カテゴリー
AB o PANCRASE Pancrase350 UFC UFC310 エイドリアン・ヤネス カマル・ウスマン ギャリー ダナ・ホワイト パンクラス フェルナンド マネル・ケイプ

UFC on ESPN63:オッズ/予想と展望

コルビー・ コビントン 3.40
ホアキン・ バックリー 1.34
カブ・ スワンソン 2.36
ビリー・ クアランティロ 1.62
マネル・ケイプ 1.28
ブルーノ・ シウバ 3.85
ビトー・ ペトリーノ 1.32
ダスティン・ ジャコビー 3.50
エイドリアン・ヤネス 2.70
ダニエル・ マルコス 1.49
ナバホ・ スターリン1.14
トゥコ・ トコス 6.00
マイケル・ ジョンソン 1.49
オットマン・ アザイター 2.70
ヨエル・アルバレス 1.24
ドラッカー・ クロース 4.30
ショーン・ ウッドソン 1.60
フェルナンド・ パディーヤ 2.40
マイルズ・ ジョーンズ 3.00
フェリペ・ リマ 1.41
ミランダ・ マーベリック 1.18
ジェイミー・リン・ ホース 5.10
デイビー・ グラント 1.91
ラモン・ タヴェラス 1.91
ジョセフィン・ クヌットソン 1.42
ピエラ・ ロドリゲス 2.95

2024年UFC終戦。以前は年末または年始の年越しに最も近い週末にイベントを開催していたUFCだが、2018年の年末大会を最後に、12月半ば~1月半ばまで1ヶ月近い年末年始休みを挟むことが恒例となっている。

メインのウェルター級トップ対決は、両者ともに、先週のUFC310の防衛戦を王者ベラルが欠場した際に、代役での暫定王座決定戦に名乗りを上げていた選手。バックリーの場合は、すでにイアン・マシャド・ギャリー戦が発表されていた。結局暫定王座戦は組まれなかったが、ノンタイトル戦とはいえ、ラフモノフ vs. ギャリーの無敗対決がUFC310で組まれ、相手がいなくなったバックリーの相手をコビントンが務めるというカードシャッフルが行われた。

暫定王者コビントンは2019年に当時の王者カマル・ウスマンと対戦し敗戦すると、その後は年1試合ペースで、昨年末にはレオン・エドワーズのタイトルに挑戦したが、特に見せ場なく判定負け。ダナ・ホワイトからも「歳をとって遅くなった」と酷評された。ここ2戦勝った相手は、いずれも年上のウッドリーとマスヴィダル。そろそろトップクラスで戦うのは厳しくなってきており、この試合で負けるようだと、タイトル戦線からは大きく外れることになる。

KOアーティストのバックリーは、ウェルター級に落としてから5連勝中。特に前戦は、キャリアで1度しかKO負けのないディフェンスの固いスティーブン・トンプソンを飛び込んでのパンチでKO。ようやくトップ10ランク入りし、今回が初のメインとなる。

加齢とブランクで反応が鈍っているコビントンに、若くスピードのあるバックリーは厳しそう。バックリーKO勝ち。

セミ前にはマネル・ケイプが登場。UFCデビュー年の2021年は4試合したケイプだが、22年・23年は1試合ずつ。今年も7月のムハンマドモカエフ戦と、この試合でようやく2試合目となる。試合消滅が多いが、自身の体重オーバーや怪我によるものもあるので、あまり強く文句は言えない。

2連敗のあと4連勝していたケイプが、今年7月にムハンマドモカエフと対戦した際には、勝った方がタイトルマッチ挑戦か?とも思われていたが、勝ったモカエフがまさかの再契約されずでリリース。ケイプとしては、負けた相手がいなくなったことで、実質負けをなかったことにできるかもと思ったが、しっかり評価が落ちて、下位ランカーとの対戦に。

相手のブルーノ・グスタボ・ダ・シウバは、UFCデビューから3戦は勝ち星がなかったが、そこから4連続フィニッシュ勝利・4連続ボーナス獲得。前戦でランカーのコーディ・ダーデンを破ってランキング入りしたばかり。軽量級ながら打撃が重く、一発で試合の流れを変えられる。ケイプとは手が合いそう。

フライ級は挑戦者候補が不足しているだけに、この試合で勝った方に、次の試合で次期挑戦者決定戦が組まれてもおかしくない。

第1試合開始は15日朝9時から。メインカードは12時から。当日は12時30分からPANCRASE350があるので、それ以降の試合はパンクラスの速報終了後になります。

 

カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFC UFC310 キック ギャリー シャクハト・ラクモノフ ベラル・モハメッド

【UFC310】3回戦の方が見応えがあったような……コメインでラクモノフがギャリーを下しタイトル戦当確

<ウェルター級/5分5R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47
イアン・マシャド・ギャリー(アイルランド)

慎重な立ち上がりの中、様子見の打撃戦もそこそこラクモノフが組んでクリンチに。ダブルアンダーフックでケージに押し込まれたギャリーは、ケージに持たれてテイクダウンを防ぐ。小外から右腕を差し上げて倒しにいったラクモノフに対し、切り返して上を取りに行ったギャリー。ここでラクモノフがバックを取る。力のこもったテイクダウンの攻防は、続いてギャリーが大内刈りへ。決まったかと思われたが、ラクモノフが耐える。

残り40秒、打撃の間合いに戻るとラクモノフが右ストレートをヒットさせる。そのまま組んだラクモノフは、ケージにギャリーを押し込む。ギャリーが押し返したところで時間に。右一発で、ラクモノフのラウンドを取った。

