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【FHR9】柔術 KOJI vs アンドレアス

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【Banana Oil 2025─06─】ProgressとKNOCK OUT Unlimitedで強くなる日本のMMA─02─Unlimited編

【写真】(C)MMAPLANET

12日に大阪でGladiator、19日は東京でプロ修斗公式戦が開催され、米国でもLFAやUFC、中東では先週末にUAEWがアブダビで、今週末にはPFLがドバイで始動するように2025年のMMA界は既に動き始めている。UFCに絶対の価値を置いたJ-MMAを想定し、如何に強くなるかを考えるコラムも今回を最終回としたい。
Text by Manabu Takashima

「日本人選手の5勝1敗は、米国では2勝1敗」。「修斗、パンクラス、DEEPのタイトルはUFCで戦える力をつけるために、意味はない」──このショッキングなヘンリー・フーフトの言葉を現実的に捉えると、日本のMMA界は社会構造として興行主が生き残るために懸命で、強さ=ビジネスという状況にない。

結果、勝負論とは別軸でエンターテイメント性に重きが置かれ、選手達の思考回路もそちらに軸が置かやすくなりがちだ。日本の格闘技界には(世界中を見渡しても──だが)UFCのような資金力はない。それでも、その道しか存在しない多くの国と違って、格闘技を戦うことで得られる「幸」は多い。そんな独特な格闘技文化がある日本だからこそ、国際戦の数は減少し、世界との違いや距離を肌感覚、空気で知る機会も減った。

それでもMMAでなくても実戦で選手は強化できる。そんな2024年に感じた成果と希望──スクランブルにポイントを与えた組み技=Progressに続き、立ち技プロモーション=KNOCK OUTが2023年末より導入したテイクダウン、パウンドが許されたUnlimitedルールによる日本人選手の強化を探りたい。


KNOCK OUTを率いる山口元気さんは、自分が格闘技の記者を始めた1995年には既に日本のトップキックボクサーだった。強さを求め、UFC以前には地上最強と思われたムエタイに傾倒し、強い相手と戦うためなら自身で相手のファイトマネーを工面するまでしていた格闘バカだ(スミマセン)。

ちょっといい加減なところもあるが、ファンから記者になった頃の自分にとっては吉鷹弘、金泰泳に次ぐ憧れの人だったこともあり、そんないい加減なところも強さを求める姿勢に霞んでしまう。キックの記事を書かなくなり、相当な年数を経ても定期的にやり取りをするような間柄が続いてきた。

元気さんが自分に振る話題の90パーセント以上が、選手の強化策。しかもMMAで勝つためだ。海外からトレーナーを招きたい、合宿所を創る。MMAで勝つための首相撲、ヒザ蹴り、タイナーの有効性。ジムの拡張とプロチームの結成。打撃で勝てるための組み技、寝技の強化。そんな話ばかりをしてきた元気さんが、キックボクサーやムエタイ戦士がMMAに転向するため、キックとMMAの接点としてUnlimitedルールを遂に興行に組み入れ始めた。

試合時間は3分3R、MMAグローブ着用で投げ、テイクダウンが認められ、寝技でもパンチ、蹴り、ヒザ、ヒジによる攻撃が許されている。サッカーボールキック、踏みつけも4点ヒザもOKで、関節技&絞め技は反則だ。ブレイクはスタンドもグラウンドもMMAと比較すると非常に早い。

一昨年12月の同ルール初戦はMMAファイターの三上ヘンリーが、極真空手のパトリック・ケンソンから左ストレートでダウンを奪い、サッカーボールキックから鉄槌とヒジの連打で勝利を収めた。昨年7月にはNOCK OUTの首相撲やヒジ無しルールのチャンピオンである栗秋祥梧が、RIZINを主戦場とする中村優作を左ストレートでKOしている。

そして昨年12月30日に、その栗秋が元LFAフライ級王者で元UFCファイターのカルロス・マタを迎え撃つ一戦を始め、グレコベースの倉本一真がムエタイの重森陽太と、さらにキックボクサー同士のバズーカ巧樹×大沢文也というUnlimitedルール3試合が行われた。

元気さんは強さを追求するだけでなく、興行主だ。スポンサーを獲得し、チケットを売って選手と観客、応援してくれる人々を満足させることが職務だ。だから格闘技を連想させる喧嘩マッチでなく、喧嘩を想像させる格闘技を世に伝えなければならない。

加えてキックボクサーが日本の格闘技界のトップであるRIZINルールに移行することも、当然のように考慮している。

つまりUFCを軸とした日本人ファイターの強化策以外のファクターも、Unlimitedルールには散りばめられている。

キックボクサー同士の対戦は、まさに喧嘩を匂わせた。

組みとグラウンドでの打撃があることで、中間距離以内のレンジでのコンビネーションを駆使する戦いではなく、一発狙い。

そこに殺気と恐怖心が入り混じっていることで、動きはどうしても荒くなるように映った。

そして、一方の選手が下になると──第1回VTJのヒクソン・グレイシー以外の選手が放つ、本能の赴くままの打撃が見られた。

2試合目の重森×倉本は、まさに異種格闘技戦の様相を呈していた。

殴りたい重森、倉本は殴られずにテイクダウンし、抑えつつダメージを与えたい。組みの展開は動きがないと、ブレイクになる。重森陣営は膠着を誘発して打撃の間合いに戻ることを第一の対策とし、スクランブルに持ち込んで立ち上がるだとか、テイクダウンを切って間合いを取り直すという動きは放棄していた。それらの技術の習得には時間が掛り、彼らにとって本分ではない(MMAファイターを本格的に目指すなら、時間を掛ける必要があるが)。勝つためにリングに上がっているのだから、当然だ。

