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【Bellator CS2024#05】クラークが代打出場グロンヴァルを判定で下し、デビューから無傷の10連勝

<140ポンド契約/5分3R>
キアラン・クラーク(アイルランド)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
ツオマス・グロンヴァル(フィンランド)

当初クラークと対戦予定だったセベンスイ・ルイが欠場。急遽グロンヴァルがクラークと対戦する形となった。グロンヴァルが左ミドル、クラークがジャブを見せて前に出ていく。シングルレッグでテイクダウンを奪うと、すぐにバックに回り込む。腰を上げるグロンヴァルに対して、クラークは両足をフックする。グロンヴァルはクラークの頭を持って前に落とそうとするが、クラークもグロンヴァルの足を持ってバックキープする。

ここはグロンヴァルがクラークを前に落とすことに成功し、グロンヴァルはがぶってコントロールしようとする。立ち上がったクラークはグロンヴァルをケージに詰めてヒジ。距離が離れるとクラークがジャブから前に出る。今度はグロンヴァルがシングルレッグに入ってケージまで押し込む。クラークはそれを切って首相撲からヒジ。グロンヴァルは再びシングルレッグに入るが、クラークは先ほどと同じようにそれを切って首相撲からヒジ、グロンヴァルは離れる。

試合がスタンドに戻るとクラークがジャブ、グロンヴァルが左ハイを蹴って右ストレートから前に出る。クラークも左を当ててダブルレッグに入り、一度自ら引き込むようにして上を取ろうとする。ここはクラークが立ち上がり、クラークがバックについてパンチを入れる。

2R、グロンヴァルがシングルレッグに入ってテイクダウンに成功。クラークはガードからヒジを入れ、グロンヴァルの体を蹴り離す。グロンヴァルは立ち上がってパンチを落とし、クラークは一度亀になって立ち上がる。ここでクラークは態勢を入れ替え、グロンヴァルをケージに押し込んでシングルレッグに入るが、グロンヴァルもそれを許さない。

再びクラークはグロンヴァルをケージに押し込み、1Rと同じようにバックに回り込む。グロンヴァルもクラークを前方に落としてがぶってコントロール。逆にグロンヴァルがバックを狙い、正対するクラークをケージに押し込む。ここでクラークがグロンヴァルのバックについて投げを狙いつつ、ダブルレッグでグロンヴァルをケージに押し込む。

3R、パンチの打ち合いからクラークがシングルレッグに入って、スタンドでグロンヴァルのバックにつく。一度はグロンヴァルに距離を取られるが、クラークがすぐに組みついてグロンヴァルをケージに押し込む。ここからクラークがバックを取ってグラウンドに持ち込み、足を四の字クラッチする。

グロンヴァルは立ち上がって脱出を試みるが、クラークはバックコントロールを続ける。何度かRNCのチャンスもあったクラークだったが極めきることができずに試合終了。クラークが代打出場のグロンヴァルを下して、戦績を10戦10勝とした。


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【Bellator CS2024#05】英国&愛蘭連合✖世界のなかで、非英国対決。10勝0敗=コーガン×11勝0敗=ソウザ

【写真】無敗対決、名のある選手に勝ってきたコーガンだが、名前を挙げようとする強豪との対戦は初めてか (C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、英国はロンドンのOVOウェンブリーでBellator Champions Series2024#05「ロンドン」が開催される。
Text by Manabu Takashima

2週連続のBellator CSはサンディエゴから北米大陸&大西洋を横断し、英国はロンドンへ。メインは3月のBellator CS2024ベルファースト大会のシネード・カヴァナウ戦を肋骨の負傷で欠場したリア・マコートが、サラ・コリンズと戦う女子フェザー級の一戦だ。

コメインはPFL Challenger Seriesで本戦契約を勝ち取り、昨年は欧州シリーズを戦ったシメオン・パウウェルが、Bellatorの名がつくショーに初参戦。ドイツ在住のブラジル人ファイター=ハファエル・シャビエルと相対する。


Bellator CSは、そのフォーマットとしてBellator世界戦を組むのが前提だったが、イベント開催10日前にBellator世界ミドル級選手権試合=王者ジョニー・エブレン×挑戦者ファビアン・エドワーズ戦がキャンセルとなり、ローカル色の強さが浮き彫りとなる大会に。

ローカルといっても英国勢は押しなべて国際戦が並んでおり、アイルランド勢も加わると──その相手は豪州、ドイツ、リトアニア、ブラジル、エジプト、ウクライナと非常に国際色豊かだ。さながら英国&アイルランド連合✖ワールドというイベントのなかで、英国系が絡まない唯一のカードがアーチー・コーガン×マノエル・ソウザのライト級戦だ。

LFAでプロMMAをデビューし、3戦目でBellatorで戦うようになったコーガンはEagle FCの勝利を挟んでサークルケージで7連勝中、通算10勝0敗のファイターだ。ランペイジ・ジャクソンに憧れていたというコーガンは、コロラド州デンバーというマイルハイシティで育ち、大学ではさらに標高が高いワイオミングでカレッジレスリングに勤しんでいたスタミナ・モンスターだ。D-1レスラーで当然のようにレスリングは強いが、打撃勝負を挑む度胸がさらにコーガンのテイクダウン&コントロール能力をレベルアップさせている。

対戦相手のソウザは、コーガンを上回るデビュー以来の戦績は11連勝を誇る。

今大会でもメインカードに登用されたティム・ワイルドを相手に、初回KO勝ちしているソウザの実力は折り紙付きだ。今回の無敗対決を勝利したとしても、ウスマン・ヌルマゴメドフへのタイトルチャレンジャーになれるとは思えないが、この両者──順番を待ってサークルケージでのタイトル戦よりも、デカゴンのライト級ロースターに加わるところも見てみたい。そんな風に思わせる新鋭の潰し合いだ。

(C)UAEW

この他、UFCから転じるマーク・ディアキシー。UAEWアラビア・ミドル級王者エスラム・アブドゥル・バセット。

キャリア9連勝でサークルケージ9連勝というBellator欧州の秘蔵っ子キアラン・クラークが気になる選手が揃っている。

そのクラークは戦績12勝3敗のスパニッシュ・ファイター=セベンスイ・ルイとの試合が組まれた。

そろそろ上の相手との対戦が望まれるクラークが、その期待値をさらに上げるファイトができるのか。国際的な舞台で進出し始めたスペイン人MMAファイターのルイがアップセットを起こすか。人勢育成か、品評会か。そんなBellator CSロンドン大会だ。

■視聴方法(予定)
9月8日(日)
午前0時45分~ U-NEXT

■Bellator CS2024#05対戦カード

<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート(英国)
サラ・コリンズ(豪州)

<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウウェル(英国)
ハファエル・シャビエル(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ルーク・トレイナー(英国)
ローリナス・ウルボナビチス(リトアニア)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキシー(英国)
ティム・ワイルド(英国)

<ライト級/5分3R>
アーチー・コーガン(米国)
マノエル・ソウザ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
マイク・シップマン(英国)
エスラム・アブドゥル・バセット(エジプト)

<175ポンド契約/5分3R>
ジョセフ・ルシアーノ(豪州)
スティーブン・ヒル(英国)

<バンタム級/5分3R>
キアラン・クラーク(アイルランド)
セベンスイ・ルイ(スペイン)

<ライト級/5分3R>
デラグ・キャリー(英国)
ドミトリー・フリツェンコ(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
イマン・アルマダフ(英国)
ダイアニ・シウバ(ブラジル)

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