カテゴリー
45 AB ABEMA MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN DECADE RIZIN49 YA-MAN エドポロキング エンカジムーロ・ズールー カルシャガ・ダウトベック キック キム・テイン クレベル・コイケ ホベルト・サトシ・ソウザ ラジャブアリ・シェイドゥラエフ ヴガール・ケラモフ 上田幹雄 久保優太 元谷友貴 堀口恭司 神龍誠 福田龍彌 秋元強真 芦澤竜誠 鈴木千裕

【RIZIN DECADE】計量終了 ライト級王者サトシ「ベルトは日本に」×挑戦者ケラモフ「新しい王者を」

【写真】RIZIN、10回目の大晦日。ライト級王座を争うサトシ、ケラモフともに笑顔でコメントした(C)RIZIN FF

明日31日(火)に、さいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN DECADEの公開計量が、30日(月)にさいたまスーパーアリーナ内コミュニティアリーナで行われた。出場選手は全員、前日計量をクリアしている。
Text by Shojiro Kameike


メインのフェザー級選手権試合を含め、3大タイトルマッチが並ぶ今年の大晦日。ライト級は王者ホベルト・サトシ・ソウザが、元フェザー級王者ヴガール・ケラモフを挑戦者に迎え、ベルトの防衛戦に臨む。

11月のRIZIN LANDMARK名古屋大会で摩嶋一整をわずか28秒、右ロングフックで沈めたケラモフが1カ月の短いインターバルで大晦日に参戦する。しかも従来のフェザー級ではなく1階級上のライト級王座に挑む。王者サトシは2024年に入り、中村K太郎とルイス・グスタボをいずれも1RでKOしている。

サトシ=柔術、ケラモフ=レスリングという組み技の強さに加え、一撃の威力も証明し続けてきた両者。もちろんグラウンドでもパウンド×サブミッションでフィニッシュできる。相手がどう出て来るか――読み違えると一瞬で勝負が決まる、スリリングな試合になりそうだ。計量ではサトシが「明日絶対に面白い試合を見せて、ベルトは日本にあるまま」、ケラモフは「明日は新しいチャンピオンをご覧いただけると思います」と意気込みを語っている。

一方、ケラモフにとってこのライト級王座挑戦は大晦日イベントのチャレンジであり、今後はフェザー級のベルトも狙っていくという。そうなると気になるのは、メインの鈴木千裕×クレベル・コイケ、そして久保優太×ラジャブアリ・シェイドゥラエフ、YA-MAN×カルシャガ・ダウとベックのフェザー級戦だ。キックボクシング出身MMAファイターが躍進しているRIZINフェザー級において、MMA4戦目のYA-MANが超MMAストライカーのダウトベックと、どのような試合を展開するのか興味深い。

MMAで現在7連続KO中のダウトベック、しかもフィニッシュはいずれも左ストレート、左ボディ、左ヒジ――と左の攻撃である。それだけ左が得意であることが分かっているにも関わらず、仕留められる攻撃はまさに必殺技だ。ただ、ダウトベックが左を打つ前にプレスをかけても、YA-MANが簡単に下がるとは思えない。反対に、YA-MANの打撃に対するダウトベックが如何に反応するのか。互いのMMAストライキングの真価が見られる試合になるだろう。

■RIZIN DECADE 視聴方法(予定)
12月31日(火)
午後1時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN DECADE / RIZIN49 計量結果

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 鈴木千裕:66.00キロ
[挑戦者] クレベル・コイケ:66.00キロ

<RIZINフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 堀口恭司:56.95キロ
[挑戦者] エンカジムーロ・ズールー:56.95キロ

<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] ホベルト・サトシ・ソウザ:70.90キロ
[挑戦者] ヴガール・ケラモフ:70.65キロ

<女子スーパーアトム級/5分3R>
伊澤星花:48.90キロ
ルシア・アプデリガルリム:49.00キロ

<バンタム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
元谷友貴:60.95キロ
秋元強真:60.95キロ

<フェザー級/5分3R>
久保優太:65.95キロ
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ:65.15キロ

<フェザー級/5分3R>
YA-MAN:65.90キロ
カルシャガ・ダウトベック:65.70キロ

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌:60.95キロ
芦澤竜誠:60.70キロ

<ヘビー級/5分3R>
上田幹雄:107.85キロ
キム・テイン:103.70キロ

<59キロ契約/5分3R>
神龍誠:59.00キロ
ホセ・トーレス:58.80キロ

<ライト級/5分3R>
矢地祐介:70.85キロ
桜庭大世:70.60キロ

<フェザー級/5分3R>
武田光司:66.00キロ
新居すぐる:65.70キロ

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神:118.05キロ
エドポロキング:117.85キロ

<バンタム級/5分3R>
大雅:61.00キロ
梅野源治:61.00キロ

<RIZIN甲子園決勝戦/5分2R>
横内三旺:60.60キロ
斉藤健心:60.70キロ

The post 【RIZIN DECADE】計量終了 ライト級王者サトシ「ベルトは日本に」×挑戦者ケラモフ「新しい王者を」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 KNOCK OUT LFA MMA MMAPLANET o UFC カルロス・モタ キック 栗秋祥梧

【KNOCK OUT】倒す・投げる・押さえる・殴る。モタが無制限キック全開の試合運びで栗秋祥梧に判定勝利

<58キロ契約/3分3R>
カルロス・モタ(ブラジル)
Def.3-0:30-28.30-28.30-28.
栗秋祥梧(日本)

モタが上下のフェイントから右カーフ。栗秋は左フックを狙う。モタがダブルレッグに入ると、すぐにテイクダウンしてハーフガードでトップキープする。栗秋が背中を見せて立ち上がろうとするとモタがバックへ。ここは栗秋の体がロープの外に出てブレイクとなる。再開後、栗秋が左ハイと右カーフを蹴る。モタが右ストレートと左フック、シングルレッグでテイクダウンすると栗秋はクローズドガードを取る。