倉本は何度ブレイクが掛かっても、倒して、殴る。最終的には削って、2Rにパウンドアウトで勝利した。RIZINでトップを目指すなら、テイクダウンをしてサッカーボールキックという選択肢もあっただろう。サッカーボールキックは足の甲を痛めそうで避けたいのであれば、踏みつけ。あるいはがぶってニーなど、ブレイクされない攻撃手段は存在する。が、それを時間に追われて畳みかけ続けると自らが体力的に削られ、打撃の間合いで神経も削られることを考えると、一気呵成に攻めるという手段に出られなかったのは分かる。

対戦相手だけでなく、倉本にとっても初めてのルールでの戦いだったのだから。

と同時にトップコントロールした時、もっと有効なパウンドを序盤から落とすことができれば、ブレイクの数も減っていたという見方もできる。

Unlimitedルール最後の試合は、非常にスリリングだった。

栗秋の打撃は蹴りもパンチも相手を倒す、ダメージを与えることができる。

テイクダウン防御は簡単ではないが、寝技ではスクランブルに持ち込むだけでなく、リバーサルを決めるシーンもあった。加えて3Rには全くテイクダウンを警戒していないモタに、ダブルレッグを決めサッカーボールキックを蹴り込む場面まで見られた。

結論をいえば終始モタが組み勝ち、コントロールでもクリアに柔術的なポジションを奪取し続けた。それでもパウンドに心が折れず、栗秋は判定勝負になるまで粘りを見せた。

キックボクサーがUnlimitedをキックとMMAの接点として、MMAファイターへの移行を図るならテイクダウン防御と、倒されても立つという練習を日々、日常的に採り入れる必要があるのは明白だ。

(C)RIZIN FF

その上で短いブレイクを生かして、戦う。

仮に大晦日のカルシャガ・ダウトベック×YA-MANがUnlimitedルールで組まれていたなら、打撃の圧を嫌がったダウトベックはテイクダウンをしてもステイトップはできず、立ち技で削られてYA-MANに敗れることも十分に考えられる。

Unlimitedを生かし、強豪MMAファイターと立ち会う。その間にジムで、テイクダウン防御とスクランブル力をつける。練習はもう、打撃より組み重視だ。それこそが、キックから転向組のベストUnlimited活用方法だろう。

(C)RIZIN FF

一方MMAファイターとすれば、短いブレイクを許さず如何にダメージを与えるのか。

寝技でクラッチをするのではなく、腰、腹など体の軸と一方の手足=先端のコントロールで対戦相手を制する術を学び、余った方の手で力強いパウンドを落とす。そう、これも大晦日で堀口恭司が、ズールーを相手に見せていた抑え&パウンドだ。

スクランブルに長けた相手と戦う機会があれば、金網をより押し込みにくいロープ際の攻防は、組み&パンチ=ダーティーボクシングの技術力アップになるに違いない。クラッチをしないで如何に制することができるのか。ここの技術力アップは、前回触れさせてもらったPROGRESSが絶対的に効果的だ。それ故にMMAでなくとも、UnlimitedとProgressで日本のMMAファイターは強くなれると、定義した次第だ。

Unlimitedに関していえば12月30日の試合出た選手たちがキックやムエタイで、どのような戦いをしているのか理解せずに、このようなことを書くのは失礼にあたるだろう。それでも彼らが、よりMMAを距離とタイミング、つまり間合いを研究した打撃を駆使できていればと素直に思った。その上達こそが、彼らがMMAで成功に近づき、MMAファイターの強化にも通じる。

テイクダウンを考慮した間合い、重心、ステップ。キックでもムエタイでもない。しかし、キックとムエタイの理をMMAに落とし込んだ打撃術が発展する。これこそが、UFCに絶対の価値とした日本人選手の強化策に最大の効果をもたらすに違いない。

テイクダウン防御は完璧でなくてもブレイクが早いルール特性を生かし、組ませない打撃をファイターだけでなく指導者───殴る、蹴るの専門家──が進化させてくれれば、その打撃に対応して組んで倒す、そこからコントロールとダメージをシンクロさせた技術がMMAファイターに不可欠となる。

さらにテイクダウンを切り、倒されても立つことがキックボクサーからMMAファイターを目指す選手たちが磨いていく。倒してサッカーボールキック、組まれて膠着誘発の向う側に──キックボクサーも和製ナックモエも、MMAファイターも強くなれる要素が散りばめられている。それこそが元気さんがMMA界に持ち込んだ、Unlimitedのポテンシャルだ。

もちろんRIZINで勝つためのUnlimited、KNOCK OUTを盛り上げるためのUnlimitedが存在しても良い。ただし、UFCと契約してオクタゴンで勝つことを目指す立ち技選手、MMAファイターは上に挙げたようなUnlimitedの効果的な活用法を見出して欲しい。

改めて書き記すと日本のMMAファイターはProgressとUnlimitedで強くなれる。いやぁ、四半世紀も前にαとΩを考案した佐山さんって、どれだけ天才だったのだろう。

