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【ONE FN26】殴られても折れないナカタニの反撃を断ち切り、若松佑弥が強さを見せて3-0の判定勝ち

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
Def.3-0
ギルバート・ナカタニ(米国)

左右に動くナカタニが右カーフ、若松は左の縦ヒジを狙う。さらに右ハイをガードの上から蹴った若松のワンツーに、ナカタニがフックを合わせる。後ろに倒れた若松は立ち上がりながら組みにいくと、バックを伺う。譲らずナカタニが正対して離れる。カーフを連続で蹴るナカタニは組んでヒザを入れ、右エルボーをヒットさせる。

カーフ&右から組んだナカタニに対し、若松は投げを狙いヒザを突き上げる。直後に若松はヒザに左を合わせる。後方に大きく乱れたナカタニは、テイクダウンを取られ即立ち上がるも、若松の質量が完全に上回るように。既に疲れが感じられるナカタニに対し、若松が左を入れて右アッパーを叩きこむ。ナカタニが組みを選択しても、若松はコーナーを背にして体を入れ替える。右を振って間合いを取り直した若松のパンチに圧されるナカタニが、テイクダウンへ。スクランブルでのギロチンも頭を抜いた若松が、スピニングバックフィストをかわして右を伸ばしたところで時間となった。

2R、若松はジャブを伸ばし、右ハイをスウェイでかわす。ナカタニの左右のオーバーハンドをかわす若松は、組まれてもポジションをスイッチしてコーナーに押し込んでいく。ナカタニも押し込み返すが、離れた若松は前蹴りをボディに入れる。続いてヒザをボディに突き刺した若松は、右ハイをヒット。それでも前に出るナカタニがクリンチへ。払い腰から離れた若松は、三日蹴りを狙う。ナカタニは距離を潰して防ぎ、ワンツー。若松は逆に右を打ち込み、ジャブを突き刺す。さらに右ミドルで削ると、右ストレート。ナカタニもフックで前に出るが、精度の高い右を若松が決める。若松の右エルボーで額をカットし流血が目立つナカタニが左を当て、スピニングバックエルボーから組んでバックへ。サイドバックでヒザを蹴ったナカタニは、正対した若松に左エルボーを狙い終盤に盛り返した。

最終回、ハイを蹴り合った両者、若松が右を当て、直後に左フックでダウンを奪う。ガードから立ち上がる間、パウンドを続けた若松は左ミドルに右を合わせ、続いて右アッパーへ。ナカタニのローシングルを切った若松が、逆にテイクダウンを奪うとヒザを顔面に入れる。腰を上げた若松は右腕を腕十字で伸ばされかけたが、ここは耐えてガードの中に収まる。ガードが空くと、左足を抜いた若松がハーフで殴りナカタニに潜らせない。

背中を預けて立ち上がったナカタニに対し、若松は打撃戦を選択。リードフックを当て、ヒザ蹴りにカウンターを合わせる。残り1分、腹へのヒザを効かせたナカタニのラッシュに若松が前蹴りも、組まれる。コーナーに押し込み、エルボーから間合いを取り直した若松、ナカタニも最後まで攻撃姿勢を持ち続け試合はタイムアップを迎えた。

激しい攻め合いのなかで、反撃を許しながらも優勢に試合を進めたのは間違いなく若松だ。結果、3-0で判定勝ちを手にした若松は「まずは戦ってくれたギルバート選手、この舞台を用意してくれたONEの皆さま、本当にありがとうございました。とても素晴らしい選手で、凄くタフで打撃も寝技も凄く強い選手でした。自分がメンタルだったり、得意でなかったところを鍛えてきたので、それがあって今日は勝てたと思います。本当にありがとうございました。ONEのチャンピオンを僕が取って、フライ級の世界一はONEだと知らしめたいので、来年是非タイトルマッチを日本でお願いしたい」と凛とした表情で話した。


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【ONE FN26】25カ月振りの実戦。クリスチャン・リー「ラスロフは限定されたエリアで最大の力を発揮する」

【写真】ようやくクリスチャンのMMAが見られる。この間、立ち技やグラップリングの出場もなかったのがクリスチャンらしい(C)ONE

本日7日(土)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Fight Night26「Lee vs Rasulov」。同大会のメインでクリスチャン・リーが、ONE世界ライト級王座を賭けてアリベク・ラスロフ相と戦う。
Text by Manabu Takashima

2022年11月以来、2年1カ月振りのファイト。この間、妹ヴィクトリアを失くし、姉アンジェラは引退。そして弟エイドリアンがプロデビューを果たした。

17歳でプロデビュー以来、常にフィニッシュを目指すスタイルで、これまでに挙げた17勝のうちフィニッシュ勝利は実に16を数える。削り合いも、打ち合いでも冷静さを維持する若きベテランに、試合前の心境とこの2年間を尋ねた。


──2年1カ月振りにバトルフィールドに戻ってきたクリスチャンです。この2年色々なことがありました。そして、この場に戻ってきた。今の気持ちを聞かせてください。

「ファイトに戻ることに、とてもエキサイティングしているよ。この2年間、ハードトレーニングを欠かすことはなかった。そして、ずっと心待ちにしていた瞬間だから心に期するモノがある」

──トレーニングと練習は違うかと思いますが、試合勘などに不安はないですか。

「練習と試合は、それほど違うという感覚はない。オク・レユンと再戦する時も、彼の負傷が完治するのに11カ月も待つ必要があった。今回は2年間試合がなかったわけだけど、個人的には正しいタイミングで試合ができないなら、タイムオフがあるのは悪い事じゃないと思っている。

ただ、こんなに長く試合をしないでいようという気はなかった。今年の3月には戦いたいと思っていた。以来、ずっと試合の準備をしてきたんだ。今回の試合も、もともとはもっと早くに組まれることになっていたわけだし」

──ハイ。11月にアトランタで行われる予定だったのが、タイに開催場所が変わりました。ばかりかクリスチャンの試合は、今大会まで延期された。米国でのショーがなくなったことは、残念だったのではないですか。

「米国で戦いたかったね。でも、タイに場所が変わっても僕のやるべきことに大きな違いはない。だいたい開催地がアトランタからタイに変わったことに関して、僕は何もできないわけだし。そしてタイトル戦が11月から12月になったのも、色々な状況が積み重なっていてのこと。特にビザの取得に関しては、僕の力では何もできないしね。