静かな打撃戦に終始する2R。ラクモノフがジャブを伸ばし、ギャリーがローを蹴る。ハイキック、ボディを殴ったギャリー、右を被弾しラクモノフが圧を高める。続く左リードフックをかわしたギャリーが組んで、クリンチへ。ヒザを突き刺したギャリーだがケージを背負った状態が続く。ラクモノフはボディロックからワキを潜ってバックに。最後打撃の間合いに戻ると、残り5秒を切ってラクモノフも左とギャリーの右が交錯した。

3R、左ハイミドルのギャリー。続いて左右のローで前足を蹴って行く。さらに左ミドルを入れるなど蹴り重視、そしてラクモノフは見る展開が続く。ギャリーは関節蹴りを繰り出し、ラクモノフも右オーバーハンドをかわしてヒザを見せる。距離を詰めるラクモノフだが、パンチは当たらずクリンチへ。ケージにギャリーを押し込むと、ねちっこい展開に残り70秒でレフェリーブレイクを命じた。

離れた直後にギャリーが左ハイを繰り出す。ジャブの差し合い、ラクモノフの後ろ回し蹴り&スピニングバックフィストは空振りに。直後に左ジャブを入れたラクモノフは、ギャリーのスピングバックフィスト後に右をヒットさせた。

4R、ギャリーは右カーフ。ラクモノフは右を振り、スピニングバックキックで今度は腹を狙う。カーフを再び入れたギャリーの上への蹴りに、ラクモノフが右を合わせようとする。スッと入ってクリンチにいくラクモノフは、離れるとシングルレッグで潜り込みテイクダウンを決める。それだけタイミングが良かったのか、あっさり下になったギャリーは鉄槌に背中を見せて立ち上がる。乗り過ぎて前方に落ちたラクモノフに対し、ギャリーはニンジャチョークを仕掛ける。ラクモノフは頭を抜き、姿勢が乱れたギャリーのバックへ。正対したギャリーは、スピニングバックフィストを空振りしてダブルレッグでこの回2度目のテイクダウンを許す。しなるような鉄槌を振り落とすラクモノフは、腕十字を凌いでラウンドを明確に取った。

最終回、恐らくラクモノフが3つのラウンドを取っており、勝利にはフィニッシュが必要なギャリーが、ラクモノフの執拗なテイクダウン狙いのなかでバックを奪いグラウンドへ。ギャリーは両足をフックして、ボディトライアングルに取る。アゴの上からRNCをセットしたギャリーがパームトゥパームからワンハンド、そしてRNCに組み替えて絞めていく。耐えたラクモノフが胸を強引に合わせていくが、ボディトライアングルがまだ効いている。それでも正対したラクモノフは、四の字でクローズドガードから起き上ってリバーサルを狙ったギャリーを潰す。

オープンから下がってスペースを作って立ち上がったギャリーが、クリンチへ。押し込み返したラクモノフは、そのまま時間を使う。最後に離れた両者、ギャリーのスピニングバックフィストは空を切り、タイムアップとなった。

1Rの力のこもったクリンチの攻防、そして終盤2Rは攻め合ったが、途中の2・3Rのペース争いを考えると3回戦で良かった──と思わせるコメインは、ラクモノフが3-0の判定勝ちを収めケージインしたベラル・モハメッドと、世界タイトルを掛けて戦うことが決まった。


The post 【UFC310】3回戦の方が見応えがあったような……コメインでラクモノフがギャリーを下しタイトル戦当確 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB K-1 MMA MMAPLANET o UFC UFC310 YouTube   アルジャメイン・ステーリング アレキサンダー・ヴォルコフ アレッシャンドリ・パントージャ アンソニー・スミス イアン・ギャリー エリク・アンダース キック ギャリー クリス・ワイドマン クレイ・グイダ クロン・グレイシー ケネディ・ンゼチェクウ コディ・ダーデン シャクハト・ラクモノフ シリル・ガンヌ ジョシュア・ヴァン チェイス・フーパー チェ・ドゥホ テンバ・ゴリンボ ドミニク・レイエス ニック・ディアス ネイト・ランドヴェール ブライアン・バトル ブライス・ミッチェル ボクシング マイケル・キエーサ マックス・グリフィン モフサル・エフロエフ ランディ・ブラウン ヴィセンチ・ルケ 佐藤天 朝倉海 空手

【UFC310】ゴリンボ戦へ、元祖K-1 MMA=ヴィセンチ・ルケ「積極性を失うことは、自分を見失うこと」

【写真】UFCにあってもフィジカルモンスター=ゴリンボを相手に、どのような接近戦打撃MMAをルケは見せるころができるのか (C)Zuffa/ UFC

明日7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイルアリーナで開催されるUFC 310「Pantoja vs Asakura」。同大会でヴィセンチ・ルケが、テンバ・ゴリンボと戦う。
Text Manabu Takashima

魔裟斗に憧れK-1の距離でMMAを戦ってきたオクタゴンの激闘王ルケは、コロナ期の4連勝からその後は1勝3敗と調子を落としている。パンデミック期間中、名前のあるファイターは戦いを控え、上昇志向の強いファイターは次々と試合を受けた。

そんな時期に名を挙げたものの体は疲弊し、調子を落とした。ルケもその1人かどうかは分からないが、彼は負けが込む間に自身の戦い方を見つめ直してきたという。ニック・ディアス戦が流れることすら想定内、溢れんばかりの戦闘意欲を持ちながら落ち着いた様子のルケ。彼は再びタイトルに向けてウイニングトラックを駆けることができるのか──。