モタが持ち上げて前に叩き落としてパンチを落とす。パスガードしたモタはニーオンからマウントへ。ここで栗秋はブリッジで上を取り返してパンチ落とす。モタも立ち上がってマットに手をついてカポエイラキック。栗秋がそのまま上になって、立ち上がった状態でブレイクとなる。再開後、栗秋が左の蹴り。モタはパンチで詰めてヒザ蹴り、シングルレッグでテイクダウンする。栗秋はクローズドガードを取ると、パンチを落とす。ブレイク後、モタの右ローに栗秋が右ストレートを狙う。

2R、栗秋が右カーフ、モタがスピニングバックキックを見せる。モタがジャブからダブルレッグに入ると、栗秋の体がロープの外に出てブレイクとなる。再開後、栗秋が右カーフ、モタが前蹴りとジャブ。栗秋はジャブと右ミドルを返す。モタが栗秋の蹴り足を取ってテイクダウンすると、ハーフガードでトップキープして鉄槌と顔面にヒザ蹴り。顔とボディにパンチを打ち続ける。ブレイク後、モタがシングルレッグに入ると、栗秋がロープを掴んでしまう。

モタは再び組みなおしてテイクダウンすると一度立ち上がる。ブレイクになると栗秋が左フックと右ストレート、モタの左フックに左フックを合わせる。モタがダブルレッグで寝かせると、立ち上がってパンチを落とし、前転してのカカト落としも見せる。ブレイク後、栗秋が右カーフと右肘、モタは栗秋の右にダブルレッグを合わせてテイクダウンしてサイドポジションを取る。

3R、モタがワンツー。ここで栗秋が意表をつくダブルレッグでテイクダウンすると、一気にパンチを落としてサッカーボールキックを連打する。これでロープに詰まるモタだったが、体を起こしてダブルレッグでテイクダウンすると、すぐにマウントを取る。栗秋がブリッジで脱出しようとすると、モタがダブルレッグでテイクダウンしてバックへ。亀になる栗秋にパンチを入れる。

何とか動く栗秋だったが、モタがバックキープして殴り続け、両足フックしてバックマウントから殴る。残り30秒になるとモタがマウントからヒジを連打。栗秋も必死にブリッジして立ち上がるが、バックについたモタが後方に投げてテイクダウン。モタがマウントを取ったところでラウンド終了となった。元UFCファイターかつ元LFAフライ級チャンピオンのモタがテイクダウンを織り交ぜた試合運びで栗秋から勝利を収めた。


The post 【KNOCK OUT】倒す・投げる・押さえる・殴る。モタが無制限キック全開の試合運びで栗秋祥梧に判定勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 F1 KNOCK OUT MMA MMAPLANET o キック 倉本一真 重森陽太

【KNOCK OUT】レスリング×ムエタイの無制限キック戦、投げまくった倉本一真が重森陽太をパウンドアウト

<61.5キロ契約/3分3R>
倉本一真(日本)
Def.2R2分40秒 by TKO
重森陽太(日本)

倉本が右カーフを蹴る。ダブルレッグに入ると、重森がそれを切ってヒザ蹴りを入れる。倉本がそのままロープに押し込むと、両者の身体がロープから出てブレイクになる。ブレイク後、倉本がシングルレッグから組みつくと、重森はハーフネルソンで抱える。

倉本はそのまま後方に投げるが、重森はクラッチを外さずにブレイクを待つ。再開後、重森が左の前蹴り。倉本は左フックからダブルレッグに入ると、首を抱えて重森を持ち上げて前方に叩きつける。重森はクローズドガードで組みついたまま、倉本は数回前に叩きつけると、そのまま後ろにも投げて叩きつける。

ブレイク後、重森が右ミドル。倉本が左のパンチを振って組みついてテイクダウン。重森は下から倉本にホールドしてブレイクを待つ。ブレイク後、倉本がすぐに組みつくと、ここも重森はクローズドガードのような形を取る。倉本が前に叩きつけると、重森は足を外してスタンドに戻る。重森が左の前蹴り、倉本がそれをとってテイクダウンする。

2R、重森がジャブと前蹴りのフェイント。サークリングして右カーフ、左ミドルを蹴る。重森は倉本のシングルレッグを切るとサッカーボールキックを蹴る。前に出る倉本が四つで組むと一本背負いを狙い、これを踏ん張る重森だったが、そのまま倉本が組みついてグラウンドで上になる。サイドポジションを取った倉本が顔面にヒザ蹴り。重森が亀になるところにパウンドを連打する。重森はここから脱出することができず、倉本がTKO勝利を収めた。


The post 【KNOCK OUT】レスリング×ムエタイの無制限キック戦、投げまくった倉本一真が重森陽太をパウンドアウト first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC71 キック シン・ユジン パク・ソヨン

【Road FC71】計量オーバーのシン・ユジンがパク・ソヨンをRNCで下したため、NC&新王者誕生ならず

【写真】試合は行われたものの、ただただ残念な結果に(C)MMAPLANET

<ROAD FC女子アトム級暫定王座決定戦/5分3R/5分3R>
シン・ユジン(韓国)
NC 2R4分45秒
パク・ソヨン(韓国)

シン・ユジンは前日の計量で5キロオーバーのため、パク・ソヨンが勝利した場合のみ新王者が誕生する変則暫定王者決定戦に。クラウチングで構えるパク・ソヨンがプレスをかける。シン・ユジンはケージ中央を取るも、なかなか手が出ない。パク・ソヨンがサウスポーにスイッチした。シン・ユジンの右ストレートがパク・ソヨンの顔面を捉える。回るシン・ユジンは手を出せないのか。

シン・ユジンは右スピニングバックキックを見せた。両者の応援団による応援合戦も行われる。互いに手を出さないため、レフェリーが注意を与えた。再開後、シン・ユジンが左インローを打ち込む。新王者が誕生するというが左ジャブを伸ばすも距離を詰めない。シン・ユジンの左フックがヒットする。さらに左ミドルを当てたシンがプレスをかけ、パク・ソヨンは下がる展開が増えた。シン・ユジンがパク・ソヨンをケージに押し込み、右腕を差し上げた。手数は互いに少ない。