とにかく新たに決まった日程に合わせて、練習をするだけだった。1カ月ズレたことで、その分だけ練習ができるという面もあるしね」

──この間、アンジェラは引退を選択しました。その決断に何か影響を受けることはなかったですか。

「それはなかったよ。僕のキャリアと姉の引退は関係ない。何より、もう戦いたいという気持ちがなくなったアンジェラが、自分の考えで引退を選んだことは良かったと思っている。もう戦いたくないのに、キャリアを続ける必要はないからね」

──では今回、挑戦を受けるアリベク・ラスロフの印象を教えてください。

「スタンドでラッシュを掛ける良いファイターだよ。どの局面でも戦えるけど、僕にとっては対戦相手の1人でしかない。しっかりと準備もしてきたし、彼より良い戦いができるはずだ」

──ラスロフとオク・レユンの試合は、ラスロフが従来持つフリースタイルレスリングのテイクダウンや蹴り技を使うことがなかったです。ボクシングよりも近い距離、いうとダーティーボクシングが非常に多い。タフですが、単調な試合でもありました。

「それはオク・レユンのスタイルも関係していたんじゃないかな。彼は前に前に、と出てくるボクシング・ファイターだから。加えてラスロフのテイクダウンを切ることができる。ラスロフもテイクダウンを狙っていたから、クリンチが多くなった。何より5Rを戦い抜いて、判定勝ちをしようという戦い方だった。試合で勝つことに徹し抜いた戦い。彼が勝つには、あの攻撃が一番効果的だったんだろう。そういう意味ではスマートな選択だよ。

ただし、僕はオク・レユンじゃない。だから、ラスロフはもっとフリースタイルレスリングの技を使ってくると思う。それが通じないと分かると、オク・レユン戦と同じ戦い方をしてくるだろう」

──対して、クリスチャンがあの戦い方をさせるようなことはあるのでしょうか。

「その点でいえば僕のレンジ・コントロールは彼より、ずっと優れている。それに手持ちの技の数が違うし、経験も違う。ラスロフはグッドファイターだけど、MMAとしては限定されたエリアで最大の力を発揮するタイプだ。トレーニングも、そのエリアのなかで強くなることに集中しているに違いない」

──だからこそクリスチャンの引き出しの多さが、試合を動かすのではないかと予測しています。

「そうだね。より素早く、仕掛けの多い試合をファンに見せたい。初回から動いて、フィニッシュを狙う。それもファンが望んでいる結末だし。少しでも早くテイクダウンを奪って、フィニッシュしようと思っている」

──クリスチャンは動きの多い、アクションの多い試合をエキサイトすることなく冷静に戦う印象があります。

「プロで戦い始めたのは17歳の時だよ。多くの試合をこなして、それだけ経験も積んできた。ファイト以外でも自分のマーシャルアーツジムも開いたし、子供も生まれた。全てのことが、僕を人として成長させてくれた。ファイターだけでなく、人として成熟できたと思っている」

──熱くなってしまうことはないですか。時には我を忘れて戦うようなこともあると思うのですが。

「ノー。我を忘れて、アグレッシブになり過ぎるのはレベルの低いファイター……アマチュアだ。落ち着いて戦えた方が、ずっと良いに決まっているからね」

──ではライト級とウェルター級の二冠。今回の防衛戦をクリアした先に、何を見ていますか。

「どちらもベルトも守り抜くこと。可能な限り、ね」

──クリスチャンの復活ともに、MMAライト級及びウェルター級が活性化することを期待しています。

「そうだね。もっとONEのMMAは、盛り上がって行くはずだ。弟のエイドリアンもデビューしたし、ファンも来年はもっと多くのMMAファイトを目にすることができるだろう。そう期待しているよ」

■ONE FN26 視聴方法(予定)
12月7日(土・日本時間)
午前9時45分~U-NEXT


■ONE FN26 対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] アリベク・ラスロフ(トルコ)

<キック・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットファーガス(タイ)
ナビル・アナン(アルジェリア)

<ONEサブミッショングラップリング世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/10分1R>
[王者] マイッサ・バストス(ブラジル)
[挑戦者]ダニエル・ケリー(米国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
デニス・ピューリック(ボスニアヘルツェゴビナ)
エリアス・マムーディ(アルジェリア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ギルバート・ナカタニ(米国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ナックロック・フェアテックス(タイ)
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シャミル・ガフロフ(ロシア)
ハリル・アミール(トルコ)

<サブミッショングラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
青木真也(日本)
コール・アバテ(米国)

<キック・ストロー級/3分3R>
ジョン・ディベラ(カナダ)
ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)

<サブミッショングラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
ダンテ・リオン(カナダ)
ブルーノ・プッチ(ブラジル)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーン・PK・センチャイ(タイ)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

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【ONE FN26】ナカタニ戦へ。若松佑弥─02─「LFAとかUFCとか、自分は何とも思っていない」

【写真】決戦前夜、今もまだ研ぎ澄ませ続けているのだろうか(C)ONE

7日(土)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Fight Night26「Lee vs Rasulov」でギルバート・ナカタニと対戦する若松佑弥インタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

強くなるために、家族と離れて練習の日々を送る若松。煩悩を捨て去り、さながら修行僧のような精神状態で自らを見つめる。ストイックな日々を経て目指すのは、これまで以上の自分になることだ。

<若松佑弥インタビューPart.01はコチラから>


──LFAで勝っている人間と若松選手との対戦。UFCへの登竜門で2勝0敗の選手との試合は、北米基準のMMAとのスケールになるという意味でも非常に楽しみです。

「正直、強さなんて誰がどこで戦って、勝つか負けるかの世界なんで。相手が誰だろうが、自分自身をさらに越えられるかという戦いで。どうでも良いというわけじゃないですけど、タイトルマッチでなくても相手がDJだと思って自分は創っているので。LFAとかUFCとか、自分は何とも思っていない。自分を越えられるのかだけに集中しています」

──その姿勢を持ち続ける選手はなかなかいないと思いますが、本当にそういう人格形成が成されてきた。言葉が内面と結びついているように感じます。普段から、本当に修行僧のような人間性になっているのですか。

「それは試合前の8週間だからこそ、研ぎ澄ますことができるわけで。そうでないと、メチャクチャ煩悩が出てきます(笑)。それぐらい弱いですし、人間、人って弱いと思うのでどれだけ自分と見つめ合い、律し、鼓舞できるのか。本当に自分との戦いで……。