──ヴィセンチ、テンバ・ゴリンボ戦を週末に控えた今の調子を教えてください(※取材は4日に行われた)。

「100パーセントの状態で試合に挑めるよう、仕上げることができた。肉体的にも精神的にも、完璧な状態でバトルに向き合える。キルクリフFCという世界一の練習環境があるので、問題なく調整できている」

──ゴリンボは同門の佐藤天選手に勝っていますね。チームとしてリベンジを果たしたいところではないでしょうか。

「その件があるから、この試合は普段以上に高いモチベーションで臨むことができている。タカシ・サトーは僕にとって最高の友人だ。タカシは1週間後に韓国で試合があるから、今回はずっと一緒に練習してきた。リベンジを果たして、タカシに続いてほしい。

タカシは素晴らしい柔道テクニックの持ち主で、ゴリンボのテイクダウンについて凄く効果的なアドバイスをしてくれたんだ」

──ところでヴィセンチは8月にニック・ディアスと対戦予定でしたが今大会に延期され、さらに負傷欠場でゴリンボと戦うことになりました。どちらがタフな相手云々は問わずして、ただ注目度という点では圧倒的にニック・ディアス戦がゴリンボ戦を上回るのは事実です。このビッグファイトが流れて、気落ちすることはなかったですか。

「8月にディアスとの試合がなくなった時は、本当に落ち込んだよ。それから12月にリスケされたけど、ディアスとの試合を想定して練習をしつつ、今回も試合が組まれないもあると思ってやってきた。誰も何が起こるか分からない。だからディアス戦がまたなくなっても、気持ちをキープすることができていた。もう、これ以上オクタゴンに上がれない時間を過ごしたくなかった。対戦相手がゴリンボになっても、これまで培ってきたモノを全てぶつける。

これが8月の時だったら、代役と戦うことはできなかったかもしれない。あの時の精神状態では。でも、今回は全く問題ない。全力でゴリンボに向き合い、最高のバトルを繰り広げたい。今回のファイトキャンプではサウスポーだけでなく、色々なタイプのファイターとスパーリングを繰り返してきた。その頃から、何があっても大丈夫なように準備をしていたんだ。誰とでも戦えるように」

──ところで2020年と2021年の好調ぶりと比較すると、この2年は厳しい時間を過ごしてきたかと思います。

「確かに過去4試合で3つも黒星をついてしまっている。それも絶好調だった2020年と2021年のファイトとキャンプの繰り返しという日々の跳ね返りだ。ちょっと心身ともに疲れてしまっていた時に、プライベートでも問題があって……。

でも、なかなか勝てない日々こそ僕が進化できるチャンスだった。自分のミスに直視して、トレーニングを続けて成長できた。この3つの敗北の分、僕は強くタフになっている。今のヴィセンチ・ルケがどういうファイターか、土曜日の夜に明らかになるよ」

──この間、ヴィセンチの得意だったキックボクシングのような距離の打撃戦が近年のMMAでは増え、この距離で戦う術を身に着けたファイターが多くなっているように感じます。

「僕はMMAでも、K-1の距離でアグレッシブに戦うスタイルを貫いてきた。でもUFCで20試合以上も戦っていると、少しずつ対戦相手が僕の戦いを研究し、対策を練るようになってきたことは感じていた。だからこそ、この間に自分の打撃戦を見直してきたんだ。技術の幅を広げ、より多様性のある戦いができるように。でも、このトライはすぐにオクタゴンの中で成果が分かるモノじゃない。年単位で堅実な変化があるかどうか。それが今回の試合で見られるのか。新しいウェポンを持ってオクタゴンに上がり、微調整を加えたファイトをするつもりだよ」

──激闘王が、自制をしてアグレッシブ一本槍ではないファイトを心掛けるようになる?

「時には距離を取って戦う必要は、あるだろう。ただ、積極的に戦うことが僕のファイトの軸にある。それは変わらない。積極性を失うことは、自分を見失うこと。そうなると戦えない。ヴィセンチ・ルケとして、僕は自分の戦いを全うするつもりだよ」

──では改めてゴリンボの印象を聞かせてください。

「彼は打撃もできるし、グラップリングも強い。スタミナもあるウェルラウンディットな対戦相手だ。人並外れたフィジカルの持ち主で、そのパワーで勝利を手にして来た。打撃にしても、組み技にしてもパワフルで粗い。それがここまでは、功を奏してきたといえる。

ああいう戦い方をされると、リズムが狂ってしまうことが多々あるんだ。ただ、彼はまだ僕と同じレベルの厳しい戦いを経験したことがない。この試合で、ゴリンボはソレを知ることになるだろう。キルクリフFCには様々なタイプのファイターが練習している。だから自分のリズムで戦えない時のアジャストの仕方、想定外の事態に陥った時の対処方法を身に着けている。土曜日の試合はゴリンボにとってビッグファイトになるだろうし、全力で向かってくることは間違いない。でも、僕はその全てに対応できるだろう」

──再起へ、どのような試合をしたいと思っていますか。

「前回の試合で、僕はもう下り坂を転がり始めたと思う人がたくさんいたようだ。でも、僕のピークはこれからだよ。33歳を迎えてフィジカル、メンタル、テクニックと全てにおいて成長している。来年、ウェルター級をドミネイトするだけの力があることをゴリンボとの試合で証明する。大きくジャンプをする前には、一度屈むことが必要だろう?  前回のまでの試合が、それだったんだ」

