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【DWCS S08 Ep02】ロウストンをダブルレッグ&リフトで倒しまくったフィニー、2年連続の判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
トーレス・フィニー(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
キャム・ロウストン(豪州)

ロウストンが前蹴り、続く右ローにフィニーがダブルレッグを合わせてテイクダウンを決める。すぐに立ち上がったロウストンはケージを背負った状態から体を入れ替えて、ヒザををボディ&顔面に放って離れる。頭一つ大きなロウストンに対し、フィニーは再びローを払ってテイクダウン。ボディロックにも、立ち上がったロウストンをリフトアップし、ケージ中央でスラムしたフィニーがトップを取る。ウィザーから立ち上がろうとしたロウストンは、背中を譲って立ち上がりつつ胸を合わせる。

フィニーはここもスラムを決めて、右のパウンドを落とす。ロウストンはバタフライガードからクローズドを取ると、腰を切って腕十字狙い&三角絞めへ。肩を押し込んで防いだフィニーは、2度目の腕十字狙いも防いで立ち上がる。ロウストンが蹴り上げを狙い、時間となった。

2R、フィニーが右オーバーハンドを当て、左を見せて組みつく。ボディロックでリフトしようとしたフィニーは、対応したロウストンにアンクルピック、シングルと仕掛け、結果的にアンクルピックでヒザをつかせる。立ち上がって離れたロウストンはヒザから右を当てる。フィニーは右オーバーハンドをかわされるが、力技のようなダブルレッグでテイクダウンを決めてバックを伺う。ロウストンが胸を合わせるが、片足を束ねたフィニーが背中腰にリストコントロールへ。

立ち上がったロウストンは、ヒザ蹴りからワンツーを入れる。フィニーのオーバーハンドにもアッパーを入れたロウストンだったが、ここもダブルレッグで倒される。ロウストンは巧みに胸を合わせて立ち上がるも、ショートのワンツーを入れたフィニーが、またもテイクダウンへ。倒されても立ち上がるロウストンがアッパー、前蹴り、左を伸ばす。フィニーも荒いパンチの打ち合いに応じる。クリーンヒットはなく、試合は最終回へ。

最終回、ロウストンが腹に右前蹴りを入れる。タイミングは測るフィニーのダブルレッグに、ヒザを合わせる。それでもクラッチしたフィニーがテイクダウン、ロウストンは立ち上がってヒザ蹴り、そしてエルボーを入れる。徹底して組んでいくフィニー……昨年もTD&コントロールで勝利も契約を逃しているが、今回は簡単なファイトになっていないなかで、リフトからテイクダウンを幾度となく決める。

ここから抑えるフィニーに、効果的なパウンドは見られない。ロウストンはハイガードからパンチ、腕十字→三角絞めを狙う。防いだフィニーは右の鉄槌を落とすと、半身のロウストンに右のパウンドを落とす。残り30秒、パンチでなく抑えを選んだフィニー──。立ち上がったロウストンは、ヒザ蹴りとスピングバックフィストを繰り出し、タイムアップに。

結果は29-28を3票獲得したフィニーは「去年は無敗のロシアンに勝った。今年は世界最高のジムに所属してる選手に勝ったんだ。ダナ、チャンスをくれたら俺は110パーセントで戦う。俺はパニッシャーだ」とバックステージインタビューで話した。


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