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UFC310:第11試合・ブライス・ミッチェル vs. クロン・グレイシー

フェザー級。ミッチェル13位。

グラップラーのミッチェル。無敗を集めたTUFでは準決勝で敗退(非公式戦)したが、UFCと契約すると6連勝。その中にはジョン・チャンソン以来のツイスターでの勝利もある。味をしめたのか、その次の試合でもグラウンドでツイスターを狙い続けたが、決まらず判定勝ち。2022年に、モフサル・イヴロイエフとの無敗グラップラー対決が組まれたが、イヴロイエフが欠場。替わって対戦したのが、同じく無敗で現王者のイリア・トプリアで、打撃で打ち負け、タックルも切られる展開で2RKO負けし、MMA初黒星。ダン・イゲには判定勝ちしたものの、昨年12月に準備期間2週間でギガ・チカゼの代役としてジョシュ・エメットと対戦し、飛び込んでの右フックで意識を飛ばされてKO負けした。陰謀論者であり、イーロン・マスクをアンチキリストとして批判している。30歳。

クロンは2019年にUFC初参戦。中堅のアレックス・カサレスにバックを取ってのチョークで一本勝ちすると、2戦目はランキングから外れたばかりのカブ・スワンソンと対戦。スワンソンの組ませずにパンチを打ち込む戦法を崩すことが出来ず、100発以上のパンチを被弾しながら前に出続ける気持ちの強さは見せたものの、判定負けでMMA初黒星。そこからコロナ禍を挟み、3年半の長期ブランク明けで昨年5月にシャルル・ジョーデインと対戦。組み付くと引き込むという旧世代柔術家の戦法を取ったが、密着で攻めを潰され、隙を見て立たれるという、現代MMAなら当然の戦法を取られて判定負け。試合後に、長老たちの打撃ではなく柔術で戦えというアドバイスに従った結果と語っていたが、今回はパンチも使っていくとのこと。ただし、クロン自身はRIZINに出場していた頃から「今のMMAはパンチがなければ通用しない」と語っており、ここに来て急に旧世代の言うことを聞いたのか不可解だった。36歳。

前手でジャブを出し牽制するクロン。しかしまだ間合いが遠い。見っちゃるボディを入れる。四つに組んだ。クロン引き込み。ハーフで押さえ込んだミッチェル。フルガードに戻すクロン。密着したまま殴るミッチェル。クロン下から抱えるが、密着した状態では攻め手がない。会場ブーイング。脇腹をコツコツ殴るミッチェル。下からミッチェルの右腕をホールドしたクロンだが、腕を引き抜いたミッチェル。クロンがハイガードを狙うが密着されて仕掛けられず。ヒジを入れるミッチェル。残り1分。下から腕固めを狙ったクロンだが防がれる。ホーン。

1Rミッチェル。やはり引き込みでは通用しない。

2R。蹴り・パンチを入れるミッチェル。クロン追っていくが左をもらい効いた。ミッチェルヒザ。クロンが組みに行くがかわされる。また組んだクロンが即引き込み。下から足を掬おうとしたが掬わせないミッチェル。コツコツ殴るミッチェル。クロンのクローズドが開いたところで立ったミッチェル。クロンパンチで出る。ミッチェルヒザ。クロンまた引き込み。体を起こしたミッチェルだがクロン腕十字へ。クラッチしてこらえるミッチェル。クロンバックに回ろうとするがまだ不完全。左腕を流されているミッチェル。横三角。腕十字へ。しかし腕が抜けた。バックに回ったミッチェルがパウンド連打。亀のまま耐えているクロンだが、まだ時間がありそのままだと止められる。立ったクロン。ホーン。

2Rミッチェル。終盤のパウンドがなければクロンのニアフィニッシュが取られたかもしれないが。

3R。ミッチェルがパンチを出したが、ヒザを出したところでスリップ。しかしすぐ立った。クロンがまた組みに来た。引き込み。こらえたミッチェル、首に腕を押し当てて倒れ込み後頭部をマットに叩きつける。グラウンドになりヒジ連打!意識が飛んでいるクロン。KO!