──押忍。ではヴィセンチの復活を期待する日本のファンに一言お願いします。

「日本の皆の応援に、いつも感謝している。僕のママは実は黒帯の空手家なんだ。子供のころから、ずっと日本の武道の規律を教わってきた。僕の夢は日本で戦うこと。いつの日か、実現させたい。そのためにUFC310で皆が楽しめ、納得いく試合をして勝利を手にすることを約束するよ」。

■視聴方法(予定)
12月8日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前12時~PPV
午前7時 30分~U-NEXT


■UFC310対戦カード

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者] アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
[挑戦者] 朝倉海(日本)

<ウェルター級/5分5R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
イアン・ギャリー(アイルランド)

<ヘビー級/5分3R>
シリル・ガンヌ(フランス)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
クロン・グレイシー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ネイト・ランドヴェール(米国)
チェ・ドゥホ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス(米国)
ドミニク・レイエス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
テンバ・ゴリンボ(ジンバブエ)

<フェザー級/5分3R>
モフサル・エフロエフ(ロシア)
アルジャメイン・ステーリング(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
ブライアン・バトル(米国)

<195ポンド契約/5分3R>
クリス・ワイドマン(米国)
エリク・アンダース(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・ダーデン(米国)
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
マックス・グリフィン(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国)
チェイス・フーパー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
ウーカシュ・プジェスキ(ポーランド)

The post 【UFC310】ゴリンボ戦へ、元祖K-1 MMA=ヴィセンチ・ルケ「積極性を失うことは、自分を見失うこと」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AB BELLATOR o RIZIN UFC エリク・アンダース カブ・スワンソン ギャリー クリス・ワイドマン クレイ・グイダ ジョシュア・ヴァン チェ・ドゥホ テンバ・ゴリンボ ニック・ディアス ブライアン・バトル マイケル・キエーサ マイケル・ペイジ マックス・グリフィン マネル・ケイプ ランディ・ブラウン 朝倉海

UFC310:オッズ/予想と展望

アレシャンドレ・パントージャ 1.36
朝倉海 3.25
シャフカト・ラフモノフ 1.26
イアン・マシャド・ギャリー 3.90
シリル・ガーン 1.29
アレクサンドル・ボルコフ 3.60
ブライス・ミッチェル 1.14
クロン・グレイシー 5.50
ネイト・ランドウェア 1.71
チェ・ドゥホ 2.20
ドミニク・レイエス 1.28
アンソニー・スミス 3.70
ビセンテ・ルーケ 2.30
テンバ・ゴリンボ 1.65
モフサル・イヴロイエフ 1.38
アルジャメイン・スターリン3.15
ランディ・ブラウン 2.90
ブライアン・バトル 1.43
クリス・ワイドマン 1.87
エリク・アンダース 1.95
コーディ・ダーデン 2.30
ジョシュア・ヴァン 1.65
マイケル・キエーサ 2.05
マックス・グリフィン 1.80
クレイ・グイダ 7.50
チェイスフーパ1.09
ケネディ・ンゼチュク 1.15
ルーカス・ブジェスキー 5.25

過去のパントージャのオッズ(直近3戦+朝倉海同様RIZINバンタム級王者で初参戦のケイプ戦)。

アレシャンドレ・パントージャ 1.54
ティーブ・エルセグ 2.50
アレシャンドレ・パントージャ 1.53
ブランドン・ロイバル 2.60
ブランドン・モレノ 1.50
アレシャンドレ・パントージャ 2.65
アレシャンドレ・パントージャ 1.91
マネル・ケイプ 1.91

アンダードッグだったモレノ戦以降はいずれもSlight Favorite(僅差でフェイバリット)だったが、今回はModerate Favorite。僅差ではないが大差でもない、中程度の差と見られている。朝倉海UFCデビュー戦、7年ぶりのフライ級、初の5分5Rと不安要素が多いので、この評価は致し方ない。

それでも一発勝負なら勝つチャンスはある。5Rマッチだが、ペース配分を考えるようだと長期戦になり、経験に勝るパントージャのペースになる。4R以降に失速する覚悟で、いつも通りの戦い方をしていった方がKO勝ちのチャンスが出てくる。開始直後に自ら間合いを詰めていけるかどうか。様子見してくる相手に合わせてしまったり、逆にパントージャが攻めてくるのを受けてしまうようだと厳しくなる。

予想はパントージャの判定勝ちだが、アップセットでのKO勝ちに期待。

セミは、本来メインでベラル・ムハメドのタイトルに挑戦予定だったラフモノフが、ベラる欠場により、イアン・マシャド・ギャリーとの無敗対決に。てっきり暫定王座決定戦になるものと思っていたし、そうしても文句は出ないと思っていたが、ノンタイトル戦5Rマッチに。ギャリーは昨年までキルクリフFCに所属しており、ラフモノフとは同門だったが、現在はシュートボクセ・ディエゴ・リマに移籍している。

こちらはやや離れたオッズに。同じ無敗だが、ラフモノフは全試合フィニッシュ勝利。自称ネクストマクレガーのギャリーはUFC8戦のうち5試合が判定での勝利。前戦はBellatorから移籍のマイケル・ペイジのUFC2戦目での対戦で、組んでバックを取っての判定勝ちだった。ラフモノフに比べると、慎重に勝てる相手をチョイスされてきた印象。

ラフモノフ一本勝ちと予想。

メインカードでビセンテ・ルーケとの対戦が予定されていたニック・ディアスの欠場により、急遽組まれたのがブライス・ミッチェル vs. クロン・グレイシーの一戦。2019年のカブ・スワンソン戦ではパンチを被弾しながらも組みに行くものの、引き込みすらさせてもらえず完封負け。4年ぶりの復帰戦となった昨年5月の試合では、シャルル・ジョーデイン相手に打撃のスキルが劣化しており打ち負け、引き込みを繰り返しても付き合ってもらえないという、スタイル的にも退化していた内容で完敗。なのに今回はランカーのミッチェルとの対戦に。