2R、シン・ユジンのパンチにパク・ソヨンが右ローを合わせる。パク・ソヨンは左を突きながらプレスをかける。サウスポーにスイッチして、シングルレッグで飛び込むも切られた。反対に右ストレートを当ててから距離を詰めたシン・ユジンが、組みつき小外刈りでグラウンドに持ち込んだ。パウンドからパク・ソヨンの左腕を取り、キムラを狙う。

さらにサイドに移行してアメリカーナに切り替えるも極めきることはできず。そのままマウント→バックマウントを奪取。仰向けになったパク・ソヨンから再びマウントを奪うと、パウンド&ヒジを落とす。パク・ソヨンの体を伸ばしてバックマウントに移ったシン・ユジンが左腕をパク・ソヨンの首に回す。切り替えて右腕で、パームトゥパームでパク・ソヨンのアゴを絞め上げてタップを奪った。

結果、パク・ソヨンが敗れたため試合はノーコンテストに。新暫定王者の誕生は先送りとなった。


The post 【Road FC71】計量オーバーのシン・ユジンがパク・ソヨンをRNCで下したため、NC&新王者誕生ならず first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
YouTube キック 試合動画

ペットパノムルン・キャットムーカオ vs ミゲール・トリンダーデ/Petchpanomrung vs Miguel Trindade|2024.12.21 #RISE_WS 【OFFICIAL】

カテゴリー
YouTube キック 試合動画

イ・ソンヒョン vs ベルジャン・ペポシ/Sunghyun Lee vs Berjan Peposhi|2024.12.21 #RISE_WS 【OFFICIAL】

カテゴリー
YouTube キック 試合動画

12.30 K.O CLIMAX 2024|前日計量及び記者会見

カテゴリー
45 AB ABEMA BELLATOR Brave CF IMMAF MMA MMAPLANET o PRIDE RIZIN RIZIN DECADE RIZIN49 UFC YA-MAN   アミール・アルバジ アレッシャンドリ・パントージャ イスラエル・アデサニャ イリー・プロハースカ エドポロキング エンカジムーロ・ズールー カルシャガ・ダウトベック キック キム・テイン クレベル・コイケ ケルヴィン・ガステラム ジョン・ジョーンズ ブランドン・モレノ ホベルト・サトシ・ソウザ ボクシング マネル・ケイプ ラジャブアリ・シェイドゥラエフ ロナルド・ロドリゲス ンコシ・ンデベレ ヴガール・ケラモフ 上田幹雄 久保優太 伊澤星花 元谷友貴 堀口恭司 大雅 斉藤健心 新居すぐる 桜庭大世 梅野源治 横内三旺 武田光司 矢地祐介 神龍誠 福田龍彌 秋元強真 芦澤竜誠 貴賢神 鈴木千裕

【RIZIN DECADE】神龍誠と対戦。小さな巨人ホセ・トーレス「ショーティー航空だ。僕が宙を舞わすから」

【写真】待望というか、来日を期待することができなかったフライ級の実力者がRIZINフライ級戦線へ(C)BRAVE CF

31日(火)、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN DECADE。その第2部=RIZIN49にホセ・トーレスが初来日を果たし、59キロ契約マッチで神龍誠と対戦する。
Text Manabu Takashima

IMMAF二連覇、プロ転向後は3戦目でTitan FCフライ級王座を獲得すると5戦目でバンタム級を制し2連覇を達成。合計4度の王座防衛の末に契約を果たしたUFCだったが、フライ級冬の時代と重なり1勝1敗で階級閉鎖の流れのなか、バンタム級転向&契約続行でなくリリースを選択した。

トーレスが選んだ再就職先は、バーレーン王国が所有するBRAVE CFだった。結果的に未完に終わったフライ級王座決定トーナメントに出場後に、階級を上げてバンタム級でBRAVE CFの頂点に立った。

厚待遇、レスト・オブ・ザ・レスト級の未知強と戦える砂漠のMMA独立王国で、トーレスはファイター人生のピークを過ごすものかと思われた。そんな身長163センチ、ショーティーと呼ばれる小さな巨人が思いもしないRIZIN参戦へ。しかも今後はフライ級に戻すことも明言した。

ボクシングの距離で戦い続けることができるトーレスは、レスリングでなく柔道、キックでなくムエタイと散打を重視する。そんな北米MMAの枠を飛び越えた――北米MMAの実力者が心躍る日本初戦への想いを語った。


BRAVE CFを日本の人達に知ってもらうためのファイト

──まさかショーティーの試合が、大晦日に日本で見られる日が来るとは思ってもいなかったです。

「ようやくこの日を迎えることができたよ。僕が最初にMMAに夢中になったのはPRIDEを視たからだった。ストリートでPRIDEのDVDを打っている人間がいて(笑)。それを買ってランペイジのスープレックス、皇帝ヒョードルや多くのファイターの試合を夢中になって視ていた。そして今回、PRIDEが行われていて会場で、PRIDEのようにリングで戦うことができる。こんな環境で戦えるなんて、めちゃくちゃエキサイトしているよ。楽しみでしょうがない」

――BRAVE CFに属してギャリアを全うするように感じていたので、この日が来ることが本当に嬉しいです。

「僕は今もBRAVE CFのファイターだ。彼らが僕にこのDECADEイベントで戦う機会を与えてくれた。そしてポケモン、デジモン、ドラゴンボールZと僕が夢中になった夢のような国で戦うことができる。BRAVE CFの元チャンピオンとして、BRAVEのショーツ、BRAVEのTシャツを着て、BRAVEとは違うマーケットで、BRAVEのブランドを知らしめるために戦う。32歳になった僕には、そういう役割もある。BRAVE CFを日本の人達に知ってもらうためのファイト。その機会をマッチメイカーが僕に設けてくれた。

ただ、それとは別に本当に訪れたかった場所に行けるという喜びがあるんだ。最高にファイターを尊敬してくれるところで戦うことができる。今回の試合だけでなく、観光客として日本に行く日が来ることを願っているよ(笑)」