クロン、初のフィニッシュ負けで3連敗。2R腕を極めかけて見せ場は作ったが…。

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC304 アーノルド・アレン キック ギガ・チカゼ ブライアン・オルテガ ライカ

【UFC304】1Rはチカゼのヒザでフラつくも、中盤から左の攻撃で追い上げたアレンがユナニマス判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン(英国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ギガ・チカゼ(ジョージア)

サウスポーのアレンが距離を詰めるが、チカゼがサークリングからケージ中央を取った。チカゼが右ロー、右ハイと蹴りを散らす。しかし右ミドルをアレンにキャッチされ、ケージ際まで下がらされてしまう。両者がケージ中央に戻り、チカゼがスイッチしながら様子をうかがう。観客が地元アレンに声援を贈る。蹴りを散らして下がらせるチカゼだが、アレンも左を打ち込む。

チカゼが右スピニングバックキックを見せた。右ハイはブロックされてしまうも、ガードの間から右ストレートを突く。左ストレート、左ハイと攻め立てるアレンだがクリーンヒットはない。徐々に距離を詰めてくるアレンに対し、チカゼが右ストレートを伸ばす。アレンの左ストレートをスウェーでかわしたチカゼラウンド終了間際、アレンのシングルレッグに右跳びヒザをカウンターで合わせ、フラつかせた。

2R開始早々、アレンが左右に回りながら距離を詰める。しかしチカゼが前手を伸ばして自分の距離を保つ。右スピニングバックキックを繰り出したチカゼは左ジャブ、スイッチして左ストレートを打ち込む。アレンも右カーフを蹴り込むが、チカゼの足は止まらない。アレンの左ストレートを受けたチカゼの動きが一瞬止まる。アレンはチカゼのパンチを受けながら、なおもパンチを振るう。

互いに鼻から出血が見られるなか、チカゼが右ハイでアレンをフラつかせた。距離を詰めるアレンを、右アッパーで迎え撃つチカゼ。アレンは左ボディストレートを突き刺す。右ハイを連打したチカゼの顔面に、アレンの左ストレートがヒットする。アレンの左ストレートと、チカゼの右インローが相打ちに。左右に回り続けるチカゼは、右フックを打って離れる。右テンカオも当てたチカゼが距離を保ち続けた。

最終回、回るチカゼをアレンが追う。左ジャブを突くチカゼの顔面を、アレンの左ストレートが捕らえた。序盤より距離が近くなった両者、チカゼの顔面の出血も目立つように。チカゼは左アッパーを打ち込むも、アレンの前進は止まらない。アレンが左ボディストレートを突き刺す。チカゼがケージを背負う場面も増えてきた。しかしアレンが左ミドル、左ストレートを繰り出すも、チカゼの足も止まらない。回るチカゼ、追うアレンーーラウンド終了直前にアレンが右跳びヒザを見せた。

1Rは右跳びヒザでフラつかせたチカゼが取ったと思われるが、中盤からのアレンが追い上げた。ジャッジは3者とも29-28でアレンの勝利を支持し、アレンは「彼は危険なストライカーだけでど、僕だって打撃はできる。危険な相手でパワフルな蹴りが初回にはあったけど、勢いが落ちたね。レスリングをやる作戦もあったけど、チームを黙らせたよ。次? 名前のある相手とやりたい。ブライアン・オルテガとの試合はなぜか実現しないんだよ」と語った。


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45 AB F1 MMA o UFC UFC Fight Night   アーノルド・アレン ギガ・チカゼ モフサル・エフロエフ