柔術黒帯で、16勝中KO勝ちはゼロ、一本勝ちが9回のグラップラー・ミッチェルだが、さすがにクロン相手には寝技に付き合わない方がイージーに戦えるだろう。オッズでは今大会で2番目の大差でミッチェルがフェイバリット。メインカードに抜擢されているが、クロンにとっては正念場となる試合。しかし、前回の戦い方を見る限りは望み薄か。

第1試合開始は8日朝8時から。速報します。

カテゴリー
AB o UFC ギャリー ラファエル・フィジエフ

UFC308:第7試合・ジェフ・ニール vs. ハファエル・ドス・アンジョス

ウェルター級。ニール10位、RDAはライト級の15位。

ニールはUFCデビューから5連勝でランキング入りしたが、その後の戦績は2勝4敗。ビセンテ・ルーケに勝ったことでランキングは大きく上昇したものの、その後2戦はシャフカト・ラフモノフとイアン・マシャド・ギャリーという無敗の新星に連敗。長いリーチを活かした打撃が武器のストライカー。34歳。

元ライト級王者のRDAは、階級をウェルターに上げて暫定王座決定戦まで出場したものの、その後は後に王者となるウスマンやエドワーズらに敗れ、再びライト級に戻した。ライトでは連勝したものの、ラファエル・フィジエフにKO負けすると、再びウェルターに上げる。ウェルター再転向初戦はブライアン・バーバリーナに勝利したが、2戦目でビセンテ・ルーケに判定負け。すると前回はまたライトに落としてマテウス・ガムロット対戦したが判定負け。今回またウェルターに戻す。ウェルター・ライトを行ったり来たりしていたが、代謝が落ちて減量がハードになったため、今後はもうライトに落とさないとのこと。UFCデビューから16年のベテランで、試合当日に40歳となる。

ニールがパンチを打ち込み出る。ジャブがヒット。どんどん出るニール。左が入りRDAダウン!上からパウンドを入れる。足で阻むRDA。ニール離れた。スタンドに。四つに組むとRDA簡単に下に。ニールパウンド。しかしすぐ離れる。立ち際に左膝を気にしているRDA。スタンド。ニールまたパンチを入れるとRDAは足が踏ん張れずまたダウン。膝を負傷したか。続行不能と見てレフェリーストップ。

RDAは左膝をどこで痛めたのかはわからないが、最初のダウンの時?実質負傷TKO負け。勝者コールを聞く前に、セコンドの肩を借りてオクタゴンを後にした。

ニールは序盤から元王者相手に全く恐れずパンチで攻め込み連敗ストップ。

カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFC UFC303 イアン・ギャリー キック ギャリー マイケル・ペイジ

【UFC303】14戦14勝のギャリーが1・3Rにバックをとってマイケル・ペイジに判定勝利

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
マイケル・ペイジ(英国)

ペイジがガードを下げた半身の構えでスイッチしながらサイドキックを狙う。ギャリーは左ミドルを見せて、右の前蹴り。ペイジは右ストレートで飛び込む。ギャリーはペイジのサイドキックをキャッチしてテイクダウンすると、ペイジはケージに身体を預けて立ち上がろうとする。

ギャリーは自分の足でペイジの足をフックして寝かせつつバックへ。足を四の字フックしてRNCを狙い、パーム・トゥ・パームで首を絞める。これを必死に外すペイジだが、ギャリーは足のクラッチを外さずにバックキープを続ける。この態勢のままラウンド終了を迎えた。

2R、ペイジは1Rほど半身に構えず、前に出て右ストレート。ギャリーは左手を伸ばして、ペイジのパンチをバックステップとスウェーでかわす。ギャリーが前に出て左ミドル、ギャリーの右カーフにワンツーを狙う。ペイジはジャブを突いて右フック。ギャリーはそこに合わせて両差しで組みつく。

ギャリーはペイジをケージに押し込んでボディと足にヒザ蹴り。ここでギャリーは自ら引き込んでペイジの左足に足関節へ。ギャリーはしつこく足を狙わずに距離を取って立つ。ペイジはサウスポーに構えて左ストレートと右フック、右のサイドキック、飛びヒザ蹴り。構えをオーソドックスに戻して左フック、飛び込んで右フック。ギャリーも左フックとスピニングバックキックを狙うが空振りに終わる。

3R、オーソドックスのペイジに対し、ギャリーは右カーフを蹴る。ペイジは前蹴りと左フック、サウスポーにスイッチする。ギャリーはパンチから右ミドル。ペイジがパンチで前に出ていくと、組みついたギャリーがやや引き込み気味に下になる。ギャリーはクローズドガードで足を四の字クラッチし、ペイジはそのままトップキープする。ギャリーが足のクラッチを外すとペイジが立ち上がり、試合がスタンドに戻る。

ギャリーの立ち際にハイキックを蹴ったペイジは右フック、ジャブと右フック。そこにギャリーがダブルレッグを合わせて、四つん這いになるペイジにバックへ。両足をフックして、腰を上げるペイジの背中に覆いかぶさるようにバックキープする。ここでギャリーが細かくパンチを落とし、試合終了となる。1・3Rにバックキープに成功したギャリーがペイジを判定で撃破。プロ戦績を15戦15勝とした。


The post 【UFC303】14戦14勝のギャリーが1・3Rにバックをとってマイケル・ペイジに判定勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
o UFC アンソニー・スミス イリー・プロハースカ キック ギャリー ブログ 観戦速報