――ではこの話が決定した時、ショーティーは本当に嬉しかったのでしょうね。

「もう言葉に言い表すことはできないよ。かつての練習仲間だったキョージ・ホリグチがチャンピオンのフライ級まで、すぐに体重を落とすことはできなかった。でもキャッチウェイトでマコト・シンリュウと戦うという話に、即イエスと答えたよ。ホントはキャッチウェイトでない正規の階級で戦いたいけど、今は自分のオリジナルウェイトに落とす過程にあるから、今回は59キロで戦うことにしたんだ。

怖いモノ知らずの若くて、強いファイターと戦う。彼はフライングニーやフライングハイキックをリングで使っているよね。最高にエキサイティングなファイターだ。ただ、僕の武器はシンリュウにとって最悪だ。この試合で、僕の名前を日本のファンの心にしっかりと刻むことできるに違いない。心の底からワクワクしている」

――ショーティーは自分にとって、MMAの打撃戦がボクシングの距離で続くことを初めて見せてくれたファイターです。ただ、それゆえにダメージの蓄積もあったかと思います。そして、最近ではバンタム級でレスリング重視の試合をしてきました。日本のファンはグラップリングを熟知していますが、どのような試合をしたいと考えていますか。

(C)BRAVE CF

「まず、RIZINでは僕にとって未体験の技が許されている。

グラウンドでヒザやキックを使うことができる。それに日本のファンが柔道やレスリングが分かっているといっても、RIZINという場所で見たいのはファイトだ。それに現実的なことをいえばレスリングは嫌いだ。ボクシングが好きなんだ」

レスリングで勝負してくるなら、柔道で迎え撃つ

――アハハハハ。言い切りましたね。

「前に出て殴る。若い頃のマニー・パッキャオのように、スピードに乗って飛び込むようにパンチを繰り出したい。戦いたいんだ。ただ、ここ2年間で3度戦ったンコシ・ンデベレは、背の高いパワーあふれるファイターだった。あの相手に勝つには、テイクダウンを選択するしかない。

ンコシと僕の試合はイスラエル・アデサニャとケルヴィン・ガステラムのマッチアップと同じだよ。ボクシング、テイクダウンと必死に懐に入っていった。ジョン・ジョーンズと戦った時のダニエル・コーミエーのようにね。五輪レスラーのDCが、テイクダウンを狙って苦労し続けた。もう、これはサイズとレンジの問題なんだ。

でも、ついに自分のサイズの相手と戦うことができる。懐に跳びこんで、顔面を殴ることができるんだ。もちろん彼だって僕を殴ることができる。そういう戦いのなかで、スタンドでもグラウンドでも僕には仕留める力があることを見せたい。

シンリュウがテイクダウンを仕掛け、レッスルしたいことは分かっている。試合がグラウンドになっても、構わない。立ちレスになっても、内股や払い腰で投げることが可能だ。ただ日本のファンに最高にエキサイティングな試合を見せたいから、僕のゴールはKOすることになる」

――神龍選手は拳の届く距離に立ち続けることはないかと予想されます。

「僕のボクシングは徹底的にプレッシャーを与えるなかで、カウンターを決めること。マコトの打撃は、カラテやテコンドーのように遠い距離から出入りを多用する。その先にあるのはテイクダウンをすること。でも、僕はカウンターファイターだ。掴んできても、さっきも言ったように投げることができる。それがショーティー・エアラインだ。無料でマイル・ポイントを獲得できるんだ。僕が宙を舞わすから」

――ショーティー航空で、投げを食らうといことですね(笑)。

「そう。でも、決して自分が思うような飛行はできないからね。マコトがレスリングで勝負してくるなら、柔道で迎え撃つ。打撃の間合いなら、殴って来ればよい。その時点でカウンターを打ち込む。彼はまだ若い。そういう経験をしたことがない。それでもマコトのように前に出てくる相手と戦うことは、楽しみでならないよ。それにレスリングと柔術にしても、僕は彼より優れている。テイクダウンをしたいなら、してくれば良い。

僕の爆発力を試合開始直後から、ぶつけるよ。その仕掛けに5分間耐えることができれば、彼は徹底して2Rと3Rを組み続けてくるようになるだろう。でも僕は皆に楽しんでもらいたい。例え、そういう風に攻めてきても僕のペースにマコトはついてくることができるかな?

特にラウンド毎の裁定でなく、試合を通じてダメージを与えた方が勝てる判定基準は、絶対的に僕に有利に働く。本当にシンリュウにとって、しんどい試合になるはずだよ。初回を戦い切ることができたとしても、ね」

――リングで戦うことに対して、免疫はありますか。

「リング、90度のコーナーがあることは僕のようなプレッシャーファイターにとってアドバンテージでしかない。オクタゴンやサークルは、足を使われると先回りすることが難しい。でもコーナーがあれば、サイドステップで先回りして簡単に追い込むことができる。

それに散打の経験が絶対的に生きてくる。散打はリングが舞台だった。ボクシングとレスリングをミックスして、リングで戦っている。リングで戦うことで、何かマイナスがあるとすればケージを背負って仕掛けるサブミッション、ギロチンが極めづらくなることだろう」

――柔道に散打ですか……ショーティーのことを単なる北米スタイルのMMAファイターとは思わない方が良いですね。

「これは僕も分かっていなかったんだけど、ダゲスタンで練習したときに僕のレスリングや柔術は凄くサンボ的だったことを知った。トップから攻めるのが好きで、柔術プレーはしたくない。リバーサルは立ち技に戻るための手段で。それに散打の投げも大好きだけど、僕が本当に得意にしていて皆に見て欲しい攻撃はボクシング。そして組まれたときの柔道とムエタイ・クリンチだ。

首相撲からヒザやヒジを叩きこむこと。ボクシング、柔道、ムエタイを見て欲しい。それを同じサイズのファイターにぶつけることができる。いやぁ、本当に楽しみで仕方ないよ(笑)。上のクラスから、フライ級に戻ることもね」

フライ級で再び戦う。この階級でトップになるために

――さきほどのフライ級でという言葉が聞かれ、実は鳥肌が立っていました。

「アハハハハ。僕はフライ級で戦う。UFCフライ級トップファイターのアミール・アルバジに僕は勝っている。UFCで戦っていた頃、いやそれ以前もだ。僕は世界で有数のファイターたちとトレーニングをしていた。ブランドン・モレノ、アレッシャンドリ・パントージャ、キョージ、多くのフライ級トップファイターとね。もちろん練習は練習だ。