7.27『UFC 304』でアーノルド・アレンとギガ・チカゼが対戦/『UFC 304』のメインカードが出揃う

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 UFCが7月27日にイングランド・マンチェスターのコープ・ライブで開催する『UFC 304』でアーノルド・アレン vs. ギガ・チカゼのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 アレンは1月の『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』でモフサル・エフロエフに判定負けして以来の試合で2連敗中。現在UFCフェザー級ランキング6位。

 チカゼは8月の『UFC Fight Night 225: Holloway vs. The Korean Zombie』でアレックス・カセレスに判定勝ちして以来の試合。現在UFCフェザー級ランキング9位。


 『UFC 304: Edwards vs Muhammad 2』のメインカードが5試合が発表されています。続きを読む・・・
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BELLATOR F1 o UFC キック ギガ・チカゼ ジュリアン・エロサ ボクシング マイケル・ジョンソン

UFC on ESPN56:第8試合・アレックス・カサレス vs. ショーン・ウッドソン

フェザー級

カサレスは2010年のTUF12からUFCに参戦した大ベテラン。TUF12では落ちこぼれ扱いだったが、今生き残っているのは準優勝したマイケル・ジョンソンとカサレスの2人だけ。TUF出演時のUFCは最軽量級がライト級で、TUFにもライト級で出場していた。TUF後に階級を落とすと、フェザーとバンタムで16勝12敗1NC。後のBellatorバンタム級王者セルジオ・ペティスにも、10年前にチョークで一本勝ちして初黒星をつけている。一時はランキングにも入っていたが、前戦でキック世界王者ギガ・チカゼに判定負けしてランク外に。それでもフェザー級ランキング目前で生き残っている。35歳。

セントルイス出身・在住のウッドソンは前座~中堅戦線で5勝1敗1分け。フェザー級で189cmの長身、リーチも198cmと長い。唯一敗れた相手はジュリアン・エロサで、試合3日前に緊急代役出場することになったエロサに対し、2Rまでウッドソンが打撃で押す展開から、試合終了間際にダースチョークに捕まって逆転一本負けした。そこから4勝0敗1分けと持ち直してきている。直前までランカーだったカサレスに勝てば、ランカーとの対戦が組まれるはず。バックボーンはボクシング。31歳。

カーフを蹴るウッドソン。飛び込んで左。カサレスも打ち返すとプレッシャーを掛けてきた。踏み込んで左をヒット。飛び込んだウッドソンに左右のパンチを入れるが、ウッドソンは右ハイをヒットさせる。両者打撃戦で引かないまま残り1分。バックスピンキックを出したカサレスだがローブロー。再開。詰めるカサレスに距離を取りながらパンチを入れていくウッドソン。ホーン。

1R打撃のヒット数でウッドソン。

2R。プレスしてきたカサレスだが、ウッドソン右ミドルからパンチをヒット。ぐらついたカサレス。ケージに詰めてパンチを打ち込むがしのいだカサレス。また詰めてきたカサレスが左をヒット。ケージに詰めての左がヒット。下がるウッドソン。またケージを背負う。詰めるカサレスが連打を入れる展開。ウッドソンも入ってくるところにパンチを合わせていく。残り1分。ここまでヒット数はほぼ五分。パンチから組んだカサレス。離れ際に左を入れる。ケージに詰めてワンツーを入れたカサレス。左ミドルを出したがウッドソン右を合わせた。ホーン。

2Rは微妙。

3R。またパンチでプレスしてケージを背負わせるカサレス。蹴り合いに。ケージを背負ったウッドソンにパンチの連打を打ち込む。体を入れ替えて離れたウッドソン。カサレス手数を増やしてきた。休まずパンチを打ち込む。右ボディから左フック。左ミドル。圧を強めるカサレス。ウッドソンも距離を取りながら手を出していく。右ハイはブロックしたカサレスだが、その後の右ストレートを被弾。一瞬カサレスの動きが止まりアピールするウッドソン。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でウッドソン勝利。