キンガド戦もそうなのですが、相手なんかいない。自分がどう向き合えているのか。そこが果し合いの最後の粘りに通じている。情報社会でムカつくこともいっぱいあるけど、そこも関係ない。今が大事、今を生きていけていると思います」

──LFAもUFCも関係ないというなかで、ギルバート・ナカタニのことはどのような印象を持っていますか。

「本当に気が強い選手ですね。タフで、オールラウンダー。なんでもできてキックボクシング、あとレスリングですね。スタミナはないけど、それでも前に出てくる素晴らしい選手です」

──そういう相手に自己証明となる戦いとはどういうモノになりますか。

「めちゃくちゃ色々なパターンがあるなかで、魂と魂がぶつかり合う戦い。そのなかでテクニックが混ざっている。いつでもフィニッシュできるし、一瞬の隙があれば殺すことができる。そいう殺気で削る。それでも相手も頑張って来ると思うので、それを上回るモノを……これまで磨いてきた技術が生きてくる戦いにしたいです」

──では5万ドルのボーナスも、煩悩だから必要ないですか(笑)。

「それは獲りに行きます(笑)。盛り上げるために1秒でも早く倒そうと思っているので。キンガド戦もそのつもりでも、倒せなかっただけで。試合はどうなるか分からないけど、色々なイメージはできています。KOで勝つにしても、判定で勝つにしても。でもボーナスは欲しいですね。そこは天運に任せます(笑)」

──天運ですか……。

「上杉謙信の言葉で、バガボンドにも出てくるのですが『生きようとして上がれば必ず敗北。死ぬと思っていけば勝利がほほ笑む(「死なむと戦へば生き、生きむと戦へば必ず死するものなり」)』みたいな。試合の当日までやることをやって、あとはどうなって良いと思って上がりたい。ギリギリまで研ぎ澄ませていこうと思います」

──そんななか後藤丈治選手から若松選手が「鼻毛を抜かない」という話が聞かれました。

「アハハハハ。もう髪とかヒゲとかもボサボサで、別に合コンとかもいかないし、意味がないことって思ったんですけど……。やっぱりメディアとか出るので、そこはちゃんとしないといけないと。でも、どうでも良いというか……チーム・ラカイのヤツらも鼻毛がメッチャ出ているんで(笑)。逆にそれすらも恰好良いと思われる漢になりたくて、ちょっとやってみたのですが断念しました(笑)」

──アハハハハハ。石井逸人選手は「刺しに来た蚊を逃がしてやるほど殺生を好まない。でも、自分たちのことはボコボコにする」と。

「いやぁ(笑)。悪気はなくて、やってやろうと気はない。でも、そこで僕が気を遣ってしまって甘くなると……。TRIBE TOKYOっていうのは長南さんを見ても分かるように、殺気がヤバいジムです。それもない、ただ遊んでいるようなジムには絶対にしたくないので。笑顔なんて見せてんじゃないよっていうジムにしていきたいです」

──蚊も逃がしてやるというのは?

「それは僕らの命なんて、そこら辺で死んでいる蟻と変わらないもんだし。血を吸われたぐらいで、蚊を殺すことはない。それは本当に皆が、殺せっていうけど……。まぁ可哀そうだなって。ただ、それだけなんです(苦笑)」

■ONE FN26 視聴方法(予定)
12月7日(土・日本時間)
午前9時45分~U-NEXT

■ONE FN26 対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] アリベク・ラスロフ(トルコ)

<キック・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットファーガス(タイ)
ナビル・アナン(アルジェリア)

<ONEサブミッショングラップリング世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/10分1R>
[王者] マイッサ・バストス(ブラジル)
[挑戦者]ダニエル・ケリー(米国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
デニス・ピューリック(ボスニアヘルツェゴビナ)
エリアス・マムーディ(アルジェリア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ギルバート・ナカタニ(米国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ナックロック・フェアテックス(タイ)
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シャミル・ガフロフ(ロシア)
ハリル・アミール(トルコ)

<サブミッショングラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
青木真也(日本)
コール・アバテ(米国)

<キック・ストロー級/3分3R>
ジョン・ディベラ(カナダ)
ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)

<サブミッショングラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
ダンテ・リオン(カナダ)
ブルーノ・プッチ(ブラジル)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーン・PK・センチャイ(タイ)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

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45 AB MMA MMAPLANET o ONE ONE FN26 ONE169 RIZIN YouTube   アドリアーノ・モライシュ エリアス・マムーディ キック ギルバート・ナカタニ クリスチャン・リー コール・アバテ ゴントーラニー・ソー・ソンマイ ジャレッド・ブルックス ジョシュア・パシオ ジョン・ディベラ ダニエル・ウィリアムス ダニエル・ケリー ダニー・キンガド デニス・ピューリック ハリル・アミール マイッサ・バストス マンスール・マラチェフ リース・マクラーレン ルンピニー 若松佑弥 青木真也 食事

【ONE FN26】フライ級初戦、ジャレッド・ブルックス「サイズじゃない。戦いはハートの大きさで決まる」

【写真】ONEのMMAを盛り上げる役者が、フライ級転向を果たす(C)MMAPLANET

明日7日(土)に、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Fight Night26「Lee vs Rasulov」。同大会にONE世界暫定ストロー級王者ジャレッド・ブルックスが、リース・マクラーレンとフライ級で戦う。
Text by Manabu Takashima

ストロー級で圧倒的な強さを見せ、以前からフライ級と二冠を狙うと明言していたブルックスがついに135ポンドで戦う。ここ2年、立ち技やグラップリングの裏で停滞していたONEのMMAをタイトルマッチだけでなく、その一つ一つの戦いで活性化させるだけの力と、存在感を持つブルックス。

ここで勝利を収め、タイトルショットの機会を伺う彼の視線の先には日本で若松佑弥と戦う2025年の光景が目に浮かんでいるようだった。


125ポンドだろうが、135ポンドだろうが最高のコンディションでファイトに挑める

──ジャレッド、ONEフライ級初戦が週末に控えています。今の気持ちを教えてもらえますか(※取材は4日に行われた)。

「最高だよ。自信もある。ここまで、なかなか試合機会に恵まれなかったけど、これからはどんどん試合ができるポジションに立つことができた。来年はもっともっと戦うことができるだろう。フライ級で戦ううえでリース・マクラーレンは、この1試合で僕をタイトルコンテンダーに引き上げてくれる恰好の相手だよ。これからONEのフライ級を最高に盛り上げるよ」

