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UFC カールストン・ハリス ジュリアン・エロサ ニック・ディアス フィリップ・ロウ ブライアン・バトル マルコム・ゴードン

UFC on ESPN+58:オッズ/予想と展望

ジャック・ハーマンソン 2.75
ショーン・ストリックランド 1.48
プナヘレ・ソリアーノ 1.53
ニック・マキシモ2.60
シャフカト・ラフモノフ 1.42
カールストン・ハリス 2.95
サム・アルヴィー 4.30
ブレンダン・アレン 1.23
トーレシアン・ゴア 1.63
ブライアン・バトル 2.40
ジュリアン・エロサ 1.32
ティーブン・ピーターソン 3.45
マイルズ・ジョーンズ 1.53
ジョン・カスタネーダ 2.60
チディ・エンジュクアニ 2.00
マルク・アンドレ・バリオー 1.83
アレクシス・デイヴィス 1.42
ユリア・ストリアレンコ 2.95
ジャイルトン・アルメイダ 1.24
ダニーロマルケス 4.10
ジェイソン・ウィット 2.05
フィリップ・ロウ 1.80
マルコム・ゴードン 3.25
デニス・ボンダー 1.36

1月は2回しか開催がなかったUFCだが、ここから2ヶ月・8週に渡って連続開催。

メインはミドル級6位ハーマンソン vs. 7位ストリックランド。ノルウェイ在住スウェデニッシュのハーマンソンは一時はランキング4位まで登りつめたが、あと1勝でタイトル挑戦というところで勝ったり負けたりの停滞。パワフルなテイクダウン&パウンドのスタイルだが、ギロチンでの一本勝ちも多い上に、下攻めなど意外なグラップリング技術も持っている。

ストリックランドはバイク事故で2年間の長期欠場していたが、復帰後4連勝中。前回初のメインでユライア・ホールを破りトップ10入りを果たした。こちらはジャブで削っていくストライカー。

ハーマンソンは前回エドメン・シャバージアンに勝っているが、1Rはシャバージアンの打撃で劣勢な展開で、2R以降のシャバージアンの失速に助けられての勝利だった。前回5Rを戦い抜いたストリックランドとは相性が悪いか。

ストリックランド判定勝ち。

セミにはUFCまだ2戦目の24歳・マキシモフが抜擢。ニック・ディアス・アカデミーの所属で、昨年9月、6年ぶりに復帰したニックの前座でUFCデビュー。両者UFCデビュー戦対決で、3日前に急遽代役での出場が決まったコーディ・ブランデージから接戦の上判定勝ち。テイクダウンから攻めるグラップラーだが、打撃のレベルはまだ低かった。UFCデビューから2試合連続1RKO勝利していたソリアーノ(3戦目は判定負け)の相手は厳しいか。

セミ前にはカザフスタンのシャフカト・ラフモノフが登場。キャリア14戦すべてがフィニッシュしての勝利で、UFCでも2連勝中。ウェルター級で196cmの長いリーチを持ち、インサイドガードからでも相手の顔面をパウンドで打ち抜き、最後は絞めで仕留める。まだ2戦とはいえ、相手がいずれもランカー経験のあるアレックス・オリヴェイラミシェウ・プラゼレスという実力者。相手のハリスもUFCデビューから2試合連続フィニッシュ勝利で、グラップリングが武器だが、UFCでの2勝はいずれもパンチを効かせてからの勝利。

メインカードではトーレシアン・ゴア vs. ブライアン・バトルという、幻のTUF決勝戦が組まれている。本来は昨年8月の決勝で対戦する予定だったが、ゴアが負傷欠場。ゴアに敗れた選手が敗者復活で勝ち上がり、バトルが2Rチョークで勝利。公式戦は3戦のキャリアしかないゴアだが、TUFでの戦いぶりではバトルより評価が上で、オッズはフェイバリット。

第1試合開始は6日朝6時から。速報します。

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MMA MMAPLANET ONE UAEW UFC UFN200   カールストン・ハリス ザイード・イザガクマエフ シャクハト・ラクモノフ ジェイムス・ナカシマ ジュリアン・エロサ ダニーロ・マルケス チディ・ンジョグアニ ブログ マーシオ・クロマド

【UFN200】イザガクマエフに一本勝ち。ガイアナ人&クロマドの弟子。カールストン・ハリス─01─

【写真】師マーシオ・クロマドとカールストン・ハリス (C)MMAPLANET

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN200:UFN on ESPN+58「Hermansson vs Strickland」にカールストン・ハリスが出場し、キャリア14勝0敗のシャクハト・ラクモノフと対戦する。

1月14日のONEでジェイムス・ナカシマに圧勝し、衝撃を残したザイード・イザガクマエフが唯一敗北を喫した相手が、このハリスだ。

UAEWとEagle FCの共催大会──UFCファイトアイランド大会を控えたダナ・ホワイトが視察に訪れ、ハリスはカビブ・ヌルマゴメドフの一押し練習パートナーに備えられた生贄、アンダードッグだった。大方の予想を覆しアナコンダでイザガクマエフから一本勝ちを収めたハリスは、ダナに見初められUFCとの契約を果たす。