内容は僅差だったと思うが、ウッドソン勝って1分けを挟んで5連勝。

ウッドソンはランカーのブライス・ミッチェルに対戦をアピール。

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o UFC アーノルド・アレン キック ギガ・チカゼ ショーン・オマリー ピョートル・ヤン

UFC300:第7試合・カルヴィン・ケーター vs. アルジャメイン・スターリング

フェザー級。ケーター8位。これがUFCでのフェザー級初戦となるスターリングはバンタム級の2位。

ケーターは2022年10月のアーノルド・アレン戦で、飛び膝を放って着地した際に膝を負傷。そのまま続行不能でTKO負けとなり、ACLの手術により1年半の長期欠場明け初戦となる。レスリングがバックボーン。長身で、レスリングと打撃を混ぜたスタイル。元キック世界王者のギガ・チカゼに対しては、距離を潰して打撃戦を挑んで消耗させて判定勝ちした。36歳。

スターリングは2021年にピョートル・ヤンからUFC史上初の反則勝ち(グラウンド顔面ヒザ)での王座奪取。そこからヤンとのリマッチを接戦で制すと、ディラショー、セフード相手にも防衛に成功。しかし減量が厳しく、常にフェザー級転向の話がある状態だった。前回はバンタム級での最後の試合と決めた一戦で、新世代のショーン・オマリーに2RKO負けし、王座から陥落しての転向となってしまった。34歳。

すぐに詰めていくスターリング。ケータージャブで牽制。カーフを蹴るスターリング。ケーター右ハイ。パンチをかいくぐって組もうとしたスターリングだが組ませず引き剥がすケーター。ケーター詰めてきたが、スターリングは前蹴り、カーフ。スターリングシングルレッグへ。ケージまで移動しこらえるケーターだが、一瞬倒して立ち際にボディロックからテイクダウンしたスターリング。ケーター寝かされずに立とうとするが、ボディロックしてバックに回ろうとするスターリング。立ったケーター。なおもボディロックを放さずテイクダウンしたスターリング。ハーフバック。また立つとクラッチを切ったケーター。離れた。ジャブで詰めるケーター。スターリングはかいくぐってタックル。シングルレッグからテイクダウン成功。残り時間わずかで鉄槌から足をサバいてパスした。ホーン。

1Rスターリング。

2Rスターリングカーフキック。距離を詰めてタックルの間合いに。ケージを背負わせてタックル。膝を着かせた。ケージを背負って片膝立ちで寝かされないようにこらえているケーター。立った。なおもテイクダウンを狙うスターリング。立ったケーターに膝。投げを狙ったがこらえたケーター。離れる。ケーターが詰めていくとスターリング距離を取る。しかしまた出るとタックルへ。ダブルレッグでテイクダウン!サイドで押さえ込んだ。肘を入れる。ホーン。

2Rスターリング。しかしエキサイティングでない試合ぶりに会場からはブーイングが。

3R。スターリングすぐにタックル。テイクダウン。バックにつこうとするが、ケーター立ってケージ際に移動。クラッチを切って正対した。なおもテイクダウンを狙うスターリングに、ケーターキムラで引き込もうとしたが、外れて下になる。ケージを背に座った体勢で寝かせようとするスターリング。背中を付けた。ハーフからパスしてサイドに出る。ケーター何もできず。うつ伏せになりタックルに入ったケーターだが、スターリング持ち上げてパワーボム気味に叩きつけると鉄槌連打。ハーフからパウンドを入れる。残り1分。バックに回ろうとしたケーターだがスターリング上をキープ。首を狙ったスターリングだが時間がなく放した。パウンドを入れてタイムアップ。

判定30-27×3でスターリング勝利。

が、固い試合ぶりに会場からはブーイング。もともとバンタム級王者時代もブーイングを浴びていたが…。ケーターが病み上がりの初戦ということもあったが、フェザー級でも危なげなく勝利。ただグラウンドでポジションを取ってもキープまでで、そこから先の攻めがなかった。よりフィジカルが上の選手相手にどこまで行けるか。