【UFC】速報中!UFC 303: Pereira vs. Prochazka 2

IMG_9707
朝一は鶴屋怜のUFCデビュー戦で大いに盛り上がりましたが、引き続きネバダ州ラスベガス のT-MobileアリーナでUFC 303: Pereira vs. Prochazka 2が開催されます。マクレガーの欠場により意気消沈ムードが漂いますが。メインではアレックス・ペレイラ×イリー・プロハースカのライトヘビー級タイトルマッチ。急遽決定した再戦。前回はペレイラがKOで勝利していますが、プロハースカはリベンジに秘策はあるのか。さらにネクストマクレガーの呼び声も高いイアン・マシャド・ギャリーとべラトールから移籍してきたマイケル・ペイジも妙味。U-NEXTで観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【ウェルター級】
○イアン・マシャド・ギャリー
(判定3-0)
×マイケル・ペイジ
1R、ペイジはいつものように半身の構えからノーガード。小刻みなステップで様子を窺う。静かな展開からペイジの蹴りを掴んだギャリーが倒してテイクダウンに成功。しかしペイジはケージを背にして立ち上がる。だがギャリーはスタンドでバックに周ってグラウンドに引きずり込む。すかさずチョークを仕掛ける。極まったかに見えたがペイジを強引に腕を外して脱出。それでもギャリーはバックをキープ。このままラウンド終了。
2R、じわじわとプレスを掛けるペイジ。前蹴りや左右のパンチを出し始める。しかしギャリーは寸前で回避。クリーンヒットはもらわない。するとペイジのフックに合わせて組み付いたギャリー。ケージに押し込んで長い差し合い。会場からはブーイング。ブレイクかと思いきやギャリーは自ら下になって足関節。だが、ぺイジは冷静に捌いてスタンドに脱出。スタンドの展開になるとペイジのパンチがヒットし始める。ダウンこそないが有効打を当ててラウンドを終えた。
3R、打撃の交差からペイジが押し倒すようにテイクダウン。ギャリーは自ら引き込んだか。クロスガードでガッチリとディフェンス。だがペイジは立ち上がってスタンドの展開。打撃の交差からギャリーはタックルで組み付く。ペイジの体勢を崩してバックに周る。おんぶの状態からチョークを狙う。だがこの状態のまま膠着して試合終了。微妙な判定はギャリーに軍配。


【女子バンタム級】
×マイラ・ブエノ・シウバ
(2R TKO)
○メイシー・チアソン
1R、中央を取ってプレスを掛けるのはシウバ。様子を窺うと2分経過した時点でロー、ハイ、フックと連続で仕掛ける。さらに組みついて膝も狙うがチアソンは冷静に回避。それでもシウバは組み付いて膝蹴り、ショートレンジのフックで追撃。負けじとチアソンも近距離でのパンチを打ち返して反撃開始。削り合ってラウンドを終えた。
2R、開始直後に打撃の交差。そのまま組み付くとチアソンがテイクダウンに成功。しかしシウバは下から腕十字を狙う。だがチアソンはこれを回避。するとシウバの額から大量に出血。UFCでは珍しくドクターチェックが入る。相当傷口が深く出血が止まらないためレフェリーが試合を止めた!


【ライトヘビー級】
×アンソニー・スミス
(判定0-3)
○ロマン・ドリーゼ
1R、前に出るスミス。お互いにカーフキックをヒットし合う立ち上がり。カーフからパンチのコンビネーションを狙うが共にクリーンヒットしないままラウンド終了。プレスと手数の多さでスミスが取ったか。
2R、スタンドでの静かな展開かと思いきや、打撃の交差からドリーゼのパンチがヒットしたか、そのまま浴びせ倒すようにテイクダウン。パウンドを振るうとスミスは頭を抱えて防戦一方。ドリーゼはバックに周ると中腰のスミスの側頭部にパウンド連打。スミスは亀に固定されて動けない。終了間際にスミスは脱出したところでラウンドを終えた。完全にドリーゼのラウンド。
3R、スミスは逆転を狙うべく前に出るがいかんせん大振りでヒットしない。手数も決して多くなく足取りも重い。スタミナ切れか、息が荒い表情が見て取れる。ドリーゼも手数が出ずに試合は膠着ムード。決定的な場面がないまま試合終了。会場からブーイングも。判定はドリーゼに軍配。
カテゴリー
45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC303 YouTube   アレックス・ポアタン アンソニー・スミス アンドレイ・オルロフスキー アンドレ・フィーリ イアン・ギャリー イリー・プロハースカ カブ・スワンソン カーロス・ヘルナンデス ギャリー コナー・マクレガー シャルル・ジョーダン ジアン・シウバ ジリアン・ロバートソン ディエゴ・ロピス ネイト・ディアズ ブライアン・オルテガ ペイトン・タルボット ボクシング マイケル・ペイジ マイラ・ブエノ・シウバ マックス・ホロウェイ マフクアンドレ・バリユー マルティン・ブダイ ミッシェレ・ウォーターソン メイシー・シェエソン ヤニス・ゲムリ リッキー・シモン ロマン・デリツ ヴィニシウス・オリヴェイラ 中村倫也 鶴屋怜

【UFC303】バンタム級の新鋭ペイトン・タルボット「安全なポイントゲームなんて、やりたくない」

【写真】スクショを撮る際に、5秒以上も目を剝いて待ってくれていたタルボット。実はいいヤツ (C)MMAPLANET

29日(土・現地時間)、米国ネヴァダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催されるUFC303「Pereira vs Prochazka 2」で、ペイトン・タルボットがヤニス・ゲムリと戦う。
Text by Manabu Takashima