──ストロー級暫定王座を取ったタイミングでフライ級への転向を果たしたのは? 統一戦は待てなかったということですか。

「いやストロー級でマンスール・マラチェフと戦う話があったんだけど、やつがケガをしているということで流れた。3カ月も前のオファーだから、僕は治るだろうと踏んでいたんだけどね。ストロー級で相手がいないなら、フライ級でも戦える。同時に2階級でやっていけるからね。で、今回はフライ級で戦うことにしたんだ」

──フライ級で戦うことは以前から公言していましたが、その際には常にDJと戦いたいという希望を口にしていました。

「そう、そうなんだよ。でもDJのようなレジェンドが、自身の考えで引退を決めたのは素晴らしいことだよ。もともとDJは、僕がMMAを始めるきっかけになった1人だ。そうだね……僕はDJにチャレンジを表明した。その2日後にリタイアを彼は決めた。それはそれで、最高だよ(笑)。まぁ、心の底ではDJがカムバックし、僕と戦ってくれればという気持ちはある。それでも、今は彼の引退におめでとうという言葉を送るだけだよ」

──ONEのフライ級は水抜き無しの135ポンド、ジャレッドは減量の必要があるのでしょうか。

「125ポンドでも減量の必要なんてなかった。ファイトウィークになると123ポンドには落ちていたから。毎日、しっかりと食事をとってもそれぐらいだ。今回、フライ級で戦うことでプロテインやクレアチンをたくさん摂取してきた。それでも、今の体重は133ポンドか132ポンドだ。減量の必要がないことが、僕の強味になっている。125ポンドだろうが、135ポンドだろうが最高のコンディションでファイトに挑める。サイズじゃない。フライ級は技術面、精神面とともに最高の状態で戦う姿を見てもらえる最高の階級だよ」

──とはいえ、ストロー級と比較すると対戦相手は大きくなります。

「いいかい? 俺たちは体のサイズで戦うじゃない。ハートの大きさで戦うんだ。リース・マクラーレンを恐れることは一切ない。それが全てだよ。僕らがリングで向かい合い、試合が進むにつれてどっちのエネルギーゲージが減って行くのか、楽しみに眺めていてほしい。僕のハート、エナジーはずっと最高潮だから。戦いはハートの大きさで決まって来る。それを土曜日にしっかりと証明してみせる」

──とはいえマクラーレンはフライ級で最高のグラップラーです。彼のスキルをどのように評価していますか。

「素晴らしい実力者だよ。グラップリング面において。でも、少し遅い。それに他の皆と同じように、僕の体力を軽視してくるにちがいない。『こんな小さなヤツは、問題ない』ってね。僕がトップを取ったり、バックに回った時にヤツは200ポンドの相手に捕獲されたように感じるだろう。その力があるから、僕は戦うことができているんだ」

ユーヤ・ワカマツと日本で試合を組んでくれ

──この試合でタイトルコンテンダーの地位を獲得するという発言がありましたが、せっかくジャレッドがフライ級にやってきたのであれば若松祐弥選手やダニー・キンガドというトッププロスペクトとの対戦も見てみたいものです。

「僕とユーヤの試合は、きっと最高のファイトになるだろう。ユーヤはしっかりと、どの局面でも戦えるようになった。あの打撃力があれば、最高のグラップリングは必要ない。本当にあのパンチ力は警戒が必要だ。それでもテイクダウンをして、極めることができると思っている。

ダニーも素晴らしいウェルラウンダーだ。ユーヤと比較すると、下の動きで少し上回っている。それでもユーヤと同じだ。僕は彼をサブミットできる。そうだね、僕が彼らとの試合を拒否ることは一切ない。ただし、今、僕の目の前にいるのはリースだ。そのリースを倒すと、どう考えてもアドリアーノ・モライシュという名前が浮上するはず。

アドリアーノと戦う前にストロー級王座を統一し、フライ級のベルトを巻く。ジョシュア・パシオとは、いつでも戦う。蹴散らす機会を待っているだけだよ(笑)」

──明らかにグラップリング戦を前にした時より、モチベーションの高さが感じられますね。

「そりゃあ、そうだよ。グラップリングマッチは楽しむもの。ファイトは、恐怖を伴っている。グラップリングとは違い、相手を殺すためにリングに上がるんだ。僕がフライ級で戦うことで、ONEのフライ級をもっと活性化させたい。ストロー級でも決して大きな方じゃない。いえばフライ級で戦うことは、2階級上の相手と戦う様なものだ。そしてまずはリース・マクラーレンを倒す。そのことで世界中が、僕を中心としたフライ級を気に掛けるようになるに違いない」

──凄く楽しみです。我々MMAファンにとっては、どれだけ素晴らしいムエタイ、キック、グラップリングがあっても、やはりMMAがしっかりと回って行くところが見たかったので。

「同じ想いだよ。だからこそ、フライ級で僕がやるべきことも分かっている。マッチメイカーにはもう、伝えてあるよ。アドリアーノ・モライシュ、あるいはユーヤ・ワカマツと日本で試合を組んでくれってね。僕らが戦うことで、日本のファンはRIZINのように盛り上がってくれるはずだからね。

どこで戦おうが僕が日本を愛する気持ち、日本のファンへの感謝の気持ちは忘れようがない。12月7日、リース・マクラーレンをぶっ飛ばす。そして、2025年は必ず日本で戦う」

■ONE FN26 視聴方法(予定)
12月7日(土・日本時間)
午前9時45分~U-NEXT

■ONE169 対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] アリベク・ラスロフ(トルコ)

<キック・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットファーガス(タイ)
ナビル・アナン(アルジェリア)

<ONEサブミッショングラップリング世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/10分1R>
[王者] マイッサ・バストス(ブラジル)
[挑戦者]ダニエル・ケリー(米国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
デニス・ピューリック(ボスニアヘルツェゴビナ)
エリアス・マムーディ(アルジェリア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ギルバート・ナカタニ(米国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ナックロック・フェアテックス(タイ)
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シャミル・ガフロフ(ロシア)
ハリル・アミール(トルコ)

<サブミッショングラップリング世界ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
青木真也(日本)
コール・アバテ(米国)

<キック・ストロー級/3分3R>
ジョン・ディベラ(カナダ)
ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーン・PK・センチャイ(タイ)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