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MMA o UFC ギガ・チカゼ

UFC295:第1試合・デニス・ブズカ vs. ジャマル・エマース

フェザー級だったが、エマースが1ポンドオーバーしキャッチウェイトに。

ブズカはニューヨークのLAW MMA(ロンゴ&ワイドマンMMA)所属。8月に代役でUFCデビューしたが、直前だったため、そのときはブズカが体重オーバー。UFC3勝1敗1分けで、フェザー級で規格外の198cmのリーチを持つショーン・ウッドソンに対し、19cmのリーチ差を攻略できず、距離を取られての打撃をもらっての判定負け。準備期間なしでは攻略が難しい相手だった。26歳。

エマースはUFC2勝3敗。レスリングがバックボーンで、ウッドソンほどではないものの、188cmの長いリーチが武器。負けた相手は現ランカーのギガ・チカゼ、ランキング目前でメインカードに登場するパット・サバティーニ、そして前戦で敗れたUFC1勝0敗のジェンキンスジェンキンス戦は1人がフルマークでエマースを支持したが、他の2人は29-28でジェンキンスを支持するという僅差の試合だった。レスリングがバックボーンの34歳。

プレスしてケージに追い詰めたエマース。右ストレートが顔面を打抜き、ブズカ仰向けにダウン!すかさず鉄槌連打!KO!

エマース、地元ブズカから1RKO勝利。

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o UFC アレックス・カサレス アーノルド・アレン キック ギガ・チカゼ ジョシュ・エメット ダン・イゲ ドン・シェイニス

UFC on ESPN+88:メインイベント・ソディック・ユサフ vs. エドソン・バルボーザ

フェザー級。ユサフ11位、バルボーザ13位。

ナイジェリア出身のユサフは初メイン。UFCデビューから4連勝し、同じくUFCデビューから7連勝しているアーノルド・アレンとのUFC無敗対決が組まれたが、1Rにアレンのパンチでぐらつき、2R以降はテイクダウンは取られなかったものの、タックルからケージに押し込まれる展開で僅差の判定負けを喫してUFC初黒星。その後、ランク外で5連勝していたアレックス・カサレスとの対戦では打撃で上回る判定勝ち。前戦はギガ・チカゼとの対戦だったが、チカゼ欠場により直前の代役としてUFCデビュー戦のドン・シェイニス戦に変更となり、1Rギロチンで楽勝。ここまでUFC6勝1敗だが、ランカー相手の勝利は当時15位のカサレス戦のみ。ナイジェリアでは一夫多妻制の家に生まれ、4人の母親と15人の兄弟がいる。30歳。

ストライカーのバルボーザはライト級でランキングにまで入ったが、上位ランカー相手には分が悪く、フェザーに落とすも、当初はフェザー級にアジャストできず、ダン・イゲ、ギガ・チカゼ、ブライス・ミッチェルらに敗戦。シェイン・バーゴスにKO勝ちして一桁ランカーとなっていたが、じわじわ下がってきている。前回はランク外のビリー・クアランティーロ相手に久々に良い打撃を見せ、タックルに合わせたヒザで1RKO勝ちした。ようやく体や戦い方がフェザー級にアジャストしてきたのかもしれないが、もう37歳で、ランカーではジョシュ・エメットに次ぐ2番目の年長。

パンチで序盤から出ていくユサフ。打たれて下がるバルボーザ。右をもらった。ミドルを入れたバルボーザだが、また右をもらいダウン!すぐに立って距離を取るバルボーザだが、すぐに追っていくユサフ。右をもらいぐらついているバルボーザ。グロッキー。ふらつきながら距離を取るバルボーザだが、追っていくユサフが右を入れる。首相撲に捕らえるユサフ。肘。ユサフボディロックからテイクダウン。ガードを取るバルボーザだがインサイドから肘を入れるユサフ。下から足をすくったバルボーザだが、ユサフ上をキープ。肘。またガードに戻すバルボーザ。クローズの足を割ってハーフにしたユサフが肘・パウンド。残り1分。パウンド・鉄槌。バルボーザ足関。しかし外れて足を抜かれる。ユサフ上から鉄槌。ホーン。