2023年のコンテンダーシリーズでUFCと契約し、2試合連続でKO勝ちのタルボット。キャリアは8戦8勝、負け無しの新鋭は自らの一番の武器はペースだと言い切った。


MMAに求められるのは、アクションだから

――今週末にヤニス・ゲムリ戦を控えたペイトンです。調子はいかがですか(※取材は26日に行われた)。

「最高だよ。ヤニス・ゲムリとは良い顔合わせだと思う。殴り合って、エキサイティングなファイトをするよ」

──UFCで2度戦って2つのKO勝ち、判定勝ちだったコンテンダーシリーズのファイトも素晴らしいパフォーマンスでした。そんなペイトンのことを我々は、まだまだ分かっていないのですが、なぜMMAを始めたのですか。

「2017年、18歳の時にコナー・マクレガーの影響を受けて、試しにジムに行くようになった。すぐにマーシャルアーツに夢中になったよ。トレーニングをしていると、試合に出るようになって。そうなると、日に日にMMAへの想いが強くなっていった」

──MMAを始める前に格闘技の経験はあったのでしょうか。

「凄く小さな時にボクシングをやったことがあったけど、全然ダメで2カ月ほどで辞めてしまった。経験という経験があったのはレスリングだけで。レスリングはハイスクールを中心に4年ほどやっていた。けど、コレといって目立った戦績は残していない」

──それでもレスリングというベースがあったのですね。ファイトスタイルから、打撃系格闘技の経験の持ち主だと勝手に思っていました。

「う~ん、打撃が自分の一番の武器だとは思っていないよ」

──そうなのですか。

「僕の武器は体力だ。ハイペースで15分間、戦い続けることができる。結果、対戦相手は疲れて僕の打撃の餌食になるんだ」

──まさに現代MMAの申し子ですね。

「だって皆、それが見たいだろう? テイクダウンをされて、ガードの中に相手を入れて止まるなんて試合は誰も見たくないはずだ。MMAに求められるのは、アクションだから。それにケージのなかでは動きが多い方が、勝つ確率も高くなる。だから、常に動いてペースの速い試合を心掛けている」

──そして、フィニッシュを狙うのがコンテンダーシリーズ世代ですね。

「もちろん、フィニッシュを狙うのは当然だ。もともと、組んで倒してコントロールする試合なんか、好きじゃなかったし。そうやって勝つファイターがいることは分かっている。それはそれで構わないけど、そんなことがしたくてMMAを戦っているわけじゃないから。

結果的に僕は自分がやりたいことをするためにオクタゴンに上がっている。それこそが、コレをやって金を稼ぐのに相応しいファイトだと思っている。安全なポイントゲームなんて、やりたくない」

日本のアニメから受けた影響も絶大だよ

──それこそ、コナー・マクレガーに感化されてMMAを始めたペイトンらしいファイト・フィロソフィーですね。

「実際にMMAのトレーニングを始めてからも、コナーから受けた影響は大きい。あとはマックス・ホロウェイ、そしてネイト・ディアズ……でも、子供の頃に日本のアニメから受けた影響も絶大だよ(笑)。ドラゴンボールZに、幽遊白書からファイティング・スプリットとは何かを学んだんだ」

──なるほどぉ。では日本のMMAに興味を持ったことは?

「それは……余りないかなぁ。なんか、凄いステージがあって、ダンスをしたりしているのは受けたけど(笑)。ファイターでは、UFCとサインをしたばかりの……。そう、カイ・アサクラだ。彼のハイライトは見たよ。良い選手だよね」

──では同じバンタム級でUFCデビューを果たし、連勝中の中村倫也選手の印象を教えてください。

「う~ん、ちょっと分からないなぁ……。あのレスラーかい?」

──そうです、レスリングがベースです。

「まぁ、視界に入ってくれば気にかけるようにするよ」

──……押忍。では、土曜日に戦うゲムリの印象は?

「きっと、たくさん蹴ってくるだろうね。そしてカウンターの一発を狙って、我慢強く戦ってくるはずだ。ちょっとフラストレーションがたまる試合になるかもね。あの動きを僕のグルーブに誘い込むのは、ちょっと面倒くさいと思う。

ちょっと変な打撃だろう? なんか蹴りとパンチのコンビネーションがおかしいんだよ」

──確かに。構えも特徴的で。ただ、時折り力強いクリンチゲームも展開します。

「あんまり寝技の展開は見たことがないけど、上半身を固める組みを使うのは確かだ。でも、あんな風に固めてくるとスタミナを無駄にするだけだ。そこから先は、彼のやりたい試合にはならない。まぁ、何分間も相手をケージに押し込むようなヤツだよ。

だからこそ、動きまくって肉弾戦を皆に見てもらいたい。まだ僕のことを認識していないファンがいれば、きっと考え方が変わる試合になる。もう意識しないわけにはいかなくなるよ。しっかりと皆が喜ぶ試合をし続けるよ」

──その先に狙うは、タイトル挑戦と。

「そうだね、上手くいけば1年半後ぐらいにはトップに立っているだろう」

──ペイトン、今日はインタビューに時間を割いてくれてありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「ハイ。アリガトゴザイマス。オヤスミ」

■視聴方法(予定)
6月30日(日・日本時間)
午前7時分~UFC FIGHT PASS
午後11時~PPV
午前6時30分~U-NEXT

■ UFC303対戦カード

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ポアタン・フェレイラ(ブラジル)
[挑戦者] イリー・プロハースカ(チェコ)