でも、本当に良い日々だった。そしてフライ級で彼らとやり合える自信がある。君がさっき言ったように、僕はダメージが蓄積していた。だから少し体を休めためにクリスマスを楽しんだり、サンクスギビングデーに好きなだけ食べるという生活を数年してきた。そしてフライ級で再び戦う。この階級でトップになるために」

――いやぁ、本当にRIZINフライ級が楽しみになってきます。ショーティーがロースターに加わればRIZINフライ級は、UFCフライ級に続き世界から選手があつまるタフな階級になりますね。

「日本という北米マーケットとは異質のグループが、力をつけることは本当に楽しみだ。カイ・アサクラはUFCで、他のプロモーションからやってきいきなり世界戦を戦えることを証明した。キョージ・ホリグチはRIZINとBellatorの二冠王、カイ・アサクラはRIZINで2度ベルトを巻いた男。マネル・ケイプ、イリー・プロハースカというRIZIN出身のファイター達はUFCファイター達を相手に、その強さを見せてきた。

今回の試合に勝って、フライ級GPのメンバーに入りたい。素晴らしい経験になるだろうから。そしてキョージに挑戦したいんだ。それは彼がチャンピオンというだけでなく、如何に強い人間か知っているからで。大晦日、キョージは問題なくズールーに勝つ。間違いないよ」

――フライ級GPの正式発表の日を指折り数えて待ちたいと思います。ところでショーティーは今、メキシコシティにいるそうですね(※取材は22日に行われた)。どのジムで試合の準備をしてきたのでしょうか。

「それがクレイジーなことに、ここにジムはないんだ。僕がコーナーに就く一人ロナルド・ロドリゲス(17勝2敗、UFCフライ級ファイター)がメキシコシティに住んでいて、マイク・ミゲール・ゴンザレスの指導を受けている。彼が『ジムはないけど、色々なところを回ってファイトキャンプをしないか』って誘ってきたんだ。今回は5、6人のチームで色々なジムを回って練習してきた。なかでもUFC PIメキシコシティは数多く使ってきた。

いずれこのメンバーで、ジムを持ちたいと思っている。それだけ最高のメンバーが揃っているんだ。でも日本とメキシコは凄く似ていると思うよ。日本人、ハワイアン、メキシカンは共通点がある」

――えぇ? ハワイの人は日本の血が流れていることも多いのですが、メキシコ人と日本人が似ている?

「自分より強い相手にも、一歩も引かない。スピードがあってパワフルだ。ハワイアンは、めちゃくちゃテクニカルでタフ。メキシカン・ファイターとの戦いでは、こっちが倒さない限り倒される。とにかく彼らは前に出てファイトを続けるから。最高のテクニシャンじゃない。でも諦めることなく戦い続ける。日本とメキシコは、ボクシングも優秀だし。メキシコではボクサーからMMAに転じるファイターが多くなっている。もちろん柔術やレスリングというように身に着けないといけないことは残っている。でも最高のボクサーが投げを習い、レスリングの指導を受けている。

僕自身、ここではレスリングの指導を徹底してやっている。それぞれ別の特色があるファイターだけど、揃ってずば抜けてタフで才能にあふれている」

――メキシコで準備をしてきた神龍誠戦、日本でどのような試合を見せたいと思っていますか。

「小さな紫色のヘアーカラーをした男が、デッカイことをやってのけるところを見て欲しい。フライ級に戻れば、僕がどれだけのファイターなのか。そう期待してもらえるよう戦う。長い間、1人で戦ってきたけど、今は最高のチームに支えてもらっている。日本で絶対に勝ちたい、メキシコ代表としてね。そしてBRAVE CFの了解を得て、フライ級GPで戦いたい」

■RIZIN DECADE 視聴方法(予定)
12月31日(火)
午後1時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN DECADE / RIZIN49 対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 鈴木千裕(日本)
[挑戦者] クレベル・コイケ(ブラジル)

<RIZINフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 堀口恭司(日本)
[挑戦者] エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)

<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
[挑戦者] ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
伊澤星花(日本)
ルシア・アプデリガルリム(アルゼンチン)

<バンタム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
元谷友貴(日本)
秋元強真(日本)

<フェザー級/5分3R>
久保優太(日本)
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
YA-MAN(日本)
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌(日本)
芦澤竜誠(日本)

<ヘビー級/5分3R>
上田幹雄(日本)
キム・テイン(韓国)

<59キロ契約/5分3R>
神龍誠(日本)
ホセ・トーレス(米国)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(日本)
桜庭大世(日本)

<フェザー級/5分3R>
武田光司(日本)
新居すぐる(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
エドポロキング(日本)

<バンタム級/5分3R>
大雅(日本)
梅野源治(日本)

<RIZIN甲子園決勝戦/5分2R>
横内三旺(日本)
斉藤健心(日本)

The post 【RIZIN DECADE】神龍誠と対戦。小さな巨人ホセ・トーレス「ショーティー航空だ。僕が宙を舞わすから」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB ABEMA K-1 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN DECADE RIZIN49 YA-MAN エドポロキング エンカジムーロ・ズールー カルシャガ・ダウトベック キック キム・テイン クレベル・コイケ フアン・アルチュレタ ホベルト・サトシ・ソウザ ボクシング ラジャブアリ・シェイドゥラエフ ヴガール・ケラモフ 上田幹雄 久保優太 伊澤星花 元谷友貴 堀口恭司 大雅 斉藤健心 新居すぐる 桜庭大世 梅野源治 横内三旺 武田光司 矢地祐介 神龍誠 福田龍彌 秋元強真 芦澤竜誠 貴賢神 鈴木千裕

【RIZIN DECADE】久保優太戦へ、シェイドゥラエフ「ただ単にキックボクサーでないことは承知している」

【写真】メインの試合結果、そして――この試合の結果でまず2025年のRIZINフェザー級戦線の流れは決まることになるのか。そしてシェイドゥラエフのポジションはどこにあるのか(C)RIZIN FF