1Rユサフ。10-8あってもおかしくない。

2R。バルボーザロー。しかしふらつき気味でダメージが抜けていない。また距離が近くなった。ジャブを入れるユサフ。バルボーザボディからバックスピンキック。クリンチしてケージに押し込むユサフ。離れたバルボーザ。ジャブで出るユサフ。ユサフ首相撲。ボディを入れたバルボーザだがケージに押し込んだユサフ。膝の打ち合い。引き剥がしたバルボーザ。ユサフの右フックがヒット。バルボーザ左ボディ。ユサフちょっとペースが落ちたか。手を出し続けるバルボーザ。右がヒット。ケージに詰めてきた。左ボディを入れるバルボーザ。スピードがなくなってきたユサフ。ケージまで下がらせて前蹴りを入れるバルボーザ。バルボーザ左右のボディ。左ミドル。ホーン。

2Rはややバルボーザ。ユサフスタミナ切れか、1Rにスタミナを使ったのであえて休んだのか。

3R。ユサフまた出てきた。バルボーザ左ボディ。首相撲に捕らえるユサフをケージに押し込む。離れた。左ボディ。強烈。しかしユサフ出ていく。ケージに押し込むバルボーザ。離れた。動きは落ちているバルボーザだが、まだパンチの威力は健在。左ボディ。ユサフは手数が減った。バルボーザが詰める。ケージを背負わせてワンツー。左ボディをさかんに打ち込む。そして左ミドル。手数で押されているユサフ。手数で負けているユサフ。ようやく前に出てきた。しかしバルボーザのボディをもらい止められる。バルボーザバックスピンキック。かすめるようにヒットし効いた!バックに回ったバルボーザがパウンド。立とうとしたユサフをまた寝かせて殴る。ユサフなんとか立った。スタンドバックでホーン。

3Rバルボーザ。

4R。ユサフ回復したか。ジャブで出るが、バルボーザもジャブを返す。左ミドル。ユサフのジャブをブロックしつつ、左ボディを入れたバルボーザ。ユサフ首相撲。バルボーザケージまで押し込んだ。離れる。バルボーザワンツー。ユサフタックル。切られた。バルボーザも性もうしているが、ジャブを足し続ける。そして左ミドル。ケージに詰めたバルボーザ。左アッパー。ユサフもパンチを返した。四つに組んだユサフがケージに押し込むが、バルボーザ引き剥がした。残り1分。ユサフ左右のボディ。左ミドルを入れたバルボーザ。さらに左右のパンチ。ホーン。

4Rもバルボーザ。

5R。ジャブの刺し合い。ヒットするのはバルボーザ。右がヒット。首相撲にt五ラ得たユサフに左右のパンチを入れる。離れた。右ボディから左フック。ジャブ。バックスピンキックをボディに入れた。右ボディから左フック。手数で押す。常に先手を取るバルボーザ。ユサフも返しているが手数では負けている。右ボディから左、さらに左ボディ。バルボーザ四つからテイクダウン。ユサフケージまで移動して立ったが消耗している。ケージに押し込むバルボーザ。押し込みながら膝を入れるとまた外掛けテイクダウン。ユサフ立ったがスタンドバック。最後にまたテイクダウン。タイムアップ。

バルボーザ、最後は組みの引き出しも開けて総力戦で戦いきった。

49-46、48-46、48-46の3-0でバルボーザ勝利!