<ライト級/5分3R>
ブライアン・オルテガ(米国)
ディエゴ・ロピス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス(米国)
ロマン・デリツ(ジョージア)

<女子バンタム級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ(ブラジル)
メイシー・シェエソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
マイケル・ペイジ(英国)

<ミドル級/5分3R>
ジョー・パイファー(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<フェザー級/5分3R
カブ・スワンソン(米国)
アンドレ・フィーリ(米国)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン(カナダ)
ジアン・シウバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペイトン・タルボット(米国)
ヤニス・ゲムリ(フランス)

<女子ストロー級/5分3R>
ミッシェレ・ウォーターソン・ゴメス(米国)
ジリアン・ロバートソン(カナダ)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
マルティン・ブダイ(スロバキア)

<フライ級/5分3R>
カーロス・ヘルナンデス(米国)
鶴屋怜(日本)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
ヴィニシウス・オリヴェイラ(ブラジル)

The post 【UFC303】バンタム級の新鋭ペイトン・タルボット「安全なポイントゲームなんて、やりたくない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB F1 MMA o UFC UFC298   イアン・ギャリー ギャリー ジェフ・ニール

『UFC 298』イアン・ギャリー vs. ジェフ・ニールを見たファイター・関係者の反応

ギャリー ファレル ロシアン リヴァー セレクション ピノノワール [2019] ≪ 赤ワイン カリフォルニアワイン ソノマ ≫


 『UFC 298: Volkanovski vs. Topuria』イアン・ギャリー vs. ジェフ・ニールを見たファイター・関係者のSNSでの反応。続きを読む・・・
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFC UFC298   イアン・ギャリー ギャリー コナー・マクレガー コルビー・コビントン ジェフ・ニール

【UFC298】ニールの拳を足で制したイアン・ギャリーがブーイングのなか、スプリットながらニールに快勝

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
Def.2-1:30-27.30-27.28-29
ジェフ・ニール(米国)

サウスポーのニールに対し、ギャリーは中央を取る。ニールが左インロー、ギャリーは続くアウトローをチェックして右ハイを蹴っていく。ニールはインローを続け、ギャリーが右前蹴りを繰り出し、右に回る。ステップインにサークリングのギャリーは、USAコールのなかで右ボディを入れる。ニールはインローの距離から、右オーバーハンドも空振りに。逆にギャリーが右を繰り出し、ヒザから右を打っていく。ワンツーで前進したニールが、ケージに詰まったギャリーに左を当てる。

ここからクリンチの展開となり、ギャリーが体を入れ替える。ニールが押し返すが、ギャリーが離れて右ミドル、ヒザ蹴りを決める。間合いを取り直したニールがワンツー、ギャリーは腹への前蹴り、そして右ヒザを突き刺す。ニールのコンビを回ってかわしたギャリーは、最後に左を届かされたがパンチはほぼ防いで見せた。

2R、間合いの測り合いのなかで右ミドルを入れたギャリーが、ワンツー。そして左右に回って上への蹴りを狙う。この距離を嫌がったニールは、クリンチでケージにギャリーを押し込むが、押し返したギャリーが離れる。そのギャリーはヒザを顔の高さまで突き上げると、ジャブ。そしてニールのステップインをヒザで迎え撃つ。それでもパンチを振るって組んだニールが、クリンチ。ケージ際から離れると、ギャリーが首相撲へ。ヒザを嫌がり離れたニールは左を当てる。ギャリーは左前蹴りを顔面に伸ばし、回りつつワンツー、そして右ミドル、ヒザを入れる。右から左で前に出たニールは、接近戦に持ち込むがギャリーが左を返したところで下がる。直後にステップインから左を当てたニールは、ギャリーのクリンチに体を入れえ、ヒザをボディに受けたところで時間に。

最終回、ニールはすぐに組みつき、ケージへ。左エルボーをかわしたギャリーが右ハイ、右ミドルを放つ。ニールもボディにコンビを返す。ギャリーはスッと離れるが、ニールがインローを蹴る。ボディから左、ヒザ蹴りのギャリーは右回りって誘うとヒザへ。察知したニールに右ミドルを蹴っていく。ニールは距離を詰めてもパンチは当たらず、クリンチという展開が多い。場内にブーイングが起こるなか、距離を取り直したギャリーは右インロー、前に出てくるニールにヒザを決める。

ニールはそれでも前に出るが、右ミドルを蹴られる。残り90秒、ギャリーは左ジャブを当てて大きく左に回る。いよいよ大きくなったブーイングにもギャリーはサークリングを続けヒザ蹴り、ニールも前に出るが追い切れずにパンチの空振り後にクリンチという展開のまま時間はラスト10秒に。離れ際にエルボーを放ったギャリー、下がったニールはタイムアップと共に右手を挙げた……。

顔面パンチの有効打は少なかったが、ヒザ蹴り、ミドルのヒット数がニールのパンチの精度を完全に上回っていたギャリーがスプリットながら、2つの30-27を集め快勝した。

「俺は生涯無敗で、勝ったんだ。スプリット? 驚かない。ジェフ・ニールを尊敬している。とてもデンジャラスで、トップなのが分かった」と話し、コルビー・コビントンをコールアウトした。そして「コナー・マクレガーに影響され、ここにいる。何をいわれようが、ファッ〇〇フ」とブーイングを続けるカリフォルニアのファンに言い放った。


The post 【UFC298】ニールの拳を足で制したイアン・ギャリーがブーイングのなか、スプリットながらニールに快勝 first appeared on MMAPLANET.