31日(火)、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN DECADE =RIZIN49でラジャブアリ・シェイドゥラエフが、久保優太と対戦する。2024年、群雄割拠RIZINフェザー級戦線の勢力分布を一気に塗り替えたのが、このシェイドゥラフと久保優太だった。
Text Manabu Takashima

かたやK-1からMMAに転向し、その卓越した打撃術をMMAに落とし込み過去に例の見ないほど精度の高い打撃戦をRIZINに持ち込んだ久保。一方でシェイドゥラエフは6月の初来日で武田光司をワンアームRNCで下すと、9月にはフアン・アルチュレタと腕十字で一蹴した。

アグレッシブなグラップリング、攻め続ける姿勢を持ち続ける故に柔術ベースとは違った寝技の流れを持つシェイドゥラエフ。2025年のフェザー級戦線を見据えると、次期挑戦者決定戦という見方も成り立つ一戦を前にシェイドゥラエフをインタビューした。


5分間のスパーリングで2度は取るように心がけている

――前回、フアン・アルチュレタから素晴らしい腕十字で一本勝ちし大晦日のRIZIN DECADEで戦うことがきまりました。

「大晦日に日本で大きなイベントが行なわれてきたことを、実はあまり知らなかったんだ。キルギスは12月31日から1月1日にかけて新年を祝うためにお祭り騒ぎになるけど、2024年最後の日に試合をし、勝って2025年のスタートにしたいと思っている」

――大晦日のイベントは実力もそうですし、ファンに認知された存在でないと出場権を手にするのは難しい場です。そういう特別なショーで戦えることをどのように感じていますか。

「そんな特別な大会に、3試合目で出ることができて嬉しい。アルチュレタに勝ち、すぐに大晦日で試合ができて光栄だと感じている」

――それも過去2試合でしっかりとインパクトを残したからだと思います。

「タケダ、アルチュレタは揃って経験豊富な選手だと分かっていたので、試合のビデオを全てチェックし弱点を探ったんだ。両者の弱点をしっかりと把握したうえで、キルギスで最高の練習仲間を相手に準備をした。結果、こういうとアレだけど楽勝できた」

――アルチュレタ戦では、彼のどこに弱点があるという認識で戦っていたのですか。

「グラップリングが強くない。いくつも穴がある。ただアルチュレタは計量に失敗し、2キロも体重オーバーだった。アレには試合をしたくなくて、わざと落とさなかったんじゃないかと疑ってしまったよ」

――腕十字で見事な一本勝ちでした。下になる可能性もある技を、そして下になりながら連続で仕掛ける。試合タイム的には3分代でまだ残り時間があるなかで、あまり見られない連続の腕十字のトライでした。

(C)RIZIN FF

「下になった時に、アルチュレタがヒザで顔面を蹴ってきた。

あの瞬間、もう一度腕を伸ばす機会が訪れた」

――なるほど一度取り切れず、ガードを取り直した直後に極めました。あの場面、もうしばらくクローズドガードが取るのが定石のように思い込んでいたので、凄く新鮮でした。マインドが本当に攻めなんだと。

(C)RIZIN FF

「1度目がダメでも、次にトライする。

諦めることはない。いつも練習してきた技だから、あの動きは頭のなかでイメージしていた。試合で実際に使えて良かったと思う。特に僕のポジションとしては、まだ腕十字を狙うことができる態勢だったし。クローズドガードを取り続けるつもりはなかったよ」

――肩抜き後転の腕十字、なかなか力もいるし素晴らしい切れでした。

「腕十字は得意技で、5分間のスパーリングで2度は取るように心がけている。何度も何度も繰り返して練習し、スパーリングでも狙っている。そうやって腕十字は完全に体に落とし込むことができている」

――さらなるバリエーション溢れる腕十字を期待します。

(C)RIZIN FF

「あらゆる入り方の腕十字を、これから披露していきたいと思う。

仕掛けることができるタイミングが来れば、その時に応じた腕十字を見せて極めることができるからね。レスリング、グラップリングの技術は使い続けるので楽しみにしてほしい」

――そのアルチュレタ戦で勝利した時点では、次は誰と戦いたいと思っていましたか。

「スズキと組んでほしかった。3戦目はタイトル戦にしたかったけど、残念ながら実現はしなかった。でもクボとの試合が決まって、すぐに彼の試合映像を全てチェックしたよ」

――率直にどのような印象を持ちましたか。

「まぁキックボクサーだ。しかも凄くスムーズに戦っている。ただクボの長所と短所を見究めて、しっかりと練習しているから何も怖くない」

――久保選手の長所と短所を誰もが理解し、彼と戦ってきたと思います。そして組んでテイクダウンすれば勝てると思っていたはずです。過去2試合、それでも久保選手は倒されず、MMAで有効な打撃を見せて勝っています。彼の距離感やタイミングの取り方について、どのように思いますか。

「ただ単にキックボクサーでないことは百も承知している。MMAに特化した打撃を使うキックボクサーだ。クボのキックボクシングを研究しているわけでなく、彼のMMAを見て対策を練っている。クボをテイクダウンできない、サブミットできないと皆が思っているなら、僕が皆を驚かせてみせるよ。12月31日には全力を尽くして戦い、良い試合を日本のファンに見てもらいたいと思っている」

――ではこの試合に向けてのキャンプやタイやダゲスタン、もしくはキルギスのどこで行っているのでしょうか。

「基本的に自分たちのチーム、イーラスMMAで練習している」

――先ほど言われた最高の練習仲間ですね。

「そうだ。アジエット・ヌルマトフ、アジレット・マイトフ、アルマルダン・アルディカウロフ、カザクバイ・ティレノフら強いファイターが揃っているから、キルギスで全ての調整ができている」

スズキとコイケの力を見究めると6-4でスズキが有利

――それだけネクスト・シェイドゥラエフが揃っているということですね。恐ろしくなってきます。ところで大晦日はシェイドゥラエフ選手が狙うRIZINフェザー級のタイトル戦が組まれています。勝利者予想をしてもらうことはできますか。