ただし、天才には継続する持続力や理解者がなかった。今の日本の格闘技界は違う。

日本はまだまだ強くなれる。日本の5勝1敗は北米の5勝1敗と同等になれるし、修斗、DEEP、パンクラスのベルトはUFCで戦える力をつけるために意味があるようになる。HEAT、Grachan、Gladiator、NEXUS、TTF Challenge、CROSS X OVER、Breakthrough Combat、Bloom FC、PFC、GFGで戦うことは、頂点に通じる道を切り開く。そんな日本に、まだなれると信じているという言葉を──長すぎた新年の挨拶の締めとさせていただきます。

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45 AB MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2025#01 キック 修斗 安芸柊斗 関口祐冬

【Shooto2025#01】千載一遇のチャンスを逃さず。関口が安芸にRNCを極めてフライ級暫定王座を獲得

<修斗世界フライ級暫定王座決定戦/5分5R>
関口祐冬(日本)
Def.4R3分24秒 by RNC
安芸柊斗(日本)

サウスポーに構える関口。安芸が右から前に出ていくと、関口はサウスポーにスイッチする。安芸は右ストレートを当てると、右ストレートから左フック、左フックから右、右から左フックとパンチをまとめる。さらに安芸は右カーフ、左フックから飛び込んで右ストレートを打ち込む。関口も右を返し、ダブルレッグで組みつくが安芸は倒せない。

試合がスタンドに戻ると関口はガードを下げて右カーフ、スピニングバックフィスト。安芸がサウスポーに構えると、関口もサウスポーから左ローを蹴る。安芸が四つで組んで関口をケージに押し込みつつ、離れるとオーソドックスに構える。関口がスピニングバックキック、サウスポーにスイッチする。安芸は右ストレートから左フック、関口はオーソドックスに戻して右カーフとスピニングバックキック。関口は構えを何度もスイッチし、安芸はそこに右カーフを蹴る。安芸もスイッチしながら左フックで前に出る。

2Rはオーソドックス同士でスタート。関口がインローと前蹴り、ジャンプしながらの右ハイを蹴る。安芸は右の前蹴りをボディに突き差し、関口の組みを切るとプレッシャーをかけて右のボディストレートを打ち込む。安芸は関口のパンチをバックステップでかわして右フック、ジャブを入れつつ右ストレートのカウンターを狙う。関口も右ストレートで飛び込み、変則的な蹴りを見せるが当たらない。

安芸は左フックからシングルレッグに入ると、関口の体を持ち上げるようにテイクダウンする。ここは安芸が深追いせずにブレイクを待つ。試合がスタンドに戻ると安芸が右カーフ。安芸は関口の攻撃を空振りさせて右ストレート、前に出る関口にシングルレッグを合わせてがぶって、グラウンドで上になる。関口が下から安芸を蹴り、安芸が離れたところでブレイク。再開後、安芸がダブルレッグでテイクダウンを奪う。

3R、関口が左右のフックで前進。左フックから安芸に組みつくと、シングルレッグで安芸をケージに押し込む。ここから関口がテイクダウンを仕掛けると、安芸は立ち上がって距離を取る。安芸はじりじりと前に出てジャブを突く。関口も右カーフを蹴ってダブルレッグに入るが、安芸ががぶる。関口がシングルレッグで安芸をケージまで押し込み、安芸は左手でギロチンを狙う。

関口はテイクダウンしてサイドポジションで抑え込み、バンフルーチョークのプレッシャーをかける。安芸も半身になって体を起こし、関口の体を足ではね上げながら、がぶって立ち上がる。試合がスタンドに戻ると安芸が左フック、関口も左フックから右ロー。ダブルレッグでテイクダウンすると体を起こしてパンチを連打する。

4R、関口が右ストレートで前に出る。安芸は左ストレートを返し、関口がダブルレッグに入ると、安芸がそれを切ってがぶる。関口がハーフで引き込むと、左腕にキムラを狙いつつ半身になって体を起こす。安芸は関口を寝かせながらバックに回ろうとするが、関口も正対してダブルレッグで押し込んでバックを狙う。ここは安芸も正対して離れる。

関口が右カーフ。これで安芸がバランスを崩すと、すぐにパンチを入れて安芸のバックについてRNCへ。関口は一度サイドで抑え込んでマウントに移行してパンチを落とし、再びバックに回ってRNCへ。これで安芸からタップを奪い、関口が一本勝ちで暫定王座のベルトを巻いた。


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o キック 新井丈 猿丸ジュンジ 石井逸人 関口祐冬

修斗250119:メインイベント・関口祐冬 vs. 安芸柊斗

フライ級暫定王座決定戦5分5R。

フライ級正規王者の新井丈が休養のため期限内に防衛戦を行うことができないため、暫定王座決定戦が組まれた。

関口はランキング1位だった23年3月、当時ストロー級王者の新井にタックルを切られてパンチを効かされる展開で判定負け。そこから現在3連勝中。昨年5月には石井逸人にKO勝ちし、王者新井に対戦要求していた。27歳。

安芸は23年7月、新井の持つストロー級王座に挑戦したが、1RでKO負け。その試合を最後に階級をフライに上げている。フライ級初戦はかつて父を破ったこともある猿丸ジュンジ引退試合で、バックマウントからのパウンド連打でKO負け。しかし昨年は2戦して2勝で、ランキングを2位まで上げた。24歳。

サウスポーの関口に安芸はオーソドックス。左オーバーハンドを見せた関口。オーソドックスにスイッチする。安芸のワンツーがヒット。一瞬動きが止まった関口。安芸のワンツーがまたクリーンヒット。関口タックルに入ったが切った安芸。カーフキック。関口またタックルに入ると安芸切った。右を入れる。関口はノーガードに構える。飛び込んできた関口に組みついてケージに押し込んだ安芸。離れた。バックスピンキックをボディに入れる関口。安芸の左フックがヒット。関口はガードを下げて挑発する。残り1分。安芸が前蹴りを腹に入れる。カーフキック。左のパンチを振る安芸。1R終了。