ガイアナ人ファイター、バックグラウンドはルタリーブリ。気になる要素が詰まったハリスを初インタビューした。


──カールストン、インタビューの機会を頂き感謝します。

「こちらこそ、インタビューしてくれてありがとう」

──実はカールストンには2点、いや3点非常に興味深い点がありインタビューを熱望していた次第です。

「そうなんだ、嬉しいよ。なんでも聞いてくれ」

──まず1点目はガイアナ人のカールストンが、なぜヘナヴァソン・ファイトチームの所属なのかということです。なぜ、マーシオ・クロマド率いるルタリーブリ軍団の一員なのか、と。マーシオ・クロマドは20年以上前に修斗で宇野薫選手をギロチンで下し、我々の世代には強烈なインパクトを残した選手でした。

「おお、そうなのか!! 今、奥にいるよ。呼ぶから、ちょっと待って!! ×▽〇◆△×●!!!(※何やらポルトガル語で叫ぶ)」

マーシオ・クロマド オー、イルマァオ!!(※ポルトガル語で兄弟の意) 元気でやっているか!!

──変わらずやっていますよ(笑)。

クロマド おお!!!! 息子は大きくなったかい? 東京で会った時は、まだ赤ん坊だった。

──アハハハ。娘ですが、もう20歳です。

クロマド もう、そんなになるのか!! ワーォ。凄く小さいの時の写真をまだ持っているよ。あぁ、そうなんだ……。早いなぁ。

──クロマド、私も昔話に花を咲かせたいのですが、他のメディアも控えているだろうしカールストンのインタビューに戻らせてください(笑)。

クロマド オー、ソーリー、ソーリー!!(笑)

──こういう感じなので、カールストンがクロマドの教え子ということに、もの凄く興味があったんです。

「なるほど、よくわかったよ(笑)。まず2007年に僕はリオデジャネイロではなくて、マナウスに行ったんだ。仕事を見つけるために。整備士として働き口を見つけ、趣味としてボクシングとルタリーブリの練習を始めたんだよ」

──ファイターになるためではなく?

「ノー。ホビーだよ。ファイターになるなんて考えたこともなかった」

──私も大昔にマナウスに行ったことがあるのですが、柔術は相当に普及していました。ルタリーブリを学ぶというのは珍しい選択のように感じます。

「まずルタリーブリの練習をしようと思ったのは……いや、柔術をしなかったのは道着があったからだよ。道着を着て格闘技ををする気にはなれなかった(笑)」

──マナウスは異様に暑いですしね(笑)。

「アハハハ。ルタリーブリの方がMMAに近いよ。MMAには道着なんてないからね。でも、今は全て、柔術の練習もしているけどね」

──ということは、ガイアナ時代にもMMAには興味があったのですか。

「いや、ガイアナに住んでいた時はクリケットしかやったことはなかった。プロじゃないけど、学生時代はずっとクリケットをしていたんだ。ガイアナでは皆がクリケットをやっているよ(笑)。

MMAに興味を持ったのは、ルタリーブリを始めてからで。BJ・ペンがディエゴ・サンチェスに勝った試合を見たせいなんだ(※2009年12月12日)。小さなBJが、大きなディエゴに何もさせなかった。あの試合を見て、BJみたいになりたいと思った。そしてMMAもやろうと決めたんだ。

MMAでプロになろうと思ったのは2011年で、その時にリオデジャネイロに引っ越した。マナウスでルタリーブリを教えてもらっていたコーチがクロマドの友人で。彼がクロマドに連絡を取ってくれて、『トライアウトをするから、アカデミーに』という流れになったんだ。結果、ヘナヴァソン・ファイトチームに合流した。

もうマナウスとは全く違っていた。何より2012年や2013年になると外国から多くのファイターが集まって練習するようになっていたんだ。色々なことを吸収して、短期間で力をつけることができた。

それと勝とうか負けようが、ルタリーブリのトーナメントにもたくさん出ていた。ルタリーブリ歴は15年で……今も茶帯だよ(笑)。ブラウンベルトを6年も巻いている(爆)」

────クロマドはなかな黒帯にしてくれませんか(笑)。ところでカールストンが挙げたダース、アナコンダでの勝利はまさにギロチンと並んでルタリーブリを象徴しているかのようなフィニッシュです。

「アカデミーではギロチン、アナコンダの練習を徹底している。ギロチンとアナコンダのルーツはルタリーブリだからね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月6日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFN200対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)
ショーン・スティックランド(米国)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ(米国)
ニック・マキシモフ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
カールストン・ハリス(ガイアナ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
ブレンダン・アレン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブライアン・バトル(米国)
トレシャン・ゴア(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジュリアン・エロサ(米国)
スティーブン・ピーターソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
マイルス・ジョンズ(米国)
ジョン・カスタニエダ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
マイク・トリザノ(米国)