「スズキが勝つ。スズキの打撃は優秀なので、スズキの試合になるだろう」

――それは鈴木千裕選手に挑戦したいというバイアスがあっての勝利者予想ということはないですか(笑)。

「そんなことは関係なくスズキとコイケの力を見究めると6-4でスズキが有利と思うだけだ。それにスズキが今回勝ったからといって、自分が挑戦できるという期待はしていない」

――……。では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「最近、僕のことを応援してくれる日本のファンが増えている。大晦日は素晴らしい試合をするので楽しみにしてほしいと空らに伝えて欲しい。31日に日本で会おう!!」

■RIZIN DECADE 視聴方法(予定)
12月31日(火)
午後1時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN DECADE / RIZIN49 対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 鈴木千裕(日本)
[挑戦者] クレベル・コイケ(ブラジル)

<RIZINフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 堀口恭司(日本)
[挑戦者] エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)

<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
[挑戦者] ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
伊澤星花(日本)
ルシア・アプデリガルリム(アルゼンチン)

<バンタム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
元谷友貴(日本)
秋元強真(日本)

<フェザー級/5分3R>
久保優太(日本)
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
YA-MAN(日本)
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌(日本)
芦澤竜誠(日本)

<ヘビー級/5分3R>
上田幹雄(日本)
キム・テイン(韓国)

<59キロ契約/5分3R>
神龍誠(日本)
ホセ・トーレス(米国)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(日本)
桜庭大世(日本)

<フェザー級/5分3R>
武田光司(日本)
新居すぐる(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
エドポロキング(日本)

<バンタム級/5分3R>
大雅(日本)
梅野源治(日本)

<RIZIN甲子園決勝戦/5分2R>
横内三旺(日本)
斉藤健心(日本)

The post 【RIZIN DECADE】久保優太戦へ、シェイドゥラエフ「ただ単にキックボクサーでないことは承知している」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 DEEP KNOCK OUT LFA MMA MMAPLANET o RIZIN UFC YouTube カルロス・モタ キック バズーカ巧樹 ボクシング ライカ 中村優作 倉本一真 栗秋祥梧 重森陽太

【KNOCK OUT】カルロス・モタと無制限キック戦で対戦。栗秋祥梧「MMAグローブはコツコツ効かせる」

【写真】MMAグローブで練習することで打撃の世界が広がる。栗秋がキックボクサーならではの視点でUNLIMITEDルールを語ってくれた(C)NAKAMURA TAKUMI

30日(月)、KNOCK OUTが横浜市中区の横浜武道館で開催するK.O CLIMAX 2024で、栗秋祥梧が2度目のUNLIMITEDルールに挑戦。元UFCファイターかつ元LFAフライ級チャンピオンのカルロス・モタを迎え撃つ。
Text Takumi Nakamura

立ち格闘技イベント=KNOCK OUTが導入したUNLIMITEDルールはMMAグローブ着用&3分3R、サッカーボールキック、踏みつけ、テイクダウン&パウンドが認められたキックボクシング無制限ルール。6月のKNOCK OUT代々木大会でこのルールに抜擢されたのが栗秋だった。

以前から身体能力の高さには定評があり、UNLIMITEDルールに向いているのではないかと言われていた栗秋。中村優作との一戦では中村のテイクダウンを切り、カウンターの左フック一発で中村をマットに沈め、UNLIMITEDルールでのポテンシャルの高さを見せつけた。そして今大会ではMMAファイターとしての実績も十分なモタと対戦。今後のMMA挑戦も見据える栗秋はこの一戦でどんなパフォーマンスを見せるか。


――今回が2度目のUNLIMITEDルールとなる栗秋選手です。公開練習時のインタビューで「MMA自体は結構好きで見ていた」と言っていましたね。

「MMAは好きですよ。選手のことは細かく分からないですけど、MMA自体には興味があってめっちゃ見てました。練習仲間でMMAをやってる選手もいるし、その選手の応援だったりでDEEPとかも何回か見に行ったりしています。MMAは面白いですよね」

――今年6月にUNLIMITEDルールに初挑戦しましたが、MMAをやってみたいという気持ちは昔からあったのですか。

「立ち技でちゃんと結果を残すまではそんなことなかったんですけど、KNOCK OUTのベルトを取って、一瞬でMMAもやってみたいと思いました」

――それは制限の少ないルールで戦ってみたかったからですか。

「そうですね。そうしたらUNLIMITEDルールが始まって、UNLIMITEDルールいいじゃん!と思いました。もしMMAにチャレンジするにしても自分は寝技が全然なんで、UNLIMITEDルールをやりつつ、寝技の練習も続けて徐々に徐々に(MMAに向けて)準備しようと思っています」

――MMAの練習を始めたのはUNLIMITEDルールの試合が決まってからですか。

「はい。組み技に関しては一般会員さんもいるクラスにも参加して…って感じで」

――6月の試合では中村選手のテイクダウンを切って、組みにも対応できるところを見せましたが、組みにも向いていると感じることはありますか。

「最初は『組みでもいけんじゃね?』と思っていたんですけど、本格的にMMAの練習を始めてからは、立ちからスタートしてるのに気づいたら寝かされて極められて……の繰り返しで、1回自信をなくしたんです。『俺(MMAには)向いてない』みたいな。でも自分のキャリアを振り返ると立ち技でも納得いかないことも多かったし、いろいろと失敗を重ねてきたんで、人に見られてないうちに、いっぱい失敗しておこうという考えに変わりました」

――もちろん一番はスタンドの打撃でフィニッシュすることが理想だと思うのですが、チャンスがあったらテイクダウンしてグラウンドの打撃で勝つこともイメージしていますか。

「そうですね。逆に最近はそういう練習をメインにやっていて。自分もある程度は立ちの打撃は出来るんで、そこから自分がタックルに入ったり、相手のタックルを切ったり、そういう練習を主にやっています」

――栗秋選手の話を聞いていても、MMAへの挑戦を考えているキックボクサーにとってUNLIMITEDルールはベストなルールですね。寝技を習得する前段階のMMAの動きを覚えられるというか。

「本当そうです。立ちに関しても距離感が全然違うから、そこもすごく勉強になるんですよね。特に中村選手は日本拳法出身で距離が独特じゃないですか。他のMMAファイターよりも、さらに遠く感じるというか」