2R。オーソドックスに構えた関口が三日月蹴り。安芸も三日月蹴りを返す。ケージまで下がった関口。右をヒットさせる安芸。左右のパンチを振って出る関口だが、安芸にプレッシャーを掛けられまた下がる。お互いスイッチを繰り返す。関口が左右のパンチを振って出るが、バックステップでかわした安芸。浴びせ蹴りを見せた関口。安芸がパンチからタックルに入る。リフトしてテイクダウン。しかしグラウンドには行かずに立たせた。詰めた安芸の右がヒット。飛び込んだ関口の足をたぐった安芸。がぶると足をすくって寝かせたが。自ら離れてスタンドに。残りわずかで安芸がタックル。テイクダウンしたところで2R終了。

3R。関口が間合いを詰めると左右のフックをフルスイング。距離を取る安芸だが、関口がパンチで間合いを詰めてケージを背負った安芸にタックル。シングルレッグから足をかけてテイクダウンを狙うが、ケージでこらえた安芸。シングルレッグでグラウンドに引き込もうとしたが、離れた安芸。関口タックル。安芸はがぶって首を抱える。首に巻かれた腕を外した関口がケージに押し込んでテイクダウンを狙うと、安芸はまたギロチンに抱えた。しかし関口はテイクダウンするとサイドからヴォンフルーチョーク。解除した安芸が後転スイープで上を取る。立ち上がりスタンドに。関口が詰めるとケージ際でタックルに。ダブルレッグでテイクダウンした関口はパウンドを連打する。安芸は下からホールド。3R終了。

4R。関口すぐに間合いを詰めてパンチを振るが、安芸が右フックをヒットさせる。一瞬膝を着いた関口だが、効いてないとアピール。関口がタックルへ。首を抱えた安芸。関口が潜ってスイープを狙うが、安芸は返させずにこらえるとバックに回る。関口は反転して向き直るとダブルレッグに。こらえる安芸のバックに着こうとする。向き直って離れた安芸。関口のカーフキックで安芸が足を払われダウン。関口すぐにバックに回りリアネイキドチョークを狙う。外れたがバックをキープし殴る。バックからチョーク!喉元に入り安芸タップ!

4R3分24秒、スリーパーホールドで関口一本勝ち。フライ級暫定王者に。

勝った関口が正規王者新井をケージに招き入れる。

新井「関口君が少しはまともなことを言うようになったなと。暫定王者、おめでとうございます。明日からはチャレンジャーとして、関口祐冬からベルトを奪うつもりで行く。前回は仕留めきれなかったので、今度は必ずKOか、もしくはKOで。必ず仕留めに行くんで、みなさん期待してください」

試合後、大会MVPを受賞した関口は、「前回の新井戦は、打撃が怖くて逃げ回って恥ずかしい試合だった。今度は恩返しとして、自分が新井君をマットに沈めます」とコメントした。

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修斗250119:第8試合・泰斗 vs. 内藤頌貴

ストロー級

泰斗は2022年の新人王トーナメントで優勝。しかしその後修斗では0勝2敗2分で勝ち星がない。昨年3月、地元福岡で行われたBLOOM.2ではベテランの早坂に勝利している。ランキングは5位。28歳。

内藤は長くフライ級で戦ってきたが、昨年9月にストロー級転向。初戦で大城正也を1RKOで破っている。 ランキング9位。34歳。

オーソドックスの泰斗にサウスポーの内藤。内藤はカーフを蹴る。左ハイ。リーチで上回る内藤がジャブ・ローを入れていく。泰斗タックル。切った内藤。またカーフ、ジャブを入れる。詰めた内藤に泰斗はシングルレッグ。ケージ際で尻もちをつかせた泰斗。寝かされずにこらえている内藤。寝かせようとしながら細かいパンチを入れる泰斗。内藤立った。四つで入れ替えると肩パンチを連打する内藤。さらに腹にヒザを入れる。1R終了。

2R。左ミドル、カーフを蹴る内藤。プレッシャーをかけてボディを入れた。泰斗タックルに入るが切る。さらに内藤のバックブローがヒット。左ミドル。左ミドルからカーフキック。蹴られた泰斗の足が流れる。三日月蹴り。ボディブロー。間合いに入れない泰斗。左ミドルをヒットさせた内藤。詰めてケージまで下がらせた内藤。飛びヒザで突っ込んだが、泰斗かわしてタックルへ。ケージを背負って寝かされないように防いでいる内藤。後方に引き込んでハーフバックを取る泰斗だが、内藤が反転して上に。残りわずかで内藤の股下を抜けてバックに回る泰斗。2R終了。

3R。左ミドルを入れた内藤。内藤が詰めると距離を取る。さらに詰めたところに泰斗がタックル。ケージ際でシングルレッグに入った。バックに回ろうとする内藤だが、泰斗はダブルレッグに切り替える。背中でクラッチした内藤が押し倒して上を取った。押さえ込みながら肩パンチを入れる。身動きが取れない内藤。体を起こそうとした泰斗にまた肩パンチを入れていく。パスした内藤がサイドに出た。残り1分。押さえ込みながら肩パンチを入れ続ける内藤。ガードに戻した泰斗だが固められたままタイムアップ。