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【ONE FN26】若松祐弥戦─UFCの登竜門LFAで無敗 ギルバート・ナカタニ「ユーヤができないことができる」

【写真】生まれ育ったコビーナはラテン系の街。メキシコの血も流れるギルバートだが、日本が大切なピースになっていた(C)MMAPLANET

7日(土)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Fight Night26「Lee vs Rasulov」でギルバート・ナカタニが、若松佑弥と対戦する。
Text by Manabu Takashima

誰もが認める実力者に対し、その誰もが北米で戦えばどうなるのかという想いを抱いてきた。ナカタニはUFCへの登竜門LFAで2勝0敗、フライ級王座を目指せて存在だ。

そしてナカタニという苗字で分かるように日本人の血が流れるファイターをインタビューした。


──12月7日にONEデビュー戦で若松佑弥選手と戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は11月28日に行われた)。

「ワクワクしているよ。過去数カ月、来るべきビッグファイトのためにハードトレーニングを繰り返してきた。それに時差と気候が違うから、タイに試合の2週間以上前に入って調整してきた。凄く良い練習ができている。ビーチを走るのも気持ちが良いし、汗をかくのに凄く良い場所だよ(笑)。あまり晴れの日はないけど、雨が降っていて暖かい。ルンピニーという場所で、僕の力を世界中に見てもらうことが楽しみでならない」

──タイではどこで練習を?

「プーケットでムエタイはセンティアンノーイ、MMAはバンタオMMAで練習している。基本はトー・センティアノーイのムエタイのキャンプをやっていて、そこには複数の優れたムエタイの選手がいる。彼らがどういう練習をしているのかも見てきた。色々なジムで練習するのも楽しいし、今はバンタオのヒックマン兄弟の下で、MMAとグラップリングの練習をしてキャンプの最終局面に入っている。何人かUFCファイターとも練習をして、凄く良かった。僕とは違ったタイプの技術も吸収して、試合の準備をしてきたんだ」

──ナカタニというのは、紛れもなく日本の姓ですよね。

「そうだよ。お祖父さんのロン・ナカタニが日系人で、僕が幼い時に亡くなったけど、凄く勤勉な人でたくさんの良い話が残っている。僕は、その血筋とナカタニの姓を背負って生きている。母もそうだよ。彼女は早くに旅立ってしまったけど、2人の影響は凄く大きい。

僕自身はLAから車で30分ほど東にいったコビーナで育ち、アメリカナイズされた生活をしていた。それでも、やはり日本の習慣というのは残っていて……いつも祖父と母が僕の周りにいてくれるような気がしていたんだ。先祖代々、ナカタニの名前が紡がれてきたわけだし、今も空の上で2人が僕を見守ってくれている。そして常に一緒に戦ってくれているに違いない。

僕の運動能力の高さや、運動神経の良さはそんな先祖から受け継いだ才能だから、祖父や母に凄く感謝している。13歳の時にレスリングを始め、サンガブリエル・バレー地域ばかりか、カリフォルニア州でも最強のレスリング・クラブがある高校に通っていた。レスリングという基礎があるから、今も続く素晴らしい日々を送ることができた。

レスリングを愛しているし、同様にMMAが大好きなんだ。僕の持つナカタニの姓に相応しい能力を発揮して、世界中のファンを夢中にさせたい。なんといっても、僕には日本の血が流れているのだから、いつの日か日本に行って日本のファンの声援を受けて戦いたいと思っている。だから、ONEで戦うことで、僕がどこまで高見を目指すことができるのか楽しみでならないんだ」

──日本のMMAメディアとして、LFAの対戦カードにナカタニという名前を見つけた時から注目せざるを得ない存在でした。そのLFAで2勝0敗だったにも関わらずUFCでなく、なぜONEを選んだのでしょうか。

「UFCと契約したくて、その道を突き進んでいた。UFC FIGHT PASSで中継されているLFAで無敗のガブリエル・ゴミス戦、同じく無敗のジョーダン・ハリス戦でも勝った。試合内容も良かった。だからこそ、ONE Championshipも僕のことをリサーチしたんだと思う。結果的にUFCから声が掛らない時に、この機会が訪れた。コーチとも相談して、ONEで戦っていくことを決めた。そこにはMMAを戦いながら、世界を回りたいという気持ちがあったんだ」

──そして、初陣では日本人選手の若松選手と戦うことになりました。

「日本人の血が流れる人間としてだけでなく、ユーヤのことを凄く尊敬している。ランキング2位で、僕のようにウェルラウンダ―だ。彼はスピードがあって、パワフルなパンチを持っている。ただ僕のムエタイ、レスリング、ファイトIQは強力で必ず勝利に導いてくれるだろう。この試合で勝ってランクを上げて、いつの日か必ず世界チャンピオンになる。

とは言っても、この試合は特別なモノでなく一つの試合だ。自分を信じているし、練習でやってきたことに自信を持っている。あまり試合がどうなるのか、彼が何をやってくるのかということを考えないんだ。そこに重きを置いていない。僕は自分が分かっている。自分をコントロールして、何ができるかに集中している。何よりユーヤができないことを僕はできると思っている。そこをついて、しっかりとドミネイトすれば自ずと結果は見えてくるだろう。自分の手が挙げられること、とにかく勝ってカリフォルニアに戻り娘の将来をより良いモノとしたいんだ。娘から離れて練習をして戦う。クリスマスを一緒に過ごすことが楽しみでならない」

──娘さんの将来のために、ここで勝つ必要があるということですね。ところでONEでは北米で戦っている時と階級制度や計量システムが違い、ルールも違います。

「過去に計量に失敗したことはない。レスリング時代は朝に減量をして、少しだけ食事を摂って1時間後にはマットで戦っていた。135ポンドで戦ったこともあるし、この試合で僕が如何にできるかを証明したい。しっかりと計量にパスして、力強くスピードのある戦いを皆に見てもらうよ。ONEの計量システムは北米より徹底していて、水分を失わないように体重をコントロールし、しっかりと補水することが求められている。

この計量方法だと、ファイトする時の体調も極めて良好になる。だからこそ、自分がどれだけやれるのか楽しみにしている。何よりファンも楽しめるエキサイトな試合をし、ユーヤをフィニッシュしてボーナスを手にしたいね(笑)」

■ONE FN26視聴方法(予定)
12月7日(土・日本時間)
午前9時45分~U-NEXT

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【ONE FN26】ナカタニ戦へ。殺気纏う若松佑弥─01─「他人が僕の人生を評価するのも自由だけど…」