――UNLIMITEDルールでいきなり中村選手が相手となると、それまで戦ってきたキックルールとは距離感が全く違うでしょうね。

「逆に言うと他の選手たちはまだまだ近い距離でやっているのかなと思いますよね。(MMAやUNLIMITEDルールだったら)そういう遠い距離でやるのもありなんじゃないかなって思うし、そこは色んなパターンを想定しながら練習しています」

――UNLIMITEDルールをやったことで、打撃でも見える世界が広がったんじゃないですか。

「そうですね。結構打撃がすごく見えやすくなって。逆に10月にKNOCK OUT-BLACK(キックルール)でチュームーシーフーと戦ったときは最初困ったんですよ。チュームーがガンガン距離を詰めてくるから、見えづらいと思っちゃって」

――UNLIMITEDルールで中村選手と戦ったあと、組みやヒジがないKNOCK OUT-BLACKルールで距離を詰めるタイプのチュームーシーフーというのは、距離感を合わせる作業に時間がかかったと思います。

「あとMMAは距離を変えるのもそうですし、正直思い切り(パンチを)振らなくても倒せると思うんですよ。最近で言うと平本(蓮)選手とか篠塚(辰樹)選手とか芦澤(竜誠)選手とか。思いっきり体を振って振りに行かずに、コツコツ細かい打撃を当てて効かせて最後は倒す。そういうMMAグローブで当てる距離を分かってると思うんですよ」

――MMAグローブは一発じゃなくて正確性と数で効かせることができる。と。

「そこを知ってっていうか、そこを分かってやりやすくなりましたよね。あの距離はタックルも切りやすいし。逆にMMAでもフルスイングでパンチを当てる(鈴木)千裕はすごいですよ」

――なるほど。

「みんな千裕はストライカーのイメージが強いと思いますが組みも強いですからね。触れられたら終わりくらいの感じでやられます(苦笑)。だから千裕とやるとMMAで何が大事か分かりますね。特に距離感の部分で」

――キックルールで首相撲があっても基本的に組んだら攻防が終わりますが、MMAやUNLIMITEDルールではそこから組みの攻防がありますからね。

「でもMNAの距離感が分かり始めると、すごく楽しいですよ。練習を始めた頃は一般会員さんのタックルも切れなかったけど、今はタックルも切れるし、自分からタックルも取れるんで。そのなかで打撃も活かせるようになってきたから、最近の成長ぶりがやばいですよ。そのくらい(MMAは)距離感が大事なんだなと思います」

――今回対戦するカルロス・モタはMMAファイターでもなかなか戦うチャンスが巡ってこないような実績を持つ選手です。対戦相手としてどんな印象がありますか。

「身体能力が高くてバネがあってポテンシャルが高い選手だと思います。ただ気持ちが弱そうなので、自分がしっかりKOしますよ」

――この試合の結果によっては色んなチャンスにつながると思います。栗秋選手は鈴木選手のようにキックとMMAの二刀流でいくことが理想ですか。

「そうですね。実は中村選手とやる前に組みや寝技の展開が分からなくて怖いから、会長(山口元気)に『アマチュアのMMAの試合に出させてください』ってお願いしたんですよ。そしたら会長から『さすがに駄目でしょ』と止められて。それで『だったら僕は一発も打撃を出しません。打撃の間合いと組まれる感覚と寝技の展開を知りたいだけなんで』と粘ったんです。それから会長も色々と考えてくれたみたいなんですけど、やっぱりアマチュアの試合に出るのは難しかったみたいで」

――そんなことがあったんですね。

「中村戦が終わってUNLIMITEDルールのアマチュアも始まったんで、一応会長に『そっちはどうですかね?』と相談してみたんですよ。速攻で『プロでやったんだからダメだ!』と言われましたけど(笑)」

――それは…そうだと思います(笑)。

「だから今の自分はUNLIMITEDルールやるにしてプロの実戦の場しかないので、そういう不安はすごくあります。プロレベルのMMA選手たちと戦えばタックルのスピードや入り方も違うだろうし、そもそもあんな薄いグローブで殴り合うのも最初は怖かったんですし。ただそこを知らない強みもあると思うので、自分は思い切り戦いたいです」

――UNLIMITEDルールに挑戦したことで格闘家としての幅が広がったようですね。

「そうですね。そこが自分の強みにもなってるし、自信になってるんですよね。僕は格闘家は自信がなくなったら勝とうが負けようが終わりだと思っているんで、僕はこれからも自分を信じて戦おうと思っています」

――今大会ではRIZINから倉本一真選手が参戦したり、重森陽太選手などキックボクサーのUNLIMITEDルールへのチャレンジもあったり、これから色んな競技の選手たちがUNLIMITEDルールに集まってくることになりそうですね。

「それが楽しいですよね。これは僕のイメージですけど、UNLIMITEDルールやMMAをやりながら、KNOCK OUT-BLACKの防衛戦をやっていくという感じでいきたいですね」

――逆にUNLIMITEDルールやMMAの試合をやることで、打撃だけの試合をやりたくなるかもしれないですよね。これまでの逆で。

「そうそう。色んなことができるから楽しみですね。それが一通り終わったら次は柔術かなって」

――柔術にも興味があるんですか。

「格闘技人生の最後は打撃がない・危なくない柔術をやるのもいいじゃないですか(笑)。そんな感じでこれからもたくさん挑戦していきます!」

■視聴方法(予定)
12月30日(月)
午後1時30分~U-NEXT

■ UNLIMITEDルール対戦カード

<58キロ契約/3分3R>
栗秋祥梧(日本)
カルロス・モタ(ブラジル)

<61.5キロ契約/3分3R>
重森陽太(日本)
倉本一真(日本)

<63キロ契約/3分3R>
バズーカ巧樹(日本)
大沢文也(日本)

<65キロ契約/3分2R>
木村亮彦(日本)
平石公介(日本

The post 【KNOCK OUT】カルロス・モタと無制限キック戦で対戦。栗秋祥梧「MMAグローブはコツコツ効かせる」 first appeared on MMAPLANET.