ジャッジ三者30-27の3-0で内藤判定勝ち。

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修斗250119:第7試合・人見礼王 vs. 清水俊一

バンタム級

人見は23年にGRACHANで行われたJ-MMA Rookies CUPフェザー級で準優勝。昨年から修斗に参戦し、2試合連続でKO勝ち。環太平洋王座決定トーナメントに抜擢されると、野瀬翔平に一本負けしたが、打撃で追い込む場面を作りインパクトを残した。24歳。

日本の国内主要団体のみならず、世界各地のプロモーションでも試合をし続けている清水が修斗初参戦。昨年はベトナム、中国での試合の他、ROMAN ONEでの道着着用MMAも経験している。39歳。

開始と同時にバックスピンキックを放った人見。サウスポーに構える。清水はオーソドックス。左ミドルを入れた人見。清水はインロー。左ボディストレート、三日月蹴りを入れる人見。さらに左ミドルがボディにヒット。飛び込んだ人見。清水は引き込み気味に下になる。ハーフの清水。押さえ込んだ人見。清水の右腕にアメリカーナ。両手でクラッチして防いだ清水。残り1分。押さえ込んでいた人見だがブレイクがかかる。またバックスピンキックを見せた人見。パンチで飛び込んだ人見に清水がシングルレッグでテイクダウン。人見はアームロックを仕掛けながら凌ぐ。1R終了。

2R。プレッシャーを掛ける人見に清水はサークリング。タックルのフェイントを見せる。ミドルを出した清水。人見は左ボディから右ストレートを放ちヒット。清水が前に出るが、人見のワンツーがヒット。バランスを崩し手を付いた清水だが、人見は付き合わず立たせる。ボディブローを入れる人見。ワンツー。清水が間合いを詰めるとタックルに。受け止めた人見がケージに押し込む。動きがなくブレイクがかかる。両選手消極的ということでレフェリーが口頭注意を与える。再開。ミドルを蹴る清水。もう一発ミドルを出したが、そこに人見の左がヒットしバランスを崩した。サークリングする清水。下がって誘う人見。清水が出てきたところに右を打ち込む。ケージを背負って待ち構える人見。清水シングルレッグ。潜った清水だが、人見は上からヒジを入れていく。2R終了。

3R。人見のワンツーと清水のローが交錯したが、蹴りがローブローになりタイムストップ。再開。間合いを詰める清水。人見左足を痛めたのか、足を引きずっている。ケージ際まで下がった人見。清水タックルへ。テイクダウン。ケージを使って立ち上がった人見だが、スタンドバックから清水が後方に引き込んだ。ハーフバックから両足フックしてバックから殴る。四の字ロックに切り替えた清水。残り2分。バックから腕を狙う清水。人見立ち上がるがまたテイクダウンした清水。ハーフバックの体勢に。人見が左足のかかとを落としたが、グラウンドの清水の顔面にヒットしタイムストップ。目にヒットしたため回復時間が取られる。人見に反則の蹴りに対する減点1で再開。ハーフバックの体勢から再開。再開後50/50ガードからすぐに足関を狙う清水。人見もヒールを仕掛ける。タイムアップ。

ジャッジ三者28-28の0-0でドロー。

退場時にも左足を引きずっていた人見。反則減点もあり勝ちを逃した。

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UFC311:セミファイナル・メラブ・ドバリシビリ vs. ウマル・ヌルマゴメドフ

バンタム級タイトルマッチ5分5R。ヌルマゴメドフ2位。

王者ドバリシビリは初防衛戦。スターリングが王者だった当時は、同門で友人ということもあり挑戦の機会がなかったが、スターリングを破ったショーン・オマリーのタイトルに昨年9月に挑戦。4Rまでタックルからのテイクダウンでオマリーを封じ込め、最終ラウンドにオマリーの蹴りでボディを効かされるも、逃げ切って勝利。フェザー級王者イリア・トプリアに続きジョージア人2人目の王者となった。テイクダウン数85回(13試合)はジョルジ・サン・ピエールの90回(22試合)に続くUFC史上2位。34歳。

ヌルマゴメドフは引退した従兄弟のハビブ、来週Road to Dubaiで防衛戦を行う弟のウスマンに続き、無敗での王座戴冠を狙う。強すぎるがゆえに、対戦を避けられていたため、なかなかランカーとの対戦が実現せず、前戦で初めてランカーのコーリー・サンドヘイゲンとの対戦が実現。スタンドでサンドヘイゲンのバックを奪い、スクランブルで逃れようとするサンドヘイゲンからしっかりとバックをキープし続けての判定勝ち。ムエタイのキャリアもあり、キック世界王者のサンドヘイゲン相手に打撃でも上回って勝利している。UFCではまだテイクダウンを許したことがない。29歳。

オッズでは挑戦者ヌルマゴメドフがフェイバリットとなっている。

オーソドックスのドバリシビリにヌルマゴメドフはサウスポー。前蹴りで牽制するヌルマゴメドフ。カーフを蹴ったドバリシビリ。遠い間合いで牽制する両者。ワンツーを打ち込んだヌルマゴメドフ。ドバリシビリは右オーバーハンドから組みに行く。一瞬バランスを崩したヌルマゴメドフだが、立て直して離れた。ワンツー、前蹴りを放つヌルマゴメドフ。ドバリシビリは飛び込みから左右のパンチを振る。また飛び込むと今度はタックルにつなげた。受け止めたヌルマゴメドフに対し、離れ際に右を入れるドバリシビリ。距離がつまりパンチを入れるドバリシビリにヌルマゴメドフはシングルレッグ。ドバリシビリこらえる。離れた。ヌルマゴメドフがミドルからタックルへ。受け止めたドバリシビリ。また離れ際にパンチを入れる。ヌルマゴメドフが詰めてワンツーを放つと右がヒット。一瞬ぐらついたドバリシビリ。残りわずかだが、両者距離を詰めずに様子見したまま、1R終了のホーンを聞いた。

