真】榊原CEOを挟んで、神妙な顔つきのクレベルと金原(C)MATSUNAO KOKUBO

9日(水)、東京都港区のRIZN FF事務局で9月24日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN44の会見が行われ、7カードの試合の追加カードの発表があった。

まず榊原信行CEOより「日々、時間が経つのが早いなと思っています。超RIZINから10日が過ぎ、選手、ファンの間で議論が起こり、そのドラマを踏まえて2023年の下半期のドラマを巻き起こすために色々とマッチメイクを日夜、調整を進めておる状況です」という挨拶があった。

同大会は7月30日に牛久潤太郎×萩原京平のフェザー級が組まれることが既に明らかとなっているが、ここで金原正徳とクレベル・コイケが登壇し、直後に追加7試合がここから発表された。


まずヘビー級でスダリオ剛×トッド・ダフィー、同じくヘビー級のシビサイ頌真×ヤノフ・チューカス戦、続いてスパイク・カーライル×堀江功圭のライト級が決定したことが読み挙げられた。この試合より堀江はライト級に階級を上げることとなった。

さらにフェザー級の2試合=中原由貴×白川陸斗&摩嶋一整×横山武司、バンタム級の中島太一×岡田遼の実現がアナウンスされると、7試合目に改めてフェザー級=クレベル・コイケ×金原正徳という待望のマッチアップが組まれることが言及される。

ここから金原が「まずクレベル選手、対戦を受けていただきありがとうございます。昔から知っている選手で、全部試合を見ているし、凄く強い選手なのも自分のなかで理解しているつもりだし。本当に自分が改めて挑戦者という立場で、クレベルに向かっていきたいなと思っています。この年でいうのもなんですけど、心機一転ゼロから気持ちを創り直してクレベルを倒して次に進んでいきたいと思っています」とマイクで話すと、クレベルは以下のようにコメントした。

「さっき、カネハラも言っていたように長い知り合いで一緒で練習もし、ハードなスパーも。これが特別な試合、これから試合をやって、自分ももう1回タイトルマッチやりたいです。ベルトがなくても、私がフェザー級のチャンピオンなっているよ。でも、皆、よろしくでお願いします」

なお10月1日のRIZIN Landmark06の対戦カードについて「朝倉海、井上直樹という地元勢を中心にカードが考えられている。お盆後に何らかの形で発表する」という発言が榊原CEOから聞かれた。


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クレベル・コイケ「ピットブル兄弟との乱闘の原因は彼らの通訳が誤訳したせいだ」「私は卑怯者ではない」

歴史をかえた誤訳(新潮文庫)


『超RIZIN.2』クレベル・コイケがピットブル兄弟の控室で乱闘騒ぎ/パトリシオ「彼は2度とリングに上がるべきではない」パトリッキー「彼は俺に蹴りを入れて逃げた」(2023年07月31日)

 こちらの続報。


 クレベル・コイケがピットブル兄弟との乱闘騒ぎについてコメント。当初はMMAFightingの取材に対しノーコメントを貫いていましたが、Bellatorファイターたちがこの件について様々なコメントをしていることから考えを変えて話すことにしたそうです。続きを読む・・・
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【RIZIN】クレベル・コイケ パトリッキー・ピットブルと場外乱闘


超RIZIN.2で大爆発した瞬間と言えば、やはり鈴木千裕の大アップセットでしょう。MMAでは格上中の格上パトリシオ・“ピットブル”・フレイレを相手に果敢にパンチを振るって前進。コーナーに追い詰めると左右のフックでまさかのKO勝ちを飾りました。

予想だにしないジャイアントキリングで歓喜に沸く会場の中で、一人憮然とした表情を見せるリングサイドのクレベル・コイケ。自身が判定負けを喫したパトリシオに自身が易々と一本を取った鈴木千裕との対戦が決定した際にもTwitterで不快感を表していただけに、パトリシオが敗れた事に納得がいかなかったのでしょう。私の中ではそこで話は終わっていましたが、なんとその後にパトリシオのセコンドについていた実兄パトリッキー・"ピットブル"・フレイレと小競り合いになったと言うじゃありませんか。

パトリシオのインスタライブによると、鈴木に敗戦したパトリシオに対してコイケが笑ったとして、パトリッキーが怒って突き飛ばし、その後にクレベルが控室でパトリッキーに飛び蹴りを見舞ったと語っていました。RIZINの榊原信行CEOも大会後の記者会見でいざこざがあった事を認めています。

血気盛んな格闘家同士。この手のトラブルはなきにしもあらずですが、怪我に繋がるような大きな事件に発展しなくて本当に良かった。怪我をして半年や1年を棒に振る事になったら目も当てられませんもん。

まあ、体重超過で王座を剥奪され、さらに鈴木が脚光を浴びたとくればクレベルのイライラする気持ちもよくわかります。そして実弟がよもやの敗戦を喫したパトリッキーの気持ちもまた同じく。でもプロである以上、そのイライラをリングの上で爆発させてほしいなと。

でも、榊原CEOの事、この流れに乗じてクレベル×プットブルブラザースの試合を画策する可能性もあるでしょう。おまけにパトリシオはべラトールでの鈴木千裕との再戦を直訴しており、早くも人間模様が激しく交錯し始めました。まさかの場外乱闘がどう転ぶか。今後の行く末に注目が集まります。
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『超RIZIN.2』クレベル・コイケがピットブル兄弟の控室で乱闘騒ぎ/パトリシオ「彼は2度とリングに上がるべきではない」パトリッキー「彼は俺に蹴りを入れて逃げた」