1RはKO寸前だったが、そこから良く蘇った。

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o UFC アーノルド・アレン エイドリアン・ヤネス キック キャメロン・サーイマン ギガ・チカゼ クリスチャン・ロドリゲス ジェニファー・マイア ダニエル・ラセルダ ダレン・エルキンス

UFC on ESPN+88:オッズ/予想と展望

ソディック・ユサフ 1.59
エドソン・バルボーザ 2.42
ジェニファー・マイア 1.74
ビビアン・アラウジョ 2.30
ジョナサン・マルチネス 1.93
エイドリアン・ヤネス 1.89
アンドレ・ペトロスキー 2.70
ミシェウペレイラ 1.49
エドガー・チャイレス 1.28
ダニエル・ラセルダ 3.80
クリスチャン・ロドリゲス 1.62
キャメロン・サーイマン 2.36
ダレン・エルキンス 2.50
T.J.ブラウン 1.56
タイナラ・リズボア 1.31
ハベナ・オリベイラ 3.60
テランス・マッキニー 1.19
ブレンドン・マロット 5.00
イリーナ・アレクシーバ 2.24
メリッサ・ディクソン 1.68
クリス・グティエレス 1.37
アラテン・ヘイリ 3.20
アシュリー・ヨーダ4.10
エミリー・デュコテ 1.25

UFC6勝1敗のソディック・ユサフが初メイン。唯一敗れた試合はアーノルド・アレンとのUFC無敗対決。レスリングがバックボーンのハードパンチャー。

相手はベテランのエドソン・バルボーザ。フェザーに落としてから3勝3敗。元キック世界王者ギガ・チカゼにはKO負けし、グラップラーブライス・ミッチェルにはまさかの1Rパンチでダウンを奪われ、その後も一方的な内容で判定負け。しかし前戦はビリー・クアランティーロ相手に1RKO勝ちし、ようやくフェザー級での戦いに慣れつつある。

オッズはユサフがフェイバリットだが、意外と差がない。撃ち合いになれば、打たれ弱さがあるバルボーザが一発もらってしまいそうだが。

ユサフKO勝ち。

メインカードではミシェウペレイラのミドル級に上げての初戦が組まれている。5連勝でウェルター級ランキング入りし、7月にはタイトル挑戦経験のあるスティーブン・トンプソン戦が組まれたが、体重オーバーで試合消滅。過去にも何度か体重オーバーがあり、今回からミドルに上げる。相手はいきなりUFC5連勝中のペトロスキー。勝てばミドル級でのランキング入りも見えてくる。

なぜか、メインカードに先月ノーコンテストで終わったチャイレス vs. ラセルダのリマッチが組まれている。チャイレスは0勝1敗1NC、ラセルダは0勝4敗1NC。前回はチャイレスがギロチンチョークでケージに押し込み、ラセルダの腕がだらりと下がったのを見てレフェリーが試合を止めたが、ラセルダが実は落ちていなかったため、ノーコンテストに変更となっている。

第1試合開始は15日朝5時から。速報します。

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o UFC キック ギガ・チカゼ ダナ・ホワイト

UFC284:第4試合・ジャック・ジェンキンス vs. ドン・シェイニス

フェザー級

昨年9月のコンテンダーシリーズで勝利しUFCとの契約を決めた地元のジェンキンス。コンテンダーシリーズではテイクダウンからのパウンドで攻め続け、残り30秒でバックからパウンドを打ち続けてKO勝ち。しかしフィニッシュしてUFCとの契約を決めたにも関わらず、ダナ・ホワイトには一芸のみの「ワン・トリック・ポニー」と評されている。29歳で10勝2敗。

シェイニスは昨年10月にギガ・チカゼの代役としてUFCと契約し、いきなりランキング12位のソディック・ユサフと対戦。スタンドで膝をもらい、タックルに入った所をギロチンに捕まって30秒一本負け。まったく力を見せられなかった。