2R。中央で構えるヌルマゴメドフ。ドバリシビリは飛び込んで右を入れるが、ヌルマゴメドフも飛び込んでの左を返す。ドバリシビリは右オーバーハンドを放ちながらニータップを狙ったが、パンチで引き剥がしたヌルマゴメドフ。ドバリシビリがパンチを入れるとタックルにつなげようとしたが、足に触らせないヌルマゴメドフ。しかしヌルマゴメドフの飛び込みに合わせてシングルレッグに。クラッチしたが、逆にバックに回るヌルマゴメドフ。バックに回って左足をフックしハーフバックでグラウンドに持ち込んだ。足のフックを解除して立ったドバリシビリ。スタンドバックから、クラッチを切って離れた。ドバリシビリがまた右オーバーハンドを放ちながらニータップにつなげるが掴ませないヌルマゴメドフ。ヒザを腹に打ち込むヌルマゴメドフ。今度はヌルマゴメドフがタックル。切ったドバリシビリ。ドバリシビリがパンチで詰める。ケージを背負ったヌルマゴメドフに四つで組み付いたが、ヌルマゴメドフが押し返して離れた。残り30秒。左ミドルから右オーバーハンドを入れたヌルマゴメドフ。ドバリシビリがパンチから組んでテイクダウンを狙うも離れたヌルマゴメドフ。2R終了。

3R。前蹴り・ジャブで牽制するヌルマゴメドフ。ドバリシビリがまた右オーバーハンドからニータップ。そのままバックを狙うが、回らせずに離れたヌルマゴメドフ。ドバリシビリの右にヒザを合わせるヌルマゴメドフ。またパンチからシングルレッグに入るヌルマゴメドフだが切られた。左右のパンチを振りながら詰めるドバリシビリ。ヌルマゴメドフがタックルに入るが切った。ドバリシビリシングルレッグ。倒した。押さえ込まずに指を指してアピールしたドバリシビリ。またタックルに入るとテイクダウン。しかしヌルマゴメドフは倒された勢いでスイープを仕掛けて立ち上がる。離れた。パンチで出たドバリシビリにヌルマゴメドフがシングルレッグ。スタンドバックに回って後方に引き込もうとするヌルマゴメドフだが、両手を広げて倒されないアピールをするドバリシビリ。一瞬倒されたがすぐに立った。スタンドバックのまま3R終了。

4R。ドバリシビリがシングルレッグからバックに回ろうとしたが放した。また詰めたドバリシビリ。シングルレッグで倒した。立たれるとすぐに離れる。しかしまたシングルレッグでテイクダウン。ヌルマゴメドフが立つと離れた。右を入れたドバリシビリ。ヌルマゴメドフは口が半開きで疲れが見える。ドバリシビリがパンチで出るとヌルマゴメドフはタックルに入るが、振りほどいたドバリシビリ。パンチで出たドバリシビリにまたシングルレッグ。しかし倒せない。パンチを入れて引き剥がしたドバリシビリ。ボディを入れるドバリシビリ。ヌルマゴメドフのシングルレッグを引き剥がす。またタックルに入るが切ったドバリシビリ。ケージに押し込むとドバリシビリがダブルレッグ。テイクダウン!背中を向けて立つヌルマゴメドフ。ドバリシビリはバックからパンチを入れる。4R終了。

5R。バックブローを見せたドバリシビリ。飛び込んでタックルに。受け止めたヌルマゴメドフ。ドバリシビリはすぐに離れる。今度はシングルレッグ。振って倒そうとするがこらえたヌルマゴメドフ。さらにシングルレッグを仕掛けてこらえたヌルマゴメドフだが、今度はケージに詰めてダブルレッグに。ヌルマゴメドフは左腕を小手に巻いてこらえた。ヌルマゴメドフがタックルに入るが足に触らせずに切ったドバリシビリ。タックルのフェイントからパンチを入れるドバリシビリ。ドバリシビリまたタックルへ。こらえたヌルマゴメドフ。またタックルに入るドバリシビリを切ってパンチを入れた。残り1分。ハイを放つヌルマゴメドフにドバリシビリの右フックがヒット。ぐらついたヌルマゴメドフ。ドバリシビリシングルレッグからテイクダウンするが、押さえ込まずにアピールする。またタックルへ。バックに回ったドバリシビリが後方に倒した。ドバリシビリは自ら立つと、最後に距離を取り勝利をアピールしタイムアップ。

48-47、48-47、49-46の3-0でドバリシビリが王座防衛!