【写真】スパーリング中のピリピリは、集中力の高さに比例していた(C)MMAPLANET

7日(土)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Fight Night26「Lee vs Rasulov」に日本から若松佑弥が出場し、ギルバート・ナカタニと対戦する。
Text by Manabu Takashima

選手やジム関係者、プロモーションの人間なら誰もが認める実力者。しかし、一般層の間での知名度は低い。彼が戦うONEの戦いが、ライト層のファンに届いていないことも一つの要因だが、若松自身も知名度のアップに興味がない。

ただしシリアスにMMAと向き合うという点においてはUFCファイターやRIZINトップ選手と何ら引けを取らないばかりか、突き抜けているといっても過言でない。今回はLFAで2勝0敗と北米とのスケールとなる相手=ナカタニと戦うことになったが、そんな北米MMAヒエラルキーさえ眼中にないほど、ONEという舞台で若松は強さを追い求めている。


──練習を拝見させていただきましたが、殺気が周囲に伝播している。そんなスパーリングでした。

「自分的にはそんなに……まだ抑えている方で」

──長南さんからも注意が入るシーンもありました。

「そうですね。そうやって言われると、『あっ、まずいな』とコントロールしています。自分と対話をして。ただ闇雲にやるのではなくて。ただ、出さないといけない時もあります。そこをコントロールできるように常に意識していますね。

やっぱり自分が総合格闘技を始めたきっかけは、スポーツじゃなくて果たし合いだから。その部分で殺気は、絶対に出せないとダメだと思っています」

──これはやはりプロ練のスパーリングだからということはありますか。

「ハイ。一般会員さんとの練習でそうなることはないです。そこはコントロールできるようになりました」

──つまりは、以前は……。

「ハイ、普段からピリピリしまくっていました。自分を追い込むじゃないですけど、極限まで追い込まないといけないっていう変な固定概念があって。今も半分ぐらいは、その気持ちがあります。それとは別に、もっと楽にしないとっていう風に捉えることができるようになりました」

──ところで家族から離れて、お母さんのところで寝起きをしていると伺いました。

「ハイ。母親が家の近くに住んでいるので。やはり子供がいると、どうしても甘え、そして父親としての優しさが出てしまいます。でも、コレに賭けているので。家族との居心地の良い時間は犠牲にして、やってみたいというのが自分の想いです。中途半端にやりたくない」

──家族との時間を犠牲にしてまで、自らを追い込む?

「そうですね。何か言い訳を作って、一緒にいることだってできると思います。でも会いたい、遊びたいという気持ちを抑えて、漢として、親として8週間はしっかり自分にだけ向き合いたいと思っています。正解かどうかは分からないですけど、後悔したくないので。そこは自分の目指す父親、漢になるために子供と離れて、自分に向き合うことは必要だと思っています。本当に妻や子供には申し訳ないのですが、生死が掛かった場所で戦うので」

──夜はオフにして、家族で過ごすのも一つのあり方だと思います。それにして、8週間全く家族とは会わないのですか。

「保育園が母親の家に近いので、そこで一瞬会ったりするぐらいですね。その時はやっぱりリラックスしてしまうから、長い時間を一緒にいないようにしています。甘えが出てしまうというか……極限まで自分を追い込んでいきたいので。そうやってきたので、これまで以上に集中できているとは感じています」

──この表現方法は正直良くないですが、戦地に挑むという覚悟を持っているということですね。

「ハイ。簡単にそういう言葉は使えないですけど、そういうところに身を置く……自分のためにやっているだけです」

──そこまでの気持ちでいるにもかかわらず、ダニー・キンガド戦の勝利から11カ月も試合が空いてしまうことに関しては、どのように思っていますか。

「苦しい時期はありました。でも、自分は信じているので。人生って波があるし。晴れの日があれば、雨の日もある。でも、そこで信じることができるのかできないのか。そこで自分がブレて『じゃぁ、こっちに行きます』とかじゃなくて。信じて、信じて。そこで干されても良いっていう覚悟で自分は来たので。この期間も自分にとって戦いだったし、修行だと思ってきました。人に注目されていないですけど、そこは一線級と戦ってきたと思っているので、それもあって良い期間でした。

やっぱり上手くいくだけじゃないし、こういうこともあるというのは自分も分かっているので。良いことばかりじゃない。それでも自分をコントロールして、『これは良いことなんだ』と信じることが大切だと思っています」

──ここまで強さを追求して、MMAと向き合っている。でも、いまだに若松選手の存在を格闘技ファンですら分かっていないことが多い。この状態が、いつまで続くのか。周囲もそう思っている向きもあるかと思いますが、それでもONEに拘り続けるのは?

「契約した以上、その契約に従うのは当然です。それに自分は自分にしかなれない。他人が、僕の人生を評価するのも自由だけど、そんな周りの声に振り回されるのはなくて自分が信じた若松佑弥の人生、ストーリーは自分でしか創れない。もちろん今後、注目してもらうようになるは勝たないといけないです。メディアにも露出していかない。でも別に今まで妥協してきたわけじゃないし、とりあえず毎日全力でやってきました」

<この項、続く>

■ONE FN26視聴方法(予定)
12月7日(土・日本時間)
午前9時45分~U-NEXT

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o ONE カイラット・アクメトフ ギルバート・ナカタニ

ONE169:第8試合・アドリアーノ・モラエス vs. ダニー・キンガッド

フライ級。モラエス1位、キンガッド3位。

王者DJの引退によりタイトルが空位になったフライ級。DJの引退発表前に組まれた試合だが、本来なら王座決定戦となってもおかしくない。2位の若松は来月ONE初参戦のギルバート・ナカタニとの対戦が組まれており、モラエス vs. キンガッドの勝者と若松 vs. ナカタニの勝者で王座決定戦になる可能性が高い。なお、前回DJの試合後に次期挑戦者として紹介されたカイラット・アクメトフはドラッグテスト陽性によりランキングから外されている。

一度はDJをKOし王座を獲得したモラエス。初防衛戦では若松からギロチンで一本勝ち。しかしDJとのリマッチでは、ケージに詰められての飛びヒザでKO負けし、リベンジを許した。昨年5月のONE初となるアメリカ大会でラバーマッチが組まれたが、モラエスが組んでケージに押し込んでもそこから攻め手がなく判定負け。35歳。