詰めたシェイニスにジェンキンス首相撲から膝を入れる。しかしシェイニスそのまま詰めてケージに押し込む。が、押し込んで膝を入れるとローブローに。離れた状態で再開。タックルに入るシェイニス。こらえたジェンキンスが膝。離れた。ジャブから左ボディを入れたジェンキンス。シェイニスタックル。切ったジェンキンスがカーフキック。もらってぐらついたシェイニス。ジェンキンスジャブで出る。またカーフ。リーチに勝るジェンキンスが自分の距離で打撃を入れていく。シェイニスは飛び膝などを出すがかわされる。残り10秒でシェイニスが逆にカーフキックを当てるが、ジェンキンスがカーフを打ち返しワンツー。ホーン。

1Rジェンキンス

2R。詰めてきたシェイニス。踏み込んで右フックをヒット。ジェンキンスのカーフ。が、シェイニスが四つになり膝を出すとまたローブローに。再開。組んでいくシェイニスだがジェンキンスが投げてテイクダウン。ハーフ。ケージ際まで移動し上半身を起こしたシェイニスだが、そのバックに回るジェンキンス。バックマウントになるがシェイニス反転して上に。ジェンキンスすぐ立ってスタンドへ。シェイニスケージに押し込んでパンチを入れるが、離れたジェンキンス。ボディ・カーフキックを入れる。効いているがまた四つに。四つからテイクダウンしたシェイニス。マウント!一気に形勢逆転か。肘を落とす。しかしジェンキンスハーフにすると下からはねのけて立ち上がり逆にバックにつく。テイクダウンするとバックマウント。チョーク。が、また反転したシェイニス。ホーン。

2Rもジェンキンス

3R。シェイニス出たがジェンキンスがかわしてスタンドバック。バックマウントに入る。マウントに移行するがシェイニスはねのけて立った。ジェンキンスすぐに組むとまたテイクダウン。シェイニスカーフが効いているのか、簡単に倒されるようになっている。ハーフで下からキムラを狙うシェイニス。けっこう腕が曲がっていたがこらえたジェンキンス。ハーフで押さえ込む。ブリッジで返そうとするシェイニスだがマウントに。ガードに戻したシェイニスだが残り1分。またハーフにしたジェンキンス。パウンド。亀になるシェイニスにバックからパンチ連打。シェイニス立って出て行くが顔面にパンチを貰った。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0で地元ジェンキンスUFCデビュー戦勝利。

カーフを効かせ、グラウンドでも攻勢で完勝。グラウンドでバックを取ったところから逃げられる場面が多かったのがもったいなかったが。

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UFC on ESPN+69:第8試合・ソディック・ユサフ vs. ドン・シェイニス

フェザー級。ユサフ12位。

ナイジェリア出身のアフリカンパワー・ユサフ。UFC5勝1敗。UFCデビューから4連勝していたが、UFCデビューから7連所していたアーノルド・アレンと対戦し、接戦の展開から最後はケージに押し込まれる展開で判定負け。今年3月の前戦では、ベテランアレックス・カサレスにタックルからバックに回られる展開が続いたものの、後半は引き剥がしてパンチを入れ判定勝ち。当初は2週間前にギガ・チカゼとのカードが組まれていたが、チカゼ負傷欠場により、UFCデビュー戦のシェイニスとのカードに変更となった。

12勝3敗で31歳のシェイニス。デビュー戦でいきなりランカーとの対戦に。Cage Titans FCというよくわからないプロモーションの王者。12勝の内、判定は2試合だけで、8KO2一本勝ちとフィニッシュ率が高い。当然ながら、オッズは大差でアンダードッグ。

いきなり首相撲に捕らえたユサフ。膝連打。シェイニスパンチを打ち込むが膝をもらっている。ケージに詰めてタックルに入るが、ユサフギロチンで引き込んだ。クローズドで絞める。シェイニスタップ!

ユサフ完勝。デビュー戦の相手には厳しすぎた。