勝ったドバリシビリは「世界中のジョージア人のみんなありがとう。足を怪我していたが、UFCは自分にすべてをくれたから、がっかりさせられなかったんだ。ウマルはいい選手だ。自分はアンダードッグだったが、自分を信じていた。誇らしく思っている。今日引退してもいいくらいだ」とコメント。

敗れたヌルマゴメドフは、「接戦だった。負けたとは思わなかったが、1Rの後は手を怪我したから全力を出せなかった。でもジャッジと争うつもりはない。もう一度試合を見直すよ」と語った。

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o RIZIN UFC UFC300 キック

UFC311:第11試合・イジー・プロハースカ vs. ジャマール・ヒル

ライトヘビー級。プロハースカ2位、ヒル3位。

RIZINUFC王者のプロハースカ。UFC3戦目で王座戴冠するが、練習中の負傷により王座返上。復帰戦でアレックス・ペレイラと王座決定戦で対戦するも、パンチを効かされて、組みでしのごうとしたところにヒジ連打をもらってのKO負け。UFC300でのアレクサンダル・ラキッチ戦では、カーフキックを効かされたところから、2Rにパンチをヒットさせ、テイクダウンからのパウンド連打で逆転勝ち。が、6月に急遽組まれたペレイラとの再戦では、打撃で押される展開のまま、ハイキックでダウンを喫してのパウンド連打でまたもKO負けしている。32歳。

ヒルも元UFC王者。プロハースカが返上したタイトルをグローバーテイシェイラと争い、テイシェイラに組み付かせずに打撃を打ち込み続けて判定勝ちし王座を獲得。が、プロハースカ同様、負傷によりタイトルを返上。昨年4月の復帰戦でアレックス・ペレイラと対戦するが、1Rに左フックでダウンを喫し、パウンド連打でKO負けしている。その後、膝を負傷して長期欠場していた。33歳。

ともに、前戦でアレックス・ペレイラに敗れている元王者同士。

オーソドックスのプロハースカ。ヒルはサウスポーに構えるが、頻繁にスイッチを繰り返す。関節蹴りで牽制するプロハースカ。右を打ち込んだプロハースカ。スイッチしてパンチで出たヒル首相撲からヒザを入れた。ヒルがジャブを出すが、上体の動きでかわしていくプロハースカ。プロハースカの左がヒットしヒルダウン!ヒルは下からデラヒーバを狙い、背中を向けたプロハースカのバックを取ろうとしたが、プロハースカ離れてスタンドに。ヒルが左右のパンチを放つも、ウィービングでかわしながら右を打ち込むプロハースカ。三日月蹴り。クリンチからアッパーを放つヒルだが空振り。1R終了。

2R。ヒルのミドルは空振り。プロハースカは前蹴りを腹に入れる。左ハイを放つプロハースカ。かわして詰めるヒル。飛びヒザを狙ったプロハースカだがヒットせず。プロハースカのアイポークがありタイムストップ。再開。プロハースカがミドル・三日月蹴りをヒット。右ハイからワンツーを入れたヒル。が、今度はヒルのアイポークがありタイムストップに。ドクターチェックが入るが続行。飛びヒザのフェイントから前蹴りを入れたプロハースカ。右がヒット。ヒルがクリンチアッパーを打ち込むが、離れた間合いでのパンチはほぼかわしているプロハースカ。ヒルはボディブローを入れる。さらにクリンチアッパーから首相撲に捕らえてヒザ。

3R。ボディを打っていくヒル。プロハースカの左がヒット。さらに右が入り、ヒル後退。追っていくプロハースカだが、ヒル首相撲に捕らえて凌ぐ。プロハースカのジャブがヒット。ヒルのワンツーはかわされる。ヒルの右をかわしたプロハースカが右フック!顎に入りヒルダウン!パウンド連打するプロハースカ。ヒル立ったが、プロハースカのパンチを貰うとふらついている。足がもつれて倒れたヒルのバックに回ったプロハースカがパウンド連打。レフェリーストップ!

3R3分1秒、TKOでプロハースカ勝利。

勝ったプロハースカは「自分はワイルドで、殴られてから本当の自分が開放されることもある。次はもう一度ペレイラと試合がしたい。今日の試合は、自分が招待したアシュリー(・マクガリティ。プロハースカのファンで、9月に子宮頸がんと診断された)さんに捧げたい」とコメントした。

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC311 キック ハオーニ・バルセロス ペイトン・タルボット

【UFC311】「周りが何を言おうが自分を信じる」バルセロスが無敗タルボットをグラウンドで圧倒し判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
Def.30-26.30-27.30-27.
ペイトン・タルボット(米国)

タルボットが距離を詰めて左ローを放つと、バルセロスは蹴り足をキャッチしてドライブする。スプロールしたタルボットがギロチンを狙うも、バルセロスが切り返して尻もちを着かせた。立ち上がるタルボットのバックに回ったバルセロスは、左足を差し入れてタルボットの背中に飛び乗る。一度乗り切れなかったものの、バルセロスはバックコントロールを続け、グラウンドに引きずりこんだ。

シングルバックからパンチで削ったバルセロスが左腕をタルボットの首に回す。RNCを極められずも、バックマウントを奪ってタルボットの体を伸ばすバルセロス。マウントから背中を伸ばしたタルボットに、再びRNCを仕掛ける。タルボットが正対すると、マウントでポジションを整えたバルセロスが肩固めへ。耐えたタルボットの右側へパスを狙う。残り30秒で再びマウントを奪取したバルセロスは、パウンド&エルボーで削り、ブリッジしたタルボットにバックマウント&RNCを狙って初回を終えた。

2R、タルボットが距離を詰めて右ストレートを伸ばす。バルセロスにケージを背負わせて右を浴びせるが、バルセロスが右に回って逃れた。右に回り続けるバルセロスは、一度シングルレッグに失敗するも、すぐにニータップからバックに回り、グラウンドに持ち込んだ。ハーフからフックガードに戻したタルボットがスクランブルに持ち込んだ。立ち上がったバルセロスがヒザ蹴りからダブルレッグへ。これを切ったタルボットに対し、バルセロスが右に回りながらパンチを当て、再び組んでテイクダウンした。ケージ中央でマウントを奪ったバルセロス。しかしタルボットも立ち上がる。