フィリピンのキンガッドはONE11勝4敗。2019年のONEフライ級タイトルマッチでは決勝まで進んだがDJに判定負け。前戦は1月の日本大会で、若松のスクランブルに消耗し判定負けしている。29歳。

両者は7年前、当時王者のモラエスにキンガッドが挑戦する試合で対戦しているが、そのときはモラエスが1Rチョークで勝利している。

すぐに詰めたキンガッドだが、タイミング良くタックルに入ったモラエスがテイクダウン。背中を付けた。下からホールドしたキンガッド。体を起こすとシングルレッグに入りながら立った。ボディロックからテイクダウン狙い。スクランブルで逃れようとしたモラエスだが、キンガッドが上になり、モラエスのガードに。モラエス腕十字。しかしキンガッドが鉄槌連打で抵抗。連打が入りちょっと効いたモラエスはディフェンスへ。キンガッドハーフにすると、ハーフから顔面ヒザを入れていく。スイープを狙ったモラエス。逆にシングルレッグに入りながら起き上がるモラエス。立ったが、立ち際に首を抱えて後方に投げ、また上になるキンガッド。しかしモラエスなおも足を放さず、ダブルレッグに入って立ち上がり上に。が、キンガッドがロープの間から外に出てしまいブレイク。リング中央でモラエスが上の体勢から再開。キンガッドのニーシールドに肩固めをタイトにセットしながらパスを狙うモラエス。残りわずかとなり放して殴るモラエス。キンガッド下から足関を狙ったがゴング。

2R。スタンドで思い切ってパンチを振るキンガッド。モラエス組み止めてテイクダウンを狙うが、キンガッドはこらえて離れ際にヒザを入れる。詰めるキンガッド。モラエスも出てきたところにジャブ・右ストレートを合わせていく。強いパンチを打ち込んでいくキンガッド。モラエスパンチからタックルに入るが切られる。パンチが交錯。両者飛びヒザを同じタイミングに放ったが、モラエスのヒザがローブローになりタイムストップ。再開。直後に右フックで飛び込んだキンガッドにモラエスがカウンターのタックル。テイクダウン。背中を付けたキンガッドを押さえ込みながらパウンド。ハーフに。キンガッド下からキムラを狙うが、こらえてパウンドを入れるモラエス。パスしたモラエスだがその瞬間に立ち上がるキンガッド。しかし立ち際にモラエスギロチン!胴絞めして引き込んで絞める!キンガッドタップ!

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【LFA190】ムエタイ、レスリング、柔術の融合。ナカタニがノンストップアクション戦でハリスに競り勝つ

<129.4ポンド契約/5分3R>
ギルバート・ナカタニ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジョーダン・ハリス(米国)

3.4ポンド体重超過のハリス。左右に回るナカタニが、左インローを蹴る。ハリスもインローを返し、蹴り足を取ってクリンチへ。スナップダウンや、テイクダウンとピュアレスリングのような攻防のなかでヒジ、ヒザを使う両者。さらにハリスが、ムエタイ流の足払いを繰り出す。離れた両者、ハリスがワンツーからボディ、右エルボーを放つ。さらにハリスはステップイン&縦ヒジと絶妙の空間支配能力を示す。

しかし、ハリスのヒザ蹴りが急所に入り試合は中断。再開後、ハリスは右ミドルを入れてサークリングを駆使する。ナカタニは組みに行くが、突き放され続くテイクダウンに狙いにヒザ蹴りを合わされる。それでも組んだナカタニだが、倒せず離れたハリスはボディロックに捕えられても、巧みにケージを使って防御する。ナカタニの左ハイをスウェイでかわしたハリスが、スピニングバックエルボー。ナカタニもしっかりとブロックして初回が終わった。

2R、右フックからシングルのナカタニが、ついにリフトしてスラムでテイクダウンに成功する。ニースライスでハーフを取るとナカタニは肩固めへ、そのままパスをして、マウントを取り背中を預けたハリスにRNCを仕掛ける。一度は上を向いたハリスは、すぐにバックを取り直されるが胸を合わせるとスクランブルで逆にバック&両足フックへRNCをセットしたハリスは、ナカタニが立ち上がると着地してエルボーのコンビネーションを打ち込む。

動きがガクンと落ちたナカタニはスピニングバックエルボーを被弾して、腰が落ちる。それでも直ぐに立ち上がり、ボディロックに取るとテイクダウンを決めてパンチからバックへ。ワンフック&襷、そして両足をフックしてRNCをセットしていくナカタニ。半身から、上を向いて逃れたハリスは、ハーフに戻すがエルボーを落とされ、懸命に両足を戻すとハイガードへ。担いだナカタニがパス&マウント奪取からパンチを連打して時間を迎えた。

最終回、両者揃って体の軸が乱れるような疲れた状態だが、ナカタニがワンツーのショートのコンビを繰り出す。エルボーを返したハリスだが、組まれてバックを許す。リフトでのテイクダウンは未遂も、ボディロックに切り替えて倒したナカタニが右エルボーを落とす。懸命のニーシールドからフルガードに戻そうとするハリスは、バタフライを越えられたマウントを取られる。

ナカタニは肩固め、背中を向けたハリスに対し、再びアームトライアングルに捕える。マウントを取って絞めるナカタニは、エルボーに切り替える。足を一本戻すが、パンチとエルボーを受けて背中をつけたハリスは、懸命のスイープ狙いへ。潰したナカタニは、容赦なくパウンドを落とす。蹴り上げを避けて立ち上がったナカタニだが、残り17秒でレフェリーブレイクを命じる。

両者同時にスピニングバックエルボー、勢いが強かったのはナカタニ。と、続いてまたも同じタイミングで跳びヒザを狙い、着地と同時にナカタニはバックに回って時間となった。凄まじいアグレッシブ&フィニッシュ狙い、そしてリスクを冒したファイトに場内は大爆発──結果、ナカタニは判定勝ちを手にして戦績を8勝1敗とした。


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【LFA190】KO必至。フライ級統一戦=シャポリン×シケイラ、フェザー級暫定王座戦=ドゥグラス×レイエス

【写真】シャポリンはトレードマークのピコピコ・ハンマーを手にフェイスオフ。シケイラと表情が違い過ぎる(笑)(C)LFA

23日(金・現地時間)、カリフォルニア州コマースのコマース・カジノ&リゾートでLFA190「Chaoplin vs Siqueirn」が開催される。
Text by Manabu Takashima