<ミドル級/5分3R>
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)
チディ・ンジョグアニ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アレクシス・デイヴィス(カナダ)
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス(ブラジル)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット(米国)
フィリップ・ロウ(米国)

<フライ級/5分3R>
マルコム・ゴードン(米国)
デニス・ボンダル(ウクライナ)

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Brave CF LFA MMA MMAPLANET PFL PFL CS02 UFC YouTube アマンダ・ヌネス カールストン・ハリス キック ケイラ・ハリソン シンシア・ベスカン ジャラ・フセイン・アルシラウィ ジョシュア・シルヴェイラ ボクシング

【PFL CS】シーズン出場を賭けた新シリーズにLFA二冠、BRAVE二冠、ムンジ優勝、五輪レスラーが出場!!

【写真】ヨルダンのライオン、ジャラ・アルシラウィはBRAVEでウェルター級×2度、スーパーウェルター級王者になっている中東ナンバーワンMMAファイターだ (C)BRAVE CF

MMAワールドで唯一シーズン制を採用しているPFLが、2022年の開幕日とTV中継、2月から3月に掛けて行われるPFL Challenger Seriesの開催及び対戦カードを続々と発表している。

2021年シーズンはESPN、ESPN+でレギュラー~プレイオフ~ファイナルと10イベントがライブ中継及び配信されたPFL。2022年に関して、昨年中にアナウンスされずその先行きが不安視された時期もあった。

そして25日(火・現地時間)に4月20日(水・同)の開幕と7イベントをESPNとESPN+で放送し、残りをESPN2で流すことが決まったという発表があった。

この前後に本戦出場選手の予選といえるチャレンジャーシリーズの開催と対戦カードも明らかになりつつあり、興味深いファイター達の名前が確認されている。


PFL CSはフロリダ州オーランドのユニバーサルスタジオで収録され、2月18日(金・同)から毎週金曜日に1階級ずつ、6週連続で4試合が組まれレギュラーシーズン出場選手が確定する。

全世界500選手のノミネートから厳選された8選手、4試合の狭き門をくぐることができた各階級の選手たち、まず18日のチャレンジャーシリーズ第1弾はライトヘビー級4試合が組まれ、地元といっても過言でないフロリダからATTヘッドコーチ=マーカス・コナン・シウヴェイラを父に持つジョシュア・シルヴェイラがメインに出場する。

レスリングベースで、当然のように柔術も修得しているコナンJrは、キャリア7勝0敗で全米ナンバーワン・フィーダーショー=LFAでミドル&ライトヘビー級の2階級を制している。

そんなシルヴェイラの相手はUAE Warriorsから南スーダン人ファイターのモハメド・ジュマが務めることとなった。

2月25日(金・同)=PFL CS02はウェルター級がマッチアップされており、ヨルダンのライオン=BRAVE CFでウェルター級とスーパーウェルター級のベルトを巻いたジャラ・フセイン・アルシラウィが、マイケル・リリーと戦う。中東を代表するMMAファイターであるアルシラウィは、欧州や米国で育ったのではなく、ヨルダン生まれのヨルダン育ちで、MMAもヨルダンで始めた。

そんなアルシラウィはキャリア15戦目で現UFCファイターのカールストン・ハリスを初回で倒し、BRAVEウェルター級王座に就いている。一度はアブドゥル・アブラギモフに敗れてベルトを手放したが、ダイレクト地マッチで取り戻し──そのままスーパーウェルター級王者に認定された。キックボクシング、柔術ともに基本に忠実で派手さよりも実直さが目立つヨルダンのライオンが、レギュラーシーズン出場権を得ることができるか楽しみだ。

またウェルター級ではルーカス・バルボーサのチャレンジ=トロイ・グリーン戦も見逃せない。

ハルクの異名を持つバルボーサは昨年12月のムンジアルでミディアムヘビー級をATOSの同門グスタヴォ・バチスタとシャエし準優勝、2018年はその逆でバチスタとシャアして金メダルに輝いている。

2017年と2018年はアジア柔術選手権で来日し、1年目はミディアムヘビー級を制し、無差別級はキーナン・コーネリアスとシェアして2位、2018年はヘビー級と無差別級を制している。ノーギワールズでも3連覇の経験があるハルクにとってMMAは2012年8月以来、実に9年半ぶりの挑戦になる。鉄壁のボディロックパス&肩固めがMMAでも爆発するか、見ものだ。

現状、カードが発表されているのは3月4日(金・同)の女子ライト級まで。ここではロンドン&リオ五輪の女子レスリング72キロ級に出場したフランス人のシンシア・ベスカンがMMA初陣を戦う。