バルセロスの右スピニングバックフィストがタルボットの顔をかすめた。スタンドに戻ると、タルボットが距離を詰めて右を突き刺す。バルセロスは左に回って距離をつくる。インサイドからフックを打ち込むバルセロス。タルボットがバルセロスのテイクダウンのフェイントに反応してしまう場面も、バルセロスがケージ中央で、シングルレッグで組んで背中を着かせた。タルボットはハーフから亀へ。バルセロスがまたも背中を着かせ、サイドから右ヒジを落とした。

最終回、やはりタルボットが前に出る。アッパーを混ぜたコンビネーションを見せるも、バルセロスが頭を振ってダブルレッグで飛び込む。これを返したタルボットがトップへ。ケージ際でバルセロスの顔面にパウンドを落とす。バルセロスが左足を上げ、オモプラッタの体勢になるとレフェリーが両者を分けた。バルセロスがケージを掴んだことに注意が入ったが、タルボットはグラウンドでのリスタートを選択する。再開後、パウンドを受けたバルセロスが立ち上がった。

両者が跳びヒザを見せたが、ボディロックで組んだバルセロスがバックを狙う。しかしタルボットが前に振り落としてスタンドに戻った。下がるバルセロスの顔面を、タルボットの右スポニングバックキックが襲う。バルセロスはニータップでタルボットに尻もちを着かせた。バルセロスがバック奪取からトップ→マウントへ。肩固めの体勢に入るも極めに行けないバルセロスは、パウンドで削りバックに回ってRNCを仕掛ける。これも凌いだタルボットに対し、バックマウントからパンチを連打するもタルボットが試合終了まで耐えた。

裁定は一人のジャッジがビッグラウンドをつけるユナニマス判定で、無敗のタルボットを下したバルセロスは「信頼し、信じること。周りが何を言おうが、自分を信じる。僕はこの階級のトップで戦えることを証明した」と語った。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC311 キック ディエゴ・フェレイラ

【UFC311】常にアタックを続けてTD&トップキープ。ドーソンがフェレイラを判定で下す

<ライト級/5分3R>
グラント・ドーソン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)

ドーソンが前後にステップして、いきなりスピニングバックフィストを見せる。距離が離れるとドーソンが右カーフ、今度はスピニングバックキックを顔とボディに蹴り分ける。フェレイラは距離を取って右カーフ、ドーソンはワンツーで前に出て、再びボディへのスピニングバックキック。フェレイラは距離を取りながら右の前蹴りとカーフ、ジャブとワンツーを返す。ここでドーソンがシングルレッグから組みついてテイクダウンすると、半身になって立ち上がろうとするフェレイラの後ろに回る。

ドーソンはパンチとヒザを入れつつ、グラウンドに持ち込んでバックへ。フェレイラも両足をフックさせずにドーソンの頭を持って前に落とす。ドーソンはすぐにフェレイラの右足にシングルレッグに入り、足を持ち上げつつフェレイラの顔を蹴る。再びドーソンがテイクダウンしてバックを狙いつつ、最終的にインサイドガードでトップキープする。ドーソンが上体を起こしてパンチとヒジ、フェレイラが蹴り上げを狙うと、ドーソンが再びインサイドガードに収まった。

2R、フェレイラが前蹴りを見せながらワンツーで前に出る。ドーソンにケージを背負わせてパンチをまとめると、ドーソンが組みつく。ここからドーソンがテイクダウンを仕掛け、スクランブルの攻防になるとフェレイラがバックにつく。ドーソンは足をフックさせずに前方に落として試合がスタンドに戻る。フェレイラが前蹴りと右ストレートから連打。ドーソンがジャブと右ハイ、左フックで前に出る。

フェレイラがジャブとワンツー、右の前蹴り。ドーソンがシングルレッグで組んでテイクダウンする。フェレイラは足を効かせつつ、ケージに体を預けて立ち上がろうとするが、ドーソンは寝かせてパンチとヒジを落とす。フェレイラがドーソンの体を蹴り離そうとしても、ドーソンのプレッシャーが強い。ドーソンは頭をつけてトップキープしつつ、タイミングを見て体を起こしてヒジを落とす。

3R、ドーソンがいきなりシングルレッグに入るがフェレイラは倒れない。ドーソンが左ミドルを蹴ると、フェレイラはワンツー。ドーソンが再びシングルレッグに入り、フェレイラがそれを潰そうとするが、ドーソンが頭を上げてフェレイラを後ろに落とし、ドーソンが正対してインサイドガードでトップキープする。ここでレフェリーがブレイクを命じる。

ブレイク後、フェレイラがワンツー。ドーソンも左をを打ち返し、パンチの攻防からシングルレッグで組みつく。四つの展開になるとドーソンが足をかけてテイクダウンする。インサイドガードのドーソンは体を起こして右のパンチを連打。ホールドするフェレイラを突き放してヒジも落とす。フェレイラがガードから腕十字を狙い、そのまま後転して展開を変えようとするが、ドーソンが潰してバックにつく。このまま試合終了となり、ドーソンが判定勝利した。

試合後、ドーソンは「凄くれ嬉しい。本当にシリアスにディエゴ対策をしていた。僕のチームメイトのモイカノと戦う予定だったダリューシュと4月に戦いたい」と語った。


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