同大会ではイベント名通り、メインでエドゥアルド・シャポリン・エンヒッキとイゴール・シケイラの間でLFAフライ級王座統一戦が組まれている。

またコメインではLFA暫定フェザー級王座を賭けてリアン・ドゥグラスとハビエル・レイエスが戦う。


タバタ・ヒッチと同郷、渡米後はカリフォルニア州ベンチュラのヒッチの下でトレーニングをしているシャポリン。LFAの公式アナウンスによると、キックで70戦に及ぶキャリアを持ちブラジルと日本でベルトを巻いている──とのことだが、日本に関しては現時点で、資料がなく調査中──ストライカーだけに、昨年11月にコディ・デイヴィスに挑戦すると、エグいボディブローでダウンを奪い、パウンドしベルトを巻いた。

その後、4月のLFA181でアイマー・ヘルナンデスの挑戦を受ける予定だったが負傷欠場に。一度はヘルナンデスがジョーダン・ハリスとヘッドラインを戦うことが決まったものの、ハリスもケガが理由でタイトル戦を戦えなくなってしまう。

その頃、同大会の1週間のLFA180でケヴィン・フェルナンデス戦うことが決まっていたシケイラも、フェルナンデスも負傷で試合機会を失していまう。この負傷の連鎖の末に、シケイラはヘルナンデスと暫定王座を賭けて戦い、僅か67秒でKO勝ちをしベルトを腰に巻いた。

シケイラは昨年6月に、上記にあるようにシャポリンにベルトを明け渡すデイヴィスとの王座決定戦に敗れており、算段論法ではシャポリン有利と見られる王座統一戦となる。勝負の鍵は、ヒッチとの練習で組みの精度が上がってきたシャポリンが、インファイトをシケイラ相手にも実行できるか。5R制のフライ級マッチだが、フィニッシュ決着も十分にあり得るだろう。

事実上、正規王者アライジャ・ジョンズへの挑戦権が掛けられているフェザー級暫定王座決定戦は、ブラジルのドゥグラスとコロンビアのレイエスが相対する南米対決のタイトル戦だ。

カブ・スワンソンの教え子のドゥグラスはネイサン・ガリーブをスタンディングKOし、今回の試合を実現させた。一方、のレイエスも同じ大会でチェイスギブソンをパウンドアウトしており──現コロンビアMMA界のP4Pといっても過言でないファイターだ。

そのレイエスは他に比肩するフィーダーがないほど、打撃に特化したMMA=Combate Globalで5勝し、4つのフィニッシュ勝利を残しており、10月には母国のFusion FCでもフェザー級王座決定4人制ワンナイト・トーナメント参戦が決まっている。

18の勝利中7月がTKOで、7試合が一本勝ちというレイエスのLFA暫定王座決定戦は同国のMMAのレベルを測るスケールの役割も果たす。

またUFCリリースから再起を図る──かつて朱里を破り、今大会ではLFA首脳が日本のベテラン選手との対戦を熱望していた──アシュリー・ヨーダ―が、グロリア・ジ・パウラと相対する女子ストロー級戦。またジョーダン・ハリスが体重オーバーでキャッチウェイト戦となってしまったが、そのハリス×ギルバート・ナカタニ、デイヴィス×ルイス・ロドリゲスというタイトルコンテンダー絡みのフライ級サバイバル戦も気になるLFA190だ。

■視聴方法(予定)
8月24日(土・日本時間)
午前11時00分~UFC FIGHT PASS
LFA190「Chaoplin vs Siqueira」

■ メイン対戦カード

<LFAフライ級王座統一戦/5分5R>
[正規王者]エドゥアルド・シャポリン・エンヒッキ(ブラジル)
[暫定王者] イゴール・シケイラ(ブラジル)

<LFA暫定フェザー級選手権試合/5分3R>
レリアン・ドゥグラス(ブラジル)
ハビエル・レイエス(コロンビア)

<女子ストロー級/5分3R>
アシュリー・ヨーダ―(米国)
グロリア・ジ・パウラ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ギルバート・ナカタニ(米国)
ジョーダン・ハリス(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・デイヴィス(米国)
ルイス・ロドリゲス(ドミニカ)

<ライト級/5分3R>
リッチー・ミランダ(米国)
マイコン・メンドンサ(ブラジル)

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45 LFA LFA184 MMA MMAPLANET o ガブリエル・ゴミス ギルバート・ナカタニ

【LFA184】ギルバート・ナカタニ、ダウンを喫するもレッスル&パウンドで挽回。ゴミスからTKO勝ち

<フライ級/5分3R>
ギルバート・ナカタニ(米国)
Def.2R3分02秒by TKO
ガブリエル・ゴミス(ブラジル)

構えを変えるナカタニの右の蹴りをキャッチしたゴミスが、右のパンチを振るう。ゴミスは左右に回りカーフから左ジャブをヒット。ナカタニはジャブ、カーフを受けて前に出ると右フックを被弾してダウンする。すぐに立ち上がっても連打を受けて後方に崩れる。ここからシングルで組みつきリズムを変えようとしたナカタニだが、ゴミスは引き続きジャブを当て右ミドル、さらに蹴り足を掴みに掛かる。と、スリップしたゴミスに組みついたナカタニが、リフトしてテイクダウンを決める。スクランブルでバックに回ったナカタニは両足をフックしてパンチからパームトゥパームで絞め、ゴミスの動きにマウント、さらにバックと態勢を変えながらパンチを打っていく。

ゴミスが立ち上がると、ナカタニはフックを解いて離れる。序盤の打撃戦では不利だったナカタニだが、ここで前に出ての左右のフックが決まる。最後にカーフを連続したナカタニ、ゴミスはスタミナを切らしたように見えた。

2R、すぐに圧を掛けるナカタニの右フックでゴミスがダウン。立ち上がり際にサイドバックのナカタニが、ハーフネルソンで前方に崩してパンチを連打する。亀で動けないゴミスはネルソンを解いたナカタニのパンチを受け続ける。リストコントロール&パウンドのナカタニが鉄槌、パンチ、そしてハーフネルソンで立たせないようにコントロールする。

2分30秒、殴り続けるナカタニはやや動きが落ちたかと思われたが、ペースを落とすことなく後方からワキ腹、頭部にパウンドを落とす。ついにレフェリーのクリス・レーベン(!!)が試合を止めた。


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