改訂4版 イラスト社会人としての心得



 『超RIZIN.2』で鈴木千裕に1R KO負けしたパトリシオ・“ピットブル”・フレイレがツイッターで以下のコメント。

「クレベル・コイケは負け犬で卑怯者だ。彼は俺の負けを祝福し、試合後に兄と口論をした。その後、彼はロッカールームに侵入し、背後から兄を蹴って逃げた。こんなファイターは二度とRIZINのリングに上げるべきではない」


 ケージサイドでこんな口論があったそうです。


 パトリシオは鈴木千裕戦については「素晴らしい歓迎をしてくれた日本には感謝している。残念ながら、俺の日ではなかった。鈴木千裕はおめでとう。だが、この物語には次の章がある。Bellatorで会おう」とコメントしています。


 パトリッキー・“ピットブル”・フレイレはMMAFightingの取材に対し以下のコメント。

「3~4日前に彼が自分のYouTubeチャンネルでくだらないことを言ってたのでムカついたが、パトリシオは無視しろ、気にするなと言った。俺はパトリシオのセコンドには就かずに、ドレスアップした彼が歩いているのを目撃した。 彼はパトリシオにトラッシュトークを仕掛けてくるんじゃないかとか、そんなことを想像していた。 パトリシオが負けた時に彼を見ると、飛び跳ねて笑い大喜びしていた。俺はリングに走ってパトリシオの状態を確認し、それから彼のところに行って『お前はクソッタレだな、叩きのめす』と言うと、彼は急に被害者ぶってきた」

「彼は『俺が? 何かしたか?』という態度だったので、『ネットで俺たちについてくだらないことを言ってるだろ、このクソ野郎』と言って、立ち去った。 廊下でホベルト・サトシ・ソウザに会って、『君のことは好きだが、クレベルは弟の負けを祝福するような卑怯者だな』と言うと、サトシは『ああ、クレベルはちょっとそういうところがあるね』と言うので、俺は『くだらないことを言いたいのなら、卑怯者のように振る舞わないで面と向かって話しに来るべきだ』と言っておいた」

「ロッカールームに行って、ドアに背を向けて座って試合を見ていたんだが、コーチの一人が私に気をつけろ、と言ってきた。 振り返る前に、彼は俺の胸に蹴りを入れてきた。 ロッカールーム内で乱闘が始まったが、彼は逃げた。30人以上の人がいたので、他の部屋にも行って彼を見つけようとしたが、すでに逃亡していたんだ」


 さらにパトリッキーはインスタグラムでクレベル・コイケに「ブラジルに出発する前にお前が現れるのを待っている」というDMを送っています。



 クレベル・コイケのYouTube。『超RIZIN.2』勝敗予想で会場に行くのかと尋ねられ「ノー! 喧嘩になるから」とコメントしていますが、マジでそうなったらダメでしょう…。続きを読む・・・
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【RIZIN】朝倉未来×ケラモフがフェザー級タイトルマッチに決定!


昨日、六本木ヒルズアリーナで行われた朝倉兄弟公開練習。イベントの冒頭でRIZINの榊原信行CEOから朝倉未来ヴガール・ケラモフ超RIZIN.2での試合をRIZINフェザー級タイトルマッチにする事が発表されました。

唐突と言えば唐突。前触れがないと言えばない。それでも牛久絢太郎に完勝した未来と今やフェザー級裏の王者との呼び声も高いケラモフとの試合。タイトルマッチと言われても特に違和感はありません。

実力だけ言えばクレベル・コイケを絡めるのが順当なのでしょうが、契約体重オーバーでタイトルを剥奪された直後。いくら圧倒的に強いとはいえ、すぐにタイトル戦を用意するのは規律を重んじる意味でちょっと違う気がします。榊原CEOもそう感じているじゃないかなと。

超RIZIN.2では朝倉海×ファン・アーチュレッタのバンタム級王者決定戦も行われるため、前代未聞の兄弟同時王者誕生の可能性も十分。世間に対しても大きなアピールになるのは間違いないでしょう。主催者側の思惑も見え隠れしますが、トップ外国人選手を相手に実現なるか。さらに楽しみなってきました。
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『RIZIN CONFESSIONS』第127回動画




 『RIZIN CONFESSIONS』第127回の動画。今回は『RIZIN.43』のうちクレベル・コイケ vs. 鈴木千裕、矢地祐介 vs. ザック・ゼイン、関根“シュレック”秀樹 vs. 上田幹雄、鈴木博昭 vs. 西谷大成、梅野源治 vs. 鈴木宙樹、木村“フィリップ”ミノル vs. ロクク・ダリの舞台裏を紹介しています。続きを読む・・・
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o RIZIN YouTube クレベル・コイケ

【RIZIN.43】試合を終えたクレベル・コイケ「RIZINがどんな決断を下しても私は受け入れる」

383: 実況厳禁@名無しの格闘家 2023/07/02(日) 21:19:48.16 ID:SRRUBrrT0
RIZIN.43を終え クレベル・コイケ
https://youtu.be/-nHPjgMy1UQ

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