レスリングではインドで行われていたプロチームの対抗戦=プロ・レスリング・リーグに参戦経験があるが、打撃有りの戦いで長所を如何に出せるか。

女子ライト級は4試合=8人の出場選手中、3選手が初めてケージで戦うことになる。そのうちの1人であるニュージーランド人のミシェル・モンタギューはATTでケイラ・ハリソン、アマンダ・ヌネスのトレーニングパートナーを務めており、IMMAFなどアマMMAでは10勝1敗の経験を持つ。

PFLとの契約の際に「100万ドルを賭けて戦い、人生を変える」と話していたベスカンが、そのスタート台に立つことができるか興味深い。などチャレンジャーシリーズは米国では全戦がfubo TVでライブ配信されるが、同ネットTVは日本では視聴できず、MMAPLANETではFacebookやYouTubeでの配信があるのかPFLに確認中だ。

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ABEMA MMA ONE ONE Championship ONE Heavy Hitter ONE X UAEW UFC オク・レユン カールストン・ハリス ザイード・イザガクマエフ ジェイムス・ナカシマ レアンドロ・アタイジ 三浦彩佳 岡見勇信

【ONE Heavy Hitter】来年1月14日、三浦と岡見が揃い踏み。新たなるダゲスタンの脅威もONE初陣

【写真】ついに三浦が世界挑戦。岡見は選手育成でなく、ファイターとしての顔が久しぶりに見られる(C)MMAPLANET

17日(金)にONE Championship Japanより来年1月14日(金・現地時間)に開催されるONE Heavy Hitterで三浦彩佳が、ONE世界女子ストロー級王者シイォン・ヂィンナンに挑戦する世界戦と、岡見勇信のミドル級転向初戦=レアンドロ・アタイジ戦が組まれることが、2022年度上四半期のイベント・スケジュールとともに発表された。

同大会を皮切りに1月28日(金・同)、2月11日(金・同)、2月25日(金・同)、3月11日(金・同)、3月26日(土・同)の6大会が行われる2022年のONE。コロナパンデミック以前の水準、月に2大会のライブ中継イベントが組まれる予定だ。

開催地、会場は未発表だが、気になるのが3月26日大会だ。他のイベントが金曜日開催なのに対し、同イベントのみシンガポール軸で考えると土曜日開催になっている。

12月5日に予定されていた初のPPVショー=ONE Xはシンガポールの日曜に予定されていたが、金曜開催でないこの日のイベントが通常大会とは違った形式になるのか注視したい。


なお同リリースで寄せられた三浦と岡見の次戦に関する意気込みは以下の通りだ。

三浦彩佳
「今回、1月14日にタイトルマッチが決まりました。タイトルマッチが決まった時、“遂に来た”という気持ちでした。チャンピオンのヂィンナンは何度も防衛をしていて皆さんご存知の通りとても強い選手ですが、トライブの仲間と共にたくさん練習をしたりアドバイスをもらったりしてきました。前の試合後からずっとヂィンナン選手と戦う準備をしてきました。この試合ではねちっこく勝ちに拘り、やることをやりたいと思います。いつも応援してくださっている皆さんへ。2022年一発目からしっかり盛り上げていきたいと思います。日本のゾンビは強いんだということを皆さんにお見せしたいと思うので、応援宜しくお願いします!」

岡見勇信
「約2年3カ月ぶりの試合。コロナ禍などで試合から遠ざかっていたこの期間は、己について考える機会となりました。19歳でプロデビューしてから、ずっとコンスタントに途切れず試合をしてきて、前回の試合後に、戦う気力が消えかけていました。しかし、その状態から、この期間で、格闘家としての自分を一から見つめ直し、世界ランク2位の記録を残しているミドル級に階級を上げて戻ることを決意しました。
『日本人は不利だ』と言われる重量級でも、そしてたとえ40歳だとしても、世界で勝つことができる。それを証明したい。そう、ふつふつと、また闘いたいという想いが沸いてきました。

そして練習仲間の試合、格闘DREAMERS、選手育成を通して、たくさんのエネルギーをもらい、彼らのおかげで心の中の『闘いの火』がどんどん燃え上がっていきました。今はただ、レアンドロとの戦いが待ち遠しいです。この気持ちを思い出させてくれたみんなに恩を返すために、私の戦いで報いたい。
私の持つ心技体すべてを、レアンドロにぶつける。ミドル級で戦い「岡見勇信」という格闘家、その姿を見届けてほしい。ご期待ください」

同コメントで岡見が触れているミドル級は北米階級で84キロ、ONEミドル級は92キロで名称は同じだが、階級は実質1クラス重くなる。通常体重に近いであろう今回の階級変更は、岡見にとってファイナルカウントダウンの一歩であることは間違いない。豪腕柔術家のアタイジに対し、3R戦い切れるペースと圧力を岡見は見せたい。

(C)ONE

また今回のリリースではザイード・イザガクマエフがジェームズ・ナカシマとのライト級戦でONE初陣を戦うことも合わせてアナウンスされている。

イザガクマエフはカビブ・ヌルマゴメドフの15年来のトレーニング・パートナーで、キャリア19勝2敗。旧ゴリラFC──つまりヌルマゴが買収しイーグルFCと名称を変えたロシアのフィーダーショーの暫定ウェルター級王者だった。

昨年1月10日のダナ・ホワイト御前大会とUFCへのステップアップの舞台を整えてもらっていたUAEW15とEFC32の合同イベントで、ルタリーブリ戦士カールストン・ハリスに敗れ──そのハリスがUFCと契約を果たすという厳しい現実をイザガクマエフは経験している。

ここを経てONEに戦いの場を求めたイザガクマエフだが、強烈なレスリングコントロールの持ち主で、がぶってヒザ蹴りがあるONEルールの最適化ファイターともいえる。ジェイムス・ナカシマ戦次第では、オク・レユン政権のライト級でダイ・アサラナリエフと並ぶ、ダゲスタンの脅威となる可能性は十分にある。

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Brave CF MMA PFL UAEW UAEW24 UFC アリ・アルカイシ イ・ドギョム カールストン・ハリス キック サルバツホン・カミドフ サンボ・ゴリンボ シルベスター・チップファンブ ヘンダソン・フェヘイラ マヒル・マメドフ ムイン・ガフロフ ユ・スヨン ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラ

【UAEW24】2人のUAEW王者に挑むのはTitan FCとEFC Worldwideのチャンピオン!! 世界中の新鋭がズラリ!!

【写真】Titan FCフェザー級チャンピオンの挑戦を受けるUAEWフェザー級王者のイ・ドギョム(C)UAEW

29日(金・現地時間)、UAEはアブダビの柔術アリーナでUAE Warriors24が開催される。

28日(木・同)には同所でUAEW23 Arabia05と中東勢中心のYoung Blood大会が行われ、2日連続のイベント開催となる。また30日には同地でUFC267が開催されることで、今大会はダナ・ホワイトの御前試合になる可能性も高い。

今年の1月のEagle FCとの合同イベントはダナとカビブ・ヌルマゴメドフが席を並べて視察し、カールストン・ハリスがUFCと契約し、ムイン・ガフロフがコンテンダーシリーズ行のチャンスを掴んでいる。


そんなUFCウィークのUAEW24では2つのタイトル戦が組まれている。メインでは16勝2敗、ブラジル人王者ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラがシルベスター・チップファンブの挑戦を受ける。

3月大会でカナダ人王者ザビエル・アラウイをハイキックからパウンドアウトしベルトを巻いたオリヴェイラに対し、ジンバブエ人ファイターで現在は南アフリカのケープタウン在住のチップファンブはEFC Worldwideのバンタム級チャンピオンだ。

中東のプロモーションのブラジル人王者に、アフリカの王が挑む一戦。MMAの世界的伝播とUAEWのグローバル感が改めて伝わってくるメインといえる。そのグローバル感をさらに感じさせるのが、コメインのフェザー級選手権試合だ。

同級王者は韓国のイ・ドギョム。彼はAngel’s FCでフェザー級王座挑戦もムン・ギブンに敗れ、キャリアアップに中東の地を選んだ。現在はBRAVE CFに在籍する元PXCフェザー級王者でUFCベテランのロランド・ディをKOすると、2020年7月にアレクサンドル・キトランをヒザ蹴りで一蹴し、UAEWフェザー級王座に就いている。

挑戦者のアリ・アルカイシはBRAVE CFで3連勝しUFCにステップアップ──も2連敗でリリースされる。その後はUAEWで再起し、8月にはTitan FCでアンドリュー・ウィットニーを下しTitan FCフェザー級王者になっている──ヨルダン人散打ファイターだ。

イ・ドギョムとすれば、ただ王座初防衛を目指すだけでなく、有力フィーダーショーのチャンピオンを相手にインパクトを残す勝ち方をし、UFCへのステップアップを狙うファイトであることは間違いない。

また韓国からはイ・ドギョムだけでなくZEUS FCバンタム級王者のユ・スヨンがプロモーション・デビューを果たす。

(C)KEISUKE TAKAZAWA

ユ・スヨンは2019年11月にパンクラスに来日し大橋悠一を僅か13秒でKOし、再来日が期待されていた25歳の新鋭だ。

ユ・スヨンもまた中東をステップアップの地として照準を定めたが、UAEWでは同大会初戦となるタジキスタン人ファイターのサルバツホン・カミドフ──キャリア11連勝中のえげつない相手を用意している。

またEFC Worldwideのウェルター級王者サンボ・ゴリンボもUAEW初陣を迎え、PFLベテランのヘンダソン・フェヘイラと相対する。この他にもカザフスタンのオクタゴンMMAミドル級王者で19勝1敗のマヒル・マメドフも出場、世界の新鋭の品評会ともいえるUAE Warriors24──見逃せないイベントだ。

■視聴方法(予定)
10月29日(金・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS

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News Preview UFC UFN ESPN+50 UFN192 インパ・カサンガネイ カールストン・ハリス ネイサン・メネス ブログ

【UFN192】計量終了 気が付けばウェルラウンダー=ネイサン・メネス、ルタドール=ハリスに注目

【写真】ライト級を経験しているメネス、ランク外のファイターにはそうそう圧力負けをしないだろう(C)Zuffa/UFC

17日(金・現地時間)、18日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN192:UFN on ESPN+50「Smith vs Spann」の計量が行われた。

メインとコ・メインにライトヘビー級マッチ=アンソニー・スミス✖ライアン・スポーン、イオン・クテレバ✖デヴィン・クラークが用意された今大会。メインカードのバンタム級でトニー・グレイブリーと対戦するネイサン・メネスに注目したい。


UFCで2連勝中のメネスは、キャリア全体でも13勝1敗という戦績を残している。デビュー直後はライト級で戦っており、その後はバンタム級とフェザー級の行き来してきた。ライト級でWarrior FCのベルトを巻くと、カナダ国内メジャーのTKOでバンタム級王座獲得&陥落、直後にHardrockフェザー級王者となりUFCにステップアップしてきた。

ベースはレスリング、ブラジリアン柔術を青帯のメネスは、スイッチヒッターで左右の構えからカウンターショットでKO勝ちできる打撃も持っている。ウェルラウンダーのメネスは、実戦経験を重ねるほどにMMAファイターとして進化してきたといえる。

キャリアの序盤はテイクダウンから寝技というレスリングと柔術をミックスして勝利を重ね、続いてクリンチでヒザ蹴りを磨くと、スクランブルのなかでテイクダウン、距離を取っての打撃と、どのエリアも選択できる完成度の高さを誇っている。

今回のUFCトップ戦線との対戦はないが、今回の試合でも完成度の高さと、その武器を生かしたうえでインパクトを残すことができれば、上位勢に割って入ることも可能だろう。パンチの打ち合いになると、若干視線を下げ気味になる点だけは気をつけたい。

またプレリミで見逃せないのは、ウェルター級マッチに出場する──ガイアナ出身のルタドール=カールストン・ハリスだ。

ハリスはマーシオ・クロマド率いるヘナヴァソン・ファイトチーム所属のルタリーブリ戦士で、5月のUFC初陣ではクリスチャン・アギレラをアナコンダチョークで破り、UFC行きを決めた1月のダナ・ホワイトが視察したUAEWではダースチョークを一本勝ちをしている。

このフロント系チョークはバリエーションの多さこそ、ノーギのブラジリアン土着格闘技であるルタリーブリの特徴だ。ハリスの師クロマドは、盟友アレッシャンドリ・フランサ・ノゲイラとギロチンを駆使し、修斗を席巻していた。

対戦相手のインパ・カサンガネイは、ジョアキン・バックリー戦でのKO負けが、歴史残るハイライトリールとなったため、彼が倒されるシーンばかり印象に残っているが、あの一瞬の変則的な蹴りを敗れた試合が、彼にとって唯一の敗北だ。フィジカルに優れ、手堅く勝ちにいけるカサンガネイを相手に得意の形に持っていけるのであれば、ハリスはトップ10とやりあえる力を持っていると周囲にアピールできる一戦となる。

■視聴方法(予定)
9月19日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN192計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
アンソニー・スミス: 205.5ポンド(93.21キロ)
ライアン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)
デヴィン・クラーク: 206ポンド(93.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マンディ・ブーム: 125.5ポンド(56.92キロ)
アリアネ・リプスキ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
クリストス・ギアゴス: 155.5ポンド(70.53キロ)
アルマン・ツァルキャン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<バンタム級/5分3R>
ネイサン・メネス: 135ポンド(61.24キロ)
トニー・グレイブリー: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 184.5ポンド(83.68キロ)
アントニオ・アローヨ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 204.5ポンド(92.76キロ)
マイク・ロドリゲス: 202ポンド(91.62キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
パニー・キアンザド: 135.5ポンド(61.46キロ)
ラケル・ペニントン: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ: 158ポンド(71.66キロ)
ブランドン・ジェンキンス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<バンタム級/5分3R>
モンテル・ジャクソン: 136ポンド(61.69キロ)
JP・ベイス: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド: 125ポンド(56.7キロ)
サラ・アルファ: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 170.5ポンド(77.34キロ)
カールストン・ハリス: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
グスタヴォ・ロペス: 135ポンド(61.24キロ)
アラテンヘイリ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
エミリー・ワイトマイヤー: 125ポンド(56.7キロ)
ハナ・ゴールディ: 125ポンド(56.7キロ)

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【UFC ESPN24】試合結果 ホドリゲスがウォーターソンに勝ち切る。セラーニはまさかのKO負け……

【写真】序盤のリードをしっかりと守ったホドリゲスがメインで判定勝ち(C)Zuffa/UFC

8日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN24「Rodriguez vs Waterson」が開催された。

メインの女子フライ級はストロー級のミッシェレ・ウォーターソンが、リーチ差のあるマリナ・ホドリゲスを相手に、ケージに詰まってパンチを被弾することが多く判定負けに。

それでもサイドキック基調で、ローや回転系の技を駆使し4Rにはテイクダウンに成功するなど、アグレッシブかつベストを尽くすファイトを展開──ファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれなかったのが、不思議な根性ファイトだった。

セミでは1週間前のオファーを受けたアレックス・モロノが、カウボーイ・セラーニに金星のKO勝ち。オープニングファイトではアブダビのFight Islandウィークに開催されたUAE Warriorsでダナ・ホワイトに見いだされたルタ・リーブリ戦士カールストン・ハリスが、アナコンダで一本勝ちデビューを飾った。

結果、モロノとハリスの両者がパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得している。

また韓国から出場のパク・ジュンヨンは、タフォン・エヌシュクウィに判定勝ちしオクタゴン3連勝を達成。UFC通算戦績を3勝1敗としている。

ファイト・オブ・ザ・ナイト=ディエゴ・フェヘイラ✖グレゴール・ギレスピー
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=アレックス・モロノカールストン・ハリス

UFC on ESPN24「Rodriguez vs Waterson」
<女子フライ級/5分5R>
○マリナ・ホドリゲス(ブラジル)5R
判定
詳細はコチラ
×ミッシェレ・ウォーターソン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○アレックス・モロノ(米国)1R4分40秒
TKO
詳細はコチラ
×ドナルド・セラーニ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ニール・マグニー(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェフ・ニール(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○マルコ・ホジェリオ・デリマ(ブラジル)3R
判定
×モーリス・グリーン(米国)
<160.5ポンド契約/5分3R>
○グレゴール・ギレスピー(米国)2R4分51秒
TKO
×ディエゴ・フェヘイラ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
○フィル・ホーズ(米国)3R
判定
×カイル・ダウカウス(米国)
<フェザー級/5分3R>
○マイク・トリザノ(米国)3R
判定
×ルドヴィット・クライン(スロバキア)
<ミドル級/5分3R>
○パク・ジュンヨン(韓国)3R
判定
×タフォン・エヌシュクウィ(カメルーン)
<ウェルター級/5分3R>
○カールストン・ハリス(ガイアナ)1R2分52秒
アナコンダチョーク
詳細はコチラ
×クリスチャン・アギレラ(米国)

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Report UFC UFC ESPN24 カールストン・ハリス クリスチャン・アギレラ ブログ

【UFC ESPN24】ガイアナ生まれ、ルタリーブリ育ち。カールストン・ハリスがアナコンダでデビューV

<ウェルター級/5分3R>
カールストン・ハリス(ガイアナ)
Def.1R2分52秒by アナコンダチョーク
クリスチャン・アギレラ(米国)

構えを変えつつ、左ジャブを伸ばしたアギレラに組みついたハリスがバックに回る。胸を合わせたアギレラが体を入れ替えて離れると、ハリスが左ミドルを見せる。アギレラが右アッパー、続く右オーバーハンドにローを合わされ姿勢を乱す。起き上りながら組んだアギレラは、自ら離れると左にハリスの左フックを受けて下がる。

右を当てたハリスはアギレラのシングルレッグに対し、スプロールから得意のアナコンダをセットし引き込む。すぐにアギレラが落ちたが、レフェリーは4、5秒してから試合を止めた。

「テイクダウンを狙ってきたとき、終わらすことができると思った。落ちていたけど、レフェリーがストップするまで技を解けなかった」と、UAE Warriorsでダナ・ホワイトに見いだされ、UFCデビューを果たしたハリスは勝利を振り返った。


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News Preview UFC UFC ESPN24 カールストン・ハリス ジェフ・ニール ドナルド・セラーニ ニール・マグニー ブログ

【UFC ESPN24】計量終了 メインはニールの左&左ハイ。プレリミはルタ戦士ハリスのギロチンに注目

【写真】ニール・マグニーと戦うジェフ・ニールに要注目だ (C)MMAPLANET

7日(金・現地時間)、8日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN24「Rodriguez vs Waterson」の計量が行われた。

コリー・サンドハーゲン✖TJ・ディラショー、ホーリー・ホルム✖ジュリアナ・ペニャを負傷で失い、ジミー・フリックスの急遽引退、代役JP・バイスは負傷欠場でフランシスコ・フィゲイレドの試合がなくなるなど、カード変更が目立った今大会。

ベン・ロズウェルと対戦予定だったフィリッピ・リンスが体調不良で計量に参加できず、ロズウェルも試合が流れることに。またフライ級でザルク・アダシェフと対戦予定だったらイアン・ベノイトが、4ポンドオーバーでアダシェフが対戦を飲まず、イベント前日に2試合が消滅することとなった。


メインはマリナ・ホドリゲス✖ミッシェレ・ウォーターソンという女子フライ級になった今大会から、メインカードとプレリミの気になるファイターをピックアップしたい。

メインカードからはニール・マグニーと戦うジェフ・ニールだ。LFA~コンテンダーシリーズを経てUFCと契約という北米ステップアップの王道を歩んできたニールは、オクタゴンでも5連勝を達成──も、昨年12月にスティーブン・トンプソンに判定負けを喫している 。

再び上昇気流に乗りたいニールの最大の武器は、強烈なパワーを誇る左ストレートと、そのパンチの距離で放たれる左ハイキックだ。ボクシングの間合いで、見えないところから対戦相手を捉えるハイは、パンチとの相乗効果でニールのKO率を高めてきた。

それでいて乱打戦のかなかでのテイクダウン能力も高く、長身&ボディロックテイクダウンの強いマグニーに対して、ニールが自身の間で戦うことができるか見ものだ。マグニーをフィニッシュできれば、トップ5との対戦が楽しみになる。

プレリミからはオープニングバウトで、クリスチャン・アギレラと相対するカールストン・ハリスが気になる。今回がUFCデビュー戦となるガイアナ人ファイターのハリスは、リオデジャネイロでマーシオ・クロマドを師事するルタリーブリ戦士だ。

修斗ブラジル、ビテッチ・コンバッチ、WOCSという人材育成大会を経て、BRAVE CFではジャラ・フセイン・アルシラウィに敗れたもののウェルター級王座挑戦歴もある。その後、ブラジルでの2試合を挟み、今年の1月にはUAE Warriorsでカビブ・ヌルマゴメドフ率いるEagle FCウェルター王者セイジド・イザガクマエフをアナコンダ・チョークで破っている。

ハリスの師クロマドといえばギロチン。その師匠譲りのノーアーム&アームインから、ルタリーブリ・スペシャル=アナコンダ、そしてダースと多彩なフロント系の絞めが、世界最高峰で得意技として通用するのか──非常に興味深い。

■視聴方法(予定)
5月9日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN24計量結果

<女子フライ級/5分5R>
マリナ・ホドリゲス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ミッシェレ・ウォーターソン: 125ポンド(56.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<ヘビー級/5分3R>
モーリス・グリーン: 237ポンド(107.5キロ)
マルコ・ホジェリオ・デリマ: 264.5ポンド(119.97キロ)

<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェヘイラ: 160.5ポンド(72.8キロ)
グレゴール・ギレスピー: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・ヒーバス: 115.5ポンド(52.38キロ)
アンジェラ・ヒル: 116ポンド(52.62キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 186ポンド(84.37キロ)
カイル・ダウカウス: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
マイク・トリザノ(米国)
ルドヴィット・クライン(スロバキア)

<ミドル級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 186ポンド(84.37キロ)
パク・ジュンヨン: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
クリスチャン・アギレラ: 170.5ポンド(77.34キロ)
カールストン・ハリス: 170.5ポンド(77.34キロ)

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EFC32 other MMA Report UAEW15 カールストン・ハリス セイジド・イザガクマエフ ブログ

【UAEW15&EFC32】マーシオ・クロマドの教え子ハリスが、ヌルマゴ軍ウェルター級王者をアナコンダで破る

<ウェルター級/5分3R>
カールストン・ハリス(ガイアナ)
Def.2R2分56秒by アナコンダチョーク
セイジド・イザガクマエフ(ロシア)

ガイアナのルタリーブリ戦士ハリスに対するは、EFCウェルター級王者のイザガクマエフ。様子見の序盤、ハリスが右ミドルハイを繰り出す。さらに左ジャブを伸ばしたハリスに対し、イザガクマエフは見る状態が続く。ハリスが右を当て、イザガクマエフの前進に右を狙う。両者遠い距離での打撃を繰り出すハリス、ステップ踏んだかわすハリスという展開に。

イザガクマエフの左ローに、ハリソンが左ジャブを当てる。パンチで姿勢を乱したハリスが、そのままダブルレッグを決める。立ち上がったイザガクマエフは離れて、左を当てシングルレッグへ。テイクダウンを取り返したイザガクマエフは、トップのまま初回を終えた。

2R、序盤の打撃戦で左ボディを当てたハリスが、イザガクマエフのテイクダウン狙いを切ってがぶり肩口にヒザを入れる。そのまま小外刈りでテイクダウン狙ったイザガクマエフだが、ハリスが上取ってマウントへ。足を戻したイザガクマエフは、クローズドガードを取り細かいパウンドを被弾する。

イザガクマエフは腕十字、腕を抜いたハリスがスクランブルでがぶってアナコンダチョークへ。反時計回りにイザガクマエフに体を寄せていった──マーシオ・クロマドの教え子がタップを